説明

多重使用布地コンディショニング物品のための凹面組成物担体

多重使用布地コンディショニング物品のための凹面組成物担体。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、改善された布地コンディショニング物品、並びにそれを使用する及び製造する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
乾燥機添加布地コンディショニング製品は、消費者がすすぎサイクルの開始に居合わせているべき必要性がないため、すすぎ添加布地コンディショニング製品と比較して、より優れた利便性を消費者に提供する。
【0003】
乾燥機添加布地コンディショニング製品には、主な2種類、すなわち一回使用製品及び多重使用製品がある。一回使用製品(最も一般には布地コンディショニング組成物でコーティングされたシート状のもの)は、乾燥サイクルの始めに、濡れた洗濯物を収容する全自動衣類乾燥機内に単シートを添加することが必要である。この種類の製品の例は、米国特許第3,442,692号(ガイザー(Gaiser))、及び米国特許第3,686,025号(モートン(Morton)ら)に開示されている。
【0004】
多重使用布地コンディショニング製品は、連続する洗濯物に布地コンディショニング活性物質を解放するために、乾燥機の内部に設置される。各多重使用製品は、多くの乾燥サイクル、数サイクル〜約50以上のサイクル存続する。前記製品は、自動衣類乾燥機に添加され、濡れた洗濯物と共に混転する付着されていない物品であるか、又は自動乾燥機ドラムの内部に解放可能に付着される物品であるかのどちらかであり得る。付着されていない多重使用布地コンディショニング物品の例は、米国特許第3,676,199号(1972年7月11日発行、ヒューイット(Hewitt)ら)に開示されている。
【0005】
製品は、米国公開特許出願2003/0192197A1(2003年10月16日公開、グリーゼ(Griese)ら)、及び米国公開特許出願2003/0195130A1(2003年10月16日公開、レンツク(Lentsch)ら)に開示されているように、乾燥機の内部に付着させることができる。柔軟化剤(好ましくは室温にて固体であるもの)は、米国特許第3,696,034号に開示されているもののように、衣類乾燥機の作動温度未満で軟化若しくは融解でき、又は米国公開特許出願2003/0192197及び2003/0195130A1に記載されているもののように、衣類乾燥機の作動温度超過の温度で軟化のみできる。使用する際、この種類の物品は、例えば乾燥機フィン等の乾燥機の内壁に付着され、濡れた洗濯物は、コンディショニング効果を得るために乾燥される間に前記物品の存在下で混転する。乾燥後、洗濯物は取り除かれるが、物品は所定の位置に残り、乾燥するための次の濡れた洗濯物の装填に備える。この物品は、その使用が一回使用製品を使用するよりもより少ない労力を必要とし、その上各乾燥サイクル後に、付着されていない多重使用製品を探す手間を排除するので、消費者に増大された利便性を提供する。
【0006】
意外なことに、米国公開特許出願2003/0195130A1に開示されているもののような多重使用固体布地コンディショニング組成物は、それが冷却されて溶融状態から固体状態へと移行する時、その体積が低減する。布地コンディショニング組成物が、組成物担体の第一面に固定して鋳造される又は押出成形される時には、当初は平坦である組成物担体の第二面は、収縮に起因して組成物担体の第二面が凹面型に湾曲する形でゆがむことが見出された。このゆがみは、製品の質の悪い印象を伝えるだけでなく、きつく取り付けすぎる並びに配置及び/若しくは取り替えをより困難にし得る組成物担体のリップ(lips)及びドッキング部材の噛合い部材等の接合要素を作り得、又は組成物担体の末端部が高く上がり過ぎ、布地組成物ディスペンサー設備は、容易にドッキング部材から滑り落ち得る。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、この予期せぬ問題を解決するための改善に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の第一の態様は、布地コンディショニング組成物を解放可能である第一面及び第二面を含む組成物担体を含む布地コンディショニング物品に関し、ここで、前記布地コンディショニング組成物は、前記第一面から、前記組成物担体に機能可能に付着でき、前記組成物担体の第二面は、少なくとも布地コンディショニング組成物が機能可能に付着される前には凹面である。一実施形態では、布地コンディショニング組成物が機能可能に付着される前には、前記組成物担体の第二面は凹面である。一実施形態では、布地コンディショニング組成物は、布地コンディショニング成分、担体成分、及び所望により香料成分を含む。別の実施形態では、布地コンディショニング組成物は、溶融液体状態よりも、固体状態において、より小さな体積を構成する。
【0009】
