売上管理装置
【課題】同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較できるようにする。
【解決手段】売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する。そして、商品売上データの売上時刻を、設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更し、この終了時刻毎に、当該商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を集計する。そして、この最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力する。
【解決手段】売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する。そして、商品売上データの売上時刻を、設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更し、この終了時刻毎に、当該商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を集計する。そして、この最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、POS(Point Of Sales)システムにおけるストアサーバ等の売上管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、POSシステムにおけるストアサーバは、各POS端末で売上処理された商取引の売上時刻,売上点数,売上金額等を含む商品売上データをオンラインで収集し、商品別,取引別,時間帯別等の分類項目別に点数,金額等の売上実績を集計して、その売上実績レポートを印刷または表示出力する機能を有している。
【0003】
このようなストアサーバは、予め設定された時間帯毎に点数及び金額の加算エリアを設けたワークテーブルを有している。そして、POS端末から取引毎に送出される商品売上データを受取る毎に、そのデータの売上時刻が含まれる時間帯の加算エリアに点数と金額をそれぞれ加算して、時間帯別売上実績を集計していた。
【0004】
また、タイムサービスを行った時間帯のように特定の時間帯の売上実績を得られるようにするために、商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存し、時間帯が指定されると、ジャーナルメモリに保存されている商品売上データの中から売上時刻が指定された時間帯に含まれるデータを読み出して出力するようにしたものもあった(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平2−58673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、POS端末から商品売上データを受取る毎にそのデータを予め設定された時間帯別に集計して出力する従来方式においては、同一期間の商品売上データを別の時間帯でさらに集計して、双方の売上実績を比較することができなかった。
【0006】
商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存する方式を用いれば、異なる時間帯での売上実績を比較することは可能であるが、そのためにはPOS端末から送られてくる商品売上データを蓄積保存するための大容量のジャーナルメモリが必要となるためコスト高を招く上、大量の商品売上データの中から設定された時間帯に該当するデータを抽出する処理に時間を要するので、効率が悪いという問題がある。
【0007】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、POS端末で取引毎に生成される商品売上データを蓄積することなく、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができ、拡張性のある売上実績管理を実現できる売上管理装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、商品売上データの売上時刻を最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段とを設ける。そして、この最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間間隔の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
かかる手段を講じた本発明によれば、POS端末で取引毎に生成される商品売上データを蓄積することなく、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができ、拡張性のある売上実績管理を実現できる売上管理装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、図1に示すように、複数台のPOS端末1から送出される商品売上データいわゆる売上トランザクションデータ2を、LAN(Local Area Network)等の通信回線3を介して収集し時間帯別に集計して、時間帯別の売上実績レポートを出力するストアサーバ4に本発明を適用した場合である。
【0011】
本実施の形態において、ストアサーバ4は、売上実績レポートを出力するためのプリンタ5を接続している。また、後述する時間帯別売上合計器6及び時間帯マスタファイル7を備えている。
【0012】
