説明

情報端末に用いるキーボード及びその配置方法

本発明は情報端末に用いるキーボードおよびその配置に関する。その特徴は、A・E・I・O・Uの5つの母音キーのうち、少なくとも4つとNキーが行列ライン上に隣接する高タイピング率キー群(3)を構成すること。キーボードが片手で操作できること。アルファベットの入力エリアが、情報端末の用途に基づいて4・5・6列を構成し、仕様および形の要求を満たすこと。主キー群の配列を残しつつ、中国語のピンイン入力や西洋語の入力に便利なキーボードである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は一種のデスクトップ、ノートタイプパソコン、モバイルなどの情報端末及びその周辺装置にテキストや情報を入力コントロールするためのキーボードおよびその配置に係わり、物理的な入力キーおよびスクリーンやモニターに表示されるディスプレイキーに関する。
【背景技術】
【0002】
21世紀に入り、新しい電子情報社会に入ってきた。有線または無線によるインターネットのコンピュータ端末、モバイル携帯電話、家庭における情報装置、TVなどのキーボードの設計はこれらの入力手段として重要であり、基本的な変更の要求が高い。というのも、通常のキーボードのデザインはアプリケーションの形式、配列という点でも遅れているからである。やがてくる情報社会において、キーボードによって情報を入力するのは、非事務的な人にとっても必要になるであろう。明らかに、キーボードは社会的環境において使用され、プロのタイプライターと日常生活におけるそれとは異なるデザインにしなければならない。
【0003】
大多数の人にとって、すでに電子化されたキーボードは指で入力する過程において、片手で鶏が米をつつくような形で指一本、指数本でキーボードを押すということにより、一般生活や仕事におけるキーボード入力のニーズを満たすことはできる。しかしながら現在、プロのタイプライターであっても、趣味程度の年配者であっても、使用するキーボードは旧式のデスクトップ型であって、両手で操作使用する従来のキーボードを用いている。この種のキーボードは1868年にSholesが発明した“QWERTY”のキーボードの配置の基本構造を今だに引き継いでいる。1873年に一台目として26のアルファベットがある“QWERTY”キーボード配置のタイプライターが登場してから、人々は絶えず社会の技術的進歩を推進し、この種のキーボードの配置を改革してきた。
【0004】
キーボードは多くのデザイン、改革が成されてきたのである。たとえば1936年にDvorakが発明したDUORAKキーボード、2003年にPCT-CA03-01461公報に記載の“XPeRT”キーボード等がある。結果として、両手を使ってタイプするキーボードはその地位を強固なものにした。技術の進歩及び情報社会の発展のために、人々は、キーボード、情報伝達、及び人と機械との相互関係のための本質的インターフェースを更に要求する。近代技術によって作られた、固定型、ポータブル型、そして携帯用の可動性の情報ターミナルには、効率的であるキーボードの必要性があり、それは、一方の手および親指によって操作できるというものである。
【0005】
この20年間で多くの人々が片手で操作できるキーボードを発明し特許を申請した。例えば、1986年の中国実用新案CN86203165号、1991年米国特許5059048号、1994年の米国特許5367298号、2002年の中国特許CN02135635号などである。これらはいずれも入力効率の向上と小型ポータブル化方向の発展に便宜を図る目的である。しかし、これらのキーボードには欠点があった。すなわち、キーの配置が使用頻度のデータに基づいたものではないこと、世界の中で最大人口を占める中国語の文字入力に関する考慮をしていないこと、さらに、中国語のピンイン入力の声調符号入力及びたとえばフランス語、ドイツ語、スペイン語及びエスペラント語等の言語文字に多く出てくる声調符号表記の問題である。
【0006】
こういった問題により、人々は現行のキーボードで文字入力するキーボードの配置に不足があると感じる。人々はこれまで世界中で共存する多種文字がキーボードによる情報入力というこの課題において未だに解決されておらず、またキーボード上で中心キーの領域設定、キーグループのモジュール化、組み合わせの利便化を考慮されていないと感じている。また、異なる端末設備及び周辺装置に柔軟に取り付けられるかという問題については、これまで発明されてきたキーボードには実際の応用においてかなりの限界があるのである。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、現代情報端末、例えば、デスクトップ型コンピュータ、ポータブルコンピュータ、オンラインテレビ端末、移動携帯電話、固定電話、コンピュータ辞書、独立キーボード、リモコン等、周辺関連機器に接続できるキーボード並びにその配置を提供することである。また、片手及び親指で操作でき、人間工学の要求を満たし、趣味の利用のニーズに適するキーボードを提供することである。
【0008】
前記キーボードは、情報端末の用途、使用のニーズ、デザインの要件に従い、縦四列または縦五列または縦六列の文字を柔軟に設計・組み合わされたキーボード文字入力部分があり、またユーザがあるキーボードのデザインから本発明のデザインへ移行しても、依然として基本的なコアキーの位置群の配列構造は変らずに保っている。本発明のキーボードは、ユーザが指の移動距離が最小で、スムーズかつ充分に入力することができ、中国語のピンイン入力および西洋の文字の入力にも便利である。
【0009】
本発明の技術は以下に述べる通りである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
現行のキーボードの欠点を克服するには、各種の言語文字のキーボード入力におけるルールを深く理解、研究、発見し、それらの間の協調点やキーボードの位置構造の配置のキーポイントを発見しなけらばならない。中国、西洋の文字入力のタイピングルール及び文字のつながりの特徴について理論基礎プランを研究・分析し、情報端末及び周辺装置の通用キーボードの出発点を形成し創り出さなけらばならない。
【0011】
本技術は漢字入力の“ピンイン変換法”使用方法における、中国語のピンイン構造の組み合わせのルールを研究・分析する。中国語のピンインの26のアルファベットで、英語の文字と一致するものが25あり、残り1つの母音“U”はキーボード上では文字“V”キーで代替できる。中国語のピンインで、一つの漢字のピンインの一字目の音の文字を子音文字と呼び、それは23ある。そのほか、一字目に使わず、後ろにつく文字を中国語音節の母音と呼ぶ。母音のうち、I、U、Uは、通常の母音(すなわち、それらは、複合母音の成分であり得ず、そして、特別な語頭子音として音節を始め得ない)であり、他の母音A、E、Oは通常の母音で、直接語頭として始まる。つまり最初の子音がなく、A、E、O単独で音節が始まる。
【0012】
N及びGは、特別な語頭子音である。語頭子音として単独で使われるだけでなく、複合母音の終末部を形成するために、共に使われ得る。文字Nは文字A、E、I、Uと組み合わせて多種の複合母音となる。Nの後にGを加え“NG”という末音文字の組み合わせを作り、“NG”の組み合わせはまたA、E、I、O、Uといった母音も多種の複合母音を組み合わせることができる。
