説明

弾倉装着式輪ゴム銃

【課題】従来の輪ゴム銃は、連発式および単発式において様々な形態の輪ゴム銃が存在するが、どれも銃本体に輪ゴムを架けて使用するものであり、そのため輪ゴムを発射し終えると、新たに一本一本輪ゴムを銃本体に架け直さなければならない。とくに連発式の場合では、輪ゴムの数が多くなるほど、その作業に手間取る。
【解決手段】以上の課題を解決するために、本発明は銃本体と弾倉を着脱自在に分離し、該弾倉にあらかじめ輪ゴムを架け、この弾倉を前記銃本体に装着することで、前記銃本体にすばやく輪ゴムを供給させることにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、輪ゴム銃に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の輪ゴム銃は、連発式および単発式において様々な形態の輪ゴム銃が存在するが、どれも銃本体に輪ゴムを架けて使用するものである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、銃本体に輪ゴムを架けて使用する場合、輪ゴムを発射し終えたとき、一本一本輪ゴムを銃本体に架け直さなければならず、特に連発式の場合では、輪ゴムの数が多くなるほど、その作業に手間取ることになる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
以上の課題を解決するために、本発明は銃本体と弾倉を着脱自在に分離し、この弾倉にあらかじめ輪ゴムを架けておき、弾倉を銃本体に装着することで、銃本体にすばやく輪ゴムを供給させることにした。
【発明の効果】
【0005】
輪ゴム銃の銃本体と弾倉を分離して着脱自在にしたことにより、弾倉を複数用意して、それらに輪ゴムをあらかじめ架けておけば、輪ゴムを発射し終えた時点で、弾倉だけをとりかえれば、すぐに新たな輪ゴムが供給されるので、間断なく輪ゴムを発射できる。
【0006】
さらには、銃本体に弾倉を装着するという、従来の輪ゴム銃にはなかった動作が加わることで、新たな楽しみや、本物の銃のような雰囲気が味わえる。
【0007】
また、弾倉の形態や、弾倉から輪ゴムを供給する動作にも、色々なバリエーションが増えて、今までにない形態の輪ゴム銃が登場することになる。
【0008】
くわえて、弾倉を複数所有する方が、輪ゴムを間断なく発射できるために、銃本体とは別に、弾倉のみの購入も考えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
【実施例1】
【0010】
実施例1は、請求項1および請求項2に適応する実施例である。図1に示すように、実施例1の発明の弾倉装着式輪ゴム銃1は、着脱自在に分離された銃本体2と弾倉4とからなっている。この弾倉4には、あらかじめ輪ゴムW6、W8、W10が架けてある。また実施例1の場合は、弾倉4を銃本体2に上から被せるように装着するが、下から装着することも考えられる。
【0011】
図2に示すように、弾倉4は、外体12と内体14とからなる。外体12、内体14には、ぞれぞれ銃身の長さ方向の端部に鋸刃状の輪ゴム移送切欠16a、16b、18a、18bが設けられている。
【0012】
内体14には突起20があり、外体12の長孔22に銃身の長さ方向へ移動可能に嵌合する。
【0013】
また図3に示すように、外体12と内体14を組み合わせたとき、輪ゴム移送切欠16a(b)と輪ゴム移送切欠18a(b)の鋸刃状の山は、ずれるように成形されている。
【0014】
一方、銃本体2には、内体14を乗せる凹部24と、外体12が乗る凹部26が設けられている。この凹部24に弾倉4を乗せて、本発明の弾倉装着式輪ゴム銃1となる。
【0015】
次に、弾倉装着式輪ゴム銃1の輪ゴムの供給方法を説明する。図3に示すように、輪ゴムW6、W8、W10は、弾倉4の外体12の輪ゴム移送切欠16a(b)と、内体14の輪ゴム移送切欠18a(b)の鋸刃状の山と山の間に架けられる。
【0016】
図4には、弾倉4を銃口側へスライドさせた状態が示してある。このとき、内体14が最初に凹部24の銃口側の端部28に当たって止まり、次に外体12の長孔22が内体14の突起20に当たって外体12が止まる。
【0017】
この状態のとき銃口側の輪ゴム移送切欠16aに架かる輪ゴムW6、W8、W10は、内体14の輪ゴム移送切欠18aから解放されて、輪ゴム自身の張力により輪ゴム移送切欠16aの傾斜部に沿って移動する。
【0018】
図4において最上位の輪ゴムW6は、輪ゴム移送切欠16aの傾斜部を滑るように移動し、銃口に形成された傾斜部32に移動したのち、銃口に設けられた装弾保持溝34に架かる。
【0019】
次に、弾倉4を銃把側にスライドさせる。図5参照。このときも最初に内体14が凹部24の銃把側の端部36にあたって止まり、次に外体12の長孔22が内体14の突起20に当たって外体12が止まる。
【0020】
