説明

干渉管理メッセージを使用するトラフィック管理

【課題】マルチホップワイヤレス通信システムにおいて、さまざまなトラフィック管理技術を使用する。
【解決手段】データを別のノードに送信する決定は、そのノードがそのノードのデータを効率的に送信できるか否かに基づいていてもよい(1104)。干渉管理メッセージを送信する決定は、親ノードが送信するかもしれないデータの量に基づいていてもよい。干渉管理メッセージを送信する決定は、どのくらい効率よくデータが送信されているかに基づいていてもよい(1106)。トラフィックスケジューリングポリシーに基づいて、干渉管理メッセージに対して重みを割り当ててもよい(1110)。

【発明の詳細な説明】
【背景】
【0001】
分野
本出願は、一般的に、ワイヤレス通信に関する。さらに詳細に説明すると、本出願は、マルチホップトラフィックを管理することに関するが、これに限定されるものではない。
【0002】
イントロダクション
ワイヤレス通信を確立するために、さまざまなネットワークトポロジーが使用される。所望のワイヤレス通信能力に応じて、例えば、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、または他の何らかのタイプのネットワークが配備されてもよい。
【0003】
ワイヤレスワイドエリアネットワークは、認可された周波数帯域内の計画的配備として実現されてもよい。このようなネットワークは、比較的大多数のユーザをサポートするために、スペクトル効率およびサービスの品質を最適化するように設計されていてもよい。セルラネットワークが、ワイヤレスワイドエリアネットワークの1つの例である。
【0004】
ワイヤレスローカルネットワークは、集中的計画なく配備されることが多い。このようなネットワークは、例えば、インフラストラクチャベースのアーキテクチャまたはアドホックベースのアーキテクチャを利用している認可されていないスペクトルで配備されているかもしれない。このタイプのネットワークは、一般的に、比較的少ない数のユーザをサポートするかもしれない。Wi−Fi(登録商標)ネットワークが、ワイヤレスローカルエリアネットワークの1つの例である。
【0005】
実際に、所定のタイプのサービスを提供するためになされるかもしれないトレードオフにより、上記のネットワークには、さまざまな短所がある。例えば、集中的計画の複雑性が原因で、ワイヤレスワイドエリアネットワークをセットアップすることは、比較的費用がかかるかもしれない。さらに、このタイプのネットワークは、動的トラフィックフローに効率的に対処しないかもしれない。したがって、このようなスキームは、「ホットスポット」配備にうまく適していないかもしれない。一方、計画されていないワイヤレスローカルエリアネットワークは、計画されたネットワークのように、同じレベルの空間効率(ビット/単位面積)を実現しないかもしれない。さらに、ネットワーク中のノード間の潜在的な干渉を補償するために、計画されていないスキームは、キャリア検知多元接続のような干渉緩和技術を使用してもよい。しかしながら、実際に、これらのような干渉緩和技術は、低い利用や、公平性の制限された制御や、隠れノードおよび露出ノードに影響を受け易いことがある。
【0006】
米国特許出願公開番号第2007/0105574号では、ワイヤレス通信システムにおいて効果的に使用されるさまざまな技術を記述しており、この開示は、参照によって組み込まれている。いくつかの態様では、このようなシステムは、タイムスロットベースの通信を使用してもよく、タイムスロットベースの通信では、システムにおける複数のワイヤレスノードが、指定されたタイムスロット中に、所定のチャネルを通して、同時に送信および受信する。
【0007】
ここで、1つのノードの送信機と別のノードの受信機とによる送信の共同スケジューリングによって、ワイヤレスチャネルの公平な分担が促進される。例えば、送信することを望むノードが、そのノード付近のワイヤレスリソースの利用可能性の知識に基づいて、1組のリソース(例えば、1つ以上のチャネル上の1つ以上のタイムスロット)を要求するかもしれない。この要求に応答して、送信を受信するであろうノードが、そのノード付近におけるワイヤレスリソースの利用可能性のノードの知識に基づいて、要求されたチャネルのうちのいくつか、または、すべてを許可してもよい。例えば、送信することを意図するノードが、ノードが送信することを望むときに受信するかもしれない隣接ノードをリスニングすることによって、リソースの利用可能性を知ってもよい。逆に、受信することを意図するノードが、ノードが受信することを望むときに送信するかもしれない隣接ノードをリスニングすることによって、潜在的な干渉を知ってもよい。隣接送信によってそのノードの受信が影響されるであろうこと、または、影響されるかもしれないことを、ノードが決定する場合には、ノードは、隣接ノードの干渉送信の制限を隣接ノードに実行させようとして、リソース利用メッセージ(「RUM」)を送信するかもしれない。関連する態様にしたがうと、(例えば、受信している間にノードが認識する干渉が原因で)ノードが損害を受けたり、送信の衝突防止モードを望んだりすることだけではなく、ノードが損害を受ける度合いもまた示すために、RUMを重み付けしてもよい。
【0008】
RUMを受信するノードは、RUMを受信した事実とともに、この重みも利用して、適切な応答を決定してもよい。例えば、ノードは、送信をやめることを選択してもよいし、または、1つ以上の指定されたタイムスロット中でノードの送信電力を低下させてもよい。代替的に、例えば、RUMを送信した他の何らかのノードよりも、関係ノードがより損害を受けたことを示すRUMをノードが受信した場合、ノードは、RUMを無視してもよい。このケースでは、ノードは、指定されたタイムスロット中で、そのノードの関係ノードに送信することを選択するかもしれない。したがって、重みのアドバタイズは、システムにおけるすべてのノードに公正である衝突防止スキームを提供するかもしれない。
【概要】
【0009】
本開示のサンプルの態様の概要が続く。ここでの、態様という用語の何らかの言及は、本開示の1つ以上の態様に関連していることを理解すべきである。
【0010】
いくつかの態様において、本開示は、マルチホップワイヤレス通信システム中でトラフィックを管理することに関する。ここで、トラフィックを管理することは、例えば、データを送信するか否かを決定したり、干渉管理(例えば、緩和)メッセージを送信するか否かや、干渉管理(例えば、緩和)メッセージをどのように送信するかを決定したりすることに関連する。
【0011】
いくつかの態様では、本開示は、ノードのデータをノードが効率的に送信できるか否かに基づいて、データを別のノードに送信するか否かを決定することに関連する。例えば、ノードの送信パスにおける障害が原因で、ノードが、データを効率的に送信できないことがある。このケースでは、ノードに送信された何らかのデータが、そのノードによって効率的な方法で転送されないかもしれないので、このノードに送信しないことが決定されてもよい。
【0012】
いくつかの態様では、本開示は、親ノードから受信されるかもしれないデータの量に基づいて、干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信するか否かを決定することに関連する。先述したように、いくつかの状況のもと、データの受信に対するリソース(例えば、帯域幅)を予約するために、干渉管理メッセージが使用されてもよい。しかしながら、親ノードが、送るデータをほとんど有さない場合には、受信データに関係するサービスの品質が不十分であるときにでさえ、干渉管理メッセージを送信しないことが決定されるかもしれない。これらの状況下で干渉管理メッセージを使用しないで済ませることによって、ノードは、効率的に利用されずに終わるかもしれないリソースを予約することを効果的に防止する。
【0013】
本開示は、いくつかの態様において、どのくらい効率よく、そのノードがそのノードのデータを送信するかに基づいて、干渉管理メッセージを所定のノードから送信するか否かを決定することに関連する。例えば、ノードが(例えば、送信パスにおける障害が原因で)データを効率的に送信できない場合には、ノードは干渉管理メッセージを送信しないことを選択してもよい。すなわち、その受信データに対する不十分なサービスの品質の検出の際にノードがそうでなければ送信するかもしれない干渉管理メッセージを送信することを、ノードは回避する。例えば、干渉管理メッセージの使用により受信された何らかのデータが、意図されている宛先に効率的な方法で転送されることにならないかもしれないので、干渉管理メッセージを送信することを回避することは好ましい。
【0014】
本開示は、いくつかの態様において、別のノードのトラフィックスケジューリングポリシーに基づいて、干渉管理メッセージに対するサービスの品質に関する表示(例えば、重み)を干渉管理メッセージに割り当てることに関連する。ここで、ノードの階層に対するスケジューリングポリシーは、階層のノードにわたってデータフローをどのように分配すべきかを指定してもよい。例えば、階層における中継ノードにわたって、または、階層のすべてのリーフノードにわたって、スケジューリングポリシーはサービスの等しいグレードを指定してもよい。いくつかの観点において、階層のノードによって送信される干渉管理メッセージの重みは、スケジューリングポリシーにしたがって、そのノードを通る予期されるトラフィックの量に基づいていてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0015】
以下に続く詳細な説明や、特許請求の範囲や、図面において、本開示の、これらのサンプルの態様および他のサンプルの態様を記述する。
【図1】図1は、ワイヤレス通信システムのサンプルの態様の簡略図である。
【図2】図2は、ワイヤレスノードの階層のサンプルの態様の簡略図である。
【図3】図3は、マルチホップ構成におけるワイヤレス通信システムのサンプルのコンポーネントのいくつかの態様の簡略ブロック図である。
【図4】図4は、ワイヤレスノード間のトラフィックフローのサンプルの態様を図示している簡略図である。
【図5】図5は、ワイヤレス通信システムにおけるトラフィックフローを促進するように実行される動作のいくつかのサンプルの態様のフローチャートである。
【図6】図6は、ワイヤレス通信システムのサンプルのコンポーネントのいくつかの態様の簡略ブロック図である。
【図7】図7は、ワイヤレスノード間のトラフィックフローのサンプルの態様を図示している簡略図である。
【図8】図8は、ワイヤレス通信システムにおけるトラフィックフローを促進するように実行される動作のいくつかのサンプルの態様のフローチャートである。
【図9】図9は、ワイヤレス通信システムのコンポーネントのサンプルのいくつかの態様の簡略ブロック図である。
【図10】図10は、ワイヤレスノード間のトラフィックフローのサンプルの態様を図示している簡略図である。
【図11】図11は、ワイヤレス通信システムにおけるトラフィックフローを促進するように実行される動作のいくつかのサンプルの態様のフローチャートである。
【図12】図12は、ワイヤレス通信システムのサンプルのコンポーネントのいくつかの態様の簡略ブロック図である。
【図13】図13は、ワイヤレスノード間のトラフィックフローのサンプルの態様を図示している簡略図である。
【図14】図14は、ワイヤレス通信システムにおけるトラフィックフローを促進するように実行される動作のいくつかのサンプルの態様のフローチャートである。
【図15】図15は、ワイヤレス通信システムのサンプルのコンポーネントのいくつかの態様の簡略ブロック図である。
【図16】図16は、通信コンポーネントのいくつかのサンプルの態様の簡略ブロック図である。
【図17】図17は、ここで教示したようなワイヤレス通信を促進するように構成されている装置のいくつかのサンプルの態様の簡略ブロック図である。
【図18】図18は、ここで教示したようなワイヤレス通信を促進するように構成されている装置のいくつかのサンプルの態様の簡略ブロック図である。
【図19】図19は、ここで教示したようなワイヤレス通信を促進するように構成されている装置のいくつかのサンプルの態様の簡略ブロック図である。
【図20】図20は、ここで教示したようなワイヤレス通信を促進するように構成されている装置のいくつかのサンプルの態様の簡略ブロック図である。
【0016】
一般的なプラクティスにしたがった、図面で図示したさまざまな特徴は、スケーリングして描かれていない。したがって、さまざまな特徴の寸法は、明確にするために、適宜、拡大または縮小をしているかもしれない。さらに、図面のうちのいくつかは、明確にするために簡略化しているかもしれない。したがって、図面は、所定の装置(例えば、デバイス)または方法のコンポーネントのすべてを図示しているわけではない。最後に、同じ参照番号は、明細書および図面全体を通して同じ特徴を示すために使用されている。
【詳細な説明】
【0017】
