小型のフォークリフト
【課題】 従来、フォークリフトを、車輌の荷台、地面・建屋の高所、作業所、工場等の二階、中二階、棚等への載架は、例えば、スロープの使用の例では、段取りの作業があり、また、スロープの設置に対する作業等がある。しかし、この作業は、厄介であること、スロープの購入及び保管の必要性があること、さらには作業の安全性に配慮を要すること、等の問題を抱えている。また、吊上げの例では、場所と大掛かりな設備を要する。
【解決手段】 本発明は、小型のフォークリフトであって、小型のフォークリフトの後部に、二本の長孔を形成し、長孔に、他のフォークリフトのフォークが挿入可能とし、小型のフォークリフトを、他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。従って、車輌の荷台、地面・建屋の高所、作業所、工場等の二階、中二階、棚等への載架が容易である。
【解決手段】 本発明は、小型のフォークリフトであって、小型のフォークリフトの後部に、二本の長孔を形成し、長孔に、他のフォークリフトのフォークが挿入可能とし、小型のフォークリフトを、他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。従って、車輌の荷台、地面・建屋の高所、作業所、工場等の二階、中二階、棚等への載架が容易である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、小型のフォークリフトに関する発明であり、この小型のフォークリフトを、別の小型のフォークリフト、又は通常のフォークリフト（他のフォークリフト）で持上げ可能とする小型のフォークリフトに関する。
【背景技術】
【０００２】
周知の如く、フォークリフトを、車輌の荷台、地面の高所、又は建物（作業所、工場等）の二階、中二階、棚等への載架、又はこれらに移動する方法としては、例えば、スロープの使用の例では、段取りの作業があり、また、スロープの設置に対する作業等がある。しかし、この作業は、厄介であること、スロープの購入及び保管の必要性があること、さらには作業の安全性に配慮を要すること、等の問題を抱えている。
【０００３】
また、船舶、車輌等に搬入する作業で、フォークリフトを吊上げで作業するための先行文献がある。例えば、特開２００５−３０６５９６号公報と、実開平６−１８３９１号公報とが挙げられる。この文献１、２は、フォークリフトを、別の場所に、載架・移動することは同じと考えられるが、その搬入の目的が一部、相違すること、設備の設置と大型化を招来すること、設置場所が限定されること、等の課題がある。
【０００４】
その他として、フォークリフト自体に昇降装置を備えた発明がある。例えば、特開２０００−３４４４８１号公報が上げられる。この文献３は、有益であるが、フォークリフトの構造が複雑となると考えられる。
【０００５】
【特許文献１】特開２００５−３０６５９６号公報
【特許文献２】実開平６−１８３９１号公報
【特許文献３】特開２０００−３４４４８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
文献１〜３に示した、先行文献では、本発明が意図する、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架するには、不向きである。また、この作業を簡易、かつ安全に行うには、不向きである。
【０００７】
また、先行文献では、本発明が意図する、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することはできない構造となっている。従って、汎用性に、問題を残すものと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
請求項１の発明は、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架すること、又はこの持上げ作業を簡易、かつ安全に行うこと、等を意図する。また、請求項１の発明は、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することで、所期の目的を達成することを意図する。
【０００９】
請求項１は、小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、この各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、この小型のフォークリフトを、前記他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。
【００１０】
請求項２の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの車種の提供である。
【００１１】
請求項２は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１２】
請求項３の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの構造の提供である。
【００１３】
請求項３は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１４】
請求項４〜６の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトに設ける長孔の構造の提供である。
【００１５】
請求項４は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、前記小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつこの他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１６】
請求項５は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１７】
