情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法
【課題】サーバ装置に処理の負担を掛けることなく、Webブラウザ上に表示されたプラントの監視画面の領域を最適なサイズにクライアント端末側で制御して表示することができる情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法を提供する。
【解決手段】クライアント端末14のWebブラウザ上に表示されるプラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置10にアクセスを行って、受信したサイズ情報に基づいて監視画面表示領域を算出すると共にクライアント端末14のLCDに表示する。Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズに基づいて監視画面表示領域のサイズ情報を算出すると共にLCDに表示し、算出したサイズ情報をサーバ装置10に送信する。
【解決手段】クライアント端末14のWebブラウザ上に表示されるプラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置10にアクセスを行って、受信したサイズ情報に基づいて監視画面表示領域を算出すると共にクライアント端末14のLCDに表示する。Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズに基づいて監視画面表示領域のサイズ情報を算出すると共にLCDに表示し、算出したサイズ情報をサーバ装置10に送信する。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webブラウザ上に表示された監視画面の表示領域を最適なサイズに制御して表示することができる情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、浄水場や下水処理場などのプラント内には、プラントの状態を監視し必要な操作を行うための監視制御システムが設置されている。通常はプラント内で監視および操作等を行うが、プラント外から監視を行う形態もある。
【0003】
プラント外から監視を行う形態は、例えばWebサーバを用いてプラント監視に必要な情報を収集、配信する方法がある。即ち、プラント監視員はWebブラウザ(を起動したクライアントコンピュータ)を用いて上述したWebサーバにアクセスを行い、当該Webサーバからクライアントコンピュータに配信されたプラント監視に必要な情報を表示するプラント監視画面をWebブラウザ上で閲覧して監視を行う方法がある。
【0004】
これに対して、プラント内で監視を行う形態は、例えば監視対象である一般的なプラント内に設置されている監視用画面を用いる。この監視用画面は、LCD等の表示装置に全画面表示されるようになっており、監視画面表示用に採用しているLCD等の表示装置が入手できなくなる様な場合を除いてサイズ変更を行うことはないので1つのサイズに限定される。一方、上述したWebブラウザを用いてプラント外部から監視を行う形態では、監視用画面のサイズは複数のサイズになることが一般的である。即ち、監視員がWebサーバにアクセスするために使用するクライアントコンピュータの機種によって、ノート型コンピュータの場合もあればデスクトップ型コンピュータの場合もあり、画面サイズやLCD等の解像度が異なる場合がある。さらに、クライアントコンピュータの画面上に表示しているWebブラウザは常に最大化表示している訳ではなく、Webブラウザ以外のアプリケーションのウィンドウと一緒にマルチウィンドウ表示することもあり、監視画面の表示サイズはコンピュータに接続されている表示装置のサイズとも異なる場合がある。
【0005】
このため、複数のクライアントコンピュータからの要求に応じた処理を行うWebサーバを用いたシステムでは、各ユーザ(監視員)がWebサーバにアクセスすために使用するクライアントコンピュータを変更する度に、ユーザは変更先のクライアントコンピュータで監視画面のウィンドウサイズ等の環境設定を行う必要がある。このため、特許文献1では、各ユーザの環境設定の情報をサーバ装置内に記憶しておき、各ユーザの環境設定の情報を記憶したサーバ装置は、要求のあったクライアント端末に対して、記憶されている環境設定の情報に基づいて、クライアント端末の要求に対する処理を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−7241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、クライアント端末の表示画面の解像度の情報を予めサーバ装置で記憶して、サーバ装置側で描画した画面情報をクライアント端末に送信するため、サーバ装置に処理の負担が掛かる課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、サーバ装置に処理の負担を掛けることなく、Webブラウザ上に表示されたプラントの監視画面の領域を最適なサイズに制御して表示することができる情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置であって、前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、前記情報処理装置に該当する前記サイズ情報が記憶されている場合は当該サイズ情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出したサイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの要求に応じた処理を行うサーバ装置とを備えたレイアウト表示システムであって、前記サーバ装置は、前記情報処理装置に関連づけられた前記Webブラウザ上に表示する前記監視画面表示領域のサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、前記情報処理装置から前記サイズ情報を受信した場合は前記記憶手段に記憶する更新手段であって、前記記憶手段に前記サイズ情報が記憶されている場合は受信した前記サイズ情報で更新する更新手段とを備え、前記情報処理装置は、前記サーバ装置にアクセスを行って、前記記憶手段に前記情報処理装置に該当するサイズ情報が記憶されている場合は前記サイズ情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とするレイアウト表示システムが提供される。
【0011】
さらに、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置で用いられるレイアウト表示方法であって、前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、当該情報処理装置に関連づけられた前記監視画面表示領域のサイズ情報を受信し、受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示し、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とするレイアウト表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、サーバ装置に処理の負担を掛けることなく、Webブラウザ上に表示されたプラントの監視画面の領域を最適なサイズにクライアント端末側で制御して表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示システムの構成を示す図。
【図2】同実施形態に係る情報処理装置の構成の概略を示すブロック図。
【図3】同実施形態に係る情報処理装置で用いるレイアウト表示制御アプリケーション他の機能構成の概略を示した図。
【図4】同実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示方法を示したシーケンス図。
【図5】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図6】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図7】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図8】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図9】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図10】同実施形態に係る情報処理装置のLCDにマルチウィンドウ表示されるWebブラウザ他のウィンドウを模式的に示す図。
【図11】同実施形態に係る情報処理装置のLCDの解像度、LCDに表示されるWebブラウザおよび監視画面表示領域等のウィンドウサイズを模式的に示す図。
【図12】同実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示方法を示したシーケンス図。
【図13】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図14】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域のサイズ変更の画面を模式的に示す図。
