説明

応答可否状況通知システム

【課題】
相手先に架電などをする前に、その相手先の状況を把握することの出来る、応答可否状況通知システムに関する。
【解決手段】
位置情報管理サーバは、位置情報受付部と位置情報記憶部と位置情報結果送信部とを有しており、スケジュール情報管理サーバは、スケジュール情報受付部とスケジュール情報記憶部とスケジュール情報結果送信部と、を有しており、第2の端末において、位置情報管理サーバから取得した位置情報と、スケジュール情報管理サーバから取得したスケジュール情報とに基づいて、第1の端末の利用者の状況を判定して表示させる、応答可否状況通知システムである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、架電などをする前に、その相手先の状況を把握することの出来る、応答可否状況通知システムに関する。
【背景技術】
【0002】
相手先(以下、「第1の利用者」という)に対して架電や電子メールの送信などで連絡を取る際に、連絡をする側(以下、「第2の利用者」という)は、第1の利用者が電話などに出られる状況であるのか、など応答可能か否かの状況を知ることが出来ない。そのため、第1の利用者に連絡をした場合に、第1の利用者が移動中であったり、会議中であったりするなど、すぐに対応できない状況である場合も多い。
【0003】
そこで下記特許文献1では、第1の利用者の携帯電話機の受信可能状況を判定することで、第2の利用者が架電する前に第1の利用者の携帯電話機が受信圏内にあるかどうかを知ることが出来る発明を開示している。
【0004】
【特許文献1】特開2000−358092号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に記載の発明によって第1の利用者が所持する携帯電話機が受信圏内にあるかどうか、つまり電話が繋がるかどうかを判定することは出来る。しかし、電話が繋がったとしても、第1の利用者が電話に出られる状況であるかどうかまでは分からない。例えば第1の利用者が重要な会議中の場合、通常は電話に出られないことが多いが、第1の利用者がそのような状況であることを、架電をした第2の利用者は知ることが出来ない。
【0006】
すなわち、一般的には第1の利用者が会議中や移動中など、第1の利用者が電話に出られそうにない状況であることを知っていれば、第1の利用者の迷惑にならないように、電話しないが、そのような第1の利用者の、電話などの連絡に応答可能であるか否かの状況までを上述の特許文献1に記載の発明では把握することが出来ない。
【課題を解決するための手段】
【0007】
そこで本発明者は、連絡を取ろうと思った第2の利用者に、今どこにいるかの位置情報、今どのようなスケジュールの状態にあるか、などの電話などの応対が可能か否かの状況を通知することにより、第1の利用者が電話などに出られない状況に、第2の利用者が電話などを行ってしまう無駄な連絡を抑止することの出来る、応答可否状況通知システムを発明した。
【0008】
なお本明細書において、連絡を取る相手先を「第1の利用者」、連絡を取ろうとする者を「第2の利用者」とし、第1の利用者が利用する端末(携帯電話、PHS、PDAなどの携帯端末、コンピュータ端末も含む)を「第1の端末」、第2の利用者が利用する端末(携帯電話、PHS、PDAなどの携帯端末、電話機なども含む)を「第2の端末」という。
【0009】
請求項1の発明は、第1の端末の利用者の状況を第2の端末の利用者に対して通知する応答可否状況通知システムであって、前記応答可否状況通知システムは、位置情報を管理する位置情報管理サーバを有しており、前記位置情報管理サーバは、前記第1の端末の位置情報を前記第1の端末から受け付け、前記第1の端末またはその利用者を識別する情報と共に位置情報記憶部に記憶する位置情報受付部と、前記位置情報の取得要求と前記第1の端末またはその利用者を識別する情報とを前記第2の端末から受け付け、前記第1の端末の位置情報を前記位置情報記憶部から検索し、前記第2の端末に渡す位置情報結果送信部と、を有しており、前記第2の端末において、前記位置情報管理サーバから取得した位置情報に基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定して表示させる、応答可否状況通知システムである。
【0010】
本発明のように構成することで、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者の位置情報を取得することが出来、それに基づいて、第1の端末の利用者の、連絡に応答が可能かどうかの状況(応答可否状況)を判定することが出来る。これによって、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者が電話などの連絡に応答できない時を知ることが出来、無駄な連絡を行わずに済む。
【0011】