【0013】
統計によると、中国語のピンインの使用において、文字の使用頻度のパーセンテージは高いほうから低いほうへ以下の順になっている。I:12.5、N:11.0、A:10.2、E:9.5、U:7.6、H:6.7、G:6.0、O:5.3、D:3.8、S:3.0、Y:3.0、Z:2.7、J:2.0、M:1.9、W:1.8、L:1.6、T:1.5、R:1.5、X:1.3、C:1.3、B:1.2、Q:1.1、K:0.7、F:0.4、P:0.3、V:0.1。そのうち上位12位の文字が中国語のピンインのタイピング率に占める割合は83.3%で、その中でタイピング率が最高の文字はIであり14.5%を占め、次にNで11%を占める。この分析によると、文字Nは中国語のピンインの文字のつながりの中で前からの続きを受け後につなぐ重要な地位を占める。文字Gは単子音としてピンインの一字目で現われる以外に、他では文字Nの後についており、それは文字Nと中国語のピンインの文字のつながりの最後に共に置かれる。子音Hは三つの常用の二字の子音 ch、sh、zhの文字の一つであり、中国語のピンインのつながりにおいても重要な位置を占める。
【0014】
本発明はキーボードのキーの配置において英語の文字入力の特徴及びルールを十分に考慮している。統計によると、英語の26のアルファベットの使用頻度のパーセンテージは高いほうから低いほうへ以下の順になっている。E:12.2、O:9.4、T:9.2、A:8.9、I:7.9、N:7.4、S:7.0、R:6.4、H:4.5、L:4.1、D:3.2、C:2.9、0:2.6、M:2.3、W:2.3、F:1.9、Y:1.8、G:1.8、B:1.2、V:1.0、P:1.0、K:0.5、X:0.3、J:0.1、Q:0.06、Z:0.04。そのうち上位12位が英語の文字のタイピング率に占める割合は83.1%であり、この中でタイピング率が最高の文字はEで12.2%を占め、次の文字はOで9.4%を占める。この分析によると、子音文字Nと母音A、E、I、O、Uは密切な隣接した、音節を分けるという関係がある。子音文字Hは英語文字のつながりでも重要な役割を占め、たとえばch、sh、th、whの前につけて組み合わせる。
【0015】
本発明では英語で常用する接辞、文字の組み合わせについて、キーボードの配置及び記憶に便利なように配置してある。
【0016】
本発明はキーボードのキーの配置の中でフランス語、ドイツ語等の文字にある声調符号の入力の特徴及びルールにも注意している。たとえばフランス語の文字は基本となる26のアルファベット以外にも、五種の音節があり、フランス語の十数(ダース)の符号を表記する文字を形成している。統計によると、フランス語の文字で使用頻度のパーセンテージが高いほうから低いほうへ以下の順になっている。E:14.9、S:9.6、A:8.2、I:7.3、N:7.2、R:6.6、U:6.5、T:6.5、L:5.5、O:5.2、P:3.4、D:3.4、M:2.8、C:2.6、V:1.8、F:1.3、Q:1.0、B:1.0、J:1.0、G:0.8、X:0.6、H:0.5、Y:0.25、K:0.O5、W:0.0、Z:0.0。そのうち上位12位の文字が文字のタイピング率に占める割合は84.3%である、この中でタイピング率が最高の文字はEで14.9%を占め、次の文字はSで9.6%を占める、声調符号のある文字のタイピング率は約2%を占める。現在これらは現行キーボードの符号キーボードの位置と数字キーボードの位置に分けられている。中国語のピンインの四つの主要なピンインの声調と西洋の文字の声調符号及び文字をキーボードで入力するために、本発明はキーボード上に声調符号のアルファベットを配置する。
【0017】
中国語、英語、フランス語の三種の言語文字のタイピング率を総合して得たそれらの平均タイピング率は高いほうから低いほうへ統計では以下の順になっている。E:12.2、I:9.9、A:9.1、N:8.5、O:6.6、S:6.5、T:5.7、U:5.6、R:4.8、H:3.9、L:3.8、D:3.5、G:2.9、M:2.4、C:2.3、Y:1.7、P:1.6、W:1.4、F:1.2、B:1.1、J:1.0、V:0.9、Z:0.9、X:0.7、Q:0.7、K:0.4、声調をつける文字は0.7%で、その中で上位16位の文字のタイピング率は平均89.4%を占め、タイピング率が最高の文字はEで12.2%を占め、次の文字はIで9.9%を占める。
【0018】
本発明の基本は、中国語のピンインの使用頻度、文字のつながりの順序や構造だけでなく、英語、フランス語を代表とする西洋の言語文字の使用頻度、文字のつながりの順序・構造を探し出すことが重要である。そして中国と西洋の言語文字間の表音文字入力における共通点と関連ルールを分析する。また、中国語、英語、フランス語の三種の文字で共通に使用する高い頻度の文字を探し組み合わせることは重要である。これを基礎に、平均タイピング率の順位が上位のE、I、A、N、O、S、T、U、R、H、L、D、G、M、C、Yの16字のキーボードでの位置をキーボードの構造上、合理的かつ集中的に配置し、N、G、Hの三つの子音のキーの位置とA、E、I、O、Uの五つの母音のキーの位置をうまく考慮し、中国語と西洋の文字入力の両方の面からキーボードの配置を考慮することが本発明のキーポイントである。
【0019】
本発明は現行の電子情報技術を基礎とした技術ソリューションであり、さらに中国語のピンインと英語等の西洋言語の文字の使用ルールを研究、分析、利用するものである。
【0020】
その結果、発明者は、情報端末/装置に使用されるキーボードを発明した。前記キーボードは、少なくとも中心モジュール(4)と周辺分散キー群(8)から構成されるキーボード入力エリア(1)を有する。中心モジュールは高タイピング率キー群を有し、周辺モジュールは低使用頻度のキー群よりなる。中心モジュールは高タイピング率キー群(3)(図1−1参照)を有し、A・E・I・O・Uの5つの母音キーのうち、少なくとも4つとNキーとを含む。前記群(3)は少なくとも5つのキー群であり、グループ内で互いにリンクされている(同じ行または列においてリンクされている)。本発明の詳細な説明においては“リンク”“次の”“隣接した”という単語は、それぞれ互換性を持って使用される。GキーはNキーの次に或いは隣接している。
【0021】
高タイピング率キー群(3)の中で3つの母音キーとNキーが2×2行列の軸心キー(2)(図1−1参照)を構成し、Gキーがこの軸心キー中のNキーと隣接し、HキーがN、Gキーと同一行列ライン上に配置されたことを特徴とする。
【0022】
キーボード入力エリア(1)において、S・T・C・Z・Wの5キーのうち、少なくとも4つとHキーが行列ライン上に隣接する重子音キー群(7)を構成しする。該キー群(7)中のHキーが隣接または1つのキーを隔ててNキーと同一行列ライン上に配置されている。
【0023】
キーボード入力エリア(1)において、高タイピング率キー群(3)の中でA・E・I・O・Uの5つの母音キーが行列ライン上に“C”文字形状で配列され、Nキーが“C”文字形状の開口部に位置して、3×2行列のコアキー群(5)を構成し、Gキーがこのコアキー群の前記開口部のNキーと隣接して、前記開口部の反対側に配置されるHキーが1つの母音キーを隔ててNキー及びGキーと同一ライン上にあり、8つのキーから構成される中心領域(6)が配置されている(図1−3参照)。
