説明

情報端末装置及びそのプログラム

【課題】電気機器200の備える記憶部202には、外観の詳細情報(色やドアの開き)が記憶されていない為、電気機器200と接続される情報端末装置100で電気機器の容姿の画像データを表示しようとした時に、色やドアの開きが一致しない場合がある。
【解決手段】サーバ300は、電気機器200の容姿の画像データを保持させるようにする。そして、同じ機器識別情報を持つ電気機器200の外観が違う場合には、サーバ300が送信する画像データの保存場所を示すURLの数を情報端末装置100がカウントすることによって、外観の違いがあることを情報端末装置100が判別できる。更に、サーバ300がURLとセットにして、外観の特徴を示す文字列も情報端末装置100に送信すれば、情報端末措置100が報知部405の画面にその種類を表示することができ、使用者に選択してもらい、容姿が同じ画像データを表示することが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気機器の外観表示を行う情報端末装置及びそのプログラムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年においては、ネットワークに接続可能な家電機器であるネットワーク家電が提案されており、これに伴いこれらの機器を対象とした様々なサービスが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図6は特許文献1に記載された従来の情報処理装置100を示すものである。図6に示すように情報端末装置100は、電気機器200とサーバ300とBS放送局500に接続されている。
【0004】
そして、対象とする電気機器200の画像データを使用者に閲覧させるために、使用者により設定された電気機器200から機器識別情報を取得する機器識別情報取得部101と、画像データを記憶する画像記憶部102と、サーバ300に前記機器識別情報を送信する送信部103と、前記機器識別情報を送信することでBS放送局500から送信される画像データを受信し画像記憶部102に記憶する受信部104と、前記画像データを表示する報知部105とを備えることで実現されている。
【0005】
なお、従来例での画像データとは、電気機器200の取扱説明書に関するデータを対象としている。
【特許文献1】特開2003−8529号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来の構成では、たとえば電気機器200を冷蔵庫として考えた場合に次のような課題を抱えている。
【0007】
冷蔵庫は、冷蔵庫が備える制御基板に搭載されているマイコンが、各種温度センサーが検知する温度信号を主に、コンプレッサーなどを動作させて、冷蔵庫庫内を適切な温度に冷却する装置である。そのマイコンは、各種情報を記憶する記憶部を備えている。
【0008】
その記憶部には、このマイコンを備える機器が冷蔵庫であることを示す情報(機器種別情報)と冷蔵庫を製造した会社の情報(メーカコード)と商品の機種を示す情報(商品コード)などが記憶されている。この3つの情報をあわせて機器識別情報と呼ぶ。
【0009】
また冷蔵庫は、同じ機種に対してドアが右開きであったり、左開きであったりする。更に、同じ機種に対して外観の色が数種類ある場合がある。これは、使用者の使い勝手と、冷蔵庫を設置するする場所(台所等)に合わせるために、同じ機種に対して外観(ドアの開きや、色)を変えている。
【0010】
そういった外観の違う冷蔵庫を生産する場合において、製造会社側では外観によって冷蔵庫の基本となる冷却能力が変わらないので、制御基板には外観の情報をマイコンの記憶部に記憶させないで冷蔵庫を組み立てている。これは、製造する際の部品の種類を減らす効果もある。
【0011】
そのため、情報端末装置100で冷蔵庫の外観を示す画像データを表示する際には、冷蔵庫のマイコンが保持している機器種別情報、メーカコード、商品コードを読み出しても、機種は同じでもドアの開きや色が違って表示されてしまうという課題を有していた。また、情報端末装置100に接続される機器は、冷蔵庫だけとは限らずエアコンなどの他の電気機器も接続する為、外観の画像データを表示する電気機器とそうしない電気機器と識別する必要がある。
【0012】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、情報端末装置100に表示する電気機器200の外観の情報を色やドアの開きまで電気機器200使用者の使っているものと同じものを表示させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
