説明

情報処理装置および方法、並びにプログラム

【課題】視聴中のスクラップブックに関連するスクラップブックを推薦する。
【解決手段】例えば、スクラップブックが表示されている状態で、例えば、ボタン操作やキー操作などにより、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令された場合、検索キーとの一致度の高いスクラップブックが一覧表示の先頭側に表示されるように、検索キーに対応するスクラップブックの一覧が記載されたドロップダウンリストボックス261が表示される。ユーザは、ドロップダウンリストボックス261に表示されたスクラップブックの中から所望のスクラップブックを選択決定することにより、現在表示中のスクラップブックに関連のあるスクラップブックから、所望のものを選択して表示させるようにすることができる。本発明は、例えば、HDDレコーダに適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、メタデータに基づいてコンテンツを分類し、ユーザが興味を有する可能性が高い分類を優先的に表示させるようにすることができるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、HDD(Hard Disk Drive)レコーダやパーソナルコンピュータなどの機器において、コンテンツに付加されたメタデータを利用してコンテンツの検索を行うことができる。しかしこの場合、ユーザが、能動的にどのメタデータで検索したいかを、機器に対して働きかける必要がある。また、検索された結果が表示されたリストの中から、ユーザが、最終的に1つのコンテンツを選択しなければならない。
【0003】
銀塩カメラで撮影された写真をアルバムに保存する場合、例えば、イベント毎、撮影された場所毎、日付毎にアルバムを分けたり、ページを分けたりして写真を保存することができる。さらに、撮影された写真に関連した、レシート、パンフレットやチケット等もあわせて保存することができる。これにより、年月が経ってから写真を探すときに、分類されたアルバムやページから、日付やイベント名をキーに容易にさかのぼることができる。
【0004】
また、写真撮影されたフィルム画像を電子画像に変換し、これに撮影日や場所等の付加情報を付加して電子データとして保存管理し、画像が記録された写真フィルムを電子データと関連付けて保管するようにしたものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0005】
【特許文献1】特開平10−143631号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、HDDレコーダやパーソナルコンピュータにおいて、写真や動画などのコンテンツを、銀塩カメラで撮影された写真のアルバムのように、レシート、パンフレットやチケット等に関連させて保存することはできない。
【0007】
また、上述したように、ユーザが、コンテンツを参照したい場合、ユーザは、能動的にどのメタデータで検索したいかを、機器に対して働きかける必要がある。また、検索された結果がリスト表示されたとしても、ユーザは、複数の検索結果の中から、最終的に1つのコンテンツを選択する必要があるが、検索結果が少ない場合、ユーザは、他のコンテンツを視聴する機会を失ってしまうかもしれないし、検索結果が多い場合、ユーザは、その中から1つを選択するのが困難と感じるかもしれない。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、メタデータに基づいてコンテンツを分類し、ユーザが興味を有する可能性が高い分類を自動的に優先的に表示させるようにすることができるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の第1の側面の情報処理装置は、1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置であって、前記画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記グループの属性情報を記憶するグループ属性情報記憶手段と、前記画像を前記グループごとに表示する処理を制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出する検索キー抽出手段と、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する検索手段とを備え、前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御する。
【0010】
年月日時を計時する計時手段を更に備えさせるようにすることができ、前記検索キー抽出手段には、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたときに前記計時手段により計時される年月日時の少なくともいずれかを検索キーとして抽出させるようにすることができる。
【0011】
ネットワークを介して外部からテキストデータを取得する取得手段を更に備えさせるようにすることができ、前記取得手段には、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたときに外部から前記テキストデータを取得させるようにすることができ、前記検索キー抽出手段には、前記取得手段により取得された前記テキストデータを検索キーとして抽出させるようにすることができる。
【0012】
EPGを取得するEPG取得手段を更に備えさせるようにすることができ、前記検索キー抽出手段には、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、それ以前の所定の期間に前記EPG取得手段により取得された前記EPGに含まれる情報から検索キーを抽出させるようにすることができる。
【0013】
コンテンツデータを記録再生する記録再生手段と、前記コンテンツデータに付随する関連情報を取得する関連情報取得手段を更に備えさせるようにすることができ、前記検索キー抽出手段には、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、それ以前の所定の期間に前記記録再生手段により記録または再生された前記コンテンツデータに関連する前記関連情報に含まれる情報から検索キーを抽出させるようにすることができる。
【0014】
前記検索手段には、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索させるようにすることができる。
【0015】
前記画像データ記憶手段には、前記画像の属性情報を更に記憶させるようにすることができ、前記検索手段には、前記画像データ記憶手段により記憶されている前記画像の前記属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記画像を検索し、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、検索された前記画像を含む前記グループを検索させるようにすることができる。
【0016】
本発明の第1の側面の情報処理方法は、1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置の情報処理方法であって、前記画像の画像データを記憶し、前記グループの属性情報を記憶し、前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出し、記憶されている前記グループ属性情報を用いて、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御するステップを含む。
【0017】
本発明の第1の側面のプログラムは、画像データを記憶する第1の記憶部と、前記画像データに対応する画像をグループごとに分類した場合の前記グループの属性情報を記憶する第2の記憶部とを用い、1以上の前記画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出し、第2の記憶部に記憶されている前記グループ属性情報を用いて、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0018】
本発明の第1の側面においては、画像の画像データが記憶され、グループの属性情報が記憶され、画像をグループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーが抽出され、記憶されているグループ属性情報を用いて、抽出された検索キーに関連するグループが検索され、検索された検索キーに関連するグループが表示順で先頭側になるようにして、グループの一覧が表示される。
【0019】
本発明の第2の側面の情報処理装置は、1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置であって、前記画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、前記グループの属性情報を記憶するグループ属性情報記憶手段と、前記画像を前記グループごとに表示する処理を制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの属性情報から、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出する検索キー抽出手段と、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する検索手段とを備え、前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧の表示を制御する。
【0020】
前記検索手段には、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索させるようにすることができる。
【0021】
前記画像データ記憶手段には、前記画像の属性情報を更に記憶させるようにすることができ、前記検索手段には、前記画像データ記憶手段により記憶されている前記画像の前記属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記画像を検索し、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、検索された前記画像を含む前記グループを検索させるようにすることができる。
【0022】
本発明の第2の側面の情報処理方法は、1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置の情報処理方法であって、前記画像の画像データを記憶し、前記グループの属性情報を記憶し、前記画像を前記グループごとに表示し、表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、記憶されている前記グループ属性情報を用いて、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出し、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧を表示するステップを含む。
【0023】
本発明の第2の側面のプログラムは、画像データを記憶する第1の記憶部と、前記画像データに対応する画像をグループごとに分類した場合の前記グループの属性情報を記憶する第2の記憶部とを用い、1以上の前記画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、前記画像の前記グループごとの表示を制御し、表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、前記第2の記憶部により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出し、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧の表示を制御する
