説明

宅配便受付装置

【課題】定期的に宅配便を利用する顧客への料金サービスをオペレータの軽微な負担で実施できるようにする。
【解決手段】宅配便を受付ける毎に宅配便受付伝票の伝票コードを受付履歴メモリで保存する。宅配便受付処理時に過去の宅配便受付伝票の伝票コードが入力されると、受付履歴メモリに保存されている伝票コードか否かを判断する。そして、受付履歴メモリに保存されているデータであったならば、宅配料金の値引または割引演算を行い、算出された値引または割引後の宅配料金を表示させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、荷物サイズ,配送先等の宅配便に関する入力情報から宅配料金を算出して表示する宅配便受付装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、宅配便の受付時に宅配料金を値引または割引するサービスとしては、次のものが知られていた。その1つは、配送先に拘らず1回に受付ける荷物の個数に応じて宅配料金を値引または割引するサービスである。別の1つは、1回の受付で同一配送先に複数の荷物を送る場合に1個あたりの宅配料金を値引または割引するサービスである。さらに別の1つは、宅配便依頼時に往路配送と復路配送を同時に依頼する場合に料金を値引または割引するサービスである。
【0003】
また、商品販売店での値引または割引サービスとして、商品を購入した顧客が購入日より所定期間前までの間に同一商品または同一分類に属する商品を購入した実績がある場合に値引または割引を行う商品販売方法があった(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2001-222767号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、前述した宅配便に対する3つの料金サービスは、いずれもその場限りのサービスであって、定期的に宅配便を利用する顧客へのサービスではないため、顧客の囲い込みにはつながらなかった。このため、宅配便に関しても顧客の囲い込みに有益な料金サービスの実施が望まれていた。
【0005】
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、定期的に宅配便を利用する顧客への料金サービスを実施することができ、顧客の囲い込みが期待できる宅配便受付装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、入力手段を介して宅配便に関する情報が入力されると、この情報に基づいて宅配料金を算出して表示部に表示させる宅配便受付装置において、宅配便の受付実績有無を判断する判断手段と、宅配便の受付実績有りのとき宅配料金を値引または割引演算する料金サービス手段と、値引または割引後の宅配料金を前記表示部に表示させる制御手段とを備えたものである。
【発明の効果】
【0007】
かかる手段を講じた本発明によれば、定期的に宅配便を利用する顧客への料金サービスをオペレータの軽微な負担で実施することができ、顧客の囲い込みが期待できる宅配便受付装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための最良な形態について、図面を用いて説明する。
なお、この実施の形態は、規定の期間内に宅配便の受付実績がある顧客に対して料金の値引または割引サービスを実施する機能を有した宅配便受付装置である。
【0009】
図1は本実施の形態における宅配便受付装置の要部構成を示すブロック図である。この宅配便受付装置は、制御部本体としてCPU(Central Processing Unit)1を搭載している。また、プログラム等の固定的データが予め格納されたROM(Read Only Memory)2、各種のデータを書換え自在に記憶するRAM(Random Access Memory)3、現在の日付及び時刻を計時する時計部4、LAN(Local Area Network)等の通信回線に接続されてデータ通信を司る通信インターフェイス5、プリンタ(不図示)とのデータ通信を司るプリンタインターフェイス6、スキャナ7とのデータ通信を司るスキャナインターフェイス8、ディスプレイ9の画面表示を制御する表示コントローラ10、キーボード11のキー入力を制御するキーボードコントローラ12等を搭載している。そしてCPU1と、ROM2,RAM3,時計部4,通信インターフェイス5,プリンタインターフェイス6,スキャナインターフェイス8,表示コントローラ10及びキーボードコントローラ12とを、アドレスバス,データバス等のバスライン13で接続している。
