説明

封止構造を備えた放電ランプ

【課題】確実に放電空間を気密にし、破裂、破損の恐れがない封止構造を提供するとともに、安定した点灯を実現する。
【解決手段】二重封止構造の放電ランプにおいて、電極支持棒22を保持する電極側ガラス管24の端部24T1に、封止管端部に向けて先太のテーパー形状部分を形成する。そして、端部24T1の径を、他方の端部24T2の径よりも大きくする。すなわち、内側金属リング26とガラス管24との接触面付近において、電極側ガラス管24の径を他の部分の径よりも大きくする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ショートアーク型放電ランプなど放電ランプの封止構造に関し、特に、封止管を重ねた封止構造に関する。
【背景技術】
【0002】
ショートアーク型放電ランプでは、電極を封じた発光管の両端にガラス製の封止管が一体的に連設されており、封止管内では、電極を支持する電極支持棒が円筒状のガラス管によって保持される。金属箔によるシール構造では、電極支持棒を軸着させた金属リングなどを介してモリブデン箔などを電極支持棒と電気的に接続させる。そして、封止工程では、封止管を熱によって縮径させ、封止管をガラス管と溶着させる。これによって、金属箔が封着され、発光管内が気密状態になる。
【0003】
半導体、液晶製造分野では、生産効率を向上させるため、ショートアーク型放電ランプの大電力化が進んでいる。電力を上げることによって過度な応力が封止管にかかり、封止管の破損、しいてはランプ破壊が生じる恐れある。そのような破壊を防止するため、二重封止構造によって強度を高めた放電ランプが知られている(特許文献1、2参照)。
【0004】
二重封止構造の放電ランプでは、封止管内に挿入されるガラス管、金属箔を含めたパーツ(マウント部品)に封止管を溶着させ、さらにその外側から封止管を溶着させる。特許文献2では、内側封止管の端部が放電空間に露出しないようにするため、内側封止管より径の大きいテーパー状のガラス管端部に内側封止管を当接させている。この構造によって、内側、外側封止管を一度に溶着させて封止構造を提供することができ、生産効率が高められる。
【特許文献1】特開2007−157513号公報
【特許文献2】特開2007−95328号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の二重封止構造では、封止工程のときに内部封止管が収縮する一方、径の大きいガラス管端部は、厚みのため外径が変化しにくい。そのため、内側封止管とガラス管のテーパー部分での接触面では、内側封止管が複雑な収縮動作によって溶着し、接触面に隙間が残る恐れがある。特に、内側封止管の端部形状が複雑な形状になることによって、隙間が生じやすい。
【0006】
材質の異なる金属リングとガラス管との接触面付近では応力集中が生じやすく、接触面付近の微小隙間に沿ってクラックが発生しやすい。発生したクラックは径方向に沿って隣接する内側封止管、さらに外側封止管へすぐに進行する。このようなクラックの進行によって、封止管が破断し、さらには発光管へクラックが進行することによってランプの破損、破裂が生じる。また、ガラス管の発光管側端部の径を大きくすると、外側封止管との溶着部分に応力集中が起こり、ランプ点灯時の破裂起点となる恐れがある。
【0007】
一方、ショートアーク型放電ランプの場合、放電開始から安定点灯状態といえる定格ランプ電圧まで上昇する時間をできるだけ短縮することが要求される。しかしながら、ガラス管の発光管側端部の径が大きいと、放電空間に触れるガラス管端面の熱容量が大きくなり、ガラス管が暖まりにくい。その結果、放電空間内の水銀蒸発がなかなか進まず、定格電圧による放電まで時間を要し、迅速に安定点灯へ移行できない。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の放電ランプは、発光管内の電極を支持し、発光管と繋がった外側封止管内に配設された導電性の電極支持棒と、電極支持棒を保持し、外側封止管と溶着したガラス管と、ガラス管に面し、軸方向に沿って配設された金属箔と電極支持棒とを電気的に接続させる導電性環状部材と、外側封止管内で同軸的に溶着した内側側封止管とを備える。例えば、ガラス管は円筒状ガラス管であり、電極支持棒を軸通させて保持する。環状部材は、例えば金属リングによって構成すればよい。