本開示のさまざまな態様を以下で記述する。ここでの教示は、幅広いさまざまな形態で具現化してもよいことや、ここで開示している任意の特定の構成、機能、または双方のものは、単なる代表例であることは明らかである。ここでの教示に基づいて、ここで開示した態様は他の何らかの態様とは無関係に実現されてもよいこと、そして、これらの態様のうちの2つ以上のものはさまざまな方法で組み合わせされてもよいことを、当業者は正しく認識すべきである。例えば、ここで述べた任意の数の態様を使用して、装置を実現しても、または、方法を実施してもよい。さらに、ここで述べた態様のうちの1つ以上の態様に加えて、または、これとは異なる構成および機能性、あるいは他の構成、機能性を使用して、このような装置を実現しても、このような方法を実施してもよい。さらに、態様は、クレームの少なくとも1つの要件を含む。上記の例のように、いくつかの態様では、ワイヤレス通信の方法は、第3のワイヤレスノードに対する送信のために第2のワイヤレスノードにおいてバアッファリングされるデータに関連する情報を、第1のワイヤレスノードにおいて受信することと、情報に基づいて、第2のワイヤレスノードに送信するか否かを決定することとを含む。さらに、いくつかの態様では、情報は、第2のワイヤレスノードの送信バッファのステータスを示す。
【0018】
図1は、ワイヤレス通信システム100のいくつかのサンプルの態様を図示している。システム100は、いくつかのワイヤレスノードを含んでおり、一般的にノード102および104と指定されている。それぞれのノードは、システムにおける他のノードとの通信を確立するための、少なくとも1つの、アンテナと、関係する受信機および送信機のコンポーネントとを備えていてもよい。後続する説明では、受信しているノードのことを意味するために、受信ノードという用語を使用し、そして、送信しているノードのことを意味するために、送信ノードという用語を使用する。このような言及は、ノードが送信動作および受信動作の双方を実行できないことを、暗に示すものではない。
【0019】
ノードは、さまざまな方法で実現されてもよい。例えば、ノードは、アクセス端末、アクセスポイント、または他の何らかのネットワーク関連コンポーネントを含んでいてもよい。図1の例では、ノード102はアクセスポイントを含んでいてもよく、ノード104はアクセス端末を含んでいてもよい。したがって、ノード102は、ネットワーク(例えば、Wi−Fi(登録商標)ネットワーク、セルラネットワーク、またはWiMaxネットワーク)のノード間の通信を促進し、別のネットワークに対するアクセスを提供してもよい。例えば、アクセス端末(例えば、アクセス端末104A)が、アクセスポイント(例えば、ワイヤレスアクセスポイント102A)のカバレージエリア内に存在するとき、これにより、アクセス端末104Aは、システム100の別のデバイスまたは他の何らかのネットワークの別のデバイスとの通信リンクに関係しており、この通信リンクを確立してもよい。ここで、ノード(例えば、ノード102B)のうちの1つ以上は、別のネットワークまたはネットワーク(例えば、インターネットのようなワイドエリアネットワーク108)に接続性を提供するワイヤードアクセスポイントを含んでいてもよい。さらに、ノード102のうちの1つ以上は、他のノード(例えば、ワイヤードアクセスポイント、別の中継ノード、またはアクセス端末)との間の接続性を提供する中継ノード(例えば、ワイヤレスアクセスポイント)を含んでいてもよい。
【0020】
具体的な例として、ノード104Aおよび102Bは、ノード102A(例えば、中継ノード)を通して、互いに関係していてもよい。結果的に、ノード104Aおよび102Bのそれぞれは、中継ノード102Aに対する対応通信リンクを確立する。結果として、1つ以上のトラフィックフローは、アクセス端末104Aへの、および、アクセス端末104Aからのこれらのリンクのそれぞれ、ならびに、アクセスポイント102Bへの、および、アクセスポイント102Bからのこれらのリンクのそれぞれを通して確立されてもよい。
【0021】
図2は、通信システム200におけるノード200Aおよび200B(例えば、2つの隣接セル)の2つのグループに対するトラフィックフローの簡略した例を図示している。例示目的のために、この例は、サンプルの階層的なルーティングスキームの(矢印によって表したような)トラフィックフローの方向のうちの一方だけを示している。第1のグループ200Aでは、第1のノード202(例えば、ワイヤードアクセスポイント)に対するトラフィックフローが、隣接ノード204および206に配信される。ノード204および206は、ノード204および206の各近傍にあるノード(それぞれ、ノード208−212、および214−216)にトラフィックを配信する。この配信スキームは、グループ全体にわたって続いてもよく、これにより、グループ中のノードのすべてが、少なくとも1つの他のノードからトラフィックを受信することが可能になる。第2のグループ200Bでは、一対のノード222および224は、比較的、第1のグループ200Aのノード206および216に至近距離にある。
【0022】
図2では陰影を付けることにより表されているように、システム200におけるそれぞれのノードは、いくつかのタイムスロット中に送信または受信するように構成されていてもよい。比較的簡単な例では、第1の組のノード(例えば、ノード202、208、210、212、214、216、および222)が、最初に、奇数の番号が付けられたタイムスロット中に送信するように構成されていてもよい一方で、第2の組のノード(例えば、ノード204、206、218、220、および224)は、最初に、偶数の番号が付けられたタイムスロット中に送信するように構成されていてもよい。反対に、偶数の番号が付けられたタイムスロット中に、第1の組のノードがデータを受信してもよく、奇数の番号が付けられたタイムスロット中に、第2の組のノードがデータを受信してもよい。
【0023】
図2の例は、交互タイムスロットスキームを図示しており、これにより、階層ツリーにおけるそれぞれの連続的なレベルに異なるタイムスロットが割り当てられる。このような交互タイムスロットスキームは、マルチホップ構成におけるデータフローのより効率的な多重化を可能にするかもしれない。例えば、システムにおける他のノードに対するノードの相対的な近接さに基づいて(例えば、階層ツリーにおけるノードの位置に対応して)、システムにおけるノードは、いくつかのタイムスロットが割り当てられてもよい。ここで、同じタイムスロット中に送信するノードが、十分な距離をあけて配置されているとき、ノードは、他の受信ノードにおける過度な干渉を生じさせることなく、これらの受信ノードに送信することに成功することができるかもしれない。具体的な例として、ノード202が、奇数タイムスロット中にデータをノード204に送ってもよく、これにより、ノード204は、次の偶数タイムスロット中にそのデータをノード208に転送する。このケースでは、ノード202が送信しているときにノード208−216のノードは受信していないので、ノード202による送信は、ノード208−216における受信に過度に干渉していないかもしれない。
【0024】
いくつかのケースにおいて(例えば、上記の例において)、システムにおける2つ以上のノードが、同時に(例えば、同じタイムスロット中に)送信を試行することがある。送信ノードおよび受信ノードの相対的位置と、送信ノードの送信電力とに応じて、1つのノードからのワイヤレス送信は、システムにおける別のノード(例えば、無関係ノード)における受信に干渉するかもしれない。例えば、図1におけるワイヤレス通信記号106Aによって表したように、図1のノード104B(例えば、図2のノード216)は、いくつかのタイムスロット中にノード102C(例えば、ノード206)からデータを受信するかもしれない。同時に、通信記号106Bによって表したように、ノード102D(例えば、ノード222)は、ノード104C(例えば、ノード224)に送信しているかもしれない。ノード104Bと102Dとの間の距離と、ノード102Dの送信電力とに応じて、破線の記号106Cによって表したような、ノード102Dからの送信は、ノード104Bにおける受信に干渉していることがある。
【0025】
このような干渉を緩和するために、ワイヤレス通信システムのノードは、干渉管理メッセージングスキームを使用してもよい。例えば、干渉を受けている受信ノードが(例えば、制御パケットを通して)RUMを送信して、何らかの方法でノードが損害を受けていることを示してもよい。いくつかの態様では、RUMを送信する受信ノードによる決定は、そのノードにおいて受信されたデータに関係するサービスの品質に少なくとも部分的に基づいていてもよい。例えば、受信ノードは、(例えば、スライドウィンドウまたは他の何らかの適切な技術を使用して)そのリンクまたはフローのうちの1つ以上のものに対するサービスの品質の現在のレベルを繰り返し監視するかもしれない。サービスの品質の現在のレベルが、所望の、サービスの品質レベルを下回る場合には、ノードはRUMを送信するかもしれない。反対に、サービスの品質が受け入れ可能である場合には、ノードはRUMを送信しないかもしれない。ここで、受け入れ不可能な、サービスの品質レベルは、低スループット、長い待ち時間(例えば、長いパケット遅延)、または他の何らかのサービスの品質関連パラメータに関連していてもよい。
【0026】
先述したように、RUM送信ノード(すなわち、RUMを送った受信ノード)との干渉を回避するために、何らかの方法で、RUMを受信する隣接ノード(例えば、潜在的な干渉者)がその将来の送信を制限することを選択してもよい。例えば、所定のRUMを、所定のタイムスロットに関係付けて、これにより、潜在的な干渉者が、RUMに応答して、そのタイムスロット中にその送信を制限することを選択してもよい。したがって、この干渉管理スキームにより、良いサービスの品質を受けていないノードにおけるサービスの品質を向上させようとして、良いサービスの品質を受けているノードのトラフィックフローを制約してもよい。
【0027】
図3−図15をこれから参照すると、ワイヤレス通信システムにおける性能を向上させるために使用するいくつかの技術を記述している。例えば、これらの技術のうちの1つ以上の使用により、システムにおけるサービスの品質を向上させることができ、ノード間の干渉を減少させることができる、すなわち、結果的に、システムリソースのより効率的な利用をもたらすことができる。ここで説明したように、いくつかの態様では、このようなシステムは、複数のホップおよび/または干渉管理スキームを使用してもよい。
【0028】
後続する説明を容易にするために、マルチホップ環境においてデータをルーティングすることに関連して、ワイヤレスデバイス中で使用される図3中のいくつかのコンポーネントの簡単な説明を行う。ここで、システム300は、ワイヤレスデバイス302、304、および306を含んでおり、ワイヤレスデバイス302、304、および306は、例えば、ここで記述したような1組の関係するワイヤレスノードに対応していてもよい。いくつかの態様では、デバイス302は、アップストリームノード、または、ノード階層の高い方のレベルにおけるノードを構成していてもよい。いくつかの態様では、デバイス304は、中継ノード、または、ノード階層の中間レベルにおけるノードを構成していてもよい。いくつかの態様では、デバイス306は、ダウンストリームノード、または、ノード階層の低い方のレベルにおけるノードを構成していてもよい。しかしながら、所定のデバイスについて記述したコンポーネントは、マルチホップ階層における他の位置に関係する他のデバイスで実現されてもよいことを正しく認識すべきである。
【0029】
デバイス302は、デバイス304および(図3では示していない)他の何らかの隣接デバイスとのワイヤレス通信を確立するためのトランシーバ308を備えている。トランシーバ308は、送信機コンポーネント310と受信機コンポーネント312とを備えている。送出トラフィックに対して、デバイス302は、デバイス304および他のデバイスに送信されるデータをバッファリングするための送信バッファ314を備えていてもよい。以下でより詳細に説明するように、対応する受信デバイスがデータを受信する準備ができていないときに送信されるデータを、デバイス302がバッファリングしてもよい。この目的のために、デバイス302は、バッファ制御コンポーネント316を備えていてもよく、バッファ制御コンポーネント316は、例えば、送信バッファ314においてデータをバッファリングすべきときや、送信バッファ314からデータを読み取り、送信のために送信機312にデータを送るべきときを決定する。
【0030】
デバイス304は、データの受信および送信を促進するための類似した通信コンポーネントを備えている。例えば、トランシーバ318は、システムにおけるデバイス302および306と、システムにおける(示していない)他のノードと通信するための、送信機320および受信機322を備えている。さらに、デバイス304は、(例えば、デバイス302から)受信したデータをバッファリングするための受信バッファ326と、(例えば、デバイス306に)送信されるデータをバッファリングするための送信バッファ328とを備えていてもよいバッファコンポーネント324を備えている。さらに、デバイス304は、バッファ324においてデータをいつ、または、どのようにバッファリングすべきかや、バッファ324からデータをいつ、または、どのように読み取るべき(例えば、そして、送信のために送信機320に送るべき)かを管理するためのバッファ制御コンポーネント330を備えていてもよい。