一実施形態では、固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積は、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約98%未満である。別の実施形態では、固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積は、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約95%未満である。さらに別の実施形態では、固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積は、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約92%未満である。さらに別の実施形態では、固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積は、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約89%未満である。さらに別の実施形態では、固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積は、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約86%未満である。
【0010】
一実施形態では、前記組成物担体の第二面は、約0.001〜約0.1の凹面指数を有する。他の実施形態では、前記組成物担体の第二面は、約0.002〜約0.06の凹面指数を有する。さらに別の実施形態では、前記組成物担体の第二面は、約0.003〜約0.04の凹面指数を有する。さらに別の実施形態では、前記組成物担体の第二面は、約0.004〜約0.03の凹面指数を有する。
【0011】
一実施形態では、前記組成物担体の凹面は、円弧、放物線対称弧、懸垂線対称弧、逆V字型、又はこれらの組み合わせから選択される湾曲を有する。
【0012】
一実施形態では、組成物担体は高融点プラスチックで作られる。別の実施形態では、前記組成物担体の第一面は表示物を含む。さらに別の実施形態では、表示物は、単語、語句、文字、キャラクター、ブランド名、会社名、会社ロゴ又はシンボル、説明、ロゴ、像、香料名、デザイン、デザイナー名、シンボル、モチーフ、記章、図、マーク、シグナル、色、材質、形状、表象(token)、広告、及びこれらの組み合わせから選択される。さらに別の実施形態では、表示物は、単語、語句、ブランド名、会社名、説明、香料名、デザイナー名、広告、及びこれらの組み合わせから選択され、前記表示物が1つ以上の言語である。
【0013】
一実施形態では、物品は、衣類乾燥機の内側表面に操作可能に接続するために、接着剤、のり、両面テープ、マジックテープ又は再封可能ファスナー型道具、ねじ、ボルト、マグネット、及びこれらの組み合わせの少なくとも1つを含む。
【0014】
一実施形態では、物品は、さらに第一面及び第二面を含むドッキング部材を含み、前記組成物担体は、前記ドッキング部材の前記第一面に機能可能に付着され、及び前記ドッキング部材の前記第二面は、衣類乾燥機の内側表面に解放可能に付着される。
【0015】
一実施形態では、組成物担体は、前記ドッキング部材に操作可能に接続するための噛合い部材を含む。別の実施形態では、前記ドッキング部材の第一面は、組成物担体の前記第二面に操作可能に接続するための接続部材を含み、前記接続部材は、リップ、ホールプラグ、セグメント、固定タップ、又はこれらの組み合わせの少なくとも1つを含む。さらに別の実施形態では、ドッキング部材は、ドッキング部材の両端に2つの固定タップを含む。
【0016】
一実施形態では、布地コンディショニング成分は、メチルビス(タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、及びメチルビス(水素添加タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、メチルビス(ステアリロイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、ジメチルビス(ステアリロイルオキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート、及び/又はメチルビス(水素添加タロウイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェートの少なくとも1つを含む。別の実施形態では、担体成分は、エチレンビスアミド、一級アルキルアミド、アルカノールアミド、ポリアミド、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコール、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコキシル化アルコール、少なくとも約12個の炭素原子を含有するカルボン酸、これらの誘導体、及びこれらの混合物の少なくとも1つを含む。さらに別の実施形態では、組成物はさらに、汚れ放出剤、キレート剤、移染防止剤、染料固着剤、塩素除去剤、蛍光増白剤、臭気抑制剤、抗菌剤、殺真菌剤、しわ制御剤、酸化防止剤、防腐剤、防虫剤、防蛾剤、加工助剤、可塑剤、離型剤、及びこれらの混合物の少なくとも1種を含む。
【0017】
一実施形態では、布地コンディショニング物品の製造方法は、(a)凹面形状を含む第二面を含む組成物担体を用意し、(b)前記組成物担体上に多重使用布地コンディショニング組成物を鋳造及び押出成形する工程を含む。
【0018】
