説明

情報処理システム、情報処理装置、制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体

【課題】ネットワークの通信負荷を考慮したコンテンツの閲覧を行うことが可能な情報処理システム、情報処理装置、制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体を提供する。
【解決手段】入力手段300によって入力されたPDF形式のコンテンツデータの登録要求に対して、サーバ101の演算手段304によってコンテンツのデータサイズを演算し、演算して求めたデータサイズとネットワーク104への通信負荷を考慮した許容値とを比較手段305によって比較を行った後、求めたデータサイズが許容値以上であれば、記憶手段306によって、PDF形式のコンテンツデータをサムネイル画像に変換して電子ブック形式のコンテンツデータを生成して記憶し、利用者がコンテンツデータを閲覧する場合は、通信負荷を考慮して、何れかのコンテンツデータを閲覧する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ファイルサイズの大きいファイルを参照あるいは印刷する際のネットワークの通信負荷を軽減することを目的とする情報処理システム、情報処理装置、制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
Webアプリケーションにて提供しているシステムで、コンテンツデータに対してPDF文書を関連付けしてシステムに登録しておき、本システム利用者はコンテンツデータを検索することで関連するPDF文書をダウンロードして閲覧を行う、あるいは印刷したものを利用するといった運用を行っている。
【0003】
しかし、一般的に企業が保有するネットワークは、大量のデータトラフィックが流れてしまうと他業務に影響が発生する可能性があることから、ファイルサイズの制限が設けられている場合が多い。
【0004】
なぜならPDF文書には画像が含まれている場合や、大量ページ数で構成されているものがあり、ファイルサイズが大きくなってしまうため、ファイルサイズが大きいPDF文書はシステムに登録されているにも関わらず、ファイルサイズの制限のために利用者が閲覧できないという状況が生じる。
【0005】
そこで、この状況を打破するための技術として、一般公開するためにコンテンツを作成する作成者が、作成したコンテンツを参照するための携帯端末等の入出力機器毎に予め1頁あたりに表示することが可能なファイルサイズを登録すると共に、コンテンツ作成時に結合可能な画面要素毎に区切りを設定することで、登録したファイルサイズに合わせて画面要素を結合することが可能な技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
この技術によって、ファイルサイズに応じて表示すべき頁を自動分割して画面を作成する従来技術に対して、分割すべきでない画面要素を分割することで、当画面を参照するユーザに対して誤解を与えることを失くすような効果がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平2003−141022号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、コンテンツ作成者が、作成したコンテンツを参照するための入出力機器毎に参照可能なファイルサイズに基づき、画面要素を結合するものの、ネットワークに対する通信負荷についてまでは、記載や示唆はなく、例えば、ユーザが、入出力機器でもパーソナルコンピュータ等を利用する場合、ファイルサイズの大きいコンテンツを表示することが可能となり、結合した画面要素のファイルサイズが大きなものとなるため、通信負荷がかかることが見込まれ、当システムを利用している別のユーザの業務等に影響を与えかねないという問題が生じ得る。
【0009】
本発明では上記問題に鑑みてなされたものであり、ネットワークの通信負荷を考慮して文書データの閲覧を行うことが可能な情報処理システム、情報処理装置、制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するための第一の発明は、クライアント端末とネットワークを介して接続された情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、前記クライアント端末は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力手段と、前記入力手段によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信手段と、前記クライアント送受信手段によって受信した検索結果情報を出力する出力手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記クライアント送受信手段によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段と、前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、を備えたことを特徴とする。
【0011】
上記の目的を達成するための第二の発明は、第1のコンテンツデータ及び第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備えた情報処理装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とからなる情報処理システムの制御方法において、前記クライアント端末は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力工程と、前記入力工程によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信工程と、前記クライアント送受信工程によって受信した検索結果情報を出力する出力工程と、を備え、前記情報処理装置は、前記クライアント送受信工程によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信工程と、前記サーバ送受信工程によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算工程と、前記演算工程によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較工程と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得工程と、前記比較工程において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果工程と、を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記の目的を達成するための第三の発明は、コンピュータで読取り可能なプログラムであると共に実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、第1のコンテンツデータ及び第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備えた情報処理装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とからなる情報処理システムの制御方法において、前記クライアント端末は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力手段と、前記入力手段によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信手段と、前記クライアント送受信手段によって受信した検索結果情報を出力する出力手段と、を備え、前記情報処理装置は、前記クライアント送受信手段によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、として機能することを特徴とする。
【0013】
上記の目的を達成するための第四の発明は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置とが、ネットワークを介して接続された情報処理装置において、
【0014】
前記情報処理装置は、前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段と、前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、を備えたことを特徴とする。
【0015】
上記の目的を達成するための第五の発明は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置と、がネットワークを介して接続されており、前記情報処理装置は、前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段と、前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
上記の目的を達成するための第六の発明は、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備え、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置とが、ネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法において、前記情報処理装置は、前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信工程と、前記サーバ送受信工程によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算工程と、前記演算工程によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較工程と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得工程と、前記比較工程において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果工程と、を備えたことを特徴とする。