図2は前記売上トランザクションデータ2のデータ構造を示す模式図である。同図において、POSIDは、当該売上トランザクションデータ2を生成したPOS端末1の識別コードである。売上日付及び売上時刻は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の実行日付及び時刻である。売上点数及び売上金額は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引で売上処理された商品の合計点数及び合計金額である。商品コード,分類コード,点数及び金額は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引で売上処理された商品1品あたりのデータである。客層コードは、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の相手である顧客の客層を識別するコードである。取引区分は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の決済方式(現金取引,クレジット,掛売り等)を識別するコードである。
【0013】
各POS端末1においては、顧客が買上げる商品の販売データが登録され、締めキーが操作されて当該顧客との商取引の登録締めが宣言されると、当該商取引で入力されたデータを元に図2に示すデータレイアウトの売上トランザクションデータ2を生成し、LAN3を通じてストアサーバ4に送出するものとなっている。
【0014】
図3はストアサーバ4の要部構成を示すブロック図である。このストアサーバ4は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)11を備えている。また、主記憶部としてのROM(Read Only Memory)12及びRAM(Random Access Memory)13と、現在の日付及び時刻を計時する時計部14と、不揮発性の大容量記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)装置15及びこのHDD装置15に対するデータの書込み、読出しを制御するHDDコントローラ16と、通信インターフェイス17,プリンタインターフェイス18,キーボードインターフェイス19,ディスプレイインターフェイス20,マウスインターフェイス21等の種々のインターフェイスを、当該ストアサーバ4は備えている。そしてCPU11と、ROM12,RAM13,時計部14,HDDコントローラ16及び各種インターフェイス17〜21とを、アドレスバス,データバス等のバスライン22で接続している。
【0015】
通信インターフェイス17には、有線または無線のLAN3を介して各POS端末1が接続されている。プリンタインターフェイス18には、売上実績レポート等を印刷するためのプリンタ5が接続されている。キーボードインターフェイス19には、数値データやコマンド等を入力するためのキーボード23が接続されている。ディスプレイインターフェイス20には、メニュー画面等を表示可能なディスプレイ24が接続されている。マウスインターフェイス21には、ディスプレイ24の画面に表示されるポインタの操作デバイスであるマウス25が接続されている。
【0016】
かかる構成のストアサーバ4は、RAM13に最小単位時間メモリ26を形成している。この最小単位時間メモリ26には、売上を集計する時間帯としてユーザが使用する最小単位の時間が記憶される。
【0017】
またストアサーバ4は、図4に示すように、上記最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間の時間帯別売上点数及び売上金額を集計する時間帯別売上合計器6をHDD装置15に保存している。この時間帯別売上合計器6は、各POS端末1のPOSID別に、かつ営業日付とシステム日付とから特定される売上日付別に、HDD装置15に保存されている。
【0018】
またストアサーバ4は、図5(a)または(b)に示すように、一連の時間帯番号別に、任意に設定可能な管理時間帯終了時刻を記憶する時間帯マスタファイル7をHDD装置15に保存している。
【0019】
しかしてストアサーバ4は、CPU11が特に図6,7,8,10の流れ図に示す各種処理を実行するように、プログラムを構成している。
【0020】
図6は最小単位時間設定処理の要部を示す流れ図であり、例えばマウス25の操作によりメニュー画面から最小単位時間設定業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST1として置数データNNが入力されるのを待機する。そして、キーボード23の置数キー操作により置数データNNが入力されたことを検知すると、CPU11は、ST2としてこの置数データNNが1時間に相当する分単位“60”の約数か否かを調べる。そして、置数データNNが“60”の約数であった場合には、ST3としてこの置数データNNを最小単位時間メモリ26に設定して(最小単位時間設定手段)、この処理を終了する。
【0021】
したがって、ストアサーバ4のユーザは、“60”の約数(1,2,3,4,5,6,10,12,15,20,30,60)の範囲内であれば任意の時間を、売上を集計する時間帯の最小単位時間として設定可能である。
【0022】
図7は時間帯マスタ設定処理の要部を示す流れ図であり、上記同様にメニュー画面から時間帯マスタ設定業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST11としてHDD装置15に保存されている時間帯マスタファイル7をRAM13上に読出し、各時間帯番号に対応する管理時間帯終了時刻をクリアする。また、ST12としてカウンタAを“0”にリセットする。
【0023】
次にCPU11は、ST13として時刻データHH:MM(時…00〜24:分…00〜59)が入力されるのを待機する。そして、キーボード23の置数キー操作により時刻データHH:MMが入力されたことを検知すると、CPU11は、ST14としてそのうちの分データMMが“00”であるか否かを調べる。そして“00”でない場合には、ST15として分データMMが最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間NNの倍数であるか否かを調べる。
