説明

変調および多重化された信号の形で受信されたデジタル信号を変換するコンバータおよび方法

本発明は、変調および多重化された形で受信されたデジタル信号(11)、特に衛星信号を変換するコンバータ(1)および方法に関するものである。
当該コンバータは、単一のユニット内に、受信信号をダウンコンバートする手段(41)と、少なくとも一つの決められた周波数での同調によって信号の少なくとも一つの部分を選択する手段(21)と、それらの諸部分を復調し、少なくとも一つの復調部分信号(12)を生成する手段と、それらの部分信号を多重化解除して諸区分(13)を抽出する手段(22)と、それらの抽出された諸区分を再多重化して少なくとも一つの再多重化ストリーム(14)とする手段(23)と、それらの再多重化ストリームを少なくとも一つの通信プロトコルに従って修正する変成手段(24)とを有する。
LNBに応用あり。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、変調および多重化された形で受信されたデジタル信号、特に衛星信号を変換するコンバータおよび方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
衛星から受信されるデジタル信号は一般に、受信時に、LNB(Low Noise Block converter[低雑音ブロックコンバータ]もしくはLow Noise Blockdown amplifier[低雑音ブロックダウン増幅器])またはLNC(Low Noise Converter[低雑音コンバータ])として知られる低雑音ブロックフィードによって処理される。衛星受信アンテナの焦点に置かれるこのブロックは、受信信号を他のシステムに送る前に、周波数ダウンコンバージョンによって変換し、増幅する。その上で、デジタルビデオ信号は伝統的には次に、デコーダ受信部またはSTB(Set Top Box[セットトップボックス])のアンテナ入力へと送られ、そこでチューニングによって周波数選択にかけられる。典型的にはLNBはKuバンドで受信した信号部分(可能性としてはKaまたはCバンドも)をLバンド(950MHz〜2150MHz)に変換する。
【0003】
しかしながら、この技術には、この種のLNBを備えた衛星アンテナを使っているデジタルデコーダ(STB)その他のテレビ受信システムが家庭やビル内で複数使われているときには不都合な点がある。実際、
・標準的なLNBは、受信したい番組に関連する4つの帯域/偏極の組み合わせのうちの一つしか変換できない。二つ以上のSTBが異なる組み合わせを使って送信される番組を同時に受信する必要がある場合には、より精巧なLNB、分配器/スイッチのシステム、そしてSTBの数が増えれば急速に複雑になる配線に頼ることになる。
【0004】
・LNBによって送信される信号の周波数帯域における位置は、必ずしも家屋や部屋に存在する標準的なテレビ信号(ケーブルだろうが地上波だろうが)の分配配線網が十分に対応しておらず(減衰が大)、したがって、ケーブル/地上波信号分配網とは異なる衛星信号分配網を用意するか、それら全部の信号を同時に流せるような高品質のケーブルを導入するかする必要がある。
【0005】
米国特許US5,528,633は、無線周波数帯でのチューナー段と直交ダウンコンバータ(quadrature downconverter)段とを単一の装置に組み合わせることを記載している。この装置は無線周波数をベースバンドに変成する振幅変調チューナーとしてはたらき、特にLNBから無線周波数信号を受け取ってそれを必要とされるデジタル形式の信号に変換するよう構成されている。その記載は特に、いかなる振幅変調形式から導かれたデジタルデータ信号でもデジタル出力装置に直接入力することができることを述べている(col.7,lines 41−44)。
【0006】
この技術を使えばLNBの出力における信号の適応が容易になるが、複数のSTBが存在する場合に関する困難を解決するものではない。
【0007】
文書WO-01/56297は、ビデオを分配し、保存する家庭用システムに関するものである。それは、衛星放送とインターネットサービスの搬送信号を家の中の複数のテレビに無線で同時に分配することを可能にする。
【0008】
この目的のため、LNBを備えた外部アンテナに接続されたマスターデコーダユニットまたはSTB(Set Top Box)はテレビ受信機に電波信号を送信するよう設計される。マスターSTBは、上流から順に、無線周波(RF:radiofrequency)切り換えユニット、テレビチューナー、MPEG2(Moving Picture Experts Group[動画像専門家委員会])番組ストリームまたはIP(Internet Protocol[インターネットプロトコル])の復調器およびデマルチプレクサを含んでいる。それはまた、これらのストリームを局所アンテナとスレーブSTBを通じて家庭のテレビ受信機で利用するためのマルチプレクサならびにたとえばIEEE802.11またはHiperlan2のような無線プロトコルへの変換器をも含んでいる。
【0009】
この文書で開示されている技術の不都合な点は、家庭内に電波送信システムを設置する必要があるということである。さらに、LNBとマスターSTBとの間のケーブルは追加費用のもとになる。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の提供する、変調・多重化された形で受信された衛星デジタル信号のコンバータを使えば、信頼性が高く、特に経済的な仕方で複数の受信機が同時に認識できるようになる。
