説明

広告サービス方法およびそのシステム

本発明は、ユーザに既に露出されたり認識されたりした広告の代わりに他の広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムに関する。本発明は、広告をユーザに露出させるステップと、露出された広告がユーザに認識されたかを判断するステップと、露出された広告がユーザに認識された場合に、露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させるステップとを含むことを特徴とする広告サービス方法を提供する。本発明によれば、ユーザに広告を露出させるときに、ユーザに認識された広告と関連した他の広告を露出させることにより、さらに多様な広告をユーザに提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、インターネットを用いた広告サービス方法およびそのシステムに関し、より詳細には、ユーザに既に露出されたり認識されたりした広告の代わりに他の広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、インターネットを用いた広告サービス方法は、インターネットユーザが、自分が所望するウェブサイトに接続すれば、接続されたウェブサイトのウェブページで指定された広告領域を介してユーザに広告しようとする広告内容を露出させる。
【0003】
このような従来のインターネットを用いた広告サービス方法は、ユーザがウェブサイトに接続するたびに同じ広告内容を露出させるため、広告内容への興味を喪失するようになるという問題点がある。
【0004】
したがって、最近の広告は、同じ商品に対して1つの広告内容のみが存在するのではなく、多様なストーリーテリング(storytelling)構造またはテーマ(theme)を有してユーザに広告商品に対する関心を誘導する方向に発展している。
【0005】
しかしながら、従来のインターネットを用いた広告サービス方法は、このようなストーリーテリング構造または多様なテーマ構造を有する製品に対する広告を用いる場合に、従来のように同じ広告のみが示されるようになれば、広告の効率性が低下するという問題点がある。
【0006】
このように、ユーザに広告素材に対して同じ広告のみを露出させるものではないため、ストーリーテリング構造の広告内容またはテーマ広告をより効率的に露出させることができる方案が切に求められている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上述したような従来技術を改善するために案出されたものであって、インターネットウェブページを介してユーザに露出された広告がユーザに認識された場合に、露出された広告以外の他の広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することを目的とする。
【0008】
また、本発明は、インターネットウェブページを介してユーザに認識された広告である場合に、同じ広告主の他の広告内容を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することを他の目的とする。
【0009】
また、本発明は、インターネットウェブページを介して露出された広告がユーザに既に認識された広告である場合に、露出された広告に対する他のテーマ広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することを他の目的とする。
【0010】
また、本発明は、インターネットウェブページを介して露出された広告と関連した複数の広告が存在する場合に、複数の広告のうちでユーザによって選択された広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することを他の目的とする。
【0011】
さらに、本発明は、インターネットウェブページを介して提供される広告がストーリ順序を有するストーリーテリング広告である場合に、ストーリーテリング広告のうちのいずれか1つのストーリ広告が露出されてユーザに認識された場合に、露出されたストーリ広告に対する次の順のストーリ広告を順次にユーザに露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することをさらに他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上述した目的を達成し、従来技術の問題点を解決するために、本発明は、広告をユーザに露出させるステップと、露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断するステップと、前記露出された広告が前記ユーザに認識された場合に、前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させるステップとを含むことを特徴とする広告サービス方法を提供する。
【0013】
本発明の他の一側に係わる広告サービスシステムは、広告を提供する広告提供部と、前記広告提供部から提供された広告をユーザに露出させ、露出された広告が前記ユーザに認識された場合に、前記広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる広告露出部とを備える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る広告サービス方法およびそのシステムについて詳しく説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る広告サービスシステムとユーザ端末機との連動関係を示す図である。
