説明

媒体発行装置

【課題】他の利用者から覗き見を防止するとともに、装置本体の状態が離れた場所からでも容易に確認できる媒体発行装置を提供する。
【解決手段】券売機1は、ブレード11を本体の両側に取り付けている。各ブレード11は、板状の部材である。ブレード11は、半透明のアクリル板である。ブレード11は、本体前面側に立設している。表示器3aは、本体の両側部に立設する2つのブレード11に挟まれている。発光部10は、ブレード11を発色させるLEDアレイ21〜26と、券売機1本体における表示器3aの上方に位置する稼働表示部12を発色させるLEDアレイ27と、を有している。発光制御部9は、券売機1本体の状態に応じて、LEDアレイ21〜27毎に、各発光色のLEDの発光量を制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、乗車券(キップ、定期券、プリペイドカード等)や、テーマパークや映画館等のチケット等の媒体を発行する媒体発行装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、キップ、定期券等の乗車券を発行する券売機は、装置本体前面に表示器を設けるとともに、この表示器の画面上にタッチパネルを貼付している。利用者は、購入する乗車券の精算に用いる貨幣(紙幣や硬貨)やカード(クレジットカード等)を装置本体に投入する。利用者は、表示器に表示される画面を確認しながら、タッチパネルを操作し、購入する乗車券の種類等を選択する。券売機は、利用者によって選択された種類の乗車券を発行するとともに、取引金額を精算し、釣銭やカードを放出する(利用者に返却する。)。
【0003】
多くの駅では、乗車券を購入する利用者の待ち時間を抑えるために、改札口の近くに、複数台の券売機を並べて設置している。利用者は、券売機での自身の入力操作が、隣の券売機で乗車券を購入している他の利用者から覗き見される等して、不快に感じることがある。特許文献1は、装置本体の両側に板状の部材を取り付けることによって、利用者の入力操作が他人に横から覗き見されるのを防止する構成を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】意匠1245112号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、一般的な券売機は、消費電力を抑えるために、利用者がいないときに、表示器のバックライトをオフする。このため、券売機本体から少し離れた場所からでは、その券売機が取扱中であるのか、取扱停止中であるのか分かりにくかった。このため、券売機にある程度まで近づいたときに、その券売機が取扱停止中であることに気づき、別の券売機を探して乗車券を購入する利用者も多い。
【0006】
なお、一般的な券売機は、表示器のバックライトをオフしているときにも、「取扱中」、「発売中止」等の文字表示により状態表示を行っているが、券売機本体から離れた場所からでは見分けがつきにくい。
【0007】
また、上述した特許文献1のように、装置本体の両側に板状の部材を取り付けると、この板状部材によって視界が遮られるので、表示器の画面自体が見えにくい。
【0008】
この発明目的は、他の利用者から覗き見されるのを防止するとともに、装置本体の状態が離れた場所からでも容易に確認できる媒体発行装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この発明の媒体発行装置は、上述の課題を解決し、その目的を達するために、以下のように構成している。
【0010】
この媒体発行装置は、媒体発行部が、装置本体前面に設けた操作部における入力操作に応じて媒体を発行する。この媒体発行装置は、操作部の一方の側部、または両側部に、透光性の板状部材を装置本体前面側に立設して取り付けている。また、第1の発光部を、装置本体における板状部材の立設面に対向させて配置している。そして、発光制御部が、装置本体の状態に応じて、この第1の発光部の発光状態を制御し、板状部材が第1の発光部から照射された光によって発色する。
【0011】
したがって、上述の板状部材によって、操作部における利用者の操作が近くにいる他の人から覗き見されるのを防止できる。また、装置本体の状態に応じて板状部材が発色するので、離れた場所からでも、装置本体の状態が確認できる。例えば、取扱中であれば板状部材を発色させ、取扱停止中であれば板状部材を発色させない。