請求項６は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１８】
請求項７の発明は、請求項１の意図を達成し、かつ各種の使用の対応に応え得る小型のフォークリフトの長孔の構造の提供である。
【００１９】
請求項７は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、この小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２０】
請求項８の発明は、請求項１の意図を達成するために、他のフォークリフトの最適な車種の提供である。
【００２１】
請求項８は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【発明の効果】
【００２２】
請求項１の発明は、小型のフォークリフトであって、小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、小型のフォークリフトを、他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。
【００２３】
従って、請求項１は、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架すること、又はこの持上げ作業を簡易、かつ安全に行うこと、等の特徴がある。また、請求項１は、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することで、所期の目的を達成できる実益がある。
【００２４】
請求項２の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２５】
従って、請求項２は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの車種を提供できる。
【００２６】
請求項３の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２７】
従って、請求項３は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの構造を提供できる。
【００２８】
請求項４の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
差込孔は、小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつ他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２９】
請求項５の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３０】
請求項６の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
長孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３１】
従って、請求項４〜６は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトに設ける長孔の構造を提供できる。
【００３２】
請求項７の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３３】
従って、請求項７は、請求項１の意図を達成し、かつ各種の使用の対応に応え得る小型のフォークリフトの長孔の構造を提供できる。
【００３４】
請求項８の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３５】
従って、請求項８は、請求項１の意図を達成するために、他のフォークリフトの最適な車種を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】小型のフォークリフトの側面図
【図２】小型のフォークリフトの背面図
【図３−１】工場の中二階、又は車輌に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架する前の状態の模式図
【図３−２】工場の中二階に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架した状態の模式図
【図３−３】車輌の荷台に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架した状態の模式図
【図４−１】小型のフォークリフトにバランスウエートを、直接、付設する状態の模式図
【図４−２】小型のフォークリフトに、支持ベースを利用してバランスウエートを、付設する状態の模式図
【図５】図１の小型のフォークリフトの他の例を示した背面図
【図５−１】別の小型のフォークリフトの側面図
【図５−２】さらに別の小型のフォークリフトの側面図
【発明を実施するための形態】
【００３７】
図中１は小型のフォークリフトで、この小型のフォークリフト１は、従来と同じ構造と動きである。その主たる構造は、機台１００と、この機台１００の前部１００ａに設けたマスト１０１と、このマスト１０１に昇降自在に設けたフォーク１０２、１０２（対の場合には、一方とする。フォーク：爪）と、機台１００の後部１００ｂに設けた運転席１０３と、この運転席１０３に立設した人Ｈが操作するハンドル１０４及び複数の操作杆１０５と、また、機台１００の前部に設けたヘッドガード１０６とを有する。そして、機台１００内には、バッテリー２、走行用のモータ３とか、フォーク用の駆動モータ５等を有する。図中６、７は車輪を示す。尚、バッテリー２に代替して、重油、石油等の化石燃料とか、その他エンジンでも可能である。
【００３８】
