説明

塗布具

【課題】先端部から不測に塗布液が飛散しないと共に、筆繊維が溝に嵌り込む不具合を防止できる塗布具を提供する。
【解決手段】塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部14を有する塗布具において、塗布部14の外周面側から前記塗布部14の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材16が具備され、該塗布液誘導部材16には、塗布部14を挿入するための挿入孔16aが先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、前記挿入孔16aの周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔16bが溝状に形成され、塗布液誘導用孔16bの先端側は、閉塞されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筆記具あるいは化粧用具等の、インクあるいは化粧液等の塗布液を塗布するための塗布具に関する。
【背景技術】
【0002】
周知のように、筆ペン等の筆記具あるいは化粧用具等、インクあるいは化粧液等の塗布液を紙面あるいは肌面等の塗布媒体に塗布する塗布具として、従来種々のものが用いられている。
【0003】
特に細く塗布する需要が増大しており、それに対応すべく塗布部が小径ながら先端部分への塗布液の誘導を確実に行って、塗布液を良好な状態で塗布しようとする塗布具が開示されている(例えば特許第4395189号公報:特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4395189号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の塗布具のように、毛先の外周面部から塗布液を溝によって誘導する塗布液誘導部材に先端側に開口する溝があると、塗布具を落下させる等の不測の事態が生じたときに、その溝の開口した部分から塗布液が飛散したり、筆繊維が溝内に挟まり、形状が乱れたりする等の不具合がある。
【0006】
本発明は、斯かる実情に鑑み、先端部から不測に塗布液が飛散しないと共に、筆繊維が溝に嵌り込む不具合を防止できる塗布具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、塗布液誘導用孔の先端側は、閉塞されていることを特徴とする塗布具である。
【0008】
また、本発明は、塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、
塗布液誘導用孔の先端側は装着部材の装着によって、当該塗布液誘導用孔が閉塞されていることを特徴とする塗布具である。
【0009】
本発明においては、挿入孔および塗布液誘導用孔が、塗布液誘導部材の断面において略同一形状となるように、先端側の塗布液誘導用孔の形成部から後端側の開口部にかけて連続的に形成されていることが好適である。
【0010】
また、本発明においては、塗布液誘導用孔が、挿入孔を中心として該挿入孔から外側に向かって放射状に形成された複数の細孔によって構成されていることが好適である。
【0011】
また、本発明においては、塗布部は複数の毛先を有する筆からなることが好適である。
【0012】
また、本発明においては、塗布部は熱可塑性エラストマーからなる弾性部材からなることが好適である。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材を具備し、該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成し、前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔を形成し、塗布液誘導用孔の先端側を、閉塞しているので、塗布具を落下させる等の不測の事態が生じたときに、その溝の開口した部分から塗布液が飛散するのを確実に防止できる。
【0014】
また、本発明では、塗布液誘導部材の先端側に装着部材を装着することによって、塗布液誘導用孔を簡単に閉塞でき、塗布液誘導部材に塗布液誘導用孔を先端から後端に渡って同様に形成できるなど、塗布液誘導部材を簡単な構成にできる。
【0015】
なお、本発明において、挿入孔および塗布液誘導用孔が、塗布液誘導部材の断面において略同一形状となるように、先端側の塗布液誘導用孔の形成部から後端側の開口部にかけて連続的に形成するものにして、一層、簡単な構成にでき、樹脂成形において金型を簡略化できる。
