情報管理装置、情報管理方法、およびプログラム
【課題】視聴者が番組の情報を容易に認識できる情報管理装置、情報管理方法、およびプログラムを提供すること。
【解決手段】情報管理装置1は、番組のサムネイル画像を配信管理サーバから受信するサムネイル画像受信部13と、ツイッターでつぶやかれている番組の情報を配信管理サーバから受信する意見受信部14と、番組のキーワードを配信管理サーバから受信するキーワード抽出部17と、これら受信されたものをタッチパネルに表示させる表示制御部18と、を備える。
【解決手段】情報管理装置1は、番組のサムネイル画像を配信管理サーバから受信するサムネイル画像受信部13と、ツイッターでつぶやかれている番組の情報を配信管理サーバから受信する意見受信部14と、番組のキーワードを配信管理サーバから受信するキーワード抽出部17と、これら受信されたものをタッチパネルに表示させる表示制御部18と、を備える。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置、情報管理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、地上デジタル放送や、BS(Broadcast Satellite)放送や、CS(Communication Satellite)放送などにおいて、電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)の情報が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
視聴者は、EPGの情報を受信装置で受信して、EPGを表示画面に表示させることで、各チャンネルで放送される番組の情報を取得して、視聴したい番組を探し出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4438354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のEPGでは、番組の情報がテキストデータで構成されているため、表示画面には、番組の情報が文字で表示される。このため、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって困難となる場合があった。そして、今後、地上デジタル放送やCS放送といった利用可能な放送種別やチャンネルが増加することが予想されるが、この場合には、より一層、番組の情報を瞬時に把握するのが視聴者にとって困難となるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、視聴者が番組の情報を容易に認識できる情報管理装置、情報管理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
【0008】
(1) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する番組ガイド情報受信手段(例えば、図1のEPG受信部12に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信するサムネイル画像受信手段(例えば、図1のサムネイル画像受信部13に相当)と、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、前記サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる表示制御手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0009】
この発明によれば、番組ガイド情報受信手段、サムネイル画像受信手段、および表示制御手段を情報管理装置に設けた。そして、番組ガイド情報受信手段により、番組ガイド情報を受信し、サムネイル画像受信手段により、番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。また、表示制御手段により、番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段に表示させることとした。
【0010】
このため、番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、静止画を表示することができる。このため、番組の情報が文字で表示される場合と比べて、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって容易となる。したがって、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【0011】
(2) 本発明は、(1)の情報管理装置について、視聴者が操作可能に設けられた第1の入力受付手段(例えば、図3の表示領域XXに相当)と、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、前記表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を選択するサムネイル画像選択手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備え、前記表示制御手段は、前記サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報(例えば、図4の情報Mに相当)を、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0012】
この発明によれば、(1)の情報管理装置に、第1の入力受付手段およびサムネイル画像選択手段を設けた。そして、第1の入力受付手段を、視聴者が操作可能に設けた。また、サムネイル画像選択手段により、第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つを選択することとした。また、表示制御手段により、サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報を、番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、表示手段に表示させることとした。
【0013】
このため、複数の静止画の中から1つを選択して、選択した静止画の番組の情報を番組ガイド情報から読み出して表示することができる。このため、番組の静止画を表示して、視聴者が番組の情報を容易に認識できることを確保しつつ、より詳しい番組の情報を番組ガイド情報から読み出して表示して、さらに詳しい番組の情報を視聴者が認識できるようにすることができる。
【0014】
(3) 本発明は、(2)の情報管理装置について、視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段(例えば、図3のスクロールバーAが表示されている領域に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、前記表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、前記第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、当該複数の静止画を、当該予め定められた移動量より多く移動させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、(2)の情報管理装置に、視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段を設けた。そして、表示制御手段により、第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、複数の静止画を、上述の予め定められた移動量より多く移動させることとした。
【0016】
このため、視聴者は、第2の入力受付手段に対して操作を行うことで、第1の入力受付手段に対して操作を行う場合と比べて、各番組の静止画を多く移動させることができる。したがって、番組数が多い場合に、短い時間で多くの静止画を視聴者が視認できるようにすることができる。
【0017】
(4) 本発明は、(1)〜(3)のいずれかの情報管理装置について、前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、他の視聴者の意見(例えば、図7の情報Q1〜Q4に相当)を受信する意見受信手段(例えば、図1の意見受信部14に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0018】
この発明によれば、(1)〜(3)のいずれかの情報管理装置に、番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について他の視聴者の意見を受信する意見受信手段を設けた。そして、表示制御手段により、意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を表示手段に表示させることとした。
【0019】
このため、視聴者は、番組に対する他の視聴者の意見を参照することができる。したがって、視聴者が番組の情報をより一層容易に認識できるようにすることができる。
【0020】
(5) 本発明は、(1)〜(4)のいずれかの情報管理装置について、前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワード(例えば、図10の情報R1〜R4に相当)を求めるキーワード抽出手段(例えば、図1のキーワード抽出部17に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記キーワード抽出手段により求められたキーワードを前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0021】
この発明によれば、(1)〜(4)のいずれかの情報管理装置にキーワード抽出手段を設け、このキーワード抽出手段により番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワードを求めることとした。また、表示制御手段により、キーワード抽出手段により求められたキーワードを表示手段に表示させることとした。
【0022】
このため、キーワードを参照することで、視聴者が番組の情報をより容易に認識できるようにすることができるとともに、関連する番組を視聴者が探し出しやすくなるようにすることもできる。
【0023】
(6) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかの情報管理装置について、前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を、視聴者が視聴操作可能に設けられた第3の入力受付手段(例えば、図3の再生ボタンC2が表示されている領域に相当)と、前記第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該視聴操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、当該表示手段に表示させる番組表示制御手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0024】
この発明によれば、(1)〜(5)のいずれかの情報管理装置に、第3の入力受付手段および番組表示制御手段を設けた。そして、第3の入力受付手段を、表示制御手段により表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けた。また、番組表示制御手段により、第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、複数の静止画のうち視聴操作が行われたものが表示手段に表示されている番組を、表示手段に表示させることとした。このため、視聴者は、第3の入力受付手段に対して視聴操作を行うことで、サムネイル画像の表示されている番組を視聴することができる。したがって、視聴者の利便性を向上させることができる。
【0025】