【図15】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域のサイズ変更後の画面を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示システムの構成を説明する。本実施形態の情報処理装置は、例えば、サーバ装置に接続可能なノートブック型のパーソナルコンピュータとして実現されている。なお、本実施形態では、ノートブック型のパーソナルコンピュータ14として説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等、表示装置及び通信機能を備えた機器であればよい。
【0016】
レイアウト表示システムは、監視対象であるプラントから種々の監視情報(プラントの稼働状態を示す情報、例えば、温度情報、流量情報、故障アラーム発生情報等)を収集し、リクエストを受けたクライアント端末14にプラントの監視情報を配信するサーバ装置10、クライアント端末14、及びこれらを接続するネットワーク12から構成されている。また、当該レイアウト表示システムで使用されるクライアント端末14は、複数台の利用が可能である。ユーザは、レイアウト表示システムで用いられる各クライアント端末14からサーバ装置10にアクセスを行う場合、当該クライアント端末14が備えるLCD等の表示装置に表示したWebブラウザにプラントの監視画面を表示する。Webブラウザに表示したプラントの監視画面の表示領域の情報(ウィンドウのサイズ情報:表示サイズ情報)は、予めサーバ装置10に記憶しておき、サーバ装置10からクライアント端末14に受信した監視画面の表示領域の情報に基づいてクライアント端末14側で監視画面の表示領域を決定し、監視画面表示領域の描画を行う。また、ユーザにより、Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ監視画面表示領域の設定操作を行った場合は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズ及びクライアント端末14の表示装置のデスクトップ解像度の情報に基づいて監視画面の表示領域のサイズ情報を算出して描画する。描画された監視画面表示領域のサイズ情報は、サーバ装置10に送信され記憶される。
【0017】
次に、図2を参照して、クライアント端末14のシステム構成について説明する。
【0018】
クライアント端末14は、図2に示されているように、CPU(制御手段)101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM109、ハードディスクドライブ(HDD)111、DVDドライブ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116、LCD(表示手段)17、およびEEPROM118等を備えている。
【0019】
CPU101はクライアント端末14の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)111から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201、およびレイアウト表示制御アプリケーションプログラム(以下、レイアウト表示制御アプリケーションとも称する)202、Webブラウザのような各種アプリケーションプログラムを実行する。レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、ユーザがクライアント端末14からサーバ装置10にアクセスを行う場合、当該クライアント端末14が備える表示装置に表示したWebブラウザにプラントの監視画面を表示する制御を行う。即ち、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、サーバ装置10から受信した監視画面の表示領域の情報に基づいて、監視画面の表示領域の描画(算出・作成)を行う。また、ユーザにより、Webブラウザの表示サイズが変更された場合は、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズ(表示サイズ)及びクライアント端末14の表示装置の解像度の情報に基づいて監視画面の表示領域のサイズ情報を算出して描画する。
【0020】
ノースブリッジ102はCPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
【0021】
GPU105は、本クライアント端末14のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はディスプレイユニット12のLCD17に送られる。
【0022】
サウスブリッジ104は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、ハードディスクドライブ(HDD)111およびDVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
【0023】
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカに出力する。
【0024】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本クライアント端末14をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
【0025】
次に、図3は、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202の機能構成他を示したブロック図である。
【0026】
レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、送受信部(受信手段)210及び監視画面表示領域作成部220を備えている。送受信部210は、サーバ装置10が備えるHDD等の記憶部11から監視画面表示領域の(サイズ)情報301を受信して監視画面表示領域作成部220に送出する。また、クライアント端末14が備えるLCD17に表示されているWebブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、レイアウト表示制御アプリケーション202の送受信部210は、Webブラウザから変更後のWebブラウザのウィンドウサイズの情報(サイズ情報)302を受信して監視画面表示領域作成部220に送出する。監視画面表示領域作成部220は、送受信部210から受信した監視画面表示領域の情報301に基づいてWebブラウザのウィンドウサイズの情報及び監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、Webブラウザに送出する。また、監視画面表示領域作成部220は、送受信部210から受信した変更後のWebブラウザのウィンドウサイズの情報302及びOS201(のAPI:Application Program Interface)から受信したLCD17の解像度の情報に基づいて監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、Webブラウザ400上に描画する。さらに、監視画面表示領域作成部220は、Webブラウザ400サイズが変更され、且つ監視画面表示領域の設定操作(後述)を行った場合、監視画面表示領域のサイズ情報をWebブラウザに送出する(Cookieに記憶させる)と共に、変更後の監視画面表示領域のサイズ情報をサーバ装置10に送信する。
【0027】
次に、クライアント端末14がサーバ装置10にログインする処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0028】
まず、クライアント端末14は、例えば、図5に示されるように、サーバ装置10にWebブラウザ400でアクセスし、ログインを行う(ステップS101)。この場合、例えば、予め設定されているユーザ名及びパスワードを入力してログインボタン403を押下する。ログインボタン403が押下された場合、例えば、図6に示されるように、ユーザ名、パスワード及び端末ID等のログイン情報がサーバ装置10に送信される。即ち、クライアント端末14からログイン要求の通知が当該クライアント端末14のID(識別情報:端末ID)と共にサーバ装置10に送信される(ステップS102)。サーバ装置10は、ログイン要求の通知及び端末IDを受信した場合、受信した端末IDに基づいてサーバ装置10が備える記憶部11にログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されているかをチェックする(ステップS103)。ステップS103で、サーバ装置10によって、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されていると判別された場合は、当該設定ファイルを記憶部11から読み出して、クライアント端末14のWebブラウザ400のCookieに設定ファイルを記憶する旨の要求と共に該当するクライアント端末14に送信する(ステップS104)。一方、ステップS103で、サーバ装置10によって、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されていないと判別された場合は、例えば、図7に示されるように、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14用の端末IDを新たに割り振って、該当するクライアント端末14に設定ファイルが記憶されていない旨の通知と共に送信する(ステップS104)。なお、監視画面表示領域401のサイズの情報が記憶部11に記憶されている場合は、監視画面表示領域設定機能で設定を行った場合である。