この状態のとき銃把側の輪ゴム移送切欠16bに架かる輪ゴムW6、W8、W10は、内体14の輪ゴム移送切欠18bから解放されて、輪ゴム自身の張力により輪ゴム移送切欠16bの傾斜部に沿って移動する。
【0021】
図5において最上位の輪ゴムW6は、輪ゴム移送切欠16bの傾斜部を滑るように移動し、銃尾に形成された傾斜部38に移動したのち、銃尾に設けられた装弾保持子40に架かる。
【0022】
このとき、銃口側の輪ゴム移送切欠18aに架かる輪ゴムW8、W10は、外体12の輪ゴム移送切欠16aから解放されて、輪ゴム自身の張力により輪ゴム移送切欠18aの傾斜部にそって移動する。
【0023】
また前記装弾保持子40は、突起42と突起42を押圧するバネ44とで構成され、引鉄46を引くと、引鉄46に取り付けられたワイヤ48によって突起42が銃本体2に収納されて輪ゴムW6を解除して輪ゴムW6を発射する。2点鎖線がその状態である。
【0024】
輪ゴムW6を発射し終えたのち、再び弾倉4を銃口側にスライドすれば、前述したように輪ゴムW8、W10が輪ゴム移送切欠16aの鋸刃状の山を一段ずつ移動することになる。
【0025】
以上のような手順を繰りかえすと、輪ゴムが次々と弾倉から銃本体へと供給されて、連続発射が可能となり、また輪ゴムを発射し終えたら、新たな弾倉と交換するだけで、すぐにまた輪ゴムを発射できる。
【実施例2】
【0026】
次に別の実施例を説明する。この実施例2は、請求項1〜請求項3まで適応する実施例である。図6は、実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃100であり、銃本体102と銃本体102に装着する前の弾倉104の断面図である。弾倉104は、輪ゴム移送機構106をケース108の嵌合体110に嵌合させて格納したのち、銃本体102に設けられた嵌合口112に装着する。
【0027】
図6に示すように、弾倉装着式輪ゴム銃100の装弾保持子114は、支軸115で銃本体102に設けられた長孔116を移動可能に係止されている。弾倉104を銃本体102に装着したのち、装弾保持子114を長孔116に沿って弾倉104の真上まで移動させ、さらに下方へ延びる長孔116aに沿って下降させて、2点鎖線のような状態にする。
【0028】
図7は、輪ゴム移送機構106と嵌合体110と装弾保持子114の関係をわかりやすくするための分解斜視図である。輪ゴム移送機構106は、内体120と外体122とからなっている。内体120は、支持部材124によって2枚の輪ゴム移送板126が支持され、なおかつこの支持部材124によってケース108の底に設けられた嵌合体110と嵌合して保持される。
【0029】
前記輪ゴム移送板126は、銃身の長さ方向の両端部にそれぞれ鋸刃状の輪ゴム移送切欠128が設けられている。さらに、輪ゴム移送板126には外体122を内体120に対して銃身の長さ方向に移動可能に係止させるための窓130が設けられている。
【0030】
一方、外体122は、2枚の輪ゴム移送板132が桁134と、適当な間隔があけられた支柱136a、支柱136bで支持されている。そのうえで、支柱136a、支柱136bは輪ゴム移送板126の窓130を貫通して組み合わされる。また、前記移送板132は、銃身の長さ方向の両端部にそれぞれ鋸刃状の輪ゴム移送切欠133が設けられている。
【0031】
図8は、輪ゴム移送機構106の内体120と外体122を組み合わせ、かつケース108の嵌合体110に嵌合させた弾倉104と、装弾保持子114の関係を示した斜視図である。
【0032】
装弾保持子114は前後に引掛部138a、引掛部138bを有する2枚の駒板140を適当な間隔をあけて配置し、その2枚の駒板140を桁142で固定している。さらに装弾保持子114を移動させるための支軸115が駒板140を貫通しており、さらにこの支軸115が銃本体102に形成された長孔116、116a、116b、116cの中を移動する。
【0033】
この装弾保持子114の桁142が、外体122の支柱136aと支柱136bの間に入り、装弾保持子114を前後に移動させることで、外体122も前後に動かすことになる。
【0034】
図9は、装弾保持子114を銃口側に移動した状態を示す拡大断面図である。装弾保持子114を銃本体102に設けられた長孔116aに沿って下降させたのち、装弾保持子114を長孔116bに沿って銃口側へ移動させる。
【0035】
このとき、装弾保持子114の桁142が外体122に設けられた支柱136aに当たり、そのまま外体122だけを銃口側へ移動させ、それによって前述した実施例1のごとく、輪ゴム移送機構106に架けられた輪ゴムWの銃口側だけが、輪ゴム移送切欠128と輪ゴム移送切欠133の作用によって上へと一段ずつ移動し、装弾保持子114の引掛部138aに輪ゴムWが架かることになる。この輪ゴムWが輪ゴム移送切欠128、輪ゴム移送切欠133を移動する作用は、前述した実施例1と同様である。
【0036】
