説明

情報処理装置および方法、並びにプログラム

【課題】遊技台毎の稼動状態を適切に管理できるようにする。
【解決手段】アウト球カウンタ32は、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する。遊技台管理部151は、計数結果を、遊技台単位で、時刻に対応付けて稼動状態DB26aに登録する。照合部122は、処理対象遊技台の遊技者の顔画像と、直前に登録された顔画像とを類似度により照合する。リーチ信号出力部36bは、遊技台36がリーチ状態であるか否かを示すリーチ信号を出力する。稼動状態判定部152は、稼動状態DB26aに登録されている直前の稼動情報、アウト球数、リーチの有無、および直前の稼動情報に登録されている顔画像と、今現在撮像されている遊技者の顔画像との照合結果に基づいて、遊技台の稼動状態を管理する。本発明は、監視システムに適用することができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、遊技台の稼動状態を管理するにあたり、遊技球の排出数量と遊技者の顔画像の有無により遊技中であるか否かを判定する際、リーチ中であっても、遊技中であることを正しく認識し、適切に遊技台の稼動状態を管理できるようにした情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、遊技店を管理する技術として、店内に遊技者の顔画像を撮像して来店管理や不正行為を監視する技術が提案されている。
【0003】
遊技店のおかれている環境は遊技人口の減少が進み、自店に来店していただいている固定遊技者の維持確保と、来店経験の無い新規遊技者の拡大を狙って、各遊技店は近隣の遊技店との差別化として、遊技台の入れ替えやイベントなどを中心とした遊技者獲得競争を競合店と熾烈に繰り広げている。
【0004】
その一つの取り組みとして、(1)会員カードなどの媒体を発行する、(2)来店時に会員カードを利用していただく、(3)遊技者の動向を会員カードの利用状況から把握する、(4)遊技者の動向(来店データ)をもとに、イベントの有効性を検討し、従業員のサービスに反映させる、といったことをしている。この取り組みを通じて、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みを計画している。
【0005】
しかしながら、こうした媒体による取り組みは、会員カードを発行する部分は進んでいるものの、持参しないまたは持参しても挿入しないなどの実態により、現実には正確な遊技者の動向(来店データ)が把握できず、イベントの有効性や従業員のサービスに反映できていないのが現状である。
【0006】
この問題を解決するために媒体を用いないバイオメトリクス、特に顔認証システムがある。
【0007】
近年、携帯電話や入退室ゲートなどのアプリケーションを代表とするように、カメラによる撮像手段の普及や1対1での顔認証システムの性能向上が進み、遊技店においても遊技者一人一人を特定することが可能となった。
【0008】
これにより会員カードの課題であった媒体を利用するハードルがなくなることで、本人他人を識別し、各遊技台でどんな遊技者が遊技をしているのか、遊技台ごとに設置したカメラを使うことによって遊技者の動向を把握することが可能となっている。
【0009】
そして、この遊技者の動向(来店データ)を把握することにより、固定遊技者の維持や新規遊技者の取り込みに向けたイベントの有効性や従業員のサービスに反映させることができる。
【0010】
このような技術として、遊技中の遊技者の顔画像を遊技台毎に取得して、顔画像照合することで顧客管理を行う発明が多数提案されている(特許文献1参照)。
【0011】
また、遊技台毎に出力されてくる遊技による遊技球の入賞口に入賞したセーフ球の数量や、入賞口に入賞できずに排出されるアウト球の数量の変化を検出して、変化が検出されれば、遊技中であるものとして、遊技台の遊技状態を管理する技術が提案されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】特開2007−159883号公報
【特許文献2】特開平11−070247号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】
しかしながら、近年、遊技者の興味や関心を高めるため、大当りとなりそうな演出効果の表示状態である、リーチ状態が長くなるように設定される傾向がある。リーチ状態においては、大当りとなる可能性があるため、遊技者は、大当りとなるか否かが確認できるまで、遊技球の発射を止めることが多い。このため、特許文献2におけるような場合、リーチ状態が長いと、遊技者が遊技球の発射を止めた状態となっているだけにも拘らず、入賞したセーフ球、および入賞しないアウト球の数量を計数しても変化がなくなり、結果として、遊技台に遊技者が着席して、遊技状態が維持されているにも拘らず、遊技終了と誤判定されてしまうことがあった。
【0014】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、特に、リーチ状態において、遊技者が、遊技台の前に座って遊技を継続した状態であるにもかかわらず、その遊技台の稼動状態が遊技終了とされてしまうような、誤判定を抑制しつつ、適切に遊技台の稼動状態を管理できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0015】
本発明の一側面の情報処理装置は、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段とを含む。
【0016】
前記稼働状態には、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されていない未遊技、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されている遊技中、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されていないが、前記所定の遊技者により前記遊技台が占有された状態である離席中、および、前記遊技台が前記所定の遊技者による遊技が終了されている遊技終了を含ませるようにすることができる。
【0017】
前記稼動状態判定手段には、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が未遊技である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化しているとき、前記稼動状態が遊技中であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技中に更新させるようにすることができる。
【0018】
前記稼動状態判定手段には、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が遊技中である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化していない状態で、かつ、前記リーチ情報に基づいてリーチ状態であり、かつ、前記顔画像が抽出できないとき、前記稼動状態が離席中であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を離席中に更新させるようにすることができる。
【0019】
前記稼動状態判定手段には、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が遊技中である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化していない状態で、かつ、前記リーチ情報に基づいてリーチ状態でなく、かつ、前記照合結果が一致しないとき、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新させるようにすることができる。
【0020】
前記稼動状態判定手段には、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新するとき、前記稼動状態データベースの対応する遊技台の遊技状態の情報を未遊技とする新たなデータベースを追加して登録させるようにすることができる。
【0021】
前記稼動状態判定手段には、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が離席中である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化している状態で、かつ、前記照合結果が一致しないとき、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新させ、前記排出数量が所定よりも多く変化している状態で、かつ、前記照合結果が一致するとき、前記稼動状態が遊技中であるものと判定させ、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技中に更新させるようにすることができる。
【0022】