【0029】
ステップS104で、クライアント端末14の設定ファイルが記憶されていると判別された場合は、クライアント端末14は受信した設定ファイルに基づいて、例えばWebブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報を記憶する。その後、クライアント端末14は、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されているかをチェックする(ステップS105)。このステップS105におけるチェックを行う場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、例えばWebブラウザ400のウィンドウにWebページを表示するページロード処理を行うことで、監視画面表示領域401のサイズの情報がCookieに記憶されているかをチェックする。ステップS105で、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されていると判別された場合、例えば、図8に示されるように、Webブラウザ400のCookieに記憶されている監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報を読み出してWebブラウザ400のウィンドウ及び監視画面表示領域401を描画する(ステップS106)。なお、監視画面表示領域401の描画は、例えば、Java(登録商標) Applet等を用いて行う。この場合は、監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させない。なお、ウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させるようにすることも可能である。
【0030】
一方、ステップS104で、クライアント端末14の設定ファイルが記憶されていないと判別された場合は、クライアント端末14は、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されているかをチェックする(ステップS105)。ステップS105で、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されていないと判別された場合(監視画面表示領域401のサイズの情報がCookieに保存されていない場合は、サーバ装置10に設定ファイルが記憶されていないということなので、LCD17のデスクトップ解像度から適切な監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、その情報をCookieに記憶する)、LCD17の解像度またはWebブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401のサイズ情報(ウィンドウサイズ)を算出し(後述)、Cookieに記憶する。そして、例えば図9に示されるように、記憶したCookieに基づいて監視画面表示領域401を描画する(ステップS106)。この場合は、監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させない。なお、ウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させるようにすることも可能である。
【0031】
次に、図10は、クライアント端末14が備えているマルチウィンドウ表示機能を模式的に示した図である。クライアント端末14は、図示されるように、マルチウィンドウ表示機能を備えており、監視画面表示領域401を表示するためのWebブラウザ400を表示すると共に、例えば、他のアプリケーションプログラムのウィンドウ500を同時に表示することができる。また、Webブラウザ400には、監視画面メニュー領域(後述)402が表示されている。
【0032】
監視画面を表示するクライアント端末14上でWebブラウザ400を起動してプラント監視に必要な情報を配信するサーバ装置10にアクセスし、Webブラウザ400の監視画面表示領域401にサーバ装置10から受信したプラント等の監視情報を表示する(後述)。
【0033】
図11は、クライアント端末14のLCD17に表示されているWebブラウザ400を模式的にさらに詳細に示した図である。
【0034】
Webブラウザ400に表示される監視画面表示領域401には、上述したように、監視画面の各機能(例えば、グラフィック画面の表示機能やトレンドグラフの表示機能)へのリンクを表示する監視画面メニュー領域402と、監視画面メニュー表示領域402で選択された監視画面機能を表示する監視画面表示領域401とを備えている。ユーザ(例えば、プラント監視員)は、監視画面メニュー表示領域402から「グラフィック」、「トレンド」を選択(各ボタンを押下)することで、サーバ装置10に蓄積されたプラント等の監視情報に基づいて作成されたグラフィック画面(棒グラフ、円グラフ等の画面)やトレンドグラフ(折れ線グラフ等のデータの推移が表したグラフ)を伴った各画面を監視画面表示領域401に表示させることができる。さらに、ユーザにより、監視画面メニュー表示領域402から「アラーム一覧」、「表示領域設定」を選択(各ボタンを押下)することで、予め設定された閾値に達した場合に報知されるアラーム情報を示すアラーム一覧のリスト画面、および表示領域設定を表示する画面(後述)を監視画面表示領域401に表示させることができる。
【0035】
また、監視画面メニュー表示領域402の各ボタンを押下することで表示される各画面は、監視画面表示領域401を描画する処理を行う場合、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、以下の様な処理が行われる。即ち、まず、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400のCookieに記憶されている監視画面表示領域401の表示サイズの情報を読み込み、読み込んだ表示サイズの情報に基づいて適切なサイズで画面表示を行う。例えば、LCD17の解像度が図11に示されるように、1024*768である場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、OS201からLCD17の解像度の情報(例えば1024*768)を受信し、Webブラウザ400の表示可能範囲を設定する。即ち、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400がLCD17の解像度である1024*768内に表示されるように、Webブラウザ400の表示可能範囲を設定する。ユーザは、設定されたWebブラウザ400の表示可能範囲内(1024*768)でWebブラウザ400の表示サイズを変更することができる。ユーザにより、例えば、Webブラウザ400の表示サイズが図11に示されるように、650*500として設定された場合は、Webブラウザ400の表示サイズである650*500に基づいて、監視画面表示領域401が作成(算出)される。即ち、Webブラウザ400の表示サイズである650*500から、監視画面メニュー表示領域402である160*500及びWebブラウザ400のフレーム領域である650*50を除算した領域が、監視画面表示領域401の表示サイズ490(W)*450(H)となる。
【0036】
このように、Webブラウザ400上に監視画面表示領域401が作成された場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400と共同して監視画面表示領域401の表示領域のサイズ情報をWebブラウザ400のCookieに記憶すると共に、レイアウト表示制御アプリケーション202は、サーバ装置10に監視画面表示領域401の表示領域のサイズ情報を送信してサーバ装置10に記憶させる。
【0037】
上述したように、監視画面表示領域401を決定する方法には、監視画面表示領域設定機能の操作(ユーザによるWebブラウザ400の表示サイズ変更操作)による表示領域の決定方法がある。監視画面表示領域401を決定(算出)する方法には、さらに、コンピュータの表示装置の解像度を元にした表示領域の決定方法がある。コンピュータのLCD(表示装置)17の解像度に基づいた監視画面表示領域401の決定方法は、監視画面表示領域設定機能により表示領域を決定していない状態で監視画面表示領域401を設定するために使用する。LCD17の解像度に基づいた監視画面表示領域401の決定方法では、Webブラウザ400がLCD17全体に表示された場合に最適化された領域として算出する。例えば、図11に示されるように、LCD17の解像度が1024*768である場合、且つ監視画面表示領域設定機能により表示領域を決定していない状態において、LCD17全体にWebブラウザ400を表示した場合のWebブラウザ400の表示サイズである1024*768から、監視画面メニュー表示領域402である160*500およびWebブラウザ400のフレーム領域である650*50を除算した領域が、監視画面表示領域401の表示サイズ864(W)*718(H)となる。