本発明の第二の態様は、固体布地コンディショニング組成物及び組成物担体を含む布地コンディショニングブロックを含む布地コンディショニング物品に関し、ここで前記組成物担体は、第一面及び第二面を含み、前記布地コンディショニング組成物は、前記第一面から、前記組成物担体に機能可能に付着され、前記布地コンディショニング組成物は、溶融液体状態よりも、固体状態において、より小さい体積を構成し、及び前記組成物担体の第二面は、前記組成物担体が前記布地コンディショニング組成物に付着される前には、凹面形状を構成する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明は、様々な成分及び成分の配置、並びに様々な工程及び工程の配列の形体をとることができる。図面は、好ましい実施形態を例示する目的だけであり、本発明を限定するものと解すべきではない。
【0020】
本明細書は、本発明を具体的に指摘し明確に請求する特許請求の範囲でまとめられているが、本発明は以下の説明からよりよく理解されるであろうと考えられる。
【0021】
本発明の組成物は、本発明の成分並びに本明細書で記載されるその他の成分を包含することができるか、それらから本質的に成ることができるか、又はそれらから成ることができる。本明細書で使用する時、「から実質的に成る」とは、組成物又は成分が追加の成分を包含してもよいが、追加の成分が特許請求した組成物又は方法の基本的及び新規な特性を実質的に変更しない場合に限ることを意味する。
【0022】
本明細書で使用するパーセント及び割合は全て総組成物の重量によるものであり、全ての測定は、他に明示しない限り25℃で行われる。角度は、完全な旋回の1/360に大きさが等しい角度測定の平面単位である。
【0023】
本明細書にて使用される全ての測定は、特に規定のない限りメートル単位である。
【0024】
本明細書で使用する時、「多重使用」とは、洗濯物を乾燥させるために少なくとも2サイクルの間、洗濯物に所望の量の布地コンディショニング組成物を放出するために使用される布地コンディショニングブロックの能力を表す。布地コンディショニング組成物の交換が必要となる前に、一実施形態では、多重使用は少なくとも約10サイクルを包含し、別の実施形態では、多重使用は少なくとも約20サイクルを包含し、別の実施形態では、多重使用は少なくとも約30サイクルを包含し、別の実施形態では、多重使用は少なくとも約40サイクルを包含し、別の実施形態では、多重使用は少なくとも約50サイクルを包含し、及び別の実施形態では、多重使用は少なくとも約60サイクルを包含する。
【0025】
本明細書で使用する時、「乾燥機」とは、洗濯物から水を除去するために熱及び攪拌を使用するあらゆる種類の衣類乾燥機を表す。代表的な乾燥機としては、乾燥機の作動中に洗濯物の混転をもたらす回転ドラム内に洗濯物が供給される混転型乾燥機が挙げられる。
【0026】
本明細書で使用する時、「洗濯物」とは、あらゆる繊維製品又は布地材料、例えば洗濯される衣類を指す。
【0027】
意外なことに、第一面及び第二面を有する組成物担体(ここで組成物担体は、少なくとも布地コンディショニング組成物が機能可能に付着される前には凹面である)は、布地コンディショニング組成物の添加後、実質的に平面的な(planar)又は平坦な(flat)組成物担体を形成する効果を備えることがたった今見出された。このような組成物担体は、布地コンディショニング組成物と組成物担体を有する布地コンディショニングブロックを有する布地コンディショニング物品を形成するために利用してもよい。
【0028】
組成物担体は、固体多重使用布地コンディショニング組成物に操作可能に接続され得る物体である。組成物担体は、第一面及び第二面を包含する。一実施形態では、布地コンディショニング組成物は、組成物を担体上に固定して鋳造する若しくは固定して押出成形することにより、又は別の実施形態では、洗濯物と接触する組成物の部分が、組成物担体の第一面に設置されるような方法で固定して鋳造する若しくは固定して押出成形することにより、組成物担体に操作可能に接続する。付着されていない状態で、すなわち布地コンディショニング組成物が組成物担体に付着される前には、本発明の組成物担体の第二面は、円弧、放物線対称弧、懸垂線対称弧(双曲線余弦)、V字型曲線、1つ以上の尖点を含有する曲線、又はこれらの組み合わせから選択される湾曲を有する凹面形状を包含する。理論に束縛されるものではないが、溶融布地コンディショニング組成物を組成物担体の第一面上に鋳造して冷却させた後には、凝固組成物は組成物担体の末端を組成物側に向かって引っ張ると考えられている。本発明の組成物担体の第二面上の意図的に設計された凹面は、組成物担体のゆがみを補正し、第二面を実質的に平面的(planar)及び/又は平坦(flat)にし、ひいてはドッキング部材上への布地コンディショニングブロックの配置及び/又は取り替えの容易さを向上し、及び/又はブロックのドッキング部材からの不測の滑り落ちを防止するであろうと考えられている。
【0029】
