説明

広告の黙示的な評価

広告に対するユーザの共鳴度を測定するための方法である。広告は、コンテンツプロバイダによって配信されている番組のコマーシャル時間中にユーザに配信される。各広告には、一意的な識別子および少なくとも1つのタグが付けられる。タグは広告の属性を記述するものである。広告が終了する前にユーザが広告の視聴を止めたいということを示すユーザからの入力が、広告が提示されている間に受信される。広告に対するユーザの関心度は、ユーザが以前に広告を見た時間の長さに基づいて判断され、ユーザの視聴行動の事実はユーザプロフィールデータベースに保存される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、広告の黙示的な評価に関する。
【背景技術】
【0002】
オンラインメディアコンテンツプロバイダは、自己のサービスを介して番組を配信する見返りとして利益を得るために広告を使用する。全てのプロバイダと同じように、視聴者が提示された広告を見ていること、および広告が的確な視聴者に向けられていることを、広告主に確約できることが望ましい。種々の種類のフィードバックメカニズムが開発されているが、全てのフィードバックメカニズムがある意味において限界がある。一般的にユーザには、配信される番組を見るためには必ず見なければならない広告が提示される。
【0003】
いくつかのコンテンツプロバイダは、ウェブサイトで入手可能なコンテンツを見るためにおよびユーザに関する所定量の情報を得るために、ユーザにサインイン(sign-in)を要求する。サインインの処理は、しばしばユーザに所定量の情報を入力するよう要求する。例えば、ユーザ名、苗字、名前、性別、電子メールアドレス、生年月日等の情報をユーザに入力させる。サインインの処理はまた、ユーザが選択して興味をもっていることを示すことができる内容のカテゴリを表示する。入力された情報の正確性についてはしばしば、コンテンツプロバイダによって確認されない。その結果、コンテンツプロバイダは情報の正確性に確信が持てず、コンテンツに対して広告を売る際に限定的なレベルの細分性(granularity)しか提供できない。
【発明の概要】
【0004】
本発明の1つの態様は、ユーザが広告にどれくらい共鳴したかを測定する方法である。広告は、コンテンツプロバイダによってユーザに配信される番組のコマーシャル時間中にユーザに配信される。各広告には、一意的な識別子と少なくとも1つのタグが付けられる。タグは広告の属性を記述するものである。広告を表示している間、本発明によれば、ユーザは広告の全てまたは一部を飛ばす(スキップする)ことができる。ユーザが広告に興味を持ったかどうかは、ユーザが広告を見た時間の長さに基づいて判断される。このユーザの視聴行動の事実の記録が作成され、ユーザプロフィールデータベースに保存され、ユーザ視聴行動の検索可能データベースが作成される。ユーザ視聴行動の関係が明確にされ、広告主が広告の狙いどころを把握できるようになり、さらに、コンテンツプロバイダには、この情報に対して料金請求をすることによって利益を得る能力を与える。
【0005】
1つの実施形態において、ユーザには、コマーシャル時間中にどの広告を最初に見たいかを選択できる機会が与えられる。コンテンツプロバイダによってユーザに配信されている番組の途中で次に配信されるコマーシャル時間を特定できたならば、広告サーバは広告データベースから少なくとも2つの広告を選択する。各広告には一意的な識別子が付けられていると共に、広告の属性を記述する少なくとも1つのタグも付けられている。選択された広告はユーザに配信され、ユーザに選択してもらうために表示される。ユーザが複数の広告の中から1つの広告を選択したことを示す入力がユーザから受信されると、ユーザ視聴行動の記録が作成され、ユーザプロフィールデータベースに保存される。選択された広告は、コマーシャル時間が始まると、ユーザに配信される。
【0006】
本発明の1つの態様は、ユーザが広告にどれくらい共鳴したかを測定するシステムを提供することである。このシステムは、コンテンツサーバと、広告サーバと、ユーザプロフィールデータベースと、ユーザ行動エンジンとを含む。コンテンツサーバは、番組のコマーシャル時間中に少なくとも1つの広告をユーザに配信することができる。各広告には一意的な識別子と広告の属性を記述する少なくとも1つのタグとが付けられている。広告サーバは、広告が終了する前にユーザが広告の視聴を止めたいということを示す入力をユーザから受信する。また、広告サーバは、ユーザが広告を見た時間の長さに基づいて各広告に対するユーザの興味を判断する。さらに、広告サーバは、各広告に関するユーザ視聴行動の記録をユーザプロフィールデータベースに加える。ユーザプロフィールデータベースは、ユーザ視聴行動の各記録を保存することができる。このシステムはさらに、ユーザ視聴行動の各記録に保存されたデータ間の関係を明確にするユーザ行動エンジンを備えている。この関係は広告主に提供され、広告主が自分の広告の狙い所を絞れるようにする。また、この関係を使用すると、コンテンツプロバイダは広告主への情報提供に対する追加収益をあげることができる。
【0007】
本発明の1つの態様は、コマーシャル時間中に提示される各広告の全ての時間をユーザに視聴してもらえるようにすることである。本発明は、当初に決められたコマーシャル時間を延長することによって、コマーシャル時間中に提示される少なくとも1つの広告をスキップすることを選択したユーザに効果的にペナルティを与えることができる。例えば、コマーシャル時間が当初は60秒に設定されており、ユーザが後半の30秒の広告を15秒見た後にスキップする(前半の30秒の広告はすでに見ている)と、本発明はさらに第3の30秒の広告を配信する(コマーシャル時間は15秒しか残っていないが)。もし、ユーザが第3の広告を全て見ると、ユーザは当初設定されていた60秒の広告の代わりに75秒の広告を見ることになる。いくつかの実施形態において、本発明はコマーシャル時間が残っているにもかかわらず、ユーザを番組に戻す。
【0008】
この「発明の概要」は「発明を実施するための形態」において詳細に後述される本発明の内容の中から選択された内容の概要を説明するものである。この「発明の概要」は特許請求の範囲に記載された内容の重要な特徴や本質的な特徴を特定するためのものではないし、特許請求の範囲に記載された内容の範囲を決める際の補助として用いられるという意図もない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は例示的なコンテンツ配信ネットワークのブロック図である。
【図2】図2は図1に基づいて説明されるネットワークにおいて使用されるのに適した処理システムを示す図である。
【図3】図3は広告主から受信された広告を保存するための例示的なステップを示すフローチャートである。
【図4】図4はユーザに広告を配信する実施形態のフローチャートである。
【図5】図5はユーザ視聴行動の事実を保存する例示的なステップを示すフローチャートである。
【図6】図6はユーザが広告に興味を持ったかを判断する実施形態のフローチャートである。
【図7】図7は広告に対するユーザの興味を判断する他の実施形態のフローチャートである。
【図8A】図8Aはユーザ関心度テーブルの例を示す図である。
【図8B】図8Bはユーザ関心度テーブルの例を示す図である。
【図9】図9は広告の一部配信に課金する実施形態のフローチャートである。
【図10】図10は広告の配信に課金をするための例示的な視聴時間テーブルを示す図である。
【図11】図11は広告の配信に課金をするための視聴時間テーブルの他の実施形態を示す図である。
【図12】図12はユーザに広告を配信する他の実施形態のフローチャートである。を示す図である。