【0011】
本発明の信号コンバータは、地上波で受信されたデジタル信号にも使用されうる。
【0012】
本発明のコンバータはまた、好ましい諸実施形態では、標準的なテレビ信号分配網における、下流周波数受け入れの問題をも解決しうる。
【0013】
本発明はまた、受信したデジタル信号を変換する、上述した利点をもつ方法に関するものでもある。
【0014】
「コンバータ」「コンバージョン」「変換」は、ここでは広義に、ある第一の形のデジタル信号をある第二の異なる形に変えることを意味するものとする。
【0015】
このために、本発明の目的は、少なくとも一つの決められた周波数での同調によってこれらの信号の少なくとも一つの部分を選択するための、そしてその部分を復調するための、少なくとも一つの復調された部分信号を生成することのできる、変調・多重化された形で受信されたデジタル信号のコンバータである。
【0016】
前記コンバータはまた:
・これらの部分信号から諸区分(portions)を抽出するよう設計された、部分信号を多重化解除する手段と、
・抽出された諸区分を再多重化して少なくとも一つの再多重化ストリームとする手段と、
・この再多重化ストリームを目的受信機への送信のための特定の送信規格に準拠する形に修正するよう設計された再多重化ストリーム変成手段とを有しており、前記変成手段は前記再多重化ストリームを少なくとも一つの通信プロトコルに準拠するように修正するよう設計されている。
【0017】
本発明によれば、前記コンバータは上記の全手段ならびに前記選択手段より上流にある受信したデジタル信号の周波数ダウンコンバータ手段を含むユニットである。
【0018】
このように、前記コンバータは従前と異なり、多重化解除手段と再多重化手段とを信号周波数ダウンコンバージョンのために設計された単一のユニットのうちに統合している。この二つの手段が、所望の番組を選択し、それらを再結合し、出力として所望の情報を凝縮するのみならずそれを下流の配線網に適応されうる必要な形で伝達するストリームを生成することを可能にする。
【0019】
本発明のコンバータは、周波数ダウンコンバージョン機能がチューニング、復調、多重化解除機能から別個になっている既存のシステムとは対照的である。特に、文書WO-01/56297においては、前者がLNBに組み込まれているのに対して、後者はSTB内で実装されている。他の既知の技術では、後者はLNBから受け取った変調・多重化された信号を直接処理できる端末に組み込まれている。
【0020】
本発明のコンバータは受け入れられてきた通念を覆すものである。これまでの通念では、周波数ダウンコンバージョンは屋外で風雨にさらされる装置に実装され、チューナー、復調および多重化解除機能はより洗練された、屋内で使用されるSTBのような信号処理装置にまとめられるものであった。
【0021】
本発明は、必要な配線を著しく減らし、屋内での電波送信の必要を避け、それによりコストをかなり軽減できるという点でとりわけ有益である。
【0022】
前記選択・復調手段は、有利には「少なくとも一つの決められた周波数での同調」を、一つまたは複数のチューナーの存在によって行うことができる。ここで、前記手段の第一の実施形態によれば、必要な諸周波数を逐次選択できるようにする一つのチューナーが含まれる。第二の実施形態では、先頭でのAD変換と下流でのチャンネル選択のためのデジタル信号処理とに結合されて、複数のチューナーが並列的に含まれる。この後者の実施形態は特に、所与の周波数帯域内で異なる周波数に位置する複数のチャンネルを受信してそれらのチャンネルを並列的に抽出することができる。
【0023】
複数のコンバータを組み合わせることによって、複数の別個のソースからの信号を受信機に利用できるようにすることができる。そうするためには、異なるコンバータに由来し、同様の送信規格を使うことによって互換にされた再多重化されたストリームは、中央分配システムにおいて有利にまとめられる。この中央システムはこのように、目的受信機に関するリレーのはたらきをするのである。
【0024】
さらに、前記システムの展開はさまざまな仕方で得られる。特に次のようなケースがある。
【0025】
・個人の家の中で
・ビルの中で
・個人の家やビルの集合の中で
再多重化ストリームに使われるプロトコル(または使われる複数のプロトコルのうちの少なくとも一つ)は有利にはデジタルネットワークへの通信プロトコルである。コンバータがLNBに組み込まれる場合、この好ましい形態は、通常STBに見られる機能の一部をこのLNBのうちに再現し、このLNBの出力におけるデジタル信号をたとえばパソコンの世界で使われる標準の形で送信することを意味する。
【0026】
こうした実施形態は、パソコン(パーソナルコンピュータ)の領域に関連した応用分野のために市場の強い注目を集めている新しいテクノロジーに関し、とりわけ先見の明に富むものである。パソコンの世界とテレビの世界の合流が現在起こりつつある。実際、家庭やビル内においてテレビ信号の配信をパソコン間のデータ通信に使われているのと同じ形で行うことを提案することもできる。
【0027】
