説明

多重アレイの多重特異的な電気化学発光試験

【課題】新たな電気化学発光測定法およびそれに用いる装置などを提供することを課題とする。
【解決手段】本発明により、複数の電気化学発光反応を逐次または同時に行うための新規で費用効果の高い測定法、それに適した1つまたはそれ以上の支持体からなるカセット、装置などが提供される。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
電極と対電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、電極または対電極は、電気化学発光標識した分子種または電気化学発光標識した分子種の結合パートナーに結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して有する、上記装置。
【請求項2】
電極と対電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、電極または対電極は、電気化学発光標識した分子種に直接または間接に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して有する、上記装置。
【請求項3】
電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、電極は、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して有する、上記装置。
【請求項4】
電極は作用電極である、請求の範囲第3項に記載の装置。
【請求項5】
電極は対電極である、請求の範囲第3項に記載の装置。
【請求項6】
固定化された試薬と電極複合体は、電極と電気化学発光標識物の間の電子移動に対して実質的に許容性である、請求の範囲第3項に記載の装置。
【請求項7】
電極は多孔性金属からなる、請求の範囲第3項に記載の装置。
【請求項8】
多孔性電極および対電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出装置。
【請求項9】
作用電極と対電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、作用電極は、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して、かつ電気化学的に接触して有する、上記装置。
【請求項10】
作用電極と対電極からなる電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、対電極は、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して、かつ電気化学的に接触して有する、上記装置。
【請求項11】
電極、対電極、および電極と電気化学的に接触している多孔性マトリックスからなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、多孔性マトリックスは、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を、その表面に固定化して含有する、上記装置。
【請求項12】
電極と複数の別々の結合ドメインからなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、結合ドメインは、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができる、上記装置。
【請求項13】
作用電極と、各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメインからなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項14】
対電極をさらに含んでなる、請求の範囲第13項に記載の装置。
【請求項15】
対電極、試料送達手段および光検出手段をさらに含んでなる、請求の範囲第13項に記載の装置。
【請求項16】
電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、
(a)電極、
(b)各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメイン、
(c)対電極、
(d)結合ドメインに試料を送達する手段、
(e)電気化学発光を引き起こすための手段、および
(f)電気化学発光を検出するための手段、
からなる上記装置。
【請求項17】
電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、
(a)電極、
(b)各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメインを、その上に固定化して有する支持体、
(c)対電極、
(d)結合ドメインに試料を送達する手段、
(e)電気化学発光を引き起こすための手段、および
(f)電気化学発光を検出するための手段、
からなる上記装置。
【請求項18】
複数のドメインは電極と電気化学的に接触している、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項19】
電極は多孔性である、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項20】
電極は炭質材料からなる、請求の範囲第19項に記載の装置。
【請求項21】
電極は小繊維からなる、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項22】
電気化学発光検出手段は、1つまたはそれ以上の別々の結合ドメインからの電気化学発光を検出する、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項23】
支持体は多孔性マトリックスである、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項24】
支持体は多孔性マトリックスであり、電極は多孔性である、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項25】
支持体は多孔性マトリックスであり、マトリックスは電極と対電極の間に位置している、請求の範囲第17項に記載の装置。
【請求項26】
電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、
(a)電極、
(b)各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメイン、
(c)対電極、
(d)結合ドメインに試料を送達する手段、
(e)電気化学発光を引き起こすための手段、および
(f)電気化学発光を検出するための手段、
からなる上記装置。
【請求項27】
請求の範囲第26項に記載の装置であって、電気化学発光検出のための複数の手段は、1つまたはそれ以上の結合ドメインの画像を形成するために使用される、上記装置。
【請求項28】
複数の検出手段の少なくとも1つは、1つの結合ドメインからの電気化学発光を検出する、請求の範囲第27項に記載の装置。
【請求項29】
電気化学発光検出のための複数の手段は、CCDアレイまたはダイオードアレイである、請求の範囲第27項に記載の装置。
【請求項30】
複数の別々の結合ドメインを、その表面に固定化して有する電極からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、結合ドメインは、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができる、上記装置。
【請求項31】
各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメインを、その表面に固定化して有する電極からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項32】
結合ドメインは電気化学発光標識物を含有する、複数の別々の結合ドメインをその表面に固定化して有する電極からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項33】
結合ドメインは複数の電気化学発光シグナルを生成することができる、複数の別々の結合ドメインを、その表面に固定化して有する電極、および対電極からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項34】
各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメインをその上に固定化して有する支持体からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項35】
