説明

多構成部品タンポンアプリケータ

【課題】多構成部品タンポンアプリケータ
【解決手段】少なくとも3つの別個の構成部品から形成されている多構成部品タンポンアプリケータ(10)を提供する。フィンガグリップ(16)は、それが別個の構成部品であるかまたはバレル構成部品(12)と一体成形されるように、形成することができる。アプリケータの組立前、およびバレル構成部品に吸収性綿撒糸を装填する前に、既存の工程および装置を使用して、ペタル(18)をバレルの挿入端に形成することができる。代替的に、ペタルを有している別個の挿入先端(19)構成部品を形成することができる。この別個の構成部品は、次いで、吸収性綿撒糸をバレル構成部品内に装填する前または後のいずれかに、バレル構成部品に接続することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、月経用タンポンアプリケータのような挿入装置に関する。さらに詳しくは、本発明は、少なくとも3つの異なる別個の構成部品から形成されている多構成部品タンポンアプリケータに関する。
【背景技術】
【0002】
市販のタンポンアプリケータの大多数はほぼ均等な断面であり、2つだけの構成部品すなわちバレルおよびプランジャから形成されている。もしフィンガグリップがあれば、これはバレル構成部品の一体的部分として形成されている。一部のアプリケータは、アプリケータバレルの断面積より縮小された断面積のフィンガグリップおよびプランジャを有している。この特徴は、タンポンアプリケータをより把持し易くすることが明らかになっているだけでなく、審美的により好適でもある。
【0003】
現在の縮小断面積フィンガグリップタンポンアプリケータの場合、フィンガグリップ端のより小さい開口のため、タンポン綿撒糸をアプリケータの挿入端内に装填しなければならない。したがって、これらのタンポンは、頂部または挿入端への装填に制限される。このことから、もしアプリケータのぺタルがある場合、綿撒糸が装填された後で、ぺタルをこれらの最終形状に後成形することが必要になる。ぺタルを後成形するには、材料を可塑化する必要がある。一般的にプラスチックぺタルは、熱によって可塑化され、外部成形型の使用によって容易に成形される。
【0004】
他方、厚紙ペタルは、可塑化することがより難しく、内部マンドレルの追加使用が必要である。通常の方法は、先端を加熱して水分(既存または補足湿分)を揮発させ、次いで内部マンドレルを外部型と共に使用して、ペタルを押込み成形することを含む。内部マンドレルは、バレルの内部とほぼ同じ断面積を持ち、その結果、縮小断面フィンガグリップ領域から入れることができない。したがって、ペタル先端を成形するための内部マンドレルの必要性はこれまで、厚紙アプリケータにおける縮小断面フィンガグリップ領域の製造を不可能にしてきた。
【0005】
したがって、既存の製造工程および装置を使用して、吸収性綿撒糸を装填する前に、アプリケータバレルの挿入端にペタル先端を予備成形するかまたは一体化することができるように製造することができる、タンポンアプリケータおよびさらに詳しくは厚紙アプリケータが必要である。
【発明の概要】
【0006】
本発明の目的は、少なくとも3つの異なる別個の構成部品から組み立てられるタンポンアプリケータを提供することである。
【0007】
本発明の別の目的は、厚紙から形成されているバレルを有している、タンポンアプリケータを提供することである。
【0008】
本発明のさらに別の目的は、アプリケータバレルの断面積に比較して縮小した断面積のフィンガグリップを有している、タンポンアプリケータを提供することである。
【0009】
本発明のさらなる目的は、バレルに吸収性綿撒糸を装填する前に厚紙バレルの挿入端にペタルを有している、タンポンアプリケータを提供することである。
【0010】
本発明のさらに別の目的は、ペタルが既存の工程および装置を使用して予備成形される、タンポンアプリケータを提供することである。
【0011】
本発明のさらに別の目的は、綿撒糸がバレル構成部品内に装填される前または後のいずれかに、別個のバレル構成部品に接続することのできる別個の異なる挿入先端構成部品にペタルが形成されているタンポンアプリケータを提供することである。
【0012】
本発明のさらに別の目的は、アプリケータの組立前、およびバレル構成部品に吸収性綿撒糸を装填する前に、既存の工程および装置を使用してバレルの挿入端にペタルを成形することができる、タンポンアプリケータを提供することである。
【0013】
本発明のこれらおよび他の目的は、少なくとも3つの別個の異なる構成部品から形成されている多構成部品タンポンアプリケータから理解されるであろう。ペタルを有している別個の挿入端構成部品を形成することができる。この別個の構成部品は次いで、綿撒糸がバレル構成部品内に装填される前または後のいずれかに、バレル構成部品に接続することができる。また、フィンガグリップは、別個の構成部品として形成することができ、あるいは、これはバレルと一体的に形成することができる。
【0014】
多数の構成部品は、例えばプラスチック、厚紙、紙料スラリ、パルプスラリ、パルプモールド紙、熱収縮プラスチック、プラスチックチューブ、炭水化物およびタンパク質を含むバイオポリマ、またはこれらのいずれかの組合せを含む材料から形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明のタンポンアプリケータを形成する3つの構成部品を有している多構成部品アプリケータの組立分解図である。
【図2】本発明のタンポンアプリケータを形成する4つの構成部品を有している多構成部品アプリケータの組立分解図である。
【図3】バレル構成部品がフィンガグリップを有している本発明の三構成部品アプリケータの組立分解図である。
【図4】図1の組み立てられた三部品タンポンアプリケータの斜視図である。
【図5】図1のタンポンアプリケータのフィンガグリップ構成部品の斜視図である。
【図6】本発明の別の実施形態に係るフィンガグリップ構成部品の斜視図である。
【図7】本発明のさらに別の実施形態に係る三部品アプリケータの斜視図である。
