説明

実質的に矩形の布片をフィーダに前送りするための方法及び装置

本発明は、実質的に矩形の布片(5)をフィーダ(60)に前送りするため、レールコンベヤ(30)に配置された固定手段(31)中に1枚の布片(5)を固定することを含む方法及び装置に関するものであり、前記布片(5)と一緒の前記レールコンベヤ(30)は、エンドレスコンベヤレールで搬送の方向(16)に搬送され、そして前記布片と一緒の前記レールコンバータがフィーダ(60)に転送される。これにより作業者の時間の短縮を達成すると同時に、先行技術の前送り装置と比較した能力の向上が達成される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1の前提部分に基づく、実質的に矩形の布片をフィーダに前送りするための方法に関するものである。本発明は、更に、請求項8の前提部分に基づく、実質的に矩形の布片をフィーダに前送りするための装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
実質的に矩形の布片をフィーダに送ることは、洗濯されてはいるが未だ湿っている布片が例えば回転アイロナーのようなランドリー装置に案内される前に該布片を真直ぐに伸ばす目的で、しばしば行われる。この目的で、フィーダはランドリー装置の前に設けられている。布片は、布片群から一度に1枚づつ取り出されて、フィーダに搬送されるべくコンベヤクランプ中に配置される。
【0003】
このように、欧州特許出願公開第0982428号明細書は、布片をランドリー機械に前送りするための方法及び装置を教示している。個々の各布片は、入口ステーションで作業者により手で掴まれ、そして一側縁の2つの対向角部を見つけだす。その後、布片の該角部は、前送りコンベヤに組み込まれた2つの連続的なコンベヤクランプ中に配置される。2つの連続的なコンベヤクランプに配置され、布片は、緩衝保管部へと“側方に”運ばれる。この緩衝保管部は、前送りコンベヤの一部を構成するコンベヤレールと、しばしば一体である。布片は、回転アイロナーへ送られるべく、緩衝保管部から一度に1つずつフィーダに取り出される。フィーダの前面で、布片は、前送りコンベヤのコンベヤクランプからフィーダに組み込まれた張り出しクランプ(spreader-cramp)に搬送される。張り出しクランプは、フィーダの搬送の方向に対して横断方向に、前面で布片を真直ぐに伸ばす作用があり、その後、真直ぐに伸ばされた布片は送られてフィーダ内に入り回転アイロナーへ送られる。
【0004】
しかしながら、先行技術による方法は、不釣り合いに多くの手作業による個々の布片の取扱いを前提としている。第1に、個々の各布片を作業者により掴まねばならず、また、布片の側縁の2つの隣り合う角部を2つの連続的なコンベヤクランプ内に後から配置する前に、該角部を探し出されねばならない。更に、布片は、大きな布片及び小さな布片の山にしばしば混ぜ合わされているので、大きな布片及び小さな布片について各サイクル時間が必ずしも同一ではない。従って、布片毎のサイクル時間は、布片の種類/サイズに応じて変化するし、また、サイクル時間は、比較的に長いので、幾つかの入口ステーションを形成しそれら毎に作業者がそれらの相違を平らにならす必要がある。前送りコンベヤの能力を最適に利用するために十分に多くの布片を送ることはそのときまでに可能ではない。
【0005】
従って、前送りコンベヤにより可能とされる能力の増大を有利に使うことが可能であるために、前送りシステムの能力の制限を布片がコンベヤクランプ中に配置される入口ステーションに移す必要があるので、この前送りシステムの欠点の1つが明らかである。
【0006】
能力の増大は、布片をフィーダに前送りするのに使用される、かかる前送りシステムの一般的な目的である。従って、布片毎の作業者時間(サイクル時間)を減じることが狙いであり、従って、総合的な観点から、より少ない作業者時間が要求され、或いは作業者毎の生産性向上を実現することが狙いである。
【発明の開示】
【0007】
従って、本発明の目的は、先行技術の欠点を軽減すると共に、先行技術と比較して能力の増大もまた達成する方法及び装置を提供することである。
【0008】
これは、請求項1の特徴部分に基づく方法と請求項8の特徴部分に基づく装置とにより達成することができる。