【0038】
次に、本発明の情報処理装置及びレイアウト表示システムを適用したレイアウト表示方法について図12のシーケンス図を参照して説明する。
【0039】
クライアント端末14のLCD17上にWebブラウザ400が表示されている状態において、例えば、図13に示されるように、ユーザにより、Webブラウザ400の監視画面メニュー表示領域402内の表示領域設定ボタンが押下される(ステップS201)。レイアウト表示制御アプリケーション202は、表示領域設定ボタンの押下の通知を受けてWebブラウザ400のウィンドウサイズの決定後に表示領域設定ボタン404を押下する旨のメッセージラベル500、又はダイヤログ等を表示する(ステップS202)。
【0040】
続いて、ユーザにより、表示領域設定ボタン404が押下された場合(ステップS203)、レイアウト表示制御アプリケーション202は、表示領域設定ボタン404の押下の通知を受け、Webブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401を算出する(ステップS204)。例えば、レイアウト表示制御アプリケーション202は、図13に示されるように、縦Y1、横X1として監視画面表示領域401を算出する。レイアウト表示制御アプリケーション202は、算出した監視画面表示領域401の情報(例えば、縦Y1・横X1)を、クライアント端末14の識別情報(例えば、製品のシリアル番号等)と共にサーバ装置10に送信する(ステップS206)。サーバ装置10は、受信した監視画面表示領域401の情報をクライアント端末14の識別情報に関連づけて設定ファイルとして記憶する(ステップS207)。レイアウト表示制御アプリケーション202は、算出した監視画面表示領域401をクライアント端末14のWebブラウザ400上に作成(描画)する(ステップS208)。
【0041】
次に、ユーザによってWebブラウザ400のウィンドウサイズが変更される場合の処理について、図14、15を参照して説明する。
【0042】
ユーザは、例えば、図14に示されるように、Webブラウザ400のウィンドウの枠をマウスのポインタ501等を用いて移動させることによりWebブラウザ400のウィンドウサイズを変更する。この場合、Webブラウザ400のウィンドウサイズを拡張することにより、監視画面表示領域401のウィンドウサイズを維持するため、Webブラウザ400上で何も表示されない領域403が現れる。続いて、図15に示されるように、ユーザにより表示領域設定ボタン404が押下された場合、監視画面表示領域設定ボタンの押下により表示領域設定(監視画面表示領域401のサイズの変更)を開始する。クライアント端末14は、表示領域設定ボタン404の押下の通知を受けて、Webブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401を算出(作成)する。例えば、拡張された監視画面表示領域401として縦Y2・横X2を算出し、算出された領域を監視画面表示領域401として描画する。即ち、縦Y1・横X1で表示されていた監視画面表示領域401を、縦Y2・横X2の領域として描画する。その後、レイアウト表示制御アプリケーション202は、監視画面表示領域401を示すサイズ情報として縦Y2・横X2の情報を、クライアント端末14の識別情報と共にサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、受信した監視画面表示領域401のサイズ情報を、クライアント端末14の識別情報に関連づけて設定ファイルとして記憶する。
【0043】
このように、監視画面表示領域401を表示中にWebブラウザ400のウィンドウサイズを変更し、監視画面表示領域設定ボタン404の押下により、変更したサイズに合わせて監視画面表示領域401の表示領域を算出して描画する。
【0044】
以上の手順により、監視画面表示領域設定機能による監視画面表示領域が設定される。
【0045】
上述した実施形態によれば、クライアント端末のWebブラウザ上の監視画面表示領域をユーザ(プラント監視員等)が自由に設定することができる。また、ユーザが任意のサイズで表示したWebブラウザに合わせて監視画面表示領域を描画できることに加え、監視画面表示領域を表示しているWebブラウザのサイズを変更した場合でも、表示領域設定ボタンの押下がなければ、表示中の監視画面表示領域の表示サイズが変わらないようにすることが可能になる。このため、監視画面表示領域401が表示されているWebブラウザ400をLCD17に表示しながら、マルチウィンドウ機能を用いて別のアプリケーションのウィンドウを表示している状態で、例えば、当該別のアプリケーションを見やすくするために、監視画面表示領域401が表示されているWebブラウザ400のウィンドウサイズを小さくした場合においても、監視画面表示領域401のサイズが勝手に変更されることがなく、監視画面表示領域401に表示されている各表示の表示フォーマットが崩れることがない。
【0046】
また、本実施形態の情報処理装置はコンピュータによって実現するのみならず、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)のような様々なコンシューマ情報処理装置によって実現することもできる。さらに、入力制御アプリケーションの機能は、DSP、マイクロコンピュータのようなハードウェアによっても実現可能である。
【0047】
また、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0048】
10…サーバ装置、11…記憶部、12…ネットワーク、14…クライアント端末、17…LCD、101…CPU、111…HDD、201…OS、202…レイアウト表示制御アプリケーション、210…送受信部、220…監視画面表示領域作成部、400…Webブラウザ、401…監視画面表示領域、402…監視画面メニュー領域。
【技術分野】
【0001】
本発明は、Webブラウザ上に表示された監視画面の表示領域を最適なサイズに制御して表示することができる情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、浄水場や下水処理場などのプラント内には、プラントの状態を監視し必要な操作を行うための監視制御システムが設置されている。通常はプラント内で監視および操作等を行うが、プラント外から監視を行う形態もある。
【0003】
プラント外から監視を行う形態は、例えばWebサーバを用いてプラント監視に必要な情報を収集、配信する方法がある。即ち、プラント監視員はWebブラウザ(を起動したクライアントコンピュータ)を用いて上述したWebサーバにアクセスを行い、当該Webサーバからクライアントコンピュータに配信されたプラント監視に必要な情報を表示するプラント監視画面をWebブラウザ上で閲覧して監視を行う方法がある。
【0004】
これに対して、プラント内で監視を行う形態は、例えば監視対象である一般的なプラント内に設置されている監視用画面を用いる。この監視用画面は、LCD等の表示装置に全画面表示されるようになっており、監視画面表示用に採用しているLCD等の表示装置が入手できなくなる様な場合を除いてサイズ変更を行うことはないので1つのサイズに限定される。一方、上述したWebブラウザを用いてプラント外部から監視を行う形態では、監視用画面のサイズは複数のサイズになることが一般的である。即ち、監視員がWebサーバにアクセスするために使用するクライアントコンピュータの機種によって、ノート型コンピュータの場合もあればデスクトップ型コンピュータの場合もあり、画面サイズやLCD等の解像度が異なる場合がある。さらに、クライアントコンピュータの画面上に表示しているWebブラウザは常に最大化表示している訳ではなく、Webブラウザ以外のアプリケーションのウィンドウと一緒にマルチウィンドウ表示することもあり、監視画面の表示サイズはコンピュータに接続されている表示装置のサイズとも異なる場合がある。
【0005】
このため、複数のクライアントコンピュータからの要求に応じた処理を行うWebサーバを用いたシステムでは、各ユーザ(監視員)がWebサーバにアクセスすために使用するクライアントコンピュータを変更する度に、ユーザは変更先のクライアントコンピュータで監視画面のウィンドウサイズ等の環境設定を行う必要がある。このため、特許文献1では、各ユーザの環境設定の情報をサーバ装置内に記憶しておき、各ユーザの環境設定の情報を記憶したサーバ装置は、要求のあったクライアント端末に対して、記憶されている環境設定の情報に基づいて、クライアント端末の要求に対する処理を行う技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2002−7241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、クライアント端末の表示画面の解像度の情報を予めサーバ装置で記憶して、サーバ装置側で描画した画面情報をクライアント端末に送信するため、サーバ装置に処理の負担が掛かる課題がある。
【0008】
