説明

工業用プロセス制御ループモニタ

プロセス制御ループモニタは、工業用プロセスのフィールド内に取り付けるように構成されるハウジング(50)を含む。ループインターフェイス回路(62)は、プロセス制御ループ(18)に結合して、プロセス制御ループ(18)からデータを受信する。メモリ(64)は、ループインターフェイス回路(62)によってプロセス制御ループ(18)から受信されたデータを記憶する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、工業用プロセスの動作を監視及び/又は制御するために用いられるタイプのプロセス制御システムに関する。より詳細には、本発明は、そのようなシステムで用いられるプロセス制御ループ上のデータの監視に関する。
【背景技術】
【0002】
フィールド装置(プロセスコントローラ、モニタ及びトランスミッタ等の装置)は、プロセス制御産業で用いられて、プロセス変数を遠隔的に制御及び感知する。たとえば、温度、圧力等のプロセス変数は、プロセス変数トランスミッタによって制御室に伝送されてもよい。感知されたプロセス変数は、プロセスを制御するために用いることができるか、又は操作者にプロセス動作に関する情報を提供することができる。たとえば、プロセス流体の圧力に関する情報を制御室に伝送して、たとえば精油所内のバルブを制御することによって、プロセスを制御するために用いられる。
【0003】
フィールド装置との通信は、多数の技術を介する可能性がある。一つの技術は、プロセス制御ループの使用を介することである。そのようなプロセス制御ループは、データを運ぶために用いられる二本の電線を有する。設置によっては、二本の線はまた、フィールド装置に電力供給するためにも用いられる。一つのプロセス制御ループシグナリングプロトコルは、4−20mAの信号であり、プロセス変数を表すために用いられる。別のシグナリング技術は、HART(登録商標)通信プロトコルであり、4−20mAの信号の上にディジタル情報を重畳する。別の技術は通常、フィールドバス(Fieldbus)通信プロトコルと呼ばれ、ループ上のアナログ電流レベルは情報伝送には用いられず、すべてのデータがディジタルで運ばれる。
【0004】
通信プロトコルの複雑さが増大するに従い、工業用プロセス内のフィールド装置のネットワーク構成の複雑さもまた増大している。複雑なネットワークトポロジーを備える設置では、通信ネットワークに関連する故障を診断して特定することは特に困難である可能性がある。
【発明の概要】
【0005】
プロセス制御ループモニタは、プロセス制御ループに結合して、プロセス制御ループからのデータを受信するように構成されたループインターフェイス回路を含む。メモリは、ループインターフェイス回路によってプロセス制御ループから受信されたデータを記憶する。ある構成では、ループモニタは、プロセス制御ループ上の他の装置の構成を実行するためにさらに用いられるホストに組み込まれる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】プロセス制御ループモニタを含むプロセス制御システムの簡略化された図である。
【図2】図1に示されたプロセス制御ループモニタのブロック図である。
【図3】本発明の、データを記録する(ログする)ためのステップを図示する簡略化されたブロック図である。
【図4】記憶されたデータの回復(リカバリ)に関するステップを示す簡略化されたブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
背景技術セクションで論じられたように、プロセス装置ネットワーク構成は複雑である可能性があるため、従って、問題は診断することが困難である可能性があるということである。たとえば、フィールドバス機器の設置は、複雑なネットワークトポロジーを必要とする場合がある。この複雑さは、ネットワーキングの問題に加え、そのような問題の診断の困難さにつながる可能性がある。このことは、ネットワーク関連の問題を診断するために、さらなる修理の要請に繋がり兼ねない。そのような問題は、工業用プロセスが離れた区域に位置付けられている場合、又は修理員がネットワーク関連の問題を診断することに不慣れである場合に特に煩わしいこととなり得る。本発明は、工業用プロセスフィールドに取り付けて、2線ループからデータを集めるように構成されたプロセス制御ループモニタを提供する。データはメモリ内に記憶されて、技術者がプロセス制御ループネットワーク内の故障を特定するために、引き続き利用することが可能である。
【0008】
