説明

情報を運転者に伝達する交通情報システム

本発明は多目的の交通情報システムに係る。該システムは、光源と、筐体手段と、制御可能なビーム偏光システムと、制御回路とを有する。該光源10は、比較的狭く強い光ビームを生成するよう設計される。該筐体手段は、路面に近接して、又は上方に取り付けられるよう適合され、光源を収容し、光ビームが筐体から出られるようビーム出口窓を有する。該制御可能なビーム偏光システムは、光ビームの方向を路面上の投影範囲に向かって変更することが可能であり、比較的小さい光点が投影範囲上に形成されるようにする。該制御回路は、制御可能なビーム偏光システムを制御し、光点に投影範囲上で所定のパターンを効率的に描かせるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に、交通情報システム、即ち、特には自動車の運転者である交通関係者に情報を伝達することができるシステムの分野に係る。
【背景技術】
【0002】
自動車の運転者に情報を伝達できることが一般的に望まれている。伝達されるべき情報は、多種の性質のものであり得る。例えば、ニュース・ファクト、気象状態、交通渋滞等を自動車の運転者に知らせることが所望され得る。かかる種類の情報に対しては、中央の放送局によってラジオ放送(AM/FM)を使用することが一般的である。しかしながら、かかる種類の情報は、一般的な性質のものであり、広範囲内の多くの人によって受信されるよう意図されている。非常に限られた数の人に局地的にのみ情報を伝達することが所望される場合は、中央の放送局による情報の放送は適切なシステムではない。
【0003】
更に、放送システムの不利点は、「受信者」は、情報を受信することができるよう特定の機器を有する必要があることである。かかる不利点は、伝達されるべき情報が交通安全の問題にかかる場合に、特に非常に不利となる。例えば、道路が事故によって封鎖される場合、又は、道路が凍結状態のため滑りやすい場合、道路管理者は、メッセージが問題の箇所に近づいてくる全ての自動車の運転者に届くことを確実にできることを望むが、一方で、かかるメッセージを全国規模で放送する必要はない。よって、局地的交通情報システムに対する必要性がある。
【0004】
近づいてくる自動車の運転者に局地的に知らせることに対して、基本的に3つの異なる種類のシステムが開発されており、程度の差はあるが導入されている。第1のシステムとして、交通標識が言及されるべきである。即ち、前方の交通状況(例えば、危険な交差点に接近していること)について運転者に知らせるか又は警告する標識、あるいは、ある行動をとるよう運転者に指示する標識(例えば、道を譲る、右折する)、あるいは対照的に、ある行動をとらないよう運転者に指示する標識(例えば、左折禁止、速度制限)である。かかる標識は、典型的には、柱に取り付けられたシールド上、又は路面上に適用され、固定された標識であり、持続的な環境下での持続的な使用を意図される。かかる標識の問題は、降雪等の悪天候下で低減された視認性によるものである。
【0005】
可変の使用に対して、信号機が言及され得る。即ち、周知の赤色−黄色−青色の光であり、交差道路等で交通を制御するよう使用される。一般的に言えば、かかるシステムは、点灯される際、特定の所定の意味を有し、全員に理解される、互いに異なる色の複数の光を有する。しかしながら、各照明器具は、オン又はオフにのみなり得、かかるシステムは、限られた数の所定のメッセージのみを伝達し得る(赤色=止まれ、青=進め、黄色=停止/発車準備)。
【0006】
第2のシステムとして、略あらゆる種類のメッセージを伝達することができる制御可能なテキスト・パネルが言及され得る。通常、かかる制御可能なテキスト・パネルは、マトリクス・パネルとして導入され、各ピクセルは、個別の照明器具によって実行される。適切な制御によって文字が形成され得、近づいてくる自動車の運転者によって読まれ得る。
【0007】
道路脇に置かれるか、又は道路上に吊り下げられているかいずれかのこれらのテキスト・パネルの主な不利点は、自動車の運転者は、メッセージを読むことが出来るよう、比較的長い間道路から目を離さなければならないことである。よって、かかるシステムは基本的には、運転者の注意を、主には路面である注意を払うべき場所からそらす。
【0008】
多くの場合、伝達されるべき情報は、実際は、自動車の運転者を案内するよう意図された案内情報のみである。かかる目的の本当に性質から、交通案内システムは、運転者の注意を路面から離すべきではない。従って、非常に自然に、かかる目的に対して、路面に適用されたマークの形状で交通標識が使用される。かかる案内マークは、典型的には縞模様及び矢印を有するが、優先三角形(priority triangle)及び速度制限も路面にマークされ得る。かかる一般的に使用されるマークは、複数の不利点を有する。該不利点とは、それらが固定されていること(即ち、オン/オフの切換え又は可変がなされ得ない)、交通によってもたらされる損傷を受けること、降雨又は降雪中は視認しづらいこと、及び(モータ)バイクの運転者に対しては特に危険であるように滑りやすいこと、である。
【0009】
第3のシステムとして、例えば欧州特許第0.677.160号明細書(特許文献1)に開示される光投影システムが言及され得る。かかる投影システムでは、光源が光のビームを生成し、ビームは、特定のパターンを投影するよう路面の上方から方向付けられる。パターンは、案内線、方向矢印、アラビア数字等であり得る。
