説明

情報処理装置、メニュー表示方法、及びメニュー表示プログラム

【課題】階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示する情報処理装置、メニュー表示方法、及びメニュー表示プログラムを提供する。
【解決手段】機能メニュー100が表示されるとき、メニュー表示情報判断手段13は、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶された使用から最後に使用された0008さんの登録番号を取り出し、該登録番号をメニュー制御手段14に通知する。メニュー制御手段14は、機能メニュー100の表示と同時に、該登録番号に基づいて0008さんが含まれる階層までのプルダウンメニュー220a及びプルダウンメニュー220bをCRT21に表示する。その際、ユーザは、プルダウンメニュー220a及びプルダウンメニュー220bを表示させるために入力装置20を操作する必要がない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、メニュー表示方法、及びメニュー表示プログラムに関し、特に、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示する情報処理装置、メニュー表示方法、及びメニュー表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、情報処理システムの高度化に伴い、その操作が複雑化している。この操作の複雑さを解消するために、より快適なヒューマン・インターフェースの開発が要求されている。このヒューマン・インターフェースとしてメニュー選択方式がある。
【0003】
電子カルテデータの管理において、電子カルテデータの一覧、患者の一覧、各種機能の一覧を表示する情報処理装置では、項目ごとにメニューが用意されている。メニューは表示項目により分類され、2階層、3階層と階層化され、システムの規模が大きくなればなるほど階層化が進み、オペレータは、その中から必要とするメニュー項目を選択することにより、必要とする項目を選択していた。また、逆にメニューの階層に戻ったりする操作が発生していた。
【0004】
特許文献1では、階層構造をなす多段のメニュー・ツリーにおいて、最上位レベル(第一レベル)に位置するメニュー項目をメニュー・バー表示し、第二レベル以下に位置するメニュー項目をプルダウンメニュー表示するが、メニュー・バーやプルダウンメニューの表示領域の大きさを限定し、メニュー項目多すぎてこれらに表示しきれない場合には、付随してスクロール・バーを表示するメニュー表示制御方式が提案されている。
【0005】
特許文献2では、階層化されたメニューを選択して所要の項目を選択する情報処理装置であって、メニューの使用状況が所定の条件に合致するか判断する判断手段と、この判断手段で合致すると判断したとき、該当するメニューを画面上に表示するメニュー制御手段を有し、所要の項目、アプリケーションを選択する際のメニュー選択作業を効率化、簡略化できる情報処理装置が提案されている。
【特許文献1】特開平05−298049号公報
【特許文献2】特開2001−60133号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上記の発明は以下の問題を有している。
【0007】
従来の電子カルテシステムでは、機能メニューは固定部分に配置され、動的に変化することが少なかった。電子カルテシステムでは、さまざまな職種の操作者が、それぞれ特有の操作を行うため、メニューを固定化してしまうと、特定の操作者には簡便であっても、別の操作者にとっては、不便を感じる操作性となってしまう。また、機能メニューを固定位置に常時表示を行うことによって、業務操作を行っている間は、無駄な表示領域となることが多い。
【0008】
本発明は、複数の階層を経て項目が選択され、かつ再び該項目を選択したい場合等に、ユーザが再び最上位レベルの階層から所望の項目に行き着くための選択を繰り返す必要がないため、情報処理装置の操作性を向上させ、所望の項目に行き着くまでの階層が複雑に構成されている場合であっても、該構成を記憶しておく必要がないため、項目の選択に要する時間を短縮でき、メニュー選択操作の作業性を向上させることができる情報処理装置、メニュー表示方法、及びメニュー表示プログラムを提案することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1記載の発明は、電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置において、前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の情報処理装置において、選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段と、前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断手段とを有し、前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断手段によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させることを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の情報処理装置において、前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示することを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載の情報処理装置において、前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段と、前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索手段とを有することを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置のメニュー表示方法において、前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させる工程を有することを特徴とする。
【0014】
請求項6記載の発明は、請求項5記載のメニュー表示方法において、前記情報処理装置は、選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段を有し、前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断工程と、前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断工程によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させる工程とを有することを特徴とする。
【0015】
請求項7記載の発明は、請求項5又は6記載のメニュー表示方法において、前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示する工程を有することを特徴とする。
【0016】
請求項8記載の発明は、請求項6又は7記載のメニュー表示方法において、前記情報処理装置は、前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段を有し、前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索工程を有することを特徴とする。
