説明

多段式育苗棚

【課題】多段式の育苗棚を採用することで、育苗面積の低減に資するとともに、必要に応じて簡単に組立・分解が可能であって、運搬性にも優れた多段式育苗棚の提供を図る。
【解決手段】支柱10を方形四隅に配置した状態で、一対の下向きL字桟30が対向辺に位置するように前記下向きL字桟30の挿嵌部33が支持ピン12の差し込まれた位置まで夫々支柱10に挿嵌されるとともに、一対の上向きL字桟20が前記下向きL字桟30と異なる対向辺に位置するように前記上向きL字桟20の挿嵌部23が前記下向きL字桟30の上端位置まで夫々支柱10に挿嵌されることで、多段式であるところの育苗棚2の一段をなす構成となっている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、育苗棚に関し、詳しくは、運搬・組立が容易な多段式の育苗棚に関するものである。
【背景技術】
【0002】
通常行われている育苗の手法として、ビニルハウスなどの育苗室内において、シートを敷き詰めて該シートに水を引き入れた状態で、該シート上に育苗箱を平面置きして育苗する手法が一般的に採られている。
かかる手法によれば、育苗箱が平面置きされることから、育苗面積が大きくなってしまうため、それに伴う大きなビニルハウス等育苗室の敷地面積が必要であり、敷地確保の問題とともに室内温度の管理作業の負担増の問題があった。
また、腰をかがめての作業を要することから、作業者の身体的負担が増大することとなっていた。
さらに、育苗室内の地面水平がとり難く、それに伴ってシートに引き入れた水の管理に手間を要するものであった。
【0003】
上記のような問題を背景に、例えば特開2001−346450号公報(特許文献1)に記載されているような、多段式の育苗装置が従来提案されている。しかしながら、かかる特許文献1記載の育苗装置は、多段式であって育苗箱を上下に配置することで敷地面積を押さえることは可能であるものの、構造物内に常設されるものであるとともに、構造が複雑で、普及するには至っていないのが現状である。
【0004】
【特許文献1】特開2001−346480号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、多段式の育苗棚を採用することで、育苗面積の低減に資するとともに、必要に応じて簡単に組立・分解が可能であって、運搬性にも優れた多段式育苗棚を提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
このような課題を解決するために、請求項1に記載の本発明は、多段式の育苗棚であって、円柱状若しくは多角柱状であって所定長さを有し支持ピンを差し込むための差込孔が長さ方向に所定間隔を置いて複数設けられているとともに該差込孔に差し込む支持ピンが複数備えられてなる支柱と、水平面と該水平面から上方へ垂直面を備えたL字状であって所定長さを有し該垂直面の両端部に前記支柱に挿嵌するための挿嵌部が備えられてなる上向きL字桟と、水平面と該水平面から下方へ垂直面を備えた逆L字状であって所定長さを有し該水平面及び垂直面からなる逆L字の両端辺に前記支柱に挿嵌するための挿嵌部が備えられてなる下向きL字桟と、から構成されている。
【0007】
かかる支柱と上向きL字桟及び下向きL字桟とは、前記支柱を方形四隅に配置した状態で、一対の下向きL字桟が対向辺に位置するように前記下向きL字桟の挿嵌部が支持ピンの差し込まれた位置まで夫々支柱に挿嵌されるとともに、一対の上向きL字桟が前記下向きL字桟と異なる対向辺に位置するように前記上向きL字桟の挿嵌部が前記下向きL字桟の上端位置まで夫々支柱に挿嵌されることで、多段式であるところの育苗棚の一段をなす構成となっている。
【0008】
また、請求項2に記載の本発明は、前記多段式育苗棚において、対向する下向きL字桟の所定中間位置に載架される中間桟が備えられている構成となっている。
【0009】
さらに、請求項3に記載の本発明は、前記多段式育苗棚において、前記支柱、上向きL字桟、下向きL字桟または中間桟のうち少なくとも一以上に取り付けられる灌水装置が備えられている構成を採用する。
【0010】
またさらに、請求項4に記載の本発明は、前記多段式育苗棚において、前記支柱の下端に高さ調節機構が備えられている構成となっている。
【0011】
そしてまた、請求項5に記載の本発明は、前記多段式育苗棚において、前記支柱の下端に移動用キャスターが備えられている構成を採る。
【発明の効果】
【0012】
本発明にかかる多段式育苗棚によれば、従来の育苗方法に比して育苗室の敷地面積を縮小させることができるとともに、準備作業や温度管理、水やり管理等の作業負担を減少させ、作業時の腰の負担も減らすことが可能となり、農事者の身体的負担の軽減を図ることができる。
【0013】
また、本発明にかかる多段式育苗棚によれば、使用時の組立作業と使用後の分解作業が簡易で、分解による移動効率化を図ることができるとともに、不使用時の収納場所の減少を図ることが可能となる。
【0014】