そのような配信方法はまた、ビデオ以外の種類のサービス(特定のデータやインターネットなど)を衛星によって受信することをより容易にする。よって、現在ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line[非対称デジタル加入者線])によってデジタルテレビを受信できるインターネット端末(「IP」端末)上で利用できるサービスの衛星パッケージへの拡張を可能にするのである。
【0028】
好ましくは、前記通信プロトコルは、イーサネット(登録商標)、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers[アメリカ電気電子通信学会])、IEEE802.11a、Hiperlan2の諸規格ならびに電力線通信プロトコルのうちから選ばれる。
【0029】
実は、このプロトコルに関して少なくとも三つの変形が考えられる。データを送信するのにケーブルを必要とする第一のバージョン、第二の「無線」バージョン、そして電力線網を利用する第三のバージョンである。第一については、ネットワークを構成するものとして特にイーサネット(登録商標)(たとえば10ベースT、100ベースT、1000ベースT)規格や電力線規格が考えられる。第二については、IEEE802.11aやIEEE802.11eが好適な候補である。考えられる上位のプロトコルはIP(Internet Protocol)である。当然ながら、その他の同様の規格を使うこともできる。たとえば、「無線」バージョンでIEEE802.11a/IPに代わる方策としてはHiperlan2/IEEE1394がある。
【0030】
上流での通信に関するある好ましい実施形態では、コンバータは衛星によって送信されるデジタル信号を変換することが意図されている。この場合、コンバータはLNBに組み込まれるのが好ましい。
【0031】
別のある実施形態では、コンバータは地上波で送信される信号を変換することが意図されている。地上波のシステムとしてはとりわけ、LMDS(Local Multipoint Distribution System[ローカル多地点配信サービス])やMMDS(Multichannel Multipoint Distribution Service[多チャンネル多地点配信サービス])を含みうる。
【0032】
ある有利な形態では、コンバータは衛星信号および地上波LDMS/MMDS信号の両方を扱える。
【0033】
さらに、興味深い諸実施形態によると、コンバータは、変調・多重化された形で受信される、他のデジタル信号を受信する手段を有する。そのデジタル信号は、ケーブルを通じて送信される信号ならびに地上波によって送信されるUHF帯域の信号およびVHF帯域の信号のうちから選ばれるものである。選択・多重化解除・再多重化・変成手段もまたこれらの他の信号に適用されることが意図されている。
【0034】
このように、コンバータは、周波数ダウンコンバージョンを必要としない少なくとも一つの他の種類のデジタル信号を受信し、周波数ダウンコンバージョンのある信号(特に衛星、地上波LMDS、MMDSのうちの一部または全部)の場合と同じように、それに対して周波数同調による選択・復調・多重化解除・再多重化・変成の工程を適用することができる。この場合、コンバータには二種類の信号(それぞれ周波数ダウンコンバージョンがあるものとないもの)にそれぞれ関係する少なくとも二つの入力が備わっていることになる。
【0035】
有利には、それは、衛星、地上波LMDS、MMDSのうちの一部または全部の受信に加えて:
・UHF/VHF(Ultra-High Frequencies[極超短波]、Very High Frequencies[超短波])帯域における、たとえば標準的なDVB−T(Digital Video Broadcasting−Terrestrial[デジタルビデオ放送−地上波])に準拠したデジタル地上波受信および、
・ケーブル受信
の一方または両方ために意図されたものである。
【0036】
有利には、選択・復調手段は、部分信号を生成するために、送信デジタルチャンネルを選択し、復調するよう意図される。これらのチャンネルは典型的には、ある偏極と帯域の組み合わせの集合において利用可能な全チャンネルのうちから選択される。衛星信号については、この目的のためには「Quattro」タイプのLNBが有利に用いられる。QuattroタイプのLNBとは、標準的な4つの偏極/帯域の組み合わせ(縦偏極または横偏極、高域または低域)を出力するよう設計されたものである。
【0037】
多重化解除手段は、好ましくは、少なくとも一部の区分をなすオーディオビジュアル番組を抽出するよう設計される。したがって、再多重化手段は、有利には、これらの諸区分を再多重化して、再多重化ストリームを構成するMPEGトランスポートストリームとすることができる。こうして生成されるトランスポートストリームの数は、同時に視聴または録画されている異なる番組の数による。番組の数が十分小さければ(典型的には8未満)、単一のマルチプレックスで十分である。この再多重化工程は、転送パケットの修正を伴うことができる。実際、たとえば、あるパケット識別子(PID:packet identifier)フィールドの値やあるクロック参照フィールド(PCR:Program Clock References[番組クロック参照])の値を修正することが望ましいこともあるのである。
【0038】
