説明

微酸性電解水自動オシボリ供給装置

【課題】安全性の高い殺菌成分を含み、常に安定した殺菌力を担保できるオシボリを自動的に供給する技術を提供する。
【解決手段】オシボリ基材の収容部、オシボリ基材の供給機構、オシボリ基材の適尺切断機構、オシボリ基材への液体供給浸潤機構、液体を浸潤したオシボリ基材の巻き取り機構、液体保持部、押しボタン操作により液体を浸潤し巻き取られたオシボリを調製し排出する一連の動作を制御する制御部からなる、オシボリを使用場所において自動的に調製して供給する自動オシボリ供給装置において、浸潤する液体に微酸性電解水を使用し、かつ、微酸性電解水を、塩酸を無隔膜電解槽で電解して調製した電解液を水で希釈する事により調製する機構を備えた自動オシボリ供給装置とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は使用する場所で自動的にオシボリを調製し供給する装置に関する。より詳しくは、強力な殺菌力を持つ微酸性電解水を生成する微酸性電解水生成装置を組み込んで、生成した微酸性電解水でオシボリ基材を浸潤し、殺菌力を持ったオシボリを使用時に自動的に調製する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
使用時に自動的にオシボリを製造する装置は既に知られている。特許文献1はその一例である。その機構は、まず、オシボリ基材を集積したものから、一回使用分を分離し、加湿部で加湿して調製する仕組みである。加湿に用いる液体としては、単なる水の他、芳香剤、殺菌、滅菌、抗菌剤、洗剤その他が例示されているが、液体の調製手段、貯留手段に関する記述は無い。
一方、電解水を浸潤したティッシュペーパーを生成する容器は特許文献2に開示してある。絶縁体と、対の電極で構成した箱の内部に電解質を収納し、折り畳んだティッシュペーパーの収容部と電源収容部を一体化したものである。折り畳んだティッシュペーパーと接する電極を多孔質とし、電解生成液が多孔質電極を浸透通過し、そこに接しているティッシュペーパーに浸潤し、電解水を浸潤したティッシュペーパーが調製できるという。さらに、特許文献3には、強酸性電解水を含浸させたシートを不活性フィルムに包装したものと、強酸性電解水を不活性フィルムに包装したものを外容器に一対包装した、強酸性水ウエットティッシュボックスが開示されている。使用時に、不活性フィルムに包装された強酸性電解水を開封し、シートに再度含浸させることにより強電解水含浸ウエットティッシュが得られるという。
【特許文献1】特開2000−287867
【特許文献2】特開2001−149936
【特許文献3】実用新案登録番号 第3043214号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、特許文献1に示された技術で殺菌力を持ったオシボリを製造する場合、殺菌力のある薬剤を装置の一部に貯留しておく必要がある。そのため、効果の安定性の低い薬剤は、不特定な貯留期間に対して効果を担保することが困難である。一方、安定性の高い薬剤は使用後の残留性が高く、それによる弊害が危惧される。つまり、安全性が高くかつ効果の保証された殺菌力のあるオシボリを提供することは困難である。特許文献2に示された技術では、折り畳まれたティッシュペーパーに接している電極は液体を透過する構造であるので、電解の有無にかかわらず、電極間に保持された電解質はティッシュペーパー側へ流出し、透水性電極の反対側の電極を電解液に浸漬しておくことは不可能である。また、電解により生成したガスも反対側の電極と電解液の間に溜まり、電気の導通を阻止する。従って、この技術では安定した電解が困難であり、所定の殺菌力を持ったティッシュペーパーを実際に調製することはできない。
特許文献3に示された技術では、強酸性電解水が使用されているが、強酸性電解水は極めて不安定であり、開放状態では1時間程度でも殺菌成分がガス化し飛散することが知られている。従って、密閉状態で冷暗所に保存しない限り保存性はない。特許文献3に示されている容器では十分な密閉性は確保できないため。強酸性電解水のシールが開封されると同時に殺菌効果は急激に消失し、実用的な殺菌力が担保されないのである。