【0016】
図1を参照すれば、広告サービスシステム100は、広告コードおよびサーバテンプレート(server template)を管理する。広告コードは、サーバテンプレートで広告商品を区分することができる区分子(識別子)である。広告サービスシステム100は、インターネット105を介してユーザ端末機110a、110bが広告サービスシステム100のウェブサイトに接続する場合に、ユーザ端末機110a、110bに提供されるウェブサイトのウェブページ画面の広告領域に広告主によって依頼された広告が露出されるように広告素材をユーザ端末機110a、110bに提供する。広告素材については、図2を参照しながらより詳しく説明する。
【0017】
ユーザ端末機110a、110bは、広告サービスシステム100から提供される広告素材を広告領域に露出させる。このとき、ユーザ端末機110a、110bは、広告領域に露出される広告に対するマウスオーバまたはクリック情報を含む相互作用データを広告サービスシステム100に送信する。相互作用データは、ユーザが広告に対してマウスオーバまたはクリックを行った場合に、ユーザに広告が示されたり認識されたりしたと判断する基準データである。広告サービスシステム100は、ユーザ端末機110a、110bから送信された相互作用データを受信し、相互作用データをユーザ情報と対応させてデータベースに格納する。広告サービスシステム100は、ユーザ端末機110a、110bがインターネット105を介してウェブページに接続すれば、データベースに格納されたユーザ情報および相互作用データを参照して、ウェブページ画面の広告領域にユーザに認識された広告以外の他の広告が露出されるように広告データを提供する。
【0018】
ユーザ端末機110a、110bは、広告領域に露出された広告が複数のテーマ広告またはシリーズ広告である場合に、ユーザから複数のテーマ広告またはシリーズ広告が選択され、広告選択情報を広告サービスシステム100に送信する。広告サービスシステム100は、ユーザ端末機110a、110bから送信される広告選択情報を受信し、受信された選択情報に応じてユーザによって選択されたテーマ広告またはシリーズ広告がユーザ端末機110a、110bを介してユーザに露出されるように広告サービスを提供する。
【0019】
一方、ユーザ端末機110a、110bは、露出された広告に対するマウスオーバまたはクリックに基づき、ユーザに広告が既に示された広告であるのかまたは認識された広告であるのかを自体的に判断することもできる。
【0020】
広告がユーザに認識された広告である場合に、ユーザ端末機110a、110bは、広告サービスシステム100から提供される広告素材に基づいて、露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させる。
【0021】
露出された広告と関連した他の広告を露出させる一例として、ユーザ端末機110a、110bは、提供される広告素材がシリーズ広告である場合に、ユーザに全体シリーズ広告のうちの一部分が認識されれば、全体シリーズ広告のうちで認識された一部分を除いた他の部分のシリーズ広告をユーザに露出させる。また、ユーザ端末機110a、110bは、認識された広告が全体シリーズ広告のうちの一部分である場合に、全体シリーズ広告のうちでユーザに認識された部分に対する次の部分のシリーズ広告を順次にユーザに露出させることもできる。例えば、露出された広告が第1話〜第3話のストーリーテリング構造を有するシリーズ広告である場合にユーザに第1話ストーリ広告が認識された場合、ユーザに第2話ストーリ広告を露出させた後に第2話ストーリ広告がユーザに認識されれば、第3話ストーリ広告をユーザに露出させることができる。このように、本発明に係る広告サービスシステム100は、複数のストーリ広告をストーリ順序に従って順次にユーザに露出させることができる。
【0022】
露出された広告と関連した他の広告を露出させる他の一例として、ユーザ端末機110a、110bは、提供される広告が複数のテーマ広告である場合に、ユーザに認識されたテーマ広告以外の他のテーマ広告をユーザに露出させる。例えば、広告が第1〜第7テーマ広告を含む場合に、ユーザ端末機110a、110bは、ユーザに認識されたテーマ広告が第1テーマ広告であれば、第2〜第7テーマ広告をユーザに露出させることができる。
【0023】
露出された広告と関連した他の広告を露出させるさらに他の一例として、ユーザ端末機110a、110bは、提供される広告が複数のテーマ広告である場合に、ユーザから選択されたテーマ広告をユーザに露出させる。例えば、提供される広告が第1〜第7テーマ広告を含む場合に、ユーザ端末機110a、110bは、ユーザに認識された広告が第1テーマ広告であり、ユーザから第7テーマ広告が選択されれば、選択された第7テーマ広告をユーザに露出させることができる。
【0024】
図2は、本発明に係る広告素材、クライアントテンプレートおよびサーバテンプレートを示す図である。
【0025】
図2を参照すれば、広告素材200は、クライアントテンプレート(client template)202が挿入される。広告素材200は、広告サービスシステム100によってユーザ端末機110a、110bの広告領域に提供される。広告素材200は、クライアントテンプレート202を介してユーザによって広告領域に露出された広告に対するマウスオーバまたはクリック情報を含む相互作用データを感知(検出)し、感知された相互作用データを用いて露出された広告がユーザによって認識されたか否かを判断する。また、広告素材200は、クライアントテンプレート202によって感知された相互作用データを広告サービスシステム100に送信する。相互作用データは、露出された広告に対する広告コードを含む。
