説明

容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造

【課題】容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造を提供する。
【解決手段】主に本体10及び本体10の底辺に設置する台座30及び、台座30と相対する本体10に設置する支え20によって構成する。支え20はU字型であり、間に平行したスペース210を具有する。逆さまに立てた容器40を該スペース210に嵌め、台座30に小皿を置いて、容器40より流れ出る残余の液体を受ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は容器入り液体を完全に利用できるよう、逆さまに設置できるフレームの構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に市販されている缶やビン入りの美容乳液なシャンプーなどの製品は、ネバネバした液体である上に流れが遅く、使い切る前に、ユーザーはビンの蓋をしっかりと閉めてから、暫くビンを逆さまに立てるなど、液体が出口にまで流れるのを待ち、蓋を開けて使うしかない。しかし、一部の容器は蓋の部分にねじや管などのデザインであるため、液体が出口にまで流れたとしても、下記の問題が存在する。
1. ビンの蓋の容量が限られており、往々にして液体の残余量が蓋より多いため、蓋を開けた際に液体があふれ出して無駄になる。
2. 一部の液体がねじの中にたまり、ユーザーが有効的に取れないために、無駄になる。
3. 管の設計が施されている蓋では、管が大部分の空間を占領するため、該蓋の容量は更に少なくなる上、蓋に溜まった液体を取る際、管によって取りづらいなど、不便である。
ビンや缶を逆さまにする時、一部のビンや缶製品は逆さまに固定できない、或いは蓋が付いているため、逆さまにするには、転倒防止の補助用品が必要となる。
【0003】
従来技術の缶入り或いはビン入りの液体の残余量はまだ数回使用できるほど多いが、流れが遅く、待ちたくない場合は、放って置くか捨ててしまうため、浪費或いは容器をたくさん溜め込んでしまうのが現状である。
【特許文献1】特開2002−145366号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、簡単に完全にビンや缶入りに残った液体の残量を、使用回数を増やし、完全に使いきれるよう、容器を固定するフレームを提供することにある。
本発明の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造は、請求項1に記載するように、本体、台座及び支えを具有し、該台座は本体の底辺に設置し、該支えは台座と相対する本体に設置することを特徴とする。
前記本体の片側において、支えより上方には穴を設置することを特徴とする
前記固定フレームは容器を逆さまに固定するものであり、該支えは二本が互いに平行して該本体に設置されたものであり、該二本の支えの間にスペースを具有することを特徴とする。
前記支えは円形のドーナツ型にすることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
上述の解決方法により、容器内に残余した液体を数回に分けて使用することができ、浪費を減らし、コストを節約できる上、容器を逆さまにして、液体が流れるのを待つ時間も節約できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
本発明による容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造を明確に示すために図に沿って詳細な説明を行う。図1に示すのは、本発明の容器入り液体を完全に使用できる固定フレームの構造図である。本体10、支え20及び台座30によって構成する。
【0007】
本体10はややアーチ型に反った形状であり、底辺に台座30を設置し、該台座30により、該固定フレーム1はしっかりと立つことができる。第1の実施例では、台座30は本体10の底辺より両側に円形に延伸し、開孔310を具有するU字型リングである。小皿(図2を参照)をリングの中に設置することで、容器40より流れ出る液体を受ける。このほか、台座30は質量の重い材質で作ると、固定フレーム1は更に安定して立つことができ、転倒しにくくなる。
【0008】
支え20はU字型の形状を成し、台座30に相対して本体10の表面に設置する。支え20及び台座30は間に距離があり、小皿50(図2を参照)を設置できる。支え20のU字型の二本棒の部分は互いに平行し、間にスペース210を具有し、容器40は逆さにして該支え20に置くことができる。支え20は直径の異なる容器40の頚部を支えることができ、容器40の頭部は該スペース210より出して固定できるフレーム1である。
【0009】
また、容器入り液体を完全に利用できる固定フレーム1の支え20の上方、本体10の端に穴110を設置する。穴110を通し、弾力性のある紐120(図2を参照)を通すことで、容器40をしっかりと固定フレーム1に固定し、倒れない。
【0010】
図1及び図2に示すのは、本体10の高さは容器40の高さを基準とすることで、該固定フレーム1がよりしっかりと倒れなくなる。支え20と台座30の間の距離は、適切な距離であれば良い。つまり、小皿50を台座に置いた場合、小皿50が支え20と互いに触れず、小皿を取るのに便利な距離であれば良い。
【0011】
図2に示すのは、本発明の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの使用図である。図に示すのは、容器40を逆さまに該固定フレーム1に設置し、支え20のU字型の両辺を使って容器40の頚部を固定することで、容器40の頭部が支え20より突出することになる。相対的に容器40の頭部の下方に、小皿50を設置し、容器40より流れ出る残余の液体を受ける。弾力性のある紐120を容器40を穴110(図2に未掲載)を通した上で容器を縛ることで、しっかりと本体に容器40を固定する。
【0012】
図3に示すのは、第2の実施例である。支え20の形状は円形のものでも良い。中央に孔220を開け、容器40の頭部をこの孔220に挿入し、逆さまに設置すると、孔220は容器40の頚部をしっかりと支え、固定フレーム1に固定できる。
【0013】
前述の構造により、本発明はしっかりと逆さまに立てられた容器を支え、ユーザーは容器内の液体を完全に使用できるため、浪費を少なくし、資源とコストを節約するなどの効果がある。
【0014】
以上の実施例による本発明の詳細な説明は本発明の範囲を制限するものではない。本技術に熟知する者は、固定構造の変更などの適当な変更および調整は、全て本発明の範囲とする。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】本発明の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造図である。
【図2】本発明の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの使用図である。
【図3】本発明の第2の実施例である容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造図である。
【符号の説明】
【0016】
1 固定フレーム
10 本体
110 穴
120 弾力性のある紐
20 支え
210 スペース
220 孔
30 台座
310 開孔
40 容器
50 小皿

【特許請求の範囲】
【請求項1】
本体、台座及び支えを具有し、
該台座は本体の底辺に設置し、
該支えは台座と相対する本体に設置することを特徴とする容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造。
【請求項2】
前記本体の片側、支えより上方に穴を設置することを特徴とする請求項1記載の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造。
【請求項3】
前記固定フレームは容器を逆さまに固定するものであり、該支えは二本が互いに平行して該本体に設置されたものであり、該二本の支えの間にスペースを具有することを特徴とする請求項1記載の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造。
【請求項4】
前記支えは円形のドーナツ型にすることを特徴とする請求項1記載の容器入り液体を完全に利用できる固定フレームの構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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