説明

報知装置

【課題】電子機器の状態を報知する報知装置において、光源部から外装部の光透過部へ向けて照射される光の漏れ及び無駄なく光を供給可能とし、電子機器の状態を確実に報知することを目的としている。
【解決手段】光源部から照射される光が光透過部を通り外部へ透過することで電子機器の状態を報知する報知装置であって、前記光源部と間隔をあけて配置され、前記光透過部を有する外装部と、前記光源部の周囲から前記外装部まで至る筒状部材であるとともに、該光源部から照射される照射光を内面で反射させながら前記光透過部へ導く光ガイドと、を備えたことを特徴とする報知装置。また、前記光源部と前記基板との間に設けられるスペーサーを備え、前記光ガイドと前記スペーサーの接触面には該光ガイド及び該スペーサーが互いに係合可能な係合部を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、光源部から照射される光が光透過部を通り外部へ透過することで電子機器の状態を報知する報知装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
多くの電子機器には非常事態や現在の状態を知らせるための報知部が存在する。装置の状態を報知する方法の1つとして光を用い、外装パネルの内部にある光源部から照射された光を外装パネルに設けられた光透過部から透過する方法がある。近年では、光源部にはLEDが用いられている。光源部はスペーサーで支持されつつ基板に装着され、光源部を挟むようにして、基板と対向する位置に光源部と間隔をあけて外装パネルが装着される。外装パネルには光源部からの照射光を外部に透過可能な光透過部が設けられている。
【0003】
光透過部は光源部から間隔をあけて設けられているので、光源部から照射される光が光透過部に届くまでに発散してしまい、透過光が低減することもある。透過光が低減してしまっては、ユーザにとってみにくい状態となり、電子機器の状態がユーザに報知されにくいのでよくない。そのため、非常事態などを報知するために用いられる赤色の光は割と見えやすいが、装置の状態を報知するために用いられる黄色や緑色の光は日中の明るい部屋では見えにくいという問題があった。
【0004】
そこで特許文献1のように、テレビの受信機等において、LEDと、基板に取付けられたLEDの光を通す導光ボスと、光を外部から見るレンズ窓を有する透明のプラスチック樹脂で一体成形したLEDレンズとから成り、導光ボスの端面をLEDに接近させて光の透過を良くしたことを特徴とするLEDレンズ導光装置がある。しかし、特許文献1では、導光ボスの端面をLEDに接近させてはいるものの、LEDの周囲を導光ボスにより完全に覆ってはいない。
【特許文献1】実開平4−81101号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記LEDレンズ導光装置では、導光ボスを用いて光源部から照射される光を導いてもLEDの周囲を導光ボスにより完全に覆っていないことで、光源部から照射される光に漏れが生じている。よって、本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、電子機器の状態を報知する報知装置において、光源部から外装部の光透過部へ向けて照射される光の漏れ及び無駄なく光を供給可能とし、電子機器の状態を確実に報知することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の報知装置は、光源部から照射される光が光透過部を通り外部へ透過することで電子機器の状態を報知する報知装置であって、前記光源部と間隔をあけて配置され、前記光透過部を有する外装部と、前記光源部の周囲から前記外装部まで至る筒状部材であるとともに、該光源部から照射される照射光を内面で反射させながら前記光透過部へ導く光ガイドと、を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項2に記載の報知装置は、請求項1の報知装置において、前記光源部と前記基板との間に設けられるスペーサーを備え、前記光ガイドと前記スペーサーの接触面には該光ガイド及び該スペーサーが互いに係合可能な係合部を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0008】
請求項1に記載の報知装置によれば、光ガイドは光源部の周囲を覆いながら外装部の光透過部まで至っており、光源部から照射される光を漏れなく及び無駄なく光透過部まで導くことができる。これにより、黄色及び緑色いった一見日中では見にくいような色の光でも、ユーザが確実に認識することが可能となる。