【0012】
また、第1の発光部を、発光色が赤である発光素子、緑である発光素子、および青である発光素子を有する構成とすれば、板状部材の発色する色を切り換えることができる。例えば、装置本体で発行可能な媒体の種類に応じて、板状部材を発色させる色を異ならせることができ、所望の種類の媒体の発行が行える装置を遠くからでも確認できる。
【発明の効果】
【0013】
この発明によれば、操作部における利用者の操作が、他の利用者から覗き見されるのを防止できるとともに、装置本体の状態が離れた場所からでも容易に確認できる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】券売機の主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】券売機の外観を示す斜視図である。
【図3】乗車券売り場における、券売機の設置例を示す図である。
【図4】券売機の状態に対する、ブレードの発色、および稼働表示部の表示との関係を示す図である。
【図5】発光制御部における、ブレードの発色、および稼働表示部の表示制御にかかる動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、この発明の実施形態である券売機について説明する。
【0016】
図1は、この券売機の主要部の構成を示すブロック図である。図2は、券売機の外観を示す斜視図である。この券売機1は、制御部2と、表示部3と、操作部4と、乗車券発行部5と、硬貨処理部6と、紙幣処理部7と、通信部8と、発光制御部9と、発光部10と、を備えている。この券売機1は、乗車券を発行(販売)する。乗車券には、キップ、定期券、プリペイドカード等がある。券売機1は、図3に示すように、駅の改札口近くの乗車券売り場に並べて設置される。各券売機1は、発行できる乗車券の種類等を含む、取扱処理機能を個別に設定できる。例えば、券売機1は、取扱処理機能をキップの発行のみとした設定や、取扱処理機能をキップ、および定期券の発行とした設定や、取扱処理機能をキップの発行、およびプリペイドカードの発行、チャージ(入金)とした設定が行える。
【0017】
制御部2は、券売機1本体各部の動作を制御する。表示部3は、図2に示すように、本体正面に設けた表示器3aを有し、この表示器3aにおける画面表示を制御する。操作部4は、表示器3aの画面上に貼付したタッチパネル4aや、テンキーを有するキー操作部等の入力デバイスを有する。操作部4は、入力デバイスにおける利用者の入力操作を検出し、これを制御部2に通知する。
【0018】
乗車券発行部5は、キップの発行、定期券の発行、プリペイドカードの発行、プリペイドカードに対するチャージ(入金)等を処理する。乗車券発行部5は、券売機1本体に対して設定されている取扱処理機能にかかる処理を実行する。言い換えれば、券売機1本体に対して設定されていない取扱処理機能にかかる処理については、その処理を実行するための構成を備えていても、実行しない。券売機1は、発券口5a、およびカード挿入/放出口5bを本体正面に設けている。乗車券発行部5は、利用者に対して発行するキップを発券口5aに放出する。乗車券発行部5は、利用者に対して発行する定期券やプリペイドカードをカード挿入/放出口5bに放出する。また、乗車券発行部5は、カード挿入/放出口5bに挿入されたクレジットカードやプリペイドカードを取り込み、このカードに記録されているカードデータの読み取りや、このカードに対するカードデータの書き込み(カードデータの更新)等を行い、その後、利用者に返却するために、カード挿入/放出口5bに放出する。
【0019】
硬貨処理部6は、乗車券の発券等にかかる取引金額の精算に用いる硬貨を受け付けるとともに、利用者に対して釣銭硬貨の放出を行う。券売機1は、投入硬貨受皿6a、および釣銭硬貨受皿6bを本体正面に設けている。投入硬貨受皿6aは、底面に硬貨処理部6の投入口に連通するスリットを形成している。利用者が投入硬貨受皿6aに入れた硬貨は、このスリットを通って、硬貨処理部6に投入される。硬貨処理部6の釣銭放出口(不図示)は、釣銭硬貨受皿6bの上方に位置している。この釣銭放出口から放出された硬貨(釣銭硬貨や、金種等が識別できなかった投入硬貨)は、釣銭硬貨受皿6bに溜まる。
【0020】
