説明

帳票データ保護システム

【課題】個人情報が記載された帳票を紛失した場合にも、個人情報の漏洩防止に貢献することができる帳票データ保護システムを提供する。
【解決手段】 各種帳票に記載される住所、氏名、電話番号等の個人情報の漏洩を防ぐために、個人情報が通常の状態では肉眼による読み取り不能に記載された帳票と、該帳票に記載された個人情報を読み取るための読取手段と、からなる、ことを特徴とする。ここで個人情報の印字・記載は、特殊なインクや特殊な印刷手法を用いて行われ、その読み取りも特殊な読取手段を用いて行われる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は帳票データ保護システムに関し、より詳細には、工事依頼書や交渉依頼票など社外秘の資料である各種帳票を紛失した場合にも、各種帳票に記載された住所、氏名、電話番号等の個人情報が漏洩するのを防止することができる帳票データ保護システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば電気、ガス、水道、電話等の公共工事などでは、電線や配管、電話線などが私有地を横切る必要性や私有地に電柱等の設備を設置する必要性から、樹木の根切りや枝の剪定の許可、私有地の使用許可を土地の所有者から受ける必要がある場合がある。
本願出願人である電力会社においては、かかる工事の許可や使用許可の交渉のために、事前調査により土地の所有者の住所、氏名、連絡先等の個人情報が記載された交渉依頼票が作成される。また交渉成立後には、交渉結果の詳細や土地の使用料の振込先口座情報がこの交渉依頼票に記載される。なお実際の工事にあたっては、実際の工事を行う施工会社に上記個人情報が記載された工事依頼書が発送されて工事依頼が行われる。
【0003】
ここで交渉依頼票や工事依頼書は社外秘の資料であるものの、その性格上、現地に持ち出されることも多く、そのためかかる資料を紛失する可能性があった。交渉依頼票等を紛失した場合には、そこに記載された個人情報が悪用される虞もあるため、個人情報を扱う出願人会社はその流出を可能な限り防止しなければならない。
【0004】
これまでも例えば特許文献1の「電子商取引方法および電子商取引に用いられるプロフィール変換装置」などに提案されているように、通信手段を用いた電子商取引において、個人情報の漏洩を防止する技術が開示されている。
【特許文献1】特開2002−32596号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら上述したような通信手段を用いた技術では、通信状態の悪い場所でのデータの参照が不可能である。また何より資料を紙で持ち歩く方が便利なことが多いのも実情である。
【0006】
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち本発明の目的は、通信手段を用いることなく紙ベースで工事依頼書や交渉依頼票など個人情報が記載された帳票を管理・利用し、またこれらの帳票を紛失した場合にも、帳票に記載された個人情報の漏洩防止に貢献することができる帳票データ保護システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成のため本発明は、各種帳票に記載される住所、氏名、電話番号等の個人情報の漏洩を防ぐために、個人情報が通常の状態では肉眼による読み取り不能に記載された帳票と、該帳票に記載された個人情報を読み取るための読取手段と、からなる、ことを特徴とする帳票データ保護システムを提供する。
【0008】
本発明の帳票データ保護システムは具体的には、
(1) 前記帳票への個人情報の記載は肉眼による読み取りが不可能な特殊な印刷手法により行われ、前記読取手段は、肉眼の前にかざすことで個人情報の読み取りを可能とするフィルタである、
(2)前記帳票への個人情報の記載は化学反応により短時間だけ発色する特殊なインクによって行われ、前記読取手段は、帳票の読み取りを行いたい部分に吹き付けられて前記インクを発色させる発色剤である、
(3)前記帳票への個人情報の記載は特定波長の光の下でのみ読み取り可能な特殊なインクによって行われ、前記読取手段は、帳票の読み取りを行いたい部分を覆い外部からの光の侵入を遮断する暗箱と、該暗箱内に設置されて帳票の読み取りを行いたい部分に特定波長の光を照射するランプを備える、
ものなどとすることができる。
【0009】
また、二次元コードの読み取りが可能なデコーダを更に備え、前記帳票には個人情報をエンコードした二次元コードが直接印刷され又は二次元コードが印刷されたシールが貼付される、ようにしてやることもできる。
【0010】