【図13】図13は広告に関するフィードバックを広告主に提供する実施形態のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に記載された技術は、ユーザが広告の一部の視聴をスキップしたかを監視することによって、広告のターゲティングを改良する。ユーザには、オンラインメディアコンテンツプロバイダによって提供されるコンテンツの合間の時間に提示される広告の全部または一部をスキップする機会が与えられる。ユーザが広告を見るたびに、ユーザの視聴行動の記録がユーザプロフィールデータベースに保存される。各記録は、広告ID、内容タグ、ユーザが広告を見た時間の長さ、およびユーザ識別子等の情報を含む。記録を作成および保存することにより、番組中に存在する広告の時間枠を収益にするコンテンツプロバイダの能力が増大する。また、広告主にとっては、ユーザに関する情報をユーザに尋ねることなく、広告のターゲティングを改善することができる。
【0011】
図1は、本明細書に記載された方法を実施するための例示的なコンテンツ配信ネットワーク100を示している。このネットワーク100は、コンテンツサーバ102と、広告サーバ104と、ユーザプロフィールデータベース106と、ユーザ行動エンジン108とを含む。コンテンツ配信ネットワーク100は、適切なネットワークの一例に過ぎず、本発明の用途または機能の範囲についていかなる限定を示唆する意図も無い。また、このネットワーク100は、例示的なネットワーク100に示されているコンポーネントのいずれか1つまたは組み合わせに関する従属性または要件を有すると解釈されるべきではない。
【0012】
コンテンツサーバ102を利用すると、コンテンツプロバイダはデジタルコンテンツをユーザに配信することができる。コンテンツプロバイダは、本明細書において放送局(例えば、ABC、NBC等)と称されるか、コンテンツアグリゲータ(例えば、HULU.com)と称される。放送局は通常、ウェブサイトを所有しており(例えば、ABC.com)、ユーザは放送局によって製作された好みのテレビ番組の一話のデジタルビデオコンテンツを流すことができる。コンテンツアグリゲータは種々の放送局によって製作されたデジタルコンテンツ(例えば、テレビ番組の複数回分の放送)を1つのウェブサイトに収集し、コンテンツをウェブサイトを介してユーザに入手可能な状態にする。このウェブサイトから収益を上げるために、放送局およびアグリゲータはしばしば、コンテンツを配信している間に少なくとも1つのコマーシャル時間を提供する。この時間内において、少なくとも1つの広告が提供される。詳細については後述するが、コマーシャル時間中に配信される広告はしばしば、広告をユーザに表示するためにコンテンツプロバイダに料金を支払っている第三者によって提供される。広告の時間の長さは種々あり、製品および/またはサービスの販売促進をする。
【0013】
図1におけるユーザ視聴装置132は、デスクトップコンピュータ用またはテレビ用のディスプレイとして図示されている。ユーザ視聴装置132は単なる例示であり、デジタルコンテンツを(有線または無線で)視聴または受信できる任意の装置であってよい。例えば、ユーザ視聴装置は、これらに限定されないが、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、PDA(personal digital assistant)、ネットブック、家庭用電子機器(たとえば、テレビおよびテレビセットトップボックス)、およびデジタルコンテンツを受信して表示することができる技術分野で公知の他の任意の装置であってよい。
【0014】
コンテンツサーバ102は、インターネット150を介して1つまたは複数の視聴装置132と通信可能になっている。図1に示された1つの視聴装置132は単なる例示であり、本明細書に記載された本発明の範囲を限定する意図はない。
【0015】
図1には、広告サーバ104が広告主130から広告コンテンツを受信することが示されている。広告サーバ104は、広告エンジン110と広告データベース112とを備えている。広告サーバ104は、インターネット150を介して1つまたは複数の視聴装置132と通信可能になっている。下記において詳述されるように、広告サーバは広告を視聴装置132に配信し、ユーザ視聴行動の記録を保存のためにユーザプロフィールデータベース106に配信する。広告サーバ104の内部で、または広告サーバ140と連動して作動しているのは、広告送信エンジン110であり、エンジンはユーザに送信すべき広告を選択する際に使用される。1つの実施形態において、広告送信エンジン110はジャバスクリプト(JavaScript)を用いて実装される。
【0016】
広告送信エンジン110は、複数の機能を実行する。広告コンテンツファイル(例えば、.wmv fileや.mp3 file等)を広告主130から受信すると、広告エンジンは、一意的な識別子(ID)を広告に割り当てる。また、広告エンジン110は、広告主130から受信された広告に付随しているメタデータを識別する。メタデータを使用して広告エンジン110は関連する内容のタグを選択し、タグを広告コンテンツファイルに追加する。一意的なIDとタグが付けられている広告は、広告データベース112に保存される。さらに、コンテンツサーバ102から要求を受信すると、広告エンジン110は広告データベース112からユーザ(例えば、視聴装置132)に送信すべき複数の広告を選ぶ。コンテンツサーバは、特定の1つのコンテンツに関連している1つまたは複数のコマーシャル時間枠に広告が欲しいという要求を出す。通常考えられるように、オンラインコンテンツプロバイダからのコンテンツを視聴することは、ウェブブラウザ内のインターフェースにおいて行われるか、ユーザの装置のメディアプレーヤアプリケーションを用いて行われる。インターフェースおよびメディアプレーヤアプリケーションは周知の制御を含んでおり、ユーザは、コンテンツのセグメントの再生、一時停止、巻き戻し、早送り、およびスキップを行うことができる。このような制御の機能は、コンテンツプロバイダによって使用可能にしたり、使用不可能にしたり、制限することができる。
【0017】
本発明によれば、早送りおよび/またはスキップ等の制御は、広告枠に広告を提示している間に使用可能にされる。「スキップ」というユーザによる入力および広告は、広告サーバによって記録および解釈され、ユーザプロフィールデータベースに保存される。さらに、本明細書に記載されているように、コマーシャルの時間枠に割り当てられた時間を埋めるために追加の広告が提供されることもある。
【0018】
ユーザプロフィールデータベース106は、広告への関心度を各ユーザに関連付けるユーザ視聴行動の記録を含む。各ユーザごとに、およびユーザによって見られた各広告ごとに、ユーザが広告に関心を持ったか、関心を持たなかったか、並びに視聴時間、広告内容タグおよびユーザに関する情報(例えば、ユーザ識別子)等のデータを記憶する記録が保存される。ユーザ行動エンジン108は、ユーザプロフィールデータベース106に保存されているユーザ視聴行動の記録を収集および分析する。ユーザ行動エンジン108の更なる詳細は後述する。
【0019】
コンテンツサーバ102、広告サーバ104、ユーザプロフィールデータベース106、およびユーザ行動エンジン108は、1つまたは複数の処理装置(例えば、図2に基づいて説明される装置)を使用して実装される。図2を参照すると、本発明の技術内容を実装する例示的なシステムは、コンピュータ210として示されている汎用コンピューティングデバイスを含んでいる。コンピュータ210のコンポーネントは、処理ユニット220と、システムメモリ230と、システムメモリを含む種々のシステムコンポーネントを処理ユニット220へ接続するシステムバス221とからなるが、これらに限定されない。システムバス221は、複数の種類のバス構造のいずれかであってよい。例えば、メモリバス、メモリコントローラ、周辺バス、ローカルバス(種々のバスアーキテクチャのいずれかを使用する)のいずれかであってよい。例として、これに限定されないが、上記アーキテクチャとは、ISA(Industry Standard Architecture)バス、MCA(Micro Channel Architecture)バス、EISA(Enhanced ISA)バス、VESA(Video Electronics Standards Association)ローカルバス、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスである。PCIバスはメザニン(Mezzanine)バスとして知られている。
