定量噴霧装置
【課題】スプレーノズルの駆動源としての圧縮空気源を利用して、薬液を計量できるようにし、これにより計量用の電動機(モータ)を省略する。
【解決手段】薬液タンク2を第1電磁弁11によって密閉状態の薬液3の計量タンク4に接続し、計量器タンク4の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁12の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁12の1つの出力ポートをスプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6に接続するとともに、圧縮空気源10を第3電磁弁13によってスプレーノズル5の圧縮空気取り込み用のポート7に接続し、計量器タンク4の位置で薬液3の計量レベルを検出するレベルセンサー8を電磁弁操作用の制御器14に接続して、定量噴霧装置1を構成する。
【解決手段】薬液タンク2を第1電磁弁11によって密閉状態の薬液3の計量タンク4に接続し、計量器タンク4の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁12の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁12の1つの出力ポートをスプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6に接続するとともに、圧縮空気源10を第3電磁弁13によってスプレーノズル5の圧縮空気取り込み用のポート7に接続し、計量器タンク4の位置で薬液3の計量レベルを検出するレベルセンサー8を電磁弁操作用の制御器14に接続して、定量噴霧装置1を構成する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液を計量して、所定量の薬液を噴霧する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
定量噴霧では、計量手段と、噴霧手段とが必要である。例えば特許文献1は、計量手段としてポンプ・電動機(モータ)と、噴霧手段として圧縮空気源・ノズルを有している。特許文献1の技術によると、異なる2つの駆動源として電動機(モータ)と圧縮空気源とが不可欠となるため、その装置の構成が複雑となり、また計量のために電動機(モータ)の特別な制御(回転量制御)が必要となる。
【0003】
【特許文献1】特開2000−42456公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の課題は、スプレーノズルの駆動源としての圧縮空気源を利用して、薬液を計量できるようにし、これにより計量用の電動機(モータ)を省略できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題のもとに、本発明は、薬液タンク(2)を第1電磁弁(11)により密閉状態の薬液(3)の計量タンク(4)に接続し、計量器タンク(4)の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁(12)の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁(12)の1つの出力ポートをスプレーノズル(5)の薬液取り込み用のポート(6)に接続すると共に、圧縮空気源(10)を第3電磁弁(13)によりスプレーノズル(5)の圧縮空気取り込み用のポート(7)に接続し、計量器タンク(4)の位置で薬液(3)の計量レベルを検出するレベルセンサー(8)を電磁弁操作用の制御器(14)に接続して、定量噴霧装置(1)を構成している。
【0006】
電磁弁操作用の制御器(14)は、薬液(3)の計量時に、第1電磁弁(11)を開き、第2電磁弁(12)を切り換えてから、第3電磁弁(13)を開いてスプレーノズル(5)から圧縮空気(9)を噴射することにより、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込み、計量器タンク(4)内の薬液(3)の計量レベルをレベルセンサー(8)により検出したとき、制御器(14)により第1電磁弁(11)を閉じ、第2電磁弁(12)を切り換えることによって、計量器タンク(4)内への薬液(3)の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、計量後の薬液(3)をスプレーノズル(5)内に引き込み、スプレーノズル(5)から所定量の薬液(3)を噴霧する。
【0007】
制御器(14)は、その時間動作制御機能により薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行する。第1電磁弁(11)は大気に開放可能な電磁弁により構成され、また第2電磁弁(12)は計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、薬液(3)の計量に当たって、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込むときに、圧縮空気(9)によりスプレーノズル(5)内に発生する負圧を利用するから、電動機(モータ)やその回転量の制御が不要となり、その分構成が簡単となり、装置が安価となる。