好ましくは、コンバータはまた、目的受信機から受信した伝達情報を抽出する手段を有しており、前記変成手段はこの伝達情報に基づいて送信規格を決定することができる。これにより、コンバータは受信装置の種類やそれが属するネットワークに応じて出力信号の性質を適応させることができる。
【0039】
さらに、コンバータはまた、好ましくは、目的受信機から受信した抽出情報を抽出する手段を有しており、前記変成手段はこの抽出情報に基づいて部分信号や区分を決定することができる。このようにして、コンバータは受信機の要求に適応すること、特に該受信機に要求された番組を送信することができる。
【0040】
「受信機から」という表現は、これらの受信機から直接送信されるメッセージのみならず、これらの受信機がつながっているローカルネットワークの一つまたは複数の実体によって送信されるメッセージもが意味される。
【0041】
いくつかの実施形態の変形では、上記した情報(送信規格、部分信号および部分信号の区分)またはその一部は目的受信機によって送られた情報から得られるのではなく、当該受信機およびそれが属するローカルネットワークからは独立した事業者によって事前設定または設定される。
【0042】
ある特に有利な実施形態によれば、コンバータはまた、目的受信機からの戻り信号を変調する手段を有する。
【0043】
それにより、特に、衛星戻り回線(双方向LNB)への情報のフィードバックを単純化することができる。そのような実施形態の著しい利点は、事業者への戻り回線が提供されていてもいなくても、目的受信機(特にSTB)が同一にできるという点である。事業者への戻り回線をもつ受信機の内部に組み込まれるよう設計されるのが通例の変調機能がこの場合にはコンバータに組み込まれるのである。受信機はローカルな双方向機能を備えている、すなわちコンバータまでの上り通信回線を有しているだけで十分なのである。
【0044】
そのような集中変調を用いたある有利な実施形態においては、コンバータは、少なくとも二つの異なる種類の変調方式に従って戻り信号を変調できる。そのような多機能コンバータは、用いられる用途に応じて、たとえば衛星および地上波といった具合に複数の戻り送信回線に適応できる。
【0045】
本発明はまた、変調・多重化された形で受信されたデジタル信号の変換方法であって、受信信号が周波数ダウンコンバートされ、少なくとも一つの決められた周波数での同調によってこれらの信号の少なくとも一部分が選択され、これらの部分が復調されて少なくとも一つの復調部分信号を生成する、方法に関するものでもある。
【0046】
この変換方法は、
・これらの部分信号の諸区分を抽出するために部分信号を多重化解除し、
・抽出された諸区分を少なくとも一つの再多重化ストリームに再多重化し、
・目的受信機への特定の送信規格に従ってこの再多重化されたストリームを変成し、それによりこの再多重化ストリームが少なくとも一つの通信プロトコルに準拠するようにする、
ステップを有する。
【0047】
本発明によれば、周波数ダウンコンバージョン、周波数同調、復調、多重化解除、再多重化、変成の全ステップは同一の装置によって実行される。
【0048】
この変換方法は好ましくは、本発明の実施形態のうちのいずれか一つに基づくコンバータによって実施される。
【0049】
本発明は、決して限定的な意味のない、付属の図面を参照しての下記の実施形態および実装形態によってよりよく理解され、解説されることであろう。
【0050】
図面および以下の説明においては、提示されているモジュールは機能ユニットであって、物理的に区別できるユニットに対応することもあれば、対応しないこともある。たとえば、これらのモジュールまたはそのうちのいくつかが単一のコンポーネントにまとめられたり、同じソフトウェアの諸機能を構成したりすることもできる。逆に、一部のモジュールが複数の物理的実体から構成されることもありうる。
【0051】
さらに、同一または同様の要素は同じ参照符号で示され、英字を付記してある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0052】
送信機2(図1)は放送によって、変調・多重化された形の放送信号11を受信機R1、R2…Rnに、通信ネットワーク5、すなわち衛星またはケーブルネットワークなどを通じて送信する。放送信号11は、受信機R1〜Rnを結ぶローカルネットワーク6に結びついた信号コンバータ1によって受信される。このコンバータ1の機能は、特に前記受信機によって、または前記ローカルネットワーク上の実体によって送信される制御情報16に基づいて、信号11を変成し、ローカルネットワーク6および受信機R1〜Rnに適応したストリーム15を生成するようにすることである。
【0053】
さらに、図示された実施形態では、受信機R1〜Rnは、コンバータ1によって戻り信号を送信機2に、あるいはサービス事業者のような別のシステムに伝達することができる。このような戻り信号は、コンバータ1に上り通信信号の形で送られ、次いでコンバータ1によって変調された戻り信号18に変換され、それが送信機2へと中継される。
【0054】
