説明

巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法及び装置

【課題】オペレータの負担を軽減すると共に印刷資材の無駄を可及的に無くし、稼働率を向上させる。
【解決手段】巻取紙に印刷する印刷ユニット102と、該印刷ユニット102で印刷された印刷物を巻取紙搬送方向と平行な方向に切断するスリッター109と、該スリッター109で切断された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する断裁刃を備えた折機106と、断裁刃で切断された折丁が排出されるA側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bと、を備えた巻取紙輪転印刷機において、A側及びB側のスタッカー・バンドラー装置に排出された折丁の数を数えるカウンタ62A,62Bと、切断された折丁が同じ絵柄かどうかを設定する絵柄設定手段と、該絵柄設定手段の設定が同一絵柄の場合、A側及びB側のスタッカー・バンドラー装置に排出された折丁の数の合計値に基づいて前記印刷ユニットによる印刷を停止する制御手段と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、折機より排出された折丁をコンベアによりスタッカー・バンドラー装置に搬送し、このスタッカー・バンドラー装置で小束から大束へとスタックしてバンディング(結束)するようにした巻取紙輪転印刷機では、オペレータがスタッカー・バンドラー装置から排出され、パレット上に積まれた束数を数え、束数が予め定められた数になった時に手動で巻取紙輪転印刷機を停止していた。
【0003】
また、従来、スリッターでウェブを左右方向(ウェブ搬送方向と平行な方向)に切断し、折機より二系統に排出された折丁を別々のスタッカー・バンドラー装置に搬送するようにした巻取紙輪転印刷機では、インキの垂れやヒッキー(紙粉等によって絵柄の一部が白抜けしたもの)等によって発生する印刷不良の数が左右で異なることや、左右に切断された後の印刷物の搬送経路がそれぞれ異なり、搬送中に生じる損紙の数も異なる為、両方のスタッカー・バンドラー装置で収集される印刷物の数は、必ずしも同じにはならない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述したような従来の巻取紙輪転印刷機にあっては、オペレータがスタッカー・バンドラー装置から排出され、パレット上に積まれた束数を数え、束数が予め定められた数になった時に手動で巻取紙輪転印刷機を停止していた為、必ず必要部数以上の印刷物を印刷することになり、印刷資材の無駄が発生し、稼働率が低下すると共に、オペレータに負担がかかるという問題があった。
【0005】
また、スリッターでウェブを左右方向に切断するものにあっては、両方のスタッカー・バンドラー装置で収集される印刷物の数は、必ずしも同じにはならないことから、左右で同じ絵柄を印刷する場合にも、少ない方の印刷物の束数が設定された数になった時に巻取紙輪転印刷機の印刷を停止する為、必要部数より多くの印刷物を印刷するようになり、印刷資材の無駄が発生すると共に、余分な時間がかかってしまうという問題があった。
【0006】
そこで、本発明の目的は、オペレータの負担を軽減すると共に印刷資材の無駄を可及的に無くし、稼働率を向上させることができる巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するための本発明に係る巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法は、
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する切断手段と、
前記切断された印刷物を更に処理する後処理装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法において、
前記後処理装置に排出された印刷物の数を数える計数手段を備え、
前記計数手段からの信号に応じて前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【0008】
前記後処理装置が、スタッカー・バンドラー装置であることを特徴とする。
【0009】
また、
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙搬送方向と平行な方向に切断する第1の切断手段と、
前記第1の切断手段で切断された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する第2の切断手段と、
前記第2の切断手段で切断された印刷物をそれぞれ別の排紙装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法において、
それぞれの排紙装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記切断された印刷物が同じ絵柄かどうかを設定する絵柄設定手段と、
を備え、
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄の場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値に基づいて前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【0010】
前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値が設定された印刷必要枚数と同じになった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【0011】
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄でない場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【0012】
上記の課題を解決するための本発明に係る巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置は、
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する切断手段と、
前記切断された印刷物を更に処理する後処理装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置において、
前記後処理装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記計数手段からの信号に応じて前記印刷手段の印刷を停止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
前記後処理装置が、スタッカー・バンドラー装置であることを特徴とする。
【0014】
また、
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙搬送方向と平行な方向に切断する第1の切断手段と、
前記第1の切断手段で切断された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する第2の切断手段と、
前記第2の切断手段で切断された印刷物をそれぞれ別の排紙装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置において、
それぞれの排紙装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記切断された印刷物が同じ絵柄かどうかを設定する絵柄設定手段と、
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄の場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値に基づいて前記印刷手段の印刷を停止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】
前記制御手段は、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値が設定された印刷必要枚数と同じになった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【0016】
前記制御手段は、前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄でない場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする。
【発明の効果】
【0017】
本発明の構成によれば、スタッカー・バンドラー装置等後処理装置や排紙装置で収集した印刷物をカウンタ等計数手段でカウントし、カウントした枚数が設定された枚数と同じになった時にスタッカー・バンドラー装置等後処理装置や排紙装置が印刷停止信号を出力し、その印刷停止信号に応じて巻取紙輪転印刷機の印刷を停止するようにしたので、自動化によりオペレータの負担を軽減すると共に、可及的速やかに巻取紙輪転印刷機を停止することができ、印刷資材の無駄を可及的に無くして稼働率を向上させることができる。
【0018】
また、スリッター等で巻取紙を左右方向に切断し、別々のスタッカー・バンドラー装置等後処理装置や排紙装置に排出する巻取紙輪転印刷機において、同じ絵柄である場合には、各スタッカー・バンドラー装置等後処理装置や排紙装置より送信されてきた印刷物の合計値により巻取紙輪転印刷機の印刷を停止するようにしたので、自動化によりオペレータの負担を軽減すると共に、可及的速やかに巻取紙輪転印刷機を停止することができ、印刷資材の無駄を可及的に無くして稼働率を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明に係る巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法及び装置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【実施例1】
【0020】
図1は本発明の実施例1を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図、図2A及び図2Bはスタッカー・バンドラー制御装置のブロック図、図3A乃至図3Dは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図4A及び図4Bはスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図、図5A乃至図5Fはスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図、図6A及び図6Bはスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図、図23は巻取紙輪転印刷機の概略構成図、図24はスリッターの説明図、図25は巻取紙輪転印刷機とスタッカー・バンドラーとの関係図、図26はリジェクト装置の説明図、図27は小束部紙供給確認用センサの説明図、図28A及び図28Bはバンディング(結束)仕様の説明図である。
【0021】
図23に示すように、巻取紙輪転印刷機100は、給紙装置101と複数色(図示例では4色)の印刷ユニット(印刷手段)102と乾燥機103と冷却装置104とウェブパス装置105とドラッグ装置106と折機107とを備える。
【0022】
給紙装置101には二つのウェブ・ロール間でウェブ(巻取紙)を連続して繋ぎ次の印刷ユニット102に供給するためのウェブ(巻取紙)の自動紙継ぎ装置36(図1参照)が設けられる。印刷ユニット101後方の適宜箇所には印刷された絵柄を検査する印刷品質検査装置37(図1参照)が設けられる。
【0023】
また、ドラッグ装置106には、図24に示すように、ドラッグローラ108の幅方向中央部に設けた環状溝に円板状のスリッター(第1の切断手段)109が揺動自在なアーム110を介して着脱自在に係合され、ガイドローラ111a〜111Eを経てドラッグローラ108で引き出されるウェブWが幅方向中央部でウェブW1とウェブW2とに断裁され、その後ドラッグローラ112,113により別々の搬送経路を経て折機107側へと搬送され、所謂1ウェブ2列出しが行われるようになっている。また、折機107にはウェブWを前後方向に断裁する断裁刃(第2の切断手段)を有する断裁胴が備えられる。
【0024】
また、本実施例では、図25に示すように、巻取紙輪転印刷機100の折機107より排出された折丁(印刷物)はベルトコンベアを含む二つの搬送経路(排紙手段)114A,114Bを経てA,B両側のスタッカー・バンドラー装置(排紙装置;後処理装置)115A,115Bに搬送されるようになっている。
【0025】
このスタッカー・バンドラー装置115A,115Bは、折機107より排出された折丁を整列して小束としてスタックし、この小束を一定量積み重ねて大束として搬出するものである。図28A,図28Bに大束のバンディング(結束)仕様を示す。図28Aはバンド116の1本掛を、図28Bはバンド116の2本掛をそれぞれ示す。
【0026】
また、各スタッカー・バンドラー装置115A,115Bには、図26に示すように、装置本体117の最前部に設けた入口コンベア118の先端を上げることで機械に通す必要の無いヤレ紙(損紙)等を、図示しないヤレカゴ等に排出するリジェクト装置64A,64B(図2B参照)が設けられる。
【0027】
さらに、各スタッカー・バンドラー装置115A,115Bには、図27に示すように、小束部119の直前に位置して小束部紙供給確認用センサ63A,63B(図2A参照)が設けられる。この小束部紙供給確認用センサ63A、63Bは光電センサであり、コンベア上の折丁Waで遮光される間のみ信号を出力するようになっている。現在の正紙枚数カウント用カウンタ(計数手段)62A、62B(図2a参照)の手前に設けられたアンド回路(図2a参照)の一方の入力端にはこの小束部紙供給確認用センサ63A、63Bが接続されると共に、他方の入力端には巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35(図2a参照)が接続されている。よって、このアンド回路を介して、現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A、62Bには小束部紙供給確認用センサ63A、63Bがコンベア上の折丁Waで遮光される間のみ巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35からの1部1カウント信号が入力され、現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A、62Bは、この信号に基づいてカウントアップされるようになっている。
【0028】
そして、本実施例では、後述する巻取紙輪転印刷機の制御装置(制御手段)10とスタッカー・バンドラー制御装置(制御手段)50によって、各スタッカー・バンドラー装置115A,115Bに排出された折丁を各々の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A,62Bでカウントし、同一絵柄の場合は、各スタッカー・バンドラー装置115A,115Bより送信されてきた折丁の数の合計値に基づいて巻取紙輪転印刷機100の印刷を停止する一方、同一絵柄でない場合には、各スタッカー・バンドラー装置115A,115Bより送信されてきた折丁の数が設定された印刷必要枚数以上になった時、巻取紙輪転印刷機100の印刷を停止するようになっている。
【0029】
前記巻取紙輪転印刷機の制御装置10は、図1に示すように、CPU11とROM12とRAM13と各入出力装置14〜19とインターフェース20とが共にBUS(母線)で接続されてなる。
【0030】
また、BUS(母線)には、同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1と目標印刷枚数記憶用メモリM2と現在の印刷枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM3と本刷り中止位置記憶用メモリM4と本刷り再開位置記憶用メモリM5が接続される。
【0031】
入出力装置14には、同一絵柄設定スイッチ26と設定完了スイッチ27と印刷開始スイッチ28と正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29とキーボード等の入力装置30とCRTやディスプレイ等の表示器31とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置32とが接続される。
【0032】
入出力装置15には、目標印刷枚数設定器33が接続される。
【0033】
入出力装置16には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置17には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、この現在の印刷枚数カウント用カウンタ34には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置18には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが出力されるようになっている。
【0034】
入出力装置19には、前述したウェブの自動紙継ぎ装置36と印刷品質検査装置37とが接続され、これらから損紙信号が入力されるようになっている。
【0035】
インターフェース20には、スタッカー・バンドラー制御装置50が接続される。
【0036】
一方、スタッカー・バンドラー制御装置50は、図2A及び図2Bに示すように、CPU51とROM52とRAM53と各入出力装置54,55A,56A,55B,56B,57とインターフェース58とが共にBUS(母線)で接続されてなる。
【0037】
また、BUS(母線)には、同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM40と目標印刷枚数記憶用メモリM41とカウント値M記憶用メモリM42とカウント値N記憶用メモリM43と本刷り中止位置記憶用メモリM44と本刷り再開位置記憶用メモリM45と現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM46とが接続される。
【0038】
さらに、BUS(母線)には、カウント値MM記憶用メモリM47とMM番目の本刷り中止位置記憶用メモリM48とA側のリジェクト装置までの枚数記憶用メモリM49とA側のMM番目のリジェクト開始位置記憶用メモリ50とB側のリジェクト装置までの枚数記憶用メモリM51とB側のMM番目のリジェクト開始位置記憶用メモリM52とが接続される。
【0039】
さらに、BUS(母線)には、カウント値NN記憶用メモリM53とNN番目の本刷り再開位置記憶用メモリM54とA側のNN番目のリジェクト完了位置記憶用メモリM55とB側のNN番目のリジェクト完了位置記憶用メモリM56とA側の小束部紙供給確認用センサまでの枚数記憶用メモリM57とA側のMM番目のカウント中止位置記憶用メモリM58とB側の小束部紙供給確認用センサまでの枚数記憶用メモリM59とが接続される。
【0040】
さらに、BUS(母線)には、B側のMM番目のカウント中止位置記憶用メモリM60とA側のNN番目のカウント再開位置記憶用メモリM61とB側のNN番目のカウント再開位置記憶用メモリM62とA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM63とB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM64と現在の総正紙枚数記憶用メモリM65と目標総印刷枚数記憶用メモリM66とが接続される。
【0041】
入出力装置54には、キーボード等の入力装置59とCRTやディスプレイ等の表示器60とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置61とが接続される。
【0042】
入出力装置55Aには、A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aが接続され、このA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aにはアンド回路を介してA側の小束部紙供給確認用センサ63Aと巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置56Aには、A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aが接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが出力されるようになっている。
【0043】
入出力装置55Bには、B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bが接続され、このB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bにはアンド回路を介してB側の小束部紙供給確認用センサ63Bと巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置56Bには、B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bが接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが出力されるようになっている。
【0044】
入出力装置57には、前述したA側のリジェクト装置64AとB側のリジェクト装置64Bとが接続され、これらにリジェクト信号が出力されるようになっている。
【0045】
インターフェース58には、巻取紙輪転印刷機の制御装置10が接続される。
【0046】
上述した構成の巻取紙輪転印刷機の制御装置10の制御動作を、図3A乃至図3Dの動作フロー図にしたがって詳述する。
【0047】
先ず、ステップP1で初期化処理した後、ステップP2で設定完了スイッチ27がONか否かを判断し、可であればステップP3で同一絵柄かどうかのデータをメモリM1から読込む。
【0048】
次に、ステップP4で目標印刷枚数をメモリM2から読込んだ後、ステップP5でスタッカー・バンドラー制御装置50に、同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を送信する。
【0049】
次に、ステップP6でスタッカー・バンドラー制御装置50より、同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数受信確認信号が送信された後、ステップP7で印刷開始スイッチ28がONされると、ステップP8で印刷が開始される。
【0050】
次に、ステップP9で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へリセット信号及びイネーブル信号を出力した後、ステップP10で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へのリセット信号の出力を停止する。
【0051】
次に、ステップP11で印刷の為の調整が終わり、正紙の印刷が開始されたとしてオペレータによって正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29がONされた後、ステップP12でスタッカー・バンドラー制御装置50に本刷り開始信号を送信し、この後、ステップP13でスタッカー・バンドラー制御装置50より本刷り開始信号の受信確認信号が送信されると、ステップP14で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0052】
次に、ステップP14で可であればステップP15で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP17に移行する。
【0053】