前記従来の課題を解決するために、本発明の情報端末装置は、電気機器より機器識別情報を受信して、前記電気機器の容姿を示す画像データと文字列を保存するサーバから前記画像データを取得する情報端末装置において、前記情報端末装置は、前記機器識別情報を取得する機器識別情報取得部と、前記機器識別情報取得部が取得した前記機器識別情報をサーバに送信し前記画像データの保存場所を示す保存場所情報と前記文字列を受信し前記画像データを取得する画像取得部と、報知部と、入力部と、前記画像データを記憶する画像記憶部とで構成され、前記画像取得部は、前記機器識別情報を送信後に受信した前記保存場所情報が複数あった場合には、前記電気機器使用者に取得する画像を選択させるために前記文字列を前記報知部に表示するようにしたものである。
【0014】
これによって、例えば同じ機種で色が複数ある場合にでも、前記画像取得部は前記サーバから送信される保存場所情報の数によって、その機種について外観が違うものが何種類あるかが分かるので、保存場所情報が複数ある場合には、保存場所情報と一緒に受信する文字列を前記報知部に表示することによって、使用者にその旨を通知することができる。
【0015】
そして、使用者によって、選択された文字列を前記入力部が検知し、その文字列に対応した保存場所情報から画像データを取得することによって、前記情報端末装置に表示する電気機器(例えば冷蔵庫の外観の情報を色やドアの開きまで)を使用者の使っているものと同じとして表示させることができる。
【0016】
また、前記電気機器の販売後にその機種の外観の種類が増えた場合でも、前記サーバから送信する保存場所情報と文字列の内容を変更することで(増えた外観の画像データとその文字列を現状のものに追加するだけで)、変更することができるので、前記情報端末装置への変更が必要にならない。
【発明の効果】
【0017】
本発明の電気機器の外観表示を行う情報端末装置及びそのプログラムは、情報端末装置に表示する電気機器(例えば冷蔵庫の外観の情報を色やドアの開きまで)を使用者の使っているものと同じとして表示させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
第1の発明は、電気機器より機器識別情報を受信して、前記電気機器の容姿を示す画像データと文字列を保存するサーバから前記画像データを取得する情報端末装置において、前記情報端末装置は、前記機器識別情報を取得する機器識別情報取得部と、前記機器識別情報取得部が取得した前記機器識別情報をサーバに送信し前記画像データの保存場所を示す保存場所情報と前記文字列を受信し前記画像データを取得する画像取得部と、報知部と、入力部と、前記画像データを記憶する画像記憶部とで構成され、前記画像取得部は、前記機器識別情報を送信後に受信した前記保存場所情報が複数あった場合には、前記電気機器使用者に取得する画像を選択させるために前記文字列を前記報知部に表示する。これにより、同じ機種で色が複数ある場合にでも、前記画像取得部は前記サーバから送信される保存場所情報の数によって、その機種について外観が違うものが何種類あるかが分かるので、保存場所情報が複数ある場合には、保存場所情報と一緒に受信する文字列を前記報知部に表示することによって、使用者にその旨を通知することができる。
【0019】
そして、使用者によって、選択された文字列を前記入力部が検知し、その文字列に対応した保存場所情報から画像データを取得することによって、前記情報端末装置に表示する電気機器(例えば冷蔵庫の外観の情報を色やドアの開きまで)を使用者の使っているものと同じとして表示させることができる。
【0020】
第2の発明は、特に、第1の発明の情報端末装置の前記画像取得部は、前記機器識別情報を送信後に保存場所情報を受信すると前記画像データを取得し前記画像記憶部に記憶すると伴に、前記保存場所情報が複数あった場合には、前記報知部に前記文字列を表示し、前記入力部によって検知される人が選択した前記文字列に対応する前記画像データ以外の画像データを前記画像記憶部から削除するようにすることにより、外観の種類の数に関わらず、全ての画像データを取得し、使用者によって選択されて画像データだけを残すようにできるので、前記情報端末装置に表示する電気機器(冷蔵庫)の外観の情報を色やドアの開きまで電気機器(冷蔵庫)使用者の使っているものと同じものを表示させることができる。
【0021】
第3の発明は、特に、第1または第2の発明の情報端末装置が、前記電気機器と接続可能となる為に識別子を記憶する識別子記憶部と、前記電気機器に前記識別子を割り当てる機器登録部とを備え、前記機器登録部が前記機器識別情報を割り当てると、前記識別子の割り当てに連動して前記機器識別情報取得部が前記機器識別情報を取得し、前記画像取得部が前記画像データを取得するようにすることによって、画像データ取得に特別な処理を行わなくても画像データを取得することが可能になる。
【0022】
第4の発明は、特に、第3の発明の情報端末装置の前記画像取得部が、前記識別子記憶部から、任意の識別子が削除されると対応する前記画像データを前記画像記憶部から削除することによって、次のような効果がある。前記識別子記憶部から識別子が削除されるとその識別子を持つ前記電気機器と前記情報端末装置が通信を行わなくなり、この識別子に対応する画像データは無駄なデータになる。その為、この画像データを削除すれば、前記画像記憶部を有効に活用することが可能となる。
