説明

情報通知装置、プログラム、報知端末及び発光装置

【課題】放送番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができる情報通知装置、プログラム、報知端末及び発光装置を提供すること。
【解決手段】視聴者の報知端末100を登録する登録部11と、放送番組に対する視聴者からのコメントを受信するコメント受信部13と、コメントを解析する解析部14と、解析結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する蓄積部15と、解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する検出部16と、盛り上がっていることを検出した場合には、登録部11に登録されている報知端末100に対して、番組が盛り上がっていることを通知する通知部17を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、放送番組に関する視聴者の反応を、番組に関するコメント解析により抽出し該当する端末に通知する情報通知装置及びプログラム、並びに情報通知装置からの通知に応じて情報を報知する報知端末及び発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、デジタル放送による多チャンネル化や、スマートフォンや電子書籍の普及による多メディア化等、様々なサービスを楽しむ機会が増えているが、選択肢が多すぎて何を選ぶべきか迷うことも多い。また、テレビ放送に対する様々な意見や感想を集め、解析し、わかりやすく可視化して表示する技術等が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−135925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1で提案されている技術は、予め観るべきコンテンツを決めて、表示される受信機器又はウェブサイトに対して、ユーザが能動的にアクセスしなければ情報を得ることはできないものである。
【0005】
例えば、ユーザが帰宅した後、テレビ番組に関する情報を欲している場合は、新聞等に掲載されている番組欄を閲覧したり、テレビ受信機の番組表を表示する機能を利用したりして、テレビ番組に関する情報を得ると考えられる。
【0006】
しかし、テレビ番組に興味が限定されていないユーザは、帰宅後、パソコン等によってウェブサービスの閲覧を開始することが考えられる。このような場合、視聴予定の番組の放送時間が到来するか、又は、ウェブサービスの閲覧に飽きる等、何らかの外的要因がないと、テレビ番組を視聴することは考えにくい。
【0007】
そこで、本発明は、現在の旬の話題を多人数で楽しむというテレビ本来の性質を活かし、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる情報通知装置、プログラム、報知端末及び発光装置を提供することを一つの目的とする。
【0008】
また、本発明は、ユーザが常時、テレビ番組のチェックをすることなく、多くの人と共有できる話題(テレビ番組)にアクセスさせることができる情報通知装置、プログラム、報知端末及び発光装置を提供することも一つの目的である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る情報通知装置は、視聴者の報知端末を登録する登録部と、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件を、前記登録部に登録されている報知端末ごとに設定する設定部と、放送番組に対する視聴者からのコメントを受信するコメント受信部と、前記コメント受信部により受信したコメントを解析する解析部と、前記解析部により解析した結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する検出部と、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記設定部により設定されている条件を満たすと判断した場合には、該当する報知端末を前記登録部に登録されている報知端末の中から選択し、当該選択した報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する通知部を備える構成とした。
【0010】
かかる構成によれば、本発明に係る情報通知装置は、予め登録されている報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知するので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0011】
また、情報通知装置では、前記検出部は、前記蓄積部に蓄積されている解析結果から、単位時間毎のコメントの総数と、単位時間毎の当該総数の変化量を算出し、当該コメントの総数が所定の値以上であり、かつ、当該変化量が所定の値以上であると判断した場合には、現在放送中の番組が盛り上がっていることを検出する構成でも良い。
【0012】
かかる構成によれば、本発明に係る情報通知装置は、単位時間毎のコメントの総数と、単位時間毎のコメントの総数の変化量に基づいて、現在放送中の番組が盛り上がっていることを検出するので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0013】
また、情報通知装置では、前記通知部は、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記盛り上がりの対象となった放送番組のメタ情報から、盛り上がっている番組内容を示す番組内容情報と、番組の分類を示す分類情報を抽出し、当該番組内容と当該分類情報に基づいて、前記設定部により設定されている条件を満たすと判断した場合には、前記メタ情報から盛り上がっている放送番組のサムネイル画像を抽出し、当該サムネイル画像とともに、現在放送中の番組が盛り上がっていることを前記選択した報知端末に対して通知する構成でも良い。
