説明

少なくとも2つの警告ランプを備えた警告灯装置

【課題】少なくとも2つ以上の警告ランプを備えた警告灯装置を提供する。
【解決手段】複数の異なる動作状態を視覚的に表示するための第1の交換モジュールを有する第1の警告ランプと、複数の異なる動作状態を、視覚的に表示するための少なくとも1つの表示装置8と、を備え、少なくとも、前記第1の警告ランプ1,8と前記表示装置8との間で、データおよび/または制御信号を伝送するための少なくとも1つの電子警告ランプ接続手段6,11が設けられた警告灯装置を提供する。前記警告灯装置においては、特に、複数の異なる技術的装置の監視が、従来技術よりも相当少額な費用で、実現可能である。これが実現可能であるのは、前記表示装置8が、少なくとも1つの第2の点灯素子を備える少なくとも1つの第2の交換モジュール2を有する、シグナルコラム8として構成されているためである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば機械、プラント、車両等の第1の技術的装置の少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に示すための、少なくとも1つの第1の点灯素子を備える少なくとも1つの第1の点灯ユニットを有する第1の警告ランプと、これに対応する少なくとも1つの第2の警告ランプと、を備えた、請求項1のプリアンブル部分に係る警告灯装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば本出願人のドイツ特許出願公開第19 513 983 A1号公報から、多数の交換モジュールを有するシグナルコラムはすでに公知であり、個々の交換モジュールを相互に機械的および電気的に接続するために、差し込みロック装置が設けられている。この構成においては、交換モジュールの組立てによって、すでに電気的接触が実現されている。
【0003】
一般的に、1つのシグナルコラムの中で、このような交換モジュールは異なった色を有する。交通信号機の色の組み合わせが高い頻度で選択され、例えば、緑色が、不良のない動作を表し、赤色が危険または機械のシャットダウンなどを表す。
【0004】
各交換モジュールは、1つの白熱灯、または1つもしくは複数の発光ダイオードを有する。これら白熱灯および発光ダイオードは、すでに対応する色が付けられているか、もしくは白色光を発し、対応する色が付けられた覆いがその交換モジュールを所望の発光色に定める。
【0005】
実際に、監視対象である技術的装置の動作状態は、その場にいる操作者だけでなく、場合によっては監督者、指揮者、またはその技術的装置の側に常にいるわけではない操作者にとっても重要であり得ることが分かっている。したがって、技術的装置の動作状態または警告ランプの動作状態を、例えば、対応するSMS等により無線通信を介して、例えば操作者の携帯電話に伝達する、上記交換モジュールまたはシグナルコラムに対応する交換モジュールまたはシグナルコラムが、例えばドイツ特許第100 58 695号公報またはドイツ特許出願公開第10 2004 0123 09 A1号公報から、すでに公知である。
【0006】
警告灯コラムのこのような遠隔監視は、技術的装置の実際の運用または監視をそれぞれ向上させたが、特に、複数または数多くの監視対象である技術的機械を有し、それに対応するシグナルコラムも有する大きな工場においては、これが限られた範囲内でしか有効でなかったり、表示する動作状態を割り当てる能力が損なわれたりすることも分かった。しかし、これは、しばしば、シグナルコラムすなわち警告ランプによって果たされるべき安全に関連する監視機能の問題となるため、複数の技術的装置または警告ランプの監視における相当な安全上のリスクを意味する。
【0007】
そのため、それぞれにシグナルコラムを有する複数の機械を備えたネットワークが、ドイツ特許出願公開第101 24 132 (A1)号公報からすでに公知であり、これらのシグナルコラムは、それらの機械の共通伝送経路を介して、ネットワークにリンクされている。これにより、シグナルコラムの動作状態は、コンピュータまたはスクリーンによって集中的に表示することができる。
【0008】
しかし、この装置の不都合な点は、製造機械とシグナルコラムとスクリーンとを備えたネットワークが、統一的な制御または通信システムを有していなくてはならないことである。だが実際には、一緒にネットワーク化された機械のほかに、独立した機械および/または様々な互換性のないバスシステムを有する機械や機械群もしばしばある。特に、長い歴史のある比較的大きな工場では、数十年または数世代に亘って機械が使用されている場合もある。場合によっては、例えば動作状態の中央監視を行うことが出来るように、これらの機械を一緒にネットワーク化することが不可能であったり、例えばドイツ特許出願公開第101 24 132 (A1)号公報に従って、機械の動作状態の中央監視を行うことが出来るように一緒にネットワーク化するには、相当な技術的または電子的な複雑さを伴ったりする。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、特に、複数の異なる技術的装置の監視を、先行技術の場合と比べて非常に簡単に実行し得る、少なくとも2つ以上の警告ランプを備えた警告灯装置を提案することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
最初に言及したタイプの警告灯装置を始めとして、この目的は請求項1の特徴事項により達成される。従属項において言及されている手段は、本発明の好適な実施形態および展開例を提供する。
【0011】