本発明の一側面の情報処理方法は、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段とを含む情報処理装置の情報処理方法であって、前記計数手段における、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数ステップと、前記排出数量登録手段における、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録ステップと、前記撮像手段における、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像ステップと、前記顔画像抽出手段における、前記撮像ステップの処理により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、前記顔画像登録手段における、前記顔画像抽出ステップの処理により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録ステップと、前記照合手段における、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像ステップの処理により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合ステップと、前記リーチ情報取得手段における、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得ステップと、前記稼働状態判定手段における、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定ステップとを含む。
【0023】
本発明の一側面のプログラムは、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段とを含む情報処理装置を制御するコンピュータに、前記計数手段における、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数ステップと、前記排出数量登録手段における、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録ステップと、前記撮像手段における、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像ステップと、前記顔画像抽出手段における、前記撮像ステップの処理により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、前記顔画像登録手段における、前記顔画像抽出ステップの処理により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録ステップと、前記照合手段における、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像ステップの処理により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合ステップと、前記リーチ情報取得手段における、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得ステップと、前記稼働状態判定手段における、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定ステップとを含む処理を実行させる。
【0024】
本発明の一側面においては、遊技台の遊技球の排出数量が時刻に対応付けて計数され、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果が前記時刻に対応付けて登録され、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像が時刻に対応付けて撮像され、撮像された画像より、前記遊技者の顔画像が抽出され、抽出された人物の顔画像が、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録され、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像された画像より抽出された顔画像との類似度が求められ、前記類似度と所定の閾値との比較により照合され、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報が取得され、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態が判定される。
【0025】
すなわち、稼動状態判定部は、遊技球の排出数量に変化が無い状態であっても、リーチ情報に基づいて、リーチがかかっていれば、顔画像の有無に関わらず遊技終了とは判断せず、顔画像があれば遊技中であるものとみなし、顔画像が検出できなければ、離席中であるものとみなす。
【0026】
結果として、遊技球の排出数量に変化が無い状態であっても、リーチであるか否かに基づいて、遊技終了であるといった誤判定を抑制することが可能となり、適切に遊技台毎の稼動状態を管理することが可能となる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、遊技台毎の稼動状態を管理するに当たり、遊技が終了していないにも関わらず、遊技終了であるといった誤判定を抑制することが可能となり、適切に遊技台毎の稼動状態を管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明を適用した監視システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】図1の画像処理ユニット、生体情報認識装置、および遊技店管理装置の構成例を説明する図である。
【図3】稼動状態データベースの構成例を説明する図である。
【図4】顔画像データベースの構成例を説明する図である。
【図5】遊技台管理処理を説明するフローチャートである。
【図6】遊技台管理処理を説明するフローチャートである。
【図7】生体情報認識処理を説明するフローチャートである。
【図8】顔画像処理を説明するフローチャートである。
【図9】パーソナルコンピュータの構成例を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、発明の詳細な説明に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、発明の詳細な説明に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の詳細な説明中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0030】
すなわち、本発明の一側面の情報処理装置は、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段(例えば、図2のアウト球カウンタ32)と、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベース(例えば、図2の稼動状態DB26a)に、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段(例えば、図2の球数管理部151a)と、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段(例えば、図2のカメラ38)と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段(例えば、図2の顔画像抽出部102)と、前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段(例えば、図2の顔画像取得部152a)と、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段(例えば、図2の照合部122)と、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段(例えば、図2の稼動状態判定部152)とを含む。
【0031】
本発明の一側面の情報処理方法は、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段とを含む情報処理装置の情報処理方法であって、前記計数手段における、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数ステップ(例えば、図5のステップS12)と、前記排出数量登録手段における、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録ステップ(例えば、図5のステップS19)と、前記撮像手段における、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像ステップ(例えば、図8のステップS72)と、前記顔画像抽出手段における、前記撮像ステップの処理により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出ステップ(例えば、図8のステップS73)と、前記顔画像登録手段における、前記顔画像抽出ステップの処理により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録ステップ(例えば、図5のステップS18)と、前記照合手段における、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像ステップの処理により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合ステップ(例えば、図6のステップS31,S38)と、前記リーチ情報取得手段における、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得ステップと、前記稼働状態判定手段における、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定ステップ(例えば、図5,図6のステップS18,S28,S32,S39,S40)とを含む。