そしてまた、本発明にかかる多段式育苗棚によれば、棚位置の変更により棚間のスペースを自在に変更可能であって、水稲苗の育苗のほか、花卉苗や野菜苗の育苗も自由に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明にかかる多段式育苗棚の実施形態を示す全体斜視図である。
【図2】本発明にかかる多段式育苗棚の実施形態を示す分解斜視図である。
【図3】本発明にかかる多段式育苗棚の使用状態を示す側面図である。
【図4】本発明にかかる多段式育苗棚の使用状態を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
本発明は、支柱10を方形四隅に配置した状態で、該支柱10に一対の下向きL字桟30と一対の上向きL字桟20を夫々挿嵌することで育苗棚2の一段を形成する構成を採用することにより、組立・分解を容易ならしめたことを最大の特徴とする。
以下、本発明にかかる多段式育苗棚1の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
なお、本発明は、その構造や形状・材質等において、下記の実施形態に特に限定されることなく、本発明の要旨に逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
【0018】
図1は、本発明に係る多段式育苗棚1の実施形態を示す全体斜視図である。また、図2は、本発明にかかる多段式育苗棚1の実施形態を示す分解斜視図である。
図面に示すように、該多段式育苗棚1は、支柱10と、上向きL字桟20と、下向きL字桟30と、から構成されている。
【0019】
支柱10は、所定長さを有しており、その長さ方向における中間所定箇所には、支持ピン12を差し込むための差込孔11が、所定間隔を置いて複数設けられている。かかる支柱10の長さ及び差込孔11の数によって、一の多段式育苗棚1における育苗棚Bの棚数が決定される。また、該支柱10には、該差込孔11に差し込むための支持ピン12が、複数備えられている。そして、支柱10の形状については、円柱状若しくは多角柱状からなる。なお、図面では、かかる支柱10の形状について、四角柱状とした場合について示している。
ところで、該支柱10の材質としては、特に限定はなく、金属製や木製、合成樹脂製等が考え得る。なお、材質について、組立・分解作業性や運搬性を考慮すると軽量であることが望ましく、また、育苗棚2としての強度も必要であることから、例えば強化プラスチックなどの合成樹脂製や、アルミニウムやステンレスなどの金属製とすることが考え得る。
【0020】
前記支持ピン12の形状については、特に限定するものではなく、また、該支持ピン12が差し込まれる差込孔11は、支持ピン12が差し込み可能であって、かつ、差し込まれた状態で支持ピン12が保持される大きさとなっている。
該支持ピン12の材質についても、特に限定はなく、支柱10と同材質製とすればよい。
なお、図面で示すように、後述する下向きL字桟30と支持ピン12とは、チェーン13などにより繋がった状態とすることが考え得る。
【0021】
また、支柱10の下端には、図面に示すように、高さ調節機構14が備えられている構成を採用することが考え得る。かかる構成を採用することにより、本発明にかかる多段式育苗棚1を設置する育苗室等の地面・床面が水平でない場合であっても、該高さ調節機構14により育苗棚2の水平を作り出すことが可能となる。
かかる高さ調節機構14の具体的構造については、高さを調節可能な構造であれば、特に限定するものではないが、例えば支柱10下端にネジ穴を設け、該ネジ穴に螺嵌される脚部を備える構造が考え得る。
【0022】
さらに、支柱10の下端には、図面に示すように、移動用キャスター15が備えられている構成を採用することも考え得る。かかる構成を採用することにより、本発明にかかる多段式育苗棚1を組み立て後に移動することが可能となり、育苗室が狭い場合等に予め広い場所で組み立てた後に育苗室へ移動するなど、組立作業性の向上に資するとともに、設置場所への移動性にも効果を奏することとなる。
なお、かかる移動用キャスター15と前記高さ調節機構14とを組み合わせる態様も考えられる。その場合の具体的構造例としては、支柱10下端に設けられたネジ穴に螺嵌される雄ネジを有する移動用キャスター15を備える構造が考え得る。
【0023】
上向きL字桟20は、水平面21と該水平面21から上方へ垂直面22を備えたL字状となっている。そして垂直面22の両端部には、挿嵌部23が備えられている。該挿嵌部23は、前記支柱10に挿嵌するためのものであって、挿嵌部23の内周形状は前記支柱10の外周形状の一回り大きい形状となっている。
該上向きL字桟20の長さについては、特に限定はないが、例えば育苗棚2に載置される育苗箱Bの縦若しくは横の長さを考慮して適宜決定される。また、該上向きL字桟20の垂直面22の幅(高さ)についても、特に限定はないが、例えば育苗箱Bの高さなどを考慮して適宜決定される。さらに、該上向きL字桟20の水平面21の幅についても、特に限定はなく、例えば垂直面22の幅と同幅程度とすることが考え得る。そしてまた、挿嵌部23の高さについても、垂直面22の高さと同じ高さとすることが考え得る。