電極と、各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができるあらかじめ決められた量の試薬を含有する複数の別々の結合ドメインをその表面に固定化して有する支持体からなり、電極と結合ドメインは電気化学的に接触している、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項36】
電極は作用電極である、請求の範囲第35項に記載の装置。
【請求項37】
電極は対電極である、請求の範囲第35項に記載の装置。
【請求項38】
電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置であって、
(a)電極、
(b)電極を含有する第1の表面、
(c)各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができる結合試薬を含有する複数の別々の結合ドメインをその上に固定化して有する第2の表面からなり、第1の表面と第2の表面は、電極と、結合試薬に直接または間接に結合した電気化学発光標識物の間の電子移動を可能とするように隙間を持って整列している、上記装置。
【請求項39】
電気化学的セルと、各々が結合性電気化学発光測定の成分に結合することができる結合試薬を含有する複数の結合ドメインをその上に固定化して有する電極からなる、電気化学発光によるアナライトの検出に使用するための装置。
【請求項40】
以下の工程からなる複数の電気化学発光測定を行うための方法:
(a)複数の別々の結合ドメインを、複数の目的のアナライトを含有する試料に測定条件下で接触させる工程、
(b)1つまたはそれ以上の複数のドメインに電気化学発光を引き起こさせる工程、および
(c)複数の結合ドメインで電気化学発光を検出する工程。
【請求項41】
以下の工程からなる複数の異なる目的のアナライトの複数の電気化学発光測定を行うための方法:
(a)複数の別々の結合ドメインを、複数の目的のアナライトを含有する試料に測定条件下で接触させる工程、
(b)複数の別々の結合ドメインに同時に電気化学発光を引き起こさせる工程、および
(c)複数の別々の結合ドメインの各々からの電気化学発光を同時に検出する工程。
【請求項42】
支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品であって、結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、電気化学発光測定において複数の異なる目的のアナライトへの結合について異なる結合特異性を有する、上記部品。
【請求項43】
支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品であって、各結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において目的のアナライトについて異なる結合特異性を有し、各ドメインが異なる目的のアナライトに結合した異なる結合成分を含有する、上記部品。
【請求項44】
支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品であって、結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において目的のアナライトについて異なる結合特異性を有し、各ドメインが、異なる目的のアナライトおよび電気化学発光が可能な残基に直接または間接に結合している、上記部品。
【請求項45】
多孔性マトリックスからなる支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品であって、各結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において目的のアナライトについて異なる結合特異性を有し、各ドメインが、異なる目的のアナライトに結合した異なる結合成分を含有する、上記部品。
【請求項46】
多孔性マトリックスは炭素からなる、請求の範囲第45項記載の部品。
【請求項47】
多孔性マトリックスは小繊維からなる、請求の範囲第45項記載の部品。
【請求項48】
官能基化した小繊維からなる支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品であって、結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において目的のアナライトについて異なる結合特異性を有し、各ドメインが、異なる目的のアナライトおよび電気化学発光が可能な残基に直接または間接に結合している、上記部品。
【請求項49】
1つまたはそれ以上の多孔性マトリックスからなる支持体上の複数の結合ドメインからなる部品であって、結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において目的のアナライトについて異なる結合特異性を有し、各ドメインが、異なる目的のアナライトおよび電気化学発光が可能な残基に直接または間接に結合している、上記部品。
【請求項50】
電気化学発光による試料中のアナライトの検出に使用するためのカセットであって、
(a)支持体上の複数の別々の結合ドメイン、および
(b)電極と対電極の1つまたはそれ以上の対、
からなる上記カセット。
【請求項51】
電気化学発光による試料中のアナライトの検出に使用するためのカセットであって、
(a)支持体上の複数の別々の結合ドメイン、
(b)別々の結合ドメインと隙間を持って整列している電極と対電極の1つまたはそれ以上の対、および
(c)複数の別々の結合ドメインに試料を送達するための手段、
からなる上記カセット。
【請求項52】
複数の別々の結合ドメインは、結合性電気化学発光測定の成分に結合することができる少なくとも1つの表面を形成する、請求の範囲第49項に記載のカセット。
【請求項53】
複数の結合ドメインは、試料中に存在する複数の異なる目的のアナライトの同時結合を提供するための異なる結合特異性を有する結合ドメインを含有する、請求の範囲第50項に記載のカセット。
【請求項54】
電気化学発光を検出または測定するためのカセットであって、
(a)複数の別々の結合ドメインをその上に有する第1の支持体、
(b)複数の別々の結合ドメインは複数の電極と対電極の対の1つに近接して整列しており、別々の結合ドメインおよび電極と対電極の対は電気化学発光を検出し測定するための複数のセルを形成し、電極/対電極の対は、電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形の形で電気エネルギー源によりアドレスが可能である、複数の電極と対電極の対、および
(c)複数の別々の結合ドメインに試料を送達するための手段、
からなる上記カセット。
【請求項55】
複数の結合ドメインは、試料中に存在する複数の異なる目的のアナライトの同時結合を提供する異なる結合特異性を有する結合ドメインを含有する、請求の範囲第53項に記載のカセット。
【請求項56】
目的のアナライトを検出または測定するためのカセットであって、
(a)少なくとも1つの別々の結合ドメインは、他の結合ドメインとは異なる結合特異性を有し、複数の別々の結合ドメインの各々は親水性であり、疎水性領域に囲まれている、複数の別々の結合ドメインをその上に有する第1の支持体、
(b)その上で化学的測定を行うのに適した反応媒体からなる複数の親水性ドメインを有する第2の支持体、および
(c)各結合ドメインに存在する分析すべき試料が反応媒体と接触するように、複数の別々の結合ドメインと複数の反応媒体を接触させる手段、
からなる上記カセット。
【請求項57】
別々の結合ドメインは内部対照をさらに含んでなる、請求の範囲第50項に記載のカセット。
【請求項58】
目的のアナライトに結合することができる結合試薬を含有する支持体上で複数の別々の結合ドメインを作成する方法であって、
(a)単層は、支持体に隣接していない単層表面上に結合基Aを有し、第1の結合基Aは結合基Bに特異的に結合することができる、支持体上で自己組立単層を形成する工程、および
(b)目的のアナライトに結合することができる結合試薬と、第1の結合基Aを接触させる工程(ここで、結合試薬は単層にA:B結合により結合して結合表面を形成し、この結合表面は複数の別々の結合ドメインとして構成されるように、結合基Bに結合している)、
からなる上記方法。
【請求項59】
複数の異なる結合試薬は複数の別々の結合ドメインに結合し、かつ接触工程は、複数の液体試料(各液体試料は異なる結合試薬を含む)を、複数の流体ガイドからの単層に送達することにより行われる、請求の範囲第57項に記載の方法。
【請求項60】
電気化学発光結合測定法でアナライトを検出または測定する方法であって、
(a)1つまたはそれ以上の支持体の表面に固定化された複数の別々の結合ドメインを、複数のアナライトと電気化学発光標識物に結合した測定の成分を含有する試料に接触させる工程、
(b)電気化学発光測定法を行うのに適した反応媒体の存在下で、1つまたはそれ以上のドメインで電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用する工程、および