(7) 本発明は、(1)〜(6)のいずれかの情報管理装置について、前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を、視聴者が録画操作可能に設けられた第4の入力受付手段(例えば、図3の録画ボタンC4が表示されている領域に相当)と、前記第4の入力受付手段に対する視聴者の録画操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該録画操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させる番組記憶制御手段(例えば、後述の録画制御部に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0026】
この発明によれば、(1)〜(6)のいずれかの情報管理装置に、第4の入力受付手段および番組記憶制御手段を設けた。そして、第4の入力受付手段を、表示制御手段により表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けた。また、番組記憶制御手段により、第4の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、複数の静止画のうち録画操作が行われたものが表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させることとした。このため、視聴者は、第4の入力受付手段に対して録画操作を行うことで、サムネイル画像の表示されている番組を録画することができる。したがって、視聴者の利便性を向上させることができる。
【0027】
(8) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する第1のステップ(例えば、図1のEPG受信部12による処理に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信する第2のステップ(例えば、図1のサムネイル画像受信部13による処理に相当)と、前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる第3のステップ(例えば、図1の表示制御部18による処理に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理方法を提案している。
【0028】
この発明によれば、番組ガイド情報を受信するとともに、この番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。そして、受信した番組ガイド情報に基づいて、受信した複数の静止画を表示手段に表示させることとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【0029】
(9) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する第1のステップ(例えば、図1のEPG受信部12による処理に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信する第2のステップ(例えば、図1のサムネイル画像受信部13による処理に相当)と、前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる第3のステップ(例えば、図1の表示制御部18による処理に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0030】
この発明によれば、コンピュータにプログラムを実行させることで、番組ガイド情報を受信するとともに、この番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。そして、受信した番組ガイド情報に基づいて、受信した複数の静止画を表示手段に表示させることとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記情報管理装置が備えるタッチパネルの画面遷移イメージを示す図である。
【図3】前記タッチパネルに表示される基本画面を示す図である。
【図4】前記タッチパネルに表示される第1の詳細画面を示す図である。
【図5】前記タッチパネルに表示される第2の画面を示す図である。
【図6】前記タッチパネルに表示される第2の詳細画面を示す図である。
【図7】前記タッチパネルに表示される第3の画面を示す図である。
【図8】前記タッチパネルに表示される第3の詳細画面を示す図である。
【図9】前記タッチパネルに表示される第4の詳細画面を示す図である。
【図10】前記タッチパネルに表示される第4の画面を示す図である。
【図11】前記タッチパネルに表示される第5の詳細画面を示す図である。
【図12】前記タッチパネルに表示される第6の詳細画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0034】
[情報管理装置1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報管理装置1の構成を示すブロック図である。情報管理装置1は、タッチパネルを有するタブレット端末であり、番組受信部11、EPG受信部12、サムネイル画像受信部13、意見受信部14、入力受付部15、サムネイル画像選択部16、キーワード抽出部17、表示制御部18、および記憶部19を備える。
【0035】
番組受信部11は、放送信号を受信する。
【0036】
EPG受信部12は、情報管理装置1と通信可能に設けられた配信管理サーバから、EPGの情報を受信する。
【0037】
上述の配信管理サーバは、EPGに情報の記述されている各番組について、サムネイル画像を1枚ずつ保持している。サムネイル画像は、例えば、番組を放送する放送局において生成される。サムネイル画像受信部13は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組のサムネイル画像を受信する。
【0038】
また、上述の配信管理サーバは、ツイッターでつぶやかれている各番組の情報を収集して保持している。意見受信部14は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組について、ツイッターでつぶやかれている情報を受信する。
【0039】
入力受付部15は、視聴者によるタッチパネルの操作を受付ける。
【0040】
EPGには、各番組の情報がテキストデータとして記述されており、上述の配信管理サーバは、EPGに情報の記述されている各番組について、EPGのテキストデータからキーワードを3つずつ抽出する。キーワード抽出部17は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組のキーワードを受信する。
【0041】
表示制御部18は、EPG受信部12で受信されたEPGの情報や、サムネイル画像受信部13で受信されたサムネイル画像や、意見受信部14で受信された情報や、キーワード抽出部17で受信されたキーワードを、タッチパネルに表示させる。
【0042】
サムネイル画像選択部16は、入力受付部15で受付けた視聴者の操作に応じて、タッチパネルに表示されているサムネイル画像を1つ選択する。
【0043】
記憶部19は、EPG受信部12で受信されたEPGの情報や、サムネイル画像受信部13で受信されたサムネイル画像や、意見受信部14で受信されたコメントや、キーワード抽出部17で受信されたキーワードを、記憶する。また、記憶部19は、これまでに視聴者がタッチパネルで視聴した番組の履歴を記憶する。
【0044】
[情報管理装置1の動作]
以上の構成を備える情報管理装置1は、番組受信部11で受信された放送信号に基づいて、番組をタッチパネルに表示することができる。そして、番組表を表示させる番組表表示操作が視聴者により行われると、図2に示した画面遷移イメージのように、図3に示す画面をタッチパネルに表示させる。さらに、後述の画面切り替え操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図3、5、7、10に示す画面のいずれかに遷移させる。また、図3、5、7、10のそれぞれに示す画面において、後述の第1の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図4、6、8、11のそれぞれに示す画面に遷移させる。また、図7、10のそれぞれに示す画面において、後述の第2の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図9、12のそれぞれに示す画面に遷移させる。さらに、図8、11のそれぞれに示す画面において、第1の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図9、12のそれぞれに示す画面に遷移させ、図9、12のそれぞれに示す画面において、第2の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図8、11のそれぞれに示す画面に遷移させる。
【0045】
図3は、基本画面を示す図である。ここで、サムネイル画像受信部13がサムネイル画像P1〜Pn(nは、n≧4を満たす整数)を受信し、これらサムネイル画像P1〜Pnのうち、現時刻において視聴可能である番組のサムネイル画像はサムネイル画像P1〜Pm(mは、4≦m≦nを満たす整数)であるものとする。また、情報管理装置1は、地上デジタル放送と、ケーブルテレビ(CATV:Community Antenna Television)放送と、VOD(Video On Demand)放送と、の3種類の放送信号に対応しているものとする。そして、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものから順に、地上デジタル放送における番組のサムネイル画像、ケーブルテレビ放送における番組のサムネイル画像、VOD放送における番組のサムネイル画像が並んでいるものとする。
【0046】
表示領域XXには、表示制御部18により、現時刻において視聴可能である番組のサムネイル画像P1〜Pmのうち、サムネイル画像P1〜P4が図3中縦方向に一列に並んで表示されている。表示領域XXにおいて視聴者が図3中縦方向にフリック操作を行うと、入力受付部15は、このフリック操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたフリック操作の向きが図3中上方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中上方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が大きいものを表示領域XXに表示させる。一方、入力受付部15が受付けたフリック操作の向きが図3中下方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中下方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものを表示領域XXに表示させる。
【0047】
なお、フリック操作は、視聴者の指やタッチペンを、タッチパネルに接触させた状態で移動させることにより行われる。そして、表示領域XXにおけるフリック操作により視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量は、入力受付部15で認識され、認識された速度および移動量に応じて、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる速度および移動量が表示制御部18で決定される。
【0048】
表示領域XXの図3中左側には、表示制御部18により、スクロールバーAおよび音量切り替えバーBが表示されている。
【0049】
スクロールバーAが表示されている領域において視聴者が図3中縦方向にスライド操作を行うと、入力受付部15は、このスライド操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中上方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中上方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が大きいものを表示領域XXに表示させる。一方、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中下方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中下方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものを表示領域XXに表示させる。
