情報記憶媒体用リーダライタ
【課題】新たに追加された電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることの可能な情報記憶媒体用リーダライタを提供する。
【解決手段】自動販売機１の主制御部１ａとの間で情報の送受信が可能に設けられ、非接触ＩＣカード２０に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行うリーダライタ１０において、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うための複数の決済処理情報２３１，２３２を記憶する記憶部２３０と、記憶部２３０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのサービス情報２３３を主制御部１ａに送信する制御部２５０とを備えた。
【解決手段】自動販売機１の主制御部１ａとの間で情報の送受信が可能に設けられ、非接触ＩＣカード２０に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行うリーダライタ１０において、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うための複数の決済処理情報２３１，２３２を記憶する記憶部２３０と、記憶部２３０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのサービス情報２３３を主制御部１ａに送信する制御部２５０とを備えた。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
本発明は、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の情報記憶媒体用リーダライタとして、例えば自動販売機等の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行うものが知られている。
【０００３】
この情報記憶媒体用リーダライタは、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部を備えており、各決済処理情報を用いることにより複数の電子マネーサービスによる決済処理を実行可能に構成されている。また、情報記憶媒体用リーダライタは、電源が投入されると、記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスに係る処理を主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を、主制御部に送信するように構成されている。一方、主制御部は、情報記憶媒体用リーダライタからサービス情報を取得すると、該サービス情報を用いて各電子マネーサービスの売上処理を実行することができる。
【特許文献１】特開２００７−２４１８８４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、前記従来例では、電源が投入されると、サービス情報を主制御部に送信しているので、例えば記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報が電源投入後に追加された場合には、当該他の電子マネーサービスに係るサービス情報を主制御部に送信するために電源を再投入するという煩雑な操作が必要になることから、円滑な運用を実現することが困難になるおそれがあった。
【０００５】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、新たに追加された電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることの可能な情報記憶媒体用リーダライタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、前記目的を達成するために、所定の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタにおいて、それぞれ異なる電子マネーサービスによる前記決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を前記主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を主制御部に送信する制御部とを備えている。
【０００７】
これにより、他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部によって実行可能にするためのサービス情報が主制御部に送信されることから、他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部に実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部に実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となるので、新たな電子マネーサービスが所定のタイミングで追加された場合でも、該電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることができ、円滑な運用を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１乃至図６は本発明の第１の実施形態を示すもので、図１は情報記憶媒体用リーダライタの斜視図、図２は情報記憶媒体用リーダライタの機能ブロック図、図３はサービス情報のデータ構造の一例を示す図、図４は履歴情報のデータ構造の一例を示す図、図５は決済処理情報取得時の制御部の動作を示すフロー図、図６は更新されたサービス情報のデータ構造の一例を示す図である。