【0024】
ここで、分データMMが“00”であるか、あるいは最小単位時間NNの倍数である場合には、CPU11は、ST16としてカウンタAを“1”だけカウントアップする。しかる後、ST17としてRAM13上に読み出した時間帯マスタファイル7の時間帯番号A(AはカウンタAの値)に対応する管理時間帯終了時刻エリアに、入力された時刻データHH:MMをセットする。
【0025】
以後、CPU11は、ST18にてカウンタAが最大値“10”に達するまで、上記ST13〜ST17の処理を繰り返す。そして、カウンタAが最大値“10”に達したことを検知すると、CPU11は、ST19としてRAM13上に読み出した時間帯マスタファイル7をHDD装置15に保存して(管理時間帯設定手段)、この処理を終了する。
【0026】
したがって、ストアサーバ4のユーザは、24時間を、時間帯終了時刻の分単位が“00”となるか最小単位時間の倍数となる時間帯で10段階に区切った時間帯マスタファイル7を設定可能である。
【0027】
図8は時間帯売上集計処理の要部を示す流れ図であり、各POS端末1から送出される売上トランザクションデータを受信すると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST21として通信インターフェイス17を介して受信した売上トランザクションデータからPOSID,売上日付,売上時刻,売上点数及び売上金額の各データを取得する。
【0028】
次にCPU11は、ST22として最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間を読み出す。そして次に、ST23として上記売上トランザクションデータの売上時刻を当該最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する(売上時刻変更手段)。
【0029】
ここで、最小単位時間間隔の時間帯とは、00時00分からシステム日付が翌日の00時00分までの24時間を最小単位時間の間隔で区分した時間帯である。例えば、最小単位時間を30分とすると、00時00分〜00時30分、00時30分〜01時00分、01時00分〜01時30分、……、23時00分〜23時30分、23時30分〜00時00分(システム日付アップ)というように30分間隔の時間帯となる。そして、各時間帯の終了時刻は、時間帯{00時00分〜00時30分}は00時30分であり、時間帯{00時30分〜01時00分}は01時00分である。
【0030】
こうして、売上トランザクションデータの売上時刻を当該最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更したならば、CPU11は、ST24として当該トランザクションデータとPOSID及び売上日付が一致する時間帯別売上合計器6の、システム日付及び最小単位時間帯終了時刻が変更後の売上時刻と一致するレコードに、当該トランザクションデータの売上点数と売上金額をそれぞれ加算して(最小単位時間帯別売上集計手段)、この処理を終了する。
【0031】
図10は時間帯レポート出力処理の要部を示す流れ図であり、例えばマウス25の操作によりメニュー画面から時間帯レポート出力業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST31としてHDD装置15に保存されている時間帯マスタファイル7から各時間帯番号1〜10に対応して設定されている管理時間帯終了時刻を読出し、図9に示すように、各管理時間帯終了時刻に対応して売上点数と売上金額の集計エリアを有した時間帯集計テーブル30をRAM13上に作成する。
【0032】
次にCPU11は、ST32としてカウンタXを“0”にリセットし、続いてST33として上記カウンタXを“1”だけカウントアップする。そして、ST34として時間帯別売上合計器6から先頭よりX番目(XはカウンタXの値)のレコードを読み出したならば、ST35としてそのレコードの最小単位時間帯終了時刻が含まれる時間帯集計テーブル30の管理時間帯エリアに当該レコードの点数と金額をそれぞれ加算する(管理時間帯別売上集計手段)。
【0033】
以後、CPU11は、ST36にて時間帯別売上合計器6から最終のレコードを読み出すまで、上記ST33〜ST36の処理を繰り返す。そして、最終のレコードを読み出してST36の処理を実行し終えると、CPU11は、ST37として時間帯集計テーブル30のデータで時間帯レポートの出力データを作成し、プリンタ5に出力して(売上実績レポート出力手段)、この処理を終了する。
【0034】
このように構成された本実施の形態のPOSシステムが導入されている店舗の管理者は、ストアサーバで最小単位時間設定業務を実行することにより、売上を集計する時間帯として使用するであろう最小単位の時間を最小単位時間メモリ26に設定する。こうすることにより、各POS端末1から取引毎に送られてくる売上トランザクションデータの売上時刻が最小単位時間の間隔で区切られた時間帯の終了時刻に自動的に変更される。そして、時間帯別売上合計器6によって、この最小単位時間で区切られた時間帯の終了時刻毎に各売上トランザクションデータの売上点数及び売上金額の売上データが集計される。
【0035】
図11は、開店時刻が10:00、閉店時刻が翌日01:00の店舗において、最小単位時間が30分に設定されているときの、POSID別かつ売上日付別の時間帯別売上合計器6のデータ例である。この例は、POSID[0001]のPOS端末1において、2004年10月1日の10:00〜10:30の間は、売上点数が1点で売上金額が1000円であり、同日の10:30〜11:00の間は、売上点数が2点で売上金額が2000円であり、翌日の00:30〜01:00の間は、売上点数が30点で売上金額が3900円であることを示している。