該上向きL字桟20の材質については、特に限定はなく、軽量性や強度を考慮し、支柱10と同材質製とすればよい。
【0024】
下向きL字桟30は、水平面31と該水平面31から下方へ垂直面32を備えた逆L字状となっている。そして水平面31及び垂直面32からなる逆L字の両端辺には、挿嵌部33が備えられている。該挿嵌部33は、前記支柱10に挿嵌するためのものであって、挿嵌部33の内周形状は前記支柱10の外周形状の一回り大きい形状となっている。
該下向きL字桟30の長さについては、特に限定はないが、上記上向きL字桟20と同様、例えば育苗棚2に載置される育苗箱Bの縦若しくは横の長さを考慮して適宜決定される。また、該下向きL字桟30の垂直面32の幅(高さ)についても、上記上向きL字桟20と同様、特に限定はない。さらに、該下向きL字桟30の水平面31の幅についても、特に限定はなく、例えば支柱10の幅と同幅程度とすることが考え得る。そしてまた、挿嵌部33の高さについても、上記上向きL字桟20と同様、特に限定はない。
該下向きL字桟30の材質についても、特に限定はなく、上記上向きL字桟20と同様、支柱10と同材質製とすればよい。
【0025】
以上の各構成部位からなる本発明にかかる多段式育苗棚1について、次にその組立態様について説明する。
まず、各支柱10における所定の差込孔11に、支持ピン12が差し込まれる。そして、支柱10を方形四隅に配置する。
その状態で、一対の下向きL字桟30が、挿嵌部33を介して支柱10に挿嵌される。該一対の下向きL字桟30は、方形四隅に配置された支柱10における対向辺に位置するように挿嵌されることとなる。このとき、下向きL字桟30は、支持ピン12の差し込まれた位置まで挿嵌され、すなわち、下向きL字桟30の挿嵌部33下端が該支持ピン12に支持された状態となっている。
次いで、一対の上向きL字桟20が、挿嵌部23を介して支柱10に挿嵌される。該一対の上向きL字桟20は、方形四隅に配置された支柱10における前記下向きL字桟30と異なる対向辺に位置するように挿嵌されることとなる。このとき、上向きL字桟20は、前記下向きL字桟30の上端位置まで挿嵌され、すなわち、上向きL字桟20の挿嵌部23下端が下向きL字桟30の挿嵌部33上端に支持された状態となっている。
【0026】
以上の通り、支柱10に支持ピン12を差し込み、次いで下向きL字桟30を挿嵌し、最後に上向きL字桟20を挿嵌するという組立態様により、本発明にかかる多段式育苗棚1における育苗棚2の一段が構築される。よって、この一連の組立態様が繰り返されることにより、育苗棚2を多段式にすることができる。このとき、支持ピン12を差し込む位置により、各育苗棚2間の高さ間隔を任意に設定することができ、育苗する作物・品種等によりその位置は適宜決定される。
なお、支柱10の下端に高さ調節機構14が備えられている構成を採用した場合には、設置場所の地面・床面の状況に応じて、予め若しくは組み立て後に該高さ調節機構14を用いて、各育苗棚2の水平を維持させることとなる。
【0027】
ところで、上記組立態様において、中間桟40を備える態様が考え得る。
該中間桟40は、対向する下向きL字桟30の所定中間位置に載架されるものであって、上記組立態様により構築された育苗棚2上に載置される育苗箱Bを支持するように作用するものである。
かかる中間桟40の構造については、育苗箱Bを支持すべく、少なくとも水平面41を有し、支持強度向上のため、図面に示すように、該水平面41から下方へ垂直面42を備えることが望ましい。このとき、水平面41に対する垂直面42の位置によって、該中間桟40の形状は逆L字状やT字状となる。
該中間桟40の長さについては、対向する下向きL字桟30間に載架可能な長さ、すなわち、上向きL字桟20の長さと同程度となる。
また、中間桟40の構造において、対向する下向きL字桟30間に載架した際の安定性を考慮し、図面に示すように、該中間桟40の両端部に引掛片を備える態様が考え得る。
かかる中間桟40材質については、特に限定はなく、上記上向きL字桟20や下向きL字桟30と同様、支柱10と同材質製とすればよい。
【0028】
以上の通り組み立てられた本発明にかかる多段式育苗棚1は、育苗室等に設置され、図3に示すように、各育苗棚2上に育苗箱Bが載置され、育苗作業が行われる。このとき、各育苗棚2上には、必要に応じて平板や水受皿等のアンダートレイWを敷設してもよい。
かかるアンダートレイWを敷設することで、育苗箱Bに灌水する際の水受皿として作用して、育苗箱Bからの余剰水を下方へ垂れ流すことなく、また、該アンダートレイW内に水を貯め置くことで、灌水作業の手間を省くことが可能となる。特に、後述する灌水装置50を備えた構成を本発明に採用した場合には、該アンダートレイWを敷設することが望ましい。
【0029】
