説明

建設機械の配管取付構造

【課題】リリーフバルブの破損を無くして安全性の向上を図るとともに、建設機械の小型化及び経済性の向上を図ることができる建設機械の配管取付構造を提供する。
【解決手段】底板と該底板上に所要間隔をおいて立設された1対の縦板を有する旋回フレーム16と、1対の縦板との間に配設された作業機と、該作業機を駆動する油圧シリンダと、該油圧シリンダに油圧を輸送する油圧ホース28と、外方に突設させたバルブ操作ロッド29aを有するリリーフバルブ29と、底板上に縦板29bと並置して取り付けられているキャビンとを備え、かつ、キャビンと隣接している側の縦板27bにリリーフバルブ29を油圧ホース28と一体に取り付けてなる建設機械の配管取付構造において、リリーフバルブ29を縦板27bに、下側に向けて取り付けた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は建設機械の配管取付構造に関するものであり、特に、油圧ショベル等の建設機械における旋回フレームに設けたリリーフバルブを、落下物等から保護することができるようにした建設機械の配管取付構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建設機械としての油圧ショベルは、下部走行体の上に旋回機構(旋回輪)を介して上部旋回体が旋回自在に搭載されている。該上部旋回体における旋回フレームの前方中央部にはブーム等を含む作業機が俯仰動可能に取り付けられている。また、該上部旋回体の前方一側部にはキャビン等が設けられ、前方他側部には工具を収納する収納ボックスやタンク等が設けられている。
【0003】
このような従来の油圧ショベルにおける旋回フレームとして、例えば特許文献1に示すようなものがある。図7及び図8に従来の旋回フレームの一例を示す。同図において、旋回フレーム51は、底板52と該底板52上に所要間隔をおいて立設された左右1対の縦板53a,53bを有する。該1対の縦板53a,53b間には前後方向に延びるブーム54等を含む作業機55が俯仰動可能に取り付けられ、かつ、縦板53bの外側にはキャビン56が配置されている。
【0004】
前記1対の縦板53a,53bは、それぞれ底板52からほぼ直角に立設されている。また、前記キャビン56と隣接している縦板53bの上部内面には、ブラケット60を介してリリーフバルブ57と油圧ホース58が取り付けられている。
【0005】
前記油圧ホース58は、前記作業機55を駆動する油圧シリンダ(図示せず)に油圧を輸送するホース、または、オプション用アタッチメントホース等である。該油圧ホース58は、底板52上に配設されているコントロールバルブ59と前記油圧シリンダにそれぞれ接続されている。
【0006】
一方、前記リリーフバルブ57は該油圧ホース58内の最大圧力を制限するバルブである。該リリーフバルブ57は、該油圧ホース58の途中に配設されている。該リリーフバルブ57は、上下方向に移動切り換え可能な制御用のバルブ操作ロッド57aを上方に突出させて設けている。なお、該バルブの切り換え操作は、手動方式、または電動あるいは油圧による自動方式で操作される。
【0007】
そして、この従来の旋回フレーム51の構造では、油圧ホース58とキャビン56のクリアランス、及び、油圧ホース58と作業機55のクリアランスを保持するために、図6に示すように縦板53bとキャビン56の間と作業機55と油圧ホース58の間にそれぞれ隙間S3,S4が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2007−51413号公報。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
上述したように、従来の建設機械における旋回フレームの構造では、キャビン56と隣接している片側の縦板53bの上部内面にリリーフバルブ57が、ブラケット57を介して、かつ、リリーフバルブ57を上方に突出させた状態で配置されている。このため、リリーフバルブ57の上方から例えば物が落下したとき、あるいは作業者が該リリーフバルブ57の上に手を乗せたようなときに、破損してしまう問題があった。