【0050】
なお、スライド操作は、上述のフリック操作と同様に、視聴者の指やタッチペンを、タッチパネルに接触させた状態で移動させることにより行われる。そして、スクロールバーAが表示されている領域におけるスライド操作により視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量は、入力受付部15で認識され、認識された速度および移動量に応じて、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる速度および移動量が表示制御部18で決定される。
【0051】
ただし、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる移動量を、視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量が等しい場合、スクロールバーAが表示されている領域におけるスライド操作の方が、表示領域XXにおけるフリック操作と比べて多く決定する。これによれば、視聴者は、スクロールバーAが表示されている領域でスライド操作を行う方が、表示領域XXでフリック操作を行う場合と比べて、表示領域XXに表示されるサムネイル画像を大きく移動させることができる。
【0052】
また、音量切り替えバーBが表示されている領域において視聴者が図3中縦方向にスライド操作を行うと、入力受付部15は、このスライド操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中上方向であった場合には、図示しない音量制御部は、情報管理装置1に設けられているスピーカーから出力される音量を大きくする。一方、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中下方向であった場合には、図示しない音量制御部は、情報管理装置1に設けられているスピーカーから出力される音量を小さくする。
【0053】
表示領域XXの図3中下方には、表示制御部18により、電源ボタンC1、再生ボタンC2、嗜好ボタンC3、録画ボタンC4、切り替えボタンC5、および設定ボタンC6が表示されている。
【0054】
電源ボタンC1を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、情報管理装置1の電源を切る。
【0055】
再生ボタンC2を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、視聴操作が行われたものと認識し、表示制御部18は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組をタッチパネルに表示させる。これによれば、視聴者は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の視聴を開始することができる。
【0056】
ここで、上述のように、記憶部19は、これまでに視聴者がタッチパネルで視聴した番組の履歴を記憶している。このため、この履歴を参照することで、視聴者の嗜好に合った番組を推定することができる。そこで、嗜好ボタンC3を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、記憶部19に記憶されている上述の履歴に基づいて視聴者の嗜好に合った番組を推定し、表示制御部18は、上述の制御部で推定された番組のサムネイル画像を表示領域XXに表示させる。
【0057】
録画ボタンC4を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、録画操作が行われたものと認識し、図示しない録画制御部は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の記憶部19への記憶を開始させる。記憶が開始されると、表示制御部18は、録画ボタンC4を停止ボタンに置き換える。この停止ボタンを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の録画制御部は、記憶部19への番組の記憶を停止させる。
【0058】
切り替えボタンC5を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の画面切り替え操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、図3に示す基本画面と、図5に示す第2の画面と、図7に示す第3の画面と、図10に示す第4の画面と、のうちいずれかを選択させる画像をタッチパネルに表示させる。そして、上述の4つの画面のいずれかを選択する操作を視聴者が行うと、入力受付部15は、この操作を受付け、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、受付けた操作に応じた画面に遷移させる。
【0059】
設定ボタンC6を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、各種設定を行う画面をタッチパネルに表示させる。
【0060】
表示領域YYには、表示制御部18により、サムネイル画像P2が表示されている。表示制御部18は、表示領域XXのうち表示領域YYに表示するサムネイル画像を、表示領域XXのうち表示領域YY以外の領域に表示するサムネイル画像と比べて、拡大する。また、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、選択されているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識して、タッチパネルに表示させる画面を、図4に示す画面に遷移させる。
【0061】
図4は、第1の詳細画面を示す図である。第1の詳細画面では、図3の基本画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。この情報Mは、基本画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18によりホップアップ表示される。この情報Mは、番組詳細およびお勧め番組を含んでいる。
【0062】
番組詳細は、図示しない制御部により、EPG受信部12で受信されたEPGの情報から生成される。この番組詳細は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の詳細な情報を示しており、番組名や、公式ホームページのアドレスなどを含んでいる。このアドレスを視聴者がクリック操作すると、表示制御部18は、Webブラウザを起動させて、アドレスに応じた画面をタッチパネルに表示させる。
【0063】
お勧め番組は、視聴者にお勧めする番組を含んでいる。このお勧めする番組は、例えば、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連する番組のことであり、図示しない制御部により求められる。
【0064】
図5は、第2の画面を示す図である。第2の画面では、図3の基本画面と比べて、表示領域ZZが新たに設定されている。この表示領域ZZには、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルにおいて、すでに放送された番組のサムネイル画像と、これらから放送される番組のサムネイル画像と、が表示されている。具体的には、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルをチャンネル1とする。すると、表示領域YYの図3中左側には、チャンネル1においてすでに放送された番組のサムネイル画像が図3中横方向に一列に並んで表示されている。また、表示領域YYの図3中右側には、チャンネル1においてこれから放送される番組のサムネイル画像が図3中横方向に一列に並んで表示されている。
【0065】
表示領域ZZに表示されているサムネイル画像は、表示領域XXに表示されているサムネイル画像と同様に、表示制御部18により、視聴者のフリック操作に応じて移動される。
【0066】
この図5に示す第2の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図6に示す画面に遷移させる。
【0067】
図6は、第2の詳細画面を示す図である。第2の詳細画面では、図5の第2の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第2の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0068】
図7は、第3の画面を示す図である。第3の画面では、図3の基本画面と比べて、情報Q1〜Q4が新たに表示されている。情報Q1〜Q4のそれぞれは、意見受信部14で受信されたサムネイル画像P1〜P4のそれぞれの番組の情報のことであり、これら番組のそれぞれについてツイッターでつぶやかれている情報のことである。
【0069】
情報Q1〜Q4のそれぞれは、円グラフと棒グラフとを含んで構成される。円グラフは、対応するサムネイル画像の番組について、ツイッターでつぶやいている人の年代ごとの割合を示す。一方、棒グラフは、対応するサムネイル画像の番組について、ツイッターで好意的なコメントをつぶやいた人の数と、ツイッターで非好意的なコメントをつぶやいた人の数と、の割合を示す。
【0070】
この図7に示す第3の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図8に示す画面に遷移させる。
【0071】
図8は、第3の詳細画面を示す図である。第3の詳細画面では、図7の第3の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第3の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0072】
図7に戻って、情報Q1〜Q4のいずれかを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の第2の選択操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図9に示す画面に遷移させる。
【0073】
図9は、第4の詳細画面を示す図である。第4の詳細画面では、図7の第3の画面と比べて、情報Nが新たに表示されている。すなわち、情報Q1〜Q4のいずれかに対して第2の選択操作が行われると、表示制御部18により、選択操作が行われた情報に対応した情報Nがポップアップ表示される。図9に示す情報Nは、図7の情報Q3に対応した情報、すなわち図7の第3の画面において情報Q3を視聴者がクリック操作した場合にタッチパネルに表示される情報であり、属性詳細と、10代の意見と、20代の意見と、を含んでいる。
【0074】
属性詳細は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、ツイッターでつぶやいている人の年代ごとの割合を示す情報を含んでいる。
【0075】
10代の意見は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、好意的なコメントをつぶやいている10代の人の数と、非好意的なコメントをつぶやいている10代の人の数と、10代の人の代表的なコメントと、の情報を含んでいる。
【0076】
20代の意見は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、好意的なコメントをつぶやいている20代の人の数と、非好意的なコメントをつぶやいている20代の人の数と、20代の人の代表的なコメントと、の情報を含んでいる。
【0077】
なお、図2を参照して上述したように、図8に示した第3の詳細画面と、図9に示した第4の詳細画面と、の間でタッチパネルに表示させる画面を遷移させることもできる。すなわち、図8に示した第3の詳細画面をタッチパネルに表示させている状態において、第2の選択操作を入力受付部15が認識すると、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図9に示した第4の詳細画面に遷移させる。また、図9に示した第4の詳細画面をタッチパネルに表示させている状態において、第1の選択操作を入力受付部15が認識すると、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図8に示した第3の詳細画面に遷移させる。