【0031】
デバイス304はまた、干渉管理メッセージを発生させるためのコンポーネントを備えていてもよい。例示目的のために、RUMを発生させるRUM発生器338の文脈において、このようなコンポーネントについて記述する。
【0032】
デバイス306はまた、データの受信および送信を促進させるための類似した通信コンポーネントを備えている。例えば、トランシーバ332は、システムにおけるデバイス304およびシステムにおける(示していない)他のノードと通信するための、送信機334および受信機336を備えている。さらに、デバイス304が、到来データの受信およびアウトバウンドデータの送信を促進する(示していない)バッファ関連コンポーネントを備えていてもよい。
【0033】
実際に、先に記述したバッファは、1つ以上のバッファを含んでいてもよい。例えば、所定のデバイスは複数のバッファを規定してもよく、複数のバッファのそれぞれは、特定のリンクまたはフローに関係している。便宜のため、ここでの記述は、いくつかの文脈において単なる「バッファ」のことを意味することがある。このような言及は、1つ以上のバッファに同様に適用されてもよいことを正しく認識すべきである。
【0034】
図4−図6をこれから参照すると、いくつかの態様では、1つのノードから別のノードに情報を送信する決定は、有効性に基づいており、この有効性により、情報を受信するであろうノードが、その情報を送信している。例えば、マルチホップシナリオにおいて、そのノードがデータを所望の方法で転送しないであろう場合、(例えば、所望のスループットレートで、または、所望の待ち時間内に)所定のノードにデータを送信しない決定が行われてもよい。
【0035】
図4は、第1の組のノード402と第2の組のノード404とを備えているシステム400の例を図示している。組402のマルチホップシナリオでは、ノードAが、データをノードBに送信し、ノードBがデータをノードEおよびFに送信する。組404のマルチホップシナリオでは、ノードCがデータをノードDに送信し、ノードDがデータをノードGに送信する。さらに、便宜のため、図4では、ノード間のデータフローの一方向だけを図示した。
【0036】
記号406によって表したように、ノードBとノードEとの間のリンク、および、ノードBとノードFとの間のリンクが、システムにおいて障害であることがある。例えば、ノードEおよびFがデータをノードBから受信しているときに、ノードEおよびFは干渉を受けているかもしれない。このケースでは、ノードAがデータをノードBに送信する場合、ノードBとノードEおよびFとの間の障害が原因で、ノードBにおけるバッファ中にこのデータが蓄積するかもしれない。したがって、ノードBにおけるバックログが減少するまで、このデータは、単に、ノードBにおいて残っているかもしれない。結果的に、ノードAからノードBへの送信は、そのとき、システム全体の性能に利益をほとんど提供しないかもしれない。しかしながら、このような送信(例えば、ノードCからの送信)が、ノードDにおける受信に干渉するかもしれない。
【0037】
上記の観点から、送信ノードがデータを受信ノードに送るべきか否かに関する決定は、受信ノードによるデータの送信に関する、送信ノードが得る情報に効果的に基づいていてもよい。例えば、所定のしきい値に等しいまたは所定のしきい値を超える量のデータを受信中継ノードがバッファリングしたことを、送信ノードが決定した場合、送信ノードは、中継ノードによる送信に影響を与える障害が存在するか否かを決定するかもしれない。このケースにおいて、このデータを送ることは、システムにおける帯域幅を十分に活用しないという結果になるかもしれないので、送信ノードは、さらなるデータを中継データに送らないかもしれない。
【0038】
図5は、中継ノードに送信するか否かを決定することに関連して実行されるいくつかの動作を図示している。便宜のため、図5の動作(または、ここで説明または教示した他の何らかの動作)は、特定のコンポーネント(例えば、図6に記述したシステム600のコンポーネント)によって実行されているとして記述する。しかしながら、これらの動作は、他のタイプのコンポーネントによって実行されてもよいこと、ならびに異なる数のコンポーネントを使用して実行されてもよいことを正しく認識すべきである。ここで記述した動作のうちの1つ以上は所定のインプリメンテーションでは使用され得ないことも正しく認識すべきである。
【0039】
図5のブロック502によって表したように、システムにおける1組のノードは、通信を確立していてもよく、これにより、トラフィックが複数のホップを横切る。例えば、システム600(図6)では、ダウンストリームノード606(例えば、図3のデバイス306)は、アップストリームノード602(例えば、デバイス302)に関係していてもよく、これにより、ノード602は、中継ノード604(例えば、デバイス304)を通して、ノード606にデータを送る。
【0040】
ブロック504によって表したように、さまざまな時点で、ノード604に送られる必要がある何らかのデータが存在するか否かを、ノード602が決定してもよい。例として、ノード602上で実行するアプリケーションが、ノード604を通して、ノード606に送られる必要があるデータを発生させてもよい。
【0041】
ブロック506および508によって表したように、ノード604において(例えば、バッファリングされている送信データによって明示されるように)トラフィックのバックアップが存在するか否かを示す情報を、ノード602が取得してもよい。この情報は、さまざまな形態を取っていてもよい。例えば、いくつかの態様では、この情報は、ノード604における送信バッファのステータスに関連していてもよい。いくつかの態様では、この情報は、ノード604が所定のデータフローに対するデータを送信するレートに関連していてもよい。いくつかの態様では、この情報は、データルーティングパスに対するデータスループットの減少に関連していてもよい。ここで、バッファリングされるデータの量の増加、あるいは、データフローレートまたはデータスループットの減少は、ノード604のアウトバウンドリンク(例えば、ノード606に対するリンク)における何らかの形態の障害を示すかもしれない。
【0042】
ブロック506は、アップストリームノード602が中継ノード604からトラフィックバックアップ情報(例えば、バッファステータス)を要求するシナリオに関連している。例えば、ノード604がノード602にバッファステータス情報を送ることを要求するメッセージを、ノード602のバッファリングトラフィック決定器608がノード604に繰り返し(例えば、周期的に)送ってもよい。
【0043】
他のケースでは、ノード604が、一方的に、この情報をノード602に送ってもよい。例えば、いくつかの態様では、バッファ制御コンポーネント330は、バッファステータス情報、送信データレート、またはスループット情報を繰り返し(例えば、周期的に)ノード602に送信するように適合されていてもよい。
【0044】
いずれにおいても、ブロック508によって表したように、ノード604における送信のためにバッファリングされたデータに関する情報を、何らかの時点で、ノード602の受信機312が受信してもよい。ブロック510によって表したように、取得した情報に基づいて、ノード604に送信するか否かを、ノード602の送信制御装置610が決定してもよい。例えば、いくつかの態様では、バッファリングトラフィック決定器608は、トラフィック中の潜在的なバックアップを識別するために、取得した情報(例えば、バッファリングされているデータの量、データフローレート、スループットレート等)を、1つ以上のしきい値608と比較するための比較器612を備えていてもよい。
【0045】
これらのような動作のような動作は、さまざまな方法で、そしてさまざまなコンポーネントによって実行されてもよいことを正しく認識すべきである。例えば、いくつかのケースでは、ノード604(例えば、バッファ制御330)が、これらのタイプの比較動作を実行してもよい。これらのケースでは、バッファリングされているデータの量がしきい値レベルに等しいまたはしきい値よりも多いときいつでも、あるいは送信データレートまたはスループットがしきい値レベルよりも少ないまたはしきい値レベルに等しいときいつでも、ノード604はトラフィックバックアップ情報メッセージを送ってもよい。
【0046】
ノード604に関係する障害が存在するかことが決定された場合には、送信制御装置610が、ノード604に対するその送信を遅延させるかもしれない。このケースでは、ノード602が、ノード602の送信バッファ314中のデータを一時的にバッファリングしてもよい。ノード602は、ノード604のステータスを監視し続けて、このバッファリングされたデータをノード604に送るべきか否かを決定してもよい。
【0047】
ブロック512によって表したように、ノード602が送信することをやめる場合には、(例えば、所定の時間期間にわたって)送信を予期すべきでないことをノード604に知らせるためのメッセージを、送信制御装置610がノード604に送信してもよい。この方法では、ノード602からの減少したトラフィックの結果として、ノード604のRUM発生器338が、そうでなければ送るかもしれないRUMを送信することを防ぐかもしれない。言い換えると、ノード602は、ノード604によって受信したノード602からのデータに関係するサービスの品質の低下に基づいて、RUMを送信しないようにノード604に命令するメッセージを、ノード604に送ってもよい。
【0048】
ブロック514によって表したように、一度、データをノード604に送ることを送信決定器610が決定すると、バッファ制御コンポーネント316が、送信機310と協働して、バッファ314からのデータの少なくとも一部を送信してもよい。図3に関連して先に説明したように、ノード604が、そのデータを、その向けられた宛先(例えば、ノード606)に転送してもよい。
【0049】
ネットワーク輻輳のケースにおいて、現れる負荷を絞り込むTCPのようなプロトコルをデータ源が使用するときでさえも、図4−図6のトラフィック管理スキームは有用である。このようなケースでは、TCPは、先に記述したスキームが適用してもよいタイムスケールよりも、より大きいタイムスケールでネットワーク輻輳に対処する。ここで、現れる負荷はTCPにより最終的に減少されるかもしれないが、この減少は、リンクに対する帯域幅の相当量が十分に活用されなかった後のみ起こり得る。これに対して、上記のスキームは、より早く輻輳に応答するように実現され、これにより、ネットワークのリソースのより効率的な利用が可能になる。
【0050】
図7−図9をこれから参照すると、いくつかの態様では、干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信する所定のノードによる決定は、ノードに送られるであろうデータの量に基づいている。例えば、対応する送信ノードが、受信ノードに送るために感知可能なデータを持たない場合には、受信したデータに関係するサービスの品質が受け入れ可能でないときにでさえ、受信ノードは干渉管理メッセージを送信しないかもしれない。
【0051】
図7は、第1の組のノード702と、第2の組のノード704とを含むシステム700の例を図示している。組702のマルチホップシナリオでは、ノードHおよびKがノードEにデータを送信し、ノードEおよびFがデータをノードBに送信し、ノードBがデータをノードAに送信する。組704のマルチホップシナリオでは、ノードGがデータをノードDに送信し、ノードDがデータをノードCに送信する。便宜のため、図7では、ノード間のデータフローの一方向だけを図示した。
【0052】
記号706によって表したように、ノードHとEとの間のリンクおよびノードKとEとの間のリンクが、システムにおいて障害であることがある。例えば、ノードEがデータをノードHおよびKから受信しているとき、ノードEが干渉を受けているかもしれない。このケースでは、ノードEは、通常の量の、ノードBに送信するデータを持っていないかもしれない。結果として、ノードBが、ノードEから受信したデータに関係するサービスの品質(例えば、より低いスループットまたは増加したデータ遅延)の低下を検出するかもしれない。しかしながら、このケースでは、サービスの品質の低下は、ノードBによって受けている干渉が原因でなく、システムにおける別の障害の結果である。結果的に、ノードBによる干渉管理メッセージの送信により、ノードBにおけるサービスの品質は向上しないかもしれない。しかしながら、ノードBによる干渉管理メッセージの送信により、ノードDへの送信の制限をノードGに実行させてもよい。結果として、ノードBの干渉管理メッセージによって予約された帯域幅(例えば、タイムスロット)をノードEが利用できないかもしれないので、システム帯域幅は十分に活用されずに終わるかもしれない。
【0053】
