説明

平面型表示装置用放熱機構

【課題】筐体内で放熱構造を完結し、従来の金属後部筐体と同様のデザイン、コストを保つ平面型表示装置用放熱機構を提供する。
【解決手段】筐体内で熱を伝達するシャーシに対面するファンと、シャーシの表面でファンの吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファンの外側に放射状に配置されるオフセットフィンを備え、オフセットフィンによりシャーシの放熱を高効率で行い、ファンから排熱を行うので、薄型化を行った平面型表示装置の筐体内の温度を従来の平面型表示装置並みにすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プラズマディスプレイテレビ(以下、PDPテレビ)、液晶テレビ、SEDなどの表示装置に関し、特に薄型の平面型表示装置の筐体外郭を効率よく冷却するための放熱機構に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の薄型の表示装置、特にPDPテレビは、大画面高輝度化に伴う消費電力の増加、機器の薄型化はもとより、高密度実装化、デジタル化(IC消費電力の増大、EMI対策によるシールド密閉化)による発熱密度、放熱制約条件の増大、チューナー部一体化等により筐体内温度は上昇する一方であり、放熱を適切に行わないと各部品の品質確保は困難な状況にある。図9に従来のPDPテレビの放熱構造を示す。従来のPDPテレビは、後部筐体601と、前部筐体602と、パネル603と、回路基板604と、前面ガラスパネル605と、シャーシ606と、吸気孔607と、そして、ファン608とから構成されている。
【0003】
従来のPDPテレビは、熱対策としてシャーシ606と、回路基板604と、ファン608の各々の間に空気を流す隙間が約60mmあり、ファン空冷による熱気の筐体外への排出あるいは放熱板609への熱拡散による自然空冷で各種部品の温度上昇を抑制してきた。
【0004】
しかし、更なる薄型化を考慮したとき、ファン608の吸気口がシャーシ606に近づき流路抵抗の増大によるファン風量が低下することと、高密度実装化により発熱密度が増加し放熱効率が低下するという問題が新たに生じる。さらに、回路基板604とシャーシ606間の隙間が数mmと狭くなり、その回路基板604下のスペースを空気が流れなくなるため、従来のPDPテレビ筐体と比較して、回路基板604を冷却する空気が回路基板604の上半分だけとなり、放熱面積が半分になるため、熱交換が不十分となり、充分な放熱ができなくなる。
【0005】
このように、薄型化することで熱交換が不十分になるため、筐体内部に熱気がこもると、筐体外郭表面、特に筐体上部において部分的に温度上昇が著しくなる。実験では、周囲温度25℃に対し筐体上部が20℃前後温度上昇して45℃前後になっているのが現状である。その状況下で、プラズマディスプレイテレビの角度を変える場合、金属後部筐体に手を掛けて回転させることとなり、使用中に人体が45℃前後に加熱された金属と接触するため、熱く感じて不快感を持つことやテレビが壊れているのではないかと不安感をあたえてしまうといった問題がある。
【0006】
上記のような問題に対して、薄型の表示装置の筐体上部温度を下げるため、薄型表示装置の後部筐体の表面の少なくとも排気孔群の領域にフロッキー加工による植毛を施している。そして、この薄型表示装置は植毛によって、排気孔群の領域表面の熱伝導度を低くしている(例えば、特許文献1を参照)。
【特許文献1】特開2003−29648号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、前記従来の構成では、人体が直接金属筐体に触れることを防止して金属の熱さを感じにくくしているが、筐体外郭の温度を直接、低減するものではないため、デザイン上の問題、追加部品によるコストアップなどの別の課題が生じてしまう。
【0008】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、筐体外郭の温度を直接、低減することで、金属後部筐体を用いた薄型表示装置の不快感、不安感を解消することができ、さらに、筐体内で放熱構造を完結しているため、従来の金属後部筐体と同様のデザイン、コストを保つ平面型表示装置用放熱機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記従来の課題を解決するために、本発明の平面型表示装置用放熱機構は、筐体内で熱を伝達するシャーシに対面するファンと、シャーシの表面でファンの吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファンの外側に放射状に配置されるオフセットフィンを備え、オフセットフィンによりシャーシの放熱を高効率で行い、ファンから排熱を行う。