すなわち、少なくとも2つの警告ランプを備えた本発明による警告灯装置は、少なくとも1つの第2の点灯素子またはモジュール点灯素子をそれぞれ備える、少なくとも1つの第2の交換モジュールを有するシグナルコラムとして、表示装置が構成されるという点によって特徴付けられる。先行技術による、表示装置としてのスクリーンと比べると、シグナルコラムとして構成される表示装置は、はるかに少ない費用で製造可能であり、費用対効果が高いことは明らかであり、より好適にシグナルコラムシステム/ネットワークに組み込むことが可能である。
【0012】
本発明を利用することにより、表示コラム、特にその中心となる要素について、シグナルコラムとして構成されることが多い警告ランプの表示原則を採用することが可能である。これにより、オペレータは統一された1つの警告表示システムを理解していればよく、起こり得る混乱がそれにより避けられるため、本発明による警告灯装置の動作信頼性が向上する。
【0013】
監視者が警告ランプの動作状態を特に良好に、中心位置から監視できるように、表示装置として用いられるシグナルコラムを、警告ランプとほぼ無関係に目立つ場所に配置し得ることも、上述の方法で実現される。これに関連して、シグナルコラムは、有利には、少なくとも1つのモジュール点灯素子をそれぞれ備える複数の交換モジュールを有する。
【0014】
本発明の特別な展開例においては、少なくとも1つの第2の点灯素子および/または第3の点灯素子を備える、少なくとも1つの第2の点灯ユニットおよび/または第3の点灯ユニットを有する、少なくとも1つの第2の警告ランプおよび/または第3の警告ランプが、機械、プラント、車両等のような第2の技術的装置の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に表示するように設けられる。更に、表示装置は、少なくとも第1の警告ランプおよび第2の警告ランプおよび/または第3の警告ランプの、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に表示するように構成される。
【0015】
第2の警告ランプおよび/または第3の警告ランプは、第1の技術的装置または本発明による表示装置として、それぞれ構成され得ること、または構成されることが好ましい。そして更に、少なくとも2つの警告ランプと表示装置との間でデータおよび/または制御信号を伝送するために少なくとも1つの電子接続手段が備えられる。このようにして、第1の警告ランプは、本発明による表示装置として、第2の警告ランプの1つまたは複数の動作状態を視覚的に表示し得る。
【0016】
本発明によれば、表示装置として構成されるシグナルコラムは、有利な電子接続手段を利用することにより、警告ランプをコピーしたり、その他の警告ランプの少なくとも1つの動作状態を表示もしくはコピーしたりすることが可能である。
【0017】
警告灯装置内、すなわち警告ランプのシステム/組合せ内で、少なくとも3つまたはそれ以上の警告ランプを使用する場合、各警告ランプが、上記警告ランプのうちの、もしくは実質的に他の全警告ランプのうちの、少なくとも1つをコピーしたり、それらの各動作状態を表示したりできることが好ましい。これによって、例えば、どの警告ランプが、もしくはその動作状態が、特定の警告ランプによって表示されるかを、好適な選択装置を利用することにより選択し得る。このことは、オペレータが、遠くにあるもしくは離れた第3の警告ランプの動作状態を、例えば第1の警告ランプに表示させようとすることを意味する。本発明と、場合により好適な選択装置と、を利用することにより、オペレータは、この例示的ケースにおいては、第1の警告ランプが第3の警告ランプの現在の動作状態を好適に表示するように、例えば第3の警告ランプを選択する。これは、警告灯システム内に存在する他の警告ランプについても、同様に実行可能である。
【0018】
本発明によれば、特定の場所、すなわち、単独の警告ランプまたは表示装置として構成されたシグナルコラムのあるエリアに、それぞれいる単独のオペレータは、大きな努力をしなくても、他の警告ランプの監視、ひいては、例えばCNC(コンピュータ数値制御)工作機械、印刷機、コンベヤーベルト等、監視対象である他の技術的装置の動作状態の監視もすることができる。
【0019】
例えば、非常に多様な電子回路または制御システムまたはオペレーティングシステムをそれぞれ有する、工作機械、車両等のような非常に多様な装置が、本発明による警告灯装置によって、一緒に集中的に監視され得ることが、本発明の特に有利な点である。これに関連して、警告ランプの共通の電子システムもしくは共通の制御システムが、有利に用いられる。
【0020】
大規模な製造現場または産業工場においては、例えば、前世紀半ばから使用されている、電子制御が後付けされた、つまり後にインストールされた機械が見受けられるのと同様に、前世紀末から使用されている、特別な電子制御バスを備えた機械、そしてまた、自動化された方法で運営される新しいバスシステムを備える、最新式の非常に複雑な機械が同時に見受けられるのは、一般的なことである。本発明は、非常に多様化なこれらの機械の、非常に多様な制御システムまたはバスシステム等にはむしろアクセスせず、警告ランプにアクセスし、本発明に従ってこれらを好適に接続する。したがって、複雑なインターフェイス等を利用して非常に多様化なこれらの機械を入念に接続したり、もしくは部分的にほとんど実現不可能な接続を行ったりすることは、本発明を利用すれば不要となる。
【0021】
その結果、本発明によれば、非常に多様な技術的装置のネットワーク化を、この有利な警告灯装置を利用することにより、多額の費用を投入することなく実現できる。これは、複数の技術的装置または複数の警告ランプそれぞれの、監視における大幅な改善を意味し、監視対象である技術的装置の動作信頼性を決定的に増加させる結果にも、主としてつながる。