【0009】
制御器(14)が薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行すると、倉庫、食品工場や地下空間などでの害虫駆除が自動化できる。第1電磁弁(11)が大気に開放可能な電磁弁により構成され、また第2電磁弁(12)が計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成されると、制御や構成が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明に係る定量噴霧装置1を示している。定量噴霧装置1は、薬液タンク2を第1電磁弁11により薬液3の密閉状態の計量タンク4に接続し、計量器タンク4の上下部接続切り換え用の第2電磁弁12の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁12の1つの出力ポートをスプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6に接続するとともに、圧縮空気源10をエアーフイルタ15、第3電磁弁13およびスプレーノズル5内の減圧機構18によりスプレーノズル5の圧縮空気取り込み用のポート7に接続し、計量器タンク4の位置で薬液3の計量レベルを検出するレベルセンサー8を電磁弁操作用の制御器14に接続して、構成されている。
【0011】
第1電磁弁11は大気に開放可能な電磁弁によって構成され、第2電磁弁12は計量器タンク4の上下の配管に対して接続を切り換える三方弁により構成されている。また、レベルセンサー8は計量器タンク4の内部に組み込まれており、例えば磁石付きフロート16と計量器タンク4の内部で高さ調整可能なリードスイッチ17とで構成されている。
【0012】
なお、スプレーノズル5は誘虫ランプ19とともにガラス器20の内部に組み込まれており、ガラス器20の外側にノズル噴霧口を向けている。また、制御器14は、前記のように、時間動作制御機能により第1電磁弁11、第2電磁弁12、第3電磁弁13の切り換えや開閉を制御し、薬液3の計量・噴霧を所定の周期で実行するが、そのためにレベルセンサー8のリードスイッチ17からの信号やスプレーノズル5のノズル噴霧口に配置されている滴下センサー21からの信号を受けて動作する。
【0013】
制御器14は、誘虫ランプ19を点灯して害虫を誘虫ランプ19の近くに誘うとともに、時間動作制御機能により薬液3の計量・噴霧を所定の周期毎に実行する。図1のように、薬液3の計量時に、制御器14は、第1電磁弁11を開き、薬液タンク2内の薬液3を計量器タンク4内に引き込み可能な状態とし、次に、第2電磁弁12を切り換えて、スプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6を計量器タンク4の上部空間に開通させてから、第3電磁弁13を開いて、圧縮空気源10の圧縮空気9をスプレーノズル5のノズル噴霧口から噴射する。
【0014】
スプレーノズル5のノズル噴霧口からの圧縮空気9の噴射このとき、霧吹きの原理によってスプレーノズル5内に負圧が発生し、この負圧が薬液取り込み用のポート6を介して薬液タンク2内に作用するため、薬液タンク2内の薬液3は計量器タンク4内に真空吸引によって引き込まれ、次第に増える。計量器タンク4内の薬液3が所定の計量レベルに達したときに、レベルセンサー8は制御器14に信号を送る。このようにして、計量器タンク4内に所定の量の薬液3が供給され、薬液3の計量動作を終了する。
【0015】
計量動作の終了後に、制御器14は、第1電磁弁11を閉じ、薬液タンク2と計量器タンク4とを不通とし、計量器タンク4内への薬液3の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル5内に発生する負圧により、計量器タンク4の底部から内部の計量後の薬液3をスプレーノズル5内に引き込み、スプレーノズル5のノズル噴霧口から所定量の薬液3を霧状として噴霧し、害虫を駆除する。
【0016】
この噴霧動作のときに、計量器タンク4の内部が閉状態の第1電磁弁11によって大気に開放しているから、計量器タンク4内の薬液3の減少にともなって、計量器タンク4の内部は空気によって置換される。計量器タンク4の内部の薬液3がなくなるまで、この薬液3の噴霧は継続される。噴霧の経過は滴下センサー21からの信号の変化により検出できる。
【0017】