【0014】
かかる構成によれば、本発明に係る情報通知装置は、放送番組が盛り上がっていることを検出した場合に、設定部による設定を満たすことを条件に、報知端末に対して、サムネイル画像を添付して通知するので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、よりテレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0015】
また、情報通知装置では、前記解析部は、前記コメント受信部により受信したコメントを解析し、感情に基づく分類分けを行い、前記設定部は、前記感情に基づく分類について設定を行い、前記通知部は、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、前記設定部により設定されている前記感情に基づく分類に一致すると判断した場合には、該当する報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する構成でも良い。
【0016】
かかる構成では、本発明に係る情報通知装置は、解析部により分類された分類内容に応じて、「肯定意見」や「否定意見」といった単純な設定だけでなく、「突っ込み」の度合いや「応援」の度合い等によって、具体的なコメントが集まった際にも盛り上がりを通知することができる。
【0017】
また、情報通知装置では、前記設定部は、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件として、コメントの総数の下限値、コメント数の増加微分値の下限値、放送局チャンネル、NGワード、特定の人物名、物質名、地名の中から一又は複数を設定する構成でも良い。
【0018】
かかる構成では、本発明に係る情報通知装置は、盛り上がりを通知する対象となる、コメント数の下限値や、コメント数増加微分値の下限値や、放送局チャンネルや、NGワード等を設定して通知を制限したり、又は、特定の人物名や、物質名や、地名等が含まれている場合には通知をする等の設定をユーザの好みに応じて設定することができる。
【0019】
本発明に係るプログラムは、視聴者の報知端末を登録する登録部と、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件を、前記登録部に登録されている報知端末ごとに設定する設定部と、放送番組に対する視聴者からのコメントを受信するコメント受信部と、前記コメント受信部により受信したコメントを解析する解析部と、前記解析部により解析した結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する蓄積部と、前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する検出部と、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記設定部により設定されている条件を満たすと判断した場合には、該当する報知端末を前記登録部に登録されている報知端末の中から選択し、当該選択した報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する通知部を備えるコンピュータを、情報通知装置として機能させる構成とした。
【0020】
かかる構成では、本発明に係るプログラムは、予め登録されている報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることをユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0021】
本発明に係る報知端末は、情報通知装置に備えられている前記通知部からの通知を受信する受信部と、報知部と、前記受信部により前記通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを報知するように前記報知部を制御する制御部を備える構成とした。
【0022】
かかる構成では、本発明に係る報知端末は、情報通知装置からの通知に基づいて、報知を行うので、ユーザに対して、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報を能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0023】
また、報知端末は、前記受信部により前記通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを示す情報を、所定の通信規格に準拠して出力する出力部を備える構成でも良い。
【0024】
かかる構成では、本発明に係る報知端末は、情報通知装置から現在放送中の番組が盛り上がっていることを受信した場合に、その旨の情報を外部装置に出力することができる。
【0025】
本発明に係る発光装置は、報知端末に備えられている前記出力部から前記情報が出力された場合に、前記所定の通信規格に準拠して前記情報を受信する受信部と、発光部と、前記受信部により前記情報を受信した場合に、前記発光部を動作させる動作制御部を備える構成とした。
【0026】
かかる構成では、本発明に係る発光装置は、報知端末から現在放送中の番組が盛り上がっていることを受信した場合に、発光部によって発光動作を行うので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【発明の効果】
【0027】
本発明によれば、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】情報通知装置の構成を示す図である。
【図2】検出部の動作についての説明に供する図である。
【図3】検出部の処理の流れについての説明に供するフローチャートである。
【図4】通知部の処理の流れについての説明に供するフローチャートである。
【図5】アプリケーション型条件設定用の画面の一例を示す図である。
【図6】ウェブアプリケーション型条件設定用の画面の一例を示す図である。
