説明

建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置

【課題】省電力化を図ることができると共に、専用の発電機等を不要とすることが可能な建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置を提供する。
【解決手段】スクラップ掃除用マグネット装置は、油圧ショベル1のグラップル7に着脱可能に装着され、スクラップSを吸着保持する永久磁石式のリフティングマグネット本体8と、バッテリー27から供給される電力によってマグネット本体8の通電制御を行う制御盤29とを備えている。マグネット本体8は、磁場の方向を逆転させることが可能なアルニコ磁石と、アルニコ磁石に巻回されたコイルと、アルニコ磁石よりも保磁力の強いネオジム磁石とを有している。制御盤29は、アルニコ磁石に対してスクラップSの吸着方向の着磁を行うようにマグネット本体8のコイルを通電すると共に、アルニコ磁石に対するスクラップSの吸着方向の着磁を解除するようにマグネット本体8のコイルを逆方向に通電する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、油圧ショベル等の建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
グラップルが装着された油圧ショベルによりスクラップの運搬作業が行われた後には、グラップルでは掴むことができないスクラップが散乱していることが多い。この場合には、例えばアームの先端に電磁石式のマグネット装置を搭載した別のリフティングマグネット付き油圧ショベルや電磁石式のスクラップ掃除用マグネット装置によって、スクラップを掃除する。あるいは特許文献1に記載されているように、スクラップ掃除用マグネット装置として、バケットの爪部に設けられ、スクラップを吸着する電磁石と、上部旋回体に搭載され、電磁石に電力を供給する発電機とを備えたものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−215661号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来技術においては、以下の問題点が存在する。即ち、上記従来技術のような電磁石式のマグネット装置では、電磁石を通電するのに大きな電力が必要となるため、専用の発電機及びこの発電機を駆動するモータ等が必要となる。このため、装置自体が複雑化・大型化し、コストアップにつながる。また、電磁石によるスクラップの吸着時には、電磁石に電力を供給し続ける必要があるため、電力の消費が増大する。
【0005】
本発明の目的は、省電力化を図ることができると共に、専用の発電機等を不要とすることが可能な建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置は、建設機械のフロント作業機に装着され、スクラップを吸着するマグネット本体と、建設機械を駆動するためのバッテリーの電力をマグネット本体に供給し、マグネット本体の通電制御を行う制御手段とを備え、マグネット本体は、磁場の方向を変えることが可能な第1永久磁石と、第1永久磁石に巻回されたコイルと、第1永久磁石よりも保磁力の強い第2永久磁石とを有し、制御手段は、第1永久磁石に対してスクラップの吸着方向の着磁を行うようにコイルを所定方向に通電すると共に、第1永久磁石に対するスクラップの吸着方向の着磁を解除するようにコイルを所定方向とは逆の方向に通電する手段であることを特徴とするものである。
【0007】
このように本発明のスクラップ掃除用マグネット装置においては、第1永久磁石に対してスクラップの吸着方向の着磁を行うようにコイルを所定方向に通電すると、マグネット本体にスクラップが吸着されるようになり、第1永久磁石に対するスクラップの吸着方向の着磁を解除するようにコイルを所定方向とは逆の方向に通電すると、マグネット本体に吸着されたスクラップが釈放されるようになる。このとき、永久磁石に対する通電は、電磁石に対する通電と異なり、常時行う必要がない。このため、建設機械を駆動するための既存のバッテリーの電力を用いてコイルを通電することが可能となり、スクラップ掃除用マグネット装置の省電力化を図ることができる。また、既存のバッテリーの電力を用いてコイルを通電するので、マグネット本体に電力を供給するための専用の発電機や発電機を駆動するモータが不要となる。
【0008】
さらに、マグネット本体は、コイルの通電によって磁場の方向を変えることが可能な第1永久磁石と、この第1永久磁石よりも保磁力の強い第2永久磁石という2種類の永久磁石を有している。このため、コイルの通電方向を変えるだけでスクラップの吸着及び釈放の切り替えが簡単に行えると共に、スクラップの吸着時には、スクラップがマグネット本体に十分強く吸着保持されるようになる。
【0009】
