説明

微小のタブレット状の物品、特に医薬品を複数のカプセル等に充填するための方法並びにマシン

【課題】同量の微小のタブレットをそれぞれ収容したカプセルを生産するように設計された、医薬品をカプセルに充填するための方法並びに装置を提供する
【解決手段】各カプセルの下側シェル(2)は、容器(21)から下側シェル(2)中に所定量の医薬品を移送するための対応した計量チャンバ(42)に合わせて、所定のパスに沿って供給される。この計量チャンバ(42)中の物品の重量を測定する制御装置(38)は、物品の重量が所定の基準値にほぼ等しくなったとき、計量チャンバ(42)中への物品の供給を中断する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品を複数のカプセル等に充填するためのマシンに関する。
【0002】
より詳細には、本発明は、医薬品を複数のカプセルに充填するためのマシンに関する。以下の説明では、考えられる医薬品が、微小のタブレットにより規定され、以下の説明は、単なる一例として、この微小のタブレットを示している。
【背景技術】
【0003】
製薬産業において、カプセルの夫々の下側シェルを各々が収容する複数のポケットを有し所定のパスに沿って連続的に移動可能なコンベヤ装置と、微小のタブレットを収容する振動型のディスペンサプレートと、ほぼ垂直の長手方向軸線を中心として連続的に回転するように設けられた計量用のホイールとを有する、微小のタブレットを複数のカプセルに充填するためのマシンが、知られている。
【0004】
前記計量用のホイールは、複数の計量装置を有し、これら計量装置の各々は、振動型のディスペンサプレートから下側シェル中に所定量の医薬品を移送するように、下側シェルのパスの一部に沿って下側シェルに合わせて、計量用のホイールと一緒に移動する。
【0005】
各計量装置は、振動型のディスペンサプレートと連通した計量チャンバを有している。この計量チャンバは、計量チャンバを所定量の微小のタブレットで充填する閉成位置と、微小のタブレットを下側シェル中に移送するように対応した下側シェルと連通する開成位置との間で移動可能なシャッターを有している。
【0006】
計量チャンバ中への微小のタブレットの供給は、振動型のディスペンサプレート内の微小のタブレットを再循環させて計量チャンバへの供給を中断するように、計量チャンバの入口に配置された再循環装置により選択的に制御される。
【0007】
上述されたタイプの知られたマシンは、計量チャンバ中への微小のタブレットのランダムな分配、形状、並びにサイズから、計量チャンバ、従ってこれに対応した下側シェルには、様々な量の微小のタブレットが供給され、かくして同量の微小のタブレットを収容したカプセル全体の生産を低減し得るという主な事実により、様々な欠点を有している。
【発明の開示】
【0008】
本発明の目的は、上述された欠点をなくすように設計された、物品をカプセル等に充填するためのマシンを提供することである。
【0009】
本発明によれば、請求項1ないし12の物品をカプセル等に充填するためのマシンが、与えられる。
【0010】
本発明は、また、物品をカプセル等に充填するための方法に関する。
【0011】
本発明によれば、請求項13ないし26の物品をカプセル等に充填する方法が、与えられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の非限定的な実施形態が、一例として、添付図面を参照して説明される。
【0013】
図1並びに2の符号1は、微小のタブレットCにより規定された少なくとも1種類の医薬品を知られた複数のカプセル(図示されず)に充填するためのマシンを、全体を通して示している。各カプセル(図示されず)は、ほぼカップ形状の下側シェル2と、この下側シェル2を閉じる上側シェル(図示されず)とを有している。
【0014】
このマシン1は、平坦なほぼ水平のプレート4により上面が規定されたフレーム3と、固定の支持スリーブ6を有する計量用のホイール5とを備えている。前記支持スリーブは、プレート4から上方に延び、プレート4に直交するほぼ垂直な長手方向軸線7を有し、固定のスリーブ8により中央に位置付けられている。このスリーブは、軸線7と同軸的に設けられ、プレート4を貫通して延び、幅広の上部9と幅狭の下部10とを有している。
【0015】
