説明

情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法

【課題】無線操作装置からの操作を通じて、任意の画像を画像処理系のアプリケーションに引き渡す際の操作性の向上を図る。
【解決手段】連続撮影が可能なカメラ部を有し、情報処理装置への操作信号の送信および前記カメラ部による連続撮影によって得られた画像の系列の前記情報処理装置への伝送を無線通信により行うことが可能な無線操作装置より、前記画像の系列を受信する画像受信部と、表示画面を有する表示部と、前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、前記表示された画像の系列に対する前記無線操作装置からの第1の操作信号による任意のタイミングの画像の選択を受け付けて当該画像を保存する画像保存部とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本技術は、情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法に係り、特に無線操作装置からの無線信号によって操作されるテレビジョン受像機などの情報処理装置、この情報処理装置と無線操作装置からなる情報処理システムおよび情報処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビジョン受像機などの情報処理装置をリモートコントロールする無線操作装置は、赤外線通信を利用する赤外線リモコンが主流とされてきた。しかし、赤外線リモコンでは、赤外線の指向性が強いために、リモコンを被制御機器の方向へ赤外線の発光部を向ける必要があった。これに対し、電波の指向性は比較的弱いため、近年では、高周波電波を用いたRF(Radio Frequency)リモコンが開発されて主流となりつつある。また、RFリモコンの規格を標準化するための試みが各団体によってなされている。
【0003】
例えば、近距離無線通信規格IEEE(登録商標)(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.15.4に準拠し、IEEE(登録商標)802.15.4の上位に相当するネットワーク層、セキュリティ層、アプリケーション層の仕様としてZigBee(登録商標)が標準化されている。さらに、IEEE(登録商標)802.15.4をもとに、業界団体によってRFリモコン規格ZigBee(登録商標) RF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)が標準化されている。
【0004】
例えば、特許文献1には、RF4CEなどのRF無線信号を用いてテレビジョン受像機などの情報処理装置をコントロールする操作端末に関する技術が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ウェブブラウザとつなげられたビデオカメラにより撮影された映像を遠隔でユーザが見ることを可能にするために、ウェブカメラで取得された画像をウェブサーバとインターネットなどを介してパーソナルコンピュータに送信することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2011−034294号公報
【特許文献2】特表2005−500772号公報(段落[0004]等)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、近年、テレビジョン受像機などの情報処理装置の多機能化は目覚しく、例えば、インターネットに接続して、インターネット上の様々なウェブアプリケーションを利用することが可能なテレビジョン受像機などの情報処理装置も登場している。RFリモコンなどの無線操作装置は、文字列などのデータもテレビジョン受像機などの情報処理装置に伝送することができるので、情報処理装置からのウェブアプリケーションの利用性を高める上で有効な操作手段と言える。
【0008】
しかしながら、例えば、画像に含まれる文字や人物の顔など認識し、その結果を返すといった画像処理系のウェブアプリケーションなどを、無線操作装置によって操作される情報処理装置から利用しようとなると、既存の無線操作装置を利用する範囲では不十分である。すなわち、既存の無線操作装置では、そもそも画像を情報処理装置に伝送することまでは考慮されていないからである。
【0009】
本技術の目的は、無線操作装置からの操作を通じて、任意の画像を画像処理系のアプリケーションに引き渡す際の操作性の向上を図ることのできる情報処理装置、情報処理システムおよび情報処理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本技術の一形態に係る情報処理装置は、連続撮影が可能なカメラ部を有し、前記カメラ部による連続撮影によって得られた画像の系列の前記情報処理装置への送信を無線により行うことが可能な無線操作装置より、前記画像の系列を受信する画像受信部と、表示画面を有する表示部と、前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存する画像保存部と具備する。
【0011】
この情報処理装置は、表示画面を、無線操作装置のカメラ部によって連続撮影された画像の系列を無線操作装置のユーザがリアルタイムに確認するためのファインダー画面として提供する。無線操作装置のユーザは、情報処理装置の表示画面を通してカメラ部によって撮影中の画像の系列を確認しつつ、保存したい画像を選択することができる。保存された画像は、無線操作装置の操作によって、例えば、情報処理装置内のアプリケーションあるいはインターネット上のアプリケーションなどに適宜供給される。すなわち、この情報処理装置によれば、画像の取り込みから、アプリケーションへの供給などの一連の操作性の向上を図ることができる。また、無線操作装置にファインダーを設ける必要がなくなるため、無線操作装置の小型化、軽量化、消費電力の低減を図ることができる。