【0009】
これにより、個々の布片についての作業者時間(サイクル時間)が短縮される点で布片の手による取扱いが減じることが達成される。これは、作業者が後から1対のコンベヤクランプ中に配置されるべき布片の縁を見つけ出すだけで可能とされる。正確に言うと、簡単な運動により固定手段中に簡便な方法で配置し装着できる布片の特定部分を表わす、真直ぐ伸ばされた縁のため、個々の布片についての作業者時間を相当に短縮することができる。
【0010】
本発明による方法及び装置は、国際公開第00/66828号パンフレットから既知である形式のフィーダに布片を給送するのに有利に使用することができる。
【0011】
方法の好適な実施形態によると、布片は、固定手段についての入口ステーションに設定された転送位置から転送され、そこで固定手段は入口ステーションの搬送の方向に形成された2つの平行なサンドイッチコンベヤベルト間の位置に搬送される。布片の真直ぐ伸ばされた縁は、転送位置とは反対の搬送の方向に設定された送り位置からのサンドイッチコンベヤベルトによる布片の前送り中に、転送位置において固定手段中に装着される。これにより有利に行なわれるのは、布片の真直ぐ伸ばされた前縁を送り位置に配設し、その後にサンドイッチコンベヤベルトが布片を転送位置に前送りし、そこで真直ぐ伸ばされた縁が固定手段により引き継がれるので、固定手段中への布片の装着が自動化され且つ更に簡略化されうることである。
【0012】
この方法の別の好適な実施形態によると、布片は、搬送の方向に対して横断する方向に又は搬送の方向を基本的に横断する方向に配設され真直ぐ伸ばされた縁と共に、エンドレスコンベヤレールで搬送される。これにより、布片の真直ぐ伸ばされた縁をエンドレスコンベヤレールで移送することが特別な場合に有利である方法が達成される。
【0013】
この方法の更なる好適な実施形態によると、布片は、コンベヤに設けられた固定手段からフィーダに転送され、そこで布片の真直ぐに伸ばされた縁が、搬送の方向を横断する方向にフィーダに配設されたバーの一端に設定された下のコンベヤベルト及び上のコンベヤベルトとの間に搬送される。これにより、布片をコンベヤ上の固定手段からフィーダに転送することが特別な場合に有利である方法が達成される。
【0014】
この方法の更に別の好適な実施形態によると、複数の布片はそれぞれのレールコンベヤに装着され、布片を備えた各レールコンベヤが次いでエンドレスコンベヤレール上に運び出され、そこで布片を備えたレールコンベヤが緩衝保管部を形成する。そして、布片を備えたコンベヤは、フィーダに給送されるため緩衝保管部外に搬送される。これにより、フィーダへの布片の前送りに関連した特別な場合に有利である方法が達成される。
【0015】
この方法の更なる別の好適な実施形態によると、布片を備えたレールコンベヤは、コンベヤレールの一部に搬送されると共に別のフィーダに搬送される。これにより、第1のフィーダ及び第2のフィーダを備える前送りシステムにおける布片の前送りに関連した特別な場合に有利である方法が達成される。
【0016】
本発明の更なる好適な実施形態によると、固定手段は、レールコンベヤの搬送の方向に対して垂直であるか又はレールコンベヤの搬送の方向に対して実質的に垂直である軸線に沿って、互いに距離を置いてレールコンベヤに配設された1対のコンベヤクランプから構成されている。これにより、布片の縁の真直ぐに伸ばされた部分を固定することによりフィーダへの布片の前送りに関連して特に有利に使用される1対のコンベヤクランプが達成される。
【0017】
本発明の更なる好適な実施形態によると、固定手段は、布片の真直ぐに伸ばされた縁を搬送の方向を横断する又は搬送の方向を実質的に横断する位置において固定するよう構成されている。これにより、布片の真直ぐに伸ばされた縁の固定が特別な場合に有利である位置で行われる。
【0018】
本発明の更なる好適な実施形態によると、エンドレスコンベヤレールは、緩衝領域を備えており、該緩衝領域は、入口ステーションとフィーダとの間でコンベヤレール上に搬送の方向に設定されている。これにより、コンベヤレール上の布片の一時的な保管が特別な場合に有利に達成される。
【0019】