【0004】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、安全性の高い殺菌成分を含み、常に安定した殺菌力を担保できるオシボリを自動的に供給する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は課題を解決するために、オシボリの本体であるオシボリ基材の収容部、オシボリ基材の供給機構、オシボリ基材の適尺切断機構、オシボリ基材への液体供給浸潤機構、液体を浸潤したオシボリ基材の巻き取り機構、液体保持部、押しボタン操作により液体を浸潤し巻き取られたオシボリを調製し排出する一連の動作を制御する制御部からなる、オシボリを使用場所において自動的に調製して供給する自動オシボリ供給装置において、浸潤する液体に微酸性電解水を使用し、かつ、微酸性電解水を、塩酸を無隔膜電解槽で電解して調製した電解液を水で希釈する事により調製する機構を備えた自動オシボリ供給装置を第一の態様とした。
さらにまた、第一の態様において使用する微酸性電解水が有効塩素濃度5ppm以上100ppm以下、より好ましくは10ppm以上50以下であり、かつPHが4以上、7以下、より好ましくは5以上6.5以下であることを第二の態様とした。
さらにまた、第一の態様あるいは第二の態様におけるオシボリ基材が水に易分散性であることを第三の態様とした。
さらにまた、第一の態様または第二の態様または第三の態様におけるオシボリ基材が、オシボリ基材に同重量の微酸性電解水を浸潤させたとき、1時間後の有効塩素濃度消費量が、元の微酸性電解水の有効塩素濃度の50%以下、より好ましくは30%以下であるような材質であることを第四の態様とした。
さらにまた、第一の態様または第二の態様または第三の態様または第四の態様において、オシボリ基材に微酸性電解水を浸潤するとき、浸潤の直前、もしくは浸潤中に、もしくは浸潤の直後に、微酸性電解水またはオシボリ基材または微酸性電解水とオシボリ基材の両方が加温されることを第五の態様とした。
そして、第五の態様において、微酸性電解水またはオシボリ基材または微酸性電解水とオシボリ基材の両方が加温されるとき、加温後の、微酸性電解水を浸潤されたオシボリの温度が25℃以上、50℃以下、より好ましくは35℃以上、45℃以下とすることにより本発明を完成した。
【0006】
まず、第一の態様は、オシボリ供給装置に微酸性電解水を生成する装置を組み込むことによって、オシボリ基材の浸潤に効果の一定した微酸性電解水を使用することを可能としたものである。微酸性電解水の生成装置に、生成した微酸性電解水を一時的に貯留するタンクを装備することにより、オシボリを浸潤するための微酸性電解水はこのタンクから供給することができる。タンクが空になると自動的に生成装置が稼動し微酸性電解水をタンクに供給するような仕組みにすることも可能である。このような仕組みは、タンクにレベルセンサーを設置し、その信号によって自動的に運転するように構成することができる。また、一方、生成装置で生成した微酸性電解水を直接オシボリ浸潤に使うことも可能である。しかし、生成装置の安定稼動には一定時間の連続運転が望ましいので、一旦微酸性電解水をタンクに貯留した後に、タンクから供給する方法が、より安定した効果の微酸性電解水を供給すると言う意味ではより有利であるといえる。このように構成することで、常に一定の殺菌効果を持った微酸性電解水をオシボリ基材の浸潤に供給することが可能となった。しかも、この装置によって、オシボリ基材と塩酸および水の供給のみで、安定した殺菌力を持ったオシボリを継続して供給できるようになったのである。この装置では人が薬剤を希釈する必要が無く、しかも自動的に一定効果の微酸性電解水が生成されるために、薬剤の希釈調製の手間を必要としないのみならず、希釈の間違いによる事故の可能性もないのである。さらに、微酸性電解水はpHが微酸性領域であることや、有効塩素濃度が極低いために、微酸性電解水を浸潤したオシボリは臭気がほとんどなく、毒性も無く、残留性も無く、食塩が含まれず、さらに人の肌にもやさしいという特徴があるため、ほとんどの用途に安心して使用できる。その用途は、従来のオシボリのように単に人の手などの清拭に使えるのみでなく、果物や食器など直接口にするものや食品に接触するものの殺菌や、比較的肌の弱い乳幼児、老人などの体の清拭,傷口の清拭、玩具,介護器具の清拭,ペットの清拭など幅広い利用が可能である。