【0010】
また、油圧ホース58とキャビン56との干渉、及び、油圧ホース58と作業機55との干渉をそれぞれ無くすクリアランスを、縦板53bとキャビン56の間と縦板53bと作業機55の間に、それぞれ隙間S3,S4として設けているので、スペース上の無駄が存在し、旋回フレーム51における底板52等の形状を大きくする必要があった。このため、経済的な無駄や建設機械が大型化するという問題があった。
【0011】
そこで、リリーフバルブの破損を無くして安全性の向上を図るとともに、建設機械の小型化及び経済性の向上を図ることができるようにするために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1記載の発明は、底板と該底板上に所要間隔をおいて立設された1対の縦板を有する旋回フレームと、前記1対の縦板との間に俯仰動可能に配設された作業機と、該作業機を駆動する油圧シリンダと、該油圧シリンダに油圧を輸送する油圧ホースと、外方に突設させたバルブ操作ロッドを有するリリーフバルブと、前記底板上に前記縦板と並置して取り付けられているキャビンまたはタンクとを備え、かつ、前記キャビンまたはタンクと隣接している側の前記縦板に前記リリーフバルブを前記油圧ホースと一体に取り付けて成る建設機械の配管取付構造において、前記リリーフバルブを前記縦板に、前記バルブ操作ロッドを下側に向けて配置した建設機械の配管取付構造を提供する。
【0013】
この構成によれば、リリーフバルブを下側に向けて縦板に配置しているので、該リリーフバルブの上方から物が落下して該落下物が該リリーフバルブに当たっても、該落下物がリリーフバルブに直接あたるようなことがない。また、作業者がリリーフバルブの上に手を乗せ、リリーフバルブを破損してしまうことも防げる。
【0014】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の建設機械の配管取付構造において、上記リリーフバルブは、前記縦板に、上記リリーフバルブの先端部を前記1対の縦板の内側に傾けて配置した建設機械の配管取付構造を提供する。
【0015】
この構成によれば、リリーフバルブの先端部はキャビンまたはタンクから離れて、リリーフバルブの先端部とキャビンまたはタンクとのクリアランスを大きく確保することができる。また、リリーフバルブを傾斜して設けることにより、リリーフバルブの左右方向の厚みをクリアランス等の部分で吸収でき、該リリーフバルブを少ないスペースで配置できる。
【0016】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の建設機械の配管取付構造において、上記縦板は、下端部側が該縦板と平行で、かつ、上端部側が上記キャビンまたはタンク側に向かって傾斜している板状のブラケットを備え、該ブラケットの前記上端部に上記リリーフバルブを上記油圧ホースと一体に配置した建設機械の配管取付構造を提供する。
【0017】
この構成によれば、縦板に、ブラケットを介してリーフバルブと油圧ホースを一体に取り付けることができる。
【0018】
請求項4記載の発明は、請求項1,2または3記載の建設機械の配管取付構造において、上記油圧ホースを、上記1対の縦板間領域の外側に配置した建設機械の配管取付構造を提供する。
【0019】
この構成によれば、油圧ホースを1対の縦板間領域の外側に配設することによって、作業機に対する油圧ホースの干渉を避けることができる。
【発明の効果】
【0020】
請求項1記載の発明は、リリーフバルブの上方から物が落下して当たっても、該落下物がリリーフバルブを破損することがなく、また、作業者が該リリーフバルブの上に手を乗せ、リリーフバルブを破損してしまうことも防ぐことができる。これにより、破損が無くなり安全性の向上が期待できる。
【0021】
請求項2記載の発明は、リリーフバルブの先端部とキャビンまたはタンクとのクリアランスを大きく確保することができるので、リリーフバルブのキャビンまたはタンクとの干渉を確実に避けることができる。これにより、バルブの圧力調整をスムーズに行うことができ、請求項1記載の発明の効果に加えて、操作性の向上が期待できる。また、リリーフバルブの左右方向の厚みをキャビンまたはタンクとのクリアランスの部分等で吸収して該リリーフバルブを少ないスペースで配置することができるので、旋回フレームの底板等の形状を小さくすることができる。これにより、建設機械の小型化が可能になるとともに、経済性の向上も期待できる。