【００１０】
本実施形態の情報記憶媒体用リーダライタ１０（以下、リーダライタ１０と称する。）は、上位装置としての自動販売機１に設けられ、例えば電子マネー残高等の電子マネー情報が記憶された情報記憶媒体としての周知の非接触ＩＣカード２０を検出すると、該電子マネー情報を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う装置である。このリーダライタ１０は、第１の筐体１００及び第２の筐体２００と、各筐体１００，２００内にそれぞれ設けられた回路基板（図示省略）に接続されたワイヤーハーネス３００とから構成されている。なお、電子マネーの決済処理の内容については、周知の処理内容と同様であるため詳細な説明を省略する。
【００１１】
第１の筐体１００は、自動販売機１の前面側に設けられた外扉の開口部に前方から取付可能に形成されており、前面部１０１、背面部１０２、上面部１０３、側面部１０４及び底面部１０５から構成されている。前面部１０１には、非接触ＩＣカード２０の形状に合わせて形成された読取面１０１ａと、決済処理に用いられる電子マネーサービスを切替えて選択するためのマネー切替ボタン１３０と、非接触ＩＣカード２０に記憶された電子マネー残高や操作案内等の文字情報を表示する表示部１４０とが図１に示すようなレイアウトで設けられている。読取面１０１ａの裏面には、非接触ＩＣカード２０との間でデータの送受信を行うためのループ状のアンテナ１２０が設けられている。そして、利用者が、マネー切替ボタン１３０を用いて電子マネーサービスを選択した後に非接触ＩＣカード２０を第１の筐体１００の前面部１０１にかざした際に非接触ＩＣカード２０が読取面１０１ａから所定範囲（例えば５センチメートル）内の位置に存在する場合には、アンテナ１２０と非接触ＩＣカード２０との間の非接触通信が可能になる。
【００１２】
次に、リーダライタ１０の制御系構成について図２を参照して説明する。第１の筐体１００には、ＲＦ回路部１１０と、アンテナ１２０と、マネー切替ボタン１３０と、表示部１４０とが設けられている。
【００１３】
ＲＦ回路部１１０は、非接触ＩＣカード２０との非接触通信をアンテナ１２０を介して行うためのものであって、周知のＡＤ／ＤＡ変換器及び整流回路等から構成されている。
【００１４】
第２の筐体２００には、コネクタ２１０と、情報入力部としてのモード切替スイッチ２２０と、記憶部２３０と、通信装置２４０と、制御部２５０とが設けられており、制御部２５０には、上記各機器が接続されている。また、制御部２５０は、所定の外部装置としての管理サーバ４０と通信装置２４０及びネットワーク３０を介して接続されている。
【００１５】
コネクタ２１０は、日本自動販売機工業会（ＪＶＭＡ）インタフェース仕様に準拠したものであり、自動販売機１に設けられた商品搬出機構、貨幣識別装置及び冷熱機器等の被制御装置を制御する主制御部１ａと、制御部２５０とを互いに接続するためのインタフェース部として用いられるものである。モード切替スイッチ２２０は、運用モードとメンテナンスモードとを切替えるためのモード切替情報を入力するためのものであり、図１に示すように第２の筐体２００の側面に設けられている。また、モード切替スイッチ２２０は、押下即ちモード切替情報が入力される毎に所定のモード切替信号を制御部２５０に送信する。
【００１６】
記憶部２３０はＥＥＰＲＯＭ等の書き換え可能な記憶素子であり、制御部２５０の制御に基づき各種情報を記憶する。記憶部２３０には、電子マネーサービスＡの決済処理情報２３１と、電子マネーサービスＢの決済処理情報２３２と、サービス情報２３３とが記憶されている。
【００１７】
各決済処理情報２３１，２３２は、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うためのものであり、各決済処理情報２３１，２３２には、各電子マネーサービスを識別するためのサービスＩＤと、各電子マネーサービスによる決済処理を実行するための決済処理プログラムとが含まれている。なお、利用者がマネー切替ボタン１３０を用いて電子マネーサービスを選択すると、選択された電子マネーサービスに対応する決済処理プログラムが制御部２５０の制御により実行される。
【００１８】
サービス情報２３３は、記憶部２３０の各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのデータであり、図３に示すように、各電子マネーサービスのサービスＩＤ及び名称と、各電子マネーサービスの提供可否を示す状態とから構成されている。一方、主制御部１ａは、サービス情報２３３を受信可能に構成されており、サービス情報２３３を受信すると、該サービス情報２３３を自動販売機１内の記憶装置（図示省略）に記憶する。そして、主制御部１ａは、サービス情報２３３において提供可能な状態に設定された電子マネーサービスのサービスＩＤ及び名称を用いて、商品の販売履歴を表す履歴情報を図４に示すように生成することにより、各電子マネーサービス（図４の例では電子マネーサービスＡ及びＢ）の売上処理を実行することが可能になる。
【００１９】
通信装置２４０は、ネットワーク３０に接続するためのモデム等の通信機器であり、ネットワーク３０を介して管理サーバ４０との間で通信を行うようになっている。なお、本実施形態では、ネットワーク３０として公衆回線網を用いており、これに対応してモデムを通信装置２４０として用いている。
【００２０】
