説明

情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラム

【課題】アクセシビリティに関する設定に応じた表示となるように表示される要素毎に表現を切り換えて、特定のユーザが快適に利用し易い表示を行えるようにした情報処理装置を提供する。
【解決方法】情報処理装置の判定手段(S402)でアクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定し、アクセシビリティに関する設定が有効であると判定し、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であった場合に、生成手段(S306)が要素の表示方法を変更して画面を生成する。これにより特定のユーザにも情報処理装置を快適に利用可能とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルコンピュータや複合機等の情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
パーソナルコンピュータや複合機等の情報処理装置では、ディスプレイやタッチパネル等に、静止画像や動画像を表示し、ユーザに情報を提示するものが知られている。
【0003】
しかし、このような画像を表示する場合に、例えば、視力の弱いユーザや視覚障害者等の特定のユーザにとっては、自分が認識しづらい配色構成で画像が表示されると情報処理装置を快適に利用する事が困難となる場合がある。
【0004】
そこで、これら特定のユーザに対応するため、入力部からの切り換え情報に応じた所定の配色画面を表示させるための画面情報を表示処理部で生成するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−182461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、表示するコンテンツによっては、特定のユーザにとって配色構成を切り換えただけでは、快適に操作できるようにはならない場合がある。
【0007】
例えば、表示するコンテンツが実写などの、イラストと比べるとコントラストが弱い物の場合には、配色構成を切り換えても特定のユーザに認識し易くできにくい場合がある。さらに、表示するコンテンツが動画像等で静止画像と比べると一定期間の情報量が多いものの場合には、配色構成を切り換えても認識し易さを向上することが困難である。
【0008】
本発明の目的は、アクセシビリティに関する設定に応じた表示となるように表示される要素毎に表現を切り換える。これにより、特定のユーザが快適に利用し易い表示を行えるようにした情報処理装置、情報処理装置の制御方法及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であった場合に、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定手段と、前記判定手段によってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であり、更に表示される画面が特定の表示内容であった場合、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
上記目的を達成するために、本発明の情報処理装置の制御方法は、アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップによってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であった場合に、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成ステップと、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、アクセシビリティに関する設定がされている際に、表示される要素毎に表現を切り換えることにより、特定のユーザにも情報処理装置を快適に利用可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態に係る情報処理システムの全体構成説明図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る情報処理装置のソフトウェア構成の説明図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る情報処理システムで実行される画面の生成処理の手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態に係る情報処理システムで実行される動画像の内容に応じた画面の生成処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。
【0015】
(第1実施の形態)
本第1実施の形態に係る情報処理装置の全体構成を示す図1のブロック図で、102はCPUである。このCPU102を含む制御部103は、CPU102、ROM104、RAM105、HDD106等を備え、情報処理装置101全体の動作を制御する。このCPU102は、ROM104に記憶された制御プログラムを読み出して読取制御や画面表示制御などの各種制御を司る。
【0016】
また、図1で105は、RAMであり、CPU102の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。図1に示すHDD106は、動画像データや各種プログラム、或いは各種設定値を記憶する。
【0017】
図1に示す操作部I/F107は、操作部108と制御部103とを接続する。この操作部108は、ユーザからの指示を受ける入力部109と、画面を表示する液晶表示部110と複数個のハードキー等を備え、利用者が様々な操作を行うためのユーザインターフェースを提供する。