【0020】
コンピュータ210は通常、種々のコンピュータ可読媒体を含む。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ210によってアクセスされ得る任意の入手可能な媒体でよく、揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含む。例として、これに限定されないが、コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体および通信媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、情報(例えば、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータ)を記憶するための任意の方法または技術において実装される揮発性および不揮発性、取り外し可能および取り外し不可能な媒体を含む。コンピュータ記憶媒体は、例えば、これらに限定されないが、RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリまたはその他のメモリ手段、CR−ROM、DVDその他の光学ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージまたはその他の磁気記憶デバイス、または所望の情報を記憶するのに使用することができおよびコンピュータ210によってアクセスすることができる任意の他の媒体を含む。例として、これらに限定されないが、通信媒体は、有線ネットワークまたは直接有線接続等の有線媒体と、RF媒体、赤外線媒体およびその他の無線媒体等の無線媒体とを含む。上記したものの任意の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
【0021】
システムメモリ230は、ROM(read only memory)231およびRAM(random access memory)232等の揮発性および/または不揮発性メモリとして示されているコンピュータ記憶媒体を含む。コンピュータ210内の要素間での情報伝送を支援する基本ルーチン(例えば、起動時に使用されるもの)を含むBIOS(basic input/output system)233は通常は、ROM231に記憶されている。RAM232は通常、処理ユニット220に直ちにアクセスできおよび/または処理ユニット220で処理されているデータおよび/またはプログラムモジュールを保有している。例として、これに限定されないが、図2は、オペレーティングシステム234、アプリケーションプログラム235、他のプログラムモジュール236およびプログラムデータ237を示している。
【0022】
また、コンピュータ210は上記されたもの以外の取り外し可能/取り外し不可能な揮発性/不揮発性のコンピュータ記憶媒体を含んでよい。単なる例として、図2は、取り外し不可能な不揮発性磁気媒体から読み出しまたは書き込みをするハードディスクドライブ240と、取り外し可能な不揮発性磁気ディスク252から読み取りまたは書き込みをする磁気ディスクドライブ251と、取り外し可能な不揮発性光学ディスク256(例えば、CD−ROMまたはその他の光学媒体)から読み出しまたは書き込みをする光学ディスクドライブ255とを示している。例示した動作環境において使用することができるその他の取り外し可能/取り外し不可能な揮発性/不揮発性コンピュータ記憶媒体は、例えば、これらに限定されないが、磁気テープカセット、フラッシュメモリカード、DVD(digital versatile disk)、デジタルビデオテープ、半導体RAM(solid state RAM)、半導体ROM(solid state ROM)等を含む。ハードディスクドライブ241は通常、インターフェース240等の取り外し不可能なメモリインターフェースを介してシステムバス221に接続され、磁気ディスクドライブ251および光学ディスクドライブ255は通常、インターフェース250等の取り外し可能なメモリインターフェースによってシステムバス221に接続される。
【0023】
上記され図2に示された複数のドライブおよびこれらに関連するコンピュータ記憶媒体は、コンピュータ210のためのコンピュータ可読命令、データ構造、プログラムモジュールおよびその他のデータを記憶する。図2において、例えば、ハードディスクドライブ241は、オペレーティングシステム244、アプリケーションプログラム245、他のプログラムモジュール246およびプログラムデータ247を記憶するものとして示されている。なお、これらコンポーネントは、オペレーティングシステム234、アプリケーションプログラム235、他のプログラムモジュール236、およびプログラムデータ237と同じであっても異なってもよい。ここでは、オペレーティングシステム244、アプリケーションプログラム245、他のプログラムモジュール246、およびプログラムデータ247には異なる参照番号が付されている。その理由は少なくともオペレーティングシステム、アプリケーションプログラム、他のプログラムモジュールおよびプログラムデータが異なるコピーであることを示すためである。ユーザはキーボード262およびポインティングデバイス261(一般的に、マウス、トラックボールまたはタッチパッドと称されるもの)等の入力デバイスを使用して、コマンドおよび情報をコンピュータ210に入力することができる。他の入力デバイス(図示せず)としては、マイクロフォン、ジョイスティック、ゲームパッド、衛星放送受信用アンテナ、スキャナ等がある。これらおよびその他の入力デバイスはしばしば、システムバスに繋がれたユーザ入力インターフェース260を介して処理ユニット220に接続されるが、他のインターフェースおよびバス構造(例えば、パラレルポート、ゲームポートまたはUSB(universal serial bus))によって接続されてもよい。モニタ291または他の種類の表示装置も、ビデオインターフェース290等のインターフェースを介してシステムバス221に接続される。モニタに加えて、コンピュータは他の周辺出力デバイス(例えば、スピーカ297およびプリンタ296)も含んでよい。これら周辺出力デバイスは、例えば、出力周辺インターフェース290を介して接続される。
【0024】
コンピュータ210は、1つまたは複数のリモートコンピュータ(例えば、リモートコンピュータ280)への論理接続を使用したネットワーク環境で動作することができる。リモートコンピュータ280は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネットワークPC、ピアデバイスまたは他の一般的なネットワークノードであり、典型的な場合、コンピュータ210に関連して上記された複数の要素の多くまたは全てを含む(図2にはメモリ記憶デバイス281しか示されていないが)。図2に示されている論理接続は、LAN(local area network)271とWAN(wide area network)273であるが、その他のネットワークを含んでもよい。このようなネットワーク環境は、オフィス、企業全体に亘るコンピュータネットワーク、イントラネットおよびインターネットにおいて広く利用されているものである。
【0025】