【図7】報知端末の構成を示す図である。
【図8】発光装置の構成を示す図である。
【図9】報知端末の電源がON状態になったときの報知端末と発光装置の関係と、放送番組の盛り上がりを検出したときの情報通知装置と報知端末と発光装置の関係についての説明に供する図である。
【図10】報知端末のディスプレイ上に放送番組が盛り上がっている旨が表示されている様子を示す図である。
【図11】報知端末のディスプレイ上に放送番組が盛り上がっている旨が表示されている様子を示す図である。
【図12】通知システムの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
情報通知装置1は、図1に示すように、登録部11と、コメント受信部13と、解析部14と、蓄積部15と、検出部16と、通知部17を備える。
【0030】
登録部11は、視聴者の報知端末100を登録する。具体的には、登録部11は、報知端末100が有する固有のIDをユーザ情報とともに登録する。
【0031】
コメント受信部13は、放送番組に対する視聴者からのコメントを受信する。また、コメント受信部13は、インターネット等のネットワークに接続することができる機能を有している。コメント受信部13は、ネットワークを通じて、ソーシャルネットワーキングサービス(TwitterやFacebook等)や専用のWebサイトから、番組に関するコメント情報を取り込むことができる。なお、コメント受信部13と、後述する解析部14は、特開2008−283412号公報に記載されている構成(コメント収集解析装置)を利用することができる。
【0032】
解析部14は、コメント受信部13により受信したコメントを解析する。具体的には、解析部14は、コメント受信部13により受信した各コメント内容を解析し、その解析結果を「時間・ユーザID・コメントの主語・コメント内容の分類結果」として蓄積部15に蓄積する。なお、コメントの主語とは「どの番組の、誰(又は何)に対するコメントか?」を表したものである。また、コメント内容の分類結果とは、「どの様な内容のコメントか?(例えば、肯定、否定、驚き、悲しみ、突っ込み、状況描写、応援、不安等の感情表現)」に分類したものである。
【0033】
蓄積部15は、解析部14により解析した結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する。メタ情報は、放送信号に多重化されている情報であって、番組タイトルや、番組IDや、番組概要や、出演者情報や、放送日時等の情報から構成されている。
【0034】
検出部16は、蓄積部15に蓄積されている解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する。
【0035】
通知部17は、検出部16により盛り上がっていることを検出した場合には、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する。
【0036】
このようにして、情報通知装置1は、予め登録されている報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることをユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0037】
なお、上述では、情報通知装置1の構成について説明したが、これに限られず、各構成要素を備え、現在放送中の番組が盛り上がっている旨を示す情報を登録ユーザが所有する報知端末に通知するコンピュータを情報通知装置1として機能させるプログラムにより構成されても良い。
【0038】
また、情報通知装置1は、図1に示すように、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件を、登録部11に登録されている報知端末100ごとに設定する設定部12を備える構成でも良い。
【0039】
このような構成の場合、通知部17は、検出部16により盛り上がっていることを検出し、設定部12により設定されている条件を満たすと判断した場合には、該当する報知端末を登録部11に登録されている報知端末の中から選択し、当該選択した報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する。
【0040】
このようにして、情報通知装置1は、検出部16により盛り上がっていることを検出し、設定部12により設定されている条件を満たすと判断した場合には、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることをユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0041】
なお、上述では、設定部12は、ユーザにより設定されるものとして説明したが、これに限られず、情報通知装置1を提供する側等(放送局側又はサービス提供側)によって設定されても良い。
【0042】
また、検出部16は、蓄積部15に蓄積されている解析結果から、単位時間毎のコメントの総数と、単位時間毎の当該総数の変化量を算出し、当該コメントの総数が所定の値以上であり、かつ、当該変化量が所定の値以上であると判断した場合には、現在放送中の番組が盛り上がっていることを検出する構成でも良い。
【0043】
具体的には、検出部16は、単位時間(ユーザが設定部12により任意で設定できる時間間隔の最小単位)毎のコメント数を数え、コメント総数及び時間微分増減値を算出し、通知部17に送る。
【0044】
このように構成されることにより、情報通知装置1は、単位時間毎のコメントの総数と、単位時間毎のコメントの総数の変化量に基づいて、現在放送中の番組が盛り上がっていることを検出するので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0045】