好ましくは、制御手段は、コイルの通電を瞬間的に行う。第1永久磁石に対してスクラップの吸着方向の着磁を行うようなコイルの通電、第1永久磁石に対するスクラップの吸着方向の着磁を解除するようなコイルの通電は、何れも一瞬だけ行えば足りる。従って、コイルの通電を瞬間的に行うことにより、スクラップ掃除用マグネット装置の更なる省電力化を図ることができる。
【0010】
また、好ましくは、制御手段は、建設機械がマグネット本体に吸着されたスクラップを運搬しているときは、コイルの通電を行わない。この場合には、建設機械がマグネット本体に吸着されたスクラップを運搬している最中に、釈放操作できないように保護することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、スクラップ掃除用マグネット装置の省電力化を図ることができる。また、専用の発電機等が不要となるため、スクラップ掃除用マグネット装置を簡素化し、低コスト化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明に係るスクラップ掃除用マグネット装置の一実施形態を備えた油圧ショベルを示す側面図である。
【図2】図1に示した永久磁石式のリフティングマグネット本体の断面図である。
【図3】図1に示した油圧ショベルの概略構成を示すブロック図である。
【図4】図3に示した制御盤により実行されるリフティングマグネット本体の通電制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【図5】図2に示したリフティングマグネット本体に対するスクラップの吸着時及び釈放時に、リフティングマグネット本体に形成される磁路を示す概略図である。
【図6】比較例として、電磁石式のリフティングマグネット本体がフロント作業機のアタッチメントとして装着されている油圧ショベルを示す側面図である。
【図7】図6に示した油圧ショベルの概略構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明に係る建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置の好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
【0014】
図1は、本発明に係るスクラップ掃除用マグネット装置の一実施形態を備えた油圧ショベルを示す側面図である。同図において、油圧ショベル1は、下部走行体2と、この下部走行体2の上部に旋回可能に連結された上部旋回体3と、この上部旋回体3の前部に取り付けられたフロント作業機4とを備えている。
【0015】
フロント作業機4は、上部旋回体3の前部に回動可能に連結されたブーム5と、このブーム5の先端部に回動可能に連結されたアーム6と、このアーム6の先端部に回動可能に連結され、金属のスクラップS等を掴むグラップル7とを有している。グラップル7には、スクラップSを吸着保持する永久磁石式のリフティングマグネット本体8が着脱可能に装着される。
【0016】
図2は、リフティングマグネット本体8の断面図である。なお、図2(b)は、図2(a)のB−B線断面図である。同図において、リフティングマグネット本体8は、ヨークを形成する鉄製の筐体9を有している。
【0017】
筐体9内には、磁場(磁束)の方向を逆転させることが可能な複数(ここでは4個)の断面四角形状のアルニコ磁石10と、各アルニコ磁石10に巻回された複数(ここでは4個)のコイル11と、アルニコ磁石10よりも保磁力の強い複数(ここでは12個)のネオジム磁石12とを有している。これらのネオジム磁石12は、各コイル11の下方に配置されている。なお、図2(b)では、コイル11を省略して示している。ネオジム磁石12は、アルニコ磁石10と異なり、磁場の方向を逆転させることが困難な磁石である。
【0018】
各アルニコ磁石10の下面には、スクラップSが吸着される鉄製の吸着ブロック13がそれぞれ固定されている。これらの吸着ブロック13は、ネオジム磁石12の側面にも固定されている。また、各ネオジム磁石12の下面には、ステンレス鋼製の底板14がそれぞれ固定されている。なお、ネオジム磁石の代わりに、フェライト磁石を用いても良い。
【0019】
筐体9の上部には、上記のグラップル7に引っ掛けられる鍔部15を有する被保持部16が設けられている。また、筐体9の上面には、各コイル11を通電するための複数本の電線17が接続されたコネクタ18が配置されている。これらの電線17の先端は、各コイル11と接続されている。
【0020】
図3は、油圧ショベル1の概略構成を示すブロック図である。同図において、油圧ショベル1は、下部走行体2、上部旋回体3及びフロント作業機4を駆動する標準駆動系システム19と、リフティングマグネット本体8を通電するマグネット通電系システム20とを有している。
【0021】
標準駆動系システム19は、上部旋回体3を下部走行体2に対して旋回させる旋回モータ21と、ブーム5を上部旋回体3に対して回動させるブームシリンダ22と、アーム6をブーム5に対して回動させるアームシリンダ23とを有している。また、標準駆動系システム19は、エンジン24を始動させるセルモータ25と、エンジン24により駆動される油圧ポンプ26とを有している。旋回モータ21、ブームシリンダ22及びアームシリンダ23は、油圧ポンプ26から供給される作動油によって駆動される。