【0012】
また、本技術は、表示用のコンテンツを取得するコンテンツ取得部をさらに具備し、前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させるものであってよい。
【0013】
コンテンツとその中の撮影範囲の映像を情報処理装置の表示画面に同時に表示することができる。これにより、例えば、表示中のコンテンツから空間的および時間的に所望の部分を選択して保存する際の操作性が向上する。
【0014】
この情報処理装置は、前記無線操作装置からの無線による第2の操作信号をもとに、前記保存された画像の中から処理対象の画像を選択する画像選択部と、前記無線操作装置からの無線による第3の操作信号をもとに、前記選択された処理対象の画像に対して実行する処理を選択する処理選択部とをさらに具備するものであってよい。これにより、保存された1以上の画像の中から処理対象の画像の選択、およびこの画像に対して実行する処理の選択を、無線操作装置の操作によって行うことが可能になる。
【0015】
前記表示制御部は、前記画像保存部に保存された画像の縮小画像による一覧を前記表示部の表示画面に表示し、前記画像選択部は、前記保存された画像の縮小画像による一覧に対する前記無線操作装置からの前記第2の操作信号をもとに前記処理対象の画像を選択するものであってよい。これにより処理対象としての画像を選択する際の操作性が向上する。
【0016】
前記表示制御部は、選択可能な処理の一覧を前記表示部の表示画面に表示し、前記処理選択部は、前記選択可能な処理の一覧に対する前記無線操作装置からの前記第3の操作信号をもとに処理を選択するものであってよい。これにより画像に対して実行する処理を選択する際の操作性が向上する。
【0017】
この情報処理装置は、前記画像選択部により選択された前記処理対象の画像に対して、前記処理選択部により選択された処理を実行する処理実行部をさらに具備するものであってよい。
【0018】
前記無線は無線LANであってよい。無線LANの利用により、カメラ部で得た画像の系列を情報処理装置に伝送してリアルタイムに表示するために必要な通信帯域を確保できる。
【0019】
また、この情報処理装置は、前記画像選択部により選択された前記処理対象の画像を含む処理要求を、前記処理選択部により選択された処理を実行することが可能なウェブ上のサーバに送信する処理要求部をさらに具備するものであってよい。
【0020】
本技術に係る第2の側面である情報処理システムは、無線操作装置と、この無線操作装置によって無線により操作可能な情報処理装置とを具備し、前記無線操作装置は、連続撮影が可能なカメラ部と、前記カメラ部で連続撮影された画像の系列を無線により前記情報処理装置へ送信する画像送信部とを具備し、前記情報処理装置は、表示画面を有する表示部と、前記無線操作装置より送信された前記画像の系列を受信する画像受信部と、前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存する画像保存部と、表示用のコンテンツを取得するコンテンツ取得部とを具備し、前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる。
【0021】
本技術に係る第3の側面である情報処理方法は、無線操作装置は、カメラ部で連続撮影された画像の系列を、当該無線操作装置の操作対象である情報処理装置に無線により送信し、前記情報処理装置において、表示制御部は、前記無線操作装置より受信した前記画像の系列を表示画面に順次表示し、画像保存部は、前記表示された画像の系列に対する前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存し、コンテンツ取得部は、表示用のコンテンツを取得し、前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる、という手順を有する。
【発明の効果】
【0022】
本技術によれば、無線操作装置からの操作を通じて、任意の画像を画像処理系のアプリケーションに引き渡す際の操作性の向上を図れる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本技術に係る第1の実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の情報処理システムにおける情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。
【図3】図1の情報処理システムにおける無線操作装置の正面側の外観図である。
【図4】図3の無線操作装置の背面側の外観図である。
【図5】図3の無線操作装置のハードウェア構成を示す図である。
【図6】図2の情報処理装置のカメラUI画面を示す図である。
【図7】図1の情報処理システムの動作シーケンス図である。
【図8】初期のカメラUI画面の例を示す図である。
【図9】コンテンツ表示領域の一部を撮影対象としたときのカメラUI画面の例を示す図である。
【図10】カメラ撮影画像を保存するときの保存画像の一覧領域の更新の様子を示す図である。
【図11】カメラUI画面における保存画像の一覧領域を示す図である。
【図12】保存画像の拡大画像を表示したカメラUI画面を示す図である。
【図13】アプリケーション選択画面を有するカメラUI画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本技術に係る実施形態を、図面を参照しながら説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本技術に係る第1の実施形態の情報処理システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施形態の情報処理システム100は、操作対象である情報処理装置200と、情報処理装置200を無線信号を用いて遠隔操作するための無線操作装置300とを有する。情報処理装置200は、例えば、テレビジョン受像機、パーソナルコンピュータ、レコーダ、プレーヤ、ゲーム機などであるが、ディスプレイに表示する機能を有する機器であればよい。