上記の観点から、受信ノードが干渉管理メッセージを送信すべきか否かに関する決定は、受信ノードが取得する、関係する送信ノードによるデータの送信に関する情報に効果的に基づいていてもよい。例えば、しきい値量よりも少ないまたはしきい値量に等しい量のデータを送信中継ノードがバッファリングしていることを、受信ノードが決定した場合、受信ノードは、中継ノードにおける受信に影響する障害が存在することを決定するかもしれない。このケースにおいて、受信ノードは、システムにおける帯域幅を十分に活用しないという結果になるかもしれないので、受信ノードは、干渉管理メッセージを送信しないかもしれない。
【0054】
図8は、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定することに関連して実行されるいくつかの動作を図示している。ブロック802によって表したように、システムにおける1組のノードは、通信を確立し、これにより、トラフィックが複数のホップを横切る。例えば、図9に示したようなシステム900では、ダウンストリームノード906(例えば、図3のデバイス306)は、アップストリームノード902(例えば、デバイス302)に関係していてもよく、これにより、ノード902は、中継ノード904(例えば、デバイス304)を通して、データをノード906に送る。
【0055】
図8のブロック804によって表したように、受信したデータに関係するサービスの品質(「QOS」)が受け入れ可能か否かを、ノード906の干渉制御装置908が決定する。いくつかの態様では、この動作は、サービスの品質関連しきい値を、最近受信したデータに関係するサービスの品質メトリックと比較するための比較器910を使用することを伴っていてもよい。例えば、規定された、サービスの品質しきい値(例えば、RUM送信しきい値)は、1つ以上のリンクまたはデータフローに関係するサービスの品質の予期されるレベルに関連していてもよい。さらに、干渉制御装置908は、受信したデータに関係する、サービスの品質情報を繰り返し取得し、サービスの品質メトリック情報を提供してもよい。例えば、干渉制御装置908が、スライドウィンドウを使用して、最近受信したデータのスループットまたは待ち時間を測定してもよい。サービスの品質が受け入れ不可能である場合には、サービスの品質の劣化が、ノード906における受信に干渉する隣接ノードによる送信の結果であるか否か、または、(例えば、ノード904に対するトラフィックフローにおける途絶を生じさせる)ネットワークにおける他の何らかの状態の結果であるか否かを決定することを、ノード906が試行してもよい。
【0056】
ブロック806および808によって表したように、ノード906に送るデータをノード904が有するか否かを示す情報を、さまざまな時点で、ノード906のトラフィックモニタ912が取得してもよい。この情報は、さまざまな形態をとっていてもよい。いくつかの態様では、この情報は、ノード904における送信バッファ328のステータスに関連していてもよい。例えば、このステータスは、送信バッファ328中にどのくらいの量のデータが記憶されているかを示していてもよい。いくつかのケースでは、このステータスは、送信バッファ328のバッファフルビットの値のようなバッファフルの表示を含んでいてもよい。いくつかの態様では、取得した情報は、TCP輻輳表示を含んでいてもよい。例えば、トラフィックモニタ912は、(例えば、ノード902から)ノード904を通して流れる1つ以上のトラフィックフローに対してTCP輻輳ビットが設定されているか否かを決定するために、TCPメッセージを解析するように適合されていてもよい。
【0057】
ブロック806は、ダウンストリームノード906が中継ノード904からのトラフィック情報(例えば、バッファステータス)を要求するシナリオに関連している。例えば、ノード904(例えば、バッファ制御330)がノード906にバッファステータス情報を送ることを要求するメッセージを、トラフィックモニタ912がノード904に繰り返し(例えば、周期的に)送ってもよい。
【0058】
他のケースでは、ノード904が、一方的に、この情報をノード906に送ってもよい。例えば、バッファ制御コンポーネント330が、バッファステータス情報をノード906に繰り返し(例えば、周期的に)送るように適合されていてもよい。
【0059】
上記のケースのいずれかにおいて、ブロック808によって表したように、送信するデータをノード904が有するか否かに関する情報を、何らかの時点で、受信機336を通して、トラフィックモニタ912が受信してもよい。ブロック810によって表したように、取得した情報に基づいて、干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信するか否かを、干渉制御装置908が決定してもよい。
【0060】
いくつかの態様では、トラフィックモニタ912は、送るデータをノード904が有するか否かを決定するために、取得した情報を1つ以上のしきい値916と比較する比較器914を備えていてもよい。例えば、先述したように、取得した情報は、送信バッファ328中のデータの量に関連していてもよい。したがって、それより少なければ干渉管理メッセージが送られないバッファリングデータの量を反映するように、しきい値916を規定してもよい。これらのような動作は、さまざまな方法で、そしてさまざまなコンポーネントによって実行されてもよいことを正しく認識すべきである。例えば、いくつかのケースでは、ノード904(例えば、バッファ制御330)が、これらのタイプの比較動作を実行してもよい。これらのケースでは、バッファリングされているデータの量がしきい値レベルよりも少ないまたはしきい値レベルに等しいときいつでも、ノード904はトラフィック情報メッセージを送ってもよい。
【0061】
ブロック810において、干渉管理メッセージが送られるべきでない(例えば、送信バッファ328のデータ量がフルでない、または少ない)ことが決定された場合には、図8に示したように、動作フローが進んでもよい。したがって、先に説明したように、ノード906が、受信したデータのサービスの品質を監視することを続けてもよく、ノード904によって送信されるデータが存在するか否かを監視することを続けてもよい。
【0062】
一方、(例えば、フルであることが送信バッファ328によって示されたように)ノード906における干渉によってサービスの品質の低下が生じたことが決定された場合、ノード906のRUM発生器918がRUMを発生させる(ブロック812)。先述したように、いくつかのケースでは、RUMのような干渉管理メッセージは、サービスの品質に関連する表示を含んでいてもよい。いくつかの態様では、このような表示は、特定のリソースに対するノードの受給権(例えば、1つ以上のワイヤレスチャネルの1つ以上のタイムスロット)に関連する。便宜のため、後続する説明は、RUM重みの例に関連している。いくつかのケースでは、(例えば、RUM送信しきい値に対応している)所望のサービスの品質と、実際に達成されたサービスの品質に関連するサービスの品質メトリックとの比の量子化された値として、RUM重みが規定されてもよい。ブロック814では、ノードの各送信の制限を任意の干渉ノードに実行させようとして、送信機334が、発生されたRUMを送信してもよい。
【0063】
図10−図12をこれから参照すると、いくつかの態様では、干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信する、所定のノードによる決定は、データを通過させるそのノードの能力に基づいている。例えば、所望の方法でノードがデータを送信することを妨げるシステムの障害が存在するときに、その受信したデータに関係するサービスの品質が受け入れ不可能であるとき、ノードは干渉管理メッセージを送信しないことを選択してもよい。
【0064】
図10は、第1の組のノード1002と第2の組のノード1004とを含むシステム1000の例を図示している。組1002のマルチホップシナリオでは、ノードHおよびKがデータをノードEに送信し、ノードEおよびFがデータをノードBに送信し、ノードBがデータをノードAに送信する。組1004のマルチホップシナリオでは、ノードGがデータをノードDに送信し、ノードDがデータをノードCに送信する。便宜のため、図10では、ノード間のデータフローの一方向だけを図示した。
【0065】
記号1006によって表したように、ノードFとBとの間のリンクが、システムにおいて障害であることがある。例えば、ノードBがデータをノードFから受信しているときに、ノードBは干渉を受けているかもしれない。結果として、ノードBは、ノードBが予期したデータ(例えば、ノードAに送信されることになるデータ)よりも少ないデータを受信するかもしれない。したがって、通常の状況のもと、ノードFから受信したデータに関係するサービスの品質の低下(例えば、減少したスループットまたは増加したデータ遅延)が原因で、ノードBは、干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信することを選択するかもしれない。
【0066】
しかしながら、記号1008によって表したように、システムにおけるノードBとノードAとの間のリンクでは、別の障害が存在することがある。例えば、ノードAがデータをノードBから受信しているときに、ノードAはまた、干渉を受けているかもしれない。結果として、ノードBによって受信された何らかのデータは、単に、ノードAに送信される機会を待っているノードBにおいてバックアップされるかもしれない(例えば、ノードBはノードBの送信バッファを十分に速く排出していない)。
【0067】
結果的に、ノードFからの受信に関係するサービスの不十分な品質に応答した、ノードBによる干渉管理メッセージの送信により、システム1000を通る、そのフローに対するサービスの全体的な品質は向上しないかもしれない。しかしながら、ノードBによる干渉管理メッセージの送信が、ノードDに対する送信の制限をノードGに実行させるかもしれない。結果として、ノードBの干渉管理メッセージによって予約された何らかのリソースは、ノードBにおいて単にキューに入れられているデータを送るために使用されるかもしれないので、システムリソースは非効率的に利用されることになるかもしれない。言い換えると、システムを通じて、そのパスにおいてまったく障害を受けていないトラフィックのフローを制限する目的が、そのパスにおいて後に障害を受けるトラフィックフローを向上させることであるとき、その制限は、システム全体の観点から非効率的であるかもしれない。
【0068】
上記の観点から、受信ノードが干渉管理メッセージを送信すべきか否かに関する決定は、どれくらい効率的に、そのノードがデータを送信するかに効果的に基づいていてもよい。例えば、しきい値量よりも多い、または、しきい値量に等しい量の送信データをバッファリングしたことを、受信ノードが決定した場合、その送信に影響を及ぼす障害が存在することを、受信ノードが決定するかもしれない。このケースでは、これは、システムリソースを十分に活用しない結果になるかもしれないので、受信ノードは、受信データに関係するサービスの不十分な品質に応答して干渉管理メッセージを送信しないかもしれない。
【0069】
図11は、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定することに関連して実行されるいくつかの動作を図示している。ブロック1102によって表したように、システムにおける1組のノードは通信を確立し、これにより、トラフィックが複数のホップを横切る。例えば、図12に示したようなシステム1200では、中継ノード1204(例えば、図3のデバイス304)がアップストリームノード1202(例えば、デバイス302)からデータを受信し、データをダウンストリームノード1206(例えば、デバイス306)に送信してもよい。
【0070】
図11のブロック1104によって表したように、受信データに関係するサービスの品質が受け入れ可能か否かを、ノード1204の干渉制御装置1208が決定してもよい。先に説明したのと類似した方法では、この動作は、サービスの品質関連のしきい値(例えば、RUM送信しきい値)を、受信データに関係するサービスの品質メトリックと比較する比較器1210を伴っていてもよい。
【0071】
サービスの品質が受け入れ不可能である場合には、ノード1204の送出トラフィックのバックアップが存在するか否かを決定することを、ノード1204が試行してもよい。例えば、ブロック1106によって表したように、ノード1204がそのデータをいかによく(例えば、ノード1206に)送信できているかを示す情報を、ノード1204のトラフィックモニタ1212が取得してもよい。この情報は、さまざまな形態をとっていてもよい。いくつかの態様では、この情報は、ノード1204の送信バッファ328のステータスに関連していてもよい。例えば、このステータスは、どのくらいの量のデータが送信バッファ328中に記憶されているかを示していてもよい。いくつかのケースでは、このステータスは、送信バッファ328のバッファフルビットの値のようなバッファフルの表示を含んでいてもよい。いくつかの態様では、取得した情報は、ノード1204のデータをノード1204が送信するレートに関連していてもよい。例えば、トラフィックモニタ1212が、送信バッファ328によってデータが出力されるレートを繰り返し(例えば、スライドウィンドウを通して継続的に)監視するかもしれない。