制御部２５０は、リーダライタ１０の全体を制御するためのものであり、ＣＰＵと、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリとを備えている。制御部２５０は、メモリに格納されたデータ及びプログラムに基づいて上記の各機器を制御するようになっている。また、制御部２５０には、第１の筐体１００のＲＦ回路部１１０、マネー切替ボタン１３０及び表示部１４０が、ワイヤーハーネス３００を介して接続されている。なお、制御部２５０の動作の詳細については後述する。
【００２１】
管理サーバ４０はリーダライタ１０を管理する装置であり、複数の電子マネーサービスの決済処理情報を記憶している。また、管理サーバ４０は、制御部２５０からの要求に応じて、各決済処理情報を制御部２５０に送信する。
【００２２】
以上のように構成されたリーダライタ１０において、第１の筐体１００は、背面部１０２が自動販売機１の外扉の開口部に前方から嵌合するように取付けられる。また、第２の筐体２００は、自動販売機１内の所定位置に設けられており、各筐体１００，２００の回路基板はワイヤーハーネス３００によって相互接続されている。以下に、決済処理情報取得時の制御部２５０の動作について図５のフロー図を参照して説明する。
【００２３】
まず、リーダライタ１０に電源が投入されると、制御部２５０は、運用モードで動作する（ステップＳ１）。ここで、制御部２５０は、記憶部２４０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報の送信を管理サーバ４０に要求する。そして、制御部２５０は、当該他の電子マネーサービスの決済処理情報を、ネットワーク３０及び通信装置２４０を介して管理サーバ４０から受信すると（ステップＳ２）、受信した決済処理情報を記憶部２３０に記憶する（ステップＳ３）。なお、本実施形態では、電子マネーサービスＣを他の電子マネーサービスとして用いている。
【００２４】
次に、制御部２５０は、ステップＳ２において受信した電子マネーサービスＣの決済処理情報に含まれるサービスＩＤ及び名称をサービス情報２３３に追加することにより、サービス情報２３３を更新する（ステップＳ４）。ここで、更新されたサービス情報２３３の内容は図６のように表される。次いで、制御部２５０は、更新されたサービス情報２３３を、コネクタ２１０を介して主制御部１ａに送信する（ステップＳ５）。一方、主制御部１ａは、受信したサービス情報２３３を用いることにより、電子マネーサービスＡ、Ｂ及びＣに係る売上処理の実行が可能となる。
【００２５】
このようにして、他の電子マネーサービス（電子マネーサービスＣ）の決済処理情報を所定のタイミング（本実施形態では電源投入後）に取得すると、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのサービス情報２３３が主制御部１ａに送信されることから、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａに実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となる。
【００２６】
以上のように、本実施形態のリーダライタ１０によれば、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａに実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となるので、新たな電子マネーサービスが所定のタイミングで追加された場合でも、該電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることができ、円滑な運用を実現することができる。
【００２７】
また、管理サーバ４０との間で通信を行うための通信装置２４０を備え、制御部２５０は、他の電子マネーサービスの決済処理情報を通信装置２４０を介して取得すると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、サービス情報２３３を主制御部１ａに自動的に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００２８】
さらに、制御部２５０は、他の電子マネーサービスの決済処理情報を電源投入後に取得すると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするために例えば電源を再投入する等の操作が不要となることから、円滑な運用を実現することができる。
【００２９】
以下に、本発明の第２の実施形態に係る情報記憶媒体用リーダライタについて説明する。本実施形態が第１の実施形態と異なる点は、制御部２５０を、他の電子マネーサービス（電子マネーサービスＣ）の決済処理情報を取得した後に、所定の情報がモード切替スイッチ２２０を用いて入力されると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するように構成した点にある。他の構成及び動作については第１の実施形態と同様なので、ここでは相違点のみを説明する。
【００３０】
本実施形態における制御部２５０の動作について図７のフロー図を参照して説明する。
【００３１】
まず、リーダライタ１０に電源が投入されると、制御部２５０は、運用モードで動作する（ステップＳ１１）。そして、モード切替スイッチ２２０が押下されると（ステップＳ１２）、制御部２５０は、モード切替信号を受信することによりメンテナンスモードに移行する（ステップＳ１３）。制御部２５０は、メンテナンスモードにおいて、記憶部２４０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報の送信を管理サーバ４０に要求する。そして、制御部２５０は、当該他の電子マネーサービスの決済処理情報を、ネットワーク３０及び通信装置２４０を介して管理サーバ４０から受信すると（ステップＳ１４）、受信した決済処理情報を記憶部２３０に記憶する（ステップＳ１５）。次に、制御部２５０は、ステップＳ１４において受信した他の電子マネーサービスの決済処理情報に含まれるサービスＩＤ及び名称をサービス情報２３３に追加することにより、サービス情報２３３を更新する（ステップＳ１６）。なお、ステップＳ１４乃至ステップＳ１６の処理内容は、図５のステップＳ２乃至４の処理内容と同様である。