【0032】
[監視システムの実施の形態の構成例]
図1は、本発明に係る情報処理装置を利用した監視システムの実施の形態の構成例を示す図である。
【0033】
遊技店1−1乃至1−nは、いわゆるパチンコ店、パチスロ店、または、カジノ店である。また、これらの遊技店1−1乃至1−nは、系列店舗または生体情報管理センタや第3者遊技店管理センタの加盟店であって、複数の店舗を統括的に管理する必要のある店舗である。各遊技店1−1乃至1−nは、生体情報管理バス6および第3者遊技店管理バス7により接続されており、それらのバスおよびインターネット等に代表される公衆通信回線網8,9を介して、相互にそれぞれ生体情報、および第3者遊技店管理情報を授受している。尚、以降において、遊技店1−1乃至1−nのそれぞれについて、特に区別する必要がない場合、単に、遊技店1と称するものとし、その他の構成についても同様に称するものとする。
【0034】
生体情報管理バス6は、主に各遊技店1の生体情報認識装置21により管理される生体情報を流通させるための伝送路として機能する。また、第3者遊技店管理バス7は、主に各遊技店1の媒体貸出管理装置27により管理される媒体貸出管理情報を流通させるための伝送路として機能する。
【0035】
生体情報管理センタ2は、生体情報管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、生体情報管理データベース(以降、DBとも称するものとする)3で管理されている図示せぬ登録遊技者DBを各遊技店1により生成される図示せぬ未登録遊技者DBに基づいて更新すると供に、更新した最新の登録遊技者DBを各遊技店1の生体情報認識装置21に対して配信する。
【0036】
第3者遊技店管理センタ4は、第3者遊技店管理センタを管理運営する事業者により使用されるサーバであり、第3者遊技店管理データベース(DB)5で管理されている媒体貸出管理情報からなるDBを各遊技店1より供給されてくる情報に基づいて更新すると供に、更新した最新の媒体貸出管理情報を各遊技店1の媒体貸出管理装置27に対して配信する。
【0037】
生体情報認識装置21は、カメラ38−1乃至38−m、入口カメラ40−1乃至40−p、および店内カメラ41−1乃至41−qにより撮像された画像より画像処理ユニット39−1乃至39−(m+p+q)により抽出されて、生体情報バス31を介して供給されてくる顔画像の情報に基づいて、生体情報データベース22に予め登録されている顔画像と照合し、一致する場合、登録遊技者の来店を携帯端末20に通知したり、有機EL(Electro Luminescence)またはLCD(Liquid Crystal Display)などからなる表示部23に表示する。また、生体情報認識装置21は、生体情報データベース22に予め登録されている顔画像と照合し、一致しない場合、生体情報管理データベース3にアクセスし、未登録者として図示せぬ未登録遊技者DBに登録する。また、生体情報認識装置21は、遊技店管理装置24より供給されてくる顔画像同士を照合し、照合結果を遊技店管理装置24に返す。さらに、生体情報認識装置21は、遊技店管理装置24よりカメラIDにより指定されるカメラ38で撮像された画像内より抽出される顔画像を、対応する画像処理ユニット39に要求して取得し、遊技店管理装置24に供給する。
【0038】
遊技店管理装置24は、いわゆるホールコンピュータと呼ばれるものであり、遊技店管理情報バス30、および島設備管理装置19を介してアウト球カウンタ32−1乃至32−mおよび遊技台36−1乃至36−mの動作を監視している。遊技店管理装置24は、遊技台36の出球もしくはメダルの払い出しの情報、アウト球カウンタ32によりカウントされる、入賞口に入賞せずに排出される遊技球の数量である排出数量、リーチ状態であることを示すリーチ信号、各遊技台36−1乃至36−mの遊技者の呼び出し情報、またはエラーの発生などの監視状況に応じて、所定の処理を実行し、実行結果を有機ELやLCDなどからなる表示部25に表示する。遊技店管理装置24は、計数機35、島設備管理装置19、遊技台36−1乃至36−m、および遊技台周辺端末37−1乃至37−mのそれぞれより供給されてくる情報を、それぞれを識別する識別情報(例えば、遊技台番号)とを対応付けて遊技台管理データベース26により管理する。
【0039】
媒体貸出管理装置27は、精算販売機33、および貸出機34からの情報に基づいて、貸し出される遊技媒体の媒体貸出管理情報を媒体貸出管理データベース29を用いて管理すると供に、媒体貸出管理データベース29に登録されている媒体貸出管理情報を更新する際、その更新情報を、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4に送る。さらに、媒体貸出管理装置27は、第3者遊技店管理バス7および公衆通信回線網9を介して第3者遊技店管理センタ4により供給されてくる媒体貸出管理情報を取得し、媒体貸出管理データベース29に蓄積させる。
【0040】
貸出機34は、遊技者が遊技台36で遊技する際、現金やプリペイドカードなどにより所定の金額を受け付けると、金額に応じた個数の遊技媒体を貸し出す。この際、貸出機34は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理装置27に供給する。これにより、媒体貸出管理装置27は、受け付けた現金やプリペイドカードの残数などの情報と供に、貸し出した遊技媒体の個数の情報を媒体貸出管理データベース29に登録する。
【0041】
精算販売機33は、貸球を借りるための度数をつけてプリペイドカードを販売する。このとき、精算販売機33は、販売したプリペイドカードの度数と払いうけた金額とを媒体貸出管理装置27に供給する。また、精算販売機33は、プリペイドカードなどの度数として貸し出した遊技媒体の残数に基づいて現金を精算して払い出す。このとき、精算販売機33は、プリペイドカードの残数と払い戻した現金の金額を媒体貸出管理装置27に供給する。
【0042】
計数機35は、遊技者が遊技台36により遊技することにより獲得した遊技媒体の数を、計数し、計数結果を磁気カードやレシートなどとして出力する。
【0043】
遊技台36−1乃至36−mは、遊技者により所定の操作がなされることにより、遊技を実行し、いわゆる小当たりや大当たりに応じて、遊技球、または、メダルを払い出す。
【0044】
遊技台周辺端末37−1乃至37−mは、各遊技台36−1乃至36−mに対応して設けられている、いわゆる台間機であり、台間球貸機(原理的には、貸出機34と同様のもの)などが設けられている。また、遊技台周辺端末37は、遊技台36を遊技する遊技者の顔画像などの生体情報を取得し、遊技台識別情報(遊技台番号)と共に生体情報認識装置21に送信する。尚、図1においては、生体情報を取得する機能として、遊技者の顔画像を取得するカメラ38−1乃至38−mが設けられている例が示されている。
【0045】
入口カメラ40−1乃至40−pおよび店内カメラ41−1乃至41−qは、遊技店1の店内における出入口および所定の場所に設置され、撮像した画像をそれぞれ画像処理ユニット39−(m+1)乃至39−(m+p+q)に供給する。
【0046】
[遊技店の設備により実現される機能の構成例]
次に、図2を参照して、遊技店1内の設備により実現される機能の構成例について説明する。
【0047】
画像処理ユニット39の画像取得部101は、カメラ38(または、入口カメラ40もしくは店内カメラ41)により撮像された画像を取得し、顔画像抽出部102に供給する。顔画像抽出部102は、画像取得部101より供給されてきた画像内に、顔を構成する部位の配置などのパターンにより顔画像からなる矩形画像を抽出して送信部103に供給する。送信部103は、顔画像を生体情報認識装置21に送信する。送信部103は、顔画像を送信する際、カメラ38がどの遊技台36に設けられたものであるかを識別するカメラIDと共に生体情報認証装置21に送信する。
【0048】