ここで、前記読取端末の使用には、使用者を特定する識別子およびパスワードの入力を要する、ようにしてやることが好ましい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の帳票データ保護システムは、帳票に記載される個人情報を通常の状態では肉眼による読み取りができないように記載し、その読み取りには専用の読取手段の使用を必須とすることで、仮に個人情報が記載された帳票を紛失したとしても、通常は第三者に個人情報が漏洩することを防止することができる。また通信手段を用いず、紙ベースで帳票を管理・利用することができるので、資料の持ち歩き等をする上で便利である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、電力会社が使用する帳票の一例として、私有地の使用許可や工事の許可を土地の所有者から受けるための交渉に使用される交渉依頼票の内容について説明し、つづいて本発明の帳票データ保護システムについて詳述する。
【0013】
図1に出願人が現在使用している「交渉依頼票」を示した。
この交渉依頼票には、その上段に土地所有者の氏名、住所、連絡先や管理者がいる場合には管理者の氏名等が記載され、また土地使用料の支払い先や支払いのための口座情報などの個人情報が記載される。交渉依頼票の中段には、樹木の伐採記録などの工事履歴や、交渉前に巡視した際の記録や実施の交渉を行った際の記録である[巡視・交渉記録]が記載され、交渉依頼票の下段には、どのような工事が必要であるかを概略図によって示した[伐採地工事内容]が記載される。
【0014】
このように従来から用いられている交渉依頼票では、その上段の個人情報が単に印刷又は筆記されているだけであるため、これを紛失した場合には直ちに個人情報が漏洩する虞がある。
本発明の帳票データ保護システムは、万が一交渉依頼票などの帳票を紛失した場合にも、これに記載された個人情報の漏洩防止に貢献するものである。
【実施例1】
【0015】
本発明の帳票データ保護システムは、交渉依頼票に記載される住所、氏名、電話番号等の個人情報の漏洩を防ぐために、個人情報が通常の状態では肉眼による読み取り不能に記載された交渉依頼票と、交渉依頼票に記載された個人情報を読み取るための読取手段とから構成される。
【0016】
本実施例では、交渉依頼票への個人情報の記載は肉眼による読み取りが不可能な特殊な印刷手法により行われ、読取手段が肉眼の前にかざすことで個人情報の読み取りを可能とするフィルタであることを特徴としている。
【0017】
より詳細には、個人情報が記載される交渉依頼票の上段には、保守区、台帳No等の他、[所有者]、[支払先]、[管理者]、[支払口座]の各欄が設けられており、各欄の表題は通常の文字で印刷されている一方、具体的な氏名、住所、連絡先や金融機関、口座番号、口座名義等については特殊な印刷手法によって記載されている。
【0018】
この印刷手法としては、例えばトランプ手品などでマークや数字を表面(統一の柄が印刷された面)から読み取るために使用される印刷手法が用いられる。かかる印刷による印字は、肉眼で一見すると複数の細かい点がランダムに密集して印刷されているようにしか見えないが、各点が反射する光の波長や吸収する光の波長が異なるか、光の反射角が異なるため、特殊なフィルタを目の前にかざすことによって、各点によって印字された文字等の情報の読み取りが可能となるものである。
【0019】
上記特殊な印刷手法によって印刷された印字は、所定の波長の光を遮断する一方、所定の波長の光を透過するフィルム状のフィルタである読取手段を用いて読み取られる。この読取手段は、例えば通常の眼鏡のレンズを支える部分のフレームに掛け止めることで眼鏡のレンズの前に覆い被さるようにして取り付けられるものとすることも好ましい。ここでフィルタは一般に有色透明であるため、使用者の便宜を考えて、眼鏡のレンズの前に覆い被さるフィルタを、眼鏡のフレームに掛け止めた部分を回転軸として跳ね上げ式に回転できるようにしてやることで不要なときにはレンズの前に被さらないようにしてやることも好ましい。このようにしてやればフィルタの使用・不使用の切り替えを簡易に行うことができ、また、常にこのフィルタを身に付けていることとなるため、結果としてその紛失も減少させることができる。
交渉依頼票に印字された個人情報の記載を読み取ろうとする使用者は、眼鏡のフレームに掛け止められ跳ね上げた状態で保持されたフィルタを、指で押し下げることで眼鏡のレンズの前に被せこのフィルタを介して個人情報が印字された部分を見ることでその読み取りを行う。
【0020】
本実施例の帳票データ保護システムでは、専用のフィルタを使用して個人情報の読み取りを行うため、紙ベースで帳票を管理・利用する場合に、仮に個人情報が記載された帳票を紛失したとしても、第三者に個人情報が漏洩することを防止することができる。なお帳票とともにフィルタをも同時に紛失してしまった場合には、個人情報が漏洩する虞があるが、通常はそのようなことは考えにくく、また、フィルタを眼鏡に掛け止める跳ね上げ式とすれば常に身に付けることとなるため、その紛失の虞をより一層低減することができる。
【実施例2】
【0021】