【図8A】本発明に係る様々な把持構造を有しているフィンガグリップ構成部品の、幾つかの実施形態の斜視図である。
【図8B】本発明に係る様々な把持構造を有しているフィンガグリップ構成部品の、幾つかの実施形態の斜視図である。
【図8C】本発明に係る様々な把持構造を有しているフィンガグリップ構成部品の、幾つかの実施形態の斜視図である。
【図8D】本発明に係る様々な把持構造を有しているフィンガグリップ構成部品の、幾つかの実施形態の斜視図である。
【図9】本発明の別の実施形態に係るフィンガグリップ構成部品の斜視図である。
【図10】本発明の別の実施形態に係るフィンガグリップ構成部品の斜視図である。
【図11】本発明の別の実施形態に係るフィンガグリップ構成部品の斜視図である。
【図12】本発明のタンポンアプリケータの一実施形態を形成する3つの構成部品を有している、多構成部品アプリケータの斜視図である。
【図13】加熱フォーマ内の図12のフィンガグリップおよびバレル構成部品の斜視図である。
【図14】図13の加熱フォーマで形成された、バレルおよびフィンガグリップを持つ多構成部品アプリケータの斜視図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
図面を参照し、特に図1を参照すると、本発明の多構成部品タンポンアプリケータの第1の実施形態が一般的に符号10で示されている。このアプリケータ10の1つの顕著な特徴は、2つの構成部品つまりバレルおよびプランジャから形成される代わりに、それが3つの異なる構成部品から形成されることである。この第1の実施形態の好適な態様では、3つの異なる構成部品は、バレル12、プランジャ14、およびフィンガグリップまたはフィンガグリップ構成部品16である。
【0017】
バレル12は、そのほぼ均等な断面を保持し、したがって綿撒糸の挿入前にペタル18を形成することが可能である。このペタル18は、必要ならば内部マンドレルの助けを借りて成形することができる。
【0018】
図2を参照すると、本発明に係る多構成部品タンポンアプリケータの第2の実施形態が示されている。このアプリケータ10は、4つの異なる構成部品から形成されている。再び、第2の実施形態の好適な態様として、好適な構成部品は、バレル12、プランジャ14、フィンガグリップ16、および挿入先端19である。ペタル18は、挿入先端19に形成されている。したがって、挿入先端19がバレル12に接続される前または後のいずれかに、吸収性綿撒糸をバレル12に装填することができる。
【0019】
図3を参照すると、本発明の多構成部品アプリケータの第3の実施形態が示されている。このアプリケータ10は、少なくとも3つの異なる構成部品、すなわちバレル12、プランジャ14、および挿入先端19から形成されている。バレル12は、前端21を有している。この実施形態では、フィンガグリップ16は、バレル12の一部として一体的に形成されている。吸収性綿撒糸は、挿入先端19をバレルに接続する前に、前端21からバレル12内に装填することができる。
【0020】
本発明の多構成部品アプリケータ10のバレル12は、任意の適切な材料から形成することができる。バレル12を形成するための適切な材料は、例えばバイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、またはこれらのいずれかの組合せを含む。好ましくは、バレル12は、厚紙から形成されている。バレル12は、螺旋状巻回または渦巻状巻回厚紙から形成することができる。
【0021】
多構成部品アプリケータ、特にバレル12を形成する個々の構成要素は、その強度を高めるため、および/または表面摩擦を低減するために、内部および/または外部を任意の適切な材料でコーティングすることができる。適切なコーティングは、例えばセロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、またはこれらのいずれかの組合せを含む。バレル12は、単一構成部品として示されているが、組み立てられたときに1つ以上の構成部品がバレル12を形成するように、1つ以上の構成部品から形成することができることも理解されたい。
【0022】
プランジャ14は、任意の適切な材料から形成することができる。プランジャ14を形成するための適切な材料は、例えばバイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、またはこれらのいずれかの組合せを含む。好ましくは、プランジャ14は、厚紙から形成されている。
【0023】
図1および2を参照すると、フィンガグリップ16は、別個の構成部品として、予備成形されたペタル付きの厚紙バレル、および、おそらくは縮小断面フィンガグリップ領域と付随する縮小断面プランジャ14を有しているアプリケータを作成する方法を提供する。フィンガグリップ16は、2つの異なる端、バレル12の直径にほぼ等しい直径を有しているバレル端または前端20、およびプランジャ14の直径よりわずかに大きい直径を有しているプランジャ端または後端22を有している。フィンガグリップ16は、また、フィンガグリップの全長を軸方向に貫通するチャネル26をも有している。チャネル26は、アプリケータ10の組立中にプランジャを受け入れるように、プランジャ14よりわずかに大きい断面積を有している。綿撒糸(図示せず)は、バレルのフィンガグリップ端または後端24からバレル12内に装填される。バレル12にペタル18がある場合、ペタル18は、図1に示しているようにこれらの最終形状に予備成形されている。
【0024】
図2に示しているように、挿入先端19およびフィンガグリップ16が別個の構成部品として形成される場合、吸収性綿撒糸(図示せず)は、バレル12の前端21またはバレル後端24のどちらからでも装填することができる。
【0025】
図3を参照すると、挿入先端19が異なる構成部品として形成される場合、これはバレル12およびフィンガグリップ16を1つの構成部品として形成することを可能にする。この構成では、多構成部品アプリケータを組み立てる前に、吸収性綿撒糸を前端21からバレル12内に装填することができる。