【0024】
キーボード入力エリア(1)において、EとAの2つのキーの内一方が他方とRキーの間に有り、L・Y・Mの3つのキーが行列ライン上で隣接し、Z・K・B・X・Pの5つのキーのうち、少なくとも4つが同一ライン上に隣接して配置されている。
【0025】
4行4列配置の中心キーモジュール(4)で、1行目にC・A・E・R、2行目にH・I・N・G、3行目にT・O・U・D、4行目にS・L・Y・Mの順に配置された中心キーモジュール(4A)を構成し、前記中心キーモジュール(4)または(4A)と、その周りに配置された周辺分散キー群(8)及び声調表記キー(9)の3部分の組合せで横4行縦4列以上の各種ブロックを有するキーボード入力エリア(1)を構成する。
【0026】
好適な例において、7行4列配列のキーボード入力エリア(1A)があり、1行目がZ・B・X・P、2行目がC・A・E・R、3行目がH・I・N・G、4行目がT・O・U・D、5行目がS・L・Y・M、6行目がW・F・V・J、7行目がK・スペース・スペース・Qの順に配置されている。
【0027】
他の好適な例においては、4つの声調表記キー(9)が配置された6行5列のキーボード入力エリア(1B)があり、1行目がZ・K・B・X・P、2行目がC・A・E・R・−、3行目がH・I・N・G・/、4行目がT・O・U・D・v、5行目がS・L・Y・M・\、6行目がW・F・V・J・Qの順に配置されている。
【0028】
ShiftLock、Caps Lock、二重ロックファンクションキー(15)があり、キーボード入力エリア(1)の周りにマウス制御装置(14)が設置されていることを特徴とする。
【0029】
本発明情報端末に用いるキーボードの配置方法は、具体的に情報端末と周辺装置に対して組み合わされたローマ字キーがあり、ハードウエアの設置あるいは、ソフトウェアによりスクリーンで存在を表示するキーボードを入力キーとするなどの配置方法に関する。特に情報端末用キーボードのキー配置方法であって、キーボード入力エリア(1)において、A・E・I・O・Uの5母音キーのうち少なくとも4つが行列ラインにある隣接のNキーと高タイピング率キー群(3)を形成し、S・T・C・Z・Wの5つのキーのうち少なくとも3つがHキーと行列ラインに隣接して重子音キー群(7)を構成し、Gキーが高タイピング率キー群(3)のNキーと隣接し、HキーがN、Gキーと同一行列ライン上に位置し、キーボード入力エリア(1)が少なくとも高タイピング率キー群(3)を持つn行m列(n、mはそれぞれ3、4、5の何れかの数字)の中心キーモジュール(4)とその周りに配置する周辺分散キー群(8)の2つの部分から構成され、必要に応じてこの2つの部分又はこの2つの部分と声調表記キー(9)の組合せで横4行或は縦4列以上の異なる配列のキーボード入力エリア(1)を構成し、4つの声調表記キー(9)を行列ライン上の直線上で隣接させる上、中心キーモジュール(4)とその周りに配置される周辺分散キー群(8)と共に30のキーを有する6行5列のキーボード入力エリア(1B)或は5行6列のキーボード入力エリア(1D)を構成することを特徴とする、情報端末用キーボードのキー配置方法である。
【0030】
本発明のキーボード上のキーの配置方法および要旨は以下に記述する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
本発明において通用キーボード入力エリア(1)の26ローマ字キーを2つの部分に分け、一部が矩形を呈するエリアで、行と列のキー配列形式で順列し、高いタイピング率を持った基本中心キーモジュール(4)である;別の一部は周辺キー(例えば行、列のキー)で、基本中心キーモジュールの周辺に配置される低いタイピング率の周辺分散キー群(8)である。周辺キーは中心キーモジュールの回りに配される。中心キーモジュールは理論的にn行xm列(n、mがそれぞれ3、4、5のうちの1つ)のキー配列を採用し、9乃至25のアルファベットキーから構成され、タイピング率が高い。このキーマトリクスは高い入力タイピングキーで、タイピングの効率的な入力と記憶し易いという特徴を持ったキー配列である。このマトリクス構造、選択されたキー群、中心モジュールのキー配列が決定されると、製品の標準として確定され、製品のラインナップあるいはシリーズとして入力キーモジュール(4)に統一される。そしてユーザは、一つの製品のコアキー配列に慣れることにより、異なる製品であっても類似する部分として認識するようになる。
【0032】
周辺分散キー群(8)は中心モジュール(4)以外の26のキーを含み、中心モジュール(4)の回りに配置される。それらの配列はキーボード入力エリア(1)に要求される設計に基づく。このように、キーボードの入力エリアは少なくともn行、m列(n、mはそれぞれ独立に3、4、5)からなる。その結果、ユーザが本発明に従うコアキー群を有するどんなキーボードに接しても、同じシリーズの別の製品における中心モジュールのキー配列に対して既に親しんでいれば、急速にキーボードに慣れることができる。
【0033】
情報端末を使用する時に快適に使用し、片手で操作或いは片手又は両手で情報端末を手の中に載せることができ、親指で操作するキーボードを提供するために、入力エリアのキー数は多すぎないように、4乃至6縦列が最も適当である。従ってキーボードは最も狭いところが4縦列である入力エリアを最低限度として、中心モジュールの大きさの最適4×4または3×4のマトリクスを構成すべきであり、16あるいは12の高いタイピング率の文字キーにより構成されている。この2種類の中心キーモジュールは70%以上の中国語、西洋語のタイピング率を有する。その中心モジュールキーの配置は、ビジネスユーザと一般公衆に受け入れられることにより、統一され、固定される。周辺キーとして中心モジュールの回りに存在する低いタイピング率のキーは、その順列形式、配置を必要に応じて変形できる。
【0034】
キーボードのデザインは、中国語ピンイン文字と英語を中心とする西洋言語文字という両方の入力速度を総合的に考慮し、重要なキーを中心に配置される。中国語、英語、フランス語それらのうちのそれぞれトップ10のタイピング率文字はA、E、I、0、Uという5つの母音とN、H、G、R、S、T、L、Dという8つの子音とのうちの10文字から構成される。この3種類の言語においてそれぞれトップ6の使用頻度文字がA、E、I、Nである。それらと共に、O、U、H、S、T、Rは、10の重要文字であり、キーボード中心の最も容易操作の位置に配置すべきである。母音文字A、E、I、0、Uと文字Nは、コアキーグループ文字で、それらのタイピング率は、それぞれ中国語の58.1%、英語の48.2%、フランス語の49.3%を占めて、平均タイピング率が51.8%である。本発明はA、E、I、0、Uという5つの母音キーのうちの少なくとも4つのキーと、Nキーにより高いタイピング率キーグループ(3)を構成し、最少5個、最多6個が行列ラインに接続している高いタイピング率キーグループ(3)を形成している。このグループ(3)において、A、E、I、Nが最も繁用の文字で、前記3種類の言語の中で平均タイピング率が39.6%である。
【0035】