生体情報認証装置21の受信部121は、画像処理ユニット39より供給されるカメラID、および顔画像を取得し、照合部122に供給する。また、受信部121は、受信部124、および信号検出部125を介して、遊技店管理装置24から顔画像の要求があった場合、指定されたカメラIDの付された顔画像を送信部123に供給し、遊技店管理装置24に供給する。照合部122は、受信部121より供給された顔画像と、生体情報DB22に予め登録されている登録遊技者の顔画像とから類似度を求め、類似度と所定の閾値との比較に基づいて、取得された顔画像と、登録遊技者とを照合する。より具体的には、照合部122は、特徴量抽出部122aを備えており、照合しようとする顔画像より、例えば、目と目の間隔、あごから額までの長さと、あごから鼻までの長さの比率などの各種の顔の特徴量を抽出させる。そして、照合部122は、抽出した特徴量に基づいて、それぞれの差分和、平均比率、または比率和などを類似度として求める。照合部122は、カメラIDに対応付けて登録されている遊技台を特定する台番号を検索し、撮像された遊技台36を特定し、照合結果と共に送信部123に供給する。また、照合部122は、受信部124、および信号検出部125を介して、遊技店管理装置24より供給されてくる顔画像同士を照合し、照合結果を送信部123を介して、遊技店管理装置24に返す。
【0049】
尚、ここでは、類似度は、例えば、比率和で示されるような登録遊技者として登録されている顔画像に近いほど高い値を示すものであるとし、類似度が所定の閾値よりも高い値であるとき、その類似度に対応する登録遊技者の顔画像であるものとして判定する例について説明する。しかしながら、例えば、類似度が撮像された顔画像と登録遊技者として登録されている顔画像とのそれぞれの特徴量における差分和として表現されている場合、類似度が閾値よりも小さければ、撮像された顔画像が登録遊技者の顔画像であるとみなされることになり、または、平均比率などの場合、0乃至1の範囲で所定の値以上であって、1に近い値であれば、同一の人物であるとみなされることになる。
【0050】
遊技島18には、複数の遊技台36、および複数の遊技台36のそれぞれのアウト球カウンタ32が設けられており、遊技島18は、遊技店内に複数に設けられている。遊技台36には、遊技に必要とされる遊技球が投入された数量、すなわち、イン球の数量をカウントするイン球カウンタ36aが設けてある。また、遊技台36には、それぞれ入賞口に入賞せずに排出される遊技球の数量、すなわち、アウト球を計数するアウト球カウンタ32が設けられている。イン球カウンタ36a、およびアウト球カウンタ32は、それぞれの情報を島設備管理装置19に供給する。リーチ信号出力部36bは、遊技台36の遊技状態がリーチ状態となったとき、その情報を示すリーチ信号を島設備管理装置19aに供給する。島設備管理情報19は、信号検出部19aを制御して、各遊技台36より供給されてくるイン球数、アウト球数の情報、およびリーチ信号に基づいて、遊技台36の個別の遊技球の排出数量、すなわち、アウト球の数量、およびリーチ状態であるか否かを示す情報を求めて、遊技台36を個別に識別する台番号に対応付けて遊技店管理装置24に供給する。
【0051】
遊技店管理装置24の遊技台管理部151は、島設備管理装置19より供給されてくる遊技島18の島設備単位の遊技台36のそれぞれのアウト球の情報、およびリーチ情報を取得すると、その排出球数の情報を遊技台管理DB26に登録する。この際、遊技店管理装置24は、球数管理部151aを制御して、イン球とアウト球との関係を求め、各遊技台36毎の遊技台管理DB26の稼働状態DB26aに登録させる。また、遊技店管理装置24は、稼動状態管理部151bを制御して、イン球とアウト球との関係から、稼動状態の情報を遊技台管理DB26の稼動状態DB26aに登録させる。リーチ管理部151cは、リーチ信号を取得し、リーチ状態であるか否かを示す情報を稼動状態判定部152に供給する。稼動状態判定部152は、稼動状態DB26aの情報、リーチ情報、顔画像の有無、および、直前の顔画像との照合結果のいずれか、または、その組み合わせの情報に基づいて、遊技台36の台番号毎に、稼動状態を判定して、判定結果である稼動状態の情報を稼動状態DB26aに登録する。稼動状態判定部152は、必要に応じて、顔画像取得部152aを制御して、送信部154により遊技台番号により指定されるカメラIDの顔画像の要求情報を生体情報認証装置21に送信させ、それに応じて生体情報認証装置21より送信されてくる顔画像を受信部153により受信させる。そして、顔画像取得部152aは、取得した顔画像を顔画像DB26bに登録すると共に、その顔画像IDを稼動状態DB26aに登録する。また、稼動状態判定部152は、稼動状態DB26aに登録されている顔画像IDの顔画像を顔画像DB26bより読み出して、顔画像取得部152aにより取得された顔画像と共に送信部154を制御して、生体情報認識装置21に供給し、同一のカメラIDで撮像される顔画像との照合を要求し、受信部153を制御して、照合結果を受信する。
【0052】
[稼動状態DBと顔画像DBの構成例]
遊技台管理DB26における稼動状態DB26aは、例えば、図3で示されるようなものであり、顔画像DB26bは、例えば、図4で示されるようなものである。図3の稼動状態DB26aについては、左から、遊技台36を識別する台番号に対応付けて、カメラID、稼動開始時刻、稼動終了時刻、アウト球数、稼動状態、および顔画像IDが記録されている。図4においては、上から、順に遊技台36の台番号が1,2,2,5,5の5個のレコードからなる稼動情報が登録されている。
【0053】
稼動状態DB26aにおける最上段のレコードでは、台番号1の遊技台36は、その遊技者の顔画像がカメラID=1のカメラ38で撮像されており、稼動開始時刻が2010年11月19日9時05分であり、今現在も遊技が継続されているため、稼動終了時刻はブランクとされている。また、これまでのアウト球数は1025球であり、稼動状態は「遊技中」とされ、顔画像ID=face0001で特定される顔画像の遊技者により遊技されていることが登録されている。尚、稼動状態の情報は、「遊技中」、「遊技終了」、「離席中」、または「未遊技」の4種類のいずれかとなる。「遊技中」とは、遊技台36に遊技者が着席し、遊技球を発射し続けて遊技を継続している状態を示し、「遊技終了」とは、遊技台36に遊技者が着席し、遊技球を発射し続けた後、遊技が終了された状態を示している。「未遊技」とは、遊技台36に遊技者が存在しておらず、遊技球が発射されていない状態を示し、「離席中」とは、遊技台36を占有する遊技者は存在しているが、遊技球が発射されておらず、または、遊技者が席を離れている状態を示している。
【0054】
顔画像IDに対応する顔画像は、図4の顔画像DB26bに登録されている。顔画像DB26bは、顔画像IDに対応付けて、顔画像の画像情報が登録されている。図4においては、上から顔画像ID=face0001,face0002,・・・と登録されており、対応して登録されている顔画像の画像データとして、上から男性と女性の顔画像が登録されている。
【0055】
また、稼動状態DB26aにおける上から2段目のレコードでは、台番号2の遊技台36は、その遊技者の顔画像がカメラID=2のカメラ38で撮像されており、稼動開始時刻が2010年11月19日9時01分であり、稼動終了時刻が2010年11月19日11時00分である。また、これまでのアウト球数は15000球であり、稼動状態は遊技終了とされ、顔画像ID=face0002で特定される顔画像の遊技者により遊技されていたことが登録されている。
【0056】
さらに、稼動状態DB26aにおける3段目のレコードは、台番号2の遊技台36の遊技状態が「遊技終了」となるのに伴って、新たに設定されるレコードであるため、稼動状態は「未遊技」となり、その遊技者の顔画像がカメラID=2のカメラ38で撮像されることが示されているが、稼動開始時刻、稼動終了時刻、これまでのアウト球数の情報がブランクとされて登録されている。
【0057】
また、稼動状態DB26aにおける4段目のレコードでは、台番号5の遊技台36は、その遊技者の顔画像がカメラID=5のカメラ38で撮像され、稼動開始時刻が2010年11月19日9時20分であり、稼動終了時刻が2010年11月19日10時00分であり、これまでのアウト球数は1250球であり、稼動状態は遊技終了とされ、顔画像ID=face0003とされている。
【0058】
さらに、稼動状態DB26aにおける5段目のレコードでは、台番号5の遊技台36は、その後、遊技されており、その遊技者の顔画像がカメラID=5のカメラ38で撮像され、稼動開始時刻が2010年11月19日10時15分であり、今現在も遊技中であるため、稼動終了時刻がブランクとされている。また、これまでのアウト球数は3321球であり、稼動状態は離席中とされ、顔画像ID=face0004とされている。
【0059】
このように稼動状態DB26aにおいては、稼動状態の情報が、初期において、全てが未遊技とされており、遊技が開始されると遊技中に変化する。この間、遊技は継続していないが、遊技者により遊技台36が占有されている場合、すなわち、遊技台36がリーチ状態となり、遊技球の発射を停止しているような場合、稼働状態は、離席中とされ、再び遊技が開始されると、遊技中とされる。最終的に遊技が終了すると稼動状態は、遊技終了とされて、稼動状態DB26aに更新されることのないレコードとして記録されると共に、同一の遊技台36の稼動状態の情報が、未遊技とされて、新たなレコードが設定されて、それ以降の稼働情報が順次記録されていく。このような稼動状態DB26aにより、遊技台36のそれぞれについて、稼動状態を管理することが可能となる。
【0060】
[遊技店管理装置による遊技店管理処理]
次に、図5,図6のフローチャートを参照して、遊技店管理処理について説明する。
【0061】
ステップS11において、遊技店管理装置24の稼働状態判定部152は、未処理の遊技台36のうち、いずれかを処理対象遊技台に設定する。