なお、第1電磁弁11や第2電磁弁12はそれぞれ2つの単純な電磁開閉弁を組み合わせることによっても構成できる。そのように構成すると、電磁弁の数が増えるため、制御が複雑になるから、第1電磁弁11や第2電磁弁12について図1のような構成が実施する上で有利である。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、害虫の駆除のほか、その他の薬液例えば農薬の噴霧にも利用できる。スプレーノズル5は用途に応じて1または2以上設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の定量噴霧装置1の配管構成図である。
【符号の説明】
【0020】
1 定量噴霧装置
2 薬液タンク
3 薬液
4 計量器タンク
5 スプレーノズル
6 薬液取り込み用のポート
7 薬液取り込み用のポート
8 レベルセンサー
9 圧縮空気
10 圧縮空気源
11 第1電磁弁
12 第2電磁弁
13 第3電磁弁
14 制御器
15 エアーフイルタ
16 磁石付きフロート
17 リードスイッチ
18 減圧機構
19 誘虫ランプ
20 ガラス器
21 滴下センサー
【技術分野】
【0001】
本発明は、薬液を計量して、所定量の薬液を噴霧する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
定量噴霧では、計量手段と、噴霧手段とが必要である。例えば特許文献1は、計量手段としてポンプ・電動機(モータ)と、噴霧手段として圧縮空気源・ノズルを有している。特許文献1の技術によると、異なる2つの駆動源として電動機(モータ)と圧縮空気源とが不可欠となるため、その装置の構成が複雑となり、また計量のために電動機(モータ)の特別な制御(回転量制御)が必要となる。
【0003】
【特許文献1】特開2000−42456公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の課題は、スプレーノズルの駆動源としての圧縮空気源を利用して、薬液を計量できるようにし、これにより計量用の電動機(モータ)を省略できるようにすることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題のもとに、本発明は、薬液タンク(2)を第1電磁弁(11)により密閉状態の薬液(3)の計量タンク(4)に接続し、計量器タンク(4)の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁(12)の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁(12)の1つの出力ポートをスプレーノズル(5)の薬液取り込み用のポート(6)に接続すると共に、圧縮空気源(10)を第3電磁弁(13)によりスプレーノズル(5)の圧縮空気取り込み用のポート(7)に接続し、計量器タンク(4)の位置で薬液(3)の計量レベルを検出するレベルセンサー(8)を電磁弁操作用の制御器(14)に接続して、定量噴霧装置(1)を構成している。
【0006】
電磁弁操作用の制御器(14)は、薬液(3)の計量時に、第1電磁弁(11)を開き、第2電磁弁(12)を切り換えてから、第3電磁弁(13)を開いてスプレーノズル(5)から圧縮空気(9)を噴射することにより、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込み、計量器タンク(4)内の薬液(3)の計量レベルをレベルセンサー(8)により検出したとき、制御器(14)により第1電磁弁(11)を閉じ、第2電磁弁(12)を切り換えることによって、計量器タンク(4)内への薬液(3)の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、計量後の薬液(3)をスプレーノズル(5)内に引き込み、スプレーノズル(5)から所定量の薬液(3)を噴霧する。
【0007】
制御器(14)は、その時間動作制御機能により薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行する。第1電磁弁(11)は大気に開放可能な電磁弁により構成され、また第2電磁弁(12)は計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、薬液(3)の計量に当たって、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込むときに、圧縮空気(9)によりスプレーノズル(5)内に発生する負圧を利用するから、電動機(モータ)やその回転量の制御が不要となり、その分構成が簡単となり、装置が安価となる。
【0009】