キーボード入力エリア(1)と中心モジュール(4)において、キーの配置は重要度の階級(ヒエラルキー)に従ってなされる。中心モジュールのうち、タイピング率の高い5つ英語母音A、E、I、0、Uキーがタイピング率の高い子音N、S、T、H、G、Rキーと、行列ラインにおいて記憶を促進し固定するように合理的な横方向順序で接続すべきである。最も中心部は、まず子音Nキーが5つの母音のうちの任意3つの母音キーと集合し構成している2X2行列の軸心キー2である。そして子音Nキーを中心にA、E、I、O、Uという5つの母音キーが“C”字形状で包囲しその開口部にNキーを配しているコアキー群(5)、或いはNキーと、5つの母音字母のうちの少なくとも4つのキーにより形成される、少なくとも5つ乃至6つのキーが行列ラインに接続している高いタイピング率キー群(3)である。第三の領域としては5つの母音A、E、I、O、Uと子音N、G、Hという8つのキーが接続・構成している中心領域(6)で、その文字タイピング率がそれぞれ、中国語の70.8%で、英語の54.7%で、フランス語の50.6%で、3種類文字の平均タイピング率が58.7%である。
【0036】
キーボードの入力キーの配列順序はキーに対して理解記憶しやすい、指操作の容易さ、タイピング順序が何度も大幅に移動することを避け、タイピング移動距離が最小であるということを原則とする。キーボード入力エリア(1)においてできるだけ左から右まで横方向で語根、接辞を組み立て、記憶しやすいキー行に形成する。文字入力エリアにおいて、HキーとS、T、C、W、Zキーを近くに配置し、少なくとも5つの文字キーが同じ行列ライン上に接続している重子音キー群(7)を形成している。Gキーが高いタイピング率キー群(3)のうちのNキーと近接している。重子音キー群(7)のうちのHキーが、直接あるいは1つの文字キーを隔てて、Nキーと行列ライン上に接続している。あるいは、1つの母音キーを隔ててN、Gキーと直線上に接続している。
【0037】
HキーとNキーの間に1列キーを隔てる配置において、この中間縦列に2つ乃至4つの母音キーを配列し、それらをN、Gキーと一緒に識別しやすい中国語ピンインキー群として構成する。前記中間列に3つだけ母音キーがある場合、連続する母音キーの間に非母音キーが挿入されていてもよい。例えば、中心領域(6)において、HとNキーの間に3つの母音キーの連続する列がある。
【0038】
人間工学に適合するようにキーボード入力エリアを設計すべきである。片手入力のキーボードの設計は、主に右手操作、親指操作を原則として、5縦列キー配列を標準入力エリアとする。必要であれば、4縦列の狭いキー配列とし、あるいは6縦列の広いキー配列として、キーボードが多数の指による入力、或いは指一本、親指のみ或いは二本の親指を使って入力するように形成しても良い。キーボード入力エリア(1)において、対角線の領域を、親指が右上方から左下方まで移動することができるようにし、そのうちにE、A、I、N、O、S、T、U、R、Hという高いタイピング率キー群(3)を配置し、中心キーモジュール(4)が親指の操作に応答する入力エリアとして配置すべきである。
【0039】
中国語ピンイン、フランス語、ドイツ語、スペイン語とエスペラント語など言語文字の入力をよく配慮し、キーボード入力エリア(1)に声調符号を表示する4つのキー(キー群(9))を加える。伝統的なキーボード入力エリアは26のローマ字キーだけであるという制限を打破し、キーボード入力エリアが6行5列あるいは5行6列で、入力文字30キーを持った矩形キー配置に形成させる。キーボードが多種の言語文字の入力に便利に、本当に国際的な要求を満足するキーボード配置にする。実際の運用において、キーボードは既存のソフトウェア、ハードウエアの状況を利用し、現行記号キーのうちに重要性の低いキーを選択して、声調符号を表記するキーの問題点を解決する。例えば“[{”キーが中国語ピンインの第1声(−)とドイツ語の▲A▼、“]}”キーが中国語ピンイン第2声(/)とドイツ語の▲U▼、“’〜”キーが中国語ピンインの第3声vとドイツ語の▲e▼;“\|”キーが中国語ピンインの第4声\記号とドイツ語の▲o▼;英語のキーボードに対して、この4つのキーに新しい機能を与えるまたはその他重要記号を交換することができる。
【0040】
右手で操作するキーボードにとって、親指によって操作しやすいように、キーボード入力エリア(1)はキーボードの下方部分に配置することができる。テンキーはアルファベット入力エリアの上または左に、或いは端末装置の別体として配置できる。時には両手操作と左利きの操作を配慮し、キーボードには2つのキーボード入力エリア(1)と中心モジュール(4)を設置してもよく、それらが相互対称の鏡面配置とされても良い。さらに、キーボードの面積を縮小するため、テンキーが文字キーの交差間隙に配置され、或いはシフトキーにより文字キーと同じキーに共存させてもよい。
【0041】
現在の情報端末においては、キーボードおよびマウスコントロール装置はマンマシンのインターフェースに不可欠で、マウスの重要性はキーボードを凌ぐ。現在の製造技術では、マウスクリックは多くのキー面積と同じくらいの小ささにすることができ、マウス装置はキーボードパッケージの一部とすることもできる。新しいポータブル端末にはキーボードとマウス装置が融合したキーボードアセンブリが求められている。このような要求によって、キーボード上のマウスの位置についてデザイン設計に充分考慮されるようになった。本発明では、右手親指による容易な操作と、操作自体の快適性のために、ミニあるいはマイクロマウス制御および補助キーができるだけ端末及び周辺装置キーボードの下あるいは右下部位に配置される。他の具体例においては、例えば携帯電話である場合、マウスコントローラはキーボードの上方に置かれる。
【0042】
情報端末に埋め込まれ、あるいは情報装置から別体の周辺機器としてのキーボードの為に、本発明は、現在の携帯電話、ノート型パソコン、別の周辺機器に使用されるソフトウエア/ハードウエア型キーボードの使用を提供する。現行キーボードICチップ及びUSBインターフェイスの技術を採用し、マウス制御装置をキーボード付加装置としてキーボードに載せて、マンマシン対話型プラットフォーム一体化の総合キーボード装置を構成している。
【0043】
本発明のキーボードは以下の特徴を有する。
1.キーボード入力エリア(1)の同一グループ内において、A・E・I・O・Uの5つの母音キーのうち、少なくとも4つとNキーが行列ライン上に隣接する高タイピング率キー群(3)を構成し、Gキーが前記キー群のNキーと隣接し、前記キーボード入力エリア(1)が、少なくとも中心キーモジュール(4)とその周りに配置される周辺分散キー群(8)の2つの部分から構成されることを特徴とする。
【0044】
2.高タイピング率キー群(3)の中で3つの母音キーとNキーが2×2行列の軸心キー(2)を構成し、Gキーがこの軸心キー中のNキーと隣接し、HキーがN、Gキーと同一行列ライン上に配置されたことを特徴とする。
【0045】
3.キーボード入力エリア(1)において、S・T・C・Z・Wの5キーのうち、少なくとも4つとHキーが行列ライン上に隣接する重子音キー群(7)を構成し、該キー群(7)中のHキーが隣接または1つのキーを隔ててNキーと行列ライン上に配置されたことを特徴とする。
【0046】