紙幣処理部7は、乗車券の発券等にかかる取引金額の精算に用いる紙幣を受け付けるとともに、利用者に対して釣銭紙幣の放出を行う。券売機1は、紙幣挿入口7a、および紙幣放出口7bを本体正面に設けている。紙幣処理部7は、紙幣挿入口7aにおいて利用者が挿入した投入紙幣や、紙幣放出口7bにおいて利用者に対して放出する釣銭紙幣について、金種や真偽を識別する紙幣識別部(不図示)を有している。また、本体内部には、紙幣を金種別に分けて収納する紙幣スタッカ(不図示)が設けられている。紙幣処理部7は、紙幣挿入口7aに挿入された紙幣を紙幣搬送路に沿って搬送し、該当する金種の紙幣スタッカに収納する。また、紙幣処理部7は、この紙幣スタッカから、利用者に対して放出する釣銭紙幣を繰り出し、紙幣搬送路に沿って搬送し、紙幣放出口7bに放出する。
【0021】
通信部8は、上位装置(不図示)や、同じコーナに設置されている券売機1との間における通信を制御する。
【0022】
発光制御部9は、発光部10の点灯を制御する。図2に示すように、券売機1は、ブレード11を本体の両側に取り付けている。各ブレード11は、板状の部材である。ブレード11は、例えば半透明のアクリル板である。ブレード11は、本体前面側に立設している。表示器3aは、本体の両側部に立設する2つのブレード11に挟まれている。
【0023】
発光部10は、ブレード11を発色させるブレード用光源と、券売機1本体における表示器3aの上方に位置する稼働表示部12を発色させるイルミネーション用光源と、を有している。ブレード用光源が、この発明で言う第1の発光部に相当し、イルミネーション用光源が、この発明で言う第2の発光部に相当する。
【0024】
ブレード用発光部は、図2に示す、LEDアレイ21〜26を有する。イルミネーション発光部は、LEDアレイ27を有する。LEDアレイ21〜27は、複数個のLEDを基板に取り付けている。LEDアレイ21〜27には、発光色が赤であるLED、緑であるLED、および青であるLEDが、それぞれ複数個含まれている。発光制御部9は、LEDアレイ21〜27毎に、各発光色のLEDの発光量を制御する。
【0025】
LEDアレイ21〜23は、券売機1本体右側に立設するブレード11を発色させる光源であり、LEDアレイ24〜26は、券売機1本体左側に立設するブレード11を発色させる光源である。ブレード11は、本体前面に対向する取付面については、光が入射しやすいように研磨している。また、その他の面については、光が乱反射するコーティングや、凹凸加工を施している。図2に示すように、LEDアレイ21〜26は、ブレード11の取付面(上述した、光が入射しやすいように研磨した面)に対向させている。したがって、LEDアレイ21が発した光は、ブレード11に入射され、このブレード11内で乱反射する。これにより、ブレード11が発色する。ブレード11が発色する色は、LEDアレイ21〜26における発光色毎の発光量を調整することにより、赤色、緑色、青色、黄色、水色 紫色、または白色の7色のいずれかにできる。上述したように、発光制御部9が、LEDアレイ21〜26毎に、各発光色のLEDの発光量を制御する。
【0026】
また、稼働表示部12は、券売機1本体前面における表示器3aの上方に取り付けた半透明のアクリル板の内側にLEDアレイ27を対向させて取り付けている。稼働表示部12は、LEDアレイ27における各LEDの発光がアクリル板を通して見える構成である。
【0027】
ブレード11を発色させる色は、券売機1本体に設定されている上述した取扱処理機能に応じて定めている。例えば、設定されている取扱処理機能が、キップの発行のみであれば赤、キップ、および定期券の発行であれば青、キップの発行、およびプリペイドカードの発行、チャージであれば緑、キップ、定期券の発行、およびプリペイドカードの発行、チャージであれば水色等と定めている。
【0028】
券売機1は、本体の状態に応じて、発光制御部9がLEDアレイ21〜26の点灯状態を制御し、ブレード11を発色させる。また、発光制御部9は、LEDアレイ27の点灯状態を制御し、稼働表示部12の表示を行う。
【0029】
この券売機1は、本体の状態を、待機中、発売中、呼出中、異常中、および発売中止中の5つの状態で分けている。待機中、発売中、呼出中、および異常中の4つが取扱中であり、発売中止中が取扱停止中である。
【0030】