【0010】
スキャナ7は、宅配便受付時に処理される宅配便受付伝票に付されている伝票コードのバーコードや、荷物の配送先を特定する地域コードのバーコード等を読取り可能なものである。ディスプレイ9は、宅配料金等を表示可能な表示部として機能するものである。キーボード11は、重量やサイズ等で区分される荷物の分類コードや荷物の数量等を入力可能なものである。また、宅配便の受付確定を宣言する締めキーと、規定の期間内に宅配便の受付実績がある顧客か否かの確認を宣言する確認キーを、キーボード11に配置している。ここに、スキャナ7とキーボード11は、入力手段を構成している。
【0011】
図2は宅配便受付装置のRAM3に形成される主要なメモリエリアを示す模式図である。同図において、21は受付履歴メモリであり、22は値割引メモリであり、23は有効日数メモリである。受付履歴メモリ21では、受付処理履歴のある宅配便受付伝票の伝票コードとその受付日とを対応づけて蓄積記憶する。値割引メモリ22では、値引額または割引率のデータと、該データが値引額であるか割引率であるかを識別するステータス(例えば1=値引額,2=割引率)とを記憶する。有効日数メモリ23では、料金サービスが得られる宅配便受付伝票の有効期間に相当する日数データを記憶する。例えば日数データが“31”であった場合、本日より31日前までの期間内で受付処理された宅配便受付伝票であれば値引または割引の料金サービスが得られる。
【0012】
なお、図示しないが、宅配便受付装置の電源がオフされても上記各メモリ21,22,23のデータを安定に記憶保持できるように、バッテリでRAM2の電源をバックアップしている。
【0013】
図3は宅配便受付装置のCPU1が実行する通常処理の要部手順を示す流れ図である。すなわちCPU1は、処理待ちのアイドル状態において、ST(ステップ)1として今回、受付を処理ける宅配便の受付伝票に印刷されている伝票コードが入力されるのを待機している。そして、スキャナ7によって伝票コードのバーコードが読取られると、CPU1は、この伝票コードを今回伝票コードとして記憶する。
【0014】
次に、CPU1は、ST2として宅配便の荷物配送に関する情報が入力されるのを待機する。そして、スキャナ7によって配送先を特定する地域コードがスキャニング入力されるとともに、キーボード11から荷物の分類コードがキー入力されると、CPU1は、ST3としてこの入力された地域コードと荷物分類コードとから規定の料金テーブルを参照して宅配料金を算出する。そして、ST4としてこの宅配料金を記憶するとともにディスプレイ9に表示させる。なお、宅配料金の算出方法は、本発明は上記の方法に限定されるものではない。
【0015】
次に、CPU1は、ST5として規定の期間内に宅配便の受付実績がある顧客か否かの確認を宣言するための確認キーが操作されるのを待機する。そして、キーボードコントローラ12への入力信号により確認キーが操作されたことを検知すると、CPU1は、ST6として過去に受付処理した宅配便受付伝票に印刷されている伝票コードが入力されるのを待機する。そして、スキャナ7によって伝票コードのバーコードが読取られると、CPU1は、この伝票コードを過去伝票コードとして記憶する。
【0016】
次に、CPU1は、ST7として受付履歴メモリ21を検索して、受付履歴メモリ21に過去伝票コードと一致する伝票コードが記憶されているか調べる(判断手段)。その結果、該当する伝票コードが受付履歴メモリ21に記憶されていない場合には(ST8のNO)、CPU1は、ST9として過去に受付処理した宅配便受付伝票の使用不可を示すメッセージをディスプレイ9に表示させる。そして、確認キーが再度操作されるのを待機する。
【0017】
これに対し、該当する伝票コードが受付履歴メモリ21に記憶されていた場合には(ST8のYES)、当該伝票コードの宅配便受付伝票は、当該宅配便受付装置にて過去の所定期間内に受付処理した伝票なので、CPU1は、ST10として値割引メモリ22から値引額または割引率を取得する。例えばステータスが“1”であった場合には、対応するデータを値引額として取得する。ステータスが“2”であった場合には、対応するデータを割引率として取得する。
【0018】
次に、CPU1は、ST11としてこの値引額または割引率で記憶している宅配料金の値引または割引演算を行う(料金サービス手段)。そして、ST12として値引または割引演算後の宅配料金を記憶するとともにディスプレイ9に表示させる(制御手段)。このとき、値引額(割引率から算出された宅配料金の値引額を含む)を同時に表示させてもよい。
【0019】