次に、図10に示すように、装弾保持子114を長孔116bに沿って銃把側に移動させる。すると、装弾保持子114の桁142が外体122の支柱136bに当たり、外体122を銃把側に動かして、輪ゴム移送機構106に架けられた銃把側の輪ゴムWだけが一段上に移動し、装弾保持子114の引掛部138bに輪ゴムWが架かることになる。
【0037】
これらの動作によって、輪ゴム移送機構106に架けられた輪ゴムWが装弾保持子114に受け渡される。
【0038】
そののち、装弾保持子114を長孔116aに沿って上昇させ、さらに長孔116に沿って銃口側に移動させる。図11参照。このとき、銃口に設けられた装弾保持溝150は装弾保持子114の2枚の駒板140の間に収まる。
【0039】
図12を参照すれば、装弾保持子114と装弾保持溝150の関係がわかりやすい。
【0040】
図11に戻って説明を続ける。装弾保持溝150は装弾保持子114の引掛部138aよりも高さが低く、さらには装弾保持溝150の銃把側は引っ掛かりのない傾斜部152となっているため、装弾保持子114に架けられた輪ゴムWは引掛部138aに架かったまま装弾保持溝150を乗り越えていく。
【0041】
この状態で、装弾保持子114を長孔116に沿って銃把側に移動させれば、引掛部138aに架かっていた輪ゴムWは装弾保持溝150の引掛部154に架かり、そのまま保持される。その状態を示したのが、図13である。
【0042】
このとき、装弾保持子114は銃本体102の天板156と密接しているため、輪ゴムWの張力によって装弾保持子114が回転することなく、姿勢を維持したまま図示した位置まで移動できる。なお、この時点で装弾保持子114の銃把側の引掛部138bは、引鉄160の受部162に乗りあげた状態となる。
【0043】
図14は、装弾保持子114を長孔116に沿って銃把側に移動させたのち、長孔116cに装弾保持子114の支軸115を架けた状態を示している。この位置では、天板156が無くなって装弾保持子114は回転可能な状態であるが、引鉄160の受部162によって、装弾保持子114の回転は制御されている。図14では、2点鎖線の状態である。
【0044】
次に、引鉄160を引くと、受部162が銃把側に移動し、装弾保持子114の引掛部138bが受部162の制御から解放される。それにともなって、輪ゴムWの張力により装弾保持子114は回転する。このとき、輪ゴムWは引掛部138bからはずれて発射されることになる。なお、引鉄160は、引張バネ166によって常に銃口側に引っ張られている。
【0045】
以上の手順を繰りかえすことにより、弾倉104に装填されている輪ゴムを、次々と発射することができる。
【実施例3】
【0046】
次に実施例3の弾倉装着式輪ゴム銃200を説明する。この実施例3は請求項1ならびに請求項3と請求項4に適応する実施例である。弾倉装着式輪ゴム銃200は、図15に示すように銃本体202と該銃本体202に着脱自在な弾倉204とからなっている。
【0047】
前記弾倉204はケース206に輪ゴム保持体208を積層するように格納してなる。
【0048】
また前記輪ゴム保持体208は、図17に示すように、前部に切り欠き210、後部に切り欠き212を有する板状で、その板厚にあたる側面には輪ゴムWを保持するための溝214が設けられている。また、切り欠き210の端辺には傾斜部216、切り欠き212の端辺には傾斜部218がそれぞれ形成されている。
【0049】
図16は、弾倉204を銃本体202に装着した部分拡大断面図である。前記輪ゴム保持体208が格納されるケース206には、ガイド220と押圧板222が有り、ガイド220は輪ゴム保持体208の切り欠き210に嵌り、押圧板222は切り欠き212に嵌って、輪ゴム保持体208を位置決めしている。
【0050】
さらに、押圧板222は常にケース206の銃口側の側壁に輪ゴム保持体208を押しつける作用をしているため、輪ゴム保持体208は銃口側の側壁の開口部に形成された突起224と、押圧板222の先端にある突起226によって、落下せずにケース206に格納されている。
【0051】
またこのとき、装弾保持子228は輪ゴム保持体208の切り欠き212に入り込み、さらに装弾保持溝230は、輪ゴム保持体208の切り欠き210に入り込む。
【0052】
前記の状態をわかりやすく示した斜視図が図17である。装弾保持溝230は、板状の銃身232を挟むように、2枚の駒板234を支軸236と支軸238とで支持されている。
【0053】
前記支軸236と前記支軸238は駒板234の上下に位置している。これは装弾保持溝230が回転せずに同じ姿勢で移動させるためであり、そのために支軸236は銃身232に設けられた下段側の長孔240に嵌り、一方支軸238は上段側の長孔242にそれぞれ嵌っている。
【0054】
また、図17でわかるように、長孔240、長孔242は、銃把側で一段上がった長孔240a、長孔242aと続き、そこからさらに銃把側に弱冠延びた長孔240b、長孔242bで終わっている。また、銃口側では一段下がった長孔240c、長孔242cで終わりとなっている。
【0055】
