説明

対戦ゲームシステム

【課題】僅かな時間差で対戦に参加できなくなるプレイヤの発生を防止し得る対戦ゲームシステムを提供する。
【解決手段】各ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m 、・・・10−z )のゲーム操作入力装置(12−1 、12−2 、・・・12−m 、・・・12−z )に、それぞれ、ゲームサーバ(20)にアクセスし、所定の応募時間内に対戦相手の募集、選定を要求する募集開始入力手段(12−m1)と、所定のゲーム入力手段(12−m2)とに加えて、応募時間の延長請求手段(12−m3)を設けると共に、ゲームサーバ(20)には、ゲーム端末の応募時間の延長請求手段(12−m3)からの要求に基づき、当該応募時間を延長する手段(29)を設けたこと、を特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、対戦ゲームシステムに関し、特に、複数のゲーム端末と、通信回線を通じて各ゲーム端末と接続されたゲームサーバ(20)とから成る対戦ゲームシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
上記の如き対戦ゲームシステムには、複数のプレイヤが、インターネットを介して対戦を行うものと、単一のゲーム場に、又は、複数のゲーム場に跨って設置される有線タイプのものがあるが、本發明は主として後者の対戦ゲームシステムに係るものであり、広く楽しまれている。
然しながら、従来の対戦ゲームシステムにおいては、対戦者待ち受け画面での待ち時間のカウントダウンが終了すると、直ちにゲームが開始し、ゲームが終了するまでは新たなエントリーは一切受け付けられなかったため、僅かな時間差で間に合わず、対戦ができない場合があった。
特に業務用のゲーム機においては、客の回転率向上のためプレイ時間を圧縮する必要があるために、受付け時間を過ぎたプレイヤの救済については、これまで考慮されてこなかった。
そのため、参加できなかったプレイヤが落胆するだけでなく、そのプレイヤの参加を待っていたプレイヤも、不本意な状態で開始したゲームを相当時間続行しなければならないという問題点があった。
【0003】
【特許文献1】特開2002−273058号公報
【特許文献2】特開2005−270649号公報
【特許文献3】特開2004−243138号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の問題点を解決するためなされたものであり、その目的とするところは、上記の如く僅かな時間差で参加できなくなるプレイヤの発生を防止し得る対戦ゲームシステムを提供することにあ
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の目的を達成するため、本発明に係る対戦ゲームシステムは、
複数のゲーム端末と、通信回線を通じて各ゲーム端末と接続されたゲームサーバとから成る対戦ゲームシステムであって、
ゲーム端末は、それぞれ、
各ゲーム端末を個別に制御する端末CPUと、
プレイヤにより操作される、ゲームエントリー信号を発生する手段を含むゲーム操作入力装置と、
ゲーム経過が表示されるビデオディスプレイ装置と、
外部通信用のI /O ポートと、を具備し、
ゲームサーバは、
サーバ全体の機能を制御するサーバCPUと、
ゲームプログラムが記録された記憶装置と、
外部通信用のI /O ポートと、
I /O ポートを経由して受信した、エントリー信号を発信したゲーム端末からのゲーム操作入力を、当該ゲーム端末のIDコードと共に一時記録する入力RAMと、
上記記憶装置に記録されたゲームプログラムに従い、入力RAMに記録されたゲームエントリーのあったゲーム端末からのゲーム操作入力に基づいて、ゲーム演算を行うゲーム演算部と、
ゲーム演算部の演算結果に基づいて、対戦端末のディスプレイ装置に表示すべきゲーム画像信号を生成、出力する画像信号回路と、
画像信号回路の出力するゲーム画像信号を、当該対戦端末のIDコードと共に一時記録する出力RAMと、
出力RAMに記録された各対戦端末のゲーム画像信号を呼び出し、I /O ポートを介して当該ゲーム端末に送信する送信制御回路と、を具備しており、更に、
各ゲーム端末のゲーム操作入力装置には、それぞれ、ゲームサーバにアクセスし、エントリー応募開始信号を発生する手段と、所定のゲーム入力手段とに加えて、応募時間の延長請求手段が設けられると共に、
ゲームサーバには、何れかのゲーム端末の応募時間の延長請求手段からの要求に基づき、当該応募時間を延長する手段が設けられたこと、
を特徴とするものである。