【0024】
本発明の第2の側面においては、画像の画像データが記憶され、グループの属性情報が記憶あれ、画像がグループごとに表示され、表示されているグループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、記憶されているグループ属性情報を用いて、選択されたグループの属性情報が、検索キーとして抽出され、抽出された検索キーに関連するグループが検索され、検索された検索キーに関連するグループの一覧が表示される。
【0025】
ネットワークとは、少なくとも2つの装置が接続され、ある装置から、他の装置に対して、情報の伝達をできるようにした仕組みをいう。ネットワークを介して通信する装置は、独立した装置どうしであっても良いし、1つの装置を構成している内部ブロックどうしであっても良い。
【0026】
また、通信とは、無線通信および有線通信は勿論、無線通信と有線通信とが混在した通信、即ち、ある区間では無線通信が行われ、他の区間では有線通信が行われるようなものであっても良い。さらに、ある装置から他の装置への通信が有線通信で行われ、他の装置からある装置への通信が無線通信で行われるようなものであっても良い。
【0027】
情報処理装置は、独立した装置であっても良いし、HDDレコーダ等の記録再生装置の情報処理を行うブロックであっても良い。
【発明の効果】
【0028】
以上のように、本発明の第1の側面によれば、グループの一覧を表示することができ、とくに、アプリケーションの起動時などに、そのときの状況に基づいて、ユーザが好むと推測されるグループを優先的に一覧に表示することができる。
【0029】
また、本発明の第2の側面によれば、グループの一覧を表示することができ、特に、現在ユーザが視聴しているグループに関連するグループを検索して、その一覧を表示することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0030】
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0031】
図1は、本発明の一実施の形態であるHDDレコーダの構成の例を示すブロック図である。
【0032】
図1のHDDレコーダ1は、図示せぬ外部装置から供給されるAV(Audio Video)信号、または図示せぬアナログチューナ若しくは図示せぬラインチューナから供給されるアナログ信号として入力される映像信号および音声信号を記録または再生する。HDDレコーダ1は、再生された映像信号を、外部に接続されているモニタ2に出力する。また、HDDレコーダ1は、再生された音声信号を、外部に接続されているスピーカ3に出力する。
【0033】
AV信号を供給する外部装置は、例えば、i.LINK(商標)を介して接続される外部装置、デジタルBS(Broadcasting Satellite)チューナもしくはデジタルCS(Communications Satellite)チューナ、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、またはスキャナなどである。
【0034】
HDDレコーダ1には、必要に応じてドライブ4が接続される。ドライブ4には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア5が必要に応じて装着され、データの授受を行うようになされている。
【0035】
図1のHDDレコーダ1は、コーデック11、サンプリングレートコンバータ12、アナログ入力処理部13、A/Dコンバータ14、切換部15、NTSC(National Television System Committee)デコーダ16、エンコーダ17、記録再生部18、操作部19、制御部20、デコーダ21、NTSCエンコーダ22、D/Aコンバータ23、および、ネットワークインタフェース24から構成される。
【0036】
コーデック11は、図示せぬ外部装置から供給されるAV信号のうち、デジタルビデオ信号の圧縮を伸張し、NTSCデコーダ16に供給する。
【0037】
サンプリングレートコンバータ12は、図示せぬ外部装置から供給されるAV信号のうち、デジタルオーディオ信号のサンプリングレートを異なるサンプリングレートに変換する。サンプリングレートコンバータ12は、変換されたデジタルオーディオ信号を切換部15に供給する。
【0038】
アナログ入力処理部13は、制御部20から供給される、操作部19におけるユーザからの操作を示す信号に基づいて、図示せぬアナログチューナ、または図示せぬラインチューナから供給されるアナログ信号のうちの一方を選択する。アナログ入力処理部13は、選択されたアナログ信号のうちのアナログビデオ信号をNTSCデコーダ16に供給する。また、アナログ入力処理部13は、選択されたアナログ信号のうちのアナログオーディオ信号をA/Dコンバータ14に供給する。
【0039】
A/Dコンバータ14は、アナログ入力処理部13から供給されたアナログオーディオ信号をA/D変換する。A/Dコンバータ14は、A/D変換された結果であるデジタルオーディオ信号を切換部15に供給する。
【0040】
切換部15は、制御部20から供給される、操作部19におけるユーザからの操作を示す信号に基づいて、サンプリングレートコンバータ12から供給されたデジタルオーディオ信号、またはA/Dコンバータ14から供給されたデジタルオーディオ信号のうちの一方を選択する。切換部15は、選択されたデジタルオーディオ信号をNTSCデコーダ16に供給する。
【0041】
NTSCデコーダ16は、コーデック11より供給されたデジタルビデオ信号、またはアナログ入力処理部13より入力されたアナログビデオ信号を、NTSC方式のデジタルビデオ信号に変換する。NTSCデコーダ16は、変換されたNTSC方式のデジタルビデオ信号と、切換部15から供給されたデジタルオーディオ信号とを合成する。
【0042】
HDDレコーダ1に入力される映像信号および音声信号を記録する場合は、NTSCデコーダ16は、合成された信号であるデジタルAV信号を、エンコーダ17に供給する。一方、HDDレコーダ1に入力される映像信号および音声信号を記録せずそのまま再生する場合は、NTSCデコーダ16は、合成された信号であるデジタルAV信号を、後述するNTSCエンコーダ22およびD/Aコンバータ23に供給する。
【0043】
エンコーダ17は、NTSCデコーダ16より供給されたデジタルAV信号に対して、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式などの所定の方式に従ったエンコード処理を施す。エンコーダ17は、エンコード処理の結果である圧縮符号化された信号データを記録再生部18に供給する。
【0044】
記録再生部18は、例えば、ハードディスクまたは光ディスクなどで構成される。記録再生部18は、エンコーダ17から供給された信号データを記録する。また、記録再生部18は、記録された信号データをデコーダ21に供給する。即ち、記録再生部18は、記録された信号データを再生する。
【0045】
操作部19は、例えば、各種の操作ボタン、キー、またはタッチパネルなどからなる。ユーザは、HDDレコーダ1に対する指示を入力するために操作部19を操作する。操作部19は、ユーザの操作に応じて、ユーザの操作を示す信号を制御部20に供給する。
【0046】
制御部20は、例えば、マイクロプロセッサなどからなり、操作部19から供給されるユーザの操作を示す信号に基づいて、HDDレコーダ1全体を制御する。
【0047】
デコーダ21は、記録再生部18から供給された信号データに対して、例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式など、上述した方式に対応する方式に従ったデコード処理を施す。デコーダ21は、処理の結果である伸張復号化されたデジタルAV信号のうちのデジタルビデオ信号をNTSCエンコーダ22に供給する。また、デコーダ21は、処理の結果である伸張復号化されたデジタルAV信号のうちのデジタルオーディオ信号をD/Aコンバータ23に供給する。
【0048】
NTSCエンコーダ22は、デコーダ21から供給されたデジタルビデオ信号をNTSC方式のビデオ信号に変換する。NTSCエンコーダ22は、変換されたビデオ信号をモニタ2に供給する。
【0049】
D/Aコンバータ23は、デコーダ21から供給されたデジタルオーディオ信号をD/A変換する。D/Aコンバータ23は、変換された結果であるオーディオ信号をスピーカ3に供給する。
【0050】
ネットワークインタフェース24は、インターネット、または、LANなどのネットワークと接続されており、外部の機器やサーバなどと、情報の授受を行う。
【0051】
このような構成により、HDDレコーダ1は入力された映像信号および音声信号を記録、または再生することができる。
【0052】
図2は、図1のHDDレコーダ1の記録再生部18および制御部20の構成の例を示すブロック図である。
【0053】
記録再生部18は、画像データベース31、テンプレートデータベース32、コンテンツデータベース33、および辞書データベース34から構成される。以下、画像データベース31を画像DB31と称し、テンプレートデータベース32をテンプレートDB32と称し、コンテンツデータベース33をコンテンツDB33と称し、辞書データベース34を辞書DB34と称することとする。
【0054】
画像DB31は、図1のエンコーダ17から供給された画像のデータである画像データと、画像の属性を示すメタデータを対応づけて記憶する。
【0055】
テンプレートDB32は、コンテンツDB33に記録されるコンテンツであるスクラップブックを表示する場合の、スクラップブックに配置される画像の背景となる背景画像のデータである背景テンプレートおよびスクラップブックにおける画像の配置を設定する情報である配置テンプレートと、背景テンプレートまたは配置テンプレートの属性を示すメタデータとを対応づけて記録する。
【0056】
コンテンツDB33は、メタデータに基づいてグループに分けられた画像が、グループ毎に配置されてなるコンテンツであるスクラップブックのデータを記録するとともに、スクラップブックのメタデータを対応つけて記憶する。なお、コンテンツの詳細は後述する。
【0057】
辞書DB34は、例えば、国語辞典、英和辞典、和英辞典、類語辞典などの各種の辞典のデータを単語として記録する。
【0058】
制御部20は、操作入力取得部51、記録再生制御部52、表示制御部53、特徴抽出部54、画像判定部55、メタデータ付加部56、メタデータ抽出部57、コンテンツ作成部58、共通メタデータ数判定部59、類義語取得部60、および情報取得部61から構成される。
【0059】
操作入力取得部51は、操作部19から供給される、ユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより操作される内容を示す情報を記録再生制御部52に供給する。
【0060】
具体的には、例えば、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、モニタ2に表示される画像、背景テンプレート、またはスクラップブックを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択される画像、背景テンプレート、またはコンテンツを示す情報を記録再生制御部52に供給する。
【0061】
また、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、画像が保存されている所定のフォルダを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択される所定のフォルダを示す情報を記録再生制御部52に供給する。
【0062】
また、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、ユーザの操作を示す信号に基づいて、記録再生制御部52に読み出される画像の画像データから所定の画像データを選択する。