次に、ステップP16でスタッカー・バンドラー制御装置50に現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、前述したステップP17でスタッカー・バンドラー制御装置50より印刷完了信号が送信されたか否かを判断し、可であればステップP18で印刷が終了する。
【0054】
また、前記ステップP2で否であればステップP19で同一絵柄設定スイッチ26がONか否かを判断し、可であればステップP20で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1の内容を読込む一方、否であれば後述するステップP24に移行する。
【0055】
次に、ステップP21で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリの内容=0か否かを判断し、可であればステップP22で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に1(同一)を上書きして前記ステップP24に移行する一方、否であればステップP23で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に、0(異なる)を上書きして前記ステップP24に移行する。
【0056】
次に、前述したステップP24で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が入力されたか否かを判断し、可であればステップP25で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP2に戻る一方、否であれば直にステップP2に戻る。
【0057】
また、前記ステップP17で否であればステップP26〜ステップP36のルーチンとステップP37〜ステップP47のルーチンとステップP48〜ステップP51のルーチンの少なくとも一つを順不動に実施した後、ステップ14に戻る。
【0058】
即ち、ステップP26でウェブの自動紙継ぎ装置36又は印刷品質検査装置37からの損紙信号がONされると、ステップP27で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り中止位置記憶用メモリM4に記憶した後、ステップP28でスタッカー・バンドラー制御装置50に本刷り中止位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信する。
【0059】
次に、ステップP29でスタッカー・バンドラー制御装置50より本刷り中止位置の受信確認信号が送信されると、ステップP30で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0060】
次に、ステップP30で可であればステップP31で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP33に移行する。
【0061】
次に、ステップP32でスタッカー・バンドラー制御装置50に現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、前述したステップP33で損紙信号がOFFされたか否かを判断する。
【0062】
次に、前記ステップP33で可であればステップP34で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り再開位置記憶用メモリM5に記憶する一方、否であればステップP30に戻る。
【0063】
次に、ステップP35でスタッカー・バンドラー制御装置50に本刷り再開位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP36でスタッカー・バンドラー制御装置50より本刷り再開位置の受信確認信号が送信されて本ルーチンは終了する。
【0064】
一方、ステップP37で印刷不良等の理由でオペレータによって正紙スイッチ29がOFFされると、ステップP38で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り中止位置記憶用メモリM4に記憶した後、ステップP39でスタッカー・バンドラー制御装置50に本刷り中止位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信する。
【0065】
次に、ステップP40でスタッカー・バンドラー制御装置50より本刷り中止位置の受信確認信号が送信されると、ステップP41で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0066】
次に、ステップP41で可であればステップP42で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP44に移行する。
【0067】
次に、ステップP43でスタッカー・バンドラー制御装置50に現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、前述したステップP44で印刷の為の再調整が終わり、正紙の印刷が再開されたとしてオペレータによって正紙スイッチ29がONされたか否かを判断する。
【0068】
次に、前記ステップP44で可であればステップP45で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り再開位置記憶用メモリM5に記憶する一方、否であればステップP41に戻る。
【0069】
次に、ステップP46でスタッカー・バンドラー制御装置50に本刷り再開位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP47でスタッカー・バンドラー制御装置50より本刷り再開位置の受信確認信号が送信されて本ルーチンは終了する。
【0070】
一方、ステップP48で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が再入力されると、ステップP49で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶する。
【0071】
次に、ステップP50でスタッカー・バンドラー制御装置50に目標印刷枚数を送信した後、ステップP51でスタッカー・バンドラー制御装置50より目標印刷枚数の受信確認信号が送信されて本ルーチンは終了する。
【0072】
以上の動作フローによって、スタッカー・バンドラー制御装置50に対し同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数→本刷り開始信号→現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値の順で各情報が送信される一方、損紙信号がONされ、また正紙スイッチ29がOFFされると、スタッカー・バンドラー制御装置50に対し本刷り中止位置→現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値→本刷り再開位置の順で各情報が送信され、かつ目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が再入力されるとスタッカー・バンドラー制御装置50に対し再入力された目標印刷枚数の情報が送信される。
【0073】
一方、スタッカー・バンドラー制御装置50の制御動作を、図4A及び図4B,図5A乃至図5F,図6A及び図6Bの動作フロー図にしたがって詳述する。
【0074】
先ず、ステップP1で初期化処理をした後、ステップP2で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数が送信されると、ステップP3で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を受信し、メモリM40及びメモリM41に記憶する。
【0075】
次に、ステップP4で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数の受信確認信号を送信した後、ステップP5で巻取紙輪転印刷機の制御装置10から本刷り開始信号が送信されると、ステップP6で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り開始信号の受信確認信号を送信する。
【0076】
次に、ステップP7でA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A及び62Bへリセット信号及びイネーブル信号を出力した後、ステップP8でA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A及び62Bへのリセット信号の出力を停止する。
【0077】
次に、ステップP9でメモリM42のカウント値Mに0を上書きした後、ステップP10でメモリM43のカウント値Nに0を上書きする。
【0078】
次に、ステップP11で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置が送信されたか否かを判断し、可であればステップP12でメモリM42からカウント値Mを読込む一方、否であれば後述するステップP16に移行する。
【0079】
次に、ステップP13でメモリM42のカウント値Mに1を加算して上書きした後、ステップP14で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置を受信して本刷り中止位置記憶用メモリM44のM番目のアドレス位置に記憶する。
【0080】
次に、ステップP15で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り中止位置の受信確認信号を送信した後、前述したステップP16で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り再開位置が送信されたか否かを判断する。
【0081】
次に、前記ステップP16で可であればステップP17でメモリM43からカウント値Nを読込む一方、否であれば後述するステップP21に移行する。次いで、ステップP18でメモリM43のカウント値Nに1を加算して上書きする。
【0082】
次に、ステップP19で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り再開位置を受信して本刷り再開位置記憶用メモリM45のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP20で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り再開位置の受信確認信号を送信する。
【0083】
次に、前述したステップP21で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より目標印刷枚数が送信されたか否かを判断し、可であればステップP22で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より目標印刷枚数を受信してメモリM41に記憶した後、ステップP23で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に目標印刷枚数の受信確認信号を送信して後述するステップP24に移行する。一方、前記ステップ21で否であれば直に前記ステップP24に移行する。
【0084】
以上の動作フローによって、巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を受信した後、本刷り開始信号を受信する一方、巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置や本刷り再開位置を受信すると、それぞれが受信した順番(M又はN)に対応するアドレス位置にその位置を記憶する。また、目標印刷枚数を受信すると、それを記憶する。
【0085】
次に、前述したステップ24で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値が送信されたか否かを判断し、可であればステップP25で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を受信して現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM46に記憶する一方、否であればステップP11に戻る。
【0086】
次に、ステップP26でメモリM47のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP27でメモリM47からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP28でメモリM42からカウント値Mを読込む。
【0087】
次に、ステップP29でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP46に移行する一方、否であればステップP30でメモリM47からカウント値MMを読込む。
【0088】
次に、ステップP31で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶した後、ステップP32でメモリM49からA側のリジェクト装置64Aまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からA側のリジェクト装置64Aまでの枚数)を読込む。
【0089】
次に、ステップP33でMM番目の本刷り中止位置にA側のリジェクト装置64Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のリジェクト開始位置を演算し、メモリM50に記憶した後、ステップP34でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0090】
次に、ステップP35でA側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP36でA側のリジェクト装置64Aにリジェクト信号を出力して後述するステップP37に移行する一方、否であれば直に前記ステップP37に移行する。
【0091】
次に、前述したステップP37でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP38で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶する。
【0092】
次に、ステップP39でメモリM51からB側のリジェクト装置64Bまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からB側のリジェクト装置64Bまでの枚数)を読込んだ後、ステップP40でMM番目の本刷り中止位置にB側のリジェクト装置64Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のリジェクト開始位置を演算して、メモリM52に記憶する。
【0093】
次に、ステップP41でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP42でB側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0094】
次に、前記ステップP42で可であればステップP43でB側のリジェクト装置64Bにリジェクト信号を出力して後述するステップP44に移行する一方、否であれば直に前記ステップ44に移行する。
【0095】
次に、前述したステップP44でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP45でメモリM47のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP27に戻る。
【0096】
次に、前述したステップP46でメモリM53のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP47でメモリM53からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP48でメモリM43からカウント値Nを読込む。
【0097】
次に、ステップP49でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP66に移行する一方、否であればステップP50でメモリM53からカウント値NNを読込む。
【0098】
次に、ステップP51で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶した後、ステップP52でメモリM49からA側のリジェクト装置64Aまでの枚数を読込む。
【0099】
次に、ステップP53でNN番目の本刷り再開位置にA側のリジェクト装置64Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のリジェクト完了位置を演算し、メモリM55に記憶した後、ステップP54でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0100】
次に、ステップP55でA側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP56でA側のリジェクト装置64Aへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP57に移行する一方、否であれば直に前記ステップP57に移行する。
【0101】
次に、前述したステップP57でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP58で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶する。
【0102】
次に、ステップP59でメモリM51からB側のリジェクト装置64Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP60でNN番目の本刷り再開位置にB側のリジェクト装置64Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のリジェクト完了位置を演算して、メモリM56に記憶する。
【0103】
次に、ステップP61でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP62でB側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0104】
次に、前記ステップP62で可であればステップP63でB側のリジェクト装置64Bへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP64に移行する一方、否であれば直に前記ステップ64に移行する。
【0105】
次に、前述したステップP64でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP65でメモリM53のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP47に戻る。
【0106】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側のリジェクト装置64A,64Bが作動され、ヤレ紙(損紙)を確実に排除できる。
【0107】
次に、前述したステップP66でメモリM47のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP67でメモリM47からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP68でメモリM42からカウント値Mを読込む。
【0108】
次に、ステップP69でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP86に移行する一方、否であればステップP70でメモリM47からカウント値MMを読込む。
【0109】
次に、ステップP71で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶した後、ステップP72でメモリM57からA側の小束部紙供給確認用センサ63Aまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からA側の小束部紙供給確認用センサ63Aまでの枚数)を読込む。
【0110】
次に、ステップP73でMM番目の本刷り中止位置にA側の小束部紙供給確認用センサ63Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のカウント中止位置を演算し、メモリM58に記憶した後、ステップP74でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0111】
次に、ステップP75でA側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP76でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP77に移行する一方、否であれば直に前記ステップP77に移行する。
【0112】
次に、前述したステップP77でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP78で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶する。
【0113】
次に、ステップP79でメモリM59からB側の小束部紙供給確認用センサ63Bまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からB側の小束部紙供給確認用センサ63Bまでの枚数)を読込んだ後、ステップP80でMM番目の本刷り中止位置にB側の小束部紙供給確認用センサ63Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のカウント中止位置を演算して、メモリM60に記憶する。
【0114】
次に、ステップP81でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP82でB側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0115】
次に、前記ステップP82で可であればステップP83でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP84に移行する一方、否であれば直に前記ステップ84に移行する。
【0116】
次に、前述したステップP84でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP85でメモリM47のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP67に戻る。
【0117】
次に、前述したステップP86でメモリM53のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP87でメモリM53からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP88でメモリM43からカウント値Nを読込む。
【0118】
次に、ステップP89でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP106に移行する一方、否であればステップP90でメモリM53からカウント値NNを読込む。
【0119】
次に、ステップP91で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶した後、ステップP92でメモリM57からA側の小束部紙供給確認用センサ63Aまでの枚数を読込む。
【0120】
次に、ステップP93でNN番目の本刷り再開位置にA側の小束部紙供給確認用センサ63Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のカウント再開位置を演算し、メモリM61に記憶した後、ステップP94でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0121】