前記ホイール5は、また、軸線7と同軸的に設けられたシャフト11を有している。このシャフトは、知られた駆動装置(図示されず)の制御のもとで前記フレーム3に対して軸線7を中心として連続的に回転するようにスリーブ6とスリーブ8とに接続されている。また、このシャフトは、スリーブ6とスリーブ8との間の幅狭の下部12と、スリーブ6の上方で延びている幅広の上部13とを有している。この上部は、スリーブ8の幅広の上部9により中央に位置付けられている。
【0016】
前記シャフト11の上端には、スプロケット体15が固定されている。このスプロケット体は、所定のパスPに沿って各下側シェル2を搬送する知られたコンベヤ装置16の一部を形成している。このコンベヤ装置は、複数の動力スプロケット(1つのスプロケット15のみが、図2に示されている)の周りにループを形成した鎖コンベヤ17を有している。
【0017】
鎖コンベヤ17は、凹み部分が上方に向いた状態のほぼカップ形状の複数のポケット18を有している。これらポケットは、鎖コンベヤ17に沿って互いに等しく離間され、軸線7に平行な方向Aで軸方向にそれぞれ開成し、パスPに沿って鎖コンベヤ17により連続的に搬送される。また、各ポケットは、凹み部分が上方に向いた状態の各下側シェル2を収容するように設計されている。
【0018】
前記ホイール5は、また、微小のタブレットCを供給するための供給アッセンブリ19を有している。この供給アッセンブリは、軸線7と同軸的に壁部14に固定された振動式の基部20を有している。この基部は、前記スプロケット体15とシャフト11の上部13との内側に収容され、軸線7に対して垂直なディスペンサプレート21を支持している。このディスペンサプレートは、基部20から上方に突出している中央の突出部22を介して、基部20に接続されている。
【0019】
図3に示されているように、前記ディスペンサプレート21は、ほぼ円錐台形状の下壁24により下面が規定された幅狭の下部23と、軸線7に対して垂直なほぼ平坦の下壁26により下面が規定され、軸線7と同軸のほぼ円筒形の側壁27により側面が規定された幅広の上部25とを有し、ほぼカップの形状である。
【0020】
前記ディスペンサプレート21は、軸線7の周りで互いに等しく離間された複数のホール28を有している。これらホールは、ディスペンサプレート21を夫々貫通して延び、方向Aに対して互いに平行な長手方向軸線29を夫々有している。また、ディスペンサプレートは、前記下壁24,26間に延びている、ホール28に対する供給チャネル30を夫々有している。これら供給チャネルは、下壁24の外周エッジに面した入口と、ホール28に面した出口とを夫々有している。
【0021】
実際の使用時には、下壁24の形状と、軸線7を中心としたディスペンサプレート21の回転と、前記基部20によるディスペンサプレート21の振動とにより、微小のタブレットCが、最初に、下壁24の外周エッジに沿って径方向外方に分配され、そして、チャネル30に沿ってホール28中に供給される。
【0022】
各ホール28は、このホール28の下に装着されカーブのついた(contoured)シャッタープレート31を有している。このシャッタープレートは、軸線7に平行な枢支軸線32を中心としてプレート21に対して揺動するように、プレート21に枢支され、このシャッタープレート31を貫通して形成され方向Aに平行なホール33を有している。また、このシャッタープレートは、このプレート31がねじりばね(図示されず)によりホール28の下面を閉成する閉成位置に通常は保持されている。
【0023】
前記ホイール5は、また、前記軸線7と同軸的に前記突出部22の周りに延びている環状のディスク34を有している。このディスクは、角度をなした固定の形式で前記シャフト11に接続され、軸線7の周りで互いに等しく離間された複数のホール35を有している。これらホールは、ディスク34を貫通して方向Aに平行に夫々延び、前記ホール28と数が等しく、対応したホール28にそれぞれ面して同軸的に位置されている。
【0024】
各ホール35は、対応した軸線29と同軸的に設けられたブッシュ36を収容している。これらブッシュは、ブッシュ36に組み込まれた容量性のトランスデューサ37を夫々有している。これらトランスデューサは、下側シェル2内の物品の重量を測定するための重量測定装置38の一部を形成し、容量性のトランスデューサ37の全てに共通のコネクタ39により電力が供給される。このコネクタ39は、軸線7と同軸的に設けられ、前記スリーブ8の幅広の上部9内に収容された固定部材40と、この固定部材40に回転形式で接続され前記基部20に装着された可動部材41とを有している。この可動部材は、容量性のトランスデューサ37に電気的に接続されている。
【0025】