【0016】
また、本発明において、塗布液誘導用孔が、挿入孔を中心として該挿入孔から外側に向かって放射状に形成された複数の細孔によって構成することもでき、構成を簡略化できる。
【0017】
また、本発明において、塗布部は複数の毛先を有する筆にできる。
【0018】
また、本発明において、塗布部は熱可塑性エラストマーからなるゴム弾性部材にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る塗布具の説明図で、(a)が全体縦断面図、(b)が先方からの視図、(c)が塗布部挿入状態の塗布液誘導部材を示す(a)におけるC−C線横断面図、(d)が塗布液誘導部材の側面図、(e)が塗布液誘導部材の(f)におけるE−E線に沿う縦断面図、(f)が塗布液誘導部材の後方からの視図、(g)が塗布液誘導部材(d)におけるG−G線に沿う横断面図である。
【図2】図1の塗布具における塗布部周辺の拡大図であって、(a)が縦断面拡大図、(b)が先方からの視図、(c)が塗布部挿入状態の塗布液誘導部材の(a)におけるC−C線横断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る塗布具の説明図で、(a)が全体縦断面図、(b)が先方からの視図、(c)が塗布部挿入状態の塗布液誘導部材を示す(a)におけるC−C線横断面図、(d)が装着部材の側面図、(e)が塗布液誘導部材の側面図、(f)が装着部材の後方からの視図、(g)が塗布液誘導部材の後方からの視図である。
【図4】図3の塗布具における塗布部周辺の拡大図であって、(a)が縦断面拡大図、(b)が先方からの視図、(c)が塗布部挿入状態の塗布液誘導部材の(a)におけるC−C線横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0021】
図1〜図2は第1の実施形態に係る塗布具の説明図、図3〜図4は第2の実施形態に係る塗布具の説明図である。
【0022】
図1に示すように、第1の実施形態に係る塗布具は、軸体10内に収容された塗布液(符号12で示す)を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体(塗布対象面)に塗布可能な塗布部14を有する塗布具に係るものである。
【0023】
前記塗布部14の外周面側から前記塗布部14の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材16が具備される。
【0024】
該塗布液誘導部材16には、塗布部14を挿入するための挿入孔16aが先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、前記挿入孔16aの周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔16bが溝状に形成され、塗布液誘導用孔16bの先端側は、閉塞されている。
【0025】
軸体10は先端から後端まで中空が貫通するように、概略中空円筒形状に一体に成形されている。
【0026】
詳しくは、挿入孔16aおよび塗布液誘導用孔16bは、塗布液誘導部材16の断面において略同一形状となるように、先端側の開口部付近における塗布液誘導用孔16bの形成部から後端側の開口部にかけて連続的に形成されている。
【0027】
また、塗布液誘導用孔16bは、前記挿入孔16aを中心として該挿入孔16aから外側に向かって放射状に形成された断面矩形であって、挿入孔16aに向けて内側に開放した複数の細孔(細溝)によって構成されている。この塗布液誘導用孔16bは歯車状または星形状に挿入孔16aを取り巻いて形成されるが、塗布液を誘導できれば溝の形状は特に指定しない。
【0028】
塗布液誘導用孔16bは、先端側付近で挿入孔16aに開放して、挿入孔16a内の塗布部14に塗布液を誘導できればどこに設けても良い。
【0029】
軸体10の後端には、後端からの塗布液の漏れを防止するために、液密に尾栓18を圧入している。尾栓18は中央部がやや細径で、先端部および後端部の径方向に開いて、軸体10内周面に液密に密接している(尾栓18外周にシール部材を設けても良い)。これによって、軸体10は、尾栓18の嵌着した前方部の空間が塗布液を収容する塗布液収容部20になっている。この塗布液収容部20の前方部内に塗布部14および塗布液誘導用孔16bの後端が臨み塗布液に接するようになっている。なお、塗布液収容部20には、直液式では、直接塗布液を収容し、一方、中綿式の場合、空間内に収容した中綿に塗布液を含浸する。
【0030】