【0010】
本構成によって、薄型化を行った平面型表示装置の筐体内の温度を従来の平面型表示装置並みにすることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、放熱面積増加により放熱効率増加することで、薄型化のために減少したファン風量でも外装上部に熱を溜めることなく熱を排気可能となり、金属後部筐体を用いた薄型の表示装置の人体への触感温度を低減し、不快感、不安感を解消することを可能とし,これにより、使用者に熱による筐体温度上昇の無い薄型ディスプレイテレビ(液晶やSED,等含む)を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0013】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置100aの後部筐体101を取り外した内部構成を示す分解斜視図で、図1(a)は全体図で、図1(b)はオフセットフィンの拡大図である。
【0014】
本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置100aは、後部筐体101と、前部筐体102と、パネル111、シャーシ103と、ファン104と、オフセットフィン105aと、回路基板106とから構成されている。
【0015】
前記後部筐体101は鉄を主成分とする材料から作製されている。後部筐体101の下部には吸気口107、上部には排気口108が設けられている。吸気孔107は、直径3〜5mmの複数の円形孔で構成され、円形孔は中心間隔6〜8mmピッチで縦20〜30mm×横250〜1200mm程度の領域に並んでいる。また、吸気孔107が形成されている領域は、開口率としては、30〜60%程度となっている。排気口108は、吸気孔107と同様の開口率でファン104のケースサイズと同じサイズでファン104の領域に設けられている。
【0016】
前部筐体102はアルミニウムを主成分とする材料から作製されている。前面筐体102と後部筐体101が組合い、表示装置100aの他の構成を覆う。
【0017】
パネル111は、プラズマ放電により画像を表示させる。この画像を表示する際に、パネル111は、プラズマ放電により余分な熱を発生させてしまう。パネル111で発生する熱の大半は、シャーシ103に熱伝達される。
【0018】
シャーシ103は、アルミニウムを主成分とする材料から作製され、パネル111の裏面に貼付けられている。シャーシ103は、パネル111の強度向上とパネル111が発生させた熱を熱伝達して放熱する機能を有している。そして、シャーシ103は、パネルと反対側にシャーシ103上部にファン104を、シャーシ103中央部に回路基板106を取り付けるためのボス109を形成している。
【0019】
ファン104は、軸流ファンや遠心ファンなど空冷用のファンで、シャーシ103上部のボスにビス止めされている。
【0020】
オフセットフィン105aは、アルミニウムを主成分とする材料から作られており、シャーシ103に貼付けられている。また、図1(b)に示すように、オフセットフィン105aは、板厚0.1mmで縦2mm×横2mm×高さ1mmのコの字型のフィン形状を有し、平面状に上下互い違いに連続した形状である。また、オフセットフィン105は熱を遠赤外線にして放熱する輻射特性をもつセラミックを材料とした高輻射塗料(輻射係数:0.96)を塗布している。コの字型のフィン形状と高輻射塗料により、シャーシ103から伝達された熱を遠赤外線に変換して放熱効率を向上している。
【0021】
回路基板106は、パネル駆動回路用の電子部品が実装されている基板などで、シャーシ103中央部のボス109にビス止めされている。
【0022】
ここで、本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の空気の流れについて説明する。図2は本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の内部構成を示す断面図である。
【0023】
本発明のPDPテレビは、筐体厚みを従来の半分以下の約30mmに薄型化しているので、図2に示すようにファン104の吸気口がシャーシ103に接近し、ファン104の吸気口とシャーシ103の隙間が3mmと狭くなり、流路抵抗が高くなりファン104の風量が低下し、排気効率が著しく低下している。