上記応募時間を延長する手段により延長される時間範囲は、5秒から1分までの範囲内とすることが推奨される。
なお、ゲームサーバと多数のゲーム端末を接続する通信回線は、例えば一つのゲームセンター内をカバーするLANであってもよい。
又、ゲーム端末は、単一のゲーム場内に設けられているもののみに限定されず、複数のゲーム場に分散配置されていても良いものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明においては、上記の如く、最初にエントリーを申し込んだプレイヤ、又は、後からエントリーしようとするプレイヤの操作により、対戦応募時間が少しの時間延長されるので、プレイヤが僅かな時間差で参加し損なうということがなくなり、これにより、後からエントリーしようとするプレイヤは、コイン投入や参加のための操作をあせらず落ち着いて行うことが可能になると共に、待っている側のプレイヤは、一緒に遊びたいプレイヤと確実に対戦することができ、希望する対戦相手が不在の面白くないゲームを強要されることもなくなるものである。
また、延長時間を、例えば5秒〜1分程度の短時間とすることにより、客の回転率に悪影響を及ぼすことも回避し得るものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、図面に示す実施例を参照しつつ、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明に係る対戦ゲームシステムの一実施例の全体構成を示す説明図、
図2は、本発明に係る対戦ゲームシステムに設けられるゲームサーバの回路構成の一実施例を示すブロック図、
図3は、本発明に係る対戦ゲームシステムで多数用いられるうちの一つのゲーム端末の回路構成の一実施例を示すブロック図、
図4は、本発明に係る対戦ゲームシステムにおける対戦相手の応募時間の延長操作時の処理を示すフローチャート、
図5は、本発明に係る対戦ゲームシステムにおける対戦相手の応募時間中の複数のゲーム端末のディスプレイ画面表示を示す説明図である。
【0008】
本発明に係る対戦ゲームシステムの一実施例の全体構成を示す図1中、20はゲームサーバ、30は通信回線である。
また、上記ゲームサーバ20の回路構成の一実施例を示す図2中、21はサーバCPU、22は記憶装置、23は外部通信用のI/Oポート、24は入力RAM、25はゲーム演算部、26は画像信号回路、27は出力RAM、28は送信制御回路、29は応募時間延長手段である。
更にまた、多数のゲーム端末10−1 〜10−z のうちの一つのゲーム端末10−m の回路構成の一実施例を示す図3中、11−m は端末CPU、12−m はゲーム操作入力装置、12−m1は応募開始入力手段、12−m2はゲーム入力手段、12−m3は応募時間延長請求手段、13−m はビデオディスプレイ装置、14−m は外部通信用のI/Oポートである。
【0009】
本発明に係る対戦ゲームシステムは、図1に示すように、多数のゲーム端末10−1 、10−2 、・・・10−m 、・・・10−z (但し、z は正の整数、m は1 以上、z 以下の整数とする。以下同じ。)と、ネットワーク30を通じて、これらの各ゲーム端末10−1 、10−2 、・・・10−m 、・・・10−z と双方向通信が可能なように接続されるゲームサーバ20とから構成される。
通信回線30は、一つのゲームセンター内や遊技施設内をカバーするよう構築されたLANであってもよいし、或いはまた、複数のゲームセンターを結ぶ広範囲のネットワークであってもよい。
【0010】
プレイヤがゲームを行うゲーム端末10−1 、10−2 、・・・10−m 、・・・10−z は、いずれも同様の構成を有するものであるので、その一つのゲーム端末10−mの回路構成について、図3を参照して説明する。
ゲーム端末10−mは、ゲーム実行用に特化されたコンピューターと考えることができるので、コンピューターに必要な基本的構成要素である端末CPU11−mのほか、記憶装置、クロックパルス発振器、ワークRAM、各種ROM、等々を備えているが、図3では、本発明の説明に必要な構成要素だけを記載し、他の構成要素については省略してある。
【0011】
端末CPU 11−m は、ゲーム端末10−mの作動、制御に必要な全ての演算処理を行う制御装置であり、本発明に必要な対戦相手の応募時間延長に関係する演算処理のうち、ゲーム端末10−mにおいて行われるべきものは、この端末CPU 11−mが実行する。
ゲーム操作入力装置12−m は、は、プレイヤがゲームを行うためなどに操作する押しボタンやレバー、ジョイスティック、車の操縦装置を模してなる入力装置等から成るものであり、本発明の場合は、これらに加えて、エントリー募集開始入力手段12−m1、ゲーム入力手段12−m2、及び応募時間の延長請求手段12−m3としての機能を果たすように構成されている。