【0017】
上記の目的を達成するための第七の発明は、コンピュータで読取り可能なプログラムであると共に実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備え、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置とが、ネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法において、前記情報処理装置は、前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、として機能することを特徴とする。
【0018】
上記の目的を達成するための第八の発明は、第三の発明及び第七の発明に記載したプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体である。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、コンテンツの閲覧を行う際に、コンテンツのデータサイズを縮小するためにフォーマット変換を行ったコンテンツを閲覧することで、ネットワークの通信負荷を軽減することが可能となる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明の実施形態に係る情報処理システムの概要の構成を示すシステムを示す構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係るクライアント端末(利用者)、クライアント端末(管理者)、及びサーバのハードウェア構成を示す構成図である。
【図3】本発明の実施形態に係るクライアント端末及びサーバのモジュール機能を示す機能構成図である。
【図4】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータに関する情報を記憶するコンテンツデータテーブルの構成図である。
【図5】本発明の実施形態においてコンテンツデータを構成するPDF形式のファイル、ページ毎に分割されたPDF形式のファイル、及び電子ブック形式のファイルの関連を示す関連図である。
【図6】本発明に実施形態においてコンテンツデータのサイズ、及び関連付けを定義したコンテンツデータサイズテーブルの構成図である。
【図7】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータをサーバへ登録する処理について説明したフローチャートである。
【図8】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータをサーバへ登録する処理について説明したフローチャートである。
【図9】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータを閲覧及び印刷を行う処理について説明したフローチャートである。
【図10】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータを閲覧及び印刷を行う処理について説明したフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいてコンテンツデータを閲覧及び印刷を行う処理について説明したフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態においてコンテンツデータを閲覧するため検索条件を設定するための管理者用の画面を表す構成図である。
【図13】本発明の実施形態においてコンテンツデータを検索した結果の一覧を表示するための管理者用の画面を示す構成図である。
【図14】本発明の実施形態においてコンテンツデータを登録及び編集を行うための管理者用の画面を示す構成図である。
【図15】本発明の実施形態においてコンテンツデータを閲覧するための検索条件を設定するための利用者用の画面を表す構成図である。
【図16】本発明の実施形態においてコンテンツデータを検索した結果の一覧を表示するための利用者用の画面を示す構成図である。
【図17】本発明の実施形態においてコンテンツデータの詳細を検索した結果を表示するための利用者用の画面を示す構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0022】
図1は、本発明の情報処理システムの構成の一例を示すシステム構成図である。
【0023】
情報処理システム100は、サーバ101、1又は複数のクライアント端末(利用者)102、1又は複数のクライアント端末(管理者)103がローカルエリアネットワーク(LAN)104を介して接続される構成となっている。
【0024】
サーバ101は、コンテンツデータテーブル(詳細後述)を記憶するデータベースを備えており、クライアント端末(利用者)102からの検索要求、またはクライアント端末(管理者)103からの検索要求、及び利用者へ公開するためのコンテンツの登録要求がネットワーク104を介して行われ、検索要求及び登録要求に応じて該コンテンツデータテーブルに対してコンテンツデータの検索、及び登録を実施する。
【0025】
図2は、サーバ101、クライアント端末(利用者)102、及びクライアント端末(管理者)103に組み込まれたコンピュータのハードウェア構成例を示す図である。
【0026】
CPU201は、システムバス204に接続される各デバイスやコントローラを統括的に制御する。また、ROM202あるいは外部メモリ211には、CPU201の制御プログラムであるBIOS(Basic Input /
Output System)やオペレーティングシステムプログラム(以下、OS)や、各サーバ或いは各PCの実行する機能を実現するために必要な後述する各種プログラム等が記憶されている。
【0027】
RAM203は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU201は、処理の実行に際して必要なプログラム等をRAM203にロードして、プログラムを実行することで各種動作を実現するものである。
【0028】
また、入力コントローラ(入力C)205は、キーボード(KB)209や不図示のマウス等のポインティングデバイスからの入力を制御する。ビデオコントローラ206は、CRTディスプレイ(CRT)210等の表示器への表示を制御する。表示器はCRTだけでなく、液晶ディスプレイでも構わない。これらは必要に応じて管理者が使用するものである。本発明には直接関係があるものではない。
【0029】
メモリコントローラ207は、ブートプログラム、ブラウザソフトウエア、各種のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、編集ファイル、各種データ等を記憶するハードディスク(HD)やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)或いはPCMCIAカードスロットにアダプタを介して接続されるコンパクトフラッシュ(登録商標)メモリ等の外部メモリ211へのアクセスを制御する。
【0030】
通信I/Fコントローラ208は、ネットワークを介して、外部機器と接続・通信するものであり、ネットワークでの通信制御処理を実行する。例えば、TCP/IPを用いたインターネット通信等が可能である。
【0031】
なお、CPU201は、例えばRAM203内の表示情報用領域へアウトラインフォントの展開(ラスタライズ)処理を実行することにより、CRT210上での表示を可能としている。また、CPU201は、CRT210上の不図示のマウスカーソル等でのユーザ指示を可能とする。
【0032】
本発明を実現するためのプログラム類は外部メモリ211に記録されており、必要に応じてRAM203にロードされることによりCPU201によって実行されるものである。さらに、本発明に係わるプログラムが用いる定義ファイルおよび各種情報テーブルは外部メモリ211に格納されており、これらについての詳細な説明は後述する。
【0033】
図3は、本発明の実施形態に係る情報処理システム100で動作するプログラム機能を表す機能ブロック図である。
【0034】
クライアント端末(利用者)102及びクライアント端末(管理者)103は、入力手段300、出力手段301、及びクライアント送受信手段302を備えており、入力手段300は、ユーザがキーボード209や不図示のマウス等のポインティングデバイスを用いて、CRT210へ表示された画面(詳細後述)に対してなされた指示入力に関する指示入力データを受付けるための機能を有する。入力手段300は、サーバ101に記憶されたコンテンツデータを検索し閲覧するために検索条件情報を入力、あるいは閲覧しているコンテンツデータの印刷指示等の指示入力データを入力することが可能である。
【0035】
出力手段301は、入力手段300によって指示入力された内容に応じて、サーバ101における処理結果をCRT210に表示された画面に表示する機能を有する。
【0036】
クライアント送受信手段302は、入力手段300によって指示入力された指示入力データやサーバ101のコンテンツデータテーブルへ記録するためのコンテンツデータをサーバ101へ送信する機能や、入力手段300によって指示入力された内容に応じたサーバ101における処理結果を、PDF形式や電子ブック形式でクライアント端末(利用者)102及びクライアント端末(管理者)103へ返信する機能を有する。
【0037】
サーバ101は、サーバ送受信手段303、演算手段304、比較手段305、記憶手段306、取得手段307、検索結果手段308、分割手段309、及び結合手段310を備えている。
【0038】
サーバ送受信手段303は、クライアント端末(利用者)102から送信されてきた指示入力データ及びコンテンツデータを受信し、受信した指示入力データが検索要求で或る場合、検索対象となるコンテンツデータを取得し、取得したコンテンツデータをクライアント端末(利用者)102及びクライアント端末(管理者)103へ送信する、あるいは、受信した指示入力データが登録要求で或る場合、受信した指示入力データ及びコンテンツデータをコンテンツデータテーブルへ記憶する。
