説明

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

【課題】映像内の文字列を用いて情報検索システムにネットワーク上の情報を検索させた結果を、従来と比してユーザに容易に提供する。
【解決手段】インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像から文字認識により文字列を検出し、検出した文字列から単語を検出し、検出した単語から、所定の条件に従って、ネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定し、そのキーワードをネットワーク上の情報を検索する情報検索システムに送信して、そのシステムによる検索結果情報を取得し、その検索結果情報を表示部に表示させるようにしたことにより、ユーザに映像内の文字列を装置に入力するなどの煩雑な作業をさせることなく、映像内の文字列を用いて情報検索システムにネットワーク上の情報を検索させた結果を、従来と比してユーザに容易に提供することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関し、例えば、映像再生機能とインターネット接続機能を有する情報処理装置に適用して好適なものである。
【背景技術】
【0002】
近年、テレビジョン放送において、ユーザ(視聴者)がその放送番組に関連した特定のホームページを閲覧することができるように、番組映像や文字放送内で、そのホームページのインターネット上のアドレス情報の紹介が行われている。尚、テレビジョン放送については、以下、テレビ放送とも呼び、インターネット上のアドレス情報については、以下、URL(Uniform Resource Locator)とも呼ぶ。
【0003】
しかし、紹介されたホームページをユーザが閲覧するためには、例えばユーザがそのURLをメモし、パーソナルコンピュータ等の装置を用いて、インターネット接続用のソフトウェアを起動し、そのURLを装置に入力するという煩雑な作業を行う必要があった。尚、インターネット接続用のソフトウェアについては、以下、WWW(World Wide Web)ブラウザとも呼ぶ。
【0004】
そこで、ユーザの作業を容易にするために、画面に表示されている映像に対して文字認識を行ってURLを抽出し、そのURLを用いて自動的にホームページにアクセスすることができるテレビジョン受像機が提案されている(例えば特許文献1参照)。尚、テレビジョン受像機については、以下、テレビ装置とも呼ぶ。
【特許文献1】特許第3646437号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、URLは、一文字でも入力を間違われると、そのURLを用いて目的のホームページへアクセスすることができなくなるという欠点を持つ。従って、上述したテレビ装置は、映像に対して文字認識を行ってURLを抽出する際に、一文字でも認識を間違えると、目的のホームページへアクセスすることができないため、ユーザを混乱させてしまう可能性がある。
【0006】
また、最近では、映像内でユーザに検索させるためのキーワードを紹介し、ユーザにインターネット上の検索サイトを用いてそのキーワードについて検索させることにより、その映像に関連するインターネット上の情報を提供する方式が増えてきている。
【0007】
しかしながら、上述したテレビ装置では、映像内にURLが含まれている場合にしか、そのURLを用いて自動的にホームページにアクセスすることができない。従って、映像内でユーザに検索させるためのキーワードのみが紹介された場合、結局のところ、ユーザは、そのキーワードをメモし装置にそのキーワードを入力するという煩雑な作業を行わなければならないという問題があった。
【0008】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、映像内の文字列を用いて情報検索システムにネットワーク上の情報を検索させた結果をユーザに対して容易に提供できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
かかる課題を解決するため本発明においては、映像信号に基づく映像から文字列を検出する文字検出部と、文字検出部により検出された文字列からネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定するキーワード決定部と、キーワード決定部により決定されたキーワードをネットワーク上の情報を検索する情報検索システムに送信するキーワード送信部と、情報検索システムによる検索結果情報を受信する検索結果受信部と、検索結果受信部により受信された検索結果情報を表示部に表示させる表示制御部とを設けるようにした。
【0010】
こうすることで、映像内の文字列をメモして装置にその文字列を入力するというような煩雑な作業をユーザに行わせることなく、映像内の文字列を用いて情報検索システムにネットワーク上の情報を検索させた結果をユーザに閲覧させることができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、映像内の文字列を用いて情報検索システムにネットワーク上の情報を検索させた結果を、ユーザに容易に提供できる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0013】
(1)第1の実施の形態
(1−1)インターネットテレビ装置の回路構成
まず第1の実施の形態について説明する。図1は、インターネット接続機能を有するテレビ装置の回路構成を示している。尚、インターネット接続機能を有するテレビ装置については、以下、インターネットテレビ装置とも呼ぶ。このインターネットテレビ装置1は、テレビ放送(文字放送を含む)の再生機能、インターネット接続機能を有している。
【0014】
インターネットテレビ装置1の各回路部は、CPU(Central Processing Unit)2によって制御される。CPU2は、バス3を介して接続された不揮発性メモリ4に記憶されているプログラムによって各種処理を実行すると共に、入力部5を介してリモートコントローラRMから入力される操作信号に応じて各回路部の動作を制御する。尚、リモートコントローラRMについては、以下、リモコンRMとも呼ぶ。
【0015】
また、インターネットテレビ装置1には、CPU2がプログラムの実行処理を行ううえで必要とされる一時記憶領域や作業領域を提供するRAM(Random Access Memory)6や、表示時刻及び表示時間を管理するRTC(Real Time Clock)7が設けられている。
【0016】
具体的に、インターネットテレビ装置1は、CPU2の制御のもと、リモコンRMの操作などに応じて、アンテナ8を介して受信した放送信号をチューナ部9に入力する。
【0017】
チューナ部9は、放送信号から任意のチャンネルの放送信号を抽出し、その放送信号を復調部10に入力する。復調部10は、入力された放送信号を復調して、復調放送信号を生成し、映像信号生成部14と、文字放送デコーダ部11に入力する。放送信号には、番組映像信号が含まれており、また、文字放送信号が含まれている場合もある。
【0018】
放送信号に文字放送信号が含まれている場合、文字放送デコーダ部11は、復調放送信号からその文字放送信号を分離して復号し、文字放送データを生成する。文字放送データは、VRAM(Video Random Access Memory)12に書き込まれて一旦記憶された後、VRAM12から読み出されて文字放送表示処理部13に入力される。そして、文字放送表示処理部13は、文字放送データを文字放送映像信号に変換して、映像信号生成部14に入力する。
【0019】
そして、映像信号生成部14は、復調部10から入力された放送信号の中の番組映像信号と、文字放送表示処理部13から入力された文字放送映像信号を重ねて、映像信号を生成する。映像信号生成部14で生成された映像信号は、表示制御部15を介して、表示部16に入力される。この結果、表示部16から、番組映像と文字放送の映像が重ねられた映像が出力される。
【0020】
放送信号に文字放送が含まれていない場合、映像信号生成部14は、復調部10から入力された放送信号の中の番組映像信号から映像信号を生成し、表示制御部15を介して、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、番組映像が出力される。
【0021】
このようにしてインターネットテレビ装置1は、テレビ放送(文字放送を含む)を再生できるようになっている。
【0022】
また、インターネットテレビ装置1のCPU2が有する機能部としてのブラウザ起動部21は、リモコンRMの操作などに応じて、WWWブラウザプログラムを実行することにより、WWWブラウザを起動する。そして、ブラウザ起動部21は、WWWブラウザにより、通信部17を介して、インターネットに接続し、インターネット上のホームページにアクセスする。
【0023】
