説明

基板アセンブリ及び基板アセンブリを備える電子機器

【課題】基板における挟持部材の実装位置の自由度に制約が生じることを低減する。
【解決手段】基板アセンブリは、基板と、壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、前記壁板部は、前記基板の垂直方向に形成された切り欠きにより複数の分割領域が形成され、前記挟持部材は、前記分割領域を挟持する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、基板アセンブリ及び基板アセンブリを備える電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
携帯電話等の電子機器では、基板にケース部材を固定することがある。携帯電話において用いられるケース部材として、例えば、壁板部と対向板部とが一体成形された1ピース構造のものが存在する。このような1ピース構造のケース部材は、基板上に取り付けられた挟持部材により固定される。挟持部材は、ケース部材の壁板部を弾性力により挟持することで基板上に固定する。例えば、下記特許文献には、この挟持部材を用いて基板とケース部材とを固定する構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003−110274号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術における挟持部材は、基板においてケース部材の壁板部に対応する位置に実装されるため、実装位置の自由度に制約が生じる。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、基板における挟持部材の実装位置の自由度に制約が生じることを低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明では、基板アセンブリに係る第1の解決手段として、基板と、壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、前記壁板部は、前記基板の垂直方向に形成された切り欠きにより複数の分割領域が形成され、前記挟持部材は、前記分割領域を挟持するという手段を採用する。
【0007】
本発明では、基板アセンブリに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、複数の前記挟持部材を具備し、複数の挟持部材は、前記複数の分割領域各々を挟持するという手段を採用する。
【0008】
本発明では、基板アセンブリに係る第3の解決手段として、上記第1または第2の解決手段において、前記ケース部材は、前記壁板部として前記対向板部の縁部に対して内部側の領域に内部壁板部を有し、前記挟持部材は、前記内部壁板部の前記分割領域を挟持するという手段を採用する。
【0009】
本発明では、基板アセンブリに係る第4の解決手段として、基板と、壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、前記壁板部は、前記挟持部材による挟持部分の横断面において端よりも内側の厚みが厚くなるように形成されているという手段を採用する。
【0010】
本発明では、基板アセンブリに係る第5の解決手段として、壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、前記挟持部材は、前記基板との接触部と前記壁板部に当接する当接部との間に前記基板の水平方向に沿ったスリットが形成されているという手段を採用する。
【0011】
本発明では、基板アセンブリに係る第6の解決手段として、上記第1〜5のいずれかの解決手段において、前記基板は基準電位部を有し、前記ケース部材及び前記挟持部材は導電性を有する部材で構成され、前記ケース部材は、前記挟持部材を介して前記基準電位部に電気的に接続されているという手段を採用する。
【0012】
また、本発明では、電子機器に係る第1の解決手段として、上記第1〜6のいずれかの解決手段を採用する基板アセンブリを備えるという手段を採用する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、シールドケースの前記壁板部が、基板における挟持部材の自由度に制約が生じることを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】本発明の第1実施形態に係る基板アセンブリAのシールドクリップ3の配置状態を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る基板アセンブリAのシールドケース4設置前(a)及び設置後(b)を示す斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る基板アセンブリAのシールドケース4の壁板部4aの横断面図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る基板アセンブリAのシールドケース4の壁板部4aの形状(a)及び壁板部4aの形状の変形例(b)を示す図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る基板アセンブリAの変形例を示す図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る基板アセンブリBのシールドケース4の壁板部4aの横断面図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る基板アセンブリCのシールドクリップ3を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