【0039】
演算手段304は、サーバ送受信手段303で受信した指示入力データに応じてクライアント端末(利用者)102及びクライアント端末(管理者)103へ送信すべきコンテンツデータのデータサイズを演算する。
【0040】
演算するタイミングについては、クライアント端末(利用者)102及びクライアント端末(管理者)103から検索要求が発生した場合、検索対象となるコンテンツデータテーブルに記録されているコンテンツ毎のデータのサイズを演算する、あるいはコンテンツに対してページ毎のデータサイズを演算する。
【0041】
あるいは、クライアント端末(管理者)103において、情報処理システム100における管理者が、コンテンツデータをサーバ101のコンテンツデータテーブルへ登録する際に、登録対象となるコンテンツデータのデータサイズを演算した後、当該コンテンツデータテーブルへコンテンツデータと演算したデータサイズを記憶するような態様でも良い。
【0042】
比較手段305は、クライアント(利用者)端末102において、利用者が検索要求を行った際に、演算手段304によって演算した検索対象となるコンテンツデータのデータサイズと情報処理システム100に備えられたネットワーク104における通信負荷の許容値を予め設定し、当該演算したデータサイズと許容値との比較を行う機能を有する。
【0043】
この比較結果に応じて、検索要求のあったクライアント端末(利用者)102に、サーバ送受信手段303によって、コンテンツデータを送信する際に、PDF形式でコンテンツデータを送信するか、あるいはPDF形式でコンテンツデータを送信するよりもデータサイズを縮小して電子ブック形式でコンテンツデータを送信するべきか判定することで、ネットワーク104への通信負荷を軽減することが可能となる。
【0044】
尚、本発明の実施形態においては、サーバ101へ登録するコンテンツデータについては、PDF形式あるいは電子ブック形式で登録することを前提としている。
【0045】
記憶手段306は、コンテンツデータテーブルを含むサーバ101で処理を実行する上で必要となるデータを記憶しており、前述の比較演算手段305によって比較を行うための許容値、あるいはコンテンツデータをサーバ101へ登録する際に、登録されたコンテンツデータのデータサイズを記憶したコンテンツデータサイズテーブルを備えている。尚、コンテンツデータテーブル、及びコンテンツデータサイズテーブルについては、後述する。
【0046】
更に、記憶手段306は、クライアント端末(管理者)103を用いて管理者から登録要求のあった際に、サーバ送受信手段303によって受信したPDF形式のコンテンツデータが、記憶手段306に記憶された許容値を超えているか否かを判定し、超えている場合は、PDF形式のコンテンツデータをサムネイル画像に変換し、変換した画像を電子ブック形式にした後、記憶手段306によって、コンテンツデータテーブルへPDF形式のコンテンツデータの保存先と関連付けて所定の記憶領域へする。
【0047】
取得手段307は、比較手段305によって判定を行った結果、検索要求のあったクライアント端末(利用者)102に対して、PDF形式のコンテンツデータ、あるいは電子ブック形式のコンテンツデータの何れかを記憶手段306より取得する機能を有する。
【0048】
検索結果手段308は、比較手段305において比較を行った結果、PDF形式のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、取得手段307によって記憶手段306によって記憶したPDF形式のコンテンツデータに対応する電子ブック形式のコンテンツデータを取得し、一方、PDF形式のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、取得手段307によって記憶手段306によって記憶したPDF形式のコンテンツデータを取得する等の検索処理を実行する機能を有し、主に比較手段305によって比較を行った結果に対してクライアント端末(利用者)102へ検索要求に対する結果に関する検索結果情報を送信する。
【0049】
分割手段309は、クライアント端末(管理者)103を用いて管理者から登録要求のあった際に、サーバ送受信手段303によって受信したPDF形式のコンテンツデータが、記憶手段306に記憶された許容値を超えているか否かを判定し、超えている場合は、受信したPDF形式のコンテンツデータをページ単位にページ分割し、前述の記憶手段306によって、ページ単位にページ分割したPDF形式のコンテンツデータをサムネイル画像に変換した後、電子ブック形式化する。
【0050】
結合手段310は、ページ単位にページ分割したPDF形式のコンテンツデータに対して、クライアント端末102(利用者)から印刷対象ページの指定がなされた後、印刷出力指示がされた場合、紙等の記録媒体へ印字するために、ページ分割されたPDF形式のコンテンツデータを印刷対象ページ単位に結合する機能を有する。
【0051】
図4には、サーバ送受信手段303によって受信したコンテンツデータを記憶管理するためのコンテンツデータテーブルの構成図が示されており、コンテンツデータテーブルは、コンテンツデータテーブルに記憶されているデータを一意に識別するためのデータ識別番号、コンテンツを識別するためのコンテンツ識別番号、コンテンツに対してバージョンが存在する場合、そのバージョンを表すバージョン番号を備えている。
【0052】
また、コンテンツデータテーブルは、コンテンツ毎、つまりコンテンツ識別番号毎の基本情報を示すコンテンツ名称、コンテンツ区分、作成部署、コンテンツデータをコンテンツデータテーブルへ登録した登録日、・・・・備考等が備えられている。
【0053】
更に、コンテンツデータテーブルは、前述のバージョンに合わせて、バージョン毎に、コンテンツデータのコンテンツデータテーブルへの登録日、当該バージョンの使用開始日、当該バージョンの使用期限、当該バージョンのコンテンツデータの利用可否、当該バージョンが一般公開を行っても良いか、あるいは、検証中か等の状況を示すステータス、備考等を備えている。
【0054】
図5には、サーバ101の記憶手段306によってPDF形式で記憶されているコンテンツデータ、サーバ送受信手段303によって受信したPDF形式のコンテンツデータをページ単位にページ分割したコンテンツデータ、及びPDF形式のコンテンツデータをサムネイル画像に変換し、電子ブック化したコンテンツデータが関連して記憶されていることを示している。
【0055】
図6には、記憶手段306に備えられたコンテンツデータサイズテーブルの構成が示されている。
【0056】
コンテンツデータサイズテーブルには、データ識別番号、ページ、PDFファイルサイズ、PDFファイル保存先、及び電子ブック保存先を備えている。
【0057】
データ識別番号は、コンテンツデータを一意に識別するための番号を示しており、コンテンツデータテーブルに備えられたコンテンツ識別番号と同一の項目である。
【0058】
また、ページには、サーバ101の記憶手段306によってPDF形式で受信したコンテンツデータをページ単位にページ分割した後、受信したPDF形式のコンテンツデータの原本、あるいはページ単位にページ分割されたPDF形式のコンテンツデータを識別するために、原本、ページ番号を記憶することが可能である。
【0059】
PDFファイルサイズには、原本のコンテンツデータのデータサイズ、ページ毎のコンテンツデータを記憶することが可能であり、PDFファイル保存先には、原本のPDF形式のコンテンツデータの保存先、ページ毎のPDF形式のコンテンツデータのデータサイズを記憶することが可能である。
【0060】
また、電子ブックファイル保存先は、電子ブック形式のコンテンツデータ、あるいはページ単位にページ分割されたPDF形式のコンテンツデータからサムネイル画像を変更した後、PDF形式のコンテンツデータのページに対応させて各ページのサムネイル画像を記憶することが可能である。
【0061】
例えば、1つのPDF形式のファイルをコンテンツデータサイズテーブルへ記録する際に、まず、データ識別番号には、コンテンツデータサイズテーブルに記憶されているデータを一意に識別するための番号、例えば、0001、ページには、原本のPDF形式のコンテンツデータが保存されていることを示すデータ、原本のPDF形式のコンテンツデータのデータサイズ、原本のPDF形式のコンテンツデータの保存先、原本の全ページを電子ブック化した電子ブックの保存先を記憶する。
【0062】
その後、コンテンツデータの1ページ目のデータを記録するために、データ識別番号には、同様に0001、1ページ目のPDF形式のコンテンツデータが保存されていることを示すデータ、1ページ目のPDF形式のコンテンツデータのデータサイズ、1ページ目のPDF形式のファイルの保存先、1ページ目をサムネイル化したサムネイル画像の保存先を記憶する。
【0063】
以降、全てのPDF形式のコンテンツデータの各ページに対して記憶する。
【0064】
次に本発明に実施形態に係る情報処理システム100におけるコンテンツデータのサーバ101への登録する処理について図7及び図8に示すフローチャートを用いて説明する。尚、本フローチャートにおけるステップS100乃至ステップS102、ステップS103乃至ステップS106、ステップS111乃至ステップS114、ステップS120乃至ステップS133における各ステップにおける処理は、サーバ101におけるCPU201の制御の元、処理が実行され、その他のステップについては、クライアント端末(管理者)103におけるCPU201の制御の元、処理が実行される。
【0065】
ステップS101では、コンテンツデータを検索するための検索画面をクライアント端末(管理者)103のCRT210へ表示する。本ステップにおける検索画面は、例えば、図12に示す管理者用の検索画面が上げられ、管理者用検索画面は、検索条件入力領域400を備えており、検索条件入力領域400は、データ識別番号401、バージョン種別402、バージョン期間403、ステータス種別404、及び検索ボタン405を備えている。
【0066】