次に、ブラウザ起動部21は、通信部17を介して、アクセスしたホームページのページ情報を取得し、そのページ情報をVRAM12に書き込んで一旦記憶させた後、VRAM12から読み出して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換して、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、所定のホームページのページ画像が、WWWブラウザ画像として出力される。
【0024】
このようにしてインターネットテレビ装置1は、インターネットに接続し、ユーザに、リモコンRMの操作などを介して、インターネットを利用させることができるようになっている。
【0025】
さらに、インターネットテレビ装置1は、インターネット検索結果取得機能を有する。以下、インターネット検索結果取得機能について説明する。CPU2が有する機能部としての文字検出部18は、映像信号生成部14で生成された映像信号から、文字認識により、映像内の文字列を検出する。尚、ここでいう文字列とは、一つ以上の文字からなる文字の集合を示す。そして、文字検出部18は、認識した文字列の中から、自然言語処理技術などを用いて、単語を検出する。
【0026】
次に、CPU2が有する機能部としてのキーワード決定部19は、文字検出部18が検出した単語について、所定の条件に従って、検索サイトにインターネット上の情報を検索させるためのキーワードとしての優先度を判断し、優先度の高さを表す点数を付ける。尚、検索サイトにインターネット上の情報を検索させるためのキーワードについては、以下、検索用キーワードとも呼び、検索用キーワードとしての優先度の高さを表す点数のことを、以下、優先度点数とも呼ぶ。本実施の形態では、例えば、インターネット上での検索作業を促す単語の近辺にあるかどうかや、背景色が単一色であるかどうかを、検索用キーワードとしての優先度を判断するための所定の条件として用いる。そして、所定の条件を満たす単語を、検索用キーワードとしての優先度が高い単語とみなし、それらの単語に対して他の単語よりも高い優先度点数を付ける。
【0027】
そして、キーワード決定部19は、検出された単語の中から、優先度点数の一番高い単語を検索用キーワードとして決定する。こうすることで、テレビ放送の映像内で検索用キーワードとして紹介されている可能性が高い単語を、インターネットテレビ装置1で用いる検索用キーワードとして決定することができる。そして、キーワード決定部19は、検索用キーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0028】
さらに、CPU2が有する機能部としての検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4からあらかじめ登録されている検索サイトのURL情報を呼び出し、そのURL情報を用いて、利用する検索サイトを選択する。
【0029】
次に、ブラウザ起動部21は、WWWブラウザを起動し、通信部17を介して、選択した検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、通信部17を介して、その検索用キーワードを検索サイトに送信する。
【0030】
そして、ブラウザ起動部21は、通信部17を介して、その検索用キーワードを用いて検索サイトの情報検索システムに検索させた結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、取得した検索結果のページ情報を、VRAM12に書き込んで一旦記憶させた後、VRAM12から読み出して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換して、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果のページ画像が、WWWブラウザ画像として出力される。
【0031】
このようにしてインターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定し、その検索用キーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を取得してユーザに提供することができる。
【0032】
また、ブラウザ起動部21は、リモコンRMの操作を介して、ユーザ操作により、検索結果ページに検索結果として表示されているリンク先の中からユーザが希望するリンク先が選択されると、通信部17を介して、そのリンク先のページにアクセスする。
【0033】
次に、ブラウザ起動部21は、通信部17を介して、アクセスしたページのページ情報を取得し、そのページ情報をVRAM12に書き込んで一旦記憶させた後、VRAM12から読み出して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換して、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、ユーザが希望したリンク先のページ画像が、WWWブラウザ画像として出力される。
【0034】
このようにしてインターネットテレビ装置1は、ユーザに、検索結果として表示されているリンク先の中から希望のリンク先を選択させ、そのリンク先のページを閲覧させることができる。その結果、ユーザに対して、テレビ放送の映像に関連したインターネット上の情報を提供することができる。
【0035】
(1−2)インターネット検索結果取得処理手順
次に、インターネットテレビ装置1が、テレビ放送の映像内の文字列から決定した検索用キーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を取得する時の処理手順を、図2及び図3に示すフローチャートを用いて説明する。尚、この処理手順を、以下、インターネット検索結果取得処理手順とも呼ぶ。このインターネット検索結果取得処理手順は、インターネットテレビ装置1のCPU2が、不揮発性メモリ4から読み出したプログラムに従って実行する処理の手順である。
【0036】
インターネットテレビ装置1のCPU2は、例えば、インターネットテレビ装置1の電源スイッチがオンにされると、インターネット検索結果取得処理手順RT1を開始する。ステップSP1において文字検出部18は、文字認識により、映像から文字列を検出して、ステップSP2に移る。文字認識には、公知の文字認識技術を利用することができる。例えば、検出対象の文字についてその基準のイメージをあらかじめ辞書として持っておき、これを披検査領域のイメージと対比することにより文字を認識する。
【0037】
ステップSP2において文字検出部18は、認識した文字列の中から単語を検出する。単語の検出には、公知の自然言語処理技術を利用することができる。例えば、自然言語処理技術の一つである形態素解析では、検出対象の言語について、品詞などの情報が付加された単語などをあらかじめ辞書として持っておく。そして、検出対象の文字列を、言語において意味を持つ最小の単位である形態素に分割し、それぞれの品詞を判別することにより、単語を検出する。
【0038】
ステップSP2が完了すると、ステップSP3においてキーワード決定部19は、不揮発性メモリ4からあらかじめ設定されているインターネット上での検索作業を促す単語を読み出し、検出した単語の中にそれらの単語があるかどうかを判別する。
【0039】
ここで、検出した単語の中にインターネット上での検索作業を促す単語があることにより、ステップSP3で肯定結果を得ると、キーワード決定部19は、ステップSP4に移る。
【0040】
ステップSP4においてキーワード決定部19は、インターネット上での検索作業を促す単語の前後にある単語に対して、それらの単語の優先度点数を2点プラスし、ステップSP5に移る。インターネット上での検索作業を促す単語の例としては、「検索」「サーチ」「クリック」「Search」などがある。近年、例えば、「『ABC』を検索!」などと表示して、検索用キーワード『ABC』をユーザに紹介するようなテレビ番組やコマーシャルメッセージ(CM)が増えている。従って、「検索」「サーチ」「クリック」「Search」などインターネット上での検索作業を促す単語の前後の単語は、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高いと考えられる。従って、それらの単語の優先度点数を2点プラスすることで、検索用キーワードとしての優先度を高くすることができる。
【0041】
また、検出した単語の中にインターネット上での検索作業を促す単語がないことにより、ステップSP3で否定結果を得ると、キーワード決定部19は、ステップSP5に移る。
【0042】
ステップSP5においてキーワード決定部19は、公知の画像処理技術などを利用して、検出した単語の中に背景色が単一色である単語があるかどうかを判別する。
【0043】
ここで、検出した単語の中に背景色が単一色である単語があることにより、ステップSP5で肯定結果を得ると、キーワード決定部19は、ステップSP6に移る。
【0044】