組成物担体は、様々な材料から構成され得る。構成材料としては、金属、セラミックス、木、ラミネート、プラスチック、及び組み合わせが挙げられる。一実施形態では、組成物担体は1種以上のプラスチックで作られる。さらに別の実施形態では、組成物担体は、高融点プラスチックで作られ、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。当業者は、乾燥機内に使用するのに適した材料の選択方法を容易に理解するであろう。プラスチックで作られる場合、組成物担体は、鋳造、押出成形、又は吹き成形(blow molded)されてもよい。一実施形態では、組成物担体の第一面は、平坦又は弧状である。別の実施形態では、前記組成物担体の第一面は、平坦でも弧状でもない。
【0030】
好ましい実施形態では、組成物担体は、さらに表示物を包含する。本発明にて使用できる好適な表示物は、共願の米国仮出願60/548,374(2004年2月27日出願、トリンフ(Trinh)ら)、表題「交換表示物を有する改善された多重使用布地コンディショニング物品(IMPROVED MULTIPLE USE FABRIC CONDITIONING ARTICLE WITH REPLACEMENT INDICIUM)」、及びこれの引用文献に開示されている。表示物は、好ましくは単語、語句、文字、キャラクター、ブランド名、会社名、会社ロゴ又はシンボル、説明、ロゴ、像、香料名、デザイン、デザイナー名、シンボル、モチーフ、記章、図、マーク、シグナル、色、材質、形状、表象(token)、広告、及びこれらの組み合わせから選択され、より好ましくは前記表示物は、単語、語句、ブランド名、会社名、説明、香料名、デザイナー名、広告、及びこれらの組み合わせから選択され、前記表示物は1種以上の言語である。
【0031】
布地コンディショニング組成物
本発明の布地コンディショニング組成物としては、布地コンディショニング成分、担体成分、及び所望により香料成分が挙げられ、これらは好ましくは、家庭用及び/又は業務用衣類乾燥機の作動温度(例えば、約90℃以上)にて実質的に固体である。代表的な布地コンディショニング成分、担体成分、及び香料成分は、米国特許出願2003/0195130、及びこれの引用文献、共願の米国仮出願60/550,555(2004年3月5日出願、トリンフ(Trinh)ら)、表題「改善された香料を有する多重使用布地コンディショニング組成物(MULTIPLE USE FABRIC CONDITIONING COMPOSITION WITH IMPROVED PERFUME)」、及びこれの引用文献、並びに共願の米国仮出願60/550,557(2004年3月5日出願、モルガン(Morgan)ら)、表題「ブルーミング香料を有する多重使用布地コンディショニング組成物(MULTIPLE USE FABRIC CONDITIONING COMPOSITION WITH BLOOMING PERFUME)」、及びこれの引用文献に記載されている。布地コンディショニング成分は、洗濯物に布地柔軟化効果又は帯電防止効果等の布地コンディショニング特性を提供する。布地コンディショニング成分の非限定例としては、メチルビス(タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、及びメチルビス(水素添加タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、メチルビス(ステアリロイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、ジメチルビス(ステアリロイルオキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート、メチルビス(水素添加タロウイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、及びこれらの混合物が挙げられる。他の布地コンディショニング成分及び他の任意成分としては、清浄薬、防臭剤、臭気抑制剤、汚れ忌避剤、汚れ放出剤、移染防止剤、染料固着剤、塩素除去剤、キレート剤、繊維保護ポリマー、繊維平滑剤、抗菌剤、殺真菌剤、酸化防止剤、防腐剤、防虫剤、防蛾剤、紫外線吸収剤、蛍光増白剤、しわ制御剤、加工剤、及び/又は離型剤の1種以上を含有してもよい。
【0032】
本発明の布地コンディショニング組成物は、溶融液体状態から凝固するにつれて体積が小さくなる。したがって、前記布地コンディショニング組成物は、溶融液体状態よりも固体状態において、より小さい体積を有し、固体状態の体積は、溶融液体状態の体積の、典型的には約98%未満、約95%未満、約92%未満、約89%未満、又は約86%未満である。
【0033】
担体成分は、布地コンディショニング成分と混合し、及び乾燥作業の間に融解することにより、洗濯物への移動に耐えるよう布地コンディショニング成分を補助する。布地コンディショニング組成物が、乾燥機の作動温度を超える融点又は軟化点を示すように、担体成分は選択される。ほとんどの乾燥機作業では、これは、布地コンディショニング組成物の融解温度が約90℃超過であることを意味する。布地コンディショニング組成物の融解温度又は軟化温度は、約95℃超過、約100℃超過、約110℃超過、又は約120℃超過であり得る。布地コンディショニング組成物の融解温度は、200℃未満であり得る。担体成分の非限定例としては、エチレンビスアミド、一級アルキルアミド、アルカノールアミド、ポリアミド、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコール、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコキシル化アルコール、少なくとも約12個の炭素原子を含有するカルボン酸、これらの誘導体、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0034】