この機台１００には、図１〜図４−２の如く、その後部１００ｂには、前部１００ａに貫通する長孔８、８（差込孔の一例である）を開設する。また、図５の例の如く、一方の側部１００ｃから、他方の側部１００ｄに長孔８を開設する。そして、この長孔８は、機台１００に設けたバッテリー２、モータ３、５、又は車輪６、７等に影響を与えない位置に設けられる。また、長孔８は、小型のフォークリフト１の持上げバランスを考えた配置とする。例えば、小型のフォークリフト１（既設の小型のフォークリフト１で考えた場合には）の車輪６、７の間（車輪６、７の内方間）とか、車輪６、７の上方のスペースとかを利用し、しかも規格のフォーク１０２が設けられる位置とする（規格寸法）。そして、この長孔８は、機台１００（小型のフォークリフト１）の後部１００ｂから前部１００ａ、又は一方の側部１００ｃから他方の側部１００ｄに向って、同じ横幅で、かつ同じ高さとすることで、フォーク１０２、又はフォーク１０２−１の挿入の容易化と、経験が利用でき、重宝すること、作業の容易化と、作業時間の短縮化等に寄与できる。また、この長孔８を、規格寸法に則った構造とすることで、全ての既設の小型のフォークリフト１と、この長孔８に挿入されたフォーク１０２−１（フォーク１０２−１の幅を変更可能な機種も含む）を有する他のフォークリフト１−１に対応可能である。別の実施例では、例えば、機台１００に長孔８を直接開設するが、図示しない、ベースに長孔８を開設し、このベースの上に、既設の小型のフォークリフト１を取付けることで、同じ構造となり、かつ同じ効果が期待できること、また、既設の小型のフォークリフト１を活用できる利点がある。この別の実施例も、目的とする処と、効果が同じであって、本発明の範疇である。
【００３９】
続いて、小型のフォークリフト１の使用の好ましい一例を、図３−１〜図３−３を基に説明する。先ず、工場Ａの中二階Ａ１に小型のフォークリフト１を、他のフォークリフト１−１を利用して載架する場合には、図３−１の如く、床面Ｂにある小型のフォークリフト１の長孔８に、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１（爪）を差込む。続いて、他のフォークリフト１−１を操作し、小型のフォークリフト１を持上げる。そして、この小型のフォークリフト１が、中二階Ａ１に達した段階で、他のフォークリフト１−１を前進及び降下する。その後、小型のフォークリフト１の長孔８より、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を抜き、小型のフォークリフト１を中二階Ａ１に載架する。この載架後に、他のフォークリフト１−１の後退とフォーク１０２−１の降下が終了した段階で、小型のフォークリフト１の中二階Ａ１への載架が終了する（図３−２参照）。一方、載架された、小型のフォークリフト１は、作業を開始する。尚、この小型のフォークリフト１を、最初の床面Ｂに戻すには、前述の操作の逆パターンであり説明は割愛する。また、車輌Ｃの荷台Ｃ１に小型のフォークリフト１を、他のフォークリフト１−１を利用して載架する場合には、図３−１の如く、床面Ｂにある小型のフォークリフト１の長孔８に、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を差込む。続いて、他のフォークリフト１−１を操作し、小型のフォークリフト１を持上げる。そして、この小型のフォークリフト１が、荷台Ｃ１に達した段階で、他のフォークリフト１−１を前進及び降下する。その後、小型のフォークリフト１の長孔８より、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を抜き、小型のフォークリフト１を荷台Ｃ１に載架する。この載架後に、他のフォークリフト１−１の後退とフォーク１０２−１の降下が終了した段階で、小型のフォークリフト１の荷台Ｃ１への載架が終了する（図３−３参照）。その後は、車輌Ｃの煽りを閉めて、所定の場所に移動する。尚、この小型のフォークリフト１を、最初の床面Ｂに戻すには、前述の操作の逆パターンであり説明は割愛する。
【００４０】
また、小型のフォークリフト１で重量物を搬送する好ましい一例を、図４−１と、図４−２を基に説明する。図４−１の例では、バランスウェート１０に設けた対のフォーク１０００を、長孔８に差込み、この小型のフォークリフト１で重量物（図示せず）を持上げ搬送する際に使用し、小型のフォークリフト１の転倒防止を図る。尚、バランスウェート１０の取外しは、前述した取付けの逆であり、その説明は割愛する。また、図４−２は、図４−１と同じ目的であるが、支持ベース１１を設け、この支持ベース１１に、バランスウェート１０を設ける例であり、この例では、支持ベース１１のフォーク１１００を、長孔８に差込み支持する構造である。その他は、図４−１の例に準ずる。以上で説明した、図４−１と図４−２は、小型のフォークリフト１の長孔８を利用する他の一例である。また、この小型のフォークリフト１の長孔８では、説明しないが、多数の他の利用例もあり得る。
【００４１】
尚、図５−１と、図５−２においては、この機台１００（小型のフォークリフト１）の後部１００ｂから前部１００ａに貫通する切欠き８０、８０（差込孔の一例である）を開設するか、又は一方の側部１００ｃから、他方の側部１００ｄに貫通する切欠き８０、８０を開設する、それぞれ別の例であり、この別の例では、切欠き８０は、機台１００に設けたバッテリー２、モータ３、５、又は車輪６、７等に影響を与えない位置に設けられる。また、切欠き８０は、小型のフォークリフト１の持上げバランスを考えた配置とする。例えば、小型のフォークリフト１（既設の小型のフォークリフト１で考えた場合には）の車輪６、７の間（車輪６、７の内方間）、又は車輪６、７の両外側との如く、車輪６、７と抵触しないスペースを利用し、前記のバランスを考え、望ましくは、規格のフォーク１０２が設けられる位置とする（規格寸法）。そして、この切欠き８０は、機台１００の後部１００ａより前部１００ｂに向ってか、又は機台１００の一方の側部１００ｃから他方の側部１００ｄに向って（又は他方の側部１００ｄから一方の側部１００ｃに向って）、同じ横幅で、かつ同じ高さとすることで、フォーク１０２、又はフォーク１０２−１の挿入の容易化と、経験が利用でき、重宝すること、作業の容易化と、作業時間の短縮化等に寄与できる。その他の構造、使用例等は、前述の例に準ずる。尚、この実施例では、前述の例と同様に、バランスウェート１０を設置することも可能とする。その方法としては、例えば、差込み８０の形状を変更するか、係止機構を設ければ可能である。