【0022】
セルモータ25は、上部旋回体3に搭載されているDC24Vの補機用のバッテリー27から供給される電力により作動する。また、バッテリー27は、キー(セル)での点火の他、エアコン28等の補機に電力を供給するものである。
【0023】
マグネット通電系システム20は、リフティングマグネット本体8の通電制御を行う制御盤29と、リフティングマグネット本体8へのスクラップSの吸着(吸引)とリフティングマグネット本体8からのスクラップSの釈放との切換操作を行うための操作器30とを有している。制御盤29は、図1及び図2に示すように、電気ケーブル31を介してコネクタ32と接続されている。これにより、コネクタ32を上記コネクタ18と嵌合させることで、制御盤29がリフティングマグネット本体8と接続されることとなる。
【0024】
また、制御盤29は、電源機能(図示せず)を有し、バッテリー27と接続されている。そして、制御盤29は、操作器30の切換操作状態に応じて、バッテリー27から供給される電力によってリフティングマグネット本体8の各コイル11を通電するように制御する。
【0025】
図4は、制御盤29により実行されるリフティングマグネット本体8の通電制御処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【0026】
同図において、まず操作器30によってリフティングマグネット本体8へのスクラップSの吸着が指示操作されたかどうかを判断する(手順S101)。リフティングマグネット本体8へのスクラップSの吸着が指示操作されたときは、コイル11を所定方向に瞬間的(例えば3秒程度)に通電するように制御することで、アルニコ磁石10に対してスクラップSの吸着方向の着磁を行う(手順S102)。
【0027】
これにより、リフティングマグネット本体8における磁場の向きは、図5(a)に示すようになる。具体的には、磁束がリフティングマグネット本体8の外部(下側)に出て行くような磁路の閉回路が形成されることとなる。従って、リフティングマグネット本体8にスクラップSが吸着保持されるようになる。
【0028】
その後、操作器30によってリフティングマグネット本体8からのスクラップSの釈放が指示操作されたかどうかを判断する(手順S103)。続いて、リフティングマグネット本体8に吸着保持されたスクラップSが油圧ショベル1によって運搬中でないかどうかを判断する(手順S104)。ここで、スクラップSが運搬中でないかどうかの判断は、例えば走行や旋回の操作が行われていないかどうかを検出することにより行う。
【0029】
リフティングマグネット本体8からのスクラップSの釈放が指示操作されると共に、リフティングマグネット本体8に吸着保持されたスクラップSが運搬中でないときは、コイル11を上記の着磁時とは逆の方向に瞬間的(例えば3秒程度)に通電するように制御することで、アルニコ磁石10に対するスクラップSの吸着方向の着磁を解除する(手順S105)。
【0030】
これにより、リフティングマグネット本体8における磁場の向きは、図5(b)に示すように、アルニコ磁石10を着磁した時とは反対となる。具体的には、磁束がリフティングマグネット本体8の外部(下側)に出て行かずに、リフティングマグネット本体8の内部だけで磁路の閉回路が形成されることとなる。従って、リフティングマグネット本体8に吸着保持されたスクラップSがリフティングマグネット本体8から釈放されるようになる。
【0031】
一方、リフティングマグネット本体8からのスクラップSの釈放が指示操作されても、リフティングマグネット本体8に吸着保持されたスクラップSが運搬中であるときは、手順S103に戻り、スクラップSは釈放されずにリフティングマグネット本体8に吸着保持された状態のままとなる。従って、油圧ショベル1によるスクラップSの運搬時に、誤ってリフティングマグネット本体8を釈放操作してしまうことが無い。
【0032】
以上において、本実施形態のスクラップ掃除用マグネット装置は、リフティングマグネット本体8、制御盤29、操作器30及びバッテリー27等から構成されている。
【0033】
ここで、比較例としての油圧ショベルを図6に示す。同図に示す油圧ショベル50では、電磁石式のリフティングマグネット本体51がフロント作業機4のアタッチメントとしてアーム6の先端に装着されている。
【0034】
油圧ショベル50は、図6及び図7に示すように、リフティングマグネット本体51の通電制御を行う制御盤29の他、リフティングマグネット本体51を通電するための電力を供給するマグネット通電用発電機52と、このマグネット通電用発電機52を回転駆動する油圧モータ53とを更に有している。油圧モータ53は、油圧ポンプ26から供給される作動油によって駆動される。
【0035】