【0026】
広告サービスシステム100は、サーバテンプレート201を介して広告素材200から送信される相互作用データを受信し、受信された相互作用データを用いて露出された広告がユーザによって認識されたかを判断する。
【0027】
このように、広告サービスシステム100は、広告素材200から送信される相互作用データから広告コードを認識し、広告コードに該当するログ(log)のみを収集して共有することによって不必要なデータの生成を防ぎ、データ通信の過度なトラフィックを防ぐことができる。
【0028】
図3は、本発明の一実施形態に係る広告サービス方法の流れを示す図である。
【0029】
図3を参照すれば、ステップS310で、広告サービスシステムは、広告をユーザに露出させる。広告サービスシステムは、ユーザ端末機がインターネットを介して広告サービスシステムに提供するウェブサイトページに接続する場合に、接続されたウェブサイトページの広告領域に広告を露出させる。
【0030】
ステップS320で、広告サービスシステムは、露出された広告がユーザに認識されたか否かを判断する。すなわち、ステップS320で、広告素材または広告サービスシステムは、露出された広告がユーザに認識されたかを判断する。広告素材は、クライアントテンプレートを介して露出された広告に対するマウスオーバ(mouse over)またはクリック(click)情報を含む相互作用データを感知し、感知された相互作用データを広告サービスシステムに送信する。これにより、広告サービスシステムは、サーバテンプレートを介して送信された相互作用データを受信し、受信された相互作用データを分析して露出された広告がユーザによって認識されたかを判断する。すなわち、広告サービスシステムは、受信された相互作用データが露出された広告に対するマウスオーバである場合に、露出された広告がユーザに認識されたものと判断することができる。さらに、広告サービスシステムは、受信された相互作用データが露出された広告に対するクリックである場合に、露出された広告がユーザに認識されたものと判断することができる。
【0031】
露出された広告がユーザに認識された場合に、ステップS330で、広告サービスシステムは、露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させる。すなわち、広告サービスシステムは、露出された広告がユーザに認識された広告である場合に、広告サービスシステムは、露出された広告と関連した他の広告を広告領域に露出させる。露出された広告と関連した他の広告は、露出された広告と広告主が同じ広告であり、露出された広告と広告内容が異なる広告である。
【0032】
露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させる一例として、提供される広告がシリーズ広告である場合に、ステップS330で、広告サービスシステムは、露出された広告が全体シリーズ広告の一部分である場合に、全体シリーズ広告のうちでユーザに認識されていないシリーズ広告の残りの部分をユーザに露出させる。
【0033】
露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させる他の一例として、露出された広告が複数のテーマ広告である場合に、ステップS330で、広告サービスシステムは、複数のテーマ広告のうちでユーザに露出されたテーマ広告を除いた他のテーマ広告をユーザに露出させる。
【0034】
露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させるさらに他の一例として、ステップS330で、広告サービスシステムは、ユーザから露出された広告と関連した他の広告のうちのいずれか1つが選択され、選択された広告をユーザに露出させる。すなわち、広告サービスシステムは、ユーザから露出された広告と関連した他の広告のうちのいずれか1つが選択され、選択された広告を広告領域に露出させる。
【0035】
選択された広告をユーザに露出させる一例として、選択された広告が複数のテーマ広告である場合に、ステップS330で、広告サービスシステムは、テーマ広告のうちでユーザに選択されたテーマ広告をユーザに露出させる。すなわち、広告サービスシステムは、露出されたテーマ広告がユーザに認識された場合に、ユーザから露出されたテーマ広告以外の他のテーマ広告のうちのいずれか1つが選択され、選択されたテーマ広告を広告領域に露出させることができる。
【0036】
選択された広告をユーザに露出させる他の一例として、選択された広告が複数のシリーズ広告である場合に、ステップS330で、広告サービスシステムは、複数のシリーズ広告のうちでユーザに選択されたシリーズ広告をユーザに露出させる。すなわち、広告サービスシステムは、ユーザから全体シリーズ広告のうちのいずれか1つのシリーズ広告が選択され、選択されたシリーズ広告を広告領域に露出させることができる。
【0037】
露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させるさらに他の一例として、ステップS330で、広告サービスシステムは、露出された広告以外の他の広告を順次にユーザに露出させる。すなわち、広告が第1〜第5シリーズ広告であり、ユーザに第1シリーズ広告のみが露出された場合に、広告サービスシステムは、露出された広告である第1シリーズ広告を除いた残りのシリーズ広告である第2〜第5シリーズ広告を順次に広告領域に露出させることができる。