本実施例の帳票データ保護システムは、交渉依頼票への個人情報の記載を特殊なインクによって行い、また、読取手段に交渉依頼票の読み取りを行いたい部分(個人情報が記載された部分)に吹き付けられてインクを発色させる発色剤を用いることを特徴としている。
【0022】
個人情報の印字または記載に用いられるインク(A剤)は、発色剤(B剤)との化学反応により短時間だけ発色する化学物質である。交渉依頼票の印刷時に予め把握されている個人情報については、インク(A剤)を使用して印字が行われ、また土地所有者との交渉後に知りえた個人情報については、A剤をインクとするペンを使用して交渉依頼票の空欄にその情報を手書きにより記載する。なお記載内容の確認のため、A剤には紙面に文字等を記載した直後は発色するが、数分程度時間が経つと無色となるものを使用することが好ましい。
【0023】
発色剤(B剤)はインク(A剤)と反応することでA剤を一時的に発色させる揮発性の無色透明の化学物質であり、スプレー缶に封入されて噴霧できるようになっている。なおB剤がA剤を発色させる時間は数分程度である。
【0024】
交渉依頼票に印字された個人情報の記載を読み取ろうとする使用者は、A剤によって個人情報が記載された空欄のように見える部分に、B剤を噴霧し文字を浮き出させることでその読み取りを行う。
【0025】
本実施例の帳票データ保護システムでは、特殊なインクとその発色剤とを使用するため交渉依頼票の個人情報が記載された欄は空欄にしか見えず、仮に交渉依頼票を紛失しこれを第三者が拾った場合にも、その第三者は交渉依頼票自体に興味を示すことは少ないと考えられ、また、そこに記載されている個人情報を読み取ることもできない。またA剤をインクとするペンを使用してやれば、交渉依頼票にあとから個人情報の記載を追記することができる。
【実施例3】
【0026】
本実施例の帳票データ保護システムでは、交渉依頼票への個人情報の記載を特定波長の光の下でのみ読み取り可能な特殊なインクによって行い、その個人情報の読み取りは、暗箱内に設置された特定波長の光を照射するランプを備えた読取手段を用いて行うことを特徴としている。
【0027】
交渉依頼票への個人情報の印字又は記載を行うための特殊なインクは、紫外線に反応する蛍光塗料である。交渉依頼票の印刷時に予め把握されている個人情報については、この蛍光塗料を使用して印字が行われ、また土地所有者との交渉後に知りえた個人情報については、この蛍光塗料をインクとするペンを使用して交渉依頼票の空欄にその情報を手書きにより記載する。
【0028】
読取手段は図2に示したように、交渉依頼票の読み取りを行いたい部分を覆い外部からの光の侵入を遮断する暗箱1と、暗箱1内に設置されて交渉依頼票2の読み取りを行いたい部分に特定波長の光を照射するランプおよびこのランプを点灯させるための電源や回路などから構成されている。
暗箱1は有色不透明の樹脂などで製作され、一面が開口し、この開口面に対向する面に覗き窓3が形成された枡形形状をしている。またこの覗き窓3には個人情報を読み取るために覗き込んだ者の目の周りの顔の形状にフィットして外部からの光の侵入を遮断するラバー4が取り付けられている。またこの暗箱内には紫外線を照射するいわゆるブラックライト(ランプ−図示せず)およびその付帯装置が取り付けられている。なおブラックライトからの光は、暗箱の開口面側に照射され覗き窓側には可能な限り照射されないようになっている。
【0029】
上述した読取手段による交渉依頼票の個人情報の読み取りは、まず交渉依頼票を、光を透過しない台や下敷きの面上に載せ、次いで個人情報が印字又は記載された部分に読取手段を被せ、その状態で覗き窓を覗き込むことで外部からの光の侵入を遮断して行われる。その際、ラバーに顔を押し付けることでブラックライトへ電力が自動的に供給されてライトが点灯するようにしてやることが好ましい。
【0030】
本実施例の帳票データ保護システムでは、特殊なインクとブラックライトを備えた暗箱である読取手段を使用することで、交渉依頼票の個人情報が記載された欄は空欄にしか見えず、仮に交渉依頼票が紛失しこれを第三者が拾った場合にも交渉依頼票自体に興味を示すことは少ないと考えられる。また特殊な蛍光塗料をインクとするペンを使用することで、交渉依頼票にあとから個人情報の記載を追記することができる。
【実施例4】
【0031】
本実施例の帳票データ保護システムは、交渉依頼票に個人情報をエンコードした二次元コードを直接印刷し又は二次元コードを印刷したシールを貼付し、二次元コードの読み取りが可能なデコーダを用いて個人情報の読み取りを行うことを特徴としている。
【0032】
予め把握されている個人情報については、上述した実施例1乃至3のいずれかの印刷手法と共に又は本実施例の二次元コード単独で交渉依頼票に印刷される。なおここで2次元コードとは、入力された文字情報をエンコードしていわゆるQRコード化したものである。
【0033】