請求項2の発明において、前記応答可否状況通知システムは、更に、スケジュール情報を管理するスケジュール情報管理サーバを有しており、前記スケジュール情報管理サーバは、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を前記第1の端末から受け付け、前記第1の端末またはその利用者を識別する情報と共にスケジュール情報記憶部に記憶するスケジュール情報受付部と、前記スケジュール情報の取得要求と前記第1の端末またはその利用者を識別する情報とを前記第2の端末から受け付け、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を前記スケジュール情報記憶部から検索し、前記第2の端末に渡すスケジュール情報結果送信部と、を有しており、前記第2の端末において、前記位置情報管理サーバから取得した位置情報と、前記スケジュール情報管理サーバから取得したスケジュール情報とに基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定して表示させる、応答可否状況通知システムである。
【0012】
本発明のように構成することで、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者の位置情報に加えて、更に、スケジュール情報を取得することが出来る。そして、それらに基づいて、第1の端末の利用者の、連絡に応答が可能かどうかの状況(応答可否状況)を判定することが出来る。これによって、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者が電話などの連絡に応答できない時を知ることが出来、無駄な連絡を行わずに済む。また位置情報のみから判定するよりも、より精度を高めることが出来る。
【0013】
請求項3の発明において、前記第2の端末は、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する際に、前記位置情報に基づく応答可否状況と前記スケジュール情報に基づく応答可否状況とが異なる場合には、前記位置情報に基づく応答可否状況を優先して、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、応答可否状況通知システムである。
【0014】
位置情報による応答可否状況とスケジュール情報による応答可否状況とが一致していれば問題がないが、予定がずれるなどの理由により、それらが一致しない場合がある。その場合には、位置情報の方がより的確に第1の端末の利用者の、連絡に対する応答可能か否かの状況を示すものであると考えられる。そこで位置情報による応答可否状況を優先して判定処理を行うと良い。
【0015】
請求項4の発明において、前記第2の端末は、前記第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定した場合には、前記第1の端末の利用者への電話の発信または電子メールの送信を禁止する、応答可否状況通知システムである。
【0016】
第2の端末において、第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定できた場合には、第1の端末の利用者への不用意な連絡は行えないようにすることが好ましい。第2の端末から連絡が行われることによって、無駄な連絡となるし、会議中などの場合には、第1の端末の利用者の迷惑となる場合もあり得るからである。そして本発明のように連絡を禁止することによって、第2の端末の利用者が誤って連絡をしてしまうことなどを防止できる。
【0017】
請求項5の発明は、第1の端末の利用者の状況を第2の端末の利用者に対して通知する応答可否状況通知システムにおける前記第2の端末であって、前記第1の端末の位置情報を記憶する位置情報管理サーバに対して、前記第1の端末の位置情報の取得要求を行う位置情報取得要求部と、前記位置情報管理サーバから、前記第1の端末の位置情報を受け取る位置情報結果受付部と、前記位置情報に基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する状況判定部と、前記判定した応答可否状況を表示する状況表示部と、を有する応答可否状況通知システムにおける第2の端末である。
【0018】
本発明のように構成することで、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者の位置情報を取得することが出来、それに基づいて、第1の端末の利用者の応答可否状況を判定することが出来る。これによって、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者が電話などの連絡に応答できない時を知ることが出来、無駄な連絡を行わずに済む。
【0019】
請求項6の発明において、前記第2の端末は、更に、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を記憶するスケジュール情報管理サーバに対して、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報の取得要求を行うスケジュール情報取得要求部と、前記スケジュール情報管理サーバから、前記第1の端末のスケジュール情報を受け取るスケジュール情報結果受付部と、を有しており、前記状況判定部は、前記位置情報と前記スケジュール情報とに基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、応答可否状況通知システムにおける第2の端末である。
【0020】
本発明のように構成することで、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者の位置情報に加えて、更に、スケジュール情報を取得することが出来る。そして、それらに基づいて、第1の端末の利用者の応答可否状況を判定することが出来る。これによって、第2の端末の利用者は、第1の端末の利用者が電話などの連絡に応答できない時を知ることが出来、無駄な連絡を行わずに済む。また位置情報のみから判定するよりも、より精度を高めることが出来る。
