説明

情報収集システム及び情報収集方法

【課題】情報の収集を効率的に行うこと。
【解決手段】メータと当該メータによって計測された計測値を収集する情報収集端末装置とを有する情報収集システムにおいて、メータにおける発光部が可視光を出力する。そして、制御部が、情報収集端末から計測値を要求する旨の情報を受信した場合に、自装置が計測した計測値を重畳させた可視光を出力するように発光部を制御する。そして、情報収集端末装置における受光部が、発光部によって出力された可視光を受光する。そして、可視光通信制御部が、受光部によって受光された可視光から当該可視光に重畳された計測値を抽出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、情報収集システム及び情報収集方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、電気、ガス、水道などのメータの情報は、作業者が現地に赴き、直接メータを確認して検針することにより収集されている。このような検針作業は、定期的(例えば、1ヶ月ごと)に行われており、検針作業のたびに作業者が現地に赴くため、データ収集にかかる作業効率を向上させることが望まれている。
【0003】
このような要望に応えるために、近年、検針データを遠隔で収集する検針システムの開発が行われている。この検針システムでは、メータに通信装置を取り付けることにより、メータによって計測されたデータを遠隔で収集する。このような遠隔でのデータ収集により、サービスの向上と業務運営の効率化が期待されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“新型電子式メータの開発および実証試験の実施について”、[online]、平成22年3月11日、東京電力株式会社、[平成22年5月25日検索]、インターネット<http://www.tepco.co.jp/cc/press/10031104-j.html>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上述した従来技術では、情報の収集を必ずしも効率的に行うことができないという問題があった。具体的には、上述した従来技術では、メータや通信装置が故障したり、装置点検を行ったりする場合には、作業者が現地に赴き、直接メータを確認することとなる。このような場合に、メータの設置場所によっては、作業者がメータの所在がわからなかったり、数値を読み取りにくかったりする状況があり、情報の収集を必ずしも効率的に行うことができない。
【0006】
そこで、本開示の技術は、上述した従来技術の問題を鑑みて、情報の収集を効率的に行うことを可能にする情報収集システム及び情報収集方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するため、開示のシステムは、計測器と当該計測器によって計測された計測値を収集する情報収集端末装置とを有する情報収集システムにおいて、計測器における発光部が可視光を出力する。そして、制御部が、情報収集端末から計測値を要求する旨の情報を受信した場合に、自計測器が計測した計測値を重畳させた可視光を出力するように発光部を制御する。そして、情報収集端末装置における受光部が、発光部によって出力された可視光を受光する。そして、抽出部が、受光部によって受光された可視光から当該可視光に重畳された計測値を抽出する。
【発明の効果】
【0008】
開示のシステムは、情報の収集を効率的に行うことを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1は、実施例1に係る情報収集システムの構成の一例を示す図である。
【図2】図2は、発光制御部による発光色の制御を説明するための図である。
【図3】図3は、可視光通信制御部による送信制御の一例を説明するための図である。
【図4】図4は、実施例1に係る情報収集システムによる処理の手順を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に添付図面を参照して、本願の開示する情報収集システム及び情報収集方法の実施例を詳細に説明する。なお、本願の開示する情報収集システム及び情報収集方法は、以下の実施例により限定されるものではない。
【実施例1】
【0011】
[実施例1に係る情報収集システムの構成]
実施例1に係る情報収集システム1000の構成について説明する。図1は、実施例1に係る情報収集システム1000の構成の一例を示す図である。図1に示すように、情報収集システム1000は、情報収集端末装置100と、メータ200とを有する。情報収集システム1000では、例えば、電気、水道、ガスなどのメータ200から情報収集端末装置100が可視光通信を用いて検針データを収集する。
【0012】
