説明

床用シート材

【課題】 所定の大きさの多角形状に形成した可撓性の床用シート材において、歩行を誘導するためのガイド的な機能や、床の区画を明確にするなどの機能を発揮させることができ、また意匠的にも優れた床を敷設できる等、様々な利点を有する床用シート材を提供する。
【解決手段】 多角形状に形成された可撓性のシート材10を用いた床用シート材Aにおいて、上記のシート材の少なくとも一辺に沿って溝形状になった収容凹部21を有するガイド部材20を取り付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、床に敷設する床用シート材に係り、特に、多角形状に形成された可撓性のシート材を用いた床用シート材において、歩行を誘導するためのガイド的な機能や、床の区画を明確にするなどの機能を発揮させることができ、また意匠的にも優れた床を敷設できる等、様々な利点を有する床用シート材に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、床には様々な床用シート材が敷設されており、クッション性等を向上させる目的で、弾力性のある可撓性樹脂シートやカーペット等が敷設されており、さらに近年においては、施工性を高めると共に部分的な交換等が簡単に行えるようにするため、所定の大きさに形成した床用シート材を用いることが行われている。
【0003】
そして、このように所定の大きさに形成した床用シート材としては、可撓性の樹脂タイルやタイルカーペット等が使用されており、通常は、これらの床用シート材の裏面に粘着剤を付与し、この床用シート材を床の所定位置に順々に密接させて敷設し、必要に応じて、このように敷設した床用シート材を剥離させて交換できるようにしている。
【0004】
しかし、このように樹脂タイルやタイルカーペット等の床用シート材を床の所定位置に順々に敷設させただけでは、歩行を誘導するためのガイド的な機能や、床の区画を明確にするなどの機能はなく、特に、停電時、消灯時、夜間等においては、床の状態を適切に確認することができず、歩行が困難になるという問題があり、さらに意匠的にも必ずしも満足できるものではなかった。
【0005】
また、上記の床用シート材の裏面に粘着剤を設け、床の所定位置に順々に密接させて敷設させた場合、一部の床用シート材を剥して取り替える作業が非常に面倒になる等の問題もあった。
【0006】
また、従来においては、特許文献1に示されるように、タイルとタイルとの間の目地にLED等の発光体を設けるようにしたものが提案されているが、その施工が面倒であると共に、タイル及びタイル間に設けた発光体等を簡単に交換したりすることが非常に困難になる等の問題があった。
【特許文献1】特開2001−140439号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、床に敷設する床用シート材における上記のような様々な問題を解決することを課題とするものであり、特に、多角形状に形成された可撓性のシート材を用いた床用シート材において、歩行を誘導するためのガイド的な機能や、床の区画を明確にするなどの機能を発揮させることができ、また意匠的にも優れた床を敷設できる等、様々な利点を有する床用シート材を提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明における床用シート材においては、上記のような課題を解決するため、多角形状に形成された可撓性のシート材の少なくとも一辺に沿って溝形状になった収容凹部を有するガイド部材を取り付けるようにした。
【0009】
ここで、上記のシート材は上記のガイド部材を取り付ける辺を有する多角形状であれば、その形状は特に限定されないが、従来から一般に使用されている床用シート材との互換性を考慮すると、一般に使用されている正方形状や長方形状などの四角形状であることが好ましい。また、この床用シート材の大きさも、シート材にガイド部材を取り付けた状態の大きさが、従来から一般に使用されている規格化された大きさと同じ大きさであることが好ましい。なお、ガイド部材を取り付けるシート材の辺は一辺に限られず、2以上の辺に取り付けるようにすることも当然可能である。
【0010】
また、上記のシート材としては、従来から一般に使用されている可撓性の樹脂タイルやタイルカーペット等を用いることができる。そして、このシート材にタイルカーペットを用いた場合には、このタイルカーペットにおけるパイルによってガイド部材が目立たなくなり、特に、このパイル長を適切な長さに調整することにより、ガイド部材自体を目立たなくして、ガイド部材の収容凹部内に収容させた収容物だけを目立つようにすることもできるようになる。
【0011】
また、この床用シート材を床に敷設させるにあたっては、その底面に粘着剤を付与して、この床用シート材を床の上に剥離可能に貼付させるようにすることができる。
【0012】
また、上記のシート材の少なくとも一辺に沿って溝形状になった収容凹部を有するガイド部材を取り付けるにあたっては、このガイド部材をシート材の一辺の端面に接着剤などで接着させるようにすることができる。
【0013】
