多条刈コンバイン
【課題】刈幅が走行車体幅より広く構成された刈取部を、姿勢変更させて車体幅内に収めるようにし、狭い道路での走行やトラック輸送を容易に行えるものとする。
【解決手段】刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成とする。
【解決手段】刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、多条刈の刈取部で穀稈を刈り取り、脱穀部に搬送供給して脱穀する多条刈コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に示されているように、穀稈を刈り取って脱穀部に搬送供給する刈取部と、刈取部を昇降制御する昇降手段と、刈取部を左右に回動させる回動フレームとが一体的に縦軸芯回りに回動するように設けて、メンテナンスの容易化を図るようにした構成ものが開示されている。
【特許文献1】特開2004−24066号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、刈取部の刈幅が走行車体幅より幅広く構成された多条刈コンバインにあっては、狭い道路での運行やトラック輸送が困難であり、特に、トラック輸送に際しては刈取部をコンバイン本体から取り外して別個に積み込まなければならない問題があった。
【0004】
本発明の課題は、上記問題点を解消し、同時にメンテナンスも容易に行える多条刈コンバインの刈取部回動収納装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、穀稈を刈り取って脱穀部(3)に搬送供給する刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成としたことを特徴とする多条刈コンバインとする。
【0006】
刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって所定位置より前方に移動させれば、刈取部(4)の刈取搬送終端部が脱穀部(3)のフィードチェン始端部から前方に離間する。そして、刈取部(4)を上下方向の縦軸芯(23)を支点として略90°回動させると、刈取部(4)は通常の前向き姿勢の状態から横向き姿勢の状態に姿勢変更されて、刈取部(4)全体が走行車体(1)の幅内に収められる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車体一側に設けた伸縮移動手段(18)により刈取部(4)を前方に移動させ、上下方向の縦軸芯(23)回りに回動させることによって刈取部(4)が通常の前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更されることになるので、刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈のコンバインでありながら、刈取部(4)を走行車体(1)の幅内に収めることができ、狭い道路での運行やトラック輸送等が容易に行える。また、この際、刈取部(4)全体を前方に大きく移動させるので、脱穀部(3)の前側に設置された各装置のメンテナンスはもとより、その横側部のエンジンやその周辺のメンテナンスも容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、コンバインの側面図を示すものであり、この走行車体1には、左右一対の走行クローラ2,2を備え、後部に搭載した脱穀装置(脱穀部)3の前方部に刈取部4を設置し,刈取部4の横側部には運転席5や操作ボックス6等を有する運転操作部を備え、更に、その運転操作部の後方には脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンクGを装備している。
【0009】
刈取部4は、立毛する穀稈を左右に分草する分草体7、分草後の穀稈を引き起す引起し装置8、引起し後の穀稈を刈り取るバリカン式の刈取装置9、刈取後の穀稈を後方の脱穀部3まで揚上搬送して脱穀フィードチェン11に受け継がせる刈取穀稈搬送装置10等からなり、刈取懸架台13に対して上下に昇降可能で前後方向に沿わせて設けた刈取縦フレーム16及び該刈取縦フレームの先端に左右横方向に沿わせて設けた刈取横フレーム17に装備している。なお、この実施例における刈取装置9の刈幅D1は、7条以上の穀稈を刈り取ることのできる刈幅を保有してあり、走行車体幅D2よりも広く(図2参照)なっている。
【0010】
刈取縦フレーム16は、刈取懸架台13上において左右横方向に架設された刈取入力軸14を支点として上下回動する構成であり、刈取懸架台13と刈取縦フレーム16間に連結する刈取昇降シリンダ15の伸縮作動によって刈取部4が昇降するようになっている。