【0022】
特定の警告ランプによって動作状態が表示されるべき各警告ランプまたは表示装置として構成されたシグナルコラムを選択するための、上述した選択装置とは別に、例えば、警告灯装置に統合された各警告ランプの定期的な処理によるまたは一時的に連続した表示を提供することが可能であることも、更に考えられ得る。この構成においては、例えば、別個の交換モジュールおよび/または数字表示器等のような、有利であり場合によって別個の表示素子を設けることも可能である。それにより、各オペレータは、どの警告ランプが、対応する警告ランプによって現在表示またはコピーされているかを検知する。
【0023】
その代わりとしてまたはそれと併せて、特定のシグナルコラム、すなわち表示装置として構成されたシグナルコラムによって各警告ランプをコピーするために、特別な警告ランプを備えることも可能である。特別な警告ランプは、例えば他の警告ランプの、ひいては技術的装置の、特別な動作状態を表示する。これが意味し得るところは、例えば、本発明の好適な実施形態において、表示装置として構成されたシグナルコラムが、例えば赤色点灯ユニットのような本質的に同一の色を有する複数の点灯ユニットを備えるということである。この方法により、表示装置として構成されたシグナルコラムは、他の警告ランプの「赤色」、すなわち特に重大な動作状態を、主として表示することが可能である。
【0024】
とりわけ考えられるのは、本発明による合計6つの警告ランプを備える警告灯装置において、ここでは中央警告ランプと称される本発明によるシグナルコラムが、例えば5つの赤色点灯ユニットを有するということである。例えば、1番下の点灯ユニットは、第1の更なる警告ランプに割り当てられ、第1の更なる警告ランプにおいて、対応する赤色点灯ユニットが点灯した場合に、点灯される。これは、第2の警告ランプに対応して、中央警告ランプの下から2番目の点灯ユニットにも同様に適用され、第3の警告ランプに対応して、中央警告ランプの3番目の点灯ユニットにも同様に適用される、といった具合である。本実施形態では、例えば、他の各警告ランプを選択するための、上述の選択装置は必要ない。
【0025】
本発明によるそのような中央警告ランプ、すなわち表示装置として構成されたシグナルコラムが特に好適であるのは、例えば工場の入口エリア、および/または工場の管理者、監督者等の見える範囲内、もしくは管理者、監督者等の場所といった、特別な場所に配置できる点である。これによって、他の警告ランプの(特別な)動作状態は、有利な第1の警告ランプまたは中央警告ランプを利用することによって、集中的に監視および検知され得る。
【0026】
上記の例示的実施形態において、表示装置として構成されたシグナルコラムの点灯ユニットの数、または中央警告ランプの点灯ユニットの数は、有利にはその他の警告ランプの数に、基本的に対応することが好ましい。
【0027】
表示装置として構成されたシグナルコラムが更なる他の警告ランプを主にコピーする、上記で示された例示的実施形態、または、警告灯装置内の各警告ランプが他の警告ランプのそれぞれを主にコピーする上記で示された例示的実施形態において、本発明によるシグナルコラムの点灯ユニットの数と、全警告ランプの点灯ユニットの数とは、基本的に等しい。
【0028】
接続手段は、電気接続ケーブルを備えることが好ましい。接続ケーブルを利用して既存の警告ランプを接続することは比較的容易であり、コスト効率よく実現可能である。例えば、表示装置として構成されたシグナルコラムの制御装置は、警告ランプの制御装置に好適に接続され得る。
【0029】
その代わりまたはそれと併せて、異なる警告ランプの個々の点灯ユニットもまた、特に接続ケーブルを介して、好適に相互接続され得る。
上述した代表的実施形態を利用すれば、複数の点灯ユニットまたは警告ランプがそれぞれ、共通の回路で電気的に相互接続されるような接続が実現可能である。点灯ユニット/交換モジュールは、パラレルに電気的に相互接続されることが好ましい。そのような好適な電気的相互接続が成立すれば、特定の警告ランプの動作状態を、別の警告ランプおよび/または中央警告ランプに、容易にコピーまたは伝送することができる。
【0030】
接続手段は、少なくとも2つの警告ランプ/シグナルコラムの間で無線データを伝送するための、少なくとも1つの送信機および/または受信機を備えることが好ましい。2つの警告ランプ/シグナルコラムの間でそのような無線接続を利用すれば、特にフレキシブルな接続が可能になる。この構成においては、対応する警告ランプ間、または点灯ユニットの間等に、ケーブルは敷設されない。
【0031】
この無線接続を利用することで好適に実現され得るのは、特に、本発明による警告ランプ/シグナルコラム、すなわち本発明による警告灯装置によって監視される、複数の技術的装置すなわち機械を備える工場に、本発明を後付けすることである。
【0032】
本発明の特別な展開例において、上記またはそれぞれの点灯ユニット/交換モジュールは、点灯ユニットの動作状態を制御するための、少なくとも1つの制御装置を備え、その制御装置は、デジタルデータ伝送装置にアドレス可能なインターフェイスを有する。これにより、従来一般的にそうであったように、電力供給装置により電力供給された場合に点灯ユニットが点灯するのではなく、デジタルデータ伝送装置が、アドレス指定されたデータ、または、点灯ユニットの対応するアドレスを有するデータを、点灯ユニットのアドレス可能なインターフェイスに伝送した場合に、点灯ユニットは点灯する。それに対応して、インターフェイスは、対応して伝送されたアドレスすなわち正しいアドレスを有する1または複数の点灯素子に、電力を有利に切替または接続する。それに対応して、電力供給とは別個に、情報の伝送が行われる。このような状況において、1つの点灯ユニット、もしくは数個から多数の点灯ユニットに電力を供給するのに、2つの電源導体素子すなわち電源供給ケーブル等が現在のところ適している。