また、ガイド部材をシート材の一辺に強く取り付けて、ガイド部材がシート材から簡単に外れないようにすると共に、床の上に貼付された床用シート材をこのガイド部材を持って適切に剥離できるようにするため、ガイド部材に上記のシート材の底面側に延出された保持部を設け、この保持部の上にシート材を接着させるようにすることが好ましい。
【0014】
また、この発明における床用シート材において、シート材の辺に沿って取り付けたガイド部材における上記の収容凹部内に収容させるものは特に限定されず、それぞれの目的に応じて適宜変更することができる。なお、停電時、消灯時、夜間等において、床の状態を適切に確認することができるようにして、安全に案内が行えるようにするためには、上記の収容凹部内に発光部材及び/又は蓄光部材を収容させることが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
この発明における床用シート材においては、上記のように多角形状に形成された可撓性のシート材の少なくとも一辺に沿って溝形状になった収容凹部を有するガイド部材を取り付けたため、この床用シート材を床の所定の位置に適切に敷設して、上記のガイド部材を適切に配列させると共に、このガイド部材の収容凹部内にそれぞれの目的に応じたものを収容させることにより、歩行を誘導するためのガイド的な機能や、床の区画を明確にするなどの機能を発揮させることができ、また意匠的にも優れた床を得ることができるようになる。特に、上記の収容凹部内に発光部材及び/又は蓄光部材を収容させると、停電時、消灯時、夜間等においても、床の状態を適切に確認することができるようになり、安全な案内が行えるようになる。
【0016】
また、この発明における床用シート材において、シート材にガイド部材を取り付けた状態の大きさを、従来から一般に使用されている規格化された床用シート材と同じ大きさにすると、先に敷設されている従来の床用シート材をこの発明における床用シート材に置き換えることができ、先に敷設されている従来の床用シート材の少なくとも一部をこの発明における床用シート材に置き換えることによって、従来の床に上記のような機能を付与することが簡単に行えるようになる。
【0017】
また、この発明における床用シート材において、上記のガイド部材にシート材の底面側に延出された保持部を設け、この保持部の上にシート材を接着させるようにすると、ガイド部材にシート材が強く取り付けられるようになり、ガイド部材がシート材から簡単に外れるのが防止されると共に、このガイド部材を持って床用シート材を床から簡単に剥離させることができ、床の上に貼付された床用シート材を交換する作業が容易に行えるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
以下、この発明の実施形態に係る床用シート材を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明に係る床用シート材は、特に下記の実施形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
【0019】
この実施形態に係る床用シート材Aにおいては、図1に示すように、可撓性のシート材10として、パイル11が植設された基布12の裏面に裏打ち材13が設けられたタイルカーペット10を用いるようにした。なお、可撓性のシート材10はこのようなタイルカーペットに限定されず、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、エチレン−ビニル共重合樹脂等の熱可塑性樹脂で構成された可撓性の樹脂タイル等を用いることもできる。
【0020】
ここで、上記のパイル11には、一般にBCFナイロン,ポリプロピレン等の合成樹脂繊維や天然繊維が用いられる。
【0021】
また、上記の基布12は、織布又は不織布等のシート体からなり、上記のパイル11を十分に植設でき且つ破損などを生じない強度的にも優れたものであれば特にその素材は限定されず、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン等の合成繊維や、セルロース、ウール等の天然繊維を1種又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0022】
また、基布12の裏面に設けられる上記の裏打ち材13としては、例えば、塩化ビニル樹脂等のペーストゾル等を用いることができ、必要に応じて、カーボンブラック等の黒色顔料などの各種顔料、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどの充填剤、安定剤、老化防止剤などを混合してもよい。
【0023】
ここで、裏打ち材13は合成樹脂からなる単層のものであってよいが、この実施形態においては、パイル11が植設された基布12を安定的に固定するための合成樹脂ペーストゾル等からなる結合層13aを基布12の裏面に設けると共に、この結合層13aの裏面にガラス繊維製ヤーンの網状体等からなる補強布13bを設け、さらにこの補強布13bの裏面に、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂や、SBR、NBR等の合成ゴム等からなるバッキング材13cを設けている。