LANネットワーク環境において使用される場合、コンピュータ210はネットワークインターフェースまたはアダプタ270を介してLAN271に接続される。WANネットワーク環境において使用される場合、コンピュータ210は通常、インターネット等のWAN273を介して通信を確立するためのモデム272または他の手段を含む。モデム272(内部または外部に設けられる)は、ユーザ入力インターフェース260または他の適切なメカニズムを介してシステムバス221に接続される。ネットワーク環境において、コンピュータ210に関連して図示されたプログラムモジュール(またはその一部)はリモートメモリ記憶デバイスに記憶される。例として、これに限定されないが、図2ではリモートアプリケーションプログラム285がメモリデバイス281に存在しているように図示されている。なお、図示されたネットワーク接続は例示であり、複数のコンピュータ間の通信リンクを確立するための他の手段を使用してもよい。
【0026】
ユーザが興味を持てる広告の種類の深いレベルの細分性を提供するために、広告主130から受信された広告にはタグが付けられる。このタグは収集して、保存して、分析することができる。図3は、広告主130から受信された新しい広告の各々にタグを付けるための例示的なステップを示している。ステップ302において、広告サーバ104は広告を広告主130から受信する。
【0027】
ステップ304において、広告サーバ104は広告主によって提供された広告に関連するメタデータを識別する。特に、広告サーバ104は、広告の内容の属性を記述するメタデータを識別する。メディアファイルにメタデータを付けることは、標準化された処理ではない。広告をシステム100に送信する前に広告にメタデータを付けることは、広告主の裁量による。例えば、2つの自動車会社はそれぞれの自動車広告に異なるメタデータを付ける。第1の自動車会社は自社の自動車広告に、会社名、自動車のモデル(型式)、および広告で何をしているのかについての簡単な説明(例えば、「シアトル市中心街を走っている自動車である」)等のメタデータを付ける。第2の自動車会社は自社の自動車広告に、自動車の発売日、広告に使用している男優/女優、および自動車のモデル等のメタデータを付ける。下記において詳細に説明するが、標準化された形式および標準化されていない形式のメタデータが各広告に付けられ得る。ユーザ視聴行動の収集および分析のために広告主が広告に付けたメタデータだけを使用することは、本明細書に記載された本発明の範囲に含まれる。
【0028】
ステップ306において、広告サーバ104は広告に一意的な識別子を生成する。広告IDは、ユーザ行動エンジン108がユーザ視聴行動を収集および分析する際の手助けとなる。いくつかの実施形態において、上記の一意的な識別子はGUID(globally unique identifier)からなる。GUIDは、一意的な参照情報を提供するためにソフトウエアアプリケーションにおいて使用される識別子である。広告IDとしてGUIDを使用することは単なる例であり、本明細書に記載された本発明の範囲を限定する意図は無い。他の種類の一意的な識別子を各広告に付けてもよい。いくつかの実施形態において、広告主130は、広告を広告サーバ104に送信する前に、広告IDを作成して広告IDを広告に付ける。他の実施形態においては、コンテンツサーバ102が広告IDを生成し、広告IDを広告に付ける。
【0029】
上記のように、1つの実施形態では、メタデータは標準化されていない。しかしながら、広告のターゲティングのために使用できるメタデータ(例えば、キーワード)を標準化する試みとして、システム100は、1つの実施形態において、各広告に付けることができる標準化タグの「ライブラリ」を提供する。標準化タグのライブラリは、任意の数のキーワードを含み、キーワードはライブラリに追加することもライブラリから削除することもできる。詳細については後述するが、ユーザプロフィールデータベース106に記憶されるデータは、広告主130によって提供されるメタデータとシステム100によって提供されるタグとの任意の組み合わせによって構成される。
【0030】
ステップ308において、広告サーバ104は、広告に付けるタグを選択する。本明細書において使用されるタグという用語は、1つのキーワード(または複数のキーワード)からなるメタデータを意味するものとして用いられる。キーワードは、広告の属性および広告において販売促進される製品またはサービス等を記述するのに役立つ。また、キーワードは、ユーザ行動エンジン108によって再び見つけることができる。2つ以上のタグが広告に付けられてもよい。自動車広告の例を用いると、広告サーバ104によって選択されたタグは、「自動車(automobile)」、「プレミアム(premium)」、「スポーツカー(sports car)」および「会社名(company name)」等のキーワードを含むが、これらのキーワードに限定されない。任意の数のタグが選択され、タグは宣伝される製品またはサービスによって異なる。システム100によって提供される標準化タグの使用は必須ではない。
【0031】
ステップ310において、上記の一意的な広告IDおよびステップ308で選択されたタグが広告に付けられる。ステップ312において、この広告は(前記広告IDおよびタグと共に)広告データベース122に記憶される。広告データベース112はユーザに配信できる広告のプール(pool)からなる。
【0032】
図4は、コマーシャル時間中にユーザに広告を提供するための例示的ステップを示している。広告を提供する処理において、ユーザ視聴行動の記録が作成され、記録は、ユーザが広告を全部見るか広告の一部をスキップすることを選ぶかに基づいて、ユーザプロフィールデータベース106に記憶される。ステップ402において、コンテンツサーバ102は、次のコマーシャル時間中に使用できる広告時間の長さを判断する。本技術の説明の都合上、ステップ402において、コンテンツサーバ102は1分のコマーシャル時間が次に来ると判断したとする。ステップ404において、コマーシャル時間の開始時に、広告サーバ104は第1の広告をユーザに配信する。第1の広告は任意の時間の長さとすることができる。この広告は、ユーザが現在コンテンツ(例えば、テレビ番組)を見ているのと同じユーザインターフェース(UI)でユーザに表示される。あるいはまた、別のユーザインターフェース(UI)が現れて(例えば、ウィンドウズメディアプレーヤ)、広告を別のユーザインターフェースに提示してもよい。いずれにせよ、ユーザインターフェースは、ユーザに提示されている広告の残りの任意の部分をスキップする機会をユーザに与える。単なる例として、ユーザインターフェースは従来のメディア操作ボタン(例えば、早送りボタンまたはスキップボタン)をユーザに提供する。このスキップボタンを選択することによって、広告の残りの任意の部分がスキップされ、次の広告がユーザに配信される(コマーシャル時間に残っている時間があるという条件で)。
【0033】
ステップ406において、本技術はユーザが広告を見た時間の長さを判断する。ユーザが広告の全てを見た場合、広告サーバ104は広告の時間の長さが、ユーザによって視聴された時間の長さであると判断する。例えば、第1の広告が30秒でユーザがスキップボタンを選択しなかった場合、ステップ406において、広告サーバ104はユーザが広告を見た時間の長さが30秒であると判断する。ユーザが広告の一部をスキップした場合、スキップまでに経過した秒数がユーザによって視聴された時間であると判断する。
【0034】
ステップ408において、広告サーバ104は、ユーザ視聴行動の記録を作成し、記録をユーザプロフィールデータベース106に加える。ユーザ視聴行動の事実を追加する際の詳細については、図5に基づいて後述する。ステップ410において、コンテンツサーバ102は、コマーシャル時間に残っている時間があるかを判断する。コマーシャル時間に残っている時間がない場合、ステップ412において、コンテンツサーバ102は番組コンテンツをユーザに配信し始める。
【0035】