【0023】
第5の発明は、特に、第1から4の発明の情報端末装置の機能の少なくとも1部をコンピュータで実現するプログラムである。そして、プログラムであるのでCPU(マイコン)、RAM、ROM、記憶装置、I/Oなどを備えた電気情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させて本発明の情報端末装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできる。
【0024】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
【0025】
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報端末装置100が所属するシステムの概略図である。
【0026】
情報端末装置100は、電気機器200である冷蔵庫210と第1のネットワーク401で接続されていてホームネットワークを構成している。更に情報端末装置100はサーバ300と第2のネットワーク402で接続されている。情報端末装置100は、上記のような構成でネット家電システムを構成している。
【0027】
情報端末装置100は、報知部105として液晶ディスプレイパネルを備えると伴に、入力部106として液晶ディスプレイパネルに重ねられたタッチパネルを備えている。
【0028】
第1のネットワーク401は、通信媒体を無線として、情報端末装置100と冷蔵庫210にそれぞれ、無線ユニット403と404を備えるものとする。なお、第1のネットワークの通信媒体として無線を利用したが、電線や電源ラインにデータを重畳させる電灯線通信など有線であっても構わない。
【0029】
第2のネットワーク402は、通信媒体をアナログ電話回線、デジタル電話回線のような公衆回線網である。
【0030】
次に図1に記載の情報端末装置100と冷蔵庫210とサーバ300からなる本実施の形態のネット家電システムの構成ブロック図を図2に示す。
【0031】
図2において電気機器200である冷蔵庫210は、送受信部211と記憶部212とを備えている。送受信部211は、第1のネットワーク401と接続するための処理部であり、情報端末装置100からメッセージが送信された場合には必ずこの処理部を介して通信が行われるものとする。
【0032】
記憶部212は、電気機器が冷蔵庫210であることを示す情報(機器種別情報)と冷蔵庫210を製造した会社の情報(メーカコード)と商品の機種を示す情報(商品コード)からなる機器識別情報を記憶している。なお機器識別情報はこれらの情報の一部で構成されても良い。
【0033】
そして、情報端末装置100からの機器識別情報を要求された場合には、記憶部212より機器識別情報を読み出し、送受信部211を介して情報端末装置100に送信する。
【0034】
図2においてサーバ300は、送受信部301と記憶部302とを備えている。送受信部301は、第2のネットワーク402と接続するための処理部で、サーバ300にデータを送信する場合や、情報端末装置100からメッセージが送信された場合には必ずこの処理部を介して通信が行われるものとする。
【0035】
記憶部302には、電気機器200(冷蔵庫210を含む)の外観を示す画像データとその画像データの特徴を示す文字列とが記憶されている。例えば、"青(右開き)"とか"白(左開き)"というような文字列を記憶している。
【0036】
そして、情報端末装置100から機器識別情報を受信した場合には、機器識別情報に対応する画像データの保存場所を示すURL(保存場所情報)とその画像データに対応する文字列を情報端末装置100に送信する。
【0037】
図2において、情報端末装置100は、機器識別情報取得部101と、画像記憶部102と、報知部105と、入力部106と、第1の送受信部111と、第2の送受信部112と、機器登録部113と、識別子記憶部114と、画像取得部115とを備えている。
【0038】
第1の送受信部111とは、第1のネットワーク401と接続するための処理部で、冷蔵庫のデータを取得しようとした場合、冷蔵庫のデータを設定若しくは取得しようとした場合には必ずこの処理部を介して行われるものとする。
【0039】
第2の送受信部112とは、第2のネットワーク402と接続するための処理部で、サーバ300にデータを送信する場合や、サーバ300からメッセージが送信された場合には必ずこの処理部を介して通信が行われるものとする。
【0040】