待機中は、表示器3aのバックライトを消して、利用者を待っている状態であり、発売中は表示器3aのバックライトを点灯している状態である。券売機1は、装置本体前面に近接センサ(不図示)を有しており、この近接センサにより利用者の有無を検出する。券売機1は、取扱中に、この近接センサが利用者を検出すると、表示器3aのバックライトを点灯して発売中に移行する。また、この近接センサが、利用者を検出しなくなってからの経過時間が予め定めた一定時間に達すると、表示器3aのバックライトを消して待機中に移行する。このとき、券売機1は、表示器3aにおいて「取扱中」の文字を表示している。
【0031】
呼出中は、利用者が券売機1本体に設けられている係員呼出ボタンを押下し、係員を呼び出している状態である。異常中は、貨幣、カード、キップの詰まり等の異常発生にともなって、券売機1本体が係員を呼び出している状態である。
【0032】
発売中止中は、何らかの事情により券売機1本体の取扱を停止している状態であり、券売機1本体において異常が発生している場合もあれば、異常が発生していない場合もある。券売機1は、表示器3aにおいて「発売中止」等の文字を表示している。
【0033】
図4は、券売機の状態に対する、ブレードの発色、および稼働表示部の表示との関係を示す図である。券売機1は、本体が待機中、または発売中のときにブレード11を発色し、呼出中、異常中、または発売中止中のときにブレード11を発色させない。券売機1は、上述したように、券売機1本体に設定している取扱処理機能に応じてブレード11を発色させる色を定めている。
【0034】
稼働表示部12は、券売機1本体が
(1)待機中であるとき、発光位置が左右に規則的に変化するウェーブ表示、
(2)発売中であるとき、青色の点灯表示、
(3)呼出中であるとき、黄色の点滅表示、
(4)異常中であるとき、赤色の点滅表示、
(5)発売中止中であるとき、消灯、
と定めている。
【0035】
次に、この券売機1の動作について説明する。この券売機1における乗車券の発券動作は、公知の券売機と同様である。ここでは、利用者が、硬貨を投入してキップを購入するときの券売機1の動作について簡単に説明しておく。利用者は、購入するキップの価値以上の硬貨を投入硬貨受皿6aに入れる。利用者は、複数枚の硬貨を一度に投入硬貨受皿6aに入れることができる。投入硬貨受皿6aに入れられた硬貨は、内周面に沿って滑り落ち、スリットを通って硬貨処理部6に投入される。
【0036】
硬貨処理部6は、投入された硬貨毎に、その金種や真偽を識別する。硬貨処理部6は、金種等が識別できなかった硬貨については、釣銭硬貨受皿6bに放出する。硬貨処理部6は、金種および真偽が識別できた硬貨を一時保留部(不図示)に保留する。硬貨処理部6は、一時保留部に保留した硬貨の合計金額(投入金額)を算出する。
【0037】
券売機1は、操作部4において投入金額以下の乗車券(キップ)の選択を受け付けると、乗車券発行部5が選択された種類のキップを発券口5aに放出する。また、券売機1は、今回発行したキップの価値が投入金額未満であれば、硬貨処理部6が利用者に対して釣銭を釣銭硬貨受皿6bに放出する。また、券売機1は、一時保留部に保留している硬貨を硬貨スタッカに収納する。
【0038】
利用者は、発券口5aに放出されたキップ、および釣銭硬貨受皿6bに放出された釣銭を受け取る。
【0039】
なお、券売機1は、キップの発行以外にも、定期券の発行や、プリペイドカードの発行、プリペイドカードへのチャージ等が取扱処理機能として設定されていれば、設定されている取扱処理機能にかかる処理が行える。
【0040】
次に、発光制御部9における、ブレード11の発色、および稼働表示部12の表示制御について説明する。発光制御部9は、券売機1本体の状態に対する、ブレード11の発色、および稼働表示部12の表示との関係を記憶している。また、発光制御部9は、ブレード11を発色させる色を記憶している。ブレード11を発色させる色は、上述したように、券売機1本体に対して設定されている取扱処理機能に応じた色である。
【0041】
図5は、発光制御部における、ブレードの発色、および稼働表示部の表示制御にかかる動作を示すフローチャートである。
【0042】