【0033】
有利には、本発明による複数の点灯ユニット/交換モジュールが、電力供給装置に対して直列に相互接続される、または、1以上の点灯ユニットに対して単一回路が備えられる。点灯ユニットの動作すなわち点灯ユニットの点灯は、アドレス指定によって実現される。これが意味するのは、例えば、8個等複数の点灯ユニット/交換モジュールの場合、デジタルデータ伝送装置によって、アドレス可能なインターフェイスに伝送される関連アドレスが、特定のインターフェイスまたは点灯ユニットの、好適に定められたアドレスに対応する場合に、特定の点灯ユニットが点灯されるということである。それに対応して、インターフェイスは、点灯ユニットの点灯素子を、電力供給装置に切替または接続する。
【0034】
データ伝送装置によって伝送されるアドレスが、点灯ユニット/交換モジュールの特定されたアドレスに対応しない場合は、対応する点灯ユニットのインターフェイスは切替を行わない。これが意味するのは、点灯素子と電力供給装置との間に接続は確立されないということである。
【0035】
本発明の特別な展開例において、少なくとも1つのアドレスおよび/または1つのコードが、警告ランプ/シグナルコラム、および/または、点灯ユニット/交換モジュールのそれぞれに基本的に割り当てられる。警告灯装置内に存在する個々の警告ランプ/点灯ユニットのそのようなアドレッシングもしくはコード化により、明確で好適な割り当てが実現可能である。これは、とりわけ警告ランプ間での無線データ伝送の場合に、特に好適である。
【0036】
本発明によれば、例えば、点灯ユニットのアドレッシングは、例えば少なくとも2桁の数字またはコード化により実現可能である。2桁の数字においては、例えば十の位が各警告ランプを表し、一の位がこの警告ランプの各点灯ユニットに固有の数を表す。別のアドレス化またはコード化もまた考えられ得る。
【0037】
本発明の有利な変形例においては、警告ランプ/シグナルコラムのうちの少なくとも1つの動作状態、および/または、点灯ユニットのうちの少なくとも1つの動作状態を記憶するために、少なくとも1つの電気的データメモリが備えられる。そのような有利なデータメモリを利用することによって、例えば統計的評価が、特に、例えば1ヶ月または1年といった特定の動作期間の統計的評価が、好適に実現される。例えば、監視対象である技術的装置の休止時間を、それに応じて算出すなわち確定することが可能である。これに関連して、記憶された動作状態は、有利に追加または累積して、詳細に表示することが可能である。
【0038】
有利には、警告ランプ/シグナルコラムのうちの少なくとも1つの動作状態、および/または、点灯ユニットのうちの少なくとも1つの動作状態を、視覚的に表示するために、少なくとも1つのディスプレイ装置が備えられる。特に、ディスプレイ装置はスクリーンとして構成される。そのような有利な視覚表示によって、複数の警告ランプの集中監視または遠隔監視の全く新しい可能性が得られる。
【0039】
更に、例えば円グラフ、棒グラフ等のような非常に多様な方法で、ストアされた動作状態または統計的に評価された動作状態の、非常に多様な視覚的表示を、特にディスプレイ装置を使用して実現することができる。
【0040】
ディスプレイ装置は、全ての警告ランプ/シグナルコラム、および/または、点灯ユニットおよび/または、接続手段を表示できるように構成されることが好ましい。これにより、関連する全ての構成要素すなわち警告ランプ/点灯ユニットの総合的な監視が好適に可能となる。これは、例えば個々の警告ランプ、ひいては、機械、具体的には工作機械等のような個々の技術的装置を、場合によっては、好適な記憶を用い遅延的に観察または制御し、また/または統計的な計算を行い、またこれらを好適に表示して、集中的にすなわち一括して検出するために、特に工場長、監督、経営者等にとって、非常に有利である。その結果、新規な方法で、監視対象である技術的装置の動作の最適化を実現することが可能になる。
【0041】
統計的評価等の表示または記憶および計算のためには、好ましくはノート型コンピュータ、いわゆるPDA、および携帯電話や他の携帯電子メディアが特に非常に有利である。
特にコンピュータ、ノート型コンピュータ、PDA等が用いられる場合、本発明による電子的接続手段はこれらの電子デバイスを含む。例えば、このような電子デバイスは、有利なインターフェイスすなわち市販のインターフェイスを介して、警告灯装置にリンクすなわち一体化される。これに関して、例えば、USB、RS232、イーサネット等のようないわゆるバスシステムを用いることができるだけでなく、ブルートゥース等の無線通信システムも用いることができる。本発明によれば、非常に多様な警告ランプの動作状態の表示を提供する、複雑なネットワークが実現される。このネットワークは、複数の警告ランプ/シグナルコラム、および/または別の構成要素、または中心となる構成要素、および/または中央検出装置、および場合によりコンピュータ、携帯電話、PDA等を有する。
【0042】
原理的に、本発明による警告灯装置の警告ランプは、少なくとも1つの点灯ユニット以外に、例えばセンサを有する音響ユニットまたはモジュール等のような、更なる装置を備えていてもよい。その更なる装置の動作状態または動作信号は、有利に処理または伝送され、場合により、上記の記載に従って、点灯ユニットの動作状態と同様に表示され得る。これによって、警告ランプの更なる機能が有利に実行され得る。