この長孔240a、長孔242aを支軸236、支軸238が通過して上にあがりきったとき、装弾保持溝230は輪ゴム保持体208の切り欠き210に潜り込む。
【0056】
次に図18のように、装弾保持溝230を長孔240b、長孔242bに沿ってさらに銃把側に移動させる。すると、装弾保持溝230の駒板234の銃把側に形成された爪部244が輪ゴム保持体208の切り欠き210に形成された傾斜部216に当たって輪ゴム保持体208を銃把側に押すと同時に下方に押し下げる。
【0057】
この動作により、ケース206の押圧板222が銃把側に撓んで輪ゴム保持体208がケース206の突起224からはずれ、次に押圧板222の突起226からも輪ゴム保持体208がはずれて落下することになる。
【0058】
すると、図19に示すように、輪ゴム保持体208に架けられた輪ゴムWが、装弾保持子228の受部250と、銃身232の上端部252に当たって落下が止まる。
【0059】
2点鎖線は装弾保持溝230を長孔240a、長孔242aを通過させて長孔240、長孔242に移動させた状態を示している。この時点で、輪ゴム保持体208に架けられた輪ゴムWは、切り欠き210から銃口側へ移動する装弾保持溝230の駒板234の銃口側に設けられた鉤爪254に引っ掛けられることになる。
【0060】
図20は、装弾保持溝230を銃口側最先端へ動かし、長孔240c、長孔242cへ支軸236と支軸238を落として装弾保持溝230を固定させた状態を示している。
【0061】
このとき、輪ゴム保持体208の傾斜部216が銃身232の端部256に当たって、輪ゴム保持体208はその場に留まる。
【0062】
そして、装弾保持子228の受部250に乗った輪ゴム保持体208に架けた輪ゴムWは、そのまま装弾保持子228の引掛部258に架かる。
【0063】
また、装弾保持子228を軸支している軸260の下方には、装弾保持子228を制御するための突出部262と、該突出部262を銃把側に引っ張る引張バネ264が突出部262に架けられている。
【0064】
さらに、突出部262は、引張バネ264の作用で常に引鉄266の前端部268に当たっている。一方、引鉄266には銃口側へ引っ張る引張バネ270が架けられており、引張バネ264と引張バネ270の力は引張バネ270の方が強いために、引鉄を引かないかぎり、装弾保持子228は、図20に示すように起きあがった状態を維持する。
【0065】
次に図21で、引鉄266を引いた状態を説明する。引鉄266を引くと、引鉄266の前端部268が銃把側に移動する。その移動量の分だけ、引張バネ264によって装弾保持子228は軸260を支点にして回転運動をする。このとき、装弾保持子228は下方へ円軌道を描いて移動するために、装弾保持子228が輪ゴム保持体208の切り欠き212に設けられた傾斜部218に当たって、そのまま輪ゴム保持体208を押し下げることとなる。
【0066】
しかしながら、輪ゴム保持体208に架けられている輪ゴムWの一部は、装弾保持子228の引掛部258に架かった状態となるため、輪ゴムWは輪ゴム保持体208と一緒に落下することなく装弾保持子228に保持され、装弾保持子228がさらに傾斜したときに、輪ゴムWは2点鎖線のごとく装弾保持子228の引掛部258から解放されて発射されることになる。
【0067】
輪ゴムWが発射されたのち装弾保持溝230を銃把側に移動させ、長孔240a、長孔242aに沿って上昇させ、さらに長孔240b、長孔242bに沿って移動させると、前述の手順で新たな輪ゴム保持体208を銃本体202に装填することができる。
【実施例4】
【0068】
次に、実施例4を説明する。この実施例4は、請求項1および請求項5に適応する実施例である。図22は、実施例4の弾倉装着式輪ゴム銃300であり、銃本体302に弾倉304が装着される前の図である。
【0069】
まずは、弾倉304から説明していく。図23には、弾倉304と、銃本体302の銃身334が斜視図で示されている。実施例4では弾倉304は円柱体をしているが、多角柱体でもかまわない。この円柱体の銃口側の面305の中心に、弾倉304を保持するための孔306が穿たれており、孔306を中心にして、輪ゴムWを架ける突起状の装弾保持溝308が周設されている。
【0070】
一方、弾倉304の銃把側の面310には、その中心に弾倉304を保持するための孔312が穿たれており、孔312を中心にして前記装弾保持溝308と同数の装弾保持子314が周設されている。
【0071】
図24には面310側の詳しい斜視図が記されている。装弾保持子314は、突起316を有する駒318と、該駒318を押圧する押圧バネ320とから構成されている。この押圧バネ320と駒318を、孔312を中心にして面310に周設した孔322に挿入し、板324で駒318の突起316だけが突出するように保持する。またこのとき、板324は、突起316がずれるのを制御している。
【0072】
また、面310には、傾斜面326aを有するチップ326が、孔312を中心に装弾保持子314と同数個だけ周設されている。
【0073】