募集開始入力手段12−m1は、プレイヤがこれを操作することにより、ゲームサーバ20にアクセスし、所定の応募時間内に対戦相手の募集、選定を要求する信号を発生する。
ゲームが行われていない待機時間中に、一つのゲーム端末でこの募集開始入力手段12−m1が操作されると、他のゲーム端末のディスプレイには、エントリー募集画面、即ち、募集時間のカウントダウン画面が表示される。
ゲーム入力手段12−m2は、プレイヤがこれを操作することにより、プレイヤの分身であるゲームキャラクターの操作が行われる。これは、通常のゲーム遂行のためのゲーム操作手段である。
応募時間の延長請求手段12−m3は、対戦相手を求めるプレイヤ又は対戦相手として参加使用としているプレイヤがこれを操作することにより、応募可能な時間を少しだけ延長するための指令信号を発生する入力装置であり、その信号がゲームサーバ20に伝えられることにより、応募時間が延長され、応募時間のカウントダウンが一時停止したり、ステップバックしたりする。
ビデオディスプレイ装置13−m は、ゲーム中はゲーム経過を表示するための液晶パネル等による映像表示器であり、本発明においては、対戦相手の応募時間中は、カウントダウンされる残り時間が表示されるようになっている。
I /O ポート14−m は、外部通信のためのインターフェイスである。
【0012】
次に、ゲームサーバ20の回路構成について、図2を参照して説明する。
ゲームサーバ20は、前記複数のゲーム端末10−1 〜10−z のうちのエントリーのあったゲーム端末10−p、10−q、10−r間で行われる対戦ゲーム、例えば競馬ゲーム、レーシングゲーム等の対戦ゲーム、を統括制御するコンピューターであるので、これも、コンピューターに必要な基本的構成要素であるサーバCPU21、記憶装置22、クロックパルス発振器、ワークRAM、各種ROM、等々を備えているが、図2では、本発明の説明に必要な構成要素だけを記載し、他の構成要素については省略してある。
【0013】
サーバCPU 21は、サーバ全体の機能を制御する装置であり、本発明に必要な対戦相手の応募時間延長に関係する演算処理のうち、ゲームサーバ20において行われるべきものは、このサーバCPU21が実行する。
記憶装置22には、対戦ゲームシステムにおいて行うゲーム自体のプログラム及び当該ゲームを行う上で上記複数のゲーム端末を統括制御するためのプログラムから成るゲームプログラムがインストールされている。
I /O ポート23は、外部通信のためのインターフェイスである。
入力RAM 24は、I /O ポート23を経由して受信したゲーム端末10−m 、10−n からのゲーム操作入力を当該ゲーム端末10−m 、10−n のIDコードと共に一時記録するメモリである。
ゲーム演算部25は、上記記憶装置22に記録されたゲームプログラムに従い、入力RAM 24に記録された各ゲーム端末10−1 、10−2 、・・・10−m 、・・・10−n ・・・10−z からのゲーム操作入力に基づいて、エントリーのあったゲーム端末から送られたゲーム操作入力に基づいて当該対戦端末間のゲーム演算を行う演算回路である。
画像信号回路26は、ゲーム演算部25の演算結果に基づいて、対戦端末10−p、13−q、13−rのディスプレイ装置13−p、13−q、13−rに表示すべきゲーム画像信号を生成、出力する回路である。
出力RAM 27は、画像信号回路26の出力するゲーム画像信号を、当該対戦端末10−m 、10−n のIDコードと共に一時記録するメモリである。
送信制御回路28は、出力RAM 27に記録された各対戦端末10−m 、10−n のゲーム画像信号を呼び出し、I /O ポート23を介して当該ゲーム端末に送信する回路である。
応募時間を延長する手段29は、ゲーム端末の応募時間延長請求手段12−m3からの要求に基づき、当該応募時間を延長する手段であり、具体的にはタイマー回路等から構成される。
【0014】
次に、図4及び図5を併せて参照しつつ、本発明における対戦相手の応募時間延長機能について説明する。
図5に示す如く、ゲーム端末10−m でプレイヤAが最初にゲームプレイを希望し、その対戦相手を募集した場合に、対戦相手としてプレイヤBが現れ、ゲーム端末10−nで応募、参加する状況を想定する。
プレイヤAはゲーム端末10−m の前記応募開始入力手段12−m1のボタン(例えば、スタートボタンであってもよい。)を押す。