(c)複数のドメインからの電気化学発光を検出または測定する工程、
からなる上記方法。
【請求項61】
複数の目的のアナライトの複数の電気化学発光測定法の実施に使用するためのキットであって、
(a)結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、各々が電気化学発光測定において複数の目的のアナライトについて異なる結合特異性を有する、支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品、および
(b)測定法の実施に必要な試薬を含有する容器、
からなる上記キット。
【請求項62】
測定を行うための装置をさらに含有する、請求の範囲第60項に記載のキット。
【請求項63】
複数の目的のアナライトの複数の電気化学発光測定法の実施に使用するためのキットであって、
複数の電気化学発光測定法で使用するための複数の異なるアナライトに特異的な結合成分を含有する容器、からなる上記キット。
【請求項64】
複数の電気化学発光測定法のための非結合成分を含有する1つまたはそれ以上の容器をさらに含有する、請求の範囲第62項に記載のキット。
【請求項65】
支持体上の複数の別々の結合ドメインからなる部品をさらに含有する請求の範囲第62項に記載のキットであって、結合ドメインは互いに比較的隙間のある構成を有し、電気化学発光測定において複数の異なる目的のアナライトについて異なる結合特異性を有する、上記キット。
【請求項66】
以下からなるカセット:
(a)少なくとも1つの結合表面を形成する、支持体上の複数の別々の結合ドメイン、
(b)別々の結合ドメインは複数の電極と対電極の対に隙間を持って整列している、複数の電極と対電極の対、および
(c)複数の別々の結合ドメインに試料を送達するための手段。
【請求項67】
以下からなるカセット:
(a)少なくとも1つの結合表面を形成する、支持体上の複数の別々の結合ドメイン、および
(b)別々の結合ドメインは、複数の電極と対電極の対に隙間を持って整列し、かつ近接することができ、結合ドメインは支持体の表面に対して親水性または疎水性である、複数の電極と対電極の対。
【請求項68】
以下からなるカセット:
(a)少なくとも1つの結合表面を形成する、第1の支持体上の複数の別々の結合ドメイン、
(b)別々の結合ドメインは、複数の電極と対電極の対に隙間を持って整列し、複数の電極は結合表面の上にあり、各電極は結合ドメインに隣接し、そして対電極は第2の支持体の上にある、複数の電極と対電極の対、および
(c)複数の別々の結合ドメインに試料を送達する手段。
【請求項69】
結合ドメインは、支持体の表面に対して親水性または疎水性である、請求の範囲第68項に記載のカセット。
【請求項70】
支持体は2〜500結合ドメインを含有する、請求の範囲第66項に記載のカセット。
【請求項71】
複数の結合ドメインは、試料中の複数の異なる目的のアナライトの同時結合を提供するための異なる結合を有する結合ドメインからなる、請求の範囲第66項に記載のカセット。
【請求項72】
電気化学発光を検出または測定するためのカセットであって、
(a)複数の別々の結合ドメインをその上に有する第1の支持体、
(b)複数の別々の結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と整列して近接しており、別々の結合ドメインおよび電極と対電極の対は、電気化学発光を検出またはその測定を行うための複数のセルを形成し、電極/対電極の対は電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形の形で電気エネルギー源によりアドレスが可能である、複数の電極と対電極の対、および
(c)複数の別々の結合ドメインに試料を送達する手段、
からなる上記カセット。
【請求項73】
第1の支持体に隣接しており、第1の支持体との間に試料を封じ込める手段を提供することができる第2の支持体をさらに含んでなる、請求の範囲第72項に記載のカセットであって、複数の電極と対電極の対は第2の支持体に固定されている、上記カセット。
【請求項74】
複数の電極と対電極の対は第1の支持体に固定されている、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項75】
第1の支持体との間に試料を封じ込めるために第1の支持体に隣接しており第2の支持体をさらに含んでなる、請求の範囲第72項に記載のカセットであって、複数の電極は第1の支持体上に位置し、かつ複数の対電極は第2の支持体上に位置し、その結果複数の電極と対電極は互いに近接して位置することができる、上記カセット。
【請求項76】
複数の別々の結合ドメインは5〜1000の結合ドメインを含有する、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項77】
複数の別々の結合ドメインは、複数の異なる目的のアナライトの結合を提供するために、他の結合ドメイン内に封じ込められた結合試薬と特異性が互いに同一である結合試薬、かつこれとは異なる結合試薬を含有する少なくとも1つの結合ドメインからなる、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項78】
複数の別々の結合ドメインは、結合特異性が異なる結合試薬を含有する少なくとも1つの結合ドメインからなる、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項79】
第1のまたは第2の支持体に隣接する反射性表面をさらに含んでなる、請求の範囲第78項に記載のカセット。
【請求項80】
第1のおよび第2の支持体、複数の別々の結合ドメインおよび複数の電極と対電極の対は、実質的に透明である、請求の範囲第78項に記載のカセット。
【請求項81】
電極と対電極の対は直径または幅が0.001〜10mmの範囲である、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項82】
結合ドメインは直径または幅が0.001〜10mmの範囲である、請求の範囲第80項に記載のカセット。
【請求項83】
電極と対電極の対は、各々少なくとも1つの電気エネルギー源により別にアドレスが可能である、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項84】
結合ドメインは親水性であり、疎水性表面により囲まれている、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項85】
結合ドメインは疎水性であり、親水性表面により囲まれている、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項86】
結合表面は、パターン付けされた自己組立単層からなる、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項87】
パターン付けされた自己組立単層はアルカンチオールからなる、請求の範囲第86項に記載のカセット。
【請求項88】
結合ドメインは、タンパク質、核酸、炭水化物残基、抗体、抗原、細胞、有機化合物、および有機金属化合物よりなる群から選択されるアナライトに結合することができる、請求の範囲第87項に記載のカセット。
【請求項89】
結合ドメインは、臨床化学測定法、化学発光法、免疫測定法および核酸プローブ測定法よりなる群から選択される測定法の、機能性試薬を含有する、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項90】
第2の支持体と別々の結合ドメインの間に位置する、取り外し可能な電極保護バリアをさらに含んでなる請求の範囲第73項に記載のカセットであって、電極保護バリアは電気化学発光を引き起こす前に取り外される、上記カセット。
【請求項91】
電極表面から測定媒体に電位を拡大するように位置している、電極対の複数の電極の上またはこれに隣接している導電性材料をさらに含んでなる、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項92】
試料の電気化学発光を測定するための装置であって、
(a)複数のセルは複数の電極と対電極の対および複数の別々の結合ドメインからの第1の支持体から形成され、複数の別々の結合ドメインは複数の電極と対電極の対に整列してこれに近接しており、電極と対電極の対は別々にアドレスが可能であり、セルは電気化学発光の測定の実施に適している、少なくとも1つの試料を保持する複数のセル、
(b)電位波形は複数のセルにおいて電気化学発光を引き起こすのに有効である、複数の電極と対電極の対に制御された電位波形を適用するように適合させた電位制御手段、および
(c)試料からの電気化学発光を検出するための光子検出手段、
からなる上記装置。
【請求項93】
電気化学発光の測定に適したキットであって、1つまたはそれ以上の容器中に、
(a)少なくとも1つの結合表面を形成する、支持体上の複数の別々の結合ドメイン、および
(b)複数の別々の結合ドメインと隙間を持って整列しており、これに近接させることが可能な、複数の電極と対電極の対