ステップSP6においてキーワード決定部19は、背景色が単一色である単語に対して、その単語の優先度点数を1点プラスし、ステップSP7に移る。背景色が単一色である単語は、映像内で強調されている単語であると予測される。例えば、近年増えている「『ABC』を検索!」と表示して、ユーザに検索用キーワード『ABC』を紹介するような方式では、例えば文字が黒色で背景色が白色に統一されている場合が多い。従って、背景色が単一色である単語は、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高いと考えられるため、優先度点数を1点プラスすることで、検索用キーワードとしての優先度を高くすることができる。
【0045】
ところで、ここでは、背景色が単一色である単語よりも、インターネット上での検索作業を促す単語の前後にある単語の方が、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高いと想定した。従って、インターネット上での検索作業を促す単語の前後にある単語については、背景色が単一色である単語よりも優先度点数のプラスを1点高くした。この処理により、検索用キーワードとして紹介されている可能性の高い単語を一段と正確に検出することができると考えられる。
【0046】
また、検出した単語の中に背景色が単一色である単語がないことにより、ステップSP5で否定結果を得ると、キーワード決定部19は、ステップSP7に移る。
【0047】
ステップSP7においてキーワード決定部19は、優先度点数が一番高い単語が複数あるかどうかを判別する。
【0048】
ここで、優先度点数が一番高い単語が複数あることにより、ステップSP7で肯定結果を得ると、このことは、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高い単語が複数あることを意味しており、このとき、キーワード決定部19は、ステップSP8に移る。
【0049】
ステップSP8においてキーワード決定部19は、優先度点数が一番高い単語の中から、任意(例えばランダム)に一つの単語を選択して検索用キーワードとして決定し、その検索用キーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0050】
また、優先度点数が一番高い単語が一つであることにより、ステップSP7で否定結果を得ると、このことは、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高い単語が一つだけであることを意味している。このとき、キーワード決定部19は、ステップSP9に移る。
【0051】
ステップSP9においてキーワード決定部19は、優先度点数が一番高い単語を検索用キーワードとして決定し、その検索用キーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0052】
ステップSP8またはステップSP9が完了すると、ステップSP10において検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4からあらかじめ登録されている検索サイトのURL情報を呼び出し、そのURL情報を用いて利用する検索サイトを選択する。このとき、検索サイト選択部20が選択する検索サイトについては、ユーザの操作によりあらかじめ設定しておくこともできる。
【0053】
ステップSP10が完了すると、ステップSP11においてブラウザ起動部21は、WWWブラウザを起動し、ステップSP12に移る。
【0054】
ステップSP12においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、選択された検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、その検索用キーワードを、通信部17を介して、検索サイトに送信して、ステップSP13に移る。
【0055】
ステップSP13においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、検索サイトによる検索結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、検索結果のページ情報を、VRAM12を介して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換し、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果のページ画像が出力される。
【0056】
ここで、図4に、このとき、検索結果のページ画像が表示された場合のインターネットテレビ装置1の表示部16における表示画面31の一例を示す。表示画面31は、横長長方形でなり、このとき、表示画面31の左部にテレビ放送表示領域32が設けられ、その領域にそれまで画面全体に表示されていたテレビ放送が縮小されて表示される。一方、また、表示画面31の右部には、WWWブラウザ表示領域33が設けられ、その領域に検索結果のページ画像がWWWブラウザ画像として表示される。表示しきれないページ画像がある場合は、WWWブラウザ表示領域33にはスクロールバー(図示せず)が設けられ、表示しきれないページ画像は、スクロールバーの操作により、表示させることができる。さらに、表示画面31の右下部には、再検索ボタン表示領域34が設けられ、その領域に再検索ボタン35が表示される。
【0057】
この結果、映像内の文字列をメモして装置にその文字列を入力するというような煩雑な作業をユーザに行わせることなく、映像内の文字列を用いて検索サイトに検索させた結果をユーザに閲覧させることができる。
【0058】
また、ステップSP11でWWWブラウザが起動される際に、ユーザがリモコンRMなどによって操作を行うことができる対象が、テレビ放送表示領域32から、WWWブラウザ表示領域33へ変更される。従って、ユーザに、操作を行うことができる対象を変更するための作業を行わせることなく、検索結果として表示されているリンク先の中から希望のリンク先を選択させて、そのリンク先のページを閲覧させることができる。
【0059】
ユーザが、操作を行うことができる対象を変更するには、リモコンRMなどの操作によって、操作を行うことができる対象を示すフォーカス枠(図示せず)を移動させることによって実現することができる。尚、例えば、操作を行うことができる対象がテレビ放送表示領域32となっている状態を、テレビ放送表示領域32の操作が有効である、とも言う。
【0060】
また、WWWブラウザ表示領域33がテレビ放送表示領域32と共に並べて設けられるため、ユーザに、引き続きそれまで表示されていたテレビ放送を視聴させながら、WWWブラウザ表示領域33に表示されている検索結果を閲覧させることができる。
【0061】
ステップSP14においてキーワード決定部19は、再検索ボタン35が押下されたかどうかを判別する。再検索ボタン35が押下されるとは、ユーザがリモコンRMを操作することによって再検索ボタン35がフォーカス枠によって選択された状態で、ユーザによってリモコンRMにある決定ボタン(図示せず)が押下されることである。インターネットテレビ装置1は、再検索ボタン35が押下されると、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて前回の検索とは異なる検索サイトに検索させた結果を取得し、ユーザに提供するという再検索処理を行う。
【0062】
ここで、再検索ボタン35が押下されたことにより、ステップSP14でキーワード決定部19が肯定結果を得た場合、このことは、ユーザの操作により、再検索処理が指示されたことを意味する。このとき、ステップSP15において検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4から検索サイトのURL情報を呼び出す。そして、検索サイト選択部20は、そのURL情報を用いて、前回選択した検索サイトとは異なる検索サイトを、利用する検索サイトとして選択する。
【0063】
ステップSP15が完了すると、ステップSP16においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、選択した検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、その検索用キーワードを、通信部17を介して、検索サイトに送信して、ステップSP17に移る。
【0064】
ステップSP17においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、検索サイトによる検索結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、検索結果のページ情報を、VRAM12を介して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換し、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果のページ画像が出力される。
【0065】