【0063】
また、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、同じメタデータを付加した画像の数を判定する閾値を設定するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより設定される閾値を示す情報を共通メタデータ数判定部59に供給する。
【0064】
記録再生制御部52は、記録再生部18が行う記録、または再生を制御する。また、記録再生制御部52は、記録再生部18から画像データ、背景テンプレート、配置テンプレート、またはスクラップブックのデータを読み出す。
【0065】
記録再生制御部52は、操作入力取得部51から供給される、ユーザにより選択される所定のフォルダを示す情報に基づいて、所定のフォルダに保存されている画像データを読み出す。
【0066】
記録再生制御部52は、読み出された画像データを特徴抽出部54に供給する。また、記録再生制御部52は、新たに読み出され、メタデータ付加部56から供給されるメタデータが付加された画像データを記録再生部18に記録させる。
【0067】
また、記録再生制御部52は、読み出された画像データ、背景テンプレート、配置テンプレート、またはスクラップブックのデータを、コンテンツ作成部58に供給する。
【0068】
表示制御部53は、記録再生制御部52により読み出された画像データ、背景テンプレート、配置テンプレート、またはスクラップブックのデータを基に、デコーダ21のデコード処理を制御する。
【0069】
特徴抽出部54は、記録再生制御部52から供給される画像データの画像の特徴を抽出する。具体的には、特徴抽出部54は、記録再生制御部52から供給される画像データの画像のエッジおよび平坦部の特徴を抽出したり、また、顔認識処理を行うための特徴点および特徴量を抽出する。顔認識処理を行うための特徴点および特徴量の抽出と、顔認識処理の方法は、いかなる方法を用いても良い。また、特徴抽出部54は、記録再生制御部52から供給される画像データの画像に含まれる文字列の領域を抽出する。
【0070】
さらに、特徴抽出部54は、文字認識部71を有する。文字認識部71は、抽出された文字列の領域の文字を認識する。
【0071】
特徴抽出部54は、抽出された画像のエッジおよび平坦部の特徴の量を表す特徴量、並びに、認識された文字列の文字を、画像判定部55に供給する。
【0072】
画像判定部55は、特徴抽出部54から供給される、画像のエッジおよび平坦部の特徴の量を表す特徴量、並びに、認識された文字列の文字に基づいて、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像であるか否かを判定する。画像判定部55は、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像であると判定された場合、認識された文字列の文字に基づいて、文字列データを取得する。
【0073】
また、画像判定部55は、特徴抽出部54から供給される、特徴点および特徴量に基づいて、顔認識処理を実行する。
【0074】
画像判定部55は、取得された文字列データ、および、顔認識処理結果を、メタデータ付加部56に供給する。
【0075】
メタデータ付加部56は、画像判定部55から供給される文字列データであるメタデータを記録再生制御部52に供給する。具体的には、メタデータ付加部56は、画像判定部55から供給される文字列データをメタデータとして、記録再生制御部52に新たに読み出された画像データに付加する。
【0076】
メタデータ抽出部57は、記録再生制御部52に読み出される画像データに付加されているメタデータを抽出する。メタデータ抽出部57は、抽出されたメタデータをコンテンツ作成部58に供給する。
【0077】
また、メタデータ抽出部57は、抽出されたメタデータのうち、共通するメタデータが存在するか否かを判定する。メタデータ抽出部57は、共通するメタデータが存在すると判定された場合、共通するメタデータの数、即ち、同じメタデータを付加した画像の数を算出し、共通メタデータ数判定部59に供給する。メタデータ抽出部57は、共通するメタデータをコンテンツ作成部58に供給する。
【0078】
コンテンツ作成部58は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または後述する類義語取得部60から供給される類義語に基づいて、記録再生制御部52に読み出された画像であって、メタデータまたは類義語でグループに分けられた複数の画像が、グループ毎に配置されてなるコンテンツであるスクラップブックを作成する。コンテンツ作成部58は、演算部72、およびテンプレート設定部73から構成される。
【0079】
演算部72は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に基づいて、メタデータまたは類義語で複数の画像をグループに分ける。演算部72は、クラスタリング部91、および階層決定部92から構成される。
【0080】
クラスタリング部91は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に基づいて,画像のクラスタリングを行う。
【0081】
階層決定部92は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に基づいて、クラスタリング部91のクラスタリング結果であるクラスタの階層を決定する。
【0082】
ここで、図3および図4を参照して、演算部72がメタデータに基づいて複数の画像をグループに分ける処理について説明する。
【0083】
図3は、画像のグループ(クラスタ)の例を示す図である。
【0084】
図3において、画像p1乃至p25は、記録再生部18の画像DB31に記録されている画像を示す。図3の1つの四角形は1枚の画像を表す。また、画像p1乃至p25には、それぞれメタデータが付加されている。
【0085】
図3の例においては、画像p1乃至p12には、イベントを表すメタデータとして「結婚式」が付加されている。画像p13乃至p19には、イベントを表すメタデータとして「お花見」が付加されている。画像p20乃至p25には、イベントを表すメタデータとして「社員旅行」が付加されている。
【0086】
クラスタリング部91は、画像p1乃至p25に付加されているイベントを表すメタデータに基づいて、画像のクラスタリングを行う。
【0087】
具体的には、図3に示すように、クラスタリング部91は、画像p1乃至p12からなるクラスタ、画像p13乃至p19からなるクラスタ、および画像p20乃至p25からなるクラスタを生成する。
【0088】
図4は、図3の画像のグループ(クラスタ)を、さらにクラスタリングした例を示す図である。
【0089】
画像p1乃至p25は、イベントを表すメタデータである「結婚式」、「お花見」、または「社員旅行」の他にもメタデータを有する。具体的には、画像p1乃至p25は、「教会での結婚式」、「披露宴」、「二次会」、「桜」、「宴会」、「犬」、または「温泉」のいずれかのメタデータを有する。
【0090】
クラスタリング部91は、画像p1乃至p25に付加されているイベントを表すメタデータに基づいて、画像のクラスタリングを行う。階層決定部92は、イベントを表すメタデータである「結婚式」、「お花見」、または「社員旅行」、およびイベントの中の下位のイベントであるサブイベントのメタデータである「教会での結婚式」、「披露宴」、「二次会」、「桜」、「宴会」、「犬」、または「温泉」に基づいて、クラスタリング部91のクラスタリング結果であるクラスタの階層を決定する。
【0091】
具体的には、図4に示すように、クラスタリング部91および階層決定部92は、画像p1乃至p3からなるクラスタ、画像p4乃至p7からなるクラスタ、画像p8乃至p12からなるクラスタ、画像p13およびp14からなるクラスタ、画像p15乃至p17からなるクラスタ、画像p18およびp19からなるクラスタ、画像p20乃至p22からなるクラスタ、並びに画像p23乃至p25からなるクラスタを生成する。
【0092】
このように生成されたクラスタによって、作成されるスクラップブックのページが構成される。
【0093】
図2に戻り、テンプレート設定部73は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に応じて、記録再生部18より、記録再生制御部52に背景テンプレートおよび配置テンプレートを読み出させる。テンプレート設定部73は、読み出された背景テンプレートおよび配置テンプレートを生成されたクラスタに設定する。
【0094】
コンテンツ作成部58は、メタデータまたは類義語でグループに分けられた複数の画像が、グループ毎に配置され、背景テンプレートおよび配置テンプレートが設定されたスクラップブックを、記録再生制御部52を介して記録再生部18のコンテンツDB33に記録させる。
【0095】
共通メタデータ数判定部59は、メタデータ抽出部57から供給される、同じメタデータを付加した画像の数が、操作入力取得部51より取得した所定の閾値以上であるか否かを判定する。共通メタデータ数判定部59は、同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上であると判定された場合、コンテンツ作成部58に、同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上であることを示す情報を供給する。
【0096】
類義語取得部60は、メタデータが付加されている画像毎に、メタデータの類義語を取得する。具体的には、記録再生制御部52に読み出される画像データに付加されているメタデータの類義語を、記録再生部18の辞書DB34から取得する。類義語取得部60は、取得した類義語をコンテンツ作成部58に供給する。
【0097】
情報取得部61は、電源投入時、または、アプリケーションの起動時に、内部に有するタイマから、時刻情報を取得したり、ネットワークインタフェース24を介して、例えば、インターネット上の検索エンジンの検索キーワードのトップランキングや、いわゆるポータルサイトのトップページの記述内容から、現在流行していると思われるキーワードを抽出して取得する。
【0098】
また、情報取得部61は、HDDレコーダ1がユーザログイン機能を有し、あらかじめユーザ情報が登録可能になされている場合、ログインしたユーザの登録情報から、ユーザの嗜好に合致すると思われるキーワードを抽出して取得することもできる。
【0099】
さらに、情報取得部61は、HDDレコーダ1が、図示せぬ外部装置から供給されるAV(Audio Video)信号、または図示せぬアナログチューナ若しくは図示せぬラインチューナから供給されるアナログ信号とともに、EPG(Electronic Program Guide)を取得することが可能なようになされている場合、例えば、1週間や1ヶ月などの所定期間に取得したEPGに含まれるキーワードに基づいて、現在流行していると思われるキーワードを抽出して取得することができる。さらに、情報取得部61は、HDDレコーダ1が、例えば、1週間や1ヶ月などの所定期間に記録再生した番組データのEPGに含まれるキーワードに基づいて、ユーザの嗜好に合致すると思われるキーワードを抽出して取得することもできる。
【0100】
次に、HDDレコーダ1におけるメタデータの付加処理について説明する。
【0101】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、記録再生部18の所定のフォルダ内に画像が記録されると処理を開始する。
【0102】
図5は、HDDレコーダ1におけるメタデータの付加処理の例を示すフローチャートである。
【0103】
ステップS11において、記録再生制御部52は、記録再生部18の所定のフォルダ内に記録された画像の画像データを読み出す。操作入力取得部51は、記録再生制御部52に読み出された画像データから所定の画像データを選択する。記録再生制御部52は、選択された画像データを特徴抽出部54に供給する。