【0043】
本発明に関しては、本発明に従って実現され得る警告灯装置すなわち警告ランプネットワークが、監視対象である技術的装置、具体的には製造および/または工作機械のネットワーク、および/または内部すなわちその機械の制御システムまたはバスシステムまたはネットワークの、場合によっては既存のネットワークに加えて、または既存のネットワークとパラレルに、すなわち独立して実現されることが、非常に重要である。これにより、時として工場に存在する、製造機械等の多数の異なるネットワークまたはバスシステムに一致させたり適合させたりする必要がなく、本発明を柔軟にかつ独立して利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】3つのシグナルコラムを有する、本発明による第1の警告灯装置を示す概略図である。
【図2】5つの警告ランプおよび1つの中央警告ランプを有する、本発明による第2の警告灯装置を示す概略図である。
【図3】5つの警告ランプおよび1つの中央コンピュータ監視システムを有する、本発明による第3の警告灯装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0045】
本発明の例示的な実施形態を図面に示し、その詳細を以下に図面を参照して説明する。
図1は、それぞれ交換モジュール2を有する、シグナルコラム1としての3つの警告ランプを示しており、シグナルコラム1のうちの1つが、アンテナ11によって、残る2つのシグナルコラム1のうちの1つに無線接続されている。シグナルコラム1は、カバー3によって上部が閉鎖されている。工作機械30等のような非常に概略的にのみ示されている技術的装置、すなわち監視対象である技術的装置のそれぞれに、シグナルコラム1がそれぞれ基部4によって取り付けられている。詳細には示されていない技術的装置30の動作状態は、ケーブル5を介してシグナルコラム1に提供される。この構成において、監視対象である技術的装置30とシグナルコラム1(詳細には示されていない)との間の通信は、機械30の制御装置32によって、従来一般に用いられてきた方法で行われることが好ましい。しかし、有利にアドレス指定された交換モジュール2に対して、それぞれの動作状態をアドレス指定して伝送することも可能である。この変形例は、特にシグナルコラム1内で内部バスシステムが用いられる場合、非常に好適である。
【0046】
前方のシグナルコラム1の監視対象である2つの装置、すなわち機械30は、例えば機械接続手段31によって、電気的に相互接続すなわちネットワーク化されている。第3の、すなわち後方のシグナルコラム1は、他の機械30とネットワーク化されていない、移動可能な機械または車両として構成され得る単独の機械30を監視する。
【0047】
本発明によれば、シグナルコラム1は、データや制御信号をそれぞれやり取りすることができるよう、機械30とはパラレルで、独立してネットワーク化すなわち相互接続されている。
【0048】
更に、図1による警告灯装置は、本発明による警告ランプ群すなわちシグナルコラム1のうちの2つの間でデータまたは信号を伝送するための接続手段6を有する。示されている例示的な実施形態において、個々の点灯ユニットすなわち交換モジュール2は、それぞれ1本の電気ケーブルすなわち接続手段6により、相互に接続されている。
【0049】
更に、図1による例示的な実施形態は、左前方の警告ランプすなわちシグナルコラム1の、最下部の点灯ユニットすなわち最下部の交換モジュール2と、右前方の警告ランプすなわちシグナルコラム1の最下部の交換モジュール2が、それぞれ点灯され、光7を放っていることを示している。したがって、上記の状態は、第1のシグナルコラム1の動作状態と第2のシグナルコラム1の動作状態とのコピーに関する。詳述しないが、各シグナルコラム1を動作させるために、この状況において好適な選択装置を備えることができる。例えば、第1動作モードでは、機械または工作機械等のような監視対象である技術的装置の動作状態を表示するために、ケーブル5を用いてシグナルコラム1を動作させ、第2動作モードでは、他の技術的装置もしくは第2の警告ランプすなわちシグナルコラム1の動作状態を表示するために、接続手段6を用いるか、もしくはアンテナ11を介した無線接続によってシグナルコラム1を動作させる(一例を図1に示す)。
【0050】
図2は、合計5つのシグナルコラム1を備えた、本発明による別の警告灯装置、すなわち第2の警告灯装置を概略的に示している。シグナルコラム1のうち4つは、工作機械30等のような監視対象である対応する技術的装置20,30、つまりその装置の制御装置32に、ケーブル5を介してそれぞれ好適に接続されている。本発明によれば、シグナルコラム1のうち1つは、アンテナ11を用いて中央シグナルコラム8に無線接続されている。非常に様々な技術的装置は、それぞれの動作状態を、対応するケーブル5を介して各シグナルコラム1に伝送する、非常に様々な機械20,30である。機械30のうちの2つ、つまりその機械の制御装置32は、それぞれ、機械接続手段31によりネットワーク化すなわち相互接続されており、機械30のうちの2つはその他の機械にネットワーク化されていない。更に、示された例における機械30のうちの1つは、例えば、自身の電子制御装置22または内部バスシステムも備えた運搬牽引車のような、車両20である。
【0051】
それぞれローマ数字が付された5つのシグナルコラム1とは別に、中央シグナルコラム8が備えられている。カバー3または基部4に加えてアンテナ11を有する中央シグナルコラム8は、本例の場合、合計5つの交換モジュール2を備えている。
【0052】