【0025】
無線操作装置300は、連続撮影が可能なカメラモジュール(カメラ部)を搭載する。ユーザはこのカメラモジュールで、情報処理装置200の表示画面に表示されたコンテンツや、その他の任意の被写体を連続撮影することができる。カメラモジュールによる連続撮影によって得られた画像データの系列は無線LANを使って情報処理装置200に伝送することができる。
【0026】
情報処理装置200は、例えば、無線操作装置300のカメラモジュールによって連続撮像された画像データ(以下「カメラ撮影画像」と呼ぶ。)の系列を無線LANを通じて受信し、外部のディスプレイまたは内部のディスプレイにリアルタイムに表示することができる。また、情報処理装置200は、カメラ撮影画像の系列の表示中に無線操作装置300より送信される第1の操作信号をもとに、その時点で表示されているカメラ撮影画像を保存することができる。さらに、情報処理装置200は、保存された1以上のカメラ撮影画像の中から無線操作装置300より送信される第2の操作信号によって選択されたカメラ撮影画像を、無線操作装置300より送信される第3の操作信号によって選択された任意のアプリケーションに引き渡してアプリケーションによる処理を実行させることができる。
【0027】
近年、無線リモコンの分野においては、高周波電波を用いたRF(Radio Frequency)リモコンが主流となりつつある。具体的には、家電用RFリモコンの国際規格であるRF4CE(Radio Frequency for Consumer Electronics)などがある。しかし、RF4CEの通信速度の理論値は250Kbpsである。この速度は制御信号などの伝送には十分であるが、画像データのリアルタイム伝送には十分とは言えない。
【0028】
本実施形態の情報処理システム100は、例えばIEEE 802.11b規格などに準拠した無線LANをカメラ撮影画像のリアルタイム伝送に用いる。IEEE 802.11b規格では、公称速度が11Mbpsとされており、RF4CEに比較して十分高速である。
以下に、本実施形態の情報処理システム100の詳細を説明する。
【0029】
[情報処理装置200の構成]
まず、情報処理装置200の構成から説明する。
図2は情報処理装置200のハードウェア構成を示す図である。
本実施形態では、情報処理装置200としてテレビジョン受像機を用いた場合を説明する。
【0030】
この情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201、バス202、メモリ203、ストレージ204、ネットワークI/F206、無線通信部207を有する。情報処理装置200は、また、アンテナ209、チューナ210、デスクランブラ211、デマルチプレクサ212、Audioデコーダ213、Videoデコーダ214、音声処理回路215、スピーカ216、GUI重畳器217、映像処理回路218、ディスプレイ219(表示部)を有している。
【0031】
この情報処理装置200では、CPU201が、バス202を介して接続されたメモリ203又はストレージ204に記憶されているプログラムに従って各種処理を実行する。またCPU201は、
【0032】
無線通信部207(画像受信部)は、例えば、IEEE 802.11b規格などに準拠した無線LANを用いて、無線操作装置300との間で双方向の通信を行う。
アンテナ209は、デジタル放送信号などを受信してチューナ210に入力する。
【0033】
チューナ210は、デジタル放送信号から所定のチャンネルの放送信号を抽出する。チューナ210は、この抽出した放送信号に対して復調処理を施して得た所定のチャンネルのトランスポートストリームをデスクランブラ211に出力する。
【0034】
デスクランブラ211は、情報処理装置200に装着された所定のICカード(図示せず)にあらかじめ記憶されている解除キーを用いて、チューナ210から入力されたトランスポートストリームのスクランブルを解除する。デスクランブラ211は、このスクランブル解除済のトランスポートストリームをデマルチプレクサ212に出力する。
【0035】
デマルチプレクサ212は、デスクランブラ211から入力されたスクランブル解除済のトランスポートストリームからオーディオデータとビデオデータとを分離する。デマルチプレクサ212は、分離したオーディオデータをAudioデコーダ213に出力し、分離したビデオデータをVideoデコーダ214に出力する。
【0036】
Audioデコーダ213は、デマルチプレクサ212から入力されたオーディオデータをデコードし、得られた音声データを、音声処理回路215に出力する。
音声処理回路215は、Audioデコーダ213から入力された音声データに対してD/A(Digital/Analog)変換、増幅処理などを施し、得られた音声信号をスピーカ216に出力する。
【0037】
Videoデコーダ214は、デマルチプレクサ212から入力されたビデオデータをデコードし、得られた映像データを、GUI(Graphical User Interface)重畳器217に出力する。
【0038】
GUI重畳器217は、Videoデコーダ214から入力された映像データに対して、OSD(On Screen Display)などのグラフィックデータを重畳して、映像処理回路218に出力する。
映像処理回路218は、GUI重畳器217から入力された映像データに対して、所定の画像処理、D/A(Digital/Analog)変換などを施し、得られた映像信号をディスプレイ219に出力する。
【0039】