【0009】
請求項2に記載の報知装置によれば、光源部と基板との間に間隔が空いていてもスペーサーにより光源部を支持することができる。また、光ガイドとスペーサーは互いに係合可能な係合部を備えることで、光ガイドの位置決め及び互いにズレのない固定が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
〔第1の実施形態〕
以下、本発明の実施形態に係る報知装置について図面に基づいて説明する。図1は、本実施例に係る報知装置1の構成を示す概略図である。電子機器と言えば、例えばスキャナ機能、コピー機能、プリンタ機能、FAX機能の一部又は全部を備えた複合機がある。それらの電子機器のエラー状態、通信の状態、節電の状態及び電源ON状態などを表す手段として図に示すような報知装置1がある。本報知装置1は、光源部3とリード線4,4とから成る発光体2と、光源部底面3aを支持するスペーサー5と、基板6と、光源部3と間隔をあけて配置された外装パネル8と、光ガイド11とから成る。
【0011】
発光体2は、光を照射する部分である1つの光源部3と、光源部3を支持する2本のリード線4,4から形成されるLED(Light
Emitting Diode)である。発光体2はスペーサー5により光源部底面3aを支持され、基板6に装着されている。リード線4が長いものはスペーサー5による支持がないと不安定になる。挿通孔7,7は基板6に設けられている。そして、リード線4,4は基板6に設けられた挿通孔7,7に挿通され、基板底面6aでハンダ付けして強く固定されている。スペーサー5の形状は発光体2のリード線4を収納可能且つ光源部3を支持できるものであれば形状は問わない。また、発光体2を形成するリード線4の本数及び挿通孔7の数は互いに対応する数が設けられているならば数は問わない。外装パネル8は、光源部3を挟むようにして、基板6と対向する位置に、光源部3と間隔をあけて装着される。外装パネル8は、光透過部9と光不透過部10からなる。光透過部9は光源部3から照射された光を透過する部分であり、光不透過部10は光を透過しない部分である。光透過部9は光源部3から照射される光を透過する樹脂を用いており、光不透過部10は光源部3から照射される光を透過しない樹脂を用いている。光透過部9は、光を透過するものであれば、透明色でも半透明色でも色は問わない。
【0012】
光源部3から照射された光を光透過部9へ漏れなく誘導するために光ガイド11が設けられている。光ガイド11は、円筒形の形状をしており、内面には光が反射可能な反射素材部12が用いられている。例えば、光ガイド11は光を効率よく通過させることができる素材であるガラスや樹脂を使用する。反射素材部12を用いることで、光源部3から照射される光を光ガイド11の内面で反射させながら、光透過部9まで導くことができる。光透過部9へ確実に光を導くために、光ガイド11の上端部分である光ガイド上面11aと外装パネル8は密接している。また、光透過部9は円形をしており、その直径は円形をした光ガイド11の内径と同径又は光ガイド11の内径よりも大きいことが望ましい。しかし、光透過部9の形状は円形に限定されない。
【0013】
光ガイド11は、光源部3の最大径部分の周囲を囲み、光源部3の全てを覆うように設けられている。すなわち、光ガイド11の下端は光源部底面3aと同じ高さまで延びており、光源部3の全てが光ガイド11の内部空間内に位置している。よって光源部3から照射される光を光透過部9まで漏れることなく導くことができる。光ガイド11の内径は、大きすぎては光の反射空間を広げてしまうことになり、光ガイド11を設ける意味がなくなってしまうので小さい径のものが良い。例えば、光ガイド11の内径は光源部3の最大径の2倍以内が望ましい。
【0014】
光ガイド11の下端部分である光ガイド底面11bには2つの凸部13,13が設けられており、スペーサー5には凸部13,13と対応する形状の凹部14,14が2つ設けられている。凸部13,13と凹部14,14は互いに係合しており、光ガイド底面11bとスペーサー5は密接して配置される。2つずつ設けられた凸部13及び凹部14は、凸部13が凹部14に入り込むことにより強く係合している。よって光ガイド11がスペーサー5から外れにくくなっている。凸部13及び凹部14の個数は、2つ設けられるのが望ましいが、それぞれ対応する個数があれば数は問わない。また、形状に関しても係合可能であれば、形状は問わない。凸部13と凹部14が係合されることによって光ガイド底面11bはスペーサー5との間に隙間を作らず強く固定される。