を含んでなる、上記キット。
【請求項94】
試料封じ込め手段を提供するための結合表面支持体に隣接して位置することができる少なくとも1つの支持体をさらに含んでなる、請求の範囲第93項に記載のキット。
【請求項95】
第2の支持体は、複数の別々の結合ドメインと整列しており、これに近接させることが可能な、複数の電極と対電極の対を有する、請求の範囲第94項に記載のキット。
【請求項96】
電気化学発光測定を実施するための試薬、およびあらかじめ決められた量の精製された目的のアナライトをさらに含んでなる、請求の範囲第93項に記載のキット。
【請求項97】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するためのカセットであって、
(a)別々の結合ドメインの少なくとも一部は他の結合ドメインとは異なる結合特異性を有し、複数の別々の結合ドメインのそれぞれは親水性でありそして疎水性領域に囲まれている、少なくとも1つの結合表面を形成するための、その表面上に複数の別々の結合ドメインを有する第1の支持体、および
(b)測定表面を形成するためにその上で化学的測定法を行うのに適した反応媒体からなる複数の親水性ドメインを有する第2の支持体(ここで、複数の別々の結合ドメインと複数の反応媒体は、接触させることができ、その結果各結合ドメイン上に存在する分析される試料は反応媒体と接触されて、目的のアナライトが検出または測定される)からなる、
上記カセット。
【請求項98】
温度制御手段をさらに含んでなる、請求の範囲第72項に記載のカセット。
【請求項99】
目的の反応を行うためのカセットであって、
(a)各ドメインは第1の支持体上で親水性であり、疎水性領域に囲まれている、支持体の表面上に複数の別々のドメインを有する第1の支持体、および
(b)各ドメインは、(i)第2の支持体表面上で親水性であり、疎水性領域に囲まれており、(ii)目的の反応を行うのに適した反応媒体からなり、そして(iii)第1の支持体表面上のドメインと隙間を持って整列しており、その結果第2の支持体表面上の各ドメインを第1の支持体表面上の整列したドメインと接触させるように、第2の支持体は位置することができる、第2の支持体の表面上に複数の別々のドメインを有する第2の支持体、
からなるカセット。
【請求項100】
別々の結合ドメインは内部対照をさらに含んでなる、請求の範囲第66項に記載のカセット。
【請求項101】
複数の別々の結合ドメインは、少なくとも2つの同一の結合ドメインを含有する、請求の範囲第92項に記載の装置。
【請求項102】
(a)支持体の上に自己組立単層を形成し(ここで単層は支持体に隣接していない単層表面上の第1の結合基Aからなり、第1の結合基Aは第2の結合基Bに特異的に結合することができ、単層は支持体上の少なくとも1つのドメインに適用される)、そして
(b)第1の結合基Aを結合試薬と接触させる(ここで結合試薬は目的のアナライトに結合することができ、結合試薬は結合基Bに結合しており、そのため結合試薬はA:B結合により単層に結合して結合表面を形成する)、
ことからなる方法の生成物である結合表面であって、
結合表面は、目的のアナライトに結合することができる結合試薬を含有する複数の別々の結合ドメインとして構成されている、上記結合表面。
【請求項103】
請求の範囲第102項記載の結合表面からなる装置。
【請求項104】
支持体はエラストマー材料である、請求の範囲第66項記載のカセット。
【請求項105】
支持体上で複数の別々の結合ドメインを作成するための方法であって、
(a)支持体の上に自己組立単層を形成し(ここで単層は支持体に隣接していない単層表面上の第1の結合基Aからなり、第1の結合基Aは第2の結合基Bに特異的に結合することができ、単層は支持体上の少なくとも1つのドメインに適用される)、そして
(b)第1の結合基Aを結合試薬と接触させる(ここで結合試薬は目的のアナライトに結合することができ、結合試薬は結合基Bに結合しており、そのため結合試薬はA:B結合により単層に結合して結合表面を形成する)、
ことからなり、
結合表面は、目的のアナライトに結合することができる結合試薬を含有する複数の別々の結合ドメインとして構成されている、上記方法。
【請求項106】
請求の範囲第105項に記載の方法であって、工程(a)において単層は、マイクロエッチング、マイクロペン沈積(micropen deposition)およびマイクロ打ち抜きよりなる群から選択される方法により、支持体の上のパターンとして作成される、上記方法。
【請求項107】
請求の範囲第105項に記載の方法であって、結合試薬は、タンパク質およびその断片と誘導体、ならびに核酸およびその断片と誘導体よりなる群から選択される、支持体の上のパターンとして産生される、上記方法。
【請求項108】
請求の範囲第105項に記載の方法であって、結合試薬は、抗体およびその結合断片、抗原、エピトープ、細胞および細胞成分、酵素、酵素基質、レクチン、プロテインA、プロテインG、有機化合物、有機金属化合物および炭水化物残基よりなる群から選択される、上記方法。
【請求項109】
請求の範囲第105項に記載の方法であって、結合試薬は、複数の別の結合ドメインからなり、接触工程は、複数の流体試料(各流体試料は、異なる結合試薬からなる)を、多重アレイの流体ガイドからの単層に送達し、このため単層上の結合表面の別々の結合ドメインは、そこに結合した異なる結合試薬を有する、上記方法。
【請求項110】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)1つまたはそれ以上の支持体の表面上に位置する複数の別々の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合した分子からなる試料と接触させ、
(b)複数の別々の結合ドメインと隙間を持って整列しかつ近接している複数の電極と対電極の対の各々で、電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項111】
複数の別々の結合ドメインは5〜1000結合ドメインの範囲にある、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項112】
複数の別々の結合ドメインは、複数の異なる目的のアナライトの結合を提供するために、他の結合ドメイン内に封じ込められた結合試薬と特異性が互いに同一である結合試薬、かつこれとは異なる結合試薬を含有する少なくとも1つの結合ドメインからなる、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項113】
支持体は反射性表面からなる、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項114】
支持体、結合表面および電極と対電極の対は実質的に透明である、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項115】
結合ドメインは、直径または幅が0.001〜10mmの範囲にある、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項116】
電極と対電極の対は、少なくとも1つの電気エネルギー源により別々にアドレスが可能である、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項117】
結合ドメインは親水性であり、疎水性表面に囲まれている、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項118】
結合ドメインは疎水性であり、親水性表面に囲まれている、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項119】
結合ドメインはパターン付けされた自己組立単層である、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項120】
結合ドメインは、タンパク質、核酸、炭水化物残基、抗体、抗原、細胞および細胞成分、有機化合物、および有機金属化合物よりなる群から選択されるアナライトに特異的に結合することができる、請求の範囲第119項に記載の方法。
【請求項121】
結合ドメインを、臨床化学測定法、化学発光法、免疫測定法および核酸プローブ測定法よりなる群から選択される測定法を実施するのに適した反応媒体と接触させることをさらに含んでなる、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項122】
1つまたはそれ以上の支持体は、重なって位置する複数の支持体であり、支持体の少なくとも一部は、電気化学発光により生成する結合基に対して実質的に透明であり、複数の支持体の各々は別々の支持体に隣接して位置する、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項123】