また、CPU201は、無線操作装置300からの録画に関する操作信号、あるいはメモリ203に設定された録画予約のための情報をもとに、デジタル放送を受信し、所定のチャンネルのトランスポートストリームを得て、これを番組の映像音声データとして、ストレージ204に保存することができる。
【0040】
このようにして、情報処理装置200は、デジタル放送を受信して、その番組を視聴可能なようにディスプレイ219およびスピーカ216を通じて出力したり、ストレージ204に録画したりすることができる。また、CPU201は、ネットワークI/F206を通じてインターネットにアクセスし、取得したウェブページをディスプレイ219に表示させたりすることもできる。
【0041】
メモリ203あるいはストレージ204には、カメラ撮影アプリケーション、ウェブブラウザ、録画予約アプリケーションなど、各種のアプリケーションプログラムが格納されている。
【0042】
[無線操作装置300の構成]
次に、無線操作装置300の構成を説明する。
図3及び図4は無線操作装置300の外観図である。
【0043】
図3に示すように、無線操作装置300の正面にはキーボード310、リモコンキー320、ポインティングデバイス330などが設けられている。キーボード310には、文字入力などに用いられる複数のキーが設けられている。リモコンキー320には、テレビジョン受像機用の主電源ボタン321、セットトップボックス用の主電源ボタン322、BD(blu−ray)/DVD(Digital Versatile Disc)用の操作ボタン323、音声ボリューム調整ボタン324、チャンネル切り替えボタン325、カメラボタン326などが設けられている。
【0044】
図4に示すように、無線操作装置300の筐体340の左右の部分は、ユーザの左右の手で握り易いように膨出させてある。これにより左右一対のハンドル部341L、341Rが設けられている。また、筐体340の背面の左右一対のハンドル部341L、341Rの間にはカメラモジュール303のレンズ穴343が設けられている。さらに、筐体340の背面の左右一対のハンドル部341L、341Rの間にはバッテリの着脱用のスライド蓋345が設けられている。このスライド蓋345を開いた場所にバッテリが装着される。
【0045】
図5は、無線操作装置300のハードウェア構成を示す図である。
無線操作装置300は、CPU301、無線通信部302、カメラモジュール303、エンコーダ304、不揮発性記憶部305、リモコンキー320、キーボード310を有する。無線操作装置300は、また、ポインティングデバイス330、マイクユニット308などを有する。
【0046】
CPU301は、無線操作装置300を構成する各ブロックの全体的な制御、各種の演算処理、各ブロック間でのデータのやりとりを制御する。
【0047】
無線通信部302は、情報処理装置200との間で双方向の通信を行う。例えば、IEEE 802.11b規格などに準拠した無線LANを利用することができる。
【0048】
カメラモジュール303は、情報処理装置200へ伝送する画像を撮影するためのものである。カメラモジュール303は、CMOS(Complementary Metal oxide semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子と、撮像素子の出力をA/D変換するA/Dコンバータなどで構成される。
【0049】
エンコーダ304は、カメラモジュール303で得た画像をJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの標準的な符号化データにエンコードする。
【0050】
不揮発性記憶部305は、符号化された画像データなどの保存に用いられる。
ポインティングデバイス330は、情報処理装置200の画面上のポインティングカーソルの操作など、座標などのデータを入力するための手段である。ポインティングデバイス330は光学マウスなどの構造を有するものである。
マイクユニット308は、主にユーザの声の集音に用いられ、音声を捕らえて電気信号に変換してCPU301に供給する。
【0051】
[カメラUI画面]
次に、情報処理装置200のディスプレイ219に表示されるカメラUI(User Interface)画面について説明する。
図6はカメラUI画面の例を示す図である。
カメラUI画面11には、コンテンツ表示領域12、カメラファインダー領域13、シャッターボタン14、保存画像の一覧領域15などが設けられている。
【0052】
コンテンツ表示領域12とカメラファインダー領域13とは互いに左右に隣り合わせで配置される。シャッターボタン14はカメラファインダー領域13の下方近傍に設けられる。保存画像の一覧領域15は、カメラUI画面11の下部に設けられる。
【0053】
コンテンツ表示領域12は、情報処理装置200にて受信されたデジタル放送およびウェブページなどのコンテンツが表示される領域である。情報処理装置200は、地上デジタル放送、有線放送、衛星放送などのテレビジョン放送コンテンツを受信する機能と、インターネット上のウェブページおよび画像(静止画、動画)などのウェブコンテンツを取得する機能(コンテンツ取得部)を備える。すなわち、コンテンツ表示領域12には、ユーザにより選択されたテレビジョン放送コンテンツ、ウェブコンテンツなどが表示される。
【0054】
カメラファインダー領域13は、無線操作装置300のカメラモジュール303による連続撮影によって得られたカメラ撮影画像の系列が表示される領域である。
シャッターボタン14は、カメラファインダー領域13に表示されたカメラ撮影画像の系列において、保存したいタイミングのカメラ撮影画像をユーザに選択させるための指示を受け付けるGUI要素である。このシャッターボタン14の操作は、例えば、無線操作装置300のポインティングデバイス330を操作してポインティングカーソルをシャッターボタン14の上に移動させて決定キーを操作したり、カメラボタン326を操作したりすることによって行われる。