より詳細には(図2)、コンバータ1は、周波数ダウンコンバージョンモジュール41およびチューニング選択・復調モジュール21を有しており、これが受信信号11に適用され、決められた送信チャンネルの抽出物のような部分信号を生成するようになっている。コンバータ1はまた、これらの部分信号12の、典型的にはオーディオビジュアル番組をなす諸区分13を抽出することのできる多重化解除モジュール22を有している。再多重化モジュール23の機能は、これらの諸区分13を多重化して一つまたは複数の再多重化ストリーム14にすることである。この再多重化ストリーム14は一つまたは複数のMPEGトランスポートストリームからなっていることができる。変成モジュール24は、これらの再多重化ストリーム14を受信機R1〜Rnへの決められた送信規格に従って、たとえばローカルネットワーク6に適応した通信プロトコルに従って修正する役割を担っている。こうして変成モジュール24の出力に生成される適応されたストリーム15は受信機R1〜Rnに送信される。
【0055】
コンバータ1はまた、コマンドパラメータ決定モジュール25を有している。これは、ローカルネットワーク6(特に受信機R1〜Rn)によって伝達される制御情報16から、コンバータ1に実装されている機能を制御するための制御パラメータ―ローカルネットワーク6に関連して使用するプロトコル、部分信号の種別、抽出すべき諸区分、など―を抽出するよう設計されている。
【0056】
コンバータ1における変調モジュール27は、さらに上り通信信号17を処理し、変調された戻り信号18を生成する。周波数アップコンバージョンモジュール42はこの信号を送信の前に準備する。
【0057】
さらに、制御ユニット26はコンバータ1の全モジュールの動作を監督する。
【0058】
これから衛星通信でコンバータ1がLNBに組み込まれている場合について、具体的な実施形態および実装形態をより詳細に説明する。
【0059】
記載される例においては、コンバータ1はLNBそのものをなすものと、すなわち上述した機能モジュールを含み、LNBに組み込まれたユニットという形をとるものと考えられる。
【0060】
第一の応用においては(図3で、参照符号にAを付している)、コンバータ1AをもつLNBを備えた衛星アンテナ50Aが、標準的なイーサネット(登録商標)100ベースT(以下、簡単のため「100BT」)に基づき、ハブ局7A(「100BTハブ」)をもつローカルケーブルネットワーク6Aに接続されている。この局は、STB、テレビ、パソコン、プリンタ、ADSLモデムのようなさまざまな受信機装置R1A、R2A、…R7Aにつながっている。このハブ局7Aにケーブル接続されたLNBのコンバータ1Aは、受信した衛星信号11を変成して、イーサネット(登録商標)100BT規格に従うよう適応したストリーム15を直接生成することができる。
【0061】
第二の応用においては(図4で、参照符号にBを付している)、コンバータ1BをもつLNBを備えた別のアンテナ50Bが、標準的なIEEE802.11aに基づくローカル無線ネットワーク6Bに送信するよう構成されている。この局は、STB、パソコン、プリンタ、ADSLモデムのようなさまざまな受信機装置R1B、R2B…R7Bにつながっている。LNBのコンバータ1Bは、受信した衛星信号11を変成して、標準的なIEEE802.11aに従うよう適応したストリーム15を直接生成することができる。
【0062】
第三の応用においては(図5で、参照符号にCを付している)、それぞれコンバータ1C、1C′、1C″をもつLNBを備えた三つの衛星アンテナ50C、50C′、50C″が、標準的なイーサネット(登録商標)100BTに基づき、ハブ局7Cをもつローカルケーブルネットワーク6Cに接続されている。この局は、STB、テレビ、パソコン、プリンタのようなさまざまな受信機装置R1C、R2C、…R7Cにつながっている。このハブ局7Cにケーブル接続されたコンバータ1C、1C′、1C″のそれぞれは、受信した衛星信号11を変成して、イーサネット(登録商標)100BT規格に従うよう適応したストリーム15を直接生成することができる。こうして複数のアンテナを認識することで、ネットワーク6Cのために複数のパッケージがサポートできるようになる。さらに、記載された実施形態は、標準的な設置において必要とされる信号の分配や切り換えの付属品をなくすことで、設置の簡単化を可能にする。
【0063】
コンバータ1に適応したLNBおよびSTBについてこれから敷衍する。コンバータ1を含むLNB51(図6)は、前記コンバータ1内に、受信信号11の複数の組み合わせの分離モジュール31を有している。この分離モジュール31はたとえば、LNBがQuattroタイプであれば四つの偏極/帯域の組み合わせを与え、選択・復調モジュール21に送信することができる。また、周波数をダウンコンバートし、受信信号を増幅するよう構成されている。
【0064】
コンバータ1の内部にあって、選択・復調モジュール21は多チャンネルチューナー/復調器から構成されており、4つの偏極/帯域の組み合わせ上で得られるあらゆるチャンネルのうちから決められた衛星デジタルチャンネルをm個選択し、復調することができる。さらに、多重化解除モジュール22と再多重化モジュール23を含む、多重化解除・再多重化ユニット28は、前記m個の復調されたチャンネルから視聴者が視聴または録画したい番組を抽出し、それらのチャンネルをp個のMPEGトランスポートストリーム(「マルチプレックス」)を再構成する。
【0065】