【００３２】
そして、制御部２５０は、モード切替スイッチ２２０が押下されると（ステップＳ１７）、モード切替信号を受信することにより運用モードに移行し（ステップＳ１８）、更新されたサービス情報２３３を、コネクタ２１０を介して主制御部１ａに送信する（ステップＳ１９）。
【００３３】
これにより、制御部２５０は、電子マネーサービスＣの決済処理情報を取得した後に、所定の情報（モード切替情報）がモード切替スイッチ２２０を用いて入力されると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、サービス情報２３３を任意時に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００３４】
また、上記フローでは、メンテナンスモードから運用モードに切替えられたときにサービス情報２３３が主制御部１ａに送信されるように構成されているが、運用モードからメンテナンスモードに切替えられたときにサービス情報２３３が送信されるように構成してもよい。
【００３５】
なお、上記実施形態は本発明の一具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、前記実施形態では、モード切替スイッチ２２０を情報入力部として用いたものを示したが、マネー切替ボタン１３０を情報入力部として用いてもよい。この場合においても、サービス情報２３３を任意時に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００３６】
また、上記実施形態では、管理サーバ４０を外部装置として用いたものを示したが、ハンディターミナルや携帯電話を外部装置として用いてもよい。
【００３７】
さらに、上記実施形態では、自動販売機１を上位装置として用いたものを示したが、ＰＯＳ端末等の決済端末を上位装置とした場合にも適用可能であることは言うまでもない。
【００３８】
さらにまた、上記実施形態では説明を省略したが、主制御部１ａは、図８に示すように電子マネーサービスＢが提供不可の状態に設定されたサービス情報２３３を受信すると、電子マネーサービスＢの売上処理を行わない。このようにして、主制御部１ａにおける各電子マネーサービスに係る処理の可否を、電源投入後の所定のタイミングで容易に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００３９】
【図１】本発明の第１の実施形態を示す情報記憶媒体用リーダライタの斜視図
【図２】情報記憶媒体用リーダライタの機能ブロック図
【図３】サービス情報のデータ構造の一例を示す図
【図４】履歴情報のデータ構造の一例を示す図
【図５】決済処理情報取得時の制御部の動作を示すフロー図
【図６】更新されたサービス情報のデータ構造の一例を示す図
【図７】本発明の第２の実施形態における制御部の動作を示すフロー図
【図８】本発明の変形例におけるサービス情報のデータ構造の一例を示す図
【符号の説明】
【００４０】
１…自動販売機、１ａ…主制御部、１０…リーダライタ、２０…非接触ＩＣカード、４０…管理サーバ、２２０…モード切替スイッチ、２３０…記憶部、２３１…電子マネーサービスＡの決済処理情報、２３２…電子マネーサービスＢの決済処理情報、２３３…サービス情報、２４０…通信装置、２５０…制御部
【技術分野】
【０００１】
本発明は、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタに関するものである。
【背景技術】
【０００２】
従来、この種の情報記憶媒体用リーダライタとして、例えば自動販売機等の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行うものが知られている。
【０００３】
この情報記憶媒体用リーダライタは、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部を備えており、各決済処理情報を用いることにより複数の電子マネーサービスによる決済処理を実行可能に構成されている。また、情報記憶媒体用リーダライタは、電源が投入されると、記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスに係る処理を主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を、主制御部に送信するように構成されている。一方、主制御部は、情報記憶媒体用リーダライタからサービス情報を取得すると、該サービス情報を用いて各電子マネーサービスの売上処理を実行することができる。
【特許文献１】特開２００７−２４１８８４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、前記従来例では、電源が投入されると、サービス情報を主制御部に送信しているので、例えば記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報が電源投入後に追加された場合には、当該他の電子マネーサービスに係るサービス情報を主制御部に送信するために電源を再投入するという煩雑な操作が必要になることから、円滑な運用を実現することが困難になるおそれがあった。