【0078】
図10は、第4の画面を示す図である。第4の画面では、図3の基本画面と比べて、情報R1からR4が新たに表示されている。情報R1〜R4のそれぞれは、キーワード抽出部17で受信されたキーワードのことであり、EPGのテキストデータから各番組の抽出されたキーワードのことである。例えば、サムネイル画像P1の番組のキーワードは、「クイズ」、「ソーシャルネットワーク」、および「芸能人」の3つである。
【0079】
この図10に示す第4の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図11に示す画面に遷移させる。
【0080】
図11は、第5の詳細画面を示す図である。第5の詳細画面では、図10の第4の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第5の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0081】
図10に戻って、表示しているキーワードのいずれかを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の第2の選択操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図12に示す画面に遷移させる。
【0082】
図12は、第6の詳細画面を示す図である。第6の詳細画面では、図10の第4の画面と比べて、情報R1〜R4が表示されていないとともに、表示領域ZZが新たに設定され、さらに表示領域YYに表示されるサムネイル画像がサムネイル画像P2からサムネイル画像P3に置き換えられている。
【0083】
表示領域ZZには、図10に示すキーワードのいずれかに対して第2の選択操作が行われると、表示制御部18により、第2の選択操作が行われたキーワードに関連する番組のサムネイル画像が表示される。具体的には、図10のサムネイル画像P3の番組のキーワード「ポップス」に対して、視聴者が第2の選択操作を行ったものとする。このため、表示領域YYの図12中左側には、「ポップス」をキーワードとする番組のうちすでに放送されたもののサムネイル画像が図12中横方向に一列に並んで表示されている。また、表示領域YYの図12中右側には、「ポップス」をキーワードとする番組のうちこれから放送されるもののサムネイル画像が図12中横方向に一列に並んで表示されている。
【0084】
表示領域YYには、図10に示すキーワードのうち第2の選択操作が行われたものに対する番組のサムネイル画像が表示される。具体的には、上述のように、図10のサムネイル画像P3の番組のキーワード「ポップス」に対して、視聴者が第2の選択操作を行ったものとする。このため、表示領域YYには、キーワードとして「ポップス」が抽出された番組のサムネイル画像P3が表示されている。
【0085】
以上の情報管理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
【0086】
情報管理装置1は、EPGに記述されている各番組について、サムネイル画像を表示することができる。このため、番組の情報が文字で表示される場合と比べて、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって容易となる。したがって、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【0087】
また、情報管理装置1は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像を選択して、選択したサムネイル画像の番組の情報をEPGから読み出して表示することができる。このため、番組のサムネイル画像を表示して、視聴者が番組の情報を容易に認識できることを確保しつつ、より詳しい番組の情報をEPGの情報から読み出して表示して、さらに詳しい番組の情報を視聴者が認識できるようにすることができる。
【0088】
また、情報管理装置1では、視聴者は、スクロールバーAが表示されている領域でスライド操作をする方が、表示領域XXでフリック操作をする場合と比べて、表示領域XXに表示されるサムネイル画像を大きく移動させることができる。このため、番組数が多い場合に、短い時間で多くのサムネイル画像を表示領域XXに表示させることができる。したがって、視聴者が番組の情報をさらに容易に認識できるようにすることができる。
【0089】
また、情報管理装置1は、番組についてツイッターでつぶやかれている情報を表示することができる。このため、視聴者は、番組に対する他者の意見を参照することができるので、視聴者が番組の情報をより一層容易に認識できるようにすることができる。
【0090】
また、情報管理装置1は、番組のキーワードを3つずつ表示することができる。このため、キーワードを参照することで、視聴者が番組の情報をより容易に認識できるようにすることができるとともに、関連する番組を視聴者が探し出しやすくなるようにすることもできる。
【0091】
なお、本発明の情報管理装置1の処理を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶し、記録媒体に記録されたプログラムを情報管理装置1に読み込ませ、実行させることによって、本発明を実現できる。
【0092】
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した情報管理装置1から、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0093】
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を情報管理装置1にすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0094】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
【0095】
例えば、上述の実施形態では、情報管理装置1にタッチパネルが設けられており、このタッチパネルに番組が表示されるものとしたが、これに限らない。例えば、情報管理装置1と通信可能に設けられた表示装置に、番組が表示されるものとしてもよい。
【0096】
また、上述の実施形態では、各番組のキーワードは、情報管理装置1とは別個に設けられた配信管理サーバで抽出されるものとしたが、これに限らず、情報管理装置1で抽出してもよい。
【0097】
また、上述の実施形態では、図5の表示領域ZZにサムネイル画像の表示される番組は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルにおいて、すでに放送された番組と、これから放送される番組と、であるとしたが、これに限らない。例えば、表示領域YYに表示されているサムネイル画像から推定したお勧め番組や、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連する番組を表示してもよい。
【0098】
また、上述の実施形態において、図4の情報Mに購入ボタンを含めてもよい。この場合、購入ボタンを視聴者がクリック操作を行うと、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連するコンテンツを視聴者に販売するための手続きを行うこととする。
【0099】
また、上述の実施形態において、表示領域XXに表示するサムネイル画像の中に、録画ボタンC4のクリック操作により記憶部19に記憶されている番組のサムネイル画像や、上述の購入ボタンの操作により購入されたコンテンツのサムネイル画像を含めてもよい。この場合、これらの含めるサムネイル画像は、図示しない制御部において生成されるものとする。
【符号の説明】
【0100】
1・・・情報管理装置
11・・・番組受信部
12・・・EPG受信部
13・・・サムネイル画像受信部
14・・・意見受信部
15・・・入力受付部
16・・・サムネイル画像選択部
17・・・キーワード抽出部
18・・・表示制御部
19・・・記憶部
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報管理装置、情報管理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、地上デジタル放送や、BS(Broadcast Satellite)放送や、CS(Communication Satellite)放送などにおいて、電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)の情報が提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
視聴者は、EPGの情報を受信装置で受信して、EPGを表示画面に表示させることで、各チャンネルで放送される番組の情報を取得して、視聴したい番組を探し出すことができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第4438354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来のEPGでは、番組の情報がテキストデータで構成されているため、表示画面には、番組の情報が文字で表示される。このため、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって困難となる場合があった。そして、今後、地上デジタル放送やCS放送といった利用可能な放送種別やチャンネルが増加することが予想されるが、この場合には、より一層、番組の情報を瞬時に把握するのが視聴者にとって困難となるおそれがあった。
【0006】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、視聴者が番組の情報を容易に認識できる情報管理装置、情報管理方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
【0008】
(1) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する番組ガイド情報受信手段(例えば、図1のEPG受信部12に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信するサムネイル画像受信手段(例えば、図1のサムネイル画像受信部13に相当)と、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、前記サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる表示制御手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0009】
この発明によれば、番組ガイド情報受信手段、サムネイル画像受信手段、および表示制御手段を情報管理装置に設けた。そして、番組ガイド情報受信手段により、番組ガイド情報を受信し、サムネイル画像受信手段により、番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。また、表示制御手段により、番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段に表示させることとした。
【0010】
このため、番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、静止画を表示することができる。このため、番組の情報が文字で表示される場合と比べて、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって容易となる。したがって、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【0011】
(2) 本発明は、(1)の情報管理装置について、視聴者が操作可能に設けられた第1の入力受付手段(例えば、図3の表示領域XXに相当)と、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、前記表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を選択するサムネイル画像選択手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備え、前記表示制御手段は、前記サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報(例えば、図4の情報Mに相当)を、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0012】