4.高いタイピング率キー群(3)のうちに、Nキーを中心として、A、E、I、O、Uという5つの母音キーが“C”文字形状により配列され、Nキーを開口部に取り囲んで、二つのオーバーラップした軸心キー(2)を形成し、母音キーとNキーとが分割されている(図1−8)。これらのオーバーラップしたコアキー群は互いにコアキー群(5)として表され、6つのアルファベットキーを含んでいる。
【0047】
5.コアキー群(5)の横において、Gキーが“C”文字形状の開口におけるNキーと隣接し、Hキーが“C”文字形状の開口部の反対側であって、(A、E、I、O、Uという5つの)母音のうちの1つのキーを隔ててN、Gキーと同じ行の直線上に接続している。そして、A、E、I、O、U、N、G、Hという8つのキーにより中心領域(6)を形成している。
【0048】
6.キーボード入力エリア(1)において、E、Aの2つのキーのうち一方が他方とRキーを中間に挟んで、(E、A、RあるいはA、E、Rが)同じ行上に接続している。L、Y、Mという3つのキーが接続し、Z、K、B、X、Pという5つのキーのうちの少なくとも4つのキーがグループを形成している。
【0049】
本明細書において、“グループを形成”なる用語は、それぞれのキーが直接隣接するか、同じ行または列において少なくとも別のキーを介して接続していることを意味し、“リンクされたキー”なる用語は、それぞれのキーが同じ行または列において直接隣接していることを意味する。
【0050】
7.キーボード入力エリア(1)において、高タイピング率キーとして16(E、I、A、N、O、S、T、U、R、H、L、D、G、M、C、Y)のキーからなる4×4キーマトリクス中心モジュール(4)を形成する。このモジュールは、好ましくは第1行がC、A、E、R;第2行がH、I、N、G;第3行がT、O、U、D;第4行がS、L、Y、Mである。特に具体例として示されるキー群モジュール(4A)は、周辺分散キー群(8)がキーボード入力エリア(1)内に構成され、少なくとも4行4列以上であり、多様な形態を構成することができる。
【0051】
8.キーボードは7行4列のキー配置でもよく、第1行がZ、B、X、P;第2行がC、 A、E、R;第3行がH、I、N、G;第4行がT、O、U、D;第5行がS、L、Y、M;第6行がW、F、 V、J;第7行がK、スペースキー、スペースキー、Qである。この入力エリアのキー配置は、携帯情報端末の使用に適している。KキーとQキーが最下行あるいは最上行に配置されてもよい。最下行に配置される時は、スペースキーが2つのキーの領域を占め、その中間あるいは片側に配置される。
【0052】
9.キーボード入力エリアは、6行5列のキー配列で入力区に声調表記キー群(9)の4つのキー含む。中国語ピンイン入力方法は、入力の終了が子音キーである。従って、声調表記キーの最も良い位置は中心モジュール(4)の右側である。もちろんそれらが異なった言語の需要によりキーボード入力エリアのその他の位置に設置してもいい。第1行がZ、K、B、X、P:第2行がC、A、E、R、−;第3行がH、I、N、G、/;第4行がT、O、U、D、V;第5行がS、L、Y、M、\;第6行がW、F、V、J、Qであり、6X5行列が形成され、全30キーからなるアルファベット入力エリア(1B)を構成する。勿論、多様な方式により必要に応じて配列が変更されても良い。
【0053】
10.キーボード入力エリアは6行5列のキー配列でも良く、例えば、第1行がK、C、A、E、R;第2行がZ、H、0、N、G;第3行がB、S、I、U、D:第4行がX、T、L、Y、M;第5行がP、W、F、V、J;第6行が−、/、v、\、Qの行列に配置される。この配列において、zh、ch、shという子音からなる配置は、中心ラインにあり、中国語の入力および学習に適している。例えば第2行のZHONGは漢字“中国”の“中”の字のピンインで、学習者が模範発音の把握に便利である。
【0054】
11.キーボード入力エリアは別の5行6列のキー配列でもよくて、5行6列キーボード入力エリア(1B)の最上行を順に左方向に移動して、第1行がZ、C、A、E、R、−;第2行がK、H、I、N、G、/;第3行がB、T、O、U、D、V;第4行がX、S、L、Y、M、\;第5行がP、W、F、V、J、Q;のように整列し、30キーがある5行6列の入力エリア(1D)を形成し、このような順列が中国語、西洋語の入力について両方共に考慮したものである。
【0055】
12.キーボードにおける声調表記キーは従来のキーボードの記号キーグループにも存在するキーから選択して、声調表記(キー群9)キーとする。この4つのキーはそれぞれ“[{”キーが中国語ピンイン第1声(−)音を代表する;“]}”キーが中国語ピンイン第2声(/)音を代表する;“、−”キーが漢語ピンイン上声V音を代表する;“\|”キーが漢語ピンイン第4声\音を代表する。それらはShift Lock、Caps Lock、Alt Lockという3つのファンクションキーの援助およびキー上の初期値の割り当てによる。それぞれの声調/表記キーは、ある種類の言語入力モードで少なくとも4つの声調/表記キーにより生み出すことができる。他の言語についても、本キーボードにより少なくとも16の声調表記キーにより生み出すことができる。
【0056】
13.キーボード入力エリア(1)の周辺には指一本で操作することができるように、Caps Lock、Shift Lock、Ctrl Lock、Alt LockとNum Lockなどの二つでロックできるキー群(15)を配置しても良い。二つでロックできるキーは以下のような役割を持つ:もしこのキーをタイピングする場合、キーボードが機能をロックした状態に入り、対応するシフトキーを使用(例えば一回タイピングする)する場合に、前記ロックが解除される。もしこのキーをダブルクリックすると、キーの機能はより高次のロック状態に入り、対応するシフトキーを使用しかつ前記キーをクリックすることによってのみロックが解除される。このような設定は論理回路によってセットすることができる。これらのキーは指一本での操作に役に立つのである。
【0057】
14.本発明のキーボードにはいくつかの補助機能を有することもできる。キーボード入力エリアは要望により変更・変形が可能である。同じキーで二つの文字に対応させたり、キーの大きさを小さくしたりすることができる。しかし、キーボード入力エリアは4×4のキーマトリクスもしくは16のアルファベットキーよりも小さくすべきではない。テンキー及び記号キーは、アルファベットキーマトリクス内のアルファベット文字に割り当てることができる。テンキーゾーン(10)と記号キーゾーン(11)、ナビゲート編集キーゾーン(13)、ファンクションキー(12)はマウス装置(14)は、アルファベットの入力エリア(1)の上または下に配置できる。ファンクションキーF1〜F12は、アルファベットの入力エリア(1)の上または左に設けられる。単独で使用する周辺装置のキーボードは、第二のディスプレー、記憶装置、マイクロハードディスクに設置してもよい。キーボードの付属装置として、マウスのトラックボール、タッチパネル、コントロールレバー、赤外線タッチマウスなどをマウス装置として設置できる。
【0058】
15.キーボードのハードウエアは、OEM部品とソフトウエアに適合するように今日デザイン設計されたものを基本に製造される。キーボードはコンピュータのキーボード技術及び携帯電話のキーボードの技術を参照することができ、情報端末及び周辺装置に適用されるキーボードを製造できる。