【0010】
かかる投影システムの利点は、「情報」が道路の表面上に与えられることであり、そのため、運転者は目をそらす必要がない。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは、複数の不利点を有する。重要な不利点は、既知のシステムは、1つの所定のパターンを投影することに適切なだけである点である。即ち、かかるシステムの唯一の変化の可能性は、光源がオン又はオフに切り替えられ得ることのみである。更に、路面上に投影されたパターンは、マスクを介して幅の広いビームを通すことによって生成されるため、比較的弱い強度を有し、パターンは、昼光状態ではかろうじて可視、又は不可視である。
【特許文献1】欧州特許第0.677.160号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0011】
本発明は、上述された問題点の全て又は少なくともいくつかを解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の重要な一面によれば、交通情報システムは、路面上に投影される強力なレーザ・ビームを作るレーザ装置を有する。制御可能なビーム偏光器のシステムは、投影光点に路面の投影範囲をスキャンさせ、スキャンする光点が、投影されるべきパターンを形成する。制御回路は、ビーム偏光器を制御する。制御走査を修正することによって、異なるパターンがスキャンされ得る。制御回路は、通信ネットワークを介してコマンド指令を受信し得る。故に、非常に多目的なシステムが与えられ、該システムは、実質的にいかなる種類のパターンも投影し得、該パターンは非常に明るい。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明のこれらの及び他の面、特性、及び利点は、図面を参照して以下の記載によって更に説明され、図中同一の参照符号は同一又は同様の部品を示す。
【0014】
図1は、本発明に従った交通情報システム1を概略的に例示する図である。交通情報システム1は、光源10を有する。該光源は、比較的狭く強い光ビーム11を生成するよう設計される。即ち、適切且つ望ましい一実施例では、光源10は、レーザ装置として実施される。光源10は、路面3上に取り付けられる筐体100に収容される。筐体100は、光ビーム11が筐体100を出られるよう、ビーム出口窓101を有する。図2に例示される通り、有利な一実施例では、筐体100は、街灯のアーマチュアの一部であり、かかる場合は、電柱102の端部に固定される。あるいは、筐体100は、街灯自体で既知であるように路面3上に吊り下げられ得るが、これは例示されない。
【0015】
光源10は、電柱102の最下部等のより低い高さに配置され得、かかる場合、光ビーム11は、電柱102の内部に配置された光ガイド(図示せず)を介して、筐体100に案内される。しかしながら、かかる実施例は望ましくはない。小型構築及びより複雑ではない据付のために、光源10及びシステム1の更に全ての構成部品は、特に言及されない限り望ましくはユニットとして、筐体100内に配置されるのが望ましい。
【0016】
筐体100が、本発明に従った交通情報システム1を収容することのみを意図する専用の筐体100であることが、技術的に可能であることが更に留意される。しかしながら、望ましい一実施例では、筐体100はまた、街灯用の筐体100として機能する。かかる場合は、筐体100は、本発明に従った交通情報システム1の光源10を収容し、また、図1に概略的に例示される通りの1つ又はそれ以上の共用の街灯103を収容する。かかる実施例は、重要な利点を有する。第一に、街灯用に使用される筐体100の場合、電力は、図1中の電力線104によって示される通り、既に筐体100内で使用可能である。第二に、本発明に従った交通情報システム1の据付は、既存の街灯システムの既存の筐体内にシステムを取り付けること、及び、システムの電源入力端子105を既存の電力線104に接続することによって、構造基盤を大きく修正する必要なく迅速に且つ容易に行なうことができる。
【0017】
システムは、更に、制御可能なビーム偏光システム20を有する。該システムは、光ビーム11の方向を投影範囲2に向かって変更することが可能である。即ち、偏光されたビームは参照符号11’に示される。偏光システム20は、反射性の構成要素を有し得るが、望ましくは、光損失を最低限に抑えるよう、反射性構成要素をのみを望ましくは有する。図1中、偏光システム20は、単一の平面鏡によって記号で示される。実際には、偏光システム20は、複数の鏡を有し得、そのうちのいくつかの鏡は固定された位置を有し、他の鏡は回転軸の周囲を動くよう配置され得るか、又は、他の手段によって可変の向きを有する。偏光システム20は、また、多面的な回転ホイール又はそれと同様のものを有し得る。かかる全ての構成要素は、それ自体が、ディスコ・エンターテイメント・システム等における光ビームとともに視覚的効果を得るよう光学系で既知であり、かかる構成要素の設計及び走査の詳細な説明はここでは省略される。
【0018】
光ビーム11’は、路面3に衝突する際、比較的小さい光点12を形成する。該光点は、近づいてくる自動車Vの運転者によって見られ得る(反射された光ビーム11’’)。システム1の光学は、光点12が、最も適切であると考えられる約10mmのオーダの直径である、1mmから100mmの範囲での適切な直径を有する、略丸い点であるように配置され得る。