【0036】
この例において、先ず、時間帯マスタ設定業務を実行して、図5(a)に示されるデータ例、つまりは10:00から翌日の01:00までを10段階に区分した時間帯マスタファイル7を設定し、時間帯レポート出力業務を実行したとすると、図11に示された時間帯別売上合計器6のデータから、図12に示す内容の時間帯集計テーブル30が作成され、この内容に基づいて売上集計レポートが印刷出力される。
【0037】
次に、時間帯マスタ設定業務を再度実行して、図5(b)に示されるデータ例、つまりは00:00から翌日の00:00までを10段階に区分した時間帯マスタファイル7を設定し、時間帯レポート出力業務を実行したとすると、同じく図11に示された時間帯別売上合計器6のデータから、図13に示す内容の時間帯集計テーブル30が作成され、この内容に基づいて売上集計レポートが印刷出力される。
【0038】
このように本実施の形態によれば、時間帯別売上合計器6にて最小単位時間間隔の時間帯別に集計されている売上データから、最小単位時間以上の時間間隔で異なる複数パターンの時間帯集計データを算出し、売上実績レポートとして出力させることができるので、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができる。したがって、拡張性のある売上実績管理を実現できるようになる。この場合において、時間帯別売上合計器6のデータは、最小単位時間間隔の時間帯別に集計されている売上データであるので、商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存する方式と比較してメモリ容量を節約することができ、製品の低コスト化を図ることができる。
【0039】
なお、前記実施の形態では、時間帯マスタファイル7の時間帯区分を10段階としたが、区分数はこれに限定されるものではなく、ユーザの必要に応じて適宜設定できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施の形態であるPOSシステムの概略構成図。
【図2】同実施の形態で使用する売上トランザクションデータのデータ構造を示す模式図。
【図3】同実施の形態におけるストアサーバの要部構成を示すブロック図。
【図4】同実施の形態において使用する時間帯別売上合計器の構成を示す模式図。
【図5】同実施の形態において使用する時間帯マスタファイルの構成及びデータ例を示す模式図。
【図6】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する最小単位時間設定処理の要部を示す流れ図。
【図7】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯マスタ設定処理の要部を示す流れ図。
【図8】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯売上集計処理の要部を示す流れ図。
【図9】同実施の形態においてストアサーバのRAMに形成される時間帯集計テーブルの構成を示す模式図。
【図10】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯レポート出力処理の要部を示す流れ図。
【図11】同実施の形態において使用する時間帯別売上合計器のデータ例を示す模式図。
【図12】図11に示される時間帯別売上合計器のデータ例と図5(a)に示される時間帯マスタファイルのデータ例で時間帯レポート出力処理を実行した際に形成される売上集計テーブルのデータ例を示す模式図。
【図13】図11に示される時間帯別売上合計器のデータ例と図5(b)に示される時間帯マスタファイルのデータ例で時間帯レポート出力処理を実行した際に形成される売上集計テーブルのデータ例を示す模式図。
【符号の説明】
【0041】
1…POS端末、2…売上トランザクションデータ、4…ストアサーバ、5…プリンタ、6…時間帯別売上合計器、7…時間帯マスタファイル、11…CPU、26…最小単位時間メモリ、30…時間帯集計テーブル。
【技術分野】
【0001】
本発明は、POS(Point Of Sales)システムにおけるストアサーバ等の売上管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、POSシステムにおけるストアサーバは、各POS端末で売上処理された商取引の売上時刻,売上点数,売上金額等を含む商品売上データをオンラインで収集し、商品別,取引別,時間帯別等の分類項目別に点数,金額等の売上実績を集計して、その売上実績レポートを印刷または表示出力する機能を有している。
【0003】
このようなストアサーバは、予め設定された時間帯毎に点数及び金額の加算エリアを設けたワークテーブルを有している。そして、POS端末から取引毎に送出される商品売上データを受取る毎に、そのデータの売上時刻が含まれる時間帯の加算エリアに点数と金額をそれぞれ加算して、時間帯別売上実績を集計していた。
【0004】
また、タイムサービスを行った時間帯のように特定の時間帯の売上実績を得られるようにするために、商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存し、時間帯が指定されると、ジャーナルメモリに保存されている商品売上データの中から売上時刻が指定された時間帯に含まれるデータを読み出して出力するようにしたものもあった(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特公平2−58673号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、POS端末から商品売上データを受取る毎にそのデータを予め設定された時間帯別に集計して出力する従来方式においては、同一期間の商品売上データを別の時間帯でさらに集計して、双方の売上実績を比較することができなかった。