その後、CPU1は、ST13として締めキーが入力されるのを待機する。そして、キーボードコントローラ12への入力信号により締めキーの入力を検知すると、CPU1は、ST14として有効日数メモリ23に設定されている日数データを読み込む。そして、この日数データと時計部4にて計時されている現在の日付、いわゆるシステム日付とから、今回伝票コードの宅配便受付伝票が値引または割引の料金サービスを受けられなくなる有効期限切れ日を算出する。例えばシステム日付が「11月2日」であり、日数データが31日であったとすると、「11月2日」より31日後の日付「12月3日」を有効期限切れ日付として算出する。そして、ST15としてこの有効期限切れ日付をディスプレイ9に表示させる。
【0020】
しかる後、CPU1は、ST16として今回伝票コードとシステム日付、すなわち受付日とを宅配履歴メモリ21に追加登録したならば(記憶手段)、当該1取引の宅配便受付処理を終了する。
【0021】
なお、ST5の確認キー待機状態において、確認キーが操作される前に締めキーが操作された場合には、ST7〜ST12の処理を実行することなくST14〜ST16の処理ステップに進み、今回伝票の有効期限日を算出して表示させるとともに、今回伝票コードと受付日とを宅配履歴メモリ21に追加登録して(記憶手段)、当該1取引の宅配便受付処理を終了する。
【0022】
図4は宅配便受付装置のCPU1が実行する日付更新割込処理の要部手順を示す流れ図である。すなわちCPU1は、時計部4にて計時されている日付、いわゆるシステム日付が翌日に更新されるとこの処理を開始する。
【0023】
先ずCPU1は、ST21として有効日数メモリ23に設定されている日数データを読み込む。そして、この日数データと上記システム日付とから、過去に受付処理した宅配便受付伝票(過去伝票)の料金サービスが得られる有効期限の期限切れとなる日付を算出する。例えばシステム日付が「11月2日」であり、日数データが31日であったとすると、「11月2日」より31日前の日付「10月2日」の前日「10月1日」を過去伝票の有効期限切れ日付として算出する。
【0024】
次にCPU1は、ST22として番号カウンタnを“0”に一旦リセットする。しかる後、ST23としてこの番号カウンタnを“1”だけカウントアップしたならば、ST24として受付履歴メモリ21からn番目(nは番号カウンタの値)の受付履歴レコードの受付日を取得し、ST25としてこの受付日が前記有効期限切れ日付と一致若しくはそれより過去の日付であるか否かを判断する。そして、受付日が有効期限切れ日付と一致若しくはそれより過去の日付である場合にはST23の処理に戻り、番号カウンタnをさらに“1”だけカウントアップして、ST24,ST25の処理を再度実行する。
【0025】
こうして、ST25にてn番目の受付履歴レコードの受付日が前記有効期限切れ日付より後であることを確認したならば、CPU1は、ST26として受付履歴メモリ21に1番から順番に格納されている受付履歴レコードのうち1番から(n−1)番までの受付履歴レコードを削除する(コード削除手段)。しかる後、CPU1は、ST27として受付履歴メモリ21に残ったn番以降の受付履歴レコードを1番から受付日の早い順番にソートして、この割込処理を終了する。
【0026】
次に、このように構成された宅配便受付装置を用いて行う宅配便の受付業務について説明する。
業務担当者は、宅配便を利用する客から荷物と宅配便受付伝票とを預ると、宅配便受付伝票に印刷されている伝票コードをスキャナ7で読取る。また、配送先の地域コードをスキャナ7で読取るとともに荷物の分類コードをキー入力する。そうすると、宅配料金が自動的に算出されて、ディスプレイ9に表示されるので、客に請求する。そして、客から料金の支払いを受けると、締めキーを操作するとともに、宅配便受付伝票のお客様控えを客に渡す。
【0027】
そうすると、宅配便受付伝票の伝票コードと本日の日付である受付日とが対応付けられて受付履歴メモリ21に登録される。また、当該宅配便受付伝票でもって値引または割引の料金サービスが受けられる期間の期限切れとなる日付がディスプレイ9に表示される。したがって、客は表示された日付までに当該宅配便受付伝票のお客様控えを持参して宅配を依頼すれば、その宅配料金の値引または割引が得られることを知り得る。なお、お客様控えにも前もって料金サービスが得られることと有効日数とを印刷しておくことが望ましい。
【0028】
次に、この客が別の日に再び宅配便の依頼に来店したとする。この場合も、業務担当者は、今回の宅配便受付伝票に印刷されている伝票コードをスキャナ7で読取るとともに、荷物配送に関する情報を入力して、宅配料金を算出する。ここで、客から過去に利用した宅配便受付伝票(お客様控え)の提示を受けると、業務担当者は、確認キーを操作後、この過去の宅配便受付伝票の伝票コードをスキャナ7で読取る。