これらの画面に表示されたデータ識別番号401、バージョン種別402、バージョン期間403、ステータス種別404の各項目は、順に、コンテンツデータテーブルに備えられたデータ識別番号、バージョン番号、使用開始日と使用期限、及びステータスに対応しており、情報処理システム100の管理者によって検索ボタン405が、押下されることによって、画面に表示された各項目に入力されたデータを用いて、コンテンツデータテーブルから検索対象となるコンテンツデータを取得する。
【0067】
また、検索画面は、検索結果表示領域406を備えており、コンテンツデータテーブルから取得したコンテンツデータの表示を行うための領域である。
【0068】
ステップS102では、ステップS101にて表示された管理者用の検索画面に備えられた検索ボタン405が、管理者によって押下さたか否かを判定し、押下したと判定した場合、RAM203へ管理者用の検索画面の検索条件入力領域400に入力された検索条件を検索要求情報として記憶し、ステップS102へ処理を進める。尚、ステップS100及びステップS101における処理は、入力手段300によって実行される。
【0069】
次にステップS102では、ステップS101でRAM203へ記憶した検索要求情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する。
【0070】
ステップS103では、クライアント送受信手段302によって送信された検索要求情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0071】
ステップS104では、ステップS103においてRAM203へ記憶した検索要求情報に基づいて、コンテンツデータテーブルに記憶されているコンテンツデータを抽出しRAM203へ記憶する。
【0072】
この場合、ステップS101で説明したが、データ識別番号401の入力がなされているようであれば、データ識別番号401に該当するコンテンツデータテーブルのデータ識別番号に一致するコンテンツデータを抽出し、あるいはステータス種別404に検証中とのステータスを示すデータが入力されているようであれば、コンテンツデータテーブルのステータスが検証中であるコンテンツデータを抽出する。
【0073】
その他、検索条件入力領域400にコンテンツデータテーブルが備える項目を適宜設定し、管理者がコンテンツデータの検索を行う際に、検索条件入力領域400に備えられた所望の項目に対して入力を行うことで検索条件を定め、検索を行うことも可能である。本ステップにおける処理は、取得手段307によって実行される。
【0074】
次にステップS105では、ステップS104においてRAM203へ記憶したコンテンツデータを表示するための画面を生成する。
【0075】
図13に、画面の一例として、検索結果一覧画面の構成を示す。
【0076】
検索結果一覧画面は、構成としては、図12に示す管理者用の検索画面と同一の構成を有しており、管理者用の検索画面の検索結果表示領域406にステップS104でRAM203へ記憶したコンテンツデータを表示している点が、相違する。
【0077】
検索結果表示領域406には、検索結果イメージ408、検索結果詳細409、及び編集依頼ボタン410が備えられており、検索結果イメージ408については、PDF形式のコンテンツデータで表示する、あるいは電子ブック形式のコンテンツデータで表示する等、データサイズに応じて表示の切り替えを行うことが可能である。
【0078】
検索結果詳細には、コンテンツデータに対する基本情報及びバージョン情報が表示され、これらの基本情報及びバージョン情報は、前述の通りコンテンツデータテーブルに登録されたデータに対応している。
【0079】
編集依頼ボタン410は、コンテンツデータテーブルに登録されているコンテンツデータ、コンテンツデータに関連する情報を編集する場合に管理者によって押下される。
【0080】
本ステップでは、検索結果一覧画面にステップS104でRAM203に記憶されたコンテンツデータを合わせて生成し、RAM203へ記憶する。本ステップは、検索結果手段308によって実行される。
【0081】
次にステップS106では、ステップS105においてRAM203記憶した検索結果一覧画面をサーバ送受信手段303によって、及びクライアント端末(管理者)103へ送信する。
【0082】
ステップS107では、ステップS106において、サーバ送受信手段303によって送信された検索結果一覧画面をクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0083】
ステップS108では、クライアント端末(管理者)103のCRT210へステップS107でRAM203へ記憶した検索結果一覧画面を表示する。尚、ステップS108における処理は、出力手段301によって実行する。
【0084】
ステップS109では、検索結果一覧画面に備えられた編集依頼ボタン410が押下されたか否かを判定し、押下された場合、編集依頼ボタン410が押下されたコンテンツデータに関するデータ識別番号を取得し、選択情報としてRAM203へ記憶した後、ステップS110に処理を進める。尚、ステップS109における処理は、入力手段300によって実行する。
【0085】
ステップS110では、ステップS109においてRAM203へ記憶した選択情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する。
【0086】
ステップS111では、ステップS110でクライアント送受信手段302によって送信された選択情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0087】
ステップS112では、取得手段307によって、ステップS111においてRAM203へ記憶した選択情報に含まれるデータ識別番号に一致するコンテンツデータテーブルのデータ識別番号に対応するコンテンツデータの詳細情報を抽出し、抽出した詳細情報をRAM203へ記憶する。
【0088】
ステップS113では、管理者がコンテンツデータを編集するための画面を生成するとともに、生成した画面にステップS112で抽出した詳細情報を合わせて生成し、RAM203へ記憶する。
【0089】
図14に、画面の一例として、メンテナンス画面の構成を示す。
【0090】
メンテナンス画面は、検索結果基本411、検索結果詳細412、検索結果イメージ413、登録対象PDF指定欄414、参照ボタン415、及び登録ボタン416を備えている。
【0091】
検索結果基本411には、コンテンツデータテーブルに記憶されたデータ識別番号、バージョン、コンテンツ名称等の基本的な情報が表示され、検索結果詳細には、コンテンツデータの登録日、コンテンツデータを一般公開した日、コンテンツ区分等の詳細情報が表示される。
【0092】
また、検索結果イメージ413には、データ識別番号に対応するコンテンツデータサイズテーブルに記憶したPDF形式のコンテンツデータの原本や、電子ブック形式のコンテンツデータが表示される。
【0093】
登録対象PDF指定欄414は、サーバ101のコンテンツデータを登録するための対象となるPDF形式のコンテンツデータを選択するための欄であり、直接、PDF形式のコンテンツデータが記憶された領域のパスを入力しても良いし、参照ボタン415を押下することによって、クライアント端末(管理者)103のCRT210へ、クライアント端末(管理者)103の装置に関するディレクトリを一覧表示し、表示されたディレクトリ(不図示)からサーバ101へ登録するファイルを選択しても良い。
【0094】
また、管理者は登録ボタン416を押下することによって、登録対象PDF指定欄414によって指定されたPDF形式のコンテンツデータをサーバ101へ登録することが可能である。
【0095】
本ステップは、検索結果手段308によって実行される。
【0096】
ステップS114では、ステップS113でRAM203へ記憶したメンテナンス画面をサーバ送受信手段303によって、クライアント端末(管理者)103へ送信する。
【0097】
ステップS115では、ステップS114においてサーバ送受信手段303によって送信されたメンテナンス画面をクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0098】
ステップS116では、ステップS115においてRAM203へ記憶したメンテナンス画面をクライアント端末(管理者)103のCRT210へ表示する。尚、ステップS106における処理は、出力手段301によって実行する。
【0099】
次にステップS117では、メンテナンス画面に備えられた参照ボタン415が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合は、クライアント端末(管理者)103のシステムに関するディレクトリを一覧表示する。尚、ステップS117における処理は、入力手段300によって実行する。
【0100】
次のステップS118では、ステップS117において表示されたディレクトリに対して管理者によってPDF形式のコンテンツデータがマウス等のユーザインタフェースを用いて選択されると、選択されたPDF形式のコンテンツデータの取り込みを行い、RAM203における所定の記憶領域へ記憶する。
【0101】
ステップS119では、メンテナンス画面の登録ボタン416が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS118においてRAM203へ記憶したPDF形式のコンテンツデータと共にメンテナンス画面に表示されたデータを取得し、RAM203へ入力情報として記憶する。尚、ステップS119における処理は、入力手段300によって実行する。
【0102】
ステップS120では、ステップS119においてRAM203へ記憶した入力情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する。
【0103】
ステップS121では、ステップS120においてクライアント送受信手段302によって送信された入力情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0104】