【００４２】
そして、図示しないが、差込孔の構造は、長孔８と切欠き８０とを併用する実施例、或いは、長孔８相互の並設とか、切欠き８０相互の並設とかもあり得る。
【符号の説明】
【００４３】
１ 小型のフォークリフト
１−１ 他のフォークリフト
１００ 機台
１００ａ 前部
１００ｂ 後部
１００ｃ 一方の側部
１００ｄ 他方の側部
１０１ マスト
１０２ フォーク
１０２−１ フォーク
１０３ 運転席
１０４ ハンドル
１０５ 操作杆
１０６ ヘッドガード
２ バッテリー
３ モータ
５ モータ
６ 車輪
７ 車輪
８ 長孔
８０ 切欠き
１０ バランスウェート
１０００ フォーク
１１ 支持ベース
１１００ フォーク
Ａ 工場
Ａ１ 中二階
Ｂ 床面
Ｃ 車輌
Ｃ１ 荷台
Ｈ 人
【技術分野】
【０００１】
本発明は、小型のフォークリフトに関する発明であり、この小型のフォークリフトを、別の小型のフォークリフト、又は通常のフォークリフト（他のフォークリフト）で持上げ可能とする小型のフォークリフトに関する。
【背景技術】
【０００２】
周知の如く、フォークリフトを、車輌の荷台、地面の高所、又は建物（作業所、工場等）の二階、中二階、棚等への載架、又はこれらに移動する方法としては、例えば、スロープの使用の例では、段取りの作業があり、また、スロープの設置に対する作業等がある。しかし、この作業は、厄介であること、スロープの購入及び保管の必要性があること、さらには作業の安全性に配慮を要すること、等の問題を抱えている。
【０００３】
また、船舶、車輌等に搬入する作業で、フォークリフトを吊上げで作業するための先行文献がある。例えば、特開２００５−３０６５９６号公報と、実開平６−１８３９１号公報とが挙げられる。この文献１、２は、フォークリフトを、別の場所に、載架・移動することは同じと考えられるが、その搬入の目的が一部、相違すること、設備の設置と大型化を招来すること、設置場所が限定されること、等の課題がある。
【０００４】
その他として、フォークリフト自体に昇降装置を備えた発明がある。例えば、特開２０００−３４４４８１号公報が上げられる。この文献３は、有益であるが、フォークリフトの構造が複雑となると考えられる。
【０００５】
【特許文献１】特開２００５−３０６５９６号公報
【特許文献２】実開平６−１８３９１号公報
【特許文献３】特開２０００−３４４４８１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
文献１〜３に示した、先行文献では、本発明が意図する、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架するには、不向きである。また、この作業を簡易、かつ安全に行うには、不向きである。
【０００７】
また、先行文献では、本発明が意図する、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することはできない構造となっている。従って、汎用性に、問題を残すものと考えられる。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
請求項１の発明は、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架すること、又はこの持上げ作業を簡易、かつ安全に行うこと、等を意図する。また、請求項１の発明は、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することで、所期の目的を達成することを意図する。
【０００９】
請求項１は、小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、この各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、この小型のフォークリフトを、前記他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。
【００１０】
請求項２の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの車種の提供である。
【００１１】
請求項２は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１２】
請求項３の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの構造の提供である。
【００１３】
請求項３は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１４】
請求項４〜６の発明は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトに設ける長孔の構造の提供である。
【００１５】
請求項４は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、前記小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつこの他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１６】
請求項５は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１７】
請求項６は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００１８】
請求項７の発明は、請求項１の意図を達成し、かつ各種の使用の対応に応え得る小型のフォークリフトの長孔の構造の提供である。
【００１９】
請求項７は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、この小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２０】