コマーシャル時間に残っている時間がある場合、ステップ414において、残っている時間の長さを判断する。例えば、コマーシャルのトータルの時間の長さが1分であり、配信された第1の広告が30秒の広告であり、ユーザが広告を全部見たとすると、ステップ414において、本技術はコマーシャル時間において30秒の残り時間があると判断する。同様に、ユーザが第1の広告の15秒をスキップした場合、ステップ414において、本技術は45秒のコマーシャル時間が残っていると判断する。コンテンツプロバイダは、コマーシャル時間中に発生する広告収入を最大化するために、コマーシャル時間中に出来るだけ多くの広告を表示しようとする。しかしながら、コマーシャル時間のすべての秒を使いきることができない場合もあるので、ステップ415において、広告サーバ104はコマーシャル時間に残っている時間が所定の閾値より短いかを判断する。ステップ415において、コマーシャル時間に残っている時間が前記所定の閾値より短い場合は、ステップ412において、ユーザは番組に戻され、コンテンツサーバ102はユーザにコンテンツを配信し始める。前記所定の閾値は任意の秒数でよい。ステップ415において、コマーシャル時間に残っている時間が前記所定の閾値より長い場合、広告サーバ104はステップ416に進む。
【0036】
ステップ416において、広告サーバ104は、第2の広告を選択する。ステップ418において、第2の広告がユーザに配信される。ステップ406−415は、広告サーバ104がコマーシャル時間に残っている時間が無いと認識する(ステップ410)か、コマーシャル時間に残っている時間が前記所定の閾値より短いと認識する(ステップ415)まで繰り返される。
【0037】
広告データベース122に使用可能状態で存在している各広告が30秒の広告であるという例を用いる。ユーザが第1の広告を18秒見た後に第1の広告をスキップした場合、ユーザに配信された第2の30秒の広告(ステップ418)は、1分間のコマーシャル時間において48秒を終える(ユーザが第2の広告を全部見るならば)。この事例の場合、ステップ414において、広告サーバ104は第2の広告の後に12秒のコマーシャル時間が残っていると判断する。ステップ415において、広告サーバ104は12秒が、ユーザを番組に戻す閾値より短い(ステップ412)かを判断する。閾値が12秒より短い場合、ステップ418において、広告サーバ104は第3の30秒の広告をユーザに配信し、コマーシャル時間は78秒になる(ユーザが第3の広告を全て見たとすると)。このようにすることによって、ユーザは第1の広告の一部をスキップしたことに対するペナルティを実質上受けることになる。なぜなら、ユーザは、当初に計画された60秒ではなく、78秒の広告を見ることになるからである。ステップ410に戻ると、広告サーバ104はコマーシャル時間に残っている時間は無いと判断し(なぜなら、78秒は60秒より長いから)、ステップ412において、コンテンツサーバ102は番組コンテンツをユーザに供給し始める。
【0038】
図5は、ユーザ視聴行動の記録を作成してユーザプロフィールデータベース106に追加するステップ408の詳細を示している。ステップ502において、ユーザによって今視聴された広告に付いている一意的な広告IDとタグとが識別される。1つの実施形態において、タグはシステム100によって提供された標準化されているタグである。他の実施形態において、タグは広告主130によって広告に加えられたメタデータである。さらに別の実施形態において、タグはシステム100によって提供されたタグと広告主130によって広告に加えられたメタデータとの組み合わせからなる。
【0039】
ステップ504において、広告サーバ104はユーザが広告の全てを見たか広告の一部をスキップしたかを判断する。広告の時間の長さとユーザが広告を見た時間の長さは既に判断されている(図4のステップ406)。いくつかの実施形態では、広告サーバ104は、ユーザが広告を見た時間の長さを広告の時間の長さと比較することによって、ユーザが広告の全てを見たかを判断する。ユーザが広告を見た時間の長さが広告の時間の長さに等しい場合、広告サーバ104はユーザが広告を全て見たと判断する。しかしながら、ユーザが広告を見た時間の長さが広告の時間の長さより短い場合、広告サーバ104はユーザが広告の全ては見なかったという結論を出す。広告サーバ104は、現在の技術分野において公知の任意の他の手段を用いて、ユーザが広告の全てを見たかを判断してもよい。
【0040】
いくつかの実施形態において、ユーザが広告の全てを見た場合、広告サーバ104はユーザが広告に興味を示したと仮定し、ステップ506へ進む。ステップ506において、ユーザ視聴行動の記録(これには、広告に付けられたタグ、一意的な広告ID、ユーザ識別子、およびユーザ関心度インジケータ(例えば、0ならばユーザは興味を示さなかったことを意味し、1ならばユーザが興味を示したことを意味する)が含まれる)がユーザプロフィールデータベース106に記憶される。他の実施形態では、ユーザ関心度インジケータは例えば0−10の数値範囲で示され、ユーザが広告を選択したかどうか(または広告がコンテンツプロバイダによって選択されかたどうか)およびユーザの視聴時間に基づいて数値が決められる。例えば、ユーザが広告を選択しユーザが広告を全部見た場合、ユーザ関心度インジケータは10となる。一方、広告がコンテンツプロバイダによって選択され、ユーザが広告を全部見た場合には、ユーザ関心度インジケータは例えば8となる。ユーザが広告を75%見た場合(そして広告がコンテンツプロバイダによって選択されていた場合)、ユーザ関心度インジケータは例えば6となる、というような設定をする。このような段階的な数値表示によるユーザ関心度インジケータを使うと、本明細書に記載された技術はユーザが興味を持つ内容間の区別をさらに明確にすることができる。
【0041】
ここでは多くの異なるユーザ識別子が使用され得る。例えば、コンテンツを視聴する際にコンテンツプロバイダがユーザに対してウェブサイトへサインインすることを要求した場合、コンテンツプロバイダは、ユーザ名、ユーザの電子メールアドレス、または登録処理の間にユーザが提供したその他の情報を知り得る。ユーザによって提供された情報のいずれも、ユーザ識別子と成り得る。他の実施形態においては、ユーザ識別子は、IP(Internet Protocol)アドレス、MACアドレス、デバイスID(例えば、セットトップボックスのシリアルナンバ、MSISDN等)、およびコンテンツを受信するデバイス132に付けられた識別情報を含む。
【0042】
広告サーバ104が、ユーザが広告の一部をスキップしたと判断した場合(ステップ504)、ステップ508において、広告サーバ104はユーザが広告に興味を持ったかを判断する。広告サーバ104が、ユーザが広告に興味を持たなかったと判断した場合、ステップ510において、ユーザID、広告に付けられたタグ、広告ID、視聴時間および「no」インジケータフラグを含む記録が作成され、記録がユーザプロフィールデータベース106に追加される。ステップ508において、広告サーバ104が、ユーザが広告に興味を持ったと判断した場合、ステップ512において、ユーザID、広告に付けられたタグ、広告ID、視聴時間および「yes」インジケータフラグを含む記録が作成され、記録がユーザプロフィールデータベース106に追加される。ユーザプロフィールデータベース106に追加される記録は、現在の技術分野で公知の任意のデータベースモデルにしたがってユーザプロフィールデータベース106に記憶される。記録に含まれる各データセットは、ユーザ視聴行動の事実(インスタンス)と称される。ユーザ視聴行動の記録を記憶することによって、ユーザプロフィールデータベース106はユーザ行動エンジン108によって分析することができる検索可能なデータベースとなる。
【0043】