【0018】
図1に示すネットワークI/F111は、制御部103(情報処理装置101)をLAN112に接続する。このネットワークI/F111は、LAN112上の外部装置(例えば、別の情報処理装置)に、画面データや情報を送信したり、LAN112上の外部装置から各種情報を受信したりする。
【0019】
尚、情報処理装置は、PCに限らず、プリンタや複写機、複合機等のコンピュータ周辺機器であってもよい。
【0020】
次に、情報処理装置101の機能構成について、図2のブロック図を参照して説明する。この情報処理装置101が備える機能は、ROM104に格納された制御プログラムをCPU102が実行することにより実現される。
【0021】
図2に示す設定情報管理部201は、情報処理装置101の制御部103の制御に係る設定情報を管理する。管理される設定情報は、操作部108の液晶表示部110に表示する画面の生成処理方法を切り換える設定情報を含んでいる。例えば、白色で構成されている部分は黒色に変更し、黒色で構成されている部分は白色に変更するといった、画面の配色を別の色に置き換えるか否かを設定するRGB反転設定情報を管理する。この設定情報は、画面のコントラストを強くし、特定のユーザにとって画面を見やすくするための手段として用いることができる。
【0022】
また例えば、この設定情報管理部201は、画面を構成する各要素をそれぞれ拡大したもので画面を構成するか否かを設定する拡大表示設定情報を管理する。この設定情報は、画面上の文字やボタンを大きくすることで、特定のユーザにとって画面を見やすくするための手段として用いることができる。
【0023】
また例えば、この設定情報管理部201は、音声読み上げをするか否かを設定する音声読み上げ設定情報を管理する。この設定情報は、画面情報を音声情報に変換して出力するなどの、操作部108の液晶表示部110以外の手段でユーザに画面情報を伝えるか否かを設定するものである。
【0024】
また例えば、この設定情報管理部201は、音声認識をするか否かを設定する音声認識設定情報を管理する。この設定情報は、操作部108の入力部109の代わりにユーザの音声情報を用いて、情報処理装置101を制御するための入力手段とするか否かを設定するものである。
【0025】
また例えば、この設定情報管理部201は、画面のコントラストを強くするか否かを設定する高コントラスト設定情報を管理する。これと共にこの設定情報管理部201は、操作部108の液晶表示部110に表示する動画像データの再生速度を遅くするか否かを設定する動作再生速度設定情報を管理する。これらの設定情報は、特定のユーザにとって画面の操作をしやすくするための手段として用いることができる。
【0026】
なお、本実施の形態では、障害者等の特定のユーザに情報処理装置101の操作をし易くさせるために設定するこれらの設定情報をまとめて、アクセシビリティ設定情報というものとする。アクセシビリティ設定情報に基づくアクセシビリティ設定を有効とするか無効とするかは、操作部108に表示される画面や、外部装置に表示される画面によって、ユーザが任意に設定可能となっている。
【0027】
図2に示す要素種類管理部202は、画面を構成する要素の種類情報を管理する。例えば、要素種類管理部202は、動画像か否かを示す情報、実写か否かを示す情報等を管理する。
【0028】
図2に示す要素表示方法管理部203は、画面を構成する各要素をどのような見せ方にするかの情報を管理する。
【0029】
次に、情報処理装置101で実行する動画を含む画面の生成処理の手順について、図3のフローチャートを参照して説明する。なお、フローチャートで示す手順に係るプログラムは、制御部103のROM104,RAM105,HDD106のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU102により実行される。
【0030】
制御部103は、操作部108の液晶表示部110に表示している画面を更新する指示を受けるまで待機する(ステップS301でNO)。制御部103は、操作部108から画面を更新する指示を受けると(ステップS301でYES)この画面の生成処理を開始し、次のステップS302へ進んでアクセシビリティ設定が有効か無効かを判定する。ここで、制御部103は、ユーザの操作を受け付けた操作部108の入力部109が操作部I/F111を介して、制御部103にその受け付けた旨を送信したときに、画面を更新する指示があったと判断することができる。また、制御部103は、情報処理装置101の状態変化によって、状態が変更した旨を制御部103が受け付けたときに、画面を更新する指示があったと判断することができる。
【0031】
次に、制御部103は、記憶手段に記憶されているアクセシビリティ設定が有効状態になっているか否かを判定する(ステップS302)。アクセシビリティ設定が有効になっていると判定した場合(ステップS302でYES)に、ステップS303へ進む。アクセシビリティ設定が有効になっていないと判定した場合(ステップS302でNO)は、ステップS306へ進む。
【0032】
ステップS303に進んだ場合に、制御部103は、更新指示を受けて、生成しようとする画面に含まれる各構成要素が動画像であるか否かを判定する。構成要素が動画像であると判定した場合(ステップS303でYES)には、要素の見せ方を決定するステップS304へ進む。構成要素が動画像ではないと判定した場合(ステップS303でNO)には、ステップS305へ進む。
【0033】