この発明によれば、(1)の情報管理装置に、第1の入力受付手段およびサムネイル画像選択手段を設けた。そして、第1の入力受付手段を、視聴者が操作可能に設けた。また、サムネイル画像選択手段により、第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つを選択することとした。また、表示制御手段により、サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報を、番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、表示手段に表示させることとした。
【0013】
このため、複数の静止画の中から1つを選択して、選択した静止画の番組の情報を番組ガイド情報から読み出して表示することができる。このため、番組の静止画を表示して、視聴者が番組の情報を容易に認識できることを確保しつつ、より詳しい番組の情報を番組ガイド情報から読み出して表示して、さらに詳しい番組の情報を視聴者が認識できるようにすることができる。
【0014】
(3) 本発明は、(2)の情報管理装置について、視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段(例えば、図3のスクロールバーAが表示されている領域に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、前記表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、前記第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、当該複数の静止画を、当該予め定められた移動量より多く移動させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0015】
この発明によれば、(2)の情報管理装置に、視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段を設けた。そして、表示制御手段により、第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、複数の静止画を、上述の予め定められた移動量より多く移動させることとした。
【0016】
このため、視聴者は、第2の入力受付手段に対して操作を行うことで、第1の入力受付手段に対して操作を行う場合と比べて、各番組の静止画を多く移動させることができる。したがって、番組数が多い場合に、短い時間で多くの静止画を視聴者が視認できるようにすることができる。
【0017】
(4) 本発明は、(1)〜(3)のいずれかの情報管理装置について、前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、他の視聴者の意見(例えば、図7の情報Q1〜Q4に相当)を受信する意見受信手段(例えば、図1の意見受信部14に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0018】
この発明によれば、(1)〜(3)のいずれかの情報管理装置に、番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について他の視聴者の意見を受信する意見受信手段を設けた。そして、表示制御手段により、意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を表示手段に表示させることとした。
【0019】
このため、視聴者は、番組に対する他の視聴者の意見を参照することができる。したがって、視聴者が番組の情報をより一層容易に認識できるようにすることができる。
【0020】
(5) 本発明は、(1)〜(4)のいずれかの情報管理装置について、前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワード(例えば、図10の情報R1〜R4に相当)を求めるキーワード抽出手段(例えば、図1のキーワード抽出部17に相当)を備え、前記表示制御手段は、前記キーワード抽出手段により求められたキーワードを前記表示手段に表示させることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0021】
この発明によれば、(1)〜(4)のいずれかの情報管理装置にキーワード抽出手段を設け、このキーワード抽出手段により番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワードを求めることとした。また、表示制御手段により、キーワード抽出手段により求められたキーワードを表示手段に表示させることとした。
【0022】
このため、キーワードを参照することで、視聴者が番組の情報をより容易に認識できるようにすることができるとともに、関連する番組を視聴者が探し出しやすくなるようにすることもできる。
【0023】
(6) 本発明は、(1)〜(5)のいずれかの情報管理装置について、前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を、視聴者が視聴操作可能に設けられた第3の入力受付手段(例えば、図3の再生ボタンC2が表示されている領域に相当)と、前記第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該視聴操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、当該表示手段に表示させる番組表示制御手段(例えば、図1の表示制御部18に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0024】
この発明によれば、(1)〜(5)のいずれかの情報管理装置に、第3の入力受付手段および番組表示制御手段を設けた。そして、第3の入力受付手段を、表示制御手段により表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けた。また、番組表示制御手段により、第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、複数の静止画のうち視聴操作が行われたものが表示手段に表示されている番組を、表示手段に表示させることとした。このため、視聴者は、第3の入力受付手段に対して視聴操作を行うことで、サムネイル画像の表示されている番組を視聴することができる。したがって、視聴者の利便性を向上させることができる。
【0025】
(7) 本発明は、(1)〜(6)のいずれかの情報管理装置について、前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つ(例えば、図3の表示領域YYに表示されているサムネイル画像に相当)を、視聴者が録画操作可能に設けられた第4の入力受付手段(例えば、図3の録画ボタンC4が表示されている領域に相当)と、前記第4の入力受付手段に対する視聴者の録画操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該録画操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させる番組記憶制御手段(例えば、後述の録画制御部に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理装置を提案している。
【0026】
この発明によれば、(1)〜(6)のいずれかの情報管理装置に、第4の入力受付手段および番組記憶制御手段を設けた。そして、第4の入力受付手段を、表示制御手段により表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けた。また、番組記憶制御手段により、第4の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、複数の静止画のうち録画操作が行われたものが表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させることとした。このため、視聴者は、第4の入力受付手段に対して録画操作を行うことで、サムネイル画像の表示されている番組を録画することができる。したがって、視聴者の利便性を向上させることができる。
【0027】
(8) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する第1のステップ(例えば、図1のEPG受信部12による処理に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信する第2のステップ(例えば、図1のサムネイル画像受信部13による処理に相当)と、前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる第3のステップ(例えば、図1の表示制御部18による処理に相当)と、を備えることを特徴とする情報管理方法を提案している。
【0028】
この発明によれば、番組ガイド情報を受信するとともに、この番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。そして、受信した番組ガイド情報に基づいて、受信した複数の静止画を表示手段に表示させることとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【0029】
(9) 本発明は、番組ガイド情報(例えば、後述のEPGの情報に相当)を受信する第1のステップ(例えば、図1のEPG受信部12による処理に相当)と、前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画(例えば、後述のサムネイル画像に相当)を受信する第2のステップ(例えば、図1のサムネイル画像受信部13による処理に相当)と、前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段(例えば、後述のタッチパネルに相当)に表示させる第3のステップ(例えば、図1の表示制御部18による処理に相当)と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
【0030】
この発明によれば、コンピュータにプログラムを実行させることで、番組ガイド情報を受信するとともに、この番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信することとした。そして、受信した番組ガイド情報に基づいて、受信した複数の静止画を表示手段に表示させることとした。このため、上述した効果と同様の効果を奏することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報管理装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記情報管理装置が備えるタッチパネルの画面遷移イメージを示す図である。
【図3】前記タッチパネルに表示される基本画面を示す図である。
【図4】前記タッチパネルに表示される第1の詳細画面を示す図である。
【図5】前記タッチパネルに表示される第2の画面を示す図である。
【図6】前記タッチパネルに表示される第2の詳細画面を示す図である。
【図7】前記タッチパネルに表示される第3の画面を示す図である。
【図8】前記タッチパネルに表示される第3の詳細画面を示す図である。
【図9】前記タッチパネルに表示される第4の詳細画面を示す図である。
【図10】前記タッチパネルに表示される第4の画面を示す図である。
【図11】前記タッチパネルに表示される第5の詳細画面を示す図である。
【図12】前記タッチパネルに表示される第6の詳細画面を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
【0034】
[情報管理装置1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る情報管理装置1の構成を示すブロック図である。情報管理装置1は、タッチパネルを有するタブレット端末であり、番組受信部11、EPG受信部12、サムネイル画像受信部13、意見受信部14、入力受付部15、サムネイル画像選択部16、キーワード抽出部17、表示制御部18、および記憶部19を備える。