【0021】
請求項7の発明において、前記状況判定部は、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する際に、前記位置情報に基づく応答可否状況と前記スケジュール情報に基づく応答可否状況とが異なる場合には、前記位置情報に基づく応答可否状況を優先して、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、応答可否状況通知システムにおける第2の端末である。
【0022】
位置情報による応答可否状況とスケジュール情報による応答可否状況とが一致していれば問題がないが、予定がずれるなどの理由により、それらが一致しない場合がある。その場合には、位置情報の方がより的確に第1の端末の利用者の応答可否状況を示すものであると考えられる。そこで位置情報による応答可否状況を優先して判定処理を行うと良い。
【0023】
請求項8の発明において、前記第2の端末は、更に、前記状況判定部において、前記第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定した場合には、前記第1の端末の利用者への電話の発信または電子メールの送信を禁止する連絡禁止部、を有する応答可否状況通知システムである。
【0024】
第2の端末において、第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定できた場合には、第1の端末の利用者への不用意な連絡は行えないようにすることが好ましい。第2の端末から連絡が行われることによって、無駄な連絡となるし、会議中などの場合には、第1の端末の利用者の迷惑となる場合もあり得るからである。そして本発明のように連絡を禁止することによって、第2の端末の利用者が誤って連絡をしてしまうことなどを防止できる。
【発明の効果】
【0025】
本発明を用いることによって、連絡を取ろうと思った相手先の状況が通知される。それによって、相手先が電話などに出られない状況の場合には無駄な連絡を行わずに済む。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
本発明の応答可否状況通知システム1の全体の概念図を図1に、システム構成の概念図を図2に示す。
【実施例1】
【0027】
本発明の応答可否状況通知システム1は、第1の端末4から位置情報を受け付ける位置情報管理サーバ2を有する。
【0028】
本発明の相手先情報通知システムにおける位置情報管理サーバ2のハードウェア構成の概念図を模式的に図3に示す。このサーバには、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置21とを少なくとも有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該コンピュータには、演算装置20の処理結果や記憶装置21に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23、ディスプレイなどの表示装置22を有していても良い。
【0029】
本発明における各機能(各手段)は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。また各機能は、一又は複数のプログラムやモジュール、装置等により処理することも可能である。
【0030】
第1の端末4は、GPSなどにより測位した第1の端末4の位置情報を位置情報管理サーバ2に渡す相手先位置情報送信部を有する。
【0031】
位置情報管理サーバ2は、位置情報受付部6と位置情報記憶部7と位置情報結果送信部8とを有する。
【0032】
位置情報受付部6は、GPSなどにより測位した第1の端末4の位置情報を第1の端末4から受け付け、後述する位置情報記憶部7に記憶させる。この際に、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報に対応づけて位置情報を記憶させると良い。
【0033】
位置情報記憶部7は、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報に対応づけて、第1の端末4の位置情報を記憶する。
【0034】
位置情報結果送信部8は、第1の端末4の位置情報の取得要求を第2の端末5から受け付け、位置情報記憶部7を検索することにより、第1の端末4の位置情報を第2の端末5に渡す。
【0035】
第2の端末5は、位置情報取得要求部14と位置情報結果受付部15と状況判定部18と状況表示部19とを有する。
【0036】
位置情報取得要求部14は、第2の利用者が第2の端末5の入力装置23から所定の入力を行うことによって、連絡を取ろうと思う相手先である第1の利用者が利用する第1の端末4の位置情報の取得要求を位置情報管理サーバ2に渡す。この際に、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報を併せて位置情報管理サーバ2に渡す。
【0037】
位置情報結果受付部15は、位置情報管理サーバ2から第1の端末4の位置情報を受け取る。
【0038】