【0009】
本発明では、内側封止管は、環状部材から外側封止管端部の範囲内で延在する。すなわち、環状部材を超え、発光管側まで軸方向に延びておらず、環状部材とガラス管との接触面から離れている。そして、ガラス管の環状部材側端部における径は、発光管側端部における径よりも大きい。
【0010】
環状部材とガラス管との接触面が、外側封止管および内側封止管から離れているため、接触面において生じやすいクラックが外側封止管へ伝わりにくい。また、ガラス管の発光管側端部における径の大きさが抑制されるため、安定点灯へ迅速に移行する。さらに、ガラス管の発光管側端部にかかる応力集中が抑えられる。
【0011】
応力集中を避けるため、ガラス管の少なくとも一部を、外側封止管端部に向けて先太のテーパー状に形成するのがよい。例えば、円筒状凹部を同軸的に形成し、その凹部に環状部材を挿入させることによって、ガラス管の環状部材側端部が、環状部材を囲むように構成するのがよい。特に、内側封止管を環状部材と隣接させいないため、環状部材よりも外径の大きい前記ガラス管の環状部材側端部の軸方向長さが、前記環状部材の厚さより大きくするのが望ましい。また、封止管全体を大型化させないように、内側封止管の径を、第1の径よりも小さくするのがよい。例えば、封止管端部に向けて先細のテーパー状部分をガラス管に形成すればよい。
【0012】
本発明の放電ランプの製造方法は、1)先太のテーパー状部分と、発光管側端部より径の大きい封止管側端部に円筒状凹部を同軸的に設けたガラス管を形成し、2)電極支持棒を保持する導電性環状部材を、凹部へ挿入し、3)導電性環状部材の外径より内径が大きく、ガラス管の封止管側端部の外径よりも外径の小さい内側封止管の発光管側端部を、封止管側端部に当てて位置決めし、4)外側封止管内に内側封止管、導電性環状部材を含めたマウント部品を封入し、5)外部から外側封止管を熱することによって外側封止管と、内側封止管と、ガラス管の発光管側端部とを同時に縮径させる工程を含むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、確実に放電空間を気密にし、破裂、破損の恐れがない封止構造を提供するとともに、迅速に安定した点灯を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下では、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1は、本実施形態であるショートアーク型放電ランプの概略的断面図である。図2は、陽極側における封止管の概略的断面図である。
【0016】
ショートアーク型放電ランプ10は、石英ガラスの発光管12内に陽極14、陰極16を備え、発光管12の両側には、同軸的に封止管20、60(以下、外側封止管という)が形成されている。外側封止管20、60は、発光管12と一体的に繋がった石英ガラス管であり、その両端は、口金80A、80Bで塞がれている。
【0017】
封止管20、60各々の内部には、陽極14、陰極16を支持するとともに、発光管12内の放電空間11を密閉、封止するパーツ(以下、マウント部品という)18A、18Bが設けられている。本実施形態では2重封止構造によって発光管10内の放電空間11を気密封止している。放電空間11には、水銀および放電ガスが封入されている。
【0018】
図2に示すように、封止管20の内部には、陽極14を支持する電極支持棒22が設けられ、外側封止管20内の軸方向に延設されている。電極支持棒22は、石英ガラス管(以下、電極側ガラス管という)24に設けられた軸穴24Aに挿通され、外側封止管20と溶着した電極側ガラス管24は、電極支持棒22を保持する。電極側ガラス管24の発光管側を向く端部(発光管側端部)24T2には、外側封止管20と確実に溶着するために円筒状穴24Bが形成されている。
【0019】