図1は、工業用プロセス制御又は監視システム10の図であり、プロセス制御ループモニタ8を含む。ループモニタ8は、工業用プロセスのフィールド内で支持体6に取り付けられる。また、プロセス制御システム10は、プロセス管16に結合されたトランスミッタ12とバルブポジショナ22とを含む。センサ21は、図1に包括的に示され、トランスミッタ12に結合する。図1は、たとえばバルブを含むことができる制御要素24に結合されたバルブポジショナ22をさらに示す。
【0009】
工業用プロセス制御監視システムでの情報伝送のための一つの典型的な技術は、プロセセス制御ループを通って流れる電流量を制御することを含む。電流は、制御室内の電流源から供給され、プロセス変数トランスミッタは、感知されたプロセス変数に基づいて電流を制御する。たとえば、4mAの信号を用いて読み取り値がゼロであることを示すことができ、20mAの信号を用いてフルスケールの読み取り値であることを示すことができる。同様に、制御室で制御される電流レベルを用いて、バルブポジショナ等を制御することができる。近年では、トランスミッタは、プロセス制御ループを通って流れるアナログ電流信号上に重畳されるディジタル信号を用いて制御室と通信するディジタル回路を採用している。そのような技術の一例は、HART(登録商標)通信プロトコルである。
【0010】
フィールドバス(Fieldbus)は、フィールドバス協会により開発された通信プロトコルであり、プロセス制御ループに関する情報を伝送するための通信層またはプロトコルを画定することに向けられる。フィールドバスプロトコルでは、ループを通って流れる電流は、アナログ信号を伝送するためには用いられない。代わりに、すべての情報はディジタル的に伝送される。さらに、フィールドバス規格、およびプロフィバスのように既知である規格により、トランスミッタを、同じプロセス制御ループに一つ以上のトランスミッタが接続されるマルチドロップ構成で構成することが可能になる。他の通信プロトコルは、MODBUS(登録商標)プロトコルおよびイーサネットを含む。いくつかの構成は、2本、3本、4本または任意の数のワイヤを用いてプロセス装置を接続することができ、非物理的な接続、たとえばRF(無線周波数)を含む。
【0011】
プロセス制御ループモニタ8、トランスミッタ12及びポジショナ22は、フィールドバス、プロフィバス又はHART(登録商標)規格に従って動作するプロセス制御ループ18に結合される。しかし、本発明はこれらの規格又は2線式構成に限定されない。プロセス制御ループ18はフィールド内の場所と制御室20との間に延びる。ループ18がHART(登録商標)プロトコルに従って動作する実施形態では、ループ18は、感知されたプロセス変数を表す電流Iを運ぶことができる。加えて、HART(登録商標)プロトコルにより、ループ18を通る電流にディジタル信号を重畳させて、ディジタル情報をトランスミッタ12に送信又はトランスミッタ12から受信することができるようにすることを可能にする。ループ18は、フィールドバス規格に従って動作するとき、ディジタル信号を運び、複数のフィールド装置、たとえば他のトランスミッタに結合されることができる。任意の数のプロセス制御ループ18を用いたり、フィールド取り付け型装置に適宜結合したりすることができる。本明細書に示される構成は、例示のみを目的としている。
【0012】
上述のとおり、図1はプロセス制御システム10の一例を示す図であり、プロセス流体を運ぶプロセス配管16と、ループ電流Iを運ぶプロセス制御ループ18とを含む。トランスミッタ12、コントローラ22(ループ内の最終制御要素、たとえばアクチュエータ、バルブ、ポンプ、モータ又はソレノイドに結合する)、通信機26及び制御室20は、全てプロセス制御ループ18の一部である。ループ18は一つの構成で示され、任意の適切なプロセス制御ループ、たとえば4−20mAループ、2線、3線又は4線式ループ、マルチドロップループ、及びHART(登録商標)、フィールドバス又は他のディジタル又はアナログ通信プロトコルに従って動作するループを用いてもよいことが理解される。さらに、そのようなプロセス制御ループは、さまざまなワイヤレス技術を採用してもよい。
【0013】