【0062】
ステップS12において、稼働状態判定部152は、遊技台管理DB26の稼動状態DB26aにアクセスし、登録されている処理対象遊技台のアウト球数TMを読み出す。
【0063】
ステップS13において、稼働状態判定部152は、遊技台管理部151に対してアウト球数TRを要求する。これに応じて、遊技台管理部151は、島設備管理装置19に対して処理対象遊技台の最新のアウト球数情報を要求する。島設備管理装置19は、信号検出部19aを制御して、リアルタイムで、遊技島単位で各遊技台36のイン球カウンタ36aによりカウントされる発射遊技球の数量の情報、およびアウト球カウンタ32でカウントされる入賞口に入賞せずに排出される遊技球の数量の情報を取得させる。島設備管理装置19は、遊技店管理装置24からの問い合わせに応じて、処理対象遊技台のアウト球数TRを応答する。遊技店管理装置24の遊技台管理部151は、この応答に基づいて、処理対象遊技台における最新のアウト球数TRを取得し、稼働状態判定部152に供給する。
【0064】
ステップS14において、稼働状態判定部152は、遊技台管理部151に対してリーチ情報RIを要求する。これに応じて、遊技台管理部151は、島設備管理装置19に対して処理対象遊技台の最新のリーチ情報を要求する。島設備管理装置19は、信号検出部19aを制御して、リアルタイムで、遊技島単位で各遊技台36のリーチ信号出力部36bにより出力されるリーチ情報を取得させる。島設備管理装置19は、遊技店管理装置24からの問い合わせに応じて、処理対象遊技台のリーチ情報を応答する。遊技店管理装置24の遊技台管理部151は、この応答に基づいて、処理対象遊技台における最新のリーチ情報RIを取得し、稼働状態判定部152に供給する。
【0065】
ステップS15において、稼働状態判定部152は、稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の直前の稼動状態情報が未遊技であるか否かを判定する。例えば、直前の稼動状態情報が未遊技であった場合、処理は、ステップS16に進む。
【0066】
ステップS16において、稼働状態判定部152は、遊技台管理部151より取得した、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少なく、アウト球数が増えているか否かを判定する。ステップS16において、例えば、遊技が継続されており、アウト球数に変化があり、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少ない場合、処理は、ステップS17に進む。
【0067】
ステップS17において、稼働状態判定部152は、送信部154を制御して、処理対象遊技台の遊技台番号により特定されるカメラIDで撮像される、処理対象遊技台の遊技者の顔画像を生体情報認識装置21に対して要求する情報を送信させる。
【0068】
生体情報認識装置21は、この要求に応じて、生体情報認識処理を実行し、要求のあったカメラIDに対応する画像処理ユニット39からの顔画像を取得して、遊技店管理装置24に供給する。
【0069】
[生体情報認識処理]
ここで、図7のフローチャートを参照して、生体情報認識処理について説明する。
【0070】
ステップS51において、信号検出部125は、受信部124を制御して、遊技店管理装置24より要求情報が受信されたか否かを判定する。ステップS51において、要求情報が受信されないと判定された場合、処理は、ステップS56に進む。ステップS56において、信号検出部125は、営業時間が終了されるか、または、動作の終了が指示されたか否かを判定し、営業時間が終了されるか、または、動作の終了が指示された場合、処理を終了する。また、ステップS56において、営業時間が終了されることも、動作の終了も指示されていない場合、処理は、ステップS51に戻る。すなわち、営業時間が終了されるか、または、動作の終了が指示されない限り、要求情報が送信されてくるまで、ステップS51,S56の処理が繰り返される。そして、ステップS51において、例えば、上述したステップS17の処理により顔画像の取得要求があったような場合、処理は、ステップS52に進む。
【0071】
ステップS52において、信号検出部125は、受信部124により受信された要求が顔画像の取得要求であるか否かを判定する。ステップS125において、例えば、上述したステップS17の処理により顔画像が要求された場合、顔画像の取得要求であるとみなし、処理は、ステップS53に進む。
【0072】
ステップS53において、信号検出部125は、受信した顔画像の取得要求において、要求のあったカメラIDに対応する画像処理ユニット39から顔画像を取得するように受信部121に指令する。受信部121は、要求のあったカメラIDに対応する画像処理ユニット39に対して、顔画像を取得するように要求する。顔画像の取得が要求された画像処理ユニット39は、対応するカメラIDのカメラ38を制御して、顔画像取得処理を実行して、顔画像を取得し、生体情報認識装置21に供給する。
【0073】
[顔画像取得処理]
ここで、図8のフローチャートを参照して、顔画像取得処理について説明する。
【0074】
ステップS71において、画像処理ユニット39の送信部103は、顔画像の取得を要求する指令が、生体情報認識装置21から供給されてきたか否かを判定し、送信されてこない場合、処理は、ステップS75に進む。ステップS75において、送信部103は、営業時間の終了、または、動作の終了が指示されたか否かを判定し、営業時間の終了、または、動作の終了が指示されない場合、処理は、ステップS71に戻る。そして、営業時間の終了、または、動作の終了が指示された場合、処理は終了する。すなわち、営業時間の終了、または、動作の終了が指示されない限り、顔画像の取得を要求する指令が送信されてくるまで、ステップS71,S75の処理が繰り返される。そして、ステップS52において、例えば、上述したステップS53の処理により、顔画像の取得が要求された場合、処理は、ステップS72に進む。
【0075】
ステップS72において、カメラ38は、遊技台36の前面部分、すなわち、遊技者が遊技していれば、遊技者の上半身部分の画像を撮像し、撮像した画像を画像処理ユニット39に供給する。画像処理ユニット39の画像取得部101は、供給された画像を取得し、顔画像抽出部102に供給する。
【0076】
ステップS73において、顔画像抽出部102は、供給された画像より遊技者の顔画像を抽出し、送信部103に供給する。より具体的には、顔画像抽出部102は、例えば、撮像された画像の色などから肌が露出した部分であって、目や鼻といった特徴的な部位の配置などから顔画像を抽出する(キャプチャする)。
【0077】
ステップS74において、顔画像抽出部102は、抽出した(キャプチャした)顔画像を送信部103に出力する。
【0078】
ステップS75において、送信部103は、営業時間の終了、または、動作の終了が指示されたか否かを判定し、営業時間の終了、または、動作の終了が指示されない場合、処理は、ステップS71に戻る。そして、営業時間の終了、または、動作の終了が指示された場合、処理は、終了する。
【0079】
以上の処理により、各画像処理ユニット39より、それぞれに対応するカメラ38により撮像された画像より抽出された顔画像が生体情報認識装置21に供給される。
【0080】
ここで、図7のフローチャートの説明に戻る。
【0081】
ステップS54において、受信部121は、顔画像の取得を要求した画像処理ユニット39より顔画像が供給されてきたか否かを判定し、供給されてくるまで、同様の処理を繰り返す。ステップS54において、例えば、上述したステップS74の処理により、要求のあったカメラIDに対応するキャプチャされた顔画像が供給されてくると、処理は、ステップS55に進む。
【0082】
ステップS55において、受信部121は、画像処理ユニットより供給されてきた顔画像を送信部123に供給する。送信部123は、取得した顔画像を遊技店管理装置24に送信し、処理は、ステップS56に進む。
【0083】
一方、ステップS52において、顔画像の取得要求ではない場合、処理は、後述する遊技店管理装置24より供給されてくる2つの顔画像の照合要求であるので、その処理は、ステップS57に進む。
【0084】
ステップS57において、信号検出部125は、受信部124より供給されてくる2つの顔画像を受信部121に供給し、照合要求であることを通知する。これに応じて、受信部121は、供給されてきた2つの顔画像を照合部122に供給する。照合部122は、特徴量抽出部122aを制御して、2つの顔画像のそれぞれから、照合に必要とされる顔画像の特徴量を抽出させる。
【0085】
ステップS58において、照合部122は、抽出した特徴量を利用して、2つの顔画像の類似度を計算して、所定の閾値との比較により、類似した顔画像であるか、または、同一の顔画像であるかを判定し、判定結果を照合結果として求める。そして、照合部122は、2つの顔画像の照合結果を送信部123に供給する。
【0086】
ステップS59において、送信部123は、照合結果を遊技店管理装置24に送信する。
【0087】