前記ブッシュ36と、容量性のトランスデューサ37と、重量測定装置38とは、本出願人の特許出願WO2006/035285A2に説明並びに図示され、この内容は、本発明の出願の一部をなしている。
【0026】
前記ブッシュ36は、計量チャンバ42の下部を規定し、この計量チャンバは、また、対応したホール28により規定された上部を有し、軸線7を中心としてホイール5により連続的に搬送される。この計量チャンバは、前記プレート21から対応した下側シェル2中に所定量の微小のタブレットCを搬送するように、パスPの一部に沿って、対応したポケット18に合わせて供給される。
【0027】
各チャンバ42は、方向Aに延びチャンバ42に同軸的にアライメントされた押し部材43に関連されている。この押し部材は、前記シャフト11の幅広の上部13から径方向外方に突出したフランジ44に装着され、チャンバ42に合わせて移動するポケット18中に収容された下側シェル2の下面に係合している。そして、この押し部材は、下側シェル2をプレート21に対してポケット18とチャンバ42との間で方向Aへと移動させるように、知られた駆動装置(図示されず)により制御されている。
【0028】
前記押し部材43は、誘電率が少ししかない若しくは全くない絶縁材料で形成された上部43aを有し、この上部は、例えば金属で形成された、押し部材43の下部43bに装着されている。
【0029】
マシン1の動作が、1つの下側シェル2への充填に関して、図4aないし4gを参照して説明される。図4aにおいて、考えられる下側シェル2は、対応した計量チャンバ42に合わせて、対応したポケット18内にコンベヤ17により前進される。また、考えられるチャンバ42のシャッタープレート31は、下側シェル2中に供給される所定量の微小のタブレットCよりも少ない所定量の微小のタブレットCを対応したホール28に充填する閉成位置に、設定されている。
【0030】
ホール28が充填されると、考えられるチャンバ42の押し部材43が、下側シェル2をブッシュ36中に押して容量性のトランスデューサが下側シェル2の重量を測定するのを可能にするように、方向Aへと上方される(図4b)。
【0031】
図4cにおいて、ホール28が充填されると、ホール28への微小のタブレットCの供給は、径方向の供給用の導管45(図2並びに3)により、対応した供給チャネル30の出口とホール28との間で方向付けられる圧縮空気のジェットを駆動させることにより、中断される。前記導管は、方向Aに交差するようにプレート21の側壁27を通って形成され、知られた圧縮空気供給装置(図示されず)に接続され、チャネル30からプレート21へと微小のタブレットCを選択的に再循環させるように重量測定装置38に接続された空気式の再循環装置46の一部を形成している。
【0032】
図4dに示されているように、導管45からの空気ジェットが動作している間、軸線7の周りに延びている固定のカム47(図1)は、プレート31を閉成位置から開成位置に移動させる。この開成位置で、対応したホール33は、ホール28と同軸的にアライメントされ、ホール28内の微小のタブレットCを下側シェル2中に落とし得る。
【0033】
この時点で、容量性のトランスデューサ37が、下側シェル2と、この下側シェル2中に供給された微小のタブレットCとの総重量を決定する(図4e)。
【0034】
次に、前記導管45からの空気ジェットが中断され、プレート31は、更なる微小のタブレットCをホール28を通して下側シェル2中に落とし得るように開成位置にとどまる。また、容量性のトランスデューサ37は、下側シェル2と、この下側シェル2内の微小のタブレットCとの総重量を連続的に決定する(図4f)。
【0035】
下側シェル2とこの下側シェル2内の微小のタブレットCとの総重量が、重量測定装置38に記憶された基準値に等しくなったとき、導管45からの空気ジェットが、再び駆動され、微小のタブレットCのホール28、従って下側シェル2への供給を中断する。そして、プレート31が、カム47から非係合され、閉成位置に再び戻される。押し部材43が、方向Aに降下され、下側シェル2をポケット18中に再挿入する。かくして、導管45からの空気ジェットが、再び中断され、考えられるチャンバ42の他の動作サイクルを可能にする。
【0036】
図示されない変形例において、シャッタープレート31は、省略されても良いことは明らかであり、微小のタブレットCは、下側シェル2とこの下側シェル内の微小のタブレットCとの総重量が、重量測定装置38に記憶された基準値にほぼ等しくなるまで、各下側シェル2中に連続的に供給されても良い。
【0037】