そこで、本発明は、サーバ装置に処理の負担を掛けることなく、Webブラウザ上に表示されたプラントの監視画面の領域を最適なサイズに制御して表示することができる情報処理装置、レイアウト表示システム及びレイアウト表示方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置であって、前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、前記情報処理装置に該当する前記サイズ情報が記憶されている場合は当該サイズ情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出したサイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの要求に応じた処理を行うサーバ装置とを備えたレイアウト表示システムであって、前記サーバ装置は、前記情報処理装置に関連づけられた前記Webブラウザ上に表示する前記監視画面表示領域のサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、前記情報処理装置から前記サイズ情報を受信した場合は前記記憶手段に記憶する更新手段であって、前記記憶手段に前記サイズ情報が記憶されている場合は受信した前記サイズ情報で更新する更新手段とを備え、前記情報処理装置は、前記サーバ装置にアクセスを行って、前記記憶手段に前記情報処理装置に該当するサイズ情報が記憶されている場合は前記サイズ情報を受信する受信手段と、前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とするレイアウト表示システムが提供される。
【0011】
さらに、本発明の一態様によれば、表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置で用いられるレイアウト表示方法であって、前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、当該情報処理装置に関連づけられた前記監視画面表示領域のサイズ情報を受信し、受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示し、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とするレイアウト表示方法が提供される。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、サーバ装置に処理の負担を掛けることなく、Webブラウザ上に表示されたプラントの監視画面の領域を最適なサイズにクライアント端末側で制御して表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示システムの構成を示す図。
【図2】同実施形態に係る情報処理装置の構成の概略を示すブロック図。
【図3】同実施形態に係る情報処理装置で用いるレイアウト表示制御アプリケーション他の機能構成の概略を示した図。
【図4】同実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示方法を示したシーケンス図。
【図5】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図6】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図7】同実施形態に係る情報処理装置のLCDに表示されるWebブラウザのログイン画面を模式的に示す図。
【図8】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図9】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図10】同実施形態に係る情報処理装置のLCDにマルチウィンドウ表示されるWebブラウザ他のウィンドウを模式的に示す図。
【図11】同実施形態に係る情報処理装置のLCDの解像度、LCDに表示されるWebブラウザおよび監視画面表示領域等のウィンドウサイズを模式的に示す図。
【図12】同実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示方法を示したシーケンス図。
【図13】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域他を模式的に示す図。
【図14】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域のサイズ変更の画面を模式的に示す図。
【図15】同実施形態に係る情報処理装置で用いられるWebブラウザに表示される監視画面表示領域のサイズ変更後の画面を模式的に示す図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0015】
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係る情報処理装置を適用したレイアウト表示システムの構成を説明する。本実施形態の情報処理装置は、例えば、サーバ装置に接続可能なノートブック型のパーソナルコンピュータとして実現されている。なお、本実施形態では、ノートブック型のパーソナルコンピュータ14として説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)等、表示装置及び通信機能を備えた機器であればよい。
【0016】
レイアウト表示システムは、監視対象であるプラントから種々の監視情報(プラントの稼働状態を示す情報、例えば、温度情報、流量情報、故障アラーム発生情報等)を収集し、リクエストを受けたクライアント端末14にプラントの監視情報を配信するサーバ装置10、クライアント端末14、及びこれらを接続するネットワーク12から構成されている。また、当該レイアウト表示システムで使用されるクライアント端末14は、複数台の利用が可能である。ユーザは、レイアウト表示システムで用いられる各クライアント端末14からサーバ装置10にアクセスを行う場合、当該クライアント端末14が備えるLCD等の表示装置に表示したWebブラウザにプラントの監視画面を表示する。Webブラウザに表示したプラントの監視画面の表示領域の情報(ウィンドウのサイズ情報:表示サイズ情報)は、予めサーバ装置10に記憶しておき、サーバ装置10からクライアント端末14に受信した監視画面の表示領域の情報に基づいてクライアント端末14側で監視画面の表示領域を決定し、監視画面表示領域の描画を行う。また、ユーザにより、Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ監視画面表示領域の設定操作を行った場合は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズ及びクライアント端末14の表示装置のデスクトップ解像度の情報に基づいて監視画面の表示領域のサイズ情報を算出して描画する。描画された監視画面表示領域のサイズ情報は、サーバ装置10に送信され記憶される。
【0017】
次に、図2を参照して、クライアント端末14のシステム構成について説明する。
【0018】
クライアント端末14は、図2に示されているように、CPU(制御手段)101、ノースブリッジ102、主メモリ103、サウスブリッジ104、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)105、ビデオメモリ(VRAM)105A、サウンドコントローラ106、BIOS−ROM109、ハードディスクドライブ(HDD)111、DVDドライブ112、エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116、LCD(表示手段)17、およびEEPROM118等を備えている。
【0019】
CPU101はクライアント端末14の動作を制御するプロセッサであり、ハードディスクドライブ(HDD)111から主メモリ103にロードされる、オペレーティングシステム(OS)201、およびレイアウト表示制御アプリケーションプログラム(以下、レイアウト表示制御アプリケーションとも称する)202、Webブラウザのような各種アプリケーションプログラムを実行する。レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、ユーザがクライアント端末14からサーバ装置10にアクセスを行う場合、当該クライアント端末14が備える表示装置に表示したWebブラウザにプラントの監視画面を表示する制御を行う。即ち、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、サーバ装置10から受信した監視画面の表示領域の情報に基づいて、監視画面の表示領域の描画(算出・作成)を行う。また、ユーザにより、Webブラウザの表示サイズが変更された場合は、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、変更後のWebブラウザのウィンドウサイズ(表示サイズ)及びクライアント端末14の表示装置の解像度の情報に基づいて監視画面の表示領域のサイズ情報を算出して描画する。
【0020】