ステップS304に進んだ場合に、制御部103は、生成しようとする画面に含まれる動画像の再生速度を遅くする加工処理を実行する(ステップS304)。この加工処理は、設定情報管理部201に管理された動作再生速度設定情報を用いて実行される。そして、次のステップS306へ進む。尚、このステップS304の処理では、再生速度を遅くする処理としたが、アクセシビリティを変更する処理であれば、何であっても構わない。このステップS304の処理では、例えば、逆に再生速度を速くする処理又は画像のコントラストを強くする加工処理であっても良い。このステップS304の処理は、コントラストの強調具合は可変として、ユーザがコントラストの強さを任意に変更可能とする処理であっても構わない。また、このステップS304の処理は、動画像の各フレームのエッジを抽出し強調した動画像を再作成する処理などの動画像に対する加工処理であっても良い。また、このステップS304の処理は、動画像を別のイラスト画像に置き換える処理などの動画像以外の要素に切り換える処理であっても良い。また、このステップS304の処理は、動画像を白黒のイラストによるアニメーションに切り換える処理であっても良い。また、このステップS304の処理は、カラーの動画像に対し、白黒の動画像に加工する処理であっても良い。その他、様々な処理が考えられる。
【0034】
次に、ステップS305に進んだ場合に、制御部103は、動画像ではない要素に対し、反転表示をするための色の反転処理を施して、ステップS306へ進む。この処理は、設定情報管理部201によって管理されたRGB反転設定情報を用いて実行される。尚、このステップS305の処理では、要素の色を反転する処理としたが、動画像の要素に対する処理(ステップS304)以外の処理であれば何であっても構わない。このステップS305の処理では、例えば、要素を拡大する処理又は何も処理を施さなくても良い。
【0035】
次に、ステップS306で、制御部103は、前述した各要素で構成された画面の生成を行い、この画面の生成処理を終了する。
【0036】
この情報処理装置101では、上述した画面の生成処理を実行することにより、動画像と動画像以外で、例えば障害者等の特定のユーザにとって見やすく、内容を認識し易いように、表示の仕方を変えることができる。よって、特定のユーザにとっても、認識しやすい画面を提供することができる。
【0037】
(第2実施の形態)
次に、本発明に係る第2実施の形態に係る、情報処理装置で行われる、内容対応式の画面の生成処理の手順ついて、図4のフローチャートを参照して説明する。本第2実施の形態では、前述した第1実施の形態で画面を構成する要素の種類によって表示を切り換えるのに対して、さらに同じ要素の種類であっても表示内容の違いによって、表示を切り換える処理を行う。
【0038】
なお、本第2実施の形態に係る情報処理装置では、制御部103が、CPU102、ROM104、RAM105、HDD106等で構成されている。さらに、この情報処理装置では、図4のフローチャートで示す手順が制御部103のROM104,RAM105,HDD106のいずれかの記憶手段に記憶され、CPU102により実行される。
【0039】
制御部103は、操作部108の液晶表示部110に表示している画面を更新する指示を受けるまで待機する(ステップS401でNO)。制御部103は、操作部108から画面を更新する指示を受けると、次のステップS402へ進む(ステップS401でYES)。
【0040】
次に、制御部103は、記憶手段に記憶されているアクセシビリティ設定が有効状態になっているか否かを判定する(ステップS402)。アクセシビリティ設定が有効になっていると判定した場合(ステップS402でYES)に、ステップS403へ進む。アクセシビリティ設定が有効になっていないと判定した場合(ステップS402でNO)は、ステップS408へ進む。
【0041】
ステップS403に進んだ場合に、制御部103は、更新指示を受けて、生成しようとする画面に含まれる各構成要素が動画像であるか否かを判定する。構成要素が動画像であると判定した場合(ステップS403でYES)には、ステップS405へ進む。構成要素が動画像ではないと判定した場合(ステップS403でNO)には、ステップS404へ進む。
【0042】
ステップS405へ進んだ場合に、制御部103は、動画像が見せ方を変更する対象条件に該当するか否かを判定する。制御部103は、変更対象であると判定した場合(ステップS405でYES)にステップS406へ進む。制御部103は、変更対象ではないと判定した場合(ステップS405でNO)に、ステップS407へ進む。このステップS405では、動画が何を再生するのかといった動画の表示内容に基づいて判定を行う。例えば制御部103は、情報処理装置101がエラー状態になった時に、その解決方法を示す表示内容の動画像の場合に変更対象であると判定し、それ以外の動画像の場合に、変更対象ではないと判定する。なお図示しないが制御部103は、動画像の中身が変更対象かどうかについて記憶部に予め保持されている設定情報に基づいて要素の内容情報を判定する。
【0043】
次に、ステップS406へ進んだ場合に、制御部103は、生成しようとする画面に含まれる動画像の再生速度を最も遅くする加工処理を実行して、次のステップS408へ進む。
【0044】
ステップS407へ進んだ場合に、制御部103は、生成しようとする画面に含まれる動画像の再生速度を中速にする加工処理を実行してステップS408へ進む。
【0045】
ステップS408へ進んだ場合に、制御部103は、前述した各要素で構成された画面の生成を行う。
【0046】
この情報処理装置101では、上述した内容対応式の画面の生成処理を実行してエラー状態の解決方法を示す動画像を生成する場合に、再生速度を最も遅くする加工処理を行って、ユーザが表示内容をよく理解できるようにする。
【0047】
また、この情報処理装置101では、エラー状態の解決方法を示す動画像でない場合に、その動画の中身に重要性が高くないので再生速度を中速にする加工処理を行うことにより、動画像の再生が終了する時間を短くする。これにより、この情報処理装置101では、ユーザが情報処理装置を占有し続ける時間を短くして、他のユーザが、この後に情報処理装置101を早く使えるようにする。
【0048】