まず、情報収集端末装置100の構成について説明する。情報収集端末装置100は、図1に示すように、入出力制御I/F部110と、表示部120と、入力部130と、発光部140と、受光部150と、記憶部160と、制御部170とを有し、可視光通信によりメータ200から検針データを収集する。
【0013】
入出力制御I/F部110は、表示部120、入力部130、発光部140、受光部150と、制御部170との間の各種情報のやりとりを制御するインタフェースである。表示部120は、情報収集端末装置100を所持する作業者に対して各種情報を表示出力する。例えば、表示部120は、後述するメータ200から収集した検針データを表示出力する。表示部120としては、例えば、液晶ディスプレイなどである。
【0014】
入力部130は、情報収集端末装置100を所持する作業者による種々の情報の入力処理を受付ける。例えば、入力部130は、作業者によって入力される情報収集コマンドを受付ける。入力部130としては、例えば、操作キーやタッチパネルなどである。
【0015】
発光部140は、後述する制御部170の制御に基づいて、可視光を発光する発光器である。例えば、発光部140は、後述する制御部170の制御に基づいて、白色、青色、赤色、緑色などの可視光を発光する。発光部140としては、例えば、可視光を発するLED(Light Emitting Diode)、有機EL(OLE:Organic Electro-Luminescence)、レーザー発振器などである。
【0016】
受光部150は、メータ200から出力された可視光を受光して、受光した可視光をアナログ信号に変換する受光素子である。受光部150としては、例えば、フォトダイオード素子などである。
【0017】
記憶部160は、後述する制御部170によって用いられる各種情報を記憶する。例えば、記憶部160は、メータ200における前回検針の日時や検針値などをメータIDと対応付けて記憶する。ここで、メータIDとは、メータ200を一意に特定するための識別子である。例を挙げると、記憶部160は、メータ200の「メータID:1234」に対応づけて、前回の検針データ「検針日:2010年7月3日、検針値:553166」を記憶する。なお、記憶部160は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)などの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
【0018】
制御部170は、図1に示すように、可視光通信制御部171と、データ処理部172とを有する。制御部170は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積回路、または、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)などの電子回路である。
【0019】
可視光通信制御部171は、可視光を用いた無線通信である可視光通信に関する各種処理を制御する。具体的には、可視光通信制御部171は、送信データのビット列をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号に基づいて発光部140を駆動させ、送信データの送信を制御する。より具体的には、可視光通信制御部171は、アナログ信号に基づいてパルス信号を出力し、出力したパルス信号により発光部140の点灯及び消灯を制御することにより、送信データをメータ200に送信するように制御する。すなわち、可視光通信制御部171は、発光部140を点滅させることにより、送信データをメータ200に送信するように制御する。例えば、可視光通信制御部171は、検針値を送信する旨の要求である「検針要求」を記憶部160から読み出し、読み出した「検針要求」を重畳させた可視光を出力するように発光部140を制御する。ここで、発光部140から発光される可視光がメータ200の受光部320に照射されるように、作業者によって調整されることで、「検針要求」がメータ200に対して送信される。
【0020】
可視光通信制御部171は、メータ200がデータを重畳して送信した可視光からデータを復調する。具体的には、可視光通信制御部171は、受光部150によって変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、変換したデジタル信号をデータに復調する。例えば、可視光通信制御部171は、メータ200が送信した可視光から検針データを復調する。
【0021】
データ処理部172は、可視光通信制御部171によって復調されたデータと記憶部160によって記憶されたデータとを用いて演算処理を実行する。例えば、データ処理部172は、可視光通信制御部171から今回の検針値を取得するとともに、記憶部160によって記憶された前回の検針値を記憶部160から読み出す。そして、データ処理部172は、今回の検針値から前回の検針値を減算し、差分を今回の使用量として算出する。そして、データ処理部172は、算出した今回の使用量をメータIDと対応付けて記憶部160に格納する。