試料中の電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)1つまたはそれ以上の支持体の表面上に位置する1つまたはそれ以上の複数の別々の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合した分子を含んでなる試料に接触させ(ここで複数の電極と対電極の対は複数の別々の結合ドメインと隙間を持って整列しており、複数の電極と対電極の対は第2の支持体表面上に存在する)、
(b)各電極と対電極の対が異なる結合ドメインに近接するように、第2の支持体表面を結合表面に近接して置き、
(c)複数の電極と対電極の対の各々で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(d)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項124】
工程(a)の間、複数の電極と対電極の対は、取り外し可能な電極保護バリアーにより試料から保護され、電位波形を適用する前にバリアーを除去することからなる、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項125】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)検出または測定すべきアナライトを含有する試料の液滴を、支持体表面上の複数の別々の結合ドメインにのせ(ここで、この複数の別々の結合ドメインは、他の結合ドメイン内に封じ込められた結合試薬と特異性が互いに同一である結合試薬、かつこれとは異なる結合試薬を含有する少なくとも1つの結合ドメインからなり、各別々の結合ドメインは、疎水性であるかまたは親水性であることを特徴とするが、但し各結合ドメインの周りの支持体表面の領域は、試料中の1つまたはそれ以上の目的のアナライトが結合ドメインに結合できるようにするために、(i)結合ドメインが親水性なら疎水性であり、そして(ii)結合ドメインが疎水性なら親水性である)、そして
(b)第1の支持体上の液滴を、化学的測定法を行うのに適した反応媒体からなる複数の別々の親水性ドメインをその上に有する第2の支持体の表面に接触させ、そして
(c)結合ドメインに結合した目的のアナライトの存在を測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項126】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)検出または測定すべきアナライトを含有する試料の液滴を、支持体表面上の複数の別々の結合ドメインにのせ(ここで、この複数の別々の結合ドメインは、他の結合ドメイン内に封じ込められた結合試薬と特異性が互いに同一である結合試薬、かつこれとは異なる結合試薬を含有する少なくとも1つの結合ドメインからなり、各別々の結合ドメインは、疎水性であるかまたは親水性であることを特徴とするが、但し各結合ドメインの周りの支持体表面の領域は、試料中の1つまたはそれ以上の目的のアナライトが結合ドメインに結合できるようにするために、(i)結合ドメインが親水性なら疎水性であり、そして(ii)結合ドメインが疎水性なら親水性である)、そして
(b)試料の液滴上に反応媒体の液滴をのせ、そして
(c)結合ドメインに結合した目的のアナライトの存在を測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項127】
試料中の電気化学発光を検出または測定するための方法であって、順に
(a)試料を、複数の別々の結合ドメイン(ここで結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれに接近させることができる)を含有する支持体の表面に接触させる工程、
(b)結合ドメインを複数の電極と対電極の対に接近させる工程、
(c)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用する工程、および
(d)電気化学発光を検出または測定する工程、
をこの順に含んでなる、上記方法。
【請求項128】
試料中の電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)試料を、複数の別々の結合ドメインを含有する支持体の表面に接触させ、
(b)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用しながら、結合ドメインに近接した支持体の表面を電極と対電極の対で走査し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項129】
各結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれらに接近させることができるように、作成される、請求の範囲第109項に記載の方法。
【請求項130】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)試料を、複数の別々の結合ドメイン(ここで結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれらに接近させることができ、結合ドメインは、(i)電気化学発光標識物を含有し、そして(ii)目的のアナライトに結合することができる)を含有する支持体の表面に、試料中の任意のアナライトの結合ドメインへの結合が起こりうる条件下で接触させ、
(b)結合ドメインを複数の電極と対電極の対に接近させ、
(c)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(d)電気化学発光を検出または測定する(ここで、接触工程が行われないか、または任意の目的のアナライトが存在しない試料で行われるときに観察される電気化学発光に対する電気化学発光の低下は、試料中のアナライトの存在または量を示す)、
ことからなる、上記方法。
【請求項131】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)複数の別々の結合ドメイン(結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれらに接近させることができ、結合ドメインは、目的のアナライトに結合することができる)を含有する支持体の表面に試料を接触させ(ここで接触は、試料中の任意のアナライトの結合ドメインへの結合が起こりうる条件下で行われ、試料は、電気化学発光標識物に結合している分子を含有する)、
(b)結合ドメインを複数の電極と対電極の対に接近させ、
(c)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(d)電気化学発光を検出または測定する(ここで、バックグラウンドレベルからの電気化学発光の増加は、試料中のアナライトの存在または量を示す)、
ことからなる、上記方法。
【請求項132】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)複数の別々の結合ドメイン(結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれらに接近させることができ、結合ドメインは、目的のアナライトに結合することができる)を含有する支持体の表面に試料を接触させ(ここで接触は、試料中の任意のアナライトの結合ドメインへの結合が起こりうる条件下で行われる)、
(b)結合ドメインを目的のアナライトの結合パートナー(ここで、結合パートナーは、電気化学発光標識物に結合している)に接触させ、
(c)結合ドメインを複数の電極と対電極の対に接近させ、
(d)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(e)電気化学発光を検出または測定する(ここで、バックグラウンドレベルからの電気化学発光の増加は、試料中のアナライトの存在または量を示す)、
ことからなる、上記方法。
【請求項133】
工程(a)と(b)は、同時に行われる、請求の範囲第131項に記載の方法。
【請求項134】
工程(a)は、工程(b)より前に行われ、そして未結合アナライトを除去するための結合ドメインの洗浄は、工程(a)の後かつ工程(b)の前に行われる、請求の範囲第131項に記載の方法。
【請求項135】
試料中の目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)複数の別々の結合ドメイン(結合ドメインは、複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれらに接近させることができ、結合ドメインは、目的のアナライトに結合することができる)を含有する支持体の表面に第1の試料を接触させ(ここで試料は、電気化学発光標識物に結合している目的のアナライトを含有し、接触は試料中のアナライトの結合ドメインへの結合が起こりうる条件下で行われる)、
(b)第2の試料を、結合ドメインに、第2の試料中のアナライトの結合ドメインへの結合が起こりうる条件下で接触させ(ここで、電気化学発光標識物は、第2の試料中の任意のアナライトに結合していない)、