なお、上述した内容対応式の画面の生成処理を実行する情報処理装置101では、ステップS405にて、情報処理装置101のエラー状態の解決方法を示す動画か否かで処理を変える例について説明した。しかしながら、この情報処理装置101で実行する内容対応式の画面の生成処理では、実行動画の中身がエラー状態の解決方法を示す動画であることに限定されず、他の区別で処理を変えても良い。
【0049】
例えば、この情報処理装置101では、情報処理装置101の操作の仕方を示す内容の動画像か否かで処理を変えるように構成しても良い。この情報処理装置101では、広告や企業ロゴなどの宣伝を示す内容の動画像か否かで処理を変えるように構成しても良い。この情報処理装置101では、予め記憶手段に記憶されている動画像か否かで処理を変えるように構成しても良い。
【0050】
なお、この情報処理装置101では、ステップS406とステップS407にて、動画像の再生速度を変更する加工処理を行う例について説明した。しかし、加工処理方法は、前述の手段に限定されるものではなく、ステップS406とステップS407で別の処理を、別の手段で行うように構成しても良い。この場合には、例えば、再生速度を速くする加工処理又は動画像のコントラストを強くする加工処理であっても良い。この場合には、コントラストの強調具合を可変とし、ユーザがコントラストの強さを変更可能とした構成であっても良い。
【0051】
また、この情報処理装置101では、動画像の各フレームのエッジを抽出し強調した動画像を再作成する処理などの動画像に対する加工処理であっても良い。また、この情報処理装置101では、ステップS406において、動画像を別のイラスト画像に置き換える処理を行い、ステップS407で処理を行わないようにする。このように、ステップS406とステップS407とで別の処理を行うように構成しても良い。このように構成した場合には、例えば、動画像と置き換えるイラスト画像について、全ての動画像分を記憶手段に予め用意しておかなくてもよくなるので記憶手段に記憶しておくデータ量を削減でき、余った領域を他の処理に利用可能となる。
【0052】
この情報処理装置101で上述した内容対応式の画面の生成処理を実行する場合には、動画像の中身に応じて見せ方を変更することができるので、ユーザが認識しやすい画面を提供することができる。
【0053】
なお、上述した情報処理装置101で実行する内容対応式の画面の生成処理では、動画を含む画面について述べたが、実写画像(実写の静止画、又は実写の動画)を含む画面としても良い。この場合には、実写と実写以外の要素で見せ方を変えることで、ユーザが認識しやすい画面を提供することができる。
【0054】
また、上述した情報処理装置101では、図2に示す設定情報管理部201が情報処理装置101内に含まれる構成について説明したが、ネットワークI/F111を介して、LAN112に接続された外部装置上の記憶手段にこれらを記憶するようにしてもよい。そして、図3や図4に示す全て又は一部のステップをこの外部装置で行うように構成してもよい。
【0055】
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。すなわち、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記録媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータ(CPU若しくはMPU等)は、プログラムを読み出してその処理を実行する。
【符号の説明】
【0056】
101 情報処理装置
102 CPU
108 操作部
109 入力部
110 液晶表示部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であった場合に、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
前記生成手段は、前記判定手段によってアクセシビリティに関する設定が有効でないと判定された場合、表示部に表示させる画面を構成する要素の表示方法を変更することなく、画面を生成することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記特定の種類は、動画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記生成手段は、動画像の再生速度を変更して画面を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記生成手段は、動画像をイラストによるアニメーションに変更して画面を生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記特定の種類は、実写画像であることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記生成手段は、実写画像のコントラストを強くした画面を生成することを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であり、更に表示される画面が特定の表示内容であった場合、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項9】
アクセシビリティに関する設定が有効か否かを判定する判定ステップと、
前記判定ステップによってアクセシビリティに関する設定が有効であると判定され、且つ、表示部に表示させる画面を構成する要素が特定の種類であった場合に、当該要素の表示方法を変更して画面を生成する生成ステップと、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。
【請求項10】
請求項9の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータで読み取り可能なプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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