【0024】
そして、図2に示す床用シート材Aにおいては、上記のタイルカーペット10を所定の大きさの正方形よりも縦、横何れか一方の長さがガイド部材20の幅だけ短くなった四角形状に切断させると共に、このタイルカーペット10の長い方の一辺に沿って溝形状になった収容凹部21を有するガイド部材20を取り付けており、このようにタイルカーペット10の一辺にガイド部材20を取り付けた状態の大きさが、一般に使用されている規格化されたタイルカーペットの大きさ、例えば50cm×50cmの正方形状になるようにしている。なお、上記のタイルカーペット10におけるパイル11の長さは、前記のようにガイド部材20自体が目立たなくなって、ガイド部材20の収容凹部21内に収容させた収容物だけが目立つような長さにすることが好ましい。
【0025】
また、上記の床用シート材Aにおいては、ガイド部材20をタイルカーペット10の複数の辺に沿って取り付けるようにすることも可能であり、例えば、図3に示すようにタイルカーペット10の対向する二辺にガイド部材20を取り付ける場合には、タイルカーペット10を所定の大きさの正方形よりも縦、横何れか一方の長さがガイド部材20の2倍の幅だけ短くなった四角形状に切断し、このタイルカーペット10の長い方の対向する二辺に沿って上記のガイド部材20を取り付けるようにする。
【0026】
また、図4に示すようにタイルカーペット10の交差する二辺にガイド部材20を取り付ける場合には、タイルカーペット10を所定の大きさの正方形よりも縦、横双方の長さがガイド部材20の幅だけ短くなった正方形状に切断し、このタイルカーペット10の交差する二辺にそれぞれ上記のガイド部材20を取り付けると共に、ガイド部材20相互が交差する端部にそれぞれ傾斜した止め切り加工を施して、両ガイド部材20の収容凹部21相互が連通するようにしてガイド部材20相互を接合させるようにする。なお、同様にしてタイルカーペット10の他の辺に沿ってガイド部材20を取り付けることも可能である。
【0027】
また、上記のようにタイルカーペット10の辺に沿って溝形状になった収容凹部21を有するガイド部材20を取り付けるにあたり、この実施形態においては、図5に示すように、上記のガイド部材20の底部からタイルカーペット10の底面側に延出された保持部22を設け、この保持部22の上にタイルカーペット10を保持させるようにして、タイルカーペット10とガイド部材20とを接着させるようにしている。このようにすると、タイルカーペット10がガイド部材20の一側面と保持部22とに接着されて強固に取り付けられるようになる。
【0028】
ここで、上記のようにガイド部材20の保持部22の上にタイルカーペット10をそのままの状態で保持させるようにして、タイルカーペット10とガイド部材20とを接着させた場合、保持部22に保持されたタイルカーペット10の部分が保持部22の厚み分だけ持ち上がった状態になるが、一般にこの保持部22の厚みは薄く、またタイルカーペット10のパイル11部分が変形する等によって厚みの変化が目立つということはない。
【0029】
また、保持部22に保持されたタイルカーペット10の部分が保持部22の厚み分だけ持ち上がるのを防止するため、図6に示すように、保持部22に保持される上記のタイルカーペット10における裏打ち材13の一部に切欠を設けて、タイルカーペット10の高さを一定にすることも可能である。なお、このようにすると、タイルカーペット10がガイド部材20の一側面と保持部22とに接着されて強固に取り付けられると共に、床用シート材Aの高さを一定にしながら、保持部22の厚みを厚くして強度を高めることも可能になる。
【0030】
さらに、床用シート材Aの高さを一定にするために、図7に示すように、ガイド部材20の保持部22をなくし、溝形状になったガイド部材20の一側面だけをタイルカーペット10に接着させるようにすることも可能であり、この場合、タイルカーペット10の端部の柔軟性を保つことができるようになる。
【0031】
そして、上記の床用シート材Aをコンクリート床等の床Fの上に敷設するにあたっては、ガイドの役割を果たすようにしたり、床を適当に区画させたりする等、それぞれの目的に応じて、上記の図2〜図4等に示すようにしてタイルカーペット10の適当な辺に沿ってガイド部材20を取り付けた各種の床用シート材Aを適当に組み合わせて用い、各床用シート材Aの底面に粘着剤を付与して床Fの適当な位置に順々に剥離可能に貼付させると共に、各床用シート材Aに設けられたガイド部材20における収容凹部21内に、それぞれの目的に応じて適当な収容物を収容させるようにする。
【0032】
ここで、ガイド部材20における収容凹部21内に収容物を収容させるにあたって、例えば、図9に示すように、樹脂などで構成された透光性の外装体31の内部にLED等の発光体32を収容させた発光部材30を、収容凹部21の上面より下に位置するようにして収容させるようにすることができる。このようにすると、この発光部材30の発光体32を発光させることにより、夜間等においても、床Fの状態を適切に確認して、安全に案内が行えるようになる。また、上記のように発光部材30を収容凹部21の上面より下に位置するようにして収容させると、外装体31の上面が傷ついて、発光部材30からの光量が低下するのが防止されると共に、発光部材30が破損するのも防止されるようになる。