本発明の更なる別の好適な実施形態によると、エンドレスコンベヤレールは、フィーダと入口ステーションとの間でコンベヤレール上に設定された緩衝領域を備えている。これにより、コンベヤレール上の布片の一時的な保管が他の特別な場合に有利に達成される。
【0020】
本発明の更なる別の好適な実施形態によると、コンベヤレールは、1つの入換え部又は1つ以上の入換え部を備えている。これにより、1つのレールセクションに搬送されうるレールコンベヤが達成されると共に、有利なサブセクションに分割できるレールセクションが達成される。
【0021】
次に、添付図面を参照して本発明について説明する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
図1に示した形態は、例えば、シート、テーブルクロス、シーツ、枕カバー等のような洗濯された、基本的に矩形の布片5を回転アイロナー10において回転アイロンがけするために前送りする目的に役立つ。この装置は、エンドレスコンベヤレール21を備えており、該コンベヤレール21上を、対になって構成されたコンベヤクランプ31を備える複数のレールコンベヤ30がコンベヤレール21にあるコンベヤ装置16を周って搬送される。コンベヤレール21の周りのレールコンベヤ30の搬送の方向は矢印16で示されている。
【0023】
以下、図1、図2及び図3について言及する。図1は、フィーダ60に送られる布片5を前送りするためのコンベヤレールシステムの原理的な略図を示している。このコンベヤレールシステムは、前送り側と戻り側とから構成されており、前送り側は、入口ステーション12a,12bとフィーダ60との間で搬送の方向16に配置された諸レールセクションにより規定されており、戻り側は、搬送の方向16においてフィーダ60と入口ステーション12a,12bとの間に配置された諸レールセクションにより規定されている。
【0024】
前送り工程の初めに、搬送レール21は、レールセクション22a,22bを備えている。各レールセクション22a,22bは、垂直面において上下に延びるU形進路23a,23bから構成されている。各U形進路について入口ステーション12a,12bが形成されている。各レールセクション22a,22bは、コンベヤレールシステムの搬送の方向16とは反対に、入口ステーション12a,12bから離れる、180°湾曲の進路24a,24bを備えており、該進路は、水平面において、先ず入口ステーション12a,12bから離れるほうに延び、再び入口ステーション12a,12bに向かい通り過ぎるように延びる。レールセクション22a,22bは、それらの端部で、前送り側で共通レールセクション25に接続されると共に、戻り側で別の共通レールセクション28に接続されている。
【0025】
前送り側で、共通レールセクション25は、それぞれフィーダ60に至る2つの入口セクション26a,26bに入るよう敷設されている。各入口セクション26a,26bは、垂直面において上下に延びるU形の進路27a,27bから構成されている。U形の進路27a,27bは、取り付けられた布片5と一緒にレールコンベヤ30を、水平に延びる上昇レールセクションからフィーダ60と同一高さに下がるよう搬送すべく構成されている。更に具体的に言うと、レールコンベヤ30は、バー65の端部に形成された上及び下のコンベヤベルトで下方に搬送される。バー65は、フィーダ60上に搬送の方向16に関し横切って位置決めされている。バー65は、フィーダの前縁のところに配置されると共に、布片がバーの端部から内方へバーの反対側に搬送されるよう形成されていて、その後、布片は、フィーダの搬送方向61に搬送されてフィーダ60に入ると共に、続いて回転アイロナー10に入る。U形進路27a,27bの端部での搬送方向において、レールセクション26a,26bはレールセクション28に集まり、該レールセクションは、再び分岐して、入口ステーション12a,12bに至る2つのレールセクション22a,22bになる。
【0026】