(c)結合ドメインを複数の電極と対電極の対に接近させ、
(d)電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(e)電気化学発光を検出または測定する(ここで、工程(b)が省かれているか、または第2の試料中にアナライトが存在しないときに観察される電気化学発光に対する電気化学発光の低下は、試料中のアナライトの存在または量を示す)ことからなる、上記方法。
【請求項136】
試料は、哺乳動物由来であり、かつ前記方法は、哺乳動物の同一性を決定または確認するために使用される、請求の範囲第131項に記載の方法。
【請求項137】
試料は、哺乳動物からの細胞を含有し、かつ前記方法は、試料中の細胞の数を定量するために使用される、請求の範囲第131項に記載の方法。
【請求項138】
目的の反応を行うための方法であって、
(a)試料を、第1の支持体上の各複数の別々のドメイン(ここで各ドメインは、親水性であり、かつ第1の支持体表面上の疎水性領域に囲まれている)に適用し、そして
(b)その表面上に複数の別々のドメインを有する第2の支持体(各ドメインは、(i)親水性であり、かつ第2の支持体表面上で疎水性領域に囲まれており、(ii)目的の反応を行うために適切な反応媒体を含んでなり、そして(iii)第2の支持体表面上の各ドメインを、第1の支持体表面上の整列したドメインと接触させるように、第1の支持体表面上のドメインと隙間を持って整列している)を、試料が反応媒体に接触するように置く、
ことからなる、上記方法。
【請求項139】
複数の流体試料は、単層上に同時に送達される、請求の範囲第109項に記載の方法。
【請求項140】
支持体は、エラストマー材料を含んでなる、請求の範囲第110項に記載の方法。
【請求項141】
パターン付けされた自己組立単層は、アルカンチオールを含んでなる、請求の範囲第119項に記載の方法。
【請求項142】
目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)1つまたはそれ以上の支持体の表面上に位置する1つまたはそれ以上の複数の別々の結合ドメインを接触させ(ここで接触は、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と行われ、試料は、接触工程の間、いずれの電極または対電極にも接触しない)、
(b)電極を、1つまたはそれ以上の複数の結合ドメインに接近させ、
(c)1つまたはそれ以上の複数の結合ドメインで電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(d)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項143】
目的のアナライトを検出または測定するための方法であって、
(a)(i)1つまたはそれ以上の支持体の表面上に位置し、そして(ii)複数の電極と対電極の対と隙間を持って整列しており、かつこれに近接している、1つまたはそれ以上の複数の別々の結合ドメインを接触させ(ここで接触は、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と行われる)、
(b)電極と対電極を、1つまたはそれ以上の複数の結合ドメインに接近させ、
(c)1つまたはそれ以上の複数の結合ドメインで電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(d)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項144】
(a)表面に、1つまたはそれ以上の別々の結合ドメインを構成する結合試薬を含んでなる、あらかじめ決められた量の材料を含有する電極(ここで結合試薬は、電気化学発光−標識分子または電気化学発光−標識分子の結合パートナーに特異的に結合することができ、材料は、(i)結合試薬に結合パートナーが結合しているとき、結合試薬または結合パートナーに結合した電気化学発光標識分子における電極と電気化学発光標識物の間の電子の移動を許容するか、または(ii)電極に電気化学発光標識物から光子を生成させる)、および
(b)対電極、
からなるカセット。
【請求項145】
表面に、1つまたはそれ以上の別々の結合ドメインを構成する結合試薬を含んでなる、あらかじめ決められた量の材料を含有する電極を含んでなる、カセット(ここで結合試薬は、電気化学発光−標識物であり、材料は、電極と電気化学発光標識物の間の電子の移動を許容する)。
【請求項146】
電極は、多孔性である、請求の範囲第143項に記載のカセット。
【請求項147】
電極は、多孔性である、請求の範囲第144項に記載のカセット。
【請求項148】
(a)結合試薬を含有する1つまたはそれ以上の別々の結合ドメインを有する支持体、
(b)結合ドメインが結合しているイオン透過性多孔性マトリックス、
(c)結合ドメインに電気化学的に接触している電極、および
(d)対電極、
からなるカセット。
【請求項149】
結合試薬は、電気化学発光標識されている、請求の範囲第147項に記載のカセット。
【請求項150】
(a)結合試薬を含有する結合ドメイン、および
(b)結合ドメインが結合しており、結合ドメインと電気化学的に接触している電極である、多孔性支持体、
からなるカセット。
【請求項151】
さらに対電極を含んでなる、請求の範囲第149項に記載のカセット。
【請求項152】
結合試薬は、電極に共有結合している、請求の範囲第150項に記載のカセット。
【請求項153】
(a)電極を含有する第1の表面を有する第1の支持体、および
(b)結合ドメインを含有する第2の表面を有する第2の支持体(ここで第1および第2の表面は、電気化学的に接触するように隙間を持って整列している)、からなるカセット。
【請求項154】
(a)電極を含有する第1の表面を有する第1の支持体、
(b)あらかじめ決められた量の結合試薬を含有する結合ドメインを含有する第2の表面を有する第2の支持体(ここで第1および第2の表面は、電気化学的に接触するように隙間を持って整列している)、および
(c)電気化学発光標識分子種を含有するバイアル、
からなるキット。
【請求項155】
(a)電極を含有する第1の表面を有する第1の支持体、および
(b)1つまたはそれ以上の別々の結合ドメインを含有する第2の表面を有する第2の支持体(ここで第1および第2の表面は、結合ドメインに結合した電気化学発光標識物と電極の間で電子の移動ができるように隙間を持って整列している)、
からなるカセット。
【請求項156】
第2の表面は多孔性材料であり、そしてカセットはさらに対電極を含んでなる、請求の範囲第154項に記載のカセット。
【請求項157】
(a)第1の表面を有する電極、
(b)第2の表面を有する対電極、
(c)第1および第2の表面の間の、電気化学発光標識分子に結合することができる結合試薬を含有する多孔性材料(ここで多孔性材料と第1の表面は、1つまたはそれ以上の結合試薬に結合した分子上の電気化学発光標識物と第1の表面の間の電子の移動を許容するように隙間を持って整列している)、
からなるカセット。
【請求項158】
(a)多孔性電極、
(b)対電極、
(c)その上に、結合ドメインに結合した電気化学発光標識分子種と多孔性電極の間で電子の移動ができるように隙間を持って整列している、複数の別々の結合ドメインを有する支持体、
からなるカセット。
【請求項159】
(a)多孔性電極、および
(b)対電極(ここで多孔性電極は、その表面上に結合試薬を含んでなる、電極と1つまたはそれ以上の結合試薬に結合した電気化学発光標識物の間の電子の移動を許容する材料を含有する)、
からなるカセット。
【請求項160】
(a)その上に複数の別々の結合ドメインを有する支持体、
(b)結合ドメインへの、およびそこからの流体の移送のための区画、および
(c)複数の結合ドメインに結合した電気化学発光標識物から電気化学発光シグナルが生成するように隙間を持って整列している電極と対電極、
からなるカセット。
【請求項161】
(a)その表面上に複数の別々の結合ドメインを含有する電極、および
(b)対電極、
からなるカセット。
【請求項162】
(a)支持体上の複数の別々の結合ドメイン、
(b)電極、および
(c)対電極(ここで電極は、複数の別々の結合ドメインに結合した複数の電気化学発光標識物からの複数の電気化学発光シグナルを生成することができる)、
からなるカセット。
【請求項163】
複数の結合ドメインは、電気化学発光標識物を含有し、そしてカセットは、さらに複数の別々の結合ドメインへの試料送達のための手段を含んでなる、請求の範囲第161項に記載のカセット。
【請求項164】
さらに複数の別々の結合ドメインへの試料送達のための手段を含んでなる、請求の範囲第161項に記載のカセット。
【請求項165】
電極は、少なくとも1つの結合ドメインと結合している電気化学発光標識物からの電気化学発光シグナルを生成することができる、請求の範囲第160項に記載のカセット。
【請求項166】
(a)その上に複数の別々の結合ドメインを有する支持体、および
(b)1つまたはそれ以上の電極と対電極の対、