【0029】
そうすると、この過去の宅配便受付伝票の伝票コードが受付履歴メモリ21に格納されているか否かが判断される。そして、格納されている場合には、値割引メモリ22に設定されているデータに基づいて宅配料金が値引または割引される。例えば、値割引メモリ22にステータスが“1”でデータが“20”と設定されていたならば、20円の値引が行われる。また、値割引メモリ22にステータスが“2”でデータが“20”と設定されていたならば、20%の割引が行われる。
【0030】
ここで、受付履歴メモリ21には、受付日からの経過日数が有効日数以内のデータのみ保存されている。したがって、宅配便利用者は、受付日から有効期限内であれば過去の宅配便受付伝票を持参して宅配便を依頼することによって、宅配料金の値引または割引の料金サービスを得られるので、定期的に宅配便を利用する顧客に対して有益なサービスを実現でき、顧客の囲い込みを図ることができる。この場合において、受付業務の担当者は、顧客が提示した宅配便受付伝票の伝票コードをスキャナ7で読み取り操作するだけでよいので、業務負荷が増大することはない。
【0031】
また、宅配便の受付処理時に以前から必要であった宅配便受付伝票を利用して宅配便受付の実績有無を判断しているので、会員カードなどを利用して顧客を個人管理する必要もない。したがって、このような料金サービスを行うために宅配業者が会員カードや会員カードリーダ等の設備を導入する必要がなく、低コストで導入することができる。
【0032】
因みに、図1〜図4に示した構成を有する本実施の形態の宅配便受付装置は、例えばPOS(Point Of Sales)端末を用いて実施することができる。
【0033】
ところで、前記実施の形態では、宅配便受付装置のRAM2に受付履歴メモリ21を設け、このメモリ21に伝票コードが登録されている宅配便受付伝票が使用されると、値引または割引の料金サービスを実施するようにしている。このため、料金サービスが受けられるのは、1台の宅配便受付装置を使用する同一店舗に限られる。
【0034】
そこで、図5に示すように、各店舗の宅配便受付装置51と宅配業者のサーバ52とを通信回線53で接続してネットワークを構築し、各店舗の宅配便受付装置51における受付履歴メモリ21のデータを定期的(例えば日付更新割込処理後)に通信回線53を介してサーバ52へ送信し、サーバ52の受付履歴ファイル54に蓄積保存するように構成する。そして、図3のST7にて検索する領域をサーバ52の受付履歴ファイル54とする。こうすることにより、ネットワーク上のどの店舗でも過去に使用した宅配便受付伝票を持参すれば、値引または割引の料金サービスが受けられるようになり、顧客にとってより便利なサービスを提供できるようになる。
【0035】
また、前記実施の形態では、料金サービスを受けた過去の宅配便受付伝票をそのまま回収できればよいが、客によっては回収されるのを拒む客もおり、その場合にはその宅配便受付伝票は有効期限内であれば何度でも料金サービスを受けることができることとなる。このため、1度使用された宅配便受付伝票を別の人に渡すことによって、初めての客でも値引または割引の料金サービスが得られてしまうおそれがある。
【0036】
そこで、図6に示すように、受付履歴メモリ21に保存される伝票コードと受付日の受付履歴データ毎に回数データを記憶させるようにする。また、図示しないが制限回数Xを記憶する制限回数メモリを設ける。そして、CPU1の通常処理において、図7に示すように、ST31とST32を追加する。すなわち、ST7にて受付履歴メモリ21を検索した結果、該当する伝票コードが受付履歴メモリ21に記憶されていた場合に、CPU1は、ST31としてこの伝票コードに対応して記憶されている回数データが、制限回数メモリに設定されている制限回数X未満か否かを判断する。そして、回数データが制限回数X以上の場合にはST9に進み、過去に受付けた宅配便受付伝票の使用不可を示すメッセージをディスプレイ9に表示させる。
【0037】
これに対し、回数データが制限回数X未満の場合には、CPU1は、ST32として当該回数データを+1だけ増加させる。しかる後、ST10〜ST16の各処理を実行して、宅配料金の値引または割引サービスを実行する。
【0038】
このような構成を採用することにより、過去の宅配便受付伝票を用いて値引または割引の料金サービスを受けられる回数を制限回数X以下に制限できる。
【0039】