【0015】
光ガイド上面11aは外装パネル8と密接し、光ガイド底面11bはスペーサー5と密接することで、光源部3から照射された光は光ガイド底面11bからも光ガイド上面11aからも漏れることなく光透過部9へと導かれる。光が漏れる無駄が無いので大変効率が良い。
【0016】
図2は、図1に示す光ガイド11単体を示した斜視図である。図2は、円筒形状の光ガイド11を光ガイド底面11b側の斜め下方から見ている図である。光ガイド11は、内径及び外径の大きさがそれぞれ軸方向に一定な円筒形状である。すなわち、光ガイド11の厚みは均一である。光ガイド底面11bには、スペーサー5と係合可能な2つの凸部13,13が設けられている。凸部13,13は配置されたときのバランスをよくするために、円周方向に約180度離れた位置に設けられている。また、円筒形状の光ガイド11の厚さは、光ガイド底面11bに凸部13,13が設けられる程の厚みが必要である。
【0017】
〔第2の実施形態〕
図3は、報知装置20に光ガイド21を用いた構成を示す概略図である。図1と共通部品の説明は重複を避けるため省略する。光源部3から照射された光を光透過部9へ漏れなく誘導するために光ガイド21が設けられている。光ガイド21は、上端部から中央部にかけては円筒形をした大径部22からなり、下端部は円筒形をした小径部23からなる。光ガイド21の内面には反射可能な反射素材部12が用いられている。光透過部9へ確実に光を導くために、光ガイド21の上端部分である光ガイド上面21aと外装パネル8は密接している。
【0018】
円筒形状をした大径部22は、光源部3の最大径部分の周囲を囲み、光源部3の全てを覆うように設けられている。すなわち、大径部22の下端は光源部底面3aと同じ高さまで延びており、光源部3の全てが光ガイド21(大径部22)の内部空間内に位置している。よって光源部3から照射される光を光透過部9まで漏れることなく導くことができる。光ガイド21の大径部22は、大きすぎては光の反射空間を広げてしまうことになり、光ガイド21を設ける意味がなくなってしまうので小さい径のものが良い。例えば、光ガイド21の大径部22の内径は光源部3の最大径の2倍以内が望ましい。
【0019】
一方、円筒形状をした小径部23は、スペーサー5と嵌合している。光ガイド21は、スペーサー5で小径部23を囲み込むように設置される。光ガイド21の小径部23の小径部外面24には2つの凸部25,25が設けられており、スペーサー5には凸部25,25と対応する形状の凹部26,26が2つ設けられている。凸部25,25と凹部26,26は互いに係合している。光ガイド21の小径部外面24とスペーサー5は密接して配置される。2つずつ設けられた凸部25及び凹部26の一方同士は確実に係合し、他方同士は遊びを持って係合される。凸部25及び凹部26の個数は、2つ設けられるのが望ましいが、それぞれ対応する個数があれば数は問わない。また、形状に関しても係合可能であれば、形状は問わない。発光体2は光ガイド21に設けられた光源部支持面21bにより光源部底面3aを支持され、基板6に装着されている。光源部支持面21bは、大径部22と小径部23との繋ぎ部分に設けられ、大径部22と小径部23との内径の大きさの差を利用した段差に当たる部分である。
【0020】
光ガイド上面21aは外装パネル8と密接し、光源部底面3aは光源部支持面21bと密接することで、光源部3から照射された光は小径部外面24からも光ガイド上面21aからも漏れることなく光透過部9へと導かれる。光が漏れる無駄が無いので大変効率が良い。また、光源部3と光ガイド21とが密接しているので、スペーサー5と小径部外面24との間に僅かな隙間が存在したとしても光は漏れることはない。
【0021】
図4は、図3に示す光ガイド21単体を示した斜視図である。光ガイド21は、上端部から中央部にかけては円筒形をした大径部22からなり、下端部は円筒形状をした小径部23からなる。光ガイド21は、径の大きさが大小それぞれ異なる円筒形状の部材が軸方向に連結した形状をしている。大径部22及び小径部23は、内径及び外径の大きさがそれぞれ軸方向に一定な円筒形状である。図3は、光ガイド21を光ガイド上面21a側の斜め上方から見ている図である。光ガイド21の小径部外面24には、スペーサー5と係合可能な2つの凸部25,25が設けられている。凸部25,25は配置されたときにバランスをよくするために、光ガイド21の円周方向に約180度離れた位置に設けられている。また、円筒形状の光ガイド21の大径部22及び小径部23の厚さは、それぞれ均一である。さらに大径部22と小径部23の繋ぎ部分には、大径部22の内径と小径部23の内径の大きさの差の分だけの繋ぎ面である光源部支持面21bがある。光源部支持面21bは平坦且つ光源部3を支持するためだけの面積が必要である。