【0033】
さらに、上記の発光部材30らおける外装体31の少なくとも上面部に公知の蓄光性材料を添加させるようにすると、停電時等において上記の発光体32による発光が停止した場合にも、上記のように蓄光性材料が添加された外装体31が発光体32の発光停止後もある程度の時間、光を発しつづけるようになり、適切にガイドの役割を果たすことができる。
【0034】
なお、ガイド部材20における収容凹部21内に収容させる収容物は、このようなものに限定されず、例えば、適当な色彩に着色されたカラー樹脂部材(図示せず)等を収容させて、昼間におけるガイドの役割や、床を適当に区画させる役割を果たすようにすることも可能である。
【0035】
また、上記のように床Fの上に敷設された床用シート材Aを交換させるにあたっては、タイルカーペット10の辺に取り付けられたガイド部材20を持って、この床用シート材Aを床Fから簡単に剥離させることができ、床Fの上に敷設された床用シート材Aを交換する作業が容易に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】この発明の実施形態に係る床用シート材において、シート材に用いるタイルカーペットを示した断面説明図である。
【図2】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの一辺にガイド部材を取り付けた例を示した概略平面図である。
【図3】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの対向する二辺にガイド部材を取り付けた例を示した概略平面図である。
【図4】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの交差する二辺にガイド部材を取り付けた例を示した概略平面図である。
【図5】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの辺にガイド部材を取り付ける第1の例を示した断面説明図である。
【図6】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの辺にガイド部材を取り付ける第2の例を示した断面説明図である。
【図7】上記の実施形態に係る床用シート材において、タイルカーペットの辺にガイド部材を取り付ける第3の例を示した断面説明図である。
【図8】上記の実施形態に係る床用シート材を床の上に敷設した状態を示した断面説明図である。
【図9】上記の実施形態に係る床用シート材を床の上に敷設させると共に、上記のガイド部材の収容部に発光部材を収容させた状態を示した断面説明図である。
【符号の説明】
【0037】
A 床用シート材
F 床
10 タイルカーペット(シート材)
11 パイル
12 基布
13 裏打ち材
13a 結合層
13b 補強布
13c バッキング材
20 ガイド部材
21 収容凹部
22 保持部
30 発光部材
31 外装体
32 発光体

【特許請求の範囲】
【請求項1】
多角形状に形成された可撓性のシート材を用いた床用シート材において、上記のシート材の少なくとも一辺に沿って溝形状になった収容凹部を有するガイド部材が取り付けられていることを特徴とする床用シート材。
【請求項2】
請求項1に記載した床用シート材において、上記のシート材が四角形状に形成されていることを特徴とする床用シート材。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載した床用シート材において、上記のシート材がタイルカーペットであることを特徴とする床用シート材。
【請求項4】
請求項1〜3の何れか1項に記載した床用シート材において、上記のガイド部材の収容凹部内に発光部材及び/又は蓄光部材が収容されていることを特徴とする床用シート材。
【請求項5】
請求項1〜3の何れか1項に記載した床用シート材において、上記のガイド部材に上記のシート材の底面側に延出された保持部が設けられていることを特徴とする床用シート材。
【請求項6】
請求項1〜5の何れか1項に記載した床用シート材において、その底面に粘着剤が付与されていることを特徴とする床用シート材。
【請求項7】
請求項1〜6の何れか1項に記載した床用シート材において、シート材にガイド部材を取り付けた状態の大きさが、規格化された大きさになっていることを特徴とする床用シート材。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2009−121164(P2009−121164A)
【公開日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−297465(P2007−297465)
【出願日】平成19年11月16日(2007.11.16)
【出願人】(595111594)株式会社アシスト (6)
【出願人】(000222495)東リ株式会社 (94)
【Fターム(参考)】