次に、ステップP95でA側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP96でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aにイネーブル信号を出力して後述するステップP97に移行する一方、否であれば直に前記ステップP97に移行する。
【0122】
次に、前述したステップP97でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP98で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶する。
【0123】
次に、ステップP99でメモリM59からB側の小束部紙供給確認用センサ63Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP100でNN番目の本刷り再開位置にB側の小束部紙供給確認用センサ63Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のカウント再開位置を演算して、メモリM62に記憶する。
【0124】
次に、ステップP101でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP102でB側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0125】
次に、前記ステップP102で可であればステップP103でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bにイネーブル信号を出力して後述するステップP104に移行する一方、否であれば直に前記ステップ104に移行する。
【0126】
次に、前述したステップP104でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP105でメモリM53のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP87に戻る。
【0127】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62A,62Bが作動され、正紙枚数を正確にカウントできる。
【0128】
次に、前述したステップP106でメモリM40から同一絵柄かどうかのデータを読込んだ後、ステップP107で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP108でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aよりカウント値を読込み、メモリM63に記憶する一方、否であれば後述するステップP115に移行する。
【0129】
次に、ステップP109でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bよりカウント値を読込み、メモリM64に記憶した後、ステップP110でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aのカウント値にB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bのカウント値を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM65に記憶する。
【0130】
次に、ステップP111でメモリM41から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP112で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM66に記憶する。
【0131】
次に、ステップP113で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP114で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に印刷完了信号を送信して動作を終了する一方、否であればステップP11に戻る。
【0132】
次に、前述したステップP115でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Aよりカウント値を読込み、メモリM63に記憶した後、ステップP116でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ62Bよりカウント値を読込み、メモリM64に記憶する。
【0133】
次に、ステップP117でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値≦B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値か否かを判断し、可であればステップP118でメモリM41から目標印刷枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP121に移行する。
【0134】
次に、ステップP119でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP120で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に印刷完了信号を送信して動作を終了する一方、否であればステップP11に戻る。
【0135】
次に、前述したステップP121でメモリM41から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP122でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP123で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に印刷完了信号を送信して動作を終了する一方、否であればステップP11に戻る。
【0136】
以上の動作フローによって、同一絵柄の場合は、A側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bでそれぞれ収集した正紙枚数の合計値が必要枚数以上に達すると巻取紙輪転印刷機100へ印刷完了信号が出力される一方、同一絵柄でない場合は、収集した正紙枚数の少ない方のスタッカー・バンドラー装置115A又は115Bで収集した正紙枚数が必要枚数に達すると巻取紙輪転印刷機100へ印刷完了信号が出力される。尚、同一絵柄の場合の印刷完了の判断を(現在の総印刷枚数≧目標総印刷枚数)としたのは、この場合の総印刷枚数は常に偶数であり、それに対し、A側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値が一方は偶数で他方が奇数である場合があり、その場合には、(現在の総印刷枚数=目標総印刷枚数+1)になった時点で印刷完了となる為である。
【0137】
このようにして本実施例では、スリッター109で巻取紙を左右方向に切断し、その後前後方向に切断された折丁をA側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bに排出する巻取紙輪転印刷機100において、スタッカー・バンドラー制御装置50で正紙枚数をカウントし、同一絵柄の場合は、A側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bでそれぞれ収集した正紙枚数の合計値が必要枚数以上に達すると巻取紙輪転印刷機100へ印刷完了信号を出力する一方、同一絵柄でない場合は、収集した正紙枚数の少ない方のスタッカー・バンドラー装置115A又は115Bで収集した正紙枚数が必要枚数に達すると巻取紙輪転印刷機100へ印刷完了信号を出力するようにしたので、自動化によりオペレータの負担を軽減すると共に、可及的速やかに巻取紙輪転印刷機を停止することができ印刷資材の無駄を可及的に無くして稼働率を向上させることができる。
【実施例2】
【0138】
図7A及び図7Bは本発明の実施例2を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図、図8A及び図8BはA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置のブロック図、図9A乃至図9Dは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図10A及び図10Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図11A及び図11Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図12A及び図12Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図13A及び図13BはA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図、図14A乃至図14DはA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【0139】
これは、実施例1では、スタッカー・バンドラー制御装置50側で正紙枚数をカウントし、正紙枚数が必要枚数になると、巻取紙輪転印刷機100へ印刷完了信号を出力する代わりに、A側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115B側の正紙枚数情報に基づいて巻取紙輪転印刷機100側で正紙枚数をカウントし、正紙枚数が必要枚数になると、自ら印刷を終了する例である。その他の構成は実施例1と同様なので、図23〜図28A及び図28Bを参照して重複する説明は省略する。
【0140】
即ち、巻取紙輪転印刷機の制御装置10は、図7A及び図7Bに示すように、CPU11とROM12とRAM13と各入出力装置14〜19とインターフェース20とが共にBUS(母線)で接続されてなる。
【0141】
また、BUS(母線)には、同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1と目標印刷枚数記憶用メモリM2と現在の印刷枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM3と本刷り中止位置記憶用メモリM4と本刷り再開位置記憶用メモリM5が接続される。
【0142】
さらに、BUS(母線)には、カウント値C記憶用メモリM6とA側の現在の正紙枚数記憶用メモリM7とB側の現在の正紙枚数記憶用メモリM8と現在の総正紙枚数記憶用メモリM9と目標総印刷枚数記憶用メモリM10が接続される。
【0143】
入出力装置14には、同一絵柄設定スイッチ26と設定完了スイッチ27と印刷開始スイッチ28と正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29とキーボード等の入力装置30とCRTやディスプレイ等の表示器31とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置32とが接続される。
【0144】
入出力装置15には、目標印刷枚数設定器33が接続される。
【0145】
入出力装置16には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置17には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、この現在の印刷枚数カウント用カウンタ34には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置18には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが送信されるようになっている。
【0146】
入出力装置19には、前述したウェブの自動紙継ぎ装置36と印刷品質検査装置37とが接続され、これらから損紙信号が入力されるようになっている。
【0147】
インターフェース20には、A側スタッカー・バンドラー制御装置50AとB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bとが接続される。
【0148】
一方、スタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bは、図8A及び図8Bに示すように、CPU51とROM52とRAM53と各入出力装置54〜57とインターフェース58とが共にBUS(母線)で接続されてなる。
【0149】
また、BUS(母線)には、同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM40と目標印刷枚数記憶用メモリM41とカウント値M記憶用メモリM42とカウント値N記憶用メモリM43と本刷り中止位置記憶用メモリM44と本刷り再開位置記憶用メモリM45と現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM46とが接続される。
【0150】
さらに、BUS(母線)には、カウント値MM記憶用メモリM47とMM番目の本刷り中止位置記憶用メモリM48とリジェクト装置までの枚数記憶用メモリM67とMM番目のリジェクト開始位置記憶用メモリM68とカウント値NN記憶用メモリM53とNN番目の本刷り再開位置記憶用メモリM54とが接続される。
【0151】
さらに、BUS(母線)には、NN番目リジェクト完了位置記憶用メモリM69と小束部紙供給確認用センサまでの枚数記憶用メモリM70とMM番目のカウント中止位置記憶用メモリM71とNN番目のカウント再開位置記憶用メモリM72と現在の正紙枚数記憶用メモリM73とが接続される。
【0152】
入出力装置54には、キーボード等の入力装置59とCRTやディスプレイ等の表示器60とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置61とが接続される。
【0153】
入出力装置55には、現在の正紙枚数カウント用カウンタ62が接続され、この現在の正紙枚数カウント用カウンタ62にはアンド回路を介して小束部紙供給確認用センサ63と巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。
【0154】
入出力装置57には、前述したリジェクト装置64が接続され、これにリジェクト信号が出力されるようになっている。
【0155】
インターフェース58には、巻取紙輪転印刷機の制御装置10が接続される。
【0156】
上述した構成の巻取紙輪転印刷機の制御装置10の制御動作を、図9A乃至図9D,図10A及び図10B,図11A及び図11B,図12A及び図12Bの動作フロー図にしたがって詳述する。
【0157】
先ず、ステップP1で初期化処理した後、ステップP2で設定完了スイッチ27がONか否かを判断し、可であればステップP3で同一絵柄かどうかのデータをメモリM1から読込む。
【0158】
次に、ステップP4で目標印刷枚数をメモリM2から読込んだ後、ステップP5でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに、同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を送信する。
【0159】
次に、ステップP6でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより、同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数受信確認信号が送信された後、ステップP7で印刷開始スイッチ28がONされると、ステップP8で印刷が開始される。
【0160】
次に、ステップP9で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へリセット信号及びイネーブル信号を出力した後、ステップP10で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へのリセット信号の出力を停止する。
【0161】
次に、ステップP11で正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29がONされた後、ステップP12でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに本刷り開始信号を送信し、この後、ステップP13でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより本刷り開始信号の受信確認信号が送信されると、ステップP14で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0162】
次に、ステップP14で可であればステップP15で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP24に移行する。
【0163】
次に、ステップP16でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、後述するステップP48に移行する。
【0164】
また、前記ステップP2で否であればステップP17で同一絵柄設定スイッチ26がONか否かを判断し、可であればステップP18で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1の内容を読込む一方、否であれば後述するステップP22に移行する。
【0165】
次に、ステップP19で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリの内容=0か否かを判断し、可であればステップP20で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に1(同一)を上書きして前記ステップP22に移行する一方、否であればステップP21で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に、0(異なる)を上書きして前記ステップP22に移行する。
【0166】
次に、前述したステップP22で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が入力されたか否かを判断し、可であればステップP23で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP2に戻る一方、否であれば直にステップP2に戻る。
【0167】
また、前記ステップP14で否であればステップP24でウェブの自動紙継ぎ装置36又は印刷品質検査装置37からの損紙信号がONされたか否かを判断し、可であればステップP25で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り中止位置記憶用メモリM4に記憶する一方、否であれば後述するステップP35に移行する。
【0168】
次に、ステップP26でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに本刷り中止位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP27でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより本刷り中止位置の受信確認信号が送信されると、ステップP28で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0169】
次に、ステップP28で可であればステップP29で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP31に移行する。
【0170】
次に、ステップP30でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、後述するステップP77に移行する。
【0171】
次に、前述したステップP31で損紙信号がOFFされたか否かを判断し、可であればステップP32で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り再開位置記憶用メモリM5に記憶する一方、否であればステップP28に戻る。
【0172】
次に、ステップP33でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに本刷り再開位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP34でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより本刷り再開位置の受信確認信号が送信されて前述したステップP35に移行する。
【0173】
次に、前記ステップP35で正紙スイッチ29がOFFされたか否かを判断し、可であればステップP36で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り中止位置記憶用メモリM4に記憶する一方、否であれば後述するステップP46に移行する。
【0174】
次に、ステップP37でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに本刷り中止位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP38でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより本刷り中止位置の受信確認信号が送信されると、ステップP39で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断する。
【0175】
次に、ステップP39で可であればステップP40で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、メモリM3に記憶する一方、否であれば後述するステップP42に移行する。
【0176】
次に、ステップP41でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を送信した後、後述するステップP106に移行する。
【0177】
次に、前述したステップP42で正紙スイッチ29がONされたか否かを判断し、可であればステップP43で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み本刷り再開位置記憶用メモリM5に記憶する一方、否であればステップP39に戻る。
【0178】
次に、ステップP44でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに本刷り再開位置(現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値)を送信した後、ステップP45でA側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより本刷り再開位置の受信確認信号が送信されて前述したステップP46に移行する。
【0179】
次に、前記ステップP46で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が再入力されたか否かを判断し、可であればステップP47で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP14に戻る一方、否であれば直にステップP14に戻る。
【0180】