【0024】
そこで、本発明の実施の形態1では、ファン104による排気効率が低くても従来のPDPテレビ並みの排熱効率をさせるため、シャーシ103からの放熱をオフセットフィン105aの最適配置により改善することとした。
【0025】
ここで、オフセットフィンの放熱特性について模擬的に説明する。図3は、本発明の第1の実施形態にかかわるオフセットフィンの放熱特性を示す図である。図3(a)は、シャーシ203上で左側にオフセットフィン201と右側にくし型フィン202を配置したときのフィン内部の空気流れを示す。また、図3(b)は、各フィンの断面図でありフィン内部に示した矢印は、熱の移動経路を表しており、さらに、放熱面からの波矢印は、空気への放熱の状態を示している。
【0026】
まず、各々のフィンの有効な放熱面に関しては、図3(b)に示すように、フィン間の隙間に風が通ることになり、くし型フィン202は波矢印a〜eの5面となっているのに対して、オフセットフィン201は、オフセットフィン201とシャーシ203とで囲まれた空間にも風が流れるので、オフセットフィン201の有効放熱面は、波矢印a〜gの7面となる。つまり、オフセットフィン201は、シャーシ203からの熱をくし型フィン202と比較して1.4倍の放熱面積で放熱するので、限られたスペースにおいて効率良く放熱することが可能となる。
【0027】
次に、本発明の実施の形態1における表示装置における断面方向のオフセットフィンの配置について、図2にて説明する。筐体内を流れる空気流れは、特にファン104の吸気口が回路基板106よりもシャーシ103側に近づくため、ファン104の吸気口付近で90°近い角度で折れ曲がり、その後、ファン104にて排気される。その際、吸気口に向かう風の通風抵抗を低減するために整流ダクト110をファン104の手前に設置する。これにより、風速の速い流れをファン吸気口に集中させることができる。
【0028】
そして、その風速の速い風がオフセットフィン105aを通過する際、シャーシ上面の対流効果を促進し、効果的に放熱させるため、オフセットフィン105aをファン104とシャーシ103の間の狭い空間で、ファン104の吸気口周辺20mmの範囲に配置する。
【0029】
次に、図4を用いて、オフセットフィンの平面方向の配置条件について説明する。図4(a)は、本発明の第1の実施形態にかかわるオフセットフィンの平面方向の配置条件を示す図である。オフセットフィン105aは、ファン104の吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファン104の外側に放射状に配置している。これは、ファン104の吸い込み口の直下にオフセットフィン105aを追加した場合、流路抵抗が増加しファン104の風量を著しく減少させるため、この風量減少を防止するためである。
【0030】
また、図4(b)に示すように、短軸と長軸の長さの比を1:2とする楕円の中心を壁と隣接するファンケースの上端辺の中心とし、その楕円の放射線状に配置することで、ファン104の風量を著しく低下させることなく有効放熱面積を増加することができ、排熱効率を増加することが可能となる。
【0031】
次に、図5において、熱量移動に関して、説明します。図5は本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の熱移動を示す図である。図5(a)は全体の概要図で、図5(b)はオフセットフィンありの場合の筐体上部の熱量移動の領域A拡大図で、図5(c)はオフセットフィンなしの場合の筐体上部の熱量移動の領域A拡大図である。
【0032】
図5(c)のようにオフセットフィンを配置しない場合は、シャーシ103からの熱量をファン104によって十分に放熱しきれないため、シャーシ103に溜まった熱量が前部筐体102及び後部筐体101へ熱量移動し、前部筐体102及び後部筐体101の表面温度の上昇を発生させていた。
【0033】
そこで、図5(b)のようにオフセットフィン105aをファン104の吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファン104の外側に放射状に配置することで、シャーシ103に溜まっていた熱量がオフセットフィン105aで高効率に放熱され、ファン104から排熱させる。そのため、シャーシ103のオフセットフィン105aが配置された部分の温度が下がり、シャーシ103から前部筐体102及び後部筐体101への熱移動がなくなり、逆に、前部筐体102及び後部筐体101の熱量がシャーシ103のオフセットフィン105aが配置された部分へ移動する。これにより、前部筐体102及び後部筐体101の表面温度が図5(b)のオフセットフィンを配置しない場合と比較して5℃低下することができた。