【0026】
例として、図4は、組み立てられた状態の図1の三構成部品アプリケータを示している。ひとたび吸収性綿撒糸(図示せず)がバレル12内に装填されると、フィンガグリップ16のバレル前端20は、バレル後端24でバレル12に接続される。次いでプランジャ14がチャネル26を通してフィンガグリップのプランジャ端22に挿入される。代替的に、プランジャ14は、フィンガグリップをバレル12に接続する前に、フィンガグリップ16のチャネル26内に装填することができる。フィンガグリップ16は、任意の従来の方法によってバレル12に永久的に固定することができる。好ましくは、フィンガグリップ16は、接着剤でバレル12に接続される。フィンガグリップ16の外縁25は、バレル12の外縁と同じ高さの連続表面を形成するようなサイズにすることができる。
【0027】
図2および3に示している多構成部品タンポンアプリケータもまた、図1の三構成部品アプリケータを組み立てるために上述したのと同じ基本原理に従って、組み立てることができることを理解されたい。図2のアプリケータの組立に関する1つの顕著な特徴は、吸収性綿撒糸を前端21またはバレル後端24のどちらからでもバレル12内に装填できることである。したがって、構成部品を組み立てる順序は、バレル12のどちらの端から綿撒糸を装填するかによって異なる。図3のアプリケータの組立に関する顕著な特徴は、バレル12およびフィンガグリップ16が1つの構成部品として形成され、したがって、挿入先端19をバレル12と組み立てる前に、吸収性綿撒糸を前端21からバレル12内に装填しなければならないことである。
【0028】
また、上述したタンポンアプリケータの各構成部品は、1つ以上の個別部品または部分から形成することができる(すなわち、バレル12、プランジャ14、フィンガグリップ16、および/または挿入先端19は、接続して構成部品を形成する1つ以上の個別部品または部分から形成することができる)ことを理解されたい。加えて、各アプリケータ構成部品は、相互に離散し分離しているように上で示したが、構成部品の任意の2つ以上を一体的に形成し、次いで1つ以上の別個の構成部品と組み立てることができることをも理解されたい。例として、挿入先端19、バレル12、フィンガグリップ16、および/またはプランジャ14は、任意の組合せで一体的に形成することができる。加えて、他の個別構成部品と接続して組み立てられたアプリケータ10を形成する前に、上述した2つ以上の部品または部分から形成されている任意の構成部品を接続して、その構成部品を形成することができる。しかし、全体的なアプリケータは、それでもなお少なくとも3つの構成部品を有している。
【0029】
フィンガグリップ16は、任意の適切な成形可能な材料から形成することができる。適切な成形可能な材料は、例えば、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、またはこれらのいずれかの組合せを含む。本発明の好適な実施形態では、フィンガグリップ16は、パルプモールド紙から形成されている。
【0030】
図5は、本発明の別の実施形態である。フィンガグリップ16は、バレル前端20にコネクタリング32が形成されている。コネクタリング32は、フィンガグリップ16を締まり嵌めによってバレル12に接続して固定することができるように、バレル12の内径よりわずかに大きい直径を有している。
【0031】
図6は、本発明の別の実施形態である。コネクタリング32に、1つ以上のタブ、隆起、および/またはスロット34を形成することができる。1つ以上のタブ、隆起、および/またはスロット34は、バレル12の内面に形成されている対応するタブ、隆起、および/またはスロット(図示せず)と噛合し、こうしてフィンガグリップ16をバレル12に固定する。1つ以上のタブ、隆起、および/またはスロットは、外面および/または内面に形成することができる。
【0032】
図7は、本発明の別の実施形態である。この実施形態では、フィンガグリップ16は、バレル12の外径より大きい初期直径を有している熱収縮性材料36から形成され、少なくともプランジャ14と同程度に小さい直径まで収縮する。バレル端20の熱収縮性材料36は、収縮して、バレル12の外側にしっくりと嵌合する。熱収縮性材料36とバレル12との間の結合は、接着剤により補強することができる。フィンガグリップ16のプランジャまたは後端22は、プランジャ14の外径よりわずかに大きくなるように収縮する。
【0033】
アプリケータの把持性をさらに増強するために、フィンガグリップ16に任意の個数および/または形状構成の把持構造を形成することができる。フィンガグリップ16は、平滑にすることができ、より好ましくは、フィンガグリップの表面の上または下に延在する1つ以上のパターン化構造または凹凸構造を含むことができる。
【0034】
把持構造は、例えば1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、またはこれらのいずれかの組合せを含むことができる。加えて、把持構造は、例えば弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、または、これらのいずれかの組合せを含め、任意の形状に形成することができる。
【0035】
図8を参照すると、例として、様々な把持構造を有している幾つかの異なるフィンガグリップ実施形態が示されている。図8Aは、フィンガグリップ後端22の周囲に周方向に配置された、1つ以上の帯38を持つフィンガグリップ16を示している。図8Bは、フィンガグリップ後端22の周囲に周方向に配置された、1つ以上の点状構造40を持つフィンガグリップ16を示している。図8Cは、フィンガグリップ後端22の周囲に周方向に配置された、1つ以上の円形構造42を持つフィンガグリップ16を示している。図8Dは、フィンガグリップ後端22の周囲に周方向に配置された、2つ以上の波状の帯44を持つフィンガグリップ16を示している。
【0036】