請求項８の発明は、請求項１の意図を達成するために、他のフォークリフトの最適な車種の提供である。
【００２１】
請求項８は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【発明の効果】
【００２２】
請求項１の発明は、小型のフォークリフトであって、小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、小型のフォークリフトを、他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフトである。
【００２３】
従って、請求項１は、他のフォークリフトを利用して、小型のフォークリフトを持上げ、高所、又は建物の二階等に載架すること、又はこの持上げ作業を簡易、かつ安全に行うこと、等の特徴がある。また、請求項１は、小型のフォークリフトを利用して、重量物を安全に搬送する際に、着脱式（載架、又は脱離）のバランスウェートを利用することで、所期の目的を達成できる実益がある。
【００２４】
請求項２の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２５】
従って、請求項２は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの車種を提供できる。
【００２６】
請求項３の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２７】
従って、請求項３は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトの構造を提供できる。
【００２８】
請求項４の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
差込孔は、小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつ他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００２９】
請求項５の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３０】
請求項６の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
長孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３１】
従って、請求項４〜６は、請求項１の意図を達成するに最適な、小型のフォークリフトに設ける長孔の構造を提供できる。
【００３２】
請求項７の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３３】
従って、請求項７は、請求項１の意図を達成し、かつ各種の使用の対応に応え得る小型のフォークリフトの長孔の構造を提供できる。
【００３４】
請求項８の発明は、請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフトである。
【００３５】
従って、請求項８は、請求項１の意図を達成するために、他のフォークリフトの最適な車種を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【００３６】
【図１】小型のフォークリフトの側面図
【図２】小型のフォークリフトの背面図
【図３−１】工場の中二階、又は車輌に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架する前の状態の模式図
【図３−２】工場の中二階に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架した状態の模式図
【図３−３】車輌の荷台に小型のフォークリフトを、他のフォークリフトを利用して載架した状態の模式図
【図４−１】小型のフォークリフトにバランスウエートを、直接、付設する状態の模式図
【図４−２】小型のフォークリフトに、支持ベースを利用してバランスウエートを、付設する状態の模式図
【図５】図１の小型のフォークリフトの他の例を示した背面図
【図５−１】別の小型のフォークリフトの側面図
【図５−２】さらに別の小型のフォークリフトの側面図
【発明を実施するための形態】
【００３７】
図中１は小型のフォークリフトで、この小型のフォークリフト１は、従来と同じ構造と動きである。その主たる構造は、機台１００と、この機台１００の前部１００ａに設けたマスト１０１と、このマスト１０１に昇降自在に設けたフォーク１０２、１０２（対の場合には、一方とする。フォーク：爪）と、機台１００の後部１００ｂに設けた運転席１０３と、この運転席１０３に立設した人Ｈが操作するハンドル１０４及び複数の操作杆１０５と、また、機台１００の前部に設けたヘッドガード１０６とを有する。そして、機台１００内には、バッテリー２、走行用のモータ３とか、フォーク用の駆動モータ５等を有する。図中６、７は車輪を示す。尚、バッテリー２に代替して、重油、石油等の化石燃料とか、その他エンジンでも可能である。
【００３８】