従って、インターネットテレビ装置1は、ユーザに再検索ボタンを押下するという簡単な操作を行わせるだけで、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて前回の検索とは異なる検索サイトに検索させた結果をユーザに閲覧させることができる。
【0066】
また、ユーザのリモコンRMの操作によって再検索ボタン35が押下されないことにより、ステップSP14でキーワード決定部19が否定結果を得た場合、このことは、ユーザの操作により、再検索処理が指示されていないことを意味する。ステップSP14で否定結果が得られたとき、またはステップSP17が完了したとき、ステップSP18においてCPU2は、テレビ放送表示領域32の操作が有効かどうかを判別する。
【0067】
ここで、テレビ放送表示領域32の操作が有効ではないことにより、ステップSP18でCPU2が否定結果を得た場合、このことは、ユーザが検索結果などのページ画像を閲覧していることを意味する。このとき、再びステップSP14において、キーワード決定部19は、再検索ボタン35が押下されたかどうかの判別を行う。
【0068】
また、テレビ放送表示領域32の操作が有効であることにより、ステップSP18でCPU2が肯定結果を得た場合、このことは、ユーザにより、リモコンRMの操作を介して、テレビ放送表示領域32の操作が有効にされたことを意味する。したがって、ユーザは検索結果などのページ画像の閲覧を終了し、テレビ放送を視聴していると予測される。このとき、再びステップSP1において、文字検出部18は、文字認識による映像内からの文字列の検出を開始する。
【0069】
このようなインターネット検索結果取得処理手順RT1に従って、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定し、その検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を取得し、ユーザに提供する。
【0070】
(1−3)第1の実施の形態による動作及び効果
以上の構成においてインターネットテレビ装置1のCPU2は、インターネットテレビ装置1の電源スイッチがオンにされると、テレビ放送の番組映像と文字放送の映像が重ねられた映像から文字列を検出し、その検出した文字列から単語を検出する。
【0071】
次に、CPU2は、検出した単語に対して、所定の条件に基づいて検索用キーワードとしての優先度を判断し、優先度の一番高い単語を、検索用キーワードとして決定する。
【0072】
そして、CPU2は、WWWブラウザを起動し、通信部17を介して、任意で選択した検索サイトにアクセスし、検索用キーワードを検索サイトに送信して、検索結果のページ情報を取得する。そして、CPU2は、検索結果のページ情報を、表示制御部15を介して、表示部16に入力する。この結果、表示部16より検索結果のページ画像が出力される。
【0073】
このようにしてインターネットテレビ装置1は、ユーザに煩雑な作業を行わせることなく、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定し、その検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を取得してユーザに提供することができる。
【0074】
また、CPU2は、表示画面31に、取得した検索結果のページ画像を表示させると共に、再検索ボタン35を表示させる。ユーザの操作によって、再検索ボタン35が押下されると、CPU2は、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて前回の検索とは異なる検索サイトで検索させた結果を取得して、表示画面31に、検索結果のページ画像を表示する。
【0075】
従って、インターネットテレビ装置1は、ユーザに再検索ボタンを押下するという簡単な操作を行わせるだけで、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて前回の検索とは異なる検索サイトに検索させた結果についても、ユーザに提供することができる。
【0076】
さらに、CPU2は、テレビ放送の番組映像と文字放送の映像が重ねられた映像から文字列を検出するようにした。従って、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の番組映像と文字放送のそれぞれから別々に文字列を検出することなく、上述した映像から文字列を検出するのみで、番組映像と文字放送の両方から文字列を検出することができる。
【0077】
以上の構成によれば、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定するようにした。そして、インターネットテレビ装置1は、その検索用キーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を取得し、表示部16に表示するようにした。
【0078】
こうすることで、映像内の文字列をメモして装置にその文字列を入力するというような煩雑な作業をユーザに行わせることなく、映像内の文字列から決定したキーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果をユーザに閲覧させることができる。
【0079】
かくして、インターネットテレビ装置1は、映像内の文字列から決定したキーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を、ユーザに対して、従来と比して容易に提供することができる。
【0080】
(2)第2の実施の形態
次に、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態とは異なる手順で、検索用キーワードを決定し、その検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を取得するようになっている。ゆえに、ここでは、主に、インターネット検索結果取得処理手順について説明する。尚、この処理手順以外の部分(例えばインターネットテレビ装置1の回路構成など)は、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態を参照とする。
【0081】
(2−1)インターネット検索結果取得処理手順
図5及び図6に示すフローチャートを用いて、この第2の実施の形態におけるインターネット検索結果取得処理手順RT2について詳しく説明する。
【0082】
インターネットテレビ装置1のCPU2は、例えば、インターネットテレビ装置1の電源スイッチがオンにされると、インターネット検索結果取得処理手順RT2を開始する。ステップSP1からステップSP6までは、第1の実施の形態と同様であるので、第1の実施の形態を参照とする。すなわち、ステップSP1からステップSP6において、文字検出部18は、映像から文字列を検出し、その検出した文字列から単語を検出する。そして、キーワード決定部19は、検出した単語に対して所定の条件に従って優先度点数を付け、ステップSP107に移る。
【0083】
ステップSP107においてキーワード決定部19は、優先度点数が一番高い単語が複数あるかどうかを判別する。
【0084】
ここで、優先度点数が一番高い単語が複数あることにより、ステップSP107で肯定結果を得た場合、このことは、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高い単語が複数あることを意味する。このとき、ステップSP108において表示制御部15は、複数の優先度点数が一番高い単語の中からユーザに希望の単語を選択させるため、これら複数の単語を検索用キーワード候補として、表示部16に表示させる。尚、表示部16に表示させた複数の優先度点数が一番高い単語を、以下、検索用キーワード候補の単語とも呼ぶ。
【0085】
ここで、図7に、このとき、検索用キーワード候補の単語が表示された場合の表示画面31の一例を示す。表示画面31の左部にテレビ放送表示領域32が設けられ、その領域にそれまで画面全体に表示されていたテレビ放送が縮小されて表示される。また、表示画面31の右部には、検索用キーワード候補表示領域36が設けられ、その領域に、ユーザに希望の単語を選択させるため、検索用キーワード候補の単語が表示される。表示しきれない単語がある場合は、検索用キーワード候補表示領域36にはスクロールバーが設けられ、表示しきれない単語は、スクロールバーの操作により、表示させることができる。
【0086】
さらに、検索用キーワード候補の単語が表示される際に、検索用キーワード候補表示領域36の操作が有効となる。従って、ユーザは、リモコンRMの操作によって、フォーカス枠を移動させて、希望の単語を選択し、リモコンRMにある決定ボタンを押下することで、希望の単語を検索用キーワードとして選択することができる。
【0087】
ステップSP108が完了すると、ステップSP109においてキーワード決定部19は、検索用キーワード候補表示領域36に表示された検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により単語が選択されるまで待ち受ける。