【0072】
先述したのと類似した方法では、送出トラフィックのバックアップが存在するか否かを決定するために、トラフィックモニタ1212は、バッファ情報または他の情報を、1つ以上のしきい値1216と比較するための比較器1214を備えていてもよい。したがって、比較器1214は、送信バッファ218中のデータの量またはアウトバウンドデータレートを、対応するしきい値1216と比較するように適合されていてもよい。ここで、しきい値1216は、それより多ければ干渉管理メッセージが送られないバッファリングデータの量、または、それより低ければ干渉管理メッセージが送られないデータレートに対応していてもよい。
【0073】
ブロック1108によって表したように、バッファステータスまたは他の適切な情報に基づいて干渉管理メッセージ(例えば、RUM)を送信するか否かを、干渉制御装置1208が決定してもよい。干渉管理メッセージが送信されるべきでないと決定された(例えば、送信バッファ328が比較的フルである、または、アウトバウンドデータレートが比較的低い)場合には、ノード1204は、受信データのサービスの品質を管理することを続けてもよく、そして図11のフローによって示したように、トラフィックのバックアップが存在するか否かを監視することを続けてもよい。
【0074】
(例えば、比較的空になっている送信バッファ328、または、比較的高いアウトバウンドデータレートによって示したように)ノード1204における送出トラフィックのバックアップが存在していないことが、ブロック1108において決定された場合、ブロック1100において、ノード1204のRUM発生器338がRUMを発生させてもよい。先述したように、いくつかのケースでは、これは、RUMに対する重み値を決定することを伴っていてもよい。ブロック1112によって表したように、ノードFからのデータのノードBの受信を向上させようとして、送信機334が、発生したRUMを送信するかもしれない。
【0075】
図13−図15をこれから参照すると、いくつかの態様では、スケジューリングノードにおいて発生された干渉管理メッセージ(例えば、RUM)に対するサービスの品質表示(例えば、重み)を規定するために、スケジューリングポリシーが使用される。例えば、RUM重み選択は、送信ノードにおいて使用されるスケジューラのタイプを考慮に入れてもよい。階層ツリーのリーフ全体にわたって、サービスの等しいグレード(「EGOS」)を送信ノードが使用した場合、RUM重みは、ツリーの対応するリーフ間で最小のスループットに等しく設定されてもよい。送信ノードがツリーのその直接的な子ノードにわたってEGOSを使用する場合、RUM重みは、ノードの総スループット(例えば、対応するリーフのスループットの合計)に等しく設定されてもよい。
【0076】
図13は、マルチホップネットワーク1300の例を図示している。ここで、ノードAは、ワイヤードアクセスポイントであってもよく、ノードBおよびCはワイヤレスアクセスポイント(例えば、中継ノード)であってもよく、ノードD、E、およびFはアクセス端末であってもよい。ダウンリンクトラフィックフローに対して、データは、最初にノードAを通過し、そして、ノードBまたはノードCのいずれかを通過し、最終的にノードD、E、およびFのうちの1つ以上に行く。したがって、ノードAは、この階層ツリーのルートであり、ノードBおよびCは中間ノードであり、ノードD、E、およびFはツリーのリーフである。
【0077】
実際に、ノードAは、異なる状況において、異なるスケジューリングポリシーを使用してもよい。中間ノードは、選択されたスケジューリングポリシーに基づいて、中間ノードが送信する何らかの干渉管理メッセージに対する重みを計算する異なる方法を使用してもよい。
【0078】
例えば、フルバッファトラフィックモデルのもと、ノードAが、階層ツリーのすべてのリーフにわたってEGOSを使用する場合、ノードD、E、およびFは、サービスの等しい品質(例えば、スループット)を得るだろう。これを実行するために、ノードAは、スループットをノードBに、二度、提供し、ノードCにスループットを提供してもよい。このケースでは、ノードBは、RUM重みとして、ノードDに対するスループットおよびノードEに対するスループットのうちの最小値を使用してもよい。
【0079】
別の例として、ノードAは、その直接の子供にわたってEGOSを使用してもよい。フルバッファモデルのもと、ノードBおよびCは、サービスの等しい品質(例えば、スループット)を得るだろう。このケースでは、ノードBは、RUM重みとして、ノードDのスループットとノードEのスループットとの合計を使用してもよい。
【0080】
上記の原理は、反対方向へのトラフィックフローに等しく適用可能であってもよい。例えば、リバースリンクトラフィックフローは、ノードD、E、およびFから、ノードBおよびCを通して、ノードAに流れてもよい。EGOSがノードBおよびCを通して提供される場合には、ノードAがRUMを送るとき、RUMは、ノードBまたはノードCのスループットに基づいていてもよい。EGOSが、ノードD、E、およびFを通して提供される場合には、ノードAがRUMを送るとき、RUMは、ノードD、E、およびFを組み合わせたスループットに基づいていてもよい。
【0081】
図14は、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定することに関連して実行されるいくつかのサンプル動作を図示している。例示目的のために、図15において示した通信システム1500の文脈において、これらの動作を説明する。ここで、中継ノード1504(例えば、図3のデバイス304)は、アップストリームノード1502(例えば、デバイス302)からデータを受信し、データをダウンストリーム1506(例えば、デバイス306)に送信してもよい。しかしながら、ここでの教示は、他のタイプの構成(例えば、単一ホップ構成)に適用可能であってもよいことを正しく認識すべきである。
【0082】
図14のブロック1402によって表したように、ノード間のトラフィックフローに対して、スケジューリングポリシーが規定されてもよい。この目的のために、ノード1502(または、通信システムの他の何らかのノードまたはコンポーネント)は、特定の基準に基づいてスケジューリングポリシーを規定するスケジューリングポリシー規定器1508を備えていてもよい。例として、システムが音声トラフィックを提供する場合には、階層ツリーのリーフノードのすべてにわたって、EGOSが適用されてもよい。このケースにおいて、トラフィックの等しい量が、それぞれのリーフノード(例えば、アクセス端末)にそれぞれの方向に提供されてもよい。
【0083】
干渉管理メッセージを送るであろう、システムにおけるノードは、サービスの品質表示を発生させる際に使用するために、規定されたスケジューリングポリシーを取得してもよい(便宜のため、以下では、RUM重みの例を使用することにする)。例えば、ノード1504は、スケジューリングポリシー決定器1510を備えていてもよく、スケジューリングポリシー決定器1510は、スケジューリングポリシー情報を受信するために、トランシーバ308および318を通して、スケジューリングポリシー規定器1508と通信する。
【0084】
ブロック1404によって表したように、ノードは、その通信リンクまたはトラフィックフローに対するサービスの品質の予期されるレベル(例えば、スループット)を決定してもよい。先述したように、サービスの品質の予期されるレベルは、スケジューリングポリシーに基づいていてもよい。例えば、図13の中間ノード全体にわたったEGOSのケースでは、ノードBに対する予期されるスループットは、ノードDおよびノードEを通る予期されるスループットの合計を含んでいてもよい。図13のリーフノード全体にわたったEGOSのケースでは、ノードBに対する予期されるスループットは、ノードDまたはノードEのうちのいずれかの、予期される最小スループットを含んでいてもよい。いくつかの態様では、この情報は、対応するトラフィックフローをスケジューリングするノード(例えば、アクセスポイント)によって規定されてもよい。例えば、スケジューリングポリシー規定器1508は、所定のフローに対する予期されるスループットを規定し、この情報をスケジューリングポリシー決定器1510に送ってもよい。代替的に、所定のノード(例えば、スケジューリングポリシー決定器1510)は、(例えば、そのノードに認識されている条件に基づいて)所定のノード自体の予期されるスループットを規定してもよい。
【0085】
ブロック1406によって表したように、ノード1504の干渉制御装置1512が、受信データに関係するサービスの品質が受け入れ可能であるか否かを決定してもよい。先に説明したのと類似した方法において、この動作は、最近受信したデータに関係するサービスの品質メトリックを、サービスの品質関連のしきい値(例えば、ブロック1404において取得されたサービスの品質の予期されるレベルに基づいているRUM送信しきい値)と比較することを伴っていてもよい。
【0086】
サービスの品質が受け入れ不可能である場合には、ブロック1408において、ノード1504のRUM発生器338がRUMを発生させてもよい。先述したように、RUMに対する重みは、スケジューリングポリシーに基づいていてもよい。例えば、RUMの重みは、予期されるサービスの品質(スループット)と、リンクまたはフローに対する実際のサービスの品質との比に基づいて計算されてもよい。
【0087】
実際のサービスの品質は、どのノードがRUMを発生させるかに基づいて、さまざまな方法で決定されてもよい。トラフィックがノード1502からノード1506に流れているとき、ノード1504は、そのトラフィックフローに基づいて、実際のサービスの品質を容易に決定してもよい。トラフィックがノード1506からノード1502に流れているとき、フローのすべては最終的にノード1502を通過するので、ノード1502が、フローの所定のリンクに対する実際のサービスの品質を決定できるかもしれない。
【0088】
ブロック1410によって表したように、RUM発生器338は、ノード1504における干渉を減少させようとして、発生したRUMを送信するために、送信機320と協働してもよい。
【0089】
ここでの教示は、さまざまなタイプのネットワークに適用可能であってもよいことを正しく認識すべきである。例えば、いくつかの態様では、ここでの教示は、同期ワイヤレスネットワークまたは非同期ワイヤレスネットワークのいずれかで実現されてもよい。
【0090】
さらに、いくつかの態様では、ここでの教示は、アドホックワイヤレスネットワークで実現されてもよい。一般的に、アドホックワイヤレスネットワークは、アクセスポイントのような中央調整器を使用せずに、ワイヤレスデバイスが互いに通信できるようにするかもしれない。代わりに、アクセスポイントによってそうでなければ提供されるかもしれない機能性(例えば、ビーコンを発生させ、トラフィックをバッファリングすること)は、アドホックネットワークを形成するワイヤレス端末のすべてで実現されてもよく、および、アドホックネットワークを形成するワイヤレス端末のすべての間で共有されてもよい。先述したのと類似した方法において、アドホックネットワークのノードのうちの1つ以上が、アドホックネットワークの有効なカバレージエリアを拡張するための中継ノードとして機能してもよい。
【0091】
ここでの教示は、少なくとも1つの他のワイヤレスデバイスと通信するための、さまざまなコンポーネントを使用するデバイスに組み込まれてもよい。図16は、デバイス間の通信を促進するために使用されるいくつかのサンプルのコンポーネントを図示している。ここで、第1のデバイス1602(例えば、アクセス端末)および第2のデバイス1604(例えば、アクセスポイント)は、適切な媒体によって、ワイヤレス通信リンク1606を通して通信するように適合されている。
【0092】
最初に、デバイス1602からデバイス1604に情報を送る(例えば、リバースリンク)に際に関係するコンポーネントについて論じる。送信(「TX」)データプロセッサ1608は、データバッファ1610または他のいくつかの適切なコンポーネントからトラフィックデータ(例えば、データパケット)を受け取る。送信データプロセッサ1608は、選択されたコーディングおよび変調スキームに基づいて、それぞれのデータパケットを処理(例えば、エンコード、インターリーブ、シンボルマッピング)し、データシンボルを提供する。一般的に、データシンボルは、データに対する変調シンボルであり、パイロットシンボルは、(アプリオリとして知られている)パイロットに対する変調シンボルである。変調器1612は、リバースリンクに対するデータシンボル、パイロットシンボル、可能であればシグナリングを受信し、変調(例えば、OFDMまたは他の何らかの適切な変調)ならびに/あるいはシステムによって指定されたような他の処理を実行し、出力チップのストリームを提供する。送信機(「TMTR」)1614は、出力チップストリームを処理(例えば、アナログ変換、フィルタリング、増幅、および周波数アップコンバート)し、変調信号を発生させ、アンテナ1616から変調信号を送信する。