【0038】
図4は、テーマ広告による広告サービスの一例を示す図である。
【0039】
図4を参照すれば、広告サービスシステムは、インターネットを介して接続されたユーザ端末機に提供される広告サービスシステムのウェブページ画面に含まれた広告領域に第1テーマ広告410を露出させる。広告サービスシステムは、第1テーマ広告410を露出させた後、ユーザによって第1テーマ広告410に対するマウスオーバまたはクリックによって第1テーマ広告410がユーザに認識されたものと判断されれば、広告領域に第1テーマ広告410を露出させずに第2テーマ広告420を露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第1テーマ広告410の後にテーマ広告メニューが選択された場合に、第1テーマ広告410に対する次のテーマ広告である第2テーマ広告420を広告領域に露出させる。
【0040】
広告領域に第2テーマ広告420を露出させた後、広告サービスシステムは、第2テーマ広告420がユーザに認識された場合またはユーザによって第2テーマ広告420に対する次の広告メニューが選択された場合に、第3テーマ広告430を広告領域に露出させる。広告サービスシステムは、ユーザによって第2テーマ広告420に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第1テーマ広告410を広告領域に露出させることもできる。
【0041】
広告領域に第3テーマ広告430を露出させた後、広告サービスシステムは、第3テーマ広告430がユーザに認識された場合またはユーザによって第3テーマ広告430に対する次の広告メニューが選択された場合に、第4テーマ広告440を広告領域に露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第3テーマ広告430に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第2テーマ広告420を広告領域に露出させることもできる。
【0042】
広告領域に第4テーマ広告440を露出させた後、広告サービスシステムは、第4テーマ広告440がユーザに認識された場合またはユーザによって第4テーマ広告440に対する次の広告メニューが選択された場合に、第5テーマ広告450を広告領域に露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第4テーマ広告440に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第3テーマ広告430を広告領域に露出させることもできる。
【0043】
広告領域に第5テーマ広告450を露出させた後、広告サービスシステムは、第5テーマ広告450がユーザに認識された場合またはユーザによって第5テーマ広告450に対する次の広告メニューが選択された場合に、第6テーマ広告460を広告領域に露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第5テーマ広告450に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第4テーマ広告440を広告領域に露出させることもできる。
【0044】
広告領域に第6テーマ広告460を露出させた後、広告サービスシステムは、第6テーマ広告460がユーザに認識された場合またはユーザによって第6テーマ広告460に対する次の広告メニューが選択された場合に、第7テーマ広告470を広告領域に露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第6テーマ広告460に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第5テーマ広告450を広告領域に露出させることもできる。
【0045】
広告領域に第7テーマ広告470を露出させた後、広告サービスシステムは、第7テーマ広告470がユーザに認識された場合またはユーザによって他のテーマ広告が選択された場合に、第7テーマ広告470以外の他のテーマ広告または選択されたテーマ広告を広告領域に露出させる。また、広告サービスシステムは、ユーザによって第7テーマ広告470に対する以前の広告メニューが選択された場合に、第6テーマ広告460を広告領域に露出させることもできる。
【0046】
このように、本発明に係る広告サービスシステムは、ユーザに認識されたテーマ広告と関連した他のテーマ広告をユーザに露出させてより多様なテーマ広告をユーザに提供することにより、広告効果を増大させることができる。
【0047】
また、本発明に係る広告サービスシステムは、ユーザからテーマ広告が選択され、選択されたテーマ広告をユーザに露出させることにより、ユーザが所望するテーマ広告を提供することができる。
【0048】
図5は、ストーリーテリング広告による広告サービスの一例を示す図である。
【0049】
図5を参照すれば、ストーリーテリング広告は、第1〜第3話ストーリ広告510〜530のようにストーリ順序を有する広告である。広告サービスシステムは、ユーザに第1話ストーリ広告510を露出させた後に第1話ストーリ広告510がユーザに認識されれば、第2話ストーリ広告520をユーザに露出させる。第2話ストーリ広告520を露出させた後、広告サービスシステムは、第2話ストーリ広告520がユーザに認識されれば、第3話ストーリ広告530をユーザに露出させる。