電極支持棒22は、外側封止管20の端部まで延出しておらず、所定間隔を置いて金属製のリード棒28が電極支持棒22と同軸的に対向配置されている。電極支持棒22、リード棒28は、石英製の円柱状ガラス部材34の両端の軸に沿って設けた挿入穴34A、34Bに嵌挿され、ガラス部材34は電極支持棒22、リード棒28を保持する。リード棒28は外部の電源部(図示せず)と繋がるリード線(図示せず)に接続される。
【0020】
円筒状のガラス部材34の両端には、剛性金属リング26、32がそれぞれ密着するように配置され、電極支持棒22、リード棒28は軸穴26A、32Bに挿通される。発光管12に近い金属リング(以下、内側金属リングという)26は、電極側ガラス管24のもう一方の端部24T1と当接する。他方の金属リング(以下、外側金属リングという)32は、石英製の外側ガラス管リング35と当接する。金属リング26、32は、それぞれ電極支持棒22、リード棒28と溶着している。
【0021】
内側金属リング26、外側金属リング32の間には、軸方向に沿って複数の帯状金属箔36がガラス部材34の外表面に沿って軸方向に延び、その両端は、内側金属リング26、外側金属リング32の外周面と溶接されている。金属リング32はリード棒28と金属箔36とを電気的に接続させ、金属リング26は金属箔36と電極支持棒22とを電気的に接続させる。
【0022】
石英ガラスから成る内側封止管38は、外側封止管20の内面と溶着し、同軸的に配置されている。内側封止管38は、円筒状のガラス部材34、金属箔36を収容し、外側封止管20と溶着することによって封止管20内を封止する。なお、金属箔36は、図2で示すのとは異なり、実際には内側封止管38と比べて非常に薄い。石英製の固定リング29は、外側封止管20の端部に挿入され、内側封止管38の軸方向に沿った位置を固定する。
【0023】
図3は、外側封止管20のガラス管24付近を拡大した断面図である。
【0024】
電極側ガラス管24の端部24T1付近には、発光管側から金属リング側に向けて先太になったテーパー形状部分24Sが形成され、外側封止管20もテーパー形状部分24Sに沿ってテーパー状に形成されている。テーパー形状部分24Sは、応力集中を防ぐために滑らかに形成されている。
【0025】
このテーパー形状部分24Sにより、電極側ガラス管24の端部24T1における径D1は、他方の端部24T2における径D2よりも大きい。そして端部24T1には、円筒状の凹部24Nが同軸的に形成され、外周面の金属箔36を含めて内側金属リング26、およびガラス部材34が凹部24Nに挿入される。すなわち、端部24T1は内側金属リング26を囲む。
【0026】
端部24T1の径D2は、内側封止管38の外径よりも大きい。そして、径D2を有する端部24T1の軸方向長さLは、内側金属リング26の厚さL0よりも長い。すなわち、内側封止管38の端部38T1は、軸方向に沿って金属リング36よりも封止管端部側の位置で電極側ガラス管24の端部24T1と溶着する。
【0027】
さらに、電極側ガラス管24の端部24T1には、封止管端部側に向けて先細になったテーパー形状部分24Uが形成され、内側封止管38と溶着する端部24T1の端面における径D3は、径D1より小さい。
【0028】
図4は、マウント部品18Aを内側封止管38に挿入している溶着前の概略的断面図である。図5は、マウント部品18Aを収納する内側封止管38を外側封止管20へ挿入している溶着前の概略的断面図である。図4、5を用いて、封止工程について説明する。
【0029】
図4に示す内側封止管38は、バーナーなどによって溶着する前の状態を示し、電極側ガラス管24の端部24T1は、溶着前の形状である。端部24T1の環状フランジ部24Vは、内側金属リング26の外径より大きい内径を有し、かつ、内側封止管38の外径よりも大きい外径を有する。内側封止管38の内径は、導電性環状部材の外径よりも大きい。
【0030】
マウント部品18Aを構成するため、まず、内側金属リング26と電極支持棒22とを溶接により一体化し、電極支持棒22に電極側ガラス管24と挿入する。さらに、陽極14に電極支持棒22を圧入させて一体化させる。また、外側金属リング32とリード棒28とを溶接により一体化させる。
【0031】