把持構造は、把持領域を形成するのに適した任意のパターンで、フィンガグリップ16の周囲に周方向に配設することができることを理解されたい。例えば、把持構造は、横列、縦列などの明確なパターンを形成することができ、あるいは構造に切れ目を入れて断続的に、または任意の無作為の順序またはパターンを形成することができる。
【0037】
図9は、本発明の別の実施形態である。この実施形態では、アプリケータの把持特性をさらに増強するために、フィンガグリップ後端22に周方向にフレア状または隆起状構造端46を形成することができる。
【0038】
図10は、本発明の別の実施形態である。この実施形態では、アプリケータの把持特性をさらに増強するために、フィンガグリップ後端22に段付きテーパが形成されている。
【0039】
図11は、本発明の別の実施形態である。この実施形態では、アプリケータの把持特性をさらに増強するために、フィンガグリップ後端22にノブ状構造48を形成することができる。
【0040】
図8から11に示し、かつ上述した特徴のどんな組合せも可能である。加えて、把持構造は、フィンガグリップ領域の表面に対して隆起するか、陥凹するか、またはそれらを任意に組み合せることができる。把持構造は、フィンガグリップ16に増強された把持領域を形成するのに適した任意の形状、任意の個数、および任意のパターンまたは構成で形成することができる。したがって、本発明は、決して図示あるいは上述した特徴に限定されないことが明白なはずである。
【0041】
また、バレル12、プランジャ14、フィンガグリップ16、および挿入先端19の断面は、円形、卵形、多角形、または楕円形とすることができることも理解されたい。また、挿入先端19は、テーパを付けるか、楕円形、ドーム形、または平坦にすることができる。バレル12は、直線状にするか、テーパを付けるか、またはその長さに沿って曲線を成すことができる。
【0042】
図12から14には、本発明の別の実施形態に係る多構成部品タンポンを組み立てる方法が示されている。アプリケータ10は、独立または分離したバレル12、プランジャ14、およびフィンガグリップ16を有している。構成部品を組み立てるために、フィンガグリップのバレル端20に接着剤50が塗布される。図13に示しているように、フィンガグリップ16は、加熱されたシェーパ(shaper)64のキャビティ62内に挿入される。キャビティ62内に収容されたフィンガグリップ16内に、マンドレル60が挿入される。マンドレル60の上にバレル12が挿入される。バレル12およびフィンガグリップ16は、約1〜20秒間、およびより好ましくは5〜10秒間、加熱シェーパ64内の所定の位置に維持されることが可能である。
【0043】
図14を参照すると、マンドレル60および加熱シェーパ64から取り外されたときに、フィンガグリップ16は、テーパ付き後端66をバレル12に接続される。次いで、プランジャ14をフィンガグリップ16内に挿入することができる。
【0044】
上述した説明および図面は、本発明の単なる例示であり、発明を開示した実施形態に限定するものではない。当業者には、明らかである変形および変化は、添付の特許請求の範囲で規定する本発明の範囲および本質内に含まれるものを意図する。
【符号の説明】
【0045】
10…多構成部品アプリケータ、12…バレル、14…プランジャ、16…フィンガグリップ、18…ペタル、19…挿入先端、20…バレル前端、21…前端、22…フィンガグリップ後端、22…プランジャ端、24…バレル後端、25…外縁、26…チャネル、32…コネクタリング、34…スロット、36…熱収縮性材料、38…帯、40…点状構造、42…円形構造、44…帯、46…隆起状構造端、48…ノブ状構造、50…接着剤、60…マンドレル、62…キャビティ、64…シェーパ(shaper)、66…テーパ付き後端。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
バレル、フィンガグリップ、プランジャ、および挿入先端からなる群から選択された少なくとも3つの別個の構成部品から形成されている多構成部品タンポンアプリケータであって、前記アプリケータを形成する前に、前記少なくとも3つの別個の構成部品が相互に独立して形成されているアプリケータ。
【請求項2】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項3】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項4】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の3つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項5】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項6】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、前記バレルであり、このバレルは、厚紙から形成されている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項7】
前記バレルは、前端および前記前端の反対側の後端を有している請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項8】
前記バレルは、前記前端に配置された3ないし8つのペタルをさらに備えている請求項7に記載のアプリケータ。
【請求項9】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、前記フィンガグリップであり、このフィンガグリップは、パルプモールド紙から形成されている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項10】
前記フィンガグリップは、前端、後端、および軸方向に延びたチャネルを有している、請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項11】
前記フィンガグリップは、前記バレルの断面積より縮小した断面積を有し、このフィンガグリップの前記前端の断面積は、前記フィンガグリップの前記後端の断面積より大きい、請求項10に記載のアプリケータ。