二次元コードの読み取りを行うデコーダ(読取装置)は持ち運びが容易なハンディーターミナルであり、二次元コードをスキャン又は撮像した後にそのデコードを行うことで、デコーダに備えられた画面に文字情報を表示する。
ここで、このデコーダに文字入力部装置およびプリント装置を備え、また入力された文字情報を二次元コードにデコードする機能を備えてやれば、聞き取り調査によってあとから得た個人情報についても、文字入力装置から入力を行い、これをデコードした後にプリント装置を用いて二次元コードを印刷したシールを作成して交渉依頼票に貼り付けることで、交渉依頼票にあとから個人情報の記載を追記することができる。なおこのことは、実施例1乃至3で説明した特殊な印刷手法又は特殊なインクを用いて個人情報を印字する場合においても応用することができる。
またデコーダを使用するためには、使用者を特定する識別子およびパスワードの入力を必要とすることも好ましい。このようにすることで、仮に交渉依頼票とデコーダとを同時に紛失することがあったとしても、二次元コードの読み取りを不可能とすることができ、個人情報の漏洩も防止することができる。
【0034】
本実施例の帳票データ保護システムでは、二次元コード化した個人データおよびこれをデコードするデコーダを使用することで、個人情報を暗号化してその漏洩を防止することができる。また本実施例の二次元コードによる手法は、上述した実施例1乃至3のいずれかの手法と併用することができるので、何らかの事情により実施例1乃至3の手法により記載した個人情報の読み取りができないときなどのために併用して利用することも有用である。
【0035】
以上説明したように本発明の帳票データ保護システムによれば、交渉依頼票に記載された個人情報は肉眼ではそのまま読み取ることができないので、仮に交渉依頼票を紛失した場合にも通常は第三者に個人情報が漏洩することはない。また通信手段を用いず、紙ベースで帳票を管理・利用することができるので、資料の持ち歩き等をする上で便利である。
【0036】
なお、本発明の構成は上述した実施の形態に限定されるものではなく、交渉依頼票の他、各種帳票を紛失した場合に、これに記載された個人情報の漏洩を防ぐものであれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【図1】従来から使用されている交渉依頼票を示した図である。
【図2】実施例3の読取手段による交渉依頼票の読み取りの様子を示した斜視図である。
【符号の説明】
【0038】
1 暗箱
2 交渉依頼票
3 覗き窓
4 ラバー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
各種帳票に記載される住所、氏名、電話番号等の個人情報の漏洩を防ぐために、
個人情報が通常の状態では肉眼による読み取り不能に記載された帳票と、
該帳票に記載された個人情報を読み取るための読取手段と、からなる、ことを特徴とする帳票データ保護システム。
【請求項2】
前記帳票への個人情報の記載は肉眼による読み取りが不可能な特殊な印刷手法により行われ、
前記読取手段は、肉眼の前にかざすことで個人情報の読み取りを可能とするフィルタである、ことを特徴とする請求項1に記載の帳票データ保護システム。
【請求項3】
前記帳票への個人情報の記載は化学反応により短時間だけ発色する特殊なインクによって行われ、
前記読取手段は、帳票の読み取りを行いたい部分に吹き付けられて前記インクを発色させる発色剤である、ことを特徴とする請求項1に記載の帳票データ保護システム。
【請求項4】
前記帳票への個人情報の記載は特定波長の光の下でのみ読み取り可能な特殊なインクによって行われ、
前記読取手段は、帳票の読み取りを行いたい部分を覆い外部からの光の侵入を遮断する暗箱と、該暗箱内に設置されて帳票の読み取りを行いたい部分に特定波長の光を照射するランプを備える、ことを特徴とする請求項1に記載の帳票データ保護システム。
【請求項5】
二次元コードの読み取りが可能なデコーダを更に備え、
前記帳票には個人情報をエンコードした二次元コードが直接印刷され又は二次元コードが印刷されたシールが貼付される、ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の帳票データ保護システム。
【請求項6】
前記読取端末の使用には、使用者を特定する識別子およびパスワードの入力を要する、ことを特徴とする請求項5に記載の帳票データ保護システム。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−307773(P2007−307773A)
【公開日】平成19年11月29日(2007.11.29)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−138241(P2006−138241)
【出願日】平成18年5月17日(2006.5.17)
【出願人】(000211307)中国電力株式会社 (6,505)
【Fターム(参考)】