【0050】
このように、本発明に係る広告サービスシステムは、ストーリ順序を有するストーリーテリング広告を露出させるときに、露出された広告がユーザによって認識された場合に、露出された広告の次のストーリ順序の広告を露出させることができる。
【0051】
また、広告サービスシステムは、第1〜第3話ストーリ広告510〜530のうちでユーザによって選択された広告を露出させることもできる。
【0052】
図6は、本発明の他の実施形態に係る広告サービスシステムの構成を示す図である。
【0053】
図6を参照すれば、広告サービスシステム600は、広告提供部610と、広告露出部620と、判断部630と、選択部640とを備える。
【0054】
広告提供部610は、ユーザに露出させる各種広告を提供する。広告は、複数のシリーズ広告または複数のテーマ広告を含む。
【0055】
広告露出部620は、広告提供部610から提供される広告をユーザに露出させる。さらに、広告露出部620は、ユーザに露出される広告がユーザによって認識された広告である場合に、広告と関連した他の広告をユーザに露出させる。
【0056】
提供される広告が複数のシリーズ広告である場合に、広告露出部620は、複数のシリーズ広告のうちで広告領域に露出された広告がユーザに認識されれば、複数のシリーズ広告のうちでユーザによって認識されたシリーズ広告以外の他のシリーズ広告をユーザに露出させる。
【0057】
提供される広告が複数のテーマを有する広告である場合に、広告露出部620は、露出された広告がユーザによって複数のテーマ広告のうちの一部テーマ広告が認識されれば、複数のテーマ広告のうちでユーザによって認識された一部テーマ広告以外の他のテーマ広告をユーザに露出させる。
【0058】
判断部630は、広告露出部620によって広告領域に露出された広告がユーザによってマウスオーバされたりクリックされたりした場合に、露出された広告がユーザに認識されたものと判断する。すなわち、判断部630は、広告領域に露出された広告がユーザによってマウスオーバされた場合に、露出された広告がユーザに認識されたものと判断することができる。また、判断部630は、露出された広告がユーザによってクリックされた場合に、露出された広告がユーザに認識されたものと判断することができる。
【0059】
広告露出部620は、判断部630によって露出された広告がユーザに認識されたものと判断されれば、露出された広告と関連した他の広告をユーザに露出させる。露出された広告が全体ストーリーテリング広告のうちの一部分である場合に、広告露出部620は、全体ストーリーテリング広告のうちでユーザに認識されていない他の部分のストーリーテリング広告をユーザに露出させる。
【0060】
例えば、広告が図5に示すように、第1〜第3話ストーリを有するストーリーテリング広告である場合に、広告露出部620は、広告領域に第1話ストーリ広告510を露出させて第1話ストーリ広告510がユーザに認識された場合に、第1話ストーリ広告以外の第2話ストーリ広告520または第3話ストーリ広告530をユーザに露出させる。すなわち、広告露出部620は、第1話ストーリ広告510がユーザに認識されれば、第1話ストーリ広告510を除いた残りのストーリ広告である第2話ストーリ広告520または第3話ストーリ広告530を露出させることができる。また、広告露出部620は、第1話ストーリ広告510がユーザに認識されれば、第2話ストーリ広告520および第3話ストーリ広告530を順次に露出させることができる。
【0061】
また、広告露出部620は、提供された広告が複数のテーマ広告である場合に、複数のテーマ広告のうちでユーザに露出されたテーマ広告を除いた他のテーマ広告をユーザに露出させる。
【0062】
選択部640は、ユーザに露出される広告が複数のシリーズ広告または複数のテーマ広告である場合に、ユーザから複数のシリーズ広告または複数のテーマ広告のうちで所望する広告が選択される。
【0063】
選択部640は、ユーザに提供される広告が例えば第1〜第7テーマ広告であり、露出されたテーマ広告が第1テーマ広告であって第1テーマ広告がユーザに認識された広告である場合に、ユーザから第1テーマ広告以外の他のテーマ広告である第2〜第7テーマのうちのいずれか1つが選択されることができる。
【0064】
選択部640は、ユーザに提供される広告が、例えば第1〜第5話ストーリ広告であり、露出されたシリーズ広告が第3話ストーリ広告であって第3話ストーリ広告がユーザに認識された広告である場合に、ユーザから第3話ストーリ広告の以前の広告である第2話ストーリ広告または第3話ストーリ広告の次の広告である第4話のストーリ広告が選択されることができる。
【0065】
広告露出部620は、選択部640によってユーザから選択された広告をユーザに露出させる。広告露出部620は、ユーザから第2話ストーリ広告が選択された場合には広告領域に第2話ストーリ広告を露出させ、ユーザから第4話ストーリ広告が選択された場合には広告領域に第4話ストーリ広告を露出させることができる。また、広告露出部620は、ユーザから第2テーマ広告が選択された場合には広告領域に選択された第2テーマ広告を露出させ、ユーザから第7テーマ広告が選択された場合には選択された第7テーマ広告を露出させることができる。
【0066】
このように、本発明に係る広告サービスシステム600は、ユーザに広告を露出させるときに、ユーザに以前に露出された広告または認識された広告と関連した他の広告を露出させることにより、さらに多様な広告をユーザに提供することができる。