【0019】
偏光システム20が固定されている際は、前述の光点12は静止している。当業者には明確なように、光点12は、偏光システム20の偏光構成要素のうちのいずれか1つが動かされる際に、路面3の投影範囲2条で動かされる。典型的には、光点12の移動は、直線変位であり得る。制御可能なビーム偏光システム20は、光点12が所定の経路を追うよう制御回路30によって制御される。所定の経路を完了した後、制御は反復し、光点12は前述の所定の経路を反復的に移動する。その移動の速度は、人間の目では移動する光点を知覚しないが、前述の経路の形状を有する照射されたパターン4のみを知覚することができる速度である。そのようにして、移動する光点は、投影範囲2上に所定のパターン4を効果的に書く又は描く。
【0020】
照射のダイア投影(dia−projection)型と比較して、本発明の照射は非常に効率的である(単位時間当たりの単位面積あたりの光パワー)。
【0021】
図2中、パターン4が複数の線分で構成された矢印の輪郭である例が図示される。前述された通り、偏光システム20は、光点12が該輪郭を追うよう制御され得る。かかる場合、光源10は、継続的にオンである。しかしながら実際には、光点が順次平行な線をスキャンするよう移動される場合、偏光システム20の制御がより容易であり得、投影範囲2全体が照射されるべきではない部分までスキャンされるようにする。かかる場合、光源10は、制御可能な光源であり得、また、制御回路30によって制御され得る。制御回路30は、光点12が照射されるべきではない投影範囲2の一部分に当たった場合、光源10のスイッチをオフにし得、光点12が照射されるべき投影範囲2の一部分にあたった場合は、パターンの一部を形成するため光源10のスイッチをオンにする。光点のスキャン速度、即ち光点がスキャンされた線に沿って移動する速度は、線に沿って一定であり得、全ての線に対して一定であり得る。その場合、当業者には明確である通り、パターンは、テレビジョン画像が「書かれる(written)」のと同様にレンダリングされる。
【0022】
あるいは、又は、追加的には、光点は、パターンの暗い部分を飛び越えて移動され得る。光点のスキャン速度は多様であり、光点がパターンの暗い部分をスキャンする際は上昇され、パターンの明るい部分をスキャンする際には低減されることが望ましい。光点は、かかる高速で移動され得るため、パターンの暗い部分を効率的に跳び越すようにされる。結果として、暗い部分をスキャンすることによって時間が無駄にされないため、光点は明るい部分をより頻繁に効率的にスキャンし、結果的にパターンの明るい部分の明度を上昇させる。
【0023】
図2中、パターン4が標識である場合を例示する。かかる場合は、右を指している矢印であり、近づいてくる自動車の運転者に次の横道3Rで右折するよう指示する。この点において、本発明に従ったシステム1は、一般的な交通案内システムとして作動し得、かかる例では前方の道が一時的に閉鎖されていることを示す。しかしながら、本発明に従ったシステム1は、また、個々の自動車の案内システムとして作動し得、かかる例の運転者に行き先に到達するよう右折するべきであると指示する。次の運転者は、真っ直ぐの矢印等の異なる標識を見得る。そのように、かかるシステムは、車輌に乗せられたナビゲーション・システムに対して代替又は追加として使用され得る。
【0024】
他の例(図示せず)では、パターンは、例えば一時的な制限速度を示す「40」等の数字であり得る。かかるパターンは全ての運転者に対して同一である。
【0025】
パターン4の一は、路上に塗装された標識と同様に固定され得る。本発明の望ましい一実施例では、制御回路30は、道路交通に沿ってパターン4の位置を動かすよう設計される。近づいてくる運転者に対しては、効果は、パターン4に関する相対速度が低減されることである。制御回路30は、近づいてくる自動車の速度とは無関係に、一定速度でパターン4を動かすよう設計され得る。しかしながら望ましくは、システムは、車輌の一及び/又は速度を検出する検出システムを備えられ、制御回路30は、かかる車輌のちょうど前方にパターン4を位置付ける一方、近づいてくる車輌と同一の速度でパターン4を短期間動かすよう設計される。これによって、パターンは車輌の観点からは略固定されているため、投影されたパターンの注目値は非常に高まり、また、パターン4が運転者によって見られ且つ理解される機会は上昇する。
【0026】
他に、非常に興味深い例は、可変の車線区分線である。従来は、車線は、一方又は両方で、車線に沿って塗装された継続する又は断続する線によって区分される。道路の編成の変更が所望される場合がある。例えば、保全又は建設工事が行なわれている場合、又は、道路の側方に障害物がある場合、一時的に車線の幅を低減し、及び/又は車線の位置を変えるよう所望され得る。あるいは、交通混雑の場合、(一方向の)比較的幅の広い車線を2本有する道路構成から、比較的狭い車線を3本有する道路構成への変更が所望され得る。塗装された車線を有する従来のシステムでは、道路構成を一時的に変更することは可能ではない。長期間の工事の場合のみ、道路構成は異なる車線を時には通常の色(白色)から離れた色(黄色)で塗装することによって変更され得る。
【0027】