また、通知部17は、検出部16により盛り上がっていることを検出し、盛り上がりの対象となった放送番組のメタ情報から、盛り上がっている番組内容を示す番組内容情報と、番組の分類を示す分類情報を抽出し、当該番組内容と当該分類情報に基づいて、設定部12により設定されている条件を満たすと判断した場合には、メタ情報から盛り上がっている放送番組のサムネイル画像を抽出し、当該サムネイル画像とともに、現在放送中の番組が盛り上がっていることを選択した報知端末100に対して通知する構成でも良い。
【0046】
また、通知部17は、放送されている番組(動画)から盛り上がっている部分を特定し、その部分の静止画を切り出すことによりサムネイル画像を抽出して、報知端末100に送信しても良い。なお、静止画を切り出すタイミングは、例えば、特開2010−135925号公報に記載の構成(代表画像抽出部)により実現することができる。
【0047】
このように構成されることにより、情報通知装置1は、放送番組が盛り上がっていることを検出した場合に、設定部による設定を満たすことを条件に、報知端末に対して、サムネイル画像を添付して通知するので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、よりテレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0048】
また、通知部17は、より豊かなサービスを実現するために、内容別情報として、誰に対するどのようなコメントであるのかを示した情報も含めて報知端末100に送信しても良い。
【0049】
ここで、検出部16の動作について図2を参照しながら説明する。なお、図2に示す例では、二人の人物(A氏、B氏)が登場する放送番組を視聴しながら、複数人がソーシャルネットワーキングサービス(以下、SNSという)を利用してコメントの書き込みを行っているものとする。
【0050】
コメント受信部13は、このSNSにアクセスしてコメントを受信する。解析部14は、受信したコメントを解析し、解析結果を蓄積部15に蓄積する。
【0051】
検出部16は、蓄積部15に蓄積されている解析結果に基づいて、A氏及びB氏に対する単位時間毎のコメント数を数え、コメント総数及び時間微分増減値を算出する。
【0052】
具体的には、検出部16は、A氏のコメント総数を47通(内訳は、肯定のコメントが30通、突っ込みのコメントが10通、否定のコメントが7通)とカウントし、B氏のコメント総数を10通(内訳は、肯定のコメントが8通、突っ込みのコメントが2通)とカウントし、コメント総数を57通とカウントする。また、検出部16は、単位時間毎のコメント総数の変化量を算出し、時間微分増減値(図2に示す例では、+3.2)を算出する。検出部16は、コメント総数と時間微分増減値を基本通知情報とし、また、A氏及びB氏のそれぞれの情報を内容別情報として通知部17に供給する。
【0053】
また、通知部17は、検出部16から基本通知情報と内容別情報の供給を受けたときに、放送されている番組(動画)に基づいて、単位時間ごとに静止画を切り出すことによりサムネイル画像(図2に示す例では、ファイル名が「12345.jpg」の代表静止画)を抽出する。
【0054】
つぎに、検出部16の処理の流れについて、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、上述では、サムネイル画像の抽出を通知部17が行うとして説明したが、これに限られず、検出部16等により、放送されている番組(動画)から盛り上がっている部分を特定し、その部分の静止画を切り出すことによりサムネイル画像の抽出を行っても良い。以下では、サムネイル画像の抽出を検出部16が行うものとして説明する。また、解析部14は、逐次、解析結果として「時間・ユーザID・コメントの主語・コメント内容の分類結果」を蓄積部15に蓄積を行っているものとする。
【0055】
ステップST1において、検出部16は、蓄積部15に蓄積されている解析結果に基づいて、単位時間当たりのコメント数をカウントする。
【0056】
ステップST2において、検出部16は、コメント内容の分類結果に基づいて、分類内容ごとにカウントする。
【0057】
ステップST3において、検出部16は、コメントの主語に基づいて、主語ごとにカウントする。
【0058】
ステップST4において、検出部16は、単位時間毎のコメント総数の変化量を算出し、単位時間毎の時間微分増減値を算出する。
【0059】
ステップST5において、検出部16は、放送されている番組(動画)に基づいて、単位時間ごとに静止画(サムネイル画像)を切り出す。
【0060】
ステップST6において、検出部16は、ステップST1の工程からステップST5の工程により処理された結果を通知部17に供給する。
【0061】
このようにして、検出部16は、設定部12により設定が可能な全ての項目の情報を通知部17に通知する。
【0062】
また、解析部14は、コメント受信部13により受信したコメントを解析し、感情に基づく分類分けを行う。設定部12は、感情に基づく分類について設定を行う。通知部17は、検出部16により盛り上がっていることを検出し、蓄積部15に蓄積されている解析結果に基づいて、設定部12により設定されている感情に基づく分類に一致すると判断した場合には、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する構成でも良い。
【0063】
このような構成の場合、情報通知装置1は、解析部14により分類された分類内容に応じて、「肯定意見」や「否定意見」といった単純な設定だけでなく、「突っ込み」の度合いや「応援」の度合い等によって、具体的なコメントが集まった際にも盛り上がりを通知することができる。
【0064】
また、設定部12は、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件として、コメントの総数の下限値、コメント数の増加微分値の下限値、放送局チャンネル、NGワード、特定の人物名、物質名、地名の中から一又は複数を設定する構成でも良い。
【0065】
このような構成の場合、情報通知装置1は、盛り上がりを通知する対象となる、コメント数の下限値や、コメント数増加微分値の下限値や、放送局チャンネルや、NGワード等を設定して通知を制限したり、又は、特定の人物名や、物質名や、地名等が含まれている場合には通知をする等の設定をユーザの好みに応じて設定することができる。