【0007】
ところで、微酸性電解水は安全で臭気や味がほとんど無いことが特徴であるが、その微酸性電解水の特徴を良好に維持する要因は微酸性電解水のpHと有効塩素濃度である。微酸性電解水の安定性を高め、殺菌効果を最大にするpHは4以上、7以下であり、その中でも5以上6.5以下が最適領域である。一方、有効塩素濃度は、高すぎると臭気が感じられ、肌の弱い人に影響を与えるなどの欠点が現れてくる。また、低すぎると殺菌効果が十分でなく、効果の持続性も悪くなるなどの欠点が現れる。効果が十分であり弊害の無い有効塩素濃度領域は5ppm以上100ppm以下であり、中でも10ppm以上50ppm以下が最も好ましい有効塩素濃度領域である。そこで、オシボリ供給装置に組み込まれた微酸性電解水生成装置が供給する微酸性電解水の望ましいpHを4以上、7以下、より好ましくは5以上6.5以下とし、望ましい有効塩素濃度を5ppm以上100ppm以下とし、より好ましくは10ppm以上50ppm以下とすることを第二の態様としたのである。
【0008】
このオシボリは、殺菌力があるために用便後に局部の清拭に使用することによって、局部を清潔に保てるのみならず、局部の疾病防止効果や疾病の軽減、治癒効果も期待できる。そのような用途においてはトイレットペーパーと同様に、使用後のオシボリを便器に廃棄流下できると便利である。そこで、第四の態様として、オシボリ基材が水に易分散性であることとしたのである。そのようなオシボリ基材の材質としては、比較的短繊維のセルロースや乳酸ポリマー、架橋澱粉、その他の多糖類などが例示できるがそれらに限らず容易に水に分散し、生分解性の材質であれば何でもよい。
【0009】
一方、このオシボリに使用する基材は、殺菌成分である有効塩素をできるだけ消費しないことが重要である。基材に微酸性電解水を浸潤後すぐに有効塩素濃度が低下してしまうと、この装置で供給するオシボリの最大の特徴である殺菌の機能が失われてしまうのである。そのために、第三の態様として、基材と同重量の微酸性電解水を浸潤させたとき、1時間後の有効塩素濃度消費量が、元の微酸性電解水の有効塩素濃度の50%以下、より好ましくは30%以下としたのである。そのような目的に使用できる基材としては、非蛋白系の繊維で製造された紙、不織布、布などである。望ましい繊維の材質としては、セルロース、乳酸ポリマー、架橋澱粉、その他の多糖類、化学繊維あるいはそれらの混合物などが例示されるが、それらに限らず、前述の程度に有効塩素の消費が低いものであれば何でもよい。
【0010】
さらに、一般的にオシボリは加温されているほうが清拭効果は高く、使用感もよいのである。さらに微酸性電解水の殺菌効果はある程度温度を高くすると、画期的に高まる。しかし、加温状態で長時間放置すると殺菌効果の低下を早めることも分かっている。そこで、微酸性電解水をオシボリ基材に浸潤するとき、浸潤の直前、もしくは浸潤中に、もしくは浸潤の直後に、微酸性電解水またはオシボリ基材または微酸性電解水とオシボリ基材の両方を加温する方法を第五の態様としたのである。
さらに、殺菌効果と安定性の両面から、最適の加温温度を25℃以上、50℃以下、より好ましくは35℃以上、45℃以下とすることを第六の態様としたのである。
【発明の効果】
【0011】
本発明は微酸性電解水を生成する装置をオシボリ供給装置に組み込み、微酸性電解水を浸潤させたオシボリを継続的に自動供給する装置を提供することであるので、この装置を使用することにより、必要なとき即座に、手を煩わせることなく、一定の殺菌力をもったオシボリが使用できるという効果をもたらす。このオシボリは人の手指、体、肌の清拭、殺菌、傷口や皮膚疾患幹部の清拭や殺菌、果物や食器など直接口にするものや食品に接触するものの清拭、殺菌、あるいは玩具、介護器具、設備などの清拭、殺菌、さらにはペットの清拭など、幅広い目的に使用可能であるので、多くの分野の衛生向上に寄与する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