図2において交換モジュール2の隣に示されているローマ数字は、中央シグナルコラム8の各交換モジュール2と、対応するローマ数字が付されたシグナルコラム1との対応関係をそれぞれ示す目的で付されたものである。
【0053】
図2による例示的な実施形態において、中央シグナルコラム8は、例えば5つの赤色交換モジュール2を備える。赤色交換モジュール2は、例えば、それぞれ関連付けられたシグナルコラム1の赤色点灯ユニット2、すなわち赤色交換モジュール2も点灯されている場合にのみ点灯、つまり光7を発する。一例として、シグナルコラム1の最上部の交換モジュール2が、それぞれ監視対象である技術的装置20および30の特に重大な動作状態を示す赤色交換モジュール2であると仮定する。
【0054】
図2は、また、ローマ数字Vが付されたシグナルコラム1が、最上部の交換モジュール
2が光7を発しているような動作状態にあることを示している。本発明によれば、中央シグナルコラム8は、動作状態を対応して表示するものであり、ローマ数字Vを有する対応
する交換モジュール2、すなわち示されている例では最上部の交換モジュール2が、光7すなわち赤色光7を発している。したがって、中央シグナルコラム8が可視範囲内にある操作者は、場合によっては例えば100メートル以上または別の建物内といった、中央シグナルコラム8から非常に遠く離れた位置にある、ローマ数字Vを付されたシグナルコラ
ム1が、監視対象である装置の重大な状態を表示していることを、非常に容易に見ることができる。
【0055】
更に、図2は、ローマ数字IからIVを付された警告ランプすなわちシグナルコラム1が
、それぞれ動作状態にあり、最下部の例えば緑色の交換モジュール2が光7を発していることを示している。したがって、ローマ数字IからIVを付されたシグナルコラム1に対応
するように関連付けられた、中央シグナルコラム8の点灯ユニットすなわち交換モジュール2は、点灯されていない。
【0056】
図2による第2の例示的な実施形態は、電気ケーブル接続手段6およびアンテナ11を介した無線接続手段を有する。しかし、この構成においては、例えば中央シグナルコラム8の基部4とシグナルコラム1の基部4との間に、接続手段6が設けられる。
【0057】
中央シグナルコラム8は、いわゆるマスタとして構成および動作させることができ、その他の警告ランプすなわちシグナルコラム1は、いわゆるスレーブとして構成および動作させることができる。
【0058】
図3は、本発明による更なる第3の例示的な実施形態を示しており、5つのシグナルコラム1が、やはりローマ数字IからVにより識別される。更に、それらのシグナルコラム
1の動作状態を表示するためのスクリーン10を備えた中央コンピュータ9が設けられている。
【0059】
示されている例示的な実施形態では、本発明による電気的接続は、各アンテナ11を用いて完全にワイヤレスすなわち無線で実施される。例えば、ローマ数字I、II、およびVを付されたシグナルコラム1の基部4は、それぞれアンテナ11を備える。これに対して、ローマ数字IIIおよびIVを付されたシグナルコラム1は、アンテナ11を有する交換モジュールとして構成された無線モジュール12を、それぞれ備える。
【0060】
一方、監視対象である機械30は、警告ランプのネットワークとは別に構成される2つのネットワークを形成しているが、その2つのネットワークは、ケーブル接続手段31を介して、対応する通信を行う。この構成において、2つの機械ネットワークのうちの1つは、機械30のうちの3つを内部の機械制御装置32を含めて中央制御する機械センタ33を備える。
【0061】
図3によるシグナルコラム1は、詳細に図示されてはいない工作機械等のような技術的装置の様々な動作状態を、それに対応して表示するための3つの点灯ユニット、すなわち交換モジュール2がそれぞれ設けられている、という共通点を有する。
【0062】
更に、アンテナ11を有するいわゆるルータ13を設けることも可能である。ルータ13は、より長い無線リンクを好適に形成するために、例えばコンピュータ9と、特に遠く離れたシグナルコラム1との間に配置可能である。必要であれば、複数のシグナルコラム1を1つのルータ13に割り当てることも可能であり、複数のシグナルコラム1に代わって、対応する無線信号をルータ13がコンピュータ9に伝送する。
【0063】
例えば、コンピュータ9のアンテナ11は、具体的にはUSBプラグ等のようなプラグイン接続によってコンピュータ9に接続可能な、別個の構成要素として構成されてもよい。コンピュータ9において、警告ランプ1および8、または既存の構成要素のそれぞれに関して、ネットワーク・トポロジー、または、現在もしくは過去の各動作状態を集中的に検出、監視、および表示する、好適なソフトウェアを用いてもよい。この方法により、例えばコンピュータ9のデータメモリを用いて、特に、1月、1年といった所望の期間に亘って時系列的に記憶された動作状態を、統計的に評価し視覚化することも実現可能である。
【0064】
原理的には、図示または記述された発明の全ての例において、警告ランプ1、点灯ユニット2、中央シグナルコラム8、ルータ13、およびコンピュータ9等の間における、好適な双方向通信が提供され得る。
【0065】
シグナルコラム1、もしくは点灯ユニットすなわち交換モジュール2のコード化またはアドレス指定が特に効果的であるのは、シグナルコラム1とコンピュータ9との無線接続手段6、または警告ランプ1相互間での無線接続手段6に、無線モジュール12、もしくは無線アンテナ11が用いられる場合である。これに関連して、内部バスアドレス指定方式または内部バスシステムが、本発明によるシグナルコラム1の内部に、および/または、本発明による警告灯装置の内部に、有利に設けられ得る。この内部バスシステムは、工作機械等のような、監視対象である別の技術的装置とはほとんど無関係に実行され得る。