【０００５】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、新たに追加された電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることの可能な情報記憶媒体用リーダライタを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、前記目的を達成するために、所定の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタにおいて、それぞれ異なる電子マネーサービスによる前記決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部と、記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を前記主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を主制御部に送信する制御部とを備えている。
【０００７】
これにより、他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部によって実行可能にするためのサービス情報が主制御部に送信されることから、他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部に実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となる。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、他の電子マネーサービスに係る処理を主制御部に実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となるので、新たな電子マネーサービスが所定のタイミングで追加された場合でも、該電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることができ、円滑な運用を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【０００９】
図１乃至図６は本発明の第１の実施形態を示すもので、図１は情報記憶媒体用リーダライタの斜視図、図２は情報記憶媒体用リーダライタの機能ブロック図、図３はサービス情報のデータ構造の一例を示す図、図４は履歴情報のデータ構造の一例を示す図、図５は決済処理情報取得時の制御部の動作を示すフロー図、図６は更新されたサービス情報のデータ構造の一例を示す図である。
【００１０】
本実施形態の情報記憶媒体用リーダライタ１０（以下、リーダライタ１０と称する。）は、上位装置としての自動販売機１に設けられ、例えば電子マネー残高等の電子マネー情報が記憶された情報記憶媒体としての周知の非接触ＩＣカード２０を検出すると、該電子マネー情報を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う装置である。このリーダライタ１０は、第１の筐体１００及び第２の筐体２００と、各筐体１００，２００内にそれぞれ設けられた回路基板（図示省略）に接続されたワイヤーハーネス３００とから構成されている。なお、電子マネーの決済処理の内容については、周知の処理内容と同様であるため詳細な説明を省略する。
【００１１】
第１の筐体１００は、自動販売機１の前面側に設けられた外扉の開口部に前方から取付可能に形成されており、前面部１０１、背面部１０２、上面部１０３、側面部１０４及び底面部１０５から構成されている。前面部１０１には、非接触ＩＣカード２０の形状に合わせて形成された読取面１０１ａと、決済処理に用いられる電子マネーサービスを切替えて選択するためのマネー切替ボタン１３０と、非接触ＩＣカード２０に記憶された電子マネー残高や操作案内等の文字情報を表示する表示部１４０とが図１に示すようなレイアウトで設けられている。読取面１０１ａの裏面には、非接触ＩＣカード２０との間でデータの送受信を行うためのループ状のアンテナ１２０が設けられている。そして、利用者が、マネー切替ボタン１３０を用いて電子マネーサービスを選択した後に非接触ＩＣカード２０を第１の筐体１００の前面部１０１にかざした際に非接触ＩＣカード２０が読取面１０１ａから所定範囲（例えば５センチメートル）内の位置に存在する場合には、アンテナ１２０と非接触ＩＣカード２０との間の非接触通信が可能になる。
【００１２】
次に、リーダライタ１０の制御系構成について図２を参照して説明する。第１の筐体１００には、ＲＦ回路部１１０と、アンテナ１２０と、マネー切替ボタン１３０と、表示部１４０とが設けられている。
【００１３】
ＲＦ回路部１１０は、非接触ＩＣカード２０との非接触通信をアンテナ１２０を介して行うためのものであって、周知のＡＤ／ＤＡ変換器及び整流回路等から構成されている。
【００１４】
第２の筐体２００には、コネクタ２１０と、情報入力部としてのモード切替スイッチ２２０と、記憶部２３０と、通信装置２４０と、制御部２５０とが設けられており、制御部２５０には、上記各機器が接続されている。また、制御部２５０は、所定の外部装置としての管理サーバ４０と通信装置２４０及びネットワーク３０を介して接続されている。
【００１５】
コネクタ２１０は、日本自動販売機工業会（ＪＶＭＡ）インタフェース仕様に準拠したものであり、自動販売機１に設けられた商品搬出機構、貨幣識別装置及び冷熱機器等の被制御装置を制御する主制御部１ａと、制御部２５０とを互いに接続するためのインタフェース部として用いられるものである。モード切替スイッチ２２０は、運用モードとメンテナンスモードとを切替えるためのモード切替情報を入力するためのものであり、図１に示すように第２の筐体２００の側面に設けられている。また、モード切替スイッチ２２０は、押下即ちモード切替情報が入力される毎に所定のモード切替信号を制御部２５０に送信する。