実施例4において、輪ゴムWは、弾倉304の銃口側の面305に周設された装弾保持溝308と、銃把側の面310に周設された装弾保持子314の突起316に架ける。
【0074】
次に銃本体302について説明する。図22に戻る。銃本体302には、弾倉304を保持するために、銃把側に設けられた支軸330と、銃口側に設けられた支軸332がある。
【0075】
図23の斜視図で、さらに詳しく説明する。銃身334の先端部にある軸336に弾倉保持機338が係止され、その弾倉保持機338に前記支軸332は設けられている。
【0076】
前記弾倉保持機338は、2枚のL字状のアーム340で銃身334を挟み、なおかつアーム340に形成された長孔342に前記軸336が係止されている。
【0077】
図25には、弾倉304を銃本体302に装着した状態が示してある。まず、弾倉304の銃把側にある孔312を銃本体302の支軸330に嵌合させる。
【0078】
次に、銃本体302の銃口側にある弾倉保持機338を軸336を支点にして起こすように回転させ、支軸332と弾倉304の銃口側の孔306を軸線上に合わせた後、弾倉保持機338を長孔342に沿って銃把側にスライドさせて、支軸332と孔306を嵌合させる。
【0079】
この後、銃身334の先端に軸支されているストッパ344を、図23の2点鎖線のように縦長の姿勢から回転させて横長の姿勢へ変え、弾倉保持機338のアーム340を固定する。
【0080】
次に、図25に戻って引鉄部を説明する。軸346で回転可能に軸支された引鉄348は、引張バネ350で常に銃口側へ引っ張られている。
【0081】
また、引鉄348の銃把側へ延びる突部352には、ワイヤを使用した撃針354が取り付けられており、該撃針354は最上位置にある装弾保持子314へ当たるように延びている。
【0082】
さらに、引鉄348の銃口側に延びる舌片356には、軸358で回転可能に軸支されたラチェット360が、弾倉304のチップ326に当接するように設けられている。
【0083】
図26は、銃把側から見た、一部省略した背面図である。この図では、ラチェット360は弾倉304の中心から左側に位置し、弾倉304の面310に周設したチップ326を押し上げることで、弾倉304を時計回り方向へ回転させる。
【0084】
図27は、引鉄348を引いた状態の部分拡大図である。引鉄348の回転移動量に合わせて突部352が上方へ回転移動して、その移動量だけ撃針354は装弾保持子314へ向けて移動する。
【0085】
同時に、引鉄348の舌片356に軸支されたラチェット360が下方へ引き下げられる。このとき、ラチェット360の傾斜部360aが弾倉304のチップ326に当接するが、チップ326の傾斜面326aによってラチェット360は2点鎖線のように銃把側に逃げてチップ326を乗り越える。
【0086】
この状態で、撃針354が最も銃口側に移動して、装弾保持子314の駒318を押し込み、駒318に設けられた突起316を孔322の中に収めてしまう。このとき、突起316に架けられていた輪ゴムWが解除されて、輪ゴムWが発射されることになる。
【0087】
そして引鉄348を放すと、引張バネ350によって引鉄348はもとの位置に戻り、同時にラチェット360が押し上げられて、弾倉304のチップ326も押し上げる。それにより、次の装弾保持子314が最上位置にくる。こうして、次々と輪ゴムを発射することができる。
【実施例5】
【0088】
次に、実施例5を説明する。この実施例5は、請求項1および請求項5と請求項6に適応する実施例である。図28は、実施例5の弾倉装着式輪ゴム銃400であり、銃本体402に弾倉404が装着される前の図である。
【0089】
まずは、弾倉404から説明していく。実施例5の弾倉404は、回転ドラム406と解除盤408とからなる。
【0090】
前記回転ドラム406の銃口側の面410の中心には、回転ドラム406を保持するための孔412が穿たれており、孔412を中心にして、輪ゴムWを架ける装弾保持溝414が周設されている。
【0091】
一方、回転ドラム406の銃把側の面416には、その中心に回転ドラム406を保持し、なおかつ回転可能とするための軸418が突出しており、該軸418の先端にはネジ山420と歯車422が設けられている。図29参照。
【0092】
また、軸418を中心にして前記装弾保持溝414と同数の装弾保持子424が周設されている。
【0093】
さらに、前記軸418に嵌合する解除盤408が、軸418にネジ切りされたネジ山420と螺合するナット426で位置決めされる。このとき、解除盤408に嵌合している軸418は、解除盤408に対して回転可能となっている。
【0094】
図29には弾倉404の分解斜視図が記されており、ここでさらに詳しく説明する。前記装弾保持子424は、回転ドラム406の面416とその周側面にまたがって切削された溝428に、突起430を有する矩形の駒432が嵌め込まれた上で、軸434で軸支されたものである。
【0095】