ノースブリッジ102はCPU101のローカルバスとサウスブリッジ104との間を接続するブリッジデバイスである。ノースブリッジ102には、主メモリ103をアクセス制御するメモリコントローラも内蔵されている。また、ノースブリッジ102は、PCI EXPRESS規格のシリアルバスなどを介してGPU105との通信を実行する機能も有している。
【0021】
GPU105は、本クライアント端末14のディスプレイモニタとして使用されるLCD17を制御する表示コントローラである。このGPU105によって生成される表示信号はディスプレイユニット12のLCD17に送られる。
【0022】
サウスブリッジ104は、LPC(Low Pin Count)バス上の各デバイス、およびPCI(Peripheral Component Interconnect)バス上の各デバイスを制御する。また、サウスブリッジ104は、ハードディスクドライブ(HDD)111およびDVDドライブ112を制御するためのIDE(Integrated Drive Electronics)コントローラを内蔵している。さらに、サウスブリッジ104は、サウンドコントローラ106との通信を実行する機能も有している。
【0023】
サウンドコントローラ106は音源デバイスであり、再生対象のオーディオデータをスピーカに出力する。
【0024】
エンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、電力管理のためのエンベデッドコントローラと、キーボード(KB)13およびタッチパッド16を制御するためのキーボードコントローラとが集積された1チップマイクロコンピュータである。このエンベデッドコントローラ/キーボードコントローラIC(EC/KBC)116は、ユーザによるパワーボタン14の操作に応じて本クライアント端末14をパワーオン/パワーオフする機能を有している。
【0025】
次に、図3は、レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202の機能構成他を示したブロック図である。
【0026】
レイアウト表示制御アプリケーションプログラム202は、送受信部(受信手段)210及び監視画面表示領域作成部220を備えている。送受信部210は、サーバ装置10が備えるHDD等の記憶部11から監視画面表示領域の(サイズ)情報301を受信して監視画面表示領域作成部220に送出する。また、クライアント端末14が備えるLCD17に表示されているWebブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、レイアウト表示制御アプリケーション202の送受信部210は、Webブラウザから変更後のWebブラウザのウィンドウサイズの情報(サイズ情報)302を受信して監視画面表示領域作成部220に送出する。監視画面表示領域作成部220は、送受信部210から受信した監視画面表示領域の情報301に基づいてWebブラウザのウィンドウサイズの情報及び監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、Webブラウザに送出する。また、監視画面表示領域作成部220は、送受信部210から受信した変更後のWebブラウザのウィンドウサイズの情報302及びOS201(のAPI:Application Program Interface)から受信したLCD17の解像度の情報に基づいて監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、Webブラウザ400上に描画する。さらに、監視画面表示領域作成部220は、Webブラウザ400サイズが変更され、且つ監視画面表示領域の設定操作(後述)を行った場合、監視画面表示領域のサイズ情報をWebブラウザに送出する(Cookieに記憶させる)と共に、変更後の監視画面表示領域のサイズ情報をサーバ装置10に送信する。
【0027】
次に、クライアント端末14がサーバ装置10にログインする処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
【0028】
まず、クライアント端末14は、例えば、図5に示されるように、サーバ装置10にWebブラウザ400でアクセスし、ログインを行う(ステップS101)。この場合、例えば、予め設定されているユーザ名及びパスワードを入力してログインボタン403を押下する。ログインボタン403が押下された場合、例えば、図6に示されるように、ユーザ名、パスワード及び端末ID等のログイン情報がサーバ装置10に送信される。即ち、クライアント端末14からログイン要求の通知が当該クライアント端末14のID(識別情報:端末ID)と共にサーバ装置10に送信される(ステップS102)。サーバ装置10は、ログイン要求の通知及び端末IDを受信した場合、受信した端末IDに基づいてサーバ装置10が備える記憶部11にログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されているかをチェックする(ステップS103)。ステップS103で、サーバ装置10によって、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されていると判別された場合は、当該設定ファイルを記憶部11から読み出して、クライアント端末14のWebブラウザ400のCookieに設定ファイルを記憶する旨の要求と共に該当するクライアント端末14に送信する(ステップS104)。一方、ステップS103で、サーバ装置10によって、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14の設定ファイルが記憶されていないと判別された場合は、例えば、図7に示されるように、ログイン要求の通知を送信したクライアント端末14用の端末IDを新たに割り振って、該当するクライアント端末14に設定ファイルが記憶されていない旨の通知と共に送信する(ステップS104)。なお、監視画面表示領域401のサイズの情報が記憶部11に記憶されている場合は、監視画面表示領域設定機能で設定を行った場合である。
【0029】
ステップS104で、クライアント端末14の設定ファイルが記憶されていると判別された場合は、クライアント端末14は受信した設定ファイルに基づいて、例えばWebブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報を記憶する。その後、クライアント端末14は、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されているかをチェックする(ステップS105)。このステップS105におけるチェックを行う場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、例えばWebブラウザ400のウィンドウにWebページを表示するページロード処理を行うことで、監視画面表示領域401のサイズの情報がCookieに記憶されているかをチェックする。ステップS105で、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されていると判別された場合、例えば、図8に示されるように、Webブラウザ400のCookieに記憶されている監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報を読み出してWebブラウザ400のウィンドウ及び監視画面表示領域401を描画する(ステップS106)。なお、監視画面表示領域401の描画は、例えば、Java(登録商標) Applet等を用いて行う。この場合は、監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させない。なお、ウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させるようにすることも可能である。
【0030】
一方、ステップS104で、クライアント端末14の設定ファイルが記憶されていないと判別された場合は、クライアント端末14は、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されているかをチェックする(ステップS105)。ステップS105で、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、Webブラウザ400のCookieに監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報が記憶されていないと判別された場合(監視画面表示領域401のサイズの情報がCookieに保存されていない場合は、サーバ装置10に設定ファイルが記憶されていないということなので、LCD17のデスクトップ解像度から適切な監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、その情報をCookieに記憶する)、LCD17の解像度またはWebブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401のサイズ情報(ウィンドウサイズ)を算出し(後述)、Cookieに記憶する。そして、例えば図9に示されるように、記憶したCookieに基づいて監視画面表示領域401を描画する(ステップS106)。この場合は、監視画面表示領域401のウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させない。なお、ウィンドウサイズの情報をサーバ装置10に送信して記憶させるようにすることも可能である。