以上の動作フローによって、A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに対し同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数→本刷り開始信号→現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値の順で各情報が送信される一方、損紙信号がONされ、また正紙スイッチ29がOFFされると、A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bに対し本刷り中止位置→現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値→本刷り再開位置の順で各情報が送信される。また、目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が入力されると目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶される。
【0181】
次に、前述したステップP48でカウント値C記憶用メモリM6に0を上書きした後、ステップP49でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断し、可であればステップP50でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数を受信してA側の現在の正紙枚数記憶用メモリM7に記憶する一方、否であれば後述するステップP54に移行する。
【0182】
次に、ステップP51でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP52でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。
【0183】
次に、ステップP53でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したステップP54でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断する。
【0184】
次に、前記ステップP54で可であればステップP55でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数を受信してB側の現在の正紙枚数記憶用メモリM8に記憶する一方、否であれば後述するステップP59に移行する。
【0185】
次に、ステップP56でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP57でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。次いで、ステップP58でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したステップP59でメモリM6からカウント値Cを読込む。
【0186】
次に、ステップP60でカウント値C=2か否かを判断し、可であればステップP61でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込む一方、否であればステップP49に戻る。
【0187】
次に、ステップP62で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP63でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP70に移行する。
【0188】
次に、ステップP64でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP65でA側の現在の正紙枚数にB側の現在の正紙枚数を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。次いで、ステップP66でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP67で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0189】
次に、ステップP68で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP69で印刷を終了する一方、否であればステップP14に戻る。
【0190】
次に、前述したステップP70でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP71でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込む。次いで、ステップP72でA側の現在の正紙枚数≦B側の現在の正紙枚数か否かを判断する。
【0191】
次に、前記ステップP72で可であればステップP73でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP74でA側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP69で印刷を終了する一方、否であればステップP14に戻る。
【0192】
一方、前記ステップP72で否であればステップP75でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP76でB側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP69で印刷を終了する一方、否であればステップP14に戻る。
【0193】
次に、前述したステップP77でカウント値C記憶用メモリM6に0を上書きした後、ステップP78でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断し、可であればステップP79でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数を受信してA側の現在の正紙枚数記憶用メモリM7に記憶する一方、否であれば後述するステップP83に移行する。
【0194】
次に、ステップP80でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP81でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。
【0195】
次に、ステップP82でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したP83でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断する。
【0196】
次に、前記ステップP83で可であればステップP84でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数を受信してB側の現在の正紙枚数記憶用メモリM8に記憶する一方、否であれば後述するステップP88に移行する。
【0197】
次に、ステップP85でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP86でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。次いで、ステップP87でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したステップP88でメモリM6からカウント値Cを読込む。
【0198】
次に、ステップP89でカウント値C=2か否かを判断し、可であればステップP90でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込む一方、否であればステップP78に戻る。
【0199】
次に、ステップP91で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP92でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP99に移行する。
【0200】
次に、ステップP93でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP94でA側の現在の正紙枚数にB側の現在の正紙枚数を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。次いで、ステップP95でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP96で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0201】
次に、ステップP97で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP98で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。
【0202】
次に、前述したステップP99でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP100でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込む。次いで、ステップP101でA側の現在の正紙枚数≦B側の現在の正紙枚数か否かを判断する。
【0203】
次に、前記ステップP101で可であればステップP102でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP103でA側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP98で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。
【0204】
一方、前記ステップP101で否であればステップP104でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP105でB側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP98で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。
【0205】
次に、前述したステップP106でカウント値C記憶用メモリM6に0を上書きした後、ステップP107でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断し、可であればステップP108でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aより現在の正紙枚数を受信してA側の現在の正紙枚数記憶用メモリM7に記憶する一方、否であれば後述するステップP112に移行する。
【0206】
次に、ステップP109でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP110でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。
【0207】
次に、ステップP111でA側スタッカー・バンドラー制御装置50Aに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したP112でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数が送信されたか否かを判断する。
【0208】
次に、前記ステップP112で可であればステップP113でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bより現在の正紙枚数を受信してB側の現在の正紙枚数記憶用メモリM8に記憶する一方、否であれば後述するステップP117に移行する。
【0209】
次に、ステップP114でメモリM6からカウント値Cを読込んだ後、ステップP115でカウント値Cに1を加算してカウント値C記憶用メモリM6に上書きする。次いで、ステップP116でB側スタッカー・バンドラー制御装置50Bに正紙枚数の受信確認信号を送信した後、前述したステップP117でメモリM6からカウント値Cを読込む。
【0210】
次に、ステップP118でカウント値C=2か否かを判断し、可であればステップP119でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込む一方、否であればステップP107に戻る。
【0211】
次に、ステップP120で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP121でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP128に移行する。
【0212】
次に、ステップP122でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP123でA側の現在の正紙枚数にB側の現在の正紙枚数を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。次いで、ステップP124でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP125で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0213】
次に、ステップP126で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP127で印刷を終了する一方、否であればステップP42に戻る。
【0214】
次に、前述したステップP128でメモリM7からA側の現在の正紙枚数を読込んだ後、ステップP129でメモリM8からB側の現在の正紙枚数を読込む。次いで、ステップP130でA側の現在の正紙枚数≦B側の現在の正紙枚数か否かを判断する。
【0215】
次に、前記ステップP130で可であればステップP131でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP132でA側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP127で印刷を終了する一方、否であればステップP42に戻る。
【0216】
一方、前記ステップP130で否であればステップP133でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP134でB側の現在の正紙枚数=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP127で印刷を終了する一方、否であればステップP42に戻る。
【0217】
以上の動作フローによって、A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bより送られてくる正紙枚数を受信し、同一絵柄の場合は、それらの合計値が必要枚数以上に達すると印刷を終了し、同一絵柄でない場合は、それらの少ない方の正紙枚数が必要枚数に達すると印刷を終了する。尚、同一絵柄の場合の印刷完了の判断を(現在の総印刷枚数≧目標総印刷枚数)としたのは、この場合の総印刷枚数は常に偶数であり、それに対し、A側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値が一方は偶数で他方が奇数である場合があり、その場合には、(現在の総印刷枚数=目標総印刷枚数+1)になった時点で印刷完了となる為である。
【0218】
一方、A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bの制御動作を、図13A及び図13B,図14A乃至図14Dの動作フロー図にしたがって詳述する。
【0219】
先ず、ステップP1で初期化処理をした後、ステップP2で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数が送信されると、ステップP3で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を受信し、メモリM40及びメモリM41に記憶する。
【0220】
次に、ステップP4で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数の受信確認信号を送信した後、ステップP5で巻取紙輪転印刷機の制御装置10から本刷り開始信号が送信されると、ステップP6で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り開始信号の受信確認信号を送信する。
【0221】
次に、ステップP7で現在の正紙枚数カウント用カウンタ62へリセット信号及びイネーブル信号を出力した後、ステップP8で現在の正紙枚数カウント用カウンタ62へのリセット信号の出力を停止する。
【0222】
次に、ステップP9でメモリM42のカウント値Mに0を上書きした後、ステップP10でメモリM43のカウント値Nに0を上書きする。
【0223】
次に、ステップP11で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置が送信されたか否かを判断し、可であればステップP12でメモリM42からカウント値Mを読込む一方、否であれば後述するステップP16に移行する。
【0224】
次に、ステップP13でメモリM42のカウント値Mに1を加算して上書きした後、ステップP14で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置を受信して本刷り中止位置記憶用メモリM44のM番目のアドレス位置に記憶する。
次に、ステップP15で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り中止位置の受信確認信号を送信した後、前述したステップP16で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り再開位置が送信されたか否かを判断する。
【0225】
次に、前記ステップP16で可であればステップP17でメモリM43からカウント値Nを読込む一方、否であれば後述するステップP21へ移行する。次いで、ステップP18でメモリM43のカウント値Nに1を加算して上書きする。
【0226】
次に、ステップP19で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り再開位置を受信して本刷り再開位置記憶用メモリM45のN番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP20で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に本刷り再開位置の受信確認信号を送信する。
【0227】
以上の動作フローによって、巻取紙輪転印刷機の制御装置10より同一絵柄かどうかのデータ及び目標印刷枚数を受信した後、本刷り開始信号を受信する一方、巻取紙輪転印刷機の制御装置10より本刷り中止位置や本刷り再開位置を受信すると、それぞれが受信した順番(M又はN)に対応するアドレス位置にその位置を記憶する。
【0228】
次に、前述したステップ21で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値が送信されたか否かを判断し、可であればステップP22で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値を受信して現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM46に記憶する一方、否であればステップP11に戻る。
【0229】
次に、ステップP23でメモリM47のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP24でメモリM47からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP25でメモリM42からカウント値Mを読込む。
【0230】
次に、ステップP26でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP36に移行する一方、否であればステップP27でメモリM47からカウント値MMを読込む。
【0231】
次に、ステップP28で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶した後、ステップP29でメモリM67からリジェクト装置64までの枚数(巻取紙輪転印刷機からリジェクト装置64までの枚数)を読込む。
【0232】
次に、ステップP30でMM番目の本刷り中止位置にリジェクト装置64までの枚数を加算してMM番目のリジェクト開始位置を演算し、メモリM68に記憶した後、ステップP31でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0233】
次に、ステップP32でMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP33でリジェクト装置64にリジェクト信号を出力して後述するステップP34に移行する一方、否であれば直に前記ステップP34に移行する。
【0234】
次に、前述したステップP34でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP35でメモリM47のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP24に戻る。
【0235】
次に、前述したステップP36でメモリM53のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP37でメモリM53からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP38でメモリM43からカウント値Nを読込む。
【0236】
次に、ステップP39でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP49に移行する一方、否であればステップP40でメモリM53からカウント値NNを読込む。
【0237】
次に、ステップP41で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶した後、ステップP42でメモリM67からリジェクト装置64までの枚数を読込む。
【0238】
次に、ステップP43でNN番目の本刷り再開位置にリジェクト装置64までの枚数を加算してNN番目のリジェクト完了位置を演算し、メモリM69に記憶した後、ステップP44でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0239】
次に、ステップP45でNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP46でリジェクト装置64へのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP47に移行する一方、否であれば直に前記ステップP47に移行する。
【0240】
次に、前述したステップP47でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP48でメモリM53のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP37に戻る。
【0241】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してリジェクト装置64が作動され、ヤレ紙(損紙)を確実に排除できる。
【0242】
次に、前述したステップP49でメモリM47のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP50でメモリM47からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP51でメモリM42からカウント値Mを読込む。
【0243】
次に、ステップP52でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP62に移行する一方、否であればステップP53でメモリM47からカウント値MMを読込む。
【0244】