動作時、トランスミッタ12は、センサ21を用いて流れ等のプロセス変数を感知し、ループ18を経由して、感知されたプロセス変数を伝送する。プロセス変数は、コントローラ/バルブアクチュエータ22及び/又は制御室機器20によって受信されてもよい。コントローラ22は、バルブ24に結合されて示され、バルブ24を調節することによってプロセスを制御し、それによって管16内の流れを変えることができる。コントローラ22は、たとえば制御室20又はトランスミッタ12から、ループ18を経由して制御入力を受信して、応答的にバルブ24を調節する。別の実施形態では、コントローラ22は、ループ18を経由して受信されたプロセス信号に基づいて、内部に制御信号を生成する。プロセス装置は、たとえば図1に示すトランスミッタ12(たとえばRosemount Inc.より入手可能な3051S圧力トランスミッタ)、コントローラ22、プロセス制御ループモニタ8及び制御室20を含む。別のタイプのプロセス装置は、PC、プログラマブル論理ユニット(PLC)、又は適切なI/O回路を用いてループに接続されて、ループ上での監視、管理及び/又は伝送を可能にする他のコンピュータである。
【0014】
図2は、プロセス制御ループモニタ8の簡略化された図を示す。ループモニタ8は、支持体6に結合するように構成されたハウジング50を含む。図2に示される構成では、プロセス制御ループモニタ8は、一般的なプロセス制御トランスミッタに類似した形状因子を有するように設計される。しかし、任意の適切な設計を用いることができる。加えて、支持体6にプロセス制御ループモニタ8を結合するために用いられるマウント52は、標準設計にしたがって構成することができ、プロセストランスミッタを取り付けるための既存のタイプのマウントとともに用いることができるようにされる。
【0015】
図2に図示されるように、プロセス制御ループモニタ8は、マイクロコントローラ60、入出力回路62及びメモリ64を含む。動作中、入出力回路62は、プロセス制御ループ18に結合されて、ループ18上で運ばれるデータトラフィックを監視する。いくつかの構成では、入出力回路62は電力出力をさらに含み、モニタ8内部の回路に、ループ18上で運ばれる電流Iから生成される電力を提供する。いくつかの構成では、入出力回路62は、入力専用回路を含み、プロセス制御ループ18からのデータ入力受信専用に構成される。マイクロコントローラ60は、比較的平易な回路であり、ループ18から受信されたデータのいくつか又は全てを、メモリ64に記憶するように構成される。ループ18から集められたデータの記録は、トリガ、たとえばループ18から受信され、周期的に引き起こされるか又はある時間に引き起こされる特定のタイプのデータ又はイベントに基づくことができる。たとえば、マイクロコンピュータ60に結合されるクロック66を用いて、マイクロコントローラに時間情報を提供することができる。この時間情報をいくつかの構成で用いて、メモリ64へのデータの記録を制御することができる。加えて、記録されたデータが実時間クロックでタイムスタンプされた場合、データはその後、プロセス制御ループの他の作業と比較され、その間にループ18の問題を特定することができる。
【0016】
メモリ64は、任意のタイプの適切なメモリであることができる。好ましくは、メモリ64は不揮発性メモリであり、メモリ64に記憶されたデータを失うことなく、モニタ8が電源から切り離されることができるようにする。
【0017】
図3は、本発明のプロセスモニタ8の動作例を図示するブロック図80である。最初に、オプションのトリガブロック82が設けられる。オプションのトリガブロック82を用いて、データ収集を開始することができる。たとえば、データ収集は、ある時間に、周期的に、又は他の何らかのイベントに基づいて開始させることができる。ブロック84で、データはプロセス制御ループ18を経由して受信される。別のオプションのトリガブロック86を利用して、集められたデータを記録(ロギング)すべきかを判断することができる。たとえば、受信データを検査して、たとえば特定のプロセス装置から又は特定のデータタイプであるなどの、記録が所望されているタイプであるかを判断することができる。オプションのブロック86では、トリガが起動されていない場合、制御は、ブロック84(又はオプションのブロック82)に戻ることができる。一方、トリガが起動されている場合、制御はオプションのデータフィルタ86に移る。オプションのデータフィルタ86を用いて、どのタイプのデータが記録されるかについて選択的にフィリタリングすることができる。たとえば、プロセス制御ループから受信された無関係なデータ、たとえばオプションのヘッダ等は、所望であればデータから除去して、メモリ64の空間を温存することができる。ブロック90では、オプションのタイムスタンプを提供することができる。タイムスタンプは、図2に示されたクロック66から生成することができ、実時間データであることができるか、又は何らかのタイプの相対時間であることができる。ブロック92で、データはメモリ64に記憶され、制御は任意のブロック94に移る。オプションのブロック94が存在しない場合、制御はブロック84(又はオプションのブロック82)に戻ることができる。オプションのブロック94では、データ記録を継続するべきかについての判断がなされる。この判断は、任意の適切な基準、たとえば時間、記録されたデータ点の数、メモリ64に残された空き容量等に基づくことができる。記録を継続する場合、制御はブロック84(又はオプションのブロック82)に戻る。一方、データ記録が停止される場合、制御はブロック96に移る。