【0022】
次に、メータ200の構成について説明する。メータ200は、図1に示すように、メータ本体210と、可視光通信装置300とを有する。メータ本体210は、例えば、電気、ガス、水道などのトータルの使用量を計測するメータである。メータ本体210は、図示しない制御部を有し、計測したトータルの使用量をデジタル信号で可視光通信装置300に送信することが可能である。
【0023】
可視光通信装置300は、図1に示すように、入出力制御I/F部310と、受光部320と、発光部330と、記憶部340と、制御部350とを有する。入出力制御I/F部310は、受光部320、発光部330と、制御部350との間の各種情報のやりとりを制御するインタフェースである。
【0024】
受光部320は、情報収集端末装置100から出力された可視光を受光して、受光した可視光をアナログ信号に変換する受光素子である。受光部320としては、例えば、フォトダイオード素子などである。
【0025】
発光部330は、後述する制御部350の制御に基づいて、可視光を発光する発光器である。例えば、発光部330は、後述する制御部350の制御に基づいて、白色、青色、赤色、緑色などの可視光を発光する。発光部330としては、例えば、可視光を発するLED、有機EL、レーザー発振器などである。
【0026】
記憶部340は、メータ200や検針に関する各種情報を記憶する。例えば、記憶部340は、メータ200の「メータID:1234」などを記憶する。なお、メータIDは、事前に記憶部340に格納される。記憶部340は、例えば、RAM、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置である。
【0027】
制御部350は、図1に示すように、発光制御部351と、データ処理部352と、可視光通信制御部353とを有する。制御部350は、例えば、ASICやFPGAなどの集積回路、または、CPUやMPUなどの電子回路である。
【0028】
発光制御部351は、発光部330の発光色を制御する。具体的には、発光制御部351は、未検針を示す色又は検針済みを示す色で発光するように発光部330を制御する。図2は、発光制御部351による発光色の制御を説明するための図である。図2においては、図2の(A)が検針前の発光色の状態を示し、図2の(B)が検針後の発光色の状態を示している。
【0029】
例えば、発光制御部351は、図2の(A)に示すように、検針前においては、未検針を示す色の可視光を発光するように発光部330を制御する。そして、発光制御部351は、図2の(B)に示すように、検針が行われた場合に、検針済みを示す色の可視光を発光するように発光部330を制御する。すなわち、作業者は、発光部330から発光される可視光の色を見ることにより、未検針であるか否かを確認することができる。なお、未検針を示す色及び検針済みを示す色は、管理者によって任意に決定される。
【0030】
さらに、発光制御部351は、検針日から所定の日時が経過した場合に、発光部330によって発光された可視光の色を、検針済みを示す色から未検針を示す色に変更させる。例えば、発光制御部351は、検針日から25日経過した場合に、発光部330によって発光された可視光の色を、検針済みを示す色から未検針を示す色に変更させる。なお、検針済みを示す色を、未検針を示す色に変更させるまでの日時は任意であり、管理者によって決定される。
【0031】
データ処理部352は、情報収集端末装置100から検針要求を受信した場合に、メータ本体210から数値を取得する。具体的には、データ処理部352は、検針要求を受信すると、メータ本体210に対して、検針値を要求する旨の情報である検針値取得要求を送信する。そして、データ処理部352は、メータ本体210から取得した検針値を記憶部340に格納する。
【0032】
可視光通信制御部353は、可視光通信に関する各種処理を制御する。具体的には、可視光通信制御部353は、受光部320によって変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、変換したデジタル信号をデータに復調する。例えば、可視光通信制御部353は、情報収集端末装置100によって送信され、受光部320によって受光された可視光を、アナログ信号から検針要求のデータに復調する。
【0033】
また、可視光通信制御部353は、送信データのビット列をアナログ信号に変換し、変換したアナログ信号に基づいて発光部330を駆動させ、送信データの送信を制御する。より具体的には、可視光通信制御部353は、アナログ信号に基づいてパルス信号を出力し、出力したパルス信号により発光部330の点灯及び消灯を制御することにより、送信データを送信するように制御する。