布地コンディショニング組成物の融解温度とは、組成物がその自量のもとで流れ始める温度を指す。布地コンディショニング組成物がその融点に近づくと、組成物が控えめな(discreet)固体塊から流動性を有する液体へと転移を遂げるのが観察されるであろう。組成物の示差走査熱量計(DSC)測定は、組成物のある部分又は相が、乾燥機の作動温度範囲内の温度にて融解を示す可能性があることを明らかにする可能性があるが、組成物の融解温度が意味することは、組成物内のある部分又は相の融解温度ではなく、組成物が流動性を有する液体として目に見えて観察されることにより証明される組成物の融解温度であることを理解すべきである。布地コンディショニング組成物は、多層を包含する固体混合物として、又は単層を包含する固溶体として提供される可能性があることが予期される。
【0035】
組成物の軟化温度とは、固体塊が容易に変形可能になる温度を指す。本発明の多くの代表的な組成物では、軟化温度は融解温度よりも数度下であろうことが予期される。
【0036】
好適な布地コンディショニング組成物の非限定例は、U.S.2003/0195130A1(2003年10月16日公開、レンツク(Lentsch)ら)、及びこれのあらゆる一部継続出願に記載されている。
【0037】
布地コンディショニング組成物は、好ましくは組成物を担体上に固定して鋳造する又は固定して押出成形することにより、より好ましくは洗濯物に接触する組成物の部分が、組成物担体の第一面に位置するような方法で、固定して鋳造する又は固定して押出成形することにより、組成物担体に操作可能に接続する。この鋳造又は押出成形を促進するために、組成物担体は、溶融布地コンディショニング組成物が組成物担体により良く接着することを可能にするよう、複数個の開口を包含してもよい。一実施形態では、組成物担体の開口は、六角形の形状を有し、非線形、ハニカム型に配列する。理論に束縛されるものではないが、この実施形態では、この開口の配列は、布地コンディショニング組成物の組成物担体上への鋳造又は押出成形を強化し、その結果、組成物の破断及び組成物担体からのずれを防止する。好ましい実施形態では、固体布地コンディショニング組成物が前記組成物担体上に固定して鋳造される又は押出成形されることを可能にするために、複数個の開口は、組成物担体の第二面上で円形に広げられる。
【0038】
ドッキング部材
布地コンディショニング物品は、乾燥機の内側表面に操作可能に接続できる。好ましい実施形態では、物品は、さらに乾燥機の内側に操作可能に接続するためのドッキング部材を包含する。物品を乾燥機の内側表面に操作可能に接続する他の非限定方法としては、接着剤、のり、両面テープ(例えば、3M、部品番号4084)、ベルクロ(登録商標)、又は他のあらゆる好適なマジックテープ又は再封可能なファスナー型道具、ねじ、ボルト、マグネット、又は当該技術分野において既知の他の接続手段の使用が挙げられる。
【0039】
また「ドッキング部材」は、第一面及び/又は第二面を有してもよい。組成物及び/又は組成物担体は、ドッキング部材の第一面及び/又は乾燥機の内側表面に、解放可能に取り付けられてもよい。一実施形態では、ドッキング部材(好ましくはドッキング部材の第一面)は、組成物担体(好ましくは組成物担体の第二面)を、ドッキング部材の第一面に取り付けるために(好ましくは解放可能に取り付けるために)、接続部材を包含する。別の実施形態では、ドッキング部材(好ましくはドッキング部材の第二面)は、ドッキング部材を乾燥機の内側表面に取り付けるために(好ましくは解放可能に取り付けるために)、接続部材を包含する。接続部材の非限定例としては、噛合い部材を固定するためのリップ、又はリップを固定するための噛合い部材、ホールプラグ及びセグメント(ここでセグメントは穴に解放可能に係合する)、固定タップ(例えば「スナップタップ」)、又はこれらの組み合わせが挙げられる。ドッキング部材の例は、米国公開特許出願2003/0192197A1に記載されている。
【0040】
布地コンディショニング物品は、乾燥機のフィン、ドア、又はバレルに操作可能に接続してもよい。有効性を低下する又は上昇するために、ドッキング部材(単数又は複数)は、付属品の表面に対して曲げられてもよい。
【0041】
一実施形態では、ドッキング部材は、組成物担体と同じ色を有することができ、又は所望により組成物担体と異なる色を有し、及び所望によりオフホワイト色を有する。
【0042】
ドッキング部材は、様々な材料から作られ得る。構造の材料としては、金属、セラミックス、木、ラミネート、プラスチック、及び組み合わせが挙げられる。一実施形態では、ドッキング部材は1種以上のプラスチックで作られる。さらに別の実施形態では、ドッキング部材は、高融点プラスチックから作られ、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。当業者は、乾燥機中で使用するのに適した材料の選択方法を容易に理解するであろう。プラスチックで作られる場合、ドッキング部材は、鋳造、押出成形、又は吹き成形されてもよい。
【実施例】
【0043】
以下は、本発明の各種態様をさらに例示する非限定例であることが意図される。