【0018】
構成によっては、データの記録(ロギング)は、たとえばプロセス制御ループ18を経由してループモニタ8にコマンドを送信することによって制御され得る。一つの実施形態では、図3に図示されたフローチャートの態様を構成することができる。たとえば、トリガ82及び86をそのように設定し得るし、データフィルタ88の他、タイムスタンプ90も然りである。記録されたデータ量は、記録の頻度(たとえばループ18を経由して受信されたn番目のメッセージごとに記録する)、メモリを消去すべきか等を設定できるようにすることができる。設定可能なパラメータの別の例は、メモリが、古いエントリが最終的にはより新しいデータで上書きされるようなサーキュラーであるかどうかである。
【0019】
一度所望の量のデータがメモリ64に記録(ロギング)された後か、又は他の周期後かに、データは修理員によって評価のために集められる。データを集めることは、任意の適切な技術に従うことができる。データは、プロセス制御ループ18を経由するか、又は図2に示されるオプションのデータ入出力接続70を通してダウンロードすることができる。たとえば、データ入出力接続70は、既知の規格、たとえばRS232、USB等に従ったプラグであることができる。別の例では、データ入出力70を、マイクロコントローラ60のアクセス及びプログラミングのために用いて、たとえばデータがどのように記録されるかについて、及びそのような記録に関連するパラメータについて制御することができる。別の例では、データ入出力は、たとえば無線周波数(RF)、誘導結合、音波結合、光結合等の使用を通したワイヤレス通信技術を用いる。プロセスモニタ8は、オプションとしてはフィールドから取り外されて、評価のために修理場所に戻されることができる。別の例では、メモリ64は、取り外し可能なモジュール内に載置されて、プロセスモニタ8から取り外すことができるようにされる。たとえば、図2に示されるエンドキャップ72をハウジング50から取り外して、メモリ64にアクセスすることを可能にすることができる。メモリは、標準化された取り外し可能モジュール、たとえばコンパクトフラッシュ、セキュリティ保護されたディジタルカード等を含む。
【0020】
図4は、記憶されたデータの回復(リカバリ)に関連するステップを示すブロック図100である。ブロック102で、メモリ64に記憶されたデータは、任意の適切な技術を通して取り出される。次に、ブロック104で、記憶されたデータが検査される。たとえば、データを他のデータと比較したり、既知の良好なデータと比較したりすることができる。検査に基づいて、ブロック106においてシステムが診断され、たとえばネットワークエラー又はプロセス制御ループ内の他の問題を特定する。
【0021】
好ましい実施形態を参照して本発明を説明してきたが、当業者においては、本発明の本質及び範囲から逸脱することなく、形態及び細部に変更を加えてもよいことが認識されよう。一つの具体的な例では、ループモニタは、プロセスインターフェイス要素、たとえばセンサ、又は制御要素を何ら含まない。ループモニタは、プロセス制御ループ上の他の装置を構成するために用いられるタイプのホスト装置内に組み込むことができる。ホスト装置は、PC、携帯型装置、及び他の装置に組み込むことができる。そのような構成では、装置8はホスト装置を含み、I/O回路62(図2参照)を用いて、ループ18上の装置に構成コマンドを送信する。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
工業用プロセス制御又は監視システムのフィールド内に取り付けるように構成されたハウジングと、
プロセス制御ループに結合して、プロセス制御ループからデータを受信するように構成されたプロセス制御ループインターフェイス回路と、
修理員によるその後の取り出しのために、インターフェイス回路によってプロセス制御ループから受信されたデータをロギングするように構成されたメモリと、
を含む、プロセス制御ループモニタ。
【請求項2】
プロセス制御ループインターフェイス回路が、2線式プロセス制御ループに結合するように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項3】