からなるカセット。
【請求項167】
さらに複数の別々の結合ドメインへの試料送達のための手段を含んでなる、請求の範囲第165項に記載のカセット。
【請求項168】
(a)その表面上にパターンを構成する別々の結合ドメインを含有する電極、
(b)結合ドメインへの、およびそこからの流体の移送のための区画、
(c)対電極、および
(d)電気化学発光標識分子を含有するバイアル、
からなるキット。
【請求項169】
(a)イオン透過性多孔性マトリックスに近接している電極に結合している複数の別々の結合ドメイン、および
(b)対電極、
からなるカセット。
【請求項170】
(a)イオン透過性多孔性マトリックスに結合している複数の別々の結合ドメイン、
(b)イオン透過性多孔性マトリックスに近接している電極、および
(c)対電極、
からなるカセット。
【請求項171】
(a)イオン透過性多孔性マトリックスに結合している複数の別々の結合ドメイン、および
(b)複数の結合ドメインに電気化学的に接触している電極、
からなるカセット。
【請求項172】
さらに対電極を含んでなる、請求の範囲第170項に記載のカセット。
【請求項173】
(a)多孔性支持体に結合している複数の別々の結合ドメイン、および
(b)複数の結合ドメインに電気化学的に接触している電極、
からなるカセット。
【請求項174】
(a)電極、対電極、および電極に接触するイオン溶液を含んでなる電気化学的セル、および
(b)電極に電気化学的に接触している複数の別々の結合ドメインをその上に有する支持体、
からなるカセット。
【請求項175】
電極は、炭素小繊維を含んでなる、請求の範囲第143項、第144項、または第160項に記載のカセット。
【請求項176】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第143項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項177】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第144項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項178】
電極は、多孔性である、請求の範囲第175項に記載の方法。
【請求項179】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第147項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項180】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第150項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項181】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)第1の表面に含有される結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ(ここで、第1の表面は電極を含有する第2の表面と整列しており、第1および第2の表面は、電気化学的に接触するように隙間を持って整列している)、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項182】
第1の表面は多孔性材料である、請求の範囲第180項に記載の方法。
【請求項183】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第156項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)第1の表面と第2の表面で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項184】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第157項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項185】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第158項に記載のカセット中の結合試薬を、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極表面と対電極表面で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項186】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第159項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極表面と対電極表面で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項187】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第160項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項188】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第161項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項189】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)支持体上の複数の別々の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と、結合ドメイン上への該分子を含有する試料の送達により接触させ(ここで試料は、電気化学発光シグナルを変化することができ、この変化は、試料中の目的のアナライトの濃度に相関している)、
(b)電極と対電極で、少なくとも1つの結合ドメインに結合した分子に結合している電気化学発光標識物から電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、
(c)電気化学発光を測定し、そして
(d)目的のアナライトの濃度を決定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項190】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第143項に記載のカセット中の結合試薬を、第1の分子と、電気化学発光標識物に結合している第2の分子を含んでなる試料(ここで第2の分子は、第1の分子の特異的な結合パートナーである)と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項191】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第165項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)少なくとも1つの電極と対電極の対で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項192】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第168項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し
そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項193】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第169項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項194】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第171項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項195】
電気化学発光を検出または測定するための方法であって、
(a)請求の範囲第173項に記載のカセット中の結合ドメインを、電気化学発光標識物に結合している分子を含んでなる試料と接触させ、
(b)電極と対電極で電気化学発光を引き起こすのに有効な電位波形を適用し、そして
(c)電気化学発光を検出または測定する、
ことからなる、上記方法。
【請求項196】
電極は、炭素小繊維を含んでなる、請求の範囲第175項、第188項、または第189項に記載の方法。
【請求項197】
複数の電気化学発光測定法を行うための方法であって、
(a)複数の別々のポリマーマトリックス(各ポリマーマトリックスは、1つまたはそれ以上の結合ドメインを含んでなる)を、1つまたは複数の目的のアナライトを含有する試料と接触させる工程、