【００１６】
記憶部２３０はＥＥＰＲＯＭ等の書き換え可能な記憶素子であり、制御部２５０の制御に基づき各種情報を記憶する。記憶部２３０には、電子マネーサービスＡの決済処理情報２３１と、電子マネーサービスＢの決済処理情報２３２と、サービス情報２３３とが記憶されている。
【００１７】
各決済処理情報２３１，２３２は、それぞれ異なる電子マネーサービスによる決済処理を行うためのものであり、各決済処理情報２３１，２３２には、各電子マネーサービスを識別するためのサービスＩＤと、各電子マネーサービスによる決済処理を実行するための決済処理プログラムとが含まれている。なお、利用者がマネー切替ボタン１３０を用いて電子マネーサービスを選択すると、選択された電子マネーサービスに対応する決済処理プログラムが制御部２５０の制御により実行される。
【００１８】
サービス情報２３３は、記憶部２３０の各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのデータであり、図３に示すように、各電子マネーサービスのサービスＩＤ及び名称と、各電子マネーサービスの提供可否を示す状態とから構成されている。一方、主制御部１ａは、サービス情報２３３を受信可能に構成されており、サービス情報２３３を受信すると、該サービス情報２３３を自動販売機１内の記憶装置（図示省略）に記憶する。そして、主制御部１ａは、サービス情報２３３において提供可能な状態に設定された電子マネーサービスのサービスＩＤ及び名称を用いて、商品の販売履歴を表す履歴情報を図４に示すように生成することにより、各電子マネーサービス（図４の例では電子マネーサービスＡ及びＢ）の売上処理を実行することが可能になる。
【００１９】
通信装置２４０は、ネットワーク３０に接続するためのモデム等の通信機器であり、ネットワーク３０を介して管理サーバ４０との間で通信を行うようになっている。なお、本実施形態では、ネットワーク３０として公衆回線網を用いており、これに対応してモデムを通信装置２４０として用いている。
【００２０】
制御部２５０は、リーダライタ１０の全体を制御するためのものであり、ＣＰＵと、ＲＡＭ、ＲＯＭ等のメモリとを備えている。制御部２５０は、メモリに格納されたデータ及びプログラムに基づいて上記の各機器を制御するようになっている。また、制御部２５０には、第１の筐体１００のＲＦ回路部１１０、マネー切替ボタン１３０及び表示部１４０が、ワイヤーハーネス３００を介して接続されている。なお、制御部２５０の動作の詳細については後述する。
【００２１】
管理サーバ４０はリーダライタ１０を管理する装置であり、複数の電子マネーサービスの決済処理情報を記憶している。また、管理サーバ４０は、制御部２５０からの要求に応じて、各決済処理情報を制御部２５０に送信する。
【００２２】
以上のように構成されたリーダライタ１０において、第１の筐体１００は、背面部１０２が自動販売機１の外扉の開口部に前方から嵌合するように取付けられる。また、第２の筐体２００は、自動販売機１内の所定位置に設けられており、各筐体１００，２００の回路基板はワイヤーハーネス３００によって相互接続されている。以下に、決済処理情報取得時の制御部２５０の動作について図５のフロー図を参照して説明する。
【００２３】
まず、リーダライタ１０に電源が投入されると、制御部２５０は、運用モードで動作する（ステップＳ１）。ここで、制御部２５０は、記憶部２４０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報の送信を管理サーバ４０に要求する。そして、制御部２５０は、当該他の電子マネーサービスの決済処理情報を、ネットワーク３０及び通信装置２４０を介して管理サーバ４０から受信すると（ステップＳ２）、受信した決済処理情報を記憶部２３０に記憶する（ステップＳ３）。なお、本実施形態では、電子マネーサービスＣを他の電子マネーサービスとして用いている。
【００２４】
次に、制御部２５０は、ステップＳ２において受信した電子マネーサービスＣの決済処理情報に含まれるサービスＩＤ及び名称をサービス情報２３３に追加することにより、サービス情報２３３を更新する（ステップＳ４）。ここで、更新されたサービス情報２３３の内容は図６のように表される。次いで、制御部２５０は、更新されたサービス情報２３３を、コネクタ２１０を介して主制御部１ａに送信する（ステップＳ５）。一方、主制御部１ａは、受信したサービス情報２３３を用いることにより、電子マネーサービスＡ、Ｂ及びＣに係る売上処理の実行が可能となる。
【００２５】
このようにして、他の電子マネーサービス（電子マネーサービスＣ）の決済処理情報を所定のタイミング（本実施形態では電源投入後）に取得すると、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするためのサービス情報２３３が主制御部１ａに送信されることから、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａに実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となる。
【００２６】
以上のように、本実施形態のリーダライタ１０によれば、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａに実行させる場合に、例えば電源を再投入する等の操作が不要となるので、新たな電子マネーサービスが所定のタイミングで追加された場合でも、該電子マネーサービスに係る処理を上位装置に容易に実行させることができ、円滑な運用を実現することができる。