状況判定部18は、第1の端末4(第1の利用者)の位置情報に基づいて、第1の利用者が、電話などの連絡に応答可能か否かの状況を判定する。例えば取得した位置情報が線路の上を移動中であれば、第1の利用者は電車で移動中であると判定する。また位置情報が第1の利用者の会社内であれば、「社内在席中」であると判定する。なお、位置情報に基づいて判定を行う場合には、第2の端末5に地図情報などを予め記憶しておき、それと位置情報とを対照することで、第1の端末4の利用者の場所が判定できる。また位置情報については直近一つの位置情報だけであっても良いし、所定時間内の複数の位置情報を用いることによって、移動を判定しても良い。この場合には位置情報結果受付部15は、所定時間内の複数の位置情報を、位置情報管理サーバ2から受け取っている。
【0039】
状況表示部19は、状況判定部18で判定した第1の利用者の状況を、第2の端末5の表示装置22で表示する。表示装置22で表示される画面の一例を図5に示す。
【0040】
次に本発明の応答可否状況通知システム1の処理プロセスの一例を図4のフローチャート、図1及び図2の概念図を用いて説明する。
【0041】
本発明の応答可否状況通知システム1を利用するにあたり、第1の端末4は位置情報管理サーバ2にその位置情報を記憶させる必要がある。
【0042】
位置情報については、第1の端末4に備えられたGPSで測位した位置情報を、第1の端末4から位置情報管理サーバ2に利用者位置情報送信部12が渡すことによって行うことが出来る(S100)。またGPS以外の方法で位置情報を測位しても良い。
【0043】
なお位置情報を渡す際には、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報、例えば電話番号等の何らかの方法により割り当てられた識別情報(以下、「識別情報」という)を併せて渡す。これによって、位置情報が誰の情報であるのかを判別することが出来る。
【0044】
このようにして第1の端末4から位置情報管理サーバ2に渡された情報は、位置情報については位置情報受付部6で受け付ける(S110)。そして識別情報と共に、位置情報については位置情報記憶部7に記憶させる(S120)。
【0045】
このように位置情報については予め指定されたタイミング(例えば1分毎、10分毎、30分毎、1時間毎など)で、あるいは第1の端末4の利用者の指定に応じて第1の端末4から位置情報管理サーバ2に渡される。
【0046】
そして第2の端末5の利用者が、第1の端末4の利用者に対して架電や電子メールなどにより連絡を取ろうと思った場合には、第2の利用者が第2の端末5の入力装置23で所定の操作を行うことにより、第1の端末4の位置情報の取得要求を行う(S130)。位置情報の取得要求については位置情報取得要求部14が位置情報管理サーバ2に対して、取得要求を行う。この際に、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報を併せて位置情報管理サーバ2に渡す。
【0047】
この取得要求を受けた位置情報管理サーバ2は、位置情報結果送信部8が位置情報記憶部7に記憶した情報に基づいて、当該第1の端末4の位置情報を検索し、その結果を第2の端末5に渡す(S140)。この検索の際には、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報に基づいて第1の端末4の位置情報を検索すると良い。
【0048】
このように位置情報管理サーバ2から第2の端末5に渡された情報は、第2の端末5の位置情報結果受付部15で受け取る。
【0049】
そして第1の端末4(第1の利用者)の位置情報に基づいて、第1の利用者の現在の状況を状況判定部18が判定する(S150)。状況の判定としては、位置情報が線路上であれば電車、道路上であれば車、海上であれば船であると判定できる。
【0050】
また位置情報が第1の利用者の会社の建物内にあれば、会議中、在席のいずれかであると判定する。たとえば位置情報が会議室内にあるならば「会議中」、そうでないならば「在席中」のように判定できる。
【0051】
このように状況判定部18が判定した第1の端末4の利用者の状況を、第2の端末5の表示装置22で表示する。表示装置22で表示される画面の一例を図5に示す。図5の円で囲った部分が、第1の端末4の利用者の状況を示す部分であり、ここにその状況を示すアイコンと共に、状況判定部18で判定した第1の端末4の利用者の状況が表示される。また図5では第1の端末4の利用者の氏名、電話番号、画像なども含まれているが、これは第2の端末5の電話帳などに予め記憶されている情報を抽出し、表示すればよい。
【実施例2】
【0052】
上述の実施例1では、第1の端末の位置情報から第1の端末の利用者の応答可否状況を判定しているが、本実施例では、更に第1の端末の利用者のスケジュール情報も加味して、応答可否状況の判定を行う場合を説明する。発明の応答可否状況通知システム1の全体の概念図を図6に、システム構成の概念図を図7に示す。
【0053】
本発明の応答可否状況通知システム1は、第1の端末4から位置情報を受け付ける位置情報管理サーバ2と、第1の端末4から相手先のスケジュール情報を受け付けるスケジュール情報管理サーバ3とを有する。
【0054】