第1実施形態に係る基板アセンブリAは、携帯端末の内部の電子基板において用いられ、図1及び図2に示すように、基板1、電子回路2、シールドクリップ3−1〜3−6及びシールドケース4を備える。
【0016】
基板1は、矩形状の多層基板であり、ガラスエポキシ樹脂などの絶縁体を基材として各層に信号パターン、グランドパターン(基準電位部)及び電源パターンが形成されている。電子回路2は、マイクロプロセッサなどの集積回路であり、基板1上に取り付けれ、基板1の信号ラインに接続されている。
【0017】
シールドクリップ(挟持部材)3−1〜3−6は、弾性を有する導電性の板材が対称的に折り曲げられて対向するように形成されたものであり、図1及び図2(a)に示すように基板1上における電子回路2の周囲に配置され、弾性力によりシールドケース4を挟持する。シールドクリップ3−1〜3−6は、半田により基板1上に固定されることで基板1のグランドパターンに接続されており、シールドケース4により吸収されたノイズを基板1のグランドに吸収させる。なお、シールドクリップ3−2,3−4は、図1に示すように、斜めにずれて実装されている。
【0018】
シールドケース4(ケース部材)は、鉄やニッケルなどの合金からなり、基板1上の電子回路2を覆うことにより電磁波などの外部からのノイズから電子回路2を保護し、また電子回路2から発生するノイズが外部に伝播することを防止するとともに薄型化によって生じる携帯端末の強度不足を補うものである。シールドケース4は、基板1の電子回路2の周囲を取り囲む壁板部4aと壁板部4aに直交するとともに基板1に対向する対向板部4bとから構成されている。壁板部4aは、図2に示すように基板1の垂直方向に形成されたスリット4cにより複数の分割領域4dが形成されている。
【0019】
図2(b)に示すように、シールドケース4が基板1上に配置された状態で、分割領域4dは、シールドクリップ3‐1〜3‐6各々に挟持される。従来のように壁板部4aに分割領域4dが形成されていないものであれば、斜めにずれて(対向板部4bの平面視で壁板部4aが延びる方向と所定の角度で交わって)実装されたシールドクリップ3−2,3−4に壁板部4aから大きな負荷がかかって半田クラックが発生し、シールドクリップ3−2,3−4が破損する場合がある。これに対して本実施形態に係る基板アセンブリAでは、図3(a)に示すように分割領域4dがシールドクリップ3−2,3−4の実装された向きに応じてねじれるために、シールドクリップ3−2,3−4の半田にかかる負荷が緩和され、半田クラックが発生する可能性が低減される。また、基板1においてシールドクリップ3の実装位置の自由度に制約が生じることを低減できる。
【0020】
また、上述した壁板部4aでは、図4(a)に示すように、スリット4cにより壁板部4aの基板1側(下側)が分断されているが、図4(b)に示すように、壁板部4aの強度を保つために壁板部4aの基板1側が分断されないスリット4cにより分割領域4dを形成してもよい。
【0021】
ここで、スリット4cは、壁板部4aの基板1側の端部から対向板部4bに向って厚さ方向に貫通して形成されている。壁板部4aは、複数の分割領域4d同士が対向する対向面40a及び40bを有する。対向面40a及び対向面40bは、スリット4cの一部を構成する。対向面40bは、壁板部4aがシールドクリップ3により基板1に対して固定された状態で対向面40aと当接する。
具体的には、図3(b)に示すように、壁板部4aの厚さをα、分割領域4dの長さをβとし、2つのスリット4cの長さをそれぞれL1,L2とすると、下記式(a)を満たすような構造であればよい。
β+L1+L2≦√(α+β)…(a)
【0022】
このように、壁板部4aに厚さ方向に貫通するスリット4cを形成して分割領域4dを形成することで、簡素な構成でシールドクリップ3‐2,3‐4の破損を低減できる。ただし、シールドケース4にスリット4cを形成したことでシールド性が低下することが考えられる。その場合には、壁板部4aがシールドクリップ3‐2,3‐4に挿入されたときに対向面40bが対向面40aに当接するような構成にすることで、シールドケース4のシールド性が停会することを抑制できる。
【0023】
次に、第1実施形態に係る基板アセンブリAの変形例について説明する。
例えば、図5(a)に示す基板アセンブリAのように、シールドケース4の内部に2つの電子回路2を隔てる壁板部として内部壁板部4eを設けた場合に、電子回路2の間にシールドクリップ3を配置する。なお、図示しないが壁板部4aは、シールドクリップ3‐1〜3‐6に挟持されている。シールドケース4がシールドクリップ3に嵌め込まれると、内部壁板部4eの分割領域4dは、図5(b)に示すように、シールドクリップ3に挟持される。
これにより、シールドクリップ3が斜めにずれて実装された場合であっても、シールドクリップ3の半田にかかる負荷が低減される。内部壁板部4eは、外部の壁板部4aが基板1に実装される際に外力の逃げ場が少なく、また一方の電子部品から他方の電子部品へのノイズがいかないよう両者を隔てているので、本発明は有効である。