このとき、溝428は、駒432が回転できるだけの十分な広さを持っている。また、駒432の突起430が、面416側に向けられたとき、突起430が面416より突出するような位置に軸支されている。
【0096】
一方、解除盤408は、切り欠き436を有する円盤438と、解除盤408を銃本体402に固定する保持部440と、回転ドラム406の軸418を回転可能に保持するための孔442とからなっている。この実施例5においては、保持部440は四角柱の形をしているが、回転を制御できるのなら任意の形でかまわない。
【0097】
図30は、回転ドラム406と解除盤408をナット426で組み合わせた状態を示す図である。回転ドラム406の軸418を解除盤408の孔442に挿入すると、軸418の先端に設けられたネジ山420と歯車422が解除盤408の保持部440から突出する。そのネジ山420にナット426を締め付ける。
【0098】
このとき、ナット426をきつく締め付けても、解除盤408の円盤438は回転ドラム406の面416に押しつけられることのないようにネジ山420がネジ切りされてあり、回転ドラム406は解除盤408に対して自在に回転することができる。
【0099】
また、図30でわかるように、解除盤408の切り欠き436の位置に合わさった装弾保持子424の駒432は、解除盤408の円盤438に阻まれることなく、回転が可能となる。一方、切り欠き436以外の位置にある装弾保持子424の駒432は、駒432の下端が円盤438に阻まれて回転が阻止される。
【0100】
回転ドラム406と解除盤408を組み合わせた後、図31のように解除盤408の切り欠き436と全ての装弾保持子424が位置的に合致しないようにずらし、そのうえで装弾保持子424の突起430に輪ゴムWを架け、該輪ゴムWの片側を回転ドラム406の銃口側の面410に周設された装弾保持溝414に掛け渡して、弾倉404の輪ゴムWの装弾は完了する。
【0101】
図32は、弾倉404を銃本体402に装着した図である。回転ドラム406と組み合わせた解除盤408の保持部440を、銃本体402の保持孔443に嵌合させる。この実施例5においては保持部440と保持孔443は同形となっているので、保持部440は銃本体402にしっかりと固定される。
【0102】
またこのとき、回転ドラム406の軸418に設けられた歯車422は、銃本体402に固定されているモータ444の歯車446と噛み合わされる。
【0103】
次に、銃口側の弾倉保持機448を説明する。この弾倉保持機448は、実施例4に説明した弾倉保持機338と構造は同じである。銃身450の先端部にある軸452に弾倉保持機448が係止されている。
【0104】
前記弾倉保持機448は、2枚のL字状のアーム454で銃身450を挟み、なおかつアーム454に形成された長孔456に前記軸452が係止されている。そして、そのアーム454の先端に、回転ドラム406の銃口側の面410に穿たれた孔412に嵌合する支軸458が設けられている。
【0105】
解除盤408の保持部440を銃本体402の保持孔443に嵌合させた後、前記弾倉保持機448を軸452を支点として起こすように回転させ、弾倉保持機448の支軸458と回転ドラム406の孔412を軸線上に合わせる。次に、弾倉保持機448のアーム454に形成された長孔456に沿って弾倉保持機448を銃把側にスライドさせて、回転ドラム406の孔412に弾倉保持機448の支軸458を嵌合させる。
【0106】
その後で、銃身450の銃口側先端に回転可能に軸支しているストッパ459を縦長の姿勢から回転させて横長の姿勢へ変え、弾倉保持機448のアーム454を固定する。これで、銃本体402と弾倉404の装着は完了である。
【0107】
図33は、引鉄を引いた状態の銃把側の拡大図である。回転ドラム406の下側の一部切り欠き断面には、装弾保持子424の駒432が、解除盤408の円盤438に当接している様子が記されている。これにより、駒432が輪ゴムWの張力によって回転するのを阻止している。
【0108】
一方、引鉄460は、引張バネ462で常に銃口側に引っ張られている。その引鉄460には銃把側に延びる突部464が設けられている。
【0109】
この引鉄460を引いたとき、引鉄460の突部464が当たる位置にスイッチ468が固定されており、該スイッチ468はモータ444へ電気的に結線されている。
【0110】
このように引鉄460を引くと、突部464がスイッチ468に当接してモータ444に電気を通す。それによりモータ444の先端に取り付けられた歯車446が回転して、噛み合っている歯車442を回す。
【0111】
この回転運動は直接軸418を回し、同時に回転ドラム406も回転させる。だが、解除盤408は保持部440が銃本体402の保持孔443によって固定されているために回転しない。
【0112】