すると、対戦相手応募開始状態(図4中の最上枠の「対戦待ち開始」)となり、全てのゲーム端末10−1〜10−zの画面に、応募の残り時間が、図示する如く例えば「待ち時間 あと7秒」とカウントダウンしながら表示される。図5中のゲーム端末10−zのように、「対戦受付中!!」という表示と残り時間とを交互に切替え表示するようにしてもよい。
このとき、プレイヤBがゲーム端末10−nの前に現れ、対戦相手として参加しようとしているのをプレイヤAが気付いた場合において、残り時間が例えば2秒しかない場合には、プレイヤAは自分のゲーム端末10−m の前記応募時間延長請求手段12−m3のボタンを押す。
すると、その延長請求信号がネットワーク30を通じてゲームサーバ20に送られ、これを受信したゲームサーバ20は、その応募時間延長手段29によって例えばこ10秒間だけ応募時間を延長する(図5中の右枠の「カウントを10加算」に相当)。そして、その新たな残り時間が、全てのゲーム端末10−1〜10−zに表示される。
この場合、プレイヤAが自分のゲーム端末10−m の応募時間延長請求手段12−m3のボタンを押す代わりに、プレイヤBが自分のゲーム端末10−nの応募時間延長請求手段12−n3のボタンを押すことによっても、同様の延長がなされるように構成する。
【0015】
延長時間は、例えば5秒から1分までの範囲内とすることが、客の回転率等の観点から妥当である。
なお、延長形態としては、(1)1回の操作ごとに一定時間だけ(例えば10秒間)延長する、(2)ボタンを押している間タウントダウンを止める(但し、最大20秒間)、という方法などが考えられる。
【0016】
なお、本発明における上記の応募時間の延長機能は、ゲーム端末10−mの端末CPU11−m 、応募時間延長請求手段12−m3、及び、ゲームサーバ20のサーバCPU21、記憶装置22、入力RAM24、ゲーム演算部25、出力RAM27、応募時間延長手段29、等々のハードウェア資源と、これに組み込まれた前記ゲームプログラムとが協働し、当該プログラムが上記ハードウェア資源により実行されることによって達成されるものである。
【0017】
なお、本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、その目的の範囲内において、上記の説明から当業者が容易に想到し得るすべての変更実施例を包摂するものである。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は上記の如く構成されるので、本発明によるときは、対戦相手の参加を待つ側のプレイヤの判断、操作により、又は、ゲームにエントリーしようとするプレイヤの操作により、対戦応募時間が少しの時間延長されるので、僅かな時間差で参加し損なうということがなくなり、これにより、エントリーしようとする側のプレイヤは、コイン投入や参加のための操作をあせらず落ち着いて行うことが可能になると共に、待っている側のプレイヤは、一緒に遊びたいプレイヤと確実に対戦することができ、希望する対戦相手が不在の面白くないゲームを強要されることもなくなるなど、対戦ゲームを行なおうとするプレイヤにとって、これまでにない便宜を提供するものであるので、産業上多大の利用価値を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明に係る対戦ゲームシステムの一実施例の全体構成を示す説明図である。
【図2】本発明に係る対戦ゲームシステムに設けられるゲームサーバの回路構成の一実施例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る対戦ゲームシステムで多数用いられるうちの一つのゲーム端末の回路構成の一実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る対戦ゲームシステムにおける対戦相手の応募時間の延長操作時の処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る対戦ゲームシステムにおける対戦相手の応募時間中の複数のゲーム端末のディスプレイ画面表示を示す説明図である。
【符号の説明】
【0020】
10−1 〜10−z ゲーム端末
11−m 端末CPU
12−m ゲーム操作入力装置
12−m1 募集開始入力手段
12−m2 ゲーム入力手段
12−m3 応募時間延長請求手段
13−m ビデオディスプレイ装置
14−m 外部通信用のI/Oポート
20 ゲームサーバ
21 サーバCPU
22 記憶装置
23 外部通信用のI/Oポート
24 入力RAM
25 ゲーム演算部
26 画像信号回路
27 出力RAM
28 送信制御回路
29 応募時間延長手段