プロセス制御ループモニタが、プロセス制御ループから受信された電力で動作する、請求項1記載の装置。
【請求項4】
プロセス制御ループが、フィールドバス通信規格に従ってデータを運ぶ、請求項1記載の装置。
【請求項5】
メモリが取り外し可能である、請求項1記載の装置。
【請求項6】
クロックを含む、請求項1記載の装置。
【請求項7】
メモリに記憶されたデータが、クロックからの時間情報でタイムスタンプされる、請求項6記載の装置。
【請求項8】
クロックが実時間クロックを含む、請求項6記載の装置。
【請求項9】
ハウジングが、プロセス制御又は監視システム内の標準化された結合に取り付けるように構成される、請求項1記載の装置。
【請求項10】
メモリ内のデータをロギングするように構成されたマイクロコントローラを含む、請求項1記載の装置。
【請求項11】
マイクロコントローラが、データの記録をトリガするように構成されたトリガを含む、請求項10記載の装置。
【請求項12】
マイクロコントローラが、プロセス制御ループから受信されたデータをフィルタリングするように構成される、請求項10記載の装置。
【請求項13】
メモリ内に記憶されたより古いデータが、より新しいデータによって上書きされる、請求項1記載の装置。
【請求項14】
メモリからデータを取り出すように構成された接続を含む、請求項1記載の装置。
【請求項15】
データ記録パラメータを制御するように構成された接続を含む、請求項1記載の装置。
【請求項16】
プロセス制御又は監視システム内で用いられるプロセス制御ループの動作を診断する方法であって、
(a)プロセス制御ループから、フィールド取り付け型ループモニタ内のデータを受信することと、
(b)受信されたデータをメモリに記録することと、
(c)ステップ(a)及び(b)を繰り返すことと、
(d)ロギングされたデータを修理員によって取り出すことと、
を含む方法。
【請求項17】
取り出された記録されたデータに基づいて、プロセス制御ループを診断することを含む、請求項16記載の方法。
【請求項18】
プロセス制御ループが2線式プロセス制御ループを含む、請求項16記載の方法。
【請求項19】
プロセス制御ループが、フィールドバス通信規格に従ってデータを運ぶ、請求項16記載の方法。
【請求項20】
ループモニタからメモリを取り外すことを含む、請求項16記載の方法。
【請求項21】
記録されたデータにタイムスタンプすることを含む、請求項16記載の方法。
【請求項22】
プロセス制御又は監視システム内の標準化された結合に、ループモニタを取り付けることを含む、請求項16記載の装置。
【請求項23】
トリガに反応してデータを記録することを含む、請求項16記載の方法。
【請求項24】
プロセス制御ループから取り出されたデータをフィルタリングすることを含む、請求項16記載の方法。
【請求項25】
メモリからデータを取り出すように構成された入出力接続を伝送することを含む、請求項16記載の方法。
【請求項26】
プロセス制御ループに結合して、プロセス制御ループからデータを受信するように構成されたプロセス制御ループインターフェイス回路と、
修理員によるその後の使用のために、インターフェイス回路によってプロセス制御ループから受信されたデータをロギングするように構成されたメモリとを含み、
プロセス制御ループインターフェイス回路が、プロセス制御ループに結合されたフィールド装置に、構成コマンドを送信するようにさらに構成される、プロセス制御ループモニタ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公表番号】特表2010−504597(P2010−504597A)
【公表日】平成22年2月12日(2010.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−530369(P2009−530369)
【出願日】平成19年9月18日(2007.9.18)
【国際出願番号】PCT/US2007/020182
【国際公開番号】WO2008/039326
【国際公開日】平成20年4月3日(2008.4.3)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.イーサネット
2.コンパクトフラッシュ
【出願人】(506266023)フィッシャー−ローズマウント・システムズ・インコーポレーテッド (37)
【氏名又は名称原語表記】Fisher−Rosemount Systems, Inc.
【Fターム(参考)】