本発明の最良の実施形態は次の通りである。
オシボリの本体であるオシボリ基材の収容部、オシボリ基材の供給機構、オシボリ基材の適尺切断機構、オシボリ基材への液体供給浸潤機構、液体を浸潤したオシボリ基材の巻き取り機構、液体保持部、および押しボタン操作により液体を浸潤し巻き取られたオシボリを調製し排出する一連の動作を制御する制御部からなる、自動オシボリ供給装置において、浸潤する液体として微酸性電解水を使用する。その微酸性電解水は、塩酸を無隔膜電解槽で電解して調製した電解液を水で希釈し調製する。生成した微酸性電解水は一旦タンクに貯留し、そこから浸潤部に送液してもよく、微酸性電解水生成装置から直接、浸潤部に送液してもよい。微酸性電解水の生成方式は、連続的に生成する方式でもバッチ式に生成する方式でもよいが、浸潤部に直接送液する場合は連続式の方が適している。生成装置を作動させるタイミングは、タンク式の場合はタンク内の液レベルが一定以下になったときとすればよく、直接供給の場合は裁断されたオシボリ基材が微酸性電解水の射出ノズルに到達したときとすればよい。また、生成装置には所定成分を外れた微酸性電解水を調製しないように、電流値の制御監視機構や原水の有無のチェック機構を設けることが必要である。
【0013】
調製する徴酸性電解水は、周囲への影響を極小にしつつ、殺菌効果を最大にするために、有効塩素濃度10ppm以上、50ppm以下であり、かつpHは5以上、6.5以下とするのが最適である。
【0014】
さらにオシボリの殺菌力を実用時間維持するために、オシボリ基材の材質を選定する必要がある。オシボリ基材に基材と同重量の微酸性電解水を浸潤させ、1時間後の有効塩素濃度消費量が、元の微酸性電解水の有効塩素濃度の30%以下であるような材質が最適であり、そのような材質として適しているのは非蛋白系の繊維で調製した紙、不織布、布であり、具体的な材質としてはセルロース、難水溶性多糖類、乳酸ポリマー、架橋化澱粉、合成樹脂繊維などである。一方、トイレで使用する場合の材質としては、易水分散性で生分解性の紙が望ましく、短繊維セルロース、乳酸ポリマー、架橋化澱粉などの材質が最適である。
【0015】
オシボリの清拭効果や使用感を高めるためには加温することが最適であるが、そのためには、直前に微酸性電解水を加温した後に基材に浸潤させるのが最適であり、浸潤方法としては、加温した微酸性電解水を基材に吹き付ける方法、貯留された加温微酸性電解水の中を基材をくぐらせるなどの方法が選択でき、何れの方法も、浸潤のあと、余分の液を絞る機構を付けるのが好適である。加温されたオシボリの温度は使用感や殺菌力の点で、35℃以上、45℃以下とするのが最適である。
【実施例1】
【0016】
さらに本特許の理解を深めるために実施例を図1によって説明する。図1はバッチ式の微酸性電解水生成装置を内蔵した自動オシボリ供給装置(型式名アピア100、ホクエツ社製)の作動説明図である。(1)のバッチ式微酸性電解水生成ユニット(型式名ピアミニ100、ホクエツ社製)で回分式に製造した微酸性電解水を(2)のタンクに貯留する。オシボリ基材は(6)のロールとして装置に装着され、(11)の引き出し装置が所定の長さ引き出す。引き出された基材は(12)のカッターによって所定の長さに裁断され(7)、(15)の搬送ベルトによって搬送され、(8)の位置を通過するとき、貯留タンク(2)から、開放された(3)のバルブを通って流下し、(4)のヒーターで加温され、5のノズルから散布される加温微酸性電解水によって浸潤される。その後、搬送ベルトの進行方向と反対方向の回転をする(13)の巻取り装置によって巻き取られ、(10)のオシボリとなって排出される。装置はオシボリの供給指令信号によって、上記の一連の動作を継続的に行い、自動的に微酸性電解水で浸潤されたオシボリを調製する。(2)の貯留タンク内の微酸性電解水が空になると、(1)のバッチ式微酸性電解水生成ユニットに原水と塩酸を手動で供給し、微酸性電解水を生成し、(2)の貯留タンクに貯留する。
【実施例2】
【0017】