図3A及び図3Bは、かかる観点から本発明の有利な適用の例を図示する。図3Aは、この場合は、交通案内システムとして示され3つの交通情報システム1A,1B,1Cを有する道路3の一部分を図示する。道路3は、この場合は断続的な線である分離線44によって分けられた2つの車線41,42を有する。道路の側方に沿って、第2の車線42は、側方の区分線46によって区分される。図3Aに図示された状況は、非常に一般的である。かかる例示的状況の一般的ではない特性は、分離線33及び側方区分線46が交通案内システム1A,1B,1Cによって投影された光のパターンとして与えられることである。道路3はかかる道路案内システムをより多く有するが、簡潔さのために3つのみが示されることは明確である。
【0028】
通常の環境下では、ユーザは、線が塗装された線である状況との違いを実際に感じない。しかしながら、重要な利点によって、第2の車線42が故障車等であり得る障害物49によって部分的に遮られる場合にもたらされる。交通案内システム1A,1B,1Cは、僅かに投影された光のパターンを変更し、側方区分線46が障害物の手前のなんらかの位置で内側に滑らかに曲がり、障害物を越えると曲がって正常な位置に戻るようにする。その間、側方区分線46は、その本来の位置に対して動かされる。結果として、近づいてくる交通は、障害物を通り越して平滑に案内される。要求された側方区分線46の移動により第2の車線42の残りの幅が安全な交通に対して不適当となる場合、分離線44はまた、障害物から離れて曲がり、2つの車線41,42が均等に車線の幅を低減されるようにされる。
【0029】
所望に応じて、交通案内システム1A,1B,1Cは、低減された最高速度を示すよう追加的な交通標識を投影し得る。障害物49の除去後は、本来の状況に迅速に復元され得る。
【0030】
主要な利点は、道路案内線の一時的な適合が迅速に行なわれ得、障害物の場所に作業員を派遣する必要はなく、且つ、作業員が案内用のバリヤの種類を配置できるよう道路を一時的に閉鎖する必要もないことである、と理解されるべきである。
【0031】
かかる観点での本発明の適用の他の有利な例は、図4A及び図4Bに例示される。図3Aと同様に、図4A及び図4Bは、3つの交通案内システム1A,1B,1Cを有する道路3の一部分を図示する。道路3は、2本の分離線44,45によって分けられた3本の車線41,42,43を有する。中央車線42は、方向が可変の車線である。図4Aの状況では、中央車線42は、中央車線42の路面上の矢印47によって示される通り、第3の車線43の交通と同一の方向に走る交通に対して開かれている。第1の車線41と中央車線42との間の第1の分離線44は、非断続的な線であり、線の両側の交通は線をまたいではいけないことを示し、一方で第3の車線43と中央車線42との間の第2の車線分離線45は、断続的な線であり、交通はかかる線をまたいでもよいことを示す。
【0032】
かかる例は、右側通行用であることが注記される。即ち、左側通行用に必要は適合は当業者にとっては明らかであるべきである。
【0033】
対照的に、図4Bの状況では、対向する方向を指す矢印47によって示される通り、中央車線42は、第1の車線41と同一の方向に走る交通に対して開かれている。第1の車線41と中央車線42との間の第1の分離線44は、断続的な線であり、一方で第3の車線43と中央車線42との間の第2の車線分離線45は、非断続的な線でる。
【0034】
かかる可変の使用は、交通の主要方向が可変である状況で非常に有利である。例えば、通勤者の交通の場合、朝は家から会社への方向、午後は会社から家への方向が主要方向である。かかる可変の使用は、線が塗装された線である場合は可能ではないが、線44,45及び矢印47が交通案内システム1A,1B,1Cによって投影された光のパターンである場合、本発明によって容易に可能となる。これは、中央車線42の方向を変更するのに必要なことが、交通情報システム1A,1B,1Cが投影された光のパターンを変更することのみであるためである。そのため、第1の分離線44は、非断続的な線から断続的な線へ、又はその逆に変更し、第2の分離線45は、断続的な線から非断続的な線へ、又はその逆に変更し、矢印47の形状が転換される。
【0035】
安全上の理由で、中央車線上の交通が全て停止される移行期間を有することが賢明であり得るが、これは更には説明又は例示されない。
【0036】
システム1のコントローラ30は、同一のタスクを継続的に実行するよう適合又はプログラムされた、単独のコントローラとして設計され得る。例えば、パターン4は、常に同一のパターンであり得る。一例として、パターンは、運転者に、運転者が危険な状況に近づいてくることを警告する標識でありうるか、又は、パターンは、制限速度を示し得る。一方で、パターン4は、変化するパターンであり得るが、変化は反復配列に従う。一例として、コントローラ30は、昼光中に1つのパターン、又は暗い間は他のパターンを常に投影するよう設計され得る。他の例では、コントローラ30は、1日の時刻に従って特定のパターンを常に投影するよう設計され得、これは図4A及び図4Bを参照して論じられた例において可能であり得る。
【0037】
望ましい実施例では、コントローラ30の操作は距離を置いて制御され得る。これを達成するよう、コントローラ30は、コマンド信号を受信するよう適合された受信手段31を備えられる。続いて、人又は中央コンピュータであり得る交通情報システム1の監視者(図示せず)は、コントローラ30に対してコマンド信号を送ることができ、コントローラ30は、応答して、異なる光のパターン4をもたらすよう異なる制御アクションを実行する。