【0066】
図3による例示的な実施形態において、例えば、中央コンピュータ9は、例えばローマ数字Iを付されたシグナルコラム1の、データおよび動作状態の両方をそれぞれ受信することが可能であり、必要であれば、受信したデータおよび動作状態を、別の、例えばローマ数字IIを付されたシグナルコラム1に転送することが可能である。その結果、ローマ数字IIを付されたシグナルコラム1は、特殊な場合において、ローマ数字Iを付されたシグナルコラム1の動作状態を表示することになる。このように、本発明によれば、例示されている警告ランプシステムが、コンピュータにより統合されて、シグナルコラム1間が接続状態にある。したがって、例えばこの通信に特に関わりを持つ中央コンピュータ9を使用せずに、ルータ13を使用することも可能である。
【0067】
一般的に、警告灯装置は、示されている構成要素とは別に、主として無線接続手段、すなわちアンテナ11をそれぞれ用いることによって、警告ランプ1および8の動作状態の1つ以上を、例えば携帯電話、PDA、携帯型パソコンすなわちノート型パソコン等のような、別個の追加的な装置に伝送することが可能である。好適な無線通信が用いられる場合、例えばGSM(世界移動電話規格)、UMTS(ユニバーサル移動電話システム)、WLAN(無線LAN)、ブルートゥース、ジグビー等、公知の無線伝送システムにアクセスすることが可能である。
【0068】
本発明によれば、特に無線モジュール12として構成された交換モジュール12を用いることで、複数のシグナルコラム1および8により好適な警告ランプネットワークを形成する場合に、実質的に交換モジュールから構成されている/いた従来のシグナルコラム1を大きな出費なく改造または改良できることが、原則的に有益である。この構成においては、警告ランプネットワークは、監視対象である装置20および30の内部通信に適合する必要はない。実際には、製造現場または機械工場等の中で、各種内部機械通信システムは、ネットワーク化されていたり、ネットワーク化されていなかったり、もしくは、部分的にのみネットワーク化されていたりするのがしばしば見受けられる。本発明によれば、大きな出費をせずに(特別なソフトウェアもハードウェアも必要とせずに)、警告ランプ/シグナルコラム1および8の、単独または並列の通信、すなわちネットワークをセットアップすることが今や可能である。この警告ランプネットワークは、例えば、無線モジュール12を設置し、ソフトウェアをコンピュータ9にダウンロードすることによって、数分以内に実行可能である。
【0069】
対照的に、ドイツ特許出願公開第101 24 132号公報に記載の先行技術においては、機械の通信に整合または適合する通信を開発し、導入しなければならず、そのためにインターフェイスを開発しなければならないが、一般的に実行するのに費用がかかる。したがって、そのようなネットワーク構造を構築するには、開発のための非常に大きな労力と、ハードウェア、ソフトウェア、そしてまた、時間が必要となり、経済的に見て不利である。
【符号の説明】
【0070】
1 シグナルコラム
2 交換モジュール
3 カバー
4 基部
5 ケーブル
6 接続手段
7 光
8 中央シグナルコラム
9 コンピュータ
10 スクリーン
11 アンテナ
12 無線モジュール
13 ルータ
20 車両
22 制御装置
30 機械
31 接続手段
32 制御装置
33 機械センタ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
機械、プラント、車両等の、第1の電子制御装置(22,32)を有する第1の技術的装置(20,30)の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に表示するための、少なくとも1つの第1の点灯素子を備える少なくとも1つの第1の点灯ユニット(2)、具体的には第1の交換モジュールを有する第1の警告ランプ(1,8)と、
少なくとも前記第1の警告ランプの、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を、視覚的に表示するための少なくとも1つの表示装置(8,10)と、
を備えた警告灯装置であって、
少なくとも、前記第1の警告ランプ(1,8)と前記表示装置(8,10)との間で、データおよび/または制御信号を伝送するための少なくとも1つの電子警告ランプ接続手段(6,9,11,13)が設けられた警告灯装置において、
前記表示装置(8,10)は、少なくとも1つの第2の点灯素子を備える少なくとも1つの第2の交換モジュール(2)を有する、シグナルコラム(8)として構成されている
ことを特徴とする警告灯装置。
【請求項2】
請求項1に記載の警告灯装置であって、
機械、プラント、車両等の、第2の技術的装置(20,30)の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に表示するための、少なくとも1つの第2の点灯素子を備える少なくとも1つの第2の点灯ユニット(2)を有する、少なくとも1つの第2の警告ランプ(1,8)が設けられ、
前記表示装置(8)は、少なくとも前記第1および第2の警告ランプ(1,8)の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を、視覚的に表示するように構成されていること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項3】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