【0031】
次に、図10は、クライアント端末14が備えているマルチウィンドウ表示機能を模式的に示した図である。クライアント端末14は、図示されるように、マルチウィンドウ表示機能を備えており、監視画面表示領域401を表示するためのWebブラウザ400を表示すると共に、例えば、他のアプリケーションプログラムのウィンドウ500を同時に表示することができる。また、Webブラウザ400には、監視画面メニュー領域(後述)402が表示されている。
【0032】
監視画面を表示するクライアント端末14上でWebブラウザ400を起動してプラント監視に必要な情報を配信するサーバ装置10にアクセスし、Webブラウザ400の監視画面表示領域401にサーバ装置10から受信したプラント等の監視情報を表示する(後述)。
【0033】
図11は、クライアント端末14のLCD17に表示されているWebブラウザ400を模式的にさらに詳細に示した図である。
【0034】
Webブラウザ400に表示される監視画面表示領域401には、上述したように、監視画面の各機能(例えば、グラフィック画面の表示機能やトレンドグラフの表示機能)へのリンクを表示する監視画面メニュー領域402と、監視画面メニュー表示領域402で選択された監視画面機能を表示する監視画面表示領域401とを備えている。ユーザ(例えば、プラント監視員)は、監視画面メニュー表示領域402から「グラフィック」、「トレンド」を選択(各ボタンを押下)することで、サーバ装置10に蓄積されたプラント等の監視情報に基づいて作成されたグラフィック画面(棒グラフ、円グラフ等の画面)やトレンドグラフ(折れ線グラフ等のデータの推移が表したグラフ)を伴った各画面を監視画面表示領域401に表示させることができる。さらに、ユーザにより、監視画面メニュー表示領域402から「アラーム一覧」、「表示領域設定」を選択(各ボタンを押下)することで、予め設定された閾値に達した場合に報知されるアラーム情報を示すアラーム一覧のリスト画面、および表示領域設定を表示する画面(後述)を監視画面表示領域401に表示させることができる。
【0035】
また、監視画面メニュー表示領域402の各ボタンを押下することで表示される各画面は、監視画面表示領域401を描画する処理を行う場合、レイアウト表示制御アプリケーション202によって、以下の様な処理が行われる。即ち、まず、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400のCookieに記憶されている監視画面表示領域401の表示サイズの情報を読み込み、読み込んだ表示サイズの情報に基づいて適切なサイズで画面表示を行う。例えば、LCD17の解像度が図11に示されるように、1024*768である場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、OS201からLCD17の解像度の情報(例えば1024*768)を受信し、Webブラウザ400の表示可能範囲を設定する。即ち、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400がLCD17の解像度である1024*768内に表示されるように、Webブラウザ400の表示可能範囲を設定する。ユーザは、設定されたWebブラウザ400の表示可能範囲内(1024*768)でWebブラウザ400の表示サイズを変更することができる。ユーザにより、例えば、Webブラウザ400の表示サイズが図11に示されるように、650*500として設定された場合は、Webブラウザ400の表示サイズである650*500に基づいて、監視画面表示領域401が作成(算出)される。即ち、Webブラウザ400の表示サイズである650*500から、監視画面メニュー表示領域402である160*500及びWebブラウザ400のフレーム領域である650*50を除算した領域が、監視画面表示領域401の表示サイズ490(W)*450(H)となる。
【0036】
このように、Webブラウザ400上に監視画面表示領域401が作成された場合、レイアウト表示制御アプリケーション202は、Webブラウザ400と共同して監視画面表示領域401の表示領域のサイズ情報をWebブラウザ400のCookieに記憶すると共に、レイアウト表示制御アプリケーション202は、サーバ装置10に監視画面表示領域401の表示領域のサイズ情報を送信してサーバ装置10に記憶させる。
【0037】
上述したように、監視画面表示領域401を決定する方法には、監視画面表示領域設定機能の操作(ユーザによるWebブラウザ400の表示サイズ変更操作)による表示領域の決定方法がある。監視画面表示領域401を決定(算出)する方法には、さらに、コンピュータの表示装置の解像度を元にした表示領域の決定方法がある。コンピュータのLCD(表示装置)17の解像度に基づいた監視画面表示領域401の決定方法は、監視画面表示領域設定機能により表示領域を決定していない状態で監視画面表示領域401を設定するために使用する。LCD17の解像度に基づいた監視画面表示領域401の決定方法では、Webブラウザ400がLCD17全体に表示された場合に最適化された領域として算出する。例えば、図11に示されるように、LCD17の解像度が1024*768である場合、且つ監視画面表示領域設定機能により表示領域を決定していない状態において、LCD17全体にWebブラウザ400を表示した場合のWebブラウザ400の表示サイズである1024*768から、監視画面メニュー表示領域402である160*500およびWebブラウザ400のフレーム領域である650*50を除算した領域が、監視画面表示領域401の表示サイズ864(W)*718(H)となる。
【0038】
次に、本発明の情報処理装置及びレイアウト表示システムを適用したレイアウト表示方法について図12のシーケンス図を参照して説明する。
【0039】
クライアント端末14のLCD17上にWebブラウザ400が表示されている状態において、例えば、図13に示されるように、ユーザにより、Webブラウザ400の監視画面メニュー表示領域402内の表示領域設定ボタンが押下される(ステップS201)。レイアウト表示制御アプリケーション202は、表示領域設定ボタンの押下の通知を受けてWebブラウザ400のウィンドウサイズの決定後に表示領域設定ボタン404を押下する旨のメッセージラベル500、又はダイヤログ等を表示する(ステップS202)。
【0040】
続いて、ユーザにより、表示領域設定ボタン404が押下された場合(ステップS203)、レイアウト表示制御アプリケーション202は、表示領域設定ボタン404の押下の通知を受け、Webブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401を算出する(ステップS204)。例えば、レイアウト表示制御アプリケーション202は、図13に示されるように、縦Y1、横X1として監視画面表示領域401を算出する。レイアウト表示制御アプリケーション202は、算出した監視画面表示領域401の情報(例えば、縦Y1・横X1)を、クライアント端末14の識別情報(例えば、製品のシリアル番号等)と共にサーバ装置10に送信する(ステップS206)。サーバ装置10は、受信した監視画面表示領域401の情報をクライアント端末14の識別情報に関連づけて設定ファイルとして記憶する(ステップS207)。レイアウト表示制御アプリケーション202は、算出した監視画面表示領域401をクライアント端末14のWebブラウザ400上に作成(描画)する(ステップS208)。
【0041】
次に、ユーザによってWebブラウザ400のウィンドウサイズが変更される場合の処理について、図14、15を参照して説明する。
【0042】
ユーザは、例えば、図14に示されるように、Webブラウザ400のウィンドウの枠をマウスのポインタ501等を用いて移動させることによりWebブラウザ400のウィンドウサイズを変更する。この場合、Webブラウザ400のウィンドウサイズを拡張することにより、監視画面表示領域401のウィンドウサイズを維持するため、Webブラウザ400上で何も表示されない領域403が現れる。続いて、図15に示されるように、ユーザにより表示領域設定ボタン404が押下された場合、監視画面表示領域設定ボタンの押下により表示領域設定(監視画面表示領域401のサイズの変更)を開始する。クライアント端末14は、表示領域設定ボタン404の押下の通知を受けて、Webブラウザ400のウィンドウサイズから監視画面表示領域401を算出(作成)する。例えば、拡張された監視画面表示領域401として縦Y2・横X2を算出し、算出された領域を監視画面表示領域401として描画する。即ち、縦Y1・横X1で表示されていた監視画面表示領域401を、縦Y2・横X2の領域として描画する。その後、レイアウト表示制御アプリケーション202は、監視画面表示領域401を示すサイズ情報として縦Y2・横X2の情報を、クライアント端末14の識別情報と共にサーバ装置10に送信する。サーバ装置10は、受信した監視画面表示領域401のサイズ情報を、クライアント端末14の識別情報に関連づけて設定ファイルとして記憶する。
【0043】