【0035】
番組受信部11は、放送信号を受信する。
【0036】
EPG受信部12は、情報管理装置1と通信可能に設けられた配信管理サーバから、EPGの情報を受信する。
【0037】
上述の配信管理サーバは、EPGに情報の記述されている各番組について、サムネイル画像を1枚ずつ保持している。サムネイル画像は、例えば、番組を放送する放送局において生成される。サムネイル画像受信部13は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組のサムネイル画像を受信する。
【0038】
また、上述の配信管理サーバは、ツイッターでつぶやかれている各番組の情報を収集して保持している。意見受信部14は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組について、ツイッターでつぶやかれている情報を受信する。
【0039】
入力受付部15は、視聴者によるタッチパネルの操作を受付ける。
【0040】
EPGには、各番組の情報がテキストデータとして記述されており、上述の配信管理サーバは、EPGに情報の記述されている各番組について、EPGのテキストデータからキーワードを3つずつ抽出する。キーワード抽出部17は、配信管理サーバから、EPGに情報の記述されている各番組のキーワードを受信する。
【0041】
表示制御部18は、EPG受信部12で受信されたEPGの情報や、サムネイル画像受信部13で受信されたサムネイル画像や、意見受信部14で受信された情報や、キーワード抽出部17で受信されたキーワードを、タッチパネルに表示させる。
【0042】
サムネイル画像選択部16は、入力受付部15で受付けた視聴者の操作に応じて、タッチパネルに表示されているサムネイル画像を1つ選択する。
【0043】
記憶部19は、EPG受信部12で受信されたEPGの情報や、サムネイル画像受信部13で受信されたサムネイル画像や、意見受信部14で受信されたコメントや、キーワード抽出部17で受信されたキーワードを、記憶する。また、記憶部19は、これまでに視聴者がタッチパネルで視聴した番組の履歴を記憶する。
【0044】
[情報管理装置1の動作]
以上の構成を備える情報管理装置1は、番組受信部11で受信された放送信号に基づいて、番組をタッチパネルに表示することができる。そして、番組表を表示させる番組表表示操作が視聴者により行われると、図2に示した画面遷移イメージのように、図3に示す画面をタッチパネルに表示させる。さらに、後述の画面切り替え操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図3、5、7、10に示す画面のいずれかに遷移させる。また、図3、5、7、10のそれぞれに示す画面において、後述の第1の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図4、6、8、11のそれぞれに示す画面に遷移させる。また、図7、10のそれぞれに示す画面において、後述の第2の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図9、12のそれぞれに示す画面に遷移させる。さらに、図8、11のそれぞれに示す画面において、第1の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図9、12のそれぞれに示す画面に遷移させ、図9、12のそれぞれに示す画面において、第2の選択操作が視聴者により行われると、タッチパネルに表示させる画面を、図8、11のそれぞれに示す画面に遷移させる。
【0045】
図3は、基本画面を示す図である。ここで、サムネイル画像受信部13がサムネイル画像P1〜Pn(nは、n≧4を満たす整数)を受信し、これらサムネイル画像P1〜Pnのうち、現時刻において視聴可能である番組のサムネイル画像はサムネイル画像P1〜Pm(mは、4≦m≦nを満たす整数)であるものとする。また、情報管理装置1は、地上デジタル放送と、ケーブルテレビ(CATV:Community Antenna Television)放送と、VOD(Video On Demand)放送と、の3種類の放送信号に対応しているものとする。そして、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものから順に、地上デジタル放送における番組のサムネイル画像、ケーブルテレビ放送における番組のサムネイル画像、VOD放送における番組のサムネイル画像が並んでいるものとする。
【0046】
表示領域XXには、表示制御部18により、現時刻において視聴可能である番組のサムネイル画像P1〜Pmのうち、サムネイル画像P1〜P4が図3中縦方向に一列に並んで表示されている。表示領域XXにおいて視聴者が図3中縦方向にフリック操作を行うと、入力受付部15は、このフリック操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたフリック操作の向きが図3中上方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中上方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が大きいものを表示領域XXに表示させる。一方、入力受付部15が受付けたフリック操作の向きが図3中下方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中下方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものを表示領域XXに表示させる。
【0047】
なお、フリック操作は、視聴者の指やタッチペンを、タッチパネルに接触させた状態で移動させることにより行われる。そして、表示領域XXにおけるフリック操作により視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量は、入力受付部15で認識され、認識された速度および移動量に応じて、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる速度および移動量が表示制御部18で決定される。
【0048】
表示領域XXの図3中左側には、表示制御部18により、スクロールバーAおよび音量切り替えバーBが表示されている。
【0049】
スクロールバーAが表示されている領域において視聴者が図3中縦方向にスライド操作を行うと、入力受付部15は、このスライド操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中上方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中上方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が大きいものを表示領域XXに表示させる。一方、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中下方向であった場合には、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを図3中下方向に移動させて、サムネイル画像P1〜Pmのうちmの値が小さいものを表示領域XXに表示させる。
【0050】
なお、スライド操作は、上述のフリック操作と同様に、視聴者の指やタッチペンを、タッチパネルに接触させた状態で移動させることにより行われる。そして、スクロールバーAが表示されている領域におけるスライド操作により視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量は、入力受付部15で認識され、認識された速度および移動量に応じて、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる速度および移動量が表示制御部18で決定される。
【0051】
ただし、表示制御部18は、サムネイル画像P1〜Pmを移動させる移動量を、視聴者の指やタッチペンの移動した速度や移動量が等しい場合、スクロールバーAが表示されている領域におけるスライド操作の方が、表示領域XXにおけるフリック操作と比べて多く決定する。これによれば、視聴者は、スクロールバーAが表示されている領域でスライド操作を行う方が、表示領域XXでフリック操作を行う場合と比べて、表示領域XXに表示されるサムネイル画像を大きく移動させることができる。
【0052】
また、音量切り替えバーBが表示されている領域において視聴者が図3中縦方向にスライド操作を行うと、入力受付部15は、このスライド操作を受付ける。そして、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中上方向であった場合には、図示しない音量制御部は、情報管理装置1に設けられているスピーカーから出力される音量を大きくする。一方、入力受付部15が受付けたスライド操作の向きが図3中下方向であった場合には、図示しない音量制御部は、情報管理装置1に設けられているスピーカーから出力される音量を小さくする。
【0053】
表示領域XXの図3中下方には、表示制御部18により、電源ボタンC1、再生ボタンC2、嗜好ボタンC3、録画ボタンC4、切り替えボタンC5、および設定ボタンC6が表示されている。
【0054】
電源ボタンC1を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、情報管理装置1の電源を切る。
【0055】
再生ボタンC2を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、視聴操作が行われたものと認識し、表示制御部18は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組をタッチパネルに表示させる。これによれば、視聴者は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の視聴を開始することができる。
【0056】
ここで、上述のように、記憶部19は、これまでに視聴者がタッチパネルで視聴した番組の履歴を記憶している。このため、この履歴を参照することで、視聴者の嗜好に合った番組を推定することができる。そこで、嗜好ボタンC3を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、記憶部19に記憶されている上述の履歴に基づいて視聴者の嗜好に合った番組を推定し、表示制御部18は、上述の制御部で推定された番組のサムネイル画像を表示領域XXに表示させる。
【0057】
録画ボタンC4を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、録画操作が行われたものと認識し、図示しない録画制御部は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の記憶部19への記憶を開始させる。記憶が開始されると、表示制御部18は、録画ボタンC4を停止ボタンに置き換える。この停止ボタンを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の録画制御部は、記憶部19への番組の記憶を停止させる。
【0058】
切り替えボタンC5を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の画面切り替え操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、図3に示す基本画面と、図5に示す第2の画面と、図7に示す第3の画面と、図10に示す第4の画面と、のうちいずれかを選択させる画像をタッチパネルに表示させる。そして、上述の4つの画面のいずれかを選択する操作を視聴者が行うと、入力受付部15は、この操作を受付け、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、受付けた操作に応じた画面に遷移させる。
【0059】
設定ボタンC6を視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、各種設定を行う画面をタッチパネルに表示させる。
【0060】