情報端末装置100は冷蔵庫210と通信を行うために第1の送受信部111を介して冷蔵庫210に識別子を割り当てる。情報端末装置100は、この識別子を基にどの機器と通信を行ったか判別しているため、この処理を行わないと情報端末装置100と冷蔵庫210は通信できない。機器登録部113は、冷蔵庫210に対して固有の識別子(数値)を送信するものである(この処理のことを「識別子割り当て」と呼ぶ)。冷蔵庫210は、この識別子を情報端末装置100より受信すると識別子を保持して、情報端末装置100と通信を行う際には、この識別情報を通信データの中に含ませる。
【0041】
ここで、機器識別情報取得部101とは、冷蔵庫210から機器識別情報を取得する処理部であるが、機器登録部113が識別子を割り当てると冷蔵庫210より機器識別情報を取得する。
【0042】
画像取得部115は、機器識別情報取得部101が取得した機器識別情報をサーバ300に送信し、サーバ300から送信されるURLと文字列とを受信し、URLを基に必要な画像データを取得し、画像記憶部102に記憶する処理部である。
【0043】
以上のような構成で、図3のフローチャートと図4および図5を用いて、情報端末装置100の動作について説明する。
【0044】
まず、冷蔵庫210を情報端末装置100に接続しようとすると、機器登録部113は、識別子を第1の送受信部111を介して冷蔵庫210に割り当てる(S301)。機器登録部113は、識別子を割り当てるとその識別子を識別子記憶部114に記憶する(S302)。
【0045】
次に機器識別情報取得部101は、冷蔵庫210から記憶部202に記憶されている機器識別情報を第1の送受信部111を介して取得する(S303)。そして、画像取得部115は、機器識別情報取得部101が取得した機器識別情報をサーバ300に第2の送受信部112を介して送信する(S304)。
【0046】
サーバ300は、この機器識別情報を情報端末装置100から取得するとその機器識別情報を持つ機器の外観を示す画像データと外観を示す文字列(たとえば、色が白で右開きの冷蔵庫なら"白(右開き)"というような文字列)とその送信するURLの個数を情報端末装置100に送信する。
【0047】
このとき、1つの機器識別情報に対して複数の画像データとその文字列がある場合には、図4に示すように情報端末装置100に送信する。各データ間は、","(カンマ)で区切られている。また、文字列とURLは、関連付けられて送信されるものとする。本実施の形態では、外観の種類は4つあるので(URL数),(文字列,URL),(文字列,URL),(文字列,URL),(文字列,URL)という規則で送信している。
【0048】
次に画像取得部115は、サーバ300から画像データの保存場所を示すURLと文字列を受信すると(S305)、受信したデータを解析しURLの個数から、URLの個数が複数ある場合には(S306)、URLの個数分ある文字列を受信データの中から抽出して、報知部105に表示する(S307)。
【0049】
図5に本実施の形態における報知部105で表示される画面を示す。図5に示すように取得した文字列は、画面上でもボタン(107)として表示され、このボタンは、入力部106の機能を果たす。
【0050】
そして、使用者が報知部105に表示される使用している冷蔵庫210の外観と一致する文字列を触れると入力部106がどの文字列に触れたか検知して(S308)、取得する画像データを判別することができる(S309)。
【0051】
次に画像取得部115は、判別した画像データを取得すべく、文字列に対応するURLを基にサーバ300から画像データを取得し(S310)、画像記憶部102に記憶する(S311)。
【0052】
また、URLの数が1つの場合には(冷蔵庫210のような外観の違いを考慮しなくてもいい電気機器200の場合には)、そのまま1つであるURLから画像データを取得すればいいので、情報端末装置100は、接続される機器が何であるか否かを考慮する必要がない。
【0053】
機器登録部113は、冷蔵庫210と情報端末装置100との接続が解消された場合には、識別子記憶部114から削除された冷蔵庫210の識別子を削除するこのときに連動して、画像記憶部102の冷蔵庫210の外観を示す画像データを削除するようにすれば、画像記憶部102を有効に活用することが可能となる。
【0054】
以上のように、本実施の形態においては、同じ機器識別情報を持つ冷蔵庫210の外観(色やドアの開き)が違う場合には、サーバ300が送信する画像データの保存場所を示すURLの数を情報端末装置100がカウントすることによって、外観の違いがあることを情報端末装置100が判別することができる。
【0055】
更に、サーバ300がURLとセットにして、外観の特徴を示す文字列も情報端末装置100に送信すれば、情報端末措置100が報知部105の画面にその種類を表示することができ、使用者に選択してもらうことが可能となる。選択された画像データをサーバ300から画像取得部115が取得すれば、その画像データは使用者の使用する冷蔵庫210と外観まで同じものとすることができる。加えて、情報端末装置100が接続される電気機器の種類を意識しなくてもよい。
【0056】
(実施の形態2)