次に、内側金属リング26の溶接された電極支持棒22と、外側金属リング32の溶接されたリード棒28とを、ガラス部材34の挿入穴34A、34Bに嵌挿させて、ガラス部材34の両端に内側金属リング26と外側金属リング32を配置させる。
【0032】
さらに、内側金属リング26の外周面と外側金属リング32の外周面に複数の帯状金属箔32を溶接し、これによって、内側金属リング26、ガラス部材34、外側金属リング32が一体的になる。本実施形態では、6枚の金属箔を等間隔で軸方向に延ばしている。
【0033】
今度は、電極側ガラス管24の凹部24Nに、外側金属リング32、金属箔32、およびガラス部材34と一体的な内側金属リング26を挿入する。そして、内側封止管38をガラス部材34に被せる。このとき、ガラス部材34と内側封止管38との間には僅かな隙間が生じている。
【0034】
さらに、外側ガラス管35をリード棒28に挿入させ、固定リング29を内側封止管38に当てながらリード棒28を挿通させる。内側封止管38の端部38T1は電極側ガラス管24の端部24T1と当接し、もう一方の端部38T2は、固定リング29と当接する。これによって内側封止管38が位置決めされ、軸方向への動きが抑制される。
【0035】
マウント部品18Aが実装され、内側封止管38が装着されると、今度は、外側封止管20内にマウント部品18Aが挿入される。そして、放電空間11内を負圧状態にし、バーナーなどによって外側封止管20を加熱する。加熱によって外側封止管20、内側封止管38および電極側ガラス管の電極側端部24T2が縮径し、電極側ガラス管24、ガラス部材34、および外側ガラス管35と溶着する。これによって、マウント部品18Aが外側封止管20内に封止される。
【0036】
なお、陰極側の封止構造、封止工程も、陽極側と同様である。
【0037】
このように本実施形態によれば、二重封止構造の放電ランプ10において、電極支持棒22を保持する電極側ガラス管24の端部24T1に、封止管端部に向けて先太のテーパー形状部分24Sが形成されている。そして、端部24T1の径D1が、他方の端部24T2の径D2よりも大きい。すなわち、内側金属リング26とガラス管24との接触面付近において、電極側ガラス管24の径が他の部分の径よりも大きくなる。
【0038】
内側金属リング26とガラス管24との接触面は、材質の異なる接触面であるため、ランプ使用中のランプ内圧力や熱による応力がかかりやすく、隙間が生じやすい。本実施形態では、ガラス管24の凹部24Nに内側金属リング26が挿入されることによって電極側ガラス管24が接触面付近を囲む。したがって、接触面付近からのクラック発生を防ぎ、外側封止管20、しいては発光管12においてクラックにより破損するのを防ぐ。
【0039】
また、内側封止管38と電極側ガラス管24の端部24T1との溶着部が内側金属リング26と電極側ガラス管24との接触面付近から離れているため、この溶着部を起点とするクラックが発生するのを防ぐことができる。
【0040】
一方、電極側ガラス管24の端部24T2の径D2は、一重封止構造とほぼ同じ径の大きさに定めることができる。これにより、端部24T2と外側封止管20との肉厚の薄い溶着部分におけるクラック発生、応力集中による管の破損が防止される。また、放電空間11との接触面積を小さく抑えることができ、点灯開始から安定した定格電圧へ迅速に移行することができる。
【0041】
さらに、電極側ガラス管24の端部24T1には、先細のテーパー形状部分24Uが形成され、内側封止管38の外径は、電極側ガラス管24の端部24T1の径D1よりも小さい。これによって、外側封止管20を大径化する必要がない。
【0042】
その上、内側封止管38は電極側ガラス管24の端部24T1と固定リング29との間で位置決めされるため、放電ランプの封止工程において、内側封止管38、外側封止管20を一度に溶着させることができ、効率よく放電ランプを製造することができる。
【0043】