本実施例の相手先情報通知システムにおける位置情報管理サーバ2、スケジュール情報管理サーバ3のハードウェア構成の概念図を模式的に図3に示す。このサーバには、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶装置21とを少なくとも有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶装置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶装置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該コンピュータには、演算装置20の処理結果や記憶装置21に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23、ディスプレイなどの表示装置22を有していても良い。
【0055】
本実施例における各機能(各手段)は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。また各機能は、一又は複数のプログラムやモジュール、装置等により処理することも可能である。
【0056】
第1の端末4は、GPSなどにより測位した第1の端末4の位置情報を位置情報管理サーバ2に渡す相手先位置情報送信部と、相手先のスケジュール情報をスケジュール情報管理サーバ3に渡す相手先スケジュール情報送信部とを有する。
【0057】
位置情報管理サーバ2は、位置情報受付部6と位置情報記憶部7と位置情報結果送信部8とを有する。またスケジュール情報管理サーバ3は、スケジュール情報受付部9とスケジュール情報記憶部10とスケジュール情報結果送信部11とを有する。位置情報管理サーバ2は、実施例1と同様なので説明を省略する。
【0058】
スケジュール情報受付部9は、第1の利用者のスケジュール情報を受け付け、後述するスケジュール情報記憶部10に記憶させる。この際に、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報に対応づけてスケジュール情報を記憶させると良い。
【0059】
スケジュール情報記憶部10は、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報に対応づけて、第1の利用者のスケジュール情報を記憶する。
【0060】
スケジュール情報結果送信部11は、第1の利用者のスケジュール情報の取得要求を第2の端末5から受け付け、スケジュール情報記憶部10を検索することにより、第1の利用者のスケジュール情報を第2の端末5に渡す。
【0061】
第2の端末5は、位置情報取得要求部14と位置情報結果受付部15とスケジュール情報取得要求部16とスケジュール情報結果受付部17と状況判定部18と状況表示部19とを有する。位置情報取得要求部14、位置情報結果受付部15は実施例1と同様なので説明を省略する。
【0062】
スケジュール情報取得要求部16は、第2の利用者が第2の端末5の入力装置23から所定の入力を行うことによって、連絡を取ろうと思う相手先である第1の利用者のスケジュール情報の取得要求をスケジュール情報管理サーバ3に渡す。この際に、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報を併せてスケジュール情報管理サーバ3に渡す。
【0063】
スケジュール情報結果受付部17は、スケジュール情報管理サーバ3から第1の利用者のスケジュール情報を受け取る。
【0064】
状況判定部18は、第1の端末4(第1の利用者)の位置情報と、第1の利用者のスケジュール情報とに基づいて、第1の利用者が、電話などの連絡に応答可能か否かの状況を判定する。この状況の判定の際に、位置情報をスケジュール情報に優先して判定を行う。例えば取得した位置情報が線路の上を移動中であり、取得したスケジュール情報が会議中の情報であれば、第1の利用者は電車で移動中であると判定する。また取得した位置情報が建物の内部(一定時間、同じ建物から移動なし)であり、取得したスケジュール情報が会議中の情報であれば、第1の利用者は会議中であると判定する。また位置情報が第1の利用者の会社内(一定時間、同じ建物から移動なし)であって、スケジュール情報として特段のスケジュールがない場合(例えば「会議中」、「外出」、「移動中」などの情報がない場合)には、「在席中」であると判定する。図9に、状況判定部18における、位置情報とスケジュール情報とに基づく、第1の利用者の応答可否状況の判定を模式化した図を示す。なお、位置情報に基づいて判定を行う場合には、第2の端末5に地図情報などを予め記憶しておき、それと位置情報とを対照することで、第1の端末4の利用者の場所が判定できる。また位置情報については直近一つの位置情報だけであっても良いし、所定時間内の複数の位置情報を用いることによって、移動を判定しても良い。また位置情報については直近一つの位置情報だけであっても良いし、所定時間内の複数の位置情報を用いることによって、移動を判定しても良い。この場合には位置情報結果受付部15は、所定時間内の複数の位置情報を、位置情報管理サーバ2から受け取っている。
【0065】