【0006】
商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存する方式を用いれば、異なる時間帯での売上実績を比較することは可能であるが、そのためにはPOS端末から送られてくる商品売上データを蓄積保存するための大容量のジャーナルメモリが必要となるためコスト高を招く上、大量の商品売上データの中から設定された時間帯に該当するデータを抽出する処理に時間を要するので、効率が悪いという問題がある。
【0007】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、POS端末で取引毎に生成される商品売上データを蓄積することなく、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができ、拡張性のある売上実績管理を実現できる売上管理装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、商品売上データの売上時刻を最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段とを設ける。そして、この最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間間隔の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力するようにしたものである。
【発明の効果】
【0009】
かかる手段を講じた本発明によれば、POS端末で取引毎に生成される商品売上データを蓄積することなく、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができ、拡張性のある売上実績管理を実現できる売上管理装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、図1に示すように、複数台のPOS端末1から送出される商品売上データいわゆる売上トランザクションデータ2を、LAN(Local Area Network)等の通信回線3を介して収集し時間帯別に集計して、時間帯別の売上実績レポートを出力するストアサーバ4に本発明を適用した場合である。
【0011】
本実施の形態において、ストアサーバ4は、売上実績レポートを出力するためのプリンタ5を接続している。また、後述する時間帯別売上合計器6及び時間帯マスタファイル7を備えている。
【0012】
図2は前記売上トランザクションデータ2のデータ構造を示す模式図である。同図において、POSIDは、当該売上トランザクションデータ2を生成したPOS端末1の識別コードである。売上日付及び売上時刻は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の実行日付及び時刻である。売上点数及び売上金額は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引で売上処理された商品の合計点数及び合計金額である。商品コード,分類コード,点数及び金額は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引で売上処理された商品1品あたりのデータである。客層コードは、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の相手である顧客の客層を識別するコードである。取引区分は、当該売上トランザクションデータ2が生成された商取引の決済方式(現金取引,クレジット,掛売り等)を識別するコードである。
【0013】
各POS端末1においては、顧客が買上げる商品の販売データが登録され、締めキーが操作されて当該顧客との商取引の登録締めが宣言されると、当該商取引で入力されたデータを元に図2に示すデータレイアウトの売上トランザクションデータ2を生成し、LAN3を通じてストアサーバ4に送出するものとなっている。
【0014】
図3はストアサーバ4の要部構成を示すブロック図である。このストアサーバ4は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)11を備えている。また、主記憶部としてのROM(Read Only Memory)12及びRAM(Random Access Memory)13と、現在の日付及び時刻を計時する時計部14と、不揮発性の大容量記憶媒体であるHDD(Hard Disk Drive)装置15及びこのHDD装置15に対するデータの書込み、読出しを制御するHDDコントローラ16と、通信インターフェイス17,プリンタインターフェイス18,キーボードインターフェイス19,ディスプレイインターフェイス20,マウスインターフェイス21等の種々のインターフェイスを、当該ストアサーバ4は備えている。そしてCPU11と、ROM12,RAM13,時計部14,HDDコントローラ16及び各種インターフェイス17〜21とを、アドレスバス,データバス等のバスライン22で接続している。
【0015】
通信インターフェイス17には、有線または無線のLAN3を介して各POS端末1が接続されている。プリンタインターフェイス18には、売上実績レポート等を印刷するためのプリンタ5が接続されている。キーボードインターフェイス19には、数値データやコマンド等を入力するためのキーボード23が接続されている。ディスプレイインターフェイス20には、メニュー画面等を表示可能なディスプレイ24が接続されている。マウスインターフェイス21には、ディスプレイ24の画面に表示されるポインタの操作デバイスであるマウス25が接続されている。
【0016】