電磁石式のリフティングマグネット本体51では、通電時に大きな運転電力(例えば12〜20kW)が必要となるうえ、スクラップSの吸着中は通電し続けなければならないため、専用のマグネット通電用発電機52及び油圧モータ53が必要となる。このため、スクラップ掃除用マグネット装置の構成が複雑になり、コストアップになってしまう。
【0036】
これに対し本実施形態では、アルニコ磁石10、コイル11及びネオジム磁石12を有する永久磁石式のリフティングマグネット本体8をグラップル7に装着し、リフティングマグネット本体8にスクラップSを吸着させるときは、アルニコ磁石10に対してスクラップSの吸着方向の着磁を行うようにコイル11を通電し、リフティングマグネット本体8からスクラップSを釈放するときは、アルニコ磁石10に対する着磁を解除するようにコイル11を逆方向に通電する。
【0037】
このとき、コイル11の通電は一瞬だけ行えば良く、電磁石式のリフティングマグネット本体51を使用する場合のように常時通電する必要は無いので、省電力化を図ることができる。具体的には、通電時の運転電力を例えば3〜4kW程度に低減することができる。このため、コイル11を通電する際には、標準駆動系システム19のバッテリー27からの電力供給だけで十分足りるようになる。従って、電磁石式のリフティングマグネット本体51を使用する場合のようなマグネット通電用発電機52及び油圧モータ53の搭載が不要となるため、スクラップ掃除用マグネット装置の構成が簡素になり、低コスト化及び省スペース化を図ることが可能となる。
【0038】
また、リフティングマグネット本体8として、コイル11により磁場の方向を逆転させることが可能なアルニコ磁石10と、このアルニコ磁石10よりも保磁力の強いネオジム磁石12という2種類の永久磁石を使用しているので、コイル11の通電方向を変えるだけでスクラップSの吸着及び釈放の切り替えを簡単に行うことができる。また、スクラップSの吸着時には、保磁力の強いネオジム磁石12によってスクラップSをリフティングマグネット本体8に十分強く吸着保持させることができる。従って、グラップル7では掴めないスクラップSの掃除を効率良く行うことが可能となる。
【0039】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態は、エンジン式の油圧ショベル1についてであるが、本発明のスクラップ掃除用マグネット装置は、ハイブリッド式の油圧ショベルにも適用可能である。この場合にも、油圧ショベルの主要部(下部走行体、上部旋回体及びフロント作業機)を駆動するためのバッテリーから供給される電力によってリフティングマグネット本体を通電する。
【0040】
また、上記実施形態では、永久磁石式のリフティングマグネット本体8をグラップル7に着脱可能に装着するような構成としたが、リフティングマグネット本体8は、フロント作業機4の先端部にアタッチメントとして取り付けられていても良い。
【符号の説明】
【0041】
1…油圧ショベル(建設機械)、8…リフティングマグネット本体、10…アルニコ磁石(第1永久磁石)、11…コイル、12…ネオジム磁石(第2永久磁石)、27…バッテリー、29…制御盤(制御手段)、S…スクラップ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
建設機械のフロント作業機に装着され、スクラップを吸着するマグネット本体と、
前記建設機械を駆動するためのバッテリーの電力を前記マグネット本体に供給し、前記マグネット本体の通電制御を行う制御手段とを備え、
前記マグネット本体は、磁場の方向を変えることが可能な第1永久磁石と、前記第1永久磁石に巻回されたコイルと、前記第1永久磁石よりも保磁力の強い第2永久磁石とを有し、
前記制御手段は、前記第1永久磁石に対して前記スクラップの吸着方向の着磁を行うように前記コイルを所定方向に通電すると共に、前記第1永久磁石に対する前記スクラップの吸着方向の着磁を解除するように前記コイルを前記所定方向とは逆の方向に通電する手段であることを特徴とする建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置。
【請求項2】
前記制御手段は、前記コイルの通電を瞬間的に行うことを特徴とする請求項1記載の建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記建設機械が前記マグネット本体に吸着されたスクラップを運搬しているときは、前記コイルの通電を行わないことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械に搭載されるスクラップ掃除用マグネット装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2012−240816(P2012−240816A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−114641(P2011−114641)
【出願日】平成23年5月23日(2011.5.23)
【出願人】(000002107)住友重機械工業株式会社 (2,241)
【Fターム(参考)】