コンバータ1のネットワークインターフェース29は、変成モジュール24とコマンドパラメータ決定モジュール25を組み込んでおり、これらのp個のマルチプレックスを通信プロトコル(たとえばIPおよびイーサネット(登録商標)100BTもしくはIEEE802.11a)の送信フレームにカプセル化する。このネットワークインターフェース29はまた、ネットワーク6上に存在するさまざまなデバイスから受け取った制御情報16から、要求装置ならびに復調する必要のあるチャンネルおよび番組を決定するために必要な情報を抽出する。この情報は、送信フレームの目的地フィールドを埋めるのに使われ、そして制御バスを通じて制御ユニット26によってチューナー/復調器21およびマルチプレクサ/デマルチプレクサ(ユニット28)を制御するのに使われる。ネットワークインターフェース29はまた、送信すべきデータ(上り通信信号17)を取得し、それを変調モジュール27に送ることができる。
【0066】
コンバータ1はまた、変調モジュール27によって送られた変調された戻り信号18を衛星経由で返す前に処理するための、周波数転換・増幅モジュール32を有している。
【0067】
LNB51に対応する適切なSTB60(図7)はコンバータ1から適応された、すなわちローカルネットワーク上の通信プロトコル(たとえばイーサネット(登録商標)100BTまたはIEEE802.11a)に準拠したストリーム15を受信するよう設計されたネットワークインターフェース62を有している。STB60はまた、デマルチプレクサモジュール63、オーディオ/ビデオデコーダ64、テレビ用の外部インターフェース65、制御バスを通じてこれらさまざまな実体を制御するプロセッサ66を含む標準的な機能のセット61を有している。STB60はしたがって、衛星受信を受け持つ部分(チューナー・復調器)がここでは使用されるネットワーク上に存在するデータを受信できるようにするネットワークインターフェース62で置き換えられている点を除けば、標準的な衛星STBと同一である。
【0068】
STB60のいくつかの特定の実施例によれば、インターフェース62およびプロセッサ66は、LNB51に対して存在情報を、よって可能性としては使われている通信プロトコルの同定に関するデータをも送信するよう適応されている。
【0069】
ここで、第一の例では、STB60はこの情報をコンバータ1の要求によって送信する(この要求は特に、事業者によって初期化または更新段階で発されたり、自動的に一定周期で発されたりすることができる)。
【0070】
第二の例では、STB60はネットワークへの接続のたびにこの情報の送信を行い、切断のたびに存在終了信号を送信するよう設計される。
【0071】
いくつかの変形実施形態では、衛星戻り回線は設けられず、LNBはモジュール27や32を含まない。
【0072】
以下、LNB51およびSTB60についての特定の実装方法について説明する(参照符号にDを付す)。説明を簡単にするため、LNB51DおよびSTB60Dの衛星戻り回線に関する部分は図示せず、記述中でも展開しない。
【0073】
LNB51D(図8)は、コンバータ1Dの内部に、周波数帯域950MHz〜2150MHzの4つのIF信号(IF:Intermediate Frequencies[中間周波数])の形で4つの偏極/帯域の組み合わせを与える(LNB Quattro)分離モジュール31Dを有している。
【0074】
選択・復調モジュール21(参照符号21D)は、切り換え盤33を有しており、これは、前記4つの信号のうちのいずれをもm個のチューナーT1、T2…Tmおよびそれぞれに付随する復調器DMD1、DMD2…DMDmの組に配列させることができる。チューナーTiは既知のチューナーであり、アナログ信号を与え、それが次いでAD変換されて復調器DMDiの初段によってデジタル信号に変換される。ある変形の実施形態では、これらの孤立したチューナーTiの代わりにIF信号をごく早い段階でサンプリングして、復調すべきm個の信号を供給するフィルタリングおよび周波数転換工程すべてをデジタル的に行うデジタルチューナーが用いられる。
【0075】
多重化解除・再多重化ユニット28(参照符号28D)は、前記復調器DMD1〜DMDmからm個の復調された部分信号をそれぞれm個の多重化解除器DMX1、DMX2…DMXm(これが多重化解除ユニット22Dを形成する)にて受け取る。復調および多重化解除を行うm個の工程は衛星STBに普通に見られるものである。m個の復調器DMDiおよび多重化解除器DMXiの機能は、信号を使われた送信規格(たとえば、ヨーロッパではDVB−S[Digital Video Broadcasting−Satellite デジタルビデオ放送−衛星]、アメリカではDSS[Digital Satellite System デジタル衛星システム])に従って処理して、ローカルネットワーク6に接続している視聴者が視聴または録画したい番組に対応するデータを復元する。
【0076】
多重化解除・再多重化ユニット28Dにおいて、再多重化ユニット23Dは、復元されたm個の番組を再多重化してp個のストリーム(たとえばMPEG規格のトランスポートストリーム)とし、それをネットワークインターフェース29Dに提示する。前記p個のストリームは単一のストリームからなるものでもよい。
【0077】
このネットワークインターフェース29Dは、伝送系列のうちに逐次:
たとえばIPのような上位プロトコルの管理装置34と、
伝送媒体へのアクセスの管理を担う、MAC(MAC:Medium Access Control[メディアアクセスコントロール])と呼ばれる、媒体へのアクセスを管理するための、当該媒体に依存する、したがって有線版と無線版では異なるインターフェース35と、