かかる構成のストアサーバ4は、RAM13に最小単位時間メモリ26を形成している。この最小単位時間メモリ26には、売上を集計する時間帯としてユーザが使用する最小単位の時間が記憶される。
【0017】
またストアサーバ4は、図4に示すように、上記最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間の時間帯別売上点数及び売上金額を集計する時間帯別売上合計器6をHDD装置15に保存している。この時間帯別売上合計器6は、各POS端末1のPOSID別に、かつ営業日付とシステム日付とから特定される売上日付別に、HDD装置15に保存されている。
【0018】
またストアサーバ4は、図5(a)または(b)に示すように、一連の時間帯番号別に、任意に設定可能な管理時間帯終了時刻を記憶する時間帯マスタファイル7をHDD装置15に保存している。
【0019】
しかしてストアサーバ4は、CPU11が特に図6,7,8,10の流れ図に示す各種処理を実行するように、プログラムを構成している。
【0020】
図6は最小単位時間設定処理の要部を示す流れ図であり、例えばマウス25の操作によりメニュー画面から最小単位時間設定業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST1として置数データNNが入力されるのを待機する。そして、キーボード23の置数キー操作により置数データNNが入力されたことを検知すると、CPU11は、ST2としてこの置数データNNが1時間に相当する分単位“60”の約数か否かを調べる。そして、置数データNNが“60”の約数であった場合には、ST3としてこの置数データNNを最小単位時間メモリ26に設定して(最小単位時間設定手段)、この処理を終了する。
【0021】
したがって、ストアサーバ4のユーザは、“60”の約数(1,2,3,4,5,6,10,12,15,20,30,60)の範囲内であれば任意の時間を、売上を集計する時間帯の最小単位時間として設定可能である。
【0022】
図7は時間帯マスタ設定処理の要部を示す流れ図であり、上記同様にメニュー画面から時間帯マスタ設定業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST11としてHDD装置15に保存されている時間帯マスタファイル7をRAM13上に読出し、各時間帯番号に対応する管理時間帯終了時刻をクリアする。また、ST12としてカウンタAを“0”にリセットする。
【0023】
次にCPU11は、ST13として時刻データHH:MM(時…00〜24:分…00〜59)が入力されるのを待機する。そして、キーボード23の置数キー操作により時刻データHH:MMが入力されたことを検知すると、CPU11は、ST14としてそのうちの分データMMが“00”であるか否かを調べる。そして“00”でない場合には、ST15として分データMMが最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間NNの倍数であるか否かを調べる。
【0024】
ここで、分データMMが“00”であるか、あるいは最小単位時間NNの倍数である場合には、CPU11は、ST16としてカウンタAを“1”だけカウントアップする。しかる後、ST17としてRAM13上に読み出した時間帯マスタファイル7の時間帯番号A(AはカウンタAの値)に対応する管理時間帯終了時刻エリアに、入力された時刻データHH:MMをセットする。
【0025】
以後、CPU11は、ST18にてカウンタAが最大値“10”に達するまで、上記ST13〜ST17の処理を繰り返す。そして、カウンタAが最大値“10”に達したことを検知すると、CPU11は、ST19としてRAM13上に読み出した時間帯マスタファイル7をHDD装置15に保存して(管理時間帯設定手段)、この処理を終了する。
【0026】
したがって、ストアサーバ4のユーザは、24時間を、時間帯終了時刻の分単位が“00”となるか最小単位時間の倍数となる時間帯で10段階に区切った時間帯マスタファイル7を設定可能である。
【0027】
図8は時間帯売上集計処理の要部を示す流れ図であり、各POS端末1から送出される売上トランザクションデータを受信すると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST21として通信インターフェイス17を介して受信した売上トランザクションデータからPOSID,売上日付,売上時刻,売上点数及び売上金額の各データを取得する。
【0028】
次にCPU11は、ST22として最小単位時間メモリ26に設定されている最小単位時間を読み出す。そして次に、ST23として上記売上トランザクションデータの売上時刻を当該最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する(売上時刻変更手段)。
【0029】
ここで、最小単位時間間隔の時間帯とは、00時00分からシステム日付が翌日の00時00分までの24時間を最小単位時間の間隔で区分した時間帯である。例えば、最小単位時間を30分とすると、00時00分〜00時30分、00時30分〜01時00分、01時00分〜01時30分、……、23時00分〜23時30分、23時30分〜00時00分(システム日付アップ)というように30分間隔の時間帯となる。そして、各時間帯の終了時刻は、時間帯{00時00分〜00時30分}は00時30分であり、時間帯{00時30分〜01時00分}は01時00分である。
【0030】
こうして、売上トランザクションデータの売上時刻を当該最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更したならば、CPU11は、ST24として当該トランザクションデータとPOSID及び売上日付が一致する時間帯別売上合計器6の、システム日付及び最小単位時間帯終了時刻が変更後の売上時刻と一致するレコードに、当該トランザクションデータの売上点数と売上金額をそれぞれ加算して(最小単位時間帯別売上集計手段)、この処理を終了する。