【0034】
かかる構成によれば、筐体の薄型化によりファンがシャーシに近づき、排気効率が低減した場合に、従来のくし型フィンより有効な放熱面積が多い薄型PDPテレビに好適なオフセットフィンをファンの吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファンの外側に放射状に配置することで、シャーシ上面の対流効果を促進させ、従来のPDPテレビ並みの排熱効率になり、金属後部筐体を用いた薄型の表示装置の人体への触感温度を低減し、使用者に熱による筐体温度上昇の不快感、不安感を解消することができ、さらに、筐体内で放熱構造を完結しているため、従来の金属後部筐体と同様のデザイン、コストを保つ
薄型ディスプレイテレビ(液晶やSED等含む)を提供することができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2は、実施の形態1のオフセットフィンを1つに連結させ、更に、後部筐体と前部筐体に接続したことが異なる。これにより、後部筐体と前部筐体の熱をオフセットフィンによりファンの周囲まで熱伝導させて、ファンで排熱して冷却効率を向上させる。
【0035】
図6は、本発明の第2の実施形態にかかわる表示装置100bの後部筐体101を取り外した内部構成を示す分解斜視図である。
【0036】
本発明の第2の実施形態にかかわる表示装置100bは、後部筐体101と、前部筐体102と、パネル111と、シャーシ103と、ファン104と、オフセットフィン105bと、回路基板106とから構成されている。実施の形態1との違いは、オフセットフィン105bの形状が異なり、後部筐体101に溜まった熱量を熱伝導の利用により、オフセットフィン105bへ積極的に熱量移動させファン104により排熱する構造を適用しているところにある。
【0037】
次に、本発明の第2の実施形態にかかわるオフセットフィン105bの配置について説明する。図7は本発明の第2の実施形態にかかわる薄型PDPテレビの背面図である。図7(a)は本発明の第2の実施形態にかかわる薄型PDPテレビの背面図で、図7(b)は領域Aの側面から見た詳細図で、図7(c)は領域A:ファンとそれを取り巻くフィンで、図7(d)はオフセットフィンの外形形状斜視図である。
【0038】
オフセットフィン105bの外形形状は、図7(d)に示すような実施の形態1の放射状に配置した各オフセットフィンを一つに連結したU字型形状である。また、断面方向についての配置は、図7(b)のように、オフセットフィン105bを後部筐体101と前部筐体102との間に挟み込むような形で設置し、そこからシャーシ103上面に向けて伸ばしていき、シャーシ103上に熱伝導シートにて固定する。また、平面方向については、図7(c)のように、実施の形態1と同様、オフセットフィン105bは、ファン104の吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファン104の外側に放射状に配置している。
【0039】
次に、熱量移動に関して説明する。図8は本発明の第2の実施形態にかかわる表示装置の熱移動を示す図である。図8(a)は全体の概要図で、図8(b)はオフセットフィンありの場合の筐体上部の熱量移動の領域A拡大図で、図8(c)はオフセットフィンなしの場合の筐体上部の熱量移動の領域A拡大図である。
【0040】
図8(c)のようにオフセットフィンを配置しない場合は、シャーシ103からの熱量をファン104によって十分に放熱しきれないため、シャーシ103に溜まった熱量が前部筐体102及び後部筐体101へ熱量移動し、前部筐体102及び後部筐体101の表面温度の上昇を発生させていた。
【0041】