【0024】
以上説明したように、第1実施形態に係る基板アセンブリAでは、壁板部4a及び内部壁板部4eの基板1の垂直方向に形成されたスリット4cにより複数の分割領域4dが形成され、シールドクリップ3、3‐1〜3‐6が分割領域4dを挟持するので、一部のシールドクリップがシールドケース4の壁板部4aまたは内部壁板部4eに対して斜めにずれて実装された場合でも、当該シールドクリップに挟持された分割領域がねじれるために、シールドクリップの半田にかかる負荷が緩和されるので、シールドクリップに半田クラックが発生する可能性が低減される。すなわち、基板アセンブリAでは、シールドクリップが斜めにずれて実装されても問題ないので、シールドクリップの実装位置の自由度の制約を低減できる。また、シールドケース4の壁板部4aに対して外力が加わった場合でも、分割領域のねじれにより外力が分散されるので、シールドクリップに半田クラックが発生して、シールドクリップが破損する可能性が低減される。
【0025】
〔第2実施形態〕
次に、第2実施形態について説明する。
第2実施形態に係る基板アセンブリBは、シールドケース4の壁板部4aの形状において上記第1実施形態の基板アセンブリAと相違する。したがって、基板アセンブリBにおいて第1実施形態の基板アセンブリAと同一の機能構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0026】
シールドケース4の壁板部4aは、図6(a)に示すように、シールドクリップ3の長さ方向の端部に対応する領域に切り欠きが形成されている。すなわちシールドクリップ3による挟持部分4fの横断面において端よりも内側の厚みが厚くなるように形成されている。従来のように平らな壁板部4aがシールドクリップ3によって挟持されると、斜めにずれて実装されたシールドクリップ3に壁板部4aから大きな負荷がかかって半田クラックが発生する場合があるが、基板アセンブリBでは、図6(b)に示すように挟持部分4fの端よりも内側の厚みが厚いために、挟持部分4fの端とシールドクリップ3との間に隙間が生じてシールドクリップ3にかかる負荷が緩和され、シールドクリップ3に半田クラックが発生する可能性が低減される。
【0027】
以上説明したように、第2実施形態に係る基板アセンブリBでは、シールドケース4の壁板部4aの挟持部分4fの横断面において端よりも内側の厚みが厚くなるように形成されているので、シールドクリップ3がシールドケース4の壁板部4aに対して斜めにずれて実装された場合でも、挟持部分4fの内側と端との厚みの違いにより生じた隙間によってシールドクリップ3の半田にかかる負荷が緩和されるので、シールドクリップ3に半田クラックが発生する可能性が低減される。これにより、シールドケース4の安定性を向上させることができる。すなわち、基板アセンブリBでは、シールドクリップ3が斜めにずれて実装されても問題ないので、シールドクリップ3の実装位置の自由度の制約を低減できる。また、シールドケース4の壁板部4aに対して外力が加わった場合でも、挟持部分4fの内側と端との厚みの違いにより生じた隙間によって外力が分散されるので、シールドクリップ3に半田クラックが発生してシールドクリップ3が破損する可能性が低減される。
【0028】
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることなく、例えば以下のような変形が考えられる。
(1)第2実施形態では、図6に示すように挟持部分4fの端を内側よりも薄くすることで生まれた端と内側との厚みの違いによって挟持部分4fとシールドクリップ3との間に隙間生み出したが、本発明はこれに限定されない。例えば、平板の壁板部4aに対して半田などにより挟持部分4fの内側(シールドクリップ3の長さ方向において端部より内側)に凸部を設けることで、端と内側との厚みの違いを生み出すようにしてもよい。
【0029】
〔第3実施形態〕
次に、第3実施形態について説明する。
第3実施形態に係る基板アセンブリCは、シールドクリップ3の形状において上記第1実施形態及び第2実施形態と相違する。したがって、基板アセンブリCにおいて第1実施形態及び第2実施形態と同一の機能構成要素には同一符号を付し、説明を省略する。
【0030】
シールドクリップ3は、壁板部4aに当接する当接部3aと基板1との接触部3bとの間に基板1の水平方向に沿ったスリット3cが形成されている。例えば、シールドクリップ3には、図7に示すように、基板1との接触部3b近傍にスリット3cが形成されている。従来のようにシールドクリップ3にスリット3cが形成されていないものであれば、斜めにずれて実装されたシールドクリップ3に壁板部4aから大きな負荷がかかって半田クラックが発生する場合があるが、基板アセンブリCでは、シールドクリップ3自体がねじれるために、シールドクリップ3の半田にかかる負荷が緩和され、シールドクリップ3に半田クラックが発生する可能性が低減される。
【0031】