【0055】
情報処理装置200のCPU201は、無線操作装置300からの操作信号(第1の操作信号)をもとにシャッターボタン14が操作されたことを知ると、その時点でカメラファインダー領域13に表示されているカメラ撮影画像をストレージ204に保存する処理を行う。このとき保存画像の一覧領域15への表示用として解像度を落とした縮小画像も生成され、カメラ撮影画像と関連付けてストレージ204に保存される。
【0056】
保存画像の一覧領域15は、ストレージ204に保存されたカメラ撮影画像の縮小画像が、例えば、保存日時の順番など、予め決められた順序に並べて表示される領域である。
【0057】
[情報処理システム100の動作]
次に、情報処理システム100の動作を説明する。
図7は情報処理システム100の動作、特に無線操作装置300から情報処理装置200へのカメラ撮影画像の系列の伝送、保存、アプリケーションへの引き渡しなどに関するシーケンス図である。
【0058】
無線操作装置300のカメラボタン326(図3参照)がユーザによって操作されると(ステップS1)、CPU301によってこれが検出される。CPU301はカメラボタン326が操作されたことを示すカメラボタン操作信号を無線通信部302によって情報処理装置200に送信する(ステップS2)。
【0059】
情報処理装置200のCPU201は無線通信部207を介してカメラボタン操作信号を受信すると、カメラ撮影アプリケーションを起動する(ステップS3)。CPU201は、カメラ撮影アプリケーションから与えられる処理手順に従って、まず、無線操作装置300のカメラモジュール303を起動させるためのカメラ起動命令を無線通信部207を用いて無線操作装置300に送信するとともに(ステップS4−a)、ディスプレイ219にカメラUI画面を表示させる(ステップS4−b)。
【0060】
図8は初期のカメラUI画面11Aの例を示す図である。カメラファインダー領域13には、無線操作装置300のカメラモジュール303からカメラ撮影画像が伝送されてくるまでの間、カメラ撮影画像の伝送待ちであることを示すアイコンや文字列が表示される。保存画像の一覧領域15には、過去に保存されたカメラ撮影画像の縮小画像15−1,15−2,15−3が保存の日時順に表示されている。
【0061】
無線操作装置300のCPU301は、無線通信部302を通じてカメラ起動命令を受け取ると、カメラモジュール303の起動処理を行う(ステップS5)。カメラモジュール303は、起動後、情報処理装置200のカメラ撮影アプリケーションとの間での接続を確立するために必要な情報(例えば、ポート番号、IPアドレスなど)の交換を行う(ステップS6)。無線操作装置300のカメラモジュール303と情報処理装置200のカメラ撮影アプリケーションとの接続状態が確立すると、カメラモジュール303は、自身の撮像素子で得た撮像信号から一定時間毎の静止画像の系列(カメラ撮影画像の系列)を生成する。静止画像の形式としては、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)などが採用される。カメラモジュール303によって生成されたカメラ撮影画像の系列は、無線通信部302によって情報処理装置200に宛てて送信される(ステップS7)。
【0062】
情報処理装置200のCPU201(表示制御部)は、無線通信部207を通じてカメラ撮影画像の系列を受信すると、これを順次Videoデコーダ214にて復号し、ディスプレイ219の画面に設けられたカメラファインダー領域13に連続して表示させる(ステップS8)。これによりカメラファインダー領域13にカメラ撮影画像の系列が動画として表示される。この結果、無線操作装置300のユーザは情報処理装置200のディスプレイ219に設けられたカメラファインダー領域13を通してカメラモジュール303による撮影内容をリアルタイムで確認することができる。すなわち、本実施形態によれば、情報処理装置200のディスプレイ219の表示空間の一部を、無線操作装置300のカメラモジュール303によるカメラ撮影画像用のファンダーとして利用することができる。
【0063】
図9はコンテンツ表示領域12の一部を撮影対象としたときのカメラUI画面11Bの例を示す図である。ここで、符号16の点線で示される矩形範囲はカメラモジュール303による撮影範囲である。コンテンツ表示領域12においてカメラモジュール303による撮影範囲16の映像はカメラファインダー領域13にリアルタイムに表示される。したがって、コンテンツ表示領域12において表示されるコンテンツの変化と、カメラモジュール303による撮影範囲の移動に伴い、カメラファインダー領域13の表示内容もリアルタイムに変化する。
【0064】
無線操作装置300のユーザは、図9に示したように、カメラファインダー領域13にカメラ撮影画像が表示されているとき、このカメラファインダー領域13に表示中のカメラ撮影画像に対する保存の指示を情報処理装置200のカメラ撮影アプリケーションに与えることができる(ステップS9、S10)。この保存の指示は、例えば、無線操作装置300のポインティングデバイス330を操作してポインティングカーソルをシャッターボタン14の上に移動させて決定キーを操作したり、カメラボタン326を操作したりすることによって行われる。無線操作装置300のCPU301は、これら保存操作に対応する第1の操作信号を無線通信部302によって情報処理装置200に送信する。
【0065】
情報処理装置200のCPU201(画像保存部)は、無線操作装置300からの第1の操作信号を無線通信部207により受信すると、カメラファインダー領域13に表示中のカメラ撮影画像をストレージ204に保存画像として保存する(ステップS11)。このカメラ撮影画像の保存の際、CPU201は、そのカメラ撮影画像から縮小画像を作成し、保存画像と関連付けてストレージ204に保存する。カメラ撮影画像から作成された縮小画像は保存画像の一覧領域15に追加されて表示される。この後も、カメラモジュール303によって生成されたカメラ撮影画像の系列が情報処理装置200に送信され(ステップS12)、情報処理装置200のディスプレイ219の画面に設けられたカメラファインダー領域13に表示される(ステップS13)。