以上の処理により、遊技店管理装置24により顔画像の取得要求があった場合、指定されたカメラIDのカメラ38により撮像された顔画像が、対応する画像処理ユニット39より取得されて、遊技店管理装置24に供給される。また、遊技店管理装置24により2つの顔画像の照合要求があった場合、遊技店管理装置24より供給されてきた2つの顔画像の照合結果が、遊技店管理装置24に供給される。
【0088】
ここで、図5のフローチャートの説明に戻る。
【0089】
ステップS17において、上述した処理により画像処理ユニット39から供給されてくる顔画像が取得されると、ステップS18において、稼働状態判定部152は、処理対象遊技台の稼働状態が、遊技中であるものとみなし、遊技台管理DB26の稼働状態DB26aにアクセスし、稼働状態が遊技中であることを示すレコードを登録する。すなわち、例えば、図3の最上段で示されるように、遊技中のレコードが登録される。併せて、稼働状態判定部152は、取得した顔画像を顔画像DB26bに登録し、対応する顔画像IDを稼働状態DB26aに登録する。すなわち、図3の最上段においては、顔画像IDとして、face0001として登録される。
【0090】
ステップS18において、稼動状態判定部152は、遊技台管理DB26の稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の台番号について、稼動状態を「遊技中」としてアウト球情報の枠を追加する。この際、アウト球数の情報はブランクとされている。
【0091】
ステップS19において、稼動状態判定部152は、遊技台管理DB26の稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の台番号について、新たに追加されたアウト球情報を、最新のアウト球数TRに更新する。
【0092】
ステップS20において、未処理の遊技台があるか否かが判定され、未処理の遊技台がある場合、処理は、ステップS11に戻る。すなわち、全ての遊技台36について、遊技状態に応じて、稼動状態DB26aが追加、または更新されるまで、ステップS11乃至S20の処理が繰り返される。
【0093】
そして、ステップS20において、全ての遊技台36が処理対象遊技台とされたとみなされた場合、処理は、ステップS21に進む。
【0094】
ステップS21において、営業終了時刻を迎えて、遊技店管理処理が終了であるか否かが判定されて、終了の場合、処理は、終了する。また、営業終了時刻ではなく、営業時間内であるような場合、処理は、ステップS22に進む。
【0095】
ステップS22において、稼動状態判定部152は、遊技台36の全てが未処理であるものとして、処理が、ステップS11に戻る。すなわち、ステップS11乃至S20における全ての処理が、遊技店1の営業時間が終了するまで、繰り返されて、全ての遊技台36に対して、稼動状態DB26aを更新する処理が繰り返される。
【0096】
そして、ステップS21において、営業が終了したものとみなされると、処理は、終了する。
【0097】
一方、ステップS15において、処理対象遊技台の稼動状態が、未遊技ではないとみなされた場合、処理は、ステップS23に進む。
【0098】
ステップS23において、稼働状態判定部152は、稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の直前の稼動状態情報が「遊技中」であるか否かを判定する。例えば、直前の稼動状態情報が「遊技中」であった場合、処理は、ステップS24に進む。
【0099】
ステップS24において、稼働状態判定部152は、遊技台管理部151より取得した、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少なく、アウト球数が増えているか否かを判定する。ステップS24において、例えば、遊技が継続されており、アウト球数に変化があり、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少ない場合、稼動状態は、遊技中であるとみなし、現状のまま維持することとし、処理は、ステップS19に進む。
【0100】
また、ステップS24において、例えば、アウト球数に変化がなく、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少なくないとき、処理は、ステップS25に進む。
【0101】
ステップS25において、稼働状態判定部152は、送信部154を制御して、処理対象遊技台の遊技台番号により特定されるカメラIDで撮像される、処理対象遊技台の遊技者の顔画像を生体情報認識装置21に対して要求する情報を送信させる。
【0102】
生体情報認識装置21は、この要求に応じて、生体情報認識処理を実行し、要求のあったカメラIDに対応する画像処理ユニット39からの顔画像を取得して、遊技店管理装置24に供給する。
【0103】
ステップS26において、稼動状態判定部152は、遊技台管理部151に対して処理対象遊技台の遊技台36がリーチ状態であるか否かを問い合わせる。遊技台管理部151は、リーチ管理部151cを制御して、島設備管理装置19より処理対象遊技台のリーチ信号が送られてきているか否かを問い合わせる。例えば、遊技台36の遊技状態がリーチ中である場合、リーチ信号出力部36bは、リーチ信号を島設備管理装置19に対して供給している。このため、島設備管理装置19の信号検出部19aは、遊技台36からのリーチ信号を取得する。そして、島設備管理装置19は、遊技店管理装置24に対してリーチ中であることを示すリーチ信号を送信する。リーチ管理部151cは、このリーチ信号を取得して、稼動状態判定部152に対して、リーチ信号ありを示す情報を供給する。このため、稼動状態判定部152は、リーチ信号ありと判定し、処理は、ステップS27に進む。
【0104】
ステップS27において、稼動状態判定部152は、生体情報認識装置21を介して、画像処理ユニット39より供給されてきた、処理対象遊技台の遊技者を撮像した顔画像が検出でき、処理対象遊技台で遊技している人物が存在するか否かを判定する。ステップS27において、顔画像が抽出できず、顔画像が検出できない場合、ステップS28において、稼動状態判定部152は、リーチ信号が発生していることから遊技者が存在している状態であることは確認できているが、リーチがかかった後、遊技台36は占有しているが、席を離れていることが予想されるため、離席中であるものとみなし、稼動情報DB26aにアクセスし、処理対象遊技台に対応するレコードにおける、稼動状態の情報を「離席中」に更新して記録し、処理は、ステップS19に進む。
【0105】
また、ステップS27において、顔画像が検出できた場合、遊技が継続しており、さらに、遊技者が存在しているので、稼動状態判定部152は、処理対象遊技台の稼動状態が遊技中のまま継続しているものとみなし、ステップS28の処理をスキップして、処理は、ステップS19に進む。
【0106】
ステップS26において、リーチ信号がないと判定された場合、処理は、ステップS29に進む。
【0107】
ステップS29(図6)において、稼動状態判定部152は、生体情報認識装置21を介して、画像処理ユニット39より供給されてきた、処理対象遊技台の遊技者を撮像した顔画像が検出でき、処理対象遊技台で遊技している人物が存在するか否かを判定する。ステップS29において、顔画像が抽出でき、顔画像が検出できた場合、ステップS30において、稼動状態判定部152は、検出できた顔画像と、稼動状態DB26aに遊技中として登録されている照合対象遊技台の顔画像IDに対応する顔画像DB26bより読み出した顔画像とを生体情報認識装置21に供給し、2つの顔画像の照合を要求する。
【0108】
この処理により、上述した、図7のフローチャートの生体情報認識処理におけるステップS51,S52,S57,S58,S59,S56の処理により2の顔画像の特徴量が抽出されて、類似度が求められ、所定の閾値との比較により両者が同一であるか否かが判定され、その判定結果が、照合結果として遊技店管理装置24に供給されてくる。
【0109】
ステップS31において、稼動状態判定部152は、照合結果に基づいて、照合を依頼した2つの顔画像の類似度が所定の閾値よりも高く、双方の顔画像が類似している、または一致したものとみなすことができるか否かを判定する。ステップS31において、例えば、類似度が所定の閾値よりも低く、双方の顔画像が類似しているとも、一致しているともみなすことができない場合、処理は、ステップS32に進む。
【0110】
ステップS32において、稼動状態判定部152は、離席した遊技者が処理対象遊技台に戻らず、代って別の遊技者が遊技を開始したものとみなし、稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の稼動状態を遊技終了に変更して、そのレコードを終了すると共に、処理対象遊技台について、稼動状態が未遊技となる新たなレコードとして登録する。すなわち、図3においては、処理対象遊技台が、台番号2の遊技台であったような場合、顔画像ID=face0002に対応する顔画像が、今現在、遊技台で遊技している遊技者の顔画像と異なる場合、離席したまま戻らなかったものとみなして、稼動状態を「遊技終了」とし、さらに、同一の遊技台36における稼動状態のレコードを新たに設けて、稼動状態を「未遊技」とする。この時点においても、処理対象遊技台には、遊技者が存在し、さらに、遊技しているため、直ちに遊技中としても問題がないが、類似度が所定の閾値よりも低い場合には、遊技者が存在しない場合も存在するため、このような処理となる。また、仮に、稼動状態を「未遊技」としていたとしても、遊技者が存在すれば、次に処理対象遊技台とされたときには、確実に稼動状態は、「遊技中」に変化するため、「未遊技」とすることで、処理に矛盾は生じることがない。