【0038】
一例として、図2を参照すると、前方の道路3が閉鎖され、近づいてくる交通が右折すべき場合、かかる状況は検出され、コントローラ30は対応するコマンドを与えられるべきである。
【0039】
他の例として図3A及び図3Bを参照すると、障害物49が発生した場合、かかる状況は検出されるべきであり、場所は確定されるべきであり、交通案内システム1A,1B,1C付近は確認されるべきであり、また、対応するコントローラ30は適切なコマンドを与えられるべきである。
【0040】
よって、かかる望ましい実施例では、通信システム32が与えられ、コマンド信号の送信が許可され、受信手段31は、かかる通信システム32と協働するよう適合されたいずれの適切な手段でもあり得る。例えば、通信システム32は電話機のシステムであり得、受信手段31は電話機の受話器を有し得る。あるいは、通信システム32はRF通信システムであり得、受信手段31は無線受信機を有し得る。
【0041】
最も望ましい実施例では、個別のコマンドを個別のコントローラに送信することは可能である。これを達成するよう、通信システム32は、コントローラ夫々に対して個別の通信チャンネルを有し得る。しかしながら、望ましくは、通信システム32は、2つ又はそれ以上のコントローラに共通する1つ又はそれ以上の通信チャネルを有し、通信方法は、各コントが特定のコード(アドレス)を有するところで使用され、対象とするコントローラに対するコマンドは、対応する識別コードを備えられる。非常に適切な一実施例では、通信システムは、インターネット、イントラネット、及び同様のもの等の通信ネットワークを有し、各コントローラは、(インターネット)アドレスを有する。
【0042】
通信システム32は、有線又は無線であり得る。即ち、有線の通信システムの場合、システムは、個別で単独の通信回線を有し得るが、コマンドは電力線上でも送信され得る。特に異なる交通情報システム1A,1B,1Cが比較的互いの近くに位置される状況、例えばシステム1が街灯のアーマチュアに組み込まれる場合では、通信システム32は、有利には光学通信系であり得、その場合、受信手段31は、コントローラ30を隣接するシステム1の1つ又はそれ以上の隣接するコントローラに接続させる光学送受信機を有し、各システム1はネットワーク内のノードに関連付けられる。
【0043】
上述された種類の通信システムは既知であるため、ここで設計及び操作を更に詳細に説明する必要はない。
【0044】
レーザ・ビーム等の光ビーム11を使用して路面3の投影範囲2上に投影される情報パターン4の場合、光は、路面から反射し、事実上全方向に拡散されるため、比較的少量の光パワーのみが近づいてくる車輌Vの運転者に到達する。情報パターンは前述の運転者のみに対して意図されるため、他の方向に拡散される光は損失と考えられ得る。
【0045】
本発明は、かかる損失を低減することを更なる目的とする。特定の一実施例では、本発明は、路面を含む表面が略鏡状に光を反射する傾向があることを有利に利用する(前方反射、反射角は入射角と同一)。この理解に基づき、投影範囲2は、図5中に概略的に例示される通り、対応するシステム1の(交通の流れで言えば)上流側に望ましくは位置付けられる。交通が(例えば図4A及び図4Bを参照して)2つ(又はそれ以上)の方向から予期される場合、システム1は、2つ(又はそれ以上)の異なる投影範囲を有し得、夫々は対応する交通の流れに関して上流側に位置付けられ、コントローラ30は、偏光システム20を制御しパターンが正しい投影範囲上に投影されるようにする。
【0046】
他の特定の実施例では、投影範囲2の上方表面は、図6中に概略的に例示される通り、可能な近づいてくる交通に向かって方向付けられた少なくとも1つの傾斜した反射性を有する複数の突起60を有する構造を有する。交通が(例えば図4A及び図4Bを参照して)2つ(又はそれ以上)の方向から予期される場合、突起60は、2つ(又はそれ以上)の異なる傾斜した反射表面を有し得、夫々が対応する交通の流れに向かって方向付けられる。
【0047】
他の有利な実施例では、投影範囲2の上方表面は、1つ又はそれ以上の発光性物質を有し得る。該発光性物質は、リン光体含有物質等であり、照射される際に光を発する。かかる実施例では、発光性物質はメモリの性質を有する。即ち、照射されている間だけ光るばかりではなく、レーザ・ビームが去った後でも多少長く光る。
【0048】
本発明の更なる詳細において、投影範囲2の上方表面は、アクティブなピクセルのマトリクスを与えられる。これは、テレビジョン受像機の画面と同様に、レーザ・ビームによる照射に対応して積極的に光を発する。
【0049】
ピクセルは異なる色を有し得、コントローラ30は、レーザ・ビーム11を適切に方向付け且つ切り替えることによって、画像をカラーで投影することができるようにされる。これは、道路が閉鎖されていること(赤色の標識)、又は道路が開放されていること(緑色の標識)を示すように意図される場合、特に有効である。
【0050】