エンドレスコンベヤベルト50は、各U形進路27a,27bと関連して形成されており、レールコンベヤ30をU形進路27a,27bの周りに搬送するための複数の搬送手段を備えている。これらの搬送手段は、互いに等距離でエンドレスコンベヤベルト50に装着されるのが有利である。該エンドレスコンベヤベルト50は、レールコンベヤの搬送方向16にコンベヤベルト50を駆動し回す駆動手段を備えている。該駆動手段は、レールセクション27a,27bと関連して設けられた信号エミッタ66からの信号を受信すると共に、更にフィーダ60にある信号エミッタ(図示せず)からの信号を受信し、それによりフィーダ60への布片の連続供給を行なうように構成されている。
【0027】
レールセクションは、前送り側で、入口ステーション12a,12bから前送りしてフィーダまで垂直方向の落差を有するよう構成されているのが有利であり、また、レールセクションは、戻り側で、フィーダ60から前送りして入口ステーション12a,12bまで垂直方向の落差を有するよう構成されているのが有利である。これにより、レールコンベヤ30がレールセクション上のスロープを使用可能となってレールセクションを前送りすると共に“転がり”落ちることが可能化される。
【0028】
図1は、作業者11がそれぞれ十分に又は部分的に配備されうる2つの入口ステーション12a,12bを示している。しかしながら、特別な場合には、もっと多くの入口ステーション12a,12b及び同様に多数のフィーダ60/回転アイロナー10が設けられてもよく、そして入口ステーション12a,12bは具体的作動計画に適応されるであろう。
【0029】
図1に示した例において、双方の入口ステーション12a,12bには作業者11が配備されており、各人が導入位置13にある洗濯済みの布片5を個々に入口ステーション12上に導入する。従って、作業者11は、布片5を掴み、該布片5の縁の一部を見つけ出す。この縁の一部は真直ぐにされ、そして縁は搬送されて入口位置13で2つの平行なサンドイッチコンベヤベルト17に入る。布片5は、導入位置13とは反対の搬送方向18に形成された転送位置14に搬送される。
【0030】
U形進路23a,23bは、各入口ステーション12a,12bで垂直面に延在するように形成されているので、レールセクション22a,22bは下方に搬送されて転送位置14と同じレベルになる。具体的に言うと、固定手段31がこの転送位置14のところで2つの平行なサンドイッチコンベヤベルト17の間に搬送される。該固定手段は、互いに少し離れて装着された2つのコンベヤクランプ31であることが有利であり、該コンベヤクランプは真直ぐに伸びた状態の布片5の縁を引き継いでそれを固定できるような方法で装着される。
【0031】
転送位置14において、真直ぐに伸ばされた布片5の縁は、レールコンベヤ30に装着されると共にレールセクション22a,22bに沿って搬送方向16に次のレールセクション25まで搬送される1対のコンベヤクランプ31に移される。次いで、布片5と一緒にレールコンベヤ30は、入換え部27を通じて取り込まれ、従って、レールセクション26a又はレールセクション26bのどちらかに運び出されることができる。
【0032】
フィーダ60は、布片5が該フィーダの搬送方向61と平行な側でフィーダ60に搬入されるよう構成されている。レールコンベヤ30からの布片5の転送は、布片をU形進路の湾曲部51に取り入れることにより行なわれ、そこで、真直ぐに伸ばされた布片の縁は、フィーダ60にある横断方向のバー65の端部のところで、上のエンドレスコンベヤベルト63と下のエンドレスコンベヤベルト64との間に搬送される。
【0033】
上のエンドレスコンベヤベルト63は、バー65の端部のところに設定されていると共に、フィーダ60の搬送方向61を横切るバーの伸張区域と平行である運動の方向64aを有している。下のエンドレスコンベヤベルト64は、バー65の水平頂面上に延在すると共に、フィーダ60の搬送方向61を横切るバーの伸張区域に実質的にある伸張区域を有している。上のエンドレスコンベヤベルト63と下のエンドレスコンベヤベルト64とは、布片5がバー65を横断して取り入れられるようにする搬送の方向64aで構成されている。更に、フィーダ60は、布片をフィーダ60の搬送方向61に搬送してその後に配設された回転アイロニー10に入れる手段を備えている。
【0034】
前送り側には、フィーダ60に前送りされる布片と共に搬送クランプを備えた複数のレールコンベヤの一時的保管のために緩衝領域が設けられていることが有利である。この緩衝領域は、ある場合には、レールセクション25上に形成されていることが有利である。特別な場合には、緩衝領域は、それぞれ個々にフィーダ60に至る2つの入口セクション26a,26b上に形成されるのが有利である。