状況判定部18における判定処理では、位置情報をスケジュール情報に優先して判定を行うが、位置情報を取得できない場合には、スケジュール情報に基づいて判定を行う。また取得した位置情報において、一定時間、同じ建物内から移動なしであって、スケジュール情報が「移動」とされている場合には、直前のスケジュール情報が長引いていることが想定される(例えば会議が長引き、移動時間になっても会議を行っている場合など)。従って、直前のスケジュール情報が「移動」以外で、実際の位置情報が移動を挟んでいない場合には、「移動」のスケジュール情報の直前のスケジュール情報に基づいて、応答可否状況を判定する。また直前のスケジュール情報が「移動」以外で、実際の位置情報が移動を挟んでいる場合には、移動のために時間が費やされていると想定される(例えば飛行機の搭乗待ちなど)。従って、この場合には、「移動」のスケジュール情報に基づいて、応答可否状況を判定する。
【0066】
状況表示部19は、状況判定部18で判定した第1の利用者の状況を、第2の端末5の表示装置22で表示する。表示装置22で表示される画面の一例を図5に示す。
【0067】
次に本発明の応答可否状況通知システム1の処理プロセスの一例を図8のフローチャート、図6及び図7の概念図を用いて説明する。
【0068】
本発明の応答可否状況通知システム1を利用するにあたり、第1の端末4は位置情報管理サーバ2にその位置情報と、スケジュール情報管理サーバ3に第1の利用者のスケジュール情報とを記憶させる必要がある。
【0069】
位置情報については、第1の端末4に備えられたGPSで測位した位置情報を、第1の端末4から位置情報管理サーバ2に利用者位置情報送信部12が渡すことによって行うことが出来る(S200)。またGPS以外の方法で位置情報を測位しても良い。
【0070】
またスケジュール情報については、第1の利用者が自らのスケジュール情報を入力し、その入力を受け付けた利用者スケジュール情報送信部13がスケジュール情報管理サーバ3に渡すことによって行うことが出来る(S200)。ここでスケジュール情報としては、日時とその予定(会議、外出、休暇、帰宅、移動中など)の情報を入力する。また予定における移動中の情報としてはその移動手段、例えば車1(本人が運転)、車2(本人が運転しない場合。例えばバスなど)、電車、飛行機、船などの情報を含めると良い。
【0071】
なお位置情報、スケジュール情報を渡す際には、第1の端末4または第1の利用者を識別する情報、例えば電話番号等の何らかの方法により割り当てられた識別情報(以下、「識別情報」という)を併せて渡す。これによって、位置情報、スケジュール情報が誰の情報であるのかを判別することが出来る。
【0072】
このようにして第1の端末4から位置情報管理サーバ2、スケジュール情報管理サーバ3に渡された情報は、位置情報については位置情報受付部6、スケジュール情報についてはスケジュール情報受付部9で受け付ける(S210)。そして識別情報と共に、位置情報については位置情報記憶部7に、スケジュール情報についてはスケジュール情報記憶部10に記憶させる(S220)。
【0073】
このように位置情報については予め指定されたタイミング(例えば1分毎、10分毎、30分毎、1時間毎など)で、あるいは第1の端末4の利用者の指定に応じて第1の端末4から位置情報管理サーバ2に渡され、スケジュール情報については、予め指定されたタイミング(例えば1日毎、半日毎など)で、あるいは第1の端末4の利用者の指定に応じて第1の端末4からスケジュール情報管理サーバ3に渡される。
【0074】
そして第2の端末5の利用者が、第1の端末4の利用者に対して架電や電子メールなどにより連絡を取ろうと思った場合には、第2の利用者が第2の端末5の入力装置23で所定の操作を行うことにより、第1の端末4の位置情報とその利用者のスケジュール情報との取得要求を行う(S230)。位置情報の取得要求については位置情報取得要求部14が位置情報管理サーバ2に対して、スケジュール情報の取得要求についてはスケジュール情報取得要求部16がスケジュール情報管理サーバ3に対して、各々取得要求を行う。この際に、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報を併せて位置情報管理サーバ2、スケジュール情報管理サーバ3に渡す。
【0075】
この取得要求を受けた位置情報管理サーバ2は、位置情報結果送信部8が位置情報記憶部7に記憶した情報に基づいて、当該第1の端末4の位置情報を検索し、その結果を第2の端末5に渡す(S240)。この検索の際には、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報に基づいて第1の端末4の位置情報を検索すると良い。
【0076】
また取得要求を受けたスケジュール情報管理サーバ3は、スケジュール情報結果送信部11がスケジュール情報記憶部10に記憶した情報に基づいて、当該第1の端末4の利用者のスケジュール情報を検索し、その結果を第2の端末5に渡す(S240)。この検索の際には、第1の利用者または第1の端末4を識別する情報に基づいて第1の端末4の利用者のスケジュール情報を検索すると良い。
【0077】
このように位置情報管理サーバ2、スケジュール情報管理サーバ3から第2の端末5に渡された情報は、第2の端末5の位置情報結果受付部15、スケジュール情報結果受付部17で受け取る。
【0078】
そして第1の端末4(第1の利用者)の位置情報と、第1の利用者のスケジュール情報とに基づいて、第1の利用者の現在の状況を状況判定部18が判定する(S250)。状況の判定としては、位置情報が線路上であれば電車、道路上であれば車、海上であれば船であると判定でき、更にそのスケジュール情報を加味して判定を行う。つまりその時間帯が移動中であるスケジュールが入っているのならば、移動中であることを状況として確定する。そしてそのスケジュールとして、例えば「東京から大阪へ移動」、「帰宅」などが入っている場合には、それら状況として確定すればよい。