【００２７】
また、管理サーバ４０との間で通信を行うための通信装置２４０を備え、制御部２５０は、他の電子マネーサービスの決済処理情報を通信装置２４０を介して取得すると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、サービス情報２３３を主制御部１ａに自動的に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００２８】
さらに、制御部２５０は、他の電子マネーサービスの決済処理情報を電源投入後に取得すると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、電子マネーサービスＣに係る処理を主制御部１ａによって実行可能にするために例えば電源を再投入する等の操作が不要となることから、円滑な運用を実現することができる。
【００２９】
以下に、本発明の第２の実施形態に係る情報記憶媒体用リーダライタについて説明する。本実施形態が第１の実施形態と異なる点は、制御部２５０を、他の電子マネーサービス（電子マネーサービスＣ）の決済処理情報を取得した後に、所定の情報がモード切替スイッチ２２０を用いて入力されると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するように構成した点にある。他の構成及び動作については第１の実施形態と同様なので、ここでは相違点のみを説明する。
【００３０】
本実施形態における制御部２５０の動作について図７のフロー図を参照して説明する。
【００３１】
まず、リーダライタ１０に電源が投入されると、制御部２５０は、運用モードで動作する（ステップＳ１１）。そして、モード切替スイッチ２２０が押下されると（ステップＳ１２）、制御部２５０は、モード切替信号を受信することによりメンテナンスモードに移行する（ステップＳ１３）。制御部２５０は、メンテナンスモードにおいて、記憶部２４０に記憶された各決済処理情報２３１，２３２に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報の送信を管理サーバ４０に要求する。そして、制御部２５０は、当該他の電子マネーサービスの決済処理情報を、ネットワーク３０及び通信装置２４０を介して管理サーバ４０から受信すると（ステップＳ１４）、受信した決済処理情報を記憶部２３０に記憶する（ステップＳ１５）。次に、制御部２５０は、ステップＳ１４において受信した他の電子マネーサービスの決済処理情報に含まれるサービスＩＤ及び名称をサービス情報２３３に追加することにより、サービス情報２３３を更新する（ステップＳ１６）。なお、ステップＳ１４乃至ステップＳ１６の処理内容は、図５のステップＳ２乃至４の処理内容と同様である。
【００３２】
そして、制御部２５０は、モード切替スイッチ２２０が押下されると（ステップＳ１７）、モード切替信号を受信することにより運用モードに移行し（ステップＳ１８）、更新されたサービス情報２３３を、コネクタ２１０を介して主制御部１ａに送信する（ステップＳ１９）。
【００３３】
これにより、制御部２５０は、電子マネーサービスＣの決済処理情報を取得した後に、所定の情報（モード切替情報）がモード切替スイッチ２２０を用いて入力されると、サービス情報２３３を主制御部１ａに送信するので、サービス情報２３３を任意時に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００３４】
また、上記フローでは、メンテナンスモードから運用モードに切替えられたときにサービス情報２３３が主制御部１ａに送信されるように構成されているが、運用モードからメンテナンスモードに切替えられたときにサービス情報２３３が送信されるように構成してもよい。
【００３５】
なお、上記実施形態は本発明の一具体例に過ぎず、本発明が上記実施形態のみに限定されることはない。例えば、前記実施形態では、モード切替スイッチ２２０を情報入力部として用いたものを示したが、マネー切替ボタン１３０を情報入力部として用いてもよい。この場合においても、サービス情報２３３を任意時に送信することができ、より円滑な運用を実現することができる。
【００３６】
また、上記実施形態では、管理サーバ４０を外部装置として用いたものを示したが、ハンディターミナルや携帯電話を外部装置として用いてもよい。
【００３７】
さらに、上記実施形態では、自動販売機１を上位装置として用いたものを示したが、ＰＯＳ端末等の決済端末を上位装置とした場合にも適用可能であることは言うまでもない。
【００３８】
さらにまた、上記実施形態では説明を省略したが、主制御部１ａは、図８に示すように電子マネーサービスＢが提供不可の状態に設定されたサービス情報２３３を受信すると、電子マネーサービスＢの売上処理を行わない。このようにして、主制御部１ａにおける各電子マネーサービスに係る処理の可否を、電源投入後の所定のタイミングで容易に設定することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【００３９】
【図１】本発明の第１の実施形態を示す情報記憶媒体用リーダライタの斜視図
【図２】情報記憶媒体用リーダライタの機能ブロック図
【図３】サービス情報のデータ構造の一例を示す図
【図４】履歴情報のデータ構造の一例を示す図
【図５】決済処理情報取得時の制御部の動作を示すフロー図
【図６】更新されたサービス情報のデータ構造の一例を示す図
【図７】本発明の第２の実施形態における制御部の動作を示すフロー図
【図８】本発明の変形例におけるサービス情報のデータ構造の一例を示す図