【0088】
ここで、検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により単語が選択されると、ステップSP109で肯定結果を得て、キーワード決定部19は、ステップSP110に移る。
【0089】
ステップSP110においてキーワード決定部19は、検索用キーワード候補の単語の中からユーザ操作により選択された単語を検索用キーワードとして決定し、決定したキーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0090】
ステップSP110が完了すると、ステップSP111において検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4からあらかじめ登録されている検索サイトのURL情報を呼び出し、そのURL情報を用いて、利用する検索サイトを選択する。このとき、検索サイト選択部20が選択する検索サイトについては、ユーザの操作によりあらかじめ設定しておくこともできる。
【0091】
ステップSP111が完了すると、ステップSP112においてブラウザ起動部21は、WWWブラウザを起動し、ステップSP113に移る。
【0092】
ステップSP113においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、選択された検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、その検索用キーワードを、通信部17を介して、検索サイトに送信して、ステップSP114に移る。
【0093】
ステップSP114においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、検索サイトによる検索結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、検索結果のページ情報を、VRAM12を介して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換し、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果のページ画像が出力される。
【0094】
ここで、図8に、このとき、検索結果のページ画像が表示された場合の表示画面31の一例を示す。表示画面31の左部には、引き続きテレビ放送表示領域32が設けられ、その領域にそれまで表示されていたテレビ放送が表示される。また、表示画面31の右部に、WWWブラウザ表示領域33が設けられ、その領域に検索結果のページ画像がWWWブラウザ画像として表示される。表示しきれないページ画像がある場合、WWWブラウザ表示領域33にはスクロールバーが設けられ、表示しきれないページ画像は、スクロールバーの操作により、表示させることができる。さらに、表示画面31の右下部に、検索用キーワード候補表示領域36が設けられ、当該領域にそれまで表示されていた検索用キーワード候補の単語が表示される。表示しきれない単語がある場合、検索用キーワード候補表示領域36にはスクロールバー37が設けられ、表示しきれない単語は、スクロールバー37の操作により、表示させることができる。
【0095】
このように、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内から検出した検索用キーワード候補の単語が複数ある場合、これら複数の単語の中からユーザに希望の単語を選択させ、その単語を用いて検索サイトに検索させた結果をユーザに閲覧させることができる。
【0096】
さらに、ステップSP112でWWWブラウザが起動される際に、WWWブラウザ表示領域33の操作が有効となる。従って、操作を行うことができる対象を変更するための作業をユーザに行わせることなく、例えば、検索結果に表示されているリンク先の中から希望のリンク先を選択させて、そのリンク先のページを閲覧させることができる。
【0097】
ステップSP114またはステップSP120が完了すると、ステップSP115においてキーワード決定部19は、検索用キーワード候補表示領域36に表示された検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により単語が選択されたかどうかを判別する。
【0098】
ここで、検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により単語が選択されることにより、ステップSP115で肯定結果を得ると、このとき、キーワード決定部19は、ステップSP116に移る。
【0099】
ステップSP116においてキーワード決定部19は、検索用キーワード候補の単語の中からユーザ操作により選択された単語を検索用キーワードとして決定し、そのキーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0100】
ステップSP116が完了すると、ステップSP117において検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4から検索サイトのURL情報を呼び出し、そのURL情報を用いて、利用する検索サイトを選択する。
【0101】
ステップSP117が完了すると、ステップSP118においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、選択した検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、その検索用キーワードを、通信部17を介して、検索サイトに送信して、ステップSP119に移る。
【0102】
ステップSP119においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、検索サイトによる検索結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、検索結果のページ情報を、VRAM12を介して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換し、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果のページ画像が出力される。
【0103】
このように、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像から検出した複数の検索用キーワード候補の単語の中からユーザ操作により選択された単語を用いて検索サイトに検索させた結果を表示させた後も、引き続き検索用キーワード候補の単語を表示させる。従って、インターネットテレビ装置1は、ユーザに、単語を装置に入力するなどの煩雑な作業を行わせることなく、検索用キーワード候補の単語の中から再び希望の単語を選択させるだけで、その単語を用いて検索サイトに検索させた結果を閲覧させることができる。
【0104】
また、上述したステップSP115でキーワード決定部19が否定結果を得た場合、このことは、検索用キーワード候補の単語の中からユーザ操作により単語が選択されていないことを意味する。ステップSP115で否定結果が得られたとき、または、ステップSP119もしくはステップSP125が完了したとき、ステップSP120においてCPU2は、テレビ放送表示領域32の操作が有効かどうかを判別する。
【0105】
ここで、テレビ放送表示領域32の操作が有効ではないことにより、ステップSP120で否定結果を得た場合、このことは、ユーザにより、リモコンRMの操作を介して操作を行うことができる対象が変更されていないことを意味する。従って、ユーザは、検索結果などのページ画像を閲覧していると予測される。このとき、再びステップSP115において、キーワード決定部19は、検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により単語が選択されたかどうかの判別を行う。
【0106】
また、テレビ放送表示領域32の操作が有効であることにより、ステップSP120で肯定結果を得た場合、このことは、ユーザにより、リモコンRMの操作を介して、テレビ放送表示領域32の操作が有効にされたことを意味する。従って、ユーザは検索結果などのページ画像の閲覧を終了し、テレビ放送を視聴していると予測される。このとき、再びステップSP1において、文字検出部18は、文字認識による映像内からの文字列の検出を開始する。
【0107】
また、優先度点数が一番高い単語が一つであることにより、ステップSP107で否定結果を得た場合、このことは、検索用キーワードとして紹介されている可能性が高い単語が一つだけであることを意味する。このとき、キーワード決定部19は、ステップSP121に移る。
【0108】
ステップSP121においてキーワード決定部19は、検出された優先度点数が一番高い単語を検索用キーワードとして決定し、その検索用キーワードをRAM6に書き込んで記憶させる。
【0109】