【0017】
請求項9記載の発明は、電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置のメニュー表示プログラムにおいて、前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させる処理を有することを特徴とする。
【0018】
請求項10記載の発明は、請求項9記載のメニュー表示プログラムにおいて、前記情報処理装置は、選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段を有し、前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断処理と、前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断処理によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させる処理とを有することを特徴とする。
【0019】
請求項11記載の発明は、請求項9又は10記載のメニュー表示プログラムにおいて、前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示する処理を有することを特徴とする。
【0020】
請求項12記載の発明は、請求項10又は11記載のメニュー表示プログラムにおいて、前記情報処理装置は、前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段を有し、前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索処理を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0021】
本発明は、複数の階層を経て項目が選択され、かつ再び該項目を選択したい場合等に、ユーザが再び最上位レベルの階層から所望の項目に行き着くための選択を繰り返す必要がないため、情報処理装置の操作性を向上させ、所望の項目に行き着くまでの階層が複雑に構成されている場合であっても、該構成を記憶しておく必要がないため、項目の選択に要する時間を短縮でき、メニュー選択操作の作業性を向上させ、かつ人に優しいインターフェースを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理装置の構成及び動作について説明する。
【0023】
図1は、本実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。本実施形態に係る情報処理装置10は、入出力インターフェース11、メニューが選択される毎にその情報を記憶するメニュー表示履歴記憶手段12、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶されたメニュー情報に基づいて表示するメニューを判断するメニュー表示情報判断手段13、メニューを独立表示することを制御するメニュー制御手段14、電子カルテデータ記憶手段16に格納された電子カルテデータを検索するデータ検索手段15、マウスやキーボード等の入力装置20、及びCRT21を有して構成される。
【0024】
図2は、本実施形態におけるメニューの表示例を示す図である。図2において、機能メニュー100は、電子カルテシステム1の表示画面におけるメインメニューバーであり、掲示板、院内ホームページ、未診察患者一覧、担当患者、患者検索、処方依頼患者、処方箋発行・実施、ベッドボードメンテナンス、基本スケジュールなどが選択できる。この表示例では、各メニューの右側に配置されたメニューリスト表示ボタン210を選択することにより、プルダウンメニュー220を表示させることができる。この表示例では、“処方依頼患者”を選択すると、処方依頼患者から画像依頼患者までの5項目のプルダウンメニュー220aがあり、次の階層である画像依頼患者には0001さんから0010さんまでの10項目のプルダウンメニュー220bがある。図2では、画像依頼患者を示すアプリケーションが起動され、CRT21上に所要の画像依頼患者が表示される。
【0025】
次に、図2のプルダウンメニュー220bの0008さんを選択した場合に表示される画面を図3に示す。ここで、ユーザは0008さんの電子カルテデータの内容を確認することができる。このとき、電子カルテデータを表示させるための機能メニュー100は、図3に示すように画面の左端に縮小表示となる。
【0026】
図4には、メニュー選択時にメニュー表示履歴記憶手段12に記憶されるメニュー表示履歴テーブルの一例を示す。先にも述べたように、メニュー表示情報判断手段13は、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶されたメニュー表示履歴に基づいて表示するメニューを決定する。本実施形態においては、選択されたメニューの階層に含まれる項目が選択されたとき、該項目の登録番号と使用時刻とが関連付けてメニュー表示履歴記憶手段12に記憶される。メニュー表示情報判断手段13は、機能メニュー100を表示するとき、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶されたメニュー表示履歴テーブルに基づいて前回選択された項目が属する階層までプルダウンメニュー220を自動的に表示する。
【0027】
具体的には、例えば、プルダウンメニュー220bに属する0008さんが選択されてCRT21に電子カルテデータが表示された場合、選択された0008さんの項目を識別する登録番号と使用時刻とが関連付けられてメニュー表示履歴記憶手段12に記憶される。そして、新たに機能メニュー100が表示されるとき、メニュー表示情報判断手段13は、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶された使用から最後に使用された0008さんの登録番号を取り出し、該登録番号をメニュー制御手段14に通知する。メニュー制御手段14は、機能メニュー100の表示と同時に、該登録番号に基づいて0008さんが含まれる階層までのプルダウンメニュー220a及びプルダウンメニュー220bをCRT21に表示する。その際、ユーザは、プルダウンメニュー220a及びプルダウンメニュー220bを表示させるために入力装置20を操作する必要がない。
【0028】
よって、本構成によれば、複数の階層を経て項目が選択され、かつ再び該項目を選択したい場合に、ユーザが再び最上位レベルの階層から所望の項目に行き着くための選択を繰り返す必要がないため、情報処理装置の操作性を向上させる。また、所望の項目に行き着くまでの階層が複雑に構成されている場合であっても、該構成を記憶しておく必要がないため、項目の選択に要する時間を短縮でき、メニュー選択操作の作業性を向上させ、かつ人に優しいインターフェースを提供することができる。
【0029】
次に、図5を用いてメニュー表示判断処理について説明する。
【0030】
まず、メニュー制御手段14は、メニュー選択時に選択された項目の登録番号と使用時刻を取得する(ステップS501)。次に、取得した登録番号と使用時刻とを関連付けてメニュー表示履歴記憶手段12に格納する(ステップS502)。
【0031】