この機台１００には、図１〜図４−２の如く、その後部１００ｂには、前部１００ａに貫通する長孔８、８（差込孔の一例である）を開設する。また、図５の例の如く、一方の側部１００ｃから、他方の側部１００ｄに長孔８を開設する。そして、この長孔８は、機台１００に設けたバッテリー２、モータ３、５、又は車輪６、７等に影響を与えない位置に設けられる。また、長孔８は、小型のフォークリフト１の持上げバランスを考えた配置とする。例えば、小型のフォークリフト１（既設の小型のフォークリフト１で考えた場合には）の車輪６、７の間（車輪６、７の内方間）とか、車輪６、７の上方のスペースとかを利用し、しかも規格のフォーク１０２が設けられる位置とする（規格寸法）。そして、この長孔８は、機台１００（小型のフォークリフト１）の後部１００ｂから前部１００ａ、又は一方の側部１００ｃから他方の側部１００ｄに向って、同じ横幅で、かつ同じ高さとすることで、フォーク１０２、又はフォーク１０２−１の挿入の容易化と、経験が利用でき、重宝すること、作業の容易化と、作業時間の短縮化等に寄与できる。また、この長孔８を、規格寸法に則った構造とすることで、全ての既設の小型のフォークリフト１と、この長孔８に挿入されたフォーク１０２−１（フォーク１０２−１の幅を変更可能な機種も含む）を有する他のフォークリフト１−１に対応可能である。別の実施例では、例えば、機台１００に長孔８を直接開設するが、図示しない、ベースに長孔８を開設し、このベースの上に、既設の小型のフォークリフト１を取付けることで、同じ構造となり、かつ同じ効果が期待できること、また、既設の小型のフォークリフト１を活用できる利点がある。この別の実施例も、目的とする処と、効果が同じであって、本発明の範疇である。
【００３９】
続いて、小型のフォークリフト１の使用の好ましい一例を、図３−１〜図３−３を基に説明する。先ず、工場Ａの中二階Ａ１に小型のフォークリフト１を、他のフォークリフト１−１を利用して載架する場合には、図３−１の如く、床面Ｂにある小型のフォークリフト１の長孔８に、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１（爪）を差込む。続いて、他のフォークリフト１−１を操作し、小型のフォークリフト１を持上げる。そして、この小型のフォークリフト１が、中二階Ａ１に達した段階で、他のフォークリフト１−１を前進及び降下する。その後、小型のフォークリフト１の長孔８より、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を抜き、小型のフォークリフト１を中二階Ａ１に載架する。この載架後に、他のフォークリフト１−１の後退とフォーク１０２−１の降下が終了した段階で、小型のフォークリフト１の中二階Ａ１への載架が終了する（図３−２参照）。一方、載架された、小型のフォークリフト１は、作業を開始する。尚、この小型のフォークリフト１を、最初の床面Ｂに戻すには、前述の操作の逆パターンであり説明は割愛する。また、車輌Ｃの荷台Ｃ１に小型のフォークリフト１を、他のフォークリフト１−１を利用して載架する場合には、図３−１の如く、床面Ｂにある小型のフォークリフト１の長孔８に、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を差込む。続いて、他のフォークリフト１−１を操作し、小型のフォークリフト１を持上げる。そして、この小型のフォークリフト１が、荷台Ｃ１に達した段階で、他のフォークリフト１−１を前進及び降下する。その後、小型のフォークリフト１の長孔８より、他のフォークリフト１−１のフォーク１０２−１を抜き、小型のフォークリフト１を荷台Ｃ１に載架する。この載架後に、他のフォークリフト１−１の後退とフォーク１０２−１の降下が終了した段階で、小型のフォークリフト１の荷台Ｃ１への載架が終了する（図３−３参照）。その後は、車輌Ｃの煽りを閉めて、所定の場所に移動する。尚、この小型のフォークリフト１を、最初の床面Ｂに戻すには、前述の操作の逆パターンであり説明は割愛する。
【００４０】
また、小型のフォークリフト１で重量物を搬送する好ましい一例を、図４−１と、図４−２を基に説明する。図４−１の例では、バランスウェート１０に設けた対のフォーク１０００を、長孔８に差込み、この小型のフォークリフト１で重量物（図示せず）を持上げ搬送する際に使用し、小型のフォークリフト１の転倒防止を図る。尚、バランスウェート１０の取外しは、前述した取付けの逆であり、その説明は割愛する。また、図４−２は、図４−１と同じ目的であるが、支持ベース１１を設け、この支持ベース１１に、バランスウェート１０を設ける例であり、この例では、支持ベース１１のフォーク１１００を、長孔８に差込み支持する構造である。その他は、図４−１の例に準ずる。以上で説明した、図４−１と図４−２は、小型のフォークリフト１の長孔８を利用する他の一例である。また、この小型のフォークリフト１の長孔８では、説明しないが、多数の他の利用例もあり得る。
【００４１】
尚、図５−１と、図５−２においては、この機台１００（小型のフォークリフト１）の後部１００ｂから前部１００ａに貫通する切欠き８０、８０（差込孔の一例である）を開設するか、又は一方の側部１００ｃから、他方の側部１００ｄに貫通する切欠き８０、８０を開設する、それぞれ別の例であり、この別の例では、切欠き８０は、機台１００に設けたバッテリー２、モータ３、５、又は車輪６、７等に影響を与えない位置に設けられる。また、切欠き８０は、小型のフォークリフト１の持上げバランスを考えた配置とする。例えば、小型のフォークリフト１（既設の小型のフォークリフト１で考えた場合には）の車輪６、７の間（車輪６、７の内方間）、又は車輪６、７の両外側との如く、車輪６、７と抵触しないスペースを利用し、前記のバランスを考え、望ましくは、規格のフォーク１０２が設けられる位置とする（規格寸法）。そして、この切欠き８０は、機台１００の後部１００ａより前部１００ｂに向ってか、又は機台１００の一方の側部１００ｃから他方の側部１００ｄに向って（又は他方の側部１００ｄから一方の側部１００ｃに向って）、同じ横幅で、かつ同じ高さとすることで、フォーク１０２、又はフォーク１０２−１の挿入の容易化と、経験が利用でき、重宝すること、作業の容易化と、作業時間の短縮化等に寄与できる。その他の構造、使用例等は、前述の例に準ずる。尚、この実施例では、前述の例と同様に、バランスウェート１０を設置することも可能とする。その方法としては、例えば、差込み８０の形状を変更するか、係止機構を設ければ可能である。
【００４２】
そして、図示しないが、差込孔の構造は、長孔８と切欠き８０とを併用する実施例、或いは、長孔８相互の並設とか、切欠き８０相互の並設とかもあり得る。
【符号の説明】
【００４３】
１ 小型のフォークリフト
１−１ 他のフォークリフト
１００ 機台
１００ａ 前部
１００ｂ 後部
１００ｃ 一方の側部
１００ｄ 他方の側部
１０１ マスト
１０２ フォーク