【0022】
請求項3記載の発明は、ブラケットを介してリーフバルブと油圧ホースを一体に取り付けることができるので、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、構造の簡略化と組立作業性の向上が期待できる。
【0023】
請求項4記載の発明は、作業機と油圧ホースの干渉を避けることができるので、請求項1,2または3記載の発明の効果に加えて、さらに安全性の向上が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明の一実施形態を適用した油圧ショベルの全体構造を示す側面図。
【図2】同上油圧ショベルに適用した旋回フレームの斜視図。
【図3】同上油圧ショベルに適用した旋回フレームの平面図。
【図4】同上油圧ショベルの配管取付構造に係わる要部構成を示す部分拡大側面図。
【図5】同上配管取付構造に係わる要部構成を図4の矢印A方向より見て示す平面図。
【図6】図5のB−B線矢視方向より見て示す部分拡大側面図。
【図7】従来の油圧ショベルの配管取付構造に係わる要部構成を示す部分拡大側面図。
【図8】従来の配管取付構造に係わる要部構成を図7の矢印C方向より見て示す平面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
本発明は、リリーフバルブの破損を防ぎ安全性の向上を図るとともに、建設機械の小型化及び経済性の向上を図るという目的を達成するために、底板と該底板上に所要間隔をおいて立設された1対の縦板を有する旋回フレームと、前記1対の縦板との間に俯仰動可能に配設された作業機と、該作業機を駆動する油圧シリンダと、該油圧シリンダに油圧を輸送する油圧ホースと、外方に突設させたバルブ操作ロッドを有するリリーフバルブと、前記底板上に前記縦板と並置して取り付けられているキャビンまたはタンクとを備え、かつ、前記キャビンまたはタンクと隣接している側の前記縦板に前記リリーフバルブを前記油圧ホースと一体に取り付けて成る建設機械の配管取付構造において、前記リリーフバルブを前記縦板に、下側に向けて配置したことにより実現した。
【実施例】
【0026】
以下、本発明の建設機械の配管取付構造について、好適な実施例を添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の一実施形態を適用した油圧ショベルの全体構造を示す側面図である。なお、以下の説明では、図1の左右方向左側を前方、右側を後方とし、また上下方向を上下、紙面に垂直な方向を左右として説明する。
【0027】
図1において、油圧ショベル11は、走行手段としての左・右のクローラ12L,12R(但し、12Lのみ図1に図示)を備えた下部走行体13と、該下部走行体13の上部に旋回輪14を介して旋回可能に設けられた上部旋回体15と、該上部旋回体15の基礎下部構造を成す旋回フレーム16上の前方中央部に設けられた作業機17と、該旋回フレーム16の前方一側部に設けられたキャビン18と、該旋回フレーム16上の該作業機17及び該キャビン18以外の大部分を覆う上部カバー19とを備えている。なお、該上部カバー19は、図示しないがその内部にエンジン、該エンジンに駆動される油圧ポンプ、及び該油圧ポンプの油圧源となる作動油タンク等の機器を収納している。
【0028】
前記作業機17は、ブーム20と、該ブーム20に回動可能に結合されたアーム21と、該アーム21に回動可能に連結されたバケット22とを備えている。これらブーム20、アーム21、及びバケット22は、それぞれブーム用油圧シリンダ23、アーム用油圧シリンダ24、及びバケット用油圧シリンダ25により動作する。
【0029】