【0031】
図10は時間帯レポート出力処理の要部を示す流れ図であり、例えばマウス25の操作によりメニュー画面から時間帯レポート出力業務が選択されその実行が指令されると、CPU11が当該処理を開始する。先ずCPU11は、ST31としてHDD装置15に保存されている時間帯マスタファイル7から各時間帯番号1〜10に対応して設定されている管理時間帯終了時刻を読出し、図9に示すように、各管理時間帯終了時刻に対応して売上点数と売上金額の集計エリアを有した時間帯集計テーブル30をRAM13上に作成する。
【0032】
次にCPU11は、ST32としてカウンタXを“0”にリセットし、続いてST33として上記カウンタXを“1”だけカウントアップする。そして、ST34として時間帯別売上合計器6から先頭よりX番目(XはカウンタXの値)のレコードを読み出したならば、ST35としてそのレコードの最小単位時間帯終了時刻が含まれる時間帯集計テーブル30の管理時間帯エリアに当該レコードの点数と金額をそれぞれ加算する(管理時間帯別売上集計手段)。
【0033】
以後、CPU11は、ST36にて時間帯別売上合計器6から最終のレコードを読み出すまで、上記ST33〜ST36の処理を繰り返す。そして、最終のレコードを読み出してST36の処理を実行し終えると、CPU11は、ST37として時間帯集計テーブル30のデータで時間帯レポートの出力データを作成し、プリンタ5に出力して(売上実績レポート出力手段)、この処理を終了する。
【0034】
このように構成された本実施の形態のPOSシステムが導入されている店舗の管理者は、ストアサーバで最小単位時間設定業務を実行することにより、売上を集計する時間帯として使用するであろう最小単位の時間を最小単位時間メモリ26に設定する。こうすることにより、各POS端末1から取引毎に送られてくる売上トランザクションデータの売上時刻が最小単位時間の間隔で区切られた時間帯の終了時刻に自動的に変更される。そして、時間帯別売上合計器6によって、この最小単位時間で区切られた時間帯の終了時刻毎に各売上トランザクションデータの売上点数及び売上金額の売上データが集計される。
【0035】
図11は、開店時刻が10:00、閉店時刻が翌日01:00の店舗において、最小単位時間が30分に設定されているときの、POSID別かつ売上日付別の時間帯別売上合計器6のデータ例である。この例は、POSID[0001]のPOS端末1において、2004年10月1日の10:00〜10:30の間は、売上点数が1点で売上金額が1000円であり、同日の10:30〜11:00の間は、売上点数が2点で売上金額が2000円であり、翌日の00:30〜01:00の間は、売上点数が30点で売上金額が3900円であることを示している。
【0036】
この例において、先ず、時間帯マスタ設定業務を実行して、図5(a)に示されるデータ例、つまりは10:00から翌日の01:00までを10段階に区分した時間帯マスタファイル7を設定し、時間帯レポート出力業務を実行したとすると、図11に示された時間帯別売上合計器6のデータから、図12に示す内容の時間帯集計テーブル30が作成され、この内容に基づいて売上集計レポートが印刷出力される。
【0037】
次に、時間帯マスタ設定業務を再度実行して、図5(b)に示されるデータ例、つまりは00:00から翌日の00:00までを10段階に区分した時間帯マスタファイル7を設定し、時間帯レポート出力業務を実行したとすると、同じく図11に示された時間帯別売上合計器6のデータから、図13に示す内容の時間帯集計テーブル30が作成され、この内容に基づいて売上集計レポートが印刷出力される。
【0038】
このように本実施の形態によれば、時間帯別売上合計器6にて最小単位時間間隔の時間帯別に集計されている売上データから、最小単位時間以上の時間間隔で異なる複数パターンの時間帯集計データを算出し、売上実績レポートとして出力させることができるので、同一期間の商品売上データから異なる時間帯の売上実績を比較することができる。したがって、拡張性のある売上実績管理を実現できるようになる。この場合において、時間帯別売上合計器6のデータは、最小単位時間間隔の時間帯別に集計されている売上データであるので、商品売上データをジャーナルメモリに蓄積保存する方式と比較してメモリ容量を節約することができ、製品の低コスト化を図ることができる。
【0039】
なお、前記実施の形態では、時間帯マスタファイル7の時間帯区分を10段階としたが、区分数はこれに限定されるものではなく、ユーザの必要に応じて適宜設定できるものである。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の一実施の形態であるPOSシステムの概略構成図。
【図2】同実施の形態で使用する売上トランザクションデータのデータ構造を示す模式図。
【図3】同実施の形態におけるストアサーバの要部構成を示すブロック図。
【図4】同実施の形態において使用する時間帯別売上合計器の構成を示す模式図。
【図5】同実施の形態において使用する時間帯マスタファイルの構成及びデータ例を示す模式図。
【図6】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する最小単位時間設定処理の要部を示す流れ図。
【図7】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯マスタ設定処理の要部を示す流れ図。
【図8】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯売上集計処理の要部を示す流れ図。
【図9】同実施の形態においてストアサーバのRAMに形成される時間帯集計テーブルの構成を示す模式図。