【0079】
また位置情報が第1の利用者の会社の建物内にあれば、会議中、在席のいずれかであると判定し、スケジュール情報に基づいてその状況が何であるかを確定する。
【0080】
なお位置情報による状況とスケジュール情報による状況とが異なる場合があるが(例えば位置情報は線路上にあり、スケジュール情報では会議中の場合)、このような場合には位置情報をスケジュール情報に優先して判定を行う。例えば取得した位置情報が線路の上を移動中であり、取得したスケジュール情報が会議中の情報であれば、第1の利用者は電車で移動中であると判定する。また取得した位置情報が建物の内部であり、取得したスケジュール情報が会議中の情報であれば、第1の利用者は会議中であると判定する。
【0081】
このように状況判定部18が判定した第1の端末4の利用者の状況を、第2の端末5の表示装置22で表示する。表示装置22で表示される画面の一例を図5に示す。図5の円で囲った部分が、第1の端末4の利用者の状況を示す部分であり、ここにその状況を示すアイコンと共に、状況判定部18で判定した第1の端末4の利用者の状況が表示される。また図5では第1の端末4の利用者の氏名、電話番号、画像なども含まれているが、これは第2の端末5の電話帳などに予め記憶されている情報を抽出し、表示すればよい。
【実施例3】
【0082】
実施例1及び実施例2の第2の端末5の状況判定部18において、第1の端末4の利用者が、応答できない状況であることを判定した場合には、第2の端末5から第1の端末4に対して、連絡が行えないような連絡禁止部(図示せず)を設けても良い。これは、第2の端末5から第1の端末4に対して、電話の発信、電子メールの送信を禁止することにより可能である。例えば、電話の発信の場合には、架電の際に電話番号が入力されると、入力された電話番号が、第1の端末4の利用者の電話番号と一致するかを照合し、第1の端末4の利用者の電話番号の場合には、電話の発信を禁止する。また電子メールの送信の場合には、電子メールを送信する際に、送信先として入力された電子メールアドレスを抽出し、その電子メールアドレスが、第1の端末4の利用者の電子メールアドレスと一致しているか照合し、一致する場合にはその電子メールの送信を禁止する。
【0083】
また一旦、連絡を禁止した後には、所定のタイミングまたは第2の端末5の利用者による再度の、位置情報管理サーバ2、スケジュール情報管理サーバ3への第1の端末4の利用者の位置情報、スケジュール情報の問い合わせによって、応答が出来る状況であることを判定した場合に、上記連絡の禁止を解除するように構成することが好ましい。
【0084】
なお応答が出来ない状況とは、「会議」、「移動」などの状況、あるいは「在席」以外の状況が一例としてあげられる。
【0085】
このような連絡禁止部(図示せず)を設けることによって、第2の端末5から第1の端末4への不用意な連絡を防止することが出来る。
【産業上の利用可能性】
【0086】
本発明を用いることによって、連絡を取ろうと思った相手先の状況が通知される。それによって、相手先が電話などに出られない状況の場合には無駄な連絡を行わずに済む。
【図面の簡単な説明】
【0087】
【図1】第1の実施例の全体の概念図を模式的に示す図である。
【図2】第1の実施例のシステム構成の一例を模式的に示す図である。
【図3】本発明のハードウェア構成の一例を模式的に示す図である。
【図4】第1の実施例の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図5】第2の端末で表示する、第1の端末の利用者の状況を示す画面の一例である。
【図6】第2の実施例の全体の概念図を模式的に示す図である。
【図7】第2の実施例のシステム構成の一例を模式的に示す図である。
【図8】第2の実施例の処理プロセスの一例を示すフローチャートである。
【図9】第1の端末の利用者の応答可否状況を判定処理を模式化した図である。
【符号の説明】
【0088】
1:応答可否状況通知システム
2:位置情報管理サーバ
3:スケジュール情報管理サーバ
4:第1の端末
5:第2の端末
6:位置情報受付部
7:位置情報記憶部
8:位置情報結果送信部
9:スケジュール情報受付部
10:スケジュール情報記憶部
11:スケジュール情報結果送信部
12:利用者位置情報送信部
13:利用者スケジュール情報送信部
14:位置情報取得要求部
15:位置情報結果受付部
16:スケジュール情報取得要求部
17:スケジュール情報結果受付部
18:状況判定部
19:状況表示部
20:演算装置
21:記憶装置
22:表示装置
23:入力装置
24:通信装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の端末の利用者の状況を第2の端末の利用者に対して通知する応答可否状況通知システムであって、前記応答可否状況通知システムは、位置情報を管理する位置情報管理サーバを有しており、
前記位置情報管理サーバは、
前記第1の端末の位置情報を前記第1の端末から受け付け、前記第1の端末またはその利用者を識別する情報と共に位置情報記憶部に記憶する位置情報受付部と、