なお、二重封止構造に限定されず、所定の強度形状を備えた3種類以上の封止管を重ねて溶着さえてもよい。内側封止管38は、内側金属リング26を超えて発光管側まで延びないように配置すればよい。また、ガラス管24T2のテーパー形状部分24Sの形状は、必要に応じて変更可能である。さらに、ショートアーク型以外の放電ランプの封止構造にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本実施形態であるショートアーク型放電ランプの概略的断面図である。
【図2】陽極側における封止管の概略的断面図である。
【図3】外側封止管のガラス管付近を拡大した断面図である。
【図4】マウント部品を内側封止管38に挿入している溶着前の概略的断面図である。
【図5】マウント部品を収納する内側封止管を外側封止管へ挿入している溶着前の概略的断面図である。
【符号の説明】
【0045】
10 放電ランプ
11 放電空間
12 発光管
20 外側封止管
22 電極支持棒
24 電極側ガラス管(ガラス管)
24T1 端部(環状部材側端部)
24T2 端部(発光管側端部)
24N 凹部
26 内側金属リング(環状部材)
28 リード棒
32 外側金属リング
34 ガラス部材
36 金属箔
38 内側封止管
D1 径(環状部材側端部における径)
D2 径(発光管側端部における径)



【特許請求の範囲】
【請求項1】
発光管内の電極を支持し、発光管と繋がった外側封止管内に配設された導電性の電極支持棒と、
前記電極支持棒を保持し、前記外側封止管と溶着したガラス管と、
前記ガラス管に面し、軸方向に沿って配設された金属箔と前記電極支持棒とを電気的に接続させる導電性環状部材と、
外側封止管内で同軸的に溶着し、前記環状部材から外側封止管端部の範囲内で延在する内側封止管とを備え、
前記ガラス管の環状部材側端部における径が、発光管側端部における径よりも大きいことを特徴とする放電ランプ。
【請求項2】
前記ガラス管の少なくとも一部が、外側封止管端部側に向けて先太のテーパー状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
【請求項3】
前記ガラス管の環状部材側端部が、前記環状部材を囲むように円筒状凹部を有することを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
【請求項4】
前記環状部材より外径の大きい前記ガラス管の環状部材側端部の軸方向長さが、前記環状部材の軸方向厚さより大きいことを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
【請求項5】
前記内側封止管の径が、前記ガラス管の環状部材側端部における径よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
【請求項6】
前記環状部材は、前記電極支持棒を軸挿させて保持する金属リングであることを特徴とする請求項1に記載の放電ランプ。
【請求項7】
先太のテーパー状部分と、発光管側端部より外径の大きい封止管側端部に円筒状凹部とを同軸的に設けたガラス管を形成し、
電極支持棒を保持する導電性環状部材を前記凹部へ挿入し、
前記導電性環状部材の外径よりも内径が大きく、前記ガラス管の封止管側端部の外径よりも外径の小さい内側封止管の発光管側端部を、前記ガラス管の封止管側端部に当てて位置決めし、
外側封止管内に前記内側封止管、前記ガラス管、前記導電性環状部材を含めたマウント部品を封入し、
外部から前記外側封止管を熱することによって前記外側封止管と、内側封止管と、前記ガラス管の発光管側端部とを同時に縮径させることを特徴とする放電ランプの製造方法。







【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2009−230994(P2009−230994A)
【公開日】平成21年10月8日(2009.10.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−73798(P2008−73798)
【出願日】平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願人】(000128496)株式会社オーク製作所 (175)
【Fターム(参考)】