図6は、視聴者が広告に興味を持ったかを判断する(図5のステップ508)1つの実施形態のフローチャートを示している。ユーザが広告に興味を持ったかどうかをユーザが広告を見た時間の長さに基づいて判断するためには、広告の時間の長さを知る必要がある。ステップ602において、本技術は広告の時間の長さを判断する。本明細書に開示されている技術を説明するという目的のためだけに、ステップ602において、本技術はユーザに今提示された広告の時間の長さが30秒であったと判断する。ユーザが広告を見た時間の長さは、ステップ406(図4)で判断されている。ここでユーザが30秒の広告を18秒だけ見たとする。ステップ604において、本技術はユーザによって視聴された広告のパーセンテージ(割合)を計算する。この事例では、本技術はユーザは広告の60パーセントを見たという計算をする(18秒/30秒)。いくつかの実施形態において、本発明は広告を50%より長く見たユーザは広告に興味をもったとみなす。ユーザが広告に興味を持ったかどうかを判断するための閾値としては、任意のパーセンテージを用いることができる。
【0044】
図7は、視聴者が広告に興味を持ったかを判断する(ステップ508)他の実施形態を示している。上述したように、広告の時間の長さとユーザが広告を見た時間の長さは、既に判断されている。ユーザが広告を見た時間の長さだけでは、ユーザが広告に興味を持ったかどうかを判断する際の十分な情報であるとは言えない。例えば、ユーザが20秒の広告の18秒を見た場合、ユーザは広告に興味を持ったことを示している。なぜならユーザは広告のほとんどを見たからである。しかしながら、ユーザが45秒の広告の18秒を見た場合、ユーザは広告に興味を持ったことを示していない。なぜならユーザは広告をあまり見ていないからである。
【0045】
ステップ650において、広告サーバ104は、ユーザによって今視聴された広告の時間の長さに対応する視聴テーブル(図8A−図8Bを参照)にアクセスする。上記の例を用いると、広告サーバ104は30秒の広告に対応する視聴テーブルにアクセスする。図8Aは、30秒の広告に対応する視聴テーブル668Aの1つの実施形態を示している。視聴テーブル668Aは2つの列を有する。2つの列とは、視聴時間の列670Aと関心度の列672Aである。図8Aは、視聴テーブル668Aが4つの視聴時間の範囲を有していることを示している。4つの視聴時間の範囲とは、0−5.0秒、5.1−15.0秒、15.1−25.0秒および25.1−30秒である。これら視聴時間は例示であり、本明細書に記載された本発明の範囲を限定する意図は無い。前記視聴時間の範囲の各々はユーザ関心度インジケータ(例えば、yesなら1、noなら0)に対応している。図8Bは、他の視聴テーブル668Bを示している。図8Bにおいて、ユーザ関心度インジケータ(列672B)は、ユーザが広告を見た時間の長さ(列671B)とユーザが広告を選択したかどうか(列670B)に基づいている。
【0046】
視聴テーブル668Aは、ユーザが広告を15秒以下見た場合にはユーザは広告に興味が無いとし、ユーザが広告を15.1秒より長く見た場合にはユーザは広告に興味があるとしている。ユーザが広告を18秒見たという上記の例を用いると、ステップ652において、広告サーバ104はユーザの視聴時間が15.1−25秒の時間範囲を含む行に相関していると認識する。ステップ654において、広告サーバ104はテーブル668から「yes」インジケータを取り出す。「yes」インジケータは、ユーザが広告を見た時間の長さに基づいてユーザが広告に興味を持ったことを示す(図5のステップ508)。図5に戻ると、ステップ512において、ユーザID、広告に付けられたタグ、広告ID、ユーザの広告視聴時間の長さ、および「yes」フラグを含む記録が作成され、記録がユーザプロフィールデータベース106に追加される。視聴時間の列670はパーセント表示でもよく(例えば、0−100%)、計算されたパーセンテージ(図6のステップ604)を使用して関心度インジケータ672を決定することができる。視聴テーブル668Bを使用すると、ユーザ関心度インジケータは0から10の範囲となる。
【0047】
コンテンツプロバイダと広告主との間では広告の収益化について思惑が一致しない。広告主は、広告が部分的にしか視聴されない場合にはコンテンツプロバイダに料金を支払いたくない。一方、コンテンツプロバイダは、ユーザが広告を全て見なかったとしてもユーザに広告を提供したことに対する対価をある時点で受領しなければならない。
【0048】
図9は、広告の一部配信に基づいてコンテンツプロバイダに収益を発生させるためにシステム100が実行する例示的ステップを示している。上記のように、ユーザは広告の一部をスキップすることができる。コンテンツプロバイダは広告の一部配信に対して広告主に料金請求できることを望む。いくつかの実施形態において、図9に示されたステップは広告がユーザによって視聴される(または部分的に視聴される)毎に実行される。他の実施形態では、ステップ702−710は広告がユーザによって視聴される毎に実行されるが、ステップ712は定期的にしか実行されない。ステップ702において、広告サーバ104は広告をユーザに配信すると、広告の広告主を特定する。いくつかの実施形態においては、広告主は広告に付けられている一意的な広告IDに基づいて特定される。他の実施形態においては、広告主は広告主から広告が受信されたときに広告に付けられているメタデータによって特定される。
【0049】
ステップ704において、広告サーバ104は、ユーザが広告を見た時間の長さが最低視聴時間を越えているかを判断する。ユーザが広告を見た時間の長さはステップ406(図4)で判断されている。最低視聴時間は閾値であり、ユーザの広告視聴時間の長さが閾値を超えない場合には、広告主はユーザへの広告配信の対価としてコンテンツプロバイダに料金を支払わなくてよいという閾値である。いくつかの実施形態において、この閾値は最短時間の長さ(例えば、数秒)であり、ユーザが最短時間の長さより長く広告を見ない場合には、ステップ706において、広告主はユーザへの広告配信の対価としてコンテンツプロバイダに料金を支払う必要が無い。他の実施形態においては、この閾値はユーザが見た広告のパーセンテージであり、広告主がユーザへの広告配信の対価としてコンテンツプロバイダに料金を支払う責任があるかどうかを判断する際に使用される。
【0050】
ユーザが広告を見た時間の長さが前記閾値を超えると、本技術はステップ708に進む。ステップ708において、本技術は広告を提供した広告主に関連付けられている支払い料金表にアクセスする。支払い料金表の例が図10および図11に示されており、これらの詳細については後述する。ステップ710において、本技術は、ユーザが広告を見た時間の長さに基づいて広告主の支払い額を決める。
【0051】
ステップ712において、コンテンツプロバイダは、ユーザへの広告配信の対価として広告主に料金請求をする。いくつかの実施形態では、コンテンツプロバイダは、ステップ712において、広告がユーザに配信される毎に広告主に料金請求をする。他の実施形態では、広告がユーザに配信された回数に基づいて、毎月(または他の時間間隔で)コンテンツプロバイダは広告主に料金請求をする。所定の限界値(例えば、1000ドル)に達したときに広告主に請求書を発行することも、本明細書に記載された本発明の範囲内である。任意の限界値を用いてよい。広告配信に対して課金する技術分野で公知の任意の方法も、本明細書に記載された本技術の範囲内に包含される。
【0052】
図10−図11は広告主の支払い額を決める(図9のステップ710)ために使用される例示的な支払い料金表を示している。図10に示された支払い料金表750は、ユーザが広告を見た秒数に基づいている。支払い料金表750は、視聴時間の列752と支払い金額の列754を含む。視聴時間の列752は次のような視聴時間の範囲を有する。即ち、0−5秒、5.1−15.0秒、15.1−25.0秒、および25.1−30秒という視聴時間の範囲を有する。対応する支払い金額の列754は、ユーザが広告を5秒以下しか見ていない場合、広告主は支払いをしないこと、ユーザが広告を5.1−15.0秒見た場合、広告主は交渉金額の1/3を支払うこと、ユーザが広告を15.1−25.0秒見た場合、広告主は前記金額の2/3を支払うこと、およびユーザが広告を25.1秒以上見た場合、広告主は全額を支払うことを示している。単なる例として、広告主が、ユーザによって広告が見られる毎に0.66ドルをコンテンツプロバイダに支払うことに合意したとする。対応する支払い金額の列754は、もしユーザが広告を5秒以下しか見なかったら広告主はコンテンツプロバイダに0ドル支払うこと、もしユーザが広告を5.1−15.0秒見たならば0.22ドル支払うこと、もしユーザが広告を15.1−25.0秒見たならば0.44ドル支払うこと、およびもしユーザが広告を25.1秒以上見たならば0.66ドル支払うことを示している。このような時間の範囲は単なる例であり、本明細書に記載された本発明の範囲を限定する意図は無い。