図示されない他の変形例において、押し部材43が、省略され、環状のディスク34が、スプロケット体15により取って代えられ、ブッシュ36と容量性のトランスデューサ37とが、ホール28内に装着され、微小のタブレットCは、下側シェルとこの下側シェル内の微小のタブレットとの重量が所定の基準値にほぼ等しくなるまで、最初にブッシュ36中に供給され、そして下側シェル2中に供給される。
【0038】
従って、各下側シェル2内の微小のタブレットCの重量は、下側シェル2内若しくは下側シェル外で連続的若しくは断続的に決定されることができ、どちらの場合においても、微小のタブレットCが対応した計量チャンバ42中に供給されたときに常に決定される。このため、下側シェル2は、全てが、正確な量の微小のタブレットCで充填され、かくして、不良のカプセル(図示されず)の生産を防止する。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明に従ったマシンの好ましい一実施形態の概略的な平面図を示している。
【図2】図1のマシンの細部の概略的な側面図を示している。
【図3】図2の細部の斜視図を示している。
【図4a】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4b】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4c】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4d】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4e】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4f】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【図4g】図1のマシンの動作の概略図を示している。
【符号の説明】
【0040】
2…下側シェル、5…計量用のホイール、7…長手方向軸線、16…コンベヤ装置、21…容器、31,42…計量装置、30,45…供給手段、37,38…重量測定装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
下側シェル(2)と、この下側シェル(2)を閉じる上側シェルとを各々が有する複数のカプセル等に、微小のタブレット(C)状の物品、特に医薬品を充填するためのマシンであって、所定のパス(P)に沿って前記下側シェル(2)の各々を連続的に搬送するためのコンベヤ装置(16)と、前記医薬品用の少なくとも1つの容器(21)と、ほぼ垂直の長手方向軸線(7)を中心として連続的に回転するように設けられた少なくとも1つの計量用のホイール(5)と、対応した下側シェル(2)に合わせて前記パス(P)の一部に沿って前記計量用のホイール(5)と共にそれぞれ移動可能な複数の計量装置(31,42)とを具備し、これら計量装置(31,42)の各々は、前記容器(21)から対応した下側シェル(2)中に医薬品を移送するための計量チャンバ(42)と、この計量チャンバ(42)用に、前記容器(21)からこの計量チャンバ(42)中に医薬品を選択的に移送するための供給手段(30,45)とを有するマシンにおいて、各計量チャンバ(42)中に収容された医薬品の重量を測定するための重量測定装置(37,38)を更に具備し、この重量測定装置(37,38)は、重量測定装置(37,38)により決定された医薬品の重量が、重量測定装置(37,38)に記憶された基準値にほぼ等しくなったとき、前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)への医薬品の供給を中断するように前記供給手段(30,45)に接続されていることを特徴とするマシン。
【請求項2】
前記重量測定装置(37,38)は、少なくとも1つのトランスデューサ(37)を有している請求項1のマシン。
【請求項3】
前記重量測定装置(37,38)は、前記計量チャンバ(42)を少なくとも部分的に規定しているブッシュ(36)を有している請求項1又は2のマシン。
【請求項4】
前記ブッシュ(36)は、少なくとも1つの容量性のトランスデューサ(37)を有している請求項3のマシン。
【請求項5】
前記各計量装置(31,42)は、前記計量チャンバ(42)を閉成するためのシャッター手段(31)を有し、このシャッター手段は、計量チャンバ(42)を医薬品で充填する閉成位置と、計量チャンバ(42)からこれに対応した下側シェル(2)中に医薬品を移送する開成位置との間を移動可能である前記全ての請求項のいずれか1のマシン。