前記旋回フレーム16は、図2及び図3に示すように底板26を有する。該底板26の上面には、前後方向に延びるブーム取付ブラケットとなる左右1対の縦板27a,27bが前方中央部に所要間隔をおいて立設されている。そして、該左右の縦板27a,27bの前端側上部には前記作業機17におけるブーム20の一端(基端)側が俯仰動可能に取り付けられ、かつ、縦板27bの外側(前方一側部)には前記キャビン18が配置されている。
【0030】
また、前記底板26の上面で、かつ、前記1対の縦板27a,27bの後側の箇所には、前記ブーム用油圧シリンダ23、アーム用油圧シリンダ24、及びバケット用油圧シリンダ25に、油圧ホース28及びリリーフバルブ29を介して供給される圧油の流れを制御するコントロールバルブ30が配設されている。
【0031】
前記リリーフバルブ29は該油圧ホース28内の最大圧力を制限するバルブであり、該油圧ホース28の途中に配設されている。又、該リリーフバルブ29はブロック28aの外方に大きく突出して設けられており、その圧力調整操作は、手動方式、または電動あるいは油圧による自動方式で操作可能になっている。
【0032】
また、前記リリーフバルブ29は、前記1対の縦板27a,27bのうちの一方の縦板27bに、板状のブラケット31を介して取り付けられている。一方、油圧ホース28は、作業機17のブーム20の一側及びキャビン18の一側に沿い、かつ、作業機17におけるブーム20とのクリアランス、及び、キャビン56とのクリアランスを各々保持するために、ブーム20の間とキャビン56の間にそれぞれ隙間S1,S2を設けて配置されている。なお、該隙間S1及び隙間S2は必要とするクリアランスに応じて適宜設定される。
【0033】
前記ブラケット31は、上端部31aと下端部31bを一体に有する金属製の板材である。該ブラケット31は、図6に示すように下端部31bに対して上端部31aが外側(縦板27b側)に傾斜し、略逆く字状に折り曲げられた状態にして形成されている。そして、該ブラケット31は、前記上端部31aを前記縦板27bの上端から上側に突出させるとともに、下端部31bを縦板27bの内面と平行に配置し、かつ、該下端部31bと縦板27bの間を固定して該縦板27bに取り付けられている。
【0034】
これにより、ブラケット31は、上端部31aの上端側がキャビン18に近づき、かつ、下端側が1対の縦板27a,27bの中心に近づくようにして、上端部31aを左右方向に角度θ1傾斜させて設けられている。そして、図6に示すように該上端部31aの上側を向いている面に、リリーフバルブ29の突出先端が下側を向き、かつ、リリーフバルブ29の全体が前側に角度θ2傾くようにして該リリーフバルブ29が取り付けられている。また、この取付状態では、コントロールバルブ30の厚みは、コントロールバルブ30が左右方向に角度θ1傾いていることによって縦板27bの厚みとキャビン56の隙間S1及びブーム20の隙間S2でそれぞれ吸収される。なお、リリーフバルブ29の全体が前側に角度θ2傾いていることによってブラケット31の後側に逃がされ、図4に示すように該ブラケット31の後側で下方に突出し、該ブラケット31との干渉を避けている。
【0035】
したがって、この実施例の構成による油圧ショベル11によれば、リリーフバルブ29を縦板27bに突出先端を下側に向けて取り付けているので、該リリーフバルブ29の上方から物が落下して該落下物が該リーフバルブ29に当たっても、該落下物がリリーフバルブ29を破損するようなことがない。また、作業者がリリーフバルブ29の上に手を乗せ、リリーフバルブを破損してしまうことも防げる。
【0036】
また、リリーフバルブ29を、キャビン側に向かって左右方向に傾斜しているブラケット31の上端部31a側に取り付けてリリーフバルブ29の先端部がキャビン18から離れるように角度θ1傾斜させて配置し、リリーフバルブ29の先端部とキャビン18とのクリアランスを大きく確保するとともに、リリーフバルブ29の全体を前側に角度θ2傾斜させてリリーフバルブ29のブラケット31との干渉を避けているので、操作をスムーズに行うことができる。
【0037】