このように、回転ドラム406だけが回転して、解除盤408の切り欠き436の位置に、回転ドラム406に設けられた装弾保持子424が移動した状態が、回転ドラム406の上側の一部切り欠き断面に示されている。この図でわかるように、切り欠き436の位置に移動した装弾保持子424の駒432だけが、解除盤408の円盤438に阻まれることなく回転可能となる。
【0113】
輪ゴムWが架けられた駒432の突起430は、その輪ゴムWの張力によって銃口側へ引っ張られ、駒432には軸434を支点にして回転しようとする力が働いている。
【0114】
2点鎖線で示すように、切り欠き436の位置に移動した装弾保持子424の駒432は、円盤438に阻まれることなく切り欠き436の中を回転して、最終的には実線に示すような状態になる。このとき、輪ゴムWは突起430から解放されて発射されることになる。
【0115】
さらに引鉄460を引き続けると、スイッチ468の通電状態が続き、モータ444は回転し続け、回転ドラム406も回転し続けることとなる。その間、回転ドラム406に設けられた装弾保持子424が次々と切り欠き436の位置に移動して、間断なく輪ゴムの連射が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0116】
【図1】 実施例1における弾倉装着式輪ゴム銃の銃本体と弾倉を分解した斜視図
【図2】 実施例1における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉の分解斜視図
【図3】 実施例1における弾倉装着式輪ゴム銃の側面図
【図4】 実施例1における弾倉装着式輪ゴム銃の側面図
【図5】 実施例1における弾倉装着式輪ゴム銃の側面図
【図6】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と銃本体を分解した側面図
【図7】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と装弾保持子の分解斜視図
【図8】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と装弾保持子の斜視図
【図9】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉部分の拡大断面図
【図10】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉部分の拡大断面図
【図11】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉部分と銃口側の拡大断面図
【図12】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の装弾保持溝と装弾保持子の斜視図
【図13】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の銃本体に弾倉を装着した側面図
【図14】 実施例2における弾倉装着式輪ゴム銃の引鉄部の部分拡大断面図
【図15】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と銃本体を分解した側面図
【図16】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【図17】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の一部省略した斜視図
【図18】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【図19】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【図20】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の全体側面図
【図21】 実施例3における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【図22】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と銃本体を分解した側面図
【図23】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の一部省略した斜視図
【図24】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉の斜視図。
【図25】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の銃本体に弾倉を装着した全体側面図
【図26】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の銃把側から見た一部省略した背面図
【図27】 実施例4における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【図28】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉と銃本体を分解した側面図