【請求項12】
前記チャネルは、前記プランジャを受け入れるように適応された断面積を有している請求項10に記載のアプリケータ。
【請求項13】
前記少なくとも3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、前記フィンガグリップであり、このフィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項1に記載のアプリケータ。
【請求項14】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項13に記載のアプリケータ。
【請求項15】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項13に記載のアプリケータ。
【請求項16】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項13に記載のアプリケータ。
【請求項17】
前記少なくとも1つの把持構造は、隆起するか、陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項13に記載のアプリケータ。
【請求項18】
3つの別個の構成部品を有しているアプリケータであって、前記3つの別個の構成部品が、
バレルに吸収性綿撒糸を装填する前に、前記バレルの挿入端に予備成形されたペタルを有しているバレルと、
縮小断面積を有しているフィンガグリップと、
縮小断面積を有しているプランジャと、
を備え、前記アプリケータを形成する前に前記バレル、フィンガグリップ、およびプランジャが3つの別個の構成部品として形成されているアプリケータ。
【請求項19】
前記3つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項20】
前記3つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項21】
前記3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項22】
前記バレルは、厚紙から形成されている請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項23】
前記フィンガグリップは、前端、後端、および軸方向に延びたチャネルを有している、請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項24】
前記フィンガグリップの前記前端の前記縮小断面積は、前記フィンガグリップの前記後端の断面積より大きい、請求項23に記載のアプリケータ。
【請求項25】
前記チャネルは、前記プランジャを受け入れるように適応された断面積を有している、請求項23に記載のアプリケータ。
【請求項26】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項18に記載のアプリケータ。
【請求項27】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項26に記載のアプリケータ。
【請求項28】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項26に記載のアプリケータ。
【請求項29】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項26に記載のアプリケータ。
【請求項30】
前記少なくとも1つの把持構造は、隆起するか、陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項26に記載のアプリケータ。
【請求項31】
3つの別個の構成部品を有しているアプリケータであって、前記3つの別個の構成部品が、
一体的に形成されたフィンガグリップを有しているバレルと、
挿入先端と、
プランジャと、
を備え、前記アプリケータを形成する前に前記バレル、挿入先端、およびプランジャが3つの別個の構成部品として形成されているアプリケータ。
【請求項32】
前記3つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項31に記載のアプリケータ。
【請求項33】
前記3つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項31に記載のアプリケータ。
【請求項34】
前記3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項31に記載のアプリケータ。
【請求項35】
前記挿入先端は、3ないし8つのペタルを備えている請求項31に記載のアプリケータ。
【請求項36】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項31に記載のアプリケータ。
【請求項37】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項36に記載のアプリケータ。
【請求項38】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項36に記載のアプリケータ。
【請求項39】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項36に記載のアプリケータ。
【請求項40】
前記少なくとも1つの把持構造は、隆起するか、陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項36に記載のアプリケータ。
【請求項41】
4つの別個の構成部品を有しているアプリケータであって、前記4つの別個の構成部品が、
挿入先端と、
バレルと、
フィンガグリップと、
プランジャと、
を備え、前記アプリケータを形成する前に前記挿入先端、バレル、フィンガグリップ、およびプランジャが4つの別個の構成部品として形成されているアプリケータ。