【0111】
一方、ステップS31において、照合結果における類似度が所定の閾値よりも高く、両者が類似している、または、一致しているとみなされた場合、着席中(遊技中)の遊技者が同一のまま遊技を停止しているものとみなし、ステップS32の処理がスキップされて、処理は、ステップS19に進む。
【0112】
さらに、ステップS23(図5)において、稼動状態が遊技中ではないと判定された場合、処理は、ステップS33(図6)に進む。
【0113】
ステップS33において、稼働状態判定部152は、稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の直前の稼動状態情報が離席中であるか否かを判定する。例えば、直前の稼動状態情報が離席中であった場合、処理は、ステップS34に進む。
【0114】
ステップS34において、稼働状態判定部152は、遊技台管理部151より取得した、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少なく、アウト球数が増えているか否かを判定する。ステップS34において、アウト球数に変化があり、直前のアウト球数TMが今現在の最新のアウト球数TRよりも少ない場合、処理は、ステップS35に進む。
【0115】
ステップS35において、稼働状態判定部152は、送信部154を制御して、処理対象遊技台の遊技台番号により特定されるカメラIDで撮像される、処理対象遊技台の遊技者の顔画像を生体情報認識装置21に対して要求する情報を送信させる。上述したように、生体情報認識装置21は、この要求に応じて、生体情報認識処理を実行し、要求のあったカメラIDに対応する画像処理ユニット39からの顔画像を取得して、遊技店管理装置24に供給する。これにより、稼動状態判定部152は、顔画像を取得する。
【0116】
ステップS36において、稼動状態判定部152は、顔画像が取得できたか否か、すなわち、上述したステップS27の処理と同様に、処理対象遊技台の遊技者が存在するか否かを判定する。ステップS36において、顔画像が検出されており、遊技者が存在すると判定された場合、処理は、ステップS37に進む。
【0117】
ステップS37において、上述したステップS30と同様に、稼動状態判定部152は、生体情報認識装置21に対して、検出できた顔画像と、稼動状態DB26aに離席中として登録されている照合対象遊技台の顔画像IDに対応する顔画像を顔画像DB26bより読み出した顔画像とを生体情報認識装置21に供給し、2つの顔画像の照合を要求する。
【0118】
この処理により、上述した、図7のフローチャートを参照して説明した生体情報認証処理におけるステップS51,S52,S57,S58,S59,S56の処理により2つの顔画像の特徴量が抽出されて、類似度が求められ、所定の閾値との比較により両者が同一であるか否かが判定され、その判定結果が、照合結果として遊技店管理装置24に供給されてくる。
【0119】
ステップS38において、稼動状態判定部152は、照合結果に基づいて、照合を依頼した2の顔画像の類似度が所定の閾値よりも高く、類似している、または一致したものとみなすことができるか否かを判定する。ステップS38において、例えば、類似度が所定の閾値よりも低く、類似しているとも、一致しているともみなすことができない場合、処理は、ステップS40に進む。
【0120】
ステップS40において、稼動状態判定部152は、離席した遊技者は、処理対象遊技台に戻らず、代って別の遊技者が遊技を開始したものとみなし、稼動状態DB26aにアクセスし、処理対象遊技台の稼動状態を遊技終了に変更して、そのレコードを終了すると共に、処理対象遊技台について、稼動状態が未遊技となる新たなレコードを登録する。
【0121】
一方、ステップS38において、例えば、類似度が所定の閾値よりも高く、両者が、類似している、または、一致しているとみなすことができる場合、処理は、ステップS39に進む。
【0122】
ステップS39において、稼動状態判定部152は、稼動状態DB26aにおける、処理対象遊技台に対する稼動状態の情報を離席中から、遊技中に更新して記録する。
【0123】
また、ステップS33において、稼働状態が離席中ではない場合、または、ステップS34において、アウト球数TMがアウト球数TRより小さく、アウト球に変化がない場合、いずれにおいても、稼働状態に変化がないものとみなし、処理は、ステップS19(図5)に進む。
【0124】
以上の処理により、遊技台の遊技状態を管理するにあたり、遊技球の排出数量と遊技者の顔画像の有無により遊技中であるか否かを判定する際、リーチ中であっても、遊技中であることを正しく認識し、遊技台の遊技状態が未遊技、遊技中、離席中、および遊技終了の4種類に適切に管理することが可能となる。
【0125】
ところで、上述した一連の監視処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0126】
図9は、汎用のパーソナルコンピュータの構成例を示している。このパーソナルコンピュータは、CPU(Central Processing Unit)1001を内蔵している。CPU1001にはバス1004を介して、入出力インタフェース1005が接続されている。バス1004には、ROM(Read Only Memory)1002およびRAM(Random Access Memory)1003が接続されている。
【0127】
入出力インタフェース1005には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部1006、処理操作画面や処理結果の画像を表示デバイスに出力する出力部1007、プログラムや各種データを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部1008、LAN(Local Area Network)アダプタなどよりなり、インターネットに代表されるネットワークを介した通信処理を実行する通信部1009が接続されている。また、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリなどのリムーバブルメディア1011に対してデータを読み書きするドライブ1010が接続されている。
【0128】
CPU1001は、ROM1002に記憶されているプログラム、または磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、もしくは半導体メモリ等のリムーバブルメディア1011から読み出されて記憶部1008にインストールされ、記憶部1008からRAM1003にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM1003にはまた、CPU1001が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
【0129】
尚、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理は、もちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理を含むものである。
【0130】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【符号の説明】
【0131】
1,1−1乃至1−n 遊技店
2 生体情報管理センタ
3 生体情報管理データベース
4 第3者遊技店管理センタ
5 第3者遊技店管理データベース
6 生体情報管理バス
7 第3者遊技店管理バス
8,9 公衆通信回線網
19 島設備管理装置
21 生体情報認識装置
22 生体情報データベース
24 遊技店管理装置
26 遊技台管理データベース
27 媒体貸出管理装置
29 媒体貸出管理データベース
30 遊技店管理情報バス
31 生体情報バス
32,32−1乃至32−m アウト球カウンタ
33 精算販売機
34 貸出機
35 計数機
36,36−1乃至36−m 遊技台
37,37−1乃至37−m 遊技台周辺端末
38,38−1乃至38−m カメラ
39,39−1乃至39−(m+p+q) 画像処理ユニット
40,40−1乃至40−p 入口カメラ
41,41−1乃至41−q 店内カメラ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、
前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、
前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、
前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、
前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、
前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、