ステップSP121が完了すると、ステップSP122において検索サイト選択部20は、不揮発性メモリ4からあらかじめ登録されている検索サイトのURL情報を呼び出し、そのURL情報を用いて利用する検索サイトを選択する。
【0110】
ステップSP122が完了すると、ステップSP123においてブラウザ起動部21は、WWWブラウザを起動し、ステップSP124に移る。
【0111】
ステップSP124においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、選択された検索サイトにアクセスする。そして、ブラウザ起動部21は、RAM6に記憶された検索用キーワードを読み出し、その検索用キーワードを、通信部17を介して、検索サイトに送信して、ステップSP125に移る。
【0112】
ステップSP125においてブラウザ起動部21は、通信部17を介して、検索サイトによる検索結果のページ情報を取得する。そして、ブラウザ起動部21は、検索結果のページ情報を、VRAM12を介して、表示制御部15に入力する。表示制御部15は、そのページ情報を画像信号に変換し、表示部16に入力する。この結果、表示部16から、取得した検索結果ページ画像が出力される。
【0113】
このようなインターネット検索結果取得処理手順RT2に従って、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定し、その検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を取得し、ユーザに提供する。
【0114】
(2−2)第2の実施の形態による動作及び効果
以上の構成においてインターネットテレビ装置1のCPU2は、テレビ放送の映像から文字列を検出してその中から単語を検出し、その検出した単語に対して、所定の条件に従って検索用キーワードとしての優先度を判断し、優先度点数を付ける。
【0115】
そして、CPU2は、優先度点数が一番高い単語が複数あった場合、これら複数の単語を検索用キーワード候補の単語として表示部16に表示させる。そして、CPU2は、表示された複数の検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザ操作により選択された単語を検索用キーワードとして決定する。
【0116】
そして、CPU2は、通信部17を介して、検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果のページ情報を取得し、そのページ情報を、表示制御部15を介して、表示部16より出力する。
【0117】
このように、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像から検出した検索用キーワード候補の単語が複数ある場合には、その中からユーザに希望の単語を選択させ、その単語を用いて検索サイトに検索させた結果を取得し、ユーザに提供することができる。
【0118】
さらに、CPU2は、表示画面31に、取得した検索結果のページ画像を表示させると共に、引き続き、検索用キーワード候補表示領域36に、複数ある検索用キーワード候補の単語を表示させる。CPU2は、これら複数の単語の中から、ユーザ操作により選択された単語を検索用キーワードとして決定し、その検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を取得し、表示部16より出力する。
【0119】
このように、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像から検出した検索用キーワード候補の単語が複数ある場合には、引き続き表示されている検索用キーワード候補の単語の中から、ユーザに再び希望の単語を選択させることができるようになっている。そしてこの結果、ユーザに煩雑な作業を行わせることなく、ユーザに選択させた単語を用いて検索サイトに検索させた結果を取得し、ユーザに提供することができる。
【0120】
以上の構成によれば、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内から検出した単語の中に検索用キーワード候補の単語が複数ある場合、これら複数の単語の中からユーザに希望の単語を選択させ、その単語を検索用キーワードとして決定する。そして、インターネットテレビ装置1は、その検索用キーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を取得し、その結果を表示部16に表示してユーザに閲覧させることができるようにした。
【0121】
こうすることで、インターネットテレビ装置1は、ユーザに対して、テレビ放送の映像内の単語の中でも特にユーザが興味を持った単語に関連したインターネット上の情報を提供することができる。
【0122】
(3)他の実施の形態
(3−1)他の実施の形態1
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、映像から検出した単語について、所定の条件に従って、検索用キーワードとしての優先度を判断し、優先度点数を付けるようにした。上述した第1及び第2の実施の形態では、その単語がインターネット上での検索作業を促す単語の近辺にあるかどうかと、その単語の背景色が単一色であるかどうかを条件として用いるようにした。
【0123】
本発明はこれに限らず、例えば、文字サイズが大きいかどうかやその単語の文章中での順番が早いかどうかなどの種々の条件を用いるようにしてもよいし、これらの条件を上述した条件と組み合わせて用いるようにしてもよい。
【0124】
例えば、文字サイズが大きいかどうかを条件として用いるときは、映像内の文字列から検出した単語の中で、文字サイズが所定の大きさ以上である単語に対して、優先度点数を1点プラスするようにする。
【0125】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、映像内から検索用キーワードとして紹介されている可能性の高い単語を一段と正確に検出し、ユーザにその単語を用いて検索サイトに検索させた結果を提供することができる。
【0126】
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットでの検索作業を促す単語の近辺にある単語に対して優先度点数を2点プラスし、背景色が単一色である単語に対して優先度点数を1点プラスするようにした。
【0127】
本発明はこれに限らず、適宜、優先度点数を変更してもよい。また、文字サイズが大きいかどうかなどさらに複数の条件を組み合わせた場合に、適宜、優先度点数を変更してもよい。
【0128】
(3−2)他の実施の形態2
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、優先度点数が一番高い単語が複数あった場合、これら複数の単語の中から、必ず一つの単語を検索用キーワードとして決定するようにした。
【0129】
本発明はこれに限らず、優先度点数が一番高い単語全てを検索用キーワードとして決定し、これらの検索用キーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を取得して表示部16に表示させるようにしてもよい。また、検索用キーワードとする単語の数をあらかじめ設定しておき、複数の優先度点数が一番高い単語からあらかじめ設定した数を任意で選択し、検索用キーワードとして決定するようにしてもよい。
【0130】
このように、インターネットテレビ装置1は、映像内の文字列から検出した複数の単語を用いて検索サイトに検索させた結果を取得するようにしたことで、映像に一段と関連の深いインターネット上の情報をユーザに提供することができる。
【0131】
また、これに限らず、全ての優先度点数が一番高い単語を一つずつ用いてインターネット上の検索サイトに検索させ、その結果を全て取得して、そのうち検索結果の数が一番多かったキーワードについての検索結果を表示部16に表示させるようにしてもよい。
【0132】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、映像内の文字列から決定した検索用キーワードの中から、その検索用キーワードに関連するページの数が最も多い検索用キーワードについての検索結果をユーザに容易に提供することができる。
【0133】
(3−3)他の実施の形態3
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、不揮発性メモリ4から検索サイトのURL情報を呼び出して、ユーザ操作によりあらかじめ設定された検索サイトを、利用する検索サイトとして選択するようにした。
【0134】
本発明はこれに限らず、WWWブラウザ起動時に最初に表示されるよう設定されている検索サイトを選択するようにしてもよいし、WWWブラウザのブックマークに登録されている検索サイトの中から利用する検索サイトを選択するようにしてもよい。また、例えば、WWWブラウザのブックマークの上位に登録されている検索サイトを優先して選択するようにしてもよい。