【請求項42】
前記4つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項43】
前記4つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項44】
前記4つの別個の構成部品の3つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から個別に形成されている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項45】
前記4つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項46】
前記挿入先端が3ないし8つのペタルを備えている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項47】
前記フィンガグリップは、前端、後端、および軸方向に延びたチャネルを有している、請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項48】
前記フィンガグリップは、前記バレルの断面積より縮小した断面積を有し、前記フィンガグリップの前記前端の断面積は、前記フィンガグリップの前記後端の断面積より大きい、請求項47に記載のアプリケータ。
【請求項49】
前記チャネルは、前記プランジャを受け入れるように適応された断面積を有している、請求項48に記載のアプリケータ。
【請求項50】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項41に記載のアプリケータ。
【請求項51】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項50に記載のアプリケータ。
【請求項52】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項50に記載のアプリケータ。
【請求項53】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項50に記載のアプリケータ。
【請求項54】
前記少なくとも1つの把持構造は、隆起するか、陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項50に記載のアプリケータ。
【請求項55】
3つの別個の構成部品を有しているアプリケータを作成する方法であって、
(a)前端および後端を有しているバレルを形成する工程と、
(b)前端、後端、および前記前端と前記後端との間に軸方向に延びたチャネルとを有しているフィンガグリップを形成する工程と、
(c)前端および後端を有しているプランジャを形成する工程と、
(d)前記フィンガグリップの前記前端を前記バレルの前記後端と接続する工程と、
を具備している方法。
【請求項56】
前記工程(d)の後で、前記プランジャの前記前端を前記フィンガグリップの前記後端の前記チャネル内に挿入する工程をさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項57】
前記工程(d)の前に、前記プランジャの前記後端を前記フィンガグリップの前記前端の前記チャネル内に挿入する工程をさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項58】
前記工程(a)の前に、前記バレルの前記前端に3ないし8つのペタルを予備成形する工程をさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項59】
前記3つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項55に記載の方法。
【請求項60】
前記3つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項55に記載の方法。
【請求項61】
前記3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項55に記載の方法。
【請求項62】
前記フィンガグリップの前記前端は、前記バレルの前記後端の内断面積よりわずかに大きい外断面積を有し、このフィンガグリップおよび前記バレルは、締まり嵌めによって接続可能に固定されている請求項55に記載の方法。
【請求項63】
前記フィンガグリップの前記前端は、前記バレルの前記後端の外断面積よりわずかに小さい内断面積を有し、このフィンガグリップおよび前記バレルは、締まり嵌めによって接続可能に固定されている請求項55に記載の方法。
【請求項64】
前記フィンガグリップを前記バレルに固定可能に接続するために、前記フィンガグリップの前記前端は、1つ以上の内部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項65】
前記フィンガグリップを前記バレルに固定可能に接続するために、前記フィンガグリップの前記前端は、1つ以上の外部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項66】
前記バレルを前記フィンガグリップに固定可能に接続するために、前記バレルの前記後端は、1つ以上の内部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項67】
前記バレルを前記フィンガグリップに固定可能に接続するために、前記バレルの前記後端は、1つ以上の外部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項55に記載の方法。
【請求項68】
前記フィンガグリップは、前記バレルの直径より大きい直径を有している熱収縮性材料から形成され、この熱収縮性材料は、前記バレルの外面上に密嵌するように収縮されている請求項55に記載の方法。
【請求項69】
前記熱収縮性材料は、前記フィンガグリップの前記後端でさらに収縮されて縮小断面積を形成する、請求項68に記載の方法。