そして、入力装置20を介してユーザから機能メニュー100の表示が要求されると、メニュー制御手段14は、メニュー表示の判断をメニュー表示判断手段13に要求する(ステップS503)。メニュー表示判断手段13は、メニュー表示履歴記憶手段12に記憶された使用から最後に使用された項目の登録番号を取り出し、該登録番号をメニュー制御手段14に通知する(ステップS504)。
【0032】
メニュー制御手段14は、機能メニュー100の表示と同時に、該登録番号に基づいて該当する項目が含まれる階層までのプルダウンメニュー220a及びプルダウンメニュー220bをCRT21に表示する(ステップS505)。
【0033】
表示されたプルダウンメニュー220bから所要の項目が選択されると(ステップS506/YES)、メニュー制御手段14は、該項目に対応するデータ(例えば、電子カルテデータ)の検索を検索手段15に要求し、かつ該項目の登録番号と使用時刻とを関連付けてメニュー表示履歴記憶手段12に記憶する(ステップS507)。検索手段15は、電子カルテデータ記憶手段16から該項目に対応する電子カルテデータを読み出し、メニュー制御手段14に入力する。メニュー制御手段14は、入力された電子カルテデータをCRT21に表示し、かつ機能メニュー100を左端に縮小する(ステップS508)。
【0034】
上述の構成によれば、複数の階層を経て項目が選択され、かつ再び該項目を選択したい場合等に、ユーザが再び最上位レベルの階層から所望の項目に行き着くための選択を繰り返す必要がないため、情報処理装置の操作性を向上させる。また、所望の項目に行き着くまでの階層が複雑に構成されている場合であっても、該構成を記憶しておく必要がないため、項目の選択に要する時間を短縮でき、メニュー選択操作の作業性を向上させ、かつ人に優しいインターフェースを提供することができる。
【0035】
また、選択された項目に該当する電子カルテデータが表示されているとき、メニュー項目は左端に縮小されて表示されるため、業務画面の情報を最大限に利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本実施形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態におけるメニューの表示例を示す図である。
【図3】図2に示すプルダウンメニュー220bの0008さんを選択した場合の表示例を示す図である。
【図4】メニュー選択時にメニュー表示履歴記憶手段に記憶されるメニュー表示履歴テーブルの一例を示す図である。
【図5】メニュー表示判断処理のフローチャートである。
【符号の説明】
【0037】
10 情報処理装置
11 入出力インターフェース
12 メニュー表示履歴記憶手段
13 メニュー表示情報判断手段
14 メニュー制御手段
15 検索手段
16 電子カルテデータ記憶手段
20 入力装置
21 CRT

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置において、
前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させることを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段と、
前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断手段とを有し、
前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断手段によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段と、
前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索手段とを有することを特徴とする請求項2又は3記載の情報処理装置。
【請求項5】
電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置のメニュー表示方法において、
前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させる工程を有することを特徴とするメニュー表示方法。
【請求項6】
前記情報処理装置は、選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段を有し、
前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断工程と、
前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断工程によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させる工程とを有することを特徴とする請求項5記載のメニュー表示方法。
【請求項7】
前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示する工程を有することを特徴とする請求項5又は6記載のメニュー表示方法。
【請求項8】
前記情報処理装置は、前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段を有し、
前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索工程を有することを特徴とする請求項6又は7記載のメニュー表示方法。
【請求項9】
電子カルテデータ及びメニューを表示する表示手段と、階層化されたメニューを選択して所要の項目を表示させる制御手段とを有する情報処理装置のメニュー表示プログラムにおいて、
前記電子カルテデータが前記表示手段に表示されるとき、前記制御手段は、前記メニューを縮小して表示させる処理を有することを特徴とするメニュー表示プログラム。
【請求項10】
前記情報処理装置は、選択された項目が属する前記メニューの識別情報と該項目の使用履歴とを関連付けて記憶するメニュー表示履歴記憶手段を有し、
前記メニューを表示するとき、前記メニュー表示履歴記憶手段から最新の使用履歴と関連付けて記憶された前記識別情報を取り出すメニュー表示情報判断処理と、
前記制御手段は、ユーザによる操作を待たずに、最上位レベルに位置するメニューから前記メニュー表示情報判断処理によって取り出された前記識別情報に対応するメニューまでを前記表示手段に表示させる処理とを有することを特徴とする請求項9記載のメニュー表示プログラム。
【請求項11】
前記最上位レベルに位置するメニューをメニューバー表示し、他のレベルに位置するメニューをプルダウンメニュー表示する処理を有することを特徴とする請求項9又は10記載のメニュー表示プログラム。
【請求項12】
前記情報処理装置は、前記電子カルテデータを患者の登録番号と関連付けて記憶する電子カルテデータ記憶手段を有し、
前記項目が患者の名前であり、かつ前記識別情報が前記患者の登録番号であるとき、選択された項目の前記識別情報に対応する前記電子カルテデータを前記電子カルテデータ記憶手段から検索する検索処理を有することを特徴とする請求項10又は11記載のメニュー表示プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−304662(P2007−304662A)
【公開日】平成19年11月22日(2007.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−129561(P2006−129561)
【出願日】平成18年5月8日(2006.5.8)
【出願人】(390001395)NECシステムテクノロジー株式会社 (438)
【Fターム(参考)】