【0066】
ここで、通知部17の処理の流れについて、図4に示すフローチャートを参照しながら説明する。なお、通知部17には、図3を用いて説明した検出部16による検出結果と、設定部12により設定された内容が供給されているものとする。
【0067】
ステップST11において、通知部17は、放送局のチャンネル毎の単位時間当たりのコメント数のカウント分類内容が指定されている場合は、指定分類内容のコメントをカウントする。
【0068】
ステップST12において、通知部17は、設定部12により設定されているチャンネルに関するコメントであるかどうかを判断する。設定部12により設定されているチャンネルに関するコメントであると判断した場合(Yes)には、ステップST14に進み、設定部12により設定されているチャンネルに関するコメントではないと判断した場合(No)には、ステップST13に進む。
【0069】
ステップST13において、通知部17は、該当する報知端末100がないので、処理を終了する。
【0070】
ステップST14において、通知部17は、設定部12により設定されているコメント数と時間微分増減値を超えているかどうかを判断する。設定部12により設定されているコメント数と時間微分増減値を超えていると判断した場合(Yes)には、ステップST20に進み、設定部12により設定されているコメント数と時間微分増減値を超えていないと判断した場合(No)には、ステップST15に進む。
【0071】
ステップST15において、通知部17は、設定部12において、キーワードが設定されているかどうかを判断する。キーワードが設定されていると判断した場合(Yes)には、ステップST17に進み、キーワードが設定されていないと判断した場合(No)には、ステップST16に進む。
【0072】
ステップST16において、通知部17は、該当する報知端末100がないので、処理を終了する。
【0073】
ステップST17において、通知部17は、指定されたキーワードを含むコメントがm個以上あるかどうかを判断する。ただし、mは、1以上の自然数であり、設定部12で設定される数値である。m個以上あると判断した場合(Yes)には、ステップST19に進み、m個以上ないと判断した場合(No)には、ステップST18に進む。
【0074】
ステップST18において、通知部17は、該当する報知端末100がないので、処理を終了する。
【0075】
ステップST19において、通知部17は、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する。
【0076】
ステップST20において、通知部17は、設定部12において、NGワードが設定されているかどうかを判断する。NGワードが設定されていると判断した場合(Yes)には、ステップST22に進み、NGワードが設定されていないと判断した場合(No)には、ステップST21に進む。
【0077】
ステップST21において、通知部17は、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する。
【0078】
ステップST22において、通知部17は、コメントにNGワードが含まれているかどうかを判断する。NGワードが含まれていると判断した場合(Yes)には、ステップST23に進み、NGワードが含まれていないと判断した場合(No)には、ステップST24に進む。
【0079】
ステップST23において、通知部17は、該当する報知端末100がないので、処理を終了する。
【0080】
ステップST24において、通知部17は、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する。
【0081】
なお、通知部17は、ステップST19、ステップST21及びステップST24の工程で、現在放送中の番組が盛り上がっていることを該当する報知端末100に通知する場合に、チャンネル情報や、コメントの主語や、分類内容や、サムネイル画像等を併せて送信しても良い。
【0082】
このようにして、通知部17は、検出部16からの通知結果と、ユーザごとに設定した設定部12の内容を照らし合わせ、該当する報知端末100に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていること通知を行うかどうかを判断する。
【0083】
つまり、検出部16は、全ての放送チャンネルについての情報を検出結果として通知部17に渡す。通知部17は、設定部12の設定により、ユーザが特定のチャンネルのみを指定しいていた場合には、この特定のチャンネルに関する盛り上がり情報だけを報知端末100に通知する。
【0084】
また、通知部17は、例えば、ユーザが設定部12によりコメント数の設定項目において、下限を100と設定していた場合、盛り上がりが急激であっても、コメント数が100に満たない場合には盛り上がり情報を通知しない。
【0085】
また、通知部17は、例えば、ユーザが設定部12の分類内容の設定項目において、「突っ込み」を含む、と指定していた場合には、解析部14の解析結果により「突っ込み」に分類されたコメントの盛り上がりを報知端末100に通知する。
【0086】
ここで、解析部14は、例えば、コメントに「そうくるかwwww」や、「え?放置かよ!」や、「wwwwwwwwwwwwwww」等の突っ込み的なキーワードが含まれていた場合には、当該コメントが「突っ込み」コメントであると分類する。
【0087】
つぎに、設定部12の構成について詳細に説明する。
設定部12は、盛り上がりを検知するための諸条件を、ユーザの好みに応じて設定することができるインターフェースをディスプレイ上に表示し、当該インターフェースを通じて入力された値(条件)をユーザIDとともに通知部17に送信する。なお、ユーザIDは、登録部11に登録されている報知端末100のIDに対応している。よって、通知部17は、ユーザIDに基づいて報知端末100を特定することが可能である。
【0088】