なお、この発明は前記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
【0040】
例えば前記実施の形態では、宅配便の受付実績有無を判断する判断手段として、入力手段を介して入力された伝票コードが過去に受付けた実績のある宅配便受付伝票のコードであるとき受付実績有りと判断する手段としたが、伝票コードでなくとも宅配便受付伝票を特定可能なデータであればそれを利用することができる。また、伝票コードの入力手段はスキャナ7に限定されるのではなく、キーボード11等の他の入力デバイスを用いて入力してもよいのは言うまでもないことである。
【0041】
また、前記実施の形態では宅配便受付伝票の有効期限を設定したが、例えば1回でも料金サービスに使用されたならば受付履歴メモリ21から伝票コードを削除するように構成することによって、有効期限を設定しないようにしてもよい。
【0042】
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の一実施の形態である宅配便受付装置の要部構成を示すブロック図。
【図2】同実施の形態における宅配便受付装置のRAMに形成される主要なメモリエリアを示す模式図。
【図3】同実施の形態における宅配便受付装置のCPUが実行する通常処理の要部手順を示す流れ図。
【図4】同実施の形態における宅配便受付装置のCPUが実行する日付更新割込処理の要部手順を示す流れ図。
【図5】本発明の他の実施の形態である宅配受付システムの全体図。
【図6】本発明のさらに他の実施の形態における受付履歴メモリのデータ構造を示す模式図。
【図7】同他の実施の形態における宅配便受付装置のCPUが実行する通常処理の要部手順を示す流れ図。
【符号の説明】
【0044】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…時計部、7…スキャナ、9…ディスプレイ、11…キーボード、21…受付履歴メモリ、22…値割引メモリ、23…有効日数メモリ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力手段を介して宅配便に関する情報が入力されると、この情報に基づいて宅配料金を算出して表示部に表示させる宅配便受付装置において、
宅配便の受付実績有無を判断する判断手段と、
前記宅配便の受付実績有りのとき前記宅配料金を値引または割引演算する料金サービス手段と、
値引または割引後の前記宅配料金を前記表示部に表示させる制御手段と、
を具備したことを特徴とする宅配便受付装置。
【請求項2】
前記入力手段は、宅配便受付時に処理される宅配便受付伝票に付されている伝票コードの入力手段を含み、
前記判断手段は、前記入力手段を介して入力された伝票コードが過去に受付処理された実績のある宅配便受付伝票であるとき受付実績有りと判断する手段であることを特徴とする請求項1記載の宅配便受付装置。
【請求項3】
宅配便受付時に処理される宅配便受付伝票に付されている伝票コードの入力手段と、
受付けた宅配便受付伝票の伝票コードと受付日とを記憶する記憶手段と、
受付日から所定期間が経過した宅配便受付伝票の伝票コードを前記記憶手段から削除するコード削除手段とをさらに具備し、
前記判断手段は、前記入力手段を介して入力された伝票コードが前記記憶手段に記憶されているとき受付実績有りと判断する手段であることを特徴とする請求項1記載の宅配便受付装置。
【請求項4】
宅配便受付時に処理される宅配便受付伝票に付されている伝票コードの入力手段と、
受付けた宅配便受付伝票の伝票コード,受付日及びサービス回数を記憶する記憶手段と、
受付日から所定期間が経過した宅配便受付伝票の伝票コードを前記記憶手段から削除するコード削除手段とをさらに具備し、
前記判断手段は、前記入力手段を介して入力された伝票コードが前記記憶手段に記憶されておりかつその伝票コードに対応して記憶されているサービス回数が予め設定された制限回数以下であるとき受付実績有りと判断してサービス回数をカウントアップする手段であることを特徴とする請求項1記載の宅配便受付装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2006−134189(P2006−134189A)
【公開日】平成18年5月25日(2006.5.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−324380(P2004−324380)
【出願日】平成16年11月8日(2004.11.8)
【出願人】(000003562)東芝テック株式会社 (5,631)
【Fターム(参考)】