【0104】
ステップS12において、特徴抽出部54は、記録再生制御部52から供給される画像データの画像のエッジおよび平坦部の特徴を抽出する。なお、特徴抽出部54は、画像データの画像における模様のくり返しの特徴を抽出したり、画像のダイナミックレンジやアクティビティなどの特徴を抽出したりするようにできる。即ち、特徴抽出部54は、画像が、証紙、証書、券、または帖の画像である場合と、人物または風景の画像である場合とを区別する場合に用いることができる画像の特徴を抽出する。
【0105】
ステップS13において、特徴抽出部54は、記録再生制御部52から供給される画像データの画像に含まれる文字列の領域を抽出する。例えば、特徴抽出部54は、ステップS12において検出されたエッジの位置、検出されたエッジに囲まれる領域のトポロジーなどを基に、文字列の領域を抽出する。
【0106】
ステップS14において、特徴抽出部54の文字認識部71は、抽出された領域の画像に含まれる文字列の文字を認識する。特徴抽出部54は、抽出された画像のエッジおよび平坦部などの特徴の量を表す特徴量、並びに、認識された文字列の文字を、画像判定部55に供給する。
【0107】
ステップS15において、画像判定部55は、特徴抽出部54から供給される、画像のエッジおよび平坦部などの特徴の量を表す特徴量、並びに、認識された文字列の文字に基づいて、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像であるか否かを判定する。即ち、画像判定部55は、選択された画像が、証紙、証書、券、または帖の画像であるか、人物または風景の画像であるかを判定する。例えば、画像判定部55は、画像にほぼ同じ大きさの文字が20文字以上含まれている場合、画像にほぼ同じ大きさの文字が10文字以上含まれ、かつ、文字におけるエッジが画像のエッジ全体の80%以上を占め、かつ、平坦部が画像の60%以上を占める場合など、証書、証紙、券、または帖の面の画像であると判定する。
【0108】
ステップS15において、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像であると判定された場合、処理はステップS16に進む。
【0109】
ステップS16において、画像判定部55は、認識された文字列に基づいて、文字列データを取得する。画像判定部55は、取得された文字列データを、メタデータ付加部56に供給する。
【0110】
ステップS17において、操作入力取得部51は、記録再生制御部52に読み出された画像データから他の画像データを選択する。
【0111】
ステップS18において、メタデータ付加部56は、画像判定部55から供給される文字列データであるメタデータを記録再生制御部52に供給する。具体的には、画像判定部55から供給される文字列データをメタデータとして、記録再生制御部52に読み出されている、操作入力取得部51により新たに選択された他の画像の画像データに付加し、処理は終了する。
【0112】
一方、ステップS15において、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像でないと判定された場合、処理は終了する。
【0113】
なお、ステップS11に戻り、読み出された画像から次の画像を選択し、読み出した画像の全てについて、順に上述した処理を適用するようにしてもよい。
【0114】
このように、HDDレコーダ1は、証書、証紙、券、または帖の面の画像の文字列の文字列データをメタデータとして、他の画像に付加することができる。
【0115】
次に、HDDレコーダ1におけるスクラップブックの作成処理について説明する。
【0116】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、操作部19が操作され、制御部20がスクラップブックの作成処理の指示を取得すると処理を開始する。
【0117】
図6および図7は、HDDレコーダ1におけるスクラップブックの作成処理の例を示すフローチャートである。
【0118】
ステップS31において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、画像が保存されている所定のフォルダを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択される所定のフォルダを示す情報を記録再生制御部52に供給する。記録再生制御部52は、操作入力取得部51から供給される、ユーザにより選択される所定のフォルダを示す情報に基づいて、所定のフォルダに保存されている画像データを読み出す。記録再生制御部52は、読み出された画像データを、メタデータ抽出部57およびコンテンツ作成部58に供給する。
【0119】
ステップS32において、コンテンツ作成部58は、スクラップブックを自動で作成するか否かを判定する。具体的には、コンテンツ作成部58は、操作部19から供給される、スクラップブックを自動で作成するか否かを選択するユーザの操作、例えば、自動作成ボタンのクリックを示す信号に基づいて、スクラップブックを自動で作成するか否かを判定する。
【0120】
ステップS32において、スクラップブックを自動で作成すると判定された場合、処理はステップS33に進む。
【0121】
ステップS33において、メタデータ抽出部57は、記録再生制御部52に読み出された所定のフォルダに保存されている画像データに付加されているメタデータを抽出する。メタデータ抽出部57は、抽出されたメタデータをコンテンツ作成部58に供給する。
【0122】
ステップS34において、コンテンツ作成部58の演算部72は、抽出されたメタデータに基づいて、イベント毎に画像をクラスタリングする。即ち、クラスタリング部91は、所定のフォルダに保存されている画像データに付加されている、イベントを表すメタデータに基づいて、画像をグループに分ける。
【0123】
ステップS35において、コンテンツ作成部58のテンプレート設定部73は、クラスタリングされた、それぞれのイベントに対応するメタデータが付加されている背景テンプレートを読み出す。即ち、テンプレート設定部73は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータに応じて、記録再生部18より、記録再生制御部52に背景テンプレートを読み出させる。
【0124】
ステップS36において、テンプレート設定部73は、クラスタリングされたイベントクラスタに対して、読み出された背景テンプレート、即ち、イベント毎に対応するメタデータが付加されている背景テンプレートを設定する。
【0125】
図8は、背景テンプレートの構成の例を示す図である。図8に示される111−1乃至111−3の背景テンプレートは、それぞれメタデータを有する。テンプレート設定部73は、イベント毎のクラスタであるイベントクラスタを生成する画像データに付加されているメタデータに対応するメタデータを有する背景テンプレートを設定する。
【0126】
ステップS37において、演算部72は、各イベントの画像に付加されているメタデータに基づいて、サブイベント毎に画像をクラスタリングする。即ち、演算部72は、メタデータに基づいて、サブイベント毎に画像をグループ分けし、サブイベント毎のページに画像を分ける。
【0127】
ステップS38において、テンプレート設定部73は、それぞれのサブイベントにクラスタリングされた画像の数に応じて、ページ毎の配置テンプレートを読み出す。
【0128】
ステップS39において、テンプレート設定部73は、各ページに対して、読み出されたページ毎の配置テンプレートを設定する。
【0129】
図9は、配置テンプレートの構成の例を示す図である。図9に示される131−1乃至131−3の配置テンプレートは、それぞれメタデータを有する。テンプレート設定部73は、サブイベント毎のクラスタであるサブイベントクラスタを生成する画像データに付加されているメタデータ、およびサブイベントの各ページにおける画像の数に対応する配置テンプレートを設定する。
【0130】
図10は、作成されるスクラップブックの所定のページの構成の例を示す図である。
【0131】
図10の例において、ページ151には、背景テンプレート111および配置テンプレート131が設定されている。背景テンプレート111は、例えば、ページ151に配置されている4枚の画像のメタデータと同じメタデータを有する。また、配置テンプレート131によって、例えば、4枚の画像の配置が決定される。また、ページ151には、「○△□×2005」のコメントが表示されている。ユーザは、操作部19を操作することによって、ページ151の任意の位置に、任意のコメントを設定することができる。
【0132】
ステップS40において、コンテンツ作成部58は、スクラップブックのメタデータを生成する。
【0133】
図12は、スクラップブックに付与されるメタデータの一例を示す図であり、図13は、画像に付与されるメタデータの一例を示す図である。
【0134】
スクラップブックに付与されるメタデータの項目は、あらかじめ決まっているのとしても良く、項目別に、自動的に決定されるものと、スクラップブック内の画像のメタデータから自動的に取得されるものと、ユーザの入力に基づいて決められるものとがそれぞれ存在していても良い。例えば、IDは、スクラップブックの生成順に自動的に決定され、タイトルは、ユーザ入力に基づいて決められても文字認識により自動的に決定されても良く、ページ数は、クラスタリングの結果自動的に決定され、期間および保有写真IDは、スクラップブック内の画像のメタデータから自動的に取得される。スクラップブックのメタデータが文字認識により自動的に付与される処理については、図20のフローチャートを参照して後述する。
【0135】
そして、画像に付与されるメタデータは、ID、撮影日時、コメント、焦点距離などの撮像時の情報、および、顔認識データなどで構成されている。コメントは、ユーザにより入力されたものであっても、図5を用いて上述した処理により画像に含まれる文字列が認識されて取得されたものであっても良い。
【0136】
ステップS41において、コンテンツ作成部58は、スクラップブックのメタデータと画像のメタデータを更新するか否かを判断する。
【0137】
ステップS41において、スクラップブックのメタデータと画像のメタデータを更新すると判断された場合、ステップS42において、図14を用いて後述するメタデータ更新処理が実行される。
【0138】
ステップS41において、スクラップブックのメタデータと画像のメタデータを更新しないと判断された場合、または、ステップS42の処理の終了後、ステップS43において、コンテンツ作成部58は、メタデータに基づいてグループに分けられた複数の画像が、グループ毎に配置され、背景テンプレートおよび配置テンプレートが設定されたスクラップブックを、記録再生制御部52を介して記録再生部18のコンテンツDB33に供給し記録させ、処理は終了する。
【0139】
図11は、作成されるスクラップブックの構成の例を示す図である。
【0140】
図11の例において、スクラップブック171は、ページ151乃至ページ155の5ページで構成される。スクラップブック171のページ151乃至ページ155に配置されている画像は全て、同じイベントを表すメタデータを有する。スクラップブック171には、そのメタデータに対応する背景テンプレート111が設定される。ページ151は、スクラップブック171の表紙となる。ページ152乃至ページ155には、ページ151と同様に、それぞれ配置テンプレート131によって決定される所定の数の画像が配置される。
【0141】
また、ページ151乃至ページ155のいずれかには、証書、証紙、券、または帖の面の画像を配置するようにしてもよい。
【0142】
一方、ステップS32において、スクラップブックを自動で作成しないと判定された場合、処理はステップS44に進む。ステップS44乃至ステップS49において、手動でスクラップブックが作成される。