【0035】
戻り側には、複数のレールコンベヤを一時的に保管するための緩衝領域が設けられており、これは、入口ステーション12への“空”レールコンベヤ30の連続的な供給を可能にするよう搬送クランプを備えている。ある場合には、緩衝領域はレールセクション28に設けるのが有利である。他の場合には、緩衝領域はレールセクション22a,22bに設けるのが有利である。
【0036】
従って、図4は、クランプ手段31aから構成される1対のコンベヤクランプ31の概略図を示している。コンベヤクランプ31は、クランプ手段31aをキャリヤービーム71の両端で同じ方向に向けて装着されている。レールコンベヤに装着されたコンベヤクランプの搬送方向に対して、クランプ手段31aは、矢印16により図に指示された搬送の方向とは反対の方向に向いて配置されている。レールコンベヤへの接続は参照数字71により指示されている。
【0037】
コンベヤクランプ31は、レールコンベヤの搬送の軸線16に対して垂直であるか又はレールコンベヤの搬送方向16に対して実質的に垂直である軸線Xに沿って、互いに距離を置いてレールコンベヤ30に配設されている。エンドレスコンベヤレールの周りを上に搬送される布片5は、クランプ手段31aにより所定位置で挟まれている。こうして布片の真直ぐに伸ばされた縁はコンベヤクランプ31の間に固定されるであろう。図において、真直ぐに伸ばされた縁は間隔75により示されている。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】入口セクションと、複数のレールコンベヤから構成されるエンドレスコンベヤレールと、回転アイロナーに関連して構成されたフィーダとを備える洗濯領域の概略斜視図である。
【図2】入口ステーションの一部を示している。
【図3】横断方向のバーの一端から見たフィーダの一部を示している。
【図4】1対のコンベヤクランプの概要図を示している。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
実質的に矩形の布片(5)をフィーダ(60)に前送りするため、レールコンベヤ(30)に配置された固定手段(31)中に1枚の布片(5)を固定することを含む方法であって、前記布片(5)と一緒の前記レールコンベヤ(30)は、エンドレスコンベヤレールで搬送の方向(16)に搬送され、そして前記布片(5)と一緒の前記レールコンベヤ(30)がフィーダ(60)に前送りされ、前記布片(5)が前記フィーダ(60)に転送される方法において、前記布片(5)についての縁の一部を見つけ出して、該縁の一部を真直ぐに伸ばし、その後、該縁の一部を前記固定手段(31)中に装着することを特徴とする方法。
【請求項2】
前記布片(5)は、入口ステーション(12)に設定された転送位置(14)から前記固定手段(31)に転送されて、そこで前記固定手段(31)が前記入口ステーションの搬送の方向(16)に形成された2つの平行なサンドイッチコンベヤベルト(17)間に搬送され、前記布片(5)の真直ぐに伸ばされた前記縁の一部を、前記転送位置(14)とは反対の前記搬送の方向(16)に設定された導入位置(13)からの前記サンドイッチコンベヤベルトによる前記布片の前送りにより前記転送位置(14)において前記固定手段(31)中に装着することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記布片(5)は、該布片の真直ぐに伸ばされた前記縁が前記搬送の方向(16)を横切るようにして又は前記搬送の方向(16)を実質的に横切るようにして、前記エンドレスコンベヤレール(21)で搬送されることを特徴とする請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記布片(5)は、前記レールコンベヤ(30)に設けられた前記固定手段(31)から前記フィーダ(60)に転送され、そこで前記布片(5)の真直ぐに伸ばされた前記縁が、前記搬送の方向(16)を横断する方向に前記フィーダ(60)に配設されたバー(65)の一端に設定された下のコンベヤベルト(64)及び上のコンベヤベルト(63)との間に搬送される、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