また、ディスプレイ上に表示されるインターフェースの一例を図5に示す。インターフェースは、検知間隔を設定する項目と、チャンネルを設定する項目と、分類内容を設定する項目と、フリーワードを設定する項目と、コメント数を設定する項目と、増加割合を設定する項目により構成されている。なお、図5に示す各項目は、一例であって、これ以外の項目が含まれていても良い。
【0089】
また、検知間隔を設定する項目は、通知部17がユーザ端末である報知端末100に向けて盛り上がりを通知する間隔を指定する項目である。報知端末100は、携帯端末等のように電源容量が大きくない端末である場合には、検知間隔を長めに設定することで、電池の消耗やリソースの消耗を防ぐことができる。また、報知端末100は、パソコン等のハイスペック端末である場合には、検知間隔を短く設定することで、タイミング良く盛り上がりを検知することが可能となる。
【0090】
また、チャンネルを設定する項目は、対象とする放送局チャネルを含む又は除くことを選択する項目である。例えば、チャンネルを設定する項目は、A放送局だけを検知する、や、B放送局だけを検知しない、や、全チャンネルを検知する等の条件を設定することができる。
【0091】
また、分類内容を設定する項目は、肯定、否定、驚き、悲しみ、突っ込み、状況描写、応援、不安等の感情表現を含むか除くかを設定することができる項目である。例えば、分類内容を設定する項目は、「否定を検知しない」や、「応援を検知する」等の設定を行うことができる。
【0092】
また、コメント数を設定する項目は、コメント総数の下限値を設定する項目である。例えば、コメント数を設定する項目が「100個」に設定されている場合には、通知部17は、番組内の意味的な区切り(シーン)ごとに、100個以上のコメントがあった場合のみ、報知端末100に通知する。なお、設定部12では、あまり頻繁に通知して欲しくない場合には、コメント数を設定する項目を高く設定し、ちょっとのことでも通知して欲しい場合には、コメント数を設定する項目を低く設定する。
【0093】
また、増加割合を設定する項目は、コメントの単位時間当たりの増加量(時間微分増減値)を設定する項目である。
【0094】
なお、上述では、ディスプレイ上に表示されるインターフェースとして、アプリケーション型条件設定用の画面を示したが、これに限られず、例えば、図6に示すように、ウェブアプリケーション型条件設定用の画面であっても良い。
【0095】
また、報知端末100は、情報通知装置1の通知部17から通知を受信した場合、様々なアプリケーションを実行して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを報知する。以下に、報知端末100の構成について説明する。
【0096】
報知端末100は、例えば、パーソナルコンピュータであって、図7に示すように、少なくとも、受信部101と、報知部102と、制御部103を備える。
受信部101は、情報通知装置1に備えられている通知部17からの通知を受信する。制御部103は、受信部101により通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを報知するように報知部102を制御する。
【0097】
ここで、報知部102がディスプレイの場合には、現在放送中の番組が盛り上がっていることを示す所定のメッセージが表示される。また、報知部102がスピーカの場合には、現在放送中の番組が盛り上がっていることを示す所定のメッセージ又は所定の音楽が出力される。
【0098】
このような構成によれば、報知端末100は、情報通知装置1からの通知に基づいて、現在放送中の番組が盛り上がっている旨の報知を行うので、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0099】
また、報知端末100は、図7に示すように、受信部101により通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを示す情報を、所定の通信規格に準拠して出力する出力部104を備える構成でも良い。
【0100】
このような構成によれば、報知端末100は、情報通知装置1から現在放送中の番組が盛り上がっていることを受信した場合に、その旨の情報を外部装置(後述する発光装置200)に出力することができる。
【0101】
つぎに、発光装置200の構成について説明する。発光装置200は、例えば、キーホルダーであって、図8に示すように、少なくとも、受信部201と、発光部202と、動作制御部203を備える。
受信部201と、報知端末100に備えられている出力部104から情報が出力された場合に、所定の通信規格に準拠して情報を受信する。
動作制御部203は、受信部201により情報を受信した場合に、発光部202を動作させる。
【0102】
このような構成によれば、発光装置200は、報知端末100から現在放送中の番組が盛り上がっていることを受信した場合に、発光部202によって発光動作を行うので、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。
【0103】
ここで、報知端末100と発光装置200の連携動作について説明する。
報知端末100の出力部104と、発光装置200の受信部201は、所定の通信規格として、例えば、Bluetooth(登録商標)やIrDA(登録商標)規格に対応している。
【0104】
報知端末100の出力部104は、受信部101により現在放送中の番組が盛り上がっている旨の情報を受信した場合に、予めペアリングされた無線機器デバイスを探し、BluetoothやIrDA規格に準拠した信号を送信する。
【0105】
報知端末100に予めペアリングされた無線機器デバイス(発光装置200)は、この信号を受け取り、発光部202を発光動作(例えば、LEDを点滅させる動作)等の方法でユーザに、現在放送中の番組が盛り上がっている旨を通知する。
【0106】