【0059】
16.本発明のキーボードは分離された個別の周辺装置として使用することができ、その機能はソフトウエアや有用な技術(例えばUSBインターフェースや無線、赤外線、ブルーティース転送技術などを用いて拡張することができ、キーボードと情報端末或いは装置との間のデータ交換を実行する。さらに、外部USBポート、外部保存ポート、およびディスプレイ装置が、キーボードに追加することができる。このように、既存技術を統合し、本発明の縦方向配置のデザインを有する汎用型キーボードは、従来の一般的なキーボードの機能だけでなく、マウスや各種言語のフォント、移動記憶装置などを統合することができる。
【0060】
本発明には以下の利益がある。
1.キーボードの全体配置はフレキシブルであり、アルファベット入力エリアは中心モジュールコアキー群(4)と周辺分散キー群(8)とからなり、構造、形、アルファベット入力エリアのキーの配置は、n×mのマトリクスを形成し、各種情報端末および周辺機器との使用に適した装置にすることができる。
【0061】
2.キーボードは独特でハイパフォーマンスのコアキー群中心モジュールを特徴とする。特に、好ましい中心モジュール4A(4×4キーマトリクス)は16のキーを含み高いタイピング率を有する。独特のキー配置および入力バランスは、中国語および西洋語の両方を考慮し、本発明のキーボードにユーザは早く慣れることができる。中国語または西洋語の入力のどちらであっても、入力時の指の移動距離は最小化され、入力がスムーズかつ効果的に行える。
【0062】
3.キーボード入力キーの配列は中国語と西洋語の入力を両方に配慮を加えて、学習および記憶しやすく、タイピングがスムーズに行える。英語においては、中心モジュール(4A)が好ましく、文字、接辞、常用される文字などの組み合わせは行に沿って識別されている。中国語のピンイン入力は、E、A、I、0、U、Nという6つのキーがNキーに隣接するGキーと合わせてコアキーグループ(5)を形成し、中国語の殆どすべての母音および複合母音をカバーしている。これがキー操作および配置の記憶を促進するのである。
【0063】
4.キーボードは入力キーを拡張し、多種文字の入力に便利である。本発明はキーボード入力エリアには26キーの伝統的なキーと、4つの声調表記キー(9)を増加し、入力エリアには30のキーを持たせて、キーボード国際化の需要を満たしている。
【0064】
5.キーボードは人を基本として、片手または親指で快適操作ができるように設計されている。キーボード入力エリア(1)の配置が4乃至6列であるため、キーボードを縦方向に配置し、片手または親指で操作することが可能になる。また、本発明のキーボードは、片手で操作できるために二重ロックキーを有している。Shift Lock、Caps Lock、Num LockとAlt Lockを設置し、新しいファンクション・キーが通常のキーにも付加されうる。
【0065】
6.キーボードには親指で操作できるマウス制御装置を増加することができる。マウス装置は、キーボードの下方または右下方に配置し、人間工学に基づく快適操作性の要求に適合する。キーボード上のキー入力及びクリック装置は共に結合され、マンマシンインターフェース機能を拡張する。
【0066】
7.本発明のキーボードは、ポータブル商品の為に小型化および移動型デザインに適合している。キーボードは縦型デザインで、ハンドヘルド情報端末の発展する方向を指向している。現行デスクトップPCとノートパソコンの快適な使用だけでなく、タブレットPCや、PDAと携帯電話などのハンドヘルド移動情報端末の入力に関する要求を満足し、さらに、インターネット、家電端末のマンマシンインターフェースの複雑な情報入力に関する要望を満足した。
【0067】
8.キーボードの使用と本発明に従う設置方式は、更に精巧な美観と人間工学、視覚的美観の要求に合うものを製造することができる。このようなキーボードは革新的デザインや構造を持たせることができる。現代の携帯電話のキーボード技術を利用して、本発明のキーボードを簡単に設計することができ、様々な形、バックライトカラー、発光性のキー、シフトキーの着色など昼夜に渡りはっきりとみることができるようにすることもできる。
【実施例】
【0068】
図1−1〜図1−13は13種類のキー配列を有する中心モジュール(4)を示している。例として2×2の軸心キー(2)の配置を示しており、高いタイピング率キー群(3)、コアキー群(5)、中心領域(6)又は(6A)を表す。
【0069】
図1−1は、3×3キー配列の中心モジュールを有する例で、軸心キー(2)が高いタイピング率キー群(3)内に有り、Nキーが群(3)に隣接し、GキーとNキーとが隣接し、Hキーが母音キーを挟んでNキーと接続している。中心モジュール(4)のタイピング率は63.5%である。
【0070】
図1−2は、軸心キー(2)が2つ重なりあう3×3キー配列で(重なりあうキー配列はコアキー群(5)として表示)、GキーがNキーと隣接し、中心モジュール(4)のタイピング率が63.1%である。
【0071】
図1−3は、コアキー群(5)を有する3×4配列で、H、GキーはI、Nキーを間に挟んで両サイドに有り、中心領域(6)を形成し、中心モジュール(4)のタイピング率が75%である。
【0072】
図1−4は、3×4配列で、高いタイピング率キー群(3)が5つの母音キーとそれにNキーが隣接している。軸心キー(2)がキー群(3)内に存在する。中心モジュール(4)のタイピング率は75.1%である。
【0073】
図1−5は、4×3配列で、軸心キー(2)が重なりあいコアキー群(5)を形成する。HキーはOキーの上にあり、GキーはNキーの下にある。そして前記4つのキーは同一ライン上に有り、コアキー群(5)を貫いていて、縦型中心領域(6)を形成している。中心モジュール(4)のタイピング率は79.2%である。
【0074】
図1−6〜図1−10は、4×4配列で、中国語、英語、フランス語のうち高いタイピング率キーである(E、I、A、N、0、S、T、U、R、H、L、D、G、M、C、Yキー)を各種配置したマトリクスを示す。マトリクスのタイピング率は89.4%である。
【0075】
図1−6は、軸心キー(2)を含む高いタイピング率キー群(3)を有し、NキーとHキーの間に、E、O、A、Uの母音キーを活用できるように配置され、C、H、T、Sの4つの子音キーが同一の列に並んでいる。
【0076】
図1−7は、Nキーに隣接する4つの母音キー(Uキーを除く)を有し、軸心キー(2)を含む高いタイピング率キー群(3)を示している。HキーとNキーの間に、3つの母音キーを活用できるように配置されている。
【0077】
図1−8は、横方向に中心領域(6)を有し、O、UがI、Nの上に、E、AがI、Nの下に存在する。
【0078】
図1−9は、Nキーに隣接する4つの母音キー(Uキーを除く)を有し、軸心キー(2)を含む高いタイピング率キー群(3)を示している。Nキーは、Gキーに隣接し、Hキーは母音キーを間に挟んで同じライン上に配置されている。NキーとHキーの間に、O、Iの母音キーが活用できるように配置されている。
【0079】
図1−10は、4×4配列の中心モジュール(4A)を示し、中心領域(6A)が水平方向に存在する。英語として認識できる複数の言葉および接辞、例えばin、to、sly、er、ing、lyを形成する。従って、入力がし易いのである。(4A)のタイピング率は89.4%である。