走行車体1の一側(実施例では左側)には、前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段18を設けて、刈取部4を前後方向にスライド移動させるように構成している。
【0011】
伸縮移動手段18は、図3及び図4に示す実施例では、走行フレームを兼ねた前後方向に沿うレール台19と、このレール台19内を前後方向に伸縮スライド移動する前後スライドレール20とからなり、そして、前後スライドレール20の前端部には前記刈取懸架台13をコの字型金具12を介して装着支持する構成としている。また、レール台19とスライドレール20との間にはローラ21を介装してスライドレールが手動でも軽くスライド移動するようにしている。レール台19に対するスライドレール20の固定はピン22にて行うように構成している。
【0012】
刈取懸架台13は、スライドレール20の移動に伴って刈取部と一緒に前後動する構成とし、そして、この前方への移動距離は、刈取部の向きを変更するとき、刈取部が本機側と干渉しない位置まで移動させる範囲内にあればよい。また、刈取懸架台13は、スライドレール20に対して上下方向の縦軸芯23回りに回動可能に装着し、刈取部4が図2に示す前向き姿勢と図3に示す横向き姿勢とに姿勢変更できるように構成している。
【0013】
上記の構成例は、刈取部の姿勢変更を手動操作によって行うものであるが、図7及び図8に示すように、刈取懸架台の前後移動手段として、油圧により前後方向に伸縮作動する前後伸縮シリンダ24によって行うように構成してもよく、また、縦軸芯23回りにおける刈取部の姿勢変更手段として、刈取回動シリンダ25の伸縮作動によって行うように構成することもできる。
【0014】
なお、刈取懸架台の前後移動並びに左右回動は、モータの駆動によりラック・ピニオン機構を介して作動させる手段を採用するものであってもよい。
図9〜図12に示す実施例は、刈取懸架台13の左右両端部に、該刈取懸架台が左右方向に回動可能な支点軸P1,P2を設け、メンテナンス時には、刈取懸架台13は、左端の支点軸P1を回動中心として左側に回動させて刈取部4を図10の状態から図11の状態にオープンする。また、車体幅内収納時には、刈取懸架台13は、左側にオープン後、右端の支点軸P2を中心として右回りに180°回動させて刈取部を図12のように姿勢変更して車体幅内に収納することができる。
【0015】
また、他の実施例として、刈取部4は、刈取懸架台13の左端に設けた上下方向の支点軸Pを支点として左右に回動する構成とし、刈取懸架台はパンタグラフ状のリンク機構又はモータ駆動によるラック・ピニオン機構或いは図13及び図14に示す前後伸縮シリンダ24により前方に移動する構成とする。そして、刈取懸架台を前方に移動させた後、支点軸Pを中心として右回りに90°回動させれば、上記実施例(図10〜図12)と同様に、刈取部は右横向き状態に姿勢変更して車体幅内に収納することができる。
【0016】
なお、刈取部先端の各分草体7…は上下方向或いは左右方向に折り畳むことができれば刈取部収納時の左右幅を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバイン要部の平面図
【図3】同上要部の平面図
【図4】同上要部の正面図
【図5】伸縮移動手段の側面図
【図6】同上正断面図
【図7】コンバイン要部の平面図
【図8】同上要部の正面図
【図9】コンバイン要部の側面図
【図10】同上要部の平面図
【図11】同上要部の平面図
【図12】同上要部の平面図
【図13】別実施例のコンバイン要部の平面図
【図14】同上要部の平面図
【符号の説明】
【0018】
1 走行車体
3 脱穀部
4 刈取部
13 刈取懸架台
18 伸縮移動手段
19 レール台
20 前後スライドレール
23 縦軸芯
24 前後伸縮シリンダ
25 刈取回動シリンダ
【技術分野】
【0001】
この発明は、多条刈の刈取部で穀稈を刈り取り、脱穀部に搬送供給して脱穀する多条刈コンバインに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、特許文献1に示されているように、穀稈を刈り取って脱穀部に搬送供給する刈取部と、刈取部を昇降制御する昇降手段と、刈取部を左右に回動させる回動フレームとが一体的に縦軸芯回りに回動するように設けて、メンテナンスの容易化を図るようにした構成ものが開示されている。