前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段と
を含む情報処理装置。
【請求項2】
前記稼働状態は、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されていない未遊技、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されている遊技中、前記遊技台が所定の遊技者により遊技されていないが、前記所定の遊技者により前記遊技台が占有された状態である離席中、および、前記遊技台が前記所定の遊技者による遊技が終了されている遊技終了を含む
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記稼動状態判定手段は、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が未遊技である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化しているとき、前記稼動状態が遊技中であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技中に更新する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記稼動状態判定手段は、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が遊技中である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化していない状態で、かつ、前記リーチ情報に基づいてリーチ状態であり、かつ、前記顔画像が抽出できないとき、前記稼動状態が離席中であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を離席中に更新する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記稼動状態判定手段は、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が遊技中である場合、前記排出数量が所定よりも多く変化していない状態で、かつ、前記リーチ情報に基づいてリーチ状態でなく、かつ、前記照合結果が一致しないとき、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記稼動状態判定手段は、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新するとき、前記稼動状態データベースの対応する遊技台の遊技状態の情報を未遊技とする新たなデータベースを追加して登録する
請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記稼動状態判定手段は、前記稼動状態データベースにおける稼動状態が離席中である場合、
前記排出数量が所定よりも多く変化している状態で、かつ、前記照合結果が一致しないとき、前記稼動状態が遊技終了であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技終了に更新し、
前記排出数量が所定よりも多く変化している状態で、かつ、前記照合結果が一致するとき、前記稼動状態が遊技中であるものと判定し、前記稼動状態データベースにおける前記稼動状態の情報を遊技中に更新する
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項8】
遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、
前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、
前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、
前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、
前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、
前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、
前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段と
を含む情報処理装置の情報処理方法であって、
前記計数手段における、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数ステップと、
前記排出数量登録手段における、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録ステップと、
前記撮像手段における、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像ステップと、
前記顔画像抽出手段における、前記撮像ステップの処理により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、
前記顔画像登録手段における、前記顔画像抽出ステップの処理により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録ステップと、
前記照合手段における、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像ステップの処理により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合ステップと、
前記リーチ情報取得手段における、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得ステップと、
前記稼働状態判定手段における、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定ステップと
を含む情報処理方法。
【請求項9】
遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数手段と、
前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録手段と、
前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出手段と、
前記顔画像抽出手段により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録手段と、
前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像手段により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合手段と、
前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得手段と、
前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定手段と
を含む情報処理装置を制御するコンピュータに、
前記計数手段における、遊技台の遊技球の排出数量を時刻に対応付けて計数する計数ステップと、
前記排出数量登録手段における、前記遊技台単位で前記遊技台の稼働状態の情報が登録されている稼働状態データベースに、前記遊技台の計数結果を前記時刻に対応付けて登録する排出数量登録ステップと、
前記撮像手段における、前記遊技台毎に前記遊技台の遊技者の画像を時刻に対応付けて撮像する撮像ステップと、
前記顔画像抽出手段における、前記撮像ステップの処理により撮像された画像より、前記遊技者の顔画像を抽出する顔画像抽出ステップと、
前記顔画像登録手段における、前記顔画像抽出ステップの処理により抽出された人物の顔画像を、前記遊技台に対応付けて、前記稼動状態データベースに登録する顔画像登録ステップと、
前記照合手段における、前記遊技台毎に前記稼動状態データベースに登録された直前の顔画像と、今現在撮像ステップの処理により撮像された画像より抽出された顔画像との類似度を求め、前記類似度と所定の閾値との比較により照合する照合ステップと、
前記リーチ情報取得手段における、前記遊技台の遊技状態がリーチ状態であるか否かのリーチ情報を取得するリーチ情報取得ステップと、
前記稼働状態判定手段における、前記稼働状態データベースに登録された遊技球の排出数量の変化量、および前記稼働状態データベースに登録された稼動状態の情報、並びに前記リーチ情報、前記顔画像の有無、および前記照合手段の照合結果のいずれか、または、その組み合わせに基づいて、前記遊技台毎の稼働状態を判定する稼働状態判定ステップと
を含む処理を実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2012−161385(P2012−161385A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−22240(P2011−22240)
【出願日】平成23年2月4日(2011.2.4)
【出願人】(000002945)オムロン株式会社 (3,542)
【Fターム(参考)】