【0135】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、ユーザに、あらかじめ検索サイトを設定するという作業を行わせることなく、ユーザが通常インターネットを利用する際に利用している検索サイトに検索用キーワードを検索させた結果を提供することができる。
【0136】
(3−4)他の実施の形態4
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、不揮発性メモリ4からあらかじめ登録された検索サイトのURL情報を呼び出して、利用する検索サイトを一つだけ選択するようにした。
【0137】
本発明はこれに限らず、複数の検索サイトを利用する検索サイトとして選択し、複数の検索サイトに検索用キーワードを送信して全ての検索結果を取得し、検索結果の数が一番多かった検索サイトの検索結果を表示部16に表示させるようにしてもよい。
【0138】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、映像内の文字列から決定した検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた検索結果の数を一段と多くユーザに提供することができる。
【0139】
(3−5)他の実施の形態5
さらに、上述した第1及び第2実施の形態では、映像内の文字列から決定した検索用キーワードを用いて検索サイトに検索させた結果を表示する際、検索結果を表示するWWWブラウザ表示領域33をテレビ放送表示領域32と共に設けるようにした。
【0140】
本発明はこれに限らず、検索結果を表示する際、表示画面31にテレビ放送表示領域32を設けずに、WWWブラウザ表示領域33を画面全体に設けてもよい。また、各表示領域の配置を変えてもよいし、ユーザに好みの配置を設定させるようにしてもよいし、この他種々の配置でもよい。
【0141】
また、上述した第1及び第2実施の形態では、検索結果を表示するWWWブラウザ表示領域33をテレビ放送表示領域32と共に設ける際、テレビ放送表示領域32とWWWブラウザ表示領域33を並べて設けるようにした。
【0142】
本発明はこれに限らず、例えば、テレビ放送表示領域32とWWWブラウザ表示領域33を重ねるようにしてもよい。
【0143】
(3−6)他の実施の形態6
さらに、上述した第1の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、表示画面31に、取得した検索結果のページ画像を表示させると共に、再検索ボタン35を表示させるようにした。そして、ユーザがリモコンRMを操作することによって、再検索ボタン35がフォーカス枠によって選択された状態でリモコンRMにある決定ボタンが押下されることで、再検索ボタン35が押下されるようにした。
【0144】
本発明はこれに限らず、再検索ボタン35が押下されたときと同じ処理を行わせるための再検索ボタン(図示せず)をリモコンRMに設けるようにしてもよい。
【0145】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、ユーザに、リモコンRMの再検索ボタンを押下するという簡単な操作を行わせるだけで、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて前回の検索とは異なる検索サイトで検索させた結果を提供することができる。
【0146】
(3−7)他の実施の形態7
さらに、上述した第2の実施の形態では、複数の検索用キーワード候補の単語の中からユーザ操作により選択された単語を用いて検索サイトに検索させた結果を表示する際、引き続きそれまで表示されていた検索用キーワード候補の単語を全て表示するようにした。
【0147】
本発明はこれに限らず、検索用キーワード候補表示領域36には、前回の検索で用いた検索用キーワード以外の検索用キーワード候補の単語を表示させるようにしてもよい。
【0148】
このようにすれば、前回の検索で用いた検索用キーワードと同じ単語がユーザ操作により選択されることを防ぎ、前回の検索で用いた検索用キーワードと異なる単語を用いて検索サイトに検索させた結果をユーザに提供することができる。
【0149】
(3−8)他の実施の形態8
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1は、電源スイッチがオンにされると自動的にインターネット検索結果取得処理手順を実行するようにした。
【0150】
本発明はこれに限らず、インターネット検索結果取得処理手順の実行をユーザに指示させるようにしてもよい。
【0151】
この場合、例えば、リモコンRMに検索開始ボタン(図示せず)を設ける。ユーザにより検索開始ボタンを押下されたときは、インターネットテレビ装置1は、インターネット検索結果取得処理手順を開始させる。また、リモコンRMに検索終了ボタン(図示せず)を設け、ユーザにより検索終了ボタンを押下されると、インターネットテレビ装置1は、インターネット検索結果取得処理手順を終了させるようにする。
【0152】
このようにすれば、インターネットテレビ装置1は、テレビ放送の映像内の文字列から検索用キーワードを決定し、そのキーワードを用いてインターネット上の検索サイトに検索させた結果を提供するという処理を、ユーザに自由に指示させることができる。
【0153】
(3−9)他の実施の形態9
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネット検索結果取得処理手順を実行するためのプログラムを、不揮発性メモリ4にあらかじめ記録しておくようにした。
【0154】
本発明はこれに限らず、このプログラムを、インターネットテレビ装置1が、例えば通信部17を介して、ネットワーク上のサーバからダウンロードして、不揮発性メモリ4にインストールするようにしてもよい。
【0155】
またこれに限らず、このプログラムを、光ディスクなどの記録媒体に記録しておき、インターネットテレビ装置1が、このプログラムを記録媒体から読み出して、不揮発性メモリ4にインストールするようにしてもよい。
【0156】
この場合、インターネットテレビ装置1には、別途、記録媒体からプログラムを読み出し可能なメディアドライブが設けられているとする。
【0157】
(3−10)他の実施の形態10
さらに、上述した第1及び第2の実施の形態では、情報処理装置としてのインターネットテレビ装置1に、文字検出部としての文字検出部18と、キーワード決定部としてのキーワード決定部19とを設けるようにした。さらに、インターネットテレビ装置1には、キーワード送信部、検索結果受信部としての通信部17、ブラウザ起動部21と、表示制御部としての表示制御部15とを設けるようにした。
【0158】
本発明はこれに限らず、同様の機能を有していれば、これらを他の種々のハードウェアに置き換えてもよい。例えば、文字検出部、キーワード決定部、キーワード送信部、検索結果受信部、表示制御部のそれぞれを個別のハードウェアまたはソフトウェアで実現するようにしてもよい。
【0159】
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1に、キーワード記憶部としてのRAM6と、情報検索システムアドレス情報記憶部としての不揮発性メモリ4と、情報検索システム選択部としての検索サイト選択部20を設けるようにした。
【0160】
本発明はこれに限らず、同様の機能を有していれば、これらを他の種々のハードウェアに置き換えてもよい。
【0161】
また、上述した第1及び第2の実施の形態では、インターネットテレビ装置1に、受信部としてのアンテナ8、チューナ部9、復調部10と、文字放送分離部としての文字放送デコーダ部11とを設けるようにした。さらに、インターネットテレビ装置1に、文字放送表示処理部としての文字放送表示処理部13と、映像信号生成部としての映像信号生成部14とを設けるようにした。
【0162】
本発明はこれに限らず、同様の機能を、上述した第1及び第2の実施の形態と同様の処理を実現できる情報処理装置と接続され一体となって動作することができる別の装置によって実現するようにしてもよい。
【0163】
また、本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と同様の処理を実現できる情報処理装置であれば、インターネットテレビ装置1に限らず、映像再生機能を有するパーソナルコンピュータなど、この他種々の情報処理装置に適用することができる。また、テレビ放送に限らず、文字列を検出することのできる映像であれば、光ディスクなどの記録媒体に記録された映像など、この他種々の映像を再生する情報処理装置に本発明を適用するようにしてもよい。
【0164】
(3−11)他の実施の形態11
さらに、本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至10とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態とここまで説明した他の実施の形態1乃至10の一部または全部を任意に組み合わせた形態、もしくは一部を抽出した形態も適用範囲とする。
【0165】