【0080】
図1−11は、20のアルファベットからなる5×4配列の中心モジュール(4)を示す。高いレベルのレイアウトが可能である。コア、複合コア、高いタイピング率キー群、中心領域、重子音キー群(7)が配置されている。中心モジュールのタイピング率は93.9%である。
【0081】
図1−12は、20のアルファベットからなる4×5配列を示す。明らかなレイアウトとして、重子音キー群(7)が左側に、水平方向に中心領域(6)が形成されている。この中心モジュールのタイピング率は94.4%である。
【0082】
図1−13は、25のアルファベット(Qキーがない)からなる別の中心モジュール(4)の5×5配列を示す。大きな中心モジュール(4)は、高いタイピング率キー群(3)、重子音キー群(7)が中心領域(6A)が一群または多重層を形成している。中心モジュールのタイピング率は98.6%である。
【0083】
図2−1、2−2、2−3はキーボード入力エリア(1)の例示である。3種類の具体例はそれぞれ異なる配置を有する。コアキー群(5)、中心領域(6)、(6A)、中心モジュール(4)、(4A)、重子音キー群(7)、声調表記キー(9)が存在する。
【0084】
図2−1は7×4配列のスリムデザインの入力エリア(1A)を示す。スペースキーが底部に加えられる。この配列は携帯電話に適する。4つの声調表記キーがオプションで加えられる。
【0085】
図2−2は6×5配列の入力エリア(1B)を示す。中国語または西洋語の情報端末および周辺装置に適合する。周辺分散キー群(8)の10個のキーは上部及び底部に分割され、中心モジュール(4A)の上および下に配置されている。4つの声調表記キー(9)が中国語の声調、フランス語のアクセント表示、ドイツ語文字を示し、中心モジュール(4A)の右側に配置されている。
【0086】
図2−3は6×5配列の入力エリア(1C)を示す。中心モジュール(4)は上方右側にあり、声調表記キー(9)が下方左側にある。
【0087】
図3−1、3−2、3−3は本発明のキーボードの配置図を示す。本発明の典型的なキーボードの構造は、中心モジュール(4)、(4A)は入力エリア(1)を含んでいる。
【0088】
図3−1は、85のキーを含むキーボードで、全ての情報端末、周辺装置に適合している。入力領域(1B)は、キーボードの中心部にあり、記号キーグループ(11)、テンキー(10)、(1B)の上にファンクションキー(12)、二重ロックファンクションキー(15)、(1B)の下にナビゲーションおよび編集キーグループ(13)が配置されている。
【0089】
図3−2は、広めの85キーを有するキーボードで、情報端末、デスクトップ周辺装置への使用に適する。キーボードの中心に8列のキーがある。キーボードの中心部右側に(1B)が配され、4つの声調表記キー(9)が中国語の表音のためにあり、該機能のキー(9)が記号キーにより定義されている。ナビゲーションおよび編集キーはキーボードの下部右側にある。ファンクションキーおよびエンターキーは下部左側にある。マウス装置のスペースは中央下部にある。
【0090】
図3−3は、84キーを有するキーボードで、主に中国語の学習用端末(例えば電子辞書ユニット)に適当である。入力エリア(1)はキーボードの中心にあり、ナビゲーションおよび編集キー群は底部行に配置されている。
【0091】
図4〜図12は本発明のキーボードを接続した情報端末または周辺装置に関する。それらは、中心モジュールを組み合わせたキーボードの接続された状態を示し、入力エリア、他のキーが配されている。マウスとともに端末や周辺機器に接続されている。情報端末や周辺機器に接続されたキーボードの利点については以下に示す。
【0092】
図4は、本発明のキーボードをデスクトップPCに用いた例で、LCDに配置され、入力エリア(1B)とマウス装置を具備する。ユーザは右手もしくは右親指にて操作することができ、入力が容易である。
【0093】
図5は、本発明のキーボードを携帯用タブレットPCに用いた例で、本サイズのタブレットPCに入力エリア(1A)を有する。キーボードは左と右に分割されている。ユーザは両手で持ちつつ、主に右手親指で操作し左手でそれを補助する。
【0094】
図6は、本発明のキーボードをノートタイプのPCに用いた例で、縦長デザインで85のキーを有する。キーボードはアルファベット入力エリア(1B)とマウス装置(14)がキーボードの下方右側に設けられている。ユーザはコンピュータを右手に載せて右手親指でマウスを操作できる。
【0095】
図7は、本発明のキーボードをPDAに用いた例で、入力エリア(1C)を有し、中国語の学習、入力に好適である。入力エリア(1C)の中心モジュールは(4)であり、中心モジュール(4A)と(4)を比較するとTキーとSキー、IキーとOキーとが入れ替わっているものである。
【0096】
図8は、本発明のキーボードを携帯電話に使用した例で、入力エリア(1B)を有し、数字および記号キーはアルファベットキーと重なっている。4つの声調表記キー、中国語のピンイン入力は左上部にあり、ドイツ語の特殊文字が中心部に、フランス語文字が下方右側にある。マウス装置(14)は上方中心部にあるが、下方中心部でも良い。
【0097】
図9は、本発明のキーボードを手持ち式周辺機器に使用した例で、ワイヤレス周辺機器−手持ち式マイクロキーボードでマウスが手の中に入り、ゆったりとした操作ができるものである。キーボード入力エリア(1B)は、マウス装置がキーボードの下部に設置されている。
【0098】
図10は、本発明のキーボードをデスクトップ周辺機器に使用した例で、集約されたキーボードに幅広の85のキーを有する入力エリア(1B)と、キーボードの下方中心部にマウス装置が設けられる。キーボードは主に左右の中指で操作される。
【0099】
図11は、本発明のキーボードを家庭用ネットワークTVテレビのリモコンに使用した例である。最近のネットワークTVサービスは、大容量のマンマシンインターアクションがあり、情報端末としてのリモコンには、集約されたキーボードおよびマウスが要求される。図示されるリモコンには、典型的なアルファベット入力エリアが採用され、中心モジュールはないが、コアキー複合体、中心領域、(A、E、I、O、Uの5つの母音とNキーおよびそれに隣接するGキーを含む)高いタイピング率キー群(3)、(S、T、C、Z、Wの5つの子音とHおよびそれに隣接するNキーを含む)重子音キー群(7)、さらにNとGが同じライン上にある。入力エリア(1)は、中心モジュール(4)、周辺分散キー群(8)、4つの声調表記キー(9)から構成される。リモコン上のマウス装置は入力エリア(1)の下に設けられている。
【0100】
図12は、本発明のキーボードを卓上型電話に使用した例であり、電話はネットワークアクセスおよびメールや短い伝言を送受信できる。この電話のキーボードは入力エリア(1D)であり、マウス装置はキーボードの下方右側に設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0101】
【図1】図1−1〜図1−13は本発明の実施例による中心モジュール(4)を示す。
【図2】図2−1〜図2−3は本発明のキーボード入力エリア(1)の3つの実施例を示す。