【0034】
図3は、可視光通信制御部353による送信制御の一例を説明するための図である。図3においては、情報収集端末装置100から検針要求を受信した後、検針値を可視光に重畳させて送信する例について示している。
【0035】
例えば、可視光通信制御部353は、図3に示すように、記憶部340によって記憶されたメータ200の「メータID:1234」及び今回の検針値「検針値:553214」を記憶部340から読み出す。そして、可視光通信制御部353は、記憶部340から読み出した「メータID:1234」及び「検針値:553214」と、今回の検針日時である「検針日:2010年8月3日」とを重畳させた可視光を出力するように発光部330を制御する。作業者は、情報収集端末装置100の向きを調整して、発光部330から出力された可視光を受光部150にて受光させることにより、「メータID:1234」の「検針日:2010年8月3日」における「検針値:553214」を取得する。
【0036】
[実施例1に係る情報収集システムによる処理の手順]
次に、実施例1に係る情報収集システム1000による処理の手順を説明する。図4は、実施例1に係る情報収集システム1000による処理の手順を示すシーケンス図である。図4に示すように、実施例1に係る情報収集システム1000においては、可視光通信装置300の発光部330が未検針の色で点灯していると(ステップS101)、作業者が未検針であることを認識して検針要求コマンドを実行することで、情報収集端末装置100が検針要求を送信する(ステップS102)。
【0037】
情報収集端末装置100から検針要求が送信され、可視光通信装置300の受光部320が検針要求を受信すると(ステップS103)、データ処理部352が検針値取得要求をメータ本体210に送信する(ステップS104)。そして、メータ本体210は、検針値取得要求を受信すると(ステップS105)、検針値を可視光通信装置300に対して送信する(ステップS106)。
【0038】
可視光通信装置300は、検針値を受信すると(ステップS107)、可視光通信制御部353が、検針値のデータを重畳させた可視光を情報収集端末装置100に出力するように発光部330を制御することで、検針値を転送する(ステップS108)。情報収集端末装置100は、検針値を受信すると(ステップS109)、データ処理部172が今回の検針値から前回の検針値を減算して使用量を算出する(ステップS110)。そして、可視光通信制御部171は、検針終了情報を重畳させた可視光を出力するように発光部140を制御することで、可視光通信装置300に検針終了情報を送信する(ステップS111)。
【0039】
可視光通信装置300は、検針終了情報を受信すると(ステップS112)、発光制御部351が、発光部330を、検針済みを示す色で点灯するように制御する(ステップS113)。そして、可視光通信装置300は、所定の時間経過後、発光部330を、未検針を示す色で点灯するように制御する(ステップS114)。
【0040】
[実施例1の効果]
上述したように、実施例1によれば、メータ200と、メータ200によって計測された計測値を収集する情報収集端末装置100とを有する情報収集システムにおいて、メータ200における発光部330が可視光を出力する。そして、可視光通信制御部が、情報収集端末装置100から計測値を要求する旨の情報を受信した場合に、自身が計測した計測値を重畳させた可視光を出力するように発光部330を制御する。そして、情報収集端末装置100における受光部150が、発光部330によって出力された計測値が重畳された可視光を受光する。そして、可視光通信制御部171が、受光部150によって受光された可視光から重畳された計測値を抽出する。従って、実施例1に係る情報収集システム1000では、メータ200が備える発光部330から発光された可視光により、作業者がメータの所在を容易に認識することができる。さらに、実施例1に係る情報収集システム1000では、例えば、メータの数値が読み取りにくい場合であっても、情報収集端末装置100にメータから出力された可視光を受光させるだけで計測値を収集することができる。その結果、実施例1に係る情報収集システム1000は、情報の収集を効率的に行うことを可能にする。
【0041】
また、実施例1によれば、発光部330は、計測値を重畳させた可視光を出力する場合に、未検針を示す色とは異なる検針済みを示す色の可視光を出力する。従って、実施例1に係る情報収集システム1000は、作業者が検針済みであるか否かを一目で確認することができ、情報の収集をより効率的に行うことを可能にする。
【0042】
また、実施例1によれば、発光部330は、検針済みを示す色の可視光を出力した後、所定の期間が経過したことを条件に、未検針を示す色の可視光を出力する。従って、実施例1に係る情報収集システム1000は、検針時期に合せて発光色を変更することができ、業務運営の効率を向上させることを可能にする。