【0053】
図11は、ユーザによって見られた広告のパーセンテージに基づいた支払い料金表780を示している。支払い料金表780は、視聴時間の列782と支払い金額の列784を含む。視聴時間の列782は、次のような視聴時間パーセンテージを有する。即ち、0−10%、10.1−50.0%、50.1−85.0%、および85.1−100%という視聴時間パーセンテージを有する。ここでまた、広告主が、ユーザによって広告が見られる毎に0.66ドルをコンテンツプロバイダに支払うことに合意したとする。対応する支払い金額の列784は、もしユーザが広告の10%以下しか見なかったら広告主はコンテンツプロバイダに0ドル支払うこと、もしユーザが広告の10.1−50%を見たならば0.22ドル支払うこと、もしユーザが広告の50.1−85%を見たならば0.44ドル支払うこと、およびもしユーザが広告の85.1−100%を見たならば0.66ドル支払うことを示している。このようなパーセンテージの範囲は単なる例であり、本明細書に記載された本発明の範囲を限定する意図は無い。
【0054】
図12は、コマーシャル時間中に広告をユーザに提示する他の実施形態の例示的ステップを示している。上記の例を用いると、ステップ802において、コンテンツサーバ102は番組中において次に来るコマーシャル時間を特定する。ステップ804において、コンテンツサーバ102はコマーシャル時間の長さが1分間であると判断する。コマーシャル時間の長さは異なることがある。
【0055】
ステップ806において、広告サーバ104は広告データベース112から所定数の広告を選択する。任意の数の広告をステップ806で選択してよい。本技術の説明の都合上、広告サーバ104は第1の広告と第2の広告と第3の広告を選択する。いくつかの実施形態において、ステップ806において、広告は広告データベース112から無作為に選択される。他の実施形態において、ステップ806で選択される広告は、ユーザプロフィールデータベース106に記憶されているユーザ視聴行動に部分的に基づく。
【0056】
ステップ808において、広告サーバ104はコマーシャル時間が始まる前に前記3つの広告をユーザに配信する。1つの実施形態において、ステップ806で選択された前記3つの広告はポップアップウィンドウを介してユーザに提示される。例えば、ポップアップウィンドウが提示されると、各広告の静止フレームが、コマーシャル時間がすぐに始まることを示すメッセージと、ユーザに対して前記3つの広告のうちの1つを選択することを要求するメッセージと共に表示される。他の実施形態では、前記3つの広告の各々から得た静止画像が、ユーザが番組を見ているGUIのエリアに表示される。これは放送されている番組のいかなる部分の邪魔や妨害にもならない。
【0057】
ステップ810において、広告サーバ104はユーザが前記3つの広告のうちの1つを選択したかどうか判断する。1つの実施形態において、ユーザが前記3つの広告の中から1つを選択しない場合、ステップ812において、広告サーバはコマーシャル時間の開始時に3つの広告(ステップ806で選択されたもの)の1つを自動的に配信する。あるいはまた、広告サーバはコマーシャル時間の開始時に広告データベース112から異なる広告(前記3つの広告のいずれでもない広告)を配信してもよい。ユーザが前記3つの広告の中から1つを選択しない場合、広告サーバ104は記録を作成せず、記録をユーザプロフィールデータベース106に加えることもしない。他の実施形態では、広告サーバ104は、選択されなかった広告に付けられているタグ、広告ID、およびユーザ識別子を含む記録を作成し、記録をユーザプロフィールデータベース106に追加する。
【0058】
ユーザがステップ806で選択された前記3つの広告のうちの1つを選択すると、ステップ814において、広告サーバ104は、広告に付けられているタグ、広告ID、およびユーザ識別子を含む記録を作成し、記録をユーザプロフィールデータベース106に追加する。ステップ816において、広告サーバ104は選択された広告をユーザに配信する。
【0059】
上記において開示された方法はユーザ視聴行動の記録の検索可能なデータベースを作成し、これにより広告のターゲティングを改良することに興味を有する広告主に対して深いレベルの細分性を提供することができる。図13は、特定の広告がどのようにユーザによって受信されるのかについてのフィードバックを欲する広告主に、ユーザ視聴行動を提供する例示的なステップを示している。ユーザプロフィールデータベース106を制御できるコンテンツプロバイダは、ユーザがある広告を見ているか、広告がどのように他の関連広告との比較において流されているか等に関するフィードバックを提供する対価として、広告主に料金請求をすることができる。
【0060】
ステップ902において、ユーザ行動エンジン108は、広告主がフィードバックを要求した特定の広告に付けられている広告IDを選択する。ステップ904において、ユーザ行動エンジン108は、ユーザプロフィールデータベース106に記憶されているユーザ視聴行動の記録を複数収集する(これには、ステップ902で選択された広告IDが含まれている)。上記において説明したように、各記録はユーザプロフィールデータベース106に記憶されており、各記録は広告ID、広告に付けられたタグ、およびユーザ識別子等を含む。いくつかの記録はさらに、ユーザが広告を見た時間の長さも含む。
【0061】
ステップ906において、ユーザ行動エンジン108は、ステップ904で収集したユーザ視聴行動の記録に含まれている情報間の関係を明確にする。多くの異なる種類の関係を明確にすることができる。1つの実施形態において、ユーザ行動エンジン108は記録に含まれている情報を分析し、何パーセントのユーザが広告全体を見たのかを判断する。他の実施形態では、ユーザ行動エンジン108は前記情報を分析して、ユーザの何パーセントが広告をスキップしたかを判断する。ユーザ行動エンジン108によって明確にされる他の関係は、広告を少なくとも5秒見たユーザのパーセンテージ、広告を少なくとも10秒見たユーザのパーセンテージ等を含む。ユーザ行動エンジン108によって明確にされる前記関係は単なる例であり、本発明の範囲を限定する意図は無い。ステップ908において、ユーザ行動エンジン108は広告を提示した広告主に前記関係を提供する。
【0062】
本発明の内容は法定要件を満たすように詳細に記載されている。しかしながら、記載そのものは、本発明の範囲を限定する意図を有していない。本発明の発明者は特許請求の範囲に記載された内容が他の形態でも具現化できると考えており、例えば、現在または未来の技術を利用して、本明細書に記載されたものと似ているが異なるステップや要素を含むことができると考えている。
【0063】
本発明は種々の図面に示した実施形態との関連で説明されたが、本発明から逸脱することなく、本発明と同じ機能を発揮するように、他の実施形態を採用することまたは上記に記載された実施形態に変更および追加を加えることは可能である。従って、本発明は1つの実施形態に限定されるべきではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲に記載された内容に基づいて解釈されるべきである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告に対するユーザの共鳴度を測定するための方法であって、