【0022】
〔第3の実施形態〕
図5は、報知装置30に光ガイド31を用いた構成を示す概略図である。図1と共通部品の説明は重複を避けるため省略する。光源部3から照射された光を光透過部9へ漏れなく誘導するために光ガイド31が設けられている。上端部から中央部にかけては円筒形をした小径部32、下端部は円筒形をした大径部33からなる光ガイド31は、内面には反射可能な反射素材部12が用いられている。光透過部9へ確実に光を導くために、光ガイド31の上端部である光ガイド上面31aと外装パネル8は密接している。
【0023】
円筒形状をした小径部32は、光源部3の最大径部分の周囲を囲み、光源部3の全てを覆うように設けられている。すなわち、小径部32の下端は光源部底面3aと同じ高さまで延びており、光源部3の全てが光ガイド31(小径部32)の内部空間内に位置している。よって光源部3から照射される光を光透過部9まで漏れることなく導くことができる。光ガイド31の小径部32は、大きすぎては光の反射空間を広げてしまうことになり、光ガイド31を設ける意味がなくなってしまうので小さい径ものが良い。例えば、光ガイド31の小径部32の内径は光源部3の最大径の2倍以内が望ましい。
【0024】
一方、円筒形状をした大径部33は、スペーサー5と嵌合している。光ガイド31は、大径部33の内面でスペーサー5を囲み込むように設置される。光ガイド31の大径部22の大径部内面34には2つの凸部35,35が設けられており、スペーサー5には凸部35,35と対応する形状の凹部36,36が2つ設けられている。凸部35,35と凹部36,36は互いに係合している。光ガイド31の大径部内面34とスペーサー5は密接して配置される。2つずつ設けられた凸部35及び凹部36の一方同士は確実に係合し、他方同士は遊びを持って係合される。凸部35及び凹部36の個数は、2つ設けられるのが望ましいが、それぞれ対応する個数があれば数は問わない。また、形状に関しても係合可能であれば、形状は問わない。発光体2はスペーサー5により光源部底面3aを支持され、基板6に装着されている。小径部32と大径部33との繋ぎ部分に設けられた、小径部32と大径部33との内径の大きさの差を利用した段差に当たる接触面37は、スペーサー5の上面と接する。
【0025】
光ガイド上面31aは外装パネル8と密接し、光源部底面3aがスペーサー5の上面と密接することで、光源部3から照射された光は大径部内面34からも光ガイド上面31aからも漏れることなく光透過部9へと導かれる。光が漏れる無駄が無いので大変効率が良い。また、光源部3とスペーサー5とが密接しているので、スペーサー5と大径部内面34との間に僅かな隙間が存在したとしても光は漏れることはない。
【0026】
光ガイド31は、上端部から中央部にかけては円筒形をした小径部32からなり、下端部は円筒形状をした大径部33からなる。光ガイド31は、径の大きさが大小それぞれ異なる円筒形状の部材が軸方向に連結した形状をしている。小径部32及び大径部33は、内径及び外径の大きさがそれぞれ軸方向に一定な円筒形状である。光ガイド31の大径部内面34には、スペーサー5と係合可能な2つの凸部35,35が設けられている。凸部35,35は配置されたときにバランスをよくするために、光ガイド31の円周方向に約180度離れた位置に設けられている。また、円筒形状の光ガイド31の小径部32及び大径部33の厚さは、それぞれ均一である。さらに小径部32と大径部33の繋ぎ部分には、小径部32の内径と大径部33の内径の大きさの差の分だけの繋ぎ面である、スペーサー5との接触面37がある。
【0027】
〔第4の実施形態〕
図6は、報知装置40に光ガイド41を用いた構成を示す概略図である。図1と共通部品の説明は重複を避けるため省略する。光源部3から照射された光を光透過部9へ漏れなく誘導するために光ガイド41が設けられている。ガイド41は、円筒形の形状をしており、内面には反射可能な反射素材部12が用いられている。光透過部9へ確実に光を導くために、光ガイド41の上端部である光ガイド上面41aと外装パネル8は密接している。
【0028】