【0093】
(デバイス1604と通信している他のデバイスからの信号とともに)デバイス1602によって送信された変調信号は、デバイス1604のアンテナ1618によって受信される。受信機(「RCVR」)1620は、アンテナ1618からの受信信号を処理(例えば、調整およびデジタル化)し、受信サンプルを提供する。復調器(「DEMOD」)1622は、受信サンプルを処理(例えば、復調および検出)し、検出したデータシンボルを提供する。検出したデータシンボルは、他のデバイスによってデバイス1604に送信されたデータシンボルのノイズのある推定値であってもよい。受信(「RX」)データプロセッサ1624は、検出したデータシンボルを処理(例えば、シンボルデマッピング、デインターリーブ、デコード)し、それぞれの送信デバイス(例えば、デバイス1602)に関係するデコードデータを提供する。
【0094】
デバイス1604からデバイス1602への情報(例えば、フォワードリンク)を送る際に関係するコンポーネントについて、これから論じる。デバイス1604では、送信(「TX」)データプロセッサ1626によってトラフィックデータを処理し、データシンボルを発生させる。変調器1628は、フォワードリンクに対する、データシンボル、パイロットシンボル、およびシグナリングを受信し、変調(例えば、OFDMまたは他の何らかの適切な変調)ならびに/あるいは他の関連処理を実行し、出力チップストリームを提供し、送信機(「TMTR」)1630によって出力チップストリームをさらに調整し、アンテナ1618から送信する。いくつかのインプリメンテーションでは、フォワードリンクに対するシグナリングは、電力制御コマンドと、リバースリンク上でデバイス1604に送信しているすべてのデバイス(例えば、端末)に対して制御装置1632によって発生された(例えば、通信チャネルに関連する)他の情報とを含んでいてもよい。
【0095】
デバイス1602では、デバイス1604によって送信された変調信号は、アンテナ1616によって受信され、受信機(「RCVR」)1634によって調整およびデジタル化され、復調器(「DEMOD」)1636によって処理され、検出したデータシンボルを得る。受信(「RX」)データプロセッサ1638は、検出したデータシンボルを処理し、デバイス1602に対するデコードされたデータとフォワードリンクシグナリングとを提供する。制御装置1640は、データ送信を制御するための、および、リバースリンク上でデバイス1604への送信電力を制御するための、電力制御コマンドと他の情報とを受信する。
【0096】
制御装置1640および1632は、それぞれ、デバイス1602およびデバイス1604のさまざまな動作を命令する。例えば、制御装置は、適切なフィルタを決定し、フィルタについての情報を報告し、フィルタを使用して情報をデコードしてもよい。データメモリ1642および1644は、それぞれ、制御装置1640および1632によって使用されるプログラムコードおよびデータを記憶してもよい。
【0097】
図16はまた、通信コンポーネントが、ここで教示したようなトラフィック管理関連動作を実行する1つ以上のコンポーネントを備えていてもよいことを図示している。例えば、トラフィック制御コンポーネント1646は、ここで教示したように、信号を別のデバイス(例えば、デバイス1604)に送信および受信するために、デバイス1602の制御装置1640および/または他のコンポーネントと協働してもよい。同様に、トラフィック制御コンポーネント1648は、信号を別のデバイス(例えば、デバイス1602)に送信および受信するために、デバイス1604の制御装置1632および/または他のコンポーネントと協働してもよい。
【0098】
ここでの教示は、さまざまな装置(例えば、デバイス)に組み込まれ(例えば、さまざまな装置(例えば、デバイス)内で実現される、または、さまざまな装置(例えば、デバイス)によって実行され)てもよい。例えば、それぞれのノードは、アクセスポイント(「AP」)、ノードB、無線ネットワーク制御装置(「RNC」)、eノードB、基地局制御装置(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基地サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)として構成されていてもよく、またはそれぞれのノードを、アクセスポイント(「AP」)、ノードB、無線ネットワーク制御装置(「RNC」)、eノードB、基地局制御装置(「BSC」)、基地トランシーバ局(「BTS」)、基地局(「BS」)、トランシーバ機能(「TF」)、無線ルータ、無線トランシーバ、基地サービスセット(「BSS」)、拡張サービスセット(「ESS」)、無線基地局(「RBS」)と技術的に呼ぶことがあり、または他の何らかの専門用語で呼ぶことがある。また、いくつかのノードをアクセス端末と呼ぶことがある。また、アクセス端末は、加入者局、加入者ユニット、移動局、遠隔局、遠隔端末、ユーザ端末、ユーザエージェント、ユーザデバイス、またはユーザ機器として知られているかもしれない。いくつかのインプリメンテーションでは、アクセス端末は、セルラ電話機、コードレス電話機、セッション開始プロトコル(SIP)電話機、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ワイヤレス接続能力を有しているハンドヘルドデバイス、またはワイヤレスモデムに接続されている他の何らかの適切な処理デバイスを含んでいてもよい。したがって、ここで教示した1つ以上の態様は、電話機(例えば、セルラ電話機またはスマートフォン)、コンピュータ(例えば、ラップトップ)、ポータブル通信デバイス、ポータブルコンピューティングデバイス(例えば、パーソナルデータアシスタント)、エンターテイメントデバイス(例えば、音楽またはビデオデバイス、衛星ラジオ)、グローバルポジショニングシステムデバイス、またはワイヤレス媒体を通して通信するように構成されている他の何らかの適切なデバイスに組み込まれていてもよい。
【0099】
先述したように、いくつかの態様では、ワイヤレスノードは、通信システム向けのアクセスデバイス(例えば、セルラまたはWi−Fiアクセスポイント)を含んでいてもよい。このようなアクセスデバイスは、例えば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを通して、ネットワーク(例えば、インターネットまたはセルラネットワークのようなワイドエリアネットワーク)への、または、ネットワーク(例えば、インターネットまたはセルラネットワークのようなワイドエリアネットワーク)に対する接続性を提供してもよい。したがって、アクセスデバイスによって、別のデバイス(例えば、Wi−Fi局)が、ネットワークまたは他の何らかの機能性にアクセスすることが可能になるかもしれない。
【0100】
このように、ワイヤレスノードによって送信したデータまたはワイヤレスノードにおいて受信したデータに基づいて機能を実行するさまざまなコンポーネントを、ワイヤレスノードは備えていてもよい。例えば、アクセスポイントおよびアクセス端末は、信号(例えば、制御および/またはデータのような情報を伝えるメッセージ)を送信および受信するためのアンテナを備えていてもよい。アクセスポイントはまた、そのアクセスポイントの受信機が複数のワイヤレスノードから受信するデータトラフィックフロー、または、そのアクセスポイントの送信機が複数のワイヤレスノードに送信するデータトラフィックフローを管理するように構成されているトラフィックマネージャを備えていてもよい。さらに、アクセス端末は、受信データに基づいて、表示を出力するように構成されているユーザインターフェースを備えていてもよい。
【0101】
ワイヤレスデバイスは、何らかの適切なワイヤレス通信技術に基づいている1つ以上のワイヤレス通信リンク、またはそうでなければ、何らかの適切なワイヤレス通信技術をサポートする1つ以上のワイヤレス通信リンクを通して通信してもよい。例えば、いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、ネットワークに関係していてもよい。いくつかの態様では、ネットワークは、ローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを含んでいてもよい。ワイヤレスデバイスは、例えば、CDMAや、TDMAや、OFDMや、OFDMAや、WiMAXや、Wi−Fiのような、さまざまなワイヤレス通信技術、プロトコル、または標準規格のうちの1つ以上をサポートしてもよく、またはそうでなければ使用してもよい。同様に、ワイヤレスデバイスは、さまざまな対応する変調または多重化スキームのうちの1つ以上をサポートしても、またはそうでなければ使用してもよい。したがって、ワイヤレスデバイスは、上記のワイヤレス通信技術または他のワイヤレス通信技術を使用して、1つ以上のワイヤレス通信リンクを通して確立および通信するための適切なコンポーネント(例えば、無線インターフェース)を備えていてもよい。例えば、デバイスは、ワイヤレス媒体を通して通信を促進するさまざまなコンポーネント(例えば、信号発生器および信号プロセッサ)を備えていてもよい、関係する送信機および受信機コンポーネント(例えば、送信機310、320、および334、ならびに受信機312、322、および336)に関係するワイヤレストランシーバを備えていてもよい。
【0102】
ここで記述したコンポーネントは、さまざまな方法で実現されてもよい。図17−図20を参照すると、装置1700、1800、1900、および2000のそれぞれは、例えば、1つ以上の集積回路(例えば、ASIC)によって実現される機能を表している一連の相関機能ブロックとして、または、ここで教示した他の何らかの方法で実現されてもよい一連の相関機能ブロックとして表されている。ここで説明したように、集積回路は、プロセッサ、ソフトウェア、他のコンポーネント、またはこれらの何らかの組み合わせたものを備えていてもよい。
【0103】
装置1700、1800、1900、および2000は、さまざまな図面に関して先に記述した機能のうちの1つ以上を実行する1つ以上のモジュールを備えていてもよい。例えば、受信するためのASIC1702は、例えば、ここで説明した受信機に相当していてもよい。送信するか否かを決定するためのASIC1704は、例えば、ここで説明したような送信制御装置に相当していてもよい。受信するためのASIC1802は、例えば、ここで説明したような受信機に相当していてもよい。干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するためのASIC1804は、例えば、ここで説明したような干渉制御装置に相当していてもよい。要求を送るためのASIC1806は、例えば、ここで説明したようなトラフィックモニタに相当していてもよい。データがバッファリングされているか否かを決定するためのASIC1902は、例えば、ここで説明したようなトラフィックモニタに相当していてもよい。干渉管理メッセージを送信するためのASIC1904は、例えば、ここで説明したような干渉制御装置に相当していてもよい。トラフィックスケジューリングポリシーを決定するためのASIC2002は、例えば、ここで説明したようなスケジューリングポリシー決定器に相当していてもよい。サービスの品質表示を発生させるためのASIC2004は、例えば、ここで説明したような干渉制御装置に相当していてもよい。干渉管理メッセージを送信するためのASIC2006は、例えば、ここで説明したような送信機に相当していてもよい。
【0104】
先述したように、いくつかの態様では、これらのコンポーネントは、適切なプロセッサコンポーネントを通して実現されてもよい。いくつかの態様では、これらのプロセッサコンポーネントは、ここで教示したような構成を使用して、少なくとも部分的に実現されてもよい。いくつかの態様では、プロセッサは、これらのコンポーネントのうちの1つ以上の機能性の一部またはすべてを実現するように適合されていてもよい。いくつかの態様では、破線で囲ったボックスによって表したコンポーネントのうちの1つ以上は、オプションである。
【0105】
先述したように、装置1700、1800、1900、および2000は、1つ以上の集積回路を含んでいてもよい。例えば、いくつかの態様では、単一の集積回路は、図示したコンポーネントのうちの1つ以上の機能性を実現してもよいのに対して、他の態様では、1つよりも多い集積回路が、図示したコンポーネントのうちの1つ以上の機能性を実現してもよい。
【0106】
さらに、図17−図20によって表したコンポーネントおよび機能とともに、ここで記述した他のコンポーネントおよび機能は、任意の適切な手段を使用して実現されてもよい。この手段はまた、ここで教示したような対応する構成を使用して、少なくとも部分的に実現されてもよい。例えば、図17−図20の「ASIC向けの」コンポーネントに関連して先に記述したコンポーネントはまた、同様に指定された、機能性の「ための手段」に対応していてもよい。したがって、いくつかの態様では、このような手段のうちの1つ以上は、プロセッサコンポーネント、集積回路、またはここで教示したような他の適切な構成のうちの1つ以上を使用して実現されてもよい。