ステップS122では、ステップS121においてRAM203へ記憶した入力情報をコンテンツデータテーブルへ登録する。この場合、入力情報に含まれるデータ識別番号に一意するコンテンツデータテーブルのデータ識別番号に一致するデータに対して、入力情報でデータの更新を行う。
【0105】
次に入力情報にPDF形式のコンテンツデータが存在するか否かを判定し、存在すると判定した場合、ステップS124へ処理を進める。
【0106】
ステップS124では、演算手段304によって、入力情報に含まれるPDF形式のコンテンツデータのデータサイズを求めて、RAM203へ記憶する。
【0107】
ステップS125では、ステップS124においてRAM203へ記憶したデータサイズをコンテンツデータサイズテーブルへ登録する。
【0108】
コンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号には、入力情報に含まれるデータ識別番号、コンテンツデータサイズテーブルのページには、原本を表すデータ、コンテンツデータサイズテーブルのPDF形式のコンテンツデータのデータサイズには、ステップS124においてRAM203へ記憶したデータサイズ、PDFファイル保存先には、PDF形式のコンテンツデータの所定のROM202等の記憶領域へのパス等の保存先を示すデータを記憶する。
【0109】
ステップS126では、予め定められたデータサイズの許容値を取得し、RAM203へ記憶する。
【0110】
ステップS127では、比較手段305によって、ステップS126においてRAM203へ記憶した許容値とステップS124においてRAM203へ記憶したPDF形式のコンテンツデータのデータサイズと比較を行い、PDF形式のコンテンツデータが許容値以上である場合、つまりPDF形式のコンテンツデータがネットワーク104の通信負荷に影響を与える可能性が生じるので、PDF形式のコンテンツデータを圧縮する処理を施す必要が生じるため、次のステップS128以降の処理を実行する。
【0111】
ステップS128では、分割手段309によって、ステップS121においてRAM203へ記憶した入力情報に含まれるPDF形式のコンテンツデータをページ単位にページ分割し、RAM203へ記憶した後、次のステップS129では、ページ分割したPDF形式のコンテンツデータをページ毎にデータサイズを演算手段304によって求め、RAM203へ記憶する。
【0112】
ステップS130では、記憶手段306によって、ステップS127及びステップS128においてRAM203へ記憶したページ毎のPDF形式のコンテンツデータ及びデータサイズをコンテンツデータサイズテーブルへ登録する。
【0113】
この場合、例えば、データ識別番号0001、PDF形式のコンテンツデータの1ページ目に対するコンテンツデータに関して登録を行う場合、コンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号には0001、コンテンツデータサイズテーブルのページには、1ページ目を示すデータ、コンテンツデータサイズテーブルのPDF形式のコンテンツデータには、ステップS129においてRAM203へ記憶したデータサイズ、PDFファイル保存先には、1ページ目のPDF形式のコンテンツデータの所定のROM202等の記憶領域へのパス等の保存先を示すデータを記憶する。
【0114】
ステップS131では、記憶手段306によって、ステップS128においてRAM203へ記憶したPDF形式のコンテンツデータをページ毎、サムネイル画像を生成し、RAM203へ記憶する。
【0115】
ステップS132では、記憶手段306によって、ステップS131においてRAM203へ記憶したサムネイル画像の全てのページを用いて電子ブック化した電子ブック形式のコンテンツデータを生成し、ROM202等の所定の記憶領域へ記憶する。
【0116】
ステップS133では、記憶手段306によって、コンテンツデータサイズテーブルのページが原本を示すデータに対応する電子ブックコンテンツ保存先に、ステップS132においてROM202等へ記憶した電子ブック形式のコンテンツデータを記憶した所定の記憶領域を示すデータを記憶する。
【0117】
ステップS134では、検索結果手段308によって登録が完了したことを示す登録結果情報画面(不図示)を生成し、サーバ送受信手段303によって、クライアント端末102へ送信する。
【0118】
ステップS135では、ステップS134においてサーバ送受信手段303によって送信された登録結果情報画面を受信し、RAM203へ記憶する。
【0119】
ステップS136では、ステップS135においてRAM203へ記憶した登録結果情報画面をクライアント端末(管理者)103のCRT210へ表示する。尚、ステップS136における処理は、出力手段301によって実行する。
【0120】
次に本発明の実施形態に係る情報処理システムにおいて、クライアント端末(利用者)102を用いてサーバ101に登録されたPDF形式のコンテンツデータを閲覧及び印刷する処理について図9から図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0121】
ステップS200では、利用者は、コンテンツデータを検索するための検索画面をクライアント端末(利用者)102のCRT210へ表示する。本ステップにおける検索画面は、例えば、図15に示す利用者用のユーザ検索画面が上げられ、利用者用のユーザ検索画面は、検索条件入力領域500を備えており、検索条件入力領域500は、コンテンツ名称501、データ識別番号502、及びキーワード欄503を備えている。
【0122】
これらの画面に表示された各項目は、順に、コンテンツデータテーブルに備えられたコンテンツ名称、データ識別番号、コンテンツデータサイズテーブルのPDFファイル保存先に記録されたデータに基づいて特定されるPDF形式のコンテンツデータに含まれる文書データに含まれるキーワードに対応しており、利用者によって検索ボタン504が、押下されることによって、画面に表示された各項目に入力されたデータを用いて、コンテンツデータテーブルから検索対象となるコンテンツデータを取得する。
【0123】
また、利用者用のユーザ検索画面は、検索結果表示領域505を備えており、コンテンツデータテーブルから取得したコンテンツデータの表示を行うための領域である。
【0124】
ステップS201では、ステップS200にて表示された利用者用のユーザ検索画面に備えられた検索ボタン504が、利用者によって押下さたか否かを判定し、押下したと判定した場合、利用者用のユーザ検索画面の検索条件入力領域500に入力された検索条件をユーザ検索要求情報としてRAM203へ記憶し、ステップS202へ処理を進める。尚、ステップS200及びステップS201における処理は、入力手段300によって実行される。
【0125】
次にステップS202では、ステップS201でRAM203へ記憶したユーザ検索要求情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する。
【0126】
ステップS203では、クライアント送受信手段302によって送信されたユーザ検索要求情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0127】
ステップS204では、取得手段307によって、ステップS203においてRAM203へ記憶したユーザ検索要求情報に基づいて、コンテンツデータテーブルに記憶されているコンテンツデータを抽出しRAM203へ記憶する。
【0128】
この場合、ステップS201で説明したが、コンテンツ名称501の入力がなされているようであれば、コンテンツ名称501に該当するコンテンツデータテーブルのコンテンツ名称に一致するコンテンツデータを抽出し、あるいは、データ識別番号502の入力がなされているようであれば、データ識別番号502に該当するコンテンツデータテーブルのデータ識別番号に一致するコンテンツデータを抽出し、更に、キーワード欄503に入力がなされているようであれば、コンテンツデータサイズテーブルのPDFファイル保存先に記録されたデータに基づいて特定されるPDF形式のコンテンツデータに含まれる文書データに含まれるキーワードと一致するコンテンツデータを抽出する。
【0129】
その他、検索条件入力領域500にコンテンツデータテーブルが備える項目を適宜設定し、利用者がコンテンツデータの検索を行う際に、検索条件入力領域500に備えられた所望の項目に対して入力を行うことで検索条件を定め、検索を行うことも可能である。
【0130】
次にステップS205では、ステップS204においてRAM203へ記憶したコンテンツデータを表示するための画面を生成する。
【0131】
図16に、画面の一例として、ユーザ検索結果一覧画面の構成を示す。
【0132】
ユーザ検索結果一覧画面は、構成としては、図15に示す利用者用のユーザ検索画面と同一の構成を有しており、利用者用のユーザ検索画面の検索結果表示領域505にステップS204でRAM203へ記憶したコンテンツデータを表示している点が、相違する。
【0133】
検索結果表示領域505には、検索結果イメージ506、検索結果詳細507、検索結果選択ボックス508、及び選択ボタン509が備えられており、検索結果イメージ506については、PDF形式のコンテンツデータくぉ表示する、あるいは電子ブック形式のコンテンツデータを表示する等、データサイズに応じて表示の切り替えを行うことが可能である。
【0134】
検索結果詳細507には、コンテンツデータに対する基本情報及びバージョン情報が表示され、これらの基本情報及びバージョン情報は、前述の通りコンテンツデータテーブルに登録されたデータに対応している。
【0135】
検索結果選択ボックス508には、検索結果表示領域505へ表示された複数のコンテンツデータから、詳細情報を参照したい対象を選択するためのチェックボックスである。
【0136】
選択ボタン509は、検索結果選択ボックス508にチェックがなされたコンテンツデータに対して詳細情報を閲覧する場合に、利用者によって押下されると、検索結果詳細507に表示されたデータ識別番号に一致するコンテンツデータテーブルに登録されているデータ識別番号に対応するコンテンツデータ、コンテンツデータに関連する情報を取得する。