前記位置情報の取得要求と前記第1の端末またはその利用者を識別する情報とを前記第2の端末から受け付け、前記第1の端末の位置情報を前記位置情報記憶部から検索し、前記第2の端末に渡す位置情報結果送信部と、を有しており、
前記第2の端末において、
前記位置情報管理サーバから取得した位置情報に基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定して表示させる、
ことを特徴とする応答可否状況通知システム。
【請求項2】
前記応答可否状況通知システムは、更に、スケジュール情報を管理するスケジュール情報管理サーバを有しており、
前記スケジュール情報管理サーバは、
前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を前記第1の端末から受け付け、前記第1の端末またはその利用者を識別する情報と共にスケジュール情報記憶部に記憶するスケジュール情報受付部と、
前記スケジュール情報の取得要求と前記第1の端末またはその利用者を識別する情報とを前記第2の端末から受け付け、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を前記スケジュール情報記憶部から検索し、前記第2の端末に渡すスケジュール情報結果送信部と、を有しており、
前記第2の端末において、
前記位置情報管理サーバから取得した位置情報と、前記スケジュール情報管理サーバから取得したスケジュール情報とに基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定して表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の応答可否状況通知システム。
【請求項3】
前記第2の端末は、
前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する際に、前記位置情報に基づく応答可否状況と前記スケジュール情報に基づく応答可否状況とが異なる場合には、前記位置情報に基づく応答可否状況を優先して、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の応答可否状況通知システム。
【請求項4】
前記第2の端末は、
前記第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定した場合には、前記第1の端末の利用者への電話の発信または電子メールの送信を禁止する、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の応答可否状況通知システム。
【請求項5】
第1の端末の利用者の状況を第2の端末の利用者に対して通知する応答可否状況通知システムにおける前記第2の端末であって、
前記第1の端末の位置情報を記憶する位置情報管理サーバに対して、前記第1の端末の位置情報の取得要求を行う位置情報取得要求部と、
前記位置情報管理サーバから、前記第1の端末の位置情報を受け取る位置情報結果受付部と、
前記位置情報に基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する状況判定部と、
前記判定した応答可否状況を表示する状況表示部と、
を有することを特徴とする応答可否状況通知システムにおける第2の端末。
【請求項6】
前記第2の端末は、更に、
前記第1の端末の利用者のスケジュール情報を記憶するスケジュール情報管理サーバに対して、前記第1の端末の利用者のスケジュール情報の取得要求を行うスケジュール情報取得要求部と、
前記スケジュール情報管理サーバから、前記第1の端末のスケジュール情報を受け取るスケジュール情報結果受付部と、を有しており、
前記状況判定部は、
前記位置情報と前記スケジュール情報とに基づいて、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、
ことを特徴とする請求項5に記載の応答可否状況通知システムにおける第2の端末。
【請求項7】
前記状況判定部は、
前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する際に、前記位置情報に基づく応答可否状況と前記スケジュール情報に基づく応答可否状況とが異なる場合には、前記位置情報に基づく応答可否状況を優先して、前記第1の端末の利用者の応答可否状況を判定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の応答可否状況通知システムにおける第2の端末。
【請求項8】
前記第2の端末は、更に、
前記状況判定部において、前記第1の端末の利用者が応答できない状況であると判定した場合には、前記第1の端末の利用者への電話の発信または電子メールの送信を禁止する連絡禁止部、
を有することを特徴とする請求項5から請求項7のいずれかに記載の応答可否状況通知システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−35020(P2008−35020A)
【公開日】平成20年2月14日(2008.2.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−204227(P2006−204227)
【出願日】平成18年7月27日(2006.7.27)
【出願人】(599108242)Sky株式会社 (257)
【Fターム(参考)】