【図29】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉を分解した斜視図
【図30】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉を組み立てた斜視図
【図31】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の弾倉を銃把側から見た背面図
【図32】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の銃本体に弾倉を装着した全体側面図
【図33】 実施例5における弾倉装着式輪ゴム銃の部分拡大断面図
【符号の説明】
【0117】
1 弾倉装着式輪ゴム銃 2 銃本体 4 弾倉
12 外体 14 内体 16a 輪ゴム移送切欠
16b 輪ゴム移送切欠 18a 輪ゴム移送切欠 18b 輪ゴム移送切欠
34 装弾保持溝 40 装弾保持子 46 引鉄
100 弾倉装着式輪ゴム銃 102 銃本体 104 弾倉
106 輪ゴム移送機構 108 ケース 114 装弾保持子
116 長孔 120 内体 122 外体
126 輪ゴム移送板 128 輪ゴム移送切欠 132 輪ゴム移送板
133 輪ゴム移送切欠 136a 支柱 136b 支柱
138a 引掛部 138b 引掛部 142 桁
150 装弾保持溝 160 引鉄 162 受部
200 弾倉装着式輪ゴム銃 202 銃本体 204 弾倉
206 ケース 208 輪ゴム保持体 210 切欠
212 切欠 214 溝 216 傾斜部
218 傾斜部 222 押圧板 226 突起
228 装弾保持子 230 装弾保持溝 232 銃身
236 支軸 238 支軸 240 長孔
242 長孔 250 受部 252 上端部
256 端部 258 引掛部 266 引鉄
300 弾倉装着式輪ゴム銃 302 銃本体 304 弾倉
306 孔 308 装弾保持溝 312 孔
314 装弾保持子 318 駒 320 押圧バネ
322 孔 326 チップ 330 支軸
332 支軸 334 銃身 338 弾倉保持機
348 引鉄 354 撃針 360 ラチェット
400 弾倉装着式輪ゴム銃 402 銃本体 404 弾倉
406 回転ドラム 408 解除盤 412 孔
414 装弾保持溝 418 軸 422 歯車
424 装弾保持子 426 ナット 432 駒
436 切り欠き 438 円盤 440 保持部
442 孔 444 モータ 446 歯車
448 弾倉保持機 450 銃身 458 支軸
460 引鉄 468 スイッチ W 輪ゴム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
輪ゴム銃において、銃本体と前記銃本体に着脱自在な弾倉とからなり、前記弾倉に輪ゴムを架けることを特徴とする弾倉装着式輪ゴム銃。
【請求項2】
請求項1記載の弾倉装着式輪ゴム銃において、前記弾倉は、鋸刃状の端辺を相対する両端に設けた外体と、鋸刃状の端辺を相対する両端に設けた内体とからなり、前記外体の端辺の鋸刃状の山と前記内体の端辺の鋸刃状の山は重ならない位置にあり、なおかつ前記外体と前記内体はどちらか一方もしくは両方を移動可能とした弾倉装着式輪ゴム銃。
【請求項3】
請求項1記載の弾倉装着式輪ゴム銃において、輪ゴムを保持してなおかつ引鉄と連動して前記輪ゴムを解除する銃把側に設けられた装弾保持子と呼ばれる装置と、輪ゴムを保持する銃口側に設けられた装弾保持溝と呼ばれる装置または部分の、どちらか一方または両方が前記銃本体に形成された長孔または軸に沿って移動可能とした弾倉装着式輪ゴム銃。
【請求項4】
請求項1記載の弾倉装着式輪ゴム銃において、板状の厚さ部分の側面に輪ゴムを保持する溝が設けられ、なおかつ前記装弾保持子や前記装弾保持溝に前記輪ゴムを受け渡すための切り欠きを有する輪ゴム保持体を、前記銃本体に装填することを特徴とした弾倉装着式輪ゴム銃。
【請求項5】
請求項1記載の弾倉装着式輪ゴム銃において、前記弾倉に、前記装弾保持子と前記装弾保持溝を設けたことを特徴とした弾倉装着式輪ゴム銃。
【請求項6】
請求項5記載の弾倉装着式輪ゴム銃において、切り欠きを有する盤状の部材によって前記装弾保持子を輪ゴムを保持できる状態に維持し、前記切り欠きと前記装弾保持子の位置が合わさったときに、前記装弾保持子が動作可能となることを特徴とした弾倉装着式輪ゴム銃。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【公開番号】特開2006−207986(P2006−207986A)
【公開日】平成18年8月10日(2006.8.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−51923(P2005−51923)
【出願日】平成17年1月28日(2005.1.28)
【出願人】(505070852)
【Fターム(参考)】