【0137】
本ステップでは、ユーザ検索結果一覧画面にステップS204でRAM203に記憶されたコンテンツデータを合わせて生成し、RAM203へ記憶する。
【0138】
本ステップは、検索結果手段308によって実行される。
【0139】
次にステップS206では、ステップS205においてRAM203へ記憶したユーザ検索結果一覧画面をサーバ送受信手段303によって、及びクライアント端末(利用者)102へ送信する。
【0140】
ステップS207では、ステップS206において、サーバ送受信手段303によって送信されたユーザ検索結果一覧画面をクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0141】
ステップS208では、クライアント端末(利用者)102のCRT210へステップS207でRAM203へ記憶したユーザ検索結果一覧画面を表示する。尚、ステップS208における処理は、出力手段301によって実行する。
【0142】
ステップS209では、ユーザ検索結果一覧画面に備えられた選択ボタン509が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、検索結果選択ボックス508がチェックされたコンテンツデータに関するデータ識別番号を取得し、ユーザ選択情報としてRAM203へ記憶した後、ステップS210に処理を進める。尚、ステップS209における処理は、入力手段300によって実行する。
【0143】
ステップS210では、ステップS209においてRAM203へ記憶したユーザ選択情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する。
【0144】
ステップS211では、ステップS210でクライアント送受信手段302によって送信されたユーザ選択情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0145】
ステップS212では、ステップS211においてRAM203へ記憶したユーザ選択情報に含まれるデータ識別番号に一致するコンテンツデータテーブルのデータ識別番号に対応するコンテンツデータの詳細情報を抽出し、RAM203へ抽出した後、ステップS213では、コンテンツデータサイズテーブルに記憶されているページが原本に対応するPDFファイルサイズを抽出し、抽出したPDF形式のコンテンツデータのデータサイズをRAM203へ記憶する。ステップS212及びステップS213は、取得手段307によって実行される
【0146】
ステップS214では、予め定められたデータサイズの許容値を取得し、RAM203へ記憶する。
【0147】
ステップS215では、ステップS214においてRAM203へ記憶した許容値とステップS213においてRAM203へ記憶したPDF形式のコンテンツデータのデータサイズと比較を行い、PDF形式のコンテンツデータが許容値以上である場合、ステップS216へ処理を進め、許容値未満である場合、ステップS217へ処理を進める。
【0148】
本ステップでは、PDF形式のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、つまりPDF形式のコンテンツデータがネットワーク104の通信負荷に影響を与える可能性が生じるので、クライアント端末(利用者)102からPDF形式のファイルの要求を実行不可とし、電子ブック形式のコンテンツデータを要求するような制御が必要となるため、このような判定を行っている。
【0149】
例えば、利用者間でネットワークのリソースを共有する故、設けられている制限に影響を受けて、PDF形式のコンテンツデータがサーバ101に登録されていても、利用者には公開できないという事象が発生してしまう。
【0150】
従って、ネットワークのリソースへの影響を小さくすることで制限を回避して、サーバ101へ登録されていても利用者に公開されないPDF形式のコンテンツデータを異なる形で利用者に閲覧可能とするシステムを提供することが必要である。ステップS214及びステップS215は、比較手段305によって実行される。
【0151】
そこで、次のステップS216では、後述のステップS218で詳細画面を生成する際に、PDF形式のコンテンツデータを閲覧するために押下される当該詳細画面に備えられた標準PDF表示ボタン511(詳細後述)の表示を無効化するためのPDFファイル表示無効化情報をRAM203へ記憶する。
【0152】
また、ステップS217では、後述のステップS218で詳細画面を生成する際に、電子ブック形式のコンテンツデータを閲覧するために押下される当該詳細画面に備えられた電子ブック表示ボタン512(詳細後述)の表示を無効化するための電子ブック表示無効化情報をRAM203へ記憶する。
【0153】
ステップS218では、利用者がコンテンツデータを参照するための画面を生成するとともに、生成した画面にステップS212で抽出した詳細情報、ステップS216及びステップS217でRAM203へ記憶したPDF表示無効化情報あるいは電子ブック表示無効化情報を合わせて生成し、RAM203へ記憶する。ステップS216乃至ステップS218は、検索結果手段308によって実行される。
【0154】
図17に、画面の一例として、詳細画面の構成を示す。
【0155】
詳細画面は、検索結果詳細510、検索結果イメージ511、標準PDF表示ボタン512、電子ブック表示ボタン513、及び印刷ボタン514を備えている。
【0156】
検索結果詳細510には、ステップS212で抽出した詳細情報を表示することが可能であり、検索結果イメージには、標準PDF表示ボタン512あるいは電子ブック表示ボタン513が押下されることによって、検索結果詳細510に表示されたデータ識別番号に一致するコンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号に対応するPDFファイル保存先あるいは電子ブックコンテンツ保存先に記録されたデータに基づいて特定されるPDF形式のコンテンツデータあるいは電子ブック形式のコンテンツデータを取得する。
【0157】
印刷ボタン514は、検索結果イメージ511に表示されたPDF形式のコンテンツデータあるいは電子ブック形式のコンテンツデータを印刷出力する際に、利用者によって押下される。
【0158】
尚、印刷を行う際に、全てのページを印刷する場合、全ページ出力ボタン515を選択し、出力対象となるページを指定する場合は、出力するページボタン516を選択すると共に、出力対象ページを入力するためのフィールド517を備えている。
【0159】
ステップS219では、ステップS218においてRAM203へ記憶した詳細画面をサーバ送受信手段303によってクライアント端末(利用者)103へ送信する。
【0160】
ステップS220では、クライアント送受信手段302において、ステップS219においてサーバ送受信手段303によって送信された詳細画面を受信すし、RAM203へ記憶する。
【0161】
ステップS221では、ステップS220においてRAM203へ記憶した詳細画面をクライアント端末(利用者)102のCRT210へ表示する。この表示を行う際に、ステップS216において、RAM203へPDF表示無効化情報が記憶されている場合、標準PDF表示ボタン512を非表示とし、ステップS217において、RAM203に電子ブック表示無効化情報が記憶されている場合、電子ブック表示ボタン513を非表示とする。
【0162】
ステップS222では、詳細画面に備えられた電子ブック表示ボタン513が表示されている場合、電子ブック表示ボタン513が押下されたか否かを判定し、押下されたと判定した場合、ステップS223へ処理を進める。
【0163】
ステップS223では、電子ブック形式のコンテンツデータを要求するために詳細画面の検索結果詳細510に表示されたデータ識別番号を含む電子ブック要求情報をクライアント送受信手段302によって送信する。
【0164】
ステップS224では、ステップS223においてクライアント送受信手段302によって送信された電子ブック要求情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0165】
ステップS225では、取得手段307によって、ステップS224においてRAM203へ記憶した電子ブック要求情報に含まれるデータ識別番号に一致するコンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号に対応するページが原本であり、電子ブックコンテンツ保存先に記録されたデータに基づいて特定される電子ブック形式のコンテンツデータを取得し、RAM203へ記憶する。
【0166】
ステップS226では、 検索結果手段308によって、ステップS225においてRAM203に記憶した電子ブック形式のコンテンツデータを取得し、サーバ送受信手段303によって、クライアント端末(利用者)102に送信する。
【0167】
ステップS227では、ステップS226において、サーバ送受信手段303によって送信された電子ブック形式のコンテンツデータをクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0168】
ステップS228では、出力手段301によって、ステップS227においてRAM203へ記憶した電子ブック形式のコンテンツデータを詳細画面の検索結果イメージ511の欄に表示する。
【0169】
ステップS229では、入力手段300によって、印刷ボタン514が押下された否かを判定し、印刷ボタン514が押下されたと判定した場合、RAM203へ全ページ出力ボタン515あるいは出力するページボタン516及びフィールド517に設定されたページを検索結果詳細510へ表示されたデータ識別番号と共にページ情報としてRAM203へ記憶し、ステップS230へ処理を進め、印刷ボタン514が押下されたと判定できなかった場合、処理を終了する。
【0170】
ステップS230では、ステップS229においてRAM203へ記憶したページ情報をクライアント送受信手段302によってページ情報を送信する。