ピクセルは、発光ピクセルであり得る。しかしながら、ピクセルは、また、LED等の光源10を有し得、夫々は、レーザ・ビームを検出する検出器と、前述の検出器の検出出力信号に基づいてLEDをオン及びオフに切り替えるよう適合されたコントローラとを備えられる。マトリクスは、電源に更に接続される。コントローラは、メモリ効果を実行するよう、レーザ・ビームが去った後も多少の間LEDのオン状態を保持するよう設計され得る。かかる保持時間は、フレーム時間と同等の長さであり得る。
【0051】
保持時間はまた、不定であり得、かかる場合、レーザ・ビームは切換え機能を有する。レーザ・ビームによる第1の照射に対応して、コントローラは、LEDをオン状態に切り替える。即ち、レーザ・ビームによる第2の照射に応答して、コントローラはLEDをオフ状態に切り替える。マトリクスはが同一のパターンを生成するよう意図される限り、レーザ・ビームは非アクティブで留まり得る。パターンを変更するよう意図される場合にのみ、レーザ・ビームは、LEDのうちのいくつかをオンに切り替え、他のLEDをオフに切り替えるよう使用される必要がある。
【0052】
これに関して、レーザの光は、何らかのコードとともに変調され得る。1つのコードはスイッチオンコマンドの意味を有し、他のコードはスイッチオフコマンドの意味を有する。コントローラは、前述の検出器からの出力信号を受信する際、コードを認識し、対応するLEDをオン又はオフに切り替えるよう確定する。
【0053】
他の実施例では、各ピクセルは、窓部、及び、反射表面及び非反射表面(即ち表面が、反射表面より少ない反射性を有する)を有する反射構成要素を有する。ピクセルのオン状態では、反射表面が窓部において可視である。ピクセルのオフ状態では、非反射表面が窓部において可視である。反射表面及び非反射表面は、1つの構成要素の2つの接する表面であり得、構成要素を動かすことによって切換えがなされ、反射表面又は非反射表面のいずれか一方が窓部と協調する。反射表面及び非反射表面は、1つの構成要素の2つの対向する表面であり得、構成要素を回転させることによって切換えがなされ、反射表面又は非反射表面のいずれか一方が窓部と協調する。反射表面及び非反射表面は、互いに対して重畳するよう配置された2つの異なる構成要素上に配置され得、少なくとも上方の構成要素は可動性であり、上方の構成要素を動かすことによって切換えがなされ、下方の構成要素の表面、又は上方の構成要素の表面のうちいずれか一方が可視であるようにされる。
【0054】
かかる実施例の有利点は、電力が、ピクセルの状態を保持することに対してではなく、ピクセルの状態を変更することに対してのみ必要とされることである。
【0055】
特にパターン4が静止しして投影される場合において、例えば車輌である対象物が、投影範囲2の一部分上に位置付けられ、光ビーム11がパターンを生成するよう投影範囲2に到達し得ないようにされることが起こり得る。かかる場合は、投影範囲2のかかる部分に光ビーム11を投影し続けることに意義はない。更に、光ビームは、かかる対象物によって予測不可能に拡散され得、人を困惑させ得る。従って、コントローラ30は、反射された光を検出するよう望ましくは検出器(簡潔にするよう図示せず)と関連付けられる。発光と反射との間の時間から、コントローラは、反射表面の距離を算出し得る。この時間が低減される場合、及び/又は検出された反射光の量が低減される場合は、妨害している対象物が光ビーム11を遮断及び/又は拡散していることが示され、コントローラは、パターンの対応する部分に対する光パワーを低減するよう設計され得る。反射信号が遮断するものが無い(又は、既に無くなった)と示すパターンの部分に対して、コントローラは、対応するパターンの部分に対して通常のレベルにまで光パワーを上昇するよう設計され得る。
【0056】
本発明が上述され得た例示的な実施例に制限されないが、複数の変形及び修正は添付の請求項に定義付けられた本発明の保護範囲内で可能であることが、当業者にとって明らかであるべきである。
【0057】
例えば、パターン4は、互いに異なる意味を有する複数の標識を有し得る。更に、コントローラ30は、レーザに同時に多数のパターンを投影させるよう設計され得るが、異なるパターンが連続する「フレーム」に投影されることも可能である。
【0058】
上述において、一例は、パターンが車輌に沿って動き、車輌のちょうど前方に投影される場合に説明される。2台の車輌が近づいており、一方が他方の後ろの比較的近くにある場合は、システムは、2つのパターンを、一方は第1の車輌の前方に、他方は第2の自動車の前方に、間欠的時間フレームで投影するよう設計され得る。
【0059】
更に、コントローラ30は、車輌と通信するよう装備され得る。例えば、車輌は、タイヤ圧センサを有し得る。いずれかのタイヤの圧力が低すぎる場合、該車輌はコントローラ30にメッセージを直接又はネットワーク32を介して送信し得、各コントローラは適切な警告メッセージ文を投影し、問題の車輌の運転者によってのみ読み取られるようにする。
【0060】
更には、渋滞、障害物(49)等の交通状況を検出できるよう、交通管理システムは、既知であるカメラのシステムを有し得、中央に交通の画像を送信し、監視者が該画像の情報を判断し得、パターン・コントローラ30に対して適切なコマンドを生成し得るようにすることが注記される。
【0061】