円筒形状をした光ガイド41は、光源部3の最大径部分の周囲を囲み、光源部3の全てを覆うように設けられている。すなわち、光ガイド41の下端は光源部底面3aと同じ高さまで延びており、光源部3の全てが光ガイド31の内部空間内に位置している。よって光源部3から照射される光を光透過部9まで漏れることなく導くことができる。光ガイド41の内径は、大きすぎては光の反射空間を広げてしまうことになり、光ガイド41を設ける意味がなくなってしまうので小さい径ものが良い。例えば、光ガイド51の内径は光源部3の最大径の2倍以内が望ましい。
【0029】
光ガイド41の下端部である光ガイド底面41bには2つの凸部42,42が設けられており、基板6には凸部42,42と対応する形状の凹部43,43が2つ設けられている。凸部42,42と凹部43,43は互いに係合しており、光ガイド底面41bと基板6は密接して配置される。2つずつ設けられた凸部42及び凹部43の一方同士は確実に係合し、他方同士は遊びを持って係合される。凸部42及び凹部43の個数は、2つ設けられるのが望ましいが、それぞれ対応する個数があれば数は問わない。また、形状に関しても係合可能であれば、形状は問わない。
【0030】
光ガイド上面41aは外装パネル8と密接し、光ガイド底面41bは基板6と密接することで、光源部3から照射された光は光ガイド底面41bからも光ガイド上面41aからも漏れることなく光透過部9へと導かれる。光が漏れる無駄が無いので大変効率が良い。光ガイド41の形状の詳細については図2と同様である。
【0031】
〔第5の実施形態〕
図7は、報知装置50に光ガイド51及び外装パネル52を用いた構成を示す概略図である。図7に示す例は、光が透過する素材である光透過部53のみから形成されている外装パネル52を使用した場合の例である。光ガイド51はこの場合にも使用可能である。
【0032】
以上より、光ガイドが光源部の周囲を覆いながら外装部の光透過部まで至ることで、光源部から照射される光を漏れなく及び無駄なく光透過部まで導くことができる。よって、黄色及び緑色いった一見日中では見にくいような色の光も、外部から確実に認識することが可能となる。また、光源部を支持するスペーサーと光ガイドとを互いに結合可能にする係合部を備えるので、位置決め及び互いにズレのない固定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】第1の実施例を示す概略図
【図2】光ガイド11単体を示した斜視図
【図3】第2の実施例を示す概略図
【図4】光ガイド21単体を示した斜視図
【図5】第3の実施例を示す概略図
【図6】第4の実施例を示す概略図
【図7】第5の実施例を示す概略図
【符号の説明】
【0034】
1,20,30,40,50, 報知装置
2 発光体
3 光源部
3a 光源部底面
4 リード線
5 スペーサー
6 基板
6a 基板底面
7 挿通孔
8 外装パネル
9 光透過部
10 光不透過部
11,21,31,41,51, 光ガイド
11a,21a,31a,41a,51a 光ガイド上面
11b 光ガイド底面
12 反射素材部
13,25,35,45, 凸部
14,26,36,46, 凹部
21b,51b 光ガイド底面
22 大径部
23 小径部
24 小径部外面
32 小径部
33 大径部
34 大径部内面
37 接触面
42 小径部
43 大径部
44 円筒形大径部
44a 円筒形大径部内面
47 接触面
62 外装パネル
63 光透過部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源部から照射される光が光透過部を通り外部へ透過することで電子機器の状態を報知する報知装置であって、
前記光源部と間隔をあけて配置され、前記光透過部を有する外装部と、
前記光源部の周囲から前記外装部まで至る筒状部材であるとともに、該光源部から照射される照射光を内面で反射させながら前記光透過部へ導く光ガイドと、
を備えたことを特徴とする報知装置。
【請求項2】
前記光源部と前記基板との間に設けられるスペーサーを備え、
前記光ガイドと前記スペーサーの接触面には該光ガイド及び該スペーサーが互いに係合可能な係合部を備えたことを特徴とする請求項1記載の報知装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2010−97014(P2010−97014A)
【公開日】平成22年4月30日(2010.4.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−268227(P2008−268227)
【出願日】平成20年10月17日(2008.10.17)
【出願人】(000006297)村田機械株式会社 (4,916)
【Fターム(参考)】