制御器(14)が薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行すると、倉庫、食品工場や地下空間などでの害虫駆除が自動化できる。第1電磁弁(11)が大気に開放可能な電磁弁により構成され、また第2電磁弁(12)が計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成されると、制御や構成が簡単になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1は本発明に係る定量噴霧装置1を示している。定量噴霧装置1は、薬液タンク2を第1電磁弁11により薬液3の密閉状態の計量タンク4に接続し、計量器タンク4の上下部接続切り換え用の第2電磁弁12の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁12の1つの出力ポートをスプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6に接続するとともに、圧縮空気源10をエアーフイルタ15、第3電磁弁13およびスプレーノズル5内の減圧機構18によりスプレーノズル5の圧縮空気取り込み用のポート7に接続し、計量器タンク4の位置で薬液3の計量レベルを検出するレベルセンサー8を電磁弁操作用の制御器14に接続して、構成されている。
【0011】
第1電磁弁11は大気に開放可能な電磁弁によって構成され、第2電磁弁12は計量器タンク4の上下の配管に対して接続を切り換える三方弁により構成されている。また、レベルセンサー8は計量器タンク4の内部に組み込まれており、例えば磁石付きフロート16と計量器タンク4の内部で高さ調整可能なリードスイッチ17とで構成されている。
【0012】
なお、スプレーノズル5は誘虫ランプ19とともにガラス器20の内部に組み込まれており、ガラス器20の外側にノズル噴霧口を向けている。また、制御器14は、前記のように、時間動作制御機能により第1電磁弁11、第2電磁弁12、第3電磁弁13の切り換えや開閉を制御し、薬液3の計量・噴霧を所定の周期で実行するが、そのためにレベルセンサー8のリードスイッチ17からの信号やスプレーノズル5のノズル噴霧口に配置されている滴下センサー21からの信号を受けて動作する。
【0013】
制御器14は、誘虫ランプ19を点灯して害虫を誘虫ランプ19の近くに誘うとともに、時間動作制御機能により薬液3の計量・噴霧を所定の周期毎に実行する。図1のように、薬液3の計量時に、制御器14は、第1電磁弁11を開き、薬液タンク2内の薬液3を計量器タンク4内に引き込み可能な状態とし、次に、第2電磁弁12を切り換えて、スプレーノズル5の薬液取り込み用のポート6を計量器タンク4の上部空間に開通させてから、第3電磁弁13を開いて、圧縮空気源10の圧縮空気9をスプレーノズル5のノズル噴霧口から噴射する。
【0014】
スプレーノズル5のノズル噴霧口からの圧縮空気9の噴射このとき、霧吹きの原理によってスプレーノズル5内に負圧が発生し、この負圧が薬液取り込み用のポート6を介して薬液タンク2内に作用するため、薬液タンク2内の薬液3は計量器タンク4内に真空吸引によって引き込まれ、次第に増える。計量器タンク4内の薬液3が所定の計量レベルに達したときに、レベルセンサー8は制御器14に信号を送る。このようにして、計量器タンク4内に所定の量の薬液3が供給され、薬液3の計量動作を終了する。
【0015】
計量動作の終了後に、制御器14は、第1電磁弁11を閉じ、薬液タンク2と計量器タンク4とを不通とし、計量器タンク4内への薬液3の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル5内に発生する負圧により、計量器タンク4の底部から内部の計量後の薬液3をスプレーノズル5内に引き込み、スプレーノズル5のノズル噴霧口から所定量の薬液3を霧状として噴霧し、害虫を駆除する。
【0016】
この噴霧動作のときに、計量器タンク4の内部が閉状態の第1電磁弁11によって大気に開放しているから、計量器タンク4内の薬液3の減少にともなって、計量器タンク4の内部は空気によって置換される。計量器タンク4の内部の薬液3がなくなるまで、この薬液3の噴霧は継続される。噴霧の経過は滴下センサー21からの信号の変化により検出できる。
【0017】
なお、第1電磁弁11や第2電磁弁12はそれぞれ2つの単純な電磁開閉弁を組み合わせることによっても構成できる。そのように構成すると、電磁弁の数が増えるため、制御が複雑になるから、第1電磁弁11や第2電磁弁12について図1のような構成が実施する上で有利である。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、害虫の駆除のほか、その他の薬液例えば農薬の噴霧にも利用できる。スプレーノズル5は用途に応じて1または2以上設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明の定量噴霧装置1の配管構成図である。
【符号の説明】
【0020】
1 定量噴霧装置
2 薬液タンク
3 薬液
4 計量器タンク
5 スプレーノズル
6 薬液取り込み用のポート
7 薬液取り込み用のポート
8 レベルセンサー
9 圧縮空気
10 圧縮空気源
11 第1電磁弁
12 第2電磁弁
13 第3電磁弁
14 制御器
15 エアーフイルタ
16 磁石付きフロート
17 リードスイッチ
18 減圧機構
19 誘虫ランプ
20 ガラス器
21 滴下センサー
【特許請求の範囲】
【請求項1】