上述において、本発明は、ブロック図を参照して説明され、本発明に従った装置の機能的ブロックを例示する。1つ又はそれ以上のかかる機能ブロックは、ハードウェア内で実行され得ることが理解されるべきである。かかる機能ブロックの機能は、個別のハードウェア構成部品によって実施される。しかし、1つ又はそれ以上のかかる機能ブロックは、ソフトウェア内で実行されることも可能である。かかる機能ブロックの機能は、1つ又はそれ以上のコンピュータプログラムのプログラム・ライン、又は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ等のプログラム可能な装置によって実行され得るようにされる。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明に従って交通情報システムを概略的に例示する図である。
【図2】本発明に従って交通情報システムの可能な使用を例示する道路状況の概略的斜視図である。
【図3A】本発明に従った交通情報システムの可能な他の使用を例示する道路状況の概略的斜視図である。
【図3B】本発明に従った交通情報システムの可能な他の使用を例示する道路状況の概略的斜視図である。
【図4A】本発明に従った交通情報システムの可能な他の使用を例示する道路状況の概略的斜視図である。
【図4B】本発明に従った交通情報システムの可能な他の使用を例示する道路状況の概略的斜視図である。
【図5】本発明に従った交通情報システムの特定の実施例の具体的な一面を例示する側面図である。
【図6】本発明に従った交通情報システムの特定の実施例の具体的な一面を例示する路面の一部分の概略図である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
交通情報システムであって、
− 比較的狭く、強い光ビームを生成するよう設計された光源と、
− 路面に近接して又は路面の上方に取り付けられるよう適合され、前記光源を受容し、前記光ビームが筐体を出ることができるようビーム出口窓を有する、筐体手段と、
− 投影範囲上に比較的小さな光点を形成するよう前記路面上の前記投影範囲に向かって前記光ビームの方向を変更することが可能である、制御可能なビーム偏光システムと、
− 前記光点が前記投影範囲に所定のパターンを効率的に描くことができるよう、前記制御可能なビーム偏光システムを制御する制御回路と、
を有する、交通情報システム。
【請求項2】
前記光源は、レーザ装置を有する、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項3】
前記制御回路は、前記光点に前記所定のパターンを効率的に追随させるよう適合される、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項4】
前記制御回路は、前記光点に前記投影範囲全体を効率的にスキャンさせるよう適合される、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項5】
前記光源は、制御可能な光源であって、前記制御回路によって制御され、
前記制御回路は、前記所定のパターンを描くよう前記光源のオン/オフを適切に切り替えるよう適合される、
請求項1記載の交通情報システム。
【請求項6】
前記制御回路は、前記光点の前記スキャンの速度を適切に変化させるよう適合され、前記スキャン速度は、暗いパターン部分に対しては比較的早く、明るいパターン部分に対しては比較的遅いようにされる、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項7】
前記投影範囲は、少なくとも部分的にはビーム出口窓の上流側に位置付けられる、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項8】
前記制御回路は、前記路面上で前記パターンを予期される道路交通の方向に対して平行な方向に動かすよう適合される、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項9】
請求項1記載の交通情報システムであって、前記システムは、車輌の位置及び/又は速度を検出する手段を更に有し、前記制御回路は近づいてくる車輌と略同一の速度で前記パターンを動かすよう設計される一方で、前記車輌の前方に前記パターンを位置決めする、請求項8記載の交通情報システム。
【請求項10】
前記投影範囲は、少なくとも1つの傾斜する反射表面を有する突起を有する、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項11】
前記投影範囲の上方表面は、1つ又はそれ以上の発光性物質を有する、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項12】
前記投影範囲の前記上方表面は、ピクセルのマトリクスを備えられる、請求項11記載の交通情報システム。
【請求項13】
前記マトリクスは、アクティブなピクセルを有し、レーザ・ビームによる照射に対応して積極的に光を発するよう適合される、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項14】
前記マトリクスは、発光性ピクセルを有する、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項15】
前記マトリクスは、互いに異なる色を有するピクセルを有する、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項16】