【0066】
ところで、保存画像の一覧領域15に一度に表示できる画像の数は表示空間の制約から有限であるため、保存画像の一覧領域15には、例えば保存日時の新しい保存画像の縮小画像から優先的に表示されるなど、予め設定された条件に従ってソートされているすべての保存画像のうち上限数の保存画像に対応する縮小画像が表示される。ユーザは、すべての保存画像の中で保存画像の一覧領域15に表示させる保存画像の系列を、無線操作装置300の例えばポインティングデバイス330の左キー及び右キーの操作などによって全体的に左右にシフトさせることができる。
【0067】
図10はカメラ撮影画像の保存が行われたときのカメラUI画面11Cの例を示す図である。カメラファインダー領域13に表示中のカメラ撮影画像の保存に伴って、そのカメラ撮影画像の縮小画像15−6が保存画像の一覧領域15の端に追加され、それまでに表示されていた各保存画像の系列15−2,15−3,15−4,15−5が右方向へ1画像分シフトされる。なお、本例では、左側に新しい保存日時の縮小画像が表示され、右側に古い保存日時の縮小画像が表示される場合を示している。
【0068】
無線操作装置300のユーザは、保存画像の一覧領域15に表示された保存画像の一覧の中から任意の保存画像に対応する縮小画像を選択し、任意のアプリケーションにその保存画像の処理を実行させることができる。
次に、このときの動作を説明する。
【0069】
図11に示すカメラUI画面11Dの保存画像の一覧領域15においては、いずれか1つの縮小画像にフォーカスが与えられている。ユーザは、無線操作装置300の例えばポインティングデバイス330の左キー及び右キーを操作することなどによって、フォーカスを左右の方向に移動させることができる。また、保存画像の一覧領域15の右端の縮小画像にフォーカスがあるときに右キーを1回操作することによって、保存画像の一覧領域15の縮小画像の系列が1画像分右方向に全体的にシフトされるとともに、このシフトにより新たに表示された保存画像にフォーカスが移動される。同様に、保存画像の一覧領域15の左端の縮小画像にフォーカスにあるときに左キーを1回操作することによって、保存画像の一覧領域15の保存画像の系列が1画像分左方向に全体的にシフトされるとともに、このシフトにより新たに表示された縮小画像にフォーカスが移動される。
【0070】
ここで、任意の縮小画像(例えば15−3)にフォーカスを移動させた状態で無線操作装置300の例えばポインティングデバイス330の決定キーが操作されたものとする(ステップS14)。すると無線操作装置300のCPU301は、現在フォーカスが与えられている縮小画像15−3に対応する保存画像を任意のアプリケーションに与える画像として選択するための第2の操作信号を無線通信部302によって情報処理装置200に送信するように制御を行う(ステップS15)。
【0071】
情報処理装置200のCPU201は、無線操作装置300からの第2の操作信号を無線通信部207により受信すると、現在フォーカス状態にある縮小画像に対応する保存画像を拡大した画像を表示する(ステップS16)。
【0072】
図12は保存画像の拡大画像18を表示したカメラUI画面11Eを示す図である。拡大画像18の画面にはアプリケーション連携ボタン17が設けられている。このアプリケーション連携ボタン17が無線操作装置300の例えばポインティングデバイス330などによって操作されると(ステップS17)、無線操作装置300のCPU301は、アプリケーション連携ボタンの操作信号を無線通信部302によって情報処理装置200に送信するように制御を行う(ステップS18)。
【0073】
情報処理装置200のCPU201は、アプリケーション連携ボタンの操作信号を無線通信部207により受信すると、カメラ撮影アプリケーションと連携可能な他のアプリケーションを選択するためのアプリケーション選択画面を表示する(ステップS19)。
【0074】
図13はアプリケーション選択画面19を表示したカメラUI画面11Fの例を示す図である。カメラ撮影アプリケーションと連携可能なアプリケーションとしては、情報処理装置200内で実行されるアプリケーション、情報処理装置200からインターネットにアクセスすることによって利用可能なウェブアプリケーションなどがある。より具体的には、放送番組の録画予約を行う録画予約アプリケーション、画像中の文字列などの認識を行う文字認識アプリケーション、画像中の顔部分を抽出して人物検索を行う顔認識アプリケーション、画像の類似検索などを行う画像類似検索アプリケーション、画像を共有するサービスを提供するサーバに画像をアップロードする画像アップロードアプリケーションなどがある。なお、これらアプリケーション群においても互いに連携されるものがある。アプリケーション選択画面19には、上記のアプリケーション毎のGUI要素19A−19Eが配置されている。
【0075】
このアプリケーション選択画面19で、無線操作装置300のユーザは、選択された保存画像に対して処理を実行させるアプリケーションを自由に選択することができる(ステップS20)。このアプリケーション選択画面19での任意のアプリケーションの選択は、例えば、無線操作装置300のポインティングデバイス330の操作によって目的のアプリケーションのGUI要素の上にポインティングカーソルを移動させて決定キーを操作することなどによって行われる。
【0076】
無線操作装置300のCPU301は、アプリケーション選択画面19の任意のGUI要素の選択操作に対応する第3の操作信号を無線通信部302によって情報処理装置200に送信するように制御を行う(ステップS21)。