さらに、リリーフバルブ29を左右方向に傾斜させて設けているので、リリーフバルブ29の厚みを、縦板27bの厚みと前記隙間(クリアランス部分)S1,S2でそれぞれ吸収することができる。これにより、該リリーフバルブ29を少ないスペースで配置することができ、旋回フレーム15の底板26等の形状を小さくして建設機械の小型化が可能になる。また、同時に、リリーフバルブ29の左右方向の傾斜により油圧ホース28が1対の縦板27a,27b間の領域の外側に配設されるので、1対の縦板27a,27b間の領域内で俯仰動する作業機17のブーム20と油圧ホース28の干渉を避けることができる。
【0038】
また、リリーフバルブ29を縦板27bにブラケット31を介して取り付けることにより、組立作業も簡単に行える。
【0039】
なお、上記実施例では、キャビン18と隣接している縦板27b側に設けた構造を開示して説明したが、タンクと隣接している縦板27a側にリリーフバルブ29及び油圧ホース28を設けた構造の場合にも、同じ様にして適用することができる。また、リリーフバルブ29及び油圧ホース28を縦板27bにブラケット31を介して取り付けた構造を開示して説明したが、ブラケット31を介さずに、縦板27bにブラケット31の上端部31aに相当する傾斜面を設けて、該傾斜面にリリーフバルブ29及び油圧ホース28を直接固定するようにしてもよい。
【0040】
さらに、本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該改変されたものに及ぶことは当然である。
【産業上の利用可能性】
【0041】
上記実施例では、油圧ショベルに適用した場合について説明したが、油圧ショベル以外の建設機械の配管取付構造にも応用できる。
【符号の説明】
【0042】
11 油圧ショベル
12L クローラ
13 下部走行体
14 旋回輪
15 上部旋回体
16 旋回フレーム
17 作業機
18 キャビン
19 上部カバー
20 ブーム
21 アーム
22 バケット
23 ブーム用圧油シリンダ
24 アーム用油圧シリンダ
25 バケット用油圧シリンダ
26 底板
27a 縦板
27b 縦板
28 油圧ホース
29 リリーフバルブ
29a ブロック
30 コントロールバルブ
31 ブラケット
31a 上端部
31b 下端部
S1,S2 隙間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板と該底板上に所要間隔をおいて立設された1対の縦板を有する旋回フレームと、前記1対の縦板との間に俯仰動可能に配設された作業機と、該作業機を駆動する油圧シリンダと、該油圧シリンダに油圧を輸送する油圧ホースと、外方に突設させたバルブ操作ロッドを有するリリーフバルブと、前記底板上に前記縦板と並置して取り付けられているキャビンまたはタンクとを備え、かつ、前記キャビンまたはタンクと隣接している側の前記縦板に前記リリーフバルブを前記油圧ホースと一体に取り付けて成る建設機械の配管取付構造において、
前記リリーフバルブを前記縦板に、前記バルブ操作ロッドを下側に向けて配置したことを特徴とする建設機械の配管取付構造。
【請求項2】
上記リリーフバルブは、前記縦板に、リリーフバルブの先端部を前記1対の縦板の内側に傾けて配置したことを特徴とする請求項1記載の建設機械の配管取付構造。
【請求項3】
上記縦板は、下端部側が該縦板と平行で、かつ、上端部側が上記キャビンまたはタンク側に向かって傾斜している板状のブラケットを備え、該ブラケットの前記上端部に上記リリーフバルブを上記油圧ホースと一体に配置したことを特徴とする請求項1または2記載の建設機械の配管取付構造。
【請求項4】
上記油圧ホースを、上記1対の縦板間領域の外側に配置したことを特徴とする請求項1,2または3記載の建設機械の配管取付構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2011−26771(P2011−26771A)
【公開日】平成23年2月10日(2011.2.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−170374(P2009−170374)
【出願日】平成21年7月21日(2009.7.21)
【出願人】(502246528)住友建機株式会社 (346)
【Fターム(参考)】