このように、監視画面表示領域401を表示中にWebブラウザ400のウィンドウサイズを変更し、監視画面表示領域設定ボタン404の押下により、変更したサイズに合わせて監視画面表示領域401の表示領域を算出して描画する。
【0044】
以上の手順により、監視画面表示領域設定機能による監視画面表示領域が設定される。
【0045】
上述した実施形態によれば、クライアント端末のWebブラウザ上の監視画面表示領域をユーザ(プラント監視員等)が自由に設定することができる。また、ユーザが任意のサイズで表示したWebブラウザに合わせて監視画面表示領域を描画できることに加え、監視画面表示領域を表示しているWebブラウザのサイズを変更した場合でも、表示領域設定ボタンの押下がなければ、表示中の監視画面表示領域の表示サイズが変わらないようにすることが可能になる。このため、監視画面表示領域401が表示されているWebブラウザ400をLCD17に表示しながら、マルチウィンドウ機能を用いて別のアプリケーションのウィンドウを表示している状態で、例えば、当該別のアプリケーションを見やすくするために、監視画面表示領域401が表示されているWebブラウザ400のウィンドウサイズを小さくした場合においても、監視画面表示領域401のサイズが勝手に変更されることがなく、監視画面表示領域401に表示されている各表示の表示フォーマットが崩れることがない。
【0046】
また、本実施形態の情報処理装置はコンピュータによって実現するのみならず、例えば、PDA(Personal Digital Assistant)のような様々なコンシューマ情報処理装置によって実現することもできる。さらに、入力制御アプリケーションの機能は、DSP、マイクロコンピュータのようなハードウェアによっても実現可能である。
【0047】
また、本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【符号の説明】
【0048】
10…サーバ装置、11…記憶部、12…ネットワーク、14…クライアント端末、17…LCD、101…CPU、111…HDD、201…OS、202…レイアウト表示制御アプリケーション、210…送受信部、220…監視画面表示領域作成部、400…Webブラウザ、401…監視画面表示領域、402…監視画面メニュー領域。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置であって、
前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、前記情報処理装置に該当する前記サイズ情報が記憶されている場合は当該サイズ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出したサイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの要求に応じた処理を行うサーバ装置とを備えたレイアウト表示システムであって、
前記サーバ装置は、
前記情報処理装置に関連づけられた前記Webブラウザ上に表示する前記監視画面表示領域のサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置から前記サイズ情報を受信した場合は前記記憶手段に記憶する更新手段であって、前記記憶手段に前記サイズ情報が記憶されている場合は受信した前記サイズ情報で更新する更新手段とを備え、
前記情報処理装置は、
前記サーバ装置にアクセスを行って、前記記憶手段に前記情報処理装置に該当するサイズ情報が記憶されている場合は前記サイズ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とするレイアウト表示システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載のレイアウト表示システム。
【請求項6】
前記情報処理装置は、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項4に記載のレイアウト表示システム。
【請求項7】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置で用いられるレイアウト表示方法であって、
前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、当該情報処理装置に関連づけられた前記監視画面表示領域のサイズ情報を受信し、受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示し、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とするレイアウト表示方法。
【請求項8】
前記情報処理装置は、前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とする請求項7に記載のレイアウト表示方法。
【請求項9】
前記情報処理装置は、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項7に記載のレイアウト表示方法。
【請求項1】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置であって、
前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、前記情報処理装置に該当する前記サイズ情報が記憶されている場合は当該サイズ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出したサイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置と、前記情報処理装置からの要求に応じた処理を行うサーバ装置とを備えたレイアウト表示システムであって、
前記サーバ装置は、
前記情報処理装置に関連づけられた前記Webブラウザ上に表示する前記監視画面表示領域のサイズ情報を予め記憶する記憶手段と、
前記情報処理装置から前記サイズ情報を受信した場合は前記記憶手段に記憶する更新手段であって、前記記憶手段に前記サイズ情報が記憶されている場合は受信した前記サイズ情報で更新する更新手段とを備え、
前記情報処理装置は、
前記サーバ装置にアクセスを行って、前記記憶手段に前記情報処理装置に該当するサイズ情報が記憶されている場合は前記サイズ情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示する表示手段と、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信する制御手段とを具備することを特徴とするレイアウト表示システム。
【請求項5】
前記情報処理装置は、前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とすることを特徴とする請求項4に記載のレイアウト表示システム。
【請求項6】
前記情報処理装置は、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項4に記載のレイアウト表示システム。
【請求項7】
表示装置を備えると共に、前記表示装置に表示したWebブラウザを介してプラント施設の監視を行う情報処理装置で用いられるレイアウト表示方法であって、
前記Webブラウザ上に表示される前記プラント施設の監視画面表示領域のサイズ情報を記憶するサーバ装置にアクセスを行って、当該情報処理装置に関連づけられた前記監視画面表示領域のサイズ情報を受信し、受信した前記サイズ情報に基づいて前記監視画面表示領域を算出すると共に、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示し、
前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズに基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出し、算出した前記サイズ情報に基づいて前記Webブラウザ上に前記監視画面表示領域を表示すると共に、算出した前記サイズ情報を前記サーバ装置に送信することを特徴とするレイアウト表示方法。
【請求項8】
前記情報処理装置は、前記サーバ装置に前記監視画面表示領域のサイズ情報が記憶されていなかった場合、前記監視画面表示領域のサイズ情報を前記表示装置のデスクトップの解像度に基づいて算出することを特徴とする請求項7に記載のレイアウト表示方法。
【請求項9】
前記情報処理装置は、前記Webブラウザのウィンドウサイズが変更された場合、且つ前記監視画面表示領域の設定要求を受けた場合は、変更後の前記Webブラウザのウィンドウサイズの情報に加え、前記表示装置のデスクトップの解像度の情報に基づいて前記監視画面表示領域のサイズ情報を算出することを特徴とする請求項7に記載のレイアウト表示方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【公開番号】特開2011−48789(P2011−48789A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198884(P2009−198884)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】
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