【0107】
また、「第1の」「第2の」等のような指定を用いた、ここでのエレメントに対する何らかの言及は、一般的に、これらのエレメントの量または順序を制限していないことを理解すべきである。むしろ、これらの指定は、ここでは、2つ以上のエレメント間またはエレメントの例を区別する便利な方法として使用されていることがある。したがって、第1および第2のエレメントに対する言及は、ここでは、2つだけのエレメントを使用したこと、または、第1のエレメントは第2のエレメントに何らかの方法で先行しなければならないことを意味しているわけではない。また、記述がない限り、1組のエレメントは1つ以上のエレメントを含んでいてもよい。
【0108】
さまざまな異なるテクノロジーおよび技術のうちの任意のものを使用して、情報および信号を表してもよいことを、当業者は理解するだろう。例えば、上記の記述全体を通して参照した、データ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁気フィールドまたは微粒子、光学フィールドまたは光学微粒子、あるいはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0109】
さらに、ここで開示した態様に関連して記述した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、およびアルゴリズムステップのうちの任意のものが、電子ハードウェア(例えば、ソースコーディングまたは他の何らかの技術を使用して設計されているかもしれない、デジタルインプリメンテーション、アナログインプリメンテーション、または2つのものを組み合わせたもの)として、(ここでは、便宜のため、「ソフトウェア」または「ソフトウェアモジュール」と呼ぶことがある)命令を組み込んでいるさまざまな形態のプログラムまたは設計コードとして、または両方のものを組み合わせたものとして実現されてもよいことを、当業者はさらに正しく認識するだろう。ハードウェアおよびソフトウェアのこの互換性を明確に図示するために、さまざまな例示的なコンポーネント、ブロック、モジュール、回路およびステップは、一般的に、これらの機能性の観点から、先に記述した。この機能性が、ハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるか否かは、システム全体に課せられている特定のアプリケーションおよび設計制約に依存する。熟練者が、それぞれの特定のアプリケーションの方法を変えて、記述した機能性を実現するかもしれないが、このようなインプリメンテーションの決定は、本開示の範囲から逸脱を生じさせるとして解釈されるべきでない。
【0110】
ここで開示した様態に関連して記述した、さまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイント内で実現されても、あるいは、集積回路(「IC」)、アクセス端末、またはアクセスポイントによって実行されてもよい。ICは、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(「DSP」)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(「FPGA」)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、電気コンポーネント、光コンポーネント、機械コンポーネント、あるいは、ここで記述した機能を実行するように設計されているこれらの任意の組み合わせを含んでいてもよく、IC内に存在する、ICの外側に存在する、または双方に存在するコードまたは命令を実行してもよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替実施形態では、プロセッサは、何らかの従来のプロセッサ、制御装置、マイクロ制御装置、または状態機械であってもよい。プロセッサはまた、例えば、DSPとマイクロプロセッサとを組み合わせたもののような、コンピューティングデバイスを組み合わせたものとして、複数のマイクロプロセッサとして、DSPコアに関連した1つ以上のマイクロプロセッサとして、あるいは、このような他の何らかの構成として実現されてもよい。
【0111】
任意の開示したプロセスにおける、ステップの任意の特定の順序または階層は、サンプルのアプローチの例であることが理解される。設計選択に基づいて、プロセスにおけるステップの特定の順序または階層は、本開示の範囲内のままで再構成されてもよいことが理解される。ここに示した方法クレームは、エレメントのさまざまなステップをサンプルの順序で表現しており、表現した特定の順序または階層に限定することを意味しているわけではない。
【0112】
ここでの開示した態様に関連して記述した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで、プロセッサにより実行されるソフトウェアモジュールで、あるいは、2つのものを組み合わせたもので直接的に具体化されてもよい。(例えば、実行可能な命令や関連データや他のデータを含む)ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバルディスク、CD−ROM、または技術的に知られている他の何らかの形態のコンピュータ読み取り可能記憶媒体のような、データメモリ中に存在していてもよい。サンプルの記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報(例えば、コード)を読み取ったり、記憶媒体に情報(例えば、コード)を書き込んだりできるように、例えば、(ここでは、便宜のため、「プロセッサ」と呼ぶことがある)コンピュータ/プロセッサのような機械に結合されていてもよい。サンプルの記憶媒体は、プロセッサに不可欠であるかもしれない。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICに存在していてもよい。ASICは、ユーザ機器に存在していてもよい。代替実施形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ機器中にディスクリートコンポーネントとして存在していてもよい。さらに、いくつかの様態では、任意の適切なコンピュータプログラムプロダクトは、本開示の態様のうちの1つ以上に関連する(例えば、少なくとも1つのコンピュータによって実行可能な)コードを含むコンピュータ読み取り可能媒体を含んでいてもよい。いくつかの態様では、コンピュータプログラムプロダクトは、パッケージングマテリアルを含んでいてもよい。
【0113】
開示した態様の先の説明は、当業者が本開示を作り、または使用できるように提供されている。これらの態様に対するさまざまな修正は、当業者に容易に明らかになるであろう。また、ここで規定した一般的な原理は、本開示の範囲を逸脱することなく、他の態様に適用されてもよい。したがって、本開示は、ここで示した態様に限定されることを意図しているものではないが、ここで開示した原理および新規な特徴と矛盾しない最も広範囲に一致させるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチホップワイヤレス通信の方法において、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記第1のワイヤレスノードにおいて受信することと、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定することとを含む方法。
【請求項2】
前記干渉管理メッセージは、前記第2のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項2記載の方法。
【請求項4】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードに送信されるバッファリングされたデータの量を示す請求項1記載の方法。
【請求項7】
前記情報は、前記第2のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を示し、
前記干渉管理メッセージを送信するか否かの決定は、前記データの量をしきい値と比較することを含む請求項1記載の方法。
【請求項8】
前記干渉管理メッセージを送信するか否かの決定は、前記データの量が前記しきい値よりも少ないまたは前記しきい値に等しい場合、前記干渉管理メッセージを送信しないことを決定することを含む請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記情報は、バッファフルの表示に関する請求項1記載の方法。
【請求項10】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードと前記第2のワイヤレスノードとの間のデータルーティングパスに対するデータスループットの減少を示す請求項1記載の方法。
【請求項11】
前記情報は、送信制御プロトコル輻輳表示を含む請求項1記載の方法。
【請求項12】
前記第2のワイヤレスノードから前記情報を受信するための要求を送ることをさらに含む請求項1記載の方法。
【請求項13】
マルチホップワイヤレス通信のための装置において、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記第1のワイヤレスノードにおいて受信するように適合されている受信機と、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するように適合されている干渉制御装置とを具備する装置。
【請求項14】
前記干渉管理メッセージは、前記第2のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項13記載の装置。
【請求項15】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項14記載の装置。
【請求項16】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項13記載の装置。
【請求項17】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項16記載の装置。
【請求項18】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードに送信されるバッファリングされたデータの量を示す請求項13記載の装置。
【請求項19】
前記情報は、前記第2のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を示し、
前記干渉制御装置は、前記データの量としきい値との比較に基づいて、前記干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するようにさらに適合されている請求項13記載の装置。
【請求項20】
前記干渉制御装置は、前記データの量が前記しきい値よりも少ないまたは前記しきい値に等しい場合、前記干渉管理メッセージを送信しないようにさらに適合されている請求項19記載の装置。
【請求項21】
前記情報は、バッファフルの表示に関する請求項13記載の装置。
【請求項22】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードと前記第2のワイヤレスノードとの間のデータルーティングパスに対するデータスループットの減少を示す請求項13記載の装置。
【請求項23】
前記情報は、送信制御プロトコル輻輳表示を含む請求項13記載の装置。
【請求項24】
前記第2のワイヤレスノードから情報を受信するための要求を送るように適合されているトラフィックモニタをさらに具備する請求項13記載の装置。
【請求項25】
マルチホップワイヤレス通信のための装置において、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記第1のワイヤレスノードにおいて受信する手段と、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定する手段とを具備する装置。
【請求項26】
前記干渉管理メッセージは、前記第2のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項25記載の装置。
【請求項27】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項26記載の装置。
【請求項28】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項25記載の装置。
【請求項29】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項28記載の装置。