【請求項6】
前記コンベヤ装置(16)は、夫々の下側シェル(2)用の複数のポケット(18)を有し、前記各計量装置(31,42)は、前記重量測定装置(37,38)が、下側シェル(2)の重量を最初に測定し、次に下側シェル(2)とこの下側シェル(2)内の医薬品との総重量を決定するのを可能にするように、対応したポケット(18)と対応した計量チャンバ(42)との間で対応した下側シェル(2)を移送するための移送手段(43)を有している請求項1ないし4のいずれか1のマシン。
【請求項7】
前記各計量チャンバ(42)は、上部(28)と、下部(36)と、これら上部(28)と下部(36)との間に挟持されたオン・オフ手段(31)とを有し、駆動手段(47)が、前記上部(28)と下部(36)とを分離する閉成位置と、上部(28)と下部(36)とを互いに連通させる開成位置との間で、前記オン・オフ手段(31)を移動させるように設けられている請求項6のマシン。
【請求項8】
前記重量測定装置(37,38)は、前記下部(36)中に収容された重量測定部材(37)を有している請求項7のマシン。
【請求項9】
前記各計量チャンバ(42)用に、この計量チャンバ(42)の入口に配置された再循環装置(45)を更に具備し、この再循環装置は、計量チャンバ(42)中への医薬品の流れを中断するように前記重量測定装置(37,38)に接続されている前記全ての請求項のいずれか1のマシン。
【請求項10】
前記再循環装置(45)は、空気式の再循環装置である請求項9のマシン。
【請求項11】
前記容器(21)は、前記各計量チャンバ(42)用に、この計量チャンバ(42)に医薬品を供給するための供給チャネル(30)を有した振動型のディスペンサプレート(21)を備えている前記全ての請求項のいずれか1のマシン。
【請求項12】
前記計量チャンバ(42)と、これに対応した前記供給チャネル(30)との間に配置された再循環装置(45)を更に具備し、この再循環装置は、供給チャネル(30)から前記振動型のディスペンサプレート(21)へと医薬品を再循環させるように前記重量測定装置(37,38)に接続されている請求項11のマシン。
【請求項13】
微小のタブレット(C)状の物品、特に医薬品を複数のカプセル等に充填する方法であって、マシンが、上に設けられた前記医薬品用の少なくとも1つの容器(21)と、ほぼ垂直な長手方向軸線(7)を中心として連続的に回転するように設けられた少なくとも1つの計量用のホイール(5)と、前記軸線(7)を中心としてこの計量用のホイール(5)と一緒にそれぞれ移動可能な複数の計量装置(31,42)とを有し、各計量装置は、前記容器(21)から対応したカプセルの下側シェル(2)中に医薬品を移送するための対応した計量チャンバ(42)を有し、
対応した計量装置(31,42)に合わせて各下側シェル(2)を連続的に前進させる工程と、
前記容器(21)から前記測定装置(31,42)の計量チャンバ(42)中に医薬品を選択的に供給する工程とを具備する方法において、
前記計量チャンバ(42)中に収容された医薬品の重量を測定する工程と、
前記計量チャンバ(42)中の医薬品の測定重量が、基準値にほぼ等しくなったとき、前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)中への医薬品の供給を中断する工程とを更に具備することを特徴とする方法。
【請求項14】
前記計量チャンバ(42)中の医薬品は、少なくとも1つの容量性のトランスデューサ(37)により重量が測定される請求項13の方法。
【請求項15】
前記計量チャンバ(42)中の医薬品は、この計量チャンバ(42)を少なくとも部分的に規定しているブッシュ(36)内で重量が測定される請求項13又は14の方法。
【請求項16】
前記ブッシュ(36)は、少なくとも1つの容量性のトランスデューサ(37)を有する請求項15の方法。
【請求項17】
前記計量チャンバ(42)中の医薬品の測定重量が前記基準値にほぼ等しくなったとき、計量チャンバ(42)から対応した下側シェル(2)中に医薬品を移送する工程を更に具備する請求項13ないし16のいずれか1の方法。
【請求項18】
前記計量チャンバ(42)中の医薬品は、連続的に重量が測定される請求項13ないし17のいずれか1の方法。
【請求項19】
連続的に以下のオーダーで、
前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)中に第1の所定量の医薬品を供給する工程と、