伝送媒体上に存在する信号を物理的に処理するよう意図され、当該媒体に依存する性質をもつ物理的なインターフェース36と、
任意的に、無線リンク(たとえばIEEE802.11aプロトコルを用いた)、電波送信に関連する動作(周波数転換、フィルタリング、電源制御、利得制御など)を担う無線インターフェース37、
とを有している。
【0078】
RAM(Random Access Memory[ランダムアクセスメモリ])メモリ(参照符号39)およびROM(Read Only Memory[読み出し専用メモリ])メモリもしくはフラッシュメモリ(参照符号40)を備えたプロセッサ38は、LNB51Dの全機能を制御し、これらの機能のソフトウェア部分を実行する。
【0079】
STB(参照符号60D)の詳細(図9)は、衛星受信を受け持つ部分(チューナー・復調器)がネットワークインターフェース62Dで置き換えられている点において、標準的な衛星STBと異なっている。このネットワークインターフェース62Dは、伝送系列のうちに逐次:
ローカルネットワーク6が無線タイプの場合、任意的に、無線インターフェース67と、
前記インターフェース上に存在する信号を物理的に処理する、使用される当該伝送媒体に依存し、したがって有線版と無線版とでは異なる物理的なインターフェース68と、
伝送媒体へのアクセス層を提供し、やはり当該伝送媒体に依存するMACインターフェース69と、
たとえばIPのような上位プロトコル層70、
とを有している。
【0080】
いくつかの変形の実施形態によれば、コンバータ1は、衛星信号の代わりに、あるいは衛星信号に加えて地上波信号(特にMMDS/LMDS)を処理することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0081】
【図1】通信ネットワークに信号を送信し、コンバータによって受信された信号を本発明に基づいて変成し、コンバータからローカルネットワークの受信機にストリームを送信するためのシステムの機能図である。
【図2】図1のコンバータの機能ブロックを図式的な形で示す図である。
【図3】図1および図2のコンバータの、有線ネットワークに結合しているLNBの場合の第一の応用を示す図である。
【図4】図1および図2のコンバータの、無線ネットワークに結合しているLNBの場合の第二の応用を示す図である。
【図5】図1および図2のコンバータの、有線ネットワークに結合しているLNBが3つある場合の第三の応用を示す図である。
【図6】図1および図2のコンバータを、たとえば図3ないし5の実施形態の一つのLNB内に組み込むところを図式的に示す図である。
【図7】図1から図6の受信機の一つのSTBの機能ブロックを示す図である。
【図8】図6のLNBの一つの実装の詳細を示す図である。
【図9】図7のSTBの一つの実装の詳細を示す図である。
【符号の説明】
【0082】
1 コンバータ
2 送信機
5 通信ネットワーク
6 ローカルネットワーク
7A ハブ局 イーサネット(登録商標)100BT
7C ハブ局 イーサネット(登録商標)100BT
21 選択・復調
22 多重化解除
23 再多重化
24 変成
25 コマンドパラメータ決定
26 制御ユニット
27 変調
29 ネットワークインターフェース
31 分離
32 周波数転換・増幅
33 切り換え
34 上位プロトコル
35 MACインターフェース
36 物理インターフェース
37 無線インターフェース
38 プロセッサ
39 RAM
40 ROM/フラッシュメモリ
41 周波数ダウンコンバージョン
42 周波数アップコンバージョン
62 ネットワークインターフェース
63 デマルチプレクサ
64 オーディオ/ビデオデコーダ
65 外部インターフェース
66 プロセッサ
67 無線インターフェース
68 物理インターフェース
69 MACインターフェース
70 上位プロトコル
R 受信機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
変調・多重化された形で受信されたデジタル信号(11)のコンバータ(1)であって、少なくとも一つの決められた周波数での同調によって前記信号(11)の少なくとも一つの部分を選択する(T1…Tn)ための、そして前記部分を復調する(DMD1〜DMDn)ための、少なくとも一つの復調された部分信号(12)を生成することのできる手段(21)を有し、
前記コンバータ(1)がまた:
・前記部分信号(12)から諸区分(13)を抽出するよう設計された、前記部分信号(12)を多重化解除する手段(22、DMX1〜DMXn)と、
・抽出された前記諸区分(13)を再多重化して少なくとも一つの再多重化ストリーム(14)とする手段(23)と、
・前記再多重化ストリーム(14)を目的受信機(R1〜Rn)への送信のための特定の送信規格に準拠する形に修正するよう設計された、前記再多重化ストリーム(14)を変成する手段(24)とを有しており、前記変成手段(24)は前記再多重化ストリームを少なくとも一つの通信プロトコルに準拠するように修正するよう設計されており、
当該コンバータ(1)が前記手段(21〜24)のすべてを、前記選択手段(21)の上流にある受信デジタル信号の周波数ダウンコンバージョン手段(41)とともに含むユニットを有することを特徴とする、コンバータ(1)。
【請求項2】
衛星によって送信されるデジタル信号(11)を変換するよう意図されていることを特徴とする、請求項1記載のコンバータ(1)。