複数の布片(5)の各々がそれぞれのレールコンベヤ(30)に装着され、布片を備えた各レールコンベヤが次いで前記エンドレスコンベヤレール(21)に取り込まれ、そこで布片を備えた各レールコンベヤが緩衝保管部を形成する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記布片(5)を備えた前記レールコンベヤ(30)は前記フィーダ(60)に送られるため緩衝保管部外に搬送される、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記布片(5)を備えた前記レールコンベヤ(30)は、前記コンベヤレール(26b)の一部上に搬送されると共に、別のフィーダ(60)に搬送される、ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
実質的に矩形の布片(5)をフィーダ(60)に前送りするため、固定手段(31)を有するレールコンベヤ(30)を備えた装置であって、前記レールコンベヤは、入口ステーション(12a,12b)と前記フィーダとの間で実質的に矩形の布片を搬送の方向(16)にコンベヤレール(21)で搬送するように構成されている装置において、前記固定手段(31)は、前記布片(5)の真直ぐに伸ばされた縁の一片を固定するために構成されており、前記固定手段(31)は、前記入口ステーションの前記搬送の方向(16)に形成された2つの平行サンドイッチコンベヤベルト(17)の間に続くような態様で構成されており、前記固定手段は、導入位置(13)とは反対の前記搬送の方向に設定された転送位置(14)で前記布片(5)の真直ぐに伸ばされた前記縁を引き継ぐよう構成されている、ことを特徴とする装置。
【請求項9】
前記固定手段(31)は、前記レールコンベヤ(30)の前記搬送の方向(16)に対して垂直であるか又は前記レールコンベヤの前記搬送の方向(16)に対して実質的に垂直である軸線(X)に沿って、互いに距離を置いて前記レールコンベヤ(21)に配設された1対のコンベヤクランプである、ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記コンベヤクランプ(30)は、前記布片(5)の前記真直ぐに伸ばされた縁を前記搬送の方向(16)を横断する又は前記搬送の方向(16)を実質的に横断する位置において固定するよう構成されている、ことを特徴とする請求項8又は9に記載の装置。
【請求項11】
緩衝領域(32a,32b)を備えており、該緩衝領域は、入口ステーション(12a,12b)と前記フィーダ(60)との間で前記コンベヤレール(21)上に前記搬送の方向(16)に設定されている、ことを特徴とする請求項8〜10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
前記フィーダ(60)と前記入口ステーション(12a,12b)との間で前記コンベヤレール(21)上に設定された緩衝領域(28a)を備えている、ことを特徴とする請求項8〜11のいずれか1項に記載の装置。
【請求項13】
前記コンベヤレール(21)は1つ以上の入換え部(27)を備えている、ことを特徴とする請求項8〜12のいずれか1項に記載の装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2007−511302(P2007−511302A)
【公表日】平成19年5月10日(2007.5.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−540169(P2006−540169)
【出願日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【国際出願番号】PCT/DK2004/000793
【国際公開番号】WO2005/049911
【国際公開日】平成17年6月2日(2005.6.2)
【出願人】(501430803)イェンセン・デンマーク・アクティーゼルスカブ (4)
【Fターム(参考)】