次に、ステップP54で本刷り中止位置記憶用メモリM44のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM48に記憶した後、ステップP55でメモリM70から小束部紙供給確認用センサ63までの枚数(巻取紙輪転印刷機から小束部紙供給確認用センサ63までの枚数)を読込む。
【0245】
次に、ステップP56でMM番目の本刷り中止位置に小束部紙供給確認用センサ63までの枚数を加算してMM番目のカウント中止位置を演算し、メモリM71に記憶した後、ステップP57でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0246】
次に、ステップP58でMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP59で現在の正紙枚数カウント用カウンタ62へのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP60に移行する一方、否であれば直に前記ステップP60に移行する。
【0247】
次に、前述したステップP60でメモリM47からカウント値MMを読込んだ後、ステップP61でメモリM47のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP50に戻る。
【0248】
次に、前述したステップP62でメモリM53のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP63でメモリM53からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP64でメモリM43からカウント値Nを読込む。
【0249】
次に、ステップP65でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP75に移行する一方、否であればステップP66でメモリM53からカウント値NNを読込む。
【0250】
次に、ステップP67で本刷り再開位置記憶用メモリM45のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM54に記憶した後、ステップP68でメモリM70から小束部紙供給確認用センサ63までの枚数を読込む。
【0251】
次に、ステップP69でNN番目の本刷り再開位置に小束部紙供給確認用センサ63までの枚数を加算してNN番目のカウント再開位置を演算し、メモリM72に記憶した後、ステップP70でメモリM46から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0252】
次に、ステップP71でNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP72で現在の正紙枚数カウント用カウンタ62にイネーブル信号を出力して後述するステップP73に移行する一方、否であれば直に前記ステップP73に移行する。
【0253】
次に、前述したステップP73でメモリM53からカウント値NNを読込んだ後、ステップP74でメモリM53のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP63に戻る。
【0254】
次に、前述したステップP75で現在の正紙枚数カウント用カウンタ62よりカウント値を読込み、現在の正紙枚数記憶用メモリM73に記憶した後、ステップP76で巻取紙輪転印刷機の制御装置10に現在の正紙枚数を送信する。次いで、ステップP77で巻取紙輪転印刷機の制御装置10より正紙枚数受信確認信号が送信されるとステップP11に戻る。
【0255】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応して現在の正紙枚数カウント用カウンタ62が作動される。
【0256】
このようにして本実施例では、スリッター109で巻取紙を左右方向に切断し、その後前後方向に切断された折丁をA側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bに排出する巻取紙輪転印刷機100において、A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置50A,50Bから送られてくる正紙枚数をカウントし、同一絵柄の場合は、それらの合計値が必要枚数以上に達すると印刷を終了し、同一絵柄でない場合は、それらのうちの少ない方の正紙枚数が必要枚数に達すると印刷を終了するようにしたので、自動化によりオペレータの負担を軽減すると共に、可及的速やかに巻取紙輪転印刷機を停止することができ印刷資材の無駄を可及的に無くして稼働率を向上させることができる。
【実施例3】
【0257】
図15A及び図15Bは本発明の実施例3を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図、図16A乃至図16Cは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図17A乃至図17Fは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図18A及び図18Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図19A乃至図19Fは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図20A及び図20Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図21A乃至図21Fは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図、図22A及び図22Bは巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【0258】
これは、実施例1及び2におけるA側及びB側のスタッカー・バンドラー装置115A,115Bに代えて、A側及びB側の排紙コンベア上に印刷物を排出する巻取紙輪転印刷機100に本発明を適用した例である。即ち、A側及びB側の排紙コンベア上の正紙枚数情報に基づいて巻取紙輪転印刷機の制御装置10が正紙枚数をカウントし、正紙枚数が必要枚数になると、印刷を終了する例である。その他の構成は、実施例1及び2と同様なので図23及び図24を参照して重複する説明は省略する。
【0259】
即ち、巻取紙輪転印刷機の制御装置10は、図15A及び図15Bに示すように、CPU11とROM12とRAM13と各入出力装置14〜19,21A,21B,22A,22B,23とが共にBUS(母線)で接続されてなる。
【0260】
また、BUS(母線)には、同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1と目標印刷枚数記憶用メモリM2と本刷り中止位置記憶用メモリM4と本刷り再開位置記憶用メモリM5と現在の総正紙枚数記憶用メモリM9と目標総印刷枚数記憶用メモリM10とカウント値M記憶用メモリM11とカウント値N記憶用メモリM12が接続される。
【0261】
さらに、BUS(母線)には、現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM13とカウント値MM記憶用メモリM14とMM番目の本刷り中止位置記憶用メモリM15とA側のリジェクト装置までの枚数記憶用メモリM16とA側のMM番目のリジェクト開始位置記憶用メモリM17とB側のリジェクト装置までの枚数記憶用メモリM18とB側のMM番目のリジェクト開始位置記憶用メモリM19とカウント値NN記憶用メモリM20とNN番目の本刷り再開位置記憶用メモリM21とが接続される。
【0262】
さらに、BUS(母線)には、A側のNN番目のリジェクト完了位置記憶用メモリM22とB側のNN番目のリジェクト完了位置記憶用メモリM23とA側排紙コンベア部の紙供給確認用センサまでの枚数記憶用メモリM24とA側のMM番目のカウント中止位置記憶用メモリM25とB側排紙コンベア部の紙供給確認用センサまでの枚数記憶用メモリM26とB側のMM番目のカウント中止位置記憶用メモリM27とA側のNN番目のカウント再開位置記憶用メモリM28とB側のNN番目のカウント再開位置記憶用メモリM29とA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM30とB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値記憶用メモリM31とが接続される。
【0263】
入出力装置14には、同一絵柄設定スイッチ26と設定完了スイッチ27と印刷開始スイッチ28と正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29とキーボード等の入力装置30とCRTやディスプレイ等の表示器31とプリンタやフロッピーディスク(登録商標)ドライブ等の出力装置32とが接続される。
【0264】
入出力装置15には、目標印刷枚数設定器33が接続される。
【0265】
入出力装置16には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置17には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、この現在の印刷枚数カウント用カウンタ34には、巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35が接続される。入出力装置18には、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34が接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが送信されるようになっている。
【0266】
入出力装置21Aには、A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aが接続され、このA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aにはアンド回路を介して巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35とA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aが接続される。入出力装置22Aには、A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aが接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが送信されるようになっている。
【0267】
入出力装置21Bには、B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bが接続され、このB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bにはアンド回路を介して巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35とB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bが接続される。入出力装置22Bには、B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bが接続され、これにリセット信号とイネーブル信号とが送信されるようになっている。
【0268】
入出力装置23には、A側のリジェクト装置40AとB側のリジェクト装置40Bとが接続され、これらにリジェクト信号を送信するようになっている。
【0269】
入出力装置19には、前述したウェブの自動紙継ぎ装置36と印刷品質検査装置37とが接続され、これらから損紙信号が入力されるようになっている。
【0270】
上述した構成の巻取紙輪転印刷機の制御装置10の制御動作を、図16A乃至図16C,図17A乃至図17F,図18A及び図18B,図19A乃至図19F,図20A及び図20B,図21A乃至図21F,図22A及び図22Bの動作フロー図にしたがって詳述する。
【0271】
先ず、ステップP1で初期化処理した後、ステップP2で設定完了スイッチ27がONか否かを判断し、可であればステップP3で印刷開始スイッチ28がONされると、ステップP4で印刷が開始される。
次に、ステップP5で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へリセット信号及びイネーブル信号を出力した後、ステップP6で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34へのリセット信号の出力を停止する。
次に、ステップP7で正紙スイッチ(自己保持型スイッチ)29がONされると、ステップP8でA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38A,38Bへリセット信号及びイネーブル信号を出力する。次いで、ステップP9でA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38A,38Bへのリセット信号の出力を停止する。
次に、ステップP10でメモリM11のカウント値Mに0を上書きした後、ステップP11でメモリM12のカウント値Nに0を上書きする。次いで、ステップP12で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断し、可であれば後述するステップP36に移行する一方、否であれば後述するステップP20に移行する。
また、前記ステップP2で否であればステップP13で同一絵柄設定スイッチ26がONか否かを判断し、可であればステップP14で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1の内容を読込む一方、否であれば後述するステップP18に移行する。
【0272】
次に、ステップP15で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリの内容=0か否かを判断し、可であればステップP16で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に1(同一)を上書きして前記ステップP18に移行する一方、否であればステップP17で同一絵柄かどうかのデータ記憶用メモリM1に、0(異なる)を上書きして前記ステップP18に移行する。
【0273】
次に、前述したステップP18で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が入力されたか否かを判断し、可であればステップP19で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶した後、ステップP2に戻る一方、否であれば直にステップP2に戻る。
【0274】
次に、前述したステップP20でウェブの自動紙継ぎ装置36又は印刷品質検査装置37からの損紙信号がONされたか否かを判断し、可であればステップP21でメモリM11のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であれば後述するステップP27に移行する。
【0275】
次に、ステップP22で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、本刷り中止位置記憶用メモリM4のM番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP23で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断し、可であれば後述するステップP132に移行する一方、否であればステップP24で損紙信号がOFFか否かを判断する。
【0276】
次に、前記ステップP24で可であればステップP25でメモリM12のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP26で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、本刷り再開位置記憶用メモリM5のN番目のアドレス位置に記憶してステップP27に移行する。一方、前記ステップP24で否であればステップP23に戻る。
【0277】
次に、前述したステップP27で正紙スイッチ29がOFFか否かを判断し、可であればステップP28でメモリM11のカウント値Mに1を加算し、上書きする一方、否であれば後述するステップP34に移行する。
【0278】
次に、ステップP29で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、本刷り中止位置記憶用メモリM4のM番目のアドレス位置に記憶した後、ステップP30で巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ35の出力がONか否かを判断し、可であれば後述するステップP229に移行する一方、否であればステップP31で正紙スイッチ29がONか否かを判断する。
【0279】
次に、前記ステップP31で可であればステップP32でメモリM12のカウント値Nに1を加算し、上書きした後、ステップP33で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、本刷り再開位置記憶用メモリM5のN番目のアドレス位置に記憶する。一方、前記ステップP31で否であればステップP30に戻る。
【0280】
次に、ステップP34で目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が再入力されたか否かを判断し、可であればステップP35で目標印刷枚数設定器33の設定値を読込み、目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶してステップP12に戻る一方、否であれば直にステップP12に戻る。
【0281】
以上の動作フローによって、現在の印刷枚数カウント用カウンタ34のカウント値より、損紙信号がONされ、また正紙スイッチ29がOFFされると、本刷り中止位置が記憶されると共に、損紙信号がOFFされ、また正紙スイッチ29がONされると、本刷り再開位置が記憶される。また、目標印刷枚数設定器33に目標印刷枚数が再入力されると目標印刷枚数記憶用メモリM2に記憶される。
【0282】
次に、前述したステップP36で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM13に記憶した後、ステップP37でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP38でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP39でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0283】
次に、ステップP40でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP57に移行する一方、否であればステップP41でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0284】
次に、ステップP42で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP43でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数)を読込む。
【0285】
次に、ステップP44でMM番目の本刷り中止位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のリジェクト開始位置を演算し、メモリM17に記憶した後、ステップP45でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0286】
次に、ステップP46でA側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP47でA側のリジェクト装置40Aにリジェクト信号を出力して後述するステップP48に移行する一方、否であれば直に前記ステップP48に移行する。
【0287】
次に、前述したステップP48でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP49で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0288】
次に、ステップP50でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数)を読込んだ後、ステップP51でMM番目の本刷り中止位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のリジェクト開始位置を演算して、メモリM19に記憶する。
【0289】
次に、ステップP52でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP53でB側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0290】
次に、前記ステップP53で可であればステップP54でB側のリジェクト装置40Bにリジェクト信号を出力して後述するステップP55に移行する一方、否であれば直に前記ステップ55に移行する。
【0291】
次に、前述したステップP55でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP56でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP38に戻る。
【0292】
次に、前述したステップP57でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP58でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP59でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0293】
次に、ステップP60でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP77に移行する一方、否であればステップP61でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0294】
次に、ステップP62で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP63でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を読込む。
【0295】
次に、ステップP64でNN番目の本刷り再開位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のリジェクト完了位置を演算し、メモリM22に記憶した後、ステップP65でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0296】
次に、ステップP66でA側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP67でA側のリジェクト装置40Aへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP68に移行する一方、否であれば直に前記ステップP68に移行する。
【0297】
次に、前述したステップP68でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP69で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0298】
次に、ステップP70でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP71でNN番目の本刷り再開位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のリジェクト完了位置を演算して、メモリM23に記憶する。