(b)1つまたはそれ以上の複数のドメインに電気化学発光を引き起こさせる工程、
(c)電気化学発光を検出する工程、
からなる、上記方法。
【請求項198】
電気化学発光は、写真フィルムにより検出される、請求の範囲第197項に記載の方法。
【請求項199】
複数の電気化学発光測定法を行うための方法であって、
(a)オリゴ核酸を含んでなる複数の結合ドメインを、1つまたは複数の目的のアナライトを含有する試料と接触させる工程、
(b)1つまたはそれ以上の複数のドメインに電気化学発光を引き起こさせる工程、および
(c)複数の結合ドメインで電気化学発光を検出する工程、
からなる、上記方法。
【請求項200】
複数の結合ドメインは、電気化学発光標識物に結合しているオリゴ核酸を含有する、請求の範囲第199項に記載の方法。
【請求項201】
複数の結合ドメインは、電気化学発光標識物に結合しているオリゴ核酸を含有し、そして1つまたはそれ以上のアナライトは、該オリゴ核酸に結合する時、1つまたはそれ以上の結合ドメインからの電気化学発光シグナルの変化を引き起こす、請求の範囲第199項に記載の方法。
【請求項202】
約10−3未満の濃度で多成分試料中に存在する複数のアナライトを検出することを含んでなる、複数の電気化学発光測定を行うための方法であって、
(a)複数の別々の結合ドメインを、1つまたは複数の目的のアナライトを含有する試料と接触させる工程、
(b)1つまたはそれ以上の複数のドメインに電気化学発光を引き起こさせる工程、および
(c)複数の結合ドメインで電気化学発光を検出する、
からなる、上記方法。
【請求項203】
複数の電気化学発光測定を行うためのシステムであって、
(a)複数の異なるアナライトに特異的な複数の結合ドメイン、
(b)電位波形発生器、および
(c)光子検出手段、
を含んでなる、上記システム。
【請求項204】
複数の電気化学発光測定を行うためのシステムであって、
(a)電極、
(b)対電極、
(c)複数の異なるアナライトに特異的な複数の結合ドメイン、
(d)電気化学発光を引き起こす手段、および
(c)電気化学発光検出のための手段、
を含んでなる、上記システム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハイブリダイゼーション反応を検出する方法であって、
(a)第一核酸、第二核酸およびラベルを含む組成物であって、該第二核酸はリンカーを介して電極に固定化されており、該ラベルは、(i)該第一核酸または該第二核酸に連結している、あるいは(ii)核酸インターカレーターである、組成物を形成する工程、
(b)該第一核酸が該第二核酸にハイブリダイズしたかどうかを決定するように、該ラベルと該電極との間の電子移動を測定する工程、
からなる方法であって、該リンカーは、(i)10原子未満の長さを有し、(ii)伝導性のリンカーであり、および/または、(iii)ポリアセチレンを含む、方法。
【請求項2】
第一核酸鎖と第二核酸鎖を有する二重鎖核酸におけるハイブリダイゼーションの程度を検出または測定する方法であって、ラベルと電極との間の電子移動を測定することを含む方法であり、該第二核酸鎖は該電極に固定化されており、該ラベルは、(i)該第一核酸鎖または該第二核酸鎖に連結している、または(ii)核酸インターカレーターであり、該電子移動は、該第一核酸鎖と該第二核酸鎖との間の相補性の程度に関連している、方法。
【請求項3】
該ラベルは該第一核酸に連結している請求項1または2の方法。
【請求項4】
該ラベルは該第二核酸に連結している請求項1または2の方法。
【請求項5】
該ラベルは核酸インターカレーターである請求項1または2の方法。
【請求項6】
更に、充分に相補的な二重鎖を生成するハイブリダイゼーション反応と、部分的に相補的な二重鎖を生成するハイブリダイゼーション反応とを区別する工程を含む請求項1または2の方法。
【請求項7】
ハイブリダイゼーション反応により核酸を検出する方法であって、
(a)第一核酸と第二核酸を含む組成物であって、該第二核酸は電極に固定化されておりそしてラベルに連結されている、組成物を形成する工程、
(b)該第一核酸が該第二核酸にハイブリダイズしたかどうかを決定するように、該ラベルと該電極との間の電子移動を測定する工程、
を含む方法。
【請求項8】
該ラベルと該電極との間の電子移動を、インピーダンス測定により測定する請求項1、2または7の方法。
【請求項9】
該ラベルと該電極との間の電子移動を、電気化学発光測定により測定する請求項1、2または7の方法。
【請求項10】
該第二核酸は、該電極に固定化された5’チオール化DNAである請求項1,2または7の方法。
【請求項11】
該電極は金電極である請求項10の方法。
【請求項12】
該第二核酸は、10原子未満の長さのリンカーを介して該電極にカップル化されている請求項1,2または7の方法。
【請求項13】
該第二核酸は、電導性リンカーを介して該電極にカップル化されている請求項1,2または7の方法。
【請求項14】
該電導性リンカーはポリアセチレンを含む請求項13の方法。
【請求項15】
該電極は、混合単一層を含み、該混合単一層の少なくとも一つの構成成分が電位転移を促進する請求項1,2または7の方法。
【請求項16】
該ラベルは該第二核酸に共有的に連結している請求項7の方法。
【請求項17】
該ラベルは該第二核酸に非共有的に連結している請求項7の方法。
【請求項18】
該ラベルは該第二核酸によりインターカレート化している請求項7の方法。

【図1】
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【図1A】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19a】
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【図19b】
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【図19c】
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【図19d】
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【図19e】
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【図20】
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【図21】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23A】
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【図23B】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30A】
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【図30B】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42A】
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【図42B】
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【図43】
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【図44A】
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【図44B】
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【図45A】
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【図45B】
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【図46A】
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【図46B】
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【図47】
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【公開番号】特開2006−47321(P2006−47321A)
【公開日】平成18年2月16日(2006.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−296368(P2005−296368)
【出願日】平成17年10月11日(2005.10.11)
【分割の表示】特願平8−527737の分割
【原出願日】平成8年3月6日(1996.3.6)
【出願人】(505342922)メソ スケール テクノロジーズ,エルエルシー (3)
【Fターム(参考)】