機械、プラント、車両等の、第3の技術的装置(20,30)の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を視覚的に表示するための、少なくとも1つの第3の点灯素子を備える少なくとも1つの第3の点灯ユニットを有する、第3の警告ランプ(1,8)が設けられ、
前記表示装置(8)は、少なくとも前記第1、第2、および第3の警告ランプ(1,8)の、少なくとも1つの動作状態、特に複数の異なる動作状態を、視覚的に表示するように構成されていること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項4】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記シグナルコラム(8)は、少なくとも1つのモジュール点灯素子をそれぞれ備える、複数の交換モジュール(2,12)を有すること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項5】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記シグナルコラム(1,8)の点灯素子を包含する交換モジュール(2)の数は、前記第1の警告ランプ(1,8)、および/または、前記第2の警告ランプ(1,8)、および/または、前記第3の警告ランプ(1,8)の点灯ユニット(2)の数に対応すること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項6】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記シグナルコラム(8)の交換モジュール(2)の数は、警告ランプ(1)の数に対応すること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項7】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
監視対象である前記技術的装置(20,30)の少なくとも1つが、少なくとも1つの電子制御装置(22,32)を有すること、
ならびに/または、
監視対象である技術的装置(20,30)間でデータおよび/もしくは制御信号を伝送するための少なくとも1つの電子機器接続手段(31)が設けられていること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項8】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記電子警告ランプ接続手段(6,9,11,13)は、監視対象である前記技術的装置(20,30)の電子制御装置とは別個に、および/または、前記電子機器接続手段(31)とは別個に構成されていること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項9】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記電子警告ランプ接続手段(6,9,11,13)は、無線による制御信号および/もしくはデータの伝送のための少なくとも1つの送信機(11)ならびに/または受信機(11)を備えること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項10】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記警告ランプ(1)のそれぞれ、ならびに/または、前記点灯ユニット(2)のそれぞれ、ならびに/または、前記シグナルコラム(1,8)のそれぞれ、ならびに/または、前記交換モジュール(2)のそれぞれには、基本的に、少なくとも1つのアドレスおよび/もしくは1つのコードが割り当てられること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項11】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記警告ランプ(1,8)のうちの少なくとも1つ、および/または、前記点灯ユニットのうちの少なくとも1つ、および/または、前記シグナルコラムのうちの少なくとも1つ、および/または、前記交換モジュール(2,12)のうちの少なくとも1つの前記動作状態を記憶するために、少なくとも1つの電気的データメモリが設けられていること
を特徴とする警告灯装置。
【請求項12】
前記請求項のうちのいずれか1項に記載の警告灯装置であって、
前記警告ランプのうちの少なくとも1つ、および/または、前記点灯ユニットのうちの少なくとも1つ、および/または、前記シグナルコラムのうちの少なくとも1つ、および/または、前記交換モジュール(2,12)のうちの少なくとも1つの前記動作状態を視覚的に表示するために、少なくとも1つのディスプレイ装置(10)が設けられていること
を特徴とする警告灯装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2010−153363(P2010−153363A)
【公開日】平成22年7月8日(2010.7.8)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2009−253447(P2009−253447)
【出願日】平成21年11月4日(2009.11.4)
【出願人】(505092795)ヴェルマ ホールディング ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー (5)
【Fターム(参考)】