【図3】図3−1〜図3−3は本発明のキーボードの3つの実施例を示す。
【図4】図4は本発明のキーボードをデスクトップPCに用いた例を示す。
【図5】図5は本発明のキーボードを手持ち式タブレットPCに用いた例を示す。
【図6】図6は本発明のキーボードをノートタイプPCに用いた例を示す。
【図7】図7は本発明のキーボードをPDAに用いた例を示す。
【図8】図8は本発明のキーボードを携帯電話に用いた例を示す。
【図9】図9は本発明のキーボードを手持ち式周辺機器に用いた例を示す。
【図10】図10は本発明のキーボードをデスクトップPCの周辺機器に用いた例を示す。
【図11】図11は本発明のキーボードを家庭用TV端末のリモコンに用いた例を示す。
【図12】図12は本発明のキーボードを卓上型電話に用いた例を示す。
【符号の説明】
【0102】
1 アルファベット入力エリア
1A 7×4行列の入力エリア
1B 6×5行列の入力エリア
1C 別の6×5行列の入力エリア
1D 5×6行列の入力エリア
2 軸心キー
3 高いタイピング率キー群
4 中心モジュール
4A 好ましい中心モジュール
5 コアキー群
6 中心モジュールの中心領域
6A 好ましい中心モジュールの中心領域
7 重子音キー群
8 周辺分散キー群
9 声調表記キー
10 テンキー
11 記号キー
12 ファンクションキー
13 ナビゲーションおよび編集キー
14 マウス装置
15 二重ロックファンクションキー

【特許請求の範囲】
【請求項1】
キーボード入力エリア(1)の同一グループ内において、A・E・I・O・Uの5つの母音キーのうち、少なくとも4つとNキーが行列ライン上に隣接する高タイピング率キー群(3)を構成し、
Gキーが前記キー群のNキーと隣接し、
前記キーボード入力エリア(1)が、少なくとも中心キーモジュール(4)とその周りに配置される周辺分散キー群(8)の2つの部分から構成されることを特徴とする情報端末用キーボード。
【請求項2】
キーボード入力エリア(1)において、高タイピング率キー群(3)の中で3つの母音キーとNキーが2×2行列の軸心キー(2)を構成し、
Gキーがこの軸心キー中のNキーと隣接し、
HキーがN、Gキーと同一行列ライン上に配置されたことを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項3】
キーボード入力エリア(1)において、S・T・C・Z・Wの5キーのうち、少なくとも4つとHキーが行列ライン上に隣接する重子音キー群(7)を構成し、
該キー群(7)中のHキーが隣接または1つのキーを隔ててNキーと行列ライン上に配置されたことを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項4】
キーボード入力エリア(1)において、高タイピング率キー群(3)の中でA・E・I・O・Uの5つの母音キーが行列ライン上に“C”形状で配列され、
Nキーが“C”形状の開口部に位置して、3×2行列のコアキー群(5)を構成し、
Gキーがこのコアキー群の前記開口部のNキーと隣接して、
前記開口部の反対側に配置されるHキーが1つの母音キーを隔ててNキー及びGキーと同一ライン上にあり、
8つのキーから構成される中心キー領域が配置されたことを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項5】
キーボード入力エリア(1)において、EとAの2つのキーの内一方が他方とRキーの間に有り、
L・Y・Mの3つのキーが行列ライン上で隣接し、
Z・K・B・X・Pの5つのキーのうち、少なくとも4つが同一ライン上に隣接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項6】
4行4列配置の中心キーモジュール(4)が、1行目にC・A・E・R、2行目にH・I・N・G、3行目にT・O・U・D、4行目にS・L・Y・Mの順に配置された中心キーモジュール(4A)を構成し、
前記中心キーモジュール(4)、(4A)と、その周りに配置された周辺分散キー群(8)及び声調表記キー(9)の3部分の組合せで横4行縦4列以上の各種ブロックを有するキーボード入力エリア(1)を構成することを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項7】
7行4列配列のキーボード入力エリア(1A)があり、1行目がZ・B・X・P、2行目がC・A・E・R、3行目がH・I・N・G、4行目がT・O・U・D、5行目がS・L・Y・M、6行目がW・F・V・J、7行目がK・スペース・スペース・Qの順に配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項8】
4つの声調表記キー(9)が配置された6行5列のキーボード入力エリア(1B)があり、1行目がZ・K・B・X・P、2行目がC・A・E・R・−、3行目がH・I・N・G・/、4行目がT・O・U・D・v、5行目がS・L・Y・M・\、6行目がW・F・V・J・Qの順に配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項9】
ShiftLock、Caps Lock、二重ロックファンクションキー(15)があり、キーボード入力エリア(1)の周りにマウス制御装置(14)が設置されていることを特徴とする請求項1記載の情報端末用キーボード。
【請求項10】
情報端末用キーボードのキー配置方法であって、キーボード入力エリア(1)において、A・E・I・O・Uの5母音キーのうち少なくとも4つが行列ラインにある隣接のNキーと高タイピング率キー群(3)を形成し、
S・T・C・Z・Wの5つのキーのうち少なくとも3つがHキーと行列ラインに隣接して重子音キー群(7)を構成し、
Gキーが高タイピング率キー群(3)のNキーと隣接し、
HキーがN、Gキーと同一行列ライン上に位置し、
キーボード入力エリア(1)が少なくとも高タイピング率キー群(3)を持つn行m列(n、mはそれぞれ3、4、5の何れかの数字)の中心キーモジュール(4)とその周りに配置する周辺分散キー群(8)の2つの部分から構成され、
必要に応じてこの2つの部分又はこの2つの部分と声調表記キー(9)の組合せで横4行或は縦4列以上の異なる配列のキーボード入力エリア(1)を構成し、4つの声調表記キー(9)を行列ライン上の直線上で隣接させる上、中心キーモジュール(4)とその周りに配置される周辺分散キー群(8)と共に30のキーを有する6行5列のキーボード入力エリア(1B)或は5行6列のキーボード入力エリア(1D)を構成することを特徴とする、情報端末用キーボードのキー配置方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公表番号】特表2008−511880(P2008−511880A)
【公表日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−528563(P2007−528563)
【出願日】平成17年8月30日(2005.8.30)
【国際出願番号】PCT/CN2005/001364
【国際公開番号】WO2006/024228
【国際公開日】平成18年3月9日(2006.3.9)
【出願人】(507066345)
【Fターム(参考)】