説明

廃タイヤカーボンを利用したナノカーボン製造法

【課題】廃タイヤカーボンを利用したナノカーボン製造法を提供する。
【解決手段】廃タイヤカーボンを炭素粒子、活性炭素粒子、グラファイト粒子、アモルファス炭素粒子、およびこれらの混合物の少なくとも二つからなる炭素細材にし、該炭素細材を加圧、加熱容器に投入して、減圧爆発させることにより、炭素細材をナノカーボン化する。加圧の範囲は5kg/cm2から20kg/cm2であり、加熱の範囲は125℃から400℃である。減圧爆発装置は、加熱・加圧容器、減圧弁・ナノカーボン貯留タンクから構成される。

【発明の詳細な説明】
【発明の明細な説明】

【産業上の利用分野】
【0001】
【背景技術】
【0002】
アーク法、水蒸気爆発法等が実施されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、従来の製造法よりナノカーボンを容易に製造する事を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本発明に係るナノカーボン製造法は加圧、加熱容器に請求項2の炭素素材を投入し、加熱することで容器内部の圧力が上昇する事を利用して、請求項5の要領で瞬時に減圧することで投入した請求項2の炭素細材を瞬時に減圧爆発をして、請求項2の炭素細材をナノ化する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 減圧爆発装置の平面、側面図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃タイヤカーボンを炭素細材にして、加圧、加熱装置をもって、減圧爆発をすることを特徴とするナノカーボン製造法。
【請求項2】
前記炭素細材が、廃タイヤカーボン炭素粒子、廃タイヤカーボン活性炭素粒子、廃タイヤカーボングラファイト粒子、廃タイヤカーボンアモルファス炭素粒子、およびこれらの混合物の少なくとも二つであることを特徴とする請求項1に記載のナノカーボン製造法。
【請求項3】
前記炭素素材の請求項1においての加圧の範囲を5kg/cm2から20kg/cm2であることを特徴とするナノカーボン製造法。
【請求項4】
前記炭素素材の請求項1においての加熱の範囲を125℃から400℃であることを特徴とするナノカーボン製造法。
【請求項5】
前記炭素素材の請求項1においての減圧爆発とは、加熱、加圧した容器の減圧弁を瞬時に開く事で、容器内の圧力の急激な変動を利用した爆発を特徴とするナノカーボン製造法。

【図1】
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