塗布部14は複数の毛先を有する筆からなるものである。筆は天然繊維、人工繊維のいずれでも良い。図1〜図2においては、塗布部14は樹脂製の繊維を束ねたものであって、先端部が先端ほど細く形成された先細形状で後端が熱溶着によってフランジ状に整形されて固着される。塗布部14の材質は、特に限定されないが、例えば、ポリアミド繊維、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のポリエステル繊維等の合成樹脂繊維が用いることができる。
【0031】
軸体10の先端は、塗布液誘導部材16を取り付け可能(圧入または接着)に形成し、その塗布液誘導部材16を取り付ける軸体先端部の取り付け部周囲には、外気と塗布液収容部20内の塗布液を気液置換して塗布部14にスムーズに塗布液が流出可能なように空気置換孔10aが形成されている。図2に示すように、空気置換孔10aは断面矩形の溝状に形成されている。
【0032】
塗布液誘導部材16は、先端側は中心部に向けて先細になっており塗布液誘導用孔16bを塞ぐ形状となっている。塞ぐ方法としては、成形時に塞いだ形状で形成するか、または、一度、塗布液誘導用孔16bを貫通した形状で形成した後、熱溶着等で変形させて塞いでも良い。なお、軸体10および塗布液誘導部材16は液密性の材質を例えばポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート等の種々の樹脂で形成できる。
【0033】
第1の実施形態に係る塗布具によれば、塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部14を有する塗布具において、前記塗布部14の外周面側から前記塗布部14の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材16を具備し、該塗布液誘導部材16には、塗布部14を挿入するための挿入孔16aが先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成し、前記挿入孔16aの周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔16bを形成し、塗布液誘導用孔16bの先端側を閉塞しているので、塗布具を落下させる等の不測の事態が生じたときに、その塗布液誘導用孔16bから塗布液が飛散するのを確実に防止できる。
【0034】
また、前記挿入孔16aおよび塗布液誘導用孔16bが、塗布液誘導部材16の断面において略同一形状となるように、先端側の塗布液誘導用孔16bの形成部(先端側形成部)16b1から後端側の開口部16b2にかけて連続的に形成したものであるので、一層、簡単な構成にでき、樹脂成形における金型を簡略化できる。なお、実施形態では、塗布液誘導用孔16bの先端側形成部16b1は、図1〜図2に示すように、先端箇所が挿入孔16aの内周面位置から後方側に傾斜して立ち上がる形状に形成している。しかしながら、本発明はこの構成に限定されず、塗布液誘導部材16の先端側において塗布液誘導用孔16bが閉塞していれば先端側形成部16b1の形状を適宜に形成してもよく、例えば、挿入孔16aの内周面位置から単数または複数の段状に立ち上がる形状に形成することができる。
【0035】
また、塗布液誘導用孔16bが、挿入孔16aを中心として該挿入孔から外側に向かって放射状に形成された複数の細孔によって構成するのでこの点からも構成を簡単化できる。
【0036】
第2の実施形態の液体塗布具について、図3〜図4によって説明する。
【0037】
図3〜図4に示すように、第2の実施形態に係る液体塗布具は、塗布液誘導部材16において、塗布液誘導用孔16bの先端側は、装着部材22の装着によって、当該塗布液誘導用孔16bの先端側が閉塞されているものである。装着部材22は先細く中空のコマ形状を呈している。その他は、第1の実施形態と同様のため、同一部分に同一符号を付して説明を略する。
【0038】
第1の実施形態と異なる点は、塗布液誘導用孔16bの溝数が多く(第1の実施形態が8条、第2の実施形態で18条が形成される)かつ先端から後端まで貫通していること、装着部材22が塗布液誘導用孔16bの先端部に装着されていること、塗布部14の後端部が塗布液誘導用孔16bの挿入構内に係止されていること、軸体10の空気置換孔10aが塗布誘導部材の外周部に当接しておらず、軸体10の前端部壁内に形成されていることである。
【0039】