【0143】
ステップS44において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、読み出された所定のフォルダ内から画像を選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択される所定のフォルダ内の画像を示す情報を記録再生制御部52に供給する。記録再生制御部52は、操作入力取得部51から供給される、ユーザにより選択される画像を示す情報に基づいて、所定のフォルダに保存され、ユーザにより選択された画像データを読み出す。記録再生制御部52は、選択された画像データをコンテンツ作成部58に供給する。
【0144】
ステップS45において、コンテンツ作成部58の演算部72は、ステップS44において選択された画像データを、1つのクラスタにグループ化する。
【0145】
ステップS46において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、背景テンプレートを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択される背景テンプレートを示す情報を記録再生制御部52に供給する。
【0146】
ステップS47において、記録再生制御部52は、操作入力取得部51から供給される、ユーザにより選択される背景テンプレートを示す情報に基づいて、記録再生部18から、背景テンプレートを読み出す。
【0147】
ステップS48において、テンプレート設定部73は、記録再生制御部52から、選択された背景テンプレートを取得する。テンプレート設定部73は、画像がグループ化されたクラスタに対して、記録再生制御部52により取得した背景テンプレートを設定する。
【0148】
ステップS49において、演算部72は、グループの画像に付加されているメタデータに基づいて、サブイベント毎に画像をクラスタリングし、サブイベント毎のページに画像を分けて処理はステップS38に進む。
【0149】
このようにして、HDDレコーダ1は、メタデータに基づいてグループに分けられた複数の画像が、グループ毎に配置されてなるスクラップブックを作成することができる。
【0150】
なお、スクラップブックは、画像データから生成される新たな画像データの組み合わせとしてもよく、また、画像データを参照し、画像の表示位置を指定するデータである編集データとしてもよい。
【0151】
さらに、スクラップブックは、複数の他のスクラップブックとリンクさせるようにしてもよい。具体的には、例えば、それぞれのスクラップブックに配置されている画像に付加されている所定のメタデータを関連づけることによって、スクラップブック同士をリンクさせることができる。また、例えば、同じ画像が配置されているスクラップブック同士をリンクさせるようにしてもよい。
【0152】
次に、図14のフローチャートを参照して、図7のステップS42において実行されるメタデータ更新処理について説明する。
【0153】
ステップS51において、コンテンツ作成部58は、スクラップブックに含まれる画像のメタデータを全て抽出する。
【0154】
ステップS52において、コンテンツ作成部58は、抽出された全ての画像のメタデータを、項目ごとに、内容の重複がないように、スクラップブックのメタデータに反映させる。
【0155】
例えば、図12を用いて説明したようなスクラップブックのメタデータには、図13を用いて説明したような画像のメタデータの内容のすべてが含まれているわけではない。そこで、コンテンツ作成部58は、スクラップブックに含まれる画像のメタデータを全て抽出し、項目ごとに、全ての画像のメタデータを、内容の重複がないように、スクラップブックのメタデータに反映させる。ステップS51の処理により、例えば、図15に示されるように、スクラップブックに含まれる画像にメタデータとして付与されている複数のコメントや顔認識データなどが含まれるメタデータが、スクラップブックのメタデータとして生成される。
【0156】
ステップS53において、コンテンツ作成部58は、それぞれの画像のメタデータに、スクラップブックのメタデータの内容の一部を反映させる。
【0157】
すなわち、コンテンツ作成部58は、例えば、スクラップブックのタイトルなど、スクラップブックのメタデータの内容の一部をそれぞれの画像のメタデータに追加する。
【0158】
ステップS54において、コンテンツ作成部58は、それぞれの画像のメタデータに、スクラップブックの該当ページ数の情報を追加し、処理が終了される。
【0159】
すなわち、コンテンツ作成部58は、それぞれの画像が、スクラップブックの何ページ目であるかを示す情報を抽出し、それぞれの画像のメタデータに、スクラップブックの該当ページ数の情報を追加する。
【0160】
このような処理により、画像のメタデータは、例えば、図16に示されるように更新される。
【0161】
次に、HDDレコーダ1におけるスクラップブックの自動生成処理について説明する。
【0162】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、記録再生部18の画像DB31に画像が追加されるとスクラップブックの自動生成処理を行う。また、例えば、画像DB31に記録されている画像の数が所定の数になるとスクラップブックの自動生成処理を行うようにしてもよい。さらに、例えば、所定の時間毎にスクラップブックの自動生成処理を行うようにしてもよい。
【0163】
図17および図18は、HDDレコーダ1におけるスクラップブックの自動生成処理の例を示すフローチャートである。
【0164】
ステップS61において、記録再生制御部52は、記録再生部18からスクラップブックに保存されていない画像の全部の画像データを読み出す。メタデータ抽出部57は、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックに保存されていない全部の画像データに付加されているメタデータを抽出する。
【0165】
ステップS62において、メタデータ抽出部57は、抽出されたメタデータのうち、共通するメタデータが存在するか否かを判定する。即ち、メタデータ抽出部57は、共通するメタデータが付加されている画像が存在するか否かを判定する。
【0166】
ステップS62において、共通するメタデータが存在すると判定された場合、メタデータ抽出部57は、共通するメタデータの数、即ち、同じメタデータを付加した画像の数を算出し、共通メタデータ数判定部59に供給し、処理はステップS63に進む。
【0167】
ステップS63において、共通メタデータ数判定部59は、メタデータ抽出部57から供給される、同じメタデータを付加した画像の数が、操作入力取得部51より取得した所定の閾値以上であるか否かを判定する。ステップS63において、同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上であると判定された場合、コンテンツ作成部58に、同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上であることを示す情報を供給すると共に、メタデータ抽出部57は、共通するメタデータをコンテンツ作成部58に供給し、処理はステップS64に進む。
【0168】
ステップS64において、コンテンツ作成部58は、共通メタデータ数判定部59から供給される同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上であることを示す情報に応じて、メタデータ抽出部57から供給される共通するメタデータに基づいて、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックに保存されていない画像データから、共通するメタデータが付加されている画像データを取得する。
【0169】
ステップS65において、類義語取得部60は、共通するメタデータが付加されている画像データであって、記録再生制御部52に読み出される画像データに付加されているメタデータの類義語を、記録再生部18の辞書DB34から取得する。類義語取得部60は、取得した類義語をコンテンツ作成部58に供給する。コンテンツ作成部58のテンプレート設定部73は、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に基づいて、メタデータ抽出部57から供給されるメタデータ、または類義語取得部60から供給される類義語に対応するメタデータが付加されている背景テンプレートを読み出す。
【0170】
ステップS66において、テンプレート設定部73は、共通するメタデータが付加されている画像に対して、読み出された背景テンプレートを設定する。
【0171】
ステップS67において、演算部72は、共通するメタデータが付加されている画像に付加されている他のメタデータに基づいて、サブイベント毎に画像をクラスタリングする。
【0172】
図17および図18のフローチャートにおけるステップS68乃至S73の処理は、図6および図7のフローチャートにおけるステップS38乃至S43の処理のそれぞれと同様であるのでその説明は省略する。
【0173】
ステップS74において、メタデータ抽出部57は、抽出されたメタデータのうち、他の共通するメタデータが存在しないか否かを判定する。ステップS74において、他の共通するメタデータが存在しないと判定された場合、処理は終了される。
【0174】
一方、ステップS74において、他の共通するメタデータが存在すると判定された場合、処理はステップS63に戻り、ステップS63以降の処理を繰り返す。
【0175】
また、ステップS62において、共通するメタデータが存在しないと判定された場合、処理は終了する。さらにステップS63において、同じメタデータを付加した画像の数が、所定の閾値以上でないと判定された場合、処理は終了する。
【0176】
このようにして、HDDレコーダ1は、共通するメタデータが付加された画像の数が、所定の閾値以上になった場合、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックを自動生成することができる。
【0177】
次に、HDDレコーダ1におけるスクラップブックへの画像の追加処理について説明する。
【0178】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、記録再生部18の画像DB31に画像が追加されるとスクラップブックへの画像の追加処理を行う。また、例えば、画像DB31に記録されている画像の数が所定の数になるとスクラップブックへの画像の追加処理を行うようにしてもよい。さらに、例えば、所定の時間毎にスクラップブックへの画像の追加処理を行うようにしてもよい。
【0179】
図19は、HDDレコーダ1におけるスクラップブックのへの画像の追加処理の例を示すフローチャートである。
【0180】
ステップS81において、記録再生制御部52は、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが存在するか否かを判定する。例えば、記録再生制御部52は、図17および図18のスクラップブックの作成処理において、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが生成されたことを示す履歴情報を参照することによって、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが存在するか否かを判定する。ステップS81において、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが存在すると判定された場合、処理はステップS82に進む。
【0181】