【符号の説明】
【００４０】
１…自動販売機、１ａ…主制御部、１０…リーダライタ、２０…非接触ＩＣカード、４０…管理サーバ、２２０…モード切替スイッチ、２３０…記憶部、２３１…電子マネーサービスＡの決済処理情報、２３２…電子マネーサービスＢの決済処理情報、２３３…サービス情報、２４０…通信装置、２５０…制御部
【特許請求の範囲】
【請求項１】
所定の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタにおいて、
それぞれ異なる電子マネーサービスによる前記決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部と、
記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を前記主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を主制御部に送信する制御部とを備えた
ことを特徴とする情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項２】
所定の外部装置との間で通信を行うための通信装置を備え、
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を通信装置を介して取得すると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項３】
情報入力部を備え、
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を取得した後に、所定の情報が情報入力部を用いて入力されると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項４】
前記制御部は、運用モード及びメンテナンスモードのうち一方のモードから他方のモードへ切替えるためのモード切替情報が情報入力部を用いて入力されると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項３記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項５】
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を電源投入後に取得すると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項１】
所定の上位装置の主制御部との間で情報の送受信が可能に設けられ、所定の情報記憶媒体に記憶された電子マネー残高を読み書きすることにより電子マネーの決済処理を行う情報記憶媒体用リーダライタにおいて、
それぞれ異なる電子マネーサービスによる前記決済処理を行うための複数の決済処理情報を記憶する記憶部と、
記憶部に記憶された各決済処理情報に対応する電子マネーサービスと異なる他の電子マネーサービスの決済処理情報を所定のタイミングで取得すると、該他の電子マネーサービスに係る処理を前記主制御部によって実行可能にするためのサービス情報を主制御部に送信する制御部とを備えた
ことを特徴とする情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項２】
所定の外部装置との間で通信を行うための通信装置を備え、
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を通信装置を介して取得すると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項３】
情報入力部を備え、
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を取得した後に、所定の情報が情報入力部を用いて入力されると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項４】
前記制御部は、運用モード及びメンテナンスモードのうち一方のモードから他方のモードへ切替えるためのモード切替情報が情報入力部を用いて入力されると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項３記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【請求項５】
前記制御部は、前記他の電子マネーサービスの決済処理情報を電源投入後に取得すると、前記サービス情報を主制御部に送信する
ことを特徴とする請求項１記載の情報記憶媒体用リーダライタ。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図７】
【図８】
【公開番号】特開２０１０−１２３０４８（Ｐ２０１０−１２３０４８Ａ）
【公開日】平成２２年６月３日（２０１０．６．３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００８−２９８０６６（Ｐ２００８−２９８０６６）
【出願日】平成２０年１１月２１日（２００８．１１．２１）
【出願人】（０００００１８４５）サンデン株式会社 (1,791)
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成２２年６月３日（２０１０．６．３）
【国際特許分類】
【出願日】平成２０年１１月２１日（２００８．１１．２１）
【出願人】（０００００１８４５）サンデン株式会社 (1,791)
【Ｆターム（参考）】
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