実施例2は微酸性電解水の生成ユニットとして連続式生成装置(21)を組み込んだ例である。(17)の塩酸タンクに貯留された原料塩酸は、生成装置の制御機構(図示せず)の信号によって(19)のバルブを開き(20)の連続電解ユニットに配置された電解ユニットに供給され電解される。生成された電解液は、(18)の原水供給部から供給される原水で希釈され、(2)の貯留タンクに貯留される。電解ユニットの稼動や停止は、貯留タンクに設置された(22)の水位計の信号に基づいて行われる。オシボリの調製工程は実施例1と同一である。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明により、自動的に殺菌効果を持ったオシボリを調製することができるため、衛生維持が必要なあらゆる事例に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】バッチ式微酸性電解水生成装置を組み込んだ自動オシボリ供給装置の作動図
【図2】連続式微酸性電解水生成装置を組み込んだ自動オシボリ供給装置の作動図
【符号の説明】
【0020】
1バッチ式微酸性電解水生成ユニット
2貯留タンク
3バルブ
4ヒーター
5ノズル
6ロール
7所定の長さに裁断たおしぼり基材
8微酸性電解水によって裁断たおしぼり基材が浸潤される位置
9巻き取られる途中のオシボリ
10排出されるおしぼり
11ロールよりおしぼり基材を引出すローラー
12カッター
13枚取装置
14巻き取り装置のカウンタープーリ
15搬送ベルト
16搬送ベルトの駆動プーリ
17塩酸タンク
18原水供給部
19バルブ
20連続電解ユニット
21連続式生成装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
オシボリの本体であるオシボリ基材の収容部、オシボリ基材の供給機構、オシボリ基材の適尺切断機構、オシボリ基材への液体供給浸潤機構、液体を浸潤したオシボリ基材の巻き取り機構、液体保持部、および一連の動作を制御する制御部からなる、自動的にオシボリを調製して供給する装置において、
(1)前記浸潤する液体が微酸性電解水であり、
(2)該微酸性電解水を、塩酸を無隔膜電解槽で電解して電解液を調製し、該電解液 を水で希釈する事により調製する機構を備えて、
なることを特徴とする自動オシボリ供給装置
【請求項2】
前記微酸性電解水が有効塩素濃度5ppm以上100ppm以下、より好ましくは10ppm以上50ppm以下であり、かつPHが4以上、7以下、より好ましくは5以上6.5以下であることを特徴とする請求項1記載の自動オシボリ供給装置
【請求項3】
前記オシボリ基材が水に易分散性であることを特徴とする請求項1ないし請求項2記載の自動オシボリ供給装置
【請求項4】
前記オシボリ基材が、該オシボリ基材に該基材と同重量の微酸性電解水を浸潤させたとき、1時間後の有効塩素濃度消費量が、元の微酸性電解水の有効塩素濃度の50%以下、より好ましくは30%以下であるような材質であることを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動オシボリ供給装置
【請求項5】
前記オシボリ基材に前記微酸性電解水を浸潤するとき、浸潤の直前、もしくは浸潤中に、もしくは浸潤の直後に、微酸性電解水またはオシボリ基材または微酸性電解水とオシボリ基材の両方が加温されることを特徴とする請求項1ないし請求項4記載の自動オシボリ供給装置
【請求項6】
前記、微酸性電解水またはオシボリ基材または微酸性電解水とオシボリ基材の両方が加温されるとき、加温後の、微酸性電解水を浸潤されたオシボリの温度が25℃以上、50℃以下、より好ましくは35℃以上、45℃以下とすることを特徴とする請求項5記載の自動オシボリ供給装置

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2007−229423(P2007−229423A)
【公開日】平成19年9月13日(2007.9.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−92270(P2006−92270)
【出願日】平成18年3月1日(2006.3.1)
【出願人】(391008179)株式会社ホクエツ (24)
【Fターム(参考)】