上記実施の形態1の変形例として、画像取得部115は、サーバ300から送信されるURLが複数であってもその全てのURLから画像データをサーバ300より取得して画像記憶部102に記憶し、報知部105に文字列をボタンとして表示し、選択された文字列に対応する画像データ以外のものを画像記憶部から削除するようにしても、画像記憶部102に残った画像データは、使用者の使用する冷蔵庫210と外観まで同じものとすることができる。また、この場合文字列を表示するのではなく、取得した画像の一部を表示するようにしても構わない。
【0057】
なお、本実施の形態で説明した手段は、CPU(またはマイコン)、RAM、ROM、記憶・記録装置、I/Oなどを備えた電気・情報機器、コンピュータ、サーバ等のハードリソースを協働させるプログラムの形態で実施してもよい。プログラムの形態であれば、磁気メディアや光メディアなどの記録媒体に記録したりインターネットなどの通信回線を用いて配信することで新しい機能の配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
【産業上の利用可能性】
【0058】
以上のように、本発明にかかる情報端末装置およびそのプログラムは、自身で表示する冷蔵庫の外観情報を使用者の使っているものと一致させることができるので、冷蔵庫に限らず洗濯機や炊飯器などの同じ機種に複数の色を備える電気機器を情報端末装置に接続し、その外観の画像データを情報端末装置に表示する等の用途にも適用することができる。また電気機器に限らず同じ機種に複数の色を備えるものであれば利用できる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明の実施の形態1におけるシステムの概略図
【図2】本発明の実施の形態1における構成ブロック図
【図3】本発明の実施の形態1における情報端末装置の動作を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態1におけるサーバから送られてくるデータフォーマットを示す図
【図5】本発明の実施の形態1における情報端末装置の報知部に表示される画面図
【図6】従来の情報端末装置の構成ブロック図
【符号の説明】
【0060】
100 情報端末装置
101 機器識別情報取得部
102 画像記憶部
103 送信部
104 受信部
105 報知部
106 入力部
111 第1の送受信部
112 第2の送受信部
113 機器登録部
114 識別子記憶部
115 画像取得部
200 電気機器
210 冷蔵庫
211 送受信部
212 記憶部
300 サーバ
301 送受信部
302 記憶部
401 第1のネットワーク
402 第2のネットワーク
403、404 無線通信ユニット
500 BS放送局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電気機器より機器識別情報を受信して、前記電気機器の容姿を示す画像データと文字列を保存するサーバから前記画像データを取得する情報端末装置において、
前記情報端末装置は、前記機器識別情報を取得する機器識別情報取得部と、前記機器識別情報取得部が取得した前記機器識別情報をサーバに送信し前記画像データの保存場所を示す保存場所情報と前記文字列を受信し前記画像データを取得する画像取得部と、報知部と、入力部と、前記画像データを記憶する画像記憶部とで構成され、
前記画像取得部は、前記機器識別情報を送信後に受信した前記保存場所情報が複数あった場合には、前記電気機器使用者に取得する画像を選択させるために前記文字列を前記報知部に表示する情報端末装置。
【請求項2】
前記画像取得部は、前記機器識別情報を送信後に前記保存場所情報を受信すると前記画像データの全てを取得し前記画像記憶部に記憶するとともに、
前記保存場所情報が複数あった場合には、前記報知部に前記文字列を表示し、前記入力部によって検知される人が選択した前記文字列に対応する前記画像データ以外の画像データを前記画像記憶部から削除する請求項1記載の情報端末装置。
【請求項3】
前記情報端末装置は、前記電気機器と接続可能とする為の識別子を記憶する識別子記憶部と、前記電気機器に前記識別子を割り当てる機器登録部とを備え、前記機器登録部が前記識別子を割り当てると、前記識別子の割り当てに連動して前記機器識別情報取得部が前記電気機器から前記機器識別情報を取得し、前記画像取得部がサーバから前記画像データを取得する請求項1または2に記載の情報端末装置。
【請求項4】
前記画像取得部は、前記識別子記憶部から、任意の識別子が削除されると対応する前記画像データを前記画像記憶部から削除する請求項3に記載の情報端末装置。
【請求項5】
請求項1〜4のいずれか1項に記載の情報端末装置の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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