１０２−１ フォーク
１０３ 運転席
１０４ ハンドル
１０５ 操作杆
１０６ ヘッドガード
２ バッテリー
３ モータ
５ モータ
６ 車輪
７ 車輪
８ 長孔
８０ 切欠き
１０ バランスウェート
１０００ フォーク
１１ 支持ベース
１１００ フォーク
Ａ 工場
Ａ１ 中二階
Ｂ 床面
Ｃ 車輌
Ｃ１ 荷台
Ｈ 人
【特許請求の範囲】
【請求項１】
小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、この各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、この小型のフォークリフトを、前記他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフト。
【請求項２】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項３】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項４】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、前記小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつこの他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項５】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項６】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項７】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、この小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項８】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項１】
小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトの後部、又は側部に、二本の長孔、又は切欠きでなる差込孔を開設し、この各差込孔に、他のフォークリフトの各フォークが、それぞれ挿入可能とし、この小型のフォークリフトを、前記他のフォークリフトで、持上げ可能とする構造とした小型のフォークリフト。
【請求項２】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、バッテリー搭載構造とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項３】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、オペレータが立設する状態で操作する構造とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項４】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、前記小型のフォークリフトに設けた規格寸法の左右の車輪の内方に設け、かつ他のフォークリフトに設けられたフォークは、規格寸法で、かつこの他のフォークリフトのベースフレームの内側に配備された構造であることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項５】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、小型のフォークリフトの後部、又は一方の側部から前部、又は他方の側部に向って、同じ横幅で、かつ同じ高さに形成されていることを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項６】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記差込孔は、ベースフレームに貫設することを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項７】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
前記長孔は、バランスウエートのフォーク、又は支持ベースに設けたフォークを支持する構成とし、このバランスウエート、又はこの支持ベースに設けたバランスウエートを、この小型のフォークリフトに付設することを特徴とした小型のフォークリフト。
【請求項８】
請求項１に記載の小型のフォークリフトであって、
この小型のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とし、また、他のフォークリフトは、全ての構造が規格寸法とすることを特徴とした小型のフォークリフト。
【図１】
【図２】
【図３−１】
【図３−２】
【図３−３】
【図４−１】
【図４−２】
【図５】
【図５−１】
【図５−２】
【図２】
【図３−１】
【図３−２】
【図３−３】
【図４−１】
【図４−２】
【図５】
【図５−１】
【図５−２】
【公開番号】特開２０１３−７９１３６（Ｐ２０１３−７９１３６Ａ）
【公開日】平成２５年５月２日（２０１３．５．２）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２０１１−２２０５３５（Ｐ２０１１−２２０５３５）
【出願日】平成２３年１０月４日（２０１１．１０．４）
【出願人】（５０３２９８６３４）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２５年５月２日（２０１３．５．２）
【国際特許分類】
【出願日】平成２３年１０月４日（２０１１．１０．４）
【出願人】（５０３２９８６３４）
【Ｆターム（参考）】
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