【0299】
次に、ステップP72でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP73でB側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0300】
次に、前記ステップP73で可であればステップP74でB側のリジェクト装置40Bへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP75に移行する一方、否であれば直に前記ステップ75に移行する。
【0301】
次に、前述したステップP75でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP76でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP58に戻る。
【0302】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側のリジェクト装置40A,40Bが作動され、ヤレ紙(損紙)を確実に排除できる。
【0303】
次に、前述したステップP77でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP78でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP79でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0304】
次に、ステップP80でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP97に移行する一方、否であればステップP81でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0305】
次に、ステップP82で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP83でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数)を読込む。
【0306】
次に、ステップP84でMM番目の本刷り中止位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のカウント中止位置を演算し、メモリM25に記憶した後、ステップP85でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0307】
次に、ステップP86でA側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP87でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP88に移行する一方、否であれば直に前記ステップP88に移行する。
【0308】
次に、前述したステップP88でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP89で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0309】
次に、ステップP90でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数(巻取紙輪転印刷機からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数)を読込んだ後、ステップP91でMM番目の本刷り中止位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のカウント中止位置を演算して、メモリM27に記憶する。
【0310】
次に、ステップP92でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP93でB側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0311】
次に、前記ステップP93で可であればステップP94でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP95に移行する一方、否であれば直に前記ステップ95に移行する。
【0312】
次に、前述したステップP95でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP96でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP78に戻る。
【0313】
次に、前述したステップP97でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP98でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP99でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0314】
次に、ステップP100でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP117に移行する一方、否であればステップP101でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0315】
次に、ステップP102で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP103でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を読込む。
【0316】
次に、ステップP104でNN番目の本刷り再開位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のカウント再開位置を演算し、メモリM28に記憶した後、ステップP105でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0317】
次に、ステップP106でA側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP107でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aにイネーブル信号を出力して後述するステップP108に移行する一方、否であれば直に前記ステップP108に移行する。
【0318】
次に、前述したステップP108でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP109で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0319】
次に、ステップP110でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP111でNN番目の本刷り再開位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のカウント再開位置を演算して、メモリM29に記憶する。
【0320】
次に、ステップP112でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP113でB側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0321】
次に、前記ステップP113で可であればステップP114でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bにイネーブル信号を出力して後述するステップP115に移行する一方、否であれば直に前記ステップ115に移行する。尚、同一絵柄の場合の印刷完了の判断を(現在の総印刷枚数≧目標総印刷枚数)としたのは、この場合の総印刷枚数は常に偶数であり、それに対し、A側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値が一方は偶数で他方が奇数である場合があり、その場合には、(現在の総印刷枚数=目標総印刷枚数+1)になった時点で印刷完了となる為である。
【0322】
次に、前述したステップP115でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP116でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP98に戻る。
【0323】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38A,38Bが作動され、正紙枚数を正確にカウントできる。
【0324】
次に、前述したステップP117でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込んだ後、ステップP118で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP119でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶する一方、否であれば後述するステップP126に移行する。
【0325】
次に、ステップP120でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶した後、ステップP121でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aのカウント値にB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bのカウント値を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。
【0326】
次に、ステップP122でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP123で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0327】
次に、ステップP124で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP125で印刷を終了する一方、否であればステップP12に戻る。
【0328】
次に、前述したステップP126でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶した後、ステップP127でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶する。
【0329】
次に、ステップP128でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値≦B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値か否かを判断し、可であればステップP129でメモリM2から目標印刷枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP131に移行する。
【0330】
次に、ステップP130でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP125で印刷を終了する一方、否であればステップP12に戻る。
【0331】
次に、前述したステップP131でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP132でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP125で印刷を終了する一方、否であればステップP12に戻る。
【0332】
以上の動作フローによって、同一絵柄の場合は、A側及びB側の排紙コンベアにそれぞれ排出された正紙枚数の合計が必要枚数以上に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する一方、同一絵柄でない場合は、排出された正紙枚数の少ない方の排紙コンベアに排出された正紙枚数が必要枚数に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する。
【0333】
また、前述したステップP132で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM13に記憶した後、ステップP133でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP134でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP135でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0334】
次に、ステップP136でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP153に移行する一方、否であればステップP137でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0335】
次に、ステップP138で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP139でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を読込む。
【0336】
次に、ステップP140でMM番目の本刷り中止位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のリジェクト開始位置を演算し、メモリM17に記憶した後、ステップP141でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0337】
次に、ステップP142でA側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP143でA側のリジェクト装置40Aにリジェクト信号を出力して後述するステップP144に移行する一方、否であれば直に前記ステップP144に移行する。
【0338】
次に、前述したステップP144でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP145で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0339】
次に、ステップP146でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP147でMM番目の本刷り中止位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のリジェクト開始位置を演算して、メモリM19に記憶する。
【0340】
次に、ステップP148でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP149でB側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0341】
次に、前記ステップP149で可であればステップP150でB側のリジェクト装置40Bにリジェクト信号を出力して後述するステップP151に移行する一方、否であれば直に前記ステップ151に移行する。
【0342】
次に、前述したステップP151でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP152でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP134に戻る。
【0343】
次に、前述したステップP153でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP154でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP155でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0344】
次に、ステップP156でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP173に移行する一方、否であればステップP157でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0345】
次に、ステップP158で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP159でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を読込む。
【0346】
次に、ステップP160でNN番目の本刷り再開位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のリジェクト完了位置を演算し、メモリM22に記憶した後、ステップP161でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0347】
次に、ステップP162でA側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP163でA側のリジェクト装置40Aへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP164に移行する一方、否であれば直に前記ステップP164に移行する。
【0348】
次に、前述したステップP164でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP165で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0349】
次に、ステップP166でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP167でNN番目の本刷り再開位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のリジェクト完了位置を演算して、メモリM23に記憶する。
【0350】
次に、ステップP168でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP169でB側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0351】
次に、前記ステップP169で可であればステップP170でB側のリジェクト装置40Bへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP171に移行する一方、否であれば直に前記ステップ171に移行する。
【0352】
次に、前述したステップP171でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP172でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP154に戻る。
【0353】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側のリジェクト装置40A,40Bが作動され、ヤレ紙(損紙)を確実に排除できる。
【0354】
次に、前述したステップP173でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP174でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP175でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0355】
次に、ステップP176でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP193に移行する一方、否であればステップP177でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0356】
次に、ステップP178で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP179でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を読込む。
【0357】
次に、ステップP180でMM番目の本刷り中止位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のカウント中止位置を演算し、メモリM25に記憶した後、ステップP181でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0358】
次に、ステップP182でA側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP183でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP184に移行する一方、否であれば直に前記ステップP184に移行する。
【0359】
次に、前述したステップP184でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP185で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0360】
次に、ステップP186でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP187でMM番目の本刷り中止位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のカウント中止位置を演算して、メモリM27に記憶する。
【0361】
次に、ステップP188でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP189でB側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0362】
次に、前記ステップP189で可であればステップP190でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP191に移行する一方、否であれば直に前記ステップ191に移行する。
【0363】
次に、前述したステップP191でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP192でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP174に戻る。
【0364】
次に、前述したステップP193でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP194でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP195でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0365】
次に、ステップP196でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP213に移行する一方、否であればステップP197でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0366】
次に、ステップP198で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP199でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を読込む。
【0367】
次に、ステップP200でNN番目の本刷り再開位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のカウント再開位置を演算し、メモリM28に記憶した後、ステップP201でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0368】