【請求項70】
3つの別個の構成部品を有しているアプリケータを作成する方法であって、
(a)前端および後端を有しているバレルを形成する工程と、
(b)前方挿入端および後端を有している挿入先端を形成する工程と、
(c)前端を有しているプランジャを形成する工程と、
(d)前記挿入先端の前記後端を前記バレルの前記前端と接続する工程と、
を具備している方法。
【請求項71】
前記工程(d)の後で、前記プランジャの前記前端を前記バレルの前記後端内に挿入する工程をさらに具備している請求項70に記載の方法。
【請求項72】
前記工程(d)の前に、前記プランジャの前記後端を前記バレルの前記前端内に挿入する工程をさらに具備している請求項70に記載の方法。
【請求項73】
前記3つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項70に記載の方法。
【請求項74】
前記3つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項70に記載の方法。
【請求項75】
前記3つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項70に記載の方法。
【請求項76】
前記挿入先端の前記前方挿入端は、3ないし8つのペタルを備えている請求項70に記載の方法。
【請求項77】
前記バレルの前記後端は、そこに一体的に形成されたフィンガグリップを有している、請求項70に記載の方法。
【請求項78】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項77に記載のアプリケータ。
【請求項79】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項78に記載のアプリケータ。
【請求項80】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項78に記載のアプリケータ。
【請求項81】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項78に記載のアプリケータ。
【請求項82】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記バレルの表面より上に隆起するか、下に陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項78に記載のアプリケータ。
【請求項83】
前記フィンガグリップは、前記バレルの前記前端の断面積より縮小した断面積を有している、請求項78に記載の方法。
【請求項84】
前記バレルを前記挿入先端に固定可能に接続するために、前記バレルの前記前端は、1つ以上のタブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せを備えている請求項70に記載の方法。
【請求項85】
前記挿入先端を前記バレルに固定可能に接続するために、前記挿入先端の前記後方バレル端は、1つ以上のタブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せを備えている請求項70に記載の方法。
【請求項86】
(a)前端および後端を有しているバレルを形成する工程と、
(b)前端、後端、および前記前端と前記後端との間に軸方向に延びたチャネルとを有しているフィンガグリップを形成する工程と、
(c)前記フィンガグリップおよび前記バレルを加熱フォーマ内に挿入する工程と、
を具備している、アプリケータを作成する方法であって、
前記バレルおよび前記フィンガグリップを融合させて一体的フィンガグリップバレル部にする方法。
【請求項87】
前記工程(b)の後で、前記フィンガグリップの前記前端に接着剤を塗布する工程をさらに備えている請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記工程(b)の後で、前記バレルの前記後端に接着剤を塗布する工程をさらに備えている請求項86に記載の方法。
【請求項89】
前記フィンガグリップおよび前記バレルは、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項86に記載の方法。
【請求項90】
前記バレルおよび前記フィンガグリップの少なくとも一方は、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項86に記載の方法。
【請求項91】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項86に記載のアプリケータ。
【請求項92】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項91に記載のアプリケータ。
【請求項93】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項91に記載のアプリケータ。
【請求項94】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項91に記載のアプリケータ。
【請求項95】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記バレルの表面より上に隆起するか、下に陥凹するか、またはこれらの組合せである、請求項91に記載のアプリケータ。
【請求項96】
4つの別個の構成部品を有しているアプリケータを作成する方法であって、
(a)前端および後端を有しているバレルを形成する工程と、
(b)前端、後端、および前記前端と前記後端との間に軸方向に延びたチャネルとを有しているフィンガグリップを形成する工程と、
(c)前方挿入端および後端を有している挿入先端を形成する工程と、
(d)前端を有しているプランジャを形成する工程と、
(e)前記フィンガグリップの前記前端を前記バレルの前記後端と接続する工程と、
(f)前記挿入先端の前記後端を前記バレルの前記前端と接続する工程と、