以上説明したように、第3実施形態に係る基板アセンブリCでは、シールドクリップ3の当接部3aと接触部3bとの間に基板1の水平方向に沿ったスリット3cが形成されているので、シールドクリップ3がシールドケース4の壁板部4aに対して斜めにずれて実装された場合でも、シールドクリップ3自体がねじれるために、シールドクリップ3にかかる負荷が緩和され、シールドクリップに半田クラックが発生する可能性が低減される。これにより、シールドケースの安定性を向上させることができる。すなわち、基板アセンブリCでは、シールドクリップ3が斜めにずれて実装されても問題ないので、シールドクリップ3の実装位置の自由度の制約を低減できる。また、シールドケース4の壁板部4aに対して外力が加わった場合でも、シールドクリップ3のねじれによって外力が分散されるので、シールドクリップ3に半田クラックが発生してシールドクリップ3が破損可能性が低減される。
【0032】
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
【0033】
例えば、本実施形態においては、シールドクリップ3及びシールドケース4は、導電性を有する部材で構成されているが、本発明はこれに限定されず、ケース部材の壁板部を挟持部材により挟持することでケース部材を基板に固定する構成であれば、両者が導電性を有する部材で構成されていなくてもよい。
【0034】
また、本実施形態においては、スリット4cは、壁板部4aにおいて基板1に対して垂直な方向に形成されているが、本発明はこれに限定されず、壁板部4aのシールドクリップ3への装着方向(挿入方向)成分を有する向きに形成されたスリット4cにより壁板部4aが複数の部分(領域)に分割され、各々の部分が挟持部材により挟持される構成であれば、スリット4cが基板1に対して垂直に形成されていなくてもよい。
【0035】
また、本実施形態においては、スリット4cは壁板部4aにおいて複数形成されているが、本発明はこれに限定されず、1つのスリット4cにより分割領域4dが形成されていてもよい。
【0036】
また、本実施形態においては、シールドクリップ3‐2は、シールドクリップ3‐1に対して(すなわち、壁板部4aに対して)所定の角度をなして基板1に実装されており、これらのシールドクリップに対してシールドケース4の壁板部4aが挿入され挟持される構成について説明を行っているが、本発明はこれに限定されずに、全てのシールドクリップが壁板部4aの長さ方向に沿って実装されていてもよい。
【0037】
なお、近年、電子機器の小型化の要請などにより、基板上の電子部品のレイアウトに制限が係る場合がある。基板上の電子部品のレオアウトの自由化を目的としてシールドクリップを斜めに実装する場合であっても、本発明は有効である。
【符号の説明】
【0038】
A,B,C…基板アセンブリ、1…基板、2…電子回路、3‐1〜3‐6,3…シールドクリップ、3a…当接部、3b…接触部、3c…スリット、4…シールドケース、4a…壁板部、4b…対向板部、4c…スリット、4d…分割領域、4e…内部壁板部、4f…挟持部分、40a,40b…対向面


【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板と、
壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、
前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、
前記壁板部は、前記基板の垂直方向に形成された切り欠きにより複数の分割領域が形成され、
前記挟持部材は、前記分割領域を挟持することを特徴とする基板アセンブリ。
【請求項2】
複数の前記挟持部材を具備し、
複数の挟持部材は、前記複数の分割領域各々を挟持することを特徴とする請求項1に記載の基板アセンブリ。
【請求項3】
前記ケース部材は、前記壁板部として前記対向板部の縁部に対して内部側の領域に内部壁板部を有し、
前記挟持部材は、前記内部壁板部の前記分割領域を挟持することを特徴とする請求項1または2に記載の基板アセンブリ。
【請求項4】
基板と、
壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、
前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、
前記壁板部は、前記挟持部材による挟持部分の横断面において端よりも内側の厚みが厚くなるように形成されていることを特徴とする基板アセンブリ。
【請求項5】
壁板部及び前記基板に対向する対向板部から構成されたケース部材と、
前記基板上に実装され、前記ケース部材の壁板部を挟持する挟持部材とを具備し、
前記挟持部材は、前記基板との接触部と前記壁板部に当接する当接部との間に前記基板の水平方向に沿ったスリットが形成されていることを特徴とする基板アセンブリ。
【請求項6】
前記基板は基準電位部を有し、
前記ケース部材及び前記挟持部材は導電性を有する部材で構成され、
前記ケース部材は、前記挟持部材を介して前記基準電位部に電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の基板アセンブリ。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の基板アセンブリを備えることを特徴とする電子機器。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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