【特許文献1】特開2004−24066号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一般に、刈取部の刈幅が走行車体幅より幅広く構成された多条刈コンバインにあっては、狭い道路での運行やトラック輸送が困難であり、特に、トラック輸送に際しては刈取部をコンバイン本体から取り外して別個に積み込まなければならない問題があった。
【0004】
本発明の課題は、上記問題点を解消し、同時にメンテナンスも容易に行える多条刈コンバインの刈取部回動収納装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
この発明は、上記課題を解決すべく次のような技術的手段を講じた。
すなわち、穀稈を刈り取って脱穀部(3)に搬送供給する刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成としたことを特徴とする多条刈コンバインとする。
【0006】
刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって所定位置より前方に移動させれば、刈取部(4)の刈取搬送終端部が脱穀部(3)のフィードチェン始端部から前方に離間する。そして、刈取部(4)を上下方向の縦軸芯(23)を支点として略90°回動させると、刈取部(4)は通常の前向き姿勢の状態から横向き姿勢の状態に姿勢変更されて、刈取部(4)全体が走行車体(1)の幅内に収められる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車体一側に設けた伸縮移動手段(18)により刈取部(4)を前方に移動させ、上下方向の縦軸芯(23)回りに回動させることによって刈取部(4)が通常の前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更されることになるので、刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈のコンバインでありながら、刈取部(4)を走行車体(1)の幅内に収めることができ、狭い道路での運行やトラック輸送等が容易に行える。また、この際、刈取部(4)全体を前方に大きく移動させるので、脱穀部(3)の前側に設置された各装置のメンテナンスはもとより、その横側部のエンジンやその周辺のメンテナンスも容易に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
この発明の実施例を図面に基づき説明する。
図1は、コンバインの側面図を示すものであり、この走行車体1には、左右一対の走行クローラ2,2を備え、後部に搭載した脱穀装置(脱穀部)3の前方部に刈取部4を設置し,刈取部4の横側部には運転席5や操作ボックス6等を有する運転操作部を備え、更に、その運転操作部の後方には脱穀粒を一時的に貯留するグレンタンクGを装備している。
【0009】
刈取部4は、立毛する穀稈を左右に分草する分草体7、分草後の穀稈を引き起す引起し装置8、引起し後の穀稈を刈り取るバリカン式の刈取装置9、刈取後の穀稈を後方の脱穀部3まで揚上搬送して脱穀フィードチェン11に受け継がせる刈取穀稈搬送装置10等からなり、刈取懸架台13に対して上下に昇降可能で前後方向に沿わせて設けた刈取縦フレーム16及び該刈取縦フレームの先端に左右横方向に沿わせて設けた刈取横フレーム17に装備している。なお、この実施例における刈取装置9の刈幅D1は、7条以上の穀稈を刈り取ることのできる刈幅を保有してあり、走行車体幅D2よりも広く(図2参照)なっている。
【0010】
刈取縦フレーム16は、刈取懸架台13上において左右横方向に架設された刈取入力軸14を支点として上下回動する構成であり、刈取懸架台13と刈取縦フレーム16間に連結する刈取昇降シリンダ15の伸縮作動によって刈取部4が昇降するようになっている。
走行車体1の一側(実施例では左側)には、前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段18を設けて、刈取部4を前後方向にスライド移動させるように構成している。
【0011】
伸縮移動手段18は、図3及び図4に示す実施例では、走行フレームを兼ねた前後方向に沿うレール台19と、このレール台19内を前後方向に伸縮スライド移動する前後スライドレール20とからなり、そして、前後スライドレール20の前端部には前記刈取懸架台13をコの字型金具12を介して装着支持する構成としている。また、レール台19とスライドレール20との間にはローラ21を介装してスライドレールが手動でも軽くスライド移動するようにしている。レール台19に対するスライドレール20の固定はピン22にて行うように構成している。
【0012】