表示領域YYには、表示制御部18により、サムネイル画像P2が表示されている。表示制御部18は、表示領域XXのうち表示領域YYに表示するサムネイル画像を、表示領域XXのうち表示領域YY以外の領域に表示するサムネイル画像と比べて、拡大する。また、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、選択されているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識して、タッチパネルに表示させる画面を、図4に示す画面に遷移させる。
【0061】
図4は、第1の詳細画面を示す図である。第1の詳細画面では、図3の基本画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。この情報Mは、基本画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18によりホップアップ表示される。この情報Mは、番組詳細およびお勧め番組を含んでいる。
【0062】
番組詳細は、図示しない制御部により、EPG受信部12で受信されたEPGの情報から生成される。この番組詳細は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組の詳細な情報を示しており、番組名や、公式ホームページのアドレスなどを含んでいる。このアドレスを視聴者がクリック操作すると、表示制御部18は、Webブラウザを起動させて、アドレスに応じた画面をタッチパネルに表示させる。
【0063】
お勧め番組は、視聴者にお勧めする番組を含んでいる。このお勧めする番組は、例えば、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連する番組のことであり、図示しない制御部により求められる。
【0064】
図5は、第2の画面を示す図である。第2の画面では、図3の基本画面と比べて、表示領域ZZが新たに設定されている。この表示領域ZZには、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルにおいて、すでに放送された番組のサムネイル画像と、これらから放送される番組のサムネイル画像と、が表示されている。具体的には、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルをチャンネル1とする。すると、表示領域YYの図3中左側には、チャンネル1においてすでに放送された番組のサムネイル画像が図3中横方向に一列に並んで表示されている。また、表示領域YYの図3中右側には、チャンネル1においてこれから放送される番組のサムネイル画像が図3中横方向に一列に並んで表示されている。
【0065】
表示領域ZZに表示されているサムネイル画像は、表示領域XXに表示されているサムネイル画像と同様に、表示制御部18により、視聴者のフリック操作に応じて移動される。
【0066】
この図5に示す第2の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図6に示す画面に遷移させる。
【0067】
図6は、第2の詳細画面を示す図である。第2の詳細画面では、図5の第2の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第2の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0068】
図7は、第3の画面を示す図である。第3の画面では、図3の基本画面と比べて、情報Q1〜Q4が新たに表示されている。情報Q1〜Q4のそれぞれは、意見受信部14で受信されたサムネイル画像P1〜P4のそれぞれの番組の情報のことであり、これら番組のそれぞれについてツイッターでつぶやかれている情報のことである。
【0069】
情報Q1〜Q4のそれぞれは、円グラフと棒グラフとを含んで構成される。円グラフは、対応するサムネイル画像の番組について、ツイッターでつぶやいている人の年代ごとの割合を示す。一方、棒グラフは、対応するサムネイル画像の番組について、ツイッターで好意的なコメントをつぶやいた人の数と、ツイッターで非好意的なコメントをつぶやいた人の数と、の割合を示す。
【0070】
この図7に示す第3の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図8に示す画面に遷移させる。
【0071】
図8は、第3の詳細画面を示す図である。第3の詳細画面では、図7の第3の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第3の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0072】
図7に戻って、情報Q1〜Q4のいずれかを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の第2の選択操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図9に示す画面に遷移させる。
【0073】
図9は、第4の詳細画面を示す図である。第4の詳細画面では、図7の第3の画面と比べて、情報Nが新たに表示されている。すなわち、情報Q1〜Q4のいずれかに対して第2の選択操作が行われると、表示制御部18により、選択操作が行われた情報に対応した情報Nがポップアップ表示される。図9に示す情報Nは、図7の情報Q3に対応した情報、すなわち図7の第3の画面において情報Q3を視聴者がクリック操作した場合にタッチパネルに表示される情報であり、属性詳細と、10代の意見と、20代の意見と、を含んでいる。
【0074】
属性詳細は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、ツイッターでつぶやいている人の年代ごとの割合を示す情報を含んでいる。
【0075】
10代の意見は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、好意的なコメントをつぶやいている10代の人の数と、非好意的なコメントをつぶやいている10代の人の数と、10代の人の代表的なコメントと、の情報を含んでいる。
【0076】
20代の意見は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組について、好意的なコメントをつぶやいている20代の人の数と、非好意的なコメントをつぶやいている20代の人の数と、20代の人の代表的なコメントと、の情報を含んでいる。
【0077】
なお、図2を参照して上述したように、図8に示した第3の詳細画面と、図9に示した第4の詳細画面と、の間でタッチパネルに表示させる画面を遷移させることもできる。すなわち、図8に示した第3の詳細画面をタッチパネルに表示させている状態において、第2の選択操作を入力受付部15が認識すると、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図9に示した第4の詳細画面に遷移させる。また、図9に示した第4の詳細画面をタッチパネルに表示させている状態において、第1の選択操作を入力受付部15が認識すると、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図8に示した第3の詳細画面に遷移させる。
【0078】
図10は、第4の画面を示す図である。第4の画面では、図3の基本画面と比べて、情報R1からR4が新たに表示されている。情報R1〜R4のそれぞれは、キーワード抽出部17で受信されたキーワードのことであり、EPGのテキストデータから各番組の抽出されたキーワードのことである。例えば、サムネイル画像P1の番組のキーワードは、「クイズ」、「ソーシャルネットワーク」、および「芸能人」の3つである。
【0079】
この図10に示す第4の画面においても、図3の基本画面と同様に、表示制御部18は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像について、視聴者が上述の第1の選択操作を行っているものと認識する。そして、例えば0.5秒間に亘って同一のサムネイル画像が選択されていると認識すると、タッチパネルに表示させる画面を、図11に示す画面に遷移させる。
【0080】
図11は、第5の詳細画面を示す図である。第5の詳細画面では、図10の第4の画面と比べて、情報Mが新たに表示されている。すなわち、第5の画面において同一のサムネイル画像が0.5秒間に亘って選択されると、表示制御部18により、情報Mがホップアップ表示される。この情報Mは、図4において説明したものと同様の情報である。
【0081】
図10に戻って、表示しているキーワードのいずれかを視聴者がクリック操作すると、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、上述の第2の選択操作が行われたものと認識する。そして、表示制御部18は、タッチパネルに表示させる画面を、図12に示す画面に遷移させる。
【0082】
図12は、第6の詳細画面を示す図である。第6の詳細画面では、図10の第4の画面と比べて、情報R1〜R4が表示されていないとともに、表示領域ZZが新たに設定され、さらに表示領域YYに表示されるサムネイル画像がサムネイル画像P2からサムネイル画像P3に置き換えられている。
【0083】
表示領域ZZには、図10に示すキーワードのいずれかに対して第2の選択操作が行われると、表示制御部18により、第2の選択操作が行われたキーワードに関連する番組のサムネイル画像が表示される。具体的には、図10のサムネイル画像P3の番組のキーワード「ポップス」に対して、視聴者が第2の選択操作を行ったものとする。このため、表示領域YYの図12中左側には、「ポップス」をキーワードとする番組のうちすでに放送されたもののサムネイル画像が図12中横方向に一列に並んで表示されている。また、表示領域YYの図12中右側には、「ポップス」をキーワードとする番組のうちこれから放送されるもののサムネイル画像が図12中横方向に一列に並んで表示されている。
【0084】
表示領域YYには、図10に示すキーワードのうち第2の選択操作が行われたものに対する番組のサムネイル画像が表示される。具体的には、上述のように、図10のサムネイル画像P3の番組のキーワード「ポップス」に対して、視聴者が第2の選択操作を行ったものとする。このため、表示領域YYには、キーワードとして「ポップス」が抽出された番組のサムネイル画像P3が表示されている。
【0085】
以上の情報管理装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
【0086】
情報管理装置1は、EPGに記述されている各番組について、サムネイル画像を表示することができる。このため、番組の情報が文字で表示される場合と比べて、番組の情報を瞬時に認識するのが視聴者にとって容易となる。したがって、視聴者が番組の情報を容易に認識できるようにすることができる。
【0087】
また、情報管理装置1は、表示領域YYに表示されているサムネイル画像を選択して、選択したサムネイル画像の番組の情報をEPGから読み出して表示することができる。このため、番組のサムネイル画像を表示して、視聴者が番組の情報を容易に認識できることを確保しつつ、より詳しい番組の情報をEPGの情報から読み出して表示して、さらに詳しい番組の情報を視聴者が認識できるようにすることができる。
【0088】
また、情報管理装置1では、視聴者は、スクロールバーAが表示されている領域でスライド操作をする方が、表示領域XXでフリック操作をする場合と比べて、表示領域XXに表示されるサムネイル画像を大きく移動させることができる。このため、番組数が多い場合に、短い時間で多くのサムネイル画像を表示領域XXに表示させることができる。したがって、視聴者が番組の情報をさらに容易に認識できるようにすることができる。
【0089】
また、情報管理装置1は、番組についてツイッターでつぶやかれている情報を表示することができる。このため、視聴者は、番組に対する他者の意見を参照することができるので、視聴者が番組の情報をより一層容易に認識できるようにすることができる。
【0090】
また、情報管理装置1は、番組のキーワードを3つずつ表示することができる。このため、キーワードを参照することで、視聴者が番組の情報をより容易に認識できるようにすることができるとともに、関連する番組を視聴者が探し出しやすくなるようにすることもできる。
【0091】