【0067】
また、本発明に係る広告サービスシステム600は、ユーザに広告を一方的に露出させるのではなく、ユーザが所望するテーマ広告を選択することができるため、ユーザによって選択されたテーマ広告を露出させることができる。
【0068】
また、本発明に係る広告サービスシステム600は、提供される広告素材がストーリーテリング構造のシリーズ広告である場合に、ユーザに認識されていないシリーズ広告を露出させることにより、露出されたシリーズ広告に対するユーザの関心を増大させて広告効果を向上させることができる。
【0069】
さらに、本発明に係る広告サービスシステム600は、複数のテーマ広告である場合に、テーマ広告のうちでユーザに認識されていないテーマ広告を露出させることにより、露出されたテーマ広告に対するユーザの関心を増大させることができる。
【0070】
なお、本発明に係る広告サービス方法は、コンピュータにより実現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読取可能な記録媒体を含む。当該記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともでき、記録媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読取可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。また、記録媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行され得る高級言語コードを含む。
【0071】
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
【産業上の利用可能性】
【0072】
本発明によれば、インターネットウェブページを介してユーザに露出された広告がユーザに認識された場合に、露出された広告以外の他の広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することができる。
【0073】
また、本発明によれば、インターネットウェブページを介してユーザに認識された広告である場合に、同じ広告主の他の広告内容を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することができる。
【0074】
また、本発明によれば、インターネットウェブページを介して露出された広告がユーザに既に認識された広告である場合に、露出された広告に対する他のテーマ広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することができる。
【0075】
また、本発明によれば、インターネットウェブページを介して露出された広告と関連した複数の広告が存在する場合に、複数の広告のうちでユーザによって選択された広告を露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することができる。
【0076】
さらに、本発明によれば、インターネットウェブページを介して露出された広告がユーザに認識された場合に、露出された広告と関連した他の広告を順次にユーザに露出させる広告サービス方法およびそのシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明に係る広告サービスシステムの連動関係を示す図である。
【図2】本発明に係る広告素材およびテンプレートを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る広告サービス方法の流れを示す図である。
【図4】テーマ広告による広告サービスの一例を示す図である。
【図5】ストーリーテリング広告による広告サービスの一例を示す図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る広告サービスシステムの構成を示す図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
広告サービス方法であって、
広告をユーザに露出させるステップと、
露出された広告がユーザに認識されたかを判断するステップと、
前記露出された広告がユーザに認識された場合に、前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させるステップと、
を含むことを特徴とする広告サービス方法。
【請求項2】
露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断する前記ステップは、
広告素材または広告サービスシステムによって前記露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断することを特徴とする請求項1に記載の広告サービス方法。
【請求項3】
前記広告素材は、
前記露出された広告に対するマウスオーバまたはクリック情報を含む相互作用データをクライアントテンプレートを介して感知し、
露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断する前記ステップは、
前記広告素材によって前記感知された相互作用データを用いて前記露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断することを特徴とする請求項2に記載の広告サービス方法。