刈取懸架台13は、スライドレール20の移動に伴って刈取部と一緒に前後動する構成とし、そして、この前方への移動距離は、刈取部の向きを変更するとき、刈取部が本機側と干渉しない位置まで移動させる範囲内にあればよい。また、刈取懸架台13は、スライドレール20に対して上下方向の縦軸芯23回りに回動可能に装着し、刈取部4が図2に示す前向き姿勢と図3に示す横向き姿勢とに姿勢変更できるように構成している。
【0013】
上記の構成例は、刈取部の姿勢変更を手動操作によって行うものであるが、図7及び図8に示すように、刈取懸架台の前後移動手段として、油圧により前後方向に伸縮作動する前後伸縮シリンダ24によって行うように構成してもよく、また、縦軸芯23回りにおける刈取部の姿勢変更手段として、刈取回動シリンダ25の伸縮作動によって行うように構成することもできる。
【0014】
なお、刈取懸架台の前後移動並びに左右回動は、モータの駆動によりラック・ピニオン機構を介して作動させる手段を採用するものであってもよい。
図9〜図12に示す実施例は、刈取懸架台13の左右両端部に、該刈取懸架台が左右方向に回動可能な支点軸P1,P2を設け、メンテナンス時には、刈取懸架台13は、左端の支点軸P1を回動中心として左側に回動させて刈取部4を図10の状態から図11の状態にオープンする。また、車体幅内収納時には、刈取懸架台13は、左側にオープン後、右端の支点軸P2を中心として右回りに180°回動させて刈取部を図12のように姿勢変更して車体幅内に収納することができる。
【0015】
また、他の実施例として、刈取部4は、刈取懸架台13の左端に設けた上下方向の支点軸Pを支点として左右に回動する構成とし、刈取懸架台はパンタグラフ状のリンク機構又はモータ駆動によるラック・ピニオン機構或いは図13及び図14に示す前後伸縮シリンダ24により前方に移動する構成とする。そして、刈取懸架台を前方に移動させた後、支点軸Pを中心として右回りに90°回動させれば、上記実施例(図10〜図12)と同様に、刈取部は右横向き状態に姿勢変更して車体幅内に収納することができる。
【0016】
なお、刈取部先端の各分草体7…は上下方向或いは左右方向に折り畳むことができれば刈取部収納時の左右幅を縮小することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】コンバインの側面図
【図2】コンバイン要部の平面図
【図3】同上要部の平面図
【図4】同上要部の正面図
【図5】伸縮移動手段の側面図
【図6】同上正断面図
【図7】コンバイン要部の平面図
【図8】同上要部の正面図
【図9】コンバイン要部の側面図
【図10】同上要部の平面図
【図11】同上要部の平面図
【図12】同上要部の平面図
【図13】別実施例のコンバイン要部の平面図
【図14】同上要部の平面図
【符号の説明】
【0018】
1 走行車体
3 脱穀部
4 刈取部
13 刈取懸架台
18 伸縮移動手段
19 レール台
20 前後スライドレール
23 縦軸芯
24 前後伸縮シリンダ
25 刈取回動シリンダ
【特許請求の範囲】
【請求項1】
穀稈を刈り取って脱穀部(3)に搬送供給する刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成としたことを特徴とする多条刈コンバイン。
【請求項1】
穀稈を刈り取って脱穀部(3)に搬送供給する刈取部(4)の刈幅が走行車体(1)の幅よりも広く構成された多条刈コンバインにおいて、車体一側に前後方向に伸縮移動可能な伸縮移動手段(18)を設け、前記刈取部(4)は、伸縮移動手段(18)に刈取懸架台(13)を介して昇降可能に支持すると共に上下方向の縦軸芯(23)回りに回動可能に支持し、該刈取部(4)を伸縮移動手段(18)によって前方に移動させた状態で前記縦軸芯(23)回りに回動させ、前向き姿勢から横向き姿勢に姿勢変更して走行車体(1)の幅内に収納できる構成としたことを特徴とする多条刈コンバイン。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2010−29132(P2010−29132A)
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−196543(P2008−196543)
【出願日】平成20年7月30日(2008.7.30)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願日】平成20年7月30日(2008.7.30)
【出願人】(000000125)井関農機株式会社 (3,813)
【Fターム(参考)】
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