薬液タンク(2)を第1電磁弁(11)により密閉状態の薬液(3)の計量器タンク(4)に接続し、計量器タンク(4)の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁(12)の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁(12)の1つの出力ポートをスプレーノズル(5)の薬液取り込み用のポート(6)に接続すると共に、圧縮空気源(10)を第3電磁弁(13)によりスプレーノズル(5)の圧縮空気取り込み用のポート(7)に接続し、計量器タンク(4)の位置で薬液(3)の計量レベルを検出するレベルセンサー(8)を電磁弁操作用の制御器(14)に接続してなり、
薬液(3)の計量時に、第1電磁弁(11)を開き、第2電磁弁(12)を切り換えてから、第3電磁弁(13)を開いてスプレーノズル(5)から圧縮空気(9)を噴射することにより、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込み、計量器タンク(4)内の薬液(3)の計量レベルをレベルセンサー(8)により検出したとき、制御器(14)により第1電磁弁(11)を閉じ、第2電磁弁(12)を切り換えることによって、計量器タンク(4)内への薬液(3)の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、計量後の薬液(3)をスプレーノズル(5)内に引き込み、スプレーノズル(5)から所定量の薬液(3)を噴霧することを特徴とする定量噴霧装置(1)。
【請求項2】
制御器(14)の時間動作制御機能により薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【請求項3】
第1電磁弁(11)を大気に開放可能な電磁弁により構成することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【請求項4】
第2電磁弁(12)を計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【請求項1】
薬液タンク(2)を第1電磁弁(11)により密閉状態の薬液(3)の計量器タンク(4)に接続し、計量器タンク(4)の上部および下部を切り換え用の第2電磁弁(12)の2つの入力ポートに接続し、第2電磁弁(12)の1つの出力ポートをスプレーノズル(5)の薬液取り込み用のポート(6)に接続すると共に、圧縮空気源(10)を第3電磁弁(13)によりスプレーノズル(5)の圧縮空気取り込み用のポート(7)に接続し、計量器タンク(4)の位置で薬液(3)の計量レベルを検出するレベルセンサー(8)を電磁弁操作用の制御器(14)に接続してなり、
薬液(3)の計量時に、第1電磁弁(11)を開き、第2電磁弁(12)を切り換えてから、第3電磁弁(13)を開いてスプレーノズル(5)から圧縮空気(9)を噴射することにより、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、薬液タンク(2)内の薬液(3)を計量器タンク(4)内に引き込み、計量器タンク(4)内の薬液(3)の計量レベルをレベルセンサー(8)により検出したとき、制御器(14)により第1電磁弁(11)を閉じ、第2電磁弁(12)を切り換えることによって、計量器タンク(4)内への薬液(3)の引き込みを停止し、この時点以後、スプレーノズル(5)内に発生する負圧により、計量後の薬液(3)をスプレーノズル(5)内に引き込み、スプレーノズル(5)から所定量の薬液(3)を噴霧することを特徴とする定量噴霧装置(1)。
【請求項2】
制御器(14)の時間動作制御機能により薬液(3)の計量・噴霧を所定の周期で実行することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【請求項3】
第1電磁弁(11)を大気に開放可能な電磁弁により構成することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【請求項4】
第2電磁弁(12)を計量器タンク(4)に対して接続を切り換える三方弁により構成することを特徴とする請求項1記載の定量噴霧装置(1)。
【図1】
【公開番号】特開2006−320799(P2006−320799A)
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−144510(P2005−144510)
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【出願人】(000101938)イカリ消毒株式会社 (33)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年11月30日(2006.11.30)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年5月17日(2005.5.17)
【出願人】(000101938)イカリ消毒株式会社 (33)
【Fターム(参考)】
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