【0077】
アプリケーション選択画面19で録画予約アプリケーション18Aが選択されたものとして以降の動作を説明する。
情報処理装置200のCPU201は、無線操作装置300からの、録画予約アプリケーション18Aの選択操作に対応する第3の操作信号を無線通信部207により受信すると、録画予約アプリケーションを起動する(ステップS22)。
【0078】
情報処理装置200のCPU201は、録画予約アプリケーションから与えられる処理手順に従って、処理対象である保存画像をストレージ204から読み出す。次に、CPU201は、読み出した保存画像を含む処理要求を、文字認識アプリケーションを実行可能なサーバに送信する。サーバは、文字認識アプリケーションに従って、情報処理装置200からの処理要求に含まれる画像に対して文字認識を行い、その結果を情報処理装置200に返す。例えば、図12の例では、保存画像に番組タイトルとして存在する"スポーツニュース"という文字列が認識結果として得られる。
【0079】
なお、情報処理装置200に文字認識アプリケーションが搭載されている場合、CPU201はその文字認識アプリケーションを呼び出して画像を引き渡せばよい。
【0080】
情報処理装置200のCPU201は、録画予約アプリケーションから与えられる処理手順に従って、当該文字列を認識結果として受け取ると、次に、その文字列をもとにEPG(Interactive Program Guide)データを検索して、その文字列を番組タイトルとして含む番組の検索を試みる。該当する番組が見つかれば、情報処理装置200のCPU201は、その番組の録画予約のために必要な情報である例えばチャンネル、放送時刻(開始時刻/終了時刻)などの情報をEPGデータから抽出し、この録画予約のために必要な情報を含む録画予約要求を、例えば、情報処理装置200の外部に接続されたレコーダなどに出力する。また、情報処理装置200がレコーダを内蔵するものであれば、そのレコーダに録画予約を設定する。
【0081】
ここでは、番組タイトルの文字列を含む画像を文字認識用のアプリケーションに引き渡すようにしたが、人物の顔を含む画像を顔認識用のアプリケーションに引き渡すようにしてもよい。顔認識を行うアプリケーションを実行するサーバは、撮影画像に含まれる著名な人物の顔からその人物名を判定して情報処理装置200に返す。情報処理装置200のCPU201は、その人物名をもとにEPGデータを検索して、その人物を出演者あるいは製作者などとして含む番組を検索して録画予約を行う。
【0082】
以上のように本実施形態の情報処理システム100によれば、コンテンツとその中の撮影範囲の映像を情報処理装置200のディスプレイ219の画面に同時に表示することができる。これにより、例えば、表示中のコンテンツから空間的および時間的に所望の部分を選択して保存する際の操作性が向上する。
【0083】
本実施形態の情報処理システム100の無線操作装置300において、カメラモジュール303の撮影対象は、情報処理装置200のディスプレイ219に表示されるコンテンツ以外であってもよいのは言うまでもない。このような用途においても、ディスプレイ219の画面をファインダーとして利用できるので、無線操作装置300にファインダーに設ける場合に比較して、システム全体のハードウェア構成を簡素化できるという点でメリットがある。
【0084】
また、本実施形態の情報処理システム100によれば、保存画像の中から処理対象とする画像の選択、およびこの選択された保存画像に対して処理を実行させるアプリケーションの選択を、無線操作装置300の操作によってシームレスに行うことができる。その際、保存画像の中から処理対象とする画像の選択は、カメラUI画面11の保存画像の一覧領域15に表示された保存画像毎の縮小画像を参照しながら行うことができるので、アプリケーションの処理対象としたい保存画像をユーザが用意に見つけ出すことができる。
【0085】
なお、本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)連続撮影が可能なカメラ部を有し、情報処理装置への操作信号の送信および前記カメラ部による連続撮影によって得られた画像の系列の前記情報処理装置への伝送を無線通信により行うことが可能な無線操作装置より、前記画像の系列を受信する画像受信部と、
表示画面を有する表示部と、
前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、
前記表示された画像の系列に対する前記無線操作装置からの第1の操作信号による任意のタイミングの画像の選択を受け付けて当該画像を保存する画像保存部と
を具備する情報処理装置。
(2)前記(1)に記載の情報処理装置であって、
表示用のコンテンツを取得するコンテンツ取得部をさらに具備し、
前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる
情報処理装置。
(3)前記(1)または(2)に記載の情報処理装置であって、
前記画像保存部により保存された1以上の画像の中から、前記無線操作装置からの第2の操作信号をもとに画像の選択を受け付ける画像選択部と、
前記無線操作装置からの第3の操作信号をもとに、前記選択された映像に対して実行する処理の選択を受け付ける処理選択部と
をさらに具備する情報処理装置。
(4)前記(3)に記載の情報処理装置であって
前記表示制御部は、前記画像保存部に保存された画像の縮小画像を作成して保存画像の一覧として前記表示部の表示画面に表示し、
前記画像選択部は、前記無線操作装置からの第3の操作信号をもとに、前記保存画像の一覧の中からの処理の選択を受け付ける
情報処理装置。
(5)前記(3)または(4)に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、選択可能な処理の一覧を前記表示部の表示画面に表示し、