【請求項30】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードに送信されるバッファリングされたデータの量を示す請求項25記載の装置。
【請求項31】
前記情報は、前記第2のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を示し、
前記決定する手段は、前記データの量としきい値との比較に基づいて、前記干渉管理メッセージを送信するか否かを決定する請求項25記載の装置。
【請求項32】
前記決定する手段は、前記データの量が前記しきい値よりも少ないまたは前記しきい値に等しい場合、前記干渉管理メッセージを送信しない請求項31記載の装置。
【請求項33】
前記情報は、バッファフルの表示に関する請求項25記載の装置。
【請求項34】
前記情報は、前記第1のワイヤレスノードと前記第2のワイヤレスノードとの間のデータルーティングパスに対するデータスループットの減少を示す請求項25記載の装置。
【請求項35】
前記情報は、送信制御プロトコル輻輳表示を含む請求項25記載の装置。
【請求項36】
前記第2のワイヤレスノードから前記情報を受信するための要求を送る手段をさらに具備する請求項25記載の装置。
【請求項37】
マルチホップワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記第1のワイヤレスノードにおいて受信するために実行可能なコードと、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するために実行可能なコードとを含むコンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項38】
アクセスポイントにおいて、
アンテナと、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記アンテナを通して前記第1のワイヤレスノードにおいて受信するように適合されている受信機と、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するように適合されている干渉制御装置とを具備するアクセスポイント。
【請求項39】
アクセス端末において、
第1のワイヤレスノードに送信されるデータを第2のワイヤレスノードが有するか否かに関する情報を、前記第1のワイヤレスノードにおいて受信するように適合されている受信機と、
前記情報に基づいて、干渉管理メッセージを送信するか否かを決定するように適合されている干渉制御装置と、
前記受信機を通して受信したデータに基づいて、表示を出力するように構成されているユーザインターフェースとを具備するアクセス端末。
【請求項40】
マルチホップワイヤレス通信の方法において、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定することと、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、干渉管理メッセージを送信することとを含む方法。
【請求項41】
前記第1のワイヤレスノードは、ワイヤレス中継ノードを含む請求項40記載の方法。
【請求項42】
前記干渉管理メッセージは、第3のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項40記載の方法。
【請求項43】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項42記載の方法。
【請求項44】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項40記載の方法。
【請求項45】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項44記載の方法。
【請求項46】
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファのステータスに基づいている請求項40記載の方法。
【請求項47】
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を、しきい値と比較することを含む請求項40記載の方法。
【請求項48】
前記干渉管理メッセージは、前記送信バッファ中のデータの量が前記しきい値よりも多いまたは前記しきい値に等しい場合に送信される請求項47記載の方法。
【請求項49】
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファが空になるレートを決定することを含む請求項40記載の方法。
【請求項50】
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定は、前記第1のワイヤレスノードから前記第2のワイヤレスノードへのデータルーティングパスに対するデータスループットの減少が存在しているか否かを決定することを含む請求項40記載の方法。
【請求項51】
マルチホップワイヤレス通信のための装置において、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定するように適合されているトラフィックモニタと、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、干渉管理メッセージを送信するように適合されている干渉制御装置とを具備する装置。
【請求項52】
前記第1のワイヤレスノードは、ワイヤレス中継ノードを含む請求項51記載の装置。
【請求項53】
前記干渉管理メッセージは、第3のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項51記載の装置。
【請求項54】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項53記載の装置。
【請求項55】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項51記載の装置。
【請求項56】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項55記載の装置。
【請求項57】
前記トラフィックモニタは、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファのステータスに基づいて、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定するようにさらに適合されている請求項51記載の装置。
【請求項58】
前記トラフィックモニタは、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を、しきい値と比較することによって、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定するようにさらに適合されている請求項51記載の装置。
【請求項59】
前記干渉制御装置は、前記送信バッファ中のデータの量が前記しきい値よりも多いまたは前記しきい値に等しい場合に、前記管理メッセージを送信するようにさらに適合されている請求項58記載の装置。
【請求項60】
前記トラフィックモニタは、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファが空になるレートを決定することによって、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定するようにさらに適合されている請求項51記載の装置。
【請求項61】
前記トラフィックモニタは、前記第1のワイヤレスノードから前記第2のワイヤレスノードへのデータルーティングパスに対するデータスループットの減少が存在しているか否かを決定することによって、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定するようにさらに適合されている請求項51記載の装置。
【請求項62】
マルチホップワイヤレス通信のための装置において、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定する手段と、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、干渉管理メッセージを送信する手段とを具備する装置。
【請求項63】
前記第1のワイヤレスノードは、ワイヤレス中継ノードを含む請求項62記載の装置。
【請求項64】
前記干渉管理メッセージは、第3のワイヤレスノードから前記第1のワイヤレスノードへのデータのフローに関係するサービスの品質が不十分であることを示す請求項62記載の装置。
【請求項65】
前記サービスの品質は、データスループットまたは待ち時間に関する請求項64記載の装置。
【請求項66】
前記干渉管理メッセージは、少なくとも1つの他のワイヤレスノードからの干渉送信によって、前記第1のワイヤレスノードにおけるデータの受信が悪影響を受ける度合いの表示を含む請求項62記載の装置。
【請求項67】
前記少なくとも1つの他のワイヤレスノードは、前記干渉管理メッセージに基づいて、少なくとも1つの送信を制限するか否かを決定する請求項66記載の装置。
【請求項68】
前記決定する手段は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファのステータスに基づいて、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定する請求項62記載の装置。
【請求項69】
前記決定する手段は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファ中のデータの量を、しきい値と比較することによって、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定する請求項62記載の装置。
【請求項70】
前記送信する手段は、前記送信バッファ中のデータの量が前記しきい値よりも多いまたは前記しきい値に等しい場合に、前記干渉管理メッセージを送信する請求項69記載の装置。
【請求項71】
前記決定する手段は、前記第1のワイヤレスノードの送信バッファが空になるレートを決定することによって、バッファリングされているデータが存在するか否かを決定する請求項62記載の装置。
【請求項72】
前記決定する手段は、前記第1のワイヤレスノードから前記第2のワイヤレスノードへのデータルーティングパスに対するデータスループットの減少が存在しているか否かを決定することによって、バッファリングされているデータが存在するか否を決定する請求項62記載の装置。
【請求項73】
マルチホップワイヤレス通信のためのコンピュータプログラムプロダクトにおいて、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定するために実行可能なコードと、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、干渉管理メッセージを送信するために実行可能なコードとを含むコンピュータ読み取り可能媒体を含むコンピュータプログラムプロダクト。
【請求項74】
アクセスポイントにおいて、
アンテナと、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定するように適合されているトラフィックモニタと、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、前記アンテナを通して干渉管理メッセージを送信するように適合されている干渉制御装置とを具備するアクセスポイント。
【請求項75】
アクセス端末において、
第2のワイヤレスノードに対する送信のために第1のワイヤレスノードにおいてデータがバッファリングされているか否かを、前記第1のワイヤレスノードにおいて決定するように適合されているトラフィックモニタと、
前記バッファリングされているデータが存在するか否かの決定に基づいて、干渉管理メッセージを送信するように適合されている干渉制御装置と、
別のワイヤレスノードから受信したデータに基づいて、表示を出力するように構成されているユーザインターフェースとを具備するアクセス端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2013−70387(P2013−70387A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2012−240170(P2012−240170)
【出願日】平成24年10月31日(2012.10.31)
【分割の表示】特願2010−546940(P2010−546940)の分割
【原出願日】平成21年2月13日(2009.2.13)
【出願人】(595020643)クゥアルコム・インコーポレイテッド (7,166)
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
【Fターム(参考)】