また、図3に示すように、育苗作業の便宜上、組み立てられた多段式育苗棚1に、さらに灌水装置50を備える構成を採用することも考え得る。
該灌水装置50は、本発明にかかる多段式育苗棚1における育苗時の灌水を行うものである。
かかる灌水装置50の構造については、特に限定はないが、例えば給水口に繋がれた灌水ホース51及び該灌水ホース51の所定中間位置に灌水口52が設けられた構造が考え得る。
該灌水装置50は、育苗棚2上の育苗箱Bに灌水されるよう、前記支柱10や上向きL字桟20、下向きL字桟30または中間桟40のうち少なくとも一以上に取り付けられる。図面では、下向きL字桟30の下端に備えられた場合について示している。
なお、灌水作業は手動的若しくは自動制御により給水口を開閉することにより行われることとなる。
【0030】
図3及び図4は、本発明にかかる多段式育苗棚1の使用状態を示しているが、該図に示すように、組み立てに際し多段式育苗棚1を連続して構築する態様も考え得る。すなわち、上記組立態様において説明したように、一の多段式育苗棚1を組み立てるのに四本の支柱10が方形四隅に配置されることとなるが、該多段式育苗棚1を連続して構築させることで、図4に示すように、支柱10の本数を減らすことが可能となる。なお、図4(a)は、一方向に連続させる場合について、図4(b)は多方向に連続させる場合について示しており、多方向に連続させた方がより支柱10の本数を減らすことができる。
【産業上の利用可能性】
【0031】
本発明にかかる多段式育苗棚1は、組立・分解を容易にすることで設置場所の敷地面積の削減に資するとともに、運搬性及び不使用時の収納性に優れ、さらには作業性向上にも資するものであって、本発明の産業上の利用可能性は極めて高いものと解する。
【符号の説明】
【0032】
1 多段式育苗棚
2 育苗棚
10 支柱
11 差込孔
12 支持ピン
13 チェーン
14 高さ調節機構
15 移動用キャスター
20 上向きL字桟
21 水平面
22 垂直面
23 挿嵌部
30 下向きL字桟
31 水平面
32 垂直面
33 挿嵌部
40 中間桟
41 水平面
42 垂直面
43 引掛片
50 灌水装置
51 灌水ホース
52 灌水口
B 育苗箱
W アンダートレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多段式の育苗棚であって、
支柱と、上向きL字桟と、下向きL字桟と、から成り、
支柱は、円柱状若しくは多角柱状であって、所定長さを有し、支持ピンを差し込むための差込孔が長さ方向に所定間隔を置いて複数設けられているとともに、該差込孔に差し込む支持ピンが複数備えられてなり、
上向きL字桟は、水平面と該水平面から上方へ垂直面を備えたL字状であって、所定長さを有し、該垂直面の両端部に前記支柱に挿嵌するための挿嵌部が備えられてなり、
下向きL字桟は、水平面と該水平面から下方へ垂直面を備えた逆L字状であって、所定長さを有し、該水平面及び垂直面からなる逆L字の両端辺に前記支柱に挿嵌するための挿嵌部が備えられてなり、
前記支柱を方形四隅に配置した状態で、一対の下向きL字桟が対向辺に位置するように前記下向きL字桟の挿嵌部が支持ピンの差し込まれた位置まで夫々支柱に挿嵌されるとともに一対の上向きL字桟が前記下向きL字桟と異なる対向辺に位置するように前記上向きL字桟の挿嵌部が前記下向きL字桟の上端位置まで夫々支柱に挿嵌されることで育苗棚の一段をなすことを特徴とする多段式育苗棚。
【請求項2】
前記多段式育苗棚において、対向する下向きL字桟の所定中間位置に載架される中間桟が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の多段式育苗棚。
【請求項3】
前記多段式育苗棚において、前記支柱、上向きL字桟、下向きL字桟または中間桟のうち少なくとも一以上に取り付けられる灌水装置が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の多段式育苗棚。
【請求項4】
前記多段式育苗棚において、前記支柱の下端に高さ調節機構が備えられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の多段式育苗棚。
【請求項5】
前記多段式育苗棚において、前記支柱の下端に移動用キャスターが備えられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の多段式育苗棚。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−249575(P2012−249575A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−124559(P2011−124559)
【出願日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【出願人】(511134610)
【出願人】(511134953)
【出願人】(511134964)
【Fターム(参考)】