第2の実施形態の塗布具によれば、塗布液誘導部材16の先端側に装着部材22を装着することによって、塗布液誘導用孔16bを簡単に閉塞でき、塗布液誘導部材16に塗布液誘導用孔16bを先端から後端に渡って同様に形成できるなど、塗布液誘導部材16を簡単な構成にできる。
なお、装着部材22の形状に関して、本発明では、第2の実施形態のようにコマ形状に限定されず、塗布部14を挿入固定し、かつ、塗布液誘導用孔16bの先端側を閉塞できる中空の環状構造であれば、前記装着部材22は、適宜の形状を選択して形成できる。
【0040】
装着部材22と塗布液誘導部材16とは、接着されている。接着方法については熱溶着、接着剤等、接着できれば特に指定しない。
【0041】
ここで、上記第1の実施形態および第2の実施形態において、空気置換孔10aの数や断面積は、軸体10内の空気置換ができれば良いので特に指定しない。
【0042】
塗布液誘導用孔16bの溝数や寸法、内面の濡れ性等はその毛細管力によって塗布液収容部20内の塗布液を塗布部14に向けて流出できる構造であればいずれでも良いが、使用時における塗布液の安定流出のため、3本以上が望ましい。
【0043】
また、上記第1の実施形態および第2の実施形態において、塗布部14は筆(毛先)であるが、塗布部14を合成樹脂製成形体にすることもできる。例えばエラストマーによる一体成形したものや、繊維束芯や焼結体で成形したものにした場合、従来の芯より細くすることができる。材質としては、樹脂成形材であって、例えば熱可塑性エラストマーからなる弾性部材からなるものにすると塗布後における塗布液の塗布部への付着残りが少なく好適である。また、合成繊維をバインダーで結合させたもの、連続気泡を有する発泡性合成樹脂、焼結金属等を用いることができる。または、セラミックの発泡体、発泡金属、焼結金属多孔質体等を用いることができる。液誘導溝等の誘導部を設けた合成樹脂の成型体を用いることができる。
【産業上の利用可能性】
【0044】
本発明の液体塗布具は、毛筆ペン、マーカー、サインペン等の筆記具や、化粧用口紅、ほお紅、アイシャドウ等の塗布液を人体の皮膚に直接塗布する化粧料塗布具が最も好適であるが、その他、流動性薬品を塗布する薬品製品や接着剤や塗料等の塗布液を物品に塗布する塗布具に利用することができる。
【符号の説明】
【0045】
10 軸体
10a 空気置換孔
12 塗布液
14 塗布部
16 塗布液誘導部材
16a 挿入孔
16b 塗布液誘導用孔
16b1 先端側の塗布液誘導用孔の形成部(先端側形成部)
16b2 後端側の塗布液誘導用孔の開口部
18 尾栓
20 塗布液収容部
22 装着部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、前記塗布液誘導用孔の先端側は、閉塞されていることを特徴とする塗布具。
【請求項2】
塗布液を含浸可能で、該塗布液を塗布媒体に塗布可能な塗布部を有する塗布具において、
前記塗布部の外周面側から前記塗布部の先端部に塗布液を誘導することができる合成樹脂製成形体で構成された塗布液誘導部材が具備され、
該塗布液誘導部材には、塗布部を挿入するための挿入孔が先端側の開口部と後端側の開口部とに貫通して形成され、
前記挿入孔の周囲には、塗布液を誘導しうる塗布液誘導用孔が形成され、
塗布液誘導用孔の先端側は、装着部材の装着によって、当該塗布液誘導用孔が閉塞されていることを特徴とする塗布具。
【請求項3】
挿入孔および塗布液誘導用孔が、塗布液誘導部材の断面において略同一形状となるように、先端側の塗布液誘導用孔の形成部から後端側の開口部にかけて連続的に形成されている請求項1または2記載の塗布具。
【請求項4】
塗布液誘導用孔が、挿入孔を中心として該挿入孔から外側に向かって放射状に形成された複数の細孔によって構成されている請求項1から3いずれか1項に記載の塗布具。
【請求項5】
塗布部は複数の毛先を有する筆からなることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の塗布具。
【請求項6】
塗布部は熱可塑性エラストマーからなる弾性部材からなることを特徴とする請求項1から4いずれか1項に記載の塗布具。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−101395(P2012−101395A)
【公開日】平成24年5月31日(2012.5.31)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−250391(P2010−250391)
【出願日】平成22年11月9日(2010.11.9)
【出願人】(000005957)三菱鉛筆株式会社 (692)
【Fターム(参考)】