(g)前記プランジャの前記前端を前記フィンガグリップの前記チャネル内に挿入する工程とを具備している方法。
【請求項97】
前記4つの別個の構成部品の1つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項96に記載の方法。
【請求項98】
前記4つの別個の構成部品の2つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項96に記載の方法。
【請求項99】
前記4つの別個の構成部品の3つ以上は、バイオポリマ、厚紙、熱収縮プラスチック、紙料スラリ、プラスチック、プラスチックチューブ、パルプスラリ、パルプモールド紙、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料から形成されている請求項96に記載の方法。
【請求項100】
前記4つの別個の構成部品の少なくとも1つは、セロファン、セルロース、エポキシ、ラッカ、ニトロセルロース、ナイロン、プラスチック、ポリエステル、ポリラクチド、ポリオレフィン、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、シリコン、ワックス、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された材料でコーティングされている請求項96に記載の方法。
【請求項101】
前記挿入先端の前記前方挿入端は、3ないし8つのペタルを備えている請求項96に記載の方法。
【請求項102】
前記フィンガグリップは、少なくとも1つの把持構造をさらに備えている請求項96に記載のアプリケータ。
【請求項103】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記フィンガグリップの周囲に周方向に配置されている請求項102に記載のアプリケータ。
【請求項104】
前記少なくとも1つの把持構造は、1つ以上の研磨材、エンボスメント、溝、濡れ摩擦係数の高い材料、ランス、感圧接着剤、突起、スリット、トレッド、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択されている請求項102に記載のアプリケータ。
【請求項105】
前記少なくとも1つの把持構造は、弧状、円形、凹状、円錐、凸状、菱形、線状、楕円形、多角形、長方形、リブ、正方形、三角形、およびこれらのいずれかの組合せからなる群から選択された形状に形成されている請求項102に記載のアプリケータ。
【請求項106】
前記少なくとも1つの把持構造は、前記バレルの表面より上に隆起するか、下に陥凹するか、またはこれらの組合せである請求項102に記載のアプリケータ。
【請求項107】
前記フィンガグリップの前記前端は、前記バレルの前記後端の内断面積よりわずかに大きい外断面積を有し、このフィンガグリップおよび前記バレルは、締まり嵌めによって接続可能に固定されている請求項96に記載の方法。
【請求項108】
前記フィンガグリップの前記前端は、前記バレルの前記後端の外断面積よりわずかに小さい内断面積を有し、このフィンガグリップおよび前記バレルは、締まり嵌めによって接続可能に固定されている請求項96に記載の方法。
【請求項109】
前記フィンガグリップを前記バレルに固定可能に接続するために、前記フィンガグリップの前記前端は、1つ以上の外部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項110】
前記フィンガグリップを前記バレルに固定可能に接続するために、前記フィンガグリップの前記前端は、1つ以上の内部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項111】
前記バレルを前記フィンガグリップに固定可能に接続するために、前記バレルの前記後端は、1つ以上の外部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項112】
前記バレルを前記フィンガグリップに固定可能に接続するために、前記バレルの前記後端は、1つ以上の内部タブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項113】
前記バレルを前記挿入先端に固定可能に接続するために、前記バレルの前記前端は、1つ以上のタブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項114】
前記挿入先端を前記バレルに固定可能に接続するために、前記挿入先端の前記後端は、1つ以上のタブ、隆起、スロット、およびこれらのいずれかの組合せをさらに備えている請求項96に記載の方法。
【請求項115】
前記フィンガグリップは、前記バレルの直径より大きい直径を有している熱収縮性材料から形成され、この熱収縮性材料は、前記バレルの外面上に密嵌するように収縮されている請求項96に記載の方法。
【請求項116】
前記熱収縮性材料は、前記フィンガグリップの前記後端でさらに収縮されて縮小断面積となっている請求項115に記載の方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図8C】
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【図8D】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【公開番号】特開2010−57927(P2010−57927A)
【公開日】平成22年3月18日(2010.3.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−212176(P2009−212176)
【出願日】平成21年9月14日(2009.9.14)
【分割の表示】特願2003−570731(P2003−570731)の分割
【原出願日】平成15年2月10日(2003.2.10)
【出願人】(500365915)プレイテックス プロダクツ エルエルシー (56)
【Fターム(参考)】