【0171】
ステップS231では、ステップS230においてクライアント送受信手段302によって送信されたページ情報をサーバ送受信手段303によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0172】
ステップS232では、取得手段307によって、ステップS231においてRAM203に記憶したページ情報に含まれるデータ識別番号、及びページの組合せに一致するコンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号、及びページの組合せに対応するPDFファイルサイズを取得し、印刷対象となるページのPDF形式のコンテンツデータのデータサイズを抽出し、RAM203へ記憶する。
【0173】
次にステップS233では、演算手段304によって、ステップS232でRAM203に記憶したページ毎に抽出したPDF形式のコンテンツデータのデータサイズ総計を求め、RAM203へ記憶する。
【0174】
ステップS234では、予め定められたコンテンツデータのデータサイズの許容値を取得し、RAM203へ記憶する。
【0175】
ステップS235では、ステップS234においてRAM203へ記憶した許容値とステップS233においてRAM203へ記憶したPDF形式のコンテンツデータのデータサイズの総計と比較を行い、PDF形式のコンテンツデータのデータサイズの総計が許容値以上である場合、ステップS236へ処理を進め、許容値未満である場合、ステップS243へ処理を進める。
【0176】
本ステップでは、PDF形式のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、つまりPDF形式のコンテンツデータのデータサイズがネットワーク104の通信負荷に影響を与える可能性が生じるので、以降の処理において、クライアント端末(利用者)102からPDF形式のコンテンツデータを用いて印刷要求を行うか否かの確認を実施するため、このような判定を行っている。
【0177】
尚、電子ブック化がなされる前のPDF形式のコンテンツデータを用いて印刷出力することによって、より原本に近い印刷を行うことが可能であるので、本発明に実施形態では、PDF形式のコンテンツデータから印刷出力を実施している。ステップS234及びステップS235は、比較手段305によって実行される。
【0178】
ステップS236では、検索結果手段308によって、印刷を実施するか否かを確認するためのメッセージが示された印刷確認画面(不図示)を生成し、RAM203へ記憶する。
【0179】
ステップS237では、サーバ送受信手段303によってステップS236においてRAM203へ記憶した印刷確認画面をクライアント端末(利用者)102に送信する。
【0180】
ステップS238では、ステップS237においてサーバ送受信手段303によって送信された印刷確認画面をクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203に記憶する。
【0181】
ステップS239では、出力手段301によって、ステップS238においてRAM203へ記憶した印刷確認画面をCRT210へ表示する。
【0182】
ステップS240では、入力手段300における印刷確認画面において、利用者によって印刷キャンセルが指示されたか否かを判定し、印刷キャンセルが指示されと判定した場合、処理を終了し、印刷キャンセルが指示されたと判定できなかった場合、ステップS241へ処理を進め、RAM203へ印刷要求情報を記憶する。
【0183】
ステップS241では、ステップS240においてRAM203へ記憶した印刷要求情報をクライアント送受信手段302によってサーバ101へ送信する、
【0184】
ステップS242では、ステップS241においてクライアント送受信手段302によって送信された印刷要求情報を受信した後、ステップS243では、取得手段307によって、ステップS231においてRAM203に記憶したページ情報に含まれるデータ識別番号、及びページの組合せに一致するコンテンツデータサイズテーブルのデータ識別番号、及びページの組合せに対応するPDFファイル保存先に記録されたデータに基づいて特定されるPDF形式のコンテンツデータを取得し、RAM203へ記憶する。
【0185】
ステップS244では、結合手段310によって、ステップS243においてRAM203に記憶したページ毎に取得したPDF形式のコンテンツデータを1つに結合し、RAM203へ記憶する。
【0186】
ステップS245では、検索結果手段308によってステップS244においてRAM203へ記憶した結合後のPDF形式のコンテンツデータを取得し、クサーバ送受信手段303によってライアント端末(利用者)102へ送信する。
【0187】
ステップS246では、ステップS245においてサーバ送受信手段303によって送信された結合後のPDF形式のコンテンツデータをクライアント送受信手段302によって受信し、RAM203へ記憶する。
【0188】
ステップS247では、出力手段301によって、ステップS246においてRAM203へ記憶した結合後のPDF形式のコンテンツデータをCRT210へ表示する。
【0189】
ステップS248では、ステップS246においてRAM203へ記憶した結合後のPDF形式のコンテンツデータの印刷出力を実施するため印刷ジョブを生成し、印刷装置(不図示)へ印刷ジョブを送信する。
【0190】
以上、本発明では、利用者がコンテンツの閲覧を行う際に、コンテンツデータのデータサイズを縮小するためにフォーマット変換を行ったコンテンツデータを閲覧することで、ネットワークの通信負荷を軽減することが可能となる。
【0191】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能であり、具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0192】
また、本発明におけるプログラムは、各処理方法をコンピュータが実行可能(読み取り可能)なプログラムであり、本発明の記憶媒体は、各処理方法をコンピュータが実行可能なプログラムが記憶されている。
【0193】
なお、本発明におけるプログラムは、各装置の処理方法ごとのプログラムであってもよい。
【0194】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムを読取り実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0195】
この場合、記録媒体から読み出されたプログラム自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムを記憶した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0196】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,DVD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM,シリコンディスク等を用いることができる。
【0197】
また、コンピュータが読み出したプログラムを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0198】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0199】
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適応できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのプログラムを格納した記録媒体を各システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0200】
さらに、本発明を達成するためのプログラムをネットワーク上のサーバ,データベース等から通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。なお、上述した各実施形態およびその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
【符号の説明】
【0201】
100 情報処理システム
101 サーバ
102 クライアント端末(利用者)
103 クライアント端末(管理者)
104 LAN
201 CPU
202 ROM
203 RAM
204 システムバス
205 入力コントローラ
206 ビデオコントローラ
207 メモリコントローラ
208 通信I/Fコントローラ
209 キーボード
210 CRT
211 外部メモリ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント端末とネットワークを介して接続された情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、
前記クライアント端末は、
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力手段と、
前記入力手段によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信手段と、
前記クライアント送受信手段によって受信した検索結果情報を出力する出力手段と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記クライアント送受信手段によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、
前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、
前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、
前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理システム。
【請求項2】