【請求項4】
前記広告素材は、
前記露出された広告に対するマウスオーバまたはクリック情報を含む相互作用データをクライアントテンプレートを介して感知し、前記感知された相互作用データを前記広告サービスシステムに送信し、
露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断する前記ステップは、
前記広告サービスシステムでサーバテンプレートを介して前記広告素材から送信された相互作用データを受信し、前記受信された相互作用データを用いて前記露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断することを特徴とする請求項2に記載の広告サービス方法。
【請求項5】
前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる前記ステップは、
前記露出された広告がシリーズ広告の一部分である場合に、全体シリーズ広告のうちで前記ユーザに認識されていないシリーズ広告の他の一部分を前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項1に記載の広告サービス方法。
【請求項6】
前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる前記ステップは、
前記露出されたシリーズ広告がストーリ順序を有する広告である場合に、前記露出されたシリーズ広告に対する次のストーリ順序のシリーズ広告を順次に前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項1に記載の広告サービス方法。
【請求項7】
前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる前記ステップは、
前記露出された広告が複数のテーマ広告のうちの1つのテーマ広告である場合に、前記複数のテーマ広告のうちで前記ユーザに露出されたテーマ広告を除いた他のテーマ広告を前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項1に記載の広告サービス方法。
【請求項8】
前記露出された広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる前記ステップは、
前記露出された広告が複数のテーマ広告のうちのいずれか1つのテーマ広告である場合に、前記ユーザから前記複数のテーマ広告のうちで前記露出されたテーマ広告以外の他のテーマ広告が選択されるステップと、
前記選択されたテーマ広告を前記ユーザに露出させるステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告サービス方法。
【請求項9】
請求項1〜8のうちのいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【請求項10】
広告を提供する広告提供部と、
前記広告提供部から提供された広告をユーザに露出させ、露出された広告が前記ユーザに認識された場合に、前記広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させる広告露出部と、
を備えることを特徴とする広告サービスシステム。
【請求項11】
前記提供された広告が前記ユーザに認識された広告であるかを判断する判断部をさらに備え、
前記広告露出部は、
前記判断部によって前記提供された広告が前記ユーザに認識された広告であると判断されれば、前記広告と関連した他の広告を前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項10に記載の広告サービスシステム。
【請求項12】
前記判断部は、
前記提供された広告に対するマウスオーバまたはクリックを感知し、前記感知されたマウスオーバまたはクリックの有無によって前記露出された広告が前記ユーザに認識されたかを判断することを特徴とする請求項10に記載の広告サービスシステム。
【請求項13】
前記広告露出部は、
前記提供された広告がストーリ順序を有するストーリーテリング広告である場合に、前記ストーリーテリング広告のうちで前記ユーザに認識されていないストーリ順序のストーリーテリング広告を前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項10に記載のマルチ広告サービスシステム。
【請求項14】
前記ユーザから露出された広告と関連した他の広告が選択される選択部をさらに備え、
前記広告露出部は、
前記選択された広告を前記ユーザに露出させることを特徴とする請求項10に記載のマルチ広告サービスシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2009−540420(P2009−540420A)
【公表日】平成21年11月19日(2009.11.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−514192(P2009−514192)
【出願日】平成19年5月29日(2007.5.29)
【国際出願番号】PCT/KR2007/002592
【国際公開番号】WO2007/142421
【国際公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【出願人】(505205812)エヌエイチエヌ コーポレーション (408)
【Fターム(参考)】