ステップS82において、記録再生制御部52は、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが生成されたことを示す履歴情報に基づいて、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックを、記録再生部18から読み出す。また、記録再生制御部52は、スクラップブックに保存されていない画像の全部の画像データを読み出す。メタデータ抽出部57は、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックのメタデータ、およびスクラップブックに保存されていない全部の画像データに付加されているメタデータを抽出する。
【0182】
ステップS83において、メタデータ抽出部57は、抽出されたスクラップブックに保存されていない全部の画像データに付加されているメタデータのうち、スクラップブックに付加されている共通するメタデータが存在するか否かを判定する。即ち、メタデータ抽出部57は、共通するメタデータが付加されている他の画像が存在するか否かを判定する。
【0183】
ステップS83において、共通するメタデータが存在すると判定された場合、メタデータ抽出部57は、メタデータ抽出部57は、共通するメタデータをコンテンツ作成部58に供給し、処理はステップS84に進む。
【0184】
ステップS84において、コンテンツ作成部58は、メタデータ抽出部57から供給される共通するメタデータに基づいて、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックに保存されていない画像データから、共通するメタデータが付加されている他の画像データを選択する。また、コンテンツ作成部58は、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックに保存されている画像データを選択する。
【0185】
ステップS85において、演算部72は、スクラップブックに保存されている画像データおよび共通するメタデータが付加されている他の画像に付加されているメタデータに基づいて、サブイベント毎に画像をクラスタリングする。
【0186】
図19のフローチャートにおけるステップS86乃至S91の処理は、図6および図7のフローチャートにおけるステップS38乃至S43の処理のそれぞれと同様であるのでその説明は省略する。
【0187】
一方、ステップS81において、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックが存在しないと判定された場合、処理は終了する。
【0188】
また一方、ステップS83において、共通するメタデータが存在しないと判定された場合、処理は終了する。
【0189】
このようにして、HDDレコーダ1は、既に生成されている、共通するメタデータが付加されている画像からなるスクラップブックに、画像を追加することができる。
【0190】
上述した説明では、HDDレコーダ1は、予め画像データに付加されているメタデータに基づいて、スクラップブックを作成するようにしたが、作成されているスクラップブックに、新たにメタデータを付加するようにしてもよい。
【0191】
より具体的に、HDDレコーダ1におけるスクラップブックへのメタデータの付加処理について説明する。
【0192】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、操作部19が操作され、制御部20がメタデータの付加処理の指示を取得すると処理を開始する。
【0193】
図20は、HDDレコーダ1におけるスクラップブックへのメタデータの付加処理の例を示す。
【0194】
ステップS101において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、モニタ2に表示されるスクラップブックを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択されるスクラップブックを示す情報を記録再生制御部52に供給する。記録再生制御部52は、供給されたユーザにより選択されるスクラップブックを示す情報に基づいて、記録再生部18からユーザにより選択されたスクラップブックのデータを読み出す。
【0195】
ステップS102において、操作入力取得部51は、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックのデータから所定の画像データを選択する。記録再生制御部52は、選択された画像データを特徴抽出部54に供給する。
【0196】
図20のフローチャートにおけるステップS103乃至S105の処理は、図5のフローチャートにおけるステップS12乃至S14の処理のそれぞれと同様であるのでその説明は省略する。
【0197】
ステップS106において、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像であると判定された場合、処理はステップS107に進む。
【0198】
ステップS107において、画像判定部55は、認識された文字列に基づいて、文字列データを取得する。画像判定部55は、取得された文字列データを、メタデータ付加部56に供給する。
【0199】
ステップS108において、メタデータ付加部56は、画像判定部55から供給される文字列データであるメタデータを記録再生制御部52に供給する。具体的には、画像判定部55から供給される文字列データをスクラップブックのメタデータとして、記録再生制御部52に読み出されたスクラップブックに付加し、処理は終了する。
【0200】
一方、ステップS106において、記録再生制御部52に読み出された画像が、文字列が記されている証書、証紙、券、または帖の面の画像でないと判定された場合、処理はステップS109に進む。
【0201】
ステップS109において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、スクラップブックから他の画像を選択するか否かを表すユーザの操作を示す信号に基づいて、記録再生制御部52に、スクラップブックから他の画像を選択するか否かを示す情報を供給する。即ち、記録再生制御部52は、スクラップブックから他の画像を選択するか否かを判定する。
【0202】
ステップ109において、スクラップブックから他の画像を選択すると判定された場合、処理はステップS102に戻り、ステップS102以降の処理を繰り返す。
【0203】
一方、ステップS109において、スクラップブックから他の画像を選択しないと判定された場合、処理は終了する。
【0204】
このように、制御部20は、スクラップブックに保存されている証書、証紙、券、または帖の面の画像の文字列の文字列データをメタデータとして、スクラップブックに付加することができる。
【0205】
次に、HDDレコーダ1におけるスクラップブックの表示処理について説明する。
【0206】
HDDレコーダ1の制御部20は、例えば、操作部19が操作され、制御部20がスクラップブックの表示処理の指示を取得すると処理を開始する。
【0207】
図21および図22は、スクラップブックの表示処理の例を示すフローチャートである。
【0208】
ステップS141において、情報取得部61は、起動時の状況から検索キーを設定する。具体的には、情報取得部61は、電源投入時、または、アプリケーションの起動時に、内部に有するタイマから、年月日、および、時刻情報を取得したり、ネットワークインタフェース24を介して、例えば、インターネット上の検索エンジンの検索キーワードのトップランキングや、いわゆるポータルサイトのトップページの記述内容から、現在流行していると思われるキーワードを抽出して取得し、検索キーとして設定することができる。
【0209】
また、情報取得部61は、HDDレコーダ1がユーザログイン機能を有し、あらかじめユーザ情報が登録可能になされている場合、ログインしたユーザの登録情報から、ユーザの嗜好に合致すると思われるキーワードを抽出して取得し、検索キーとして設定することもできる。
【0210】
さらに、情報取得部61は、HDDレコーダ1が、図示せぬ外部装置から供給されるAV(Audio Video)信号、または図示せぬアナログチューナ若しくは図示せぬラインチューナから供給されるアナログ信号とともに、EPG(Electronic Program Guide)を取得することが可能なようになされている場合、例えば、1週間や1ヶ月などの所定期間に取得したEPGに含まれるキーワードに基づいて、現在流行していると思われるキーワードを抽出して取得し、検索キーとして設定する。さらに、情報取得部61は、HDDレコーダ1が、例えば、1週間や1ヶ月などの所定期間に記録再生した番組データのEPGに含まれるキーワードに基づいて、ユーザの嗜好に合致すると思われるキーワードを抽出して取得し、検索キーとして設定することもできる。
【0211】
ステップS142において、図27のフローチャートを用いて後述するスクラップブック検索処理が実行される。
【0212】
ステップS143において、記録再生制御部52は、記録再生部18に記録されている全部のスクラップブックを読み出す。記録再生制御部52は、スクラップブックの一覧を表示させる表示データを表示制御部53に供給する。制御部20の制御に基づいて、HDDレコーダ1は、モニタ2に、検索キーに対応するスクラップブックが一覧表示の先頭側に表示されるように、インデックス形式またはリスト形式でスクラップブックの一覧を表示する
【0213】
図23は、インデックス形式で表示されるスクラップブックの一覧の例を示す図である。図23の例においては、モニタ2の画面191上に、それぞれのスクラップブックの表紙となる1ページ目が一覧として表示されている。ユーザは、操作部19を操作し、カーソル211を移動させスクラップブックの1つを選択することができる。
【0214】
ステップS144において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される、ユーザの操作を示す信号に基づいて、スクラップブックの一覧の表示の形式の変更が指令されたか否かを判断する。
【0215】
ステップS144において、スクラップブックの一覧の表示の形式の変更が指令されたと判断された場合、ステップS145において、記録再生制御部52は、表示制御部53を制御し、ユーザの指令に基づいて、モニタ2に表示されるスクラップブックの一覧の表示の形式を変更する。
【0216】
図24および図25は、モニタ2に表示されるスクラップブックの一覧の例を示す図である。
【0217】
図24は、カレンダーを用いて表示されるスクラップブックの一覧の例を示す図である。モニタ2の画面191は、左方に表示されるカレンダー表示領域と、右方に表示されるプレビュー画面表示領域とから構成される。カレンダー表示領域には、スクラップブックに付加されている、日付を表すメタデータに基づいて、カレンダーの対応する日の欄に、それぞれのスクラップブックの表紙となる1ページ目が表示される。プレビュー画面表示領域には、カレンダー表示領域のカーソル231−1により選択される日に存在するスクラップブックのプレビュー画面231−2が表示される。
【0218】
図24の例においては、11月を表すカレンダー表示領域において、カーソル231−1によって11月18日が選択されている。プレビュー画面表示領域には、選択された11月18日のメタデータが付加されているスクラップブックのプレビュー画面231−2が表示される。
【0219】
図25は、地図を用いて表示されるスクラップブックの一覧の例を示す図である。モニタ2の画面191は、左方に表示される地図表示領域と、右方に表示される一覧表示領域とから構成される。地図表示領域には、所定の地域を表す地図が表示される。ユーザは、表示される地図上の所定の場所を選択することができる。一覧表示領域には、ユーザにより選択された場所のメタデータが付加されているスクラップブックの一覧が表示される。
【0220】
図25の例においては、地図表示領域の地図上の「東京都」がカーソル251−1により選択されている。一覧表示領域251−2には、「東京都」のメタデータが付加されているスクラップブックの表紙が表示される。ユーザは、表示された一覧から、スクラップブックの1つを選択することができる。
【0221】