【請求項3】
ローカル多地点配信サービスおよび多チャンネル多地点配信サービスのうちから選ばれる通信技術に基づいて地上波で送信されるデジタル信号を変換するよう意図されていることを特徴とする、請求項1または2のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項4】
前記通信プロトコルの少なくとも一つがデジタルネットワークへの通信のためのプロトコルであり、好ましくはイーサネット(登録商標)、IEEE1394、IEEE802.11a、Hiperlan2および電力線通信プロトコル規格のうちから選ばれることを特徴とする、請求項1ないし3のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項5】
前記選択・復調手段(21)が前記部分信号(12)を生成するために送信デジタルチャンネルを選択して復調するよう設計されていることを特徴とする、請求項1ないし4のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項6】
前記多重化解除手段(22)が前記区分(13)の少なくとも一部を構成するオーディオビジュアル番組を抽出するよう設計されていることを特徴とする、請求項1ないし5のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項7】
前記再多重化手段(23)が前記区分(13)を再多重化して前記再多重化ストリーム(14)を構成するMPEGトランスポートストリームにすることができることを特徴とする、請求項6記載のコンバータ(1)。
【請求項8】
目的受信機(R1〜Rn)から受け取った伝達情報(16)を抽出する手段(25)をも有し、そして前記変成手段(24)が前記伝達情報に基づいて送信規格を決定することができることを特徴とする、請求項1ないし7のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項9】
当該コンバータが目的受信機(R1〜Rn)から受け取った抽出情報(16)を抽出する手段(25)をも有し、そして前記変成手段(24)が前記抽出情報に基づいて前記部分信号(12)および前記区分(13)を決定することができることを特徴とする、請求項1ないし8のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項10】
目的受信機(R1〜Rn)からのフィードバック信号(17)を変調する手段(27)をも有することを特徴とする、請求項1ないし9のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項11】
当該コンバータが、ケーブルにより送信される信号ならびに地上波によって送信されるUHF帯域の信号およびVHF帯域の信号のうちから選ばれる、変調・多重化された形で受信される他のデジタル信号を受信する手段を有し、前記選択(21)・多重化解除(22)・再多重化(23)・変成(24)手段もまた前記した他の信号に適用されることが意図されていることを特徴とする、請求項1ないし10のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)。
【請求項12】
変調・多重化された形で受信されるデジタル信号(11)の変換方法であって、受信信号(11)が周波数ダウンコンバートされ、少なくとも一つの決められた周波数での同調によって前記信号(11)の少なくとも一部分が選択され、これらの部分が復調されて少なくとも一つの復調部分信号(12)を生成するものであり、
当該方法が以下のステップ、すなわち:
・前記部分信号(12)の諸区分(13)を抽出するために前記部分信号(12)を多重化解除し、
・抽出された前記諸区分(13)を少なくとも一つの再多重化ストリーム(14)に再多重化し、
・目的受信機(R1〜Rn)への特定の送信規格に従って前記再多重化されたストリーム(14)を変成し、それにより前記再多重化ストリーム(14)が少なくとも一つの通信プロトコルに準拠するようにする、
ステップを有しており、
周波数ダウンコンバージョン、周波数同調、復調、多重化解除、再多重化、変成の前記ステップのすべてが同じ装置(1、51)によって実行されることを特徴とするものであり、
好ましくは請求項1ないし11のうちいずれか一項記載のコンバータ(1)によって実装される方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公表番号】特表2006−523978(P2006−523978A)
【公表日】平成18年10月19日(2006.10.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−505557(P2006−505557)
【出願日】平成16年4月16日(2004.4.16)
【国際出願番号】PCT/EP2004/050537
【国際公開番号】WO2004/093455
【国際公開日】平成16年10月28日(2004.10.28)
【出願人】(501263810)トムソン ライセンシング (2,848)
【氏名又は名称原語表記】Thomson Licensing 
【住所又は居所原語表記】46 Quai A. Le Gallo, F−92100 Boulogne−Billancourt, France
【Fターム(参考)】