ピクセルは、少なくとも1つのLED等の電動の光源を有する、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項17】
ピクセルは、前記レーザ・ビームを検出するよう検出器を備えられ、ピクセル・コントローラは、前記検出器の検出出力信号に基づいて前記LEDのオン及びオフの切換えをするよう適合される、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項18】
前記ピクセル・コントローラは、前記レーザ・ビームによって照射を受けた後、所定の時間、前記LEDの前記オン状態を保持するよう、また、前記所定の時間が過ぎた後、前記LEDを前記オフ状態に切り替えるよう、設計される、請求項17記載の交通情報システム。
【請求項19】
前記ピクセル・コントローラは、
前記レーザ・ビームによって第1の照射を受けることに応答して前記LEDを前記オン状態に切り換え、
前記レーザ・ビームによって次の照射を受けるまで前記LEDのオン状態を保持し、
前記レーザ・ビームによって前記次の照射を受けることに応答して前記LEDを前記オフ状態に切り換え、
前記レーザ・ビームによって更に次の照射を受けるまで前記LEDの前記オフ状態を保持するよう、
設計される、請求項17記載の交通情報システム。
【請求項20】
前記レーザの光は、第1のコード又は第2のコードと共に変調され、
前記ピクセル・コントローラは、前記第1のコードと共に変調されたレーザ・ビームを受けることに応答して前記LEDを前記オン状態に切り換えるよう設計され、
前記ピクセル・コントローラは、前記第2のコードと共に変調されたレーザ・ビームを受けることに応答して前記LEDを前記オフ状態に切り換えるよう設計される、
請求項17記載の交通情報システム。
【請求項21】
ピクセルは、反射表面及び非反射表面を有する制御可能な反射構成要素を有し、
前記ピクセル・コントローラは、前記反射構成要素を制御するよう設計され、オン状態の間は前記反射表面が可視であり、オフ状態の間は前記非反射表面が可視であるようにされる、
請求項17記載の交通情報システム。
【請求項22】
前記制御回路は、ピクセルを個別に照射するよう設計される、請求項12記載の交通情報システム。
【請求項23】
前記コントローラは、1日の第1の時間帯の間は第1の所定のパターンを描き、前記1日の第2の時間帯の間は第2の異なる所定のパターンを描くよう適合される、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項24】
前記コントローラは、コマンド信号を受信する受信手段を備えられる、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項25】
前記コントローラは、通信ネットワーク上で通信することができる、請求項24記載の交通情報システム。
【請求項26】
前記筐体は、望ましくは光学送受信機である少なくとも1つの送受信機を備えられ、通信ネットワークでノードを構成するようにされる、請求項24記載の交通情報システム。
【請求項27】
前記コントローラは、車線区分線を描き、対応するコマンドの受信に応答して前記車線区分線の形状及び/又は位置を変更するよう、適合される、請求項24記載の交通情報システム。
【請求項28】
前記コントローラは、交通方向の矢印を描き、対応するコマンドの受信に応答して、又は所定の時刻に、前記交通方向の矢印の方向を変更するよう、適合される、請求項1記載の交通情報システム。
【請求項29】
前記コントローラは、反射された光を検出するよう検出器を備えられ、前記コントローラは、反射された光が路面によって、又は前記道路上の障害物によって反射されたのかを確定するよう適合され、前記コントローラは、少なくとも反射信号が障害物による反射を示すパターンの部分に対して前記光パワーを低減するよう適合される、請求項1記載の交通情報システム。

【図1】
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【図2】
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【図5】
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【図6】
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【公表番号】特表2006−525590(P2006−525590A)
【公表日】平成18年11月9日(2006.11.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−507542(P2006−507542)
【出願日】平成16年5月5日(2004.5.5)
【国際出願番号】PCT/IB2004/050587
【国際公開番号】WO2004/100105
【国際公開日】平成16年11月18日(2004.11.18)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【氏名又は名称原語表記】Koninklijke Philips Electronics N.V.
【住所又は居所原語表記】Groenewoudseweg 1,5621 BA Eindhoven, The Netherlands
【Fターム(参考)】