次に、ステップP202でA側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP203でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aにイネーブル信号を出力して後述するステップP204に移行する一方、否であれば直に前記ステップP204に移行する。
【0369】
次に、前述したステップP204でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP205で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0370】
次に、ステップP206でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP207でNN番目の本刷り再開位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のカウント再開位置を演算して、メモリM29に記憶する。
【0371】
次に、ステップP208でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP209でB側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0372】
次に、前記ステップP209で可であればステップP210でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bにイネーブル信号を出力して後述するステップP211に移行する一方、否であれば直に前記ステップ211に移行する。
【0373】
次に、前述したステップP211でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP212でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP194に戻る。
【0374】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38A,38Bが作動され、正紙枚数を正確にカウントできる。
【0375】
次に、前述したステップP213でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込んだ後、ステップP214で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP215でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶する一方、否であれば後述するステップP222に移行する。
【0376】
次に、ステップP216でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶した後、ステップP217でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aのカウント値にB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bのカウント値を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。
【0377】
次に、ステップP218でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP219で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0378】
次に、ステップP220で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP221で印刷を終了する一方、否であればステップP24に戻る。
【0379】
次に、前述したステップP222でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶した後、ステップP223でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶する。
【0380】
次に、ステップP224でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値≦B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値か否かを判断し、可であればステップP225でメモリM2から目標印刷枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP227に移行する。
【0381】
次に、ステップP226でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP221で印刷を終了する一方、否であればステップP24に戻る。
【0382】
次に、前述したステップP227でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP228でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP221で印刷を終了する一方、否であればステップP24に戻る。尚、同一絵柄の場合の印刷完了の判断を(現在の総印刷枚数≧目標総印刷枚数)としたのは、この場合の総印刷枚数は常に偶数であり、それに対し、A側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値が一方は偶数で他方が奇数である場合があり、その場合には、(現在の総印刷枚数=目標総印刷枚数+1)になった時点で印刷完了となる為である。
【0383】
以上の動作フローによって、同一絵柄の場合は、A側及びB側の排紙コンベアにそれぞれ排出された正紙枚数の合計が必要枚数以上に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する一方、同一絵柄でない場合は、排出された正紙枚数の少ない方の排紙コンベアに排出された正紙枚数が必要枚数に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する。
【0384】
次に、前述したステップP229で現在の印刷枚数カウント用カウンタ34よりカウント値を読込み、現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数記憶用メモリM13に記憶した後、ステップP230でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP231でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP232でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0385】
次に、ステップP233でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP250に移行する一方、否であればステップP234でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0386】
次に、ステップP235で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP236でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を読込む。
【0387】
次に、ステップP237でMM番目の本刷り中止位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のリジェクト開始位置を演算し、メモリM17に記憶した後、ステップP238でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0388】
次に、ステップP239でA側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP240でA側のリジェクト装置40Aにリジェクト信号を出力して後述するステップP241に移行する一方、否であれば直に前記ステップP241に移行する。
【0389】
次に、前述したステップP241でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP242で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0390】
次に、ステップP243でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP244でMM番目の本刷り中止位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のリジェクト開始位置を演算して、メモリM19に記憶する。
【0391】
次に、ステップP245でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP246でB側のMM番目のリジェクト開始位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0392】
次に、前記ステップP246で可であればステップP247でB側のリジェクト装置40Bにリジェクト信号を出力して後述するステップP248に移行する一方、否であれば直に前記ステップ248に移行する。
【0393】
次に、前述したステップP248でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP249でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP231に戻る。
【0394】
次に、前述したステップP250でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP251でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP252でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0395】
次に、ステップP253でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP270に移行する一方、否であればステップP254でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0396】
次に、ステップP255で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP256でメモリM16からA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を読込む。
【0397】
次に、ステップP257でNN番目の本刷り再開位置にA側のリジェクト装置40Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のリジェクト完了位置を演算し、メモリM22に記憶した後、ステップP258でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0398】
次に、ステップP259でA側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP260でA側のリジェクト装置40Aへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP261に移行する一方、否であれば直に前記ステップP261に移行する。
【0399】
次に、前述したステップP261でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP262で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0400】
次に、ステップP263でメモリM18からB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP264でNN番目の本刷り再開位置にB側のリジェクト装置40Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のリジェクト完了位置を演算して、メモリM23に記憶する。
【0401】
次に、ステップP265でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP266でB側のNN番目のリジェクト完了位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0402】
次に、前記ステップP266で可であればステップP267でB側のリジェクト装置40Bへのリジェクト信号の出力を停止して後述するステップP268に移行する一方、否であれば直に前記ステップ268に移行する。
【0403】
次に、前述したステップP268でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP269でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP251に戻る。
【0404】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側のリジェクト装置40A,40Bが作動され、ヤレ紙(損紙)を確実に排除できる。
【0405】
次に、前述したステップP270でメモリM14のカウント値MMに1を上書きした後、ステップP271でメモリM14からカウント値MMを読込む。次いで、ステップP272でメモリM11からカウント値Mを読込む。
【0406】
次に、ステップP273でカウント値MM>カウント値Mか否かを判断し、可であれば後述するステップP290に移行する一方、否であればステップP274でメモリM14からカウント値MMを読込む。
【0407】
次に、ステップP275で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶した後、ステップP276でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を読込む。
【0408】
次に、ステップP277でMM番目の本刷り中止位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のMM番目のカウント中止位置を演算し、メモリM25に記憶した後、ステップP278でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0409】
次に、ステップP279でA側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP280でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP281に移行する一方、否であれば直に前記ステップP281に移行する。
【0410】
次に、前述したステップP281でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP282で本刷り中止位置記憶用メモリM4のMM番目のアドレス位置よりMM番目の本刷り中止位置を読込み、メモリM15に記憶する。
【0411】
次に、ステップP283でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP284でMM番目の本刷り中止位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のMM番目のカウント中止位置を演算して、メモリM27に記憶する。
【0412】
次に、ステップP285でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP286でB側のMM番目のカウント中止位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0413】
次に、前記ステップP286で可であればステップP287でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bへのイネーブル信号の出力を停止して後述するステップP288に移行する一方、否であれば直に前記ステップ288に移行する。
【0414】
次に、前述したステップP288でメモリM14からカウント値MMを読込んだ後、ステップP289でメモリM14のカウント値MMに1を加算して上書きし、ステップP271に戻る。
【0415】
次に、前述したステップP290でメモリM20のカウント値NNに1を上書きした後、ステップP291でメモリM20からカウント値NNを読込む。次いで、ステップP292でメモリM12からカウント値Nを読込む。
【0416】
次に、ステップP293でカウント値NN>カウント値Nか否かを判断し、可であれば後述するステップP310に移行する一方、否であればステップP294でメモリM20からカウント値NNを読込む。
【0417】
次に、ステップP295で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶した後、ステップP296でメモリM24からA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を読込む。
【0418】
次に、ステップP297でNN番目の本刷り再開位置にA側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Aまでの枚数を加算してA側のNN番目のカウント再開位置を演算し、メモリM28に記憶した後、ステップP298でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込む。
【0419】
次に、ステップP299でA側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP300でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aにイネーブル信号を出力して後述するステップP301に移行する一方、否であれば直に前記ステップP301に移行する。
【0420】
次に、前述したステップP301でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP302で本刷り再開位置記憶用メモリM5のNN番目のアドレス位置よりNN番目の本刷り再開位置を読込み、メモリM21に記憶する。
【0421】
次に、ステップP303でメモリM26からB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を読込んだ後、ステップP304でNN番目の本刷り再開位置にB側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ39Bまでの枚数を加算し、B側のNN番目のカウント再開位置を演算して、メモリM29に記憶する。
【0422】
次に、ステップP305でメモリM13から現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数を読込んだ後、ステップP306でB側のNN番目のカウント再開位置=現在の巻取紙輪転印刷機の印刷枚数か否かを判断する。
【0423】
次に、前記ステップP306で可であればステップP307でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bにイネーブル信号を出力して後述するステップP308に移行する一方、否であれば直に前記ステップ308に移行する。
【0424】
次に、前述したステップP308でメモリM20からカウント値NNを読込んだ後、ステップP309でメモリM20のカウント値NNに1を加算して上書きし、ステップP291に戻る。
【0425】
以上の動作フローによって、本刷り中止位置及び本刷り再開位置に対応してA側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38A,38Bが作動され、正紙枚数を正確にカウントできる。
【0426】
次に、前述したステップP310でメモリM1から同一絵柄かどうかのデータを読込んだ後、ステップP311で同一絵柄かどうかのデータ=1か否かを判断し、可であればステップP312でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶する一方、否であれば後述するステップP319に移行する。
【0427】
次に、ステップP313でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶した後、ステップP314でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aのカウント値にB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bのカウント値を加算して現在の総正紙枚数を演算し、メモリM9に記憶する。
【0428】
次に、ステップP315でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP316で目標印刷枚数に2を乗算して目標総印刷枚数を演算し、メモリM10に記憶する。
【0429】
次に、ステップP317で現在の総正紙枚数≧目標総印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP318で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。
【0430】
次に、前述したステップP319でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Aよりカウント値を読込み、メモリM30に記憶した後、ステップP320でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ38Bよりカウント値を読込み、メモリM31に記憶する。
【0431】
次に、ステップP321でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値≦B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値か否かを判断し、可であればステップP322でメモリM2から目標印刷枚数を読込む一方、否であれば後述するステップP324に移行する。
【0432】
次に、ステップP323でA側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP318で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。
【0433】
次に、前述したステップP324でメモリM2から目標印刷枚数を読込んだ後、ステップP325でB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値=目標印刷枚数か否かを判断し、可であればステップP318で印刷を終了する一方、否であればステップP31に戻る。尚、同一絵柄の場合の印刷完了の判断を(現在の総印刷枚数≧目標総印刷枚数)としたのは、この場合の総印刷枚数は常に偶数であり、それに対し、A側及びB側の現在の正紙枚数カウント用カウンタのカウント値が一方は偶数で他方が奇数である場合があり、その場合には、(現在の総印刷枚数=目標総印刷枚数+1)になった時点で印刷完了となる為である。
【0434】
以上の動作フローによって、同一絵柄の場合は、A側及びB側の排紙コンベアにそれぞれ排出された正紙枚数の合計が必要枚数以上に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する一方、同一絵柄でない場合は、排出された正紙枚数の少ない方の排紙コンベアに排出された正紙枚数が必要枚数に達すると巻取紙輪転印刷機100の印刷を終了する。
【0435】