このようにして、表示されたスクラップブックの一覧からスクラップブックの1つを選択することができる。
【0222】
ステップS144において、スクラップブックの一覧の表示の形式の変更が指令されていないと判断された場合、または、ステップS145の処理の終了後、ステップS146において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される信号に基づいて、スクラップブックの一覧から、いずれかのスクラップブックが選択決定されたか否かを判断する。ステップS146において、いずれのスクラップブックが選択決定されていないと判断された場合、処理は、ステップS144に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0223】
ステップS146において、いずれかのスクラップブックが選択決定されたと判断された場合、ステップS147において、操作入力取得部51は、モニタ2に表示されるスクラップブックの一覧からスクラップブックの1つを選択するユーザの操作を示す信号に基づいて、ユーザにより選択されるスクラップブックの一覧からスクラップブックの1つを示す情報を記録再生制御部52に供給する。記録再生制御部52は、選択決定されたスクラップブックのデータを読み出し、表示制御部53を制御して、モニタ2に、選択されたスクラップブックの最初のページを表示する。
【0224】
ステップS148において、操作入力取得部51は、現在表示中のまたは作成中スクラップブックに対して、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令されたか否かを判断する。ステップS148において、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS153に進む。
【0225】
ステップS148において、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令されたと判断された場合、ステップS149において、記録再生制御部52は、現在表示中または作成中のスクラップブックのメタデータから、検索キーを設定する。
【0226】
すなわち、記録再生制御部52は、現在表示中または作成中のスクラップブックのメタデータが、例えば、図12を用いて説明したものであった場合、検索キーとして、「伊豆旅行」「8/15」「8/16」「8/17」を設定し、現在表示中または作成中のスクラップブックのメタデータが、例えば、図15を用いて説明したものであった場合、検索キーとして、「伊豆旅行」「8/15」「8/16」「8/17」「浜辺にて」「BBQ」、それ以外のコメント、および、メタデータとして登録されている顔認識データを設定する。
【0227】
ステップS150において、図27を用いて後述するスクラップブック検索処理が実行される。
【0228】
ステップS151において、記録再生制御部52は、記録再生部18から、検索されたスクラップブックを読み出す。記録再生制御部52は、スクラップブックの一覧を表示させる表示データを表示制御部53に供給する。制御部20の制御に基づいて、HDDレコーダ1は、モニタ2に、検索キーとの一致度の高いスクラップブックが一覧表示の先頭側に表示されるように、検索キーに対応するスクラップブックの一覧をリスト形式で表示する。
【0229】
例えば、スクラップブックが表示されている状態で、例えば、ボタン操作やキー操作などにより、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令された場合、図26に示されるように、検索キーとの一致度の高いスクラップブックが一覧表示の先頭側に表示されるように、検索キーに対応するスクラップブックの一覧が記載されたドロップダウンリストボックス261が表示される。
【0230】
ユーザは、ドロップダウンリストボックス261に表示されたスクラップブックの中から所望のスクラップブックを選択決定することにより、現在表示中のスクラップブックに関連のあるスクラップブックから、所望のものを選択して表示させるようにすることができる。
【0231】
ステップS152において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される信号に基づいて、リスト中のいずれかのスクラップブックが選択決定されたか否かを判断する。ステップS152において、いずれのスクラップブックが選択決定されたと判断された場合、処理は、ステップS147に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0232】
ステップS148において、「関連のあるスクラップブックをみる」ことが指令されていないと判断された場合、または、ステップS152において、いずれのスクラップブックが選択決定されていないと判断された場合、ステップS153において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される信号に基づいて、現在表示中のスクラップブックの次のページの表示が指令されたか否かを判断する。
【0233】
ステップS153において、現在表示中のスクラップブックの次のページの表示が指令されたと判断された場合、ステップS154において、操作入力取得部51は、ユーザの操作を示す信号を記録再生制御部52に供給する。記録再生制御部52は、表示制御部53を制御して、モニタ2に、このスクラップブックの次のページを表示し、処理は、ステップS153に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0234】
ステップS153において、現在表示中のスクラップブックの次のページの表示が指令されていないと判断された場合、ステップS155において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される信号に基づいて、スクラップブックの一覧の表示が指令されたか否かを判断する。ステップS155において、スクラップブックの一覧の表示が指令されたと判断された場合、処理は、ステップS143に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0235】
ステップS155において、スクラップブックの一覧の表示が指令されていないと判断された場合、ステップS156において、操作入力取得部51は、操作部19から供給される信号に基づいて、操作の終了が指令されたか否かを判断する。ステップS156において、操作の終了が指令されていないと判断された場合、処理は、ステップS148に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS156において、操作の終了が指令されたと判断された場合、処理は終了される。
【0236】
このような処理により、電源オンまたはアプリケーションの起動時の状況や、その時点における流行、または、ユーザの嗜好に基づいて、ユーザが興味を有すると推定されるキーワードで検索されるスクラップブックをリストの先頭側に表示することができるので、メタデータに基づいて分類されたスクラップブックを、ユーザが興味を有する可能性が高い順に優先的に表示させるようにすることができる。さらに、このような処理により、ユーザがいずれかのスクラップブックを参照しているときに、そのスクラップブックに関連性のあるスクラップブックを検索し、推薦することができる。
【0237】
次に、図27を参照して、図21のステップS142および図22のステップS150において実行される、スクラップブック検索処理について説明する。
【0238】
ステップS181において、記録再生制御部52は、検索キーを含むメタデータを有するスクラップブックを、記録再生部18のコンテンツDB33から検索する。
【0239】
図21のステップS141において、例えば、年月日および時刻情報が検索キーとして設定された場合、1年前または何年か前の同日、もしくは、同日の同時刻から所定範囲内、例えば、1年前または何年か前の同日の前後1週間の日にちをメタデータに有するスクラップブックが検索される。また、現在流行しているキーワードや、ユーザの嗜好を表すキーワードが検索キーに設定された場合、そのキーワードをメタデータに有するスクラップブックが検索される。
【0240】
ステップS182において、記録再生制御部52は、検索キーを含むメタデータを有する画像データを、記録再生部18の画像DB31から検索する。
【0241】
図21のステップS141において、例えば、年月日および時刻情報が検索キーとして設定された場合、1年前または何年か前の同日、もしくは、同日の同時刻から所定範囲内、例えば、1年前または何年か前の同日の前後1週間の日にちをメタデータに有する画像が検索される。また、現在流行しているキーワードや、ユーザの嗜好を表すキーワードが検索キーに設定された場合、そのキーワードをメタデータに有する画像が検索される。
【0242】
ステップS183において、記録再生制御部52は、ステップS182において検索された画像データを含むスクラップブックを、記録再生部18のコンテンツDB33から検索する。
【0243】
ステップS184において、記録再生制御部52は、検索されたスクラップブックを表示制御部52に出力し、処理は、図21のステップS142に戻りステップS143に進むか、または、図22のステップS150に戻りステップS151に進む。
【0244】
このような処理により、キーワードに対応するメタデータを有する画像データではなく、キーワードに対応するメタデータを有するスクラップブック、または、キーワードに対応するメタデータを有する画像データを含むスクラップブックを検索する。
【0245】
なお、図27を用いて説明した処理は、特に、図14を用いて説明したメタデータ更新処理が実行されて、スクラップブックのメタデータが、そのスクラップブックに含まれる画像に付与されているメタデータを重複を避けてすべて含んでいるとき、ステップS181およびステップS184のみが実行されるものであってもかまわない。また、同様に、図27を用いて説明した処理は、スクラップブックのメタデータに含まれる情報が、スクラップブックに含まれる画像に付与されたメタデータの内容とほぼ同じであるとき、換言すれば、スクラップブックのメタデータに、ユーザの個別の入力に基づいて付与されるメタデータが少ないような場合、ステップS182乃至ステップS184の処理のみが実行されるものであってもかまわない。
【0246】
なお、上述した説明では、画像データへのメタデータの付加処理は、制御部20が自動で行うようにしたが、ユーザが操作部19を操作し、証書、証紙、券、または帖の画像を選択することによって、メタデータの付加処理を行うようにしてもよい。
【0247】
また、上述した説明では、画像データからスクラップブックを作成するものとしたが、スクラップブックからスクラップブックを作成するようにしてもよい。
【0248】
また、本発明は、HDDレコーダに限らず、画像やコンテンツを記録または再生できる機器であればよく、例えば、パーソナルコンピュータなどに適用できる。
【0249】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム記録媒体からインストールされる。
【0250】
コンピュータにインストールされ、コンピュータによって実行可能な状態とされるプログラムを格納するプログラム記録媒体は、図28に示すように、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスクを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるパッケージメディアであるリムーバブルメディア311、または、プログラムが一時的もしくは永続的に格納されるROM(図示せず)や、記憶部308を構成するハードディスクなどにより構成される。
【0251】
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0252】