例えば、第1の実施の形態の一部と第2の実施の形態を組み合わせてもよい。この場合、例えば、インターネットテレビ装置1で検索結果が表示されたとき、再検索ボタン表示領域34に再検索ボタン35が表示されると共に、検索用キーワード候補表示領域36に検索用キーワード候補の単語が表示される。
【0166】
従って、このとき、ユーザに、リモコンRMの操作を介し、再検索ボタン35を押下させることで、前回の検索と同じ検索用キーワードを用いて、前回の検索で利用した検索サイトとは異なる検索サイトに検索させた結果をユーザに対して提供することができる。またこのとき、ユーザに、リモコンRMの操作を介し、検索用キーワード候補表示領域36に表示されている単語の中から希望の単語を選択させることで、その単語を用いて検索サイトに検索させた結果をユーザに対して提供することもできる。
【0167】
また、例えば、他の実施の形態1と3とを組み合わせてもよいし、さらに1と3に加えて他の実施の形態の5を組み合わせるなどしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0168】
本発明は、例えば、テレビ放送などの映像再生機能とインターネット接続機能とを有する情報処理装置に広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0169】
【図1】第1及び第2の実施の形態におけるインターネットテレビ装置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施の形態におけるインターネット検索結果取得処理手順(1)を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施の形態におけるインターネット検索結果取得処理手順(2)を示すフローチャートである。
【図4】第1の実施の形態における表示画面の構成を示す略線図である。
【図5】第2の実施の形態におけるインターネット検索結果取得処理手順(1)を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態におけるインターネット検索結果取得処理手順(2)を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における表示画面(1)の構成を示す略線図である。
【図8】第2の実施の形態における表示画面(2)の構成を示す略線図である。
【符号の説明】
【0170】
1……インターネットテレビ装置、2……CPU、4……不揮発性メモリ、5……入力部、6……RAM、8……アンテナ、9……チューナ部、10……復調部、11……文字放送デコーダ部、12……VRAM、13……文字放送表示処理部、14……映像信号生成部、15……表示制御部、16……表示部、17……通信部、18……文字検出部、19……キーワード決定部、20……検索サイト選択部、21……ブラウザ起動部、32……テレビ放送表示領域、33……WWWブラウザ表示領域、34……再検索ボタン表示領域、35……再検索ボタン、36……検索用キーワード候補表示領域。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像信号に基づく映像から文字列を検出する文字検出部と、
上記文字検出部により検出された上記文字列からネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定するキーワード決定部と、
上記キーワード決定部により決定された上記キーワードをネットワーク上の情報を検索する情報検索システムに送信するキーワード送信部と、
上記情報検索システムによる検索結果情報を受信する検索結果受信部と、
上記検索結果受信部により受信された上記検索結果情報を表示部に表示させる表示制御部と
を具える情報処理装置。
【請求項2】
上記文字検出部は、
映像信号に基づく映像から検出した上記文字列の中から単語を検出し、
上記キーワード決定部は、
上記文字検出部により検出された上記単語の中からネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
上記キーワード決定部は、
上記文字検出部により検出された上記単語毎に、ネットワーク上の情報を検索するためのキーワードとしての優先度を設定し、当該優先度に基づいてネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
上記キーワード決定部は、
上記文字検出部により検出された上記単語毎に、その単語がネットワーク上での検索作業を促す単語の近辺にあるかどうかに基づいて、ネットワーク上の情報を検索するためのキーワードとしての優先度を設定する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
上記キーワード決定部は、
上記文字検出部により検出された上記単語毎に、その単語の背景色が単一色であるかどうかに基づいて、ネットワーク上の情報を検索するためのキーワードとしての優先度を設定する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
上記表示制御部は、
上記キーワード決定部により、ネットワーク上の情報を検索するためのキーワードとしての優先度を設定された上記単語の中で優先度が一番高い単語が複数ある場合、当該複数の単語を表示部に表示させ、
上記キーワード決定部は、
上記表示制御部により表示部に表示された上記複数の単語の中からユーザ操作により選択された単語をネットワーク上の情報を検索するためのキーワードとして決定する
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
上記キーワード決定部により決定されたキーワードを記憶するキーワード記憶部と、
複数の情報検索システムのネットワーク上でのアドレス情報を記憶する情報検索システムアドレス情報記憶部と、
上記情報検索システムアドレス情報記憶部により記憶された上記アドレス情報から、前回用いた情報検索システムとは異なる情報検索システムのアドレス情報を選択する情報検索システム選択部と
を具え、
上記キーワード送信部は、
上記キーワード記憶部により記憶された上記キーワードを、上記情報検索システム選択部により選択された上記アドレス情報に基づく情報検索システムに送信する
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
放送信号を受信する受信部と、
上記受信部で受信された上記放送信号に含まれている文字放送信号を分離する文字放送分離部と、
上記文字放送分離部で分離された上記文字放送信号を表示信号に変換する文字放送表示処理部と、
上記受信部で受信された上記放送信号に含まれる番組映像信号と、上記文字放送表示処理部で文字放送信号から変換された上記表示信号より、上記映像信号を生成する映像信号生成部と
を具える請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
上記表示制御部は、
上記検索結果受信部により受信された上記検索結果情報を上記映像信号に基づく映像と共に表示部に表示させる
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
映像信号に基づく映像から文字列を検出する文字検出ステップと、
上記文字検出ステップで検出した上記文字列からネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定するキーワード決定ステップと、
上記キーワード決定ステップで決定した上記キーワードを、ネットワーク上の情報を検索する情報検索システムに送信するキーワード送信ステップと、
上記情報検索システムによる検索結果情報を受信する検索結果受信ステップと、
上記検索結果受信ステップで受信した上記検索結果情報を表示部に表示させる表示ステップと
を具える情報処理方法。
【請求項11】
情報処理装置に、
映像信号に基づく映像から文字列を検出する文字検出ステップと、
上記文字検出ステップで検出した上記文字列からネットワーク上の情報を検索するためのキーワードを決定するキーワード決定ステップと、
上記キーワード決定ステップで決定した上記キーワードを、ネットワーク上の情報を検索する情報検索システムに送信するキーワード送信ステップと、
上記情報検索システムによる検索結果情報を受信する検索結果受信ステップと、
上記検索結果受信ステップで受信した上記検索結果情報を表示部に表示させる表示ステップと
を実行させるための情報処理プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−39647(P2010−39647A)
【公開日】平成22年2月18日(2010.2.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−200081(P2008−200081)
【出願日】平成20年8月1日(2008.8.1)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】