また、情報通知装置1と、報知端末100と、発光装置200において、報知端末100の電源がON状態になったときの関係と、情報通知装置1によって放送番組の盛り上がりを検出したときの関係について、図9を参照しながら説明する。なお、以下では、発光装置200の発光部202は、LEDにより構成されるものとする。
【0107】
報知端末100の電源がON状態になった場合には、報知端末100と発光装置200の間でリンクの確立を行う。このリンクの確立においては、報知端末100側をマスターとし、発光装置200をスレーブとすることにより、電源持続時間を確保することができる。
【0108】
また、情報通知装置1が放送番組の盛り上がりを検出した場合には、報知端末100にその旨を通知する。報知端末100は、盛り上がりを検出した場合には、発光装置200のLEDをON状態にする旨の信号を出力する。発光装置200は、報知端末100から受信した信号に基づいて、LEDを発光動作させる。
【0109】
なお、発光装置200にテキスト情報を表示可能なディスプレイが備えられている場合には、報知端末100は、LEDをON状態にする旨の信号とともに、盛り上がっている「放送局チャンネル」や、「コメント解析結果に基づく主語」や、「分類内容」等の内容を発光装置200に送信しても良い。この場合には、発光装置200は、LEDを点灯し、ディスプレイに放送局チャンネル等を表示する。
【0110】
また、発光装置200は、キーホルダーであるとして説明したが、これに限られず、報知端末100と通信する機能を有する腕時計等であっても良い。
【0111】
また、報知端末100が携帯電話の場合において、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知が行われた場合の処理について説明する。なお、報知端末100には、ディスプレイが備えられているものとする。
【0112】
報知端末100は、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知が行われた場合には、所定のアプリケーション(以下、盛り上がり報知アプリという。)を実行し、盛り上がり報知アプリの処理の結果として、例えば、放送番組が盛り上がっている旨をディスプレイに表示する(図10を参照。)。また、報知端末100は、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知とともに、サムネイル画像が送信されてきた場合には、盛り上がり報知アプリを実行し、盛り上がり報知アプリの処理の結果として、サムネイル画像も併せてディスプレイに表示しても良い(図11を参照。)。
【0113】
また、盛り上がり報知アプリは、例えば、報知端末100の電源がON状態のときに自動的に起動されるものでも良い。さらに、盛り上がり報知アプリは、常駐型のアプリケーション(ガジェット)として起動しておいても良い。このようにしておけば、報知端末100は、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知が行われたときに、スムーズに放送番組が盛り上がっていることを報知することができる。
【0114】
また、上述では、盛り上がり報知アプリを常駐型のアプリケーションとして駆動させる例を示したが、電源持続時間を考慮し、常駐型でなくても良い。非常駐型の場合には、報知端末100は、予め定められたタイミングで盛り上がり報知アプリを起動し、情報通知装置1に対して放送番組が盛り上がっているかどうかを問い合わせるPull型で構成されても良いし、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知があったタイミングで、盛り上がり報知アプリを起動するPush型で構成されても良い。
【0115】
以下に、報知端末100がPush型で構成される場合の具体的な動作について説明する。なお、報知端末100は、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知をメールで受信するものとする。
【0116】
報知端末100は、予め、情報通知装置1のメールアドレスを登録しておき、情報通知装置1から送信されてきたメールを受信した場合に、当該メールの本文を解析し、所定の情報(例えば、放送局チャンネルや、コメント解析結果に基づく主語や、分類内容等)が含まれていると判断した場合に、盛り上がり報知アプリを起動し、実行する。
【0117】
また、ISDB(Integrated Services Digital Broadcasting:統合デジタル放送サービス)方式による放送サービスと、インターネットN等のIP網による通信サービスとを連携することができる、いわゆるhybridcast(登録商標)対応受信機としての放送通信連携対応型受信機に、本発明に係る報知端末100の各構成を組み込んでも良い。
【0118】
このように構成することにより、放送通信連携対応型受信機は、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨の通知を受信した場合、搭載されている照明器具(LED等)を点灯又は消灯することにより、放送番組が盛り上がっていることを通知することができる。また、放送通信連携対応型受信機は、テレビ受信機画面にテキストや文字を用いて、放送番組が盛り上がっている旨が表示されても良い。
【0119】
また、情報通知装置1と、報知端末100と、発光装置200により構成される放送番組盛り上がり通知システム(以下、通知システムという。)300の全体構成について説明する。
【0120】
通知システム300は、図12に示すように、インターネットを介して、テレビ番組を視聴しながらSNSで書き込みを行うコメント作成部301と、コメント作成部301により作成したコメントを収集し、解析し、放送番組の盛り上がりの検出及び通知を行う情報通知装置1と、情報通知装置1から放送番組が盛り上がっている旨が通知される報知端末100が接続されている。また、通知システム300は、報知端末100から放送番組が盛り上がっている旨の情報が通知される発光装置200を備えている。
【0121】