【実施例2】
【0043】
さて、これまで実施例1について説明したが、上述した実施例1以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
【0044】
(1)検針要求の送信
上述した実施例1では、可視光通信を用いて検針要求を送信する場合について説明した。しかしながら、開示の技術はこれに限定されるものではなく、例えば、赤外線通信を用いて検針要求を送信する場合であってもよい。かかる場合には、情報収集端末装置100及びメータ200それぞれが赤外線通信装置を備え、当該赤外線通信装置を用いて検針要求の送受信を行う。
【0045】
(2)使用量の算出
上述した実施例1では、情報収集端末装置100におけるデータ処理部172が使用量の算出を行う場合について説明した。しかしながら、開示の技術はこれに限定されるものではなく、例えば、メータ200におけるデータ処理部352が使用量の算出を行う場合であってもよい。
【0046】
(3)システム構成等
図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示された構成要素と同一であることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図1に示す発光制御部351と可視光通信制御部353とを一つの制御部として統合してもよい。また、一方で、図1に示す可視光通信制御部353を、データの送信を制御する送信制御部と、データの受信を制御する受信制御部とに分散してもよい。
【0047】
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともできる。例えば、図2における検針済みを示す色と未検針を示す色との変更処理を手動で行ってもよい。また、制御部350をメータ200の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、制御部350を別の装置が有し、ネットワークに接続されて協働することで、上記した情報収集システム1000の機能を実現するようにしてもよい。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
【符号の説明】
【0048】
100 情報収集端末装置
140、330 発光部
150、320 受光部
171、353 可視光通信制御部
200 メータ
210 メータ本体
300 可視光通信装置
351 発光制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
計測器と当該計測器によって計測された計測値を収集する情報収集端末装置とを有する情報収集システムであって、
前記計測器が、
可視光を出力する発光部と、
前記情報収集端末装置から計測値を要求する旨の情報を受信した場合に、自計測器が計測した計測値を重畳させた可視光を出力するように前記発光部を制御する制御部と、
を備え、
前記情報収集端末装置が、
前記発光部によって出力された可視光を受光する受光部と、
前記受光部によって受光された可視光から当該可視光に重畳された計測値を抽出する抽出部と、
を備えることを特徴とする情報収集システム。
【請求項2】
前記発光部は、前記制御部の制御のもと、前記計測値を重畳させた可視光を出力する場合に、当該出力を行う前の色とは異なる色の可視光を出力することを特徴とする請求項1に記載の情報収集システム。
【請求項3】
前記発光部は、前記異なる色の可視光を出力した後、所定の期間が経過したことを条件に、前記計測値を重畳させた可視光を出力する以前の色の可視光を出力することを特徴とする請求項2に記載の情報収集システム。
【請求項4】
計測器が計測した計測値を情報収集端末装置によって収集する情報収集方法であって、
前記計測器が、
前記情報収集端末から計測値を要求する旨の情報を受信した場合に、自計測器が計測した計測値を重畳させた可視光を出力するように、可視光を出力する発光部を制御する制御ステップと、
前記発光部によって出力された可視光を受光する受光部によって受光された可視光から当該可視光に重畳された計測値を抽出する抽出ステップと、
を備えることを特徴とする情報収集方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−38090(P2012−38090A)
【公開日】平成24年2月23日(2012.2.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−177773(P2010−177773)
【出願日】平成22年8月6日(2010.8.6)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】