コンテンツプロバイダによってユーザに配信される番組のコマーシャル時間中に、一意的な識別子が付けられた広告を前記ユーザに配信するステップ(404)と、
前記広告が終了する前に前記ユーザが前記広告の少なくとも一部の視聴を止めたいということを示す入力を、前記広告が提示されている間に前記ユーザから受信するステップと、
前記ユーザが前記広告を視聴した時間の長さに基づいて、前記広告に対する前記ユーザの関心度を判断するステップ(406)と、
前記一意的な識別子およびユーザ識別子を含むユーザ視聴行動の記録を作成するステップ(408)と、
前記記録をユーザプロフィールデータベースに保存するステップ(506)と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ユーザ視聴行動の記録を作成するステップは、前記ユーザ視聴行動の記録を作成するステップであって、前記記録は前記一意的な識別子と、所定のユーザ識別子の少なくとも1つと共に前記広告に関連付けられたタグとを含み、前記所定のユーザ識別子は、ユーザ名、インターネットプロトコルアドレス、電子メールアドレス、またはMACアドレスであるステップであることを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザ視聴行動の記録を作成するステップはさらに、前記ユーザが前記広告を視聴した時間の長さをさらに含むユーザ視聴行動の記録を作成するステップを含むことを特徴とする請求項2記載の方法。
【請求項4】
第1の広告の提示の後、前記コマーシャル時間に残っている時間があることを判断するステップと、
第2の広告を前記ユーザに配信するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項5】
前記第2の広告を前記ユーザに配信するステップは、
前記ユーザに配信すべき第2の広告を選択するステップと、
前記第2の広告の時間が、前記コマーシャル時間に残っている前記時間の長さより短いかを判断するステップと、
前記第2の広告の時間が前記コマーシャル時間に残っている前記時間の長さより短い場合、前記第2の広告を前記ユーザに配信するステップと、
前記第2の広告の時間が前記コマーシャル時間に残っている前記時間の長さより長い場合、前記ユーザを前記番組に戻すステップと
を含むことを特徴とする請求項4記載の方法。
【請求項6】
前記コンテンツプロバイダによって前記ユーザへ流されている番組のコマーシャル時間中に前記広告を前記ユーザに提供するステップは、
一意的な識別子を生成するステップと、
前記広告に関連するメタデータに基づいて内容タグを選択するステップと、
前記コマーシャル時間中に前記広告を前記ユーザに提供する前に、前記一意的な識別子および内容タグを前記広告に関連付けるステップと
を含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
【請求項7】
広告に対するユーザの共鳴度を測定するための方法であって、
コンテンツプロバイダによってユーザに提供されている番組において次に来るコマーシャル時間を特定するステップ(802)と、
広告データベースから少なくとも2つの広告を選択するステップ(806)であって、前記広告の各々には前記広告の属性を記述する少なくとも1つの内容タグが付けられているステップと、
前記コマーシャル時間が始まる前に前記番組を見ているユーザに前記少なくとも2つの広告を配信するステップ(808)であって、前記少なくとも2つの広告は前記ユーザによって選択されるために表示されるステップと、
前記ユーザが前記少なくとも2つの広告の1つを選択したことを示す入力を前記ユーザから受信するステップ(810)と、
前記選択された広告に関するユーザ視聴行動をユーザプロフィールデータベースに記憶するステップ(814)と、
前記コマーシャル時間が始まると前記選択された広告を前記ユーザに配信するステップ(816)と
を含むことを特徴とする方法。
【請求項8】
前記ユーザ視聴行動を記憶するステップは、前記選択された広告の属性を記述する前記少なくとも1つのタグとユーザ識別子とを記録として前記ユーザプロフィールデータベースに記憶するステップを含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項9】
前記選択された広告が終わる前に前記選択された広告の視聴をユーザが止めたいということを示す入力を、前記選択された広告が提示されている間に前記ユーザから受信するステップと、
ユーザが前記選択された広告を見た時間の長さに基づいて、前記選択された広告に対するユーザ関心度を判定するステップと、
ユーザ視聴行動の記録を作成するステップと、
前記記録を前記ユーザプロフィールデータベースに記憶するステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項10】
広告に付ける一意的な識別子を選択するステップと、
前記広告に付けられた一意的な識別子に基づいて、前記ユーザプロフィールデータベースに記憶されたユーザ視聴行動を収集するステップと、
前記一意的な識別子が付いているユーザ視聴行動の関係を明確にするステップと
をさらに含むことを特徴とする請求項7記載の方法。
【請求項11】
ユーザ視聴行動の前記明確にされた関係を、前記広告に関連している広告主に提供するステップをさらに含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
【請求項12】
前記ユーザが前記選択された広告を見た時間の長さに基づいて前記広告主に料金請求をするステップをさらに含むことを特徴とする請求項11記載の方法。
【請求項13】
ユーザに対する広告の共鳴度を測定するためのシステムであって、
コマーシャル時間を含むコンテンツをユーザに配信するコンテンツサーバ(102)と、
前記コマーシャル時間中に少なくとも1つの広告をユーザに配信することと、前記広告が終了する前に前記広告の視聴をスキップしたことを示すフィードバックを各広告の表示時間内に前記ユーザから受信することと、および、前記ユーザが前記広告を見た時間の長さに基づいて前記ユーザが前記広告に興味をもったかを判断することとができる広告サーバ(104)と、
前記ユーザ視聴行動の各事実を記憶するユーザプロフィールデータベース(106)と
を含むことを特徴とするシステム。
【請求項14】
前記ユーザプロフィールデータベースに記憶されたユーザ視聴行動の前記事実の間の関係を明確にするユーザ行動エンジンをさらに含むことを特徴とする請求項13記載のシステム。
【請求項15】
前記広告サーバは、前記ユーザが前記広告を見た時間の長さに基づいて、前記コンテンツサーバにより配信された前記広告に関連している前記広告主に料金請求することを特徴とする請求項13記載のシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8A】
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【図8B】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2012−525637(P2012−525637A)
【公表日】平成24年10月22日(2012.10.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−508553(P2012−508553)
【出願日】平成22年4月23日(2010.4.23)
【国際出願番号】PCT/US2010/032304
【国際公開番号】WO2010/126801
【国際公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVASCRIPT
2.ウィンドウズ
【出願人】(500046438)マイクロソフト コーポレーション (3,165)
【Fターム(参考)】