このようにして本実施例では、スリッター109で巻取紙を左右方向に切断し、その後前後方向に切断された折丁をA側及びB側の排紙コンベア上に排出する巻取紙輪転印刷機100において、A側及びB側の排紙コンベア上に排出された正紙枚数をカウントし、同一絵柄の場合は、それらの合計値が必要枚数以上に達すると印刷を終了し、同一絵柄でない場合は、それらのうちの少ない方の正紙枚数が必要枚数に達すると印刷を終了するようにしたので、自動化によりオペレータの負担を軽減すると共に、可及的速やかに巻取紙輪転印刷機を停止することができ印刷資材の無駄を可及的に無くして稼働率を向上させることができる。
【0436】
尚、本発明は上記各実施例に限定されず、スリッター109で巻取紙を左右方向に切断しない(即ち、1ウェブ2列出しを行わない)場合、即ち、2台の巻取紙輪転印刷機で同時に同じ絵柄を印刷する場合等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0437】
【図1】本発明の実施例1を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図である。
【図2A】スタッカー・バンドラー制御装置のブロック図である。
【図2B】スタッカー・バンドラー制御装置のブロック図である。
【図3A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図3B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図3C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図3D】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図4A】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図4B】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5A】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5B】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5C】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5D】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5E】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図5F】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図6A】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図6B】スタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図7A】本発明の実施例2を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図である。
【図7B】巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図である。
【図8A】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置のブロック図である。
【図8B】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置のブロック図である。
【図9A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図9B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図9C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図9D】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図10A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図10B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図11A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図11B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図12A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図12B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図13A】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図13B】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図14A】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図14B】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図14C】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図14D】A側及びB側のスタッカー・バンドラー制御装置の動作フロー図である。
【図15A】本発明の実施例3を示す巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図である。
【図15B】巻取紙輪転印刷機の制御装置のブロック図である。
【図16A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図16B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図16C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17D】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17E】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図17F】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図18A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図18B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19D】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19E】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図19F】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図20A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図20B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21C】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21D】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21E】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図21F】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図22A】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図22B】巻取紙輪転印刷機の制御装置の動作フロー図である。
【図23】巻取紙輪転印刷機の概略構成図である。
【図24】スリッターの説明図である。
【図25】巻取紙輪転印刷機とスタッカー・バンドラーとの関係図である。
【図26】リジェクト装置の説明図である。
【図27】小束部紙供給確認用センサの説明図である。
【図28A】バンディング(結束)仕様の説明図である。
【図28B】バンディング(結束)仕様の説明図である。
【符号の説明】
【0438】
10 巻取紙輪転印刷機の制御装置
34 現在の印刷枚数カウント用カウンタ
35 巻取紙輪転印刷機の印刷枚数カウント用センサ
36 ウェブの自動紙継ぎ装置
37 印刷品質検査装置
38A A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ
38B B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ
39A A側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ
39B B側の排紙コンベア部紙供給確認用センサ
40A,64A A側のリジェクト装置
40B,64B B側のリジェクト装置
50 スタッカー・バンドラー制御装置
50A A側スタッカー・バンドラー制御装置
50B B側スタッカー・バンドラー制御装置
62 現在の正紙枚数カウント用カウンタ
62A A側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ
62B B側の現在の正紙枚数カウント用カウンタ
63 小束部紙供給確認用センサ
63A A側の小束部紙供給確認用センサ
63B B側の小束部紙供給確認用センサ
64 リジェクト装置
100 巻取紙輪転印刷機
101 給紙装置
102 印刷ユニット
103 乾燥機
104 冷却装置
105 ウェブパス装置
106 ドラッグ装置
107 折機
108 ドラッグローラ
109 スリッター
114A,114B 搬送経路
115A A側のスタッカー・バンドラー装置
115B B側のスタッカー・バンドラー装置
116 バンド

【特許請求の範囲】
【請求項1】
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する切断手段と、
前記切断された印刷物を更に処理する後処理装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法において、
前記後処理装置に排出された印刷物の数を数える計数手段を備え、
前記計数手段からの信号に応じて前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法。
【請求項2】
前記後処理装置が、スタッカー・バンドラー装置であることを特徴とする請求項1に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法。
【請求項3】
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙搬送方向と平行な方向に切断する第1の切断手段と、
前記第1の切断手段で切断された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する第2の切断手段と、
前記第2の切断手段で切断された印刷物をそれぞれ別の排紙装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法において、
それぞれの排紙装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記切断された印刷物が同じ絵柄かどうかを設定する絵柄設定手段と、
を備え、
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄の場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値に基づいて前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法。
【請求項4】
前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする請求項3に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法。
【請求項5】
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄でない場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする請求項3に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止方法。
【請求項6】
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する切断手段と、
前記切断された印刷物を更に処理する後処理装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置において、
前記後処理装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記計数手段からの信号に応じて前記印刷手段の印刷を停止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置。
【請求項7】
前記後処理装置が、スタッカー・バンドラー装置であることを特徴とする請求項6に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置。
【請求項8】
巻取紙に印刷する印刷手段と、
前記印刷手段で印刷された印刷物を巻取紙搬送方向と平行な方向に切断する第1の切断手段と、
前記第1の切断手段で切断された印刷物を巻取紙の搬送方向と直行する方向に切断する第2の切断手段と、
前記第2の切断手段で切断された印刷物をそれぞれ別の排紙装置に排出する排紙手段と、
を備えた巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置において、
それぞれの排紙装置に排出された印刷物の数を数える計数手段と、
前記切断された印刷物が同じ絵柄かどうかを設定する絵柄設定手段と、
前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄の場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値に基づいて前記印刷手段の印刷を停止する制御手段と、
を備えたことを特徴とする巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記各排紙装置に排出された印刷物の数の合計値が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする請求項8に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記絵柄設定手段の設定が同一絵柄でない場合、前記各排紙装置に排出された印刷物の数が設定された印刷必要枚数以上になった時、前記印刷手段の印刷を停止することを特徴とする請求項8に記載の巻取紙輪転印刷機の印刷停止装置。

【図1】
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【図2A】
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【図2B】
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【図3A】
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【図3B】
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【図3C】
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【図3D】
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【図4A】
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【図4B】
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【図5A】
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【図5B】
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【図5C】
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【図5D】
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【図5E】
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【図5F】
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【図6A】
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【図6B】
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【図7A】
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【図7B】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9A】
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【図9B】
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【図9C】
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【図9D】
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【図10A】
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【図10B】
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【図11A】
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【図11B】
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【図12A】
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【図12B】
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【図13A】
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【図13B】
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【図14A】
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【図14B】
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【図14C】
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【図14D】
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【図15A】
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【図15B】
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【図16A】
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【図16B】
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【図16C】
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【図17A】
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【図17B】
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【図17C】
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【図17D】
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【図17E】
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【図17F】
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【図18A】
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【図18B】
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【図19A】
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【図19B】
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【図19C】
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【図19D】
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【図19E】
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【図19F】
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【図20A】
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【図20B】
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【図21A】
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【図21B】
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【図21C】
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【図21D】
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【図21E】
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【図21F】
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【図22A】
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【図22B】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28A】
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【図28B】
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