30 ネットワーク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−z :但し、m、z は正の整数。以下同じ。)と、通信回線(30)を通じて各ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m・・・10−z )と接続されたゲームサーバ(20)とから成る対戦ゲームシステム(100 )であって、
ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−z)は、それぞれ、
各ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−z)を個別に制御する端末CPU(11−1 、11−2 、・・・10−m、・・・11−z)と、
プレイヤにより操作される、ゲームエントリー信号を発生する手段を含むゲーム操作入力装置(12−1 、12−2 、・・・12m、・・・12−z)と、
ゲーム経過が表示されるビデオディスプレイ装置(13−1 、13−2 、・・・13−m・・・13−z)と、
外部通信用のI /O ポート(14−1 、14−2 、・・・14−m、・・・14−z)と、を具備し、
ゲームサーバ(20)は、
サーバ全体の機能を制御するサーバCPU (21)と、
ゲームプログラムが記録された記憶装置(22)と、
外部通信用のI /O ポート(23)と、
I /O ポート(23)を経由して受信した、エントリー信号を発信したゲーム端末(10−p、10−q、・・・10−r)(但し、p、q、rはzより大きくない正の整数。)からのゲーム操作入力を、当該ゲーム端末(10−p、10−q、・・・10−r)のIDコードと共に一時記録する入力RAM(24)と、
上記記憶装置(22)に記録されたゲームプログラムに従い、入力RAM (24)に記録されたゲームエントリーのあったゲーム端末(10−p、10−q、・・・10−r)からのゲーム操作入力に基づいて、ゲーム演算を行うゲーム演算部(25)と、
ゲーム演算部(25)の演算結果に基づいて、対戦端末(10−p、10−q、・・・10−r )のディスプレイ装置(13−p 、13−q、・・・、13−r )に表示すべきゲーム画像信号を生成、出力する画像信号回路(26)と、
画像信号回路(26)の出力するゲーム画像信号を、当該対戦端末(10−p、10−q、・・・10−r)のIDコードと共に一時記録する出力RAM (27)と、
出力RAM (27)に記録された各対戦端末(10−p、10−q、・・・10−r)のゲーム画像信号を呼び出し、I /O ポート(23)を介して当該ゲーム端末に送信する送信制御回路(28)と、を具備しており、更に、
各ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−z)のゲーム操作入力装置(12−1 、12−2 、・・・12−m、・・・12−z)には、それぞれ、ゲームサーバ(20)にアクセスし、エントリー募集開始信号を発生する手段(12−11 、12−21、・・・12−m1、・・・12−z1)と、所定のゲーム入力手段(12−12 、12−22、・・・12−m2、・・・12−z2)とに加えて、応募時間の延長請求手段(12−13、12−23、・・・12−m3、・・・12−z3)が設けられると共に、
ゲームサーバ(20)には、何れかのゲーム端末の応募時間の延長請求手段(12−13、12−23、・・・12−m3、・・・12−z3)からの要求に基づき、当該応募時間を延長する手段(29)が設けられたこと、
を特徴とする上記の対戦ゲームシステム(100)。
【請求項2】
全てのゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−zが、単一のゲーム場内に配置された、請求項1に記載の対戦ゲームシステム(100)。
【請求項3】
ゲーム端末(10−1 、10−2 、・・・10−m、・・・10−zが、複数のゲーム場内に分散配置された、請求項1に記載の対戦ゲームシステム(100)。
【請求項4】
上記応募時間を延長する手段(29)により延長される応募時間が5秒から1分までの範囲内である請求項1ないし3の何れか一に記載の対戦ゲームシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−213754(P2009−213754A)
【公開日】平成21年9月24日(2009.9.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−62340(P2008−62340)
【出願日】平成20年3月12日(2008.3.12)
【出願人】(306019111)株式会社タイトー (475)
【Fターム(参考)】