前記検索結果手段は、前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記第1のコンテンツデータの閲覧が不可であると共に、前記記憶手段に記憶された第2のコンテンツデータの閲覧が可能であることを示す検索結果情報を生成し、
前記入力手段は、前記出力手段に出力された検索結果情報に基づいて、第2のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行うことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記記憶手段は、第2のコンテンツデータを記憶する際に、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合に記憶することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記記憶手段は、第1のコンテンツデータをページ分割して記憶し、前記入力手段は、前記出力手段におけるコンテンツデータの出力対象ページを入力し、前記取得手段は、前記入力手段によって入力された出力対象ページに該当する前記記憶手段によって記憶されたページ分割された第1のコンテンツデータを取得し、前記検索結果手段は、前記取得手段によって取得したページ分割された第1のコンテンツデータを検索結果情報とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、前記取得手段によって取得したページ分割された第1のコンテンツデータを結合する結合手段を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
【請求項6】
前記演算手段は、前記取得手段によって取得したページ分割された第1のコンテンツデータのデータサイズの総計を演算し、前記比較手段は、前記演算手段によって演算した総計と前記許容値と比較を行い、前記検索結果手段は、前記比較手段において比較をおこなった結果を示す検索結果情報を生成することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の情報処理システム。
【請求項7】
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置と、がネットワークを介して接続されており、
前記情報処理装置は、
前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、
前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段と、
前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、
前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、
前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置。
【請求項8】
第1のコンテンツデータ及び第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備えた情報処理装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とからなる情報処理システムの制御方法において、
前記クライアント端末は、
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力工程と、
前記入力工程によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信工程と、
前記クライアント送受信工程によって受信した検索結果情報を出力する出力工程と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記クライアント送受信工程によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信工程と、
前記サーバ送受信工程によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算工程と、
前記演算工程によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較工程と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得工程と、
前記比較工程において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果工程と、
を備えたことを特徴とする情報処理システムの制御方法。
【請求項9】
コンピュータで読取り可能なプログラムであると共に実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、
第1のコンテンツデータ及び第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備えた情報処理装置とネットワークを介して接続されたクライアント端末とからなる情報処理システムの制御方法において、
前記クライアント端末は、
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報の入力を行う入力手段と、
前記入力手段によって入力された検索要求情報を前記情報処理装置へ送信すると共に、前記情報処理装置から前記検索要求情報に対する検索結果情報を受信するクライアント送受信手段と、
前記クライアント送受信手段によって受信した検索結果情報を出力する出力手段と、
を備え、
前記情報処理装置は、
前記クライアント送受信手段によって送信された検索要求情報を受信すると共に、比較手段によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、
前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、
前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、
前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、
として機能することを特徴とするプログラム。
【請求項10】
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備え、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置とが、ネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法において、
前記情報処理装置は、
前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信工程と、
前記サーバ送受信工程によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算工程と、
前記演算工程によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較工程と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得工程と、
前記比較工程において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得工程によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果工程と、
を備えたことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項11】
コンピュータで読取り可能なプログラムであると共に実行可能なプログラムであって、前記プログラムは、
第1のコンテンツデータを検索して閲覧を要求するために検索要求情報を入力し、前記検索要求情報に対する検索結果情報を出力するためのクライアント端末と、前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータのデータサイズを縮小した第2のコンテンツデータを関連付けて記憶する記憶手段を備え、前記検索要求情報に対する検索処理を行った結果を示す検索結果情報を前記クライアント端末へ送信する情報処理装置とが、ネットワークを介して接続された情報処理装置の制御方法において、
前記情報処理装置は、
前記クライアント端末から送信された検索要求情報を受信すると共に、比較工程によって生成した前記検索結果情報を前記クライアント端末に送信するサーバ送受信手段と、
前記サーバ送受信手段によって受信した検索要求情報に基づいて、第1のコンテンツデータのデータサイズを演算する演算手段と、
前記演算手段によって演算したデータサイズと前記ネットワークにおいて第1のコンテンツデータを前記クライアント端末に送信すべきか否かを判定するための許容値とを比較する比較手段と、
前記記憶手段によって記憶された前記第1のコンテンツデータ及び前記第1のコンテンツデータに関連付けて記憶された前記第2のコンテンツデータを取得する取得手段と、
前記比較手段において前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値以上である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータに対応する第2のコンテンツデータを取得して検索結果情報とし、一方、前記第1のコンテンツデータのデータサイズが許容値未満である場合、前記取得手段によって前記記憶手段によって記憶した前記第1のコンテンツデータを取得して検索結果情報とする検索結果手段と、
として機能することを特徴とするプログラム。
【請求項12】
請求項9または請求項11に記載したプログラムを記録したコンピュータで読取り可能な記録媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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