このように構成される通知システム300は、現在の旬の話題を多人数で楽しむというテレビ本来の性質を活かし、今、放送されている番組が盛り上がっているという情報をユーザに対し能動的に通知することができ、テレビ番組の視聴へとユーザを導くことができる。また、通知システム300は、ユーザが常時、テレビ番組のチェックをすることなく、多くの人と共有できる話題(テレビ番組)にアクセスさせることができる。
【符号の説明】
【0122】
1 情報通知装置
11 登録部
12 設定部
13 コメント受信部
14 解析部
15 蓄積部
16 検出部
17 通知部
100 報知端末
101、201 受信部
102 報知部
103 制御部
200 発光装置
202 発光部
203 動作制御部
300 通知システム

【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴者の報知端末を登録する登録部と、
放送番組に対する視聴者からのコメントを受信するコメント受信部と、
前記コメント受信部により受信したコメントを解析する解析部と、
前記解析部により解析した結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する検出部と、
前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記登録部に登録されている報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する通知部を備える情報通知装置。
【請求項2】
放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件を、前記登録部に登録されている報知端末ごとに設定する設定部を備え、
前記通知部は、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記設定部により設定されている条件を満たすと判断した場合には、該当する報知端末を前記登録部に登録されている報知端末の中から選択し、当該選択した報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する請求項1記載の情報通知装置。
【請求項3】
前記検出部は、前記蓄積部に蓄積されている解析結果から、単位時間毎のコメントの総数と、単位時間毎の当該総数の変化量を算出し、当該コメントの総数が所定の値以上であり、かつ、当該変化量が所定の値以上であると判断した場合には、現在放送中の番組が盛り上がっていることを検出する請求項1又は2に記載の情報通知装置。
【請求項4】
前記通知部は、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記盛り上がりの対象となった放送番組のメタ情報から、盛り上がっている番組内容を示す番組内容情報と、番組の分類を示す分類情報を抽出し、当該番組内容と当該分類情報に基づいて、前記設定部により設定されている条件を満たすと判断した場合には、前記メタ情報から盛り上がっている放送番組のサムネイル画像を抽出し、当該サムネイル画像とともに、現在放送中の番組が盛り上がっていることを前記選択した報知端末に対して通知する請求項2記載の情報通知装置。
【請求項5】
前記解析部は、前記コメント受信部により受信したコメントを解析し、感情に基づく分類分けを行い、
前記設定部は、前記感情に基づく分類について設定を行い、
前記通知部は、前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、前記設定部により設定されている前記感情に基づく分類に一致すると判断した場合には、該当する報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する請求項2記載の情報通知装置。
【請求項6】
前記設定部は、放送番組が盛り上がっていることを通知するための条件として、コメントの総数の下限値、コメント数の増加微分値の下限値、放送局チャンネル、NGワード、特定の人物名、物質名、地名の中から一又は複数を設定する請求項2記載の情報通知装置。
【請求項7】
視聴者の報知端末を登録する登録部と、
放送番組に対する視聴者からのコメントを受信するコメント受信部と、
前記コメント受信部により受信したコメントを解析する解析部と、
前記解析部により解析した結果を、対象となった放送番組のメタ情報に対応付けて蓄積する蓄積部と、
前記蓄積部に蓄積されている解析結果に基づいて、盛り上がっていることを検出する検出部と、
前記検出部により盛り上がっていることを検出し、前記登録部に登録されている報知端末に対して、現在放送中の番組が盛り上がっていることを通知する通知部を備えるコンピュータを、情報通知装置として機能させるプログラム。
【請求項8】
請求項1に記載の情報通知装置に備えられている前記通知部からの通知を受信する受信部と、
報知部と、
前記受信部により前記通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを報知するように前記報知部を制御する制御部を備える報知端末。
【請求項9】
前記受信部により前記通知を受信した場合に、現在放送中の番組が盛り上がっていることを示す情報を、所定の通信規格に準拠して出力する出力部を備える請求項8記載の報知端末。
【請求項10】
請求項9に記載の報知端末に備えられている前記出力部から前記情報が出力された場合に、前記所定の通信規格に準拠して前記情報を受信する受信部と、
発光部と、
前記受信部により前記情報を受信した場合に、前記発光部を動作させる動作制御部を備える発光装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2012−244242(P2012−244242A)
【公開日】平成24年12月10日(2012.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−109640(P2011−109640)
【出願日】平成23年5月16日(2011.5.16)
【出願人】(000004352)日本放送協会 (2,206)
【Fターム(参考)】