そこで、図8(b)のようにオフセットフィン105bをファン104の吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファン104の外側に放射状に配置することで、シャーシ103に溜まっていた熱量がオフセットフィン105bで高効率に放熱され、ファン104から排熱させる。そのため、シャーシ103のオフセットフィン105bが配置された部分の温度が下がり、シャーシ103から前部筐体102及び後部筐体101への熱移動がなくなり、逆に、前部筐体102及び後部筐体101の熱量がシャーシ103のオフセットフィン105bが配置された部分へ移動する。更に、前部筐体102及び後部筐体101の上部の熱が、後部筐体101及び前部筐体102で挟み込んだオフセットフィン105bへ熱伝導により熱量を積極的に移動させる。これにより、前部筐体102及び後部筐体101の表面温度が図8(b)のオフセットフィンを配置しない場合と比較して7℃低下することができた。
【0042】
かかる構成によれば、筐体の薄型化によりファンがシャーシに近づき、排気効率が低減した場合に、従来のくし型フィンより有効な放熱面積が多い薄型PDPテレビに好適なオフセットフィンをファンの吸い込み口の直下を除くファンケース直下からファンの外側に放射状に配置することで、シャーシ上面の対流効果を促進させ、更に、各オフセットフィンを一つに連結したU字型形状とし、後部筐体と前部筐体で挟み込み積極的に熱を移動させる構造をとることで、シャーシ上面の対流効果を促進させ、従来のPDPテレビ並みの排熱効率になり、金属後部筐体を用いた薄型の表示装置の人体への触感温度を低減し、使用者に熱による筐体温度上昇の不快感、不安感を解消することができ、さらに、筐体内で放熱構造を完結しているため、従来の金属後部筐体と同様のデザイン、コストを保つ
薄型ディスプレイテレビ(液晶やSED等含む)を提供することができる。
【産業上の利用可能性】
【0043】
本発明にかかる平面型表示装置用放熱機構は、回路基板とファン間のシャーシ上に配置するオフセットフィンと排気するファンを備え、オフセットフィン上に集熱を図り、ファンにより強制的に外気へ熱を吐き出すことにより、金属後部筐体を用いた薄型の表示装置の人体への触感温度を低減し、不快感、不安感を解消することが可能となるので、薄型表示装置の筐体外郭を効率よく冷却するための放熱機構において有用である。
【図面の簡単な説明】
【0044】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の内部構成を示す分解斜視図
【図2】本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の内部構成を示す断面図
【図3】本発明の第1の実施形態にかかわるオフセットフィンの放熱特性を示す図
【図4】本発明の第1の実施形態にかかわるオフセットフィンの平面方向の配置条件を示す図
【図5】本発明の第1の実施形態にかかわる表示装置の熱移動を示す図
【図6】本発明の第2の実施形態にかかわる表示装置の内部構成を示す分解斜視図
【図7】本発明の第2の実施形態にかかわるオフセットフィンの平面方向の配置条件を示す図
【図8】本発明の第2の実施形態にかかわる表示装置の熱移動を示す図
【図9】従来のPDPテレビテレビの断面図
【符号の説明】
【0045】
100a、100b 表示装置
101 後部筐体
102 前部筐体
103 シャーシ
104 ファン
105a、105b オフセットフィン
106 回路基板
107 吸気口
108 排気口
109 ボス
110 整流ダクト
111 パネル
201 オフセットフィン
202 くし型フィン
203 シャーシ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
筐体内で熱を伝達するシャーシに対面するファンと、
前記シャーシの表面で前記ファンの吸い込み口の直下を除くファンケース直下から前記ファンの外側に放射状に配置されるオフセットフィンを備えることを特徴とする平面型表示装置用放熱機構。
【請求項2】
前記オフセットフィンをU字型形状で連結させ、前記U字型形状の両端を前記筐体の高温部に接続することを特徴とする請求項1に記載の平面型表示装置用放熱機構。
【請求項3】
前記オフセットフィンは、コの字形状の凹凸が連続して形成され、面方向に連続した孔を有することを特徴とする請求1または2に記載の平面型表示装置用放熱機構。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2010−117543(P2010−117543A)
【公開日】平成22年5月27日(2010.5.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−290539(P2008−290539)
【出願日】平成20年11月13日(2008.11.13)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】