【図10】同実施の形態においてストアサーバのCPUが実行する時間帯レポート出力処理の要部を示す流れ図。
【図11】同実施の形態において使用する時間帯別売上合計器のデータ例を示す模式図。
【図12】図11に示される時間帯別売上合計器のデータ例と図5(a)に示される時間帯マスタファイルのデータ例で時間帯レポート出力処理を実行した際に形成される売上集計テーブルのデータ例を示す模式図。
【図13】図11に示される時間帯別売上合計器のデータ例と図5(b)に示される時間帯マスタファイルのデータ例で時間帯レポート出力処理を実行した際に形成される売上集計テーブルのデータ例を示す模式図。
【符号の説明】
【0041】
1…POS端末、2…売上トランザクションデータ、4…ストアサーバ、5…プリンタ、6…時間帯別売上合計器、7…時間帯マスタファイル、11…CPU、26…最小単位時間メモリ、30…時間帯集計テーブル。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、
売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、
前記商品売上データの売上時刻を前記最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、
前記商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、前記売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段とを具備し、
前記最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間間隔の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力することを特徴とする売上管理装置。
【請求項2】
POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、
売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、
前記商品売上データの売上時刻を前記最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、
売上実績を集計する時間帯を設定する管理時間帯設定手段と、
前記商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、前記売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段と、
この最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを前記管理時間帯設定手段により設定された時間帯で集計する管理時間帯別売上集計手段と、
この管理時間帯別売上集計手段により集計された結果を前記売上実績レポートとして出力する売上実績レポート出力手段と、
を具備したことを特徴とする売上管理装置。
【請求項1】
POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、
売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、
前記商品売上データの売上時刻を前記最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、
前記商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、前記売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段とを具備し、
前記最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを任意の時間間隔の時間帯で集計し、売上実績レポートとして出力することを特徴とする売上管理装置。
【請求項2】
POS端末で取引毎に生成される売上時刻,売上点数,売上金額を含む商品売上データに基づいて時間帯別の売上実績レポートを出力する売上管理装置において、
売上を集計する時間帯の最小単位時間を設定する最小単位時間設定手段と、
前記商品売上データの売上時刻を前記最小単位時間設定手段により設定された最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻に変更する売上時刻変更手段と、
売上実績を集計する時間帯を設定する管理時間帯設定手段と、
前記商品売上データの売上点数及び売上金額の少なくとも一方を、前記売上時刻変更手段により変更された終了時刻毎に集計する最小単位時間帯別売上集計手段と、
この最小単位時間帯別売上集計手段により最小単位時間間隔の時間帯の終了時刻毎に集計されたデータを前記管理時間帯設定手段により設定された時間帯で集計する管理時間帯別売上集計手段と、
この管理時間帯別売上集計手段により集計された結果を前記売上実績レポートとして出力する売上実績レポート出力手段と、
を具備したことを特徴とする売上管理装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2006−126958(P2006−126958A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−311186(P2004−311186)
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月26日(2004.10.26)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】
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