なお、本発明の情報管理装置1の処理を、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶し、記録媒体に記録されたプログラムを情報管理装置1に読み込ませ、実行させることによって、本発明を実現できる。
【0092】
また、上述のプログラムは、このプログラムを記憶装置などに格納した情報管理装置1から、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネットなどのネットワーク(通信網)や電話回線などの通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
【0093】
また、上述のプログラムは、上述の機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、上述の機能を情報管理装置1にすでに記録されているプログラムとの組み合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0094】
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計なども含まれる。
【0095】
例えば、上述の実施形態では、情報管理装置1にタッチパネルが設けられており、このタッチパネルに番組が表示されるものとしたが、これに限らない。例えば、情報管理装置1と通信可能に設けられた表示装置に、番組が表示されるものとしてもよい。
【0096】
また、上述の実施形態では、各番組のキーワードは、情報管理装置1とは別個に設けられた配信管理サーバで抽出されるものとしたが、これに限らず、情報管理装置1で抽出してもよい。
【0097】
また、上述の実施形態では、図5の表示領域ZZにサムネイル画像の表示される番組は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組を放送中であるチャンネルにおいて、すでに放送された番組と、これから放送される番組と、であるとしたが、これに限らない。例えば、表示領域YYに表示されているサムネイル画像から推定したお勧め番組や、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連する番組を表示してもよい。
【0098】
また、上述の実施形態において、図4の情報Mに購入ボタンを含めてもよい。この場合、購入ボタンを視聴者がクリック操作を行うと、入力受付部15は、このクリック操作を受付け、図示しない制御部は、表示領域YYにサムネイル画像の表示されている番組に関連するコンテンツを視聴者に販売するための手続きを行うこととする。
【0099】
また、上述の実施形態において、表示領域XXに表示するサムネイル画像の中に、録画ボタンC4のクリック操作により記憶部19に記憶されている番組のサムネイル画像や、上述の購入ボタンの操作により購入されたコンテンツのサムネイル画像を含めてもよい。この場合、これらの含めるサムネイル画像は、図示しない制御部において生成されるものとする。
【符号の説明】
【0100】
1・・・情報管理装置
11・・・番組受信部
12・・・EPG受信部
13・・・サムネイル画像受信部
14・・・意見受信部
15・・・入力受付部
16・・・サムネイル画像選択部
17・・・キーワード抽出部
18・・・表示制御部
19・・・記憶部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
番組ガイド情報を受信する番組ガイド情報受信手段と、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信するサムネイル画像受信手段と、
前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、前記サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする情報管理装置。
【請求項2】
視聴者が操作可能に設けられた第1の入力受付手段と、
前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、前記表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つを選択するサムネイル画像選択手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報を、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段を備え、
前記表示制御手段は、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、前記表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、前記第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、当該複数の静止画を、当該予め定められた移動量より多く移動させることを特徴とする請求項2に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、他の視聴者の意見を受信する意見受信手段を備え、
前記表示制御手段は、前記意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワードを求めるキーワード抽出手段を備え、
前記表示制御手段は、前記キーワード抽出手段により求められたキーワードを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けられた第3の入力受付手段と、
前記第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該視聴操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、当該表示手段に表示させる番組表示制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項7】
前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が録画操作可能に設けられた第4の入力受付手段と、
前記第4の入力受付手段に対する視聴者の録画操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該録画操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させる番組記憶制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項8】
番組ガイド情報を受信する第1のステップと、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信する第2のステップと、
前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段に表示させる第3のステップと、を備えることを特徴とする情報管理方法。
【請求項9】
番組ガイド情報を受信する第1のステップと、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信する第2のステップと、
前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段に表示させる第3のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項1】
番組ガイド情報を受信する番組ガイド情報受信手段と、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信するサムネイル画像受信手段と、
前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報に基づいて、前記サムネイル画像受信手段により受信された複数の静止画を表示手段に表示させる表示制御手段と、を備えることを特徴とする情報管理装置。
【請求項2】
視聴者が操作可能に設けられた第1の入力受付手段と、
前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作に応じて、前記表示手段に表示されている複数の静止画のうちの1つを選択するサムネイル画像選択手段と、を備え、
前記表示制御手段は、前記サムネイル画像選択手段により選択された静止画に対応する番組の情報を、前記番組ガイド情報受信手段により受信された番組ガイド情報から読み出し、前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1に記載の情報管理装置。
【請求項3】
視聴者が操作可能に設けられた第2の入力受付手段を備え、
前記表示制御手段は、前記第1の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、前記表示手段に表示されている複数の静止画を、予め定められた移動量だけ移動させ、前記第2の入力受付手段に対する視聴者の操作を受付けた場合には、当該複数の静止画を、当該予め定められた移動量より多く移動させることを特徴とする請求項2に記載の情報管理装置。
【請求項4】
前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組について、他の視聴者の意見を受信する意見受信手段を備え、
前記表示制御手段は、前記意見受信手段により受信された他の視聴者の意見を前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項5】
前記番組ガイド情報に情報が記述されている各番組のキーワードを求めるキーワード抽出手段を備え、
前記表示制御手段は、前記キーワード抽出手段により求められたキーワードを前記表示手段に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項6】
前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が視聴操作可能に設けられた第3の入力受付手段と、
前記第3の入力受付手段に対する視聴者の視聴操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該視聴操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、当該表示手段に表示させる番組表示制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項7】
前記表示制御手段により前記表示手段に表示させている複数の静止画のうちの1つを、視聴者が録画操作可能に設けられた第4の入力受付手段と、
前記第4の入力受付手段に対する視聴者の録画操作を受付けた場合に、前記複数の静止画のうち当該録画操作が行われたものが前記表示手段に表示されている番組を、記憶手段に記憶させる番組記憶制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の情報管理装置。
【請求項8】
番組ガイド情報を受信する第1のステップと、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信する第2のステップと、
前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段に表示させる第3のステップと、を備えることを特徴とする情報管理方法。
【請求項9】
番組ガイド情報を受信する第1のステップと、
前記番組ガイド情報に情報が記述されている番組の静止画を受信する第2のステップと、
前記第1のステップにおいて受信した番組ガイド情報に基づいて、前記第2のステップにおいて受信した複数の静止画を表示手段に表示させる第3のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2012−209824(P2012−209824A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−74918(P2011−74918)
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年3月30日(2011.3.30)
【出願人】(000208891)KDDI株式会社 (2,700)
【Fターム(参考)】
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