【図1】本発明の一実施の形態であるHDDレコーダの例を示す図である。
【図2】HDDレコーダの制御部の構成の例を示すブロック図である。
【図3】画像のクラスタの例を示す図である。
【図4】画像のクラスタを、さらにクラスタリングした例を示す図である。
【図5】メタデータの付加処理の例を説明するフローチャートである。
【図6】スクラップブックの作成処理の例を説明するフローチャートである。
【図7】スクラップブックの作成処理の例を説明するフローチャートである。
【図8】背景テンプレートの例を示す図である。
【図9】配置テンプレートの例を示す図である。
【図10】スクラップブックの所定のページの構成の例を示す図である。
【図11】スクラップブックの構成の例を示す図である。
【図12】スクラップブックに付与されるメタデータの例を示す図である。
【図13】画像に付与されるメタデータの例を示す図である。
【図14】メタデータ更新処理の例を説明するフローチャートである。
【図15】スクラップブックに付与されるメタデータの例を示す図である。
【図16】画像に付与されるメタデータの例を示す図である。
【図17】スクラップブックの自動生成処理の例を説明するフローチャートである。
【図18】スクラップブックの自動生成処理の例を説明するフローチャートである。
【図19】スクラップブックへの画像の追加処理の例を説明するフローチャートである。
【図20】メタデータの付加処理の他の例を説明するフローチャートである。
【図21】スクラップブックの表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図22】スクラップブックの表示処理の例を説明するフローチャートである。
【図23】スクラップブックの一覧の表示の例を示す図である。
【図24】スクラップブックの一覧の表示の他の例を示す図である。
【図25】スクラップブックの一覧の表示のさらに他の例を示す図である。
【図26】スクラップブックの一覧の表示のさらに他の例を示す図である。
【図27】スクラップブック検索処理の例を説明するフローチャートである。
【図28】パーソナルコンピュータの構成の例を示す図である。
【符号の説明】
【0253】
1 HDDレコーダ, 2 モニタ, 18 記録再生部, 19 操作部, 20 制御部, 24 ネットワークインタフェース, 31 画像DB, 32 テンプレートDB, 33 コンテンツDB, 34 辞書DB, 51 操作入力取得部, 52 記録再生制御部, 53 表示制御部, 54 特徴抽出部, 55 画像判定部, 56 メタデータ付加部, 57 メタデータ抽出部, 58 コンテンツ作成部, 59 共通メタデータ数判定部, 60 類義語取得部, 61 情報取得部, 71 文字認識部, 72 演算部, 73 テンプレート設定部, 91 クラスタリング部, 92 階層決定部, 308 記憶部, 311 リムーバブルメディア

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置において、
前記画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記グループの属性情報を記憶するグループ属性情報記憶手段と、
前記画像を前記グループごとに表示する処理を制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出する検索キー抽出手段と、
前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する検索手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御する
情報処理装置。
【請求項2】
年月日時を計時する計時手段を更に備え、
前記検索キー抽出手段は、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたときに前記計時手段により計時される年月日時の少なくともいずれかを検索キーとして抽出する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項3】
ネットワークを介して外部からテキストデータを取得する取得手段を更に備え、
前記取得手段は、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたときに外部から前記テキストデータを取得し、
前記検索キー抽出手段は、前記取得手段により取得された前記テキストデータを検索キーとして抽出する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項4】
EPGを取得するEPG取得手段を更に備え、
前記検索キー抽出手段は、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、それ以前の所定の期間に前記EPG取得手段により取得された前記EPGに含まれる情報から検索キーを抽出する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項5】
コンテンツデータを記録再生する記録再生手段と、
前記コンテンツデータに付随する関連情報を取得する関連情報取得手段を更に備え、
前記検索キー抽出手段は、前記表示制御手段により前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、それ以前の所定の期間に前記記録再生手段により記録または再生された前記コンテンツデータに関連する前記関連情報に含まれる情報から検索キーを抽出する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項6】
前記検索手段は、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項7】
前記画像データ記憶手段は、前記画像の属性情報を更に記憶し、
前記検索手段は、前記画像データ記憶手段により記憶されている前記画像の前記属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記画像を検索し、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、検索された前記画像を含む前記グループを検索する
請求項1に記載情報処理装置。
【請求項8】
1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置の情報処理方法において、
前記画像の画像データを記憶し、
前記グループの属性情報を記憶し、
前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出し、
記憶されている前記グループ属性情報を用いて、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、
検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御する
ステップを含む情報処理方法。
【請求項9】
画像データを記憶する第1の記憶部と、前記画像データに対応する画像をグループごとに分類した場合の前記グループの属性情報を記憶する第2の記憶部とを用い、1以上の前記画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像を前記グループごとに表示する処理の開始が指令されたとき、検索キーを抽出し、
第2の記憶部に記憶されている前記グループ属性情報を用いて、抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、
検索された前記検索キーに関連する前記グループが表示順で先頭側になるようにして、前記グループの一覧の表示を制御する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項10】
1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置において、
前記画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
前記グループの属性情報を記憶するグループ属性情報記憶手段と、
前記画像を前記グループごとに表示する処理を制御する表示制御手段と、
前記表示制御手段により表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの属性情報から、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出する検索キー抽出手段と、
前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する検索手段と
を備え、
前記表示制御手段は、前記検索手段により検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧の表示を制御する
情報処理装置。
【請求項11】
前記検索手段は、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索する
請求項10に記載情報処理装置。
【請求項12】
前記画像データ記憶手段は、前記画像の属性情報を更に記憶し、
前記検索手段は、前記画像データ記憶手段により記憶されている前記画像の前記属性情報を用いて、前記検索キー抽出手段により抽出された前記検索キーに関連する前記画像を検索し、前記グループ属性情報記憶手段により記憶されている前記グループの前記属性情報から、検索された前記画像を含む前記グループを検索する
請求項10に記載情報処理装置。
【請求項13】
1以上の画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する情報処理装置の情報処理方法において、
前記画像の画像データを記憶し、
前記グループの属性情報を記憶し、
前記画像を前記グループごとに表示し、
表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、記憶されている前記グループ属性情報を用いて、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出し、
抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、
検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧を表示する
ステップを含む情報処理方法。
【請求項14】
画像データを記憶する第1の記憶部と、前記画像データに対応する画像をグループごとに分類した場合の前記グループの属性情報を記憶する第2の記憶部とを用い、1以上の前記画像を含むようにグループ分けされた前記画像を前記グループごとに表示する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記画像の前記グループごとの表示を制御し、
表示されている前記グループのうちのいずれかがユーザにより選択されたとき、前記第2の記憶部により記憶されている前記グループ属性情報を用いて、選択された前記グループの前記属性情報を、検索キーとして抽出し、
抽出された前記検索キーに関連する前記グループを検索し、
検索された前記検索キーに関連する前記グループの一覧の表示を制御する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【公開番号】特開2009−140452(P2009−140452A)
【公開日】平成21年6月25日(2009.6.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−319210(P2007−319210)
【出願日】平成19年12月11日(2007.12.11)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】