【0044】
図1は、多重使用布地コンディショニングブロック10及びドッキング部材20の斜視図である。布地コンディショニングブロック10は、組成物担体30及び固体布地コンディショニング組成物40で作られている。組成物担体は、第一面31、第二面32、及び周辺第三端33を有する。洗濯物に接触する組成物40の部分が、組成物担体の第一面31に位置するように、布地コンディショニング組成物40は、組成物担体30に固定して鋳造される又は固定して押出成形されることにより、組成物担体30に操作可能に接続する。周辺第三端33は、横方向に突出する噛合い部材35の形式の接続部材を包含する。固体布地コンディショニング組成物40が組成物担体30に接続する時、組成物担体の第二面32は、平坦及び平面的である。
【0045】
この実施形態では、組成物担体30は、ドッキング部材20に操作可能に接続できる。ドッキング部材20は、第一面21、第二面22、及び外辺部23を有する。ドッキング部材20の第二面22は、接着剤、若しくは別のドッキング部材(図示せず)、又はドッキング部材20を乾燥機の内側表面に操作可能に接続する他の手段を載せた表面を備える。ドッキング部材20の外辺部23は、2辺に沿ってドッキング部材20に隣接するレール部分24を包含し、これは、布地コンディショニングブロック10がドッキング部材20に操作可能に接続する時、布地コンディショニングブロック10の対応する端を保護する可能性がある。同様にドッキング部材20は、接続部材としてリップ25及び1つ又は2つの固定タブ26も包含する。リップ25は、レール部分24から2辺に沿って延びている。固定タブ(単数又は複数)26は、ドッキング部材20の末端部(単数又は複数)にある。布地コンディショニングブロック10が、各末端部からドッキング部材20に滑り込む時、固定タブ16は下向きに押され、その後ドッキング部材20の第一面21に操作可能に接続する時、組成物担体30の対応する端に隣接する所定の位置にはまる。噛合い部材35は、ドッキング部材20上のリップ25と同様に配列する。したがって、ブロック10は、わざわざブロック10の末端部からドッキング部材20に滑り込む必要がない。もっと正確に言えば、噛合い部材35及び対応するリップ25は、単にリップ25間の空間に置かれ、その結果、固定タブ26を同時に押し下げる。ブロック10がドッキング部材20に滑り込むと同時に、リップ25は噛合い部材35と一直線になり、固定タブ26はブロック10の末端部に係合し、その結果、それを所定の位置に固定してはめる。これは、ブロック10をドッキング部材20に接続するためにより短い距離を提供し、例えば、乾燥機の壁は、ブロック10がドッキング部材20の末端部から滑り落ちるのを防止する。ブロック10をドッキング部材20から離脱するために、固定タブ26は下向きに押され、その後、ブロック10は、ドッキング部材20のリップ25から離れてすべる。組成物担体30の噛合い部材35が、ドッキング部材20のリップ25と整列しなくなる時、ブロック10は、ドッキング部材20から取り除かれる可能性がある。一実施形態では、ドッキングは、ドッキング部材の一端部に1つの固定タップ26を包含し、一方レール部分24は、組成物担体30の一末端部を保護するために、他の末端部に延びる。図1に描かれる好ましい実施形態では、ドッキング部材20は、ドッキング部材の両末端部に位置する2つの固定タップ26を包含する。この配列は、ドッキング部材20の両末端部から、ブロック10が付着するのを可能にする。
【0046】
図2aは、接続されていない組成物担体30の一実施形態の、図1の線1−1に沿った断面図であり、第一面31及び第二面32を包含し、第二面32の凹面を示している。この実施形態では、第二面32の凹面は、例えば、円弧、放物線対称弧、懸垂線対称弧(双曲線余弦)、又はこれらの組み合わせから選択される湾曲を有する。図2bは、図2aの接続されていない組成物担体30の第二面32の凹面を示しており、前記凹面は、比h/2Rとして定義される凹面指数を特徴とし、ここでhは第二面32の各末端部の平面性からの偏位であり、2Rは組成物担体30の長さである。本発明の組成物担体の凹面指数は、典型的には約0.001〜約0.1、好ましくは約0.002〜約0.06、より好ましくは約0.003〜約0.04、さらにより好ましくは約0.004〜約0.03である。
【0047】
図3aは、接続されていない組成物担体30の他の実施形態の、図1の線1−1に沿った断面図であり、第一面31及び第二面32を含有し、第二面32の凹面を示している。この実施形態では、第二面の凹面は、逆V字型形状を有する。図3bは、図3aの接続されていない組成物担体30の第二面32の凹面を示しており、前記凹面は、比h/2Rとして定義される凹面指数を特徴とし、ここでhは第二面32の各末端部の平面性からの偏位であり、2Rは組成物担体30の長さである。本発明の組成物担体の凹面指数は、典型的には約0.001〜約0.1、好ましくは約0.002〜約0.06、より好ましくは約0.003〜約0.04、さらにより好ましくは約0.004〜約0.03である。
【0048】
本明細書の全体にわたって記載されている全ての特許、特許出願(及びそれに発表されているあらゆる特許、加えて付随して発行されたあらゆる外国特許出願)、並びに刊行物の開示は、本明細書に参考文献として組み込まれる。しかし、本明細書に参考文献として組み込まれる文献のいずれもが本発明を教示又は開示していることを認めるものではないことを明言する。