前記処理選択部は、前記無線操作装置からの第3の操作信号をもとに前記処理の一覧の中からの処理の選択を受け付ける
情報処理装置。
(6)前記(1)から(5)のいずれかに記載の情報処理装置であって、
前記画像受信部は、前記無線操作装置からの前記画像の系列を無線LANにより受信する
情報処理装置。
【0086】
本技術は以上説明した実施の形態には限定されるものではなく、本技術の技術思想の範囲内で種々の変形が可能である。
【符号の説明】
【0087】
11…カメラUI画面
12…コンテンツ表示領域
13…カメラファインダー領域
14…シャッターボタン
15…保存画像の一覧領域
100…情報処理システム
200…情報処理装置
201…CPU
202…バス
203…メモリ
204…ストレージ
207…無線通信部
210…チューナ
219…ディスプレイ
300…無線操作装置
301…CPU
302…無線通信部
303…カメラモジュール
304…エンコーダ
326…カメラボタン
330…ポインティングデバイス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
連続撮影が可能なカメラ部を有し、前記カメラ部による連続撮影によって得られた画像の系列の前記情報処理装置への送信を無線により行うことが可能な無線操作装置より、前記画像の系列を受信する画像受信部と、
表示画面を有する表示部と、
前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、
前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存する画像保存部と、
表示用のコンテンツを取得するコンテンツ取得部とを具備し、
前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる
情報処理装置。
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置であって、
前記無線操作装置からの無線による第2の操作信号をもとに、前記保存された画像の中から処理対象の画像を選択する画像選択部と、
前記無線操作装置からの無線による第3の操作信号をもとに、前記選択された処理対象の画像に対して実行する処理を選択する処理選択部と
をさらに具備する情報処理装置。
【請求項3】
請求項2に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、前記画像保存部に保存された画像の縮小画像による一覧を前記表示部の表示画面に表示し、
前記画像選択部は、前記保存された画像の縮小画像による一覧に対する前記無線操作装置からの前記第2の操作信号をもとに前記処理対象の画像を選択する
情報処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の情報処理装置であって、
前記表示制御部は、選択可能な処理の一覧を前記表示部の表示画面に表示し、
前記処理選択部は、前記選択可能な処理の一覧に対する前記無線操作装置からの前記第3の操作信号をもとに処理を選択する
情報処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記画像選択部により選択された前記処理対象の画像に対して、前記処理選択部により選択された処理を実行する処理実行部をさらに具備する
情報処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の情報処理装置であって、
前記無線は無線LANである
情報処理装置。
【請求項7】
請求項4に記載の情報処理装置であって、
前記画像選択部により選択された前記処理対象の画像を含む処理要求を、前記処理選択部により選択された処理を実行することが可能なウェブ上のサーバに送信する処理要求部をさらに具備する
情報処理装置。
【請求項8】
無線操作装置と、この無線操作装置によって無線により操作可能な情報処理装置とを具備し、
前記無線操作装置は、
連続撮影が可能なカメラ部と、
前記カメラ部で連続撮影された画像の系列を無線により前記情報処理装置へ送信する画像送信部とを具備し、
前記情報処理装置は、
表示画面を有する表示部と、
前記無線操作装置より送信された前記画像の系列を受信する画像受信部と、
前記受信した画像の系列を前記表示画面に順次表示させる表示制御部と、
前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存する画像保存部と、
表示用のコンテンツを取得するコンテンツ取得部とを具備し、
前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる情報処理システム。
【請求項9】
無線操作装置は、カメラ部で連続撮影された画像の系列を、当該無線操作装置の操作対象である情報処理装置に無線により送信し、
前記情報処理装置において、表示制御部は、前記無線操作装置より受信した前記画像の系列を表示画面に順次表示し、画像保存部は、前記表示された画像の系列に対する前記無線操作装置からの無線による第1の操作信号をもとに、前記表示された画像の系列から保存対象の画像を選択して保存し、コンテンツ取得部は、表示用のコンテンツを取得し、前記表示制御部は、前記取得した表示用のコンテンツと前記受信した画像の系列を前記表示部の表示画面に同時に表示させる
情報処理方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公開番号】特開2013−46306(P2013−46306A)
【公開日】平成25年3月4日(2013.3.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−184001(P2011−184001)
【出願日】平成23年8月25日(2011.8.25)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】