制御部2は、券売機1本体の状態(待機中、発売中、呼出中、異常中、および発売中止中)が変化したとき、略リアルタイムに、変化した券売機1の状態を発光制御部9に通知する。発光制御部9は、制御部2から券売機1本体の状態が入力されると(s1)、ブレード11を発色させるか、発色させないかを判定する(s2)。s2にかかる判定は、上述した図4に示した関係に基づいて行う。発光制御部9は、s2でブレード11を発色させると判定すると、LEDアレイ21〜26に対して、赤、緑、および青3色の発光量を制御し、券売機1本体に対して設定されている取扱処理機能に応じた色でブレード11を発色させる(s3)。また、発光制御部9は、s2でブレード11を発色させないと判定すると、LEDアレイ21〜26の各LEDを消灯する(s4)。
【0043】
また、発光制御部9は、今回制御部2から通知された券売機1本体の状態に対する稼働表示部12の表示状態を判定する(s5)。s5にかかる判定は、上述した図4に示した関係に基づいて行う。発光制御部9は、s5で判定した表示状態に応じて、LEDアレイ27に対して、赤、緑、および青3色のLEDの発光を制御する(s6)。
【0044】
発光制御部9は、制御部2から券売機1本体の状態が入力されるたびに、図5に示した処理を繰り返す。
【0045】
したがって、利用者は、券売機1本体から離れた場所からでも、券売機1本体の状態がブレード11の発色の有無により判断できる。また、利用者は、ブレード11が発色している色によって、券売機1本体で行える機能(取扱処理機能)が判断できる。さらに、このブレード11によって、表示器3aに表示されている画面や、タッチパネル4aの操作が、他の利用者から覗き見されるのを防止できる。
【0046】
なお、上記の説明では、本願発明を、乗車券を発行する券売機1に適用した場合を例にして説明したが、テーマパークや映画館等の入場券を発券する装置や、コンサート等の予約チケットを発券する装置等にも、本願発明を適用することも可能である。
【0047】
また、隣接する券売機1間の隙間が殆どない場合は、ブレード11の外側に遮蔽板を貼り付け、隣の券売機1のブレード11の発色による影響を抑える構成としてもよい。
【0048】
さらに、上述の図4に示した、券売機1の状態に対する、ブレード11の発色、および稼働表示部12の表示との関係は、あくまでも1例であり、これ以外の関係であってもよい。
【符号の説明】
【0049】
1…券売機
2…制御部
3…表示部
3a…表示器
4…操作部
4a…タッチパネル
5…乗車券発行部
6…硬貨処理部
7…紙幣処理部
8…通信部
9…発光制御部
10…発光部
11…ブレード
12…稼働表示部
21〜27…LEDアレイ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置本体前面に設けた操作部における入力操作に応じて媒体を発行する媒体発行部を備えた媒体発行装置において、
前記操作部の少なくとも一方の側部に取り付けた、装置本体前面側に立設する透光性の板状部材と、
前記板状部材に光を照射し、当該板状部材を発色させる第1の発光部と、
装置本体の状態に応じて、前記第1の発光部の発光状態を制御する発光制御部と、を備えた媒体発行装置。
【請求項2】
前記第1の発光部は、装置本体に対する、前記板状部材の取り付け面に対向させて配置した光源である、請求項1に記載の媒体発行装置。
【請求項3】
前記板状部材は、前記操作部の両側に取り付けており、
前記第1の発光部は、前記板状部材毎に設けている、請求項1、または2に記載の媒体発行装置。
【請求項4】
前記第1の発光部は、発光色が赤である発光素子、緑である発光素子、および青である発光素子を有し、
前記発光制御部は、装置本体の状態に応じて、前記第1の発光部が有する各発光素子の発光状態を制御する、請求項1〜3のいずれかに記載の媒体発行装置。
【請求項5】
前記発光制御部は、装置本体が取扱停止状態であるとき、前記第1の発光部の発光を停止する、請求項1〜4のいずれかに記載の媒体発行装置。
【請求項6】
装置本体における、前記操作部の上方に複数の発光素子を幅方向に並べた第2の発光部を有し、
前記発光制御部は、装置本体の状態に応じて、前記第2の発光部の発光状態を制御する、請求項1〜5のいずれかに記載の媒体発行装置。
【請求項7】
前記発光制御部は、装置本体が取扱停止状態であるとき、前記第2の発光部の発光を停止する、請求項1〜6のいずれかに記載の媒体発行装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate