容器用パッケージ
複数の容器を保持するパッケージ。パッケージは、トップパネルと、端部パネルと、サイドパネルとを有する。パッケージは、容器を保持する保持機能部をトップパネルに有する。パッケージは、パッケージを把持して運搬するためのハンドルを形成するハンドル機能部を端部パネルに有する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、容器を保持して運搬するためのパッケージ又はカートンに関する。
【背景技術】
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2009年7月10日付けで出願された米国仮特許出願第61/224,760号に対し優先権を主張する。本願は、2010年2月24日付けで出願された米国特許出願第12/711,555号の一部継続出願であり、2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号に対し優先権を主張する。
【0003】
[参照による援用]
2009年7月10日付けで出願された米国仮特許出願第61/224,760号、2010年2月24日付けで出願された米国特許出願第12/711,555号、及び2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の全ての内容は、あらゆる目的でここに参照されることにより援用される。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様では、例えば飲料缶等の複数の容器を保持するパッケージが開示される。パッケージはトップパネルと、端部パネルと、サイドパネルとを有する。パッケージは、容器を保持する保持機能部と、パッケージを把持して運搬するためのハンドル機能部とを有する。
【0005】
別の態様では、本開示は、複数の容器を保持するパッケージであって、当該パッケージの内部の周りに少なくとも部分的に延在するパネルを含む、パッケージに関する。パネルは、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルとを含む。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する少なくとも1つの機能部は、トップパネルにある。少なくとも1つの機能部は、トップパネルの開口部と、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して当該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように開口部に隣接している保持機能部とを含む。少なくとも1つの端部パネルは、パッケージを把持して運搬するためのハンドルを含む。
【0006】
別の態様では、本開示は、複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクに関する。ブランクは、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルとを含むパネルを含む。パネルは、ブランクから形成されるパッケージの内部を形成するためのものである。ブランクから形成されるパッケージに複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持するためのものである少なくとも1つの機能部は、トップパネルにある。少なくとも1つの機能部は、トップパネルの開口部と、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して当該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように開口部に隣接している保持機能部とを含む。少なくとも1つの端部パネルは、ブランクから形成されるパッケージを把持して運搬するためのハンドルを形成するハンドル機能部を含む。
【0007】
別の態様では、本開示は、複数の容器を収容するパッケージを形成する方法に関する。方法は、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、トップパネルの開口部を含みトップパネルにある少なくとも1つの機能部と、開口部に隣接している保持機能部とを有するブランクを得ることを含む。少なくとも1つの端部パネルはハンドル機能部を含む。方法は、容器の少なくともトップ部分を開口部に挿入して容器のトップ部分を保持機能部と係合させることであって、容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることと、ハンドル機能部からハンドルを形成することとを含む。
【0008】
当業者は、添付図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読めば、上述の態様及び他の利点、並びに多様な追加の実施形態の利益をよりよく理解するであろう。
【0009】
一般的慣行に従い、以下で説明する図面の多様な特徴は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における多様な特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。したがって、本発明の限定を図面の寸法によるものとすることはできない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本開示の第1の実施形態のブランクを示す図である。
【図2】本開示の第1の実施形態のパッケージ及び容器を示す図である。
【図3】本開示の第1の実施形態のパッケージ及び容器を示す図である。
【図4】本開示の第1の実施形態の容器を示す図である。
【図5】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図6】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図7】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図8】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図9】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図10】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図11】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図12】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図13】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図14】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図15】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図16】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図17】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図18】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図19】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図20】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図21】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図22】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図23】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図24】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図25】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図26】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0012】
本開示は、概して、ジャー、ボトル、缶等のような容器を保持及び陳列するための構造物、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いることができる。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、当該材料として、アルミニウム及び/又は他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のようなプラスチック、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0013】
本開示によるパッケージは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、パッケージの実施形態内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、アルミニウム缶のような概ね円筒形の容器)について記載する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられたパッケージに関して定められる向きを示す。
【0014】
本実施形態は、容器に取り付けて容器を収納するためのカートン又はパッケージに関するものである。第1の実施形態のパッケージ又はキャリア5が、図3に組み立てられた状態で示されており、図中では3つの容器を2列で配置した容器Cに取り付けられている。図4に示されるように、容器Cは、下側ベース部分Bと、下側ベース部分から内方へテーパー状になっているネックNを概して有するトップ部分Tと、ネック部分のトップにあってネック部分から半径方向外方へ延在するフランジ部分Fと、フランジ部分より下であってプルタブPを含む上面TSとを有する飲料容器として示されている。本開示から逸脱することなく、他のサイズ、形状及び構成の容器をパッケージ5内に保持することができる。容器CのネックN及びフランジFは、パッケージ5のそれぞれの開口部7に受け入れられ、本明細書でさらに説明する保持機能部によってパッケージ内で保持される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、2×3配置以外(例えば、2×4、2×6、1×3、1×4等)で配置することもでき、パッケージ5は6本よりも多いか又は少ない容器を含むことができる。
【0015】
図1は、パッケージ又はキャリア5を形成するのに用いられるブランク13の外部11の平面図である。ブランク13は長手方向軸L1及び横方向軸L2を有する。ブランク13は、第1の横方向引き裂き線21で第1の端部パネル19に折り曲げ可能に接続されているトップパネル17を含む。トップパネル17は、第2の横方向引き裂き線25で第2の端部パネル23に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル27が、第1の長手方向折り線29でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル31が、第2の長手方向折り線33でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。
【0016】
図1の実施形態において、ブランク13は、一連の曲線状の切れ目線39によって形成されている6つの受け部37を含む。受け部37はそれぞれ、最外部の2つの切れ目線39間に位置する4つのストリップ43によってトップパネル17に接続されている概ね円形の内側パネル41を含む。内側パネル41は曲線状の折り線40を含み、この折り線40は、切れ目線39から内方へ離間しているとともに内側パネルが容器Cの形状に適合するように内側パネルを成形するのを助ける。内側パネル41がトップパネル17に対して持ち上がると、内側パネル41が切れ目線39においてトップパネルから分離することによってトップパネルに開口部7が形成される。図1の実施形態では、トップパネル17は、パッケージ5を把持して運搬するための指穴47を含む。また、トップパネル17は、受け部37の各対間に曲線状の折り線49を含む。
【0017】
切れ目線39は協働してトップパネル17の開口部7の保持縁部42(広義では「保持機能部」)を形成し、この保持縁部42が容器CのフランジFと係合する。図示の実施形態では、各受け部37は、容器Cをカートン内に保持するように当該容器のフランジFの一部とそれぞれ係合する、4つの概ね弧状の保持縁部を含む。保持縁部42は、切れ目39のそれぞれの端間で、内側パネル41をトップパネル17に取り付けているそれぞれのストリップ43によって分離されている。
【0018】
図示の実施形態では、ブランク13は、長手方向折り線57、59でそれぞれの端部パネル19、23に折り曲げ可能に接続されている端部フラップ53、55を含む。ガセットパネル61、63が、それぞれの斜めの折り線65、67で端部フラップ53、55にそれぞれ接続されている。各ガセットパネル61、63は、それぞれの横方向折り線69、71でサイドパネル27、31にそれぞれ折り曲げ可能に接続されている。
【0019】
1つの許容可能な方法に従ってパッケージ50を形成するためには、容器CのフランジFの上面を受け部37の内側パネル41と接触させ、内側パネルを持ち上げてトップパネル17に開口部7を形成するように、当該容器をそれぞれの受け部に挿入する。容器CのフランジFは、図3及び図4に示されるように、それぞれの受け部37の開口部に隣接している部分(例えば縁部42)がフランジの下面と係合して容器をパッケージ5内に保持するように位置決めされる。端部パネル19、23の上縁部がトップパネル17から分離するように、端部パネルはトップパネルに対して下方へ折り曲げられ、引き裂き線21、25に沿って分離される。端部フラップ53、55は折り線57、59で内方へ折り曲げられ、サイドパネルが折り線29、33で下方へ折り曲げられてパッケージ5を形成する。
【0020】
糊又は他の接着剤をブランク13のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ5を折り曲げた状態に固定することができる。また、パッケージ5は、2008年10月17日付けで出願された米国特許出願第12/253,485号(当該出願の全ては、あらゆる目的でここに参照されることにより援用される)に示されているように、ハンドル又は強化機能部を含むことができる。さらに、パッケージ5は、容器Cをパッケージから取り外すことを容易にするディスペンサー機能部を含むことができる。本開示から逸脱することなく、ブランク13は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ5は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0021】
図5乃至図7はそれぞれ、第1の実施形態のブランク13及びパッケージ5と同様の機能部を有する、本開示の第2の実施形態のブランク113及びパッケージ105を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0022】
図5乃至図7の実施形態では、それぞれの受け部137の中心パネル141が、当該中心パネル141の長手方向の端において、それぞれのタブ143によってトップパネル117に取り付けられたままである。それぞれのタブ143は、受け部137の中心パネル141を形成する切れ目139の離間した端、及びタブをトップパネル117に取り付ける曲線状の折り線140によって画成されている。受け部137は、中心パネル141を形成する切れ目139から延在する斜めの切れ目142を含む。斜めの切れ目142は、開口部107に隣接している折り曲げ可能なフラップ144をトップパネル117に形成する。折り曲げ可能なフラップ144の縁部は、切れ目139によって画成されており、容器CのフランジFの下面と係合するためのものである。本開示から逸脱することなく、ブランク113は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ105は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0023】
図8乃至図10は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第3の実施形態のパッケージ205を形成するブランク213を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0024】
ブランク213は、前述の実施形態の受け部137と同様の受け部237を有するトップパネル217を含む。図8乃至図10の実施形態では、中心パネル241は中心パネル141と同様に成形される。折り曲げ可能なフラップ244は斜めの切れ目242によって形成されている。図8乃至図10の実施形態では、折り曲げ可能なフラップ244は、斜めの切れ目242と中心パネル241を画成している切れ目139との間に延在する斜めの折り線246によって少なくとも部分的に画成されている。図8乃至図10の実施形態では、タブ243は概ね直線的な折り線240によって形成されている。一実施形態では、トップパネル217は、当該トップパネルの長さにわたって延在する長手方向折り線228を含む。折り線228は、パッケージ205の形成を容易にし、トップパネル217が容器Cの形状に適合することを可能にする。本開示から逸脱することなく、ブランク213は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ205は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0025】
図11乃至図13は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第4の実施形態のパッケージ305を形成するブランク313を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0026】
ブランク313は、トップパネル317に開口部341を有する受け部337を含む。受け部337は、開口部341のそれぞれの長手方向側部に隣接しているタブ343を含む。タブ343はトップパネルにある曲線状の折り線340によって画成されている。開口部341は、長手方向L1に概ね延在し、対応する形状で曲線状の切れ目線によってブランク313に形成されている曲線状の縁部339を有する。図12及び図13に示されるように、曲線状の縁部339は、それぞれの容器のフランジFの下面と係合して容器をパッケージ305内に保持する。タブ343は、概ね半円形をしているとともに曲線状の縁部339間に位置している突出部分348を含む。図示の実施形態では、タブ343の突出部分348は、容器CのフランジFの上面と接触しており、パッケージ305のトップパネル317から離間している。本開示から逸脱することなく、ブランク313は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ305は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0027】
図14乃至図16は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第5の実施形態のパッケージ405を形成するブランク413を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0028】
ブランク413は、トップパネル417に開口部441を有する受け部437を含む。開口部441は概ね星形であり、それぞれの縁部439によって形成されている。開口部441の縁部439は、開口部441に隣接しているそれぞれの折り曲げ可能なフラップ444を形成する曲線状部分を有する。折り曲げ可能なフラップ444は、それぞれの開口部441に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。開口部441間のタブ443は長手方向折り線440によって画成されている。図示の実施形態では、各受け部437は8つの折り曲げ可能なフラップ444を含む。本開示から逸脱することなく、ブランク413は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ405は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0029】
図17乃至図19は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第6の実施形態のパッケージ505を形成するブランク513を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0030】
ブランク513は、前述の実施形態の受け部437と同様の受け部537を含む。開口部541は、前述の実施形態の縁部439と形状が同様である縁部539を有する。折り曲げ可能なフラップ544が開口部541に隣接している縁部539の部分によって形成されている。折り曲げ可能なフラップ544は、それぞれの開口部541に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。図17乃至図19の実施形態では、ブランク513は、横方向切れ目542によって形成され、開口部541に隣接している保持フラップ556を有する。保持フラップ556は、フランジFの下面の下の離間した位置で容器のネックNと係合するために、開口部541へは突出しない。保持フラップ556は、パッケージ505を容器Cに固定する、付加的な取り付け力を提供する。図17乃至図19の実施形態では、パッケージは、フランジFの下面と係合する、各開口部541に隣接している6つの折り曲げ可能なフラップ544と、それぞれの容器CのネックNと係合する、各開口部に隣接している4つの保持フラップ556とを有する。本開示から逸脱することなく、ブランク513は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ505は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0031】
図20乃至図22は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第7の実施形態のパッケージ605を形成するブランク613を示す。パッケージ605は、それぞれの端に、ブランク313のハンドル機能部から形成されたハンドル607、609を有する。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0032】
図20は、パッケージ又はキャリア605(図21及び図22)を形成するのに用いられるブランク613の外部の平面図である。ブランク613は長手方向軸L3及び横方向軸L4を有する。ブランク613は、第1の端部パネル619及び第2の端部パネル623に折り曲げ可能に接続されているトップパネル617を含む。第1のサイドパネル627が、第1の長手方向折り線629でトップパネル617に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル631が、第2の長手方向折り線633でトップパネル617に折り曲げ可能に接続されている。
【0033】
図20の実施形態において、ブランク613は、長手方向の2つの列で配置されるとともに一連の曲線状の切れ目線639によって形成されている6つの受け部637を含む。トップパネル617は、2列の受け部637間に延在する長手方向折り線618によって分けられている。受け部637はそれぞれ、概ね円形の中心パネル641を含む。中心パネル641は、それぞれのタブ643、649によってトップパネル617に接続されている。タブ643は、受け部637のそれぞれの対間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。端部パネル619及びそれぞれの端部の受け部637に隣接しているタブ649は、それぞれの横方向折り線622、647、及び当該横方向折り線間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。端部パネル623及びそれぞれの端部の受け部637に隣接しているタブ649は、それぞれの横方向折り線626、647、及び当該横方向折り線間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。
【0034】
図20乃至図22の実施形態において、受け部637は第3の実施形態の受け部237と同様である。受け部は、中心パネル641を形成する曲線状の切れ目線639から延在する斜めの切れ目642を有する。斜めの折り線646が、中心パネル641を画成する斜めの切れ目642及び切れ目639間に延在する。斜めの切れ目642及び斜めの折り線646は、曲線状の切れ目線639に隣接している折り曲げ可能なフラップ644をトップパネル617に形成する。内側パネル641がそれぞれの受け部637に容器Cを挿入することによってトップパネル617に対して持ち上がると、それぞれの開口部607がトップパネル617に形成される。図21に示されるように、折り曲げ可能なフラップ644は、容器Cが受け部637に挿入されると容器CのフランジFの下面と係合するように構成されている。トップパネル617は、フラップ644の折り曲げを容易にするように曲線状の切れ目線639及び長手方向折り線640間のつながっている地点に斜めのニック又はクリーズ645も含むことができる。
【0035】
一実施形態では、端部パネル619は、第1の隅部619aと、第2の隅部619bと、第1の隅部と第2の隅部との間に延在する中間部分619c乃至619gとを含む。端点がつながっている一対の曲線状の横方向最内折り線620が、ブランク613の横方向中心線で折り線618と概ね横方向に位置合わせされている中間部分619eを形成している。一対の曲線状の横方向中間折り線621がそれぞれの曲線状の内側折り線620から横方向外方へ離間しており、曲線状の折り線620の対向する側部にそれぞれの中間部分619d、619fを形成している。一対の曲線状の折り線659がそれぞれの中間折り線621から横方向外方へ離間しており、それぞれの中間部分619c、619gを形成するようにそれぞれの中間折り線621と協働する。図示の実施形態では、中間部分619d、619e、619fは開口部670によってトップパネル617から分離している。開口部670は、概ね楕円形でありトップパネル617に当接するように位置決めされるものとして示されているが、開口部は、本開示から逸脱することなく別様に成形、位置決め、配置、構成することができるか、又は省くことができる。
【0036】
端部パネル623は端部パネル619と同様であり、隅部623aと、623bと、中間部分623c乃至623gとを有するとともに、隅部及び中間部分を形成する折り線620、621、659を有する。さらに、端部パネル623は開口部670を有する。端部パネル623は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置及び/又は構成することができる。
【0037】
図示の実施形態では、ブランク613は、斜めの折り線655、665でそれぞれのサイドパネル627、631に、また斜めの折り線659、669でそれぞれの端部パネル619、623に折り曲げ可能に接続されているガセット653、663を含む。各ガセット653は、斜めの折り線656及び一対の長手方向折り線657を含む。第1のガセットパネル653aが斜めの折り線655と斜めの折り線656との間に画成されている。第2のガセットパネル653bが斜めの折り線656と長手方向折り線657のうちの第1の折り線との間に画成されている。第3のガセットパネル653cが長手方向折り線657間に画成されている。各ガセット653は、ガセットパネル653a、653b、653cと端部パネル619の隅部619a、619bとの境界を定める開口部672によってトップパネル617から分離されている。開口部672は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置及び/若しくは構成することができるか、又は省くことができる。
【0038】
ガセット663はガセット653と同様である。具体的には、各ガセット663は、斜めの折り線666と、一対の長手方向折り線667と、ガセットパネル663a、663b、663cとを含む。各ガセット663は、ガセットパネル663a、663b、663cと端部パネル623の隅部623a、623bとの境界を定める開口部672によってトップパネル617から分離されている。ガセット653、663の1つ又は複数は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置、構成、又は省くことができる。
【0039】
1つの許容可能な例示的な方法に従って図21及び図22に示されるパッケージ605を形成するには、容器Cをそれぞれ、それぞれの受け部637に挿入する。その結果、容器CのフランジFの上面が受け部637の内側パネル641と接触して中心パネル641を持ち上げ、それによってトップパネル617に開口部607を形成する。容器CのフランジFは、開口部607に隣接しているそれぞれの受け部637のフラップ644がフランジFの下面と係合して容器をパッケージ605内に保持するよう、図21及び図22に示されるように位置決めされる。受け部637の列間のトップパネル617の中心領域が、V字形の溝を形成するように下方へ折り曲げられ、サイドパネル627、631に隣接しているトップパネル617の外側領域が受け部637から下方へ傾斜するように折り曲げられる。端部パネル619、623は、それぞれの折り線622、626に沿ってトップパネル617に対して下方へ折り曲げられる。サイドパネル627、631は、それぞれの折り線629、633で下方へ折り曲げられる。ガセットパネル653aは、ガセットパネル653b、653cに重なるように斜めの折り線656で折り曲げられ、ガセット653をそれぞれのサイドパネル627、631に接続する斜めの折り線655は端部パネル619の隅部619a、619bに隣接して位置決めされる。同様に、ガセットパネル663aは、ガセットパネル663b、663cに重なるように斜めの折り線666で折り曲げられ、ガセット663をそれぞれのサイドパネル627、631に接続する斜めの折り線665は端部パネル623の隅部623a、623bに隣接して位置決めされる。このようにパッケージ605が形成される。
【0040】
パッケージ605において、端部パネル619、623は容器Cの輪郭に沿う。具体的には、端部パネルの部分619c、619g及び隅部619a、619bは、容器Cの形状に概ね適合する概ね凸状の端部660を形成する。端部パネルの部分619d、619e及び619fは、凸状の端面660間にある概ね凹状の中間部分662を形成するように内方へ折り曲げることができる。凹状の中間部分662は、2つの端部の容器C間に位置決めされ、容器の形状に適合するような形状である。同様に、端部パネルの部分623c、623g及び隅部623a、623bは、概ね凸状の端部660を形成し、端部パネルの部分623b、623e及び623fは、概ね凹状の中間端部662を形成するように内方へ折り曲げることができる。糊又は他の接着剤をブランク613のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ605を折り曲げた状態に固定することができる。例えば、ガセットセクション653aはガセットセクション653b、653cに接着固定することができ、ガセットセクション663aはガセットセクション663b、663cに接着固定することができる。
【0041】
図21及び図22に示されるように、端部パネル619、623はそれぞれ、パッケージを運搬するために構成することができるそれぞれのハンドル607、609を形成するハンドル機能部を含む。具体的には、図22に示されるように、ハンドル607を機能させるには、端部パネル619の端部パネルの部分619d、619e、619fによって形成される中間部分662を、パッケージ605を運搬するために把持して外方へ折り曲げることができる。同様に、ハンドル609は、端部パネル623の端部パネルの部分623d、623e、623fによって形成される中間部分620を把持して外方へ折り曲げることによって機能することができる。パッケージ605が端部パネル619のハンドル607又は端部パネル623のハンドル609によって運搬される場合、端部パネルの部分619c、619g又は623c、623g及び隅部619a、619b又は623a、623bが端部パネルの部分619d、619e、619f又は623d、623e、623fとともに外方へ撓んでパッケージ605の運搬を容易にする。
【0042】
本開示から逸脱することなく、ブランク613は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ605は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができることを理解されたい。
【0043】
図23乃至図26は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第8の実施形態のパッケージ705を形成するブランク713を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0044】
図23は、第8の実施形態のパッケージ又はキャリア705(図24乃至図26)を形成するのに用いられるブランク713の外部の平面図である。ブランク713は長手方向軸L5及び横方向軸L6を有する。ブランク713は、第1の横方向引き裂き線722で第1の端部パネル719に折り曲げ可能に接続されているトップパネル717を含む。トップパネル717は、第2の横方向引き裂き線725で第2の端部パネル723に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル727が、第1の長手方向折り線729でトップパネル717に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル731が、第2の長手方向折り線733でトップパネル717に折り曲げ可能に接続されている。代替的な実施形態では、引き裂き線722、725は本開示から逸脱することなく切れ目線とすることができる。
【0045】
図23乃至図26の実施形態では、ブランク713は、長手方向の2つの列で配置されているとともに一連の曲線状の切れ目線739によって形成されている6つの受け部737を含む。トップパネル717は、2列の受け部737間に延在する一対の長手方向折り線718によって分割されている。受け部737はそれぞれ、概ね円形の中心パネル741を含む。中心パネル741は、それぞれのタブ743によってトップパネル717に接続されている。長手方向内側タブ743は、受け部737のそれぞれの対の間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線740によって画成されている。長手方向外側タブ743は、それぞれの外側受け部737に隣接して形成されており、外側受け部737を形成するそれぞれの曲線状の切れ目線739の端から延在するそれぞれの外側長手方向折り線740によって画成されている。受け部737は、中心パネル741を形成する曲線状の切れ目線739から延在する斜めの切れ目742を含む。斜めの切れ目742は、トップパネル717に、曲線状の切れ目線739に隣接している折り曲げ可能なフラップ744を形成する。それぞれの受け部737に容器Cを挿入することによって内側パネル741がトップパネル717に対して持ち上がると、トップパネル717にそれぞれの開口部707が形成される。折り曲げ可能なフラップ744は、容器Cが受け部737に挿入されると容器CのフランジFの下面と係合するように構成されている。
【0046】
端部パネル719は、当該端部パネル719の横方向端部に概ね位置する2つの群の横方向に離間した長手方向折り線720を含む。同様に、端部パネル723は、当該端部パネル723の横方向端部に概ね位置する2つの群の横方向に離間した長手方向折り線724を含む。図示の実施形態では、各群の長手方向折り線720、724は6つの折り線を含むが、各群の折り線は、本開示から逸脱することなく6つの折り線よりも多いか又は少ない折り線とすることができる。
【0047】
ブランク713は、長手方向折り線757で端部パネル719のそれぞれの長手方向縁部に折り曲げ可能に接続されている第1のガセットパネル754と、斜めの折り線765で第1のガセットパネル754に折り曲げ可能に接続されている第2のガセットパネル761とをそれぞれ含むガセット753を含む。各ガセットパネル761は、横方向折り線769でそれぞれのサイドパネル727、731に折り曲げ可能に接続されている。ブランクはガセット755を含み、当該ガセット755はガセット753と同様であり、長手方向折り線759で端部パネル723のそれぞれの長手方向縁部に折り曲げ可能に接続されている第1のガセットパネル756と、斜めの折り線767でそれぞれの第1のガセットパネル756に折り曲げ可能に接続されている第2のガセットパネル763とを含む。各第2のガセットパネル763は、長手方向折り線771でそれぞれのサイドパネル727、731に折り曲げ可能に接続されている。
【0048】
一実施形態では、サイドパネル727は、横方向折り線769、771のそれぞれから横方向内方へ延在する長手方向折り線728を含む。同様に、サイドパネル731は、横方向折り線769、771のそれぞれから横方向内方へ延在する長手方向折り線732を含む。
【0049】
1つの許容可能な方法に従って図24乃至図26に示されるパッケージ705を形成するには、容器Cをそれぞれ、それぞれの受け部737に挿入する。その結果、容器CのフランジFの上面が受け部737の内側パネル741と接触して中心パネル741を持ち上げ、それによってトップパネル717に開口部707を形成する。容器CのフランジFは、開口部707に隣接しているそれぞれの受け部737のフラップ744がフランジFの下面と係合して容器をパッケージ705内に保持するよう、図24乃至図26に示されるように位置決めされる。受け部737の列間のトップパネル717の中心領域が、V字形の溝を形成するように下方へ折り曲げられ、サイドパネル727、731に隣接しているトップパネル717の外側領域が受け部737から下方へ傾斜するように折り曲げられる。端部パネル719、723は、それぞれの引き裂き線721、725に沿ってトップパネル717に対して下方へ折り曲げられ、端部パネル719、723の上縁がトップパネル717から分離するように引き裂き線721、725に沿って分離している。サイドパネル727、731は、折り線729、733で下方へ折り曲げられる。ガセット753は、第2のガセットパネル761が第1のガセットパネル754に重なるように斜めの折り線765で折り曲げられ、ガセットパネル761をそれぞれのサイドパネル727、731に接続している横方向折り線769が端部パネル719に隣接して位置決めされる。同様に、ガセット755は、第2のガセットパネル763が第1のガセットパネル756に重なるように斜めの折り線767で折り曲げられ、ガセットパネル763をそれぞれのサイドパネル727、731に接続している横方向折り線771が端部パネル723に隣接して位置決めされる。このようにパッケージ705が形成される。
【0050】
図23乃至図26の実施形態のパッケージ705において、端部パネル719、723は、当該端部パネル719、723の隅部又は端部が容器Cの輪郭に沿うように折り線720、724において撓む。サイドパネル727、731の長手方向折り線728、732は、サイドパネル727、731の端部が撓んで容器Cの輪郭に沿うことを可能にする。糊又は他の接着剤をブランク713のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ705を折り曲げた状態に固定することができる。例えば、第2のガセットパネル761は第1のガセットパネル754に接着固定することができ、第2のガセットパネル763は第1のガセットパネル756に接着固定することができる。
【0051】
図26に示されるように、端部パネル719、723はパッケージを運搬するためのハンドル707、709として機能を果たすように構成されている。パッケージ705を形成するときに、端部パネル719、723は分離されてトップパネル719から離間される。引き裂き線又は切れ目線722、725及びガセット753、755は、端部パネルによって形成されるハンドル707、709とトップパネルとの間にスペース又は開口部(例えば開口部724)があるように端部パネル719、723を位置決めすることを可能にする。ハンドル707、709は、端部パネル719、723を把持すること及びパッケージを運搬することによって機能する。パッケージ705が運搬されるときにそれぞれのハンドル707、709を把持する場合、端部パネル719、723は外方へ撓むことができる。
【0052】
本開示から逸脱することなく、ブランク713は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ705は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができることを理解されたい。
【0053】
本開示によるブランクは、例えば、塗装された厚紙や、これと同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内部及び/又は外部は粘土性(クレー)コートでコーティングされることができる。続いて、粘土性(クレー)コーティングには、生産物、宣伝、価格コード、及び他の情報又はイメージを印刷することができる。そして、ブランク上に印刷された様々な情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。上述の実施形態に従って、ブランクは、通常の紙よりも厚く、そして硬質であるような厚紙で構成することができる。ブランクは、ボール紙、硬質紙、もしくは少なくとも概ね本明細書で記載のような機能を可能にするカートンに適した特性を有する素材のような、他の材料で構成することもできる。ブランクは、また、選択されたパネル又はパネルセクションにおいて、1つ又は複数のシート状材料で積層又はコーティングすることもできる。
【0054】
上述の実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線状であることなく、それに沿った折り曲げを容易にする弱化した形状であっても、折り線は実質的に線状とすることができる。本開示の内容を狭めるためではないが、より具体的には、折り線は、所望の弱化線に沿って、素材に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成された線等のスコア線、所望の弱化線に沿って素材に部分的に延在する切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って素材に部分的に及び/又は完全に延在する一連の切れ目、並びにこれらの機能の多様な組み合わせを含む。
【0055】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って素材に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って素材に部分的に及び/又は完全に延在する一連の離間したスリット、又はこれらの機能の多様な組み合わせを含むことができる。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで素材を通常は一時的に接続するためにニック(例えば、材料の小さな幾らかブリッジで結んでいるような部分)が間に画成されるように、隣接しているスリットをわずかに離間させた、素材に完全に延在する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。ニックは典型的に、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックが引き裂き線から省かれることができるか、又は引き裂き線上で引き裂かれることができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目線は、連続したスリットとすることができるか、又はスリットよりも幅広にすることができる。
【0056】
上記実施形態は、カートンの実施形態を組み立てる間に糊によって互いに接着される1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されることができる。「糊」という用語は、カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるすべての態様の接着剤を包含することが意図される。
【0057】
上記説明は、多様な例示的な実施形態を例示及び説明するものである。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、多様な追加、変更、変形等がこれらの例示的な実施形態に対してなされることができる。上記説明に含まれているか又は添付図面に示されているすべての事項は、例示目的であって限定的な意味ではないと解釈すべきであることが意図される。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明しているが、本開示は、多様な他の組み合わせ、変更、及び状況で用いることが可能であり、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことが可能であり、上記教示に相応し、かつ/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の機能及び特徴を、選択的に置き換えて、本開示の他の説明された実施形態及び説明されていない実施形態に適用することができる。
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、容器を保持して運搬するためのパッケージ又はカートンに関する。
【背景技術】
【0002】
[関連出願の相互参照]
本願は、2009年7月10日付けで出願された米国仮特許出願第61/224,760号に対し優先権を主張する。本願は、2010年2月24日付けで出願された米国特許出願第12/711,555号の一部継続出願であり、2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号に対し優先権を主張する。
【0003】
[参照による援用]
2009年7月10日付けで出願された米国仮特許出願第61/224,760号、2010年2月24日付けで出願された米国特許出願第12/711,555号、及び2009年2月24日付けで出願された米国仮特許出願第61/208,462号の全ての内容は、あらゆる目的でここに参照されることにより援用される。
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様では、例えば飲料缶等の複数の容器を保持するパッケージが開示される。パッケージはトップパネルと、端部パネルと、サイドパネルとを有する。パッケージは、容器を保持する保持機能部と、パッケージを把持して運搬するためのハンドル機能部とを有する。
【0005】
別の態様では、本開示は、複数の容器を保持するパッケージであって、当該パッケージの内部の周りに少なくとも部分的に延在するパネルを含む、パッケージに関する。パネルは、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルとを含む。複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する少なくとも1つの機能部は、トップパネルにある。少なくとも1つの機能部は、トップパネルの開口部と、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して当該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように開口部に隣接している保持機能部とを含む。少なくとも1つの端部パネルは、パッケージを把持して運搬するためのハンドルを含む。
【0006】
別の態様では、本開示は、複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクに関する。ブランクは、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルとを含むパネルを含む。パネルは、ブランクから形成されるパッケージの内部を形成するためのものである。ブランクから形成されるパッケージに複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持するためのものである少なくとも1つの機能部は、トップパネルにある。少なくとも1つの機能部は、トップパネルの開口部と、複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して当該少なくとも1つの容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付けるように開口部に隣接している保持機能部とを含む。少なくとも1つの端部パネルは、ブランクから形成されるパッケージを把持して運搬するためのハンドルを形成するハンドル機能部を含む。
【0007】
別の態様では、本開示は、複数の容器を収容するパッケージを形成する方法に関する。方法は、トップパネルと、当該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、当該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、トップパネルの開口部を含みトップパネルにある少なくとも1つの機能部と、開口部に隣接している保持機能部とを有するブランクを得ることを含む。少なくとも1つの端部パネルはハンドル機能部を含む。方法は、容器の少なくともトップ部分を開口部に挿入して容器のトップ部分を保持機能部と係合させることであって、容器をパッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることと、ハンドル機能部からハンドルを形成することとを含む。
【0008】
当業者は、添付図面を参照して実施形態の以下の詳細な説明を読めば、上述の態様及び他の利点、並びに多様な追加の実施形態の利益をよりよく理解するであろう。
【0009】
一般的慣行に従い、以下で説明する図面の多様な特徴は、必ずしも一定の縮尺で描かれていない。図面における多様な特徴及び要素の寸法は、本開示の実施形態をより明確に示すために拡大又は縮小されている場合がある。したがって、本発明の限定を図面の寸法によるものとすることはできない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本開示の第1の実施形態のブランクを示す図である。
【図2】本開示の第1の実施形態のパッケージ及び容器を示す図である。
【図3】本開示の第1の実施形態のパッケージ及び容器を示す図である。
【図4】本開示の第1の実施形態の容器を示す図である。
【図5】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図6】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図7】本開示の第2の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図8】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図9】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図10】本開示の第3の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図11】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図12】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図13】本開示の第4の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図14】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図15】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図16】本開示の第5の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図17】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図18】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図19】本開示の第6の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図20】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図21】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図22】本開示の第7の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図23】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図24】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図25】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【図26】本開示の第8の実施形態の複数の容器を保持するブランク及び/又はパッケージを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
対応する部分は、図面を通して対応する参照符号によって示されている。
【0012】
本開示は、概して、ジャー、ボトル、缶等のような容器を保持及び陳列するための構造物、スリーブ、カートン等、及びパッケージに関する。容器は、例えば、食品及び飲料製品を包装するために用いることができる。容器は、特定の食料品又は飲料品を包装するのに適した組成の材料から作ることができ、当該材料として、アルミニウム及び/又は他の金属、PET、LDPE、LLDPE、HDPE、PP、PS、PVC、EVOH、及びナイロン等のようなプラスチック、ガラス、又はそれらの任意の組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0013】
本開示によるパッケージは、多数の異なる形状の容器を収納することができる。本開示の範囲を限定することを目的とせず、説明することを目的として、以下の詳細な説明では、パッケージの実施形態内に少なくとも部分的に配置される飲料容器(例えば、アルミニウム缶のような概ね円筒形の容器)について記載する。本明細書において、「下側」、「ボトム」、「上側」、及び「トップ」という用語は、完全に組み立てられたパッケージに関して定められる向きを示す。
【0014】
本実施形態は、容器に取り付けて容器を収納するためのカートン又はパッケージに関するものである。第1の実施形態のパッケージ又はキャリア5が、図3に組み立てられた状態で示されており、図中では3つの容器を2列で配置した容器Cに取り付けられている。図4に示されるように、容器Cは、下側ベース部分Bと、下側ベース部分から内方へテーパー状になっているネックNを概して有するトップ部分Tと、ネック部分のトップにあってネック部分から半径方向外方へ延在するフランジ部分Fと、フランジ部分より下であってプルタブPを含む上面TSとを有する飲料容器として示されている。本開示から逸脱することなく、他のサイズ、形状及び構成の容器をパッケージ5内に保持することができる。容器CのネックN及びフランジFは、パッケージ5のそれぞれの開口部7に受け入れられ、本明細書でさらに説明する保持機能部によってパッケージ内で保持される。容器Cは、本開示から逸脱することなく、2×3配置以外(例えば、2×4、2×6、1×3、1×4等)で配置することもでき、パッケージ5は6本よりも多いか又は少ない容器を含むことができる。
【0015】
図1は、パッケージ又はキャリア5を形成するのに用いられるブランク13の外部11の平面図である。ブランク13は長手方向軸L1及び横方向軸L2を有する。ブランク13は、第1の横方向引き裂き線21で第1の端部パネル19に折り曲げ可能に接続されているトップパネル17を含む。トップパネル17は、第2の横方向引き裂き線25で第2の端部パネル23に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル27が、第1の長手方向折り線29でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル31が、第2の長手方向折り線33でトップパネル17に折り曲げ可能に接続されている。
【0016】
図1の実施形態において、ブランク13は、一連の曲線状の切れ目線39によって形成されている6つの受け部37を含む。受け部37はそれぞれ、最外部の2つの切れ目線39間に位置する4つのストリップ43によってトップパネル17に接続されている概ね円形の内側パネル41を含む。内側パネル41は曲線状の折り線40を含み、この折り線40は、切れ目線39から内方へ離間しているとともに内側パネルが容器Cの形状に適合するように内側パネルを成形するのを助ける。内側パネル41がトップパネル17に対して持ち上がると、内側パネル41が切れ目線39においてトップパネルから分離することによってトップパネルに開口部7が形成される。図1の実施形態では、トップパネル17は、パッケージ5を把持して運搬するための指穴47を含む。また、トップパネル17は、受け部37の各対間に曲線状の折り線49を含む。
【0017】
切れ目線39は協働してトップパネル17の開口部7の保持縁部42(広義では「保持機能部」)を形成し、この保持縁部42が容器CのフランジFと係合する。図示の実施形態では、各受け部37は、容器Cをカートン内に保持するように当該容器のフランジFの一部とそれぞれ係合する、4つの概ね弧状の保持縁部を含む。保持縁部42は、切れ目39のそれぞれの端間で、内側パネル41をトップパネル17に取り付けているそれぞれのストリップ43によって分離されている。
【0018】
図示の実施形態では、ブランク13は、長手方向折り線57、59でそれぞれの端部パネル19、23に折り曲げ可能に接続されている端部フラップ53、55を含む。ガセットパネル61、63が、それぞれの斜めの折り線65、67で端部フラップ53、55にそれぞれ接続されている。各ガセットパネル61、63は、それぞれの横方向折り線69、71でサイドパネル27、31にそれぞれ折り曲げ可能に接続されている。
【0019】
1つの許容可能な方法に従ってパッケージ50を形成するためには、容器CのフランジFの上面を受け部37の内側パネル41と接触させ、内側パネルを持ち上げてトップパネル17に開口部7を形成するように、当該容器をそれぞれの受け部に挿入する。容器CのフランジFは、図3及び図4に示されるように、それぞれの受け部37の開口部に隣接している部分(例えば縁部42)がフランジの下面と係合して容器をパッケージ5内に保持するように位置決めされる。端部パネル19、23の上縁部がトップパネル17から分離するように、端部パネルはトップパネルに対して下方へ折り曲げられ、引き裂き線21、25に沿って分離される。端部フラップ53、55は折り線57、59で内方へ折り曲げられ、サイドパネルが折り線29、33で下方へ折り曲げられてパッケージ5を形成する。
【0020】
糊又は他の接着剤をブランク13のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ5を折り曲げた状態に固定することができる。また、パッケージ5は、2008年10月17日付けで出願された米国特許出願第12/253,485号(当該出願の全ては、あらゆる目的でここに参照されることにより援用される)に示されているように、ハンドル又は強化機能部を含むことができる。さらに、パッケージ5は、容器Cをパッケージから取り外すことを容易にするディスペンサー機能部を含むことができる。本開示から逸脱することなく、ブランク13は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ5は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0021】
図5乃至図7はそれぞれ、第1の実施形態のブランク13及びパッケージ5と同様の機能部を有する、本開示の第2の実施形態のブランク113及びパッケージ105を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0022】
図5乃至図7の実施形態では、それぞれの受け部137の中心パネル141が、当該中心パネル141の長手方向の端において、それぞれのタブ143によってトップパネル117に取り付けられたままである。それぞれのタブ143は、受け部137の中心パネル141を形成する切れ目139の離間した端、及びタブをトップパネル117に取り付ける曲線状の折り線140によって画成されている。受け部137は、中心パネル141を形成する切れ目139から延在する斜めの切れ目142を含む。斜めの切れ目142は、開口部107に隣接している折り曲げ可能なフラップ144をトップパネル117に形成する。折り曲げ可能なフラップ144の縁部は、切れ目139によって画成されており、容器CのフランジFの下面と係合するためのものである。本開示から逸脱することなく、ブランク113は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ105は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0023】
図8乃至図10は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第3の実施形態のパッケージ205を形成するブランク213を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0024】
ブランク213は、前述の実施形態の受け部137と同様の受け部237を有するトップパネル217を含む。図8乃至図10の実施形態では、中心パネル241は中心パネル141と同様に成形される。折り曲げ可能なフラップ244は斜めの切れ目242によって形成されている。図8乃至図10の実施形態では、折り曲げ可能なフラップ244は、斜めの切れ目242と中心パネル241を画成している切れ目139との間に延在する斜めの折り線246によって少なくとも部分的に画成されている。図8乃至図10の実施形態では、タブ243は概ね直線的な折り線240によって形成されている。一実施形態では、トップパネル217は、当該トップパネルの長さにわたって延在する長手方向折り線228を含む。折り線228は、パッケージ205の形成を容易にし、トップパネル217が容器Cの形状に適合することを可能にする。本開示から逸脱することなく、ブランク213は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ205は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0025】
図11乃至図13は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第4の実施形態のパッケージ305を形成するブランク313を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0026】
ブランク313は、トップパネル317に開口部341を有する受け部337を含む。受け部337は、開口部341のそれぞれの長手方向側部に隣接しているタブ343を含む。タブ343はトップパネルにある曲線状の折り線340によって画成されている。開口部341は、長手方向L1に概ね延在し、対応する形状で曲線状の切れ目線によってブランク313に形成されている曲線状の縁部339を有する。図12及び図13に示されるように、曲線状の縁部339は、それぞれの容器のフランジFの下面と係合して容器をパッケージ305内に保持する。タブ343は、概ね半円形をしているとともに曲線状の縁部339間に位置している突出部分348を含む。図示の実施形態では、タブ343の突出部分348は、容器CのフランジFの上面と接触しており、パッケージ305のトップパネル317から離間している。本開示から逸脱することなく、ブランク313は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ305は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0027】
図14乃至図16は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第5の実施形態のパッケージ405を形成するブランク413を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0028】
ブランク413は、トップパネル417に開口部441を有する受け部437を含む。開口部441は概ね星形であり、それぞれの縁部439によって形成されている。開口部441の縁部439は、開口部441に隣接しているそれぞれの折り曲げ可能なフラップ444を形成する曲線状部分を有する。折り曲げ可能なフラップ444は、それぞれの開口部441に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。開口部441間のタブ443は長手方向折り線440によって画成されている。図示の実施形態では、各受け部437は8つの折り曲げ可能なフラップ444を含む。本開示から逸脱することなく、ブランク413は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ405は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0029】
図17乃至図19は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第6の実施形態のパッケージ505を形成するブランク513を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0030】
ブランク513は、前述の実施形態の受け部437と同様の受け部537を含む。開口部541は、前述の実施形態の縁部439と形状が同様である縁部539を有する。折り曲げ可能なフラップ544が開口部541に隣接している縁部539の部分によって形成されている。折り曲げ可能なフラップ544は、それぞれの開口部541に突出しており、容器CのそれぞれのフランジFの下面と係合する。図17乃至図19の実施形態では、ブランク513は、横方向切れ目542によって形成され、開口部541に隣接している保持フラップ556を有する。保持フラップ556は、フランジFの下面の下の離間した位置で容器のネックNと係合するために、開口部541へは突出しない。保持フラップ556は、パッケージ505を容器Cに固定する、付加的な取り付け力を提供する。図17乃至図19の実施形態では、パッケージは、フランジFの下面と係合する、各開口部541に隣接している6つの折り曲げ可能なフラップ544と、それぞれの容器CのネックNと係合する、各開口部に隣接している4つの保持フラップ556とを有する。本開示から逸脱することなく、ブランク513は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ505は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができる。
【0031】
図20乃至図22は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第7の実施形態のパッケージ605を形成するブランク613を示す。パッケージ605は、それぞれの端に、ブランク313のハンドル機能部から形成されたハンドル607、609を有する。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0032】
図20は、パッケージ又はキャリア605(図21及び図22)を形成するのに用いられるブランク613の外部の平面図である。ブランク613は長手方向軸L3及び横方向軸L4を有する。ブランク613は、第1の端部パネル619及び第2の端部パネル623に折り曲げ可能に接続されているトップパネル617を含む。第1のサイドパネル627が、第1の長手方向折り線629でトップパネル617に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル631が、第2の長手方向折り線633でトップパネル617に折り曲げ可能に接続されている。
【0033】
図20の実施形態において、ブランク613は、長手方向の2つの列で配置されるとともに一連の曲線状の切れ目線639によって形成されている6つの受け部637を含む。トップパネル617は、2列の受け部637間に延在する長手方向折り線618によって分けられている。受け部637はそれぞれ、概ね円形の中心パネル641を含む。中心パネル641は、それぞれのタブ643、649によってトップパネル617に接続されている。タブ643は、受け部637のそれぞれの対間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。端部パネル619及びそれぞれの端部の受け部637に隣接しているタブ649は、それぞれの横方向折り線622、647、及び当該横方向折り線間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。端部パネル623及びそれぞれの端部の受け部637に隣接しているタブ649は、それぞれの横方向折り線626、647、及び当該横方向折り線間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線640によって画成されている。
【0034】
図20乃至図22の実施形態において、受け部637は第3の実施形態の受け部237と同様である。受け部は、中心パネル641を形成する曲線状の切れ目線639から延在する斜めの切れ目642を有する。斜めの折り線646が、中心パネル641を画成する斜めの切れ目642及び切れ目639間に延在する。斜めの切れ目642及び斜めの折り線646は、曲線状の切れ目線639に隣接している折り曲げ可能なフラップ644をトップパネル617に形成する。内側パネル641がそれぞれの受け部637に容器Cを挿入することによってトップパネル617に対して持ち上がると、それぞれの開口部607がトップパネル617に形成される。図21に示されるように、折り曲げ可能なフラップ644は、容器Cが受け部637に挿入されると容器CのフランジFの下面と係合するように構成されている。トップパネル617は、フラップ644の折り曲げを容易にするように曲線状の切れ目線639及び長手方向折り線640間のつながっている地点に斜めのニック又はクリーズ645も含むことができる。
【0035】
一実施形態では、端部パネル619は、第1の隅部619aと、第2の隅部619bと、第1の隅部と第2の隅部との間に延在する中間部分619c乃至619gとを含む。端点がつながっている一対の曲線状の横方向最内折り線620が、ブランク613の横方向中心線で折り線618と概ね横方向に位置合わせされている中間部分619eを形成している。一対の曲線状の横方向中間折り線621がそれぞれの曲線状の内側折り線620から横方向外方へ離間しており、曲線状の折り線620の対向する側部にそれぞれの中間部分619d、619fを形成している。一対の曲線状の折り線659がそれぞれの中間折り線621から横方向外方へ離間しており、それぞれの中間部分619c、619gを形成するようにそれぞれの中間折り線621と協働する。図示の実施形態では、中間部分619d、619e、619fは開口部670によってトップパネル617から分離している。開口部670は、概ね楕円形でありトップパネル617に当接するように位置決めされるものとして示されているが、開口部は、本開示から逸脱することなく別様に成形、位置決め、配置、構成することができるか、又は省くことができる。
【0036】
端部パネル623は端部パネル619と同様であり、隅部623aと、623bと、中間部分623c乃至623gとを有するとともに、隅部及び中間部分を形成する折り線620、621、659を有する。さらに、端部パネル623は開口部670を有する。端部パネル623は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置及び/又は構成することができる。
【0037】
図示の実施形態では、ブランク613は、斜めの折り線655、665でそれぞれのサイドパネル627、631に、また斜めの折り線659、669でそれぞれの端部パネル619、623に折り曲げ可能に接続されているガセット653、663を含む。各ガセット653は、斜めの折り線656及び一対の長手方向折り線657を含む。第1のガセットパネル653aが斜めの折り線655と斜めの折り線656との間に画成されている。第2のガセットパネル653bが斜めの折り線656と長手方向折り線657のうちの第1の折り線との間に画成されている。第3のガセットパネル653cが長手方向折り線657間に画成されている。各ガセット653は、ガセットパネル653a、653b、653cと端部パネル619の隅部619a、619bとの境界を定める開口部672によってトップパネル617から分離されている。開口部672は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置及び/若しくは構成することができるか、又は省くことができる。
【0038】
ガセット663はガセット653と同様である。具体的には、各ガセット663は、斜めの折り線666と、一対の長手方向折り線667と、ガセットパネル663a、663b、663cとを含む。各ガセット663は、ガセットパネル663a、663b、663cと端部パネル623の隅部623a、623bとの境界を定める開口部672によってトップパネル617から分離されている。ガセット653、663の1つ又は複数は、本開示から逸脱することなく別様に成形、配置、構成、又は省くことができる。
【0039】
1つの許容可能な例示的な方法に従って図21及び図22に示されるパッケージ605を形成するには、容器Cをそれぞれ、それぞれの受け部637に挿入する。その結果、容器CのフランジFの上面が受け部637の内側パネル641と接触して中心パネル641を持ち上げ、それによってトップパネル617に開口部607を形成する。容器CのフランジFは、開口部607に隣接しているそれぞれの受け部637のフラップ644がフランジFの下面と係合して容器をパッケージ605内に保持するよう、図21及び図22に示されるように位置決めされる。受け部637の列間のトップパネル617の中心領域が、V字形の溝を形成するように下方へ折り曲げられ、サイドパネル627、631に隣接しているトップパネル617の外側領域が受け部637から下方へ傾斜するように折り曲げられる。端部パネル619、623は、それぞれの折り線622、626に沿ってトップパネル617に対して下方へ折り曲げられる。サイドパネル627、631は、それぞれの折り線629、633で下方へ折り曲げられる。ガセットパネル653aは、ガセットパネル653b、653cに重なるように斜めの折り線656で折り曲げられ、ガセット653をそれぞれのサイドパネル627、631に接続する斜めの折り線655は端部パネル619の隅部619a、619bに隣接して位置決めされる。同様に、ガセットパネル663aは、ガセットパネル663b、663cに重なるように斜めの折り線666で折り曲げられ、ガセット663をそれぞれのサイドパネル627、631に接続する斜めの折り線665は端部パネル623の隅部623a、623bに隣接して位置決めされる。このようにパッケージ605が形成される。
【0040】
パッケージ605において、端部パネル619、623は容器Cの輪郭に沿う。具体的には、端部パネルの部分619c、619g及び隅部619a、619bは、容器Cの形状に概ね適合する概ね凸状の端部660を形成する。端部パネルの部分619d、619e及び619fは、凸状の端面660間にある概ね凹状の中間部分662を形成するように内方へ折り曲げることができる。凹状の中間部分662は、2つの端部の容器C間に位置決めされ、容器の形状に適合するような形状である。同様に、端部パネルの部分623c、623g及び隅部623a、623bは、概ね凸状の端部660を形成し、端部パネルの部分623b、623e及び623fは、概ね凹状の中間端部662を形成するように内方へ折り曲げることができる。糊又は他の接着剤をブランク613のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ605を折り曲げた状態に固定することができる。例えば、ガセットセクション653aはガセットセクション653b、653cに接着固定することができ、ガセットセクション663aはガセットセクション663b、663cに接着固定することができる。
【0041】
図21及び図22に示されるように、端部パネル619、623はそれぞれ、パッケージを運搬するために構成することができるそれぞれのハンドル607、609を形成するハンドル機能部を含む。具体的には、図22に示されるように、ハンドル607を機能させるには、端部パネル619の端部パネルの部分619d、619e、619fによって形成される中間部分662を、パッケージ605を運搬するために把持して外方へ折り曲げることができる。同様に、ハンドル609は、端部パネル623の端部パネルの部分623d、623e、623fによって形成される中間部分620を把持して外方へ折り曲げることによって機能することができる。パッケージ605が端部パネル619のハンドル607又は端部パネル623のハンドル609によって運搬される場合、端部パネルの部分619c、619g又は623c、623g及び隅部619a、619b又は623a、623bが端部パネルの部分619d、619e、619f又は623d、623e、623fとともに外方へ撓んでパッケージ605の運搬を容易にする。
【0042】
本開示から逸脱することなく、ブランク613は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ605は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができることを理解されたい。
【0043】
図23乃至図26は、前述の実施形態のブランク及びパッケージと同様の機能部を有する、本開示の第8の実施形態のパッケージ705を形成するブランク713を示す。したがって、これらの実施形態の同様であるか又は同一である特徴には同様の参照符号が与えられている。
【0044】
図23は、第8の実施形態のパッケージ又はキャリア705(図24乃至図26)を形成するのに用いられるブランク713の外部の平面図である。ブランク713は長手方向軸L5及び横方向軸L6を有する。ブランク713は、第1の横方向引き裂き線722で第1の端部パネル719に折り曲げ可能に接続されているトップパネル717を含む。トップパネル717は、第2の横方向引き裂き線725で第2の端部パネル723に折り曲げ可能に接続されている。第1のサイドパネル727が、第1の長手方向折り線729でトップパネル717に折り曲げ可能に接続されている。第2のサイドパネル731が、第2の長手方向折り線733でトップパネル717に折り曲げ可能に接続されている。代替的な実施形態では、引き裂き線722、725は本開示から逸脱することなく切れ目線とすることができる。
【0045】
図23乃至図26の実施形態では、ブランク713は、長手方向の2つの列で配置されているとともに一連の曲線状の切れ目線739によって形成されている6つの受け部737を含む。トップパネル717は、2列の受け部737間に延在する一対の長手方向折り線718によって分割されている。受け部737はそれぞれ、概ね円形の中心パネル741を含む。中心パネル741は、それぞれのタブ743によってトップパネル717に接続されている。長手方向内側タブ743は、受け部737のそれぞれの対の間に延在するそれぞれの内側長手方向折り線740によって画成されている。長手方向外側タブ743は、それぞれの外側受け部737に隣接して形成されており、外側受け部737を形成するそれぞれの曲線状の切れ目線739の端から延在するそれぞれの外側長手方向折り線740によって画成されている。受け部737は、中心パネル741を形成する曲線状の切れ目線739から延在する斜めの切れ目742を含む。斜めの切れ目742は、トップパネル717に、曲線状の切れ目線739に隣接している折り曲げ可能なフラップ744を形成する。それぞれの受け部737に容器Cを挿入することによって内側パネル741がトップパネル717に対して持ち上がると、トップパネル717にそれぞれの開口部707が形成される。折り曲げ可能なフラップ744は、容器Cが受け部737に挿入されると容器CのフランジFの下面と係合するように構成されている。
【0046】
端部パネル719は、当該端部パネル719の横方向端部に概ね位置する2つの群の横方向に離間した長手方向折り線720を含む。同様に、端部パネル723は、当該端部パネル723の横方向端部に概ね位置する2つの群の横方向に離間した長手方向折り線724を含む。図示の実施形態では、各群の長手方向折り線720、724は6つの折り線を含むが、各群の折り線は、本開示から逸脱することなく6つの折り線よりも多いか又は少ない折り線とすることができる。
【0047】
ブランク713は、長手方向折り線757で端部パネル719のそれぞれの長手方向縁部に折り曲げ可能に接続されている第1のガセットパネル754と、斜めの折り線765で第1のガセットパネル754に折り曲げ可能に接続されている第2のガセットパネル761とをそれぞれ含むガセット753を含む。各ガセットパネル761は、横方向折り線769でそれぞれのサイドパネル727、731に折り曲げ可能に接続されている。ブランクはガセット755を含み、当該ガセット755はガセット753と同様であり、長手方向折り線759で端部パネル723のそれぞれの長手方向縁部に折り曲げ可能に接続されている第1のガセットパネル756と、斜めの折り線767でそれぞれの第1のガセットパネル756に折り曲げ可能に接続されている第2のガセットパネル763とを含む。各第2のガセットパネル763は、長手方向折り線771でそれぞれのサイドパネル727、731に折り曲げ可能に接続されている。
【0048】
一実施形態では、サイドパネル727は、横方向折り線769、771のそれぞれから横方向内方へ延在する長手方向折り線728を含む。同様に、サイドパネル731は、横方向折り線769、771のそれぞれから横方向内方へ延在する長手方向折り線732を含む。
【0049】
1つの許容可能な方法に従って図24乃至図26に示されるパッケージ705を形成するには、容器Cをそれぞれ、それぞれの受け部737に挿入する。その結果、容器CのフランジFの上面が受け部737の内側パネル741と接触して中心パネル741を持ち上げ、それによってトップパネル717に開口部707を形成する。容器CのフランジFは、開口部707に隣接しているそれぞれの受け部737のフラップ744がフランジFの下面と係合して容器をパッケージ705内に保持するよう、図24乃至図26に示されるように位置決めされる。受け部737の列間のトップパネル717の中心領域が、V字形の溝を形成するように下方へ折り曲げられ、サイドパネル727、731に隣接しているトップパネル717の外側領域が受け部737から下方へ傾斜するように折り曲げられる。端部パネル719、723は、それぞれの引き裂き線721、725に沿ってトップパネル717に対して下方へ折り曲げられ、端部パネル719、723の上縁がトップパネル717から分離するように引き裂き線721、725に沿って分離している。サイドパネル727、731は、折り線729、733で下方へ折り曲げられる。ガセット753は、第2のガセットパネル761が第1のガセットパネル754に重なるように斜めの折り線765で折り曲げられ、ガセットパネル761をそれぞれのサイドパネル727、731に接続している横方向折り線769が端部パネル719に隣接して位置決めされる。同様に、ガセット755は、第2のガセットパネル763が第1のガセットパネル756に重なるように斜めの折り線767で折り曲げられ、ガセットパネル763をそれぞれのサイドパネル727、731に接続している横方向折り線771が端部パネル723に隣接して位置決めされる。このようにパッケージ705が形成される。
【0050】
図23乃至図26の実施形態のパッケージ705において、端部パネル719、723は、当該端部パネル719、723の隅部又は端部が容器Cの輪郭に沿うように折り線720、724において撓む。サイドパネル727、731の長手方向折り線728、732は、サイドパネル727、731の端部が撓んで容器Cの輪郭に沿うことを可能にする。糊又は他の接着剤をブランク713のパネル及び/又はフラップの1つ又は複数に塗布して、パッケージ705を折り曲げた状態に固定することができる。例えば、第2のガセットパネル761は第1のガセットパネル754に接着固定することができ、第2のガセットパネル763は第1のガセットパネル756に接着固定することができる。
【0051】
図26に示されるように、端部パネル719、723はパッケージを運搬するためのハンドル707、709として機能を果たすように構成されている。パッケージ705を形成するときに、端部パネル719、723は分離されてトップパネル719から離間される。引き裂き線又は切れ目線722、725及びガセット753、755は、端部パネルによって形成されるハンドル707、709とトップパネルとの間にスペース又は開口部(例えば開口部724)があるように端部パネル719、723を位置決めすることを可能にする。ハンドル707、709は、端部パネル719、723を把持すること及びパッケージを運搬することによって機能する。パッケージ705が運搬されるときにそれぞれのハンドル707、709を把持する場合、端部パネル719、723は外方へ撓むことができる。
【0052】
本開示から逸脱することなく、ブランク713は別様に成形及び/又は構成することができ、パッケージ705は、別様に成形及び/又は構成される機能部を有することができることを理解されたい。
【0053】
本開示によるブランクは、例えば、塗装された厚紙や、これと同様の材料から形成することができる。例えば、ブランクの内部及び/又は外部は粘土性(クレー)コートでコーティングされることができる。続いて、粘土性(クレー)コーティングには、生産物、宣伝、価格コード、及び他の情報又はイメージを印刷することができる。そして、ブランク上に印刷された様々な情報を保護するために、ブランクをワニスでコーティングすることができる。ブランクの片面又は両面を、例えば防湿層でコーティングすることもできる。上述の実施形態に従って、ブランクは、通常の紙よりも厚く、そして硬質であるような厚紙で構成することができる。ブランクは、ボール紙、硬質紙、もしくは少なくとも概ね本明細書で記載のような機能を可能にするカートンに適した特性を有する素材のような、他の材料で構成することもできる。ブランクは、また、選択されたパネル又はパネルセクションにおいて、1つ又は複数のシート状材料で積層又はコーティングすることもできる。
【0054】
上述の実施形態によれば、折り線は、必ずしも直線状であることなく、それに沿った折り曲げを容易にする弱化した形状であっても、折り線は実質的に線状とすることができる。本開示の内容を狭めるためではないが、より具体的には、折り線は、所望の弱化線に沿って、素材に圧潰部分を作る鈍いスコアリングナイフ等で形成された線等のスコア線、所望の弱化線に沿って素材に部分的に延在する切れ目、及び/又は所望の弱化線に沿って素材に部分的に及び/又は完全に延在する一連の切れ目、並びにこれらの機能の多様な組み合わせを含む。
【0055】
一例として、引き裂き線は、所望の弱化線に沿って素材に部分的に延在するスリット、及び/又は所望の弱化線に沿って素材に部分的に及び/又は完全に延在する一連の離間したスリット、又はこれらの機能の多様な組み合わせを含むことができる。より具体的な例としては、1つのタイプの引き裂き線は、引き裂き線を挟んで素材を通常は一時的に接続するためにニック(例えば、材料の小さな幾らかブリッジで結んでいるような部分)が間に画成されるように、隣接しているスリットをわずかに離間させた、素材に完全に延在する一連の離間したスリットの形態である。ニックは、引き裂き時に引き裂き線に沿って破断される。ニックは典型的に、引き裂き線において比較的わずかな割合を占めるものであり、代替的に、引き裂き線が連続した切れ目線であるように、ニックが引き裂き線から省かれることができるか、又は引き裂き線上で引き裂かれることができる。すなわち、引き裂き線のそれぞれを連続したスリット等で置き換えることは、本開示の範囲内にある。例えば、本開示から逸脱することなく、切れ目線は、連続したスリットとすることができるか、又はスリットよりも幅広にすることができる。
【0056】
上記実施形態は、カートンの実施形態を組み立てる間に糊によって互いに接着される1つ又は複数のパネルを有するものとして説明されることができる。「糊」という用語は、カートンパネルを所定位置に固定するのに一般的に用いられるすべての態様の接着剤を包含することが意図される。
【0057】
上記説明は、多様な例示的な実施形態を例示及び説明するものである。本開示の精神及び範囲から逸脱することなく、多様な追加、変更、変形等がこれらの例示的な実施形態に対してなされることができる。上記説明に含まれているか又は添付図面に示されているすべての事項は、例示目的であって限定的な意味ではないと解釈すべきであることが意図される。さらに、本開示は、本開示の選択された実施形態のみを示し、説明しているが、本開示は、多様な他の組み合わせ、変更、及び状況で用いることが可能であり、本明細書で述べられているような発明概念の範囲内で変形又は変更を行うことが可能であり、上記教示に相応し、かつ/又は関連技術分野の技術若しくは知識内にある。さらに、各実施形態の特定の機能及び特徴を、選択的に置き換えて、本開示の他の説明された実施形態及び説明されていない実施形態に適用することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の容器を保持するパッケージであって、該パッケージは、
該パッケージの内部の周りに少なくとも部分的に延在するパネルであって、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、を含む、パネルと、
該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する、該トップパネルにある少なくとも1つの機能部であって、該トップパネルの開口部と、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように該開口部に隣接している保持機能部と、を含む、少なくとも1つの機能部と、
を備え、
該少なくとも1つの端部パネルは、該パッケージを把持して運搬するためのハンドルを含む、パッケージ。
【請求項2】
該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとを折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも2つのガセットパネルは少なくとも部分的に対面接触している、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項4】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該端部パネルは、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合するような形状である、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項5】
該端部パネルは2つの凸状の端部を含み、各凸状の端部は、該複数の容器のうちのそれぞれの容器に適合するような形状である、請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
該端部パネルは、該2つの凸状の端部間に位置決めされる凹状の端部を含み、該凹状の端部は、該パッケージの端において該それぞれの容器間に位置決めされ、該パッケージの端において該それぞれの容器に適合するような形状である、請求項5に記載のパッケージ。
【請求項7】
各凸状の端部は、該トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項8】
該凹状の端部は、該少なくとも1つの端部パネルにある開口部によって該トップパネルから分離している、請求項7に記載のパッケージ。
【請求項9】
該少なくとも1つの端部パネルは、該トップパネルから離間して、該トップパネルと折り曲げ可能に接続されていない、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項10】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該トップパネルの該一部は該少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項11】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該保持パネルは該少なくとも1つの容器のトップと接触し、該開口部から離間している、請求項10に記載のパッケージ。
【請求項12】
複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクであって、該ブランクは、
トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、を含むパネルであって、該ブランクから形成される該パッケージの内部を形成するためのものである、パネルと、
該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を該ブランクから形成される該パッケージに受け入れて保持するためのものである、該トップパネルにある少なくとも1つの機能部であって、該トップパネルの開口部と、該複数の容器のうちの該少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように該開口部に隣接している保持機能部と、を含む、少なくとも1つの機能部と、
を備え、
該少なくとも1つの端部パネルは、該ブランクから形成される該パッケージを把持して運搬するためのハンドルを形成するハンドル機能部を含む、ブランク。
【請求項13】
該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとを折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含む、請求項12に記載のブランク。
【請求項14】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも2つのガセットパネルは少なくとも部分的に対面接触している、請求項13に記載のブランク。
【請求項15】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該端部パネルは、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合するような形状である、請求項12に記載のブランク。
【請求項16】
該端部パネルは2つの端部を含み、各端部は、該複数の容器のうちのそれぞれの容器に適合するような形状である、請求項15に記載のブランク。
【請求項17】
該端部パネルは、該2つの端部間に位置決めされる中間部分を含み、該中間部分は、該パッケージの端において該それぞれの容器間に位置決めされ、該それぞれの容器に適合するような形状である、請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
該2つの端部はそれぞれ、該トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
該中間部分は、該少なくとも1つの端部パネルにある開口部によって該トップパネルから分離している、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
該少なくとも1つの端部パネルは、切れ目線によって該トップパネルから分離しており、該トップパネルと折り曲げ可能に接続されている、請求項12に記載のブランク。
【請求項21】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該トップパネルの該一部は該少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項12に記載のブランク。
【請求項22】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該保持パネルは、該ブランクから形成される該パッケージにおいて該少なくとも1つの容器のトップと接触し、該開口部から離間している、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
複数の容器を収容するパッケージを形成する方法であって、該方法は、
トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、該トップパネルの開口部を含み該トップパネルにある少なくとも1つの機能部と、前記開口部に隣接している保持機能部と、を有するブランクを得ることであって、該少なくとも1つの端部パネルはハンドル機能部を含む、得ることと、
容器の少なくともトップ部分を該開口部に挿入して該容器の該トップ部分を該保持機能部と係合させることであって、該容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることと、
該ハンドル機能部からハンドルを形成することと、
を含む、方法。
【請求項24】
該ブランクは、該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとに折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含み、該方法は、該少なくとも1つのサイドパネルと該端部パネルを該トップパネルに対して下方へ折り曲げることと、該少なくとも1つのサイドパネルを該端部パネルに隣接して位置決めするように該少なくとも1つのガセットを機能させることと、を更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも1つのガセットを機能させることは、該少なくとも2つのガセットパネルを少なくとも部分的に対面接触させて位置決めすることを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該方法は、該端部パネルを成形して該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合させることを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
該端部パネルは2つの端部を含み、該端部パネルを成形して適合させることは、各端部を該複数の容器のうちのそれぞれの容器に隣接して位置決めすることを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
該端部パネルは、該2つの端部間に位置決めされる中間部分を含み、該端部パネルを成形して適合させることは、該中間部分を該それぞれの容器間に位置決めすることを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該容器の少なくとも一部を挿入することは、該トップパネルの該一部を該容器のフランジの下面と接触させて配置することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該容器の少なくともトップ部分を挿入することは、該容器の該トップを、該開口部から離間している該保持パネルと接触させて配置することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
該開口部は第1の開口部であり、該少なくとも1つの保持機能部は第1の保持機能部であり、該容器は第1の容器であり、該ブランクは、第2の開口部と、該第2の開口部に隣接している第2の保持機能部と、を含み、該方法は、第2の容器の少なくとも一部を該第2の開口部に挿入して該第2の容器のトップ部分を該第2の保持機能部と係合させることであって、該第2の容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることを更に含む、請求項29に記載の方法。
【請求項1】
複数の容器を保持するパッケージであって、該パッケージは、
該パッケージの内部の周りに少なくとも部分的に延在するパネルであって、トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、を含む、パネルと、
該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を受け入れて保持する、該トップパネルにある少なくとも1つの機能部であって、該トップパネルの開口部と、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように該開口部に隣接している保持機能部と、を含む、少なくとも1つの機能部と、
を備え、
該少なくとも1つの端部パネルは、該パッケージを把持して運搬するためのハンドルを含む、パッケージ。
【請求項2】
該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとを折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含む、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも2つのガセットパネルは少なくとも部分的に対面接触している、請求項2に記載のパッケージ。
【請求項4】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該端部パネルは、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合するような形状である、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項5】
該端部パネルは2つの凸状の端部を含み、各凸状の端部は、該複数の容器のうちのそれぞれの容器に適合するような形状である、請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
該端部パネルは、該2つの凸状の端部間に位置決めされる凹状の端部を含み、該凹状の端部は、該パッケージの端において該それぞれの容器間に位置決めされ、該パッケージの端において該それぞれの容器に適合するような形状である、請求項5に記載のパッケージ。
【請求項7】
各凸状の端部は、該トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項6に記載のパッケージ。
【請求項8】
該凹状の端部は、該少なくとも1つの端部パネルにある開口部によって該トップパネルから分離している、請求項7に記載のパッケージ。
【請求項9】
該少なくとも1つの端部パネルは、該トップパネルから離間して、該トップパネルと折り曲げ可能に接続されていない、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項10】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該トップパネルの該一部は該少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項11】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該保持パネルは該少なくとも1つの容器のトップと接触し、該開口部から離間している、請求項10に記載のパッケージ。
【請求項12】
複数の容器を保持するパッケージを形成するブランクであって、該ブランクは、
トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、を含むパネルであって、該ブランクから形成される該パッケージの内部を形成するためのものである、パネルと、
該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器のトップ部分を該ブランクから形成される該パッケージに受け入れて保持するためのものである、該トップパネルにある少なくとも1つの機能部であって、該トップパネルの開口部と、該複数の容器のうちの該少なくとも1つの容器と係合して該少なくとも1つの容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付けるように該開口部に隣接している保持機能部と、を含む、少なくとも1つの機能部と、
を備え、
該少なくとも1つの端部パネルは、該ブランクから形成される該パッケージを把持して運搬するためのハンドルを形成するハンドル機能部を含む、ブランク。
【請求項13】
該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとを折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含む、請求項12に記載のブランク。
【請求項14】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも2つのガセットパネルは少なくとも部分的に対面接触している、請求項13に記載のブランク。
【請求項15】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該端部パネルは、該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合するような形状である、請求項12に記載のブランク。
【請求項16】
該端部パネルは2つの端部を含み、各端部は、該複数の容器のうちのそれぞれの容器に適合するような形状である、請求項15に記載のブランク。
【請求項17】
該端部パネルは、該2つの端部間に位置決めされる中間部分を含み、該中間部分は、該パッケージの端において該それぞれの容器間に位置決めされ、該それぞれの容器に適合するような形状である、請求項16に記載のブランク。
【請求項18】
該2つの端部はそれぞれ、該トップパネルにそれぞれ折り曲げ可能に接続されている、請求項17に記載のブランク。
【請求項19】
該中間部分は、該少なくとも1つの端部パネルにある開口部によって該トップパネルから分離している、請求項18に記載のブランク。
【請求項20】
該少なくとも1つの端部パネルは、切れ目線によって該トップパネルから分離しており、該トップパネルと折り曲げ可能に接続されている、請求項12に記載のブランク。
【請求項21】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該トップパネルの該一部は該少なくとも1つの容器のフランジの下面と接触している、請求項12に記載のブランク。
【請求項22】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該保持パネルは、該ブランクから形成される該パッケージにおいて該少なくとも1つの容器のトップと接触し、該開口部から離間している、請求項21に記載のブランク。
【請求項23】
複数の容器を収容するパッケージを形成する方法であって、該方法は、
トップパネルと、該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つのサイドパネルと、該少なくとも1つのサイドパネルに折り曲げ可能に接続されている少なくとも1つの端部パネルと、該トップパネルの開口部を含み該トップパネルにある少なくとも1つの機能部と、前記開口部に隣接している保持機能部と、を有するブランクを得ることであって、該少なくとも1つの端部パネルはハンドル機能部を含む、得ることと、
容器の少なくともトップ部分を該開口部に挿入して該容器の該トップ部分を該保持機能部と係合させることであって、該容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることと、
該ハンドル機能部からハンドルを形成することと、
を含む、方法。
【請求項24】
該ブランクは、該少なくとも1つのサイドパネルと該少なくとも1つの端部パネルとに折り曲げ可能に接続する少なくとも1つのガセットを更に含み、該方法は、該少なくとも1つのサイドパネルと該端部パネルを該トップパネルに対して下方へ折り曲げることと、該少なくとも1つのサイドパネルを該端部パネルに隣接して位置決めするように該少なくとも1つのガセットを機能させることと、を更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
該少なくとも1つのガセットは少なくとも2つのガセットパネルを含み、該少なくとも1つのガセットを機能させることは、該少なくとも2つのガセットパネルを少なくとも部分的に対面接触させて位置決めすることを含む、請求項24に記載の方法。
【請求項26】
該端部パネルは、該端部パネルにわたって延在する複数の折り線を含み、該方法は、該端部パネルを成形して該複数の容器のうちの少なくとも1つの容器に適合させることを更に含む、請求項23に記載の方法。
【請求項27】
該端部パネルは2つの端部を含み、該端部パネルを成形して適合させることは、各端部を該複数の容器のうちのそれぞれの容器に隣接して位置決めすることを含む、請求項26に記載の方法。
【請求項28】
該端部パネルは、該2つの端部間に位置決めされる中間部分を含み、該端部パネルを成形して適合させることは、該中間部分を該それぞれの容器間に位置決めすることを含む、請求項27に記載の方法。
【請求項29】
該保持機能部は該開口部に隣接している該トップパネルの一部を含み、該容器の少なくとも一部を挿入することは、該トップパネルの該一部を該容器のフランジの下面と接触させて配置することを含む、請求項23に記載の方法。
【請求項30】
該保持機能部は該トップパネルに折り曲げ可能に接続されている保持パネルを含み、該容器の少なくともトップ部分を挿入することは、該容器の該トップを、該開口部から離間している該保持パネルと接触させて配置することを含む、請求項29に記載の方法。
【請求項31】
該開口部は第1の開口部であり、該少なくとも1つの保持機能部は第1の保持機能部であり、該容器は第1の容器であり、該ブランクは、第2の開口部と、該第2の開口部に隣接している第2の保持機能部と、を含み、該方法は、第2の容器の少なくとも一部を該第2の開口部に挿入して該第2の容器のトップ部分を該第2の保持機能部と係合させることであって、該第2の容器を該パッケージに少なくとも部分的に取り付ける、挿入して係合させることを更に含む、請求項29に記載の方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
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【図14】
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【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図23】
【図24】
【図25】
【図26】
【公表番号】特表2012−532808(P2012−532808A)
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−519798(P2012−519798)
【出願日】平成22年7月12日(2010.7.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/041661
【国際公開番号】WO2011/006151
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年7月12日(2010.7.12)
【国際出願番号】PCT/US2010/041661
【国際公開番号】WO2011/006151
【国際公開日】平成23年1月13日(2011.1.13)
【出願人】(504075588)グラフィック パッケージング インターナショナル インコーポレイテッド (137)
【Fターム(参考)】
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