前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)中への第1の所定量の医薬品の供給を中断する工程と、
前記第1の所定量の医薬品の重量を測定する工程と、
前記容器(21)から計量チャンバ(42)中に第2の所定量の医薬品を供給する工程と、
前記第1の所定量の医薬品と第2の所定量の医薬品との総重量を決定する工程と、
前記第1の所定量の医薬品と第2の所定量の医薬品との総重量が、前記基準値にほぼ等しくなったとき、第2の所定量の医薬品の供給を中断する工程と、
前記第1の所定量の医薬品と第2の所定量の医薬品とを前記計量チャンバ(42)から対応した下側シェル(2)中に移送する工程とを更に具備する請求項13ないし16のいずれか1の方法。
【請求項20】
前記第1の所定量の医薬品と第2の所定量の医薬品との総重量は、連続的に決定される請求項19の方法。
【請求項21】
連続的に以下のオーダーで、
前記下側シェル(2)を前記計量チャンバ(42)中に移送する工程と、
前記下側シェル(2)の重量を測定する工程と、
前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)、そして下側シェル(2)中に医薬品を供給する工程と、
前記下側シェル(2)と、この下側シェル(2)中の医薬品との総重量を決定する工程と、
下側シェル(2)と、この下側シェル(2)中の医薬品との総重量が、前記基準値にほぼ等しくなったとき、前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)、そして下側シェル(2)中への医薬品の供給を中断する工程とを更に具備する請求項13ないし16のいずれか1の方法。
【請求項22】
前記下側シェル(2)と、この下側シェル(2)中の医薬品との総重量は、連続的に決定される請求項21の方法。
【請求項23】
連続的に以下のオーダーで、
前記下側シェル(2)を前記計量チャンバ(42)中に移送する工程と、
前記下側シェル(2)の重量を測定する工程と、
前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)、そして前記下側シェル(2)中に第1の所定量の医薬品を供給する工程と、
前記第1の所定量の医薬品の供給を中断する工程と、
前記下側シェル(2)と前記第1の所定量の医薬品との総重量を決定する工程と、
前記容器(21)から前記計量チャンバ(42)、そして前記下側シェル(2)中に第2の所定量の医薬品を供給する工程と、
前記下側シェル(2)と、前記第1の所定量の医薬品と、前記第2の所定量の医薬品との総重量を決定する工程と、
前記下側シェル(2)と、前記第1の所定量の医薬品と、前記第2の所定量の医薬品との総重量が、前記基準値にほぼ等しくなったとき、前記第2の所定量の医薬品の供給を中断する工程とを更に具備する請求項13ないし16のいずれか1の方法。
【請求項24】
前記下側シェル(2)と、前記第1の所定量の医薬品と、前記第2の所定量の医薬品との総重量は、連続的に決定される請求項23の方法。
【請求項25】
前記容器(21)を規定している振動型のディスペンサプレート(21)により、前記計量チャンバ(42)中に医薬品を供給する工程を更に具備する請求項13ないし24のいずれか1の方法。
【請求項26】
前記計量チャンバ(42)中への医薬品の供給を中断するように、この計量チャンバ(42)の入口へと供給された医薬品を前記容器(21)中に再循環させる工程を更に具備する請求項13ないし25のいずれか1の方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4a】
image rotate

【図4b】
image rotate

【図4c】
image rotate

【図4d】
image rotate

【図4e】
image rotate

【図4f】
image rotate

【図4g】
image rotate


【公開番号】特開2008−264549(P2008−264549A)
【公開日】平成20年11月6日(2008.11.6)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2008−108805(P2008−108805)
【出願日】平成20年4月18日(2008.4.18)
【出願人】(504031506)エムジー2・エス・アール・エル (7)
【Fターム(参考)】