【0049】
特に指定される場合を除き、冠詞「a」、「an」及び「the」は「1以上」を意味する。
【0050】
特に指定のない限り、本明細書に記載のパーセンテージは、全て重量による。本明細書全体を通じて記載される全ての最大数値限定は、より小さい全ての数値限定を、このようなより小さい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのごとく、含有するであろうことを理解すべきである。本明細書全体を通じて記載される全ての最小数値限定は、より大きい全ての数値限定を、このようなより大きい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのごとく、含有するであろう。本明細書全体を通じて記載される全ての数値範囲は、このようなより広い数値範囲内のより狭い全ての数値範囲を、このようなより狭い数値範囲が全て本明細書に明確に記載されているかのごとく、含有するであろう。
【0051】
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正が可能であることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正は、添付の特許請求の範囲内に網羅されることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】多重使用布地コンディショニングブロック、組成物担体、及びドッキング部材の斜視図。
【図2a】接続されていない組成物担体の一実施形態の断面図。
【図2b】図2aの接続されていない組成物担体の第二面の凹面を示している。
【図3a】接続されていない組成物担体の別の実施形態の断面図。
【図3b】図3aの接続されていない組成物担体の第二面の凹面を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
布地コンディショニング物品であって、第一面及び第二面を含む組成物担体を含んでなり、前記第一面が布地コンディショニング組成物を解放可能であり、
前記布地コンディショニング組成物が、前記第一面から、前記組成物担体に機能可能に付着できるものであり、
前記組成物担体の第二面が、少なくとも布地コンディショニング組成物が機能可能に付着する前に凹面である、布地コンディショニング物品。
【請求項2】
前記組成物担体の第二面が、布地コンディショニング組成物が機能可能に付着する前に凹面である、請求項1に記載の物品。
【請求項3】
前記布地コンディショニング組成物が、布地コンディショニング成分、担体成分、及び所望により香料成分を含む、請求項1に記載の物品。
【請求項4】
前記布地コンディショニング組成物が、溶融液体状態よりも、固体状態において、より小さい体積を構成する、請求項1に記載の物品。
【請求項5】
固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積が、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約98%未満である、請求項4に記載の物品。
【請求項6】
固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積が、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約95%未満である、請求項5に記載の物品。
【請求項7】
固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積が、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約92%未満である、請求項6に記載の物品。
【請求項8】
固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積が、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約89%未満である、請求項7に記載の物品。
【請求項9】
固体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積が、溶融液体状態の前記布地コンディショニング組成物の体積の約86%未満である、請求項8に記載の物品。
【請求項10】
前記組成物担体の第二面が、約0.001〜約0.1の凹面指数を有する、請求項1に記載の物品。
【請求項11】
前記組成物担体の第二面が、約0.002〜約0.06の凹面指数を有する、請求項1に記載の物品。
【請求項12】
前記組成物担体の第二面が、約0.003〜約0.04の凹面指数を有する、請求項1に記載の物品。
【請求項13】
前記組成物担体の第二面が、約0.004〜約0.03の凹面指数を有する、請求項1に記載の物品。
【請求項14】
前記組成物担体の凹面が、円弧、放物線対称弧、懸垂線対称弧、逆V字型、又はこれらの組み合わせから選択される湾曲を有する、請求項10に記載の物品。
【請求項15】
前記組成物担体が、高融点プラスチックで作られる、請求項1に記載の物品。
【請求項16】
前記組成物担体の第一面が、表示物を含む、請求項1に記載の物品。
【請求項17】
前記表示物が、単語、語句、文字、キャラクター、ブランド名、会社名、会社ロゴ又はシンボル、説明、ロゴ、像、香料名、デザイン、デザイナー名、シンボル、モチーフ、記章、図、マーク、シグナル、色、材質、形状、表象、広告、及びこれらの組み合わせから選択される、請求項16に記載の物品。
【請求項18】
前記表示物が、単語、語句、ブランド名、会社名、説明、香料名、デザイナー名、広告、及びこれらの組み合わせから選択され、前記表示物が1つ以上の言語である、請求項17に記載の物品。
【請求項19】
前記物品が、衣類乾燥機の内側表面に操作可能に接続するために、接着剤、のり、両面テープ、マジックテープ又は再封可能ファスナー型道具、ねじ、ボルト、マグネット、及びこれらの組み合わせの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の物品。
【請求項20】
第一面及び第二面を含むドッキング部材をさらに含み、前記組成物担体が、前記ドッキング部材の前記第一面に機能可能に付着され、前記ドッキング部材の前記第二面が、衣類乾燥機内側表面に、解放可能に付着される、請求項1に記載の物品。
【請求項21】
前記組成物担体が、前記ドッキング部材に操作可能に接続するための噛合い部材を含む、請求項20に記載の物品。
【請求項22】
前記ドッキング部材の前記第一面が、組成物担体の前記第二面に操作可能に接続するための接続部材を含み、前記接続部材が、リップ、ホールプラグ、セグメント、固定タップ、又はこれらの組み合わせの少なくとも1つを含む、請求項20に記載の物品。
【請求項23】
前記ドッキング部材が、ドッキング部材の両端に2つの固定タブを含む、請求項20に記載の物品。
【請求項24】
布地コンディショニング組成物が、メチルビス(タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、及びメチルビス(水素添加タローアミドエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、メチルビス(ステアリロイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェート、ジメチルビス(ステアリロイルオキシエチル)アンモニウムメチルスルフェート、及び/又はメチルビス(水素添加タロウイルオキシエチル)−2−ヒドロキシエチルアンモニウムメチルスルフェートの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の物品。
【請求項25】
前記組成物担体が、エチレンビスアミド、一級アルキルアミド、アルカノールアミド、ポリアミド、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコール、少なくとも12個の炭素原子を含有するアルコキシル化アルコール、少なくとも約12個の炭素原子を含有するカルボン酸、これらの誘導体、及びこれらの混合物の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の物品。
【請求項26】
汚れ放出剤、キレート剤、移染防止剤、染料固着剤、塩素除去剤、蛍光増白剤、臭気抑制剤、抗菌剤、殺真菌剤、しわ制御剤、酸化防止剤、防腐剤、防虫剤、防蛾剤、加工助剤、可塑剤、離型剤、及びこれらの混合物の少なくとも1種をさらに含む、請求項1に記載の物品。
【請求項27】
(a)凹面形状を含む第二面を含む組成物担体を用意し、(b)多重使用布地コンディショニング組成物を前記組成物担体上に鋳造又は押出成形する工程を含む、請求項1に記載の布地コンディショニング物品の製造方法。
【請求項28】
固体布地コンディショニング組成物及び組成物担体を含む布地コンディショニングブロックを含む布地コンディショニング物品であって、前記組成物担体が第一面及び第二面を含み、前記布地コンディショニング組成物が、前記第一面から、前記組成物担体に機能可能に付着され、前記布地コンディショニング組成物が、溶融液体状態よりも固体状態において、より小さい体積を構成し、前記組成物担体の第二面が、前記組成物担体が前記布地コンディショニング組成物に付着される前に凹面形状を構成する、固体布地コンディショニング物品。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3a】
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【図3b】
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【公表番号】特表2007−529637(P2007−529637A)
【公表日】平成19年10月25日(2007.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−500794(P2007−500794)
【出願日】平成17年2月25日(2005.2.25)
【国際出願番号】PCT/US2005/006385
【国際公開番号】WO2005/085405
【国際公開日】